JP2010287749A - 発光体および照明器具 - Google Patents
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Abstract
【課題】LEDベアチップが基板に容易に実装可能であり、製造コストを低減可能な発光体および照明器具を提供する。
【解決手段】発光体1は、LEDベアチップ5と、LEDベアチップ5の電極11,12に電気接続されているパッド6,7と、パッド6,7の一方の面6a,7aが下面8a側に露出するようにLEDベアチップ5およびパッド6,7を気密封止している透光性樹脂8とを有するLEDパッケージ2と、パッド6,7の一方の面6a,7aがランド22にはんだ付けされてLEDパッケージ2を実装している基板3と、基板3の一面3a側および透光性樹脂8の下面8a側の間に充填されている反射機能を有する充填材4とを具備している。
【選択図】図1
【解決手段】発光体1は、LEDベアチップ5と、LEDベアチップ5の電極11,12に電気接続されているパッド6,7と、パッド6,7の一方の面6a,7aが下面8a側に露出するようにLEDベアチップ5およびパッド6,7を気密封止している透光性樹脂8とを有するLEDパッケージ2と、パッド6,7の一方の面6a,7aがランド22にはんだ付けされてLEDパッケージ2を実装している基板3と、基板3の一面3a側および透光性樹脂8の下面8a側の間に充填されている反射機能を有する充填材4とを具備している。
【選択図】図1
Description
本発明は、複数のLED(発光ダイオード)ベアチップを光源とする発光体およびこの発光体を配設している照明器具に関する。
この種の発光体は、基板上に複数のLEDベアチップが電気的に直列または直並列に接続されている。例えば、LEDベアチップとパッドとを互いに隣接して交互に配置し、LEDベアチップの電極をパッドにボンディングワイヤで接続している照明装置が提案されている(例えば特許文献1参照。)。この従来技術の照明装置は、基板がアルミニウム(Al)製の金属ベースと、銀(Ag)製の光反射層と、コーティング層で形成され、当該光反射層が金属ベースの一面にその全面にわたり例えばメッキ処理により積層されているものである。
そして、封止部材がリフレクタ内に注入されて固化され、各LEDベアチップ、各パッドおよびボンディングワイヤ等が封止部材に埋められている。封止部材は、透光性材料例えば透明シリコーン樹脂からなり、LEDベアチップから放射された青色光を吸収し黄色光を発光する蛍光体粒子を混入している。また、封止部材には、光拡散性粒子が混入されているものもある。
従来技術の照明装置は、各LEDベアチップ、各パッドおよびボンディングワイヤ等を包囲するリフレクタ内に封止部材が注入されるので、封止部材の使用量が多く、これに付随して蛍光体粒子や光拡散性粒子の使用量も多くなるという欠点を有する。
また、LEDベアチップは、基板上またはパッド上に実装され、その両電極がそれぞれパッドにワイヤボンディングされるので、照明装置の製造が容易ではないという欠点を有する。これらの結果、照明装置のコストダウンが図れにくいという欠点を有する。
本発明は、LEDベアチップが基板に容易に実装可能であり、製造コストを低減可能な発光体およびこの発光体を具備する照明器具を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発光体の発明は、LEDベアチップと、このLEDベアチップの電極に電気接続されているパッドと、このパッドの一方の面が下面側に露出するように前記LEDベアチップおよび前記パッドを気密封止している透光性樹脂とを有するLEDパッケージと;絶縁性および放熱性を有し、一面側に配線パターンおよびこの配線パターンに電気接続されているランドが形成され、前記パッドの一方の面が前記ランドにはんだ付けされて前記LEDパッケージを実装している基板と;この基板の一面側および前記透光性樹脂の下面側の間に充填されている反射機能を有する充填材と;を具備していることを特徴とする。
本発明および以下の各発明において、特に言及しない限り、各構成は以下による。
LEDベアチップは、その上面側に両電極を有するもの、上面側および下面側にそれぞれ電極を有するものの何れであってもよい。
「透光性樹脂の下面または側面」とは、透光性樹脂を例えば地上面に置いたときの重力が作用する方向を「下面」とし、その反対を上面とするものであり、下面および上面の間の面を「側面」としている。
