JP2010224190A - 画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】表示用画像における表示の不自然さを解消する。
【解決手段】2次元画像から表示用画像を生成する画像処理装置10であって、表示用画像の外縁の少なくとも一部に設けられる外枠部と、2次元画像内に含まれる各表示対象物に依存しないシフト量分2次元画像を左右にシフトさせた表示用画像を生成する表示用画像生成部12と、外枠の内側の表示領域に、表示用画像を表示する表示用画像表示部32と、を備える画像処理装置10を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法に関する。
従来より、立体(3D)画像の提示技術が知られている。立体映像を提示する技術の一つとして、物体を右眼から見たときの右眼用画像および当該物体を左眼から見たときの左眼用画像を生成して、右眼用画像を観視者の右眼に対してのみに表示し、左眼用画像を観視者の左眼に対してのみに表示する技術(ステレオ立体視技術)が存在する。
特開平10−117362号公報 特開2002−262310号公報 特開平8−205201号公報
ところで、このようなステレオ立体視技術は、表示画面の端部部分において、画像に不自然感を生じさせる場合がある。例えば、立体映像が画面の端部に対応する部分において途切れてしまう場合がある。
また、2次元画像を左右にずらすことにより立体映像を提示する方法も提案されている(特許文献1〜3)。しかし、このような方法においては、画面の右側および左側の端部分において、一方の画像のみしか存在しない部分が生じてしまい、画像に不自然感を生じさせる。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、2次元画像から表示用画像を生成する画像処理装置であって、前記2次元画像内に含まれる各表示対象物に依存しないシフト量分前記2次元画像を左右にシフトさせた前記表示用画像であり、外縁に設ける外枠の内側に表示する前記表示用画像を生成する表示用画像生成部を備える画像処理装置、プログラムおよび画像処理方法を提供する。
また、本発明の第2の態様においては、2次元画像から表示用画像を生成する画像処理装置であって、前記表示用画像の外縁に設ける外枠の少なくとも一部として表示されるべき外枠画像を生成する外枠画像生成部と、前記外枠の内側の表示領域内において、前記2次元画像内に含まれる各表示対象物に依存しないシフト量分前記2次元画像を左右にシフトさせた前記表示用画像を生成する表示用画像生成部と、を備える画像処理装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置10の構成を示す。画像処理装置10は、2次元画像から表示用画像を生成する。より具体的には、画像処理装置10は、与えられた2次元画像に基づき、観視者の右眼に対して出力する画像および当該観視者の左眼に対して出力する画像を生成して、表示装置に表示する。なお、与えられる2次元画像は、静止画像であっても、時間的に連続する複数の静止画像を含む動画像であってもよい。
画像処理装置10は、表示用画像生成部12と、外枠画像生成部14と、合成部16と、出力部18とを備える。表示用画像生成部12は、一例として、記録媒体からデータを再生する再生装置または伝送されたデータを受信する受信装置から、2次元画像を受け取る。
表示用画像生成部12は、2次元画像内に含まれる各表示対象物に依存しないシフト量分2次元画像を左右にシフトさせた表示用画像であり、外縁に設ける外枠の内側に表示する表示用画像を生成する。表示用画像生成部12は、一例として、2次元画像内の位置に応じて予め定められたシフト量分2次元画像を左右にずらした表示用画像を生成する。
本実施形態においては、表示用画像生成部12は、予め定められたシフト量分2次元画像を左右に位置をずらした右眼用の右側画像および左眼用の左側画像を含む表示用画像を生成する。より具体的には、表示用画像生成部12は、同一の2次元画像を、表示領域内において左右に瞳孔間距離以下の距離分ずらした左側画像および右側画像を生成する。
表示用画像生成部12は、一例として、元の2次元画像を、瞳孔間距離の1/2の距離分左方向にずらして左側画像を生成する。また、表示用画像生成部12は、一例として、元の2次元画像を瞳孔間距離の1/2の距離分右方向にずらして右側画像を生成する。また、表示用画像生成部12は、一例として、元の2次元画像を左方向にずらして生成された左側画像における、表示領域の左側境界から左側にはみ出した部分を削除してもよい。表示用画像生成部12は、一例として、元の2次元画像を右方向にずらして生成された右側画像における、表示領域の右側境界から右側にはみ出した部分を削除してもよい。
