JP2010211935A - 高圧電線l字状コネクタ - Google Patents

高圧電線l字状コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2010211935A
JP2010211935A JP2009053603A JP2009053603A JP2010211935A JP 2010211935 A JP2010211935 A JP 2010211935A JP 2009053603 A JP2009053603 A JP 2009053603A JP 2009053603 A JP2009053603 A JP 2009053603A JP 2010211935 A JP2010211935 A JP 2010211935A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage electric
electric wire
housing
protector
connector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009053603A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5300137B2 (ja
Inventor
Eiji Aoki
英二 青樹
Yohei Fukunishi
洋平 福西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2009053603A priority Critical patent/JP5300137B2/ja
Publication of JP2010211935A publication Critical patent/JP2010211935A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5300137B2 publication Critical patent/JP5300137B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】ポッティングやモールドタイプの有する欠点を解決できた、低背化の、接触不良のない高圧電線L字状コネクタを提供する。
【解決手段】L字状に曲折された高圧電線Wと、高圧電線Wの先端に接続された端子Cと、高圧電線Wの先端部および端子を囲み外部に取り付けフランジを備えたハウジング80と、ハウジング80を覆うアルミ製シールドシェル50とを備えた高圧電線L字状コネクタ100において、ハウジング80内に挿入された高圧電線Wをハウジング80内の挿入口側でハウジング80にリアホルダー60で固定し、高圧電線WのL字状曲折部を覆う部位を取り付けフランジ付き樹脂製プロテクタ10で覆い、かつプロテクタ10の取り付けフランジ10Fをシールドシェル50の取り付けフランジ50FにボルトBで締結し、さらに樹脂製プロテクタ10にリブ13を設けて剛性を持たせた。
【選択図】図1

