JP2010190984A - 撮影用光学装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】安定した手振れの補正が可能になるとともに小型化することが可能な撮影用光学装置を提供すること。
【解決手段】撮影用光学装置1は、レンズと撮像素子2とレンズの光軸L1の方向へレンズを駆動するレンズ駆動機構とが搭載されるレンズ駆動装置3を有する可動モジュール19と、可動モジュール19を支持する支持体4と、支持体4に対して可動モジュール19の光軸L2が傾くように可動モジュール19を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構とを備えている。可動モジュール19は、可動モジュール19の傾きを検出するためのセンサ8と、レンズの光軸L1を所定方向へ折り曲げる反射面7aが形成される反射部材7とを備え、センサ8は、反射部材7の、反射面7aの反対側となる背面側に配置されている。
【選択図】図2
【解決手段】撮影用光学装置1は、レンズと撮像素子2とレンズの光軸L1の方向へレンズを駆動するレンズ駆動機構とが搭載されるレンズ駆動装置3を有する可動モジュール19と、可動モジュール19を支持する支持体4と、支持体4に対して可動モジュール19の光軸L2が傾くように可動モジュール19を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構とを備えている。可動モジュール19は、可動モジュール19の傾きを検出するためのセンサ8と、レンズの光軸L1を所定方向へ折り曲げる反射面7aが形成される反射部材7とを備え、センサ8は、反射部材7の、反射面7aの反対側となる背面側に配置されている。
【選択図】図2
Description
本発明は、レンズおよび撮像素子が搭載されるレンズ駆動装置を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機能を有する撮影用光学装置に関する。
近年、携帯電話等の携帯機器には、撮影用光学装置が搭載されている。携帯機器の場合、撮影時に手振れが発生しやすい。そこで、撮影時の手振れを補正することが可能な光学装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の光学装置は、レンズや撮像素子を搭載した可動部と、光学装置の基台に固定されるとともに可動部の底面に当接するピボット軸と、基台に固定されるとともに可動部を揺動可能に支持する板バネと、可動部を揺動させるための揺動機構とを備えている。この光学装置では、揺動機構は、駆動用コイルと駆動用磁石とによって構成されている。また、この光学装置では、光学装置の傾きを検出するためのX軸ジャイロとY軸ジャイロとが基台に固定されており、X軸ジャイロはX軸に平行な軸を中心とする基台の傾きを検出する機能を果たし、Y軸ジャイロはY軸に平行な軸を中心とする基台の傾きを検出する機能を果たしている。
特許文献1に記載の光学装置では、X軸ジャイロまたはY軸ジャイロによって基台の傾きが検出されると、揺動機構が駆動する。揺動機構が駆動すると、揺動機構の駆動力で、基台に対してピボット軸を支点にして可動部が揺動して、手振れが補正される。
なお、撮影用光学装置の撮影用レンズを駆動するレンズ駆動装置としては、たとえば、レンズの光軸方向から見たときの形状が長方形状となるレンズ駆動装置が知られている(たとえば、特許文献2および3参照)。この特許文献2および3に記載のレンズ駆動装置は、光学ズーム用レンズを保持する第1レンズホルダと、フォーカスレンズを保持する第2レンズホルダと、第1レンズホルダを光軸方向へ駆動する第1駆動機構と、第2レンズホルダを光軸方向へ駆動する第2駆動機構とを備えている。このレンズ駆動装置では、第1駆動機構は、光軸方向から見たときのレンズ駆動装置の長辺に略平行な方向におけるレンズ駆動装置の一端側に配置され、第2駆動機構は、光軸方向から見たときのレンズ駆動装置の長辺に略平行な方向におけるレンズ駆動装置の他端側に配置されている。
上述のように、特許文献1に記載の光学装置では、基台の傾きが検出されると、揺動機構の駆動力で可動部が揺動して、手振れが補正される。すなわち、この光学装置では、基台の傾きを検出しているにもかかわらず、可動部を揺動させて手振れを補正しており、傾きの検出対象と手振れ補正時の制御対象とが異なる。そのため、この光学装置では、安定した手振れ補正が困難になるおそれがある。
一方、近年、携帯電話等の携帯機器の市場では、携帯機器の小型化の要求が一段と高まっており、その結果、携帯機器に搭載される撮影用光学装置の小型化の要求も一段と高まっている。
