JP2007261295A - カーナビゲーション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】搭乗者に骨伝導スピーカユニットを用いて受聴させ、操作性や利便性を向上させるカーナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】カーナビゲーション装置本体1が、骨伝導スピーカユニット2による受聴の設定がなされており且つシートベルトSBが装着されていると判断すると、シートベルトSBに取り付けられた骨伝導スピーカユニット2に対して、少なくとも音声案内の信号を無線伝送する。また、カーナビゲーション装置本体1が、骨伝導スピーカユニット2による受聴の設定がなされておらず、又はシートベルトSBが装着されていないと判断すると、無線伝送を停止し、車載スピーカSPによって音声案内を行う。骨伝導スピーカユニット2は、シートベルトSBを装着した搭乗者の肩甲骨又は鎖骨若しくは胸骨の何れかの部位を介して骨伝導により受聴させる。
【選択図】図1
【解決手段】カーナビゲーション装置本体1が、骨伝導スピーカユニット2による受聴の設定がなされており且つシートベルトSBが装着されていると判断すると、シートベルトSBに取り付けられた骨伝導スピーカユニット2に対して、少なくとも音声案内の信号を無線伝送する。また、カーナビゲーション装置本体1が、骨伝導スピーカユニット2による受聴の設定がなされておらず、又はシートベルトSBが装着されていないと判断すると、無線伝送を停止し、車載スピーカSPによって音声案内を行う。骨伝導スピーカユニット2は、シートベルトSBを装着した搭乗者の肩甲骨又は鎖骨若しくは胸骨の何れかの部位を介して骨伝導により受聴させる。
【選択図】図1
Description
本発明は、カーナビゲーション装置に関し、例えば音楽等のオーディオ音や案内音声を、骨伝導スピーカを利用して受聴させるカーナビゲーション装置に関する。
従来のカーナビゲーション装置では、一般に、音楽等のオーディオ音や、目的地までの経路を誘導、案内するための案内音声を、車室内に設置された車載スピーカにより出力していた。
また、近年、人間の骨導聴覚特性を利用して聴取可能にする骨伝導スピーカを利用した装置が開発されている(特許文献1、特許文献2を参照)。
特許文献1の発明では、ヘッドホンと同様の形状を有しているワイヤレスヘッドセットの一部に骨伝導スピーカが設けられており、そのワイヤレスヘッドセットを運転者等の頭部に装着させると、頭蓋を通して聴取可能にする構成となっている。
特許文献2の発明では、骨伝導スピーカが内蔵されたユニットを運転席等のヘッドレストに取り付けると、運転者等の頭部に当接する骨伝導スピーカにより、頭蓋を通して聴取可能にする構成となっている。
ところで、上述の車載スピーカによってオーディオ音や案内音声を気導音(耳で聴く音)として出力すると、走行中の騒音等の影響を受けて受聴し難くくなる場合があるのに対し、上記特許文献1と特許文献2の発明では、骨伝導スピーカを利用することで上記騒音等の影響を低減することができる。
ところが、特許文献1の発明では、運転者等が、骨伝導スピーカの設けられたワイヤレスヘッドセットを頭部に装着する必要があるため、頭部が拘束されて違和感を感じたり、運転操作がし難くくなる等の問題がある。また、必要なときにわざわざワイヤレスヘッドセットを頭部に装着し、降車時等において不要となるときにもわざわざワイヤレスヘッドセットを頭部から外さなければならないため、操作性や利便性が悪いという問題もある。
特許文献2の発明では、運転席(座席)等のヘッドレストに、骨伝導スピーカが固定される構成となっているため、運転者等は常に頭部を骨伝導スピーカに当接していないと受聴できなくなるという基本的な問題がある。また、常に頭部を骨伝導スピーカに当接していたのでは、運転者にとっては安全運転に支障をきたし、骨伝導スピーカを利用しなくなる等の問題もある。
