JP6659116B2 - 投影装置、及び投影方法 - Google Patents

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Description

本発明は、プロジェクタ等の投影装置における壁色補正技術の改良に関する。
プロジェクタ等の投影装置は、投影面が白でない場合であっても、白い場合と同じ見えになるように出力するRGB光量のバランスを調整する壁色補正機能を有する。このRGB光量のバランスは、RGB各色に対するゲインで調整される。
近年では、カメラやセンサを用いて自動で壁色補正を行っている。図10は、カメラまたはセンサによる従来の壁色補正を説明する概略斜視図である。図10では、カメラまたはセンサなど測定器101により有彩色スクリーン102の色を測色し、その測色結果から投影面103の色の見えが予めプロジェクタ3に設定されている壁色補正の目標の白色の色度となるように補正している。
また、プロジェクタ3に内蔵されたカメラにより測定器101を構成して、測定器101で測色した壁色のRGBカラーバランスが1:1:1となるようにRGB各色の駆動電流またはデューティ比を調整する技術が提案されている。この提案では、予め補正目標の白い壁を測定器101で測色した際に、取得したRGBのカラーバランスが1:1:1となるようにカメラをキャリブレーションしていれば自動で壁色補正を行うことが可能となる(特許文献1)。
特開2012−068364号公報
しかし、上記特許文献1では、投影対象の壁色の彩度が高いほど補正後の投影面の輝度低下が大きくなってしまう傾向がある。図11は、投影対象の壁色の彩度が高い場合の壁色補正時の課題を纏めた図である。
投影面103がマゼンタ色の場合、図11に示すように、RとBのゲイン値を下げて壁色補正を行う。彩度が高い投影面103で色を補正目標に正確に合わせようとすると、図11(a)のように、下げるゲイン値は大きくなる。その為、投影面103の色の見えは補正されるが、輝度が大きく低下してしまい暗い印象となる。
一方、壁色補正を行わない場合、図11(c)のように、入力階調はそのまま出力されるため、投影面103の輝度は低下しないが、色は壁色によって入力画像と異なった見えとなってしまい、色の違いが分かりにくくなる。また、図11(b)のように、色もある程度補正され、輝度低下も少ない補正結果も存在する。
このように、プロジェクタ3を使用するユーザが投影面103の色か輝度どちらを優先するかによって補正方針が異なり、一意に壁色補正目標を設定することは困難である。
また、壁色補正方法として、手動でRGB各色のゲイン値をリモコンのボタンを押下し調整する方法もあるが、壁色の彩度が高い場合、ゲインを大きく下げる必要があり、ボタン押下回数が増え、ユーザの操作に手間がかかる。
そこで、本発明では、投影面の測色値から投影面の色の見えへの影響と明るさを簡単な操作で調整可能な壁色補正技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の投影装置は、投影面に画像を投影する投影装置であって、前記投影面の色に対応する壁色情報を取得する取得手段と、前記投影面に投影される画像に対する前記投影面の色の影響が低減するように、前記壁色情報に基づく補正処理を入力画像に実行し、前記入力画像に適用可能な前記補正処理の複数のレベルのうち、ユーザに選択されたレベルの前記補正処理を実行する処理手段と、前記処理手段により補正された前記入力画像に基づいて、前記投影面に画像を投影する投影手段と、前記複数のレベルのうちいずれかを前記ユーザが選択するためのユーザーインターフェース画像を生成する生成手段と、備え、前記ユーザーインターフェース画像は、前記入力画像の複数の領域に対して前記複数のレベルで前記補正処理を施した画像を含み、前記投影手段は、前記ユーザーインターフェース画像に基づく画像を前記投影面に投影することを特徴とする。
また、本発明の投影装置は、投影面に画像を投影する投影装置であって、前記投影面の色に対応する壁色情報を取得する取得手段と、前記投影面に投影される画像に対する前記投影面の色の影響が低減するように、前記壁色情報に基づく複数の補正レベルを決定する決定手段と、光源と光源から供給された光を変調する変調手段を有し入力画像に基づいて前記変調手段を制御して、前記投影面に画像を投影し、前記複数の補正レベルのうち、ユーザに選択された補正レベルに応じて前記光源の光量を制御する投影手段と、前記複数の補正レベルのうちいずれかを前記ユーザが選択するためのユーザーインターフェース画像を生成する生成手段と、を備え、前記ユーザーインターフェース画像は、前記入力画像の複数の領域に対して、前記複数の補正レベルで前記壁色情報に基づく補正処理を施した画像を含み、前記投影手段は、前記ユーザーインターフェース画像に基づく画像を前記投影面に投影することを特徴とする。
