JP2010230654A - バッテリの状態検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関を始動させる電源であるバッテリについて、その状態を高精度に検出することが可能なバッテリの状態検出装置を提供することを目的とする。
【解決手段】内燃機関10を始動させる電源であるバッテリ30と、内燃機関10の始動中のクランキング期間において、バッテリ30の電流値および電圧値を検出するとともに、検出結果の少なくとも一方に基づく検出値を出力する検出手段(S2)と、クランキング期間に含まれる所定期間内において検出値の変化量が一定値以上の場合に、所定期間内に含まれる電流値および電圧値に基づきバッテリ30の内部抵抗値Rdを算出する内部抵抗算出手段(S3〜S7)と、を備える。
【選択図】図3

Description

内燃機関を始動させる電源であるバッテリの状態を検出する状態検出装置に関する。
内燃機関を始動させる電源として用いられるバッテリは、他の制御装置等への電力供給手段ともなっている。そして、バッテリ電圧は、制御装置の動作の信頼性を確保するため、また、過放電に起因するバッテリの劣化を防止するため、下限電圧以上を維持されることが望ましい。よって、内燃機関を始動させるスタータに電力供給を可能とするバッテリ電圧を確保するとともに、安全管理や安定動作の観点から、バッテリの状態を高精度に検出する必要性がある。
例えば、特開2005−274214号公報(特許文献1)には、バッテリの残存容量の推定に用いられる内部抵抗値について、クランキング期間におけるバッテリの放電電流の変化量と端子電圧の変化量により算出するものが開示されている。また、特開2007−223530号公報(特許文献2)には、内燃機関の再始動によるバッテリの電圧降下量の推定に用いられる内部抵抗値について、クランキング期間における電流・電圧ペアの群から求められる回帰直線により算出するものが開示されている。
特開2005−274214号公報 特開2007−223530号公報
このように、放電電流の変化量が大きなクランキング期間にサンプリングした電流値と電圧値に基づいてバッテリの内部抵抗値を算出することで、高精度な内部抵抗値を得られるものとされている。しかし、クランキング期間において、バッテリの分極状態が変動するため、内部抵抗値の算出に誤差が生じるおそれがある。さらに、内燃機関のトルク変動や回転数の上昇に伴い、スタータに印加される電流値および電圧値が変動するため、これに起因して内部抵抗値の算出に誤差が生じるおそれがある。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、内燃機関を始動させる電源であるバッテリについて、その状態を高精度に検出することが可能なバッテリの状態検出装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1に係るバッテリの状態検出装置の特徴は、
内燃機関を始動させる電源であるバッテリと、
前記内燃機関の始動中のクランキング期間において、前記バッテリの電流値および電圧値を検出するとともに、検出結果の少なくとも一方に基づく検出値を出力する検出手段と、
前記クランキング期間に含まれる所定期間内において前記検出値の変化量が一定値以上の場合に、前記所定期間内に含まれる前記電流値および前記電圧値に基づき前記バッテリの内部抵抗値を算出する内部抵抗算出手段と、
を備えることである。
請求項2に係るバッテリの状態検出装置の特徴は、請求項1において、
前記内部抵抗算出手段は、前記クランキング期間において算出された複数の内部抵抗値に対して、それぞれの前記所定期間が前記クランキング期間の前期から後期に向かうに従って大きくなるように設定された係数を乗じて平均化することで前記内部抵抗値を算出することである。
請求項3に係るバッテリの状態検出装置の特徴は、請求項1または2において、
前記内部抵抗算出手段は、前記クランキング期間において算出された複数の内部抵抗値に対して、それぞれの前記所定期間内における前記検出値に応じた係数を乗じて平均化することで前記内部抵抗値を算出することである。
請求項4に係るバッテリの状態検出装置の特徴は、請求項1〜3の何れか一項において、
前記内部抵抗算出手段は、前記所定期間内に含まれる前記電流値および前記電圧値から一次の近似関数を導出し、前記近似関数に基づいて前記内部抵抗値を算出することを特徴とするバッテリの状態検出装置。
請求項5に係るバッテリの状態検出装置の特徴は、請求項1〜4の何れか一項において、
前記検出手段による前記検出値は、前記バッテリの電流値であることである。
請求項6に係るバッテリの状態検知装置の特徴は、請求項1〜5の何れか一項において、
前記一定値は、前記内部抵抗算出手段が前記内部抵抗値を算出する際に、前記所定期間内における前記バッテリの分極状態の変動に伴う分極影響を抑制可能な閾値に設定されることである。
請求項7に係るバッテリの状態検知装置の特徴は、請求項6において、
前記内部抵抗値は、前記バッテリの分極状態の変動に伴い変化する分極抵抗成分と、前記バッテリの状態により変化し前記分極抵抗成分以外の状態抵抗成分と、からなり、
前記閾値は、前記所定期間内における前記内部抵抗値に対して前記分極抵抗成分の割合を低下させ、前記内部抵抗値を前記状態抵抗成分に近似可能とすることにより、前記内部抵抗値の算出における前記分極影響を抑制するように設定されることである。
請求項8に係るバッテリの状態検出装置の特徴は、請求項1〜7の何れか一項において、
前記内部抵抗算出手段は、前記所定期間内において前記一定値以上となる前記検出値の変化量が複数ある場合に、前記検出値の変化量が最大のものから所定順位までの前記所定期間に含まれる前記電流値および前記電圧値に基づき前記バッテリの前記内部抵抗値を算出することである。
請求項9に係るバッテリの状態検出装置の特徴は、請求項1〜8に何れか一項において、
前記バッテリは、車両に搭載される車載バッテリであることである。
請求項10に係るバッテリの状態検出装置の特徴は、請求項9において、
前回の前記クランキング期間において検出した前記電圧値の変化量と前記内部抵抗値に基づき前記内燃機関の始動電流を算出する始動電流算出手段と、
前記始動電流と前記内部抵抗値に基づき前記内燃機関の再始動による前記バッテリの電圧降下量を推定する電圧降下量推定手段と、
前記バッテリの現在の電圧値および前記電圧降下量に基づき前記内燃機関の停止状態の継続可否を判定する判定手段と、
をさらに備えることである。
請求項1に係る発明によると、バッテリの内部抵抗値を高精度に算出することができる。これにより、バッテリの状態をより正確に検出することが可能となる。よって、例えば、バッテリの過放電をより確実に防止することができる。
