JP2010262564A - 決済確認応答システムおよび決済確認応答方法 - Google Patents

決済確認応答システムおよび決済確認応答方法 Download PDF

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Abstract

【課題】毎回同じ操作をしなくても路側機からのカード決済の意思確認に応答することが可能な「決済確認応答システムおよび決済確認応答方法」を提供する。
【解決手段】駐車場での自動決済サービスを利用するかについてユーザに問い合わせる場合、その問い合わせに対する応答と同一の応答を次回以降も行うかについても問い合わせ、同一の応答を行う旨の応答があったときには、当該同一の応答内容を示す応答情報を含む応答設定情報を応答設定情報記憶部680に記憶する。そして、次回以降の問い合わせの際に、応答設定情報が記憶されている場合、当該問い合わせから所定時間の経過後に、応答設定情報に含まれる応答情報を入口用路側機120に対して送信することにより、次回以降も同一の応答を行う設定を過去にしていれば、当該同一の応答内容を示す情報が入口用路側機120に対して自動的に送信されるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、決済確認応答システムおよび決済確認応答方法に関し、例えば、施設の利用にかかる料金を当該施設内に設けられた路側機との間で無線通信を利用して決済する決済システムに用いて好適なものである。
路側機(道路側に設置された無線装置)と車載機(車両に搭載された無線装置)との間で無線通信を行う通信方式の1つに、DSRC(Dedicated Short Range Communication)と呼ばれるものがある。これは、ITS(Intelligent Transport System)向けに標準化が進められた狭域無線通信方式である。現在は既にETC(ノンストップ自動料金支払いシステム)が実用化されており、今後さらに様々なサービスの実現が期待されている。例えば、車両と周囲の施設とが連携したサービスとして、駐車場、ガソリンスタンド、ドライブスルー、情報ステーション(有料コンテンツ販売)などでの自動料金支払いサービスが考えられている。
次に、車両と周囲の施設とが連携したサービスの代表的な例として、駐車場での自動料金支払いサービスの流れについて具体的に説明する。駐車場の入口に設置された路側機は、車両の入場ゲートへの進入を検知すると、無線電波を発射し、車両に搭載された車載機と無線通信接続、および、機器認証を実施する。認証の正当性を確認できた場合、路側機は、車載機から送信されたICカードのデータと入車時刻とを関連づけて記憶する。その後、路側機は、車載機に接続されたナビゲーション装置にて画面表示された意思確認ボタンの押下確認を実施し、カード決済について運転者の意思確認を行う。そして、意思確認ボタンの押下を確認した場合、路側機は、車載機との通信を切断するとともに、入場ゲートを開くように制御する。その後、車両は入庫する。
駐車場の出口においては、路側機は、車両の出場ゲートへの進入を検知すると、無線電波を発射し、車両に搭載された車載機と無線通信接続、および、機器認証を実施する。認証の正当性を確認できた場合、路側機は、入場時に記憶した入車時刻と出車時刻(現在時刻)との差分から計算された駐車場の料金を車載機に通知する。その通知を受けた車載機は、駐車場の料金を画面表示するようにナビゲーション装置に指示する。その後、路側機は、車載機との通信を切断するとともに、出場ゲートを開くように制御する。その後、車両は出庫する。なお、出庫データである入車時刻やカードデータ、出車時刻、精算金額は別途決済センターへ送信され処理されることとなる。
以上のように、運転者は、駐車場での自動料金支払いサービスを利用することによって、窓を開けずに迅速な支払いが可能、現金・小銭での支払いが不要、および、支払いのための車寄せが不要などと言ったメリットを享受することができる。
なお、駐車場に入庫するたびにカード決済するか否かについて運転者の意思確認を行うものではないが、駐車料金を自動的に決済することができるように構成した技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2000−285157号公報
しかしながら、上述した駐車場での自動料金支払いサービスには、次のような解決すべき問題があった。すなわち、駐車場での自動料金支払いサービスの仕様では、路側機側からカード決済について運転者の意思確認を必ず行うことが規定されている。そのため、過去に利用したことのある駐車場において毎回カード決済をすることが運転者の心中で確定している場合であっても、ナビゲーション装置にて画面表示された意思確認ボタンを押下するという毎回同じ操作が必要であるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するために成されたものであり、過去に利用したことのある施設において毎回カード決済をすることが運転者の心中で確定している場合に、毎回同じ操作をしなくても、路側機からのカード決済の意思確認に応答することができるようにすることを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明では、カードを用いて無線通信による決済サービスの利用が可能な施設に設けられた路側機との間の狭域無線通信の確立後に、当該決済サービスを利用するか否かについてユーザに問い合わせる場合、その問い合わせに対する応答と同一の応答を次回以降も行うか否かについても問い合わせ、同一の応答を次回以降も行う旨の応答があったときには、その同一の応答の内容を示す応答情報を含む情報を応答設定情報として設定しておく。そして、決済サービスを利用するかの否かの次回以降の問い合わせを行う際に、当該問い合わせから所定時間以内に応答がなかった場合には、応答設定情報が設定されているか否かを判定し、設定されていると判定した場合には、応答設定情報に含まれる応答情報を路側機に対して送信するようにしている。
