JP2010265807A - エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】エアクリーナ内で発生する吸気音を低減できると共に、清浄な空気容量を十分に確保できること。
【解決手段】ケースボディ17とアウタカバー18が接合され、これらの接合面にフィルタ19が挟持されて構成され、ケースボディ17に、内部に膨出する凹部21が形成されたエアクリーナ16において、凹部21が設けられたケースボディ17の内部空間における凹部21に隣接する片側空間がダーティサイド室22として設けられ、このダーティサイド室に対してフィルタ19を隔ててクリーンサイド室23が、ケースボディ17及びアウタカバー18の内部空間に設けられたものである。
【選択図】 図6

Description

本発明はエアクリーナに係り、特に内部に膨出する凹部が形成された車両用のエアクリーナに関する。
車両、例えば自動二輪車のエアクリーナは、エンジン出力を急激に変化させても清浄な空気を即応してエンジンへ供給できるように、エンジンの近傍に、清浄な空気が滞留する空間を確保できるように配置することが理想的である。しかしながら、実際のスクータ型の自動二輪車では、エンジン前方にはフットレストのスペースが確保され、またその上方に着座シートが配置され、場合によってはヘルメットの収納スペースもエンジン上方に設置されることが多いため、エアクリーナはエンジンの後方に配置されることになり、エアクリーナを配置できるスペースは限定される。また、二輪車両のように車体を傾斜させて旋回する場合、エアクリーナを車両の幅方向に膨出させると、車両の重量バランスが崩れることになり好ましくない。
そこで、従来のエアクリーナの配置位置及び内部構造としては、エンジンと動力伝動装置が一体に設けられたパワーユニットを有するスクータ型自動二輪車において、エアクリーナは、塵埃や飛び石などを避けるために、比較的強固なパワーユニットの上部に配置されている。また、車幅方向に左右2つのケース部材が接合され、その接合面にフィルタが配置されるエアクリーナの内部構造が知られている。
上述のようにパワーユニットの上部にエアクリーナが配置された場合にも、その近傍にある後輪が路面の砂や埃を巻き上げ、この砂や埃がエアクリーナ内に進入することがある。これを避けるために、エアクリーナの吸入口を可能な限り車両前側に設ける必要がある。また、車体フレームとパワーユニットの後部にはリアクッションユニットが上下に掛け渡され、このリアクッションユニットはエアクリーナに近接して存在する。このため、エアクリーナの側面に、リアクッションユニットを迂回するための凹部が形成される必要がある。
従来技術として特許文献1に記載されるエアクリーナには、凹部が形成される内側ケースと、この内側ケースに被着される外側ケースとの接合面にフィルタが設置され、内側ケース内が、フィルタにて浄化される前の空気を導くダーティサイド室として、また外側ケース内が、フィルタにて浄化された空気を導くクリーンサイド室として区画されたエアクリーナが開示されている。更にこのエアクリーナでは、エアクリーナの前方に設けられた吸入口から、ダーティサイド室における凹部後方まで、導入管により空気が導入される。
特開平11−198885号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエアクリーナでは、ダーティサイド室内に、内側ケースの凹部とフィルタとの間で縮径する狭窄空間が形成されるため、この狭窄空間の後方に放出された空気によって生じる圧力波のうちフィルタを通過する前の圧力波の一部は、エアクリーナの前方へ伝播し、狭窄空間で収縮し通過した後に膨張するために吸気音の発生を招く恐れがある。更に、ダーティサイド室が狭窄空間の前方まで及ぶため、クリーンサイド室の形状が細長くなり、この点も吸気音発生の一因となっている。
また、ダーティサイド室が狭窄空間を含め、この狭窄空間の前方まで及ぶため、クリーンサイド室の容量が小さくなり、エンジンに供給するに十分な清浄空気を確保できなくなり、エンジンの出力低下を招く恐れがある。
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、エアクリーナ内で発生する吸気音を低減できると共に、清浄な空気容量を十分に確保できるエアクリーナを提供することにある。