そこで、本発明の課題は、安定した手振れの補正が可能になるとともに小型化することが可能な撮影用光学装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の撮影用光学装置は、レンズと撮像素子とレンズの光軸の方向へレンズを駆動するレンズ駆動機構とが搭載されるレンズ駆動装置を有する可動モジュールと、可動モジュールを支持する支持体と、支持体に対して可動モジュールの光軸が傾くように可動モジュールを揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構とを備え、可動モジュールは、可動モジュールの傾きを検出するためのセンサと、レンズの光軸を所定方向へ折り曲げる反射面が形成される反射部材とを備え、センサは、反射部材の、反射面の反対側となる背面側に配置されていることを特徴する。
本発明の撮影用光学装置では、可動モジュールが可動モジュールの傾きを検出するためのセンサを備えており、手振れ補正機構によって可動モジュールを揺動させて手振れを補正している。すなわち、本発明では、可動モジュールの一部を構成するセンサで可動モジュールの傾き(レンズ駆動装置の傾き)を検出し、可動モジュールを揺動させて手振れを補正しており、傾きの検出対象と手振れ補正時の制御対象とが同じになっている。そのため、本発明の撮影用光学装置では、安定した手振れ補正が可能になる。
また、本発明では、センサは、反射部材の、反射面の反対側となる背面側に配置されている。すなわち、センサは、可動モジュール内においてデッドスペースとなりやすい反射部材の背面側に配置されている。そのため、本発明では、デッドスペースを有効に利用して、可動モジュールを小型化することが可能になり、その結果、撮影用光学装置を小型化することが可能になる。
さらに、本発明では、反射部材の、レンズの光軸を折り曲げる反射面の反対側となる背面側にセンサが配置されている。そのため、反射面で折り曲げられた後の光軸の延長線上にセンサを配置することが可能になる。したがって、可動モジュールを小型化するために、たとえば、可動モジュールを構成する各部品の剛性を低下させても、センサによって、可動モジュールの傾きを精度良く検出することが可能になる。
本発明において、反射部材は、レンズの光軸を略90°折り曲げることが好ましい。このように構成すると、折り曲げられた後の光軸の方向において、可動モジュールをより小型化することが可能になり、その結果、撮影用光学装置をより小型化することが可能になる。
本発明において、レンズ駆動装置は、レンズ駆動装置の外周面の少なくとも一部を構成するケース体を備え、反射部材およびセンサは、ケース体の内部に配置されていることが好ましい。すなわち、反射部材およびセンサは、レンズ駆動装置の内部に配置されていることが好ましい。このように構成すると、反射部材およびセンサをレンズ駆動装置と一体で取り扱うことが可能になり、撮影用光学装置の組立時に、反射部材およびセンサを容易に取り扱うことが可能になる。また、撮影用光学装置の組立時には、ケース体によって反射部材およびセンサを適切に保護することが可能になる。
本発明において、撮影用光学装置は、可動モジュールの揺動中心になる支点部と、支持体と可動モジュールとを繋ぐ板バネとを備え、板バネは、支持体に対する相対移動が可能となるように可動モジュールを保持するとともに、支点部に向かって可動モジュールを付勢することが好ましい。このように構成すると、可動モジュールの揺動動作を妨げることなく、支点部に向かって可動モジュールを付勢することが可能になり、支点部を支点として可動モジュールを各方向へ揺動させることが可能になる。
以上のように、本発明の撮影用光学装置では、安定した手振れの補正が可能になるとともに小型化することが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(撮影用光学装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる撮影用光学装置1の平面図である。図2は、図1のE−E断面の断面図である。
図1は、本発明の実施の形態にかかる撮影用光学装置1の平面図である。図2は、図1のE−E断面の断面図である。
本形態の撮影用光学装置1は、携帯電話等の携帯機器に搭載される小型かつ薄型のカメラであり、図1に示すように、全体として扁平な略直方体状に形成されている。この撮影用光学装置1は、図2に示すように、レンズ(図示省略)および撮像素子2が搭載されるレンズ駆動装置3と、レンズ駆動装置3を揺動可能に支持する支持体4と、支持体4に対してレンズ駆動装置3を揺動させる揺動駆動機構5とを備えている。