Description

本発明は、高圧電線として用いられる径の太い電線用のコネクタに関するもので、特にその電線をL字状に曲げた高圧電線L字状コネクタに関する。
〈コネクタの高圧電線を現場で曲げるのは困難〉
典型的なコネクタは電線がコネクタに直線状に真っ直ぐ入って固定されているタイプのものである。このコネクタを現場で取り付ける際に、コネクタの取り付け部位の近傍に部品等がある場合は、電線が直線状に真っ直ぐなままでは使用できないので、電線を90度に曲げてL字状に曲折させて使用することがある。電線が低圧電線のような細い電線であれば現場でL字状に曲折することは簡単である(例えば、特許文献1および2を参照)。
しかしながら、高圧電線のような太い電線の場合は反発力が大きいので直角に曲げることが容易でなく、結果的に大きな円弧を描くものとなり、これでは低背化コネクタとはならず、大きなスペースを必要とした。
また、現場でL字状に曲折できたとしても、この曲折状態を維持させることのできる頑丈なプロテクタは存在しなく、したがって、現場でL字形状に曲折して使うことは困難であった。
〈高圧電線は予め工場にてL字状に曲げるのがよい。〉
そこで、高圧電線は予め工場にてL字状に曲げるのがよい。
「予め工場でL字状に曲折された高圧電線」(以下、「L字状電線」という。)を収納したコネクタとしては、次の2つのタイプのものが考えられる。
〈側面開口をシール材で防水するタイプ〉
L字状電線をコネクタに収納する場合、コネクタハウジング内にそのL字状電線の曲折形状に対応して収納できる大きさのL字状通路を形成しておき、その通路にL字状電線を外側から軸方向に挿入することは困難なため、通常はL字状電線と同じ形状の開口をコネクタ側面にあけておき、L字状電線を側面の開口から収納し、その後、側面の開口をシール材でシールするようにしている。
しかしながら、このシール材で完全にシールすることは難しく、またシール工程も複雑となり好ましくない。
〈ポッティングタイプ〉
そのため、従来の主流はポッティングタイプであった。
《ポッティングタイプの構成》
図7はポッティングタイプのコネクタの1例を説明する断面図である。
図7において、70はポッティングタイプのコネクタ、75は電磁波を遮断するためアルミで作られたシールドシェル、78はシールドシェル75内に収納されるハウジング、76はハウジング78内に高圧電線Wを支持・固定するリアホルダ、79はパッキン、74はパッキン79を包被するシールドリング、Pはシールドリング74とシールドシェル75との間に介挿されてシールドリング74を押圧するスプリング、70Pは高圧電線Wと端子の接続部の防水をするシリコーンを充填したポッティング部、Wは太い高圧電線、Tは高圧電線の先端に接続された端子である。
《ポッティングタイプの欠点》
以上のように、ポッティングタイプのコネクタは電線と端子の接続部をポッティング材で防水したので、防水性の高いコネクタを得ることができる。
しかしながら、ポッティング材であるシリコーンを充填するポッテイング工程が必要となるために、シリコーンが固まるまでに時間(約30分〜1時間の放置)がかかるので、生産性が悪く、またこれを固まるまで放置しておくスペースが必要となり、またポッティング材料のコストが高く、量も多く必要とし、さらにポッティング材は相手の樹脂の特性(耐油性・耐熱性・耐薬品性)によって選択されなければならないといった選択の不自由さの欠点があった。
また、ポッティングの代わりに樹脂でモールドすることも考えられるが、モールド工程での欠陥が出た場合、ポッティングタイプと同様にコネクタの他の部品まで使用不能となってしまった。
特開2005−327557号公報 特開2001−135414号公報
本発明は、かかる欠点を解決するためになされたもので、生産性の良い、スペースが必要でない、低コストの、材料選択の自由で、歩留まりの良い、L字状電線のコネクタを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、L字状電線コネクタの第1の発明は、L字状電線と、前記L字状電線の先端に接続された端子と、前記電線の先端部および前記端子を囲み外部に取り付けフランジを備えたハウジングと、前記ハウジングの電線の挿入側から前記取り付けフランジまでを覆うアルミ製シールドシェルと、前記高圧電線のL字状電線曲折部から前記アルミ製シールドシェルまでを覆う編組と、前記編組を前記アルミ製シールドシェルに固定する薄片状の金属製シールドリングと、L字状電線に曲げられた前記高圧電線の曲折部の手前側から前記アルミ製シールドシェルまでを被覆するゴムブーツと、を備えた高圧電線用L字状電線コネクタにおいて、
(イ)前記ハウジング内に挿入された高圧電線を前記ハウジング内の挿入口側で前記ハウジングにリアホルダーで固定したこと、
(ロ)前記ゴムブーツが前記高圧電線のL字状曲折部を覆う部位を取り付けフランジ付き樹脂製プロテクタで覆い、かつ前記プロテクタの取り付けフランジを前記シールドシェルの取り付けフランジにボルトで締結したこと、
(ハ)前記樹脂製プロテクタにリブを設けて剛性を持たせたことを特徴としている。
第2の発明は、前記プロテクタの前記ボルト締結部に金属カラーを用いたことを特徴としている。
第3の発明は、前記端子がインデントとバネとから成るメス端子であり、当該メス端子を複数個備えたものにおいて、
(イ)前記複数個のメス端子を縦並びにしたこと、
(ロ)前記複数個のメス端子内のインデントとバネの配置関係をすべて同じとしたこと、
(ハ)前記メス端子に接続された前記高圧電線を前記インデントとバネを含む面において前記インデント側にL字状に曲折させたことを特徴としている。
