JP2010221968A - 電動車両の暖房装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体が大型化せず、車載バッテリが充電中であっても、暖房装置に対して電力を供給して、充分なプレ暖房を得ることができるようにする。
【解決手段】外部電源に接続される電源インレット11にAC電源ライン12a,12bを介して充電器4が接続され、この充電器4にDC電源ライン10aを介してメインバッテリ2が接続されている。更にDC電源ライン12a,12bに抵抗加熱発熱する発熱体6aを有するヒータユニット6がAC電源ライン17a,17bを介して接続され、このAC電源ライン17a,17bにACヒータリレー20が介装されている。電源インレット11に地上側電源装置13の電源プラグ15が接続されている状態で、送信機22からプレ暖房指令信号を送信するとメインコントローラ9は、ACヒータリレー20を閉成させ、交流電力にて発熱体6aを発熱させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員が乗車する前の車室内を、外部電源から供給される電力で事前暖房(プレ暖房)することで、走行時のバッテリ消費を抑制し、航続距離を延ばすようにした電動車両の暖房装置に関する。
電動モータを駆動源として走行する電気自動車を代表とする電動車両は、エンジンを駆動源として走行する車両のように、大きな熱量を発生する発熱源がないため、車室内暖房の熱源は、ヒートポンプ式空調装置を用いたり、車室内への吹き出し口にヒータ等の電気発熱手段を配設する等して確保している。
ヒートポンプ式空調装置や電気発熱手段は電気エネルギによって駆動されるため、この電気エネルギを車載バッテリから受けると、当該車載バッテリの電力消費量が増加し車両の航続距離が短くなってしまう。そのため、例えば特許文献1(特開平8−268036号公報)では、車載バッテリが家庭用電源等の外部電源を用いて充電されているときは、この外部電源によってエアコンシステムを駆動させることで、車載バッテリの電力消費を抑制する技術が開示されている。
この公報に開示されている技術によれば、乗員の乗車前に、車室内を外部電源からの電力でプレ暖房することで、走行時の暖房に要する車載バッテリの電力消費量が削減され、相対的に電動車両の航続距離を伸ばすことができる。
ところで、上述した文献に開示されている技術では、車室内をプレ暖房するに際し、外部電源からの交流電力をAC/DCコンバータを介して直流電力に変換した後、暖房装置に供給するようにしている。
しかし、一般に、このAC/DCコンバータは車載バッテリに対する充電器として用いられている場合が多く、車載バッテリが充電中の場合、AC/DCコンバータを介してエアコンシステムに供給される電力量が不足するため、その不足分は車載バッテリから給電されることとなり、車載バッテリの電力が消費されてしまう問題がある。
これに対処するに、AC/DCコンバータを容量の大きなものに変更したり、或いはプレ暖房用のAC/DCコンバータを別途備えたりすることも考えられるが、何れの場合も装置全体が大型化してしまうばかりでなく、製品コストが高くなってしまう問題がある。
本発明は、上記事情に鑑み、装置全体が大型化せず、製品コストが高くなることもなく、車載バッテリが充電中であっても、暖房装置に対して電力を供給して、充分なプレ暖房を得ることのできる電動車両の暖房装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明による電動車両の暖房装置は、車室内を暖房するヒータユニットと、車両に搭載されているバッテリと、外部電源に接続されて前記バッテリを充電する充電手段と、前記充電手段を外部電源に接続する外部電源接続手段と、前記ヒータユニットに設けられて抵抗加熱により発熱する発熱手段と、空気を前記車室内に送風する送風手段と、前記ヒータユニットを駆動させる暖房指令信号を送信する操作手段と、前記操作手段からの暖房指令信号に従い前記バッテリに対する充電及び前記ヒータユニットの動作を制御する制御手段とを備え、前記外部電源接続手段と前記ヒータユニットとを電源ラインで接続して前記発熱手段に対し電源ラインからの電力を供給可能とし、前記電源ラインに電源スイッチを介装し、前記制御手段は、前記外部電源接続手段が前記外部電源に接続され且つ前記操作手段から暖房指令信号が受信された場合、前記電源スイッチをオンして前記発熱手段を前記外部電源からの電力で発熱させると共に前記送風手段をオンさせて前記発熱手段で加熱された空気を前記車室内に送風することを特徴とする。
