JP2010239427A - 観覧車用放送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により、ゴンドラ内での音楽再生の高音質化を図ることができ、また、地上とゴンドラ間の双方向通信による観覧車の高機能化を図ることができる観覧車用放送システムを提供する。
【解決手段】運転室装置20は、各ゴンドラ12のうち運転室装置20の間近まで移動した無線通信に適する一のゴンドラ12に対して各種データを無線送信し、一のゴンドラ12は、運転室装置20から受信した各種データを前後一方に隣接するゴンドラ12へ送信し、各ゴンドラ12は、それぞれ前後一方に隣接するゴンドラ12へ各種データを順次送信し、最終的に前記一のゴンドラ12の前後他方に隣接するゴンドラ12まで送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、観覧車のゴンドラに対して地上側より各種データを送信し、個々のゴンドラ毎に各種データの再生を行うための観覧車用放送システムであり、特に、無線通信を利用して観覧車のゴンドラで地上の係員による音声放送と風景案内等の音楽再生を行うと共に、双方向通信により多機能化を図るシステムに関する。
従来より、観覧車のゴンドラに対して地上から電力や電気信号を供給する手段として、ブラシの電気的接触によって通電を行うスリップリングが用いられていた。特に、ゴンドラ内でBGMや地上の係員のマイク放送を再生する手段として、このスリップリングを多極化してスピーカーラインとし、アナログの音声信号を伝送する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、観覧車を取り付けた回動輪に設けられた電器(例えばゴンドラ内外の照明、換気用ファン、空調機等)用の電源供給ラインの電源電圧にアナログ音声信号等を重畳して、ゴンドラ内で復調して放送することにより、スリップリングの配線数を削減することができる方法も知られている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−245474号公報
特開2002−233669号公報
しかしながら、前述したスリップリングを利用した従来の技術では、何れもスリップリングの接触部分における接触不良に起因した電気的ノイズが伝送中のアナログ音声信号等に混入しやすく、ゴンドラ内において高音質なBGM等の音楽を楽しむことができないという問題があった。
特に、スリップリングは、長期間の使用によって接触部分が腐食するため、なおさらスピーカーからの音声にノイズが含まれやすい。かかる問題を解決するために、特別に防錆ないし錆除処理を随時実施することが必要となり、この分、放送システムの維持のために手間やコストが嵩むという問題もあった。
ところで、スリップリングを利用せずに、地上側と観覧車のゴンドラ間を無線通信で音声信号の伝送を行う場合、地上側とゴンドラ間に存在する観覧車の構造物(回動輪やその支持構造体)による遮蔽の影響が無視できないため通信の信頼性が低く、情報量の多い音声信号を途切れることなく伝送することは困難であった。
さらに、前述したスリップリングを利用したものを含め、従来における観覧車用の放送システムでは、何れも地上側からゴンドラへの一方向通信のみであり、双方向通信を実現するものはなかった。かかる双方向通信が実現するとなれば、例えばゴンドラ内に各種センサを設けて、その出力データを地上側で入手し、ゴンドラ内の状態の遠隔監視等が可能となる。
本発明は、以上のような従来の技術の有する問題点に着目してなされたものであり、地上側と通信圏内にあるゴンドラとの1対1通信が可能なデータ通信用無線を利用すると共に、各ゴンドラ間では各種データをバケツリレー形式により伝送するという簡易な構成により、ゴンドラ内での音楽再生の高音質化を図ることができ、また、地上とゴンドラ間の双方向通信による観覧車の高機能化を図ることができる観覧車用放送システムを提供することを目的としている。
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、以下の各項の発明に存する。
[1]観覧車(10)のゴンドラ(12)に対して地上側より各種データを送信し、個々のゴンドラ(12)にて各種データの出力を行うための観覧車用放送システム(1)において、
地上側に設置された管制手段(20)と、各ゴンドラ(12)に設置され前記管制手段(20)から出力された各種データを受信すると共に、各種データをゴンドラ(12)間で送受信する送受信手段(46,47)と、各ゴンドラ(12)内に設けられ各種データを出力する出力手段(40,41,42,44)と、を有して成り、
前記管制手段(20)は、各ゴンドラ(12)のうち管制手段(20)の間近まで移動した無線通信に適する一のゴンドラ(12)に対して各種データを無線送信し、