ここで、「クランキング期間」とは、内燃機関の始動中において、バッテリから電力供給されたスタータにより、内燃機関がトルク発生を始めてから所定回転数に達するまでの期間を言う。また、「検出値」とは、検出手段が検出したバッテリの電流値および電圧値の少なくとも一方に基づく値であり、例えば、電流値や電圧値そのものや、電力値などが考えられる。そして、内部抵抗算出手段は、所定期間内において検出値の変化量が一定値以上かを判定している。この「所定期間」は、検出手段が電流値および電圧値をサンプリングする周期よりも長く、且つ、クランキング期間よりも短い期間である。
これにより、所定期間内には、複数回サンプリングされた電流値と電圧値および検出値が含まれることになる。そして、複数の検出値の変化量が一定値以上であるかを判定することは、その所定期間内における検出値の変化速度が一定値以上であるかを判定することに相当する。つまり、内部抵抗算出手段は、検出値の変化速度が一定値以上の場合に、所定期間内に含まれる電流値および電圧値に基づきバッテリの内部抵抗値を算出する構成となっている。また、内部抵抗算出手段は、検出値の変化量が一定値以上となる所定期間がクランキング期間において複数存在する場合には、その数だけ内部抵抗値を算出してよもよい。
このような構成とすることで、クランキング期間においてサンプリングされる電流値および電圧値のうち、検出値が一定条件を満たす電流値および電圧値のみに基づいて内部抵抗値を算出することになる。つまり、クランキング期間における分極状態の変動や、内燃機関のトルク変動や回転数の上昇に伴い変動する電流値および電圧値のうち、内部抵抗値を算出する際に誤差の原因となる電流値および電圧値を除外することができる。これにより、従来と比較して、誤差の小さい高精度なバッテリの内部抵抗値を算出することができる。
請求項2に係る発明によると、クランキング期間において算出された複数の内部抵抗値に対して、係数を乗じて平均化する構成となっている。上述したように、クランキング期間において、上記一定条件を満たす所定期間内の検出値が複数存在する場合がある。そして、内部抵抗算出手段は、その所定期間の数だけ内部抵抗値を算出する。そうすると、一回の内燃機関の始動中のクランキング期間に対して、複数の内部抵抗値が算出されることになる。そこで、複数の内部抵抗値に対して、その内部抵抗値に対応する所定期間がクランキング期間の前期から後期に向かうに従って大きくなる係数を設定している。そして、例えば、複数の内部抵抗値に対してそれぞれ設定される係数の総和が1となるようにすることで、複数の内部抵抗値の平均化を図ることができる。バッテリの内部抵抗値は、放電状態や温度変化、分極状態などに起因して変動する。そのため、より最近サンプリングされた電流値および電圧値に基づいて算出された内部抵抗値ほど信頼性が高い。そして、クランキング期間においても時期的要素を考慮することが好ましい。よって、このような構成とすることで、より高精度な内部抵抗値を算出することができるので、バッテリの状態をより正確に検出することができる。
請求項3に係る発明によると、クランキング期間において算出された複数の内部抵抗値に対して、係数を乗じて平均化する構成となっている。上述したように、一回の内燃機関の始動中のクランキング期間に対して、複数の内部抵抗値が算出されることがある。そこで、複数の内部抵抗値に対して、その内部抵抗値に対応する所定期間内の検出値に応じた係数を設定している。そして、例えば、複数の内部抵抗値に対してそれぞれ設定される係数の総和が1となるようにすることで、複数の内部抵抗値の平均化を図ることができる。ここで、内部抵抗算出手段は、所定期間内の検出値の変化量が一定値以上であるかを判定している。そして、検出値の変化量が大きいほど内部抵抗値の算出に含まれる誤差が小さくなるものと考えられる。そこで、検出値に応じた係数を設定することで、より高精度な内部抵抗値を算出することができるので、バッテリの状態をより正確に検出することができる。
請求項4に係る発明によると、所定期間内に含まれる電流値および電圧値から一次の近似関数を導出する構成となっている。所定期間は、検出手段が電流値および電圧値をサンプリングする周期よりも長いため、複数の電流値および電圧値を含んでいる。そして、例えば、電流値−電圧値平面に散布された所定期間内に含まれる電流値および電圧値に基づき、最小自乗法などにより一次の近似関数を導出する。この場合、近似関数の傾きが内部抵抗値に相当する。このように、一次の近似関数を導出することで、より高精度な内部抵抗値を算出することができる。
請求項5に係る発明によると、検出手段は検出値としてバッテリの電流値を出力する構成となっている。これにより、内部抵抗算出手段は、所定期間内において電流値の変化量が一定値以上であるかを判定している。つまり、所定期間内における電流値の変化速度が一定値以上であるかを判定している。一般に、電流値の変化速度が大きい場合には、バッテリの分極状態の変動が小さい。そのため、内部抵抗算出手段は、電流値の変化速度が高い所定期間において検出された電流値および電圧値に基づいて内部抵抗値を算出することで、その内部抵抗値に含まれる誤差を小さくすることができる。そこで、検出値を電流値とすることで、より高精度な内部抵抗値を算出することができる。
請求項6に係る発明によると、内部抵抗算出手段における一定値は、内部抵抗算出手段が内部抵抗値を算出する際に、所定期間内におけるバッテリの分極状態の変動に伴う分極影響を抑制可能な閾値に設定される構成となっている。これにより、内部抵抗算出手段は、所定期間内における検出値の変化量が上記閾値に設定された一定値以上であるかを判定している。ここで、クランキング期間に含まれる所定期間内においてもバッテリの分極状態が変動するものと考えられる。分極状態が変動すると、その変動に伴う分極影響により算出されるバッテリの内部抵抗値に誤差が含まれるおそれがある。
しかし、単位時間における分極状態の変動には限りがあるため、分極影響による誤差量も同様に限りがある。そこで、内部抵抗算出手段は、算出される内部抵抗値に対する分極影響を抑制することで、内部抵抗値に含まれる分極影響による誤差の低減を図ることができる。即ち、一定値を上記閾値に設定することにより、内部抵抗算出手段は、分極状態の変動に伴う分極影響を抑制可能としている。そして、内部抵抗算出手段は、検出値の変化量が閾値以上となる所定期間内に含まれる電流値および電圧値に基づき内部抵抗値を算出することで、その内部抵抗値に含まれる誤差を小さくすることができる。従って、より高精度な内部抵抗値を算出することができる。
