JP2010257848A - 車輌用前照灯 - Google Patents

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幸央 小野田
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Abstract


【課題】 高い最大発光輝度を確保する。
【解決手段】 放電灯8に、ソケット17に取り付けられた外管18と、発光部20と該発光部を挟んだ反対側において発光部に連続して設けられた一対の細管部21、21とから成り外管の内部に配置されたセラミック発光管19と、セラミック発光管の内部に配置された一対の電極24、25とを設け、セラミック発光管を、一方の細管部と発光部の一部によって構成された第1の部分22と、他方の細管部と発光部の一部以外の部分によって構成された第2の部分23とを接合して形成し、セラミック発光管を先端側が上方に位置する前上がり又は先端側が下方に位置する前下がりの状態で水平方向に対して傾斜させた。
【選択図】 図2

Description

本発明は車輌用前照灯に関する。詳しくは、セラミック発光管を水平方向に対して傾斜して高い最大発光輝度を確保する技術分野に関する。
車輌用前照灯には、例えば、光源として白熱灯(白熱バルブ)又はハロゲン灯(ハロゲンバルブ)が用いられたタイプや光源として放電灯(放電バルブ)が用いられたタイプがある。
光源として白熱灯やハロゲン灯が用いられた車輌用前照灯にあっては、白熱灯やハロゲン灯のフィラメントが略均一に発光して棒状の発光部となるため、リフレクター等を用いた反射型の灯具として用いる場合に、リフレクターの反射面の形状による配光制御が行い易いと言う長所がある。
一方、光源として放電灯が用いられた車輌用前照灯にあっては、放電灯が白熱灯やハロゲン灯に比較して光量が大きいため輝度の向上を図ることができ、また、白熱灯及びハロゲン灯に比較して放電灯の寿命が長いと言う長所がある。
このように放電灯は白熱灯やハロゲン灯と比較して輝度が高く寿命が長いため、近年、車輌用前照灯として放電灯を備えたものが普及している。
放電灯には、一対の電極を保持し内部に希ガス等の気体が封入されたセラミック発光管が外管の内部に配置され、セラミック発光管が内部において放電が行われる発光部と該発光部を挟んで反対側に設けられた一対の細管部とによって構成されたものがある。発光部は放電が行われたときにアークが発生する部分であり、細管部の径より大きくされている。
放電灯にあっては、セラミック発光管に保持された一対の電極に所定の起動電圧が印加され、セラミック発光管の発光部において放電が行われることにより点灯が開始される。
このような放電灯には、セラミック発光管が、第1の部分と第2の部分が接合されて形成され、発光部の中央部が第1の部分と第2の部分の接合部とされたものがある(例えば、特許文献1参照)。
セラミック発光管は、形状の安定性を確保した上で全体を一体成形によって形成することが困難であり、上記したように、二つの部分を接合して形成する方法が広く行われている。従って、第1の部分と第2の部分の二つの部分を接合して形成することにより、形状の安定性を確保することができると共に成形の容易化による製造コストの低減を図ることができる。
特開2008−44344号公報
ところで、接合部を有しないセラミック発光管にあっては、発光部の中央部、即ち、一対の電極間の中央部において発光輝度が最大となり、特に、遠方の十分な視認性を確保するために必要な大きさの最大発光輝度を確保することが可能である。
ところが、特許文献1に記載された従来の放電灯にあっては、発光部の中央部に接合部が形成されているため、接合部によって光が拡散されてしまい、発光輝度が低下し、必要な大きさの最大発光輝度を確保することができないと言う問題がある。
そこで、本発明車輌用前照灯は、高い最大発光輝度を確保することを課題とする。
車輌用前照灯は、上記した課題を解決するために、放電灯が、ソケットに取り付けられた外管と、発光部と該発光部を挟んだ反対側において前記発光部に連続して設けられた一対の細管部とから成り前記外管の内部に配置されたセラミック発光管と、前記セラミック発光管の内部に配置された一対の電極とを備え、前記セラミック発光管が、一方の前記細管部と前記発光部の一部によって構成された第1の部分と、他方の前記細管部と前記発光部の前記一部以外の部分によって構成された第2の部分とが接合されて形成され、前記セラミック発光管は先端側が上方に位置する前上がり又は先端側が下方に位置する前下がりの状態で水平方向に対して傾斜されたものである。
