JP2007081581A - 色処理方法及びその装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 対象表示装置と、併用出力機器間の色の見えを高精度かつ容易に一致させることができる色色処理方法及びその装置を提供する。
【解決手段】 対象表示装置に表示される色票と背景色票の表示色を調整する。調整後の色票と背景色票の表示色と、較正対象出力機器で出力した調整前の色票と背景色票の出力色を測定する。それらの測定値に基づいて、対象表示装置と較正対象出力機器間における色補正特性を規定する補正パラメータを設定する。設定した補正パラメータに基づいて、処理対象画像の表示色の補正を行うための色再現情報を生成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像処理装置により、対象表示装置の表示色の補正を行うための色再現情報を生成する色処理方法及びその装置に関するものである。
近年、プレゼンテーション等を目的として、PC(パーソナルコンピュータ)のモニタ上で編集したRGBカラー画像データを、液晶プロジェクタを用いて表示する機会が増えている。これらプロジェクタの使用の際には、例えば、接続するPCとプロジェクタ間の出力画像の色が異なることがある。同様に、PC上で生成したRGBカラー画像データをプリンタで出力した画像と、プロジェクタで出力した画像の色が異なることもある。更には、併用するモニタやテレビ、プロジェクタでの出力画像の色と、プロジェクタを介したプリンタによるプルーフ印刷での出力画像の色が異なることもある。
これは、プロジェクタの出力画像の色の見えが、観察する照明環境に大きな影響を受けるためである。例えば、会議室でのプレゼンテーションのように明るいオフィス環境から、真っ暗なシアター環境まで、照明照度や色温度の環境差が数十倍〜数百倍も異なる。そして、このプロジェクタの置かれる環境によって、人間の視覚順応の状態が変化する。そのため、この状態の変化に起因して、同一のプロジェクトでも置かれる環境によって、出力画像のの色の見えが異なる場合がある。
このような問題を回避するためには、それぞれの照明環境下でのプロジェクタの出力画像の色の見えを予測し、適切な補正を行うことが必要となる。このような照明環境下での出力画像の色の見えを予測する技術として、CIECAM02に代表されるカラーアピランス技術がある。プロジェクタ等の表示機器においては、このカラーアピランス技術を用いて照明環境に対する補正を行う機能を持つものや、複数の照明環境に対応する複数のプロファイルをユーザに提供することで解決を図るものもある。
このカラーアピランス技術を用いて照明環境に対する補正を行う場合、ユーザインタフェース(UI)等にて、ユーザによりパラメータをプロジェクタに設定する。具体的には、プロジェクタを用いる照明環境の照度、色温度等の数値からなるパラメータを入力し、プロジェクタ内部で照明環境に対する補正パラメータを決定する。
例えば、特許文献1のように、UIを以って照明環境の情報を簡易に取得し、照明環境の相違をキャンセルする補正を実現するものがある。
特開平11−041478号公報
しかしながら、特許文献1に示される方法は、簡易に補正係数を決定することやユーザビリティの観点からは非常に優れている。しかしながら、例えば、観察者の順応に関する情報等、補正を行うための照明環境以外の情報が少ないため、高精度な色予測を行うことができない。
従って、補正したにもかかわらず、PCの液晶画面やプリンタによる出力画像、併用表示機器の出力画像の色が異なる等、補正後に所望の色再現の一致が得られないことがある。これは、単に照明環境の周辺の情報を補正パラメータに組み込むのみで、高精度な補正を行うための情報が不足していることに起因する。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものである。その目的は、対象表示装置と、併用出力機器間の色の見えを高精度かつ容易に一致させることができる色色処理方法及びその装置を提供することである。
上記の目的を達成するための本発明による色処理方法は以下の構成を備える。即ち、
画像処理装置により、対象表示装置の表示色の補正を行うための色再現情報を生成する色処理方法であって、
対象表示装置に色票と背景色票を表示する表示工程と、
前記対象表示装置に表示される色票と背景色票の表示色を調整する調整工程と、
前記調整工程による調整後の色票と背景色票の表示色と、較正対象出力機器で出力した調整前の前記色票と前記背景色票の出力色を測定する測定工程と、
前記測定工程による測定値に基づいて、前記対象表示装置と前記較正対象出力機器間における色補正特性を規定する補正パラメータを設定する設定工程と、
前記設定工程で設定した補正パラメータに基づいて、処理対象画像の表示色の補正を行うための色再現情報を生成する生成工程と
を備える。
また、好ましくは、前記表示工程は、色票として主色票及びその周辺色の副色票と、背景色票を表示する。
また、好ましくは、前記設定工程は、前記測定工程による測定値に基づいて、前記対象表示装置の観察環境を示す環境パラメータを決定し、その決定した環境パラメータを含む補正パラメータを設定する。
また、好ましくは、前記表示工程は、前記対象表示装置に色票と背景色票を少なくとも含む補正用画面を表示し、
前記調整工程は、入力デバイスを用いて、前記補正用画面上の色票と背景色票の表示色を調整する。
また、好ましくは、前記表示工程は、前記対象表示装置に色票と背景色票と、それらの表示色を調整するための操作コントロールを含む補正用画面を表示し、
前記調整工程は、前記補正用画面に対する操作に基づいて、前記補正用画面上の色票と背景色票の表示色を調整する。
また、好ましくは、前記表示工程は、前記色票と前記背景色票として、それぞれ、単色画像、グラデーション画像及び自然画像内のいずれか1つを表示する。
また、好ましくは、前記表示工程は、前記色票と前記背景色票に加えて、単色画像、グラデーション画像及び自然画像内の少なくとも1つを表示する。
