JP2010208799A - 乗客コンベアの安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 建屋構造物と移動手摺との間の乗客の挟まれ事故を防止できる乗客コンベアの安全装置を提供すること。
【解決手段】 手摺レール11と同等の断面形状を有し、前記手摺レール11の長手方向に対して、横方向に一定量の変位が可能な可動体18と、欄干23に固定され、前記可動体18を内包している外枠17と、前記可動体18の長手横方向に一定の押付力を与える弾性体22とを備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、エスカレータ等の乗客コンベアに係り、特に、建屋の天井と乗客コンベアの移動手摺とが交差する、いわゆる三角部付近において、乗客が建屋構造物と移動手摺りとの間に挟まれる事故を防止する安全装置に関する。
先ず、現在普及している一般的なエスカレータの基本構造を、図11乃至図13について説明する。
図11は、従来のエスカレータの基本的な概要構造を側面から見た説明図で、同図に示されているように、エスカレータ等の乗客コンベア(以下、エスカレータと呼ぶ)は、スプロケット1に巻き付けられた、左右一対(左側は不図示)の無端状に連結されたチェーン2を、駆動機3によって回転させ、このチェーン2の全周にわたり装着された多数の連続した踏段4を移動させることで、乗客を搬送する構成になっている。
また、乗客が乗り込む踏段4の左右両側には、移動方向に沿って、欄干5が立設され、さらに、この欄干5の外周には、乗客が掴まるための、樹脂製の移動手摺6が設けられている。この移動手摺6は、欄干5の外周に固定された、鋼製の手摺レール7によって案内され、踏段4と同速度で、同方向に移動するようになっている。
図12は、従来のエスカレータの片側欄干部の構造を示した断面図であり、ガラス板、またはステンレスパネルなどで形成されている欄干5の上端には、その外周に沿って手摺レール7が固定されている。さらに、この手摺レール7上に移動手摺6が嵌め込まれている。欄干5の上部および下部には、外デッキ8が設置されている。これらの外デッキ8は、欄干5と建物の壁面との間に設けられるか、図示しないが、欄干5の上部に設けられた照明装置のカバーを形成している。他方、欄干5の下部には、内デッキ9に連結具10を介して踏段4が取り付けられている。
図13は、図12のA部分の手摺レールと移動手摺との構成を示した断面図である。この手摺レール7は鋼製で、図13に示すようにその断面は左右対称な「ひ」の字型に形成され、両端には互いに外側を向いたつば部7Aが備えられている。他方、樹脂製の移動手摺6は、その断面が「C」字状になっており、その両縁部が、互いに、内側を向いた顎部6Aを形成している。
移動手摺6は、この顎部6Aを手摺レール7のつば部7Aに嵌合させることで、手摺レール7上を脱落することなく、移動走行できる構成になっている。この場合、手摺レール7は外デッキ8を介して欄干5に固定されているので、移動手摺6は、手摺レール7との隙間分を除けば、横方向へは変位しない。
このような従来のエスカレータでは、一般に、建屋内に設置されているエスカレータの通路において、建屋の天井と、エスカレータの移動手摺6、あるいは、隣接するエスカレータの下面とが交差する、いわゆる、三角部が存在する。近年この三角部における挟まれ事故が多発している。
そのため、建築基準法では、三角部における挟まれ事故を防止するため、保護板の設置が義務づけられている。この保護板は、建屋の、例えば、天井部分に固定された固定保護板と、その固定保護板の前方に吊り下げ、固定保護板への接近を警告するための可動警告板とで、構成されている。
これまでも、この三角部における挟まれ事故を防止するさまざまな安全装置が提案されている。例えば、前記したが、保護板の前方に警告体などを設けて、乗客に三角部への接近を警告するもの、あるいは、保護板にセンサーなどを内蔵させて、保護板と乗客との接触を検知するものなどが提案されている。
しかし、これらの従来技術は、前者の場合、外デッキ、すなわち、欄干から外装板、あるいは、建屋の壁面までの間に設けた、欄干から外側に張り出した意匠体や欄干に、細工が必要なため、これらの意匠性を損なうことがあった。
また、後者の場合は、電源確保のために、保護板まで配線を施設し、あるいは、検出信号を受信するために無線装置を使用するなどの必要があり、構成が煩雑で、装置として高価になってしまうという問題があった。
