JP2010193856A - 魚釣用スピニングリ−ル - Google Patents

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Abstract

【課題】実釣時の過酷なドラグ使用によるトラブル発生を回避してドラグ力の良好な調節操作性及び性能維持を図った魚釣用スピニングリ−ルを提供することである。
【解決手段】スプ−ル7の開口収容部7cには制動部材Aの摩擦板32と制動板33と摩擦板32と制動板34と摩擦板32と制動板33と摩擦板32が収容され、凹部からなる開口部7eにはクリック機構Bの皿状のクリックプレ−ト34と皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35が収容されている。
皿状のクリックプレ−ト34は、円筒部34bの内周の軸方向前方側にクリック凹凸部34dが、円筒部34bの内周の軸方向後方側に円形内周面34eを形成すると共に、内側底面34fから円形内周面34eの軸方向の幅寸法Wは、押圧部35の肉厚tに対し、W>tに設定されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、釣糸が巻回されるスプ−ルの回転を制動する制動装置を備えた魚釣用スピニングリ−ルに関する。
魚釣用スピニングリ−ルにおいて、スプ−ルの回転を制動する制動装置をリ−ル本体に備え、リ−ル本体前部に設けたドラグ調節ツマミを回転操作することで、スプ−ルの制動力を強弱に調節できる構成が、例えば特許文献1及び特許文献1に記載された図面のスプ−ルを拡大した従来例図面図11のように従来から知られている。
特許文献1及び従来例図面図11の構成は、スプ−ル7の開口収容部に設けたドラグ機構の摩擦板32の軸方向前部には、皿状のクリックプレ−ト34が装着されてスプ−ル軸6に回り止め嵌合され、皿状のクリックプレ−ト34の前面にはドラグ調節ツマミ45に一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35が圧接され、クリックプレ−ト34の円筒部34b内周に設けられた凹凸部34cにクリック用バネホルダ−からなる押圧部35に設けたクリック用バネ44の係合部44dが係合されている。
ドラグ調節ツマミ45に一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35をクリックプレ−ト34に押し当てた状態で摩擦回転させることで、クリックプレ−ト34を介して摩擦板32を押圧し、スプ−ル軸6に対するスプ−ル7の摩擦結合力を調節してドラグ力を発生するようにしている。
そして、クリックプレ−ト34を押圧して回転操作されるドラグ調節ツマミ45に一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35の回転操作を良くする為に、安価で摩擦係数の小さい樹脂が、押圧部35に多用化されている状況にある。
特開2002−262729号公報
解決しようとする問題点は、スピ−ドの有る大型魚とのファイティングを行う際、ドラグ機構で釣糸に張力を掛けた状態で、スプ−ルを逆回転させて釣糸を繰り出し、そして釣糸を巻取る操作を何度も繰り返して行う等、過酷な条件下での使用によってドラグ機構部内で発生した摩擦熱により、ドラグ調節ツマミ45の樹脂で形成された押圧部35が溶けてドラグ調節ツマミ45の回転操作による押圧寸法が変化(減少)してドラグ力が低下してしまい、ドラグ性能が安定しない等の不具合が発生する。
さらに、ドラグ調節ツマミ45の樹脂で形成された押圧部35が溶けると、図11のように溶けた樹脂aが押圧部35の外側に、はみ出してクリックプレ−ト34の円筒部34bの内周に設けられた凹凸部34cに入り込んで、固着するとドラグ調節ツマミ45の回転操作が出来なくなり、ドラグ調整が行えなくなる等、実釣時のドラグ使用によりトラブルが発生する。
本発明の目的は前記欠点に鑑み、実釣時の過酷なドラグ使用によるトラブル発生を回避してドラグ力の良好な調節操作性及び性能維持を図った魚釣用スピニングリ−ルを提供することである。
