JP2015125847A - リアホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】電線曲げが生じた場合であっても、確実に異物の侵入防止を図ることが可能なリアホルダを実現する。【解決手段】電線の端末に接続されたコネクタ端子を収容するコネクタハウジング10の電線引出部11に装着され、電線引出部から引き出される電線を保持する筒状の電線保持部3と、電線保持部に連なって形成されて電線引出部の開口12に被冠される被冠部4とを有し、電線保持部と被冠部が該電線保持部の筒軸方向に沿って二つの分割体5に分割して形成されたリアホルダ2において、電線保持部は、内周部から周方向に沿って突出して電線外周部と接触可能な複数本の突条部32を有し、突条部は、電線保持部において電線に曲げが生じた状態であっても電線保持部と電線外周部との間にコネクタハウジングの内部まで直線状に連通する空隙を生じさせない間隔を筒軸方向にあけて配する。【選択図】 図3

Description

本発明は、コネクタ端子を収容したコネクタハウジングの電線引出部に装着されるリアホルダに関する。
電線の端末に接続されたコネクタ端子を収容したコネクタハウジングの後方(コネクタハウジングから電線が引き出される側)に装着されるリアホルダを備えたコネクタ構造が知られている(特許文献1参照)。リアホルダは、コネクタハウジングの電線引出部の開口を塞ぐとともに、電線屈曲時などに作用される力がコネクタハウジングの内部まで及ばないように電線を保持する。そして、特許文献1に開示されているような防水コネクタであれば、電線周りに取り付けられたゴム栓等のシール部材の脱落防止がリアホルダで図られる。これに対し、非防水コネクタではシール部材を電線周りに取り付ける必要はないが、コネクタハウジングの内部(特にコネクタ端子が相手側端子と電気的に接続される活電領域)への異物(例えば針金や金属ワイヤ等)の侵入をリアホルダで防止するための対策が求められる。
特開2011−54393号公報
かかる異物侵入防止策の一つとして、電線外周部との間の空隙をなくすための突条部(リブ)をリアホルダに設けることが考えられる。これにより、通常時はリブが電線外周部と接触した状態とすることができるため、異物の侵入防止を図ることが可能となる。
しかしながら電線配索時や電線振動時などに電線に曲げ(撓みや屈曲等)が生じた場合、その程度によってはリブが電線外周部から離れ、これらの間に空隙が生じてしまうおそれがある。生じた空隙がコネクタハウジングの内部まで通ずると、かかる空隙を通して異物がコネクタハウジングの内部に侵入してしまう可能性がある。したがって、電線曲げが生じた場合であってもリアホルダで確実に異物の侵入防止を図ることが必要とされる。
本発明はこれを踏まえてなされたものであり、その解決しようとする課題は、電線曲げが生じた場合であっても、確実に異物の侵入防止を図ることが可能なリアホルダを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係るコネクタは、電線の端末に接続されたコネクタ端子を収容するコネクタハウジングの電線引出部に装着され、前記電線引出部から引き出される電線を保持する筒状の電線保持部と、前記電線保持部に連なって形成されて前記電線引出部の開口に被冠される被冠部とを有し、前記電線保持部と前記被冠部が該電線保持部の筒軸方向に沿って二つの分割体に分割して形成され、前記電線保持部は、内周部から周方向に沿って突出して前記電線外周部と接触可能な複数本の突条部を有し、前記突条部は、前記電線保持部において前記電線に曲げが生じた状態であっても前記電線保持部と電線外周部との間に前記コネクタハウジングの内部まで直線状に連通する空隙を生じさせない間隔を前記筒軸方向にあけて配されていることを特徴とする。
これによれば、電線保持部において電線に曲げ(撓みや屈曲等)が生じることなく保持された状態において、すべての突条部を電線外周部と接触させるのみならず、例えば電線が電線保持部において撓んだ状態となって一部の突条部が電線外周部から離れたとしても、残りの突条部のうち少なくとも一つを電線外周部と接触した状態に保つことが可能となる。したがって、電線保持部と電線外周部との間にコネクタハウジングの内部まで直線状に連通する空隙(連通隙間)を生じさせずに済むから、異物である針金等のすり抜けを防ぐことができる。