上記のように構成した本発明によれば、決済サービスの利用が可能な施設について、当該決済サービスを利用するか否かの問い合わせに対して過去に応答した際、次回以降も同一の応答を行う旨の応答をしていれば、決済サービスを利用するか否かの次回以降の問い合わせに対して、当該同一の応答内容を示す情報が路側機に対して自動的に送信される。そのため、過去に利用したことのある施設において毎回カード決済をすることが運転者の心中で確定している場合に、毎回同じ操作をしなくても、路側機からのカード決済の意思確認に応答することができる。
本実施形態による決済確認応答システムの全体構成例を示すブロック図である。 本実施形態による決済確認応答システムにおける画面表示例を示す図である。 本実施形態による決済確認応答システムの入車時の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態による決済確認応答処理の動作例を示すフローチャートである。 本実施形態による決済確認応答システムの出車時の動作例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による決済確認応答システム100の全体構成例を示す図である。図1に示すように、決済確認応答システム100は、入口用路側機120(本発明の路側機に対応する)、車載機140、モニタ160、操作部180、出口用路側機200および決済サーバ220を備えて構成されている。このうち、入口用路側機120は、駐車場の入口付近に設置されている。車載機140、モニタ160および操作部180は、駐車場での自動料金支払いサービスを利用するユーザが運転する車両内部に設置されている。出口用路側機200は、駐車場の出口付近に設置されている。決済サーバ220は、例えば電子決済センターに設置されている。そして、入口用路側機120と出口用路側機200との間が有線または無線の通信回線にて接続されている。また、出口用路側機200と決済サーバ220との間が有線または無線の通信回線にて接続されている。
まず、入口用路側機120の機能構成について説明する。図1に示すように、入口用路側機120は、進入検知部300、無線通信部320、カード情報受信部340、入車情報記憶部360、問い合わせ情報送信部380、応答情報受信部400、応答情報記憶部420および入場ゲート制御部440を備えて構成されている。
進入検知部300は、入口用路側機120の通信可能範囲内への車両の進入を検知する。進入検知部300は、入口用路側機120の通信可能範囲内への車両の進入を検知した場合、その旨を無線通信部320に通知する。
無線通信部320は、進入検知部300からの通知を受けた場合、車載機140の無線通信部500との間でDSRC通信方式による無線通信接続の確立処理を行う。続いて、無線通信部320は、車載機140の無線通信部500との間で入口用路側機120および車載機140の機器認証を行う。これによって、入口用路側機120は、車載機140との間で無線通信を開始することができる。
カード情報受信部340は、無線通信部320を介して、車載機140から送信されたカード情報を受信する。そして、カード情報受信部340は、受信したカード情報と現在の時刻(駐車場への車両の入車時刻)を示す時刻情報とを関連付けた入車情報を入車情報記憶部360に記憶する。また、カード情報受信部340は、受信したカード情報を応答情報受信部400に出力する。
問い合わせ情報送信部380は、無線通信部320を介して、駐車場での自動料金支払いサービスを利用するか否かについてユーザに問い合わせるための問い合わせ情報を車載機140に送信する。問い合わせ情報には、入口用路側機120を特定する路側機特定情報、駐車場での自動料金支払いサービスを利用するか否かの問い合わせに対する応答待ち時間(例えば、10秒)を示す応答待ち時間情報、および、当該問い合わせの際に画面提示する内容(文字列)を示す問い合わせ内容情報が含まれている。
応答情報受信部400は、無線通信部320を介して、車載機140から送信された応答情報を受信する。応答情報は、問い合わせ情報送信部380が送信した問い合わせ情報により示される問い合わせに対する応答内容を示す情報である。応答情報には、駐車場での自動料金支払いサービスの利用を希望することを示す「YES」、自動料金支払いサービスの利用を希望しないことを示す「NO」および、問い合わせに対して応答待ち時間以内に応答がなかったことを示す「応答なし」の何れかを示す特定値が含まれている。
また、応答情報受信部400は、受信した応答情報とカード情報受信部340から出力されたカード情報とを関連付けて応答情報記憶部420に記憶する。ここで、応答情報受信部400は、応答情報とカード情報とを関連付けて応答情報記憶部420に記憶した旨を入場ゲート制御部440に通知する。入場ゲート制御部440は、応答情報受信部400からの通知を受けた場合、駐車場の入口付近に設置された入場ゲート(図示せず)を開くように制御することによって駐車場への車両の入場を許可する。
次に、車載機140の機能構成について説明する。図1に示すように、車載機140は、無線通信部500、カード情報取得部520、カード情報送信部540、問い合わせ情報受信部560、問い合わせ画面生成部580、表示制御部600、操作受付部620、ユーザ特定部640、応答設定部660、応答設定情報記憶部680、応答情報送信部700、応答設定情報確認画面生成部720、料金情報受信部740および料金通知画面生成部760を備えて構成されている。なお、車載機140には、その付属機器としてモニタ160および操作部180が接続されている。なお、問い合わせ画面生成部580および表示制御部600は、本発明の第1の問い合わせ部および第2の問い合わせ部に対応する。
無線通信部500は、入車時に入口用路側機120の無線通信部320との間でDSRC通信方式による無線通信接続の確立処理を行う。続いて、無線通信部500は、入口用路側機120の無線通信部320との間で入口用路側機120および車載機140の機器認証を行う。これによって、車載機140は、入車時に入口用路側機120との間で無線通信を開始することができる。同様に、無線通信部500は、出車時に出口用路側機200の無線通信部820との間でDSRC通信方式による無線通信接続の確立処理を行う。続いて、無線通信部500は、出口用路側機200の無線通信部820との間で出口用路側機200および車載機140の機器認証を行う。これによって、車載機140は、出車時に出口用路側機200との間で無線通信を開始することができる。
