JP2010500764A - 複数の半導体ダイを分離する方法 - Google Patents

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Abstract

半導体製造時に複数のダイを分離する方法を表す。複数のダイを含んだ半導体ウェハの上面でシードメタル層が使用され、加工処理のためにその上で硬質金属層を成長させる。電解メッキ(EP)防止材料が存在するところを除いてこれら金属層の全面に金属がメッキされる。EP防止材料が除去され、残った構造体部分の上にバリア層が形成される。基板は除去され、個々のダイは半導体表面に追加された接着パッド及び/又はパターン化回路を有している。レーザ切断および加熱後に再合体された硬質金属は処理に耐える強度を有している。テープをウェハに追加することができ、ブレーカがダイの分割に利用できる。得られた構造体は裏返され、テープが膨張されて個々のダイを分離する。
【選択図】図9

Description

本発明の実施態様は一般的に半導体製造方法に関し、特に複数の半導体ダイの分離方法に関する。
マイクロプロセッサから発光ダイオード(LED)構造体に至る多様な電子デバイスは典型的には半導体ウェハ基板上に、ダイとして比較的に大量生産される。ダイ形成後に電子デバイスは製品包装用にメカニカル鋸、“刻線して分割する手法”またはレーザを用いて分離することが必要である。通常においてはウェハ基板の裏面は平坦であるため、ダイを分離するには比較的厚い基板に切目を入れなければならない。一般的に厚い基板の切断は薄い基板の切断よりも長い時間と多くのエネルギーを要する作業であり、基板が鋸歯の動きを重くしたり、非常に強力なレーザエネルギーを必要とするような厚い金属層を含んでいる場合にはダイを傷めたり、生産効率を低下させることによって、切断が時には不可能な場合がある。しかしながら基板が薄すぎると、ダイを傷めることなく繊細な基板を処理することは困難である。
さらに自動製造工程で使用されるロボットのごとき機械によって電子デバイスの処理を可能とするために多くの場合には最終製造工程用に電子デバイスは何らかのタイプの構造物(テープ等)上に載せなければならない。未包装状態の電子デバイスの繊細な性質のため、ダイ分離の準備段階または分離工程中の電子デバイスの取り扱いには細心の注意が必要である。
以上の理由によりダイを効率的および注意深く分割することが重要である。
本発明の実施例は一般的にウェハの上に存在する複数の半導体ダイを分離するのに有用な技術および構造体を提供する。ここで解説されている方法は、効率的な処理と良好な生産性のためにダイ領域においては十分な厚みを有した半導体構造体を対象とするが、ダイ間“通路”は薄くて分離が容易であり、電子デバイスに損傷を及ぼすリスクを抑えつつ十分な製造効率を提供することができる。
本発明の1実施例は複数の半導体ダイを製造する方法である。この方法は一般的に、1層以上の半導体層を基板の上に形成し、ダイがダイ通路で分離されるように半導体層にそれら複数のダイを配置し、半導体ダイとダイ通路領域の上で半導体層に薄型処理構造物を形成し、半導体ダイの上でダイ通路領域上を避けてその薄型処理構造物上に厚型処理構造物を形成し、基板を除去し、ダイ通路領域で薄型処理構造物を切断する工程を含む。
本発明の別実施例は複数の半導体ダイを製造する別の方法を提供する。この方法は一般的に、基板上に1層以上の半導体層を形成し、ダイがダイ通路領域で分離されるように半導体層に複数の半導体ダイを形成および配置し、それら半導体層の上に1層以上の接続導電層を堆積させ、それら接続導電層の上に1層以上の処理層を形成し、それらダイ通路領域に電解メッキ(EP)防止領域を形成し、それら処理層の上に複数の金属層を堆積し(EP防止領域とは、少なくともダイ通路領域の一部での金属層堆積を防止する領域)、そのEP防止領域を除去し、半導体層の表面を露出させるために基板を除去し、金属層が堆積されていないダイ通路領域の部分で処理層と接続導電層とを切断する工程を含む。
本発明のさらに別な実施例は複数の半導体ダイの別の製造方法である。この方法は一般的に、ダイ通路領域によって分離され、基板上に載せられた複数の半導体ダイを有した構造体を提供し、それら複数の半導体ダイとダイ通路領域の上で1層以上の処理層を形成し、半導体ダイの上であるがダイ通路領域の上ではない箇所で処理層の上に1層以上の導電金属層を積層し、構造体から基板を除去し、ダイを分離させるためにダイ通路領域でその処理層を切断する工程を含む。処理層は基板の除去後に構造体の処理を可能にする。
本発明のさらに別な実施例は複数の半導体ダイの別の製造方法である。この方法は一般的に、ダイ通路領域で分離されるように基板上に配置された複数の半導体ダイを有した構造体を提供し、それら複数の半導体ダイとダイ通路領域の上で1層以上の処理層を形成し、半導体ダイの上で処理層の上において1層以上の導電金属層を積層し、ダイ通路領域の上で導電金属層を除去し、構造体から基板を除去し、ダイを分離するためにダイ通路領域の処理層を切断する工程を含む。処理層は基板の除去後に構造体の処理を可能にする。