本発明によれば、投影面の測色値から投影面の色の見えへの影響と明るさを簡単な操作で調整可能な壁色補正技術を提供することができる。
本発明の投影装置の第1の実施形態であるプロジェクタの構成を示すブロック図である。 壁色補正処理を説明するフローチャート図である。 テストパターンごとに壁色情報取得部が取得したRGB値とXYZ値測定器が取得したXYZ値との関係を示す図である。 壁色補正ゲイン値によって壁色補正レベルの分割数を変える場合のUI画像の生成方法を説明する図である。 壁色補正ゲイン値によって1壁色補正レベルのゲイン変化量を変える場合のUI画像の生成方法を説明する図である。 壁色補正ゲイン値のレベルが段階的に変わるように色を調整したUI画像を示す図である。 本発明の投影装置の第2の実施形態であるプロジェクタの構成を示すブロック図である。 壁色補正処理を説明するフローチャート図である。 PWM制御による光源の光量調整方法の概略を説明する図である。 カメラまたはセンサによる従来の壁色補正を説明する概略斜視図である。 投影対象の壁色の彩度が高い場合の壁色補正時の従来の課題を纏めた図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の投影装置の第1の実施形態であるプロジェクタの構成を示すブロック図である。
図1に示すプロジェクタ30は、前述した図10を参照して、カメラまたはセンサ等のにより測色した有彩色スクリーン102の壁色から投影面103の色の見えへの影響と明るさを調整する為の操作用画像(以下、UI画像という。)のパラメータ値を生成する。なお、本実施形態では、有彩色スクリーン102及び投影面103については、符号を流用して説明する。
図1において、制御部310は、例えばCPUとメモリ等から構成され、各部の動作を制御する。RAM311は、ワークメモリとして一時的に制御プログラムやデータを格納する。ROM312は、制御部310により実行されるプログラムや、不図示のガンマ補正部で用いるLUT、各動作ブロックの設定パラメータや工場調整値等のデータを記憶する。操作部313は、ユーザからのプロジェクタ30の操作に関する入力信号を受け付ける。
画像入力部320は、プロジェクタ30に入力される画像を読み込み、解像度、フレームレートなどの画像情報を取得する。記録媒体321は、磁気ディスク、光学式ディスク、半導体メモリ等により構成され、静止画データや動画データ、プロジェクタ30に必要な制御データなどを記録する。なお、記録媒体321は、プロジェクタ30に対して着脱可能であってもよいし、プロジェクタ30に内蔵されていてもよい。記録再生部322は、記録媒体321に記録された静止画データや動画データを再生する。
壁色情報取得部323は、有彩色スクリーン102の投影面103またはその周辺を測色する。本実施形態では、プロジェクタ30にカメラを内蔵して壁色情報取得部323を構成し、壁色情報取得部323は、取得した壁色情報のRGB値から三刺激値XYZが正しく求まるようにキャリブレーションがされている。
光源制御部330は、光源360が出力する光量を制御する。画像処理部340は、ユーザに対するメッセージや補正用テストパターンなどのOSD(オンスクリーンディスプレイ)を入力画像に重畳する。また、画像処理部340は、制御部310の指示により、補正値算出部390が算出した壁色補正のゲイン値を基に入力画像の色を変える。
光変調素子制御部350は、液晶パネル等で構成される赤色(R),緑色(G),青色(B)の各光変調素子370R,370G,370Bに電圧を印加し、各光変調素子370R,370G,370Bの光強度を変調制御する。光源360は、光変調素子370R,370G,370Bに光を供給する。色合成部380は、例えばダイクロイックミラーやプリズムなどから構成され、光変調素子370R,370G,370Bを経た赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の光を合成する。
投影光学系381は、光源360から供給される光が光変調素子370R,370G,370Bによって変調されたことで得られる光学像を投影画像として投影する。補正値算出部390は、壁色情報取得部323が取得した投影面の色情報から壁色補正する為のゲイン値を算出する。