本発明は、このような従来の問題に鑑みて成されたものであり、操作性や利便性を向上させた、骨伝導スピーカを備えた骨伝導スピーカユニットと、該骨伝導スピーカユニットを利用して操作性や利便性を向上させたカーナビゲーション装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、カーナビゲーション装置であって、少なくとも音声案内の信号を有線又は無線伝送する送信手段を有するカーナビゲーション装置本体と、車両のシートベルトに取り付けられ、前記カーナビゲーション装置本体から有線又は無線伝送されてくる前記信号を受信する受信手段と、受信手段の出力に基づいて骨伝導により案内音声を受聴させる骨伝導スピーカとを有する骨伝導スピーカユニットと、を具備することを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、カーナビゲーション装置本体から有線又は無線伝送されてくる音声案内の信号に基づいて骨伝導により案内音声を受聴させる骨伝導スピーカユニットであって、車両のシートベルトに取り付けられ、前記カーナビゲーション装置本体から伝送されてくる前記信号を受信する受信手段と、前記受信手段の出力に基づいて、車両のシートベルトを装着した搭乗者の肩甲骨又は鎖骨若しくは胸骨の何れかの部位を介して骨伝導により案内音声を受聴させる骨伝導スピーカと、を具備することを特徴とする。
本発明の実施の形態に係るカーナビゲーション装置について、図1と図2を参照して説明する。図1(a)は、このカーナビゲーション装置の構成を表したブロック図、図1(b)は、カーナビゲーション装置の機能を説明するためのフローチャートである。
図1(a)において、このカーナビゲーション装置は、車両のコックピット等に搭載されるカーナビゲーション装置本体1と、シートベルトSBに取り付けられる副装置としての骨伝導スピーカユニット2と、シートベルトSBのタングプレート(図示略)が車両の座席脇に設けられているバックル(図示略)に着脱されると電気的にオンオフ動作する着脱検出手段としてのシートベルト着脱検出スイッチSWと備えて構成されている。
ここで、上述のタングプレートとは、シートベルトSBに取り付けられている被嵌着体のこと、バックルとは、車両の座席脇に固定されており、タングプレートを着脱可能に嵌着する嵌着機構のことである。
シートベルト着脱検出スイッチSWは、例えばバックル側に設けられており、運転者等がシートベルトSBを装着すべくタングプレートをバックルに嵌着すると、それを検知してオンとなり、運転者等がタングプレートをバックルから外すと、それを検知してオフとなる。そして、シートベルト着脱検出スイッチSWとカーナビゲーション装置本体1が電線で接続され、シートベルト着脱検出スイッチSWからのオン又はオフ信号をカーナビゲーション装置本体1が検知する構成となっている。
骨伝導スピーカユニット2は、シートベルトSBのベルト幅とほぼ同サイズの装置で形成され、シートベルトSBに対し着脱可能な着脱機構を有している。更に、骨伝導スピーカユニット2には、カーナビゲーション装置本体1から無線伝送されてくる信号を受信する無線受信部と、無線受信部で受信及び再生された再生信号により駆動される骨伝導スピーカが内蔵されている。また、乾電池等のバッテリーで動作するようになっている。
そして、運転者等が座席に着座して、骨伝導スピーカユニット2が装着されているシートベルトSBを装着(タングプレートとバックルを嵌着)すると、自動的に骨伝導スピーカユニット2が運転者等の体に当接し、運転者等の肩甲骨(けんこうこつ)や鎖骨(さこつ)、胸骨(きょうこつ)を通じて、カーナビゲーション装置本体1から無線伝送されてきたオーディオ音や案内音声を骨伝導によって受聴することができる。
図2は、骨伝導スピーカユニット2のシートベルSBへの装着態様を説明するための説明図である。同図において、運転者等は、着座してシートベルSBを装着した際、骨伝導スピーカユニット2が肩甲骨又は鎖骨若しくは胸骨の箇所に当たるように、シートベルSBへの取り付け位置を調整しておく、またはシートベルSBを装着した後取り付け位置を調整することが望ましい。また、骨伝導スピーカユニット2内の骨伝導スピーカが肩甲骨又は鎖骨若しくは胸骨の箇所に向くようにして、体に当接させることが望ましい。
次に、カーナビゲーション装置本体1は、上述したように音楽等のオーディオ信号や案内音声の信号を無線伝送する無線送信部と、シートベルト着脱検出スイッチSWからのオン又はオン信号に従って無線送信部を制御する切替え制御部が備えられている。
