JP2009129883A - 車輌用放電灯 - Google Patents

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Abstract


【課題】 セラミック発光管の耐久性の向上及び発光効率の向上を図る。
【解決手段】 セラミックによって形成され内部にキセノンガスが封入されたセラミック発光管5と、該セラミック発光管に保持された一対の電極9、10と、ガラスによって形成されセラミック発光管と一対の電極を内部に収納する外管6とを設け、セラミック発光管を、内部で放電が行われることにより光を出射するための発光部7と、該発光部の前後両端部にそれぞれ連続され外径が発光部の外径より小さくされた一対の細管部8、8とによって構成し、セラミック発光管に封入されたキセノンガスの圧力をP(atm)とし、セラミック発光管の発光部の内径をr(mm)とし、セラミック発光管の発光部の厚みをt(mm)としたときに、P/(r・t)を4.8以上32以下とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は車輌用放電灯に関する。詳しくは、セラミック発光管に関する寸法等を所定の範囲に設定してセラミック発光管の耐久性の向上及び発光効率の向上を図る技術分野に関する。
車輌用前照灯には、例えば、光源として白熱灯(白熱バルブ)又はハロゲン灯(ハロゲンバルブ)が用いられたタイプや光源として放電灯(放電バルブ)が用いられたタイプがある。
光源として白熱灯やハロゲン灯が用いられた車輌用前照灯にあっては、白熱灯やハロゲン灯のフィラメントが略均一に発光して棒状の発光部となるため、リフレクター等を用いた反射型の灯具として用いる場合に、リフレクターの反射面の形状による配光制御が行い易いと言う長所がある。
一方、光源として放電灯が用いられた車輌用前照灯にあっては、放電灯が白熱灯やハロゲン灯に比較して光量が大きいため輝度の向上を図ることができ、また、白熱灯やハロゲン灯に比較して放電灯の寿命が長いと言う長所がある。
このように、放電灯は白熱灯やハロゲン灯と比較して輝度が高く寿命が長いため、近年、車輌用前照灯として放電灯を備えたものが普及している。
車輌用放電灯としては、一対の電極を保持し内部に希ガス等の気体が封入された発光管がガラスによって形成されたものがあるが、ガラスによって形成された発光管であるガラス発光管は、内部に封入されている金属ハロゲン化物により腐食が進み、黒化や失透現象が生じて適正な配光が得られず、また、腐食が進む分、寿命も短くなってしまうと言う短所がある。
そこで、このようなガラス発光管に代えて、セラミックによって形成されたセラミック発光管を備えた車輌用放電灯が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車輌用放電灯にあっては、セラミック発光管に一対の電極が保持され、セラミック発光管の内部に密閉された空間が形成されている。セラミック発光管の内部に形成された密閉空間には、キセノンガス等の希ガスと金属ハロゲン化物が封入されている。セラミック発光管はガラスによって形成された外管に覆われており、セラミック発光管と外管の間にも密閉空間が形成されている。
このようにして構成された車輌用放電灯は、セラミック発光管が金属ハロゲン化物に対して安定であるため、ガラス発光管を有する車輌用放電灯に比べて寿命が長いという長所がある。
特開2004−103461号公報
ところで、発光管の内部において放電が行われるときには、一対の電極間に発生するアークの中央部が上方へ変位するように屈曲される所謂アーク曲がりが生じるため、発光管の上部の温度が発光管の他の部分の温度に対して高くなってしまう。
このように、発光管の上部の温度が発光管の他の部分の温度に対して高くなると、発光管の耐熱性や熱衝撃性によっては熱応力の発生によりクラックが生じ発光管が破裂するおそれがある。
そこで、アーク曲がりが発光管の内部に封入するキセノンガス等の希ガスの圧力を低くするほど抑制されることが知られていることから、アーク曲がりを抑制するために希ガスの圧力を低くすることが考えられるが、希ガスの圧力を低下させると発光効率の低下を来たすと言う問題がある。