レンズ駆動装置3には、レンズおよび撮像素子2に加え、レンズの光軸L1の方向(図2の左右方向)へレンズを駆動するためのレンズ駆動機構(図示省略)が搭載されている。このレンズ駆動機構は、たとえば、駆動用のコイルと駆動用の磁石とによって構成されている。また、レンズ駆動装置3には、レンズの光軸L1を所定方向へ折り曲げる反射面7aが形成される反射部材7と、レンズ駆動装置3の傾きを検出するためのセンサ8とが搭載されている。本形態では、図2に示すように、反射部材7は、レンズの光軸L1を略90°折り曲げている。なお、本形態では、反射部材7によって折り曲げられた後の光軸をレンズ駆動装置3の光軸L2とする。
以下では、図1、図2に示すように、互いに直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とする。また、X方向を左右方向、Y方向を前後方向、Z方向を上下方向とするとともに、図1、図2のX1方向側を「右」側、X2方向側を「左」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。本形態では、X方向(左右方向)は、レンズ駆動装置3が揺動していないときのレンズの光軸L1の方向であり、Z方向(上下方向)は、レンズ駆動装置3が揺動していないときのレンズ駆動装置3の光軸L2の方向である。
支持体4は、撮影用光学装置1の下面を構成するベース部材10と、撮影用光学装置1の前後左右の外周面および上面を構成する外ケース体11とを備えている。また、揺動駆動機構5は、駆動用磁石12と、駆動用磁石12に対向配置される駆動用コイル13とを備えている。本形態の揺動駆動機構5は、4個の駆動用磁石12と4個の駆動用コイル13とを備えている。
レンズ駆動装置3は、全体として扁平な略直方体状に形成されており、レンズ駆動装置3の外周面を構成するケース体15を備えている。ケース体15は、磁性材料で形成されている。また、ケース体15は、左端が開口する扁平な略直方体の箱状に形成されている。ケース体15の上面の右端側には、レンズ駆動装置3の光軸L2が通過する円形の貫通孔15aが形成されている。
撮像素子2は、たとえば、CCDやCMOSである。この撮像素子2は、ケース体15の左端の開口部を塞ぐように、ケース体15の内部の左端側に配置されている。レンズおよびレンズ駆動機構は、ケース体15の内部の、左右方向における中間位置に配置されている。本形態のケース体15はヨークの機能を果たしており、レンズ駆動機構はケース体15によって覆われている。
反射部材7は、たとえば、全反射ミラーであり、図2に示すように、平板状に形成されている。この反射部材7は、ケース体15の内部の右端側に配置されている。具体的には、貫通孔15aの下方に反射部材7が配置されている。また、反射部材7は、反射面7aを左斜め上方に向けた状態で、かつ、反射部材7の上端がケース体15の右側面に当接した状態で、ケース体15の内部に固定されている。この反射部材7は、上述のように、レンズの光軸L1を略90°折り曲げて、上方へ立ち上げている。
センサ8は、ジャイロセンサ(角速度センサ)または加速度センサである。このセンサ8は、ケース体15の内部の右端側に固定されている。具体的には、センサ8は、被写体の撮影に影響を与えることのない、反射部材7の、反射面7aの反対側となる背面側に固定されている。すなわち、センサ8は、反射部材7の背面とケース体15の内周面とによってケース体15の内部の右下端部に形成される空間内に配置されている。より具体的には、センサ8は、反射部材7の背面側の、レンズ駆動装置3の光軸L2の延長線上に配置されている。なお、センサ8は、レンズ駆動装置3の光軸L2の延長線上から外れた位置に配置されても良い。
センサ8には、フレキシブルプリント基板(FPC)16が接続されている。このFPC16は、撮像素子2にも接続されており、撮影用光学装置1の下端側で引き回されて、たとえば、撮影用光学装置1の左側面から引き出されている。
レンズ駆動装置3の前後左右の側面および上面は、下端が開口する底付きの略四角筒状に形成された上カバー部材17に覆われている。具体的には、ケース体15の外周面と上カバー部材17の内周面とが接触するように、レンズ駆動装置3の前後左右の側面および上面が上カバー部材17に覆われている。上カバー部材17は、たとえば、磁性材料で形成されている。上端側に配置される上カバー部材17の底部には、円形の貫通孔17aがケース体15の貫通孔15aと同心状に形成されている。また、上カバー部材17の前後左右の側面のそれぞれには、駆動用磁石12が固定されている。
レンズ駆動装置3の下面は、略矩形の平板状に形成された下カバー部材18に覆われている。下カバー部材18は、上カバー部材17の下端に固定されている。また、下カバー部材18の中心には、ベース部材10に形成される後述の突出部10aの上端部分が当接する当接面18aが平面状に形成されている。
