JP2010199660A - スピーカ装置、このスピーカ装置を用いた電子機器および車両、およびこのスピーカ装置に用いるシート状の圧力調整体の製造方法 - Google Patents

スピーカ装置、このスピーカ装置を用いた電子機器および車両、およびこのスピーカ装置に用いるシート状の圧力調整体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、スピーカ装置のキャビネットにおいて省スペースでも有効な圧力調整体を配し、スピーカ装置の低音再生能力を向上させることを目的とする。
【解決手段】このため、本発明のスピーカ装置1は、キャビネット3と、このキャビネット3に取付けられたスピーカユニット4と、キャビネット3の内部に配置されたシート状の圧力調整体からなり、シート状の圧力調整体は、活性炭とこの活性炭同士の間に介在するバインダを含む活性炭シート2とした。このように本発明では、圧力調整体としての活性炭がシート状に構成されているため、省スペースでの配置が可能である。さらに、粉状の活性炭同士がバインダを介して接続された構成となっているため、活性炭がキャビネット3内にこぼれ落ちる可能性を低減でき、また空気との接触面積を大きくできるため、空気に十分に接触し、低音再生能力を向上させることが可能である。
【選択図】図1

Description

本発明は各種音響機器や情報通信機器等に使用されるスピーカ装置、電子機器、および車両に関し、より特定的には、小型のスピーカキャビネットで低音再生を実現するスピーカ装置に関するものであり、またこのスピーカ装置に用いるシート状の圧力調整体の製造方法に関するものである。
最近のオーディオの市場動向は、DVDに代表されるデジタルオーディオ機器の普及にともない高品位再生対応が必要不可欠となりつつある。
一方、住宅事情や自動車を取り巻く環境下では、省スペース化、省エネ化が厳しく要求されつつある。
上述の要求を満足させることができるスピーカ装置として、小型であるにもかかわらず、重低音再生に優れたスピーカ装置の開発が要求されている。
しかし、スピーカ装置は、スピーカキャビネットが小型になると、スピーカキャビネットが呈する音響スティフネスの影響で低音を再生することが困難となってしまう。
これらの背景をもとに、従来提案されていた技術を図8により説明する。
従来のスピーカ装置は、キャビネット101と、このキャビネット101に取付けられたスピーカユニット102と、キャビネット101の内部に配置された圧力調整体103とを有している。
このように、従来の技術では、小型のスピーカ装置であっても低音を良好に再生するために、キャビネット容積で決定される低音再生限界の課題を解決する1つの手段として、キャビネット101の内部に活性炭等に代表される圧力調整体103を配置することで対応している。
次に、スピーカ装置の動作について説明する。
スピーカユニット102に電気信号が印加されるとキャビネット101内の圧力が変化し、圧力調整体103が配置された空室の圧力が変化する。この圧力変化に伴う空気分子が圧力調整体103に吸着または放出されて、キャビネット101内部の圧力変動は抑制される。
このように、従来のスピーカ装置は、キャビネット101が等価的に大きな容積のキャビネットとして動作して、小型のキャビネットでありながら、あたかも大きなキャビネットにスピーカユニット102を搭載したような低音再生が可能となる。
尚、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特表昭60−500645号公報
従来のスピーカ装置のキャビネット101に配置する活性炭等の圧力調整体103は、空気との接触面積に比例して低音再生能力が優れる結果となるものである。
したがって、必要最低限の低音再生能力を満たすためには、圧力調整体103がそれに応じた空気との接触面積を有することが必要であった。つまり、十分な空気との接触面積を確保するためには、キャビネット101内にある程度の量の圧力調整体103を配置しなければならなかった。
しかしながら、最近では薄型TVの薄型化が加速的に進んだ結果、圧力調整体103を配置可能なスペースも小さくなってきている。
この課題に対して、例えば圧力調整体103として用いる活性炭を粉状に微細化し、活性炭の比表面積を大きくする方法が考えられる。