カード情報取得部520は、車載機140の挿入口に挿入されたICカードからそのICカードを特定するカード情報を取得し、当該取得したカード情報をカード情報送信部540に出力する。カード情報送信部540は、無線通信部500を介して、カード情報取得部520から出力されたカード情報を入口用路側機120および出口用路側機200に送信する。
問い合わせ情報受信部560は、無線通信部500を介して、入口用路側機120から送信された問い合わせ情報を受信する。そして、問い合わせ情報受信部560は、受信した問い合わせ情報に含まれる問い合わせ内容情報を問い合わせ画面生成部580に出力する。また、問い合わせ情報受信部560は、問い合わせ情報に含まれる応答待ち時間情報を操作受付部620に出力する。また、問い合わせ情報受信部560は、問い合わせ情報に含まれる路側機特定情報を応答設定部660に出力する。
問い合わせ画面生成部580は、問い合わせ情報受信部560から出力された問い合わせ内容情報を用いて、駐車場での自動料金支払いサービスを利用するか否かについてユーザに問い合わせるための問い合わせ画面を生成する。図2(a)には、問い合わせ画面生成部580により生成された問い合わせ画面の例を示している。問い合わせ画面の表示枠10には、問い合わせ内容情報により示される文字列「DSRC車載機での自動決済を行いますか?」の表示が設定される。その他に、問い合わせ画面には、自動決済を行うことを選択するための「YES」、自動決済を行わないことを選択するための「NO」、次回の問い合わせ時に同じ応答することを選択するための「次回も同じ応答」の各選択キーの表示が設定される。表示制御部600は、問い合わせ画面生成部580により生成された問い合わせ画面をモニタ160に表示する。
操作受付部620は、操作部180を介して、駐車場での自動料金支払いサービスを利用するか否かの問い合わせ、および、当該問い合わせに対する応答と同一の応答を次回以降も行うか否かの問い合わせに対するユーザの応答操作を受け付ける。
具体的には、操作受付部620は、問い合わせ情報受信部560から出力された応答待ち時間情報により示される応答待ち時間以内に、自動料金支払いサービスを利用する(または利用しない)旨の応答操作を受け付けた場合(図2(a)に示す問い合わせ画面の例では、操作部180を介して「YES」または「NO」の何れかの選択キーが選択された場合)、応答内容を示す応答情報を応答設定部660および応答情報送信部700に出力する。また、操作受付部620は、自動料金支払いサービスを利用するか否かの問い合わせに対する応答と同一の応答を次回以降も行う旨の応答操作を受け付けた場合(図2(a)に示す問い合わせ画面の例では、操作部180を介して「YES」または「NO」の選択キーが選択された後に、「次回も同じ応答」の選択キーが選択された場合)、次回以降も同一の応答を行う旨を応答設定部660に通知する。また、操作受付部620は、次回以降も同一の応答を行う旨の応答操作を受け付けなかった場合、その旨を応答情報送信部700に通知する。
また、操作受付部620は、問い合わせ情報受信部560から出力された応答待ち時間情報により示される応答待ち時間以内に、駐車場での自動料金支払いサービスを利用する(または利用しない)旨の応答操作を受け付けなかった場合、その旨を応答設定部660に通知する。
また、操作受付部620は、操作部180を介して、駐車場での自動料金支払いサービスを利用するか否かの問い合わせに対する応答に関する応答設定情報(後述する)の確認を要求する操作を受け付ける。操作受付部620は、応答設定情報の確認を要求する操作を受け付けた場合、その旨を応答設定情報確認画面生成部720に通知する。
ユーザ特定部640は、車両を運転しているユーザを特定し、当該特定したユーザを示すユーザ特定情報を応答設定部660に出力する。ユーザ特定部640は、ユーザの特定方法を特に限定するものでなく、様々な手法を適用することが可能である。例えば、ユーザ特定部640は、車載機140にナビゲーション装置(図示せず)が接続されている場合、次のような方法でユーザを特定することができる。
例えば、ユーザ特定部640は、ナビゲーション装置に有線または無線で接続された携帯電話を用いたハンズフリー通話機能が使われている場合に、ナビゲーション装置が携帯電話から取得したユーザ情報を参照することによって、車両を運転しているユーザを特定する。
また、ユーザ特定部640は、ナビゲーション装置に現在設定されているユーザプロファイル情報を参照することによって、車両を運転しているユーザを特定するようにしてもよい。ユーザプロファイル情報の設定は、例えば、ユーザが車両に乗車した際に、ユーザ自身が操作部を操作することによって行う。または、運転席のシートに埋設した重量センサで検出した重量をもとに、重量とユーザとの対応関係を記憶したテーブル情報を参照することによって特定したユーザのプロファイル情報を自動的に設定するようにしてもよい。または、車載カメラで撮影した車室内の画像を認識処理することによって特定したユーザのプロファイル情報を自動的に設定するようにしてもよい。
また、ユーザ特定部640は、ユーザ毎に異なる運転操作(ハンドル・アクセル・ブレーキ等の操作)のくせから運転しているユーザを推定する機能をナビゲーション装置が備えている場合、当該ナビゲーション装置により推定されたユーザ情報を取得することによって、車両を運転しているユーザを特定するようにしてもよい。
応答設定部660は、次回以降も同一の応答を行う旨の通知を操作受付部620から受けた場合、問い合わせ情報受信部560から出力された路側機特定情報、ユーザ特定部640から出力されたユーザ特定情報、および、操作受付部620から出力された応答情報を関連付けた応答設定情報を応答設定情報記憶部680に記憶する。