また、好ましくは、前記調整工程は、記憶媒体に記憶される、調整値を含むファイルを選択して読み出すことで、前記対象表示装置に表示される色票と背景色票の表示色を調整する。
上記の目的を達成するための本発明による色処理装置は以下の構成を備える。即ち、
対象表示装置の表示色の補正を行うための色再現情報を生成する色処理装置であって、
対象表示装置に色票と背景色票を表示する表示手段と、
前記対象表示装置に表示される色票と背景色票の表示色を調整する調整手段と、
前記調整手段による調整後の色票と背景色票の表示色と、較正対象出力機器で出力した調整前の前記色票と前記背景色票の出力色を測定する測定手段と、
前記測定手段による測定値に基づいて、前記対象表示装置と前記較正対象出力機器間における色補正特性を規定する補正パラメータを設定する設定手段と、
前記設定手段で設定した補正パラメータに基づいて、処理対象画像の表示色の補正を行うための色再現情報を生成する生成手段と
を備える。
本発明によれば、対象表示装置と、併用出力機器間の色の見えを高精度かつ容易に一致させることができる色色処理方法及びその装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
<実施形態1>
図1は本発明の実施形態1の画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1において、101はCPUであり、画像処理装置を構成する各種構成要素を制御する。102はメインメモリであり、RAMやROM等で構成され、RAMはデータ作業領域や一時待避領域として機能する。ROMは、本発明の各実施形態を実現するプログラムを含む各種制御プログラムを記憶している。
103はSCSIインタフェース(I/F)であり、SCSIデバイス(例えば、HDD105)との接続及びそれに対するデータ転送を制御する。104はネットワークインタフェース(I/F)であり、外部ネットワーク(ローカルエリアネットワーク113)との接続及びそれを介するデータ送受信を制御する。105はHDD(ハードディスクドライブ)であり、上記各種制御プログラム(OSや、各種アプリケーション)や設定データ等の各種データを記憶する。
尚、実施形態1では、HDDは、SCSI形式のHDDを例に挙げて説明しているが、これに限定されず、IDE形式、SATA形式等の他の形式のHDDであっても構わない。その場合、各形式に応じたインタフェースが構成されることは言うまでもない。
106はグラフィックアクセラレータであり、プロジェクタ107及びモニタ115に出力する画像(例えば、CPU101の制御によって生成される各種ユーザインタフェース)の表示を制御する。プロジェクタ107は、例えば、液晶プロジェクタ(光源(ランプ)を有する表示装置)で構成される。また、モニタ115は、例えば、CRTや液晶で構成される。
108はRS−232Cユニットであり、測光器109との接続及びそれの制御を実行する。109は測光器であり、処理対象の画像の輝度を測定する。110はキーボード/マウスコントローラであり、入力デバイス(キーボード111やマウス112)との接続及びそれらの制御を実行する。111はキーボード、112はマウスである。113はローカルエリアネットワーク(LAN)である。114はシステムバスであり、例えば、PCIバス、ISAバス等で構成され、画像処理装置を構成する各種構成要素を相互に接続する。
次に、図1の画像処理装置に於けるプロジェクタ107のプロジェクションの動作について説明する。
まず、ユーザの操作及びCPU101の指示により、HDD105に格納されている画像補正アプリケーションが、OSプログラムにより起動され、メインメモリ102上に展開される。そして、画像補正アプリケーションが起動される。これにより、HDD105に格納されている1つあるいは複数の符号なし8ビットで表現されるRGB色データが、CPU101の指示に基づきSCSI I/F103、システムバス114を経由して、メインメモリ102に転送される。
あるいは、LAN113に接続されたサーバに格納された1つあるいは複数のRGB色データが、CPU101の指示により、ネットワークI/F104、システムバス114を経由してメインメモリ102に転送される。または、インターネット上の外部機器に格納された1つあるいは複数のRGB色データが、CPU101の指示により、ネットワークI/F104、システムバス114を経由してメインメモリ102に転送される。
メインメモリ102に保持されている1つあるいは複数のRGB色データは、CPU101からの指示により、システムバス114を経由して、グラフィックアクセラレータ106に転送される。グラフィックアクセラレータ106は、受信したディジタル画像データ(1つあるいは複数のRGB色データ)をD/A変換した後、ディスプレイケーブルを通じてプロジェクタ107に送信する。
これにより、プロジェクタ107上に、後述のユーザインタフェース(ダイアログウィンドウ)が表示される。このとき、プロジェクタ107のディスプレイケーブルを通じてモニタ115にも同一のユーザインタフェース(ダイアログウィンドウ)が表示される。
ここで、ユーザがプロジェクタ107で表示されるユーザインタフェース上で所定の設定をするか、あるいはあらかじめ定めてあるデータから対応するカラーパッチ画像(測定用画像)を表示する。このとき、ユーザインタフェース上での設定変更は、プロジェクタ107で表示されるユーザインタフェースにのみ反映し、モニタ115で表示されるユーザインタフェースの表示変更は行われない。
このプロジェクタ107上のカラーパッチ画像と、モニタ115上のカラーパッチ画像を測光器109にて測定すると、RC−232Cユニット108を経由して、その測定結果(表示色の三刺激値それぞれにおける測定値)がHDD105に転送される。これとともに、当該カラーパッチ画像を測定したことをCPU101に送信する。
続いて、画像補正アプリケーション内の処理に従って、メインメモリ102に保持されている1つあるいは複数のRGB色データに対して補正を行い、その補正結果がプロジェクタ107に転送され、プロジェクションされる。
次に、画像補正アプリケーションにおける画像補正処理について、図2を用いて説明する。