第4の発明は、前記リアホルダーの内側において前記各高圧電線にそれぞれゴム栓を嵌めて前記各高圧電線と前記ハウジングとのシールをしたことを特徴としている。
第5の発明は、前記ハウジングの取り付けフランジが前記ハウジングを360度取り囲む形状のものであるものにおいて、
(イ)前記取り付けフランジの取り付け面側に360に亘る環状溝を設けたこと、
(ロ)環状のユニットパッキンを前記環状溝内に敷設したことを特徴としている。
第1の発明によれば、ハウジング内に挿入された高圧電線をハウジング内の挿入口側でハウジングにリアホルダーで固定し、ゴムブーツが高圧電線のL字状曲折部を覆う部位を取り付けフランジ付き樹脂製プロテクタで覆い、かつプロテクタの取り付けフランジをシールドシェルの取り付けフランジにボルトで締結し、樹脂製プロテクタにリブを設けて剛性を持たせたので、高圧電線の大きな反力に耐えるため電線を大きな彎曲で曲げる必要が無くなり、低背化のコネクタが得られる。
第2の発明によれば、プロテクタのボルト締結部に金属カラーを用いたので、高圧電線の大きな反力に耐える強力な締結ができ、低背化のコネクタが得られる。
第3の発明によれば、複数個のメス端子を縦並びにして、インデントとバネの配置関係をすべて同じとし、かつ高圧電線をインデント側にL字状に曲折させたので、コネクタの小型化が実現でき、しかも電線反力によって端子のバネが撓むことが回避でき接圧不良のないコネクタが得られる。
第4の発明によれば、リアホルダーの内側において各高圧電線にそれぞれゴム栓を嵌めて各高圧電線とハウジングとのシールをしたので、ポッティングによる防水が不要となり、したがってポッティングの欠点(固まるまでに時間がかかる。広いスペースが必要。ポッティング材料費。ポッティング材の相手樹脂との特性(耐油性・耐熱性・耐薬品性)合わせ)を回避できる。
第5の発明によれば、取り付けフランジの取り付け面側に360に亘る環状溝を設け、環状のユニットパッキンを環状溝内に敷設したので、ポッティングによる防水が不要となり、したがってポッティングの欠点(固まるまでに時間がかかる。広いスペースが必要。ポッティング材料費。ポッティング材の相手樹脂との特性(耐油性・耐熱性・耐薬品性)合わせ)を回避できる。
本発明に係る高圧電線L字状コネクタを表す図で、(a)は斜視図、(b)は軸方向に切った縦断面図である。 本発明に係る高圧電線L字状コネクタの分解斜視図である。 本発明に係る端子部を説明する図で、(a)は軸方向に切った縦断面図、(b)は接続端子部の拡大図である。 従来例1の端子部のカバーを外した状態を示す平面図である。 従来例2の端子部のカバーを外した状態を示す平面図である。 図5の端子の変化を3つの時系列で示した図である。 ポッティングタイプの従来の高圧電線L字状コネクタを表す軸方向に切った縦断面図である。
ポッティングタイプの有する欠点をすべて解決できる本発明に係るコネクタについて、図面に基づいて説明する。
〈実施例1に係る高圧電線L字状コネクタの概説〉
図1は本発明の実施例1に係る高圧電線L字状コネクタの斜視図(a)と断面図(b)である。図1において、100は本発明に係る高圧電線L字状コネクタで、太い高圧電線Wが直角にL字状に下方へ曲折されて、高圧電線Wの先端でメス端子C1、C2(図1(b))が加締めによって接続されている。メス端子C1、C2は後述するバネとインデントから成っている。高圧電線Wの先端とメス端子はハウジング80内に収納・固定されている。ハウジング80の上部には電線が入る開口部が、ハウジング80の下部には下からオス端子が挿入される開口部が、ハウジング80の外側中央にフランジ80Fが形成されている。電線Wは曲折部近傍をゴムブーツ20で包まれ、さらにその曲折部を上から本発明に係るプロテクタ10で囲って、プロテクタ10のフランジ10Fとハウジング80のフランジ80FとをボルトBで締結している。
なお、編組30、シールドリング40、シールドシェル50、リアホルダ60、ゴム栓70、ユニットパッキン90は図1では見難いので、分解斜視図である図2を用いて説明する。
〈実施例1に係る高圧電線L字状コネクタの各部品の説明〉
図1のコネクタの分解斜視図である図2において、100は本発明に係る高圧電線L字状コネクタ、10は本発明に係るプロテクタ、20はゴムブーツ、30は編組、40はゴム栓70を包被するシールドリング、50は電磁波を遮断するためアルミで作られたシールドシェル、60はハウジング78内に高圧電線Wを支持・固定するリアホルダ、70はゴム栓、80はシールドシェル50内に収納されるハウジング、90はユニットパッキン、Wは太い高圧電線、Cは高圧電線Wの先端に接続されたメス端子である。
以下、これらの部品の構成と機能について簡単に説明する。
〈プロテクタ10の構成と機能〉
プロテクタ10は真っ直ぐ延びる高圧電線Wを直角に曲折した箇所に被せて高圧電線WのL字状の曲折形状を保持させるためのものである。低圧電線の細い電線では真っ直ぐな電線を直角に曲折しても反力が小さいため、曲折した箇所をプロテクタで被ってフック止めして使用することができたが、ここで対象としている高圧電線Wは太くて強(こわ)いので、L字状に曲折しても、元の直線形状に戻ろうとする反力が大きく、従来のプロテクタで曲折形状を保持させることは困難であった。
本発明ではプロテクタに3つ工夫をすることで形状維持が可能となった。これについては後述する
〈ゴムブーツ20の構成と機能〉