また、応答設定部660は、駐車場での自動料金支払いサービスを利用する(または利用しない)旨の応答操作を受け付けなかった旨の通知を操作受付部620から受けた場合、問い合わせ情報受信部560から出力された路側機特定情報とユーザ特定部640から出力されたユーザ特定情報とに関連付けられた応答設定情報が応答設定情報記憶部680に記憶されているか否かについて判定する。もし、応答設定情報が記憶されている場合には、応答設定部660は、当該応答設定情報に含まれる応答情報を応答情報送信部700に出力する。一方、応答設定情報が記憶されていない場合には、応答設定部660は、駐車場での自動料金支払いサービスを利用する(または利用しない)旨の応答操作がなかった旨を応答情報送信部700に通知する。
応答情報送信部700は、次回以降も同一の応答を行う旨の応答操作がなかった旨の通知を操作受付部620から受けた場合、無線通信部500を介して、操作受付部620から出力された応答情報を入口用路側機120に送信する。
また、応答情報送信部700は、応答設定部660から応答情報が出力された場合、無線通信部500を介して、当該応答情報を入口用路側機120に送信する。また、応答情報送信部700は、駐車場での自動料金支払いサービスを利用する(または利用しない)旨の応答操作がなかった旨の通知を応答設定部660から受けた場合、無線通信部500を介して、特定値に「応答なし」を設定した応答情報を入口用路側機120に送信する。
応答設定情報確認画面生成部720は、応答設定情報の確認を要求する操作を受け付けた旨の通知を操作受付部620から受けた場合、応答設定情報記憶部680に記憶されている応答設定情報をユーザが確認するための応答設定情報確認画面を生成する。図2(b)には、応答設定情報確認画面生成部720により生成された応答設定情報確認画面の例を示している。応答設定情報確認画面の表示枠20には、応答設定情報に含まれる路側機特定情報により示される「路側機ID」(図2(b)の例では、「0001」)の表示が設定される。また、表示枠30には、応答設定情報に含まれる応答情報により示される「応答内容」(図2(b)の例では、「YES」)の表示が設定される。その他に、応答設定情報確認画面には、表示中の応答設定情報を無効化することを選択するための「初期化」の選択キーの表示が設定される。なお、応答設定情報確認画面には、応答設定情報に含まれるユーザ特定情報の表示が設定されるようにしても良い。表示制御部600は、応答設定情報確認画面生成部720により生成された応答設定情報確認画面をモニタ160に表示する。
ここで、操作受付部620は、応答設定情報確認画面に応答設定情報が表示されているときに、応答設定情報を無効化する操作(図2(b)に示す応答設定情報確認画面の例では、操作部180を介して「初期化」の選択キーを選択する操作)を受け付ける。操作受付部620は、応答設定情報を無効化する操作を受け付けた場合、その旨を応答設定部660に通知する。応答設定部660は、応答設定情報を無効化する操作を受け付けた旨の通知を操作受付部620から受けた場合、応答設定情報を応答設定情報記憶部680から削除する。
料金情報受信部740は、駐車場から車両が出場する際に、無線通信部500を介して、出口用路側機200から送信された駐車場の使用料金を示す料金情報を受信し、当該受信した料金情報を料金通知画面生成部760に出力する。
料金通知画面生成部760は、料金情報受信部740から出力された料金情報に基づいて、駐車場の使用料金をユーザに通知するための料金通知画面を生成する。図2(c)には、料金通知画面生成部760により生成された料金通知画面の例を示している。料金通知画面の表示枠40には、料金情報により示される料金(例えば、500円)を含む文字列(図2(c)の例では、「料金は、<500円>です」)の表示が設定される。表示制御部600は、料金通知画面生成部760により生成された料金通知画面をモニタ160に表示する。
次に、出口用路側機200の機能構成について説明する。図1に示すように、出口用路側機200は、進入検知部800、無線通信部820、カード情報受信部840、料金計算部860、料金情報送信部880、応答情報判定部900、決済情報送信部920、手動決済完了検知部940および出場ゲート制御部960を備えて構成されている。
進入検知部800は、入口用路側機120の通信可能範囲内への車両の進入を検知する。進入検知部800は、入口用路側機120の通信可能範囲内への車両の進入を検知した場合、その旨を無線通信部820に通知する。
無線通信部820は、進入検知部800からの通知を受けた場合、車載機140の無線通信部500との間でDSRC通信方式による無線通信接続の確立処理を行う。続いて、無線通信部820は、車載機140の無線通信部500との間で出口用路側機200および車載機140の機器認証を行う。これによって、出口用路側機200は、車載機140との間で無線通信を開始することができる。
カード情報受信部840は、無線通信部320を介して、車載機140から送信されたカード情報を受信し、当該受信したカード情報を料金計算部860および応答情報判定部900に出力する。
料金計算部860は、カード情報受信部840から出力されたカード情報に関連付けられた入車情報を入口用路側機120の入車情報記憶部360から取得し、当該取得した入車情報に含まれる時刻情報により示される入車時刻と現在の時刻(駐車場からの車両の出車時刻)との差分時間に基づいて、駐車場の使用料金を計算する。そして、料金計算部860は、計算した使用料金を示す料金情報およびカード情報受信部840から出力されたカード情報を関連付けた決済情報を決済情報送信部920に出力する。また、料金計算部860は、計算した使用料金を示す料金情報を料金情報送信部880に出力する。料金情報送信部880は、無線通信部820を介して、料金計算部860から出力された料金情報を車載機140に送信する。
応答情報判定部900は、カード情報受信部840から出力されたカード情報に関連付けられた応答情報を入口用路側機120の応答情報記憶部420から取得し、当該取得した応答情報に設定されている特定値が自動料金支払いサービスの利用を希望することを示す「YES」であるか否かについて判定する。もし、応答情報に設定されている特定値が「YES」である場合、応答情報判定部900は、その旨を決済情報送信部920および出場ゲート制御部960に通知する。一方、応答情報に設定されている特定値が「YES」でない場合(すなわち、「NO」または「応答なし」の何れかの特定値が設定されている場合)、応答情報判定部900は、その旨を手動決済完了検知部940に通知する。