請求項7に係る発明によると、閾値は、所定期間内における内部抵抗値に対して分極抵抗成分の割合を低下させ、内部抵抗値を状態抵抗成分に近似可能とすることにより、内部抵抗値の算出における分極影響を抑制するように設定される構成となっている。ここで、内部抵抗値は、バッテリの分極状態の変動に伴い変化する分極抵抗成分と、バッテリの状態により変化し分極抵抗成分以外の状態抵抗成分と、からなるものとする。分極抵抗成分は、放電中の分極における電荷の移動、拡散による抵抗成分である。状態抵抗成分は、バッテリの構成や劣化状態などにおける極板、活物質による抵抗成分である。
上述したように、単位時間における分極状態の変動には限りがある。そのため、この変動に伴う分極抵抗成分の変化量にも限りがある。そして、検出値の変化量が大きい場合には分極影響が小さくなるため、所定期間内における内部抵抗値は、状態抵抗成分に近い値となる。そこで、上記のように閾値を設定することにより、分極抵抗成分の割合を低下させ、内部抵抗値を状態抵抗成分に近似可能とする。これにより、より確実に分極影響を抑制し、高精度な内部抵抗値を算出することができる。
請求項8に係る発明によると、内部抵抗算出手段は、検出値の変化量が最大のものから所定順位までの所定期間に含まれる電流値および電圧値に基づきバッテリの内部抵抗値を算出する構成となっている。例えば、内燃機関の始動におけるクランキング時に、複数の所定期間内において一定値以上となる検出値の変化量があるものと判定されることがある。このような場合に、検出値の変化量が大きい所定期間の検出値ほど分極影響が小さいものと考えられる。そこで、上記構成とすることで、より分極影響の小さい電流値および電圧値に基づき内部抵抗値を算出することができる。よって、分極影響による誤差が小さく、高精度な内部抵抗値を算出することができる。
請求項9に係る発明によると、バッテリは、車両に搭載される車載バッテリである。バッテリの状態検出装置は、内部抵抗算出手段により算出された内部抵抗値に基づきバッテリの状態を検出している。また、車両に搭載される制御装置は、例えば、検出された車載バッテリの状態に基づき、内燃機関や交流発電機の調整電圧などを制御することができる。これにより、制御装置への安定的な電力供給が可能となるとともに、バッテリが過放電となることを防止することができる。よって、バッテリの状態検出装置を車両に適用することは特に有用である。
請求項10に係る発明によると、前回のクランキング時に算出した内部抵抗値から内燃機関の再始動によるバッテリの電圧降下量を算出し、内燃機関の停止状態の継続可否を判定する構成となっている。このような内燃機関の停止や始動を制御し、車両の燃費向上を図るものにアイドリングストップ制御がある。このアイドリングストップ制御は、停車した車両の内燃機関を停止状態とし、その後バッテリの状態を常に検出することで内燃機関の再始動が可能であることを保証するように制御している。また、このようなアイドリングストップ制御において、再始動時に電圧降下したバッテリ電圧が、下限電圧を下回らないように制御する必要がある。そのため、正確にバッテリの電圧降下量を推定する必要がある。
本発明では、まず、クランキング期間において検出した電圧値の変化量と内部抵抗値に基づき内燃機関の始動電流を算出する。これにより、従来と比較して、より正確に内燃機関の始動に必要な始動電流を算出することができる。よって、この始動電流と内部抵抗値に基づき内燃機関の再始動におけるバッテリの電圧降下量をより正確に推定することができる。また、判定手段は、例えば、検出される現在のバッテリの電圧値と、推定される電圧降下量に基づき、内燃機関が現時点で再始動された場合の最低電圧を算出する。判定手段は、この最低電圧と、バッテリの下限電圧から予め設定された閾値とを比較することにより、内燃機関の停止状態の継続可否を判定する。このような構成とすることで、より正確にアイドリングストップ制御をすることができる。よって、車両の燃費向上を図ることができる。
第一実施形態:内燃機関制御システム1の車両用電源系を示すブロック図である。 内燃機関10の状態変化とバッテリ30の電圧変化を示す図である。 バッテリ30の状態検出の処理を示すフローチャートである。 アイドルストップ制御の処理を示すフローチャートである。 内燃機関10の停止状態の継続可否を判定する処理を示すフローチャートである。 内燃機関10の始動時の電流−電圧特性を示す図である。 クランキング期間の一部における電流変化量の変動を示す図である。 図6の一部を示す拡大図である。
以下、本発明のバッテリの状態検出装置を具体化した実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1は、内燃機関制御システム1の車両用電源系を示すブロック図である。なお、実施形態において、本発明のバッテリの状態検出装置は、車両に搭載された車載バッテリを状態検出の対象とするものとして説明する。
<内燃機関制御システム1の構成>
内燃機関制御システム1は、図1に示すように、内燃機関10と、発電装置20と、バッテリ30と、ECU40を主体として構成されている。内燃機関10は、車両の動力発生装置であり、クランク軸11と、スタータ12を有する。クランク軸11は、車両の駆動軸や発電装置20等に対して機械的に接続され、内燃機関10による回転力を出力する出力軸である。また、停止状態の内燃機関10は、自力で始動することができないため、始動用のスタータ12の起動により初期回転を付与される構成となっている。スタータ12は、バッテリ30より給電されて内燃機関10の始動に必要なトルクを発生し、クランク軸11を回転駆動させる電動モータである。
発電装置20は、交流発電機21と、レギュレータ22を有する。交流発電機21のロータは、内燃機関10のクランク軸11と機械的に連結されている。そして、交流発電機21は、クランク軸11の回転力によって車両に必要な電力を発電する。また、交流発電機21は、内蔵する整流器(レクチファイア)により発電した交流電流を直流電流に整流し、出力端子から出力する。レギュレータ22は、ECU40による調整電圧の制御信号に基づき交流発電機21の出力電圧を制御する制御回路である。このレギュレータ22は、内燃機関10の回転数増加や車両の電気負荷減少などにより、発電装置20の出力電圧が調整電圧を超過することを防止している。