本発明の請求項1は、リ−ル本体に設けたスプ−ル軸に、釣糸を巻回するスプ−ルを回転自在に装着し、このスプ−ルの前部に開口する凹部内にドラグ機構の摩擦板を兼ねた皿状のクリックプレ−トが収容され、前記凹部内に収容した摩擦板を、スプ−ル軸の前部に螺合するドラグ調節ツマミの押圧部で押圧することで、スプ−ル軸に対するスプ−ルの摩擦結合力を調節可能とした魚釣用スピニングリ−ルにおいて、前記クリックプレ−トの円筒部内周の軸方向前方側に前記ドラグ調節ツマミの押圧部に設けたクリック用バネの係合部に係合するクリック凹凸部を形成し、前記クリックプレ−トの円筒部内周の軸方向後方側に円形内周面を形成すると共に、該円形内周面の軸方向の幅寸法Wは、前記ドラグ調節ツマミの押圧部の肉厚tに対し、W>tに設定したことを要旨とするものである。
本発明の請求項2は、リ−ル本体に設けたスプ−ル軸に、釣糸を巻回するスプ−ルを回転自在に装着し、このスプ−ルの前部に開口する凹部内にドラグ機構の摩擦板を兼ねた皿状のクリックプレ−トが収容され、前記凹部内に収容した摩擦板を、スプ−ル軸の前部に螺合するドラグ調節ツマミの押圧部で押圧することで、スプ−ル軸に対するスプ−ルの摩擦結合力を調節可能とした魚釣用スピニングリ−ルにおいて、前記ドラグ調節ツマミは、金属材で形成されたベ−スとなる押圧部と、該押圧部の前記クリックプレ−トの対向面に樹脂材で形成される圧接部との2重構成で形成されたことを要旨とするものである。
本発明の請求項1によれば、皿状のクリックプレ−トの円筒部内に形成されたクリック凹凸部の位置は、内側底面から円形内周面の前部の位置にあって軸方向の幅寸法Wは皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部の肉厚tに対し、W>tに設定されているので、ドラグ機構部内で発生した摩擦熱により、ドラグ調節ツマミの樹脂で形成された押圧部の溶けた樹脂aが押圧部の外側に回っても、クリック凹凸部内に侵入して固着することがないので、ドラグ調節ツマミの回転操作が阻害されることがなく、実釣時のドラグ使用によるトラブルが回避できる。
本発明の請求項2によれば、押圧部が溶けて肉厚が減少しても押圧部の2重構成の金属材で形成された押圧部で押圧できるので、ドラグ力を必要なだけ調節することが出来て、ドラグ力の良好な調節操作性の維持を図りながら、実釣時のドラグ使用によるトラブルを回避できる。
本発明は魚釣用スピニングリ−ル全般に利用できる。
第1実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの断面側面図である。 同魚釣用スピニングリ−ルのスプ−ルの拡大断面側面図である。 同魚釣用スピニングリ−ルのドラグ調節ツマミとドラグ調節ツマミに一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部の拡大断面側面図である。 同スプ−ルの分解断面側面図である。 同スプ−ル軸とスプ−ル支持部材の拡大断面側面図である。 同皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部の拡大平面図である。 同クリック用バネの拡大平面図である。 第2実施例で、魚釣用スピニングリ−ルのドラグ調節ツマミとドラグ調節ツマミに一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部の断面側面図である。 第3実施例で、魚釣用スピニングリ−ルのドラグ調節ツマミとドラグ調節ツマミに一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部の断面側面図である。 第4実施例で、魚釣用スピニングリ−ルのドラグ調節ツマミとドラグ調節ツマミに一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部の断面側面図である。 従来例の魚釣用スピニングリ−ルのスプ−ルの断面側面図と要部拡大断面側面図である。