前記一のゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)は、前記管制手段(20)から受信した各種データを前後一方に隣接するゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)へ送信し、各ゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)は、それぞれ前後一方に隣接するゴンドラ(12)へ各種データを順次送信し、最終的に前記一のゴンドラ(12)の前後他方に隣接するゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)まで送信し、
前記各出力手段(40,41,42,44)は、前記各ゴンドラ(12)に送信された各種データを受信する毎に、各種データを出力することを特徴とする観覧車用放送システム(1)。
[2]前記各ゴンドラ(12)には、前記管制手段(20)の間近の所定位置まで移動した際に、該所定位置に到達したことを検知する位置検出手段(33)が設けられ、
前記管制手段(20)は、前記位置検出手段(33)による検出結果に基づき、前記一のゴンドラ(12)を通信対象として特定することを特徴とする[1]に記載の観覧車用放送システム(1)。
[3]前記管制手段(20)は、前記各ゴンドラ(12)にある位置検出手段(33)から検出結果を受ける毎に、前記通信対象とする一のゴンドラ(12)を順次変更することを特徴とする[2]に記載の観覧車用放送システム(1)。
[4]前記各ゴンドラ(12)には、各種データのうちデータ変更の頻度が少ない固定データを予め記憶させる固定データ記憶手段(43)が設けられ、
前記管制手段(20)が無線送信する各種データには、前記固定データ記憶手段(43)に記憶されている固定データに関して前記出力手段(40,41,42,44)による再生を制御する再生制御情報が含まれており、
前記出力手段(40,41,42,44)は、前記再生制御情報に基づき前記固定データを再生することを特徴とする[1],[2]または[3]に記載の観覧車用放送システム(1)。
[5]前記固定データには、ある特定の位置に関連付けされた風景案内情報が含まれており、
前記風景案内情報に関する前記再生制御情報は、前記各ゴンドラ(12)のうち前記特定の位置に到達したゴンドラ(12)において前記風景案内情報を再生させるものであることを特徴とする[4]に記載の観覧車用放送システム(1)。
[6]前記各ゴンドラ(12)には、ゴンドラ(12)内に設けられた各種関連設備における状態を検知するための複数のセンサ(35〜39)が設けられており、
前記管制手段(20)が無線送信する各種データには、前記各センサ(35〜39)より出力された情報の収集を指示するセンサ出力取得情報が含まれており、
前記各ゴンドラ(12)の前記送受信手段(46,47)は、それぞれ順次送信する前記センサ出力取得情報に各ゴンドラ(12)毎に前記各センサ(35〜39)より出力された情報を付加して送信し、最終的に前記一のゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)まで送信した後、該一のゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)から前記管制手段(20)へ送信することを特徴とする[1],[2],[3],[4]または[5]に記載の観覧車用放送システム(1)。
[7]前記各ゴンドラ(12)には、ゴンドラ(12)の乗客が所持する携帯音楽プレイヤー(45)を接続可能な端子が設けられており、
前記各出力手段(40,41,42,44)は、乗客の操作に基づき前記端子に接続された携帯音楽プレイヤー(45)に格納されている音楽を再生可能であることを特徴とする[1],[2],[3],[4],[5]または[6]に記載の観覧車用放送システム(1)。
次に、前述した解決手段に基づく作用を説明する。
前記[1]に記載の観覧車用放送システム(1)によれば、地上側に設置された管制手段(20)は、回転中の各ゴンドラ(12)のうち管制手段(20)の間近まで移動した無線通信に適する一のゴンドラ(12)のみを通信対象として、各種データを1対1で無線送信する。ここで管制手段(20)の間近まで移動した一のゴンドラ(12)は、管制手段(20)との間に構造物(回動輪やその支持構造体)が少ないので電波の遮蔽の影響が少ないと共に、通信距離も短いから、無線通信に適している。
管制手段(20)から送信された各種データは、前記一のゴンドラ(12)を経由して全てのゴンドラ(12)にバケツリレー形式で送受信される。すなわち、前記一のゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)は、管制手段(20)から受信した各種データを前後一方に隣接するゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)へ送信し、各ゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)は、それぞれ前後一方に隣接するゴンドラ(12)へ各種データを順次送信し、最終的に前記一のゴンドラ(12)の前後他方に隣接するゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)まで送信される。これにより、全てのゴンドラ(12)に重複することなく各種データを伝送することが可能となる。