ここで、カーナビゲーション装置本体1の機能について、図1(b)のフローチャートに基づいて更に説明する。カーナビゲーション装置本体1が電源投入されて動作可能となると、上述の切替え制御部がステップST1において、操作パネル等に設けられている操作スイッチによって骨伝導スピーカユニット2による受聴を行うための選択操作が成されているか否か判断し、否(No)の場合には、ステップST4において車載スピーカSPを選択し、音楽や案内音声を車載スピーカSPから出力させる。
一方、ステップST1において、骨伝導スピーカユニット2による受聴を行うための選択操作が成されている(Yes)場合には、上述の切替え制御部が更にステップST2において、シートベルト着脱検出スイッチSWからオン信号とオフ信号の何れが出力されているかを調べ、オフ信号が出力されている場合(Noの場合)には、ステップST4において車載スピーカSPを選択し、音楽や案内音声を車載スピーカSPから出力させる。つまり、運転者等の搭乗者が骨伝導スピーカユニット2による受聴を選択しておらず、又は、シートベルトSBを装着していないときには、音楽や案内音声が車載スピーカSPから出力され、骨伝導スピーカユニット2では受聴できなくなる。
次に、ステップST2において、上述の切替え制御部が、シートベルト着脱検出スイッチSWからオン信号が出力されていると判断すると(Yes)、骨伝導スピーカユニット2を選択すると共に、車載スピーカSPからの出力を遮断し、上述の無線送信部によって音楽や案内音声の信号を無線伝送させる。これにより、シートベルトSBを装着した運転者等の搭乗者は、骨伝導スピーカユニット2を利用して音楽等や案内音声を受聴することができ、車載スピーカSPから音が出力されなくなる。
そして、カーナビゲーション装置本体1がオフ操作又は電源遮断が成されるまで、ステップST1〜ST4の処理が繰り返される。
以上に説明したように、本実施形態のカーナビゲーション装置によれば、次のような効果が得られる。
まず、本実施形態のカーナビゲーション装置は、カーナビゲーション装置本体1からシートベルトSBに取り付けられる骨伝導スピーカユニット2に対し、無線伝送によって音楽等や案内音声を送信するので、運転者等の搭乗者は電線による配線を行う必要がなく、骨伝導スピーカユニット2を簡単にシートベルトSBに着脱することが可能となり、扱いやすいという効果(操作生、利便性)が得られる。
また、運転者等の搭乗者がシートベルトSBを装着した場合に、骨伝導スピーカユニット2によって受聴することができることから、運転者が運転の際にシートベルトSBの装着を励行することとなり、安全運転に寄与することができる。
また、運転者等の搭乗者がシートベルトSBを装着すれば、自動的に骨伝導スピーカユニット2が体に当接することとなるため、従来技術のようにわざわざ骨伝導スピーカユニット2を体に装着するための操作をする必要がなく、優れた操作性や利便性を提供することができる。
また、運転者等の搭乗者がシートベルトSBを装着すると、シートベルトSBの付勢力によって骨伝導スピーカユニット2がずれないように体に当接されるため、良好な受聴環境が維持される。
また、従来技術のように頭部に骨伝導スピーカを装着する必要がないため、運転者等の搭乗者に対し、拘束されたような違和感を与えることがなく、優れた操作性等を提供することができる。
また、従来技術のように頭部に骨伝導スピーカを装着する必要がないため、運転者にとって運転操作がしやすくなり、操作性や利便性の向上だけでなく、安全運転に寄与することができる。
また、運転者等の搭乗者がシートベルトSBを外せば、自動的に骨伝導スピーカユニット2が体から離れるので、従来技術のようにわざわざ骨伝導スピーカユニット2を体から取り外すための操作をする必要がなく、優れた操作性や利便性を提供することができる。
また、運転者等の搭乗者が休憩等のために車両を停車させてシートベルトSBを外した場合、骨伝導スピーカユニット2によって受聴することができなくなっても、車載スピーカSPが起動することから、車載スピーカSPから出力される音楽等や案内音声を受聴することができ、優れた操作性や利便性を提供することができる。
なお、紙面の都合で割愛するが、以上に説明した本実施形態の効果はあくまでも一例である。