魚釣用スピニングリ−ル1は、スプ−ル7の凹部からなる開口収容部7cには制動部材Aの摩擦板32と制動板33と摩擦板32と制動板34と摩擦板32と制動板33と摩擦板32が収容され、凹部からなる開口部7eにはクリック機構Bの皿状のクリックプレ−ト34と皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35が収容されている。
皿状のクリックプレ−ト34は底面中心に中心透孔34aが、円筒部34bの内周の軸方向前方側にクリック凹凸部34dが、円筒部34bの内周の軸方向後方側に円形内周面34eを形成すると共に、内側底面34fから円形内周面34eの軸方向の幅寸法Wは、皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35の肉厚tに対し、W>tに設定されている。
以下、図示の実施例によって本発明を説明すると、図1から図7は第1実施例で図1は魚釣用スピニングリ−ルの断面側面図、図2は魚釣用スピニングリ−ルのスプ−ルの拡大断面側面図、図3は魚釣用スピニングリ−ルのドラグ調節ツマミとドラグ調節ツマミに一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部の拡大断面側面図、図4はスプ−ルの分解断面側面図、図5はスプ−ル軸とスプ−ル支持部材の拡大断面側面図、図6は皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部の拡大平面図、図7はクリック用バネの拡大平面図である。
魚釣用スピニングリ−ルは、リ−ル本体1の一側に蓋体10が取り付けられてリ−ル本体1に取り付けられた軸受11と蓋体10に取り付けられた軸受12で駆動歯車2の回転軸2aの両端が軸承されている。
回転軸2aの中心多角形孔にハンドル13が固定されたハンドル軸14が左右交換自在に挿入嵌合されている。
軸受11はリ−ル本体1の段付凹部1a内に挿入されている。
軸受12は蓋体10の段付凹部10a内に挿入されている。
リ−ル本体1の前部には軸受17で回転軸筒3が回転自在に軸受されると共に前側に突出されている。
軸受17より前側の回転軸筒3の外周にカラ−18とロ−タ4の筒部4aが回り止め嵌合されてナット19で固定されている。
回転軸筒3の基端は軸受部1cで回転自在に軸承され、基端の前側に一体的に形成されたピニオン3aに駆動歯車2が噛合されてロ−タ4はハンドル13の回転に連動して回転されるように支持されている。
前記回転軸筒3の中心孔にはスプ−ル軸6の太径部6aが前後往復動可能に摺動自在に挿入され、スプ−ル軸6の先端にはスプ−ル7が取り付けられてスプ−ル軸6の後端部6bには連結体20がビス21で取り付けられている。
リ−ル本体1の内側には歯車22が軸部1dに軸承され、歯車22は駆動歯車2の回転軸2aに形成された歯車2bに噛合されている。
歯車22には偏芯位置に突起が形成されて連結体20の穴に挿入されている。
ロ−タ4は筒部4aで回転軸筒3に取り付けられ、筒部4aと前壁4cと大径の筒部4dと大径の筒部4dの基部4e、4fの外周から前方に向けて突出された一対の支持腕4g、4hとで形成されている。
一対のベ−ル支持腕4g、4hの先端部外側に一方のベ−ル支持部材23と他方のベ−ル支持部材24がビス25、26で釣糸巻取位置と釣糸放出位置に反転自在に軸承されている。
一方のベ−ル支持部材23には釣糸案内ロ−ラ27の取付部28が取り付けられている。
他方のベ−ル支持部材24と取付部28の間にベ−ル29が取り付けられている。
スプ−ル軸6は太径部6aの先端側に段部で太径部6aより小径の小径部6cが形成され、先端にネジ部6dが形成されている。
小径部6cには軸方向と直交する透孔6eが穿設されている。
小径部6c外周には筒状のスプ−ル支持部材9と軸受31と筒状のスプ−ル支持部材9′が嵌合されている。
スプ−ル7は、内側軸筒部7aと、内側軸筒部7aより大径の筒部7bと、内側軸筒部7aの前側の凹部からなる制動部材Aの開口収容部7cと、開口収容部7cの周面に形成された複数条の軸方向の縦溝7dと、開口収容部7cより前側の凹部からなる開口部7eと、開口部7eの周面に形成された段部7fと、大径の筒部7b内周に形成されたクリック凹凸歯7gと、釣糸が巻回される外周の釣糸巻回胴部7hと、前側の鍔部7iと、後側の大径の筒部7jとで形成されている。