雨水が高圧電線Wを伝って内部の鉄製バンド40とアルミシールドシェル50との隙間に入って鉄製バンド40等を破損するのを防止するためのもので、ゴムブーツ20はL字状をしており、細い長尺部では高圧電線Wを密着被覆し、先端の広口部では鉄製バンド40を覆っている。これにより、雨水が高圧電線Wとゴムブーツ20の間には浸入できなくなり、ゴムブーツ20の表面を伝って浸入しても鉄製バンド40には到達できない。
〈編組30の構成と機能〉
編組30は銅で縦横に編んだ網であり、これで高圧電線Wの先端近傍を広く覆うことで電磁波のシールドがなされる。
〈シールドリング40の構成と機能〉
シールドリング40は編組30をアルミシールドシェル50に止める鉄製の薄い板状のバンドである。
〈シールドシェル50の構成と機能〉
シールドシェル50は電磁波をシールドするためハウジング80の上部全体を覆うアルミ製のキャップで、下端にフランジ50Fが形成されている。
〈リアホルダ60の構成と機能〉
リアホルダ60は本発明によって設けられた部品で、2本の高圧電線Wを貫通させる孔を2個設けた略8の字状をしており、2本の高圧電線Wをそれぞれ貫通孔に通し、これをハウジング80内の入口側に固定することで、高圧電線Wをハウジング80内の入口側に固定している。
〈ゴム栓70の構成と機能〉
ゴム栓70は従来のポッティングに替わるもので、高圧電線Wを貫通させる孔を中央に備えたドーナツ状のゴム製部品である。これをリアホルダ60の内側にリアホルダ60に並設することで、雨水の浸入をここで防止し、電線やメス端子にまで到達しないようにしている。
ゴム栓70に欠陥があって防水に不備のあるコネクタが製造された場合、このゴム栓70を取り替えればよく、他の部品はそのまま使用できるので、他の部品も使用できなくなったポッテイングと比べて歩留まりが著しく向上する。また、ゴム栓は液体のポッティングと異なって固体であるので、化学反応も少なく、取り扱いが簡単である。
〈ハウジング80の構成と機能〉
ハウジング80は上部81と下部82とから成る筒部と、筒部の外側中央に形成されたフランジ80Fとから成る樹脂製部品である。ハウジング80の上部81には電線が入る開口部が、ハウジング80の下部82には下からオス端子が挿入される開口部が、ハウジング80の外側中央にフランジ80Fが形成されている。
〈ユニットパッキン90の構成と機能〉
ユニットパッキン90はハウジング80のフランジ80Fの裏側(設置用のアルミダイキャスト側)に形成された溝内に敷設され、外部からの雨水がハウジング内の端子に浸入することを防止している。
本発明ではプロテクタに関して次の3点の工夫をしたのが特徴である。
〈プロテクタの特徴1:フランジ同士をボルトで締結〉
プロテクタ10の下部にフランジ10Fを樹脂で形成し、そのフランジ10Fにボルト挿入孔10Bを設け、一方、電磁シールドのためアルミで出来た堅固なシールドシェル50にフランジ50Fを形成し、プロテクタ10のフランジ10Fをシールドシェル50のフランジ50FにボルトBで締結した。このようにプロテクタ10をボルトで締結するようにしたので、反力が大きい高圧電線Wの曲折部に用いてもプロテクタ10が外れることがない。
〈プロテクタの特徴2:プロテクタ10にリブを形成して剛性〉
プロテクタ10の外側表面にリブ13を複数本上下左右に形成することで剛性を持たせた。このようにプロテクタ10の外側表面にリブ13を形成したので、反力が大きい高圧電線Wの曲折部に用いてもプロテクタ10が破損することがない。
〈プロテクタの特徴3:ボルト締結用孔に金属カラー〉
プロテクタ10のボルト締結用孔10Hに円筒状の金属カラーを埋め込み、電線反力に耐えることができるようにした。このようにプロテクタ10のボルト締結用孔10Hに金属カラーを埋め込んだので、反力が大きい高圧電線Wの曲折部に用いてもボルト締結用孔10Hが破損することがなく、ボルトBで堅固に締結が持続される。
〈実施例1のプロテクタの効果〉
以上、プロテクタ10の3点の工夫によって、高圧電線Wが太くて反力が大きくても、L字状に曲折した後の形状を本発明のプロテクタ10でそのまま維持することができるようになる。
したがって本発明によれば、高圧電線をコネクタに真っ直ぐに取り付けて、その後でL字状に直角に曲げて曲折部を作り、その曲折部を本発明に係るプロテクタを使うことで、生産性の良い、スペースが必要でない、低コストの、材料選択の自由で、歩留まりの良い、L字状電線のコネクタを顧客に納品することができる。
〈実施例2の目的:高圧電線Wとゴム栓70との間のシール性の改善〉
実施例1のプロテクタ10で高圧電線の曲折部を堅固に保護したコネクタが得られたが、その後の検討で、高圧電線Wとゴム栓70との間のシール性が悪化する虞があることが判明した。 実施例2はこのシール性の悪化の問題点を解決するためになされたものである。
〈実施例2による解決策〉
高圧電線Wとゴム栓70との間のシール性の悪化の原因を追及した結果、高圧電線を曲げるとき高圧電線の曲折側で反力が曲げと反対方向にかかるので、電線がゴム栓から離れてしまうため、この部分のシール性が悪くなることが判明した。
そこで実施例2では高圧電線を曲げても高圧電線がゴム栓から離れないように(動かないように)するため、図1(b)のように、ハウジング80内の高圧電線Wの入る入口側にリアホルダ60を設けて曲折部近傍の高圧電線Wをハウジング80内に固定したのである。一方、高圧電線Wの先端の加締められた端子をハウジング80内に圧入して固定している。
このように、リアホルダ60と圧入端子Cとの2点間で高圧電線を直線状に両持ち支持したので、高圧電線を曲げても2点間の区間は微動しなくなり、高圧電線Wとゴム栓70との間のシール性が曲折前と同じような状態に維持されるようになった。