基板は、例えばアルミニウム(Al)やニッケル(Ni)などの金属で形成することができる。金属の場合、基板の一面に伝熱性を有する絶縁層が形成されて、LEDパッケージが実装される。また、基板は、そのものが絶縁性を有するセラミック板などで形成することができる。
充填材は、絶縁性、耐熱性および侵入性を有し、その表面側で光を反射し、または光反射性粒子などを含有して光を反射するものなどであればよく、例えば白色性樹脂のアンダーフィルやシリコーンシーラントなどを用いることができる。
本発明によれば、LEDパッケージのパッドを基板のランドにはんだ付けすることにより、LEDベアチップの両電極が基板の配線パターンに電気接続され、発光体が形成される。そして、LEDベアチップから放射された光のうち、LEDパッケージの下面側に出射された光は、充填材で反射され、LEDパッケージの上面側および側面側から出射される。
請求項2に記載の発光体の発明は、請求項1記載の発光体の発明において、前記充填材は、前記透光性樹脂の下面側から外側に延在し、前記透光性樹脂の側面の下面側を包囲していることを特徴とする。
本発明によれば、充填材が透光性樹脂の側面の下面側を包囲することにより、LEDベアチップの発熱に伴う透光性樹脂の熱膨張が押え付けられて透光性樹脂の反りが抑制されるとともに、透光性樹脂の側面の下面側に出射された光が充填材により反射されてLEDパッケージの上面側から出射される。
請求項3に記載の発光体の発明は、請求項1または2記載の発光体の発明において、前記パッドは、その一方の面の合計面積が前記透光性樹脂の下面側の面積の50〜90%となるように形成され、前記透光性樹脂は、シリコーン樹脂を主体とし、その硬度がショアA40〜D60であることを特徴とする。
「パッドの一方の面の合計面積」とは、LEDパッケージに複数のパッドが設けられているときの個々のパッドの一方の面の面積を合計した面積を意味し、パッドが1個の場合には、その一方の面の面積を意味する。
LEDパッケージは、例えばニッケル(Ni)板からなる基体の一面にメッキによりパッドを形成し、パッド上にLEDベアチップを実装し、あるいは基体上に貼り付けた基材にLEDベアチップを実装し、LEDベアチップの電極とパッドとをボンディングワイヤ(金ワイヤ)でワイヤボンディングし、この後、基体上で透光性樹脂によってLEDベアチップ、ボンディングワイヤおよびパッドを埋め込み、透光性樹脂を固化させた後、基体を透光性樹脂、パッド、基材から剥がして形成される。
パッドの一方の面の合計面積が透光性樹脂の下面側の面積の50%を下回るようになると、パッドと透光性樹脂との接合面積が小さくなり、基体を透光性樹脂から剥がすときに、パッドが透光性樹脂から剥離することがある。また、パッドの一方の面の合計面積が透光性樹脂の下面側の面積の90%を上回るようになると、パッド間の絶縁距離を確保しにくくなる。
また、透光性樹脂の硬度がショアA40を下回る軟らかさであると、基体が透光性樹脂から剥れにくくなり、透光性樹脂の硬度がショアD60を上回る硬さであると、透光性樹脂の固化や熱膨張による応力により、ボンディングワイヤが断線しやすくなる。
また、パッドの一方の面の合計面積が透光性樹脂の下面側の面積の50〜90%であると、透光性樹脂の下面側に出射された光を反射する面積は、充填材よりもパッドが大きくなるので、充填材よりもパッドの反射率を高めることにより、LEDベアチップから放射された光の取出し効率がより向上する。
そして、シリコーン樹脂は、電気絶縁性、耐熱性および侵入性などが比較的高く、比較的安価に入手可能である。
本発明によれば、パッドの一方の面の合計面積および透光性樹脂の硬度がそれぞれ前記所定範囲であることにより、LEDパッケージの製造がしやすくなるとともに、透光性樹脂の応力によるボンディングワイヤの断線が防止される。
請求項4に記載の照明器具の発明は、請求項1ないし3いずれか一記載の発光体と;この発光体を配設している器具本体と;を具備していることを特徴とする。
本発明によれば、請求項1ないし3いずれか一記載の発光体から出射された光により照明が行える照明器具が提供される。
請求項1の発明によれば、透光性樹脂は、LEDパッケージにおける使用量で済み、LEDベアチップは、LEDパッケージのパッドを基板のランドにはんだ付けすることにより基板の一面側に容易に実装されるので、発光体の製造工程が簡素化され、発光体の製造コストを低減することができて、発光体を安価にすることができるとともに、充填材は、LEDパッケージの下面側に出射された光をLEDパッケージの上面側および側面側に反射してLEDパッケージからの出射光とするので、LEDベアチップから放射された光の取出し効率を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、充填材が透光性樹脂の側面の下面側を包囲することにより、透光性樹脂の熱膨張による反りが抑制されるので、ボンディングワイヤの断線を防止することができるとともに、透光性樹脂の側面の下面側に放射された光をLEDパッケージの上面側に反射してLEDパッケージから出射させるので、LEDベアチップから放射された光の取出し効率をさらに向上させることができる。