バッテリ30は、状態検出装置41による状態検出の対象となっている鉛蓄電池である。バッテリ30は、鉛蓄電池の他に例えば、ニッケル水素電池やリチウム電池など種々のものを採用してもよい。また、バッテリ30は、発電装置20の交流発電機21の出力端子と電気的に接続されている。このバッテリ30には、発電装置20と並列に内燃機関10のスタータ12および複数の電気負荷50が接続されている。そして、例えば、バッテリ30のSOC(State of charge:充電状態)に応じて、バッテリ30は、発電装置20による充電状態、または電気負荷50への放電状態となるように後述するECU40によって制御されている。また、バッテリ30には、電流センサ31および電圧センサ32が配置されている。電流センサ31は、バッテリ30から放電される電流またはバッテリ30に充電される電流を検出し、ECU40に出力する。電圧センサ32は、バッテリ30の電圧を検出し、ECU40に出力する。
ECU40は、マイクロコンピュータを主体として構成される電子制御装置であり、状態検出装置41と、記憶保持装置42を有している。状態検出装置41は、電流センサ31によるバッテリ30の電流値と、電圧センサ32によるバッテリ30の電圧値を検出する。そして、状態検出装置41は、内燃機関10の始動中のクランキング期間において検出されたバッテリ30の電流値および電圧値に基づいてバッテリ30の内部抵抗値を算出する。さらに、状態検出装置41は、内部抵抗値に基づきバッテリ30の状態を検出する。状態検出装置41は電流値や電圧値、内部抵抗値等を記憶保持装置42に記憶している。記憶保持装置42は、内燃機関制御システム1の起動スイッチの状態による給電の有無に係わらず常時記憶を保持することが可能な、不揮発性メモリを有する記憶装置である。記憶保持装置42として、例えば、バックアップRAMやEEPROM等が考えられる。そして、記憶保持装置42は、状態検出装置41による検出値などの各種データの他に、状態検出装置41がバッテリ30の状態を検出するための演算や判定に必要な閾値などが記憶されている。
また、ECU40は、内燃機関10や発電装置20等を電子制御の対象としている。例えば、ECU40は、状態検出装置41により検出したバッテリ30の状態や、車両情報51に含まれるバッテリ30の温度等に基づき、発電装置20の調整電圧の制御信号を出力する。この車両情報51は、バッテリ30に係る情報の他に、例えば、内燃機関10の状態、車速信号およびブレーキ信号等の情報が含まれている。そして、ECU40は、車両の停車時において、バッテリ30の状態や車両情報51に基づいてアイドリングストップ制御を実施する。アイドリングストップ制御は、内燃機関10のアイドル回転速度制御を停止し内燃機関10を自動的に停止させる自動停止処理や、スタータ12を起動させることで内燃機関10を自動的に始動させる自動始動処理等の処理を備えている。
<アイドリングストップ制御について>
ここで、アイドリングストップ制御に伴う内燃機関10の停止状態の継続可否の判定について、図2を参照して説明する。図2は、内燃機関10の状態変化とバッテリ30の電圧変化を示す図である。
まず、車両が走行している期間T1において、バッテリ30は、ECU40により所定範囲の電圧を維持するように充放電を制御されている。次に、車両が停車すると、ECU40は、アイドリングストップ制御の自動停止処理の許可判定の上、自動停止処理を実行する。そうすると、内燃機関10の停止に伴い発電装置20が停止状態となる。内燃機関10が停止動作を開始してから再始動開始までの期間(T2〜T3)において、バッテリ30は、発電装置20によって電力供給されないため、車両の電気負荷50などの電力を賄うことになる。これにより、バッテリ30の電圧は、内燃機関10の停止動作開始からECU40による内燃機関10の再始動指令の出力までの期間T2の間に、バッテリ30の容量低下分および分極分による電圧降下が生じる。
その後、アイドリングストップ制御の自動始動処理が実行されると、ECU40は、スタータ12を起動させることで内燃機関10のクランク軸11に初期回転を付与するクランク期間を経て、燃焼制御を再開する。ここで、内燃機関10の再始動指令の出力からスタータ12が回転を開始するまでの極短時間の間にバッテリ30からスタータ12に多量の放電電流が流れ、この多量の放電電流によりバッテリ30の電圧が大きく降下することが知られている。よって、バッテリ30の電圧は、この極短時間を含む内燃機関10の再始動指令の出力から再始動開始までの期間T3の間にΔVaだけ降下する。つまり、期間T3において、バッテリ30の電圧は、最大の電圧降下量ΔVaの時に最低電圧Vbtmとなる。その後、内燃機関10が再始動すると、これに伴い発電装置20の発電が再開される。内燃機関10の再始動から再び停止動作を開始するまでの期間T4において、バッテリ30は、期間T1と同様に、ECU40により所定範囲の電圧を維持するように充放電を制御される。
ここで、バッテリ30の下限電圧Vthは、ECU40の動作の信頼性を確保するため、また、過放電に起因するバッテリ30の劣化を防止するため、給電電圧の最小値として規定されている。よって、アイドリングストップ制御は、バッテリ30の最低電圧Vbtmが下限電圧Vthを下回らないように実行されることが望まれる。そのため、例えば、内燃機関10の停止状態となる期間T5においては、常にバッテリ30の状態を検出し、その時々におけるバッテリ30の電圧Vrと推定する電圧降下量に基づき最低電圧Vbtmを算出している。そして、算出した最低電圧Vbtmと下限電圧Vthに基づいて内燃機関10の停止状態の継続可否を判定している。これにより、例えば、最低電圧Vbtmが下限電圧Vthから予め設定された閾値に達するものと判定された場合には、車両が停車状態であっても内燃機関10を再始動すべく自動始動処理を実行する。また、期間T2においても期間T5と同様に、上述した内燃機関10の停止状態の継続可否の判定が実行されている。
このようなアイドリングストップ制御を適正に実行するためにはバッテリ30の状態をより正確に検出する必要がある。つまり、最低電圧Vbtmの算出に使用されるバッテリ30の電圧降下量をより正確に推定する必要がある。よって、本実施形態では、バッテリ30の電圧降下量の推定に使用される内部抵抗値を高精度に算出することで、より正確な電圧降下量の推定を図っている。
<バッテリ30の状態検出>
続いて、状態検出装置41によるバッテリ30の状態検出について、図3〜8を参照して説明する。図3は、バッテリ30の状態検出の処理を示すフローチャートである。図4は、アイドルストップ制御の処理を示すフローチャートである。図5は、内燃機関10の停止状態の継続可否を判定する処理を示すフローチャートである。図6は、内燃機関10の始動時の電流−電圧特性を示す図である。図7は、クランキング期間の一部における電流変化量の変動を示す図である。図8は、図6の一部を示す拡大図である。