本発明によれば、電動車両に外部電源が接続されているときは、ヒータユニットに設けられている発熱手段を、外部電源からの電力で発熱させるようにしたので、バッテリが充電中であっても、当該バッテリ充電と共に車室内を暖房することができる。この場合、発熱手段に対しては外部電源から電源ラインを介して電力が供給されるため、充電器等が不要で、その分、装置全体が大型化せず、製品コストが高くなることもなく、充分なプレ暖房を得ることができる。
電動車両に搭載されている充電及びプレ暖房の回路構成図 プレ暖房制御処理ルーチンを示すフローチャート
以下、図面に基づいて本発明の一実施形態を説明する。図1に示すように、電動車両1には、高電圧バッテリとしてのメインバッテリ2と、低電圧バッテリとしてのサブバッテリ3と、充電手段としての充電器4と、DC/DCコンバータ5と、ヒータユニット6と、送風手段としてのブロアファン7と、メインバッテリ2の充電状態SOC(State Of Charge)を監視するマイコン等からなるバッテリコントローラ8と、制御手段としてのメインコントローラ9とが搭載されている。尚、図1において太線は電源ラインを示し、細線は信号ラインを示す。又、充電状態SOCは、バッテリの充電容量に対する充電残量の比率[%]として求められる。
メインバッテリ2は、主に走行用モータ(図示せず)に対して駆動用電力を供給するもので、複数個の二次電池セルを直列に接続して高電圧化されている。又、サブバッテリ3は、補器類や各種制御装置等に電力を供給する、例えば12[V]の低電圧バッテリである。又、充電器4は、後述する地上側電源装置13に接続されて、この地上側電源装置13から給電される交流電力を直流電力に変換して、主にメインバッテリ2を定電流で充電するAC/DCコンバータであり、この充電器4の出力側とメインバッテリ2とが、DC電源ライン10aと接地ライン10bとを介して接続されている。
更に、この充電器4の入力側に、外部電源接続手段としての電源インレット11がAC電源ライン12a,12bを介して接続されている。この電源インレット11は車体の前部等に設けられたインレット収納凹部(図示せず)内に、先端の接続部が露呈された状態で固定されているプラグイン方式であり、このインレット収納凹部の開口部は、フラップにて開閉自在にされている。
この電源インレット11に、家庭用電源等の地上側電源(系統電源)13から電源コード14を介して延出される電源プラグ15が接続される。
この地上側電源装置13は変電設備から送電される交流の系統電力16を所定に降圧する変圧部13aと、この変圧部13aから定電圧の電力が供給されるように、変圧部13aの電圧電流を制御する制御回路13bとを備えている。
又、ヒータユニット6は車室内の暖房を行うもので、PTCヒータ等のような抵抗加熱で発熱する複数の発熱手段としての発熱体6a、及びこの発熱体6aに通電するヒータ回路等を備えている。このヒータユニット6は、車両に搭載されているHVAC(冷暖房空調)システムに設けられており、発熱体6aは、このHVACシステムのデフロスタ吹き出し口と足元吹き出し口に配設されている。又、ブロアファン7はHVACシステムの上流に配設されており、このブロアファン7により送風された空気が、各吹き出し口から吹き出される。
尚、HVACシステムに設けられている各吹き出し口から吹き出される空気は、予め設定されている各通気モード(例えば、換気モード、バイレベルモード、ヒータモード、デフロスタモード、デフロスタ/ヒータモード)毎に切換えられる。更に、ブロアファン7によって導入される空気は、このブロアファン7の上流に配設されている内外気切換え扉により、外気導入と内気循環とに選択的に切換えられる。
又、メインバッテリ2と充電器4との間を接続するDC電源ライン10aと接地ライン10bとに、DC/DCコンバータ5の入力側から延出する低電圧側電源ライン15aと低電圧側接地ライン15bとが分岐点P1,P2に接続されている。更に、このDC/DCコンバータ5の出力側が、サブバッテリ3、及びブロアファン7等の補器類に接続されて、サブバッテリ3を充電し、補器類を定電圧で駆動させる。
又、DC電源ライン10aと接地ライン10bとの分岐点P1,P2に、ヒータユニット6から延出されているヒータ側電源ライン16aとヒータ側接地ライン16bとが接続されている。更に、このヒータユニット6に、ヒータ側AC電源ライン17a,17bを介して充電器4の入力側に接続されているAC電源ライン12a,12bの分岐点P3,P4が接続されている。
更に、メインバッテリ2と分岐点P1,P2との間のDC電源ライン10aと接地ライン10bとにDCバッテリリレー18が介装されている。又、ヒータユニット6に接続されている電源ライン16aと接地ライン16bとにDCヒータリレー19が介装されている。更に、ヒータユニット6に接続されているヒータ側AC電源ライン17a,17bに、電源スイッチとしてのACヒータリレー20が介装されている。