これに対して、手摺りレールの内部に検出体を設けて、移動手摺りに加わった荷重によって、乗客が欄干から乗り出したことを検知する技術が開示されており(特許文献1)、この技術は、デッキの意匠性も損なわず、構造も簡易である。
実開平1−121086号公報
しかしながら、近年、建屋に設置した固定保護板と移動手摺との間に、乗客の頭部が挟まれるという事故が発生している。
このような固定保護板と移動手摺りとの間に挟まれる事故に対しては、前記[特許文献1]で開示された技術では、防止することができない。
何故ならば、前記[特許文献1]の開示技術では、建屋の天井と移動手摺との間に挟まれるような、移動手摺の上面から荷重を受ける場合は検知できるが、前述した固定保護板と移動手摺との間に挟まれるような、移動手摺の側面から荷重を受ける場合は検知できないため、挟まれ検知としては不十分であった。
そこで、本発明の目的は、移動手摺りの上面から荷重を受けるような、挟まれ事故だけではなく、移動手摺の側面から荷重を受けるような、挟まれ事故などに対しても完全に防止できる乗客コンベアの安全装置を提供することにある。
本発明の乗客コンベアの安全装置は、一対の無端状に連結されたチェーンと、このチェーンに結合された多数の連続した踏段と、この踏段の両側に沿って立設された欄干と、この欄干の外周を、前記踏段と同速度で同方向に移動する移動手摺と、この移動手摺を案内する手摺レールとからなる乗客コンベアにおいて、前記手摺レールと同等の断面形状を有し、前記手摺レールの長手方向に対して、横方向に一定量の変位が可能な可動体と、前記欄干に固定され、前記可動体を内包している固定体と、前記可動体の長手横方向に一定の押付力を与える弾性体と、を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明の乗客コンベアの安全装置においては、前記可動体の長手横方向の異常変位を検出する検出手段と、この検出手段からの異常を認知した検出出力により、前記乗客コンベアの運転を緊急停止させる運転指令手段とを備えたことを特徴とするものである。
さらに、本発明の乗客コンベアの安全装置においては、前記固定体の内部長手方向に、支持体に支持され、高さが異なる回転体を交互に配置し、その上面に移動手摺を設置したことを特徴とするものである。
本発明によれば、三角部の固定保護板や建屋の壁面など、建屋の構造物とエスカレータの移動手摺との間に、乗客が頭部などの身体部を挟まれた場合、移動手摺が踏段側に変位するので、挟まれた時に衝撃を和らげ、また、挟まれ部の空間に余裕ができるので、乗客自ら、挟まれた頭などの身体部を抜き取ることができ、したがって、事故の程度を軽減することができる。
また、本発明によれば、安全装置が通常の手摺レールの一部として構成されているため、意匠にも影響がなく、構造も簡易で、装置として安価に実現できる。
さらに、本発明によれば、建屋の構造物とエスカレータの移動手摺との間に、頭部などの身体部を挟まれた場合、エスカレータを自動的に緊急停止させることができるので、乗客への被害を最小限に抑えることができ、また、センサーからの検出信号の出力時間により、挟まれか、或いは、単なる誤動作かを判定しているので、不要動作が少ない、より安全な安全装置を提供することができる。
さらに、本発明によれば、移動手摺を乗り出している乗客に、コツコツといった違和感のある感触を与えることで、危険場所への接近を警告し、乗客に事前に危険を認識させるので、事故発生頻度を大幅に減少させることができる。
本発明の実施形態に係る乗客コンベアの安全装置を適用したエスカレータの要部側面図である。 図1の点線丸印B部分の安全装置と手摺レールとのつなぎ目部分の構造を示した斜視図である。 図3は、図1の安全装置の構造を分解して示す上面図である。 図3における矢印C−Cに沿った断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る安全装置の上面図である。 図5の矢印D−Dに沿った断面図である。 図5に示す安全装置による運転制御を行うための制御回路の構成を示すブロック図である。 図7の制御回路を用いて運転制御を行う手順を示したフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る安全装置の一部を構成する警告装置の構造を示した側面図である。 図9の矢印E−Eに沿った断面図である。 従来のエスカレータの構造を示す側面図である。 図11に示す従来のエスカレータの片側欄干部の構造を示す断面図である。 図12の点線で囲われたA部分の構造を拡大して示す断面図である。