また、本実施形態のカーナビゲーション装置では、骨伝導スピーカユニット2内に乾電池等のバッテリを内蔵して動作させることとしているが、骨伝導スピーカユニット2の筐体の端部に、給電線を介して外部電源を接続するためのコネクタを設けてもよい。そして、外部電源は、車室内の天井等の上方に配置し、給電線をシートベルトSBに沿わせて配線することで、搭乗者の利便性や操作性を確保することが可能である。
また、カーナビゲーション装置本体1と骨伝導スピーカユニット2との通信を無線伝送によって行う実施形態について説明したが、有線で通信する構成としてもよい。ただし、有線の場合には、カーナビゲーション装置本体1と骨伝導スピーカユニット2との間を接続するための伝送路としての配線が必要となることから、搭乗者等のじゃまにならないように配線することが望ましい。そこで、カーナビゲーション装置本体1内に設けられる有線送信部と骨伝導スピーカユニット2内に設けられる有線受信部とを接続する配線を、車室内にじゃまにならないように敷設し、車室内の天井側からシートベルトに沿って、骨伝導スピーカユニット2内の有線送信部とに接続することが望ましい。また、骨伝導スピーカユニット2内の有線送信部と配線とを着脱可能に接続するコネクタを、骨伝導スピーカユニット2に設けてもよい。
次に、より具体的な実施例について、図3乃至図5を参照して説明する。図3(a)(b)は、本実施例の骨伝導スピーカユニットの構造を説明するための構造説明図、図4は、本実施例のカーナビゲーション装置の構成を表したブロック図、図5は、本実施例のカーナビゲーション装置の変形例の構成を表したブロック図である。なお、図3乃至図5において、図1(a)と同一又は相当する部分を同一符号で示している。
まず、図3(a)(b)を参照して、本実施例の骨伝導スピーカユニット2の構造を説明する。この骨伝導スピーカユニット2は、同図(a)に示すように、搭乗者がシートベルトSBを装着した際、体に当接されるユニット本体部2aと、ユニット本体部2aに蝶番機構(図示略)によって揺動可能に支持されているパネル部2bを有し、ユニット本体部2aとパネル部2bが所謂筐体となっている。
ユニット本体部2aの側部には、音質調整用のイコラーザー操作子2cと、音量調整用の操作子2dと、電源をオンオフ操作するための操作子2eが設けられ、更に、パネル部2bが閉じられるとパネル部2bに形成されている係合爪2i,2jを着脱可能に嵌着させる嵌着部2f,2gが形成されている。更に、シーベルトSBの幅と厚さに合わせた凹段部2hが形成されている。そして、凹段部2hとパネル部2bの裏面2kに、滑り止めの不織布が貼られている。
同図(b)は、シートベルトSBを凹段部2h内に位置合わせし、係合爪2i,2jと嵌着部2f,2gを嵌着させて、パネル部2bをユニット本体部2a側に閉じた状態を示す断面図であり、ユニット本体部2a内には、骨伝導スピーカBSPが搭乗者の体に向くようにして設けられ、更に後述する無線受信部等を有する電気回路基板CQと、乾電池を収容するバッテリボックスBBが設けられている。また、乾電池をバッテリボックスBBに対し着脱可能となっている。
そして、運転者等の搭乗者が、図2に示したように、ユニット本体部2aを肩甲骨(肩甲骨のうち肩に近い部分が好ましい)又は鎖骨若しくは胸骨の位置に合わせて、骨伝導スピーカユニット2をシートベルトSBに装着すると、ユニット本体部2aとパネル部2bによってシートベルトSBが強く挟まれ、更に上述の滑り止め用の不織布とシートベルトSBとの摩擦力により、骨伝導スピーカユニット2がシートベルトSBから脱落したり位置ズレしないようになっている。
更に、上述の操作子2c,2d,2eが設けられている操作部側を下方にして、骨伝導スピーカユニット2をシートベルトSBに装着すると、運転者等の搭乗者がシートベルトSBを装着した場合に、操作子2c,2d,2eが操作し易い位置となる。
次に、図4に基づいて、本実施例のカーナビゲーション装置の構成を説明する。
車両のコックピット等に設けられるカーナビゲーション装置本体1には、DVDプレーヤやラジオ受信機等を含むオーディオ再生部Aと、ナビゲーションの際、目的地までの誘導経路や進行方向等を音声案内するための案内音声信号(合成音声信号)を生成する案内音声生成部Bを備える他、切替え制御部1a、操作部1b、無線送信部1c、混合器1d、切替えスイッチ1e,1fが設けられている。