まず、状態検出装置41は、ECU40による内燃機関10の始動指令が出力されたかを判定する(ステップ1。以下、S1と略記する。他のステップも同様。)。内燃機関10の始動指令が出力されていない場合(S1:No)、状態検出装置41は、引き続きECU40による始動指令が出力されたかを判定する。一方、S1において、内燃機関10の始動指令が出力された場合(S1:Yes)、ループ処理を終了しS2に移行する。また、状態検出装置41による内燃機関10の始動については、スタータ12への放電電流から検知してもよい。
状態検出装置41は、内燃機関10の始動を検知し、電流センサ31および電圧センサ32によりバッテリ30の電流値および電圧値の検出を開始する。そして、状態検出装置41は、内燃機関10の始動中のクランキング期間において、所定のサンプリング周期にて検出される電流値および電圧値を記憶保持装置42に記憶させる(S2)。この時の、電流−電圧特性は、図6に示すように、ある程度の分散を有する散布図となる。なお、内燃機関10の始動中のクランキング期間は、検出される電流値、内燃機関10の回転数等に基づいて判別される。また、状態検出装置41は、バッテリ30の電流値および電圧値の少なくとも一方に基づく検出値を出力する。本実施形態において、この検出値はバッテリ30の電流値としている。
次に、クランキング期間のうち所定期間内にサンプリングされた電流値および電圧値を記憶保持装置42から取得する(S3)。本実施形態において、所定期間を48[ms]、電流センサ31および電圧センサ32による検出のサンプリング周期を4[ms]としている。つまり、12組のデータ群(電流値および電圧値の組からなるデータの集合)が記憶保持装置42から取得されることになる。また、所定期間およびサンプリング周期については、適宜設定される。
続いて、内部抵抗値Rdの算出処理を実行する。具体的には、まず、取得したデータ群のうち最初と最後にサンプリングされた電流値の差分を算出する。算出された差分は、この所定期間における検出値(電流値)の変化量に相当する。そして、検出値の変化量と、記憶保持装置42に記憶されている閾値を比較する(S4)。本実施形態では、取得したデータ群のうち最初と最後にサンプリングされた検出値から変化量を算出したが、例えば、検出値の差分の最大値または最小値を変化量としてもよい。
また、S4において検出値の変化量と比較される閾値は、予め設定された一定値であり、所定期間内におけるバッテリ30の分極状態の変動に伴う分極影響を抑制可能な値である。この閾値は、所定期間内における内部抵抗値Rdに対して分極抵抗成分の割合を低下させ、内部抵抗値Rdを状態抵抗成分に近似可能となる値に設定されている。このような閾値とすることで、内部抵抗値Rdの算出における分極影響を抑制している。ここで、バッテリ30の内部抵抗値Rdは、バッテリ30の分極状態の変動に伴い変化する分極抵抗成分と、バッテリ30の状態により変化し分極抵抗成分以外の状態抵抗成分とからなる。分極抵抗成分は、放電中の分極における電荷の移動、拡散による抵抗成分である。状態抵抗成分は、バッテリの構成や劣化状態などにおける極板、活物質による抵抗成分である。
また、クランキング期間に含まれる所定期間内においてもバッテリ30の分極状態が変動するものと考えられる。分極状態が変動すると、その変動に伴う分極影響により算出されるバッテリ30の内部抵抗値Rdに誤差が含まれるおそれがある。しかし、単位時間における分極状態の変動には限りがあるため、この変動に伴う分極抵抗成分の変化量にも限りがある。そして、検出値の変化量が大きい場合には分極影響が小さくなるため、所定期間内における内部抵抗値Rdは、状態抵抗成分に近い値となる。そこで、閾値は、分極抵抗成分の割合を低下させ、内部抵抗値を状態抵抗成分に近似可能となるように、バッテリ30の極板など種々の構成により、所定期間において想定される分極抵抗成分の変化量を勘案して適宜設定される。
S4において、検出値の変化量が閾値よりも大きい場合(S4:Yes)、この所定期間内に含まれる電流値および電圧値から一次の近似関数を導出している。つまり、所定期間におけるデータ群から、最小自乗法により回帰直線を算出する(S5)。算出した回帰直線の傾きから、この所定期間の内部抵抗値である準備内部抵抗値を取得する(S6)。一方、S4において、検出値の変化量が閾値以下の場合(S4:No)、またはS6の処理が終了した場合、準備内部抵抗値の算出処理を終了する。
次に、クランキング期間にサンプリングした全ての電流値および電圧値に基づいて準備内部抵抗値の算出処理が実行されたかを判定する(S7)。次回の準備内部抵抗値の算出処理における所定期間は、今回の所定期間をサンプリング周期の4[ms]だけ、クランキング期間の前期から後期に向かってずらした期間が設定される。そして、次回の所定期間がクランキング期間に収まっている場合(S7:No)、S3に戻り、新たに設定された所定期間によって準備内部抵抗値の算出処理が実行される。一方、次回の所定期間がクランキング期間に収まっていない場合(S7:Yes)、ループ処理(S3〜S7)を終了し、S8へと移行する。
上述したように、クランキング期間に含まれる複数の所定期間に対して準備内部抵抗値の算出処理がそれぞれ実行される。すると、検出値の変化量が閾値よりも大きくなる場合(S4:Yes)が複数存在することがある。これにより、一回の内燃機関10の始動中のクランキング期間に対して、複数の準備内部抵抗値が算出されることになる。そこで、複数の準備内部抵抗値に対して、その準備内部抵抗値に対応する所定期間がクランキング期間の前期から後期に向かうに従って大きくなる係数をそれぞれ設定する(S8)。そして、状態検出装置41は、これらの係数を複数の準備内部抵抗値に乗じて平均化することで、クランキング期間における内部抵抗値Rdを算出する(S9)。また、この係数の総和を1とすることで、複数の準備内部抵抗値の平均化を図っている。
ここで、例えば、クランキング期間に検出された電流値および電圧値に対して、複数回のループ処理(S3〜S7)が実行され、n個の準備内部抵抗値Rd1〜Rdnが算出されたとする。準備内部抵抗値Rd1は、クランキング期間において最初の所定期間のデータ群に基づいて算出されたものである。準備内部抵抗値Rdnは、クランキング期間において最後の所定期間のデータ群に基づいて算出されものである。そして、これらn個の準備内部抵抗値Rd1〜Rdnに対する係数K1〜Knをそれぞれ設定する(S8)。よって、バッテリ30の内部抵抗値Rdは、以下の数式により求められる(S9)。ここで、係数K1〜Knは、単調増加であり、これらの総和は1となるように設定されている。
[数1]
Rd=K1×Rd1+K2×Rd2+・・・+Kn×Rdn
(K1<K2<・・・<Kn)
(K1+K2+・・・+Kn=1)