凹部からなる開口収容部7cには制動部材Aの摩擦板32と制動板33と摩擦板32と制動板34と摩擦板32と制動板33と摩擦板32が収容され、凹部からなる開口部7eにはクリック機構Bの皿状のクリックプレ−ト34と皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35が収容される。
前側の鍔部7iの前側には段部7kが形成されて硬質のリング状の鍔部36が段部7kに嵌められるように鍔部7iに重ねられてナット部材37で取り付けられている。
スプ−ル支持部材9は筒部9aの後端に2段の鍔部9b、9cが形成され、鍔部9cの前側に周溝9dが、内側に逃げ凹部9eが形成されている。
鍔部9cの前側の筒部9a外周に摩擦板40が嵌合されている。
スプ−ル支持部材9′は筒部9fに軸方向と直交する透孔9gが穿設されている。
筒部9fの後端内側に逃げ凹部9hが形成されている。
透孔9gと透孔6eには係合ピン41が挿脱自在に挿入される。
スプ−ル支持部材9の筒部9aの周溝9dにOリングからなる弾性シ−ル部材42が嵌合されている。
スプ−ル支持部材9′の筒部9fの外周には軸受43が嵌合されている。
軸受31と軸受43の外周にはスプ−ル2の内側軸筒部7aが嵌合され、スプ−ル7の内側軸筒部7aより前側の筒部9f外周には制動部材Aの摩擦板32と制動板33と摩擦板32と制動板34と摩擦板32と制動板33と摩擦板32とクリック機構Bの皿状のクリックプレ−ト34と皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35が嵌合されている。
制動板33の外周の突起は縦溝7dでスプ−ル7に回り止めされている。
制動板34の中心透孔と皿状のクリックプレ−ト34の中心透孔34aはスプ−ル支持部材9′の筒部9f外周に回り止め嵌合されている。
係合ピン41が挿脱自在に挿入されたスプ−ル軸6の透孔6eとスプ−ル支持部材9′の透孔9gは、軸受43で閉塞されている。
皿状のクリックプレ−ト34は底面中心に中心透孔34aが、円筒部34bの内周の軸方向前方側にクリック凹凸部34dが、円筒部34bの内周の軸方向後方側に円形内周面34eを形成すると共に、内側底面34fから円形内周面34eの軸方向の幅寸法Wは、皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35の肉厚tに対し、W>tに設定されている。
皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35は図2から図4、図6のように、内側の底面35aと、底面35aの外側の押圧面35bと、底面35aの中心透孔35cと、円筒部35dと、円筒部35dに穿設された透孔35e、35fと回り止め用切欠き35g、35gとで形成されている。
クリック用バネホルダ−からなる押圧部35の中にはクリック用バネ44が取り付けられている。
クリック用バネ44は図7のように円弧部44aと、円弧部44aが開放された係止部44b、44bと、並行な摺動案内部分44c、44cと山形傾斜した係合部44dで形成されている。
クリック用バネホルダ−からなる押圧部35の円筒部35d内にクリック用バネ44が挿入されて透孔35eの中に摺動案内部分44c、44cと山形傾斜した係合部44dが挿入され、透孔35f内の両縁に係止部44b、44bが係止される。
山形傾斜した係合部44dは皿状のクリックプレ−ト34の円筒部34bの内周に形成されたクリック凹凸部34dに係合される。
クリック用バネホルダ−からなる押圧部35はドラグ調節ツマミ45に一体的に結合され、ドラグ調節ツマミ45とクリック用バネホルダ−からなる押圧部35の間に環状弾性シ−ル部材5が挾み込まれている。
ドラグ調節ツマミ45はドラグ調節ツマミ45の内側に回り止め嵌合されたナット体46のナット部46aがスプ−ル軸6の先端のネジ部6dに螺合されることでスプ−ル軸6に取り付けられている。
ナット部材37は筒部37aと、鍔部37bと、筒部37aの下端に外側に向けた鈎部37cと、鍔部37bの内側の凹部からなる開口部37dで形成されている。