本発明のさらに別な実施例は複数の半導体ダイの別の製造方法である。この方法は一般的に、ダイ通路領域で分離されるように基板上に配置された複数の半導体ダイを有した構造体を提供し、それら複数の半導体ダイとダイ通路領域の上で1層以上の処理層を形成し、半導体ダイの上で処理層の上に1層以上の非導電層を積層し、ダイ通路領域の上でそれら非導電層の一部を除去し、導電性または伝熱性を向上させるためにその非導電層の上に1層以上の接続層を積層し、構造体から基板を除去し、ダイを分離するためにダイ通路領域の処理層を切断する工程を含む。処理層は基板の除去後に構造体の処理を可能にする。
前述の本発明の特徴が明確に理解できるよう、上記にてその概略は既に解説したが、本発明の細部を以下において添付の図面を利用しながらさらに詳細に説明する。しかしながら添付の図面に図示した本発明の実施例は典型的なものであって本発明の説明のみを目的としており、本発明の限定は意図されていない。本発明は他の同様に効果的な実施態様をも包含する。
本発明の1実施例に従って基板上に形成された半導体ダイの上に加えられたパシベーション層の図。 本発明の1実施例に従った図1で示すパシベーション層の一部の除去をあらわす図。 本発明の1実施例に従って図1で示すパシベーション層の上に形成された接続導電層の図。 本発明の1実施例に従って図2で示す接続導電層の上に形成された強固な導電金属層の図。 本発明の1実施例に従って図3で示す強固な導電性のある金属層の上でダイ通路領域に追加された電解メッキ(EP)防止層についての図。 本発明の1実施例に従って図4で示すEP防止層の両側で強固な導電性のある金属層の上に形成された導電金属層についての図。 本発明の1実施例に従って図5で示す既存層の上に加えられた追加の導電金属層と追加のEP防止層の図。 本発明の1実施例に従った図5で示す導電金属層とダイ通路領域との上に形成されたEP防止層とバリア層の除去に関する図。 本発明の1実施例に従った図6で示すダイの露出表面に加えられた基板と接着パッドの除去に関する図。 本発明の1実施例に従って図7で示す露出表面と接着パッドの上に形成された保護層の図。 本発明の実施例に従って図8で示すダイ通路領域に適用される下方への力(例:レーザ、鋸またはウォータジェットによる力)についての図。 本発明の実施例に従って図8で示すダイ通路領域に適用される下方への力(例:レーザ、鋸またはウォータジェットによる力)についての図。 本発明の実施例に従って図8で示すダイ通路領域に適用される下方への力(例:レーザ、鋸またはウォータジェットによる力)についての図。 本発明の1実施例に従った図9で示す保護層のレーザ切断および除去による合体金属層についての図。 本発明の1実施例に従った図10で示すダイ通路領域に追加された膨張可能な粘着性材料および適用されたブレーカ、エアナイフまたはウォータジェットに関する図。 本発明の1実施例に従った図11で示すブレーカ、エアナイフあるいはウォータジェットの利用の結果の図。 本発明の1実施例に従って(例えば研磨)処理された図12で示す破断縁部の平滑化に関する図。 本発明の1実施例に従って膨張可能な粘着性材料を膨張させることで達成された図12で示す半導体ダイの分離に関する図。 本発明の1実施例に従ってVLEDダイの上に形成された強固な導電性のある金属層とEP防止層とを備えたキャリア基板上に搭載された2つの縦型発光ダイオード(VLED)ダイの図。 本発明の1実施例に従った、強固な導電性のある金属層の上に形成された導電金属層と導電パシベーション層、EP防止層および基板の除去、露出表面に形成された接着パッドおよび保護層、並びに図14で示す金属層の合体層と共に切断するダイ通路領域のレーザ切断に関する図。 本発明の1実施例に従って図15で示すダイ通路領域に追加された膨張接着剤および適用されたブレーカ、エアナイフまたはウォータジェットに関する図。 本発明の1実施例に従った膨張可能な粘着性材料の膨張によるブレーカ、エアナイフまたはウォータジェットによる分離後の図16で示すVLEDダイについての図。
本発明の実施例はウェハ上に存在する複数の半導体ダイを分離するのに有用な技術と構造とを提供する。この方法は複数のダイを載せた半導体ウェハに適用され、特には複数の縦型発光ダイオード(VLED)ダイを分離するのに利用されるが、これに限定されない。添付の図では2つのダイのみが図示されているが、これらはウェハ全体の複数のダイを代表するものである。