〈実施例3の目的:メス端子とオス端子の間の接触不良の改善〉
実施例1および2のコネクタをその後検討したところ、メス端子とオス端子の間に接触不良が生じる虞があることが判明した。実施例3はこの接触不良の虞の問題点を解決するものである。
〈接触不良の生じるコネクタはどのようなものか〉
メス端子とオス端子の間に接触不良が生じる原因を調べたところ次のことが判った。
(1)図4のようなメス端子2個が「横並び」のタイプのコネクタは、電線を曲折しても接触不良は発生しなかった。
(2)図5のようなメス端子2個が「背中合わせ」の従来のコネクタは、電線を曲折したら接触不良が生じる場合があった。
(3)図3のような改良を加えたメス端子2個が「背中合わせ」の実施例3のコネクタは、電線を曲折しても接触不良は生じなくなった。
〈(1)の「横並び」のコネクタに接触不良が発生しない理由〉
一般的なメス端子4C1、4C2にはそれぞれ片側にバネが、反対側にインデント(接点・突起)がある。図4の「横並び」のコネクタではバネとインデントは紙面に垂直方向に重なって配設されている。そこで図4のように高圧電線を90度左に曲げると、各メス端子4C1、4C2のバネとインデントは曲げ面と平行な面にあるので紙面で若干右方向に移動することが生じても、紙面で垂直方向に移動することが起きないためバネが撓むことがない。したがって、このような「横並び」のコネクタではオス端子が挿入されても接触不良は起きない。
しかしながら、このような「横並び」のコネクタは図から見ても明らかなように、メス端子が横並びであるためコネクタが大型になってしまうので採用はできない。
〈(2)「背中合わせ」の従来タイプのコネクタに接触不良が発生する理由〉
《従来タイプのコネクタの構成》
図5のように、左側のメス端子5C1のバネS1とインデントI1およびメス端子5C2のバネS2とインデントI2はコネクタの中心を境にしてそれぞれ左右対称に配設されている。図5のように高圧電線を90度左に曲げると、その反力で各メス端子4C1、4C2は若干図で右に移動することとなる。そうすると、バネとインデントは曲げ面と直角な面にあるのでどちらかのメス端子4C1、4C2のバネが撓み、インデントはオス端子の挿入面から離間する方向に若干移動している。
《従来タイプのコネクタの動作》
図6は図5の端子の変化を3つの時系列で示した図である。
(1)《曲げる前》
高圧電線を曲折する前の真っ直ぐの状態のときは、メス端子C1のバネS1とインデントI1(接点I1S)およびメス端子C2のバネS2とインデントI2(接点I2S)はコネクタの中心を境にしてそれぞれ左右対称に配設されている。このとき、メス端子C1のインデントI1と側壁との離間距離はaであり、バネS1と側壁との離間距離はbであり、またメス端子C2のインデントI2と側壁との離間距離もaであり、バネS2と側壁との離間距離もbである。
(2)《曲げた後》
高圧電線を図で左側に曲げ力Fで曲折すると、端子側に反力Fが加わり、メス端子C1とメス端子C2は若干図で右に移動する。その結果、メス端子C1のインデントI1と側壁との離間距離Aはaよりも若干広くなり(オス端子側に近づく。)、バネS1と側壁との離間距離はゼロとなる(オス端子側から離れるが、バネの先端の接点はまだオス端子の挿入線上にある。)。一方、メス端子C2のインデントI2と側壁との離間距離はゼロ(接点I2Sはオス端子の挿入線上から離れる。)となり、バネS2と側壁との離間距離Bはbより若干広まる(オス端子側に近づく)。
(3)《オス端子の挿入後》
この(2)の状態でオス端子T1が下方の挿入口から挿入されると、メス端子C1のインデントI1とオス端子T1とは良好に接触し、またバネS1の先端とオス端子T1とも接触し接触良好である。
これに対して、メス端子C2のバネS2はオス端子T2によって潰れ、インデントI2の接点I2Sはオス端子T2から離れているので、接触不良となった。
〈(3)実施例3のコネクタには接触不良が発生しない理由〉
図6は接触不良が発生しない実施例3のコネクタである。
《実施例3のコネクタの構成》
図6は接触不良が発生しない実施例3のコネクタである。
図6(a)から判るように、実施例3のコネクタは高圧電線Wを左に曲折したときのメス端子C1、C2にいずれも、図6で接触良好であったメス端子C1のバネとインデント配列を採用し、図6で接触不良となったメス端子C2のバネとインデント配列を採用しなかった。言い換えれば、実施例3では、(イ)2個のメス端子C1、C2を縦並びにして小型化し、(ロ)2個のメス端子C1、C2のインデントとバネの配置関係を同じとし、(ハ)しかも、インデントとバネを含む面において高圧電線をバネ側ではなくてインデント側に曲折させたことが実施例3の特徴である。
《実施例3のコネクタの動作》
このようにすることにより、図3(b)から判るように、実施例3のコネクタは高圧電線Wを左に曲折したとき、メス端子C1、C2のインデントI1、I2がオス端子T1側に若干接近するので、インデントI1、I2はオス端子T1と良好に接触し、またバネS1、S2がバネ力でオス端子T1と接触するので接点良好となる。
100 本発明に係る高圧電線L字状コネクタ
10 プロテクタ
10B ボルト挿入孔
13 リブ
20 ゴムブーツ
30 編組
40 シールドリング
50 シールドシェル
50F フランジ
60 リアホルダ
70 ゴム栓
80 ハウジング
80F フランジ
81 上部
82 下部
90 ユニットパッキン
W 高圧電線
C、C1、C2 メス端子
I1、I2 インデント
I1S、I2S インデント接点
S1、S2 バネ
TI、T2 オス端子