すなわちこの方法は、活性炭の単位重量あたりの空気との接触面積を増加させることで、低音再生能力を確保したまま必要な活性炭の重量を減らし、活性炭のキャビネット101に占める体積を小さくしようとするものである。
ところが、一般的に従来のスピーカ装置は活性炭の位置を固定するために活性炭を不織布等で形成された袋に入れる構成としており、上記解決方法ではこの袋の隙間から粉状の活性炭がキャビネット101内にこぼれ落ちてしまうという新たな問題点が発生していた。
そこで、本発明はこれらの課題を解決し、省スペースでも有効な圧力調整体を有し、低音再生能力が向上したスピーカ装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明によるスピーカ装置は、キャビネットと、このキャビネットに取付けられたスピーカユニットと、前記キャビネットの内部に配置されたシート状の圧力調整体とからなるスピーカ装置であって、前記シート状の圧力調整体は、活性炭とこの活性炭同士の間に介在するバインダとを含むものとした。
本発明によるスピーカ装置は、スピーカ装置を小型化するとともにその低音再生能力を向上させることが可能である。
これは、本発明のスピーカ装置の圧力調整体が、活性炭を含むシート状の活性炭シートにて構成されていることによる。
すなわち、従来の技術のごとく圧力調整体103としての活性炭をそのままキャビネット内に袋に入れて配置するのではなく、本発明においては活性炭はシート状に薄型化された状態でキャビネット内に配置されている。
したがって、本発明の活性炭シートは省スペースでの配置が可能となっている。
また、活性炭シートの活性炭同士はバインダを介して接続されているので、前述したような活性炭がキャビネット内にこぼれ落ちる可能性を低減することができる。
さらには、本発明の活性炭シートは細かい粉状の活性炭同士をバインダにて接続した状態となっているため、従来のスピーカ装置に圧力調整体103として用いた活性炭に比べ、その比表面積が大きいものとなっている。
この結果、本発明の活性炭は十分に空気と接触でき、従来のスピーカ装置に比べ低音再生能力を向上させることが可能である。
(実施の形態1)
以下、本実施の形態のスピーカ装置1の構成について図1および図2を用いて説明する。
図1は、本実施の形態のスピーカ装置1を示したもの、図2は、本発明のスピーカ装置1に用いる圧力調整体としての活性炭シート2の模式図を示したものである。
図1に示すように、スピーカ装置1は活性炭シート2をキャビネット3内に配置し、さらにスピーカユニット4をキャビネット3に取り付けることで構成される。ここで、本実施の形態においては、図1にて示すように活性炭シート2をキャビネット3の底面部に配置する構成としたが、これに限ることなく例えばキャビネット3の側面や上面に配置する構成としてもよい。
活性炭シート2は、図2に示すように、液体を浸漬可能な支持体2aに、粒状の活性炭2bとバインダ2cを付着させることで形成されている。ここで、バインダ2cは説明の便宜上図示したが、例えばバインダ2cとして水に可溶な水系バインダのみを用いた場合、視認することはできない。
本実施の形態のスピーカ装置1は、この活性炭シート2を用いることにより、従来のように低音再生能力を向上させるために圧力調整体を配置するためのスペースを大きくする必要はなくなる。すなわち、圧力調整体として活性炭シート2をキャビネット3内に配置させるのに必要なスペースは極めて小さいものであり、また、従来の圧力調整体より小さくなっても従来と同等あるいはそれ以上の低音再生能力を発揮することができる。
以下、本実施の形態における活性炭シート2の製造方法について図3を用いて説明する。
圧力調整体である活性炭シート2は、図3に示すような含浸塗工装置5にて製造される。
まず、含浸塗工装置5の巻き出し部6から支持体2aが巻き出される。この巻き出される速度は本実施の形態の含浸塗工装置5では10cm/分としている。
この巻き出し部6から巻き出された支持体2aは、活性炭2bおよびバインダ2cを溶媒に分散してなるスラリー7にて満たされたスラリーパン8内に浸され、このスラリーパン8を通過した結果、支持体2aには活性炭2bおよびバインダ2cが浸漬される。
その後、支持体2aは図3に示すように上方向に向かって引き上げられ、2本のギャップ生成用丸棒9の間のギャップ9aを通過することで、所望の厚みに形成される。
そして、所望の厚みに形成された支持体2aは温風ノズル10により両面に温風を当てることで乾燥され、巻き取り部11にて巻き取られる。
