JP2010217645A - 画像表示装置の補正値作成方法、画像表示装置の補正値作成装置、及び画像表示装置の補正値作成プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】画像表示装置の表示補正値を高精度に作成できる補正値作成方法の提供。
【解決手段】画像表示装置に表示された表示画像の表示特性を補正する補正値を作成する画像表示装置の補正値作成方法において、画像表示装置に第1の色空間形式の検査用画像信号を入力し、前記画像表示装置による表示特性の補正を行わない状態で検査用画像を表示させ、この検査用画像を撮像手段により撮像し、撮像された画像に基づいて、前記画像表示装置の色空間形式と異なる第2の色空間形式で表現される補正前測定値を取得する手順S2を実施し、取得された補正前測定値に基づいて、画像表示装置の表示補正値を演算する手順S3を実施し、補正前測定値を取得するに際して、階調値の異なる複数の検査用画像を設定する手順と、設定された各検査用画像信号について、検査用画像の異なる位置において得られる画像表示装置の入出力特性、及び補正前測定値を取得する手順とを実施する。
【選択図】図8
【解決手段】画像表示装置に表示された表示画像の表示特性を補正する補正値を作成する画像表示装置の補正値作成方法において、画像表示装置に第1の色空間形式の検査用画像信号を入力し、前記画像表示装置による表示特性の補正を行わない状態で検査用画像を表示させ、この検査用画像を撮像手段により撮像し、撮像された画像に基づいて、前記画像表示装置の色空間形式と異なる第2の色空間形式で表現される補正前測定値を取得する手順S2を実施し、取得された補正前測定値に基づいて、画像表示装置の表示補正値を演算する手順S3を実施し、補正前測定値を取得するに際して、階調値の異なる複数の検査用画像を設定する手順と、設定された各検査用画像信号について、検査用画像の異なる位置において得られる画像表示装置の入出力特性、及び補正前測定値を取得する手順とを実施する。
【選択図】図8
Description
本発明は、画像表示装置の補正値作成方法、画像表示装置の補正値作成装置、及び画像表示装置の補正値作成プログラムに関する。
液晶プロジェクターや、FPD(Flat Panel Display)等の画像表示装置においては、表示デバイスの入出力特性や、構成回路の電気的特性、光学素子の光学的特性等の種々のばらつきにより、表示された画像に輝度ムラや色ムラ等が発生することがある。
このため、このような画像表示装置では、入力する画像信号に応じて適切な色再現性を確保するために、予め輝度ムラ、色ムラ等を補正する表示補正値を記憶しておき、入力画像信号の画素値に対して補正を行って表示出力をするようになっている。
この輝度ムラ、色ムラ等の補正値を作成する方法としては、入出力補正を行わない状態で画像表示装置上にグレースケール、赤単色、緑単色、青単色等の検査用画像を表示し、表示された画像をビデオカメラ、輝度計、照度計、色度計等の測定器によって測定し、測定結果に基づいて、表示補正値を作成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このため、このような画像表示装置では、入力する画像信号に応じて適切な色再現性を確保するために、予め輝度ムラ、色ムラ等を補正する表示補正値を記憶しておき、入力画像信号の画素値に対して補正を行って表示出力をするようになっている。
この輝度ムラ、色ムラ等の補正値を作成する方法としては、入出力補正を行わない状態で画像表示装置上にグレースケール、赤単色、緑単色、青単色等の検査用画像を表示し、表示された画像をビデオカメラ、輝度計、照度計、色度計等の測定器によって測定し、測定結果に基づいて、表示補正値を作成する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術では、入力される検査用画像信号の階調が最小輝度から最大輝度に亘って均等となっているため、プロジェクタ等の画像表示装置が有する固有の入出力特性や色度特性の変化を考慮していないため、プロジェクタ側で変化の激しい階調値での測定が十分でない場合があり、正確な表示補正値を得ることが困難であるという問題がある。
本発明の目的は、画像表示装置の補正値を作成するにあたり、輝度ムラ、色ムラ等の表示特性の補正値を高精度に作成することのできる、画像表示装置の補正値作成方法、画像表示装置の補正値作成装置、及び画像表示装置の補正値作成プログラムを提供することにある。
本発明に係る画像表示装置の補正値作成方法は、
画像表示装置に表示された表示画像の表示特性を補正する補正値を作成する画像表示装置の補正値作成方法であって、
前記画像表示装置に第1の色空間形式の検査用画像信号を入力し、前記画像表示装置による表示特性の補正を行わない状態で検査用画像を表示する検査用画像表示手順と、
前記検査用画像を第1の色空間形式と異なる第2の色空間形式で測定し、第2の色空間形式の測定値を取得する測定値取得手順と、
前記第1の色空間形式の検査用画像信号、及び前記第2の色空間形式の測定値に基づいて、前記第2の色空間形式から前記第1の色空間形式に変換する第1の色空間変換特性を算出する第1の色空間変換特性算出手順と、
前記測定値を、前記第1の色空間変換特性に基づいて、前記第1の色空間形式に変換する測定値変換手順と、
前記第2の色空間形式で表現され、前記画像表示装置の表示特性の補正の基準となる目標値を設定する目標値設定手順と、
前記第1の色空間変換特性とは別に前記第2の色空間形式から前記第1の色空間形式に変換する第2の色空間変換特性を設定する第2の色空間変換特性設定手順と、
前記目標値を、前記第2の色空間変換特性に基づいて、第1の色空間形式に変換する目標値変換手順と、
第1の色空間形式に変換された前記測定値、及び第1の色空間形式に変換された前記目標値に基づいて、前記第1の色空間変換特性における当該目標値を与える階調値を探索して、補正値を導出する補正値導出手順とを実施し、
前記測定値取得手順では、
階調値の異なる複数の検査用画像信号を設定する手順と、
設定された各検査用画像信号について、前記検査用画像の異なる位置において得られる前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性に基づいて、前記測定値を取得する手順とを実施することを特徴とする。
画像表示装置に表示された表示画像の表示特性を補正する補正値を作成する画像表示装置の補正値作成方法であって、
前記画像表示装置に第1の色空間形式の検査用画像信号を入力し、前記画像表示装置による表示特性の補正を行わない状態で検査用画像を表示する検査用画像表示手順と、
前記検査用画像を第1の色空間形式と異なる第2の色空間形式で測定し、第2の色空間形式の測定値を取得する測定値取得手順と、
前記第1の色空間形式の検査用画像信号、及び前記第2の色空間形式の測定値に基づいて、前記第2の色空間形式から前記第1の色空間形式に変換する第1の色空間変換特性を算出する第1の色空間変換特性算出手順と、
前記測定値を、前記第1の色空間変換特性に基づいて、前記第1の色空間形式に変換する測定値変換手順と、
前記第2の色空間形式で表現され、前記画像表示装置の表示特性の補正の基準となる目標値を設定する目標値設定手順と、
前記第1の色空間変換特性とは別に前記第2の色空間形式から前記第1の色空間形式に変換する第2の色空間変換特性を設定する第2の色空間変換特性設定手順と、
前記目標値を、前記第2の色空間変換特性に基づいて、第1の色空間形式に変換する目標値変換手順と、
第1の色空間形式に変換された前記測定値、及び第1の色空間形式に変換された前記目標値に基づいて、前記第1の色空間変換特性における当該目標値を与える階調値を探索して、補正値を導出する補正値導出手順とを実施し、
前記測定値取得手順では、
階調値の異なる複数の検査用画像信号を設定する手順と、
設定された各検査用画像信号について、前記検査用画像の異なる位置において得られる前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性に基づいて、前記測定値を取得する手順とを実施することを特徴とする。
ここで、色空間形式とは、画像の色を表示させる表色系を意味し、例えば色空間形式の例として、色特性値として、RGB三刺激値を用いて色を表現するRGB表色系、仮想の三刺激値X,Y、Zを色特性値として用いて色を表現するXYZ表色系、輝度Lと色度u,vを色特性値としたLuv表色系、色相H、明度V、彩度Cを色特性値としたマンセル表色系などを例示することができる。