各ゴンドラ(12)では、各種データが単に中継されるだけでなく、各ゴンドラ(12)内にある出力手段(40,41,42,44)によって受信される毎にそれぞれ出力されて乗客に利用される。以上のようなシステムにより、回転により時々刻々と通信対象の位置が変わると共に、構造物により電波が遮蔽される虞のある観覧車(10)のゴンドラ(12)と地上間で無線通信を行う場合において、高い通信品質を保つことが可能となる。特に、近距離での通信を行うため、コストの低い低価格なアンテナが利用可能となり、高い通信速度も必要としないため、コストの低い既存の無線機器が利用可能となる。
ところで、管制手段(20)との間で通信対象となる一のゴンドラ(12)の特定方法としては、前記[2]に記載したように、各ゴンドラ(12)に、管制手段(20)の間近の所定位置まで移動した際に、該所定位置に到達したことを検知する位置検出手段(33)を設けると良い。これにより、管制手段(20)は、位置検出手段(33)による検出結果に基づいて、電波状況が良い一のゴンドラ(12)を物理的に判断し、通信対象として特定することができる。
また、前記[3]に記載した観覧車用放送システム(1)によれば、管制手段(20)は、各ゴンドラ(12)にある位置検出手段(33)から検出結果を受ける毎に、前記通信対象とする一のゴンドラ(12)を順次変更する。これにより、全てのゴンドラ(12)を順番に通信対象とすることが可能となり、また、各ゴンドラ(12)の相対的な位置関係を常に正確に把握することが可能となる。
また、前記各種データには、一般の歌謡曲等の音楽やBGM等の音楽データ、あるいは地上の係員からのメッセージや緊急放送等のリアルタイムな音声データ等と色々あるが、前記[4]に記載したように、音楽データ等のデータ変更の頻度が少ない固定データを予め記憶させる固定データ記憶手段(43)を各ゴンドラ(12)に設けておくと良い。
そして、管制手段(20)から再生制御情報を送信することにより、各ゴンドラ(12)内にて出力手段(40,41,42,44)により前記固定データを再生させる。これにより、各ゴンドラ(12)が送受信するデータ容量を抑えることができ、また、ゴンドラ(12)内での高音質な音楽を提供することができる。
また、前記[5]に記載したように、前記固定データに特定の位置に関連付けされた風景案内情報が含まれている場合、前記風景案内情報に関する再生制御情報を管制手段(20)から送信することにより、各ゴンドラ(12)のうち特定の位置に到達したゴンドラ(12)において前記風景案内情報を再生する。これにより、通信対象となる一のゴンドラ(12)と特定の相対位置に存在するゴンドラ(12)に対して、ゴンドラ(12)から見える風景案内等、個別の出力再生を行うことが可能となる。
また、前記[6]に記載したように、各ゴンドラ(12)には、ゴンドラ(12)内にある各種関連設備の状態を検知する複数のセンサ(35〜39)を設けると良い。管制手段(20)によって、前記各センサ(35〜39)より出力された情報の収集を指示するセンサ出力取得情報が出力された場合、各ゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)は、それぞれ順次送信する前記センサ出力取得情報に各ゴンドラ(12)毎に各センサ(35〜39)より出力された情報を付加して送信する。
そして、最終的に前記一のゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)まで、センサ出力取得情報と各センサ(35〜39)より出力された情報が送信された後、該一のゴンドラ(12)の送受信手段(46,47)から管制手段(20)へフィードバックするようにデータを送信する。このような地上側とゴンドラ(12)との双方向通信によれば、センサ(35〜39)の出力に応じたゴンドラ(12)内の状態の遠隔監視等が可能となり、観覧車(10)の高機能化を図ることができる。
さらに、前記[7]に記載したように、各ゴンドラ(12)には、ゴンドラ(12)の乗客が所持する携帯音楽プレイヤー(45)を接続可能な端子が設けると良い。ここで各出力手段(40,41,42,44)は、乗客の操作に基づき前記端子に接続された携帯音楽プレイヤー(45)に格納されている音楽を再生可能とする。これにより、観覧車(10)の乗客は自分の携帯音楽プレイヤー(45)自体をゴンドラ(12)内で利用して好みの音楽を楽しむことができる。
本発明に係る観覧車用放送システムによれば、地上側と通信圏内にあるゴンドラとの1対1通信が可能なデータ通信用無線を利用すると共に、各ゴンドラ間では各種データをバケツリレー形式により伝送するという簡易な構成により、コストアップを招くことなくゴンドラ内での音楽再生の高音質化を図ることができる。また、地上とゴンドラ間の双方向通信を実現することにより、観覧車の高機能化を図る。