この巻き取り部11にて巻き取られた支持体2aを所望の形状に裁断することで最終的に図2にて示した活性炭シート2が完成する。
このように、本実施の形態の活性炭シート2は含浸塗工装置5にてスラリー7を支持体2aに浸漬するのみで生産することができ、また完成品としての活性炭シート2の性能のバラツキを低減することができる。したがって、本実施の形態の活性炭シート2は生産性に優れたものとなっている。
ここで、活性炭シート2を構成する支持体2a、活性炭2b、バインダ2cとして用いる素材について詳述する。加えて、活性炭シート2を製造するためのスラリー7の構成について以下に詳述する。
支持体2aには、不織布、織布、紙、金網、パンチングメタル、多孔質体などの通気性のある材料を用いることが望ましい。このように通気性に優れた材料を用いることで、活性炭2bを十分に空気と接触させることができ、スピーカ装置1の低音再生能力を向上させることができるからである。なお、不織布、織布は通気性に優れるとともにその重量が軽いため、不織布あるいは織布を用いた支持体2aは、スピーカ装置1の軽量化の観点からも優れたものとなる。
支持体2aに用いる不織布または織布としては、例えば、レーヨン繊維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ポリプロピレン繊維、アクリル繊維、ビニロン繊維、アラミド繊維、ポリ乳酸繊維、竹繊維、綿繊維、羊毛繊維、麻繊維、パルプ繊維、絹繊維、ガラス繊維のうち1つ以上のものからなるものを用いることが望ましい。特に竹繊維を用いて不織布を形成した場合、竹繊維は強度が優れているため、完成品としての活性炭シート2も破断しにくいものとなる。加えて、防臭剤としての効果も有する。
なお、竹繊維や植物由来のデンプンから得られるポリ乳酸繊維などを用いて活性炭シート2を製造した場合、廃棄の際に有害物質を発生させることがなく、環境面においてもやさしい活性炭シート2とすることができる。
また、金網、パンチングメタルの材質としては銅、アルミニウム、鉄、ニッケル、亜鉛およびこれらの合金などを用いることが望ましい。また、金網、パンチングメタルの開孔率は10%以上70%以下であることが望ましい。開孔率が10%より小さい場合には、液体を浸漬可能な支持体2aの内部に活性炭2bを浸漬できる重量が少なくなり、活性炭2bの含まれる重量が少ない活性炭シート2となってしまうために、十分な低音再生効果が得られない。開孔率が70%より大きい場合には、活性炭シート2の空隙が大きくなりすぎ、活性炭シート2中の活性炭2b密度が低下するため、十分な低音再生効果が得られない。以上の観点からパンチングメタルの開孔率は10%以上70%以下であることが望ましい。
なお、支持体2aの厚みが50μmよりも薄い場合に、支持体2a上に多くの活性炭2bを付着させると、活性炭シート2の塗膜の強度が弱くなってしまう。以上の観点から支持体2aの厚みは50μm以上であることが望ましく、80μm以上であれば十分な強度が得られる。
活性炭2bには、やしがらなどの植物系や石油コークス系、ピッチ系、フェノール樹脂系などを原材料とするものが好ましいが、特に種類は限定されない。また、圧力調整体としての効果を大きくするためには、空気との接触面積が大きいものが好ましいので、比表面積の大きいものが好ましい。活性炭2bの比表面積が100m2/gよりも小さい場合には、活性炭2bと空気の接触面積が小さいために、十分な低音再生能力が得られない。ただし、活性炭の比表面積が3500m2/gよりも大きい場合には、活性炭2bと空気の接触面積は大きくなるが、活性炭2bの密度が小さくなる。そのため活性炭シート2の中に含まれる活性炭2bの重量が少なくなってしまうので、十分な低音再生能力が得られない。以上の観点から活性炭2bの比表面積は100m2/g以上3500m2/g以下であることが望ましい。
また、活性炭2bの平均粒径D50が1μmよりも小さい場合には、活性炭2bの表面積が増大するためバインダ2cの添加量を増やさなければ、活性炭2bの分散を適切な状態にて行うことができない。一方、バインダ2cの添加量を増やし過ぎるとバインダ2cが活性炭2bの表面を覆ってしまうため、活性炭シート2の低音再生能力が低減する。以上の観点から活性炭2bの平均粒径D50は1μm以上であることが望ましい。