以下、本発明の実施形態につき、図面を用いて詳細に説明する。
[実施形態1]
本発明の第1の実施形態に係る乗客コンベアの安全装置について図1乃至図4により説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る乗客コンベアの安全装置を適用したエスカレータの要部側面図である。同図に示されるように、挟まれ事故が起き易い手摺レール11の一部区間、すなわち、可動警告板12および固定保護板13などが建屋天井14に設置されている区間に後述する安全装置15が設置されている。
図2は、図1の点線丸印B部分の構成を詳細に示した斜視図で、上記安全装置15と、つば部11Aを備えた手摺レール11とのつなぎ目部分を示している。
安全装置15は、外デッキ16に固定されている外枠17と、その外枠17内に挿入されていて、つば部18Aを備えた可動体18とからなり、この外枠17の一方の側面が、その前後に続く手摺レール11の側面と同一面となるように固定されている。
そして、手摺レール11のつば部11A、および可動体18のつば部18Aには、移動手摺19が取り付けられている。
図3は、安全装置15の外枠と可動体部を上面から見た説明図で、安全装置15がエスカレータに設置された状態を示している。
同図において、可動体18の底面には、その幅方向に長手方向が配置された長穴18Bが、可動体18の長手方向に沿って複数個設けられている。一方、外枠17の底面には、内側の向きに複数個のスタッド17Aが設けられている。
そして、このスタッド17Aを前述した可動体18の長穴18Bに挿入し、さらに、このスタッド17Aにナットなどのストッパー20を螺合し締め付けることによって、可動体18を外枠17に設置するが、この場合、ストッパー20を完全に締めつけず、可動体18がその幅方向に移動可能に設置する。
また、外枠17と可動体18との隙間21には、可動体18の長手方向に沿って複数個のばねなどの弾性体22が挿入されている。
図4は、安全装置15を図3における矢印C−Cに沿って切断して示した断面図である。安全装置15は、断面が「コ」字型の外枠17と、この外枠17内に挿入されている断面が「ひ」の字型の可動体18とからなっている。可動体18は、その両縁につば部18Aが備えられており、そのつば部18Aは、左右(図面に対して)で長さが異なった構成になっている。
そして、このつば部18Aを覆うように、移動手摺19が可動体18の上面に嵌合されている。
また、この可動体18を外枠17内に挿入設置する場合、可動体18の右側面が、外枠17の右側面、すなわち、踏段の反対側の側面の内面に接触させる位置に設置する。さらに、可動体18のつば部18Aが、その前後に続く手摺レール11(前記図2)のつば部11A(前記図2)に連続するように設置する。
外枠17は、外デッキ16を挟んで欄干23に完全固定されており、また、その底面には、図3で示したように、複数個のスタッド17Aが設けられていて、このスタッド17Aを可動体18にあけられた長穴18B(図3)に挿入し、さらに、ストッパー20で可動体18が外枠17内で移動可能に設置されている。
また、可動体18の左側面、すなわち、踏段側の側面と外枠17の左側面との隙間21には、前述したように、ばねなどの弾性体22が、可動体18の長手方向に沿って複数個挿入設置されている。
このような構成において、今、乗客が、例えば、階下を覗こうとして身体を移動手摺19外に乗り出したため、建屋の壁面(不図示)との間に頭などの身体の一部を挟まれたとする。この場合、移動手摺19にこれをその幅方向の左側、すなわち、踏段側に変位させるような加重が作用する。この加重は移動手摺19を介して可動体18に伝達され、これを踏段側に変位させる。
したがって、乗客は、この移動手摺19の変位によって、移動手摺19と建屋の壁面(不図示)などとの隙間が拡大されるため、挟まれた頭などの身体の一部を外すことができ、挟まれ事故を防止することができる。
なお、安全装置15(図1)が設置される手摺レールの一部区間は、移動手摺19が横方向に変位するのに十分な長さ、例えば、少なくとも1mの長さを有しているものとする。