この各リレー18〜20のON/OFF、及びメインバッテリ2の充電制御は、メインコントローラ9で実行される。このメインコントローラ9はマイコンを主体に構成されている。このメインコントローラ9で実行されるメインバッテリ2に対する充電制御は、従来と同様、電動車両1が停車状態で且つキーOFF状態にある状態で、電源インレット11に地上側電源装置13側の電源プラグ15が接続されたとき、DCバッテリリレー18のリレー接点を閉成させて、メインバッテリ2に対する充電を開始する。バッテリコントローラ8は、メインバッテリ2の充電制御を行うもので、充電中の充電状態SOCを監視して電流制御を行うと共に、予め満充電として設定されている充電率に達したか否かを判定する。そして、満充電と判定されたときは、メインコントローラ9に満充電信号を出力する。すると、メインコントローラ9は、DCバッテリリレー18を開成させて、メインバッテリ2に対する充電を停止させる。
又、このメインコントローラ9の入力側に、受信機21が接続されていると共に、地上側電源装置13に設けられている制御回路13bが電源プラグ15及び電源インレット11、充電器4を介して接続されている。この受信機21は、運転者などが携帯する操作手段としての送信機22からの信号を受信するもので、送信機22は、送信機22の操作ボタン22aを操作することで、遠隔地からプレ暖房信号を受信機21に無線送信する。そして、受信機21がプレ暖房指令信号を受信すると、それをトリガーとして、メインコントローラ9が予め記憶されている制御プログラムに従いプレ暖房制御が実行する。ここで、プレ暖房とは、乗員が乗車する前に、車室内を事前に暖房することを言う。
メインコントローラ9で実行されるプレ暖房制御は、具体的には、図2に示すプレ暖房制御ルーチンに従って行われる。
このルーチンは、受信機21が送信機22からのプレ暖房指令信号を受信するまで待機状態にある。そして、運転者等が送信機22の操作ボタン22aを操作してプレ暖房指令信号を出力し、この信号を受信機21が受信すると、プレ暖房制御ルーチンが起動される。
すると、先ず、ステップS1で、メインバッテリ2が充電中か否かを調べる。メインバッテリ2が充電中か否かは、当該メインコントローラ9で充電制御が実行されているか否かを調べることで判定できる。そして、充電制御中のときはステップS2へ進み、又、電源プラグ15が電源インレット11に接続されている状態であって充電制御が終了しているとき、或いは電源プラグ15が電源インレット11から外されていて、充電制御が行われていないときは、ステップS3へ進む。
充電中と判定されてステップS2へ進むと、バッテリコントローラ8で制御しているメインバッテリ2の充電に供している電力と予め設定されている各発熱体6aの定格電力の総和とを加算して単位時間あたりの消費電力を算出し、この消費電力と地上側電源装置13に設けられている変圧部13aの定格電力とを比較する。そして、当該消費電力が変圧部13aの定格電力を越えている場合、プレ暖房を行うことができないため、ステップS4へ進み、車両のインパネ等に設けられている表示部にエラー情報を表示させて、ステップS1へ戻る。
一方、消費電力が定格電力以内の場合、変圧部13aからの電力供給に余裕があると判定し、ステップS8へジャンプする。メインバッテリ2に対する充電は、バッテリコントローラ8で監視している充電状態SOCに基づいて行われており、充電状態SOCが予め満充電として設定されている充電率よりもかなり低い場合は、比較的大きな電流値で充電が行われ、この充電状態SOCが予め設定されている充電率に近づくに従って、電流値を徐々に下げて充電を行う。従って、メインバッテリ2が充電中であっても、満充電に近い状態のときは電流値が低く設定されているため、相対的に、地上側電源装置13からプレ暖房として給電することのできる単位時間あたりの余裕電力(供給可能電力)が多くなる。
一方、ステップS1で充電中ではないと判定されてステップS3へ進むと、電源プラグ15が、電源インレット11に接続されているか否かを調べる。この電源プラグ15が接続されているか否かは、電源インレット11に検出スイッチを設けても良いが、メインコントローラ9に対して制御回路13bから信号が入力されている場合、電源プラグ15が、電源インレット11に接続されていると判定するようにしても良い。
そして、ステップS3で、電源プラグ15が接続されていないと判定された場合は、ステップS7へジャンプし、車両のインパネ等に設けられている表示部にエラー情報を表示させて、ルーチンを終了する。