バインダ2cとしては、水に可溶な水系バインダであるカルボキシメチルセルロース(CMC)のアンモニウム塩、ナトリウム塩、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース樹脂、水分散バインダであるポリテトラフルオロエチレンの水分散液、ラテックス、ウレタン樹脂やオレフィン系樹脂およびアクリル系樹脂のエマルジョン、あるいは非木材パルプのうち、1種類以上を用いることが望ましい。ここで、ラテックスとは、水性媒体の中に高分子物質が安定して分散している材料を指す。
また、スラリー7の構成としては、活性炭2bとバインダ2cを合わせた固形分比が10重量%以上40重量%以下であることが望ましい。固形分比が10重量%よりも低い場合には、活性炭シート2の厚みが薄くなり、活性炭シート2中に十分な重量の活性炭2bを含有させることができない。また、固形分比が40重量%よりも高い場合には、活性炭2bを溶媒中に分散することが困難となり、適切なスラリー7が得られず、十分な性能を示す活性炭シート2を得ることができない。以上の観点からスラリー7中の活性炭2bとバインダ2cを合わせた固形分比は10重量%以上40重量%以下であることが望ましい。
なお、スラリー7の溶媒としては、水を用いるとよい。これは、溶媒として水を用いれば、乾燥が容易であるとともに、環境負荷も小さいからである。
次に、圧力調整体としての活性炭シート2を構成する支持体2a、活性炭2b、およびバインダ2cの含有率について、比較、検討した結果について以下に詳述する。
図4に示される評価装置を用いて、比較、検討を行った。この実施例の一部と比較例を以下に列記する。なお、図4において12は圧力を測定するブルドン管式圧力計であり、13は可動式のピストンを押圧することで内部の容積を変化させることができる30ccガラス管注射器であり、14は下記の実施例1−1、実施例1−2、比較例1いずれかの被試験品(活性炭シート2)である。
(実施例1−1)
やしがらを炭化した後、水蒸気で賦活させた平均粉径D50が約20μmの粉状の活性炭2bを95重量%、バインダ2cとして水系バインダであるCMCのアンモニウム塩を3重量%、水分散バインダであるスチレンブタジエンゴムのラテックスを2重量%の配合割合で活性炭シート2を作製し、活性炭2bを1g含有する活性炭シート2を30ccガラス管注射器13に入れ、30ccガラス管注射器13の容積を30ccから5ccまで圧縮した際の差圧を測定した。
(実施例1−2)
やしがらを炭化した後、水蒸気で賦活させた平均粉径D50が約20μmの粉状の活性炭2bを76重量%、バインダ2cとして水系バインダであるCMCのアンモニウム塩を12重量%、水分散バインダであるスチレンブタジエンゴムのラテックスを12重量%の配合割合で活性炭シート2を作製し、活性炭2bを1g含有する活性炭シート2を30ccガラス管注射器13に入れ、30ccガラス管注射器13の容積を30ccから5ccまで圧縮した際の差圧を測定した。
(比較例1)
30ccガラス管注射器13に活性炭シート2を入れず、何も入ってない状態の30ccガラス管注射器13の容積を30ccから5ccまで圧縮した際の差圧を測定した。
これらの条件のもと比較を行った結果、(実施例1−1)では差圧が0.140MPa、(実施例1−2)では差圧が0.160MPa、(比較例1)では差圧が0.195MPaであった。
まず、(実施例1−1)と(比較例1)の結果から、本実施の形態による活性炭シート2により、明確に差圧が減少し30ccガラス管注射器13内の圧力変動が抑制されていることがわかる。このことから、本実施の形態による活性炭シート2を搭載したスピーカボックスは低音再生能力が向上することが明らかである。
また、(実施例1−1)と(実施例1−2)の結果を比較すると、(実施例1−1)の方が30ccガラス管注射器13内の圧力変動をより抑制できていることがわかる。
これは、(実施例1−1)が(実施例1−2)よりもバインダ2cの量が少ないことに起因すると考えられる。すなわち、バインダ2cを過剰に活性炭シート2に含有させてしまうと、バインダ2cが活性炭2bの表面を覆い、活性炭2bが十分に30ccガラス管注射器13内の空気を吸着できないのである。この結果から、本実施の形態による活性炭シート2では活性炭2bとバインダ2cの比率は活性炭2bが80重量%以上、バインダ2cとして溶媒に溶けるバインダが10重量%以下、かつ溶媒に溶けないバインダが10重量%以下とするのが望ましい。