次に、図2乃至図6を参照して、プロジェクタ30によって投影面の色を補正する壁色補正処理について説明する。図2は、壁色補正処理を説明するフローチャート図である。図2に示す処理は、ROM312等の記憶部に記憶されたプログラムがRAM311に展開されて制御部310のCPU等により実行される。
図2において、ステップS201では、制御部310は、不図示のリモコンなどのユーザ操作によりにより操作部313に対して壁色補正が指示されると、壁色情報取得部323により露光量を調整し、ステップS202に進む。ここでは、例えば、プロジェクタ30が白(255)を有彩色スクリーン102に投影し、投影面103を壁色情報取得部323で撮像して、露光量を調整する。このとき、取得する壁色情報のRGB値内の最大値が255×(80〜90%)になるようにシャッタスピードまたは絞りを調整して、投影面103の周りが明るいないし暗い場合においても、安定して壁色を測色できるようにする。
ステップS202では、制御部310は、プロジェクタ30から幾つかのテストパターンを投影面103に投影して、壁色情報取得部323より投影面103を測色し、ステップS203に進む。ここでは、テストパターンとして、RGBKの各色のベタ画像を使用する。ステップS203では、制御部310は、光源制御部330によってメインフレームの投影光の色がRGBK各色のいずれかになるように光源360の光量を調整して、調整時の投影面103の色を壁色情報取得部323によって測色し、ステップS204に進む。
ステップS204では、制御部310は、すべての色(RGBK各色)の測色を完了したかを確認し、完了した場合は、ステップS205に進み、完了していない場合は、ステップS202に戻る。ステップS205では、制御部310は、補正値算出部390によって、測色した各テストパターンにおけるRGB値をXYZ三刺激値に変換し、ステップS206に進む。
ここで、壁色情報取得部323が取得したRGB値を三刺激値XYZ値に変換する変換行列式を生成する手順を説明する。この変換行列式は、制御部310のメモリ等に予め保持され、有彩色スクリーン102にRGBK各色を投影し、壁色情報取得部323が測色したRGB値と、不図示のXYZ値測定器(三次元測定器)が取得したXYZ値とを用いて生成することができる。
図3は、テストパターンごとに壁色情報取得部323が取得したRGB値とXYZ値測定器が取得したXYZ値との関係を示す図である。図3では、Rを投影した場合の壁色情報取得部323の取得値をR CAMR ,G CAMR ,B CAMR とし、その時のXYZ値測定器の取得XYZ値をX とする。G,B,Kの各色に対しても、同様に表記する。ここからプロジェクタ30の黒浮きや外光などの外乱成分(K投影時の取得RGB値ないしXYZ値)を引くと、図3の下側のような表記となる。これらの値の配列より、壁色情報取得部323が取得したRGB値を三刺激値XYZ値に変換する変換行列式を次式(1)を用いて生成することができる。
ステップS206では、制御部310は、補正値算出部390によってW投影時の投影面103の色の見えが目標色度x ,y となるような壁色補正ゲイン値を算出し、ステップS207に進む。ここでは、まず、RGB各色の光量の混合比率である、R投影時の光量:G投影時の光量:B投影時の光量をα:β:1とし、所望のW投影時の投影面103の色の見え補正目標色度をx ,y とする。混合比率は、次式(2)及び(3)の連立方程式を解くことで求めることができる。
そして、上式(2)及び(3)の連立方程式の解で求まったα,βが1よりも大きくなった場合は規格化し、規格化した後のRGB混合比率をα′,β′,γ′とする。
次に、算出したRGB混合比率α′,β′,γ′を用いて、次式(4)により壁色補正時に入力画像にかけるゲイン値GainR,GainG,GainBを算出する。また、次式(5)の変換行列式により、上式(4)に含まれる投影面103の三刺激値XYZ値をプロジェクタ30の入力階調RGB値に変換する。
以上の処理を経て、投影面103の色の見えを目標色度x ,y に補正する為のゲイン値を求めることができる。
ステップS207では、制御部310は、補正値算出部390によって算出したRGB各色の壁色補正ゲイン値から壁色補正レベルを段階的に調整可能なUI画像を生成し、ステップS208に進む。
ここで、本実施形態では、壁色補正ゲイン値から壁色補正レベルを段階的に調整する方法として、壁色補正ゲイン値によって壁色補正レベル範囲の分割数を変える方法、及び壁色補正ゲイン値によって1壁色補正レベルのゲイン変化量を変える方法を例示する。