一方、電源プラグ15が電源インレット11に接続されていると判定されてステップS5へ進むと、発熱体6aに電力を給電することが可能か否かを調べる。給電可能か否かは、ブロアファン7の消費電力及び各発熱体6aの消費電力とを加算した値が、変圧部13aの定格電力よりも低いか否かで判定する。そして、消費電力を加算した値が変圧部13aの定格電力よりも小さい場合は、給電可能と判定し、大きい場合は給電不可能と判定する。給電可能と判定した場合はステップS6へ進み、給電不可能と判定した場合は、ステップS7へ進み、車両のインパネ等に設けられている表示部にエラー情報を表示させてルーチンを抜ける。尚、この状態ではメインバッテリ2に対する充電が既に終了してるため殆どの場合は、給電可能と判定される。
一方、発熱体6aへの給電が可能と判定されてステップS6へ進むと、充電器4、DC/DCコンバータ5を、地上側電源装置13の変圧部13aから供給される電力で起動さる。これらを起動させることでブロアファン7を地上側電源装置13からの電力でまかなうことができ、メインバッテリ2の電力消費を抑制することができる。
そして、ステップS2或いはステップS6からステップS8へ進むと、ACヒータリレー20のリレー接点を閉成させてONさせると共に、ブロアファン7をON動作させて、ステップS9へ進む。ところで、充電中に、ブロアファン7をDC/DCコンバータ5を介して充電器4から出力されている直流電力にて駆動させると、その分、メインバッテリ2に対する充電効率が低下してしまう。
そのため、充電中は、DC/DCコンバータ5を起動させずにサブバッテリ3からの電力でブロアファン7を駆動させる。尚、この場合、サブバッテリ3の充電状態SOCを監視し、このSOCが予め設定されている下限充電率よりも低い場合は、DC/DCコンバータ5を起動させて、充電器4から出力される直流電力にてブロアファン7を駆動させるようにしても良い。或いは、DC/DCコンバータ5を起動させず、サブバッテリ3の充電状態SOCに応じて、ブロアファン7の風量を可変設定するようにしても良い。
ACヒータリレー20が閉成されると、ヒータユニット6に設けられている発熱体6aに対して地上側電源装置13の変圧部13aからの電力がヒータ側AC電源ライン17a,17bを介して給電される。本実施形態で採用する発熱体6aは、PTCヒータのような抵抗加熱で発熱するものであるため、交流と直流との何れの電力であっても発熱させることができる。本実施形態では、発熱体6aを地上側電源装置13から供給される電力で発熱させるようにしたので、メインバッテリ2が充電中であっても、充電器4から供給される電力の殆どはメインバッテリ2に供給させることができ、従って、この充電器4の容量を大きくする必要がない。更に、発熱体6aを地上側電源装置13から供給される電力で発熱させたので、発熱体6aに電力を供給するプレ暖房用のAC/DCコンバータを別途設ける必要もない。
その結果、装置全体が大型化せず、製品コストが高くなることもなく、メインバッテリ2が充電中であっても、発熱体6aを充分に加熱させることができ、良好なプレ暖房を得ることができる。
又、ブロアファン7がONされると、HVACシステムの上流から空気を吸い込み、車室内の吹き出し口から吹き出される。この吹き出し口には発熱体6aが配設されており、この発熱体6aが発熱しているため、加熱されて暖められた空気が車室内に吹き出される。尚、この場合、HVACシステムでは、上流側に配設されている内外気切換え扉にて外気取り入れ口を閉塞して、空気を内気循環とし、且つ、通気モードをデフロスタ/ヒータモードとすることで、フロントガラスの除霜と室内暖房との双方を効率よく実行させることができる。
そして、ステップS9へ進むと、ブレーキ暖房の継続時間を計時するタイマ(タイマカウンタ)をスタートさせ、ステップS10で、タイマカウンタのカウント値(以下、便宜的に「ヒータ通電時間」と称する)Tと、予め設定されている設定通電時間に相当するカウント値(以下、便宜的に「設定通電時間」と称する)Toとを比較する。この設定通電時間Toは、送信機22或いは電動車両1のコンソール等に配設されている操作スイッチ等を操作することで、任意の時間(例えば2〜10[min])に設定することができる。
その後、ステップS10で、ヒータ通電時間Tと設定通電時間Toとを比較し、ヒータ通電時間Tが設定通電時間Toに達していない場合(T<To)、ステップS11へ進み、ヒータ通電時間Tをインクリメントして(T←T+1)、ステップS10へ戻り、ヒータ通電時間Tが設定通電時間Toに達するまで、ステップS10,S11の処理を繰り返す。
そして、ヒータ通電時間Tが設定通電時間Toに達した場合、ステップS12へ進み、プレ暖房を終了すべく、ACヒータリレー20のリレー接点を開成し、ブロアファン7とに対する通電を遮断して、ルーチンを終了する。