この場合、二つの分割体の電線保持部の突条部は、前記筒軸方向に対する位置を互いに相手側分割体の電線保持部の突条部とはずらしてそれぞれ形成することができる。これにより、電線外周部と接触する二つの分割体の突条部の位置が筒軸方向にずれるため、リアホルダを装着するべく二つの分割体を組み付ける際に電線外周部に突条部から作用される締付力(押圧力)を分散させて抑制できる。すなわち、装着作業中は電線を過度に締め付けずに済むから、リアホルダの装着作業性の向上を図ることができる。
また、各分割体の電線保持部の突条部は、前記内周部からの突出高さを異ならせて形成してもよい。例えば電線保持部において電線に曲げが生じた場合、その曲げ程度は電線の引出方向に向かうほど大きくなるから、かかる引出方向の手前側の突条部ほど突出高さを大きくして形成することで、電線曲げが生じた場合に連通隙間を生じさせることをより確実に防止できる。また例えば各分割体の電線保持部の突条部を互い違いに異なる突出高さで形成すれば、これらの突条部の間を縫うように電線を位置付けられるから、電線保持部で電線が波打つように撓んだ状態で突状部を電線外周部と接触させることが可能となる。したがって、公差範囲内で径寸法の異なる電線であっても電線保持部での撓み具合(波打ち具合)が変動することで電線外周部を確実に突条部と接触させて連通隙間を埋めることができる。
本発明によれば、電線曲げが生じた場合であっても、確実に異物の侵入防止を図ることが可能なリアホルダを実現することができる。
本発明の一実施形態に係るリアホルダをコネクタハウジングの電線引出部に装着した状態を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るリアホルダをコネクタハウジングの電線引出部に装着した状態を図1とは別方向から示す斜視図である。 コネクタハウジングの電線引出部に装着する前における本発明の一実施形態に係るリアホルダの構成を示す斜視図である。 突出高さを異ならせて各分割体の電線保持部に形成した突条部の構成を模式的に示す断面図であって、(a)は電線に曲げが生じることなく、すべての突条部が電線外周部と接触している状態を示す図、(b)は電線保持部において電線曲げが生じた場合の突条部と電線外周部との接触状態を示す図である。 突出高さを異ならせて各分割体の電線保持部に形成した突条部の別構成を模式的に示す断面図であって、(a)は電線に曲げが生じることなく、すべての突条部が電線外周部と接触している状態を示す図、(b)は電線保持部において電線曲げが生じた場合の突条部と電線外周部との接触状態を示す図である。 コネクタハウジングの電線引出部の構成を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係るリアホルダについて、添付図面を参照して説明する。リアホルダは、電線の端末に接続されたコネクタ端子を収容したコネクタハウジングの電線引出部に装着される部材であり、本実施形態においては電線引出部から引き出される電線の保持に加えて、コネクタハウジングの内部への異物侵入防止を目的として装着されている。本実施形態では、例えば電気自動車やハイブリッド自動車等における高圧の電気系統で使用されるコネクタ、その中でもゴム栓等のシール部材を有しない非防水コネクタ内への針金や金属ワイヤ(金属細線)等の異物の侵入防止を図るためにリアホルダを用いる場合を想定するが、その用途はこれに限定されるものではない。
図1〜図3には、本実施形態に係るリアホルダ2の構成を示している。図1及び図2はリアホルダ2をコネクタハウジング10の電線引出部11に装着した状態を示す斜視図である。図3はリアホルダ2を電線引出部11に装着する前の状態を示す斜視図である。以下の説明においては、図1に示す矢印X方向を左右方向、矢印Y方向を前後方向、矢印Z方向を上下方向とする。このうち前後方向については、図1における矢印Y1方向を前側(前方)、矢印Y2方向を後側(後方)とする。ただし、これらの左右方向、前後方向、上下方向は、実施時の各実方向と必ずしも一致していなくともよい。
