JP2010255831A - 防振装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】流体室5を、仕切部材6をもって、主液室7と、副液室8とに区画し、それらの両液室7,8を、第1の制限通路9および、第2の制限通路10のそれぞれで、相互に独立させて連通させ、筒状部材2の他端側に、前記ダイアフラム4を、第1の制限通路9のその開口端9aを閉止する位置と、その開口端から離隔する位置との間にわたって変位させる負圧アクチュエータ12を設けてなるものであって、第1の制限通路9の開口端9aを閉止した姿勢のダイアフラム4と、このダイアフラム4を、その開口端9aの閉止位置に押圧する負圧アクチュエータ12との間に気密空気室を区画してなる。
【選択図】図1
Description
それぞれで、相互に独立させて連通させ、また、ダイアフラム114に対して主液室117とは反対側に配設した負圧アクチュエータ121の出力部材122によって、ダイアフラム114の中央部分123を仕切部材116の窓穴119の開口周縁部に押し付けてその窓穴119を閉塞状態に保持せしめるようにし、さらに、出力部材122の先端面に、大気に連通する凹所124を形成して、ダイアフラム114の凹所124内への弾性変形を許容し、かつ、ダイアフラム114の凹所124底面への当接によってダイアフラム114の弾性変形量を制限するものであり、負圧アクチュエータ121の作動によって窓穴119を開閉するものである。
第1の制限通路の開口端を閉止した姿勢のダイアフラムと、このダイアフラムを、前記開口端の閉止位置に押圧する負圧アクチュエータとの間に気密空気室を区画してなるものである。
アイドル周波数をf1(ダイアフラム全体のばね定数をK1)に対して、共振周波数を3倍(3f1)にしたいときは、アクチュエータ囲繞域のばね定数を9K1とすることで、所要の共振周波数を実現することができる。
しかも、このアイドリング振動は、主には、ダイアフラム全体の共振に基き、少なくともその共振周波数および、その近傍の周波数で、車体側部材に対しても効果的に低動ばね化することができる。
なお、この第2の制限通路は、アイドリング振動のような、より高い周波数(20〜40Hz)の振動に対しては、いわゆる目詰り状態となって、それぞれの液室内の液体の流動を許容し得ない状態となる。
またここでは、剛性材料にて一体化させて構成した、負圧アクチュエータ12の気密室部分14aおよびダイアフラム押圧部分14bの周囲に気密に連結した、弾性膜体とすることもできる可撓膜体15を、それの外周に、加硫接着その他によって気密に連結した剛性筒体15aを介して、ハウジング11の等径胴部の内周面にかしめ固定しているも、このこともまた、この発明に必須の構成ではない。
また、空密室部分14aには、とくに、ダイアフラム4との協働下で気密空気室13を区画したときの、その気密空気室内圧を、温度変化、気圧変化等に影響されることなく外気圧等と均等なものとするべく、ピンホール等の貫通小孔を設けることが好ましく、かかる貫通小孔は、気密空気室13が増減圧状態とされるそれの作用時には閉塞状態とされる程度の小寸法のものとすることが必要である。
リターンスプリグとしてのこのばね手段18は、ダイアフラム4が第1の制限通路9の開口端9aを閉止する向きの押圧力を常時発生させるべく機能する。
ここでのこの一体化は、図1,2に示すように、両部分14a,14bが一体形成される場合の他、別体形成したそれらの両部分14a,14bを、所要のダイミングで一体に固定、固着等する場合をも含むものとする。
この状態の下では、主および副液室7,8内の液体の、その制限通路9を通る流動が阻止されることになるので、両液室7,8内の液体は、ダイアフラム4の、アクチュエータ囲繞域4bの外側部分の自由な変形の下で、第2の制限通路10を経て高圧側から低圧側へ流動することになり、その第2の制限通路10のチューニング周波数での、通路内の液体の液柱共振、流動抵抗等に基いて、エンジンシェイク振動を有効に減衰することができる。
ところで、この第2の制限通路10は、アイドリング振動(20〜40Hz)のような、エンジンシェイク振動(5〜20Hz)より高周波の振動に対しては、いわゆる目詰り状態となるので、両液室7,8内の液体の、その制限通路10を流動は阻止されることになる。