図2は本発明の実施形態1の画像補正アプリケーションが実行する画像補正処理を示すフローチャートである。
尚、実施形態1における画像補正アプリケーションは、以下の3つの画像処理処理を実行する。つまり、メインメモリ102に保持されている各照明環境での色補正を行うためのパラメータ入力処理、入力されたパラメータから補正係数を算出する補正係数算出処理、補正係数に従い色補正を行う色補正処理の3つの処理を経て画像補正を行う。
まず、ステップS201では、アプリケーションの動作に必要な各種メモリ領域の確保等の初期化動作を行う。
次に、ステップS202では、画像補正アプリケーションから、画像補正用のダイアログウィンドウ(図3)を表示する。また、同一のダイアログウィンドウをモニタ115に表示する。尚、このダイアログウィンドウには、補正用の色票及び背景色票と、それらの色信号値(三刺激値)を補正するための各種コントロールが表示される。
ステップS203では、ダイアログウィンドウを介する操作により、ダイアロングウィンドウを介して、補正用の色票及び背景色票に対する設定項目の調整値の入力を行う。
ステップS204では、入力された色票及び背景色票の調整値に従って、プロジェクタ107上のダイアログウィンドウの表示内容(色票及び背景色票)のみを更新、表示する。
ステップS205では、色票測定ボタン312が操作された時点で、プロジェクタ107、モニタ115各々のダイアログウィンドウ上の色票及び背景色票を測光器109(例えば、分光放射輝度測定器)にて測定し、測定値としてXYZデータを取得する。その後、測定値をHDD105に転送する。
ステップS206では、測定したプロジェクタ107の色票測定値及び背景色票測定値、測定したモニタ115の色票測定値及び背景色票測定値と、あらかじめ設定してある照明環境値から後述の方法により、色補正特性である各種補正パラメータを設定する。この補正パラメータは、プロジェクタ107とモニタ115との色の見えを照明環境にかかわらず一致させるためのパラメータとなる。
ステップS207では、設定した補正パラメータと後述の変換により、画像補正を行うための補正用LUT(ルックアップテーブル)を作成する。
ステップS208では、メインメモリ解放等の終了処理を行った後、画像補正アプリケーションを終了する。
次に、画像補正アプリケーションの補正パラメータの入力動作について説明する。
まず、ユーザの操作及びCPU101の指示により、HDD105に格納されている画像補正アプリケーションが、OSプログラムにより起動される。画像補正アプリケーションが起動されると、図3に示す画像補正用のユーザインタフェース(ダイアログウィンドウ)がプロジェクタ107上に表示される。
尚、このユーザインタフェースについては、後で詳しく説明するが、ユーザは、このユーザインタフェースを用いて、照明環境の照度、色温度について確認及び指定することができる。更に、所定色になるように調整を施したプロジェクタ色票及び背景色票を指定することができる。ここで、各設定項目に問題ないと判断したユーザが画像補正ボタンを押下することで、画像補正が実行され、その補正結果がHDD105に保存される。
以下、この画像補正用のユーザインタフェースの詳細について、図3を用いて説明する。
図3は本発明の実施形態1の画像補正用のユーザインタフェースを示す図である。
尚、このユーザインタフェースに対する操作は、キーボード111やマウス112等の入力デバイスを用いて実行する。そして、ユーザはこれらの入力デバイスを用いてユーザインタフェース上で用意された各種コントロールを操作することによって、所望の画像補正を実行することができる。
ユーザインタフェース300において、301は調整色票を表示するウィンドウであり、ユーザの初期設定に応じた色が表示される。302は調整色票の背景色票を表示するウィンドウであり、ユーザの初期設定に応じた色が表示される。303はテキストボックスであり、照明環境の色温度を設定する。304はテキストボックスであり、照明環境の照度を設定する。
305はスライダバーであり、このスライダバー305を制御することで、ウィンドウ301に表示されている色票の赤−緑成分の調整(色度調整)を行う。306はスライダバーであり、このスライダバー306を制御することで、ウィンドウ301に表示されている色票の青−黄成分の調整(色度調整)を行う。307はスライダバーであり、このスライダバー307を制御することで、ウィンドウ301に表示されている色票の明−暗成分の調整(輝度調整)を行う。
308はスライダバーであり、このスライダバー308を制御することで、ウィンドウ302に表示されている背景色票の赤−緑成分の調整(色度調整)を行う。309はスライダバーであり、このスライダバー309を制御することで、ウィンドウ302に表示されている背景色票の青−黄成分の調整(色度調整)を行う。310はスライダバーであり、このスライダバー307を制御することで、ウィンドウ302に表示されている背景色票の明−暗成分の調整(輝度調整)を行う。
311は条件設定ファイル指定ボタンである。この条件設定ファイル指定ボタン311を操作する。これにより、ユーザインタフェース300上の各種設定項目に対する、照明色温度、照明照度、色票の色情報(色度、輝度等)、背景色票の色情報(色度、輝度等)を記載した条件ファイルをメインメモリ102から選択することが可能である。
つまり、ユーザは、ユーザインタフェース300上の各種設定項目に対する設定値を条件ファイルとしてメインメモリ102に記憶しおくことが可能である。そして、この記憶された条件ファイルでの設定値で調整を行う場合には、この条件ファイルを指定することで、ユーザインタフェース300上の各種設定項目に、条件ファイルで指定された対応する設定値を設定することが可能である。
312は色票測定ボタンである。この色票測定ボタン312を操作すると、プロジェクタ107及びモニタ115のウィンドウ301及び302それぞれに表示される色票及び背景色票の輝度を測定し、XYZデータを取得する。