図1〜図3に示すように、リアホルダ2はコネクタハウジング10の電線引出部11から引き出される電線を保持する筒状の電線保持部3と、電線保持部3に連なって形成されて電線引出部11の開口12(図6参照)に被冠される被冠部4とを有して構成されている。コネクタハウジング10の電線引出部11は後方へ向けて開口されており(図6参照)、電線の端末に接続されたコネクタ端子(図示しない)が該開口12からコネクタハウジング10の内部に収容される。そして、収容されたコネクタ端子に接続された電線は電線引出部11からリアホルダ2を介して後方へ引き出されるようになっている。一方、コネクタハウジング10の前方はコネクタ端子を接続相手側端子へ臨ませるように開口され、端子同士を電気的に接続させるようになっている。
電線保持部3と被冠部4は該電線保持部3の筒軸方向(前後方向)に沿って二つの分割体5(適宜、電線保持部3a,3b及び被冠部4a,4b、分割体5a,5bとして区別する)に分割して形成されている。本実施形態では、二つの分割体5をこれらと同一の素材(例えば樹脂材)で一体をなして形成された連結部(以下、ヒンジという)6で分離不能に連結している。これにより、リアホルダ2の可搬性の低下や部品管理の煩雑化を防止している。また本実施形態では、二つの分割体5は左右方向の一端部で連結されており、ヒンジ6を支点として上下方向に開閉可能となっている。そして、二つの分割体5は両端部の係止部(係止爪)51,53を被係止部(係止孔)52,54にそれぞれ係合させて組み付けられ、閉止状態を保つようになっている。なお、二つの分割体5を連結することなく別体構造とし、リアホルダ2をコネクタハウジング10の電線引出部11に装着する際に、例えばネジ止めやバンド締め等により一体的に組み付ける構造とすることも想定可能である。
二つの分割体5の電線保持部3は、電線の外周部に沿った凹曲面31を有しており、二つの分割体5が組み付けられる前の状態では該凹曲面31を上下方向の同一向き(例えば上向き)にして配置される。そして二つの分割体5を組み付けると、凹曲面31が対向されてこれらの間に円柱状の空洞(以下、電線保持空間という)が形成され、電線引出部11から外部へ引き出される電線が該電線保持空間で保持されるようになっている。
電線保持部3は、内周部である凹曲面31から周方向に沿って突出する複数本の突条部(以下、リブという)32を有している。これらのリブ32は、電線配索時や電線振動時などに電線に曲げ(撓みや屈曲等)が生じることなく電線保持部3に保持された状態(電線が電線保持空間と略同心をなして直線状に位置付けられている状態)で、いずれも電線外周部と接触するように形成されている。この場合、公差範囲内の最小径寸法の電線の外周部と突出先端が接触可能となるようにリブ32を形成しておけば、電線の公差範囲内でリブ32を電線保持空間において電線外周部と確実に接触させることができ、異物として想定する針金等がリブ32(端的には凹曲面31)と電線外周部との間をすり抜けることを確実に防止できる。なお、図3には電線保持部3が同一形態の二本のリブ32を有する構成を一例として示しているが、三本以上のリブを有する構成としても構わない。また、本実施形態ではリブ32の断面形状を一例として稜線が曲線をなす凸曲形状としているが、例えば半円形状や半楕円形状、矩形状や台形状、あるいは三角形状など任意の形状として構わない。
加えてこれらのリブ32は、電線保持部3において電線に曲げ(撓みや屈曲等)が生じた状態であっても電線保持部3と電線外周部との間にコネクタハウジング10の内部まで直線状に連通する空隙(以下、連通隙間という)を生じさせない間隔を筒軸方向(前後方向)にあけて配されている。この場合、例えば電線保持部3で電線曲げが生じた状態となって一部のリブ32が電線外周部から離れたとしても、残りのリブ32のうち少なくとも一つは電線外周部と接触した状態を保ち、連通隙間が生じてしまうことを防ぐようになっている。その際、前後方向に隣り合うリブ32同士を近付け過ぎると連通隙間を生じさせてしまうため、電線の径寸法や該電線に負荷される力の程度などに応じて適正間隔でリブ32を配する。これにより、電線曲げが生じた場合であっても連通隙間を生じさせることがないから、針金等のすり抜けを防ぐことができる。
本実施形態では図3に示すように、二つの分割体5の電線保持部3a,3bにそれぞれリブ32a,32bが形成されている。分割体5aの電線保持部3aには、半円周面状をなす凹曲面31に沿って連続するリブ32aが筒軸方向の前後に二本並んで配されており、分割体5bの電線保持部3bには、半円周面状をなす凹曲面31に沿って連続するリブ32bが二本のリブ32aとそれぞれつながるように、筒軸方向の前後にこれらのリブ32aと同一間隔で二本並んで配されている。すなわち、これらのリブ32a,32bは電線保持部3の内周部を一周するように連続し、電線保持空間へ向けて突出するようになっている。