そこで、本発明車輌用放電灯は、セラミック発光管の耐久性の向上及び発光効率の向上を図ることを課題とする。
車輌用放電灯は、上記した課題を解決するために、セラミック発光管を、内部で放電が行われることにより光を出射するための発光部と、該発光部の前後両端部にそれぞれ連続され外径が前記発光部の外径より小さくされた一対の細管部とによって構成し、前記セラミック発光管に封入された前記キセノンガスの圧力をP(atm)とし、前記セラミック発光管の前記発光部の内径をr(mm)とし、前記セラミック発光管の前記発光部の厚みをt(mm)としたときに、P/(r・t)を4.8以上32以下としたものである。
従って、車輌用放電灯にあっては、光束量の増大及び熱応力の緩和が図られる。
また、上記車輌用放電灯において、前記P/(r・t)を10以上20以下とすることにより、一層の光束量の増大及び熱応力の緩和が図られる。
別の車輌用放電灯は、上記した課題を解決するために、セラミック発光管を、内部で放電が行われることにより光を出射するための発光部と、該発光部の前後両端部にそれぞれ連続され外径が前記発光部の外径より小さくされた一対の細管部とによって構成し、前記セラミック発光管に封入された前記キセノンガスの圧力をP(atm)とし、前記セラミック発光管の前記発光部の内径をr(mm)とし、前記セラミック発光管の熱伝導率をR(W/(m・K))としたときに、R・P/rを60以上640以下としたものである。
従って、車輌用放電灯にあっては、光束量の増大及び熱応力の緩和が図られる。
また、上記車輌用放電灯において、前記R・P/rを175以上400以下とすることにより、一層の光束量の増大及び熱応力の緩和が図られる。
本発明車輌用放電灯は、セラミックによって形成され内部にキセノンガスが封入されたセラミック発光管と、該セラミック発光管に保持された一対の電極と、ガラスによって形成され前記セラミック発光管と前記一対の電極を内部に収納する外管とを備えた車輌用放電灯であって、前記セラミック発光管を、内部で放電が行われることにより光を出射するための発光部と、該発光部の前後両端部にそれぞれ連続され外径が前記発光部の外径より小さくされた一対の細管部とによって構成し、前記セラミック発光管に封入された前記キセノンガスの圧力をP(atm)とし、前記セラミック発光管の前記発光部の内径をr(mm)とし、前記セラミック発光管の前記発光部の厚みをt(mm)としたときに、P/(r・t)を4.8以上32以下としたことを特徴とする。
従って、セラミック発光管の均熱化による熱応力の緩和に基づく耐久性の向上及び発光効率の向上を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記P/(r・t)を10以上20以下としたので、一層のセラミック発光管の耐久性の向上及び発光効率の向上を図ることができる。
別の本発明車輌用放電灯は、セラミックによって形成され内部にキセノンガスが封入されたセラミック発光管と、該セラミック発光管に保持された一対の電極と、ガラスによって形成され前記セラミック発光管と前記一対の電極を内部に収納する外管とを備えた車輌用放電灯であって、前記セラミック発光管を、内部で放電が行われることにより光を出射するための発光部と、該発光部の前後両端部にそれぞれ連続され外径が前記発光部の外径より小さくされた一対の細管部とによって構成し、前記セラミック発光管に封入された前記キセノンガスの圧力をP(atm)とし、前記セラミック発光管の前記発光部の内径をr(mm)とし、前記セラミック発光管の熱伝導率をR(W/(m・K))としたときに、R・P/rを60以上640以下としたことを特徴とする。
従って、セラミック発光管の均熱化による熱応力の緩和に基づく耐久性の向上及び発光効率の向上を図ることができる。
請求項4に記載した発明にあっては、前記R・P/rを175以上400以下としたので、一層のセラミック発光管の耐久性の向上及び発光効率の向上を図ることができる。
以下に、本発明車輌用放電灯を実施するための最良の形態について添付図面を参照して説明する。
放電灯(車輌用放電灯)1は車輌用前照灯に備えられている。
放電灯1は本体2と外部リード線3がソケット4に接続されることにより構成されている(図1参照)。