ここで、瞳孔間距離は、人間の瞳間の距離(40mmから90mm)であって、当該距離だけ離した位置に左側画像および右側画像を表示すると、人間が、左眼で見た左側画像の表示物と右眼で見た右側画像の表示物とを融合して一つの像として認識することができ、且つ、融合した像を無限遠に認識することができる距離である。この場合、観視者の両眼の視線は平行となっている。従って、表示用画像生成部12は、2次元画像を表示領域内において左右に0より大きく90mm以下の距離分ずらした左側画像および右側画像を生成することが望ましい。
なお、人間は、両眼の視線が平行な状態から左右に2〜3度程度開いた方向にある対象でも、両眼融合視をできる場合がある。従って、左側画像と右側画像との間の距離は、左眼の視線が平行状態から左側に3度以下(好ましくは2度)、右眼の視線が平行状態から右側に3度以下(好ましくは2度)ずれる距離であってもよい。左側画像と右側画像との間の距離が、瞳孔間距離からずれてよい許容量は、観視者と表示面との間の距離が遠くなるほど大きくなる。
表示用画像を表示する表示領域は、一例として、テレビジョン装置の表示面、コンピュータのモニタ内に表示された1つのウィンドウ領域等の1つの画面上に形成された領域である。また、表示領域は、ヘッドマウントディスプレイの表示面等のように2つの画面により形成された領域であってもよい。表示用画像生成部12は、一例として、与えられた2次元画像の画素サイズと表示領域の大きさとに応じて、左側画像および右側画像間の表示領域上における距離が瞳孔間距離となるように、左側画像と右側画像と間のデータ上における距離を変更してもよい。
また、当該画像処理装置10が1個の表示領域を有する表示装置により表示用画像を提供する場合、表示用画像生成部12は、当該表示領域の水平ラインを垂直方向に所定本ずつ交互に選択した場合における一方の水平ライン(例えば偶数ライン)に表示される画像を、左側画像とする。また、この場合、表示用画像生成部12は、表示領域の水平ラインを垂直方向に所定本ずつ交互に選択した場合における他方の水平ライン(例えば奇数ライン)に表示される画像を、右側画像とする。
また、当該画像処理装置10が1個の表示領域を有する表示装置により表示用画像を提供する場合、表示用画像生成部12は、動画像に含まれる各フレームを時間順に所定枚ずつ交互に選択した場合における一方のフレーム(例えば偶数フレーム)に表示される画像を、左側画像とする。また、この場合、表示用画像生成部12は、動画像に含まれる各フレームを時間順に所定枚ずつ交互に選択した場合における他方のフレーム(例えば奇数フレーム)に表示される画像を、右側画像とする。
また、当該画像処理装置10がヘッドマウントディスプレイのような左眼用表示領域および右眼用表示領域を有する表示装置により観視者に対して表示用画像を提供する場合、表示用画像生成部12は、左眼用表示領域に表示される画像を左側画像とする。また、この場合、表示用画像生成部12は、右眼用表示領域に表示される画像を右側画像とする。
また、表示用画像生成部12は、一例として、左側画像および右側画像を生成する処理をコンピュータのソフトウェア演算により行ってもよい。これに代えて、表示用画像生成部12は、リアルタイムで伝送または再生されるビデオ信号に対してリアルタイムで画像処理を行ってもよい。
外枠画像生成部14は、表示用画像が表示される表示領域の外枠として表示されるべき外枠画像を生成する。外枠画像生成部14は、表示用画像が表示される表示領域の周囲における、少なくとも一部に設けられる外枠として表示される外枠画像を生成してもよい。
合成部16は、左側画像と外枠画像とを合成して、出力部18に与える。また、合成部16は、右側画像と外枠画像と合成して、出力部18に与える。
出力部18は、左側画像を観視者の左眼に対して出力する。また、出力部18は、右側画像を観視者の右眼に対して出力する。更に、出力部18は、外枠画像を観視者の左眼および右眼の両方に対して出力する。
本実施形態においては、出力部18は、表示部20と、観察用メガネ22とを有する。表示部20は、表示用画像表示部32と、外枠画像表示部34とを含む。表示用画像表示部32は、外枠の内側の表示領域に、左側画像および右側画像を含む表示用画像を表示する。外枠画像表示部34は、外枠に対応する表示領域に、外枠画像を表示する。
表示部20は、一例として、2次元マトリクス状に配置された複数の画素を含み、観視者の左眼および右眼に対して画像を表示する画素ラインが交互に配置された表示領域を有する。表示部20は、左眼用の各画素ラインにより、外枠画像が合成された左側画像を表示する。表示部20は、一例として、左眼用画素ラインから第1回転方向の円偏光を発する。
また、表示部20は、右眼用の画素ラインにより、外枠画像が合成された右側画像を表示する。表示部20は、一例として、右眼用画素ラインから第1回転方向の円偏光とは逆回転の第2回転方向の円偏光を発する。このような表示部20は、表示用画像表示部32に左側画像および右側画像を含む表示用画像を表示し、外枠画像表示部34に外枠画像を表示することができる。