本発明は、ケースボディとアウタカバーが接合され、これらの接合面にフィルタが挟持されて構成され、前記ケースボディまたは前記アウタカバーに、内部に膨出する凹部が形成されたエアクリーナにおいて、前記凹部が設けられた前記ケースボディまたは前記アウタカバーの内部空間における前記凹部に隣接する片側空間がダーティサイド室として設けられ、このダーティサイド室に対して前記フィルタを隔ててクリーンサイド室が、前記ケースボディ及び前記アウタカバーの内部空間に設けられたことを特徴とするものである。
本発明によれば、ケースボディまたはアウタカバーの内部空間における凹部に隣接する片側空間がダーティサイド室として設けられたことから、このダーティサイド室内に導入された空気の圧力波が、凹部に対応する狭窄空間を通過して急激に変動することが無いので、吸気音を低減できる。また、ケースボディまたはアウタカバーにおける凹部を挟みダーティサイド室と反対側の内部空間も、凹部に対応する狭窄空間と共にクリーンサイド室の一部となるため、このクリーンサイド室の形状が細長くならず適正なボリューム形状となり、この点からも吸気音を低減できると共に、クリーンサイド室の容量が増大して、清浄な空気容量を十分に確保できる。
本発明に係るエアクリーナにおける第1の実施の形態が適用されたスクータ型自動二輪車を示す左側面図。 図1のエアクリーナを示す左側面図。 図2のエアクリーナの分解斜視図。 図3のケースボディを示す左側面図。 図3のケースボディを示す平面図。 図2のVI−VI線に沿う断面図。 本発明に係るエアクリーナにおける第2の実施の形態を示す左側面図。 図7のエアクリーナを示す分解斜視図。 図8のケースボディを示す左側面図。 図7のX−X線に沿う断面図。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
[A]第1の実施の形態(図1〜図6)
図1は、本発明に係るエアクリーナにおける第1の実施の形態が適用されたスクータ型自動二輪車を示す左側面図である。
スクータ型自動二輪車1は、アンダーボーン型の車体フレーム2を備えており、この車体フレーム2の前頭部にフロントフォーク3が、ハンドルバー4と共に左右回動自在に支持され、このフロントフォーク3の先端に前輪5が軸支されている。一方、車体フレーム2の下部中央には、スイングブラケット6を介してパワーユニット8がピボット軸7回りに上下方向に揺動可能に枢支される。
パワーユニット8は、スクータ用として一般的に用いられるものであり、エンジン10と動力伝達装置11が一体に構成され、動力伝達装置11の後部に後輪12が直接軸支される。動力伝達装置11の後部と車体フレーム2の後部(シートレール9)との間にリアクッションユニット13が上下に掛け渡され、このリアクッションユニット13によりパワーユニット8及び後輪12が緩衝懸架される。
車体フレーム2におけるシートレール9の上方には着座シート14が開閉自在に載置され、この着座シート14の下方に、ヘルメット等を収納可能な物品収納室(不図示)が設けられる。このため、着座シート14を開放することによって、上記物品収納室に物品の出し入れが可能になる。尚、車体フレーム2は合成樹脂製のフレームカバー15によって全体的に覆われており、外観の向上や内部機器の保護が図られている。
さて、エンジン10の上部にはスロットルボディ(不図示)が設けられ、このスロットルボディへ供給される空気を浄化するエアクリーナ16が、パワーユニット8の動力伝達装置11の上方で、且つシートレール9の下方に配置される。このエアクリーナ16は、図示しないボルトなどで動力伝達装置11に固定され、パワーユニット8と共に上下方向に揺動可能に設けられる。
図2及び図3に示すように、エアクリーナ16は、車両内側に設けられるケースボディ17と、車両左側方に露出して設けられるアウタカバー18とが接合され、これらの接合面に、フィルタ19を備えたインナカバー20が挟持されて構成される。ケースボディ17またはアウタカバー18(本実施の形態ではケースボディ17)に、内部に膨出する凹部21(図6参照)が形成される。この凹部21は、前記リアクッションユニット13との交差部に設けられ、このリアクションユニット13を回避すべくU字溝形状に形成されている。
このエアクリーナ16では、図4及び図6に示すように、凹部21が形成されたケースボディ17の内部空間における前記凹部21に隣接する片側の後方空間がダーティサイド室22として設けられる。このダーティサイド室22に対しインナカバー20のフィルタ19を隔ててクリーンサイド室23が、ケースボディ17及びアウタカバー18の内部空間に設けられる。