本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムを概略的に示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムを構成する管制手段である運転室装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムを構成するゴンドラ装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムにおける通信対象ゴンドラを特定する方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムにおける通信方法を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムを構成する運転室装置の状態遷移を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムを構成するゴンドラ装置の状態遷移を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムにおける回転位置検出スイッチのスイッチレバーが押下された際の動作を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムにおける各種データのうち音声データの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムにおける運転室装置による音声放送手順の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムにおける運転室装置による音声放送手順の別の例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムにおける各種データのうち全ゴンドラセンサデータの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムの運転室装置によるセンサ情報の収集を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムにおける各種データのうち音声制御データの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムの運転室装置による音楽の通常再生モードを示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムの運転室装置によるイベント音楽再生モードを示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムにおける各種データのうち空調制御データの一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態に係る観覧車用放送システムの運転室装置によるサーキュレータ制御を示す説明図である。
以下、図面に基づき本発明を代表する実施の形態を説明する。
図1は、本実施の形態に係る観覧車用放送システム1を概略的に示す説明図であり、図2は、観覧車用放送システム1を構成する管制手段である運転室装置20のハードウェア構成を示すブロック図である。図3は、観覧車用放送システム1を構成するゴンドラ装置30のハードウェア構成を示すブロック図である。また、図6は、運転室装置20における状態遷移を示すブロック図であり、図7は、ゴンドラ装置30における状態遷移を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施の形態における観覧車10は、複数のゴンドラ12を外周に等間隔に取り付けた状態で回転する回動輪11と、地上に立設されて前記回動輪11を回転可能に支持する支持構造体13と、を有して成る。なお、支持構造体13には、回動輪11を回転駆動させるための駆動装置(図示せず)が設けられているが、その構成は一般的であるので詳細な説明は省略する。
観覧車10を含む観覧車用放送システム1は、地上側に設置された管制手段である運転室装置20と、各ゴンドラ12に設置され前記運転室装置20から出力された各種データを受信すると共に、各種データをゴンドラ12間で送受信する送受信手段と、各ゴンドラ12内に設けられ各種データを出力する出力手段と、を有して成る。
支持構造体13の下部付近には、最下位置のゴンドラ12に乗客が乗り降りするための乗降場14が設置され、その脇には運転室15が建てられている。運転室装置20は、運転室15内に設置されている。また、ゴンドラ12は、乗降用の扉や開閉可能な窓を備えた筐体の内部に座席を設けて成り、各ゴンドラ12内には、前記送受信手段や前記出力手段の主要部を成すゴンドラ装置30の他、スピーカー44や空調装置49等が設置されている。
図2に示すように、運転室装置20は、各種制御の中枢的機能を果たすCPUと、CPUの実行するプログラムや各種の固定的データを記憶するROMと、プログラムを実行する上で一時的に必要になるデータを記憶するためのRAM等を主要部とするマイコン21により構成されている。このマイコン21には、外部から電源電圧が供給される電源回路22の他、音声放送スイッチ23、音楽制御スイッチ24、空調装置制御スイッチ25等がそれぞれ信号線を介して接続されている。