313は画像補正(補正パラメータ作成)ボタンである。この画像補正ボタン306を操作すると、上述の画像補正処理を実行し、その処理結果である画像補正情報を指定された出力先(例えば、HDD105のアドレス)に保存する。314は終了ボタンである。この終了ボタン314を操作すると、画像補正アプリケーションを終了し、ユーザインタフェース300を閉じる。
次に、画像補正アプリケーションの動作について、図4を用いて説明する。
図4は本発明の実施形態1の画像補正アプリケーションの動作を示す状態遷移図である。
ステート401では、メモリ領域の確保等の初期化動作を行う。
次に、ステート402では、図3のユーザインタフェース300でのユーザ操作判断待ち状態となる。ここで、テキストボックス303が操作されると、ステート403へ移行する。テキストボックス304が操作されると、ステート404へ移行する。
また、スライダバー305〜307のいずれかが操作されると、ステート405へ移行する。条件設定ファイル指定ボタン311が操作されると、ステート406へ移行する。色票測定ボタン312が操作されると、ステート407へ移行する。画像補正ボタン313が操作されると、ステート408へ移行する。終了ボタン314が操作されると、ステート409へ移行する。
ステート403では、入力された色温度(K)からxy色度座標(x,y)を算出する。このとき白色の色温度Tcから以下の式1〜3より、色度(x,y)を算出する。
Figure 2007081581
Figure 2007081581
Figure 2007081581
ステート404では、以下の式4により、入力された照明照度からYnを算出するとともに、照明環境のXnYnZnを算出する。
Figure 2007081581
このとき、あらかじめプロジェクタ107内に保持しているRGB値と測定値XYZとの対応関係から、プロジェクタホワイトのXYZと、照明環境のXnYnZnとの間の色を色票に表示する。また、モニタ115についてはモニタホワイトを色票に表示するものとし、プロジェクタ107、モニタ115共に背景色票には(R,G,B)=(128,128,128)の信号値を表示するものとする。
ステート405では、プロジェクタ107の色票及び背景色票について、ユーザにより調整された調整結果(調整値(色信号値(色度、輝度等)))を反映した色を表示する。
ステート406では、条件設定ファイルを指定する。
ステート407では、現在、プロジェクタ107及びモニタ115に表示している色票及び背景色票を測光器109にて測定する。
ステート408では、前述のステップS207に従って画像補正を行う。
ステート409では、メモリ開放等の終了処理を行った後、画像補正アプリケーションの動作を終了する。
次に、ステップS206における各種補正パラメータの設定処理の詳細について、図5を用いて説明する。
図5は本発明の実施形態1の補正パラメータの設定処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS501では、メモリ領域の確保等の初期化動作を行う。
ステップS502では、ステップS205にて測定した測定値(色票測定値及び背景色票測定値)から、モニタホワイトポイントXnYnZn_mon、プロジェクタホワイトポイントXnYnZn_pro、背景輝度Yb_mon、Yb_proを設定する。
ステップS503では、ステート405にて算出したYnが0であるか否かを判定する。0である場合(ステップS503でYES)、ステップS503aへ進み、観察環境を示す環境パラメータをdarkと設定する。その後、ステップS505へ進む。一方、0でない場合(ステップS503でNO)、ステップS504へ進む。
ステップS504では、ステート405にて算出したYnが式5を満足するか否かを判定する。満足する場合(ステップS504でYES)、ステップS504bへ進み、観察環境を示す環境パラメータをdimと設定する。その後、ステップS505へ進む。一方、式5を満足しない場合(ステップS504でNO)、観察環境を示す環境パラメータをaverageと設定する。その後、ステップS505へ進む。
Figure 2007081581
ステップS505では、メモリ解放等の終了処理を行う。
尚、ここで、環境パラメータdarkは暗黒状態(Yn=0の状態)、dimはほの暗い状態(Yn<モニタ輝度/5の状態)、averageは標準的な状態(Yn>モニタ輝度/5の状態)を示している。そして、各環境パラメータには、後述のCIECAM02の変換式における定数(輝度順応ファクタ等)が予め定められている。
次に、ステップS207における画像補正処理の詳細について、図6を用いて説明する。
図6は本発明の実施形態1の画像補正処理の詳細を示すフローチャートである。
ステップS601では、メモリ領域の確保等の初期化動作を行う。
ステップS602では、画像処理アプリケーションで選択されている画像の全画素値についてRGBデータを格納する。
ステップS603では、式6によって、処理対象の画素のRGBデータからXYZデータへの変換を行う。
Figure 2007081581
ここでの変換は、較正対象機器であるモニタ115の製造元メーカが用意したICCプロファイル、あるいは測定値から作成した変換式を用いて行う。また、ここでは、変換色として、γ変換と変換行列の例を記載するが、3DLUTや、GOGモデル、GOGOモデル、1DLUT等の変換行列でも構わない。
また、ここでのRGBデータについて、モニタ115はRGB_mon_k、プロジェクタ117はRGB_proとする。また、XYZデータについて、モニタ115はXYZ_mon_k、プロジェクタ117はXYZ_proとする(k=1〜総画素数)。
また、モニタガンマをγ_mon、プロジェクタガンマをγ_pro、γ変換後モニタRGBをRGB_mon’、γ変換前プロジェクタRGBをRGB_pro’とする。
ステップS604では、ステップS205にて測定した色票測定値及び背景色票測定値からモニタホワイトポイントXnYnZn_mon、プロジェクタホワイトポイントXnYnZn_pro、背景輝度Yb_mon、Yb_proを設定する。
ステップS605では、後述のCIECAM02の変換式を用いて、XYZ_mon_kからJCH_kへの変換を行う。