車両のコックピット等に設けられるカーナビゲーション装置本体1には、DVDプレーヤやラジオ受信機等を含むオーディオ再生部Aと、ナビゲーションの際、目的地までの誘導経路や進行方向等を音声案内するための案内音声信号(合成音声信号)を生成する案内音声生成部Bを備える他、切替え制御部1a、操作部1b、無線送信部1c、混合器1d、切替えスイッチ1e,1fが設けられている。
無線送信部1cは、伝送すべき信号を所定周波数帯域のFM波に変調して無線伝送する。
切替えスイッチ1eは、案内音声生成部Bから出力される案内音声信号Snを、切替え制御部1aの制御に従って無線送信部1c又は混合器1dに供給する。
混合器1dは、オーディオ再生部Aからのオーディオ信号Saと切替えスイッチ1eを介して供給される案内音声信号Snとを混合し、混合信号にして出力する。ただし、切替えスイッチ1eを介して案内音声信号Snが供給されない場合には、オーディオ再生部Aからのオーディオ信号Saをそのまま出力する。
切替えスイッチ1fは、切替え制御部1aの制御に従って切り替え動作し、混合器1dから出力される上述の混合信号又はオーディオ信号Saを、車載スピーカSP又は無線送信部1cに供給する。
切替え制御部1aは、操作部1bが接続されると共に、車室内に配線された所定の電線を介してシートベルト着脱検出スイッチSWが接続されている。
操作部1bには、搭乗者が骨伝導スピーカユニット2による受聴を行うか否かを選択するための所定の操作スイッチ(図示略)が設けられている。
次に、骨伝導スピーカユニット2は、上述の無線送信部1cから無線伝送されてくるFM波を受信して検波復調し、伝送されてきた案内音声信号Sn等を再生する無線受信部CQ1と、イコライザ回路CQ2と、利得可変アンプCQ3、パワーアンプCQ4、骨伝導スピーカBSP、乾電池を電源として収容するバッテリボックスBBと、電源スイッチCQ5とを備えて構成されている。また、操作部に設けられている上述の操作子2cによってイコライザ回路CQ2を操作すると音質を調整することができ、操作子2dによって利得可変アンプCQ3を操作すると音量を調整することができ、操作子2eを操作することで電源スイッチCQ5とオン又はオフにして、電源投入又は遮断することができるようになっている。
次に、かかる構成を有する本実施例のカーナビゲーション装置の動作について説明する。
搭乗者がカーナビゲーション装置本体1に設けられている操作部1bによって骨伝導スピーカユニット2を選択していないとき、又は、搭乗者がシートベルトSBを装着しておらず、シートベルト着脱検出スイッチSWからオフ信号が出力されているときには、切り替え制御部1aが、図4に示されているように、切り替えスイッチ1e,1fを切り替える。したがって、オーディオ信号Saと案内音声Snとが混合器1dで混合され、その混合信号に基づいて車載スピーカSPが、音楽等と案内音声を出力する。更に、かかる場合には、無線送信部1cが動作停止となり、骨伝導スピーカユニット2への無線伝送を行わない。
搭乗者がカーナビゲーション装置本体1に設けられている操作部1bによって骨伝導スピーカユニット2を選択し、且つ骨伝導スピーカユニット2で案内音声だけを受聴すべく選択し、更に、搭乗者がシートベルトSBを装着することでシートベルト着脱検出スイッチSWからオン信号が出力されると、切替え制御部1aが、切替えスイッチ1eを無線送信部1c側へ切り替え接続し、切替えスイッチ1fを車載スピーカSPに接続したままにする。
これにより、スピーカSPから音楽等が出力され、無線送信部1cから、案内音声信号Snが骨伝導スピーカユニット2側へ無線伝送される。
そして、骨伝導スピーカユニット2では、電源が投入されていると、無線受信部CQ1が無線伝送されてきた案内音声信号Snを受信して再生し、イコライザ回路CQ2と利得可変アンプCQ3とパワーアンプCQ4を介して骨伝導スピーカBSPに供給し、骨伝導による搭乗者の受聴、すなわち案内音声の受聴を可能にする。
また、搭乗者がカーナビゲーション装置本体1に設けられている操作部1bによって骨伝導スピーカユニット2を選択し、且つ骨伝導スピーカユニット2で音楽等と案内音声を共に受聴すべく選択し、更に、搭乗者がシートベルトSBを装着することでシートベルト着脱検出スイッチSWからオン信号が出力されると、切替え制御部1aが、切替えスイッチ1eを混合器1d側へ切替え接続し、更に切替えスイッチ1fを無線送信部1c側へ切り替え接続する。