なおこの場合にもまた、液中共振等に基く、振動の減衰が行われることになる。
なお、ダイアフラム4の、図示のこの一体化構造によれば、アクチュエータ囲繞域4b内の厚みを、アクチュエータ囲繞域4b外の厚みに対して容易に厚くすることができるので、そのアクチュエータ囲繞域4bの共振周波数を、高周波側の所要の周波数に簡単にチューニングすることができる。
2 筒状部材
2a 等径部分
3 弾性部材
4 ダイアフラム
4a 環状部材
4b アクチュエータ囲繞域
5 流体室
6 仕切部材
7 主液室
8 副液室
9 第1の制限通路
9a 開口端
10 第2の制限通路
10a 区画壁部
11 ハウジング
11a 上端部分
11b カップ状インナー部材
11c アウター部材
12 負圧アクチュエータ
13 気密空気室
14a 気密室部分
14b ダイアフラム押圧部分
15a 剛性筒体
16 負圧室
17 バルブ
18 ばね手段
Claims (10)
- 振動発生側部材もしくは振動伝達側部材のいずれか一方側に連結されるコア部材および、他方側に連結される筒状部材のそれぞれを設け、コア部材の外周面と、筒状部材の一方の端部分内周面とを、弾性部材により全周にわたって液密に連結するとともに、筒状部材の他端をダイアフラムによって液密に封止し、少なくとも、このダイアフラムと、筒状部材および弾性部材とで囲繞されるスペースを、液体を封入した流体室とし、この流体室を、仕切部材をもって、弾性部材側に位置する主液室と、ダイアフラム側に位置する副液室とに区画し、それらの両液室を、アイドリング振動の減衰をもたらす第1の制限通路および、エンジンシェイク振動の減衰をもたらす第2の制限通路のそれぞれで、相互に独立させて連通させ、筒状部材の他端側に、前記ダイアフラムを、第1の制限通路の開口端を閉止する位置と、第1の制限通路のその開口端から離隔する位置との間にわたって変位させる負圧アクチュエータを設け、
第1の制限通路の開口端を閉止した姿勢のダイアフラムと、ダイアフラムを、その開口端の閉止位置に押圧する負圧アクチュエータとの間に気密空気室を区画してなる防振装置。 - 負圧アクチュエータの、気密空気室の区画に寄与する気密室部分を剛性部材にて構成してなる請求項1に記載の防振装置。
- ダイアフラムの、第1の制限通路の開口端の閉止姿勢の下で、負圧アクチュエータにより押圧支持される、ダイアフラムのアクチュエータ囲繞域内に、負圧アクチュエータ側、もしくは、それとは反対側に凸となる弛み部を設けてなる請求項1もしくは2に記載の防振装置。
- ダイアフラムを、第1の制限通路の開口端の閉止位置に押圧支持する、負圧アクチュエータのダイアフラム押圧部分を、その開口端の周りに、ダイアフラムを全周にわたって押圧する剛性部材にて構成してなる請求項1〜3のいずれかに記載の防振装置。
- 負圧アクチュエータの、気密室部分およびダイアフラム押圧部分のそれぞれを、相互に一体化された剛性部材にて構成するとともに、その一体化部分を、可撓膜体を介してハウジングに気密に連結してなる請求項1〜4のいずれかに記載の防振装置。
- 負圧アクチュエータ内に、ダイアフラムが第1の制限通路の開口端を閉止する向きの押圧力を常時発生するばね手段を配設してなる請求項1〜5のいずれかに記載の防振装置。
- ダイアフラムの、第1の制限通路の開口端の閉止姿勢で、負圧アクチュエータにより押圧支持される、ダイアフラムのアクチュエータ囲繞域の、第1の制限通路の中心軸線方向のばね定数を、ダイアフラム全体の同様のばね定数より大きくしてなる請求項1〜6のいずれかに記載の防振装置。
- 第1の制限通路の開口端を閉止した姿勢のダイアフラムと、気密空気室の剛性を合成としてなる請求項1〜7のいずれかに記載の防振装置。
- ダイアフラムと負圧アクチュエータとを一体に形成してなる請求項1〜8のいずれかに記載の防振装置。
- 負圧アクチュエータの、剛性部材からなるダイアフラム押圧部分で、負圧アクチュエータをダイアフラムに連結してなる請求項4〜9のいずれかに記載の防振装置。
Priority Applications (1)
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