本形態では、レンズ駆動装置3と上カバー部材17と下カバー部材18とが、支持体4に揺動可能に支持されている。すなわち、本形態では、レンズ駆動装置3と上カバー部材17と下カバー部材18とによって、支持体4に対して揺動可能な可動モジュール19が構成されている。なお、本形態では、レンズ駆動装置3の光軸L2が可動モジュール19の光軸でもある。すなわち、本形態の光軸L2は、レンズ駆動装置3の光軸であり、かつ、可動モジュール19の光軸である。
支持体4は、上述のように、ベース部材10と外ケース体11とを備えている。外ケース体11には、可動モジュール19の揺動範囲を規制するためのストッパ部材20が固定されている。また、ストッパ部材20には、支持体4と可動モジュール19とを繋ぐ板バネ21の一部が固定されている。
ベース部材10は、略矩形の平板状に形成されている。このベース部材10の略中心には、上側に向かって突出する突出部10aが形成されている。突出部10aの上端部分は、曲面状に形成されており、下カバー部材18の当接面18aに当接している。本形態では、突出部10aと当接面18aとによって、可動モジュール19の揺動中心(レンズ駆動装置3の揺動中心)となる支点部22が構成されている。
外ケース体11は、下端が開口する底付きの略四角筒状に形成されている。この外ケース体11の下端側の内周面には、ベース部材10およびストッパ部材20が固定されている。また、上端側に配置される外ケース体11の底部には、円形の貫通孔11aが、ケース体15の貫通孔15aおよび上カバー部材17の貫通孔17aと同心状に形成されている。
板バネ21は、ストッパ部材20に固定される固定側固定部と、下カバー部材18に固定される可動側固定部と、固定側固定部と可動側固定部とを繋ぐバネ部とから構成され、撮影用光学装置1の下端側に配置されている。バネ部は、固定側固定部に対する、前後、左右および上下方向への可動側固定部の相対移動が可能となるように形成されており、板バネ21は、支持体4に対する、前後、左右および上下方向への可動モジュール19の相対移動が可能となるように可動モジュール19を保持している。また、板バネ21は、ベース部材10の突出部10aと下カバー部材18の当接面18aとを確実に当接させるための与圧が発生するように(すなわち、可動モジュール19を下方向へ付勢する付勢力が発生するように)、撓んだ状態でストッパ部材20に固定されている。すなわち、板バネ21は、支点部22に向かって可動モジュール19を付勢している。
駆動用磁石12は、略矩形の板状に形成されている。この駆動用磁石12は、上カバー部材17の前後左右の側面のそれぞれに1個ずつ固定されており、外ケース体11の内部に配置されている。また、駆動用磁石12は、レンズ駆動装置3とともに揺動する。
駆動用コイル13は、導線の周りを被覆する絶縁被膜と、絶縁被膜の周りをさらに被覆する融着被膜とを備える融着線が空芯状に巻回された空芯コイルである。この駆動用コイル13は、融着線が略長方形状に巻回されて形成されている。また、駆動用コイル13は、絶縁性のフィルムを介して外ケース体11の前後左右の側面のそれぞれに1個ずつ固定されている。
図2に示すように、駆動用磁石12と駆動用コイル13とは所定の隙間をあけた状態で対向配置されている。具体的には、支点部22を支点として可動モジュール19が揺動しても、駆動用磁石12と駆動用コイル13とが接触しないように、駆動用磁石12と駆動用コイル13とが所定の隙間をあけた状態で対向配置されている。
本形態では、駆動用磁石12と駆動用コイル13とは、左右方向または前後方向で対向配置されており、左右方向で対向配置される駆動用磁石12と駆動用コイル13とによって、前後方向を揺動の軸方向として可動モジュール19を揺動させる(すなわち、Y軸回りに可動モジュール19を揺動させる)駆動力が発生する。また、前後方向で対向配置される駆動用磁石12と駆動用コイル13によって、左右方向を揺動の軸方向として可動モジュール19を揺動させる(すなわち、X軸回りに可動モジュール19を揺動させる)駆動力が発生する。
以上のように構成された撮影用光学装置1では、センサ8で手振れが検出されると(すなわち、可動モジュール19の傾きが規定値以上になっていることが検出されると)、センサ8での検出結果に基づいて、駆動用コイル13に電流が供給される。駆動用コイル13に電流が供給されると、可動モジュール19が支点部22を中心にして、レンズ駆動装置3の光軸L2(可動モジュール19の光軸L2)を傾けるように揺動して、手振れが補正される。本形態では、揺動駆動機構5と、板バネ21と、支点部22とによって、支持体4に対してレンズ駆動装置3の光軸L2が傾くように可動モジュール19を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構が構成されている。