請求項3の発明によれば、パッドの一方の面の合計面積が透光性樹脂の下面側の面積の50〜90%であり、透光性樹脂がシリコーン樹脂を主体とし、その硬度がショアA40〜D60であることにより、LEDパッケージの製造がしやすくなり、ボンディングワイヤの断線が防止されるので、発光体を安価に製造することができるとともに、発光体の品質を向上させることができる。
請求項4の発明によれば、安価に製造され、光の取出し効率が向上する発光体を具備するので、安価であって被照射面側を明るく照明することのできる照明器具を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
本発明において、LEDベアチップは、LEDパッケージに埋設され、LEDパッケージのパッドを基板の一面側のランドにはんだ付けすることにより、基板の一面側に実装される。そして、基板の一面側およびLEDパッケージの透光性樹脂の間に充填材を充填して、LEDベアチップから透光性樹脂の下面側に出射された光を充填材により透光性樹脂の上面側および側面側に反射させるものである。
図1ないし図3は、本発明の実施例1を示し、図1は発光体であり、(a)は透光性樹脂を透視した概略一部上面図、(b)は概略一部縦断面図、図2は発光体の概略上面図、図3はLEDパッケージの製造における概略縦断面図である。
図1において、発光体1は、LEDパッケージ2、基板3および充填材としての白色性樹脂4を有して構成されている。そして、LEDパッケージ2は、LEDベアチップ5、複数のパッド6,7および透光性樹脂8を有して形成されている。
LEDベアチップ5は、パッド6の他方の面6bの中心位置に実装されている。そして、LEDベアチップ5は、長方体状に形成されたサファイア9の表面に発光層10が形成され、この発光層10の表面に電極11,12が設けられたものである。サファイア9は、パッド6の他方の面6bに金(Au)/錫(Sn)共晶はんだ13によりはんだ付けされている。発光層10は、例えば、紫外光から青色光の領域の光を放射する発光材料例えばInGaNを有して形成され、通電により青色光を放射する。
パッド6,7は、それぞれ正四角形に形成され、互いに絶縁されて並設されている。そして、パッド6,7は、例えばニッケル(Ni)の表面に銀(Ag)メッキした導電材からなり、その厚
さが例えば10μmとなっている。
さが例えば10μmとなっている。
そして、LEDベアチップ5は、パッド6に実装され、その一方の電極11がパッド6の他方の面6bにワイヤボンディングされ、他方の電極12は、パッド7の他方の面7bにワイヤボンディングされている。すなわち、一方の電極11は、ボンディングワイヤ14により自己のLEDベアチップ5が実装されているパッド6に接続され、他方の電極12は、ボンディングワイヤ15によりパッド6に並設しているパッド7に接続されている。
透光性樹脂8は、例えば透明のシリコーン樹脂からなり、その下面8a側にパッド6,7のそれぞれの一方の面6a,7aが露出するようにして、LEDベアチップ5、パッド6,7およびボンディングワイヤ14,15を気密封止し、略直方体に形成されている。透光性樹脂8の上面8bは、平坦状となっている。透光性樹脂8には、青色光を所定の光例えば黄色光に波長変換するYAG系蛍光体粒子16および光を乱反射する光拡散性粒子17が混入されている。
LEDパッケージ2の製造は、図3に示すように、例えばニッケル(Ni)板からなる基体18の一面18aに、所定の絶縁距離L1を有するようにして、ニッケル(Ni)メッキによりパッド6,7が形成される。そして、パッド6の他方の面6bに、金(Au)/錫(Sn)共晶はんだ13により、LEDベアチップ5をはんだ付けする。これにより、LEDベアチップ5は、パッド6に実装される。金(Au)/錫(Sn)共晶はんだ13を用いることにより、LEDベアチップ5に発生した熱を迅速にパッド6に伝熱させることができる。なお、LEDベアチップ5は、導電ペーストを用いてパッド6に固着してもよい。