鈎部37cはスプ−ル7の段部7fにワンタッチ作業で係止されると共にOリングからなる弾性シ−ル材39が押圧される。
ドラグ調節ツマミ45とクリック用バネホルダ−からなる押圧部35の間に挾み込まれた環状弾性シ−ル部材5′は、ナット部材37の開口部37dの縁部内周面に摺接されている。
ドラグ調節ツマミ45の表面にはツマミ操作部45aが、裏面には筒部45bと数条の腕部45cが形成されて腕部45cの先端に鈎部45dが形成されている。
鈎部45dはクリック用バネホルダ−からなる押圧部35の透孔35e、35fに係止されてドラグ調節ツマミ45と環状弾性シ−ル部材5とクリック用バネホルダ−からなる押圧部35が一体化されている。
筒部45bの内面には回り止め面45eが形成されてナット体46に形成された回り止め面46bが係合される。
ナット体46と皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35の底面35aの間には発条48が挿入されている。
スプ−ル支持部材9の鍔部9cの外周には皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35と略同形の皿状のクリック用バネホルダ−35′の中心透孔35hが回り止め嵌合され、皿状のクリック用バネホルダ−35′の中にはクリック用バネ44と略同形のクリック用バネ44′が取り付けられている。
クリック用バネ44′の山形傾斜した係合部44dはスプ−ル7のクリック凹凸歯7gに係合される。
スプ−ル軸6の先端にスプ−ル7と、制動部材Aと、ドラグ調節ツマミ45と一体化されたクリック機構Bとが組み込まれる時は、スプ−ル軸6の小径部6c外周に筒状のスプ−ル支持部材9と軸受31と筒状のスプ−ル支持部材9′が嵌合されて透孔9gと透孔6eに係合ピン41が挿入されると共にスプ−ル支持部材9′の筒部9fの外周に軸受43が嵌合される。
次にスプ−ル支持部材9′の筒部9fの外周に制動部材Aと、ドラグ調節ツマミ45と一体化されたクリック機構Bが嵌合されてスプ−ル軸6の先端のネジ部6dにドラグ調節ツマミ45の内側のナット体46のナット部46aが螺合される。
前記のように魚釣用スピニングリ−ルが構成されていると、皿状のクリックプレ−ト34の円筒部34b内に形成されたクリック凹凸部34dの位置は、内側底面34fから円形内周面34eの前部の位置にあって軸方向の幅寸法Wは皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35の肉厚tに対し、W>tに設定されていると共に、幅寸法Wは肉厚tの約2倍以上あって、ドラグ機構部内で発生した摩擦熱により、ドラグ調節ツマミ45の樹脂で形成された押圧部35の溶けた樹脂aが押圧部35の外側に回っても、クリック凹凸部34d内に浸入することがないので回転操作が阻害されることがない。
ドラグ調節ツマミ45の押圧部35の回転操作が阻害されないので、押圧部35が溶けて肉厚が減少してもドラグ力を必要なだけ調節することが出来る。
図8は第2実施例で図8は魚釣用スピニングリ−ルのドラグ調節ツマミとドラグ調節ツマミに一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部の断面側面図である。
第2実施例のドラグ調節ツマミ45とドラグ調節ツマミ45に一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35″は金属材で形成されて内側の底面35aの外側の押圧面35bの外側に、大円形の凹部35hと中心凹部35iが形成されている。
押圧面35bが図示しないクリックプレ−トの対向面となる。
大円形の凹部35hと中心凹部35iは図示しない手段で連結されている。
大円形の凹部35hと中心凹部35iには樹脂材で形成された圧接部49が固定されている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