観察用メガネ22は、表示部20の右眼用の画素ラインにより表示された画像を右眼のみに与え、表示部20の左眼用の画素ラインにより表示された画像を左眼のみに与える。観察用メガネ22は、一例として、第1回転方向の円偏光を透過して第2回転方向の円偏光を遮断する観視者の左眼上に配置される左眼用偏光フィルタと、第2回転方向の円偏光を透過して第1回転方向の円偏光を遮断する観視者の右眼上に配置される右眼用偏光フィルタとを有する。
このような表示部20および観察用メガネ22を有する出力部18は、左側画像を観視者の左眼に対して出力し、右側画像を観視者の右眼に対して出力することができる。さらに、このような出力部18は、外枠画像を観視者の左眼および右眼の両方に対して出力することができる。
なお、出力部18は、左側画像を観視者の左眼のみに与え、右側画像を観視者の右眼のみに与え、外枠画像を観視者の左眼および右眼の両方に与えることができれば、どのような構成であってもよい。出力部18は、一例として、外枠画像が合成された左側画像および外枠画像が合成された右側画像を時間的に交互に表示する表示装置と、表示装置に同期したシャッタを有するシャッタ付メガネとを有してもよい。この場合、シャッタ付メガネは、外枠画像が合成された左側画像が表示されている期間において左眼のシャッタを開いて右眼のシャッタを閉じ、外枠画像が合成された右側画像が表示されている期間において右眼のシャッタを開いて左眼のシャッタを閉じる。
また、出力部18は、左眼用表示領域と右眼用表示領域とを有するヘッドマウントディスプレイであってもよい。また、出力部18は、色フィルタまたは分光特性差、偏向方向の違い等を利用して、左側画像を観視者の左眼のみに表示し、右側画像を観視者の右眼のみに表示する装置であってもよい。
以上のように画像処理装置10によれば、2次元画像を左右にずらすことで表示用画像を生成する。これにより、画像処理装置10によれば、非常に簡単な処理であって且つ小さいコストで表示用画像を観視者に提供することができる。
さらに、画像処理装置10は、外枠画像生成部14および外枠画像表示部34が表示用画像の外縁の少なくとも一部に設けられる外枠部として機能する。従って、画像処理装置10は、表示用画像を外枠を介して観視させることができる。即ち、画像処理装置10は、外枠の内側に表示用画像を表示することができる。これにより、画像処理装置10によれば、表示用画像の周囲部分が途切れて見える感覚を観視者に与えることなく、自然な表示用画像を提供することができる。
なお、外枠画像生成部14は、一例として、表示用画像のシフト量よりも小さなシフト量分、外枠画像を左右にずらしてもよい。即ち、外枠画像生成部14は、左眼に与える外枠画像(即ち、左側画像に合成される外枠画像)と、右眼に与える外枠画像(即ち、右側画像に合成される外枠画像)との間に、表示用画像のシフト量よりも小さなシフト量を与えてもよい。例えば、外枠画像生成部14は、シフト量が0の外枠画像を生成してもよい。これにより、画像処理装置10は、表示用画像の表示対象物よりも手前(観視者側)に外枠を表示して、より自然な表示用画像を観視者に提供することができる。
また、外枠画像表示部34は、当該画像処理装置10が表示用画像を表示する場合に外枠画像を表示し、当該画像処理装置10が2次元画像を立体的に表示しない場合に外枠画像を表示しない構成であってもよい。外枠画像表示部34は、一例として、表示用画像を表示するか否かを示すパラメータを受け取って、切り替えを行う。これにより、画像処理装置10は、表示用画像を提供しない場合において、有効な表示領域を広くすることができる。
また、出力部18がヘッドマウントディスプレイである場合、表示用画像表示部32および外枠画像表示部34は、ヘッドマウントディスプレイにおける右眼用表示領域および左眼用表示領域に表示用画像および外枠画像を表示する。そして、この場合、外枠画像生成部14は、ヘッドマウントディスプレイにおける右眼用表示領域および左眼用表示領域より視点に近く見えるシフト量分左右にずらした外枠画像を生成する。これにより、画像処理装置10は、表示用画像の表示対象物よりも手前(観視者側)に外枠を表示して、より自然な表示用画像を観視者に提供することができる。
図2は、表示部20による表示の一例を示す。表示部20は、一例として、表示領域内における水平ラインを垂直方向に1本ずつ交互に選択した場合における一方(例えば偶数ライン)が左眼用画素ラインであり、他方(例えば奇数ライン)が右眼用画素ラインである。そして、この場合、表示用画像生成部12は、このような表示部20の表示領域における左眼用画素ラインに対応する2次元画像の各画素から左側画像を生成すると共に、表示領域における右眼用画素ラインに対応する2次元画像の各画素から右側画像を生成して、表示部20に与える。これにより、表示部20は、観察用メガネ22を用いることにより、左眼用画素ラインにより表示された左側画像を左眼のみに与え、右眼用画素ラインにより表示された右側画像を右眼のみに与えることができる。