図1で示す一般的な多層半導体構造体100には、基板104の上に置かれ、ダイ通路領域(以降“ダイ通路”)106により分離されている複数の異なるダイ102が提供される。これらダイは基板にエピタキシャル形態で載置されていてもよく、SiO、サファイア、GaAs、InP、InGaAsP、Si、ZnOまたはAlNのごときどのような利用に適した材料であってもよい。パシベーション層108をダイ102の上に積層できる。このパシベーション層の一部は図1Aで示すごとくにマスクによるエッチングのごとき利用に適した技術によって必要に応じて除去できる(例:接点用またはアース用)。
必要に応じてパシベーション層の一部が除去された後、1層以上のパシベーション層108が追加された後に、接続導電体110を、物理蒸着(PVD)、真空蒸着、プラズマスプレー、化学蒸着(CVD)または無電解堆積等の利用に適した技術によって積層でき、図1の構造体の全体を覆うことができる(図2に図示)。下側の層を保護するためにこの接続導電体110の上側に追加の金属層が形成できる。複層形態の場合には個別の金属層を異なる金属とし、異なる技術を使用して形成し、異なる厚みを与えることができる。
厚みd1を有する強固な導電金属層112が図3で示すように接続導電体110の上に、電解メッキ(EP)、無電解メッキまたはウェハ全体への金属ボンディング等の利用に適した方法で形成できる。強固な導電金属層112は、処理のためにダイ102を接続するために、ダイ通路106を越えて形成できる。この強固な導電金属層112は単層または複層の1種以上の純金属または合金を含むことができる。この処理層112で利用可能な組成材料はCu、Ni、Mo、W、Co、Pd、Pt、Ni-Co、Ag、Au、Cu-Co、Cu-Mo、Cu/Ni、Cu/Ni-Co、Cu/Ni-CO/Cu、Cu/Ni-Co/Cu/Ni-Co、Cu/Ni/Cu-Moまたはそれらの合金である。例えばこの金属層112は第1層の銅と、第2層のニッケル-コバルトと、第3層の銅(Cu/NiCo/Cu)とからなることができる。別例では金属層112は第1層の銅と、第2層のニッケルと、第3層の金と、この構造を反復する追加の層を含むことができる(例:Cu/Ni/Au/Cu/Ni/Au)。
強固な導電層112の硬度は典型的には100HV(ビッカーズ硬度)よりも大きく、実施例によっては100から1000HVの範囲である。厚みd1は典型的には1μmよりも厚いが、特定の適用のために選択される特定の厚みは、使用される金属または合金の硬度によって決定することができる。例えば120HVの硬度の金属が使用されると、強固な導電層112の厚みd1は約40μmであり、硬度500HVの金属(合金)が使用されると強固な導電層112の厚みd1はたったの20μmでよい。実施例(例:強固な導電金属層112が電解メッキによって積層されていない)によっては強固な導電金属層112はパシベーション層108とダイ102の上に直接的に積層でき、別の接続導電体110の積層は不要である。
強固な導電層112が提供されると電解メッキに抵抗する材料である電解メッキ(EP)防止層114が、例えばマスクを使用して形成でき、図4で示すようにダイ通路106の上にのみ存在することができる。このようにEP防止層114は引き続く積層工程時にダイ通路106の上のさらなる金属成長を防止することができる。このEP防止層114を非導電材料で提供することも、感光性あるいは非感光性としてもよい。好適なEP防止層114の材料はポリマー、ポリイミド、エポキシ、レジスト、熱可塑材、パリレン、ドライフィルムレジスト、SU-8またはNR7等である。EP防止層114の厚みは典型的には1μm以上である。
続いて、図5で示すように厚みd2を有し、半導体構造体100の上に積層された導電金属層116を追加することによって、放熱させるために、金属基板をさらに成長させるよう電解メッキまたは無電解メッキが使用され得る。EP防止層114の補助によってダイ102の上のみに厚い金属層を提供することで導電金属層116は、引き続く分離工程を妨害せずに構造体100の処理を助ける。ダイ通路106内でのさらなる純金属層または合金層の堆積を防止することで、効率的かつ問題のない分離のためにEP防止層114はダイ102間の領域内の金属を比較的に薄くすることができる。
導電金属層116は単層または複層であり、いずれの場合もCu、Ni、Ag、Au、Al、Cu-Co、Ni-Co、Cu-W、Cu-Mo、Ni/CuまたはNi/Cu-Mo等の純金属また合金で成ることができる。導電金属層116の厚みd2は1μm以上でもよいが、1つのダイの上の導電金属層116が別ダイの上に積層された導電金属層116に電気的に接続しないように注意しなければならない。厚みd2は約5から700μmの範囲でよい。図5Aで示すように追加のEP防止層118と、厚みd22を有した追加の導電金属層120を当初に形成した導電金属層116の上に形成することでさらに厚い基板を形成することが望ましいであろう。半導体ダイ102が金属基板を有さない実施例では、EP防止層114の形成と導電金属層116の堆積は実施されないであろう。