運転室装置20のマイコン21には、センサーネットワーク無線モジュール26と外部アンテナ26a、音声用エンコーダ27、マイク用アンプ28とマイク28a、それに表示画面や入力手段を備えたモニタ装置29等も、それぞれ信号線を介して接続されている。これら個々の機器は、既存の一般的なものを採用しており詳細な説明は省略する。
図3に示すように、ゴンドラ装置30は、前記運転室装置20と同様にマイコン31により構成されている。このマイコン31には、回動輪11の軸受部に設けられてスリップリングを介して電源電圧が供給される電源回路32の他、回転位置検出スイッチ33、携帯/内蔵音楽切替スイッチ34、人感センサ35、窓開閉検知スイッチ36、扉ロック検知センサ37等がそれぞれ信号線を介して接続されている。また、温度センサ38や加速度センサ39もそれぞれ信号線を介して接続されている。
ここで回転位置検出スイッチ33は、ゴンドラ12が運転室装置20の間近の所定位置まで移動した際に、該所定位置に到達したことを検知する位置検出手段である。詳しく言えば回転位置検出スイッチ33は、そのスイッチレバーがゴンドラ12の外壁より突出しており、各ゴンドラ12が乗降場14の少し手前となる所定位置(図4中で薄墨色のゴンドラ12を示す位置A)で支持構造体13の一部と接触すると、一時的にオンとなり位置検出信号を出力する。この回転位置検出スイッチ33から出力された位置検出信号は、前記運転室装置20に送信される。
携帯/内蔵音楽切替スイッチ34は、押し操作することにより、後述するスピーカー44からの音声の再生をゴンドラ12内にある音楽データとするか、乗客が所有する携帯音楽プレイヤー45とするか、どちらか一方に選択するためのスイッチである。また、人感センサ35は、ゴンドラ12内における乗客の有無を赤外線あるいは重量により検出するセンサである。
窓開閉検知スイッチ36は、ゴンドラ12にある2箇所の窓の開閉状態を検出するものであり、例えば開いている状態を物理的に検出するリミットスイッチから成る。また、扉ロック検知センサ37は、ゴンドラ12にある乗降用の扉がロックされたか否かを、例えば物理的に検出するリミットスイッチから成る。また、温度センサ38は、ゴンドラ12内の温度を検出するためのセンサであり、加速度センサ39は、ゴンドラ12の移動速度を加速度より検出するためのセンサであり、どちらも構成は一般的であるので詳細は省略する。
また、ゴンドラ装置30のマイコン31には、ミキサ・アンプ回路40、音声用デコーダ回路41、内蔵音楽用プレイヤー回路42、音楽データ蓄積用フラッシュメモリ43、スピーカー44が、それぞれ信号線を介して接続されている。ここでミキサ・アンプ回路40、音声用デコーダ回路41、内蔵音楽用プレイヤー回路42、およびスピーカー44によって、各種データである音楽データや音声データを出力するための出力手段が構成されている。かかる出力手段は、各ゴンドラ12に送信された各種データを受信する毎に、各種データを出力するものである。
音楽データ蓄積用フラッシュメモリ43は、各種データのうちデータ変更の頻度が少ない固定データを予め記憶させるものである。かかる固定データは、具体的には例えば、一般の歌謡曲等の音楽やBGM等の音楽データ、後述する風景案内情報等が該当する。なお、各種データのうちデータ変更の頻度が多い変動データとしては、地上の係員からのメッセージや緊急放送等のリアルタイムな音声データ等が該当する。
また、ゴンドラ装置30には、乗客が所持する携帯音楽プレイヤー45を接続可能な端子が設けられている。ここで携帯音楽プレイヤー45とは、携帯して音楽等を聴ける音響機器の総称であり、例えばポータブルオーディオプレイヤー、携帯型オーディオ等が該当する。後述するが乗客は、ゴンドラ12内で前記音楽データ蓄積用フラッシュメモリ43に記憶された音楽を聞く代わりに、自分の携帯音楽プレイヤー45の音楽をスピーカー44から聞くことができる。なお、携帯音楽プレイヤー45を接続する端子の構成は一般的であるので詳細な説明は省略する。
さらに、ゴンドラ装置30のマイコン31には、センサーネットワーク無線モジュール46と外部アンテナ47、前記空調装置49を操作するための空調装置用リレー回路48が、それぞれ信号線を介して接続されている。ここでセンサーネットワーク無線モジュール46と外部アンテナ47によって、前記管制手段20から出力された各種データを受信すると共に、各種データをゴンドラ12間で送受信するための送受信手段が構成されている。これらの個々の機器や無線通信に関しては、一般的なものを採用しており詳細な説明は省略する。
次に、本実施の形態に係る観覧車用放送システム1の作用について説明する。
