JP5653678B2 - 撮影用光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光学像の振れを補正するための振れ補正機能を有する撮影用光学装置に関する。
近年、携帯電話等の携帯機器には、撮影用光学装置が搭載されている。携帯機器の場合、撮影時に手振れが発生しやすい。そこで、撮影時の手振れを補正することが可能な撮影用光学装置が本出願人によって提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の撮影用光学装置は、レンズおよび撮像素子が搭載される可動モジュールと、可動モジュールを支持する固定体と、可動モジュールを固定体上で揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構とを備えている。この撮影用光学装置では、可動モジュールは、撮像素子が実装される基板を備えている。この基板は、レンズの光軸方向における可動モジュールの一端に固定されている。
また、可動モジュールは、レンズを保持して光軸方向へ移動可能な移動体と、移動体を光軸方向へ移動可能に支持するための支持体と、移動体を光軸方向へ移動させるレンズ駆動用コイルおよびレンズ駆動用磁石とを備えている。レンズ駆動用コイルは、移動体の外周面に巻回されている。支持体は、可動モジュールの外周面を構成する四角筒状のケースを備えており、レンズ駆動用磁石は、レンズ駆動用コイルに対向するようにケースの内周