決済情報送信部920は、応答情報判定部900からの通知を受けた場合、料金計算部860から出力された決済情報を決済サーバ220に送信する。手動決済完了検知部940は、応答情報判定部900からの通知を受けた場合、料金支払い機(図示せず)と連携して駐車場の使用料金の手動決済が完了したことを検知する。手動決済完了検知部940は、手動決済が完了したことを検知した場合、その旨を出場ゲート制御部960に通知する。
出場ゲート制御部960は、応答情報判定部900または手動決済完了検知部940からの通知を受けた場合、駐車場の出口付近に設置された出場ゲートを開くように制御することによって駐車場からの車両の出場を許可する。
次に、決済サーバ220の機能構成について説明する。図1に示すように、決済サーバ220は、決済情報受信部1000および決済処理部1020を備えて構成されている。決済情報受信部1000は、出口用路側機200から送信された決済情報を受信し、当該受信した決済情報を決済処理部1020に出力する。決済処理部1020は、決済情報受信部1000から出力された決済情報に基づいて、駐車場での自動料金支払いサービスに対応する決済処理を行う。
次に、本実施形態における決済確認応答システム100の動作を図3〜図5を用いて説明する。図3は、車両が駐車場へ入場する際の決済確認応答システム100の動作例を示すフローチャートである。まず、入口用路側機120の進入検知部300は、入口用路側機120の通信可能範囲内への車両の進入を検知したか否かについて判定する(ステップS100)。もし、車両の進入を検知していないと進入検知部300にて判定した場合(ステップS100にてNO)、処理はステップS100に遷移する。一方、車両の進入を検知したと進入検知部300にて判定した場合(ステップS100にてYES)、進入検知部300は、その旨を無線通信部320に出力する。
次に、入口用路側機120の無線通信部320は、進入検知部300からの通知を受けた場合、車載機140の無線通信部500との間でDSRC通信方式による無線通信接続の確立処理を行う(ステップS120)。次に、無線通信部320および無線通信部500は、入口用路側機120および車載機140の機器認証を行う(ステップS140)。
次に、車載機140のカード情報取得部520は、車載機140の挿入口に挿入されたICカードからそのICカードを特定するカード情報を取得し、当該取得したカード情報をカード情報送信部540に出力する(ステップS160)。次に、カード情報送信部540は、無線通信部500を介して、カード情報取得部520から出力されたカード情報を入口用路側機120に送信する(ステップS180)。そして、入口用路側機120のカード情報受信部340は、無線通信部320を介して、車載機140から送信されたカード情報を受信する(ステップS200)。
次に、カード情報受信部340は、受信したカード情報と現在の時刻(駐車場への車両の入車時刻)を示す時刻情報とを関連付けた入車情報を入車情報記憶部360に記憶するとともに、当該カード情報を応答情報受信部400に出力する(ステップS220)。次に、問い合わせ情報送信部380は、無線通信部320を介して、駐車場での自動料金支払いサービスを利用するか否かについてユーザに問い合わせるための問い合わせ情報を車載機140に送信する(S240)。そして、車載機140の問い合わせ情報受信部560は、無線通信部500を介して、入口用路側機120の問い合わせ情報送信部380から送信された問い合わせ情報を受信する(ステップS260)。そして、問い合わせ情報受信部560は、受信した問い合わせ情報に含まれる問い合わせ内容情報を問い合わせ画面生成部580に出力する。また、問い合わせ情報受信部560は、問い合わせ情報に含まれる応答待ち時間情報を操作受付部620に出力する。また、問い合わせ情報受信部560は、問い合わせ情報に含まれる路側機特定情報を応答設定部660に出力する。
次に、問い合わせ画面生成部580は、問い合わせ情報受信部560から出力された問い合わせ内容情報を用いて、駐車場での自動料金支払いサービスを利用するか否かについてユーザに問い合わせるための問い合わせ画面を生成する(ステップS280)。次に、表示制御部600は、問い合わせ画面生成部580により生成された問い合わせ画面をモニタ160に表示する(ステップS300)。
次に、入口用路側機120および車載機140は、後述する決済確認応答処理(図4のフローチャートを参照)を実行する(ステップS320)。ステップS320における決済確認応答処理の終了後、決済確認応答システム100は図3における処理を終了する。
図4は、図3のステップS320にて実行される決済確認応答処理の動作例を示すフローチャートである。まず、操作受付部620は、問い合わせ情報受信部560から出力された応答待ち時間情報により示される応答待ち時間以内に、駐車場での自動料金支払いサービスを利用する(または利用しない)旨の応答操作を受け付けたか否かについて判定する(ステップS400)。もし、応答操作を受け付けたと操作受付部620にて判定した場合(ステップS400にてYES)、操作受付部620は、ステップS400における問い合わせに対する応答と同一の応答を次回以降も行う旨の応答操作を受け付けたか否かについて判定する(ステップS420)。
もし、次回以降も同一の応答を行う旨の応答操作を受け付けていないと操作受付部620にて判定した場合(ステップS420にてNO)、操作受付部620は、応答情報を応答情報送信部700に出力すると共に、次回以降も同一の応答を行う旨の応答操作を受け付けなかった旨を応答情報送信部700に通知する。その後、処理はステップS480に遷移する。一方、次回以降も同一の応答を行う旨の応答操作を受け付けたと操作受付部620にて判定した場合(ステップS420にてYES)、ユーザ特定部640は、車両を運転しているユーザを特定し、当該特定したユーザを示すユーザ特定情報を応答設定部660に出力する(ステップS440)。