図6で示すように、EP防止層114は、例えばウェットエッチングによって除去できる。続いて単層または複層であるオプションのバリア層122がダイ102の裏側を保護し、ダイ通路106の硬度を増加させる目的で導電金属層116とダイ通路106とを全体的に覆うように形成できる。それぞれのダイ102の導電金属層116を強固な導電金属層112に押し付けるように挟むことで、バリア層122が存在しない場合と比較してバリア層122は応力を減少させ、構造体100の取扱い能力を向上させることができる。バリア層122の厚みd3は100Åよりも大きくすることができる。バリア層122は導電体(例:Cr/Au、Ni/Au、Ti/Au、Al/Ti、Ag/Ti、Cr/Au/Ti/Ni/Au、Ti/Ni/Au、Ni-Co/Au、W/Au、Mo/Au)でも、半導体(例:Si、GaAs、GaP、InP)でも、絶縁体(例:ポリマー、ポリイミド、パリレン、エポキシ、レジスト、ドライフィルムレジスト、熱可塑材、SiO、Si、ZnO、Ta、TiO、HfO、MgO)でもよい。バリア層122の利用目的をさらに詳細に後述する。
バリア層122の形成後に基板104は図7で図示するように除去できる。この除去はプラズマエッチング、ウェット化学エッチング、光励起化学エッチング、レーザリフトオフ、研磨または艶出し等の技術で達成できる。基板104の除去が完了すると構造体100の底面126は露出され、その上で処理作業ができる。例えば残っている半導体材料上の接着パッド128及び/又は所望の回路パターンは構造体の下面に作成することができる。
図8で示すようにパターンと接着パッド128とを備えた半導体構造体100の表面は、特に切断工程が関与するダイ分離による汚染を回避するために保護層130により保護される。この保護層130は利用に適した保護材料(例:ワックス、エポキシ、ポリマー、熱可塑材、ポリイミド、パリレン、レジスト、SiO、Si、ZnO、Ta、TiO、HfOまたはMgO)の組み合わせを含むことができ、保護層130の厚みは典型的には100Å以上である。
構造体100は様々な工程によって“さいの目”形状に加工できる(すなわち個々の集積回路(IC)に分離)。以下でそれぞれ場合を解説する。これら工程でICの分離方法はブレーカ、エアナイフ及び/又は化学剤(強固な導電金属層112の切断縁部に酸化防止剤をコーティングするため)を使用するウォータジェットの利用を含む。
第1分離工程で、ダイ102を有した構造体100(例:ウェハ)はレーザ切断、鋸切断またはウォータジェット切断により分離できる。このことは図9に表される下方向の力132により示されている。専門家であればこのような下方向の力132は構造体100の上方からでも下方からでも適用できることは理解できるであろう。レーザ134が使用され、パシベーション108、接続導電体110、強固な導電金属層112及び/又はバリア層122を切断した後に、強固な導電金属層112とバリア層122は図9Aで示すようにレーザ加熱によって合体される。ダイ通路106の領域を通って切断する鋸またはウォータジェットの使用は図9Bに示されている。切断後にダイ102を保持するのに、暫定的に粘着層136を使用できる。
ダイはウェハ上に置かれ、レーザ切断後のウェハ全体は、図10で示すように、ダイ通路106において、少なくとも強固な導電金属層112を含んでなる強固で硬質な合体金属138のおかげで、処理作業することが可能である。保護層130はウェットエッチングまたは反応イオンでの誘導結合プラズマエッチング(ICP/RIE)のごとき利用に適した技術によって除去が可能である。ダイ切断による汚染物は保護層の除去により清浄化することができる。
保護層130の除去後にダイを載せたウェハ全体が粘着性の膨張可能な材料140に加えられる。ウェハの上部及び/又は底部に配置されたこの粘着性の膨張可能な材料140は通常はテープタイプであり、紫外線硬化性(UV)テープまたは金属テープである。ICを分離する方法は図11で示すようにダイ通路106の領域の合体金属層138を破断するためにブレーカ141、エアナイフ及び/又は化学剤(強固な導電金属層112の切断縁部に酸化防止材料をコーティングするため)を使用するウォータジェットの利用を含む。
分離されたダイを示すいくつかの実施例の結果を図12で示す(構造体100は上下が反対)。図12Aで示す他の実施例では切断縁部142は表面を滑らかにするために艶出し、あるいは研磨されている。それぞれの分離ダイは中央部に強固な導電金属層112と、導電金属層116と、オプションのバリア層122とで成る金属基板を有することができる。分離ダイの縁部は導電金属層116を含まず、パシベーション層108、接続導電体110、強固な導電金属層112およびオプションのバリア層122のみを含むこともできる。
所望する分離距離を達成するために図13で示すように粘着性の膨張可能な材料140を選択的に膨張させて半導体ダイ102をさらに分離することができる。