そして、第1の色空間形式としてはRGB表色系、第2の色空間形式としてはXYZ表色系を採用することができる。
そして、第1の色空間形式としてはRGB表色系、第2の色空間形式としてはXYZ表色系を採用することができる。
この発明によれば、測定値取得手順において、階調値の異なる複数の検査用画像信号を設定する手順と、設定された各検査用画像信号について、前記検査用画像の異なる位置において得られる前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性に基づいて、前記測定値を取得する手順とを実施しているため、画像表示装置の階調値、表示位置に応じた補正前測定値を取得することができるため、補正値導出手順で導出される補正値を高精度に求めることが可能となる。
本発明では、
前記複数の検査用画像信号を設定する手順は、
検査用画像信号の最小階調値から最大階調値の間の中間階調値を複数選択する処理と、
各中間階調値から取得される補正前測定値に基づいて、最小階調値から最大階調値に至る前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性を取得する処理と、
取得された前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性の曲線部分を、他の部分より階調間隔を小さくして、再度最小階調値から最大階調値の間の中間階調値を複数選択する処理とを実施するのが好ましい。
前記複数の検査用画像信号を設定する手順は、
検査用画像信号の最小階調値から最大階調値の間の中間階調値を複数選択する処理と、
各中間階調値から取得される補正前測定値に基づいて、最小階調値から最大階調値に至る前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性を取得する処理と、
取得された前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性の曲線部分を、他の部分より階調間隔を小さくして、再度最小階調値から最大階調値の間の中間階調値を複数選択する処理とを実施するのが好ましい。
この発明によれば、まず、最初の処理で最小階調値から最大階調値に至る画像表示装置の入出力特性、及び色度特性を大まかに把握して、変化の激しい曲線部分の階調間隔を他の部分よりも小さくして、曲線部分における画像表示装置の入出力特性、及び色度特性を精度よく求めることができるため、補正値導出手順により演算される補正値を一層高精度に求めることができる。
本発明は、画像表示装置の補正値作成装置としても、構成することができ、前記と同一の作用及び効果を享受できる。
具体的には、本発明に係る画像表示装置の補正値作成装置は、
画像表示装置に表示された表示画像の表示特性を補正する補正値を作成する画像表示装置の補正値作成装置であって、
前記画像表示装置に第1の色空間形式の検査用画像信号を入力し、前記画像表示装置による表示特性の補正を行わない状態で検査用画像を表示する検査用画像表示手段と、
前記検査用画像を第1の色空間形式と異なる第2の色空間形式で測定し、第2の色空間形式の測定値を取得する測定値取得手段と、
前記第1の色空間形式の検査用画像信号、及び前記第2の色空間形式の測定値に基づいて、前記第2の色空間形式から前記第1の色空間形式に変換する第1の色空間変換特性を算出する第1の色空間変換特性算出手段と、
前記補正前測定値を第1の色空間形式に変換する第1の色空間変換特性算出手段と、
前記測定値を、前記第1の色空間変換特性に基づいて、前記第1の色空間形式に変換する測定値変換手段と、
前記第2の色空間形式で表現され、前記画像表示装置の表示特性の補正の基準となる目標値を設定する目標値設定手段と、
前記第1の色空間変換特性とは別に前記第2の色空間形式から前記第1の色空間形式に変換する第2の色空間変換特性を設定する第2の色空間変換特性設定手段と、
前記目標値を、前記第2の色空間変換特性に基づいて、第1の色空間形式に変換する目標値変換する目標値変換手段と、
第1の色空間形式に変換された前記測定値、及び第1の色空間形式に変換された前記目標値に基づいて、前記第1の色空間変換特性における当該目標値を与える階調値を探索して、補正値を導出する補正値導出手段とを備え、
前記測定値取得手段は、
階調値の異なる複数の検査用画像信号を設定する検査用画像信号設定部と、
設定された各検査用画像信号について、前記検査用画像の異なる位置において得られる前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性に基づいて、前記測定値を取得する測定値取得部とを備えていることを特徴とする。
具体的には、本発明に係る画像表示装置の補正値作成装置は、
画像表示装置に表示された表示画像の表示特性を補正する補正値を作成する画像表示装置の補正値作成装置であって、
前記画像表示装置に第1の色空間形式の検査用画像信号を入力し、前記画像表示装置による表示特性の補正を行わない状態で検査用画像を表示する検査用画像表示手段と、
前記検査用画像を第1の色空間形式と異なる第2の色空間形式で測定し、第2の色空間形式の測定値を取得する測定値取得手段と、
前記第1の色空間形式の検査用画像信号、及び前記第2の色空間形式の測定値に基づいて、前記第2の色空間形式から前記第1の色空間形式に変換する第1の色空間変換特性を算出する第1の色空間変換特性算出手段と、
前記補正前測定値を第1の色空間形式に変換する第1の色空間変換特性算出手段と、
前記測定値を、前記第1の色空間変換特性に基づいて、前記第1の色空間形式に変換する測定値変換手段と、
前記第2の色空間形式で表現され、前記画像表示装置の表示特性の補正の基準となる目標値を設定する目標値設定手段と、
前記第1の色空間変換特性とは別に前記第2の色空間形式から前記第1の色空間形式に変換する第2の色空間変換特性を設定する第2の色空間変換特性設定手段と、
前記目標値を、前記第2の色空間変換特性に基づいて、第1の色空間形式に変換する目標値変換する目標値変換手段と、
第1の色空間形式に変換された前記測定値、及び第1の色空間形式に変換された前記目標値に基づいて、前記第1の色空間変換特性における当該目標値を与える階調値を探索して、補正値を導出する補正値導出手段とを備え、
前記測定値取得手段は、
階調値の異なる複数の検査用画像信号を設定する検査用画像信号設定部と、
設定された各検査用画像信号について、前記検査用画像の異なる位置において得られる前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性に基づいて、前記測定値を取得する測定値取得部とを備えていることを特徴とする。
また、本発明は、前述した画像表示装置の補正値作成の作成方法を、コンピューターに実施させるコンピューター読み取り可能なプログラムとしても構成することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
(1)色ムラ補正値作成システム1の全体構成
図1には、本発明の実施形態に係る色ムラ補正値作成システム1の概略構成が示されている。図2は、色ムラ補正値作成システム1の構成を示すブロック図である。
色ムラ補正値作成システム1は、画像表示装置としてのプロジェクター2の色ムラ補正値を作成するシステムである。
そして、この色ムラ補正値作成システム1は、プロジェクター2と、スクリーン3と、画像信号源4と、撮像手段としてのカメラ5と、色彩計6と、表示補正値作成装置としての色ムラ補正値作成装置10とを備えて構成されている。なお、第1実施形態では、プロジェクター2により表示される画像の色空間形式であるRGB表色系が本発明の第1の色空間形式に対応し、カメラ5により得られる撮像画像の色空間形式であるXYZ表色系が、本発明の第2の色空間形式に対応する。
[第1実施形態]
(1)色ムラ補正値作成システム1の全体構成
図1には、本発明の実施形態に係る色ムラ補正値作成システム1の概略構成が示されている。図2は、色ムラ補正値作成システム1の構成を示すブロック図である。
色ムラ補正値作成システム1は、画像表示装置としてのプロジェクター2の色ムラ補正値を作成するシステムである。
そして、この色ムラ補正値作成システム1は、プロジェクター2と、スクリーン3と、画像信号源4と、撮像手段としてのカメラ5と、色彩計6と、表示補正値作成装置としての色ムラ補正値作成装置10とを備えて構成されている。なお、第1実施形態では、プロジェクター2により表示される画像の色空間形式であるRGB表色系が本発明の第1の色空間形式に対応し、カメラ5により得られる撮像画像の色空間形式であるXYZ表色系が、本発明の第2の色空間形式に対応する。