図3は、左側画像上の表示点、右側画像上の表示点、及び、ユーザにより知覚される像の一例を示す。人間が近距離の2次元画像を見ている場合、左眼に与えられている画像と右眼に与えられているが画像とは同一ではなく視差がある。人間は、この視差から、見ているものが2次元画像であると認識する。また、人間が無限遠(例えば10m以上)の物体を見ている場合、左眼に与えられている画像と右眼に与えられているが画像とは、視差がなく同一となる。人間は、無限遠を見ている場合、左眼に与えられている画像と右眼に与えられている画像との間に視差が無いことにより、見ている物体及び景色等に立体感および臨場感を感じる。
画像処理装置10は、ユーザの瞳孔間距離と同じだけ左右に距離ずらした視差のない(即ち、互いに同じ)左側画像および右側画像を生成する。そして、画像処理装置10は、左側画像をユーザの左眼に与え、右側画像をユーザの右眼に与える。この結果、画像処理装置10は、ユーザの左眼および右眼の視線を平行状態とする、即ち、ユーザの視線を輻輳させない(左眼および右眼の視線を交差させない)状態とすることができる。これにより、画像処理装置10は、ユーザを、無限遠を見ている状態にすることができる。即ち、例えば、図3に示されるように、画像処理装置10は、ユーザに、A点(黒丸の点)およびB点(三角の点)をともに無限遠に位置する点として知覚させることができる。
このように画像処理装置10は、ユーザに無限遠を見ている状態として且つ左眼と右眼とに視差のない画像を与えることにより、ユーザに立体的を感じる画像を提供することができる。例えば、画像処理装置10は、例えば風景画像等に、窓から外を見たような臨場感を与えることができる。また、画像処理装置10は、マクロ撮影などの近距離撮影の画像に、虫眼鏡でみたような実物感を与えることができる。
画像処理装置10が、以上のような臨場感および実物感といった現実感を画像に与えることができる理由は、以下のように推定される。画像処理装置10は、ユーザの視線を輻輳させないので、視差による像の位置の特定をさせることができない。しかし、視差が無い場合であっても、人間は、経験常識から導き出される実際の対象物の大きさと画角から、像の位置を推定している。そして、人間は、このような位置の推定を無意識かつ瞬時に行い、立体感とともに実寸の感覚を得る。従って、画像処理装置10は、画像処理装置10は、ユーザの視線を輻輳させなくても、以上のような現実感を画像に与えることができると推定される。
また、人間は、動画像を見ている場合、遠くの物体は動きが小さく、近くの物体は動きが大きく感じる。人間は、動画像を見ている場合、視差よりも、このような物体の動きに、より強く立体感を感じる。従って、画像処理装置10は、動画像を表示する場合には、ユーザに立体感をより強く感じさせることができる。
さらに、画像処理装置10は、書割り効果と呼ばれる平面が立って見える現象、および、箱庭効果と呼ばれる、奥行きおよび飛び出し感を強調することによって画面の横方向の拡がり感を低下させる現象を発生させない。従って、画像処理装置10によれば、自然な立体感および臨場感を有する立体画像を提供することができる。
また、画像処理装置10は、ユーザの視線を輻輳させないので、視覚の輻輳と調節との不一致が生じず、不快感を少なくすることができる。また、画像処理装置10は、画面よりも遠い位置に立体像を知覚させるので、枠(例えば、窓枠および虫眼鏡の枠等)を通してみるような感覚をユーザに与えることができる。従って、画像処理装置10によれば、画面より前に飛び出して見える像が画面枠で不自然に切断される現象が生じず、自然な立体画像をユーザに提供することができる。
図4は、左側画像または右側画像の一方のみが表示される非対応領域およびクロストークの一例を示す。外枠画像を表示しない場合における表示領域の左辺部分には、1枚の2次元画像を左右にずらして左側画像および右側画像を生成した場合における左側画面は表示されるが右側画面は表示されない領域(即ち、右側画像および左側画像が重ならない非対応領域)が存在する。同様に、外枠画像を表示しない場合における表示領域の右辺部分には、右側画面は表示されるが左側画面は表示されない非対応領域が存在する。
また、表示領域の右端から瞳孔間距離分内側の位置、および、表示領域の左端から瞳孔間距離分内側の位置には、縦方向の線に見えるクロストーク(またはゴースト)が観察される。このような非対応領域およびクロストークは、観視者に不自然感を与えてしまう。