次に、本実施の形態における実施例の一部とその特徴の検証結果を以下に記載するが、この実施例が本発明の範囲を何ら限定するものではない。
(実施例2−1)
やしがらを炭化した後、水蒸気で賦活させた平均粒径D50=約20μmの粉状の活性炭2bを95重量%、バインダ2cとして水系バインダであるCMCのアンモニウム塩を3重量%、水分散バインダであるスチレンブタジエンゴムのラテックスを2重量%の配合割合で混合した混合物に固形分比が30%になるように水を添加し、分散することでスラリー7を得た。支持体2aには、厚み約150μm、単位面積当りの重量(目付)が約40g/m2のポリエステルの不織布を用いた。
不織布への活性炭2bの浸漬にはディップ式の含浸塗工装置を用いた。巻き出し部6から供給された不織布をスラリーパン8内のスラリー7中に通すことにより、不織布中および不織布上にスラリー7を浸漬した。その後、ギャップ生成用丸棒9により形成された500μmのギャップ9aを通過させ、不織布中および不織布上のスラリー7の浸漬量を調整した。さらに、スラリー7を浸漬した不織布を100℃の熱風で乾燥し、巻き取り部11で巻き取ることにより、厚み約600μm、単位面積当り約160g/m2の活性炭2bを含んだ目付が約200g/m2の支持体2aを得た。
以上の工程を経た支持体2aを45mm×105mmに裁断することにより、活性炭シート2を得た。
(実施例2−2)
(実施例2−1)の工程により得られたスラリー7を浸漬した支持体2aを20MPaでプレスし、厚み約450μm、単位面積当り約160g/m2の活性炭2bを含んだ目付が約200g/m2の支持体2aを得た。
さらに、得られた支持体2aを45mm×105mmに裁断することにより、活性炭シート2を得た。
(実施例2−3)
(実施例2−2)の活性炭シート2をさらにニードルにより約10個/cm2の穴を開けた。
(実施例2−4)
フェノール樹脂を炭化した後、アルカリである水酸化カリウム(KOH)で賦活させた平均粒径D50=約3μmの粉状の活性炭2bを93重量%、バインダ2cとして水系バインダであるCMCのアンモニウム塩を5重量%、水分散バインダであるスチレンブタジエンゴムのラテックスを2重量%の配合割合で混合した混合物に固形分比が30%になるように水を添加し、分散することで活性炭スラリー7を得た。このスラリー7を用いた以外は、実施例1と同様の方法にて製造を行い、この結果、厚み約500μm、単位面積当り約90g/m2の活性炭2bを含んだ目付約130g/m2の支持体2aを得た。
得られた支持体2aを45mm×105mmに裁断することにより、活性炭シート2を得た。
(比較例2)
やしがらを炭化した後、水蒸気により賦活した平均粒径が約350μmの粒状の活性炭2bを45mm×105mmの天然繊維の袋に入れて圧力調整体を得た。
<特性評価>
上記各々の活性炭シート2および(比較例2)における圧力調整体をキャビネット3内に配置し、周波数特性(f0)を測定した。また、活性炭シート2が厚み1cmの場合に1.5kPaの圧力にて200ccの空気を透過させるために要した時間を、周波数特性(f0)の測定結果とともに下表に示す。
Figure 2010199660
なお、(表1)において「圧力調整体」とは、(実施例2−1)、(実施例2−2)、(実施例2−3)、および(実施例2−4)においては活性炭シート2を指し、(比較例2)においては粒状の活性炭2bを指す。
この結果より、以下のことが言える。
まず、(実施例2−1)、(実施例2−3)、および(実施例2−4)については(比較例2)に比べ、大幅にf0が低減されていることがわかる。さらに、(比較例2)はその圧力調整体の体積が非常に大きい。したがって、本実施の形態の活性炭シート2をスピーカ装置1に配置することにより、従来の圧力調整体よりも小さい形状でありながら、従来の圧力調整体と同等あるいはそれ以上の低音再生能力を発揮できる。
一方、(実施例2−2)においては他の実施例ほど顕著なf0の低減は見受けられない。
これは、(実施例2−2)において活性炭シート2をプレスしたことに起因する。すなわち、活性炭シート2をプレスしたため、(表1)に示したように、活性炭シート2の透気度が低下し、活性炭シート2内部の活性炭2bまで空気が到達しないため、活性炭シート2の空気吸着能力が低下するのである。そしてこの結果、低音再生能力が低下している。したがって、(表1)からわかるように200ccの空気が1.5kPaの圧力にて透過するための時間が活性炭シート2の厚み1cm当り30秒以下であることが望ましい。