プロジェクター2は、画像信号源4や色ムラ補正値作成装置10から供給される入力画像信号(RGB表色系:第1の色空間形式)に基づいて、画像光を生成し、この画像光をスクリーン3に向かって射出する光学エンジンを備えている。具体的には、光学エンジンは、図示は省略するが、光束を射出する照明光学系と、照明光学系から射出される光束を例えばRGBの各色光に分離する分離光学系と、分離された各色光を画像信号に基づいて変調させる液晶パネルを有する光変調光学系、各色光を合成して画像光を生成する光合成光学系、生成された画像光を射出する投射光学系を備えている。
プロジェクター2の画像信号処理回路は、画像信号源4から入力される画像信号を変換してスクリーン3上に適切な投射画像を形成するために、種々の画像処理を行う部分であり、図3に示すように、画像信号送出部21、画像補正部22、ガンマ補正部23、色ムラ補正実行部24、画像表示制御部25、及び画像投射部26を備える。
画像信号送出部21は、入力された画像信号を、第1の空間形式であるプロジェクター2の表示フォーマットに従って送出する部分である。
画像補正部22は、好ましい階調再現、色再現のためのコントラスト補正などの画像補正を行う部分である。
ガンマ補正部23は、プロジェクター2の入出力特性(VT特性)を、ガンマ2.2などの所望の特性に変換する。
画像信号送出部21は、入力された画像信号を、第1の空間形式であるプロジェクター2の表示フォーマットに従って送出する部分である。
画像補正部22は、好ましい階調再現、色再現のためのコントラスト補正などの画像補正を行う部分である。
ガンマ補正部23は、プロジェクター2の入出力特性(VT特性)を、ガンマ2.2などの所望の特性に変換する。
色ムラ補正実行部24は、表示補正値としての色ムラ補正値によって表示画像の色ムラ補正を行う部分であり、色ムラ補正値は、不図示の記憶部にLUT(Look Up Table)として記憶されている。
画像表示制御部25は、色ムラ補正実行部24によって補正された画像を画像投射部26に送る部分である。尚、色ムラ測定時のグレイまたはRGBカラーのベタ画像等の検査用画像信号の供給元を画像信号供給部とするのではなく、画像表示制御部25が生成して画像投射部26に送ってもよい。尚、画像表示制御部25が生成する場合、色ムラ補正実行部24からの画像信号を遮断することとなる。
画像投射部26は、画像表示制御部25から制御信号に基づいて、光学像を形成する部分であり、前述した光学エンジン、レンズ、ライトバルブ、駆動回路などを含んで構成される。
なお、本実施形態において、画像表示装置として、入力画像信号に応じた画像光をスクリーン3に投射して画像を表示するプロジェクター2を例示するが、これに限定されない。例えば、画像表示装置として、液晶ディスプレイや、PDP(Plasma Display Panel)など他の画像表示装置であってもよく、特に、画像表示サイズが大きく、カラーモードや周囲の照明環境により表示画像の見え方が変化する画像表示装置について色ムラ補正値を作成することが可能である。
画像表示制御部25は、色ムラ補正実行部24によって補正された画像を画像投射部26に送る部分である。尚、色ムラ測定時のグレイまたはRGBカラーのベタ画像等の検査用画像信号の供給元を画像信号供給部とするのではなく、画像表示制御部25が生成して画像投射部26に送ってもよい。尚、画像表示制御部25が生成する場合、色ムラ補正実行部24からの画像信号を遮断することとなる。
画像投射部26は、画像表示制御部25から制御信号に基づいて、光学像を形成する部分であり、前述した光学エンジン、レンズ、ライトバルブ、駆動回路などを含んで構成される。
なお、本実施形態において、画像表示装置として、入力画像信号に応じた画像光をスクリーン3に投射して画像を表示するプロジェクター2を例示するが、これに限定されない。例えば、画像表示装置として、液晶ディスプレイや、PDP(Plasma Display Panel)など他の画像表示装置であってもよく、特に、画像表示サイズが大きく、カラーモードや周囲の照明環境により表示画像の見え方が変化する画像表示装置について色ムラ補正値を作成することが可能である。
スクリーン3は、プロジェクター2から投影された画像光を反射して画像を表示させる面状部材である。本実施の形態では、このスクリーン3上に表示される表示画像に基づいて、プロジェクター2の色ムラ補正値を作成する。
画像信号源4は、表示画像に対応した画像信号を、プロジェクター2に出力する。この画像信号源4としては、例えばパーソナルコンピューターや、デジタルカメラ、デジタルビデオなど、画像信号を出力するいかなるものを用いてもよい。また、画像信号源4は、プロジェクター2の色ムラ補正値作成時において、所定の色ムラ検査用画像に対応した検査用画像信号をプロジェクター2に出力する。
なお、本実施の形態では、画像信号源4と色ムラ補正値作成装置10とを別体として設ける構成を例示するが、例えば、画像信号源4および色ムラ補正値作成装置10として機能するパーソナルコンピュータを用いる構成としてもよく、この場合、構成をより簡単にできる。
画像信号源4は、表示画像に対応した画像信号を、プロジェクター2に出力する。この画像信号源4としては、例えばパーソナルコンピューターや、デジタルカメラ、デジタルビデオなど、画像信号を出力するいかなるものを用いてもよい。また、画像信号源4は、プロジェクター2の色ムラ補正値作成時において、所定の色ムラ検査用画像に対応した検査用画像信号をプロジェクター2に出力する。
なお、本実施の形態では、画像信号源4と色ムラ補正値作成装置10とを別体として設ける構成を例示するが、例えば、画像信号源4および色ムラ補正値作成装置10として機能するパーソナルコンピュータを用いる構成としてもよく、この場合、構成をより簡単にできる。
カメラ5は、スクリーン3上に投影された表示画像を撮像し、撮像により得られた撮像画像データを色ムラ補正値作成装置10に出力する。なお、本実施の形態では、カメラ5は、入射した画像光を、仮想の三刺激値XYZで検出することで、撮像画像データを取得する構成とする。すなわち、カメラ5は、第2の色空間形式であるXYZ表色系により撮像画像データを生成する。
色彩計6は、スクリーン3上の任意の位置における三刺激値XYZ(色特性値)を計測する。また、色彩計6は、計測された三刺激値XYZを色ムラ補正値作成装置10に出力する。この色彩計6としては、所定位置の三刺激値を正確に測定する分光測定器を用いてもよく、測定速度を重視した三刺激値直読型測定器を用いてもよい。
色彩計6は、スクリーン3上の任意の位置における三刺激値XYZ(色特性値)を計測する。また、色彩計6は、計測された三刺激値XYZを色ムラ補正値作成装置10に出力する。この色彩計6としては、所定位置の三刺激値を正確に測定する分光測定器を用いてもよく、測定速度を重視した三刺激値直読型測定器を用いてもよい。
(2)色ムラ補正値作成装置10の構成
色ムラ補正値作成装置10は、プロジェクター2の色ムラ補正値を作成する装置であり、また、色ムラ補正値作成に用いられる検査用画像信号を生成したり、生成した検査用画像信号をプロジェクター2に出力して、プロジェクター2からスクリーン3上に変換画像を表示させる。この色ムラ補正値作成装置10としては、例えば汎用パーソナルコンピュータなどを用いてもよく、その他専用のデータ処理装置を用いてもよい。
そして、この色ムラ補正値装置10は、図2に示すように、入出力部11と、入力操作部12と、記憶部13と、演算処理部14と、を備えている。
色ムラ補正値作成装置10は、プロジェクター2の色ムラ補正値を作成する装置であり、また、色ムラ補正値作成に用いられる検査用画像信号を生成したり、生成した検査用画像信号をプロジェクター2に出力して、プロジェクター2からスクリーン3上に変換画像を表示させる。この色ムラ補正値作成装置10としては、例えば汎用パーソナルコンピュータなどを用いてもよく、その他専用のデータ処理装置を用いてもよい。
そして、この色ムラ補正値装置10は、図2に示すように、入出力部11と、入力操作部12と、記憶部13と、演算処理部14と、を備えている。
入出力部11は、カメラ5、色彩計6、およびプロジェクター2などの外部機器に接続可能な端子を備えている。そして、入出力部11は、これらの外部機器から入力される信号を演算処理部14に出力するとともに、演算処理部14からの信号を外部機器に出力する。