次に、応答設定部660は、次回以降も同一の応答を行う旨の通知を操作受付部620から受けた場合、問い合わせ情報受信部560から出力された路側機特定情報、ユーザ特定部640から出力されたユーザ特定情報、および、操作受付部620から出力された応答情報を関連付けた応答設定情報を応答設定情報記憶部680に記憶する(ステップS460)。次に、応答情報送信部700は、無線通信部500を介して、操作受付部620から出力された応答情報を入口用路側機120に送信する(ステップS480)。その後、処理はステップS620に遷移する。
問い合わせ情報受信部560から出力された応答待ち時間情報により示される応答待ち時間以内に、駐車場での自動料金支払いサービスを利用する(または利用しない)旨の応答操作を受け付けていないと操作受付部620にて判定した場合(ステップS400にてNO)、ユーザ特定部640は、車両を運転するユーザを特定し、当該特定したユーザを示すユーザ特定情報を応答設定部660に出力する(ステップS500)。次に、応答設定部660は、問い合わせ情報受信部560から出力された路側機特定情報とユーザ特定部640から出力されたユーザ特定情報とに関連付けられた応答設定情報が応答設定情報記憶部680に記憶されているか否かについて判定する(ステップS520)。
もし、応答設定情報が記憶されていると応答設定部660にて判定した場合(ステップS520にてYES)、応答設定部660は、当該応答設定情報に含まれる応答情報を応答情報送信部700に出力する(ステップS540)。次に、応答情報送信部700は、無線通信部500を介して、応答設定部660から出力された応答情報を入口用路側機120に送信する(ステップS560)。その後、処理はステップS620に遷移する。
一方、応答設定情報が記憶されていないと応答設定部660にて判定した場合(ステップS520にてNO)、応答設定部660は、駐車場での自動料金支払いサービスを利用する(または利用しない)旨の応答操作を受け付けなかった旨を応答情報送信部700に通知する(ステップS580)。次に、応答情報送信部700は、無線通信部500を介して、特定値に「応答なし」を設定した応答情報を入口用路側機120に送信する(ステップS600)。その後、処理はステップS620に遷移する。
ステップS620では、応答情報受信部400は、無線通信部320を介して、車載機140から送信された応答情報を受信する(ステップS620)。次に、応答情報受信部400は、受信した応答情報とカード情報受信部340から出力されたカード情報とを関連付けて応答情報記憶部420に記憶する(ステップS640)。ここで、応答情報受信部400は、応答情報とカード情報とを関連付けて応答情報記憶部420に記憶した旨を入場ゲート制御部440に通知する。最後に、入場ゲート制御部440は、駐車場の入口付近に設置された入場ゲート(図示せず)を開くように制御することによって駐車場への車両の入場を許可する(ステップS660)。ステップS660における処理の終了後、決済確認応答システム100は図4における決済確認応答処理を終了する。
図5は、車両が駐車場から出場する際の決済確認応答システム100の動作例を示すフローチャートである。まず、出口用路側機200の進入検知部800は、出口用路側機200の通信可能範囲内への車両の進入を検知したか否かについて判定する(ステップS700)。もし、車両の進入を検知していないと進入検知部800にて判定した場合(ステップS700にてNO)、処理はステップS700に遷移する。一方、車両の進入を検知したと進入検知部800にて判定した場合(ステップS700にてYES)、進入検知部800は、その旨を無線通信部820に出力する。
次に、出口用路側機200の無線通信部820は、進入検知部800からの通知を受けた場合、車載機140の無線通信部500との間でDSRC通信方式による無線通信接続の確立処理を行う(ステップS720)。次に、無線通信部820および無線通信部500は、出口用路側機200および車載機140の機器認証を行う(ステップS740)。
次に、車載機140のカード情報取得部520は、車載機140の挿入口に挿入されたICカードからそのICカードを特定するカード情報を取得し、当該取得したカード情報をカード情報送信部540に出力する(ステップS760)。次に、カード情報送信部540は、無線通信部500を介して、カード情報取得部520から出力されたカード情報を出口用路側機200に送信する(ステップS780)。そして、カード情報受信部840は、無線通信部820を介して、車載機140から送信されたカード情報を受信する(ステップS800)。
次に、料金計算部860は、カード情報受信部840から出力されたカード情報に関連付けられた入車情報を入口用路側機120の入車情報記憶部360から取得し、当該取得した入車情報に含まれる時刻情報により示される入車時刻と現在の時刻(駐車場からの車両の出車時刻)との差分時間に基づいて、駐車場の使用料金を計算する(ステップS820)。そして、料金計算部860は、計算した使用料金を示す料金情報およびカード情報受信部840から出力されたカード情報を関連付けた決済情報を決済情報送信部920に出力する。また、料金計算部860は、計算した使用料金を示す料金情報を料金情報送信部880に出力する。
次に、料金情報送信部880は、無線通信部820を介して、料金計算部860から出力された料金情報を車載機140に送信する(ステップS840)。そして、料金情報受信部740は、無線通信部500を介して、出口用路側機200から送信された料金情報を受信し、当該受信した料金情報を料金通知画面生成部760に出力する(ステップS860)。
次に、料金通知画面生成部760は、料金情報受信部740から出力された料金情報に基づいて、駐車場の使用料金をユーザに通知するための料金通知画面を生成する(ステップS880)。次に、表示制御部600は、料金通知画面生成部760により生成された料金通知画面をモニタ160に表示する(ステップS900)。