これにより、スピーカSPの出力が遮断され、無線送信部1cから、オーディオ信号Saと案内音声信号Snとの混合信号が骨伝導スピーカユニット2側へ無線伝送される。
そして、骨伝導スピーカユニット2では、電源が投入されていると、無線受信部CQ1が無線伝送されてきた混合信号(オーディオ信号Saと案内音声信号Sn)を受信して再生し、イコライザ回路CQ2と利得可変アンプCQ3とパワーアンプCQ4を介して骨伝導スピーカBSPに供給し、骨伝導による搭乗者の受聴、すなわち音楽等と案内音声の受聴を可能にする。
以上説明したように、本実施例のカーナビゲーション装置によれば、搭乗者が、骨伝導スピーカユニット2で案内音声だけを受聴する場合と、音楽等と案内音声とを受聴する場合との選択することができるため、搭乗者の操作の選択肢を広げることができ、利便性の向上を図ることが可能である。また、運転者が音楽等を聴かずに、案内音声を傾聴しながら運転することがことが可能であり、安全運転に寄与することができる。また、車載スピーカSPで音楽等だけ出力させ、骨伝導スピーカユニット2で案内音声を傾聴しながら運転することも可能であり、安全運転に寄与することができる。
更に、本実施例のカーナビゲーション装置によっても、実施形態の効果と同様の効果が得られる。
なお、図4に示したカーナビゲーション装置本体1では、切替えスイッチ1fが設けられているため、車載スピーカSPの出力を遮断し、骨伝導スピーカユニット2によって音楽等と案内音声を受聴することが可能であるが、図5に示すように、切替えスイッチ1fを省略することで、骨伝導スピーカユニット2によって案内音声だけを受聴できるように構成してもよい。
つまり、図5の構成によれば、搭乗者がカーナビゲーション装置本体1に設けられている操作部1bによって骨伝導スピーカユニット2を選択していないとき、又は、搭乗者がシートベルトSBを装着しておらず、シートベルト着脱検出スイッチSWからオフ信号が出力されているときには、切り替え制御部1aが、図5に示されているように、切り替えスイッチ1eを切り替える。したがって、オーディオ信号Saと案内音声Snとが混合器1dで混合され、その混合信号に基づいて車載スピーカSPが、音楽等と案内音声を出力する。更に、かかる場合には、無線送信部1cが動作停止となり、骨伝導スピーカユニット2への無線伝送を行わない。
搭乗者がカーナビゲーション装置本体1に設けられている操作部1bによって骨伝導スピーカユニット2を選択し、更に搭乗者がシートベルトSBを装着することでシートベルト着脱検出スイッチSWからオン信号が出力されると、切替え制御部1aが、切替えスイッチ1eを無線送信部1c側へ切り替え接続する。
これにより、スピーカSPから音楽等が出力され、無線送信部1cから、案内音声信号Snが骨伝導スピーカユニット2側へ無線伝送される。
そして、骨伝導スピーカユニット2では、電源が投入されていると、無線受信部CQ1が無線伝送されてきた案内音声信号Snを受信して再生し、イコライザ回路CQ2と利得可変アンプCQ3とパワーアンプCQ4を介して骨伝導スピーカBSPに供給し、骨伝導による搭乗者の受聴、すなわち案内音声の受聴を可能にする。
このように、カーナビゲーション装置本体1を図5の構成とすると、搭乗者が、骨伝導スピーカユニット2で案内音声を傾聴することができるため、安全運転に寄与することができる等の効果が得られる。
なお、カーナビゲーション装置本体1と骨伝導スピーカユニット2との通信をFM波(電波)による無線伝送によって行う実施例について説明したが、光通信で行うようにしても良い。
また、有線で通信する構成としてもよい。そして、有線で通信する構成の場合には、無線送信部1cの代わりに有線送信部をカーナビゲーション装置本体1に設け、無線受信部CQ1の代わりに有線受信部を骨伝導スピーカユニット2に設ける構成とする。そして、有線送信部と有線受信部を有線で配線接続し、無線伝送の場合のような変調復調を行うことなく、可聴周波数帯域の信号を有線送信部から有線受信部へ伝送すればよい。また、有線送信部と有線受信部は、配線を着脱可能に接続するためのコネクタで形成しても良い。
1…カーナビゲーション装置本体
1b…操作部
1c…無線送信部
2…骨伝導スピーカユニット
CQ1…無線受信部
BSP…骨伝導スピーカ
SP…車載スピーカ
SW…シートベルト着脱検出スイッチ
1b…操作部