図1において、係員が運転室15で運転室装置20を操作して回動輪11を回転駆動すると、回動輪11に取り付けられている各ゴンドラ12は、それぞれ一定の速度で移動する。ここでの速度は、ゴンドラ12内にある加速度センサ39によって検知される。乗降場14では係員が最下位置まで移動して来たゴンドラ12の扉を開けて、ここから乗客はゴンドラ12内に乗り込む。乗客が乗り込んだ後、係員は扉を閉めてロックする。この扉のロック状態は、ゴンドラ12内にある扉ロック検知センサ37によって検知される。
また、各ゴンドラ12内には空調装置49も備えられており、係員は運転室装置20にある空調装置制御スイッチ25を操作することにより、ゴンドラ12内を乗客にとって快適な空調環境に調整する。ゴンドラ12内の温度は、ゴンドラ12内にある温度センサ38によって検知される。その他、各ゴンドラ12内には、人感センサ35や窓開閉検知スイッチ36が設けられており、人感センサ35によって、ゴンドラ12内における乗客の有無が検知され、窓開閉検知スイッチ36によって、ゴンドラ12にある2箇所の窓の開閉状態が検知される。
図1において、地上側に設置された運転室装置20は、回転中の各ゴンドラ12のうち運転室装置20の間近まで移動した無線通信に適する一のゴンドラ12のみを通信対象として、各種データを1対1で無線送信する。ここで運転室装置20の間近まで移動した一のゴンドラ12は、運転室装置20との間に構造物(回動輪11やその支持構造体13)が少ないので電波の遮蔽の影響が少ないと共に、通信距離も短いから、無線通信に適している。
図4において、通信対象となる一のゴンドラ12(以下「通信対象ゴンドラ12」とする)の決定は、各ゴンドラ12に設けられている回転位置検出スイッチ33により行う。すなわち、各ゴンドラ12が回動輪11の回転に伴い運転室装置20の周囲の通信可能エリアに移動した際、乗降場14の少し手前となる所定位置(図4中で薄墨色のゴンドラ12を示す位置A)で、回転位置検出スイッチ33のスイッチレバーが支持構造体13の一部と接触して押下されると、一時的にオンとなり位置検出信号を出力する。
図8は、回転位置検出スイッチ33のスイッチレバーが押下された際の動作を示す説明図である。前述したように、回転位置検出スイッチ33が押下されたゴンドラ12は、運転室装置20に向けて位置検出信号を送信する。位置検出信号には、これを送信したゴンドラの識別番号が含まれており、運転室装置20は、位置検出信号を送信したゴンドラ12を通信対象とし(図中の番号k−1)、それまで通信対象ゴンドラ12であったもの(図中の番号k)を一般ゴンドラ、すなわち直接の通信対象ではないものと判断する。
図9は、各種データのうち音声データの一例を示す説明図であり、図10は、運転室装置20による音声放送手順の一例を示す説明図である。運転室装置20による音声データの送信中に通信対象ゴンドラ12の変更が無い場合には、運転室装置20では音声放送スイッチ23が押されている間、リアルタイムデータである音声データを例えば20ミリ秒おきに送信する。
通信対象ゴンドラ12のゴンドラ装置30では、受信した音声データを再生すると共に、この音声データを前後一方に隣接するゴンドラ12に送信する。図9に示すように音声データには、通信対象ゴンドラ番号と、全ゴンドラ台数が含まれており、これから通信対象ゴンドラ12の一つ前のゴンドラ(図中の番号k−1)までデータが送信された時点で、それ以降のデータ送信を停止する。これにより、全ゴンドラ12に重複することなく音声データを配信することが可能となる。
図11は、運転室装置20による音声放送手順の別の例を示す説明図である。各ゴンドラ12の回転により音声データの送信中に、運転室装置20が一般ゴンドラ12からの位置検出信号を受信した場合は、通信対象ゴンドラ12の変更を行い、引き続き音声データの送信を行う。なお、運転室装置20は位置検出信号を使用して、各ゴンドラ12の位置情報を地上のモニタ装置29に表示する他、後述するが通信対象ゴンドラ12と相対位置に存在するゴンドラ12に対して、該ゴンドラ12から見える風景案内情報等の個別の出力再生を行うことが可能となる。
このように、先ず運転室装置20から送信された各種データは、通信対象ゴンドラ12を経由して全てのゴンドラ12にバケツリレー形式で送受信される。すなわち、図5(a)に示すように、通信対象ゴンドラ12の送受信手段(センサーネットワーク無線モジュール46と外部アンテナ47)は、運転室装置20から受信した各種データを前後一方に隣接するゴンドラ12の送受信手段へ送信する。
各ゴンドラ12の送受信手段は、それぞれ前後一方に隣接するゴンドラ12へ各種データを順次送信し、最終的に通信対象ゴンドラ12の前後他方に隣接するゴンドラ12(図中の番号k−1)の送受信手段まで送信される。このようなマルチホップ通信により、コストの低い低価格なアンテナが利用可能となり、高い通信速度も必要としないため、コストの低い既存の無線機器が利用可能となる。
しかも、各ゴンドラ12では各種データが単に中継されるだけでなく、各ゴンドラ12内にある出力手段によって受信される毎にそれぞれ出力されて乗客に利用される。すなわち、各ゴンドラ12において音声放送と音楽再生が行われる。図14は、各種データのうち音声制御データの一例を示す説明図であり、図15は、運転室装置20による音楽の通常再生モードを示す説明図である。