本体2はセラミック発光管5と該セラミック発光管5を覆う外管6とを有している。
セラミック発光管5はセラミックによって形成され、発光部7と該発光部7の前後両端部にそれぞれ連続する細管部8、8とが一体に形成されて成る。発光部7と細管部8、8はそれぞれ前後に延びる略円筒状に形成され、細管部8、8の外径が発光部7の外径より小さくされている。
発光部7の内部には金属ハロゲン化物と希ガスとしてキセノンガスとが封入されている。
細管部8、8にはそれぞれ前後に長く形成された前側電極9と後側電極10が保持されている。
前側電極9は放電電極部11と該放電電極部11の前端部に接合された接合用電極部12とから成る。放電電極部11は、例えば、タングステンによって形成され、接合用電極部12は、例えば、モリブデンによって形成されている。
後側電極10は放電電極部13と該放電電極部13の後端部に接合された接合用電極部14とから成る。放電電極部13は、例えば、タングステンによって形成され、接合用電極部14は、例えば、モリブデンによって形成されている。
前側電極9と後側電極10はそれぞれ接合用電極部12、14が、例えば、フリットガラス15、15によってセラミック発光管5の細管部8、8に接合されている。前側電極9と後側電極10がそれぞれフリットガラス15、15によって細管部8、8に接合されることにより、セラミック発光管5の内部に密閉空間が形成される。
外管6は略円筒状に形成された筒部6aと該筒部6aの前側の開口を閉塞する閉塞部6bとが石英ガラスによって一体に形成されて成る。外管6の内部は収納空間16として形成されている。
前側電極9には前後に延びる第1のリード線17が接続されている。第1のリード線17は、後端部が前側電極9に接合され、前端部が外管6の閉塞部6bから前方へ突出されている。
収納空間16には第1のリード線17に取り付けられたゲッター18が配置されている。ゲッター18は収納空間16に存在し得る不純物を吸着して発光効率の向上等を図る機能を有する。
後側電極10には前後に延びる第2のリード線19が接続されている。第2のリード線19は、前端部が後側電極10に接合され、後端部がソケット4に設けられた図示しない第1の接続端子に接続されている。
第1のリード線17には外部リード線3が接続されている。外部リード線3は前後に延びる水平部3aと該水平部3aの前端部から上方へ屈曲され上下方向に延びる垂直部3bとから成る。外部リード線3は垂直部3bの上端部が第1のリード線17の前端部に接続され、水平部3aの後端部がソケット4に設けられた図示しない第2の接続端子に接続されている。
外部リード線3の水平部3aには絶縁スリーブ20が被着されている。絶縁スリーブ20は、例えば、ガラス又はセラミック等の絶縁材料によって形成されている。
放電灯1は、ソケット4が車輌用前照灯の内部に設けられた図示しないリフレクターに取り付けられることにより、車輌用前照灯の内部に配置される。
以下に、上記した放電灯1に関して行った第1の測定及び第2の測定について説明する。
先ず、第1の測定について説明する(表1乃至表3参照)。
第1の測定においては、セラミック発光管5の内部に封入されたキセノンガスの圧力P(atm)と、セラミック発光管5の発光部7の内径r(mm)(図1参照)と、セラミック発光管5の発光部7の厚みt(mm)(図1参照)とをパラメーターとしたときのP/(r・t)の値を算出し、それぞれについて発光部7から出射される光束(lm)、セラミック発光管5の耐久時間(h)及び発光輝度の最大値(nt)を測定し、測定した光束から発光効率(lm/W)を算出した。
発光効率は「光束/電力」で算出し、電力は放電灯1に使用される電力25W(±5W)である。従って、発光効率は「光束/25」によって算出した。
発光輝度の最大値はアーク(図1に示すA)の中心部(図1に示すM)の輝度を最大値として測定した。
第1の測定においては、第1の目標値として、発光効率を120(lm/W)以上、耐久時間を2500(h)以上、発光輝度の最大値を100(nt)以上に設定し、第2の目標値として、発光効率を130(lm/W)以上、耐久時間を3000(h)以上、発光輝度の最大値を120(nt)以上に設定した。表1乃至表3において、「*」が付された値は第1の目標値に達した値であり、「**」が付された値は第2の目標値に達した値である。