なお、撮影用光学装置1において、手振れのない画像を得るためには、被写体を撮影している間に、手振れによって撮影用光学装置1の全体が傾いても、被写体に対する可動モジュール19の傾きを変化させずに、可動モジュール19が被写体に対して一定の姿勢を維持することが必要である。そのため、角速度センサ等のセンサ8の出力が常に0(ゼロ)となるようにフィードバック制御をしながら、支持体4に対する可動モジュール19の姿勢を補正し続けることが好ましい。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、可動モジュール19の一部を構成するセンサ8で可動モジュール19の傾き(レンズ駆動装置3の傾き)を検出し、このセンサ8での検出結果に基づいて、可動モジュール19を揺動させて手振れを補正している。たとえば、被写体の撮影中に、センサ8の出力を一定に保って、被写体に対する可動モジュール19の傾きを変化させないようにフィードバック制御をしながら、可動モジュール19を揺動させて手振れを補正している。すなわち、本形態では、傾きの検出対象と手振れ補正時の制御対象とが同じ可動モジュール19となっている。そのため、本形態の撮影用光学装置1では、安定した手振れ補正が可能になる。
以上説明したように、本形態では、可動モジュール19の一部を構成するセンサ8で可動モジュール19の傾き(レンズ駆動装置3の傾き)を検出し、このセンサ8での検出結果に基づいて、可動モジュール19を揺動させて手振れを補正している。たとえば、被写体の撮影中に、センサ8の出力を一定に保って、被写体に対する可動モジュール19の傾きを変化させないようにフィードバック制御をしながら、可動モジュール19を揺動させて手振れを補正している。すなわち、本形態では、傾きの検出対象と手振れ補正時の制御対象とが同じ可動モジュール19となっている。そのため、本形態の撮影用光学装置1では、安定した手振れ補正が可能になる。
本形態では、センサ8は、反射部材7の、反射面7aの反対側となる背面側に配置されている。具体的には、センサ8は、反射部材7の背面とケース体15の内周面とによって形成される空間内に配置されている。すなわち、可動モジュール19内でデッドスペースとなる反射部材7の背面側の空間内にセンサ8が配置されている。そのため、本形態では、デッドスペースを有効に利用して、可動モジュール19を小型化することができ、その結果、撮影用光学装置1を小型化することができる。
また、本形態では、デッドスペースを有効活用して可動モジュール19を小型化することができるため、可動モジュール19の揺動の支点となる支点部22と、可動モジュール19の重心との距離を小さくすることが可能になる。したがって、可動モジュール19の回転モーメントを小さくして、可動モジュール19を揺動させるための駆動力を小さくすることが可能になる。その結果、撮影用光学装置1の消費電力を小さくすることが可能になる。あるいは、撮影用光学装置1の消費電力が同じであれば、安価な駆動用磁石12を用いることや駆動用磁石12の体積を小さくすること等が可能になり、撮影用光学装置1の低コスト化を図ることが可能になる。
本形態では、センサ8は、レンズ駆動装置3の光軸L2の延長線上に配置されている。したがって、可動モジュール19を小型化するために、たとえば、可動モジュール19を構成する各部品の剛性を低下させても、センサ8によって、可動モジュール19の光軸L2の傾きを精度良く検出することが可能になる。すなわち、レンズ駆動装置3の光軸L2の延長線上にセンサ8が配置されていない場合には、可動モジュール19を構成する各部品の剛性を低下させると、各部品に生じるねじれ等の影響で、センサ8によって、可動モジュール19の光軸L2の傾きを精度良く検出することが困難になるが、本形態では、センサ8によって、可動モジュール19の光軸L2の傾きを精度良く検出することが可能になる。
本形態では、反射部材7は、レンズの光軸L1を略90°折り曲げている。そのため、上下方向において、可動モジュール19をより小型化することができる。すなわち、レンズの光軸L1と可動モジュール19の光軸L2とによって形成される角度が鋭角あるいは鈍角である場合には、光軸L2の方向と上下方向とを一致させると、可動モジュール19は上下方向で大型化するが、本形態では、レンズの光軸L1と可動モジュール19の光軸L2とによって形成される角度が略直角であるため、可動モジュール19を上下方向でより小型化することができる。その結果、本形態では、上下方向で撮影用光学装置1をより小型化することができる。
本形態では、反射部材7およびセンサ8は、レンズ駆動装置3の外周面を構成するケース体15の内部に配置されて固定されている。そのため、反射部材7およびセンサ8をレンズ駆動装置3と一体で取り扱うことができ、撮影用光学装置1の組立時における反射部材7およびセンサ8の取り扱いが容易になる。また、撮影用光学装置1の組立時に、ケース体15によって反射部材7およびセンサ8を適切に保護することが可能になる。