S8およびS9では、複数の準備内部抵抗値にそれぞれの係数を設定し、バッテリ30の内部抵抗値Rdを算出した。この係数については、単純な平均化を図るために、例えば、n個の準備内部抵抗値Rd1〜Rdnが算出された場合に、全て同値の係数K=1/nを設定してもよい。その他、算出された複数の準備内部抵抗値から特定のもの抽出し、その準備内部抵抗値をそのまま内部抵抗値Rdとしてもよい。
次に、状態検出装置41は、クランキング期間における内部抵抗値Rdに基づき内燃機関10の始動電流ΔIsを算出する(S10)。この始動電流ΔIsは、停止状態の内燃機関10において、クランク軸11に初期回転を付与するスタータ12を起動させるために必要とする放電電流である。始動電流ΔIsの算出は、まず、スタータ12を起動する直前におけるバッテリ30の始動前電圧値を検出する。そして、スタータ12を起動させ内燃機関10の始動中において検出されたバッテリ30の電圧値のうち最小値となる最低電圧値を検出する。始動前電圧値と最低電圧値の差分から始動時の電圧降下量を算出する。この電圧降下量をS9で算出した内部抵抗値Rdで除することにより、始動電流ΔIsは算出される。このようにして算出された内部抵抗値Rdおよび始動電流ΔIsは、記憶保持装置42に更新して記憶される(S11)。
ここで、従来の状態検出装置において、バッテリ30の内部抵抗値は、例えば、図6に示される電流−電圧特性の散布図から回帰直線Lbを求め、その傾きから算出されていた。しかし、内燃機関10の始動中のクランキング期間において、バッテリ30の分極状態は常に変動している。さらに、内燃機関10のトルク変動や回転数の上昇に伴い、スタータ12に印加される電流値および電圧値は上昇と下降を繰り返している。つまり、図6における電流−電圧特性の散布図には、検出誤差などによる分散の他に、バッテリ30の分極状態の変動や電流値および電圧値の上昇と下降による分散が含まれることになる。よって、この散布図から求めた回帰直線Lbにより内部抵抗値を算出すると、これらの分散に起因する誤差を含むことになる。
これに対して、S4において、所定期間の検出値(本実施形態では、バッテリ30の電流値)の変化量と閾値を比較している。また、クランキング期間において、所定期間の電流値の変化量は、図7に示すように変動している。そして、電流値の変化量が閾値ΔIthを超えている場合(S4:Yes)、この所定期間P1,P2,P3におけるデータ群から、最小自乗法により回帰直線をそれぞれ算出する。これにより、図8に示すように、所定期間P1,P2,P3に対する回帰直線L1,L2,L3が算出される。そして、これらの回帰直線L1,L2,L3から複数の準備内部抵抗値を算出し、S8およびS9を処理することで内部抵抗値Rdは算出される。
このように、電流値の変化量が閾値ΔIthを超える場合、その所定期間内おける電流値の変化速度が一定値以上であるものと考えられる。そうすると、この所定期間におけるデータ群は、バッテリ30の分極状態の変動が小さい時に検出されたものと推察される。また、所定期間において電流値が上昇および下降していると、電流値の変化量は小さくなり閾値ΔIthを超えなくなる。つまり、電流値の変化速度が一定値以上であれば、所定期間におけるデータ群は、バッテリ30の電流値および電圧値の上昇と下降が混在しない、または、混在が僅かな時に検出されたものと推察される。よって、バッテリ30の分極状態の変動や電流値および電圧値の上昇と下降による分散が小さい所定期間のデータ群に基づいて内部抵抗値を算出することができる。よって、従来と比較して、高精度に内部抵抗値Rdを算出することができる。
ここで、S3〜S11の処理については、内燃機関10の始動中におけるS2の処理以降、適宜なタイミングで実行される。例えば、車両の走行中(図2の期間T1,T4)やアイドリングストップ制御(図2の期間T2,T5)の実行中であってもよい。また、本実施形態では、S3〜S11の処理は、前回のクランキング期間においてS2の処理が実行され、そこでサンプリングされた電流値および電圧値を対象としている。
次に、ECU40は、アイドリングストップ制御を実行するために、図4に示すように、車両が停車中であるかを判定する(S20)。車両が走行中である場合(S20:No)、ECU40は、処理を終了する。一方、車両が停車中である場合(S20:Yes)、ECU40は、アイドリングストップ制御の自動停止処理の許可判定を行う(S21)。そして、自動停止処理を実行しない場合(S21:No)、処理を終了する。一方、アイドリングストップ制御の自動停止処理を実行する場合(S21:Yes)、ECU40は、内燃機関10の停止指令を出力する。これにより、内燃機関10は、停止状態となる(S22)。
続いて、内燃機関10の停止状態の継続可否の判定処理を実行する(S23)。S23では、内燃機関10の停止状態の継続が許可されない場合に、ECU40より内燃機関10の再始動指令が出力される。そのため、アイドリングストップ制御において、この再始動指令が出力されたかを判定する(S24)。再始動指令が出力されていない場合(S24:No)、内燃機関10は停止状態を維持し、S23の判定処理が繰り返される。一方で、再始動指令が出力された場合(S24:Yes)、車両が停車状態であっても内燃機関10を再始動すべく自動始動処理を実行する(S25)。
ここで、S23における内燃機関10の停止状態の継続可否の判定処理について詳述する。まず、図5に示すように、ECU40は、内燃機関制御システム1の起動スイッチがOFFにされたかを判定する(S231)。S231では、例えば、車両が駐車状態となり、アイドリングストップ制御が不要となったかを判定する。内燃機関制御システム1の起動スイッチがOFFにされた場合(S231:Yes)、判定処理(S23)およびアイドリングストップ制御を終了する。起動スイッチがOFFにされていない場合(S231:No)、ECU40は、例えば、ブレーキ解除などの運転手による意図的なアイドリングストップ制御の解除が行われたかを判定する(S232)。
そして、アイドリングストップ制御が解除されていない場合(S232:No)、状態検出装置41は、バッテリ30の電流値および電圧値の他に、車両情報51に基づきバッテリ30の電流積算値、分極状態、SOCなどを検出する(S233)。これにより、状態検出装置41は、S9で算出した内部抵抗値Rdを現在の車両やバッテリ30の環境に適用するために補正した内部抵抗値Rd’を算出する。そして、S10で算出された始動電流ΔIsに、補正後の内部抵抗値Rd’を乗ずることで、現時点で内燃機関10を再始動した場合におけるバッテリ30の電圧降下量ΔVdrpを推定する(S234)。