第1の測定において得られた結果を第1の目標値及び第2の目標値と比較することにより判定を行い、判定は良好な結果から順にA、B、C、D、Eの5段階で行った。
先ず、第1の測定においては、パラメーターとされたキセノンガスの圧力P=8〜32、発光部7の内径r=0.8〜4.4、発光部7の厚みt=0.3〜1.0の範囲で測定を行った(表1に示す測定結果X1)。
Figure 2009129883
測定結果X1において、発光効率、耐久時間又は発光輝度の最大値の何れかが設定した第1の目標値から大きく乖離しているデーターはD判定又はE判定とし、それ以外のデーターはC判定とした。具体的には、測定No.1〜測定No.3をD判定、測定No.4〜測定No.11をC判定、測定No.12〜測定No.14をE判定とした。C判定とした測定No.4〜測定No.11は発光効率、耐久時間又は発光輝度の最大値の何れか一つ又は二つのパラメーターが第2の目標値に達しており、残りの二つ又は一つのパラメーターが第1の目標値に達してはいないが第1の目標値に対して大きくは乖離していないデーターである。
尚、No.14のデーターは点灯直後にセラミック発光管5にクラックが生じて破裂し、光束及び発光輝度の最大値を測定できなかったデーターである。
次に、測定結果X1のデーターにおいて用いたパラメーターの範囲のうち、上限側と下限側を除く範囲においてC判定が得られたため、C判定が得られたパラメーターの範囲をさらに以下の範囲に絞って測定を行った。
各パラメーターとされたキセノンガスの圧力P=8〜26、発光部7の内径r=1.2〜3.2、発光部7の厚みt=0.4〜0.8の範囲で測定を行った(表2に示す測定結果Y1)。
Figure 2009129883
測定結果Y1において、発光効率、耐久時間又は発光輝度の最大値の何れかが第1の目標値に達していないデーターはC判定とし、発光効率、耐久時間及び発光輝度の最大値の全てが第1の目標値に達しているデーターはB判定とした。具体的には、測定No.1〜測定No.3をC判定、測定No.4〜測定No.11をB判定、測定No.12〜測定No.14をC判定とした。B判定とした測定No.4〜測定No.11は発光効率、耐久時間及び発光輝度の最大値の全てが第1の目標値に達しているが、発光効率、耐久時間又は発光輝度の最大値の少なくとも一つが第2の目標値に達していないデーターである。
最後に、測定結果Y1のデーターにおいて用いたパラメーターの範囲のうち、上限側と下限側を除く範囲においてB判定が得られたため、B判定が得られたパラメーターの範囲をさらに以下の範囲に絞って測定を行った。
各パラメーターとされたキセノンガスの圧力P=12〜24、発光部7の内径r=2.0〜2.4、発光部7の厚みt=0.4〜0.7の範囲で測定を行った(表3に示す測定結果Z1)。
Figure 2009129883
測定結果Z1において、発光効率、耐久時間又は発光輝度の最大値の何れかが第2の目標値に達していないデーターはB判定とし、発光効率、耐久時間及び発光輝度の最大値の全てが第2の目標値に達しているデーターはA判定とした。具体的には、測定No.1〜測定No.3をB判定、測定No.4〜測定No.9をA判定、測定No.10〜測定No.12をB判定とした。
以上に記載した通り、第1の測定において得られた測定結果より、セラミック発光管5に封入されたキセノンガスの圧力をP(atm)とし、セラミック発光管5の発光部7の内径をr(mm)とし、セラミック発光管5の発光部7の厚みをt(mm)としたときに、P/(r・t)が4.8以上32以下の範囲で、発光効率が120(lm/W)以上、耐久時間が2500(h)以上及び発光輝度の最大値が100(nt)以上である第1の目標値に達することができた。
従って、P/(r・t)が4.8以上32以下となるようにキセノンガスの圧力P(atm)、セラミック発光管5の発光部7の内径r(mm)、セラミック発光管5の発光部7の厚みt(mm)を設定することにより、発光効率の向上、セラミック発光管5の均熱化による熱応力の緩和に基づく耐久性の向上及び高輝度化を図ることができる。