そして、LEDベアチップ5の一方の電極11およびパッド6の他方の面6bをワイヤボンディングしてボンディングワイヤ14で接続し、他方の電極12およびパッド7の他方の面7bをワイヤボンディングしてボンディングワイヤ15で接続する。この後、鍔部19a付きの角筒体19を、基体18の一面18aにLEDベアチップ5およびパッド6,7を包囲するようにして載置する。角筒体19は、2分割可能に形成されているとともに、その内部が直方体形状に形成されている。
角筒体19の内部に、LEDベアチップ5、パッド6,7およびボンディングワイヤ14,15が埋もれるように、YAG蛍光体粒子16および光拡散性粒子17が混入された透光性樹脂8を注入する。透光性樹脂8が固化した後、角筒体19を分離して基体18の一面18aから取り外す。
そして、透光性樹脂8を挟持するようにして、基体18を透光性樹脂8の下面8aから徐々に一端側18bから他端側18cに向かって剥離させる。こうして、略直方体形状のLEDパッケージ2が形成される。ここで、パッド6,7が透光性樹脂8から剥離しないように、パッド6,7の一方の面6a,7aの合計面積が透光性樹脂8の下面8aの面積の50〜90%とし、パッド6,7と透光性樹脂8との接合面積を大きくしているとともに、パッド6,7間の絶縁距離L1を確保している。
また、透光性樹脂8は、基体18が剥れやすくなるように、シリコーン樹脂を主体とし、その硬度がショアA40以上である硬さを有するようにしているとともに、透光性樹脂8が固化し収縮するときの応力により、ボンディングワイヤ14,15が断線しないように、ショアD60以下である軟らかさを有するように設定している。
図1において、基板3は、例えば、厚さ1mmのアルミニウム(Al)板からなり、その一面3aに例えば厚さ80μmの絶縁層20が形成されている。絶縁層20は、例えばエポキシ材および無機フィラー材からなり、高熱伝導性を有している。そして、絶縁層20の表面に、配線パターン21およびこの配線パターン21に電気接続されているランド22が形成されている。ランド22は、LEDパッケージ2のパッド6,7に対応付けられて設けられている。配線パターン21およびランド22は、それぞれ例えば厚さ10μmの銅(Cu)箔からなっている。ランド22を除く絶縁層20の表面および配線パターン21には、図示しないレジストが塗布されている。
そして、ランド22,22には、LEDパッケージ2のパッド6,7の一方の面6a,7aがそれぞれはんだ23によりはんだ付けされている。このはんだ付けにより、LEDパッケージ2は、基板3に実装されている。基板3には、図2に示すように、複数個のLEDパッケージ2が実装されている。複数個のLEDパッケージ2は、配線パターン21により、直並列接続されている。
基板3の一端部3bの絶縁層20の表面には、リード線が接続されて直流電源が供給される電源端子24,24が設けられている。電源端子24,24は、配線パターン21,21に接続されており、各LEDベアチップ5と電気接続されている。
図1において、白色性樹脂4は、基板3の一面3a側および透光性樹脂8の下面8a側の間に充填されている。すなわち、基板3のランド22,22にLEDパッケージ2のパッド6,7がはんだ付けされると、ランド22,22およびはんだ23,23のそれぞれの厚さ分による隙間が基板3の絶縁層20および透光性樹脂8の下面8aの間に形成され、絶縁層20および透光性樹脂8の下面8a間にランド22,22およびはんだ23,23を除く隙間が形成される。この隙間に充填材としての白色性樹脂4が充填されている。
また、白色性樹脂4は、透光性樹脂8の下面8a側から透光性樹脂8の外側に延在するとともに、透光性樹脂8の側面8cの下面側を包囲するように設けられている。
白色性樹脂4は、電気絶縁性、耐熱性および侵入性を有する例えばエポキシ樹脂にフィラーを混入したアンダーフィルからなり、反射機能を有している。アンダーフィルは、その表面反射率が50%以上、例えば55%になるように形成されている。
次に、本発明の実施例1の作用について述べる。
発光体1の電源端子24,24に直流電源が供給されると、LEDベアチップ5は、発熱し、発光層10から青色光を放射する。青色光は、その一部が透光性樹脂8を透過して透光性樹脂8の上面8bおよび側面8cから外方に出射される。また、青色光の一部は、透光性樹脂8に混入されたYAG蛍光体粒子16により黄色光に波長変換されて、透光性樹脂8の上面8bおよび側面8cから外方に出射される。そして、透光性樹脂8から出射される青色光と黄色光が混合(混色)することにより、白色光が得られる。すなわち、発光体1から白色光が出射される。