ステップS606では、後述のCIECAM02の逆変換式を用いて、JCH_kからXYZ_pro_kへの変換を行う。
ステップS607では、式7によって、XYZデータからRGBデータへの変換を行う。
Figure 2007081581
ここでの変換は、対象機器であるプロジェクタ107について各メーカが用意したICCプロファイル、あるいは測定値から作成した変換式を用いて行う。また、ここでは、変換色として、γ変換と変換行列の例を記載するが、3DLUTや、GOGモデル、GOGOモデル、1DLUT等の変換行列でも構わない。
ステップS608では、ステップS603〜ステップS607の処理が全ての画素について完了しているか否かを判定する。完了していない場合(ステップS608でNO)、処理対象の画素を選択して、ステップS603へ戻る。一方、完了している場合(ステップ608でNO)、ステップS609へ進む。
ステップS609では、メモリ解放等の終了処理を行う。
<色知覚モデルCIECAM02の変換式>
CIECAM02順変換の全体の処理フローを色順応、錐体応答、心理値変換の3つの変換部に分けて説明する。
色順応部では、式8でXYZ値を錐体の分光感度に変換し、式10で各錐体の信号を光源の白色点の値で正規化を行う。順応係数Dは、式11で算出される。最後に、式9を用いることで、観察環境下の光源に対応したXYZ値に変換する。
Figure 2007081581
Figure 2007081581
Figure 2007081581
Figure 2007081581
錐体応答部では、式12で、XYZ値を錐体の分光感度に変換し、式13で目に入る光量の強度に応じた順応後の錐体応答値に変換する。
Figure 2007081581
Figure 2007081581
心理値変換部では、式14、式15、式16を用いて、錐体応答値を視覚野での無彩色応答と反対色応答の信号値に変換し、この信号値を式17、式18、式19を用いて知覚明度J値、知覚彩度C値、知覚色相h値に変換する。
Figure 2007081581
Figure 2007081581
Figure 2007081581
Figure 2007081581
Figure 2007081581
Figure 2007081581
尚、CIECAM02逆変換では、観察環境により観察条件パラメータを設定し、順変換の工程で新たに無彩色応答Awを計算し、このAwとJCh値、かかる係数から順変換部の逆工程を行うことで、XYZ値への変換が行われる。
以上説明したように、実施形態1によれば、各照明環境での色補正を行うためのパラメータを色票及びその背景色票について調整し、その調整した色票及び背景色票を測定器によって測定する。そして、その測定値を以って補正パラメータ(補正係数)を算出し、その補正パラメータに従って、色補正を行うことで高精度な色予測と補正を行い、モニタとプロジェクタの色の見えを照明環境にかかわらず一致させることが可能となる。
<実施形態2>
実施形態2は、実施形態1における図2の処理について、図3のダイアログウィンドウにて単一色票のみでなく、左右上下の4方向に色票の調整後1目盛りに相当する色票を併せて表示する場合の処理について説明する。
以下、実施形態1との差異についてのみ説明する。
図7は本発明の実施形態2の画像補正用のユーザインタフェースを示す図である。
尚、このユーザインタフェースに対する操作は、キーボード111やマウス112等の入力デバイスを用いて実行する。そして、ユーザはこれらの入力デバイスを用いてユーザインタフェース上で用意された各種コントロールを操作することによって、所望の画像補正を実行することができる。
ユーザインタフェース700において、701は調整色票(主色票)を表示するウィンドウであり、ユーザの初期設定に応じた色が表示される。702は調整色票の背景色票を表示するウィンドウであり、ユーザの初期設定に応じた色が表示される。
703は色票表示ウィンドウであり、ウィンドウ701に表示されている主色票の色に対して、赤方向にスライダバー709を1目盛り移動した際の色(周辺色)の色票(副色票)を表示する。704は色票表示ウィンドウであり、ウィンドウ701に表示されている主色票の色に対して、青方向にスライダバー710を1目盛り移動した際の色(周辺色)の色票(副色票)を表示する。
705は色票表示ウィンドウであり、ウィンドウ701に表示されている主色票の色に対して、緑方向にスライダバー709を1目盛り移動した際の色(周辺色)の色票(副色票)を表示する。706は色票表示ウィンドウであり、ウィンドウ701に表示されている主色票の色に対して、黄方向にスライダバー710を1目盛り移動した際の色(周辺色)の色票(副色票)を表示する。
707はテキストボックスであり、照明環境の色温度を設定する。708はテキストボックスであり、照明環境の照度を設定する。
709はスライダバーであり、このスライダバー709を制御することで、ウィンドウ701に表示されている主色票の赤−緑成分の調整を行う。710はスライダバーであり、このスライダバー710を制御することで、ウィンドウ701に表示されている主色票の青−黄成分の調整を行う。711はスライダバーであり、このスライダバー711を制御することで、ウィンドウ701に表示されている主色票の明−暗成分の調整を行う。
712はスライダバーであり、このスライダバー712を制御することで、ウィンドウ702に表示されている背景色票の赤−緑成分の調整を行う。713はスライダバーであり、このスライダバー713を制御することで、ウィンドウ702に表示されている背景色票の青−黄成分の調整を行う。714はスライダバーであり、このスライダバー713を制御することで、ウィンドウ702に表示されている背景色票の明−暗成分の調整を行う。
715は条件設定ファイル指定ボタンである。この条件設定ファイル指定ボタン715を操作すると、照明色温度、照明照度、色票(主色票及び副色票)の色情報、背景色票の色情報を記載した条件ファイルをメインメモリ102から選択する。716は色票測定ボタンである。この色票測定ボタン716を操作すると、プロジェクタ107及びモニタ115のウィンドウ701及び702それぞれに表示される色票及び背景色票の輝度を測定し、XYZデータを取得する。