つまり、ケースボディ17の内側には、凹部21よりも車両後方に隔壁24が、ケースボディ17と一体に形成される。また、インナカバー20には、図3及び図6に示すように、車両前方に、ケースボディ17側の狭窄空間23B及び内部空間23C(共に後述)と、アウタカバー18側の内部空間23A(後述)とを連通する連通口25が設けられ、車両後方にフィルタ19が設置される。このインナカバー20がケースボディ17に取り付けられることにより、ケースボディ17と隔壁24とインナカバー20のフィルタ19とによって区画されるダーティサイド室22が、エアクリーナ16の車両後部に設けられる。
また、アウタカバー18は、インナカバー20と共にケースボディ17に取り付けられる。クリーンサイド室23は、アウタカバー18の内部空間23Aと、ケースボディ17における凹部21に対応する狭窄空間23Bと、ケースボディ17における凹部21を挟みダーティサイド室22と反対側の車両前方の内部空間23Cとが互いに連通して構成される。このクリーンサイド室23に、インナカバー20のフィルタ19にて浄化された洗浄な空気が導かれる。
図4及び図5に示すように、ダーティサイド室22には、ケースボディ17の凹部21よりも前方に設けられた吸入口26を備える吸入部36に、インテーク通路としての1本のインテークパイプ27が接続されて、吸入口26からの吸入空気がダーティサイド室22へ導入される。つまり、ケースボディ17には、その上面で且つ凹部21よりも車両前方に、車両後方から見てリアクッションユニット13とオーバーラップするように吸入部36が設けられ、この吸入部36にインテークパイプ27が接続される。このインテークパイプ27は、クリーンサイド室23の内部空間23C、狭窄空間23B及び内部空間23Aの内部を通過し、ケースボディ17の隔壁24を貫通してダーティサイド室22に突入する。
このインテークパイプ27は、ダーティサイド室22内で、レゾネータ31(後述)の周囲に沿って上方から下方へ湾曲して配置され、このダーティサイド室22内においてフィルタ19の下端19Aよりも下方に出口28が位置づけられる。更に、このインテークパイプ27の出口28は、ダーティサイド室22の底部29よりも上方に、一定距離tだけ離れて位置づけられる。
また、ケースボディ17の車両前部には、エアクリーナ16のクリーンサイド室23と図示しないスロットルボディとを連通するアウトレットパイプ30が接続されている。吸入部36の吸入口26からインテークパイプ27を経てダーティサイド室22内へ導入された空気は、フィルタ19にて浄化されてクリーンサイド室23内へ至り、このクリーンサイド室23内の洗浄空気がアウトレットパイプ30を経てスロットルボディへ供給される。
図3、図4及び図6に示すように、ダーティサイド室22内にレゾネータ31が設置される。つまり、ダーティサイド室22内には、レゾネータリブ32がケースボディ17と一体に突設され、このレゾネータジブ32にレゾネータカバー33が取り付けられることで、レゾネータ31が閉空間に構成される。インテークパイプ27から分岐した分岐パイプ34が、レゾネータ31のレゾネータジブ32を貫通してレゾネータ31内に突入して接続される。インテークパイプ27内の空気の一部がレゾネータ31内へ導入されることで、インテークパイプ27にて発生する吸気音が消音される。
図4に示すように、ケースボディ17におけるダーティサイド室22の底部29には、ドレンパイプ35が接続される。これにより、雨天走行時などに吸入口26から空気と共に吸入された雨水が、ダーティサイド室22内においてドレンパイプ35からドレンとして排水される。
以上のように構成されたことから、本実施の形態のエアクリーナ16によれば、次の効果(1)〜(7)を奏する。
(1)ケースボディ17の内部空間における凹部21に隣接する車両後方の片側空間がダーティサイド室22として設けられたことから、このダーティサイド室22内にインテークパイプ27を経て導入された空気の圧力波が、凹部21に対応する狭窄空間23Bを通過して急激に変動することがないので、吸気音を低減できる。また、ケースボディ17における凹部21を挟みダーティサイド室22と反対側の内部空間23Cも、凹部21に対応する狭窄空間23Bと共にクリーンサイド室23の一部となるため、このクリーンサイド室23の形状が細長くならず適正なボリューム形状となり、この点からも吸気音を低減できる。
(2)クリーンサイド室23は、アウタカバー18の内部空間23Aと、ケースボディ17における凹部21に対応する狭窄空間23Bと、ケースボディ17における凹部21を挟みダーティサイド室22と反対側の車両前方の内部空間23Cとが互いに連通して構成される。このため、クリーンサイド室23の容量が増大し、この結果、エアクリーナ16は洗浄な空気容量を十分に確保でき、エンジン10の出力低下を招くことがない。