図5は、外枠画像の一例を示す。そこで、外枠画像生成部14は、表示用画像に含まれる少なくとも非対応領域およびクロストークを覆う外枠画像を生成することが好ましい。即ち、外枠画像生成部14は、左辺および右辺のそれぞれの枠幅が少なくとも瞳孔間距離以上である外枠画像を生成することが好ましい。これにより画像処理装置10によれば、表示用画像において不自然感を与える非対応領域およびクロストーク部分を隠して、観視者に自然な表示用画像を提供することができる。
また、外枠画像生成部14は、左辺部分および右辺部分のみを有する外枠画像を生成してもよい。即ち、上辺部分および下辺部分を有さない外枠画像を生成してもよい。これにより、画像処理装置10は、少なくとも非対応領域およびクロストーク部分を隠した表示用画像を提供することができる。
図6は、本実施形態の第1変形例に係る画像処理装置10の構成を示す。本変形例に係る画像処理装置10は、図1に示した画像処理装置10と略同一の構成及び機能を採るので、略同一の機能及び構成を取る部材については同一の符号を付け、以下相違点を除き説明を省略する。
本変形例に係る画像処理装置10は、表示用画像生成部12と、出力部18とを備える。本変形例に係る出力部18は、表示部20と、観察用メガネ22と、外枠部36とを有する。表示部20は、表示用画像生成部12より生成された左側画像および右側画像を含む表示用画像を表示する。
外枠部36は、表示部20と観視者との間に設けられ、表示用画像の外枠として機能する。外枠部36は、一例として、表示部20における画面の周縁部分に設けられる。
外枠部36は、表示部20により表示される表示用画像のうちの、2次元画像を左右にずらした右側画像および左側画像が重ならない表示領域の少なくとも一部を覆う。より好ましくは、外枠部36は、図5に示した外枠画像と同様に、表示用画像に含まれる少なくとも非対応領域およびクロストーク部分を覆う。このような本変形例に係る画像処理装置10によれば、表示用画像において不自然感を与える非対応領域およびクロストーク部分を隠して、観視者に自然な表示用画像を提供することができる。
なお、外枠部36は、当該画像処理装置10が表示用画像を表示する場合に、右側画像および左側画像が重ならない表示領域の少なくとも一部を覆い、当該画像処理装置10が2次元画像を立体的に表示しない場合に、当該表示領域を覆わない構成であってもよい。外枠部36は、一例として、表示用画像を表示する場合に、表示部20の表示面の周縁部分を隠すべく内側方向に移動し、表示用画像を表示しない場合に、表示部20の表示面の全てを露出させるべく外側方向に移動する構成であってもよい。これにより、外枠部36は、表示用画像を表示しない場合において、有効な表示領域を広くすることができる。
図7は、本実施形態の第2変形例に係る画像処理装置10に備えられる出力部18の構成を示す。本変形例に係る画像処理装置10は、図6に示した画像処理装置10と略同一の構成及び機能を採るので、略同一の機能及び構成を取る部材については同一の符号を付け、以下相違点を除き説明を省略する。
本変形例に係る出力部18は、観視者の頭部に装着され、当該観視者に表示用画像を表示するヘッドマウントディスプレイである。表示用画像表示部32は、ヘッドマウントディスプレイにおける左眼用表示領域40および右眼用表示領域42に表示用画像を表示する。
また、本変形例に係る出力部18は、左眼用の外枠部36−Lと、右眼用の外枠部36−Rとを有する。左眼用の外枠部36−Lは、左眼用表示領域40から出力された左側画像の一部を覆う。右眼用の外枠部36−Rは、右眼用表示領域42から出力された右側画像の一部を覆う。そして、このような左眼用の外枠部36−Lおよび右眼用の外枠部36−Rは、ヘッドマウントディスプレイにおける左眼用表示領域40および右眼用表示領域42より視点の近くに設けられる。このような本変形例に係る画像処理装置10によれば、表示用画像において不自然感を与える非対応領域およびクロストーク部分を隠して、観視者に自然な表示用画像を提供することができる。
図8は、本実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ1900は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000、RAM2020、グラフィック・コントローラ2075、及び表示装置2080を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、及びCD−ROMドライブ2060を有する入出力部と、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070を有するレガシー入出力部とを備える。