また、透光性樹脂8を透過している青色光および黄色光の一部は、透光性樹脂8の上面8bおよび側面8cや透光性樹脂8に混入されている光拡散性粒子17などで透光性樹脂8の下面8a側に乱反射される。この反射光は、パッド6,7の他方の面6b,7bおよび白色性樹脂4の表面で反射され、その一部が透光性樹脂8の上面8bおよび側面8cから外方に出射される。また、透光性樹脂8の側面8cの下面側に反射された前記反射光は、当該下面側を包囲している白色性樹脂4部分の表面で反射され、透光性樹脂8の上面8bおよび側面8cの上面側から外方に出射される。
このように、白色性樹脂4が基板3の一面3a側および透光性樹脂8の下面8a側の空間に充填されていることにより、LEDベアチップ5から放射され、透光性樹脂8の下面8a側に出射(反射)された光を透光性樹脂8の上面8b側および側面8c側に反射してLEDパッケージ2からの出射光とするので、LEDベアチップ5から放射された光の取出し効率を向上させることができる。
また、白色性樹脂8が透光性樹脂8の側面8cの下面側を包囲していることにより、透光性樹脂8の側面8cの下面側に出射(反射)された光を透光性樹脂8の上面8a側に反射してLEDパッケージ2からの出射光とするので、LEDベアチップ5から放射された光の取出し効率をさらに向上させることができる。
そして、LEDパッケージ2のパッド6,7は、その一方の面6a,7aの合計面積が透光性樹脂8の下面8a側の面積の50〜90%に形成されるとともに、その他方の面6b,7bの反射率が銀(Ag)メッキにより白色性樹脂4よりも高い反射率例えば反射率95%に形成されることにより、透光性樹脂8の下面8a側に出射された光をより透光性樹脂8の上面8b側に反射することができる。こうして、光の取出し効率が向上する発光体1を提供することができる。
そして、白色性樹脂8が透光性樹脂8の下面8a側から外側に延在し、透光性樹脂8の側面8cの下面側を包囲していることにより、LEDベアチップ5の発熱に伴う透光性樹脂8の熱膨張が押え付けられる。これにより、透光性樹脂8(LEDパッケージ2)の基板3からの反りが抑制され、ボンディングワイヤ14,15の断線等を防止することができる。
そして、図3におけるLEDパッケージ2の製造において、パッド6,7は、その一方の面6a,7aの合計面積が透光性樹脂8の下面8a側の面積の50〜90%となるように形成され、透光性樹脂8は、シリコーン樹脂を主体とし、その硬度がショアA40〜D60であることにより、パッド6,7が透光性樹脂8から剥離することなく容易に基体18より剥されるとともに、透光性樹脂8の固化や熱膨張によるボンディングワイヤ14,15の断線が防止される。これにより、LEDパッケージ2および発光体1を容易にかつ安価に製造することができるとともに、発光体1の品質を向上させることができる。
さらに、発光体1は、LEDパッケージ2のパッド6,7を基板3のランド22,22にはんだ付けすることにより、LEDベアチップ2が基板3に容易に実装されるので、その製造工程が簡素化される。また、透光性樹脂8、透光性樹脂8に混入されるYAG蛍光体粒子16および光拡散性粒子17は、基板3の全域に亘って設けるのではなく、LEDパッケージ2における使用量で済む。したがって、発光体1の製造コストを低減することができて、発光体1を安価にすることができる。
なお、LEDベアチップ5は、そのサファイア9の表面側(上面側)に両電極11,12が設けられているものを用いたが、サファイア9の背面側(下面側)に一方の電極11、表面側(上面側)に他方の電極12が設けられたものであってもよい。この場合、一方の電極11は、ワイヤボンディングされず、パッド6にはんだ付けされて電気接続される。
図4ないし図6は、本発明の実施例2を示し、図4は発光体の概略一部上面図、図5は発光体の概略一部縦断面図、図6は他の発光体の概略一部上面図である。なお、図1と同一部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図4および図5に示す発光体25は、図1に示す発光体1において、LEDパッケージ2Aは、透光性樹脂8内に複数個のLEDベアチップ5,5Aが設けられているものである。LEDベアチップ5は、その電極11,12がボンディングワイヤ14,15によりそれぞれパッド6,7に接続され、LEDベアチップ5Aは、その電極11,12がボンディングワイヤ14A,15Aによりそれぞれパッド7,6Aに接続されている。すなわち、LEDベアチップ5,5Aは、直列接続されている。そして、LEDベアチップ5,5Aは、パッド6,6Aが基板3のランド22,22にはんだ付けされることにより、基板3の配線パターン21に接続されている。