次に、状態検出装置41は、現在のバッテリ30の電圧Vrと推定した電圧降下量ΔVdrpに基づき最低電圧Vbtmを算出する。そして、この最低電圧Vbtmと、バッテリ30の下限電圧Vthから予め設定されている閾値とを比較し、内燃機関10の停止状態の継続可否を判定している(S235)。ここで、内燃機関10の停止状態の継続が許可された場合(S235:Yes)、内燃機関10の再始動指令を出力せずに判定処理(S23)を終了する。一方、内燃機関10の停止状態の継続が許可されない場合(S236:No)、またはアイドリングストップ制御が解除された場合(S232:Yes)、ECU40は、車両が停車状態であっても内燃機関10を再始動させるため、内燃機関10の再始動指令を出力する(S236)。
上述したように、状態検出装置41は、検出手段(S2)と、内部抵抗算出手段(S3〜S9)を有している。このような構成とすることで、クランキング期間におけるバッテリ30の分極状態の変動や、内燃機関10のトルク変動や回転数の上昇に伴い変動するバッテリ30の電流値および電圧値のうち、内部抵抗値Rdを算出する際に誤差の原因となる電流値および電圧値を除外することができる。これにより、従来と比較して、誤差の小さい高精度なバッテリの内部抵抗値Rdを算出することができる。
本実施形態において、検出手段(S2)は、検出値としてバッテリ30の電流値を出力する構成となっている。これにより、内部抵抗算出手段(S3〜S9)は、所定期間内における電流値の変化速度が一定値以上であるかを判定することになる。ここで、従来においては、上述したように、バッテリの内部抵抗値を図6のような散布図から回帰直線Lbを求め、その傾きから算出していた。しかし、この散布図には、検出誤差などによる分散の他に、バッテリ30の分極状態の変動や電流値および電圧値の上昇と下降による分散に起因して、内部抵抗値に誤差が含まれていた。
これに対して、本発明では、検出値の変化速度を判定することにより、図8に示すように、内部抵抗値Rdの誤差の原因となりうるデータ群を除外して算出している。つまり、内部抵抗算出手段(S3〜S9)は、バッテリ30の分極状態の変動が小さい時にサンプリングされた電流値および電圧値に基づいて内部抵抗値Rdを算出することができる。従って、その内部抵抗値Rdに含まれる誤差を小さくすることができる。
また、内部抵抗算出手段(S3〜S9)は、内部抵抗値Rdを算出する際に、所定期間におけるバッテリ30の分極状態の変動に伴う分極影響を抑制するように、検出値の変化量と比較する閾値を設定している。これにより、所定期間にバッテリ30の分極状態が変動した場合に、この変動に伴い変化する分極抵抗成分の割合が内部抵抗値Rdに対して十分に小さくすることができる。つまり、内部抵抗値Rdをバッテリ30の状態により変化する状態抵抗成分に近似可能となり、内部抵抗値Rdに含まれる分極影響による誤差を小さくすることができる。従って、より確実に分極影響を抑制し、高精度な内部抵抗値Rdを算出することができる。
また、内部抵抗算出手段(S3〜S9)は、所定期間内に含まれる電流値および電圧値から一次の近似関数を導出している(S5)。所定期間は、検出手段(S2)が電流値および電圧値をサンプリングする周期よりも長いため、複数の電流値および電圧値を含んでいる。そして、電流値−電圧値平面に散布された所定期間内に含まれる電流値および電圧値に基づき、最小自乗法などにより一次の近似関数を導出する。この場合、近似関数の傾きが内部抵抗値に相当する。このように、一次の近似関数を導出することで、より高精度な内部抵抗値Rdを算出することができる。
さらに、内部抵抗算出手段(S3〜S9)は、算出された複数の準備内部抵抗値に対して、その準備内部抵抗値に対応する所定期間がクランキング期間の前期から後期に向かうに従って大きくなる係数をそれぞれ設定している(S8)。そして、この係数の総和を1とすることで、複数の準備内部抵抗値の平均化を図ることができる。バッテリ30の準備内部抵抗値は、放電状態や温度変化、分極状態などに起因して変動する。そのため、より最近サンプリングされた電流値および電圧値に基づいて算出された準備内部抵抗値ほど信頼性が高い。そして、クランキング期間においても時期的要素を考慮することが好ましい。よって、このような構成とすることで、複数の準備内部抵抗値に基づき、より高精度な内部抵抗値Rdを算出することができるので、バッテリ30の状態をより正確に検出することができる。
さらに、状態検出装置41は、始動電流算出手段(S10)と、電圧降下量算出手段(S234)と、判定手段(S235)を有している。本実施形態において、バッテリ30は、車両に搭載される車載バッテリである。バッテリ30の状態検出装置41は、内部抵抗算出手段(S3〜S9)により算出された内部抵抗値Rdに基づきバッテリ30の状態を検出している。これにより、ECU40は、例えば、検出されたバッテリ30の状態に基づき、内燃機関10や交流発電機21の調整電圧などを制御することができる。よって、ECU40への安定的な電力供給が可能となるとともに、バッテリ30が過放電となることを防止することができる。
始動電流算出手段(S10)は、クランキング期間において検出した電圧値の変化量と、高精度に算出された内部抵抗値Rdに基づき内燃機関10の始動電流ΔIsを算出する。これにより、従来と比較して、より正確に内燃機関10の始動に必要な始動電流ΔIsを算出することができる。よって、電圧降下量算出手段(S234)は、この始動電流ΔIsと内部抵抗値Rdに基づき内燃機関10の再始動におけるバッテリ30の電圧降下量ΔVdをより正確に推定することができる。また、判定手段(S235)は、検出される現在のバッテリ30の電圧値と、推定される電圧降下量ΔVdに基づき、内燃機関10が現時点で再始動された場合の最低電圧Vbtmを算出する。判定手段(S10)は、この最低電圧Vbtmと、バッテリ30の下限電圧Vthに基づいて予め設定された閾値とを比較することにより、内燃機関10の停止状態の継続可否を判定する。このような構成とすることで、より正確にアイドリングストップ制御をすることができる。よって、車両の燃費向上を図ることができる。
<実施形態の変形態様>
本実施形態では、S8において、クランキング期間において算出された複数の内部抵抗値に対して、その内部抵抗値に対応する所定期間がクランキング期間の前期から後期に向かうに従って大きくなる係数をそれぞれ設定するものとした。これに対して、検出手段(S2)が出力する所定期間内の検出値に応じた係数を設定してもよい。例えば、S4で閾値と比較される検出値の変化量の大きさに応じて係数を設定してもよい。検出値の変化量が大きいほど内部抵抗値Rdの算出に含まれる誤差が小さくなるものと考えられる。従って、より高精度な内部抵抗値Rdを算出することができるので、バッテリ30の状態をより正確に検出することができる。また、係数は、所定期間とクランキング期間の時期の関係および検出値の両方に応じて設定されるものとしてもよい。これにより、バッテリ30の状態をより正確に検出することができる。