入力操作部12は、例えばキーボードやマウスなどの入力手段を備え、利用者によりこれらの入力手段が操作されることで、操作内容に応じた操作信号を演算処理部14に出力する。
記憶部13は、各種データやプログラムなどを記憶する。この記憶部13としては、例えばHDDやメモリ、CDやDVDなどの記録媒体を駆動するドライブなどが挙げられる。
入力操作部12は、例えばキーボードやマウスなどの入力手段を備え、利用者によりこれらの入力手段が操作されることで、操作内容に応じた操作信号を演算処理部14に出力する。
記憶部13は、各種データやプログラムなどを記憶する。この記憶部13としては、例えばHDDやメモリ、CDやDVDなどの記録媒体を駆動するドライブなどが挙げられる。
演算処理部14は、CPUなどの集積回路により構成され、記憶部13に記憶されるプログラムにより所定の演算処理を実施する。この演算処理部14は、図2に示すように、プログラムとしての、補正前測定値取得手段141、第1の色空間変換特性算出手段142、補正目標値設定手段143、第2の色空間変換特性設定手段144、補正目標値変換手段145、表示補正値演算手段146、色空間変換特性更新手段147、及び表示補正値判定手段148を備え、プロジェクター2の色ムラ補正値を作成する。
(2-1)補正前測定値取得手段141の構成
補正前測定値取得手段141は、プロジェクター2にRGB表色系の検査用画像信号を入力し、プロジェクター2による色ムラ補正を行わない状態で検査用画像を表示させ、この検査用画像をカメラ5により撮像し、撮像された画像に基づいて、プロジェクター2とは異なるXYZ表色系の補正前測定値を取得する部分である。尚、本実施形態における補正前測定値取得手段141は、本発明における検査用画像表示手段及び測定値手段として機能する。
補正前測定値の取得は、グレイ階調画像、R、G、Bの各色階調画像を表示し、これをカメラ5で撮像することにより行われる。取得する画像の階調値は、例えば、グレイ階調画像では、8bit階調値の場合、最大階調値W255(全白)、最小階調値W0(全黒)、及び中間階調値W244、W192、・・・、W64、W32とし、R、G、Bの各色についても同様に、最大階調値R255、G255、B255、最小階調値R0、G0、B0、及び中間階調値R244、G244、B244、R192、G192、B192・・・、R64、G64、B64とする。
補正前測定値取得手段141は、プロジェクター2にRGB表色系の検査用画像信号を入力し、プロジェクター2による色ムラ補正を行わない状態で検査用画像を表示させ、この検査用画像をカメラ5により撮像し、撮像された画像に基づいて、プロジェクター2とは異なるXYZ表色系の補正前測定値を取得する部分である。尚、本実施形態における補正前測定値取得手段141は、本発明における検査用画像表示手段及び測定値手段として機能する。
補正前測定値の取得は、グレイ階調画像、R、G、Bの各色階調画像を表示し、これをカメラ5で撮像することにより行われる。取得する画像の階調値は、例えば、グレイ階調画像では、8bit階調値の場合、最大階調値W255(全白)、最小階調値W0(全黒)、及び中間階調値W244、W192、・・・、W64、W32とし、R、G、Bの各色についても同様に、最大階調値R255、G255、B255、最小階調値R0、G0、B0、及び中間階調値R244、G244、B244、R192、G192、B192・・・、R64、G64、B64とする。
グレイ階調画像、各色階調画像における中間階調値の設定は、任意に設定できるが、次のような設定方法を採用するのが好ましい。
まず、最小階調値から最大階調値まで、比較的粗い等間隔でR、G、Bの入出力特性を測定し、図4(A)に示されるように、各色の入出力特性となる曲線R1、G1、B1を取得する。
次に、得られた曲線R1、G1、B1の各測定点における二回微分値を算出し、二回微分値の大きな部分の測定点の間隔を小さくして密に設定する。例えば、図4(B)は、図4(A)のグラフG1の二回微分値G1’であるが、96階調から128階調の範囲で二回微分値G1’が大きくなっているため、この階調域の測定点を密にするように、中間階調値の設定を行う。その際の測定点は、隣り合う測定点の一回微分値が所定の閾値以下となるように設定する。
まず、最小階調値から最大階調値まで、比較的粗い等間隔でR、G、Bの入出力特性を測定し、図4(A)に示されるように、各色の入出力特性となる曲線R1、G1、B1を取得する。
次に、得られた曲線R1、G1、B1の各測定点における二回微分値を算出し、二回微分値の大きな部分の測定点の間隔を小さくして密に設定する。例えば、図4(B)は、図4(A)のグラフG1の二回微分値G1’であるが、96階調から128階調の範囲で二回微分値G1’が大きくなっているため、この階調域の測定点を密にするように、中間階調値の設定を行う。その際の測定点は、隣り合う測定点の一回微分値が所定の閾値以下となるように設定する。
また、色度特性については、一部の階調域でRGBの原色の色度が大きく変化し、他の階調域では変化しないことがある。変化しない又は変化が直線的であれば、直線の両端の測定値があればあとは補間できるので、測定間隔を粗く設定し、二回微分値が大きい部分の測定間隔を密にする。例えば、RGBの色度特性が、図5(A)の曲線R2、G2、B2のように得られた場合、各測定点における二回微分値を算出し、例えば、図5(B)は、曲線R2の二回微分値R2’であるが、64階調から128階調の範囲で二回微分値R2’が大きくなっているので、この階調域の測定点を密にするように、中間階調値の設定を行う。その際の測定点は、隣り合う測定点の一回微分値が所定の閾値以下となるように設定する。
(2-2)第1の色空間変換特性算出手段142の構成
第1の色空間変換特性算出手段142は、プロジェクター2に入力されたRGB表色系の検査用画像信号と、XYZ表色系の補正前測定値に基づいて、XYZ表色系からRGB表色系に変換する第1の色空間変換特性を算出し、補正前測定値をRGB値に変換する部分である。尚、本実施形態における第1の色空間変換特性算出手段142は、本発明における測定値変換手段としても機能する。
予め、プロジェクター2にR原色(8bitの場合であれば、R=255、G=B=0)の検査用画像信号を入力し、スクリーン3上にR原色の画像を表示し、色彩計6で画面中央のXYZ値をXr、Yr、Zrとして取得する。同様に、G原色、B原色を色彩計6で測定し、Xg、Yg、Zg、Xb、Yb、Zbを取得しておく。また、基準白色点として白(R=G=B=255)の輝度Ywを取得しておく。
第1の色空間変換特性算出手段142は、プロジェクター2に入力されたRGB表色系の検査用画像信号と、XYZ表色系の補正前測定値に基づいて、XYZ表色系からRGB表色系に変換する第1の色空間変換特性を算出し、補正前測定値をRGB値に変換する部分である。尚、本実施形態における第1の色空間変換特性算出手段142は、本発明における測定値変換手段としても機能する。
予め、プロジェクター2にR原色(8bitの場合であれば、R=255、G=B=0)の検査用画像信号を入力し、スクリーン3上にR原色の画像を表示し、色彩計6で画面中央のXYZ値をXr、Yr、Zrとして取得する。同様に、G原色、B原色を色彩計6で測定し、Xg、Yg、Zg、Xb、Yb、Zbを取得しておく。また、基準白色点として白(R=G=B=255)の輝度Ywを取得しておく。
第1の色空間変換特性算出手段142は、入力画像信号Ri、Gi、Biと、表示される三刺激値Xi、Yi、Ziとに基づいて、第1の色空間変換特性を生成する。
具体的には、測定を行った際の各入力階調Wjに等しいRGB単色測定値と、グレイ測定値から、第1の色空間変換特性となるXYZ/RGB変換行列Mj−1を用いて補正前測定値のXYZ値をRGB値に変換する。
これをWj=0〜255について行うことでRGB3本の入出力特性が得られる。補正前測定値のXYZ値をMj−1で変換した入出力特性をr=FR(R)、g=FG(G)、b=FB(B)とすると、下記式(1)のようになる。ここで、XrWj、YrWj、ZrWjはR単色Wj(すなわちR=Wj、G=B=0)のときのXYZ値である。同様に、XgWj、YgWj、ZgWjはG単色Wj(すなわちG=Wj、R=B=0)のときのXYZ値、XbWj、YbWj、ZbWjはB単色Wj(すなわちB=Wj、R=G=0)のときのXYZ値である。また、YwWjは、グレイ階調値Wj(すなわちR=G=B=Wj)のときの輝度である。