717は画像補正ボタンである。この画像補正ボタン717を操作すると、所定の処理に従い画像補正処理を実行し、その処理結果である画像補正情報を指定された出力先(例えば、HDD105のアドレス)に保存する。718は終了ボタンである。この終了ボタン718を操作すると、画像補正アプリケーションを終了する。
次に、画像補正アプリケーションの動作について、図8を用いて説明する。
図8は本発明の実施形態2の画像補正アプリケーションの動作を示す状態遷移図である。
ステート801では、メモリ領域の確保等の初期化動作を行う。
次に、ステート802では、図7のユーザインタフェース700でのユーザ操作判断待ち状態となる。ここで、テキストボックス707が操作されると、ステート803へ移行する。テキストボックス708が操作されると、ステート804へ移行する。
また、スライダバー709〜714のいずれかが操作されると、ステート805へ移行する。条件設定ファイル指定ボタン715が操作されると、ステート806へ移行する。色票測定ボタン717が操作されると、ステート807へ移行する。画像補正ボタン717が操作されると、ステート808へ移行する。終了ボタン717が操作されると、ステート809へ移行する。
ステート803では、入力された色温度(K)からxy色度座標を算出する。このとき、白色の色温度Tcから、式1〜3より、色度(x,y)を算出する。
ステート804では、式4により、入力された照明照度からYnを算出するとともに、照明環境のXnYnZnを算出する。
このとき、あらかじめプロジェクタ107内に保持しているRGB値と測定値XYZとの対応関係から、プロジェクタホワイトのXYZと、照明環境のXnYnZnとの間の色を色票に表示する。また、モニタ115については、モニタホワイトを色票に表示するものとし、プロジェクタ107、モニタ115共に背景色票には(R,G,B)=(128,128,128)の信号値を表示するものとする。
ステート805では、プロジェクタ107の色票及び背景色票について、ユーザにより調整された調整結果(調整値(色信号値(色度、輝度等)))を反映した色を表示する。
ステート806では、条件設定ファイルを指定する。
ステート807では、現在、プロジェクタ107及びモニタ115それぞれのウィンドウ701及び702に表示している色票及び背景色票を測光器109にて測定する。
ステート808では、前述のステップS207に従って画像補正を行う。
ステート809では、メモリ開放等の終了動作を行った後、画像補正アプリケーションの動作を終了する。
以上説明したように、実施形態2によれば、実施形態1で説明した効果に加えて、色票及びその背景色票の調整について、調整後の赤−緑、青−黄の各4方向の調整後の色表示を実行することにより、微細な調整が容易になる。これにより、色票及びその背景色票の調整作業効率を向上させることが可能となるため、より高精度な色補正係数(補正パラメータ)を設定することが可能になる。
<実施形態3>
実施形態3は、実施形態1における図2の処理について、図9のダイアログウィンドウにて色票及び背景色票のみを全画面表示する場合の処理について説明する。
以下、実施形態1からの差異についてのみ説明する。
図9は本発明の実施形態3の画像補正用のユーザインタフェースを示す図である。
ユーザインタフェース900において、901は調整色票を表示するウィンドウであり、あらかじめ保持しているユーザの初期設定に応じた色が表示される。902は調整色票の背景色票を表示するウィンドウであり、あらかじめ保持しているユーザの初期設定に応じた色が表示される。903は色票RGB表示であり、色票の現在のRGB値が計算され表示される。904は背景色票RGB表示であり、背景色票の現在のRGB値が計算され表示される。
尚、実施形態3では、色票及び背景色票の色に対する調整操作を、入力デバイスであるキーボード111の各種キーを用いて実現する。ここでは、特に、図3のユーザインタフェースで示される各種操作コントロールに対応する操作を、キーボード111上の所定キーに割り当て、この所定キーに対する操作に応じて、調整操作が実行される。
次に、画像補正アプリケーションの動作について、図10を用いて説明する。
図10は本発明の実施形態3の画像補正アプリケーションの動作を示す状態遷移図である。
ステート1001では、メモリ領域の確保等の初期化動作を行う。
次に、ステート1002では、図9のユーザインタフェース900でのユーザ操作判断待ち状態となる。ここで、テンキー左(緑)、右(赤)、上(黄)、下(青)、PageUp(明)、PageDown(暗)のいずれかが操作されると、ステート1003へ移行する。
エンターキーが操作されると、ステート1004へ移行する。スペースキーが操作されると、ステート1005へ移行する。エスケープキーが操作されると、ステート1006へ移行する。
ステート1003では、プロジェクタ107の色票及び背景色票について、ユーザにより調整された調整結果(調整値(色信号値(色度、輝度等)))を反映した色を表示する。また、色票、背景色票の現在のRGB値をウィンドウ901及び902で表示する。
ステート1004では、現在、プロジェクタ107及びモニタ115それぞれのウィンドウ901及び902に表示している色票及び背景色票を測光器109にて測定する。
ステート1005では、前述のステップS207に従って画像補正を行う。
ステート1006では、メモリ開放等の終了動作を行った後、画像補正アプリケーションの動作を終了する。
以上説明したように、実施形態3によれば、実施形態1で説明した効果に加えて、色票及びその背景色票の調整について、人間の視覚に及ぼす要素を色票及びその背景色票だけにすることにより、実際の画像の観察状態をより近似することが可能である。これにより、より高精度な色補正係数を設定することが可能になる。
<実施形態4>
実施形態4は、実施形態3における図9のダイアログウィンドウにて単一色票のみでなく、色票及び背景色票のみを全画面表示する際に左右上下の4方向に色票の調整後1目盛りに相当する色票を併せて表示する場合の処理について説明する。