一方、可動体18が無負荷時には、外枠17と可動体18との隙間21に設けた弾性体22により、ある程度の弾性力で、可動体18は、外枠17の反踏段側面に押し当てられた状態に保たれている。
したがって、乗客が移動手摺19を掴むなどの通常の使用状態では、この可動体18が変位することはない。
また、この可動体18は、反踏段側から踏段側に荷重を受けた場合のみ、変位する構成になっていて、例えば、乗客が移動手摺19に寄りかかった状態で安全装置15の設置区間を通過したり、或いは、荷物をぶつけたりしても、変位はしない。
[実施形態2]
本発明による第2の実施形態を図5および図6について説明する。
なお、図5、図6において、図1乃至図4と同一構成部分には、同一符号を付し、その部分の詳細な説明は省略し、以下では、図1乃至図4と相違する構成部分についてのみ、主として説明する。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る安全装置15の上面図である。図示するように、この安全装置15(図1)の両端の手摺レール11内に光電センサーが設置されている。この光電センサーは、安全装置15の左端に配置された投光器24Aと、右端に配置された受光器24Bから構成されている。これら投光器24Aおよび受光器24Bは、手摺レール11内に敷設された配線24Cを介して、制御回路(不図示)に接続されている。
そして、この投光器24Aおよび受光器24Bは、可動体18が弾性体22によって反踏段側に押し当てられている状態、すなわち、無負荷状態のとき、投光器24Aからの信号光を受光器24Bによって受信されるように、配置されている。
また、可動体18の長手方向の両端部には検出片25が固定されている。この検出片25は可動体18が弾性体22に抗して踏段側に移動したとき、投光器24Aからの信号光を充分に遮るように配置されている。
図6は、安全装置を図5の矢印D−Dに沿って切断した断面図で、可動体18の長手方向左端(図5)に検出片25が取り付けられている状態を示している。可動体18は、長穴18B(図5)に挿入されたスタッド17Aとこれに螺合されたストッパー20によって、外デッキ16を介して欄干23に取り付けられている。可動体18は、長穴18Bに沿って移動可能に設置されている。また、可動体18の左側面と、外枠17の右側内面との隙間21には、弾性体22が配置されている。
このような構成において、乗客が身体を乗り出すなどして、通常状態を超えた荷重が移動手摺19にかかり、可動体18が踏段側に弾性体22に抗して変位すると、投光器24Aからの信号光が検出片25によって遮断される。
投光器24Aからの信号光が受光器24Bで受信されないと、センサー(不図示)は検出信号を出力し、その検出信号は配線24Cにより制御回路に取り込まれる。
制御回路では、取り込んだ検出信号の出力時間に閾値を設け、挟まれ事故が発生しているか、或いは、誤動作かを判定し、挟まれ事故と判定された場合は、エスカレータの運転を緊急に停止させる。
図7は、このような安全装置による運転制御を行うための制御回路の構成を示すブロック図で、制御スイッチSW31からの信号が検出回路32に送られ、この検出回路32によって異常か否かが検出され、さらに、その検出信号が運転指令回路33に送られる。
この運転指令回路33では、検出信号が異常を認識した信号であれば、運転停止信号を発し、エスカレータを緊急停止させる、一方、異常を認識しない信号であれば、運転はそのまま続行される。
図8は、図7の制御回路を用いて運転制御を行う手順を示したフローチャートで、エスカレータの運転を開始(ステップS1)する際、先ず、運転の作動スイッチが作動したか否かが判定され(ステップS2)、作動されたと判定されると、次のステップS3に進み、検出回路32(図7)から出力された検出信号の出力時間が、設定した閾値Aを越えているか否かが判定される(ステップS3)。その判定の結果、出力時間が閾値Aを越えていると判定されたら、運転指令回路33(図7)から緊急の停止指令が発せられ(ステップS4)、エスカレータを停止させる(ステップS5)。
一方、ステップS3で検出信号の出力時間tが、設定した閾値Aを越えていなければ、エスカレータはそのまま運転が続行される。
[実施形態3]
本発明の第3の実施形態に係る乗客コンベアの安全装置を図9および図10について説明する。