従って、車輌用前照灯にあっては、セラミック発光管が水平方向に対して傾斜された状態で点灯されて光が出射される。
本発明車輌用前照灯は、光源として放電灯が用いられた車輌用前照灯であって、前記放電灯が、ソケットに取り付けられた外管と、発光部と該発光部を挟んだ反対側において前記発光部に連続して設けられた一対の細管部とから成り前記外管の内部に配置されたセラミック発光管と、前記セラミック発光管の内部に配置された一対の電極とを備え、前記セラミック発光管が、一方の前記細管部と前記発光部の一部によって構成された第1の部分と、他方の前記細管部と前記発光部の前記一部以外の部分によって構成された第2の部分とが接合されて形成され、前記セラミック発光管は先端側が上方に位置する前上がり又は先端側が下方に位置する前下がりの状態で水平方向に対して傾斜されたことを特徴とする。
従って、接合部における光の拡散の影響を受けることなく、必要な大きさの最大発光輝度を確保することができ、遠方の十分な視認性を確保することができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記一対の電極に直流電流が供給されて点灯が行われ、前記セラミック発光管が前上がりの状態で前記水平方向に対して傾斜されている。
従って、陽極側の温度に対して陰極側の温度の低下を抑制することが可能となり、セラミック発光管の温度の分布の不均一性を抑制して発光効率の向上を図ることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、前記第1の部分と前記第2の部分の接合された位置が、前記発光部における前記一対の電極間の中央より前記先端側とされている。
従って、発光輝度が高い領域の範囲を広げることが可能となり、放電灯から出射された光の必要とされる配光パターンの形成を容易に行うことができる。
以下に、本発明車輌用前照灯を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。
車輌用前照灯1は、車体の前端部における左右両端部に取り付けられて配置されている。
車輌用前照灯1は、図1に示すように、前方に開口された凹部を有するランプハウジング2と該ランプハウジング2の開口面を閉塞するカバー3とを備え、ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成されている。灯具外筐4の内部空間は灯室5として形成されている。
ランプハウジング2の後端部には前後に貫通された挿通孔2aが形成され、該挿通孔2aはバックカバー6によって閉塞されている。ランプハウジング2の下端部には上下に貫通された配置孔2bが形成されている。
灯室5には、図示しない光軸調整機構によってリフレクター7が傾動可能に支持されている。リフレクター7の後端部には前後に貫通された取付孔7aが形成されている。
リフレクター7の取付孔7aには放電灯8が取り付けられている。
ランプハウジング2の配置孔2bには放電灯点灯装置9が取り付けられている。放電灯点灯装置9は、ケース体10の内部に図示しない点灯回路が収納されて成る。ケース体10の外周面には入力側コネクター11が設けられ、ケース体10の上面には出力側コネクター12が設けられている。入力側コネクター11は図示しない電源供給回路に接続されている。
出力側コネクター12は給電コード13を介して始動装置14に接続され、該始動装置14のコネクター14aが放電灯8の後述するソケットに接続されている。
放電灯8の点灯は、電源供給回路の電源電圧を放電灯点灯装置9の点灯回路によって昇圧すると共に、例えば、直交変換して高圧の交流電圧である点灯電圧(起動電圧)とし、該点灯電圧を給電コード13及び始動装置14を介して放電灯8に印加することによって行われる。
灯室5には該灯室5に配置された構成部品の一部を遮蔽するためのエクステンション15が設けられている。灯室5には放電灯8から出射される光の一部を遮蔽する図示しないシェードが配置されている。