ここで、コネクタハウジング10の電線引出部11に対するリアホルダ2の装着方法の一例について説明する。リアホルダ2を電線引出部11に装着する場合には、まず一方の分割体5(一例として分割体5a)の被冠部4aを電線引出部11の開口12側端部の下方に位置付ける。その際、電線保持部3aの凹曲面31を電線引出部11から外部へ引き出される電線の外周部に沿うようにする。この状態から他方の分割体5(一例として分割体5b)をヒンジ6周りに回動させる力を加えて、電線保持部3bの凹曲面31を電線の外周部に沿わせるべく、該凹曲面31が電線保持部3aの凹曲面31と電線を挟んで対向するように分割体5bを移動させて被冠部4aの上に被冠部4bを重ねる。そして、係止部(係止爪)51,53を被係止部(係止孔)52,54にそれぞれ係合させてこれらの分割体5a,5bを組み付けることで、被冠部4が開口12に被冠される。同時に、被冠された被冠部4は被係止部(係止孔)41に電線引出部11の係止部(係止爪)13が係合され、電線引出部11からの抜け止めが図られる。このように被冠部4が被冠され、被係止部41が係合されることで、リアホルダ2は電線引出部11に装着された状態となる。
これにより、分割体5a,5bを組み付けた時に電線保持部3a,3bの凹曲面31を対向させて電線保持空間が形成された状態とすることができるから、例えばコネクタハウジング10の電線引出部11の手前で電線を二つの分割体5a,5bの電線保持部3a,3bで予め挟んでリブ32a,32bの間で締め付けた後、これらの分割体5a,5bを電線伝いに前進させて被冠部4a,4bを同時に電線引出部11の開口12に被冠させる必要はない。したがって、公差範囲で最小径寸法の電線の外周部と接触可能な突出高さまでリブ32を高くすることができ、連通隙間を生じさせることをより確実に防止できる。この結果、例えばIPコードの保護等級が4級(電線直径1mm)程度の極細の針金等の侵入を防ぐことが可能となる。また、リブ32の突出高さをこのような状態とした場合であっても、分割体5a,5bを組み付けるまではリブ32a,32bが電線外周部と接触しないから、電線をリブ32a,32bの間で締め付けた状態でリアホルダの装着作業を行う場合と比べて電線外周部に与える締付力(押圧力)を抑制できる。
以上、本発明を図1〜図3に示すような一実施形態に基づいて説明したが、上述した実施形態は本発明の一例に過ぎないものであり、本発明は上述した実施形態の構成のみに限定されるものではない。したがって、本発明の要旨の範囲で変形又は変更された形態で本発明を実施可能であることは、当業者にあっては明白なことであり、そのような変形又は変更された形態が本願の特許請求の範囲に属することは当然のことである。
上述した本実施形態では電線保持部3の内周部を一周するようにリブ32a,32bを連続させた構成としているが、リブはこのように連続していなくてもよく、例えば図4及び図5に示すリブ33,34のように、筒軸方向(同図においては左右方向に相当)に対する位置を互いに相手側分割体5の電線保持部3のリブ33,34とはずらしてそれぞれ形成してもよい。これにより、電線外周部と接触するリブ33,34の位置が前後方向にずれるため、リアホルダ2を装着するべく二つの分割体5a,5bを組み付ける際にリブ33,34は半円周分ずつしか電線外周部と接触せず、電線外周部に与える締付力(押圧力)を分散させて抑制できる。すなわち、装着作業中は電線を過度に締め付けずに済むから、リアホルダ2の装着作業性の向上を図ることができるとともに、装着作業中ひいては装着後においても電線を損傷させることを防止できる。
また、上述した本実施形態では電線保持部3の内周部(凹曲面31)からの突出高さをすべてのリブ32で同一としているが、かかる突出高さはすべてのリブ32で同一である必要はない。例えば図4に示すように、各分割体5の電線保持部3のリブ33は、電線保持部3の内周部(凹曲面31)からの突出高さを異ならせて形成してもよい。図4では同図の左方向を後方として右側のリブ332,334よりも左側のリブ331,333の突出高さを大きくしている。そして、図4(a)には公差範囲内の最大径寸法の電線1に曲げが生じることなく、すべてのリブ33が該電線1の外周部と接触している状態の一例を示している。この場合、少なくとも突出高さの大きい方のリブ33(図4(a)においては左側のリブ331,333)を公差範囲内の最小径寸法の電線外周部と接触可能となるように形成する。