具体的には、測定を行った際の各入力階調Wjに等しいRGB単色測定値と、グレイ測定値から、第1の色空間変換特性となるXYZ/RGB変換行列Mj−1を用いて補正前測定値のXYZ値をRGB値に変換する。
これをWj=0〜255について行うことでRGB3本の入出力特性が得られる。補正前測定値のXYZ値をMj−1で変換した入出力特性をr=FR(R)、g=FG(G)、b=FB(B)とすると、下記式(1)のようになる。ここで、XrWj、YrWj、ZrWjはR単色Wj(すなわちR=Wj、G=B=0)のときのXYZ値である。同様に、XgWj、YgWj、ZgWjはG単色Wj(すなわちG=Wj、R=B=0)のときのXYZ値、XbWj、YbWj、ZbWjはB単色Wj(すなわちB=Wj、R=G=0)のときのXYZ値である。また、YwWjは、グレイ階調値Wj(すなわちR=G=B=Wj)のときの輝度である。
(2-3)補正目標値設定手段143の構成
補正目標値設定手段143は、色ムラ補正を行うときに、画面内のどこに色を合わせるかを設定する部分である。最も単純な設定方法としては、画面中央のXYZ値に設定することが考えられるが、プロジェクター2は、画面周辺の輝度が低下するため、輝度の高い中央を補正目標値とすると、画面像周辺の補正後画像の値が最大値に張り付き、適切な補正が行われない可能性がある。そこで、補正目標値を設定する方法としては、画面中央部の領域のXYZ値の平均値を補正目標値とする方法、画面全体のXYZ値の平均値を補正目標値とする方法、XYZのいずれかが元々の値(周辺減光特性)を維持するようにし、色度u’v’(xy)は画面中央部領域と同じにする方法が考えられる。
補正目標値設定手段143は、色ムラ補正を行うときに、画面内のどこに色を合わせるかを設定する部分である。最も単純な設定方法としては、画面中央のXYZ値に設定することが考えられるが、プロジェクター2は、画面周辺の輝度が低下するため、輝度の高い中央を補正目標値とすると、画面像周辺の補正後画像の値が最大値に張り付き、適切な補正が行われない可能性がある。そこで、補正目標値を設定する方法としては、画面中央部の領域のXYZ値の平均値を補正目標値とする方法、画面全体のXYZ値の平均値を補正目標値とする方法、XYZのいずれかが元々の値(周辺減光特性)を維持するようにし、色度u’v’(xy)は画面中央部領域と同じにする方法が考えられる。
尚、周辺減光を考慮する場合、画面中央部領域のXYZ値をXcenter、Ycenter、Zcenter、補正を行う各位置のXYZ値をX、Y、Zとすると、補正を行う各位置における補正目標値Xt、Yt、Ztは、下記式(2)で求めることができる。但し、式(2)において、補正目標値がXの周辺減光特性を維持するときはK=X/Xcenter、Yの周辺減光特性を維持するときは、K=Y/Ycernter、Zの周辺減光特性を維持するときはK=Z/Zcenterである。
(2-4)第2の色空間変換特性設定手段144の構成
第2の色空間変換特性設定手段144は、第1の色空間変換特性とは別に第2の色空間形式から第1の色空間形式に変換する第2の色空間変換特性を設定する部分である。
具体的には、第2の色空間変換特性設定手段144は、仮のXYZ/RGB変換行列M1 −1を下記式(3)のように設定する。具体的には、入力画素値Ri、Gi、BiのときのRGB単色測定値およびグレイ測定値から初期行列M1を求め、逆行列M1 −1を用いて補正目標値Xt、Yt、ZtをRGB値に変換する第2の色空間変換特性として設定する。
ここで、XrRi、YrRi、ZrRiはR単色Ri(すなわちR=Ri、G=B=0)のときのXYZ値である。同様に、XgGi、YgGi、ZgGiはG単色Gi(すなわちG=Gi、R=B=0)のときのXYZ値、YbBi、ZbBiはB単色Bi(すなわちB=Bi、R=G=0)のときのXYZ値である。また、YRiは、グレイ階調値Ri(すなわちR=G=B=Ri)のときの輝度である。同様に、YwGiは、グレイ階調値Gi(すなわちR=G=B=Gi)のときの輝度、YwBiは、グレイ階調値Bi(すなわちR=G=B=Bi)のときの輝度である。
第2の色空間変換特性設定手段144は、第1の色空間変換特性とは別に第2の色空間形式から第1の色空間形式に変換する第2の色空間変換特性を設定する部分である。
具体的には、第2の色空間変換特性設定手段144は、仮のXYZ/RGB変換行列M1 −1を下記式(3)のように設定する。具体的には、入力画素値Ri、Gi、BiのときのRGB単色測定値およびグレイ測定値から初期行列M1を求め、逆行列M1 −1を用いて補正目標値Xt、Yt、ZtをRGB値に変換する第2の色空間変換特性として設定する。
ここで、XrRi、YrRi、ZrRiはR単色Ri(すなわちR=Ri、G=B=0)のときのXYZ値である。同様に、XgGi、YgGi、ZgGiはG単色Gi(すなわちG=Gi、R=B=0)のときのXYZ値、YbBi、ZbBiはB単色Bi(すなわちB=Bi、R=G=0)のときのXYZ値である。また、YRiは、グレイ階調値Ri(すなわちR=G=B=Ri)のときの輝度である。同様に、YwGiは、グレイ階調値Gi(すなわちR=G=B=Gi)のときの輝度、YwBiは、グレイ階調値Bi(すなわちR=G=B=Bi)のときの輝度である。
(2-5)補正目標値変換手段145の構成
補正目標値変換手段145は、第2の色空間変換特性設定手段144で設定された仮のXYZ/RGB変換行列M1 −1を用いて、補正目標値Xt、Yt、ZtをRGB値に変換する部分である。具体的には、上記式(3)によって、補正目標値Xt、Yt、Ztを変換し、RGB値における入出力特性rt1=FtR1(R)、gt1=FtG1(G)、bt1=FtB1(B)を得る。
補正目標値変換手段145は、第2の色空間変換特性設定手段144で設定された仮のXYZ/RGB変換行列M1 −1を用いて、補正目標値Xt、Yt、ZtをRGB値に変換する部分である。具体的には、上記式(3)によって、補正目標値Xt、Yt、Ztを変換し、RGB値における入出力特性rt1=FtR1(R)、gt1=FtG1(G)、bt1=FtB1(B)を得る。
(2-6)表示補正値導出手段146の構成
表示補正値導出手段146は、第1の色空間形式に変換された補正前測定値、及び第1の色空間形式に変換された補正目標値に基づいて、第1の色空間変換特性における当該補正目標値を与える階調値を探索して、表示補正値を導出する部分である。
具体的には、表示補正値演算手段146は、色ムラ補正を行う位置の入力画素値をRi、Gi、Biとし、その位置における補正目標値をXt、Yt、Ztとし、この補正目標値Xt、Yt、Ztを表示するためのRGB値をRi’、Gi’、Bi’とすると、Ri=Gi=Bi=0からRi=Gi=Bi=255まで、表示補正値の入力階調を設定し、各階調について入出力特性曲線を探索することにより、下記式(4)を満たすようなRi’、Gi’、Bi’を求める。得られたRi’、Gi’、Bi’は、色ムラ補正後の画素値、すなわちRi、Gi、Biに対応する表示補正値となる。
表示補正値導出手段146は、第1の色空間形式に変換された補正前測定値、及び第1の色空間形式に変換された補正目標値に基づいて、第1の色空間変換特性における当該補正目標値を与える階調値を探索して、表示補正値を導出する部分である。
具体的には、表示補正値演算手段146は、色ムラ補正を行う位置の入力画素値をRi、Gi、Biとし、その位置における補正目標値をXt、Yt、Ztとし、この補正目標値Xt、Yt、Ztを表示するためのRGB値をRi’、Gi’、Bi’とすると、Ri=Gi=Bi=0からRi=Gi=Bi=255まで、表示補正値の入力階調を設定し、各階調について入出力特性曲線を探索することにより、下記式(4)を満たすようなRi’、Gi’、Bi’を求める。得られたRi’、Gi’、Bi’は、色ムラ補正後の画素値、すなわちRi、Gi、Biに対応する表示補正値となる。
例えば、図6に示すように、入力階調値Riに対して、式(4)により得られた入出力特性FtR(R)から入力階調値Riに相当する補正目標値rtを求め、式(1)から得られる入出力特性FR(R)から、補正目標値rtを与える階調値Ri’を求める。そして、このRi’が表示補正値となる。G、Bについても同様にして表示補正値Gi’、Bi’を求めることができる。
表示補正値の演算は、画面内の格子点位置それぞれにおいて、Ri、Gi、Bi=0〜255階調間の複数点、複数階調について行われ、画面内二次元位置と階調の三次元LUTデータとして生成される。
表示補正値の演算は、画面内の格子点位置それぞれにおいて、Ri、Gi、Bi=0〜255階調間の複数点、複数階調について行われ、画面内二次元位置と階調の三次元LUTデータとして生成される。