次に、応答情報判定部900は、カード情報受信部840から出力されたカード情報に関連付けられた応答情報を入口用路側機120の応答情報記憶部420から取得し、当該取得した応答情報に設定されている特定値が自動料金支払いサービスの利用を希望することを示す「YES」であるか否かについて判定する(ステップS920)。もし、応答情報に設定されている特定値が「YES」であると応答情報判定部900にて判定した場合(ステップS920にてYES)、応答情報判定部900は、その旨を決済情報送信部920および出場ゲート制御部960に通知する。
次に、決済情報送信部920は、応答情報判定部900からの通知を受けた場合、料金計算部860から出力された決済情報を決済サーバ220に送信する(ステップS940)。その後、処理はステップS1020に遷移する。そして、決済サーバ220の決済情報受信部1000は、出口用路側機200から送信された決済情報を受信し、当該受信した決済情報を決済処理部1020に出力する(ステップS960)。次に、決済処理部1020は、決済情報受信部1000から出力された決済情報に基づいて、駐車場での自動料金支払いサービスに対応する決済処理を行う(ステップS980)。
一方、応答情報に設定されている特定値が「YES」でない(すなわち、「NO」または「応答なし」の何れかの特定値が設定されている場合)と応答情報判定部900にて判定した場合(ステップS920にてNO)、応答情報判定部900は、その旨を手動決済完了検知部940に通知する。次に、手動決済完了検知部940は、応答情報判定部900からの通知を受けた場合、料金支払い機(図示せず)と連携して駐車場の使用料金の手動決済が完了したことを検知したか否かについて判定する(ステップS1000)。
もし、手動決済が完了したことを検知していないと手動決済完了検知部940にて判定した場合(ステップS1000にてNO)、処理はステップS1000に遷移する。一方、手動決済が完了したことを検知したと手動決済完了検知部940にて判定した場合(ステップS1000にてYES)、その旨を出場ゲート制御部960に通知する。その後、処理はステップS1020に遷移する。
最後に、ステップS1020では、出場ゲート制御部960は、応答情報判定部900または手動決済完了検知部940からの通知を受けた場合、駐車場の出口付近に設置された出場ゲートを開くように制御することによって駐車場からの車両の出場を許可する。ステップS1020における処理の終了後、決済確認応答システム100は図5における処理を終了する。
以上詳しく説明したように、本実施形態では、駐車場での自動料金支払いサービスの利用を希望するかについてユーザに問い合わせる場合、その問い合わせに対する応答と同一の応答を次回以降も行うかについても問い合わせ、同一の応答を行う旨の応答があったときには、当該同一の応答内容を示す応答情報を含む情報を応答設定情報として設定する。そして、駐車場での自動料金支払いサービスの利用を希望するかの次回以降の問い合わせの際に、応答設定情報が設定されている場合、応答待ち時間情報により示される応答待ち時間以内に、駐車場での自動料金支払いサービスを利用する(または利用しない)旨の応答操作を受け付けなかったとき、当該応答設定情報に含まれる応答情報を入口用路側機120に対して送信するようにしている。以上より、過去に利用したことのある駐車場において毎回カード決済をすることが運転者の心中で確定している場合に、毎回同じ操作をしなくても、入口用路側機120からのカード決済の意思確認に応答することができる。
なお、本実施形態では、入口用路側機120により指定された応答待ち時間(例えば、10秒)以内に、駐車場での自動料金支払いサービスを利用する(または利用しない)旨の応答操作を操作受付部620が受け付けなかった場合、応答設定情報が設定されているとき、当該応答設定情報に含まれる応答情報を入口用路側機120に対して送信する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、問い合わせが行われてから応答待ち時間(例えば、10秒)より短い所定時間(例えば、3秒)の間に応答がなかった場合、応答設定情報が設定されているとき、応答情報を入口用路側機120に対して送信するようにしても良い。このようによれば、過去に利用したことのある駐車場において毎回カード決済をする(またはカード決済をしない)ことがユーザの心中で確定している場合に、入口用路側機120から指定された応答待ち時間が過ぎるのを不必要に待つことなく、入口用路側機120に対して応答情報を送信することができる。したがって、車両はスムーズに駐車場へ入場することができる。
ここで、問い合わせが行われてから所定時間(例えば、3秒)の間に応答がなかったとしても、応答設定情報が設定されていない場合には、応答待ち時間(例えば、10秒)に至るまで応答の受付を継続して行うようにしても良い。応答待ち時間に至るまでの間に応答があった場合、応答情報送信部700は、無線通信部500を介して、操作受付部620から出力された応答情報を入口用路側機120に送信する。また、問い合わせが行われてから応答待ち時間の間に応答がなかった場合、応答設定部660は、駐車場での自動料金支払いサービスを利用する(または利用しない)旨の応答操作を受け付けなかった旨を応答情報送信部700に通知する。そして、応答情報送信部700は、無線通信部500を介して、特定値に「応答なし」を設定した応答情報を入口用路側機120に送信する。このようにすれば、応答設定情報が設定されている場合はスピーディーに応答情報を送信して車両がスムーズに駐車場へ入場できるようにするとともに、応答設定情報が設定されていない場合はユーザが余裕を持って応答操作を行うことができるようにすることが可能となる。
また、本実施形態では、応答設定部660が、次回以降も同一の応答を行う旨の通知を操作受付部620から受けた場合、応答設定情報を応答設定情報記憶部680に記憶する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、応答設定部660は、次回以降も同一の応答を行う旨の通知を操作受付部620から受けた場合に代えて、同一の入口用路側機120(路側機特定情報から特定される)からの問い合わせに対して同一のユーザが所定回数(例えば、3回)以上連続して同一の応答を行った場合に、応答設定情報を応答設定情報記憶部680に記憶するようにしても良い。