まず、図4を参照して、壁色補正ゲイン値によって壁色補正レベル範囲の分割数を変える場合のUI画像の生成方法を説明する。この生成方法は、まず、最も低下しているゲイン値から壁色補正レベル範囲の分割数を決定する。ここでは、例としてGainRが最小値だった場合を挙げるが、他のゲイン値が最小値だった場合においても同様の方法でUI画像を生成することができる。
例えば、1レベルに対するゲインの変化量を0.1と設定すると、図4(a)に示すように、最小ゲイン値が0.8の場合、壁色補正レベル範囲の分割数は、図4(b)に示すように、2となる。このとき、レベル0を無補正(Gain=1.0)とし、レベルMax(この場合、最大値2)をステップS206で算出したGain値として、その間を図4(b)のように等間隔に分割する。GainG,GainBに対しても、同様に壁色補正レベルごとに与えるゲイン値を設定する。
また、図4(c)に示すように、最小ゲイン値が0.5だったときの壁色補正レベル調整用のUI画像を図4(d)に示す。図4(d)の場合、壁色補正レベル範囲の分割数は、5となる。
次に、図5を参照して、壁色補正ゲイン値によって1壁色補正レベルのゲイン変化量を変える場合のUI画像の生成方法を説明する。例えば、壁色補正レベル範囲の分割数を4と設定すると、図5(a)に示すように、最小ゲイン値が0.8の場合、GainRの変化量は、次式(6)により求めることができる。
ΔGainR=(1.0−GainR)/4 …(6)
ΔGainG、ΔGainBについても、同様にして、上式(6)より求めることができる。
このとき、レベル0を無補正(Gain=1.0)とし、レベルMax(この場合、最大値4)をステップS206で算出したGain値とし、その間を図5(b)のようにΔGainRごとに区切る。このとき、GainG及びGainBに対しても同様に壁色補正レベルごとのゲイン値を設定する。
また、図5(c)に示すように、最小ゲイン値が0.5だったときの壁色補正レベル調整用のUI画像を図5(d)に示す。図5(d)の場合、ΔGainRは、0.125となる。
なお、壁色補正レベル調整用のUI画像の表示形式は、図4及び図5に示すように、バー形式に限定されない。例えば、図6に示すように、壁色補正レベルが段階的に変わるように入力画像の色を調整したUI画像であってもよい。図6では、入力画像を壁色補正レベルの数分だけ領域分割し、領域ごとに壁色補正レベルに対応したゲイン値を入力画像に掛けたUI画像を生成する。このUI画像を用いて壁色補正レベルを段階的に調整する場合、入力画像にどれだけのゲイン値を掛けると投影面103の色と明るさが丁度良くなるのかをユーザは補正結果を確認しながら最適な壁色補正レベルを選択することができる。
ステップS208では、制御部310は、画像処理部340により壁色補正レベル調整用のUI画像を入力画像にOSDとして重畳し、ステップS209に進む。ステップS209では、制御部310は、画像処理部340により、壁色補正レベルに対応したRGBゲイン値を入力画像に適用し、ステップS210に進む。ここで、壁色補正レベルの初期値は、0でもMax値でもよい。
ステップS210では、制御部310は、不図示のリモコン等の操作部313によりUI画像からユーザ操作による壁色補正レベルの調整が完了したかを判断する。そして、制御部310は、壁色補正レベルの調整が完了した場合は、ステップS211に進み、完了していない場合は、ステップS209に戻り、調整結果を投影面103に反映する。ステップS211では、制御部310は、画像処理部340により壁色補正レベル調整用のUI画像を投影画像から消し、処理を終了する。
以上説明したように、本実施形態では、壁色の測色値から壁色補正レベルを調整する為のUI画像を生成し、投影面103に投影されたUI画像を用いて壁色補正レベルをユーザ操作により調整する。これにより、壁色補正における投影面103の色の見えと明るさのバランスを簡単な操作で容易に調整することができる。
(第2の実施形態)
次に、図7乃至図9を参照して、本発明の投影装置の第2の実施形態であるプロジェクタを説明する。
上記第1の実施形態では、入力画像と算出した補正ゲイン値を基に光変調素子制御部350が光変調素子370R,370G,370Bの光量を変調することによって壁色補正を行う場合を例示した。これに対し、本実施形態では、RGB各色の光源960R,960G,960Bの出力光量を壁色補正ゲインに合わせて制御することで壁色補正を行う。