本発明の1実施態様を解説した。同様なダイ分離方法は特に複数のVLEDダイを有したウェハに適用されるが、これには限定されない。
図14で示す複層エピタキシャル構造体200は、サファイア等のキャリア基板204の上で成長したVLEDダイ202と呼称される2つの縦型窒化ガリウム(GaN)p-n接合を有して提供されている。GaNのp-n接合は1例として解説されているが、VLEDダイはAlN、InN、AlGaN、InGaNまたはAlGaInNからなってもよい。VLEDダイ202は、キャリア基板204の上に積層されたn-ドープGaN(n-GaN)層201と、n-GaN層201の上に提供された発光用の活性領域203と、活性領域203の上に提供されたp-ドープGaN(p-GaN)層205とを備える。これら2つのVLEDダイ202はダイ通路106で分離できる。
厚みd1を有する強固な導電金属層112はウェハ全体の表面への電解メッキ、無電解メッキまたは金属ボンディングによって形成できる。強固な導電金属層112は1種以上の純金属または合金で成る単層または複層とすることができる。金属層112に利用可能な組成物質はCu、Ni、Mo、W、Co、Pd、Pt、No-Co、Ag、Au、Cu-Co、Cu-Mo、Cu/Ni、Cu/Ni-Co、Cu/Ni-Co/Cu、Cu/Ni-Co/Cu/Ni-Co、Cu/Ni/Cu-Moまたはそれらの合金である。強固な導電金属層122を、ダイ通路106を越えて形成する1つの目的は、処理のためにダイ202同士を接続して物理的に支持することである。厚みd1は典型的には1μmよりも大きく、前述のように金属層112の組成材料の硬度によって決定できる。
強固な導電金属層112が形成されると、電解メッキに抵抗する材料の塊であるEP防止層114がマスクを使用して形成され、図示のようにダイ通路106の上にのみ位置する。よってEP防止層はダイ通路の上の金属成長を阻止する。EP防止層114の厚さは典型的には1μm以上である。
図15で示す厚みd2の導電金属層116のごとき追加の金属基板の層を半導体構造体200の上に形成できる。EP防止層114は省略できる。厚みd3を有する導電パシベーション層222は省いてもよいが、VLEDダイ202の裏側を保護し、ダイ通路106の硬度を増すために、導電金属層116とダイ通路106の全体を覆うように形成することもできる。キャリア基板204とダイ通路106の他の材料は除去できる。n型接着パッド228と所望回路パターンとを残ったn-GaN201の上に形成でき、図示のように構造体200を作成することができる。その後、パターン化が施こされており、パッド228を備えたn-GaN201を有した構造体200の表面229に、感光性または非感光性の材料(例:ワックス、ポリマー、ポリイミド、パリレン、エポキシ、レジスト、熱可塑剤、ZnO、Ta、TiO、HfOまたはMgO)である保護層130によりパシベーション処理を施すことができる。
第1分離ステップにおいて、ダイ202を有したウェハはレーザ切断、鋸切断及び/又はウォータジェット工程で分離される。図15で示すレーザ134は本発明の実施例に従ってダイ通路106の領域に存在する全層を切断するのに使用されている。強固な導電金属層112と導電パシベーション層222はレーザ加熱によって合体および酸化できる。ダイ通路106に層112と222とを含む強固で硬質である合体金属138が存在するために、レーザ切断後のウェハ全体は通常のウェハよりも非常に高い信頼性をもって処理が可能である。実施例において、ダイ202の裏側に暫定の粘着物質136を付着させることで、ウェハおよびその上のダイ202を処理する能力を維持しつつ、例えば、鋸切断やウォータジェット切断をダイ通路106の領域に存在する層の切断に使用できる。
図16で示すように、保護層130はウェットエッチングまたはICP/RIEによって除去できる。ダイの切断による汚染物も保護層130の除去で清浄化させることができる。保護層130の除去後、VLEDダイ202を備えたウェハ全体をUVテープのごとき粘着性の膨張可能な材料140に追加することができる。ダイ通路106の上の合体金属層138を破断するためにVLEDダイ202を分離する手段は、ブレーカ141、エアナイフ及び/又は化学剤(層112の切断縁部142への酸化防止剤の追加コーティングのため)を使用するウォータジェットの利用を含む。
次に、構造体200を裏返し、テープまたは他の粘着性の材料140を選択的に膨張させ、VLEDダイ202を図17のようにさらに分離し、所望の分離距離を達成することができる。
前述の解説は本発明の実施例についての解説であったが、本発明のその他の実施態様も本発明の基本的範囲で考案することが可能であり、本発明の技術範囲は「請求の範囲」の定義によって決定されるべきものである。

Claims (46)

  1. 複数の半導体ダイを製造する方法であって、
    基板上に1以上の半導体層を形成するステップと、