また、第1の測定において得られた結果より、P/(r・t)が10以上20以下の範囲で、発光効率が130(lm/W)以上、耐久時間が3000(h)以上及び発光輝度の最大値が120(nt)以上である第2の目標値に達することができた。
従って、P/(r・t)が10以上20以下となるようにキセノンガスの圧力P(atm)、セラミック発光管5の発光部7の内径r(mm)、セラミック発光管5の発光部7の厚みt(mm)を設定することにより、一層の発光効率の向上、セラミック発光管5の均熱化による熱応力の緩和に基づく耐久性の向上及び高輝度化を図ることができる。
次に、第2の測定について説明する(表4乃至表6参照)。
第2の測定においては、セラミック発光管5の内部に封入されたキセノンガスの圧力P(atm)と、セラミック発光管5の発光部7の内径r(mm)(図1参照)と、セラミック発光管5の熱伝導率R(W/mk)とをパラメーターとしたときのR・P/rの値を算出し、それぞれについて発光部7から出射される光束(lm)及びセラミック発光管5の耐久時間(h)を測定し、測定した光束から発光効率(lm/W)を算出した。
発光効率は「光束/電力」で算出し、電力は放電灯1に使用される電力25W(±5W)である。従って、発光効率は「光束/25」によって算出した。
第2の測定においては、第1の測定と同様に、第1の目標値として、発光効率を120(lm/W)以上、耐久時間を2500(h)以上に設定し、第2の目標値として、発光効率を130(lm/W)以上、耐久時間を3000(h)以上に設定した。表4乃至表6において、「*」が付された値は第1の目標値に達した値であり、「**」が付された値は第2の目標値に達した値である。
第2の測定において得られた結果を第1の目標値及び第2の目標値と比較することにより判定を行い、判定は良好な結果から順にA、B、C、D、Eの5段階で行った。
先ず、第2の測定においては、パラメーターとされたキセノンガスの圧力P=8〜32、発光部7の内径r=0.8〜4.2、セラミック発光管5の熱伝導率R=5〜80の範囲で測定を行った(表4に示す測定結果X2)。
Figure 2009129883
測定結果X2において、発光効率又は耐久時間の何れかが設定した第1の目標値から大きく乖離しているデーターはD判定又はE判定とし、それ以外のデーターはC判定とした。具体的には、測定No.1〜測定No.3をD判定、測定No.4〜測定No.11をC判定、測定No.12〜測定No.14をE判定とした。C判定とした測定No.4〜測定No.11は発光効率又は耐久時間の何れかのパラメーターが第2の目標値に達しており、残りのパラメーターが第1の目標値に達してはいないが第1の目標値に対して大きくは乖離していないデーターである。
次に、測定結果X2のデーターにおいて用いたパラメーターの範囲のうち、上限側と下限側を除く範囲においてC判定が得られたため、C判定が得られたパラメーターの範囲をさらに以下の範囲に絞って測定を行った。
各パラメーターとされたキセノンガスの圧力P=8〜26、発光部7の内径r=1.2〜3.2、セラミック発光管5の熱伝導率R=10〜50の範囲で測定を行った(表5に示す測定結果Y2)。
Figure 2009129883
測定結果Y2において、発光効率又は耐久時間の何れかが第1の目標値に達していないデーターはC判定とし、発光効率及び耐久時間とも第1の目標値に達しているデーターはB判定とした。具体的には、測定No.1〜測定No.4をC判定、測定No.5〜測定No.11をB判定、測定No.12〜測定No.14をC判定とした。B判定とした測定No.5〜測定No.11は発光効率及び耐久時間とも第1の目標値に達しているが、発光効率又は耐久時間の何れかが第2の目標値に達していないデーターである。
最後に、測定結果Y2のデーターにおいて用いたパラメーターの範囲のうち、上限側と下限側を除く範囲においてB判定が得られたため、B判定が得られたパラメーターの範囲をさらに以下の範囲に絞って測定を行った。
各パラメーターとされたキセノンガスの圧力P=12〜24、発光部7の内径r=2.0〜2.4、セラミック発光管5の熱伝導率R=25〜45の範囲で測定を行った(表6に示す測定結果Z2)。
Figure 2009129883