以下、実施形態1からの差異についてのみ説明する。
図11は本発明の実施形態4の画像補正用のユーザインタフェースを示す図である。
ユーザインタフェース1100において、1101は調整色票(主色票)を表示するウィンドウであり、あらかじめ保持しているユーザの初期設定に応じた色が表示される。1102は調整色票の背景色票を表示するウィンドウであり、あらかじめ保持しているユーザの初期設定に応じた色が表示される。
1103は色票表示ウィンドウであり、ウィンドウ1101に表示されている主色票の色に対して、テンキー右(赤)が押下された際の色(周辺色)の色票(補助色票)を表示する。1104は色票表示ウィンドウであり、ウィンドウ1101に表示されている主色票の色に対して、テンキー下(青)が押下された際の色(周辺色)の色票(補助色票)を表示する。
1105は色票表示ウィンドウであり、ウィンドウ1101に表示されている主色票の色に対して、テンキー左(緑)が押下された際の色(周辺色)の色票(補助色票)を表示する。1106は色票表示ウィンドウであり、ウィンドウ1101に表示されている主色票の色に対して、テンキー上(黄)が押下された際の色(周辺色)の色票(補助色票)を表示する。
1107は色票RGB表示であり、主色票の現在のRGB値が計算され表示される。1108は背景色票RGB表示であり、背景色票の現在のRGB値が計算され表示される。
次に、画像補正アプリケーションの動作について、図12を用いて説明する。
図12は本発明の実施形態4の画像補正アプリケーションの動作を示す状態遷移図である。
ステート1201では、メモリ領域の確保等の初期化動作を行う。
次に、ステート1202では、図11のユーザインタフェース1101でのユーザ操作判断待ち状態となる。ここで、テンキー左(緑)、右(赤)、上(黄)、下(青)、PageUp(明)、PageDown(暗)のいずれかが操作されると、ステート1203へ移行する。
エンターキーが操作されると、ステート1204へ移行する。スペースキーが操作されると、ステート1205へ移行する。エスケープキーが操作されると、ステート1206へ移行する。
ステート1203では、プロジェクタ107の色票及び背景色票について、ユーザにより調整された調整結果(調整値(色信号値(色度、輝度等)))を反映した色を表示する。また、色票、背景色票の現在のRGB値をウィンドウ1107及び1108で表示する。
ステート1204では、現在、プロジェクタ107及びモニタ115それぞれのウィンドウ1101及び1102に表示している色票及び背景色票を測光器109にて測定する。
ステート1205では、前述のステップS207に従って画像補正を行う。
ステート1206では、メモリ開放等の終了動作を行った後、画像補正アプリケーションの動作を終了する。
以上説明したように、実施形態4によれば、実施形態3で説明した効果に加えて、色票及びその背景色票の調整について、人間の視覚に及ぼす要素を、色票及びその背景色票だけにすることにより、実際の画像の観察状態をより近似することが可能である。また、色票及びその背景色票の調整について、調整後の赤−緑、青−黄の各4方向の調整後の色表示を実行することにより、微細な調整が容易になる。これにより、色票及びその背景色票の調整作業効率を向上させることが可能となるため、より高精度な色補正係数を設定することが可能になる。
<他の実施形態>
<表示色票>
上記実施形態では表示する色票について、白色の単色色票を用いたが、白色以外の色票を表示し、補正パラメータである補正係数を設定することも可能である。また、単一色票だけでなく、複数の色票を用いることも可能である。また、色票として、グラデーション画像や自然画像、あるいは色票に加えて、グラデーション画像や自然画像をダイアログウィンドウ内に表示することが可能である。
<表示背景>
上記実施形態では表示する背景色票について、灰色の単色背景色票を用いたが、灰色以外の背景色票を表示し、補正パラメータである補正係数を設定することも可能である。また、単一背景色票だけでなく、複数の背景色票を用いることも可能である。また、背景色票として、グラデーション画像や自然画像、あるいは背景色色票として、グラデーション画像や自然画像をダイアログウィンドウ内に表示することが可能である。
<表示機器>
上記実施形態では、プロジェクタ107(対象機器(表示装置))とモニタ115(較正対象機器)の色再現を一致させるための例を挙げたが、これに限定されない。つまり、較正対象はモニタ115に限定するものではなく、プリンタ、プロジェクタ、TV、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等あらゆるカラー出力デバイス(出力機器)を対象にすることが可能である。
<表示文字色>
実施形態3の図9のダイアログウィンドウ、及び実施形態4の図11のダイアログウィンドウのプロジェクタ107及びモニタ115への表示文字色は黒色で行っているが、任意の色で表示可能である。
<全画面表示>
実施形態3の図9のダイアログウィンドウ、及び実施形態4の図11のダイアログウィンドウの、プロジェクタ107及びモニタ115への表示では、そのダイアログウィンドウ構成要素としてバーやウィンドウの縁が表示されるように表示している。しかしながら、その表示方法はこれに限定されない。例えば、本来のプロジェクタ107やモニタ115の画面サイズより、ダイアログウィンドウの表示ウィンドウサイズを大きくすることにより、完全に色票及び背景色票のみを表示することが可能である。