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000及びグラフィック・コントローラ2075とを接続する。CPU2000は、ROM2010及びRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等がRAM2020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置2080上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、CD−ROMドライブ2060を接続する。通信インターフェイス2030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ2040は、コンピュータ1900内のCPU2000が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ2060は、CD−ROM2095からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010と、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM2010は、コンピュータ1900が起動時に実行するブート・プログラム、及び/又は、コンピュータ1900のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ2050は、フレキシブルディスク2090からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。入出力チップ2070は、フレキシブルディスク・ドライブ2050を入出力コントローラ2084へと接続すると共に、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を入出力コントローラ2084へと接続する。
RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM2020を介してコンピュータ1900内のハードディスクドライブ2040にインストールされ、CPU2000において実行される。
コンピュータ1900にインストールされ、コンピュータ1900を画像処理装置10として機能させるプログラムは、表示用画像生成モジュールと、外枠画像生成モジュールと、合成モジュールと、出力モジュールとを備える。これらのプログラム又はモジュールは、CPU2000等に働きかけて、コンピュータ1900を、表示用画像生成部12、外枠画像生成部14、合成部16および出力部18としてそれぞれ機能させる。
これらのプログラムに記述された情報処理は、コンピュータ1900に読込まれることにより、ソフトウェアと上述した各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段である表示用画像生成部12、外枠画像生成部14、合成部16および出力部18として機能する。そして、これらの具体的手段によって、本実施形態におけるコンピュータ1900の使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、使用目的に応じた特有の画像処理装置10が構築される。
一例として、コンピュータ1900と外部の装置等との間で通信を行う場合には、CPU2000は、RAM2020上にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理内容に基づいて、通信インターフェイス2030に対して通信処理を指示する。通信インターフェイス2030は、CPU2000の制御を受けて、RAM2020、ハードディスクドライブ2040、フレキシブルディスク2090、又はCD−ROM2095等の記憶装置上に設けた送信バッファ領域等に記憶された送信データを読み出してネットワークへと送信し、もしくは、ネットワークから受信した受信データを記憶装置上に設けた受信バッファ領域等へと書き込む。このように、通信インターフェイス2030は、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)方式により記憶装置との間で送受信データを転送してもよく、これに代えて、CPU2000が転送元の記憶装置又は通信インターフェイス2030からデータを読み出し、転送先の通信インターフェイス2030又は記憶装置へとデータを書き込むことにより送受信データを転送してもよい。