なお、これらの図において、図1乃至図4と同一構成部分には、同一符号を付し、その部分の詳細な説明は省略し、以下では、主として図1乃至図4と相違する構成部分について説明する。
図9は、本発明の第3の実施形態に係る安全装置の一部を構成する警告装置の構造を示した側面図である。同図において、警告装置26は、手摺レール11内の長手方向にナットなどの固定具27で固定設置されており、複数の支持体28と、その支持体28に取り付けられている複数のローラ29A〜29Eとから構成されている。
そして、この複数のローラ29A〜29Eは、隣接するローラの高さが互いに異なるように配置されている。
すなわち、本実施形態では、ローラ29A、29Cおよび29Eと、それらの間に配置されたローラ29Bおよび29Dとは、それぞれその上面の高さが同じであり、高さが異なるローラが交互に配置されている。
ここで、ローラ29A、29Cおよび29Eの高さは、移動手摺19に接する高さに配置されており、また、ローラ29Bおよび29Dは、移動手摺19に接しない低い位置に配置されている。
図10は、警告装置26を図9の矢印E−Eに沿って切断した断面図で、手摺レール11内に、一対の同径のローラ29が、支持体28に回転自在に取り付けられている。支持体28の底部は手摺レール11の底面にスタッド30およびナットなどの固定具27で固定設置されている。
なお、同図のローラ29は、移動手摺19に接した高さに配置された状態を示している。また、支持体28は、前述した安全装置15(図1)と組み合わせて、その前方部分に設置されている。
このような構成において、乗客が欄干23の外側を覗き込むなど、移動手摺19から身体を乗り出した状態で、警告装置26が設置されている箇所を通過すると、高さが凹凸に並んだローラ29A〜29Eにより、コツコツといった違和感のある感触を乗客に与えるので、乗客は挟まれ事故が生ずる可能性のある危険区域を事前に察知することができる。
なお、本実施形態では、同径のローラを用いたが、外径が異なる大小のローラを交互に配置しても、同様の効果が得られる。
1 スプロケット
2 チェーン
3 駆動機
4 踏段
5,23 欄干
6,19 移動手摺
6A 移動手摺の顎部
7,11 手摺レール
7A,11A 手摺レールのつば部
8,16 外デッキ
9 内デッキ
10 連結具
12 可動警告板
13 固定保護板
14 建屋天井
15 安全装置
17 外枠
17A,30 スタッド
18 可動体
18A 可動体のつば部
18B 長穴
20 ストッパー
21 隙間
22 弾性体
24A 光電センサーの投光器
24B 光電センサーの受光器
25 検出片
26 警告装置
27 固定具
28 支持体
29A〜29E ローラ
31 制御スイッチ
32 検出回路
33 運転指令回路

Claims (4)

  1. 一対の無端状に連結されたチェーンと、このチェーンに結合された多数の連続した踏段と、この踏段の両側に沿って立設された欄干と、この欄干の外周を、前記踏段と同速度で同方向に移動する移動手摺と、この移動手摺を案内する手摺レールとからなる乗客コンベアにおいて、前記手摺レールと同等の断面形状を有し、前記手摺レールの長手方向に対して、横方向に一定量の変位が可能な可動体と、前記欄干に固定され、前記可動体を内包している外枠と、前記可動体の長手横方向に一定の押付力を与える弾性体と、を備えたことを特徴とする乗客コンベアの安全装置。
  2. 前記可動体の長手横方向の異常変位を検出する検出手段と、この検出手段からの異常を認知した検出出力により、前記乗客コンベアの運転を緊急停止させる運転指令手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの安全装置。
  3. 前記検出手段は、投光器と受光器とからなり、前記可動体が無負荷状態のときのみ、前記投光器からの信号光が前記受光器で受光されるように、前記可動体の内部壁面に検出片を設けたことを特徴とする請求項2記載の乗客コンベアの安全装置。
  4. 前記外枠の内部長手方向に、支持体に支持され、且つ、高さが交互に異なるように配置された複数の回転体を設け、これらの回転体の上面に前記移動手摺を設置したことを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアの安全装置。
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