    前記半導体層内に、複数の半導体ダイを、ダイ通路により分離されるように定めて配置するステップと、
    前記半導体ダイおよび前記ダイ通路の上において、前記半導体層上に薄型処理構造体を形成するステップと、
    前記半導体ダイの上において、前記ダイ通路の上を回避して前記薄型処理構造体上に厚型処理構造体を形成するステップと、
    前記基板を除去するステップと、
    前記半導体ダイ間の前記ダイ通路に沿って前記薄型処理構造体を切断するステップと、
    を含んでいることを特徴とする方法。
  2. 前記薄型処理構造体は、前記基板を除去するステップの後に、前記複数の半導体ダイの処理が可能となるように設計されていることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記薄型処理構造体の硬度は、100HVを超えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記薄型処理構造体の厚さは、1μmを超えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記薄型処理構造体は、複数の金属層を含んで成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記薄型処理構造体は、Cu、Ni、Mo、W、Co、Pd、Pt、Ni-Co、Ag、Au、Cu-Co、Cu-Mo、Cu/Ni、Cu/Ni-Co、Cu/Ni-Co/Cu、Cu/Ni-Co/Cu/Ni-Co、Cu/Ni/Cu-Moまたはそれらの合金から選択される少なくとも一種の金属を含んで成ることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 前記薄型処理構造体を形成するステップは、電解メッキ処理、無電解メッキ処理または金属ボンディング処理から選択される少なくとも一種の処理を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  8. 前記基板を除去するステップに先立って、前記厚型処理構造体および前記薄型処理構造体の上において、バリア層を積層するステップをさらに含んでいることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  9. 前記バリア層は、Cr/Au、Ni/Au、Ti/Au、Al/Ti、Ag/Ti、Cr/Au/Ti/Ni/Au、Ti/Ni/Au、Ni-Co/Au、W/AuまたはMo/Auから選択される少なくとも一種を含んで成ることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 前記バリア層は、Si、GaAs、GaPまたはInPから選択される少なくとも一種を含んで成る半導体であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  11. 前記バリア層はポリマー、ポリイミド、エポキシ、パリレン、レジスト、ドライフィルムレジスト、熱可塑材、SiO、Si、ZnO、Ta、TiO、HfOまたはMgOから選択される少なくとも一種を含んで成る絶縁体であることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  12. 前記薄型処理構造体を切断するステップに先立って、前記基板の除去によって露出した前記半導体層の表面に保護層を形成するステップと、
    前記切断するステップの後に、前記保護層を除去するステップと、
    をさらに含んでいることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  13. 前記保護層はワックス、エポキシ、ポリマー、熱可塑材、ポリイミド、パリレン、レジスト、SiO、Si、ZnO、Ta、TiO、HfOまたはMgOから選択される少なくとも一種を含んで成ることを特徴とする請求項12に記載の方法。
  14. 前記薄型処理構造体を切断するステップは、レーザ切断、鋸切断またはウォータジェット切断から選択される少なくとも一種によって実行されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  15. 前記厚型処理構造体を形成するステップは、
    前記薄型処理構造体の上において、前記ダイ通路内に電解メッキ(EP)防止領域を形成するステップと、
    前記EP防止領域が前記ダイ通路の少なくとも一部への金属堆積を防止しつつ、前記厚型処理構造体としての1層以上の金属層を積層するステップと、
    前記薄型処理構造体を切断するステップに先立って、前記EP防止領域を除去するステップと、