放電灯8は本体16がソケット17に接続されることにより構成されている(図2参照)。
本体16は外管18と該外管18の内部に配置されたセラミック発光管19とを有している。
外管18はセラミック発光管19等を覆う閉塞部18aと該閉塞部18aの前端部から前方へ突出された保持部18bとが、例えば、石英ガラスによって一体に形成されて成る。
セラミック発光管19は発光部20と該発光部20の前後両端にそれぞれ連続する細管部21、21とによって形成されている。細管部21、21はそれぞれ略前後に延びる略円筒状に形成され、外径が発光部20の外径より小さくされている。
発光部20の内部には金属ハロゲン化物とキセノンやアルゴン等の希ガスとが封入されている。
セラミック発光管19は第1の部分22と第2の部分23が接合されて形成されている。第1の部分22は前側に位置する細管部21と発光部20の前側の半部とが一体に形成されて成り、第2の部分23は後側に位置する細管部21と発光部20の後側の半部とが一体に形成されて成る。
セラミック発光管19には、第1の部分22と第2の部分23が接合されることにより、発光部20の前後方向における中央部に凹凸形状を有する接合部20aが形成されている。
セラミック発光管19は先端側が上方に位置する前上がりの状態で水平方向(図1及び図2に示すH)に対して傾斜されている。尚、セラミック発光管19は先端側が下方に位置する前下がりの状態で水平方向Hに対して傾斜されていてもよい。
細管部21、21の内部にはそれぞれ前後に長く形成された前側電極24と後側電極25が配置されている。前側電極24の後端部24aと後側電極25の前端部25aとは外管18の発光部20の内部に位置されている。
前側電極24の前端部には第1のリード線26が接続されている。第1のリード線26はセラミック発光管19の内部から保持部18bを貫通されて前方へ突出され、外管18の外部へ突出された部分を有する。第1のリード線26の外管18の外部へ突出された部分は所定の方向へ屈曲され、後端部がソケット17に設けられた図示しない第1の接続端子に接続されている。
第1のリード線26は一部が外管18の保持部18bに保持され、外管18の外部へ突出された部分における一部を除いた部分に絶縁スリーブ27が被着されている。絶縁スリーブ27は、例えば、ガラス又はセラミック等の絶縁材料によって形成されている。
後側電極25の後端部には第2のリード線28が接続されている。第2のリード線28の後端部はソケット17に設けられた図示しない第2の接続端子に接続されている。
上記のように構成された放電灯8において、点灯電圧(起動電圧)が給電コード13及び始動装置14を介して前側電極24と後側電極25に印加されると、セラミック発光管19の発光部20の内部において放電現象が生じ点灯が開始される。このとき放電灯8にあっては、セラミック発光管19が水平方向Hに対して傾斜されているため、発光部20から出射された光の発光輝度に関し、発光部20において下方に位置する側で最大(最大発光輝度)となる。
図3乃至図6は、セラミック発光管19の傾斜角度の相違による発光輝度等の変化を示す図表又はグラフ図である。セラミック発光管19を水平方向Hに対して傾斜させたときの図3乃至図6の測定は、傾斜角度を1°、1.5°、5°、10°、11°及び15°に設定して行った。
図3及び図4は、交流電流が供給された場合の交流点灯時においてセラミック発光管19を水平の状態にしたとき、水平方向Hに対して前上がりの状態で傾斜させたとき及び水平方向Hに対して前下がりの状態で傾斜させたときの測定値を示す。
図5及び図6は、直流電流が供給された場合の直流点灯時においてセラミック発光管19を水平の状態にしたとき、水平方向Hに対して前上がりの状態で傾斜させたとき及び水平方向Hに対して前下がりの状態で傾斜させたときの測定値を示す。
図3及び図5の表において、「バルブ光束」は光が出射されたときの発光部20における出射光束であり、「ランプ光束」は発光部20から出射された光が照射されたときの前方へ向かった光の光束である。「判定」は、「最大発光輝度」が水平状態(傾斜角度0°)における値に対して3%以上の上昇があった否かを基準とし、「バルブ光束」又は「ランプ光束」が水平状態(傾斜角度0°)における値に対して3%以上の低下があった否かを基準として行い、「最大発光輝度」、「バルブ光束」及び「ランプ光束」のうち何れか一つの項目が基準を満足しない場合には良好な結果が得られなかったものと判定した。