(2-7)色空間変換特性更新手段147の構成
色空間変換特性更新手段147は、表示補正値演算手段146で演算された表示補正値に基づいて、第2の色空間変換特性設定手段144で設定された仮のXYZ/RGB変換行列M1 −1を更新する部分である。
具体的には、表示補正値演算手段146で求められた表示補正値Ri’、Gi’、Bi’の単色測定値を用いて、下記式(5)のように仮のXYZ/RGB変換行列を更新する。ここで、XrRi'1、YrRi'1、ZrRi'1はR単色Ri'1(すなわちR=Ri'1、G=B=0)のときのXYZ値である。同様に、XgGi'1、YgGi'1、ZgGi'1はG単色Gi'1(すなわちG=Gi'1、R=B=0)のときのXYZ値、XbBi'1、YbBi'1、ZbBi'1はB単色Bi'1(すなわちBB=Bi'1、R=G=0)のときのXYZ値である。また、YwRi'1は、グレイ階調値Ri'1(すなわちR=G=B=Ri'1)のときの輝度である。同様に、YwGi'1は、グレイ階調値Gi'1(すなわちR=G=B=Gi'1)のときのときの輝度、BwBi'1は、グレイ階調値Bi'1(すなわちR=G=B=Bi'1)のときの輝度である。
色空間変換特性更新手段147は、表示補正値演算手段146で演算された表示補正値に基づいて、第2の色空間変換特性設定手段144で設定された仮のXYZ/RGB変換行列M1 −1を更新する部分である。
具体的には、表示補正値演算手段146で求められた表示補正値Ri’、Gi’、Bi’の単色測定値を用いて、下記式(5)のように仮のXYZ/RGB変換行列を更新する。ここで、XrRi'1、YrRi'1、ZrRi'1はR単色Ri'1(すなわちR=Ri'1、G=B=0)のときのXYZ値である。同様に、XgGi'1、YgGi'1、ZgGi'1はG単色Gi'1(すなわちG=Gi'1、R=B=0)のときのXYZ値、XbBi'1、YbBi'1、ZbBi'1はB単色Bi'1(すなわちBB=Bi'1、R=G=0)のときのXYZ値である。また、YwRi'1は、グレイ階調値Ri'1(すなわちR=G=B=Ri'1)のときの輝度である。同様に、YwGi'1は、グレイ階調値Gi'1(すなわちR=G=B=Gi'1)のときのときの輝度、BwBi'1は、グレイ階調値Bi'1(すなわちR=G=B=Bi'1)のときの輝度である。
Xt,Yt,ZtをXYZ/RGB変換行列M2 -1で変換した入出力特性をrt2=FtR2(R)、gt2 =FtG2(G)、bt2=FtB2(B)とし、更新された補正目標値rt2、gt2、bt2を満たすように、前述の入出力特性FR(R)、FG(G)、FB(B)を探索することで、表示補正値Ri'2、Gi'2、Bi'2が得られる。
(2-8)表示補正値判定手段148の構成
表示補正値判定手段148は、表示補正値演算手段146で演算された表示補正値が、所定の閾値以内に入っているか否かを判定する部分であり、補正目標値の色空間変換と色空間変換特性から求められる入出力特性探索を複数回繰り返し、演算される色ムラ補正値が一定の値に収束し、所定の閾値以内に入ったかを判定する。
例えば、図7に示されるように、第1回目の仮のXYZ/RGB変換行列M1 -1によって求められた入出力特性FtR1(R)から演算された表示補正値Ri'1に基づいて、XYZ/RGB変換行列を更新し、第2回目の仮のXYZ/RGB変換行列M2 -1を生成し、新たな仮のXYZ/RGB変換行列M2 -1正から求められる入出力特性FtR2(R)に基づいて、表示補正値Ri’2を演算する。このように、補正目標値の色空間変換と入出力特性探索をk回繰り返すと、最終的にはRi'k、Gi'k、Bi'kが一定範囲内に安定するので、これが最終的な色ムラ補正値とされ、表示補正値判定手段148は、処理を終了する。
表示補正値判定手段148は、表示補正値演算手段146で演算された表示補正値が、所定の閾値以内に入っているか否かを判定する部分であり、補正目標値の色空間変換と色空間変換特性から求められる入出力特性探索を複数回繰り返し、演算される色ムラ補正値が一定の値に収束し、所定の閾値以内に入ったかを判定する。
例えば、図7に示されるように、第1回目の仮のXYZ/RGB変換行列M1 -1によって求められた入出力特性FtR1(R)から演算された表示補正値Ri'1に基づいて、XYZ/RGB変換行列を更新し、第2回目の仮のXYZ/RGB変換行列M2 -1を生成し、新たな仮のXYZ/RGB変換行列M2 -1正から求められる入出力特性FtR2(R)に基づいて、表示補正値Ri’2を演算する。このように、補正目標値の色空間変換と入出力特性探索をk回繰り返すと、最終的にはRi'k、Gi'k、Bi'kが一定範囲内に安定するので、これが最終的な色ムラ補正値とされ、表示補正値判定手段148は、処理を終了する。
(3)色ムラ補正値作成方法
次に、前述した色ムラ補正値作成システム1の作用を図8乃至図10のフローチャートに基づいて説明する。
次に、前述した色ムラ補正値作成システム1の作用を図8乃至図10のフローチャートに基づいて説明する。
図8に示されるように、プロジェクター2の色ムラ補正値を作成するにあたり、まず、画像補正、ガンマ補正、色ムラ補正等の補正動作をすべて停止する(手順S1)。尚、色ムラ補正用の検査用画像が画像表示制御部25で生成している場合には、補正回路を通らずに検査用画像信号が供給されるので、停止の必要はない。
次に、補正前測定値取得手段141によって、プロジェクター2の実際の投射画像の色ムラの状態をカメラ5を用いて撮像する(手順S2)。
ここで、補正前測定値の取得は、図9のフローチャートに示されるように、まず、検査用画像を表示し、複数の階調、複数の色についての検査用画像の表示切替を行い(手順S21)、表示された検査用画像をカメラ5で撮像し(手順S22)、全色・全階調の画像を撮像するまで繰り返し(手順S23)、すべての検査用画像を撮像し終えたら、処理を終了する。
次に、補正前測定値取得手段141によって、プロジェクター2の実際の投射画像の色ムラの状態をカメラ5を用いて撮像する(手順S2)。
ここで、補正前測定値の取得は、図9のフローチャートに示されるように、まず、検査用画像を表示し、複数の階調、複数の色についての検査用画像の表示切替を行い(手順S21)、表示された検査用画像をカメラ5で撮像し(手順S22)、全色・全階調の画像を撮像するまで繰り返し(手順S23)、すべての検査用画像を撮像し終えたら、処理を終了する。
補正前測定値の取得が終了したら、色ムラ補正値の作成を行うが(手順S3)、具体的には、図10に示されるフローチャートに基づいて行われる。
まず、補正目標値設定手段143は、色ムラ補正を行うに際して、補正目標値(XYZ値)を設定する(手順S31)。
次に、第1の色空間変換特性算出手段142は、手順S2で得られた撮像データに基づいて、第1の色空間変換特性であるXYZ/RGB変換行列Mj−1を算出する(手順S32)。続けて、第1の色空間変換特性算出手段142は、補正前測定値をXYZ値からRGB値に変換して(手順S33)、記憶部13に保存する。
まず、補正目標値設定手段143は、色ムラ補正を行うに際して、補正目標値(XYZ値)を設定する(手順S31)。
次に、第1の色空間変換特性算出手段142は、手順S2で得られた撮像データに基づいて、第1の色空間変換特性であるXYZ/RGB変換行列Mj−1を算出する(手順S32)。続けて、第1の色空間変換特性算出手段142は、補正前測定値をXYZ値からRGB値に変換して(手順S33)、記憶部13に保存する。
補正前測定値取得手段141は、入力階調値を設定する(手順S34)。入力階調値の設定は、Ri=Gi=Bi=0から255までの表示補正値を作成するために、従来と同様の方法で設定する。
次に、第2の色空間変換特性設定手段144は、第2の色空間変換特性となる仮のXYZ/RGB変換行列M1 −1を設定する(手順S35)。
補正目標値変換手段145は、設定された仮のXYZ/RGB変換行列M1 −1に基づいて、補正目標値Xt、Yt、ZtをRGB値に変換し、RGB値における入出力特性を取得する(手順S36)。
次に、第2の色空間変換特性設定手段144は、第2の色空間変換特性となる仮のXYZ/RGB変換行列M1 −1を設定する(手順S35)。
補正目標値変換手段145は、設定された仮のXYZ/RGB変換行列M1 −1に基づいて、補正目標値Xt、Yt、ZtをRGB値に変換し、RGB値における入出力特性を取得する(手順S36)。