    を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  16. 前記1層以上の金属層を積層するステップは、物理蒸着(PVD)、真空蒸着、プラズマスプレー、化学蒸着(CVD)または無電解メッキから選択される少なくとも一種によって実施されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記厚型処理構造体の厚さは、5μmから700μmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  18. 複数の半導体ダイを製造する方法であって、
    基板上に1以上の半導体層を形成するステップと、
    前記半導体層内に、複数の半導体ダイを、ダイ通路により分離されるように定めて配置するステップと、
    前記半導体層の上に1層以上の処理層を形成するステップと、
    前記ダイ通路内に電解メッキ(EP)防止領域を形成するステップと、
    前記EP防止領域が前記ダイ通路の少なくとも一部への金属堆積を防止しつつ、前記処理層の上に複数の金属層を積層するステップと、
    前記EP防止層を除去するステップと、
    前記半導体層の表面を露出させるために前記基板を除去するステップと、
    前記金属層が積層されていないダイ間において、前記ダイ通路の一部に沿って、前記処理層を切断するステップと、
    を含んでいることを特徴とする方法。
  19. 前記処理層を形成するステップに先立って、前記半導体層の上に1層以上の接続導電層を積層するステップと、
    前記処理層を切断する時に、前記接続導電層を切断するステップと、
    をさらに含んでいることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記処理層は、前記基板を除去するステップの後に、前記複数の半導体ダイの処理を可能にすることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  21. 前記処理層の硬度は、100HVを超えることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  22. 前記処理層の厚さは、1μmを超えることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  23. 前記処理層は、Cu、Ni、Mo、W、Co、Pd、Pt、Ni-Co、Ag、Au、Cu-Co、Cu-Mo、Cu/Ni、Cu/Ni-Co、Cu/Ni-Co/Cu、Cu/Ni-Co/Cu/Ni-Co、Cu/Ni/Cu-Moまたはそれらの合金から選択される少なくとも一種の金属を含んで成ることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  24. 前記処理層を形成するステップは、電解メッキ処理、無電解メッキ処理または金属ボンディング処理から選択される少なくとも一種の処理によって実施されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  25. 前記基板を除去するステップに先立って、前記複数の金属層の上において、バリア層を積層するステップをさらに含んでいることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  26. 前記バリア層は、Cr/Au、Ni/Au、Ti/Au、Al/Ti、Ag/Ti、Cr/Au/Ti/Ni/Au、Ti/Ni/Au、Ni-Co/Au、W/AuまたはMo/Auから選択される少なくとも一種を含んで成る導体であることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  27. 前記バリア層は、Si、GaAs、GaPまたはInPから選択される少なくとも一種を含んで成る半導体であることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  28. 前記バリア層は、ポリマー、ポリイミド、エポキシ、パリレン、レジスト、ドライフィルムレジスト、熱可塑材、SiO、Si、ZnO、Ta、TiO、HfOまたはMgOから選択される少なくとも一種を含んで成る絶縁体であることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  29. 粘着性材料を前記バリア層に付着させるステップと、
    前記複数の半導体ダイを分離するために前記粘着性材料を膨張させるステップと、
    をさらに含んでいることを特徴とする請求項25に記載の方法。
  30. 前記粘着性材料を前記半導体層の露出表面または前記複数の金属層の表面に付着させるステップと、
    前記切断するステップの後に、前記複数の半導体ダイを分離するために前記粘着性材料を膨張させるステップと、