また、本実施形態では、駐車場での自動料金支払いサービスを利用するか否かについてユーザに問い合わせる前に、カード情報送信部540が、無線通信部500を介して、カード情報取得部520から出力されたカード情報を入口用路側機120に送信する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、応答待ち時間以内に、駐車場での自動料金支払いサービスを利用する旨の応答操作がされた場合と、応答設定情報に基づいて、駐車場での自動料金支払いサービスを利用する旨の応答情報を送信する場合とに限って、カード情報を入口用路側機120に送信するようにしても良い。この場合、応答待ち時間以内に、駐車場での自動料金支払いサービスを利用しない旨の応答操作がされた場合、応答設定情報に基づいて、駐車場での自動料金支払いサービスを利用しない旨の応答情報が送信された場合、または、何の応答操作もされなかった場合には、カード情報を入口用路側機120に送信しない。つまり、駐車場の入口に設置された発券機(図示せず)から発行された駐車券をユーザが受け取った後、車両は入庫することとなる。
また、本実施形態では、ユーザ特定部640が、様々な手法により車両を運転しているユーザを特定する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ユーザ特定部640は、車両を運転しているユーザを特定するための情報としてカード情報を使用しても良い。
また、本実施形態では、駐車場での自動料金支払いサービスを実現するシステムに決済確認応答システム100を適用する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、ガソリンスタンド、ドライブスルー、情報ステーション(有料コンテンツ販売)などでの自動料金支払いサービスを実現するシステムに決済確認応答システム100を適用するようにしても良い。
その他、上記本実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその精神、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100 決済確認応答システム
120 入口用路側機
500 無線通信部
580 問い合わせ画面生成部
600 表示制御部
660 応答設定部
700 応答情報送信部

Claims (4)

  1. カードを用いて無線通信による決済サービスの利用が可能な施設に設けられた路側機との間で狭域無線通信を実行する無線通信部と、
    前記無線通信部による前記路側機との間の狭域無線通信の確立後に、前記決済サービスを利用するか否かについてユーザに問い合わせる第1の問い合わせ部と、
    前記第1の問い合わせ部による問い合わせに対する応答があった場合、その応答と同一の応答を次回以降も行うか否かについて前記ユーザに問い合わせる第2の問い合わせ部と、
    前記第2の問い合わせ部による問い合わせに対して、前記第1の問い合わせ部に対する応答と同一の応答を次回以降も行う旨の応答があった場合、前記ユーザを特定するユーザ特定情報、前記路側機を特定する路側機特定情報および前記第1の問い合わせ部による問い合わせに対する応答の内容を示す応答情報を含む情報を応答設定情報として設定する応答設定部と、
    前記第1の問い合わせ部によるユーザに対する問い合わせが行われてから所定時間内に応答がなかった場合、当該ユーザを特定する前記ユーザ特定情報および当該問い合わせの前に前記無線通信部との間で狭域無線通信の確立を行った路側機を特定する前記路側機特定情報を含む前記応答設定情報が設定されているとき、前記無線通信部による狭域無線通信を介して当該応答設定情報に含まれる応答情報を前記路側機に対して送信する応答情報送信部とを備えたことを特徴とする決済確認応答システム。
  2. 請求項1に記載の決済確認応答システムにおいて、
    前記応答情報送信部は、前記第1の問い合わせ部により前記決済サービスを利用するか否かについて問い合わせがあり、かつ、その問い合わせが行われてから当該問い合わせの応答待ち時間より短い前記所定時間の間に応答がなかった場合、前記応答設定情報が設定されているとき、前記無線通信部による狭域無線通信を介して当該応答設定情報に含まれる前記応答情報を前記路側機に対して送信することを特徴とする決済確認応答システム。
  3. 請求項1に記載の決済確認応答システムにおいて、
    前記応答設定部は、前記第2の問い合わせ部による問い合わせに対して前記第1の問い合わせ部に対する応答と同一の応答を次回以降も行う旨の応答があった場合に代えて、同一の前記路側機との間で狭域無線通信を実行する際、前記第1の問い合わせ部による前記ユーザへの問い合わせに対して同一のユーザから所定回数以上連続して同一の応答がされた場合に、前記応答設定情報を設定することを特徴とする決済確認応答システム。
  4. カードを用いて無線通信による決済サービスの利用が可能な施設に設けられた路側機との間の狭域無線通信の確立後に、前記決済サービスを利用するか否かについてユーザに問い合わせる第1のステップと、
    前記第1のステップによる問い合わせに対する応答があった場合、その応答と同一の応答を次回以降も行うか否かについて前記ユーザに問い合わせる第2のステップと、
    前記第2のステップによる問い合わせに対して、前記第1のステップに対する応答と同一の応答を次回以降も行う旨の応答があった場合、前記第1のステップによる問い合わせに対する応答の内容を示す応答情報を含む情報を応答設定情報として設定する第3のステップと、
    前記第1のステップによるユーザに対する問い合わせが行われてから所定時間内に応答がなかった場合、当該ユーザを特定する前記ユーザ特定情報および当該問い合わせの前に前記無線通信部との間で狭域無線通信の確立を行った路側機を特定する前記路側機特定情報を含む前記応答設定情報が設定されているとき、前記無線通信部による狭域無線通信を介して当該応答設定情報に含まれる応答情報を前記路側機に対して送信する第4のステップとを有することを特徴とする決済確認応答方法。
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