測定結果Z2において、発光効率又は耐久時間の何れかが第2の目標値に達していないデーターはB判定とし、発光効率及び耐久時間とも第2の目標値に達しているデーターはA判定とした。具体的には、測定No.1及び測定No.2をB判定、測定No.3〜測定No.9をA判定、測定No.10〜測定No.12をB判定とした。
以上に記載した通り、第2の測定において得られた測定結果より、セラミック発光管5に封入されたキセノンガスの圧力をP(atm)とし、セラミック発光管5の発光部7の内径をr(mm)とし、セラミック発光管5の熱伝導率をR(W/mk)としたときに、R・P/rが60以上640以下の範囲で、発光効率が120(lm/W)以上及び耐久時間が2500(h)以上である第1の目標値に達することができた。
従って、R・P/rが60以上640以下となるようにキセノンガスの圧力P(atm)、セラミック発光管5の発光部7の内径r(mm)、セラミック発光管5の熱伝導率R(W/mk)を設定することにより、発光効率の向上及びセラミック発光管5の均熱化による熱応力の緩和に基づく耐久性の向上を図ることができる。
また、第2の測定において得られた結果より、R・P/rが175以上400以下の範囲で、発光効率が130(lm/W)以上、耐久時間が3000(h)以上である第2の目標値に達することができた。
従って、R・P/rが175以上400以下となるようにキセノンガスの圧力P(atm)、セラミック発光管5の発光部7の内径r(mm)、セラミック発光管5の熱伝導率R(W/(m・K))を設定することにより、一層の発光効率の向上及びセラミック発光管5の均熱化による熱応力の緩和に基づく耐久性の向上を図ることができる。
上記した発明を実施するための最良の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
本発明車輌用放電灯の最良の形態を示すものであり、車輌用放電灯の概略断面図である。
符号の説明
1…放電灯、5…セラミック発光管、6…外管、7…発光部、8…細管部、9…前側電極、10…後側電極

Claims (4)

  1. セラミックによって形成され内部にキセノンガスが封入されたセラミック発光管と、該セラミック発光管に保持された一対の電極と、ガラスによって形成され前記セラミック発光管と前記一対の電極を内部に収納する外管とを備えた車輌用放電灯であって、
    前記セラミック発光管を、内部で放電が行われることにより光を出射するための発光部と、該発光部の前後両端部にそれぞれ連続され外径が前記発光部の外径より小さくされた一対の細管部とによって構成し、
    前記セラミック発光管に封入された前記キセノンガスの圧力をP(atm)とし、
    前記セラミック発光管の前記発光部の内径をr(mm)とし、
    前記セラミック発光管の前記発光部の厚みをt(mm)としたときに、
    P/(r・t)を4.8以上32以下とした
    ことを特徴とする車輌用放電灯。
  2. 前記P/(r・t)を10以上20以下とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用放電灯。
  3. セラミックによって形成され内部にキセノンガスが封入されたセラミック発光管と、該セラミック発光管に保持された一対の電極と、ガラスによって形成され前記セラミック発光管と前記一対の電極を内部に収納する外管とを備えた車輌用放電灯であって、
    前記セラミック発光管を、内部で放電が行われることにより光を出射するための発光部と、該発光部の前後両端部にそれぞれ連続され外径が前記発光部の外径より小さくされた一対の細管部とによって構成し、
    前記セラミック発光管に封入された前記キセノンガスの圧力をP(atm)とし、
    前記セラミック発光管の前記発光部の内径をr(mm)とし、
    前記セラミック発光管の熱伝導率をR(W/(m・K))としたときに、
    R・P/rを60以上640以下とした
    ことを特徴とする車輌用放電灯。
  4. 前記R・P/rを175以上400以下とした
    ことを特徴とする請求項3に記載の車輌用放電灯。
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