第2実施例では図示しない皿状のクリックプレ−トの内側底面に樹脂材で形成された圧接部49が圧接されるが、ドラグ機構部内で発生した摩擦熱により樹脂材で形成された圧接部49が溶けると金属材の押圧部35″の押圧面35bが圧接されることになり、樹脂材で形成された圧接部49が溶けて無くなってもドラグ調節が出来なくなることがない。
図9は第3実施例で図9は魚釣用スピニングリ−ルのドラグ調節ツマミとドラグ調節ツマミに一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部の断面側面図である。
第3実施例のドラグ調節ツマミ45とドラグ調節ツマミ45に一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35″は金属材で形成されて外側の押圧面35bの外側全体がキャップ形状の樹脂材で形成された圧接部50が固定されて覆われている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
図10は第4実施例で図10は魚釣用スピニングリ−ルのドラグ調節ツマミとドラグ調節ツマミに一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部の断面側面図である。
第4実施例のドラグ調節ツマミ45とドラグ調節ツマミ45に一体的に結合された皿状のクリック用バネホルダ−からなる押圧部35″は金属材で形成されて外側の押圧面35bの外側全体と中心透孔がキャップ形状の樹脂材で形成された圧接部51が固定されて覆われている。
他の構成は前記第1実施例と略同一である。
1 リ−ル本体
6 スプ−ル軸
7 スプ−ル
34 皿状のクリックプレ−ト
32 摩擦板
45 ドラグ調節ツマミ
35、35″ 押圧部
34b 円筒部
34d 凹凸部
34e 円形内周面
44 クリック用バネ
44d 係合部
W 円形内周面の軸方向の幅寸法
t 押圧部の肉厚
49、50、51 圧接部

Claims (2)

  1. リ−ル本体に設けたスプ−ル軸に、釣糸を巻回するスプ−ルを回転自在に装着し、このスプ−ルの前部に開口する凹部内にドラグ機構の摩擦板を兼ねた皿状のクリックプレ−トが収容され、前記凹部内に収容した摩擦板を、スプ−ル軸の前部に螺合するドラグ調節ツマミの押圧部で押圧することで、スプ−ル軸に対するスプ−ルの摩擦結合力を調節可能とした魚釣用スピニングリ−ルにおいて、前記クリックホルダ−の円筒部内周の軸方向前方側に前記ドラグ調節ツマミの押圧部に設けたクリック用バネの係合部に係合する凹凸部を形成し、前記クリックプレ−トの円筒部内周の軸方向後方側に円形内周面を形成すると共に、該円形内周面の軸方向の幅寸法Wは、前記ドラグ調節ツマミの押圧部の肉厚tに対し、W>tに設定したことを特徴とする魚釣用スピニングリ−ル。
  2. リ−ル本体に設けたスプ−ル軸に、釣糸を巻回するスプ−ルを回転自在に装着し、このスプ−ルの前部に開口する凹部内にドラグ機構の摩擦板を兼ねた皿状のクリックプレ−トが収容され、前記凹部内に収容した摩擦板を、スプ−ル軸の前部に螺合するドラグ調節ツマミの押圧部で押圧することで、スプ−ル軸に対するスプ−ルの摩擦結合力を調節可能とした魚釣用スピニングリ−ルにおいて、前記ドラグ調節ツマミは、金属材で形成されたベ−スとなる押圧部と、該押圧部の前記クリックプレ−トの対向面に樹脂材で形成される圧接部との2重構成で形成されたことを特徴とする魚釣用スピニングリ−ル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018157778A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 グローブライド株式会社 魚釣用リールのドラグ装置、及び魚釣用リールの制動力調整部材

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JP2018157778A (ja) * 2017-03-22 2018-10-11 グローブライド株式会社 魚釣用リールのドラグ装置、及び魚釣用リールの制動力調整部材

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