図4及び図6のグラフ図において、横軸は発光部20における位置を示し、縦軸は輝度を示している。発光部20における位置は、「0」が発光部20の後端であり数値が大きくなるに従って前方の位置を示している。
図4及び図6に示すように、セラミック発光管9を前上がりの状態で傾斜させた場合には、発光部20の後端側、即ち、下方に位置する側で最大発光輝度が生じている。また、セラミック発光管9を前下がりの状態で傾斜させた場合には、発光部20の前端側、即ち、下方に位置する側で最大発光輝度が生じている。
図4及び図6のグラフ図において、発光部20の中央部において発光輝度が急激に低下している部分(窪み部分)が存在するが、この発光輝度の低下は出射しようとする光が接合部20aで拡散されることにより生じる。
図3及び図4に示した交流点灯では、発光管19が前上がりの場合には、傾斜角度が1°において「最大発光輝度」に3%以上の上昇が見られず、傾斜角度が11°及び15°において「バルブ光束」及び「ランプ光束」に3%以上の低下が見られた。逆に、傾斜角度が1.5°乃至10°において「最大発光輝度」、「バルブ光束」及び「ランプ光束」とも良好な結果が得られた。
また、図3及び図4に示した交流点灯では、発光管19が前下がりの場合には、傾斜角度が1°において「最大発光輝度」に3%以上の上昇が見られず、傾斜角度が11°及び15°において「バルブ光束」及び「ランプ光束」に3%以上の低下が見られた。逆に、傾斜角度が1.5°乃至10°において「最大発光輝度」、「バルブ光束」及び「ランプ光束」とも良好な結果が得られた。
図5及び図6に示した直流点灯では、発光管19が前上がりの場合には、傾斜角度が1°において「最大発光輝度」に3%以上の上昇が見られず、傾斜角度が11°及び15°において「ランプ光束」に3%以上の低下が見られた。逆に、傾斜角度が1.5°乃至10°において「最大発光輝度」、「バルブ光束」及び「ランプ光束」とも良好な結果が得られた。
また、図5及び図6に示した直流点灯では、発光管19が前下がりの場合には、傾斜角度が1°において「最大発光輝度」に3%以上の上昇が見られず、傾斜角度が1.5°、5°、10°、11°及び15°において「バルブ光束」及び「ランプ光束」に3%以上の低下が見られた。
セラミック発光管19の水平方向Hに対する傾斜角度は、小さいほど最大発光輝度の生じる位置が接合部20aに重なり易く、大きくなり過ぎるとセラミック発光管19の最低温度(最冷点温度)が低くなり過ぎて発光効率の低下による発光輝度の低下を生じてしまう。
また、放電灯8が直流点灯の場合には、放電灯8において後方側が陽極とされ前方側が陰極とされた場合に、陽極である後方側の温度が高くなり易いため、図5及び図6に示した測定結果にも示されるように、陰極とされる前方側が上方に位置するように前上がりの状態でセラミック発光管19を傾斜させることが望ましい。セラミック発光管19を前上がりの状態で傾斜させることにより、陽極側の温度に対して陰極側の温度の低下を抑制することが可能となり、セラミック発光管19の温度の分布の不均一性を抑制して発光効率の向上を図ることができる。
従って、上記した図3乃至図6の測定結果にも示されるように、交流点灯の場合にはセラミック発光管19を水平方向Hに対して前上がりの状態又は前下がりの状態で1.5°乃至10°傾斜させることが望ましく、直流点灯の場合にはセラミック発光管19を水平方向Hに対して前上がりの状態で1.5°乃至10°傾斜させることが望ましいと考察される。
また、直流点灯において、陰極とされる前方側が上方に位置するように前上がりの状態でセラミック発光管19を傾斜させた場合に、発光部20の接合部20aを発光部20の前後方向における中央より前側の位置に形成することが望ましい(図7参照)。
このように発光部20の接合部20aを前側の位置に形成することにより、図8に示すように、発光輝度が高い領域Aの範囲を広げることが可能となり、放電灯8から出射された光の必要とされる配光パターンの形成を容易に行うことができる。