図7は、本発明の投影装置の第1の実施形態であるプロジェクタ90の構成を示すブロック図である。なお、上記第1の実施形態(図1)に対して重複又は相当する部分については、図に同一符号を付してその説明を省略する。
図7において、光源960R,960G,960Bから出力される光は、それぞれ光変調素子370R,370G,370Bに供給される。
図8は、壁色補正処理を説明するフローチャート図である。図8に示す処理は、ROM312等の記憶部に記憶されたプログラムがRAM311に展開されて制御部310のCPU等により実行される。
なお、ステップS801〜ステップS808、ステップS810、ステップS811は、それぞれ上記第1の実施形態(図2)のステップS201〜ステップS408、ステップS410、ステップS411と同様であるため、その説明を省略する。
図8において、ステップS809では、制御部310は、光源制御部330によって、設定された壁色補正レベルに対応した出力光量となるように光源960R,960G,960Bの光量を調整する。壁色補正レベルに対応した補正ゲイン値は、ステップS407で算出されている。
また、ここで算出されたゲイン値に対応して光源960R,960G,960Bに与える電圧値あるいは電流値は予めROM312に書き込まれているものとする。このように、壁色補正レベルに対応して光源960R,960G,960Bに与える電圧値あるいは電流値を変えることで、壁色補正を行うことができる。
なお、光源960R,960G,960Bへの電圧値あるいは電流値を変えることによる壁色補正方法以外に、PWM制御による光量調整方法でもよい。図9は、PWM制御による光源960R,960G,960Bの光量調整方法の概略を説明する図である。図9では、便宜上、1つの光源(例えば、光源960R)について説明するが、他の光源(光源960G,960B)に対しても同様に光量制御を行う。
図9に示すように、光源960Rに与える電圧値あるいは電流値は、100%とし、発光時間を変えることによって時分割で光量を調整する。光源960Rの発光時間を発光時間1から発光時間3のように変化させると、1フレーム間における光量が光量1から光量3のように変化し、これにより、壁色補正を行うことができる。なお、光源960Rの光量調整のみならず、光変調素子370Rによる光変調を組み合わせて壁色補正を行ってもよい。その他の構成、及び作用効果は、上記第1の実施形態と同様である。
なお、本発明は、上記各実施形態に例示したものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記各実施形態における各機能ブロックは、必ずしも個別のハードウェアである必要はない。すなわち、例えばいくつかの機能ブロックの機能は、1つのハードウェアにより実行されても良い。また、いくつかのハードウェアの連係動作により1つの機能ブロックの機能または、複数の機能ブロックの機能が実行されても良い。また、各機能ブロックの機能は、CPUがメモリ上に展開したコンピュータプログラムにより実行されても良い。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
30 プロジェクタ
102 有彩色スクリーン
103 投影面
313 操作部
323 壁色情報取得部
340 画像処理部
350 光変調素子制御部
360 光源
370 光変調素子
390 補正値算出部

Claims (12)

  1. 投影面に画像を投影する投影装置であって、
    前記投影面の色に対応する壁色情報を取得する取得手段と、
    前記投影面に投影される画像に対する前記投影面の色の影響が低減するように、前記壁色情報に基づく補正処理を入力画像に実行し、前記入力画像に適用可能な前記補正処理の複数のレベルのうち、ユーザに選択されたレベルの前記補正処理を実行する処理手段と、
    前記処理手段により補正された前記入力画像に基づいて、前記投影面に画像を投影する投影手段と、
    前記複数のレベルのうちいずれかを前記ユーザが選択するためのユーザーインターフェース画像を生成する生成手段と、
    を備え、
    前記ユーザーインターフェース画像は、前記入力画像の複数の領域に対して前記複数のレベルで前記補正処理を施した画像を含み、
    前記投影手段は、前記ユーザーインターフェース画像に基づく画像を前記投影面に投影することを特徴とする投影装置。
  2. 前記ユーザーインターフェース画像は、前記複数のレベルのうちいずれかを前記ユーザが選択するためのスライドバー画像であることを特徴とする請求項に記載の投影装置。