1c…無線送信部
2…骨伝導スピーカユニット
CQ1…無線受信部
BSP…骨伝導スピーカ
SP…車載スピーカ
SW…シートベルト着脱検出スイッチ
Claims (6)
- カーナビゲーション装置であって、
少なくとも音声案内の信号を有線又は無線伝送する送信手段を有するカーナビゲーション装置本体と、
車両のシートベルトに取り付けられ、前記カーナビゲーション装置本体から有線又は無線伝送されてくる前記信号を受信する受信手段と、受信手段の出力に基づいて骨伝導により案内音声を受聴させる骨伝導スピーカとを有する骨伝導スピーカユニットと、
を具備することを特徴とするカーナビゲーション装置。 - 更に、シートベルトの着脱を検出する検出手段を有し、
前記カーナビゲーション装置本体は、前記検出手段の検出出力に基づいて前記シートベルトが装着されていると判断すると、前記送信手段により前記少なくとも案内音声を前記骨伝導スピーカユニットへ伝送すること、
を特徴とする請求項1に記載のカーナビゲーション装置。 - 前記カーナビゲーション装置本体は、前記骨伝導スピーカユニットによる受聴を設定するための操作手段を備え、前記操作手段に前記骨伝導スピーカユニットによる受聴の設定がなされ、且つ前記シートベルトが装着されていると判断すると、前記送信手段により前記少なくとも案内音声を前記骨伝導スピーカユニットへ伝送すること、
を特徴とする請求項2に記載のカーナビゲーション装置。 - 前記カーナビゲーション装置本体は、前記検出手段の検出出力に基づいて前記シートベルトが装着されていないと判断すると、前記送信手段の伝送を停止させ、車載スピーカによって前記音声案内を行うこと、
を特徴とする請求項2又は3に記載のカーナビゲーション装置。 - 前記骨伝導スピーカユニットは、前記シートベルトを装着した搭乗者の肩甲骨又は鎖骨若しくは胸骨の何れかの部位を介して骨伝導による受聴を行わせること、
を特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のカーナビゲーション装置。 - カーナビゲーション装置本体から有線又は無線伝送されてくる音声案内の信号に基づいて骨伝導により案内音声を受聴させる骨伝導スピーカユニットであって、
車両のシートベルトに取り付けられ、前記カーナビゲーション装置本体から伝送されてくる前記信号を受信する受信手段と、
前記受信手段の出力に基づいて、車両のシートベルトを装着した搭乗者の肩甲骨又は鎖骨若しくは胸骨の何れかの部位を介して骨伝導により案内音声を受聴させる骨伝導スピーカと、
を具備することを特徴とする骨伝導スピーカユニット。
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JP (1) | JP2007261295A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016052502A (ja) * | 2014-09-03 | 2016-04-14 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 | 講話システム |
JP2021067642A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | アルパイン株式会社 | 車載装置および車載装置における特定音出力方法 |
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2006
- 2006-03-27 JP JP2006085243A patent/JP2007261295A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2016052502A (ja) * | 2014-09-03 | 2016-04-14 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 | 講話システム |
JP2021067642A (ja) * | 2019-10-28 | 2021-04-30 | アルパイン株式会社 | 車載装置および車載装置における特定音出力方法 |
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