また、図6に示す発光体26は、図1に示す発光体1において、LEDパッケージ2Bは、透光性樹脂8内に複数個のLEDベアチップ5および長方形状のパッド27,28が設けられているものである。複数個のLEDベアチップ5は、並設するようにしてパッド27の他方の面27bに実装されている。そして、各LEDベアチップ5は、一方の電極11がボンディングワイヤ
14によりパッド27の他方の面27bに接続され、他方の電極12がボンディングワイヤ15によりパッド28の他方の面28bに接続されている。すなわち、複数個のLEDベアチップ5は、並列接続されている。そして、各LEDベアチップ5は、パッド27,28が基板3の配線パターン21に接続されている。
14によりパッド27の他方の面27bに接続され、他方の電極12がボンディングワイヤ15によりパッド28の他方の面28bに接続されている。すなわち、複数個のLEDベアチップ5は、並列接続されている。そして、各LEDベアチップ5は、パッド27,28が基板3の配線パターン21に接続されている。
発光体25,26は、それぞれLEDパッケージ2A,2Bが複数個のLEDベアチップ5を有するので、基板3の一面3a側にLEDベアチップ5を高密度で実装している。これにより、発光体25,26からの出射光の光量が増加されて、被照射面側を明るく照明することができる。
なお、図4および図5に示す発光体25において、パッド7を設けずに、LEDベアチップ5の他方の電極12およびLEDベアチップ5Aの一方の電極11同士がワイヤボンディングにより電気接続されてもよい。
図7は、本発明の実施例3を示す照明器具の一部切り欠き概略側面図である。なお、図1と同一部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図7に示す照明器具29は、天井面等に埋設されるダウンライトであり、略円筒状の器具本体30の下端側に円形の化粧枠31が設けられ、この化粧枠31に透光性カバー32が配設されている。そして、器具本体30は、左右両側に器具本体30を天井面等に固定するための一対の取付けばね33,33を取り付けている。
また、器具本体30は、下端側内部に図1に示す発光体1を配設している。また、器具本体30の内部には、電源ユニット34が配設されている。電源ユニット34には、電源回路などが収納されている。電源回路は、交流電源を直流電源に変換し、発光体1のLEDベアチップ5に定電流を供給するものである。そして、器具本体30の上面側には、交流電源からの図示しない電源線を接続する端子台35が配設されている。
照明器具29は、安価に製造され、かつ光の取出し効率が向上する発光体1を具備しているので、安価であって被照射面側を明るく照明することができる。
本発明は、一般用または産業用の照明器具、電球用ソケットに装着される電球型器具やLED電球などに利用することができる。
1,25,26…発光体、 2,2A,2B…LEDパッケージ、 3…基板、 4…充填材としての白色性樹脂、 5,5A…LEDベアチップ、 6,7,27,28…パッド、 8…透光性樹脂、 21…配線パターン、 22…ランド、 29…照明器具、 30…器具本体
Claims (4)
- LEDベアチップと、このLEDベアチップの電極に電気接続されているパッドと、このパッドの一方の面が下面側に露出するように前記LEDベアチップおよび前記パッドを気密封止している透光性樹脂とを有するLEDパッケージと; 絶縁性および放熱性を有し、一面側に配線パターンおよびこの配線パターンに電気接続されているランドが形成され、前記パッドの一方の面が前記ランドにはんだ付けされて前記LEDパッケージを実装している基板と; この基板の一面側および前記透光性樹脂の下面側の間に充填されている反射機能を有する充填材と;を具備していることを特徴とする発光体。
- 前記充填材は、前記透光性樹脂の下面側から外側に延在し、前記透光性樹脂の側面の下面側を包囲していることを特徴とする請求項1記載の発光体。
- 前記パッドは、その一方の面の合計面積が前記透光性樹脂の下面側の面積の50〜90%となるように形成され、前記透光性樹脂は、シリコーン樹脂を主体とし、その硬度がショアA40〜D60であることを特徴とする請求項1または2記載の発光体。
- 請求項1ないし3いずれか一記載の発光体と; この発光体を配設している器具本体と;を具備していることを特徴とする照明器具。
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