Claims (5)

  1. L字状に曲げられた高圧電線と、前記高圧電線の先端に接続された端子と、前記高圧電線の先端部および前記端子を囲み外部に取り付けフランジを備えたハウジングと、前記ハウジングの高圧電線の挿入側から前記取り付けフランジまでを覆うアルミ製シールドシェルと、前記高圧電線のL字状曲折部から前記アルミ製シールドシェルまでを覆う編組と、前記編組を前記アルミ製シールドシェルに固定する薄片状の金属製シールドリングと、L字状曲折部の手前側から前記アルミ製シールドシェルまでを被覆するゴムブーツと、を備えた高圧電線L字状コネクタにおいて、
    (イ)前記ハウジング内に挿入された高圧電線を前記ハウジング内の挿入口側で前記ハウジングにリアホルダーで固定したこと、
    (ロ)前記ゴムブーツが前記高圧電線のL字状曲折部を覆う部位を取り付けフランジ付き樹脂製プロテクタで覆い、かつ前記プロテクタの取り付けフランジを前記シールドシェルの取り付けフランジにボルトで締結したこと、
    (ハ)前記樹脂製プロテクタにリブを設けて剛性を持たせたこと、
    を特徴とする高圧電線L字状コネクタ。
  2. 前記プロテクタの前記ボルト締結部に金属カラーを用いたことを特徴とする請求項1記載の高圧電線L字状コネクタ。
  3. 前記端子がインデントとバネとから成るメス端子であり、当該メス端子を複数個備えたものにおいて、
    (イ)前記複数個のメス端子を縦並びにしたこと、
    (ロ)前記複数個のメス端子内のインデントとバネの配置関係をすべて同じとしたこと、
    (ハ)前記メス端子に接続された前記高圧電線を前記インデントとバネを含む面において前記インデント側にL字状に曲折させたこと、
    を特徴とする請求項1または2記載の高圧電線L字状コネクタ。
  4. 前記リアホルダーの内側において前記各高圧電線にそれぞれゴム栓を嵌めて前記各高圧電線と前記ハウジングとのシールをしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の高圧電線L字状コネクタ。
  5. 前記ハウジングの取り付けフランジが前記ハウジングを360度取り囲む形状のものであるものにおいて、
    (イ)前記取り付けフランジの取り付け面側に360に亘る環状溝を設けたこと、
    (ロ)環状のユニットパッキンを前記環状溝内に敷設したこと、
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の高圧電線L字状コネクタ。
JP2009053603A 2009-03-06 2009-03-06 高圧電線l字状コネクタ Active JP5300137B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009053603A JP5300137B2 (ja) 2009-03-06 2009-03-06 高圧電線l字状コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009053603A JP5300137B2 (ja) 2009-03-06 2009-03-06 高圧電線l字状コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010211935A true JP2010211935A (ja) 2010-09-24
JP5300137B2 JP5300137B2 (ja) 2013-09-25