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスクがある。また、更に、記録媒体としては、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、その接続先のホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。また、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる。その後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態1の画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1の画像補正アプリケーションが実行する画像補正処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の画像補正用のユーザインタフェースを示す図である。 本発明の実施形態1の画像補正アプリケーションの動作を示す状態遷移図である。 本発明の実施形態1の補正パラメータの設定処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1の画像補正処理の詳細を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2の画像補正用のユーザインタフェースを示す図である。 本発明の実施形態2の画像補正アプリケーションの動作を示す状態遷移図である。 本発明の実施形態3の画像補正用のユーザインタフェースを示す図である。 本発明の実施形態3の画像補正アプリケーションの動作を示す状態遷移図である。 本発明の実施形態4の画像補正用のユーザインタフェースを示す図である。 本発明の実施形態4の画像補正アプリケーションの動作を示す状態遷移図である。
符号の説明
101 CPU
102 メインメモリ
103 SCSI I/F
104 ネットワーク I/F
105 HDD
106 グラフィックアクセラレータ
107 プロジェクタ
108 RS−232Cユニット
109 測光器
110 キーボード/マウスコントローラ
111 キーボード
112 マウス
113 LAN
114 システムバス
115 モニタ

Claims (11)

  1. 画像処理装置により、対象表示装置の表示色の補正を行うための色再現情報を生成する色処理方法であって、
    対象表示装置に色票と背景色票を表示する表示工程と、
    前記対象表示装置に表示される色票と背景色票の表示色を調整する調整工程と、
    前記調整工程による調整後の色票と背景色票の表示色と、較正対象出力機器で出力した調整前の前記色票と前記背景色票の出力色を測定する測定工程と、
    前記測定工程による測定値に基づいて、前記対象表示装置と前記較正対象出力機器間における色補正特性を規定する補正パラメータを設定する設定工程と、
    前記設定工程で設定した補正パラメータに基づいて、処理対象画像の表示色の補正を行うための色再現情報を生成する生成工程と
    を備えることを特徴とする色処理方法。
  2. 前記表示工程は、色票として主色票及びその周辺色の副色票と、背景色票を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の色処理方法。
  3. 前記設定工程は、前記測定工程による測定値に基づいて、前記対象表示装置の観察環境を示す環境パラメータを決定し、その決定した環境パラメータを含む補正パラメータを設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の色処理方法。
  4. 前記表示工程は、前記対象表示装置に色票と背景色票を少なくとも含む補正用画面を表示し、
    前記調整工程は、入力デバイスを用いて、前記補正用画面上の色票と背景色票の表示色を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の色処理方法。
  5. 前記表示工程は、前記対象表示装置に色票と背景色票と、それらの表示色を調整するための操作コントロールを含む補正用画面を表示し、
    前記調整工程は、前記補正用画面に対する操作に基づいて、前記補正用画面上の色票と背景色票の表示色を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の色処理方法。
  6. 前記表示工程は、前記色票と前記背景色票として、それぞれ、単色画像、グラデーション画像及び自然画像内のいずれか1つを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の色処理方法。
  7. 前記表示工程は、前記色票と前記背景色票に加えて、単色画像、グラデーション画像及び自然画像内の少なくとも1つを表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の色処理方法。
  8. 前記調整工程は、記憶媒体に記憶される、調整値を含むファイルを選択して読み出すことで、前記対象表示装置に表示される色票と背景色票の表示色を調整する
    ことを特徴とする請求項1に記載の色処理方法。
  9. 対象表示装置の表示色の補正を行うための色再現情報を生成する色処理装置であって、
    対象表示装置に色票と背景色票を表示する表示手段と、
    前記対象表示装置に表示される色票と背景色票の表示色を調整する調整手段と、
    前記調整手段による調整後の色票と背景色票の表示色と、較正対象出力機器で出力した調整前の前記色票と前記背景色票の出力色を測定する測定手段と、
    前記測定手段による測定値に基づいて、前記対象表示装置と前記較正対象出力機器間における色補正特性を規定する補正パラメータを設定する設定手段と、
    前記設定手段で設定した補正パラメータに基づいて、処理対象画像の表示色の補正を行うための色再現情報を生成する生成手段と
    を備えることを特徴とする色処理装置。
  10. 色処理装置を制御することによって、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の色処理方法を実行することを特徴とするプログラム。
  11. 請求項10に記載されたプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体。
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