(3)エアクリーナ16では、ダーティサイド室22が車両後部に設けられるが、このダーティサイド室22にインテークパイプ27を経て空気を導入する吸入部36は、ケースボディ17の上面において凹部21の前方に設けられる。このため、吸入部36の吸入口26から、後輪12が巻き上げた塵埃を吸い込みにくくなる。更に、吸入部36が、凹部21内に配置されるリアクションユニット13の前方に位置づけられたので、後輪22にて巻き上げられた飛び石がリアクションユニット13により弾かれ、エアクリーナ16内へ侵入することを防止できる。
(4)吸入部36からダーティサイド室22へ至るインテークパイプ27の一部がエアクリーナ16のクリーンサイド室23内を通過して配置されるので、このインテークパイプ27をエアクリーナ16の外側に配置させた場合に生ずる他部品(例えば後輪12やリアクションユニット13等)との干渉を確実に防止できると共に、車両の外観デザインなども良好になる。更に、インテークパイプ27の一部がエアクリーナ16のクリーンサイド室23内を通過することで、インテークパイプ27内で発生する吸気音による騒音を、インテークパイプ27がエアクリーナ16の外側に配設される場合に比べて低減できる。
(5)ダーティサイド室22内に突入したインテークパイプ27がダーティサイド室22内を上方から下方へ湾曲して配置され、その出口28がフィルタ19の下端19Aよりも下方に位置づけられている。このため、車両旋回時などにおいても、インテークパイプ27を通ってダーティサイド室22内へ導入された雨水は、このダーティサイド室22の底部29に誘導されて貯留され、出口28から飛散することを防止できる。このため、フィルタ19が雨水によって広範囲に目詰まりすることを防止できる。
(6)ダーティサイド室22内に突入したインテークパイプ27の出口28が、ダーティサイド室22の底部29よりも上方に一定距離tだけ離れて位置づけられている。従って、ダーティサイド室22の底部29に貯留した雨水が、インテークパイプ27内に逆流して、このインテークパイプ27の出口28付近の断面積を減少することがなく、これにより吸気量の低下を防止できる。
(7)インテークパイプ27では、導入した空気が内部を通過する際に、エンジン10の仕様に依存する一定の管長部分(例えば、インテークパイプ27における吸入口26から50mm下流の位置)で吸気音が増大する傾向がある。本実施の形態では、インテークパイプ27がダーティサイド室22で、レゾネータ31の周囲に沿って上方から下方へ湾曲して配置されたので、インテークパイプ27における前記一定の管長部分から分岐パイプ34を分岐させ、この分岐パイプ34をレゾネータ31に接続することができる。これにより、インテークパイプ27にて発生した吸気音をレゾネータ31によって最も効果的に消音させることができる。
尚、本実施の形態において、ケースボディ17に隔壁24が一体に形成され、この隔壁24にインナカバー20を当接してダーティサイド室22が形成されたが、ケースボディ17に隔壁24を形成せず、インナカバー20の一部をケースボディ17側に突出させて、この突出部分をケースボディ17における凹部21に対応する壁面に当接させることで、ダーティサイド室22を区画して形成してもよい。
また、本実施の形態において、ケースボディ17とアウタカバー18との接合面に、フィルタ19を備えたインナカバー20が挟持されるものを述べたが、ケースボディ17とアウタカバー18との接合面にフィルタ19を直接挟持してもよい。
[B]第2の実施の形態(図7〜図10)
図7は、本発明に係るエアクリーナにおける第2の実施の形態を示す左側面図である。この第2の実施の形態において、前記第1の実施の形態と同様な部分については、同一の符号を付すことにより説明を簡略化し、または省略する。
本実施の形態のエアクリーナ40が前記第1の実施の形態と異なる点は、図8及び図10に示すように、吸入口26からダーティサイド室22へ至るインテーク通路41の一部が、ケースボディ42とインナカバー43にて区画されたインテーク空間44により構成された点である。
つまり、ケースボディ42の内側には、図9に示すように、車両前後方向に延びる仕切り板45が一体に形成される。このケースボディ42の内側で仕切り板45の上方の領域46に、一端側が吸入部36に接続された第1パイプ47の他端48と、ダーティサイド室22内で前記実施の形態のインテークパイプ27と同様に配置された第2パイプ49の入口50とが連通する。また、インナカバー43には、ケースボディ42に取り付けられたときに前記領域46に対応する位置にキャップ部51(図8)が設けられる。