また、CPU2000は、ハードディスクドライブ2040、CD−ROMドライブ2060(CD−ROM2095)、フレキシブルディスク・ドライブ2050(フレキシブルディスク2090)等の外部記憶装置に格納されたファイルまたはデータベース等の中から、全部または必要な部分をDMA転送等によりRAM2020へと読み込ませ、RAM2020上のデータに対して各種の処理を行う。そして、CPU2000は、処理を終えたデータを、DMA転送等により外部記憶装置へと書き戻す。このような処理において、RAM2020は、外部記憶装置の内容を一時的に保持するものとみなせるから、本実施形態においてはRAM2020および外部記憶装置等をメモリ、記憶部、または記憶装置等と総称する。本実施形態における各種のプログラム、データ、テーブル、データベース等の各種の情報は、このような記憶装置上に格納されて、情報処理の対象となる。なお、CPU2000は、RAM2020の一部をキャッシュメモリに保持し、キャッシュメモリ上で読み書きを行うこともできる。このような形態においても、キャッシュメモリはRAM2020の機能の一部を担うから、本実施形態においては、区別して示す場合を除き、キャッシュメモリもRAM2020、メモリ、及び/又は記憶装置に含まれるものとする。
また、CPU2000は、RAM2020から読み出したデータに対して、プログラムの命令列により指定された、本実施形態中に記載した各種の演算、情報の加工、条件判断、情報の検索・置換等を含む各種の処理を行い、RAM2020へと書き戻す。例えば、CPU2000は、条件判断を行う場合においては、本実施形態において示した各種の変数が、他の変数または定数と比較して、大きい、小さい、以上、以下、等しい等の条件を満たすかどうかを判断し、条件が成立した場合(又は不成立であった場合)に、異なる命令列へと分岐し、またはサブルーチンを呼び出す。
また、CPU2000は、記憶装置内のファイルまたはデータベース等に格納された情報を検索することができる。例えば、第1属性の属性値に対し第2属性の属性値がそれぞれ対応付けられた複数のエントリが記憶装置に格納されている場合において、CPU2000は、記憶装置に格納されている複数のエントリの中から第1属性の属性値が指定された条件と一致するエントリを検索し、そのエントリに格納されている第2属性の属性値を読み出すことにより、所定の条件を満たす第1属性に対応付けられた第2属性の属性値を得ることができる。
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記録媒体に格納されてもよい。記録媒体としては、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095の他に、DVD又はCD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワーク又はインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1900に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
本実施形態に係る画像処理装置10の構成を示す。 表示部20による表示の一例を示す。 左側画像上の表示点、右側画像上の表示点、及び、ユーザにより知覚される像の一例を示す。 左側画像または右側画像の一方のみが表示される非対応領域およびクロストークの一例を示す。 外枠画像の一例を示す。 本実施形態の第1変形例に係る画像処理装置10の構成を示す。 本実施形態の第2変形例に係る画像処理装置10に備えられる出力部18の構成を示す。 本実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。
10 画像処理装置、12 表示用画像生成部、14 外枠画像生成部、16 合成部、18 出力部、20 表示部、22 観察用メガネ、32 表示用画像表示部、34 外枠画像表示部、36 外枠部、40 左眼用表示領域、42 右眼用表示領域、1900 コンピュータ、2000 CPU、2010 ROM、2020 RAM、2030 通信インターフェイス、2040 ハードディスクドライブ、2050 フレキシブルディスク・ドライブ、2060 CD−ROMドライブ、2070 入出力チップ、2075 グラフィック・コントローラ、2080 表示装置、2082 ホスト・コントローラ、2084 入出力コントローラ、2090 フレキシブルディスク、2095 CD−ROM

Claims (17)

  1. 2次元画像から表示用画像を生成する画像処理装置であって、
    前記2次元画像内に含まれる各表示対象物に依存しないシフト量分前記2次元画像を左右にシフトさせた前記表示用画像であり、外縁に設ける外枠の内側に表示する前記表示用画像を生成する表示用画像生成部
    を備える画像処理装置。
  2. 前記表示用画像の外縁の少なくとも一部に設けられる外枠部と、
    前記外枠の内側の表示領域に、前記表示用画像を表示する表示用画像表示部と、