表示補正値演算手段146は、補正目標値変換手段145で取得された入出力特性に基づいて、色ムラ補正値を演算する(手順S37)。
表示補正値判定手段148は、演算された表示補正値が一定範囲内で安定したか否かを判定し(手順S38)、表示補正値が一定範囲内で安定していない場合、色空間変換特性更新手段147により、仮のXYZ/RGB変換行列M1 −1の更新を行う(手順S39)。
一方、一定範囲内で安定していると判定されたら、表示補正値判定手段148は、全階調について色ムラ補正値の作成が終了したか否かを判定し(手順S40)、全階調について終了していない場合には、手順S34乃至手順S39を繰り返し、全階調について終了した色ムラ補正値作成の処理を終了する。
表示補正値判定手段148は、演算された表示補正値が一定範囲内で安定したか否かを判定し(手順S38)、表示補正値が一定範囲内で安定していない場合、色空間変換特性更新手段147により、仮のXYZ/RGB変換行列M1 −1の更新を行う(手順S39)。
一方、一定範囲内で安定していると判定されたら、表示補正値判定手段148は、全階調について色ムラ補正値の作成が終了したか否かを判定し(手順S40)、全階調について終了していない場合には、手順S34乃至手順S39を繰り返し、全階調について終了した色ムラ補正値作成の処理を終了する。
色ムラ補正値が作成されたら、色ムラ補正値作成装置は、作成した色ムラ補正値を、プロジェクター2の色ムラ補正実行部24に格納し(図8:手順S4)、プロジェクター2による補正動作を再開して投射画像を表示する(手順S5)。
このような本実施形態によれば、複数階調でかつ画面の複数箇所で補正前測定値を取得しているため、階調に応じた色ムラの状態を検出することができる上、画面内での色ムラの状態も正確に把握できるため、高精度に表示補正値を演算することができ、プロジェクター2の投射画像を高品質にすることができる。
また、表示補正値の作成に際して、第2の色空間変換特性を更新しながら、複数回演算しているため、表示補正値の精度を向上させることができ、プロジェクター2の投射画像を一層高品質なものとすることができる。
このような本実施形態によれば、複数階調でかつ画面の複数箇所で補正前測定値を取得しているため、階調に応じた色ムラの状態を検出することができる上、画面内での色ムラの状態も正確に把握できるため、高精度に表示補正値を演算することができ、プロジェクター2の投射画像を高品質にすることができる。
また、表示補正値の作成に際して、第2の色空間変換特性を更新しながら、複数回演算しているため、表示補正値の精度を向上させることができ、プロジェクター2の投射画像を一層高品質なものとすることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分等については、同一符号を付してその説明を省略する。
前述した第1実施形態に係る色ムラ補正値作成システム1では、カメラ5の撮像画像データーの第2の色空間形式がXYZ表色系であり、この撮像画像データをプロジェクター2の第1の色空間形式であるRGB表色系に変換していた。
これに対して、第2実施形態に係る色ムラ補正値作成システムでは、図11に示されるように、カメラ5Aの第2の色空間形式がRGB表色系とされ、これに伴い、色ムラ補正値作成装置10Aの構成が相違する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。尚、以下の説明では、既に説明した部分と同一の部分等については、同一符号を付してその説明を省略する。
前述した第1実施形態に係る色ムラ補正値作成システム1では、カメラ5の撮像画像データーの第2の色空間形式がXYZ表色系であり、この撮像画像データをプロジェクター2の第1の色空間形式であるRGB表色系に変換していた。
これに対して、第2実施形態に係る色ムラ補正値作成システムでは、図11に示されるように、カメラ5Aの第2の色空間形式がRGB表色系とされ、これに伴い、色ムラ補正値作成装置10Aの構成が相違する。
このような場合、カメラ5Aの第2の色空間形式と、プロジェクター2の第1の色空間形式とでRGB表色系を採用しているが、完全には一致しておらず、カメラ5Aが有するRGB表色系の色特調値からプロジェクタが有するRGB表色系の色特調値に変換する必要がある。
このため、第2実施形態に係る色ムラ補正値作成装置10Aでは、図11に示すように、第1実施形態の色ムラ補正値作成装置10の各種構成に加え、演算処理部14により実施されるプログラムとして、撮像色特性取得手段149と、撮像色空間変換特性算出手段150とを備えている。
このため、第2実施形態に係る色ムラ補正値作成装置10Aでは、図11に示すように、第1実施形態の色ムラ補正値作成装置10の各種構成に加え、演算処理部14により実施されるプログラムとして、撮像色特性取得手段149と、撮像色空間変換特性算出手段150とを備えている。
撮像色特性取得手段149は、カメラ5Aにより撮像された検査用画像の撮像画像データの画像中心点におけるRGBの各階調値を取得する。
撮像色空間変換特性算出手段150は、撮像色特性取得手段149により得られた検査用画像の画像中心点におけるRGB各階調値と、出力されたパターン画像のRGB階調値とに基づいて、カメラ5AにおけるRGB/XYZ変換特性Mcを算出する。
撮像色空間変換特性算出手段150は、撮像色特性取得手段149により得られた検査用画像の画像中心点におけるRGB各階調値と、出力されたパターン画像のRGB階調値とに基づいて、カメラ5AにおけるRGB/XYZ変換特性Mcを算出する。
ここで、R原色画像をカメラ5Aにて撮像して得られるR原色撮像画像データの画像中心点におけるRGBの各階調値をそれぞれRr,Gr,Br、G原色画像をカメラ5Aにて撮像して得られるG原色撮像画像データの画像中心点におけるRGBの各階調値をそれぞれRg,Gg,Bg、B原色画像をカメラ5Aにて撮像して得られるB原色撮像画像データの画像中心点におけるRGBの各階調値をそれぞれRb,Gb,Bbとする。また、白色画像(R=G=B=255)をカメラ5Aにて撮像して得られるY撮像画像データの最高輝度点におけるG階調値をGwとする。
そして、プロジェクター2への画像信号の入力階調値をRi,Gi,Biとすると、カメラ5Aにて撮像されるRGB各階調値Rc,Gc,Bcは、カメラ5AのRGB/XYZ変換特性をMcとして、下記式(6)にて示される。
そして、プロジェクター2への画像信号の入力階調値をRi,Gi,Biとすると、カメラ5Aにて撮像されるRGB各階調値Rc,Gc,Bcは、カメラ5AのRGB/XYZ変換特性をMcとして、下記式(6)にて示される。
尚、カメラ5Aの撮像値が輝度に対して線形的に変化しない場合や、各階調に応じてRGB/XYZ変換特性Mcが異なる場合は、撮像色空間変換特性算出手段150は、必要に応じて、RGBの各階調値を変化させた検査用画像をプロジェクター2に表示させ、第1の色空間変換特性算出手段142は、それぞれの階調値毎にRGB/XYZ変換特性Mcを算出する。
第1の色空間変換特性算出手段142は、第1実施形態と同様に、プロジェクター2に入力されたRGB表色系の検査用画像信号と、XYZ表色系の補正前測定値に基づいて、XYZ表色系からRGB表色系に変換する第1の色空間変換特性を算出し、補正前測定値をRGB値に変換する部分である。
予め、プロジェクター2にR原色(8bitの場合であれば、R=255、G=B=0)の検査用画像信号を入力し、スクリーン3上にR原色の画像を表示し、色彩計6で画面中央のXYZ値をXr、Yr、Zrとして取得する。同様に、G原色、B原色を色彩計6で測定し、Xg、Yg、Zg、Xb、Yb、Zbを取得しておく。また、基準白色点として白(R=G=B=255)の輝度Ywを取得しておく。
これらの各測定値からプロジェクター2への入力画像信号をRi、Gi、Biとすると、表示される三刺激値Xi、Yi、Ziとの間には、次の式(7)の関係が成り立つ。尚、式(7)中ri、gi、biは、原色が1となるように正規化された値であり、Rmax、Gmax、Bmaxは、RGB各色の取り得る最大値を意味する。
第1の色空間変換特性算出手段142は、第1実施形態と同様に、プロジェクター2に入力されたRGB表色系の検査用画像信号と、XYZ表色系の補正前測定値に基づいて、XYZ表色系からRGB表色系に変換する第1の色空間変換特性を算出し、補正前測定値をRGB値に変換する部分である。