従って、ケースボディ42とインナカバー43との取付け状態で、図10に示すように、インナカバー43のキャップ部51がケースボディ42の領域46を覆うことで前記インテーク空間44が形成される。吸入部36の吸入口26から導入された空気は第1パイプ47からインテーク空間44内に至り、更に第2パイプ49を経て、この第2パイプ49の出口28からダーティサイド室22内へ導入される。
上述のインテーク通路41以外の点については、この第2の実施の形態は前記第1の実施の形態と同様に構成されるので、本実施の形態においても前記第1の実施の形態の効果(1)〜(7)と同様な効果を奏する。更に本実施の形態においては、インテーク通路41の一部がケースボディ42及びインナカバー43にて構成されて、インテーク通路41のパイプ部分の長さを短くできるので、エアクリーナ40のコストを低減できる。
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、本各実施の形態において、スクータ型自動二輪車に適用されるエアクリーナの場合を述べたが、スクータ型以外の自動二輪車のエアクリーナに本発明を適用してもよい。更に、自動二輪車に限らず、四輪自動車のエアクリーナに本発明を適用してもよい。
1 自動二輪車
2 車体フレーム
8 パワーユニット
9 シートレール
10 エンジン
11 動力伝達装置
12 後輪
13 リアクションユニット
16 エアクリーナ
17 ケースボディ
18 アウタカバー
19 フィルタ
19A フィルタの下端
20 インナカバー
21 凹部
22 ダーティサイド室
22 クリーンサイド室
26 吸入口
27 インテークパイプ
28 出口
29 底部
31 レゾネータ
34 分岐パイプ
40 エアクリーナ
41 インテーク通路
42 ケースボディ
43 インナカバー
44 インテーク空間
51 キャップ部
t 一定距離

Claims (9)

  1. ケースボディとアウタカバーが接合され、これらの接合面にフィルタが挟持されて構成され、前記ケースボディまたは前記アウタカバーに、内部に膨出する凹部が形成されたエアクリーナにおいて、
    前記凹部が設けられた前記ケースボディまたは前記アウタカバーの内部空間における前記凹部に隣接する片側空間がダーティサイド室として設けられ、
    このダーティサイド室に対して前記フィルタを隔ててクリーンサイド室が、前記ケースボディ及び前記アウタカバーの内部空間に設けられたことを特徴とするエアクリーナ。
  2. エンジンと動力伝動装置が一体となったパワーユニットの後部に後輪が取り付けられ、前記パワーユニットが車体フレームに対して遥動自在に枢支され、前記パワーユニットの上方で且つ前記車体フレームの後部下方に配置されると共に、凹部が、前記車両フレームの後部と前記パワーユニットに上下に掛け渡されたリアクッションユニットとの交差部に、このリアクッションユニットを回避して形成されたことを特徴とする請求項1に記載のエアクリーナ。
  3. 前記ダーティサイド室には、凹部よりも前方に設けられた吸入口から延びるインテーク通路が接続されて、吸入空気が導入されるよう構成されたことを特徴とする請求項2に記載のエアクリーナ。
  4. 前記インテーク通路は、吸入口からクリーンサイド室内を通過してダーティサイド室に接続されたことを特徴とする請求項3に記載のエアクリーナ。
  5. 前記インテーク通路はダーティサイド室内に突入し、側面視にて前記ダーティサイド室内で上方から下方へ湾曲して配置され、前記ダーティサイド室内においてフィルタの下端よりも下方に出口が位置づけられたことを特徴とする請求項3または4に記載のエアクリーナ。
  6. 前記インテーク通路の出口は、ダーティサイド室の底部と一定距離離れて位置づけられたことを特徴とする請求項3乃至5のいずれか1項に記載のエアクリーナ。
  7. 前記ダーティサイド室内にレゾネータが設置され、インテーク通路から分岐した分岐パイプが前記レゾネータに接続されたことを特徴とする請求項3乃至6のいずれか1項に記載のエアクリーナ。
  8. 前記インテーク通路は、吸入口からダーティサイド室へ延びる一本のパイプにて構成されたことを特徴とする請求項3に記載のエアクリーナ。
  9. 前記インテーク通路は、吸入口からダーティサイド室へ至る通路の一部が、ケースボディとインナカバーにて区画された空間により構成されたことを特徴とする請求項3に記載のエアクリーナ。
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