本形態では、板バネ21は、支持体4に対する、前後、左右および上下方向への可動モジュール19の相対移動が可能となるように可動モジュール19を保持している。また、板バネ21は、支点部22に向かって可動モジュール19を付勢している。そのため、可動モジュール19の揺動動作を妨げることなく、支点部22に向かって可動モジュール19を付勢することができ、支点部22を支点として可動モジュール19を各方向へ揺動させることができる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、反射部材7は、レンズの光軸L1を略90°折り曲げている。この他にもたとえば、反射部材7は、レンズの光軸L1を90°よりも小さい角度で折り曲げても良いし、レンズの光軸L1を90°よりも大きい角度で折り曲げても良い。
上述した形態では、反射部材7およびセンサ8は、レンズ駆動装置3の内部に配置されている。この他にもたとえば、反射部材7および/またはセンサ8は、レンズ駆動装置3の外部に配置されても良い。この場合には、たとえば、ケース体15の外周面と上カバー部材17の内周面との間に、反射部材7やセンサ8を配置するための空間を形成すれば良い。
上述した形態では、反射部材7は、たとえば、全反射ミラーであるが、反射部材7は、反射部材7に入射する光の一部を反射する光学部品であっても良い。また、上述した形態では、反射部材7は、平板状に形成されているが、反射部材7は、ブロック状に形成されても良い。
1 撮影用光学装置
2 撮像素子
3 レンズ駆動装置
4 支持体
5 揺動駆動機構(手振れ補正機構の一部)
7 反射部材
7a 反射面
8 センサ
15 ケース体
19 可動モジュール
21 板バネ(手振れ補正機構の一部)
22 支点部(手振れ補正機構の一部)
L1 レンズの光軸
L2 レンズ駆動装置の光軸(可動モジュールの光軸)
2 撮像素子
3 レンズ駆動装置
4 支持体
5 揺動駆動機構(手振れ補正機構の一部)
7 反射部材
7a 反射面
8 センサ
15 ケース体
19 可動モジュール
21 板バネ(手振れ補正機構の一部)
22 支点部(手振れ補正機構の一部)
L1 レンズの光軸
L2 レンズ駆動装置の光軸(可動モジュールの光軸)
Claims (4)
- レンズと撮像素子と前記レンズの光軸の方向へ前記レンズを駆動するレンズ駆動機構とが搭載されるレンズ駆動装置を有する可動モジュールと、前記可動モジュールを支持する支持体と、前記支持体に対して前記可動モジュールの光軸が傾くように前記可動モジュールを揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構とを備え、
前記可動モジュールは、前記可動モジュールの傾きを検出するためのセンサと、前記レンズの光軸を所定方向へ折り曲げる反射面が形成される反射部材とを備え、
前記センサは、前記反射部材の、前記反射面の反対側となる背面側に配置されていることを特徴する撮影用光学装置。 - 前記反射部材は、前記レンズの光軸を略90°折り曲げることを特徴とする請求項1記載の撮影用光学装置。
- 前記レンズ駆動装置は、前記レンズ駆動装置の外周面の少なくとも一部を構成するケース体を備え、
前記反射部材および前記センサは、前記ケース体の内部に配置されていることを特徴とする請求項1または2記載の撮影用光学装置。 - 前記可動モジュールの揺動中心になる支点部と、前記支持体と前記可動モジュールとを繋ぐ板バネとを備え、
前記板バネは、前記支持体に対する相対移動が可能となるように前記可動モジュールを保持するとともに、前記支点部に向かって前記可動モジュールを付勢することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の撮影用光学装置。
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---|---|---|---|
JP2009032888A JP2010190984A (ja) | 2009-02-16 | 2009-02-16 | 撮影用光学装置 |
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---|---|---|---|
JP2009032888A JP2010190984A (ja) | 2009-02-16 | 2009-02-16 | 撮影用光学装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2009
- 2009-02-16 JP JP2009032888A patent/JP2010190984A/ja active Pending
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