一般に、電動車両1に対するプラグイン充電は夜間に行われる場合が多く、夜間に充電することで、翌朝は、ほぼ満充電の状態で電動車両1を走行させることができる。本実施形態では、電源インレット11が電源プラグ15に接続されているプラグイン状態にあるときは、地上側電源装置13からの電力を利用してプレ暖房を行うようにしているので、翌朝、電源プラグ15を電源インレット11から外した際には、ほぼ満充電の状態が維持されており、プレ暖房が行われても航続距離が短くなってしまうことはない。又、プレ暖房が行われているため、乗員が乗車した場合に、車室内を強暖房する必要がなくなり、メインバッテリ2の電力消費を抑制することができる。更に、地上側電源装置13からの交流電力で発熱体6aを発熱させているため、メインバッテリ2の充電時間が長時間化されることが無く、充電効率が低下してしまうこともない。
又、発熱体6aは抵抗加熱で発熱するタイプであるため、地上側電源装置13からの交流電力を、直流電力に変換することなく給電することができる。従って、発熱体6aを発熱させるためのAC/DCコンバータを別途設ける必要がなく、又、既存の充電器4の容量を大きくする必要もない。その結果、既存の暖房装置に設けられている発熱体が抵抗加熱で発熱するタイプのものであれば、本実施形態による暖房装置を比較的容易に増設することができ、高い汎用性を得ることができる。
尚、本発明は上述した実施形態に限るものではなく、例えば送信機22にタイマ機能を設け、操作者がプレ暖房開始時間を設定することで、設定された時間毎に送信機22から受信機21側へプレ暖房指令信号が自動的に出力されるようにしても良い。
1…電動車両、
2…メインバッテリ、
4…充電器、
6…ヒータユニット、
6a…発熱体、
9…メインコントローラ、
10a…DC電源ライン、
10b…接地ライン、
11…電源インレット、
12a,12b…AC電源ライン、
13…地上側電源装置、
15…電源プラグ、
20…ACヒータリレー、
22…送信機、
SOC…充電状態
T…ヒータ通電時間
To…設定通電時間
特開平8−268036号公報

Claims (6)

  1. 車室内を暖房するヒータユニットと、
    車両に搭載されているバッテリと、
    外部電源に接続されて前記バッテリを充電する充電手段と、
    前記充電手段を外部電源に接続する外部電源接続手段と、
    前記ヒータユニットに設けられて抵抗加熱により発熱する発熱手段と、
    空気を前記車室内に送風する送風手段と、
    前記ヒータユニットを駆動させる暖房指令信号を送信する操作手段と、
    前記操作手段からの暖房指令信号に従い前記バッテリに対する充電及び前記ヒータユニットの動作を制御する制御手段と
    を備え、
    前記外部電源接続手段と前記ヒータユニットとを電源ラインで接続して前記発熱手段に対し電源ラインからの電力を供給可能とし、
    前記電源ラインに電源スイッチを介装し、
    前記制御手段は、前記外部電源接続手段が前記外部電源に接続され且つ前記操作手段から暖房指令信号が受信された場合、前記電源スイッチをオンして前記発熱手段を前記外部電源からの電力で発熱させると共に前記送風手段をオンさせて前記発熱手段で加熱された空気を前記車室内に送風する
    ことを特徴とする電動車両の暖房装置。
  2. 前記制御手段は、前記バッテリが充電中の場合は、充電に必要な電力と前記発熱手段が消費する電力とを加算した値が前記外部電源の定格電力を越えている場合は、前記電源スイッチをオフして前記発熱手段の発熱を中止させる
    ことを特徴とする請求項1記載の電動車両の暖房装置。
  3. 前記制御手段は、前記操作手段からの暖房指令信号が受信されたときは予め設定された時間だけ前記電源スイッチをオンして前記発熱手段を発熱させる
    ことを特徴とする請求項1或いは2に記載の電動車両の暖房装置。
  4. 前記送風手段は前記車両に搭載されている低電圧バッテリからの電力で駆動される
    ことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の電動車両の暖房装置。
  5. 前記制御手段は、前記低電圧バッテリの充電状態に応じて前記送風手段の風量を設定する
    ことを特徴とする請求項4記載の電動車両の暖房装置。
  6. 前記制御手段は、前記低電圧バッテリの充電状態が予め設定されている下限充電率よりも低い場合は、前記送風手段を前記充電手段からの電力で駆動させる
    ことを特徴とする請求項4或いは5記載の電動車両の暖房装置。
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