図9は、直流点灯時においてセラミック発光管19を水平の状態にしたとき、水平方向Hに対して前上がりの状態で傾斜させたとき及び水平方向Hに対して前下がりの状態で傾斜させたときの測定値を示す。この図9の測定は、傾斜角度を1°、1.5°、5°、10°、11°及び15°に設定して行った。
図9に示すように、直流点灯においては、前方側が上方に位置するように前上がりの状態でセラミック発光管19を傾斜させた場合に、セラミック発光管19が水平とされた場合に比し、最大発光輝度の大きな上昇が見られた。従って、直流点灯においては、陰極とされる前方側が上方に位置するように前上がりの状態でセラミック発光管19を傾斜させることが望ましいことが実証された。
上記には、水平方向Hに対してセラミック発光管19を傾斜させる例として外管18に対してセラミック発光管19を傾斜させる場合を示したが、例えば、図10に示すように、放電灯8の全体を傾斜させた状態でリフレクター7に取り付け、水平方向Hに対してセラミック発光管19を傾斜させるようにすることも可能である。
以上に記載した通り、放電灯8にあっては、セラミック発光管19を先端側が上方に位置する前上がり又は先端側が下方に位置する前下がりの状態で水平方向Hに対して傾斜させているため、接合部20aに対応する位置において最大発光輝度が生じることなく、傾斜したときの下方側の位置において最大発光輝度が生じる。
従って、接合部20aにおける光の拡散の影響を受けることなく、必要な大きさの最大発光輝度を確保することができ、遠方の十分な視認性を確保することができる。
上記した発明を実施するための最良の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
図2乃至図10と共に本発明車輌用前照灯の最良の形態を示すものであり、本図は、車輌用前照灯の概略断面図である。 一部を断面にして示す放電灯の拡大側面図である。 交流点灯におけるセラミック発光管の傾斜角度の相違による発光輝度等を示す図表である。 交流点灯におけるセラミック発光管の傾斜角度の相違による発光輝度の分布を示すグラフ図である。 直流点灯におけるセラミック発光管の傾斜角度の相違による発光輝度等を示す図表である。 直流点灯におけるセラミック発光管の傾斜角度の相違による発光輝度の分布を示すグラフ図である。 接合部の位置が発光部の中央より前方に形成された放電灯を一部を断面にして示す拡大側面図である。 接合部の位置が発光部の中央より前方に形成された放電灯における発光輝度の分布を示すグラフ図である。 接合部の位置が発光部の中央より前方に形成されたときのセラミック発光管の傾斜角度の相違による発光輝度の分布を示すグラフ図である。 放電灯の全体が水平方向に対して傾斜された車輌用前照灯を示す概略断面図である。
1…車輌用前照灯、8…放電灯、17…ソケット、18…外管、19…セラミック発光管、20…発光部、21…細管部、22…第1の部分、23…第2の部分、24…前側電極、25…後側電極

Claims (3)

  1. 光源として放電灯が用いられた車輌用前照灯であって、
    前記放電灯が、
    ソケットに取り付けられた外管と、
    発光部と該発光部を挟んだ反対側において前記発光部に連続して設けられた一対の細管部とから成り前記外管の内部に配置されたセラミック発光管と、
    前記セラミック発光管の内部に配置された一対の電極とを備え、
    前記セラミック発光管が、一方の前記細管部と前記発光部の一部によって構成された第1の部分と、他方の前記細管部と前記発光部の前記一部以外の部分によって構成された第2の部分とが接合されて形成され、
    前記セラミック発光管は先端側が上方に位置する前上がり又は先端側が下方に位置する前下がりの状態で水平方向に対して傾斜された
    ことを特徴とする車輌用前照灯。
  2. 前記一対の電極に直流電流が供給されて点灯が行われ、
    前記セラミック発光管が前上がりの状態で前記水平方向に対して傾斜された
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用前照灯。
  3. 前記第1の部分と前記第2の部分の接合された位置が、前記発光部における前記一対の電極間の中央より前記先端側とされた
    ことを特徴とする請求項2に記載の車輌用前照灯。
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