    を更に備える請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記表示用画像生成部は、前記2次元画像内の位置に応じて予め定められたシフト量分、前記2次元画像を左右にずらした前記表示用画像を生成する請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記表示用画像生成部は、予め定められたシフト量分前記2次元画像を左右に位置をずらした右側画像および左側画像を含む前記表示用画像を生成する請求項2または3に記載の画像処理装置。
  5. 前記表示用画像生成部は、前記2次元画像を左右にずらした左側画像および右側画像を生成し、
    前記表示用画像表示部は、前記左側画像を観視者の左眼に、前記右側画像を観視者の右眼に対してそれぞれ表示する
    請求項2から4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記外枠部は、
    外枠として表示されるべき外枠画像を生成する外枠画像生成部と、
    前記外枠に対応する表示領域に、前記外枠画像を表示する外枠画像表示部と、
    を備える請求項2から5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記外枠画像生成部は、前記表示用画像のシフト量よりも小さなシフト量分前記外枠画像を左右にずらす請求項6に記載の画像処理装置。
  8. 前記外枠画像生成部は、シフト量が0の前記外枠画像を生成する請求項6または7に記載の画像処理装置。
  9. 前記外枠画像表示部は、当該画像処理装置が前記表示用画像を表示する場合に前記外枠画像を表示し、当該画像処理装置が前記2次元画像を立体的に表示しない場合に前記外枠画像を表示しない請求項6から8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 前記表示用画像表示部および前記外枠画像表示部は、ヘッドマウントディスプレイにおける右眼用表示領域および左眼用表示領域に前記表示用画像および前記外枠画像を表示し、
    前記外枠画像生成部は、前記ヘッドマウントディスプレイにおける前記右眼用表示領域および前記左眼用表示領域より視点に近く見えるシフト量分左右にずらした前記外枠画像を生成する
    請求項6から9のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 前記外枠部は、前記2次元画像を左右にずらした右側画像および左側画像が重ならない表示領域の少なくとも一部を覆う請求項2から10のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 前記外枠部は、当該画像処理装置が前記表示用画像を表示する場合に、前記右側画像および前記左側画像が重ならない表示領域の少なくとも一部を覆い、当該画像処理装置が前記2次元画像を立体的に表示しない場合に、当該表示領域を覆わない請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記表示用画像表示部は、ヘッドマウントディスプレイにおける右眼用表示領域および左眼用表示領域に前記表示用画像を表示し、
    前記外枠部は、前記ヘッドマウントディスプレイにおける前記右眼用表示領域および前記左眼用表示領域より視点の近くに設けられる
    請求項2から12のいずれかに記載の画像処理装置。
  14. 前記外枠部は、左辺部分および右辺部分のみを有する
    請求項2から13のいずれかに記載の画像処理装置。
  15. 2次元画像から表示用画像を生成する画像処理装置であって、
    前記表示用画像の外縁に設ける外枠の少なくとも一部として表示されるべき外枠画像を生成する外枠画像生成部と、
    前記外枠の内側の表示領域内において、前記2次元画像内に含まれる各表示対象物に依存しないシフト量分前記2次元画像を左右にシフトさせた前記表示用画像を生成する表示用画像生成部と、
    を備える画像処理装置。
  16. 2次元画像から表示用画像を生成する画像処理装置として、コンピュータを機能させるためのプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記2次元画像内に含まれる各表示対象物に依存しないシフト量分前記2次元画像を左右にシフトさせた前記表示用画像であり、外縁に設ける外枠の内側に表示する前記表示用画像を生成する表示用画像生成部と
    して機能させるプログラム。
  17. 2次元画像から表示用画像を生成する画像処理方法であって、
    前記2次元画像内に含まれる各表示対象物に依存しないシフト量分前記2次元画像を左右にシフトさせた前記表示用画像であり、外縁に設ける外枠の内側に表示する前記表示用画像を生成する
    を備える画像処理方法。
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