また、S4では検出値の変化量と閾値の比較により、所定期間に含まれるデータ群に基づく内部抵抗値の算出を行うかを判定していた。これに対して、内部抵抗算出手段は、所定期間内において一定値以上となる検出値の変化量が複数ある場合に、検出値の変化量が最大のものから所定順位までの所定期間に含まれる電流値および電圧値(データ群)に基づき内部抵抗値を算出するものとしてもよい。
例えば、内部抵抗算出手段は、検出値の変化量が最大となる所定期間のデータ群に基づいて内部抵抗値を算出するものとする。これにより、対象とするデータ群は、クランキング期間において、単位時間あたりの分極状態の変動が小さい時にサンプリングされたものとすることができる。これにより、バッテリ30の分極状態の変動に伴う分極影響を小さくし、より正確な内部抵抗値を算出することができる。
その他に、クランキング期間にサンプリングされた電流値および電圧値に対して、所定期間を延長または短縮して調整し、その所定期間のデータ群を対象としてもよい。このようにすることで、高精度に内部抵抗値Rdを算出することができる。このように、検出値の変化量と比較する閾値(一定値)および所定期間の長さについて、バッテリ30の構成や各種センサによるサンプリング周期を勘案してそれぞれ設定されるものとしてもよい。これにより、分極影響により内部抵抗値に含まれる誤差を低減し、算出された内部抵抗値に基づいてバッテリ30の状態を高精度に検出することができる。
検出手段(S2)は、検出値をバッテリ30の電流値とした。検出値は、検出手段(S2)が検出したバッテリ30の電流値および電圧値の少なくとも一方に基づく値であり、電流値の他に、例えば、電圧値や電力値にしてもよい。このような構成において、内部抵抗算出手段は、適正な閾値を設定することで検出値の変化量と比較し、分散の小さい所定期間のデータ群に基づいて内部抵抗値Rdを算出することができる。
その他に、バッテリ30は、車両に搭載される車載バッテリとした。その他に、内燃機関を始動させる電源として適用されたバッテリであれば本発明を適用することができる。この場合、同様の効果を奏する。
1:内燃機関制御システム
10:内燃機関、 11:クランク軸、 12:スタータ
20:発電装置、 21:交流発電機、 22:レギュレータ
30:バッテリ、 31:電流センサ、 32:電圧センサ
40:ECU、 41:状態検出装置、 42:記憶保持装置
50:電気負荷、 51:車両情報

Claims (10)

  1. 内燃機関を始動させる電源であるバッテリと、
    前記内燃機関の始動中のクランキング期間において、前記バッテリの電流値および電圧値を検出するとともに、検出結果の少なくとも一方に基づく検出値を出力する検出手段と、
    前記クランキング期間に含まれる所定期間内において前記検出値の変化量が一定値以上の場合に、前記所定期間内に含まれる前記電流値および前記電圧値に基づき前記バッテリの内部抵抗値を算出する内部抵抗算出手段と、
    を備えることを特徴とするバッテリの状態検出装置。
  2. 請求項1において、
    前記内部抵抗算出手段は、前記クランキング期間において算出された複数の内部抵抗値に対して、それぞれの前記所定期間が前記クランキング期間の前期から後期に向かうに従って大きくなるように設定された係数を乗じて平均化することで前記内部抵抗値を算出することを特徴とするバッテリの状態検出装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記内部抵抗算出手段は、前記クランキング期間において算出された複数の内部抵抗値に対して、それぞれの前記所定期間内における前記検出値に応じた係数を乗じて平均化することで前記内部抵抗値を算出することを特徴とするバッテリの状態検出装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項において、
    前記内部抵抗算出手段は、前記所定期間内に含まれる前記電流値および前記電圧値から一次の近似関数を導出し、前記近似関数に基づいて前記内部抵抗値を算出することを特徴とするバッテリの状態検出装置。
  5. 請求項1〜4の何れか一項において、
    前記検出手段による前記検出値は、前記バッテリの電流値であることを特徴とするバッテリの状態検出装置。
  6. 請求項1〜5の何れか一項において、
    前記一定値は、前記内部抵抗算出手段が前記内部抵抗値を算出する際に、前記所定期間内における前記バッテリの分極状態の変動に伴う分極影響を抑制可能な閾値に設定されることを特徴とするバッテリの状態検出装置。
  7. 請求項6において、
    前記内部抵抗値は、前記バッテリの分極状態の変動に伴い変化する分極抵抗成分と、前記バッテリの状態により変化し前記分極抵抗成分以外の状態抵抗成分と、からなり、
    前記閾値は、前記所定期間内における前記内部抵抗値に対して前記分極抵抗成分の割合を低下させ、前記内部抵抗値を前記状態抵抗成分に近似可能とすることにより、前記内部抵抗値の算出における前記分極影響を抑制するように設定されることを特徴とするバッテリの状態検知装置。
  8. 請求項1〜7の何れか一項において、
    前記内部抵抗算出手段は、前記所定期間内において前記一定値以上となる前記検出値の変化量が複数ある場合に、前記検出値の変化量が最大のものから所定順位までの前記所定期間に含まれる前記電流値および前記電圧値に基づき前記バッテリの前記内部抵抗値を算出することを特徴とするバッテリの状態検知装置。
  9. 請求項1〜8に何れか一項において、
    前記バッテリは、車両に搭載される車載バッテリであることを特徴とするバッテリの状態検出装置。
  10. 請求項9において、
    前回の前記クランキング期間において検出した前記電圧値の変化量と前記内部抵抗値に基づき前記内燃機関の始動電流を算出する始動電流算出手段と、
    前記始動電流と前記内部抵抗値に基づき前記内燃機関の再始動による前記バッテリの電圧降下量を推定する電圧降下量推定手段と、
    前記バッテリの現在の電圧値および前記電圧降下量に基づき前記内燃機関の停止状態の継続可否を判定する判定手段と、
    をさらに備えることを特徴とするバッテリの状態検出装置。
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