Family

ID=42971902

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009053603A Active JP5300137B2 (ja) 2009-03-06 2009-03-06 高圧電線l字状コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5300137B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012106493A1 (de) 2011-07-20 2013-01-24 Yazaki Corp. Steckverbinder mit geringer Bauhöhe und Verfahren zur Herstellung desselben
WO2013077469A1 (en) 2011-11-24 2013-05-30 Yazaki Corporation Shielded connector unit
CN103460517A (zh) * 2011-03-31 2013-12-18 矢崎总业株式会社 屏蔽连接器
WO2014181663A1 (ja) * 2013-05-07 2014-11-13 矢崎総業株式会社 シールドコネクタ
WO2015063928A1 (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 矢崎総業株式会社 防水コネクタ
US9306332B2 (en) 2013-04-24 2016-04-05 Hitachi Metals, Ltd. Connector and wire harness
JP2019003848A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 矢崎総業株式会社 コネクタ
CN111509473A (zh) * 2019-01-29 2020-08-07 矢崎总业株式会社 连接器和线束
DE102023110092A1 (de) 2022-04-25 2023-10-26 Yazaki Corporation Verbinder

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000294344A (ja) * 1999-04-07 2000-10-20 Yazaki Corp シールドコネクタ構造
JP2002270281A (ja) * 2001-03-06 2002-09-20 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 防水型シールドコネクタ
JP2005011646A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドコネクタ
JP2005327557A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Hitachi Cable Ltd ケース用の電源接続具
JP2007087681A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Jst Mfg Co Ltd 電気的接続装置
JP2007103087A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Yazaki Corp コネクタ
WO2008108300A1 (ja) * 2007-03-02 2008-09-12 Autonetworks Technologies, Ltd. シールドシェル
JP2008269881A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Sumitomo Wiring Syst Ltd シールドコネクタ