    をさらに含んでいることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  31. 前記粘着性材料は、紫外線硬化性(UV)テープまたは金属テープを含んでなることを特徴とする請求項30に記載の方法。
  32. 前記金属層を積層するステップは、物理蒸着(PVD)、真空蒸着、プラズマスプレー、化学蒸着(CVD)または無電解メッキから選択される少なくとも一種によって実施されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  33. 前記EP防止領域は、ポリマー、ポリイミド、エポキシ、レジスト、熱可塑材、パリレン、ドライフィルムレジスト、SU-8またはNR7から選択される少なくとも一種を含んで成ることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  34. 前記処理層と前記接続導電層とを切断するステップは、レーザ切断、鋸切断またはウォータジェット切断から選択される少なくとも一種によって実行されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  35. 前記処理層を切断するステップは、レーザ切断するステップと、レーザ切断された前記処理層を合体するステップとを含んでいることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  36. ブレーカ、エアナイフまたはウォータジェットによって、合体された前記処理層を分割するステップをさらに含んでいることを特徴とする請求項35に記載の方法。
  37. 前記EP防止領域を除去するステップは、ウェットエッチングによって実行されることを含んでいることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  38. 前記半導体層の露出表面に、接着パッドまたは回路パターンを加えるステップをさらに含んでいることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  39. 前記処理層と前記接続導電層を切断するステップに先立って、前記接着パッドまたは回路パターンの上に保護層を形成するステップと、
    前記切断するステップの後に、前記保護層を除去するステップと、
    をさらに含んでいることを特徴とする請求項38に記載の方法。
  40. 前記保護層は、ワックス、エポキシ、ポリマー、熱可塑材、ポリイミド、パリレン、レジスト、SiO、Si、ZnO、Ta、TiO、HfOまたはMgOから選択される少なくとも一種を含んで成ることを特徴とする請求項38に記載の方法。
  41. 前記複数の半導体ダイは、縦型発光ダイオード(VLED)ダイであることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  42. 複数の半導体ダイを製造する方法であって、
    ダイ通路で分離されて基板上に配置される複数の半導体ダイを有する構造体を供給するステップと、
    前記複数の半導体ダイと前記ダイ通路の上に1層以上の処理層を積層するステップと、
    前記半導体ダイの上において、前記ダイ通路の上を回避して前記処理層上に1層以上の導電金属層を積層するステップと、
    前記構造体から前記基板を除去するステップと、
    前記半導体ダイを分離させるために、当該半導体ダイ間の前記ダイ通路に沿って前記処理層を切断するステップと、
    を含んでおり、前記処理層は、前記基板を除去するステップの後に、前記構造体を処理可能にすることを特徴とする方法。
  43. 前記処理層の硬度は、100HVを超えることを特徴とする請求項42に記載の方法。
  44. 前記構造体の処理中に応力を低減させるために、バリア層を追加するステップをさらに含んでおり、前記処理層を切断するステップに先立って、当該バリア層は前記導電金属層と前記ダイ通路の上において追加されることを特徴とする請求項42に記載の方法。
  45. 前記導電金属層を積層するステップは、
    前記ダイ通路にEP防止領域を形成するステップと、
    前記EP防止領域が前記ダイ通路の少なくとも一部への金属堆積を防止しつつ、前記処理層の上において前記導電金属層を積層するステップと、
    前記EP防止領域を除去するステップと、
    を含んでいることを特徴とする請求項42に記載の方法。
  46. 前記基板を除去するステップによって露出された前記半導体ダイの表面に粘着性材料を付着するステップと、
    前記切断するステップの後に、前記複数の半導体ダイを分離するために前記粘着性材料を膨張させるステップと、
    をさらに含んでいることを特徴とする請求項42に記載の方法。
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