図15に示すように、運転室装置20において音楽が手動制御に設定されている場合は、「再生」・「一時停止」・「曲スキップ」等の音楽制御スイッチ24を操作した際に再生制御情報である音楽制御情報を送信し、ゴンドラ12では音楽等の固定データの再生を行う。音楽制御スイッチ24の操作時の音楽制御は全ゴンドラ12で実施するため、データ再生中の制御指定ゴンドラ12を未指定として送信を行う。
図16は、運転室装置20によるイベント音楽再生モードを示す説明図である。図16に示すように、運転室装置20において音楽が自動制御に設定されている場合は、音楽制御スイッチ24の操作なしに自動的に音楽制御を行う。かかる自動制御では、前記位置検出通知の受信後に、通信対象ゴンドラ12での音楽の頭だし再生と共に、通信対象ゴンドラ12の数台先に位置する制御指定ゴンドラ12に対して風景案内情報を行うように音楽制御情報を送信する。各ゴンドラ12の正確な位置情報を得ることで、通信対象ゴンドラ12と特定の相対位置に存在するゴンドラ12に対して、該ゴンドラ12から見える風景案内等、個別の出力再生を行うことができる。
ところで、再生する音楽データには、一般の歌謡曲等の音楽やBGM等の音楽データ等と色々あるが、音楽データのようにデータ変更の頻度が少ない固定データは、各ゴンドラ12内の音楽データ蓄積用フラッシュメモリ43に予め記憶させることができる。これにより、各ゴンドラ12が送受信するデータ容量を抑えることができ、また、ゴンドラ12内での高音質な音楽を提供することが可能となる。
さらに、運転室装置20では各ゴンドラ12における音楽再生や音声放送を行う他、各ゴンドラ12内におけるゴンドラ装置30の各種センサ情報を収集し、モニタ装置29に表示して地上でモニタすることができる。図12は、各種データのうち全ゴンドラセンサデータの一例を示す説明図であり、図13は、運転室装置20によるセンサ情報の収集を示す説明図である。
図13に示すように、運転室装置20、通信対象ゴンドラ12に対して図12に示した全ゴンドラセンサデータを送信する。各ゴンドラ12では、加速度センサ39の異常値の検出と、窓開閉検知スイッチ36による窓(2箇所)の開閉状態の検知、および扉ロック検知センサ37による扉ロック状態を検出する接点情報(合計4ビット)をデータ中に指定された場所に格納し、これを隣接するゴンドラ12に送信する。通信対象ゴンドラ12でこのデータを受け取った後に運転室装置20に送信する。
このように運転室装置20によって、各センサ36,37,39より出力された情報の収集を指示するセンサ出力取得情報である全ゴンドラセンサデータが出力された場合、各ゴンドラ12の送受信手段は、それぞれ順次送信する全ゴンドラセンサデータに各ゴンドラ12毎に各センサ36,37,39より出力された情報を付加して送信する。
そして、最終的に通信対象ゴンドラ12の送受信手段まで、全ゴンドラセンサデータと各センサ36,37,39より出力された情報が送信された後、該通信対象ゴンドラ12の送受信手段から運転室装置20へフィードバックするようにデータを送信する。このような図5(b)に示す地上側とゴンドラ12との双方向通信によって、センサ35〜39の出力に応じたゴンドラ12内の状態の遠隔監視等が可能となり、観覧車10の高機能化を図ることができる。
図17は、各種データのうち空調制御データの一例を示す説明図であり、図18は、運転室装置20によるサーキュレータ制御を示す説明図である。図18に示すように、運転室装置20の空調装置制御スイッチ25を操作すると、運転室装置20から通信対象ゴンドラ12に空調制御情報が送信される。そして、通信対象ゴンドラ12より各ゴンドラ12に空調制御情報が順次送信され、全てのゴンドラ12内にて空調制御が実施される。
さらに、ゴンドラ12の乗客はゴンドラ装置30の端子に携帯音楽プレイヤー45を接続し、携帯/内蔵音楽切替スイッチ34を操作することにより、自前の携帯音楽プレイヤー45の再生を行うことができる。ここで携帯音楽プレイヤー45とは、本実施の形態では例えばヘッドホン出力用のφ3.5ステレオジャックを持ったMP3プレイヤーであれば利用可能である。
詳しくは、ゴンドラ装置30から伸びたφ3.5ステレオプラグケーブルの端子に自分の携帯音楽プレイヤー45を接続し、携帯/内蔵音楽切替スイッチ34を押すことで、ゴンドラ12内のスピーカー44ではゴンドラ装置30内のMP3プレイヤーの再生から乗客が所持する携帯音楽プレイヤー45の再生に切り替わる。
音量調整は携帯音楽プレイヤー45にあるボリューム調整で行う。乗客がゴンドラ12から降りる直前に(回転位置検出スイッチ33が押された時)、運転室装置20内にあるMP3プレイヤーの再生に戻すように設定されている。これにより、観覧車10の乗客は自分の携帯音楽プレイヤー45自体をゴンドラ12内で利用して、好みの音楽を楽しむことができる。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は前述したような実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。例えば、前記各種データは固定データである音楽データや、変動データである音声データとして説明したが、画像や動画に関するコンテンツを含むものでも良い。