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000294344A (ja) * 1999-04-07 2000-10-20 Yazaki Corp シールドコネクタ構造
JP2002270281A (ja) * 2001-03-06 2002-09-20 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 防水型シールドコネクタ
JP2005011646A (ja) * 2003-06-18 2005-01-13 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk シールドコネクタ
JP2005327557A (ja) * 2004-05-13 2005-11-24 Hitachi Cable Ltd ケース用の電源接続具
JP2007087681A (ja) * 2005-09-21 2007-04-05 Jst Mfg Co Ltd 電気的接続装置
JP2007103087A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Yazaki Corp コネクタ
WO2008108300A1 (ja) * 2007-03-02 2008-09-12 Autonetworks Technologies, Ltd. シールドシェル
JP2008269881A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Sumitomo Wiring Syst Ltd シールドコネクタ

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8992249B2 (en) 2011-03-31 2015-03-31 Yazaki Corporation Shielded connector
CN103460517A (zh) * 2011-03-31 2013-12-18 矢崎总业株式会社 屏蔽连接器
EP2693574A1 (en) * 2011-03-31 2014-02-05 Yazaki Corporation Shield connector
EP2693574A4 (en) * 2011-03-31 2014-08-13 Yazaki Corp SHIELD CONNECTOR
DE102012106493B4 (de) 2011-07-20 2020-08-06 Yazaki Corporation Steckverbinder mit geringer Bauhöhe und Verfahren zur Herstellung desselben
US8740655B2 (en) 2011-07-20 2014-06-03 Yazaki Corporation Low height connector and method of producing the same
DE102012106493A1 (de) 2011-07-20 2013-01-24 Yazaki Corp. Steckverbinder mit geringer Bauhöhe und Verfahren zur Herstellung desselben
US9203177B2 (en) 2011-11-24 2015-12-01 Yazaki Corporation Tilt limiting shielded connector unit
WO2013077469A1 (en) 2011-11-24 2013-05-30 Yazaki Corporation Shielded connector unit
US9306332B2 (en) 2013-04-24 2016-04-05 Hitachi Metals, Ltd. Connector and wire harness
JP2014220060A (ja) * 2013-05-07 2014-11-20 矢崎総業株式会社 シールドコネクタ
WO2014181663A1 (ja) * 2013-05-07 2014-11-13 矢崎総業株式会社 シールドコネクタ
CN105164868A (zh) * 2013-05-07 2015-12-16 矢崎总业株式会社 屏蔽连接器
US9640916B2 (en) 2013-05-07 2017-05-02 Yazaki Corporation Shield connector
WO2015063928A1 (ja) * 2013-10-31 2015-05-07 矢崎総業株式会社 防水コネクタ
US9692171B2 (en) 2013-10-31 2017-06-27 Yazaki Corporation Waterproof connector
JP2019003848A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 矢崎総業株式会社 コネクタ
CN111509473A (zh) * 2019-01-29 2020-08-07 矢崎总业株式会社 连接器和线束
CN111509473B (zh) * 2019-01-29 2021-08-20 矢崎总业株式会社 连接器和线束
DE102023110092A1 (de) 2022-04-25 2023-10-26 Yazaki Corporation Verbinder

Also Published As

Publication number Publication date
JP5300137B2 (ja) 2013-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5300137B2 (ja) 高圧電線l字状コネクタ
US9312626B2 (en) Shield connector
US9124024B2 (en) Connector having inner conductive member
CN101436736B (zh) 屏蔽连接器
JP5316875B2 (ja) シールドコネクタの取付構造、シールドコネクタ
US8485844B2 (en) L-shaped connector
US7306475B2 (en) Electrical connection construction
CN103855524A (zh) 设备用连接器
WO2011027776A1 (ja) コネクタ
US20140106619A1 (en) Shield connector
JP2010165512A (ja) シールドコネクタ
CN103855488A (zh) 设备用连接器
JP2014022266A (ja) コネクタ
JP2011023290A (ja) 防水構造
JP2009129811A (ja) 電磁波シールドコネクタ
JP2005317485A (ja) シールドコネクタ
JP6064808B2 (ja) コネクタ
JP2007529093A (ja) ソーラーパネルの電気的な接続のための差込接続器
JP5792494B2 (ja) 電線と端子の接続構造
JP2013101760A (ja) コネクタ
JP3278028B2 (ja) 防水コネクタ
JP2015125847A (ja) リアホルダ
JP2011070848A (ja) シールドコネクタ
WO2014136655A1 (ja) コネクタの防水構造
JP5170013B2 (ja) シールドコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120130

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130521

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5300137

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250