  3. 前記壁色情報に基づいて、前記複数のレベルを設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の投影装置。
  4. 前記設定手段は、前記入力画像の赤色、緑色、および青色それぞれに対して複数のレベルを設定することを特徴とする請求項に記載の投影装置。
  5. 前記補正処理は、前記入力画像の階調値に対してゲイン値を適用する処理であって、前記複数のレベルは、複数のゲイン値であることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の投影装置。
  6. 投影面に画像を投影する投影装置であって、
    前記投影面の色に対応する壁色情報を取得する取得手段と、
    前記投影面に投影される画像に対する前記投影面の色の影響が低減するように、前記壁色情報に基づく複数の補正レベルを決定する決定手段と、
    光源と光源から供給された光を変調する変調手段を有し入力画像に基づいて前記変調手段を制御して、前記投影面に画像を投影し、前記複数の補正レベルのうち、ユーザに選択された補正レベルに応じて前記光源の光量を制御する投影手段と、
    前記複数の補正レベルのうちいずれかを前記ユーザが選択するためのユーザーインターフェース画像を生成する生成手段と、
    を備え、
    前記ユーザーインターフェース画像は、前記入力画像の複数の領域に対して、前記複数の補正レベルで前記壁色情報に基づく補正処理を施した画像を含み、
    前記投影手段は、前記ユーザーインターフェース画像に基づく画像を前記投影面に投影することを特徴とする投影装置。
  7. 投影面に画像を投影する投影装置の制御方法であって、
    前記投影面の色に対応する壁色情報を取得する取得工程と、
    前記投影面に投影される画像に対する前記投影面の色の影響が低減するように、前記壁色情報に基づく補正処理を入力画像に実行し、前記入力画像に適用可能な前記補正処理の複数のレベルのうち、ユーザに選択されたレベルの前記補正処理を実行する処理工程と、
    前記処理工程により補正された前記入力画像に基づいて、前記投影面に画像を投影する投影工程と、
    前記複数のレベルのうちいずれかを前記ユーザが選択するためのユーザーインターフェース画像を生成する生成工程と、
    を備え、
    前記ユーザーインターフェース画像は、前記入力画像の複数の領域に対して、前記複数のレベルで前記補正処理を施した画像を含み、
    前記投影工程は、前記ユーザーインターフェース画像に基づく画像を前記投影面に投影することを特徴とする投影装置の制御方法。
  8. 前記ユーザーインターフェース画像は、前記複数のレベルのうちいずれかを前記ユーザが選択するためのスライドバー画像であることを特徴とする請求項に記載の投影装置の制御方法。
  9. 前記壁色情報に基づいて、前記複数のレベルを設定する設定工程をさらに備えることを特徴とする請求項7または8に記載の投影装置の制御方法。
  10. 前記設定工程は、前記入力画像の赤色、緑色、および青色それぞれに対して複数のレベルを設定することを特徴とする請求項に記載の投影装置の制御方法。
  11. 前記補正処理は、前記入力画像の階調値に対してゲイン値を適用する処理であって、前記複数のレベルは、複数のゲイン値であることを特徴とする請求項乃至請求項10のいずれか1項に記載の投影装置の制御方法。
  12. 光源と光源から供給された光を変調する変調手段を有し、投影面に画像を投影する投影装置の制御方法であって、
    前記投影面の色に対応する壁色情報を取得する取得工程と、
    前記投影面に投影される画像に対する前記投影面の色の影響が低減するように、前記壁色情報に基づく複数の補正レベルを決定する決定工程と、
    入力画像に基づいて前記変調手段を制御して前記投影面に画像を投影し、前記複数の補正レベルのうち、ユーザに選択された補正レベルに応じて前記光源の光量を制御する投影工程と、
    前記複数の補正レベルのうちいずれかを前記ユーザが選択するためのユーザーインターフェース画像を生成する生成工程と、
    を備え、
    前記ユーザーインターフェース画像は、前記入力画像の複数の領域に対して、前記複数の補正レベルで前記壁色情報に基づく補正処理を施した画像を含み、
    前記投影工程は、前記ユーザーインターフェース画像に基づく画像を前記投影面に投影することを特徴とする投影装置の制御方法。
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