本発明に係る観覧車用放送システムは、ゴンドラ内で地上の係員による音声放送や風景案内等の音楽再生を行う観覧車に好適であり、特に、地上とゴンドラとの双方向通信によって観覧車の多機能化を図ることができる。
1…観覧車用放送システム
10…観覧車
11…回動輪
12…ゴンドラ
13…支持構造体
14…乗降場
15…運転室
20…運転室装置
21…マイコン
22…電源回路
23…音声放送スイッチ
24…音楽制御スイッチ
25…空調装置制御スイッチ
26…センサーネットワーク無線モジュール
26a…外部アンテナ
27…音声用エンコーダ
28…マイク用アンプ
28a…マイク
29…モニタ装置
30…ゴンドラ装置
31…マイコン
32…電源回路
33…回転位置検出スイッチ
34…携帯/内蔵音楽切替スイッチ
35…人感センサ
36…窓開閉検知スイッチ
37…扉ロック検知センサ
38…温度センサ
39…加速度センサ
40…ミキサ・アンプ回路
41…音声用デコーダ回路
42…内蔵音楽用プレイヤー回路
43…音楽データ蓄積用フラッシュメモリ
44…スピーカー
45…携帯音楽プレイヤー
46…センサーネットワーク無線モジュール
47…外部アンテナ
48…空調装置用リレー回路
49…空調装置

Claims (7)

  1. 観覧車のゴンドラに対して地上側より各種データを送信し、個々のゴンドラにて各種データの出力を行うための観覧車用放送システムにおいて、
    地上側に設置された管制手段と、各ゴンドラに設置され前記管制手段から出力された各種データを受信すると共に、各種データをゴンドラ間で送受信する送受信手段と、各ゴンドラ内に設けられ各種データを出力する出力手段と、を有して成り、
    前記管制手段は、各ゴンドラのうち管制手段の間近まで移動した無線通信に適する一のゴンドラに対して各種データを無線送信し、
    前記一のゴンドラの送受信手段は、前記管制手段から受信した各種データを前後一方に隣接するゴンドラの送受信手段へ送信し、各ゴンドラの送受信手段は、それぞれ前後一方に隣接するゴンドラへ各種データを順次送信し、最終的に前記一のゴンドラの前後他方に隣接するゴンドラの送受信手段まで送信し、
    前記各出力手段は、前記各ゴンドラに送信された各種データを受信する毎に、各種データを出力することを特徴とする観覧車用放送システム。
  2. 前記各ゴンドラには、前記管制手段の間近の所定位置まで移動した際に、該所定位置に到達したことを検知する位置検出手段が設けられ、
    前記管制手段は、前記位置検出手段による検出結果に基づき、前記一のゴンドラを通信対象として特定することを特徴とする請求項1に記載の観覧車用放送システム。
  3. 前記管制手段は、前記各ゴンドラにある位置検出手段から検出結果を受ける毎に、前記通信対象とする一のゴンドラを順次変更することを特徴とする請求項2に記載の観覧車用放送システム。
  4. 前記各ゴンドラには、各種データのうちデータ変更の頻度が少ない固定データを予め記憶させる固定データ記憶手段が設けられ、
    前記管制手段が無線送信する各種データには、前記固定データ記憶手段に記憶されている固定データに関して前記出力手段による再生を制御する再生制御情報が含まれており、
    前記出力手段は、前記再生制御情報に基づき前記固定データを再生することを特徴とする請求項1,2または3に記載の観覧車用放送システム。
  5. 前記固定データには、ある特定の位置に関連付けされた風景案内情報が含まれており、
    前記風景案内情報に関する前記再生制御情報は、前記各ゴンドラのうち前記特定の位置に到達したゴンドラにおいて前記風景案内情報を再生させるものであることを特徴とする請求項4に記載の観覧車用放送システム。
  6. 前記各ゴンドラには、ゴンドラ内に設けられた各種関連設備における状態を検知するための複数のセンサが設けられており、
    前記管制手段が無線送信する各種データには、前記各センサより出力された情報の収集を指示するセンサ出力取得情報が含まれており、
    前記各ゴンドラの前記送受信手段は、それぞれ順次送信する前記センサ出力取得情報に各ゴンドラ毎に前記各センサより出力された情報を付加して送信し、最終的に前記一のゴンドラの送受信手段まで送信した後、該一のゴンドラの送受信手段から前記管制手段へ送信することを特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載の観覧車用放送システム。
  7. 前記各ゴンドラには、ゴンドラの乗客が所持する携帯音楽プレイヤーを接続可能な端子が設けられており、
    前記各出力手段は、乗客の操作に基づき前記端子に接続された携帯音楽プレイヤーに格納されている音楽を再生可能であることを特徴とする請求項1,2,3,4,5または6に記載の観覧車用放送システム。
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