ただし、(実施例2−3)のごとく、(実施例2−2)の活性炭シート2にニードルにて穴を開けると、(表1)からわかるように透気度が改善され、十分な低音再生能力が発揮されることがわかる。このことから、活性炭シート2のプレス処理を行った後に、ニードルで穴を開けたり、あるいはほぐしたりすると、十分な低音再生能力が確保できる上に、活性炭シート2のさらなる薄型化が図れる。
なお、(表1)における活性炭シート2の厚み1cm当りの空気200ccの透過時間の測定は図5に示す透気度測定装置15を用いて行った。この透気度測定装置15は、活性炭シート2をシート固定部16に固定し、225gのピストン17が14cm落下する時間を測定することで活性炭シート2の透気度を測定するものである。ここで、ピストン17の重さと断面積の関係から、本透気度測定方法において空気は1.5kPaの圧力にて押圧されていることと等価であることを注記する。また、ピストン17が約14cm落下する間に活性炭シート2を透過する空気の体積は200ccである。
この透気度測定装置15において、ピストン17が落下する時間が短いほど活性炭シート2の透気度は良好である。
また、支持体2aの目付は、液体を浸漬可能な支持体2aとして織布、不織布、紙を用いる場合には、10g/m2以上300g/m2以下であることが望ましい。支持体2aの目付が、10g/m2よりも小さい場合には、支持体2aの強度が弱くなり、スラリー7の浸漬時に液体を浸漬可能な支持体2aが伸びる、あるいは破れてしまい、活性炭シート2が得られない。また、支持体2aの目付が300g/m2よりも大きい場合には、活性炭シート2の単位重量当りに含まれる活性炭2bの割合が少なくなるので、十分な低音再生効果を得るために必要な活性炭シート2の重量が増大してしまう。
また、活性炭シート2の厚みは液体を浸漬可能な支持体2aの厚みの1倍以上5倍以下であることが望ましい。活性炭シート2の厚みが液体を浸漬可能な支持体2aの厚みの1倍未満の場合には、活性炭シート2における支持体2aの割合が大きくなるために、活性炭シート2中に含まれる活性炭2bの重量が少なくなり、十分な低音再生能力を得るために必要な活性炭シート2の重量が多くなる。また、活性炭シート2の厚みが液体を浸漬可能な支持体2aの厚みの5倍よりも厚くなると、活性炭シート2の内部の活性炭2bまで空気が到達できないため、活性炭シート2の空気吸着能力が低下し、低音再生能力が低下する。以上の観点から、活性炭シート2の厚みは液体を浸漬可能な支持体2aの厚みの1倍以上5倍以下であることが望ましい。
以上、説明したように本実施の形態の活性炭シート2は、圧力調整体を薄型にすることができるため、より省スペースでの低音再生が可能である。さらに、上述のような点に留意して活性炭シート2を構成すれば、より一層の効果が得られる。
なお、実使用においては、活性炭シート2を複数枚重ねて使用することが望ましい。活性炭シート2を複数枚重ねることにより、活性炭シート2同士の間の空気も有効に活用できるために活性炭2bが吸着する空気量が増大するとともに、キャビネット3内に投入できる活性炭2bの重量が増えるので、低音再生能力が向上する。
また、活性炭シート2は天然繊維で被覆されたサンドイッチ構造としても良い。天然繊維で被覆することで導電性を有する活性炭2bが脱落して、電子機器がショートすることを回避することができる。その上、天然繊維は空気を透過させるので被覆してもある程度、空気吸着能力を保持できるために低音再生能力の低下はさほど見受けられない。
また、スピーカ装置1のキャビネット3は密閉した状態であることが望ましい。開放系の場合には使用環境や季節による湿度の影響で水蒸気が活性炭2bの細孔に吸着されるために、活性炭2bの空気の吸着能力が低下し、低音再生能力も低下する。従って、密閉にすることにより湿気の浸入を防ぐ構造にすることが好ましい。
(実施の形態2)
図6は、本発明の一実施の形態の電子機器の外観図である。
本実施の形態は、それぞれ、実施の形態1のスピーカ装置1を搭載して電子機器であるオーディオ用のミニコンポシステムを構成したものである。
図6に示すように、本発明のスピーカ装置1をエンクロジャー18に組み込んで、スピーカシステムを構成し、このスピーカ装置1に入力する電気信号の増幅手段であるアンプ19と、このアンプ19に入力されるソースを出力するプレーヤ20とを備えて、電子機器であるオーディオ用のミニコンポシステム21を構成したものである。