予め、プロジェクター2にR原色(8bitの場合であれば、R=255、G=B=0)の検査用画像信号を入力し、スクリーン3上にR原色の画像を表示し、色彩計6で画面中央のXYZ値をXr、Yr、Zrとして取得する。同様に、G原色、B原色を色彩計6で測定し、Xg、Yg、Zg、Xb、Yb、Zbを取得しておく。また、基準白色点として白(R=G=B=255)の輝度Ywを取得しておく。
これらの各測定値からプロジェクター2への入力画像信号をRi、Gi、Biとすると、表示される三刺激値Xi、Yi、Ziとの間には、次の式(7)の関係が成り立つ。尚、式(7)中ri、gi、biは、原色が1となるように正規化された値であり、Rmax、Gmax、Bmaxは、RGB各色の取り得る最大値を意味する。
そして、第1の色空間変換特性算出手段142は、撮像色空間変換特性算出手段150により算出されたカメラ5AのRGB/XYZ変換特性Mc、および色ムラ検査用画像をカメラ5Aにて撮像した撮像画像データに基づいて、下記式(8)に基づいて、撮像画像データのRGB各階調値をXYZ値に変換する。
そして、第1の色空間変換特性算出手段142は、この変換されたXYZ値を撮像画像データのXYZ値とする。
以後の補正前測定値の取得、表示補正値の作成については、第1実施形態と同様なので、その説明を省略する。
以後の補正前測定値の取得、表示補正値の作成については、第1実施形態と同様なので、その説明を省略する。
[実施形態の変形]
前記実施形態において、色空間変換特性として、RGB表色系の色空間形式とXYZ表色系の色空間形式の変換特性であるXYZ/RGB変換特性を例示したが、これに限らない。色空間としては、上述したように、RGB形式、XYZ形式の他、Yxy形式、Xuv形式、Lch形式、HSI形式、L*a*b*形式、L*u*v*形式、CMYK形式など、各種表色系を利用することができ、色空間変換特性Mp,Mcとして、これらの色空間形式における変換特性を用いてもよい。
前記実施形態において、色空間変換特性として、RGB表色系の色空間形式とXYZ表色系の色空間形式の変換特性であるXYZ/RGB変換特性を例示したが、これに限らない。色空間としては、上述したように、RGB形式、XYZ形式の他、Yxy形式、Xuv形式、Lch形式、HSI形式、L*a*b*形式、L*u*v*形式、CMYK形式など、各種表色系を利用することができ、色空間変換特性Mp,Mcとして、これらの色空間形式における変換特性を用いてもよい。
以上、本発明を実施するための最良の構成について具体的に説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、当業者が様々な変形および改良を加えることができるものである。
1…色ムラ補正値作成システム、2…プロジェクター、3…スクリーン、4…画像信号源、5、5A…カメラ、6…色彩計、10、10A…色ムラ補正値作成装置、11…入出力部、12…入力操作部、13…記憶部、14…演算処理部、21…画像信号送出部、22…画像補正部、23…ガンマ補正部、24…色ムラ補正実行部、25…画像表示制御部、26…画像投射部、141…補正前測定値取得手段、142…第1の色空間変換特性算出手段、143…補正目標値設定手段、144…第2の色空間変換特性設定手段、145…補正目標値変換手段、146…表示補正値導出手段、147…色空間変換特性更新手段、148…表示補正値判定手段、149…撮像色特性取得手段、150…撮像色空間変換特性算出手段
Claims (4)
- 画像表示装置に表示された表示画像の表示特性を補正する補正値を作成する画像表示装置の補正値作成方法であって、
前記画像表示装置に第1の色空間形式の検査用画像信号を入力し、前記画像表示装置による表示特性の補正を行わない状態で検査用画像を表示する検査用画像表示手順と、
前記検査用画像を第1の色空間形式と異なる第2の色空間形式で測定し、第2の色空間形式の測定値を取得する測定値取得手順と、
前記第1の色空間形式の検査用画像信号、及び前記第2の色空間形式の測定値に基づいて、前記第2の色空間形式から前記第1の色空間形式に変換する第1の色空間変換特性を算出する第1の色空間変換特性算出手順と、
前記測定値を、前記第1の色空間変換特性に基づいて、前記第1の色空間形式に変換する測定値変換手順と、
前記第2の色空間形式で表現され、前記画像表示装置の表示特性の補正の基準となる目標値を設定する目標値設定手順と、
前記第1の色空間変換特性とは別に前記第2の色空間形式から前記第1の色空間形式に変換する第2の色空間変換特性を設定する第2の色空間変換特性設定手順と、
前記目標値を、前記第2の色空間変換特性に基づいて、第1の色空間形式に変換する目標値変換手順と、
第1の色空間形式に変換された前記測定値、及び第1の色空間形式に変換された前記目標値に基づいて、前記第1の色空間変換特性における当該目標値を与える階調値を探索して、補正値を導出する補正値導出手順とを実施し、
前記測定値取得手順では、
階調値の異なる複数の検査用画像信号を設定する手順と、
設定された各検査用画像信号について、前記検査用画像の異なる位置において得られる前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性に基づいて、前記測定値を取得する手順とを実施することを特徴とする画像表示装置の補正値作成方法。 - 請求項1に記載の画像表示装置の補正値作成方法において、
前記複数の検査用画像信号を設定する手順は、
検査用画像信号の最小階調値から最大階調値の間の中間階調値を複数選択する処理と、
各中間階調値から取得される補正前測定値に基づいて、最小階調値から最大階調値に至る前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性を取得する処理と、
取得された前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性の曲線部分を、他の部分より階調間隔を小さくして、再度最小階調値から最大階調値の間の中間階調値を複数選択する処理とを実施することを特徴とする画像表示装置の補正値作成方法。 - 画像表示装置に表示された表示画像の表示特性を補正する補正値を作成する画像表示装置の補正値作成装置であって、
前記画像表示装置に第1の色空間形式の検査用画像信号を入力し、前記画像表示装置による表示特性の補正を行わない状態で検査用画像を表示する検査用画像表示手段と、
前記検査用画像を第1の色空間形式と異なる第2の色空間形式で測定し、第2の色空間形式の測定値を取得する測定値取得手段と、
前記第1の色空間形式の検査用画像信号、及び前記第2の色空間形式の測定値に基づいて、前記第2の色空間形式から前記第1の色空間形式に変換する第1の色空間変換特性を算出する第1の色空間変換特性算出手段と、
前記測定値を第1の色空間形式に変換する第1の色空間変換特性算出手段と、
前記測定値を、前記第1の色空間変換特性に基づいて、前記第1の色空間形式に変換する測定値変換手段と、
前記第2の色空間形式で表現され、前記画像表示装置の表示特性の補正の基準となる目標値を設定する目標値設定手段と、
前記第1の色空間変換特性とは別に前記第2の色空間形式から前記第1の色空間形式に変換する第2の色空間変換特性を設定する第2の色空間変換特性設定手段と、
前記目標値を、前記第2の色空間変換特性に基づいて、第1の色空間形式に変換する目標値変換する目標値変換手段と、
第1の色空間形式に変換された前記測定値、及び第1の色空間形式に変換された前記目標値に基づいて、前記第1の色空間変換特性における当該目標値を与える階調値を探索して、補正値を導出する補正値導出手段とを備え、
前記測定値取得手段は、
階調値の異なる複数の検査用画像信号を設定する検査用画像信号設定部と、
設定された各検査用画像信号について、前記検査用画像の異なる位置において得られる前記画像表示装置の入出力特性、及び色度特性に基づいて、前記測定値を取得する測定値取得部とを備えていることを特徴とする画像表示装置の補正値作成装置。 - 請求項1に記載の画像表示装置の補正値の作成方法を、コンピュータに実施させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能な画像表示装置の補正値作成プログラム。
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-
2009
- 2009-03-18 JP JP2009065719A patent/JP2010217645A/ja not_active Withdrawn
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