これに対し、電線保持部3(換言すれば電線保持空間)において電線曲げが生じる場合、電線1に作用する力は前側に比べて後側の方が大きいから、その曲げ程度は図4(b)に示すように前側に比べて後側の方が大きくなる(つまり電線曲げ時にリブ33が電線外周部から離れやすくなる)。したがって、電線保持空間の後側(電線1の引出方向の手前側)のリブ33ほど突出高さを大きくして形成すれば、電線曲げが生じた場合に連通隙間を生じさせることをより確実に防止できる。図4(b)には公差範囲内の最小径寸法の電線外周部とリブ33との接触状態の一例を示している。この場合、リブ331とリブ333、リブ332とリブ334をそれぞれ同一の突出高さとしているが、リブ331の突出高さをリブ333よりも小さくし、リブ332の突出高さをリブ334よりも小さくしても構わない。
あるいは例えば図5に示すように、各分割体5の電線保持部3のリブ34を互い違いに異なる突出高さで形成してもよい。図5では同図の左方向を後方としてリブ341,344よりもリブ342,343の突出高さを大きくしている。すなわち、最後方のリブ343の突出高さを隣りのリブ341よりも大きくし、以降前方へ向けて突出高さが互い違いになるようにリブ344,342を配している。そして、図5(a)には公差範囲内の最大径寸法の電線1に曲げが生じることなく、すべてのリブ34が該電線1の外周部と接触している状態の一例を示している。この場合、図4に示すリブ33の場合と同様に、少なくとも突出高さの大きい方のリブ34(図5(a)においてはリブ342,343)を公差範囲内の最小径寸法の電線外周部と接触可能となるように形成する。
これに対し、電線保持部3(換言すれば電線保持空間)において電線曲げが生じた場合、例えば図5(b)に示すようにリブ34の間を縫うように電線1を位置付けられるから、電線保持部3(電線保持空間)で電線1が波打つように撓んだ状態でリブ34を電線外周部と接触させることが可能となる。したがって、公差範囲内で径寸法の異なる電線であっても電線保持空間での撓み具合(波打ち具合)が変動することで電線外周部を確実にリブ34と接触させて連通隙間を埋めることができる。つまり、公差範囲内の径寸法の電線1であれば連通隙間を生じさせることなく、より確実に異物侵入防止を図ることが可能となる。なお、図5(b)には公差範囲内の最小径寸法の電線外周部とリブ34との接触状態の一例を示す。
2 リアホルダ
3(3a,3b) 電線保持部
4(4a,4b) 被冠部
5(5a,5b) 分割体
6 連結部(ヒンジ)
10 コネクタハウジング
11 電線引出部
12 開口
32(32a,32b) 突条部(リブ)

Claims (3)

  1. 電線の端末に接続されたコネクタ端子を収容するコネクタハウジングの電線引出部に装着され、前記電線引出部から引き出される電線を保持する筒状の電線保持部と、前記電線保持部に連なって形成されて前記電線引出部の開口に被冠される被冠部とを有し、前記電線保持部と前記被冠部が該電線保持部の筒軸方向に沿って二つの分割体に分割して形成されたリアホルダであって、
    前記電線保持部は、内周部から周方向に沿って突出して前記電線外周部と接触可能な複数本の突条部を有し、
    前記突条部は、前記電線保持部において前記電線に曲げが生じた状態であっても前記電線保持部と電線外周部との間に前記コネクタハウジングの内部まで直線状に連通する空隙を生じさせない間隔を前記筒軸方向にあけて配されていることを特徴とするリアホルダ。
  2. 二つの分割体の電線保持部の突条部は、前記筒軸方向に対する位置を互いに相手側分割体の電線保持部の突条部とはずらしてそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1に記載の電線のリアホルダ。
  3. 各分割体の電線保持部の突条部は、前記内周部からの突出高さを異ならせて形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電線のリアホルダ。
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