この構成とすることにより、電子機器の耐久性、信頼性の向上を実現することができるとともに、小型、コンパクトなスピーカであっても、デジタル対応化、高耐入力化、重低音再生化を実現することができる。
なお、当実施の形態は、電子機器としてオーディオ用のミニコンポシステム21に搭載した例について説明したが、これに限定されることなく、テレビ等の映像機器や、移動体通信機器であっても良い。すなわち、スピーカを搭載する電子機器であれば、全てに適用可能である。
(実施の形態3)
図7は、本発明の一実施の形態の装置を示す自動車の断面図である。
本実施の形態は、それぞれ、スピーカ装置1を搭載した装置である自動車を構成したものである。
すなわち、スピーカ装置1を自動車22のリアトレイに搭載して構成したものである。
本発明のスピーカ装置1を使用すると自動車を走らせた際にも従来のような圧力調整体(活性炭)の粉の振動音が発生しないという特長を有する。
よって、装置である自動車22の軽量化を図ることができるとともに、小型、コンパクトなスピーカであっても、デジタル対応化、高耐入力化、重低音再生化を実現することができる。
なお、当実施の形態は、装置として自動車22に搭載した例について説明したが、これに限定されることなく、列車や船舶等の移動装置さらには住宅等の構造物であっても良い。すなわち、スピーカを搭載する装置であれば、全てに適用可能である。
本発明による活性炭シートを圧力調整体として用いれば、スピーカ装置を小型化できるとともに、低音再生能力の向上が可能であり、本発明を用いたスピーカ装置は、小型、コンパクト化、デジタル対応化、高耐入力化、重低音再生化が必要な映像音響機器や情報通信機器、ゲーム機器等の電子機器、さらには自動車等の装置に好適に採用し得る。
本発明の一実施の形態におけるスピーカ装置を示す図 本発明の一実施の形態における活性炭シートの模式図 本発明の一実施の形態における含浸塗工装置を示す図 本発明の一実施の形態における評価装置を示す図 本発明の一実施の形態における透気度測定装置を示す図 本発明の一実施の形態における電子機器の外観図 本発明の一実施の形態における車両の模式図 従来のスピーカ装置を示す図
1 スピーカ装置
2 活性炭シート
2a 支持体
2b 活性炭
2c バインダ
3 キャビネット
4 スピーカユニット
5 含浸塗工装置
6 巻き出し部
7 スラリー
8 スラリーパン
9 ギャップ生成用丸棒
9a ギャップ
10 温風ノズル
11 巻き取り部
12 ブルドン管式圧力計
13 30ccガラス管注射器
14 被試験品
15 透気度測定装置
16 シート固定部
17 ピストン
18 エンクロジャー
19 アンプ
20 プレーヤ
21 ミニコンポシステム
22 自動車

Claims (7)

  1. キャビネットと、
    このキャビネットに取付けられたスピーカユニットと、
    前記キャビネットの内部に配置されたシート状の圧力調整体とからなるスピーカ装置であって、
    前記シート状の圧力調整体は、活性炭とこの活性炭同士の間に介在するバインダとを含むスピーカ装置。
  2. 前記シート状の圧力調整体は、
    シート状の不織布あるいは織布からなる支持体と、
    この支持体に付着せしめた前記活性炭と前記バインダからなる請求項1記載のスピーカ装置。
  3. 前記シート状の圧力調整体において、前記支持体を除いた前記活性炭と前記バインダの比率は、前記活性炭が80重量%以上、前記バインダとして溶媒に溶けるバインダが10重量%以下、かつ溶媒に溶けないバインダが10重量%以下である請求項1記載のスピーカ装置。
  4. 前記シート状の圧力調整体において、200ccの空気が1.5kPaの圧力にて透過するための時間が前記シート状の圧力調整体の厚み1cm当り30秒以下である請求項1記載のスピーカ装置。
  5. 請求項1記載のスピーカ装置を搭載した電子機器。
  6. 請求項1記載のスピーカ装置を搭載した車両。
  7. スピーカ装置のキャビネットの内部に配置され、このキャビネット内の圧力を調整するシート状の圧力調整体を製造する製造方法であり、
    シート状の支持体に、活性炭とバインダからなるスラリーを浸漬する工程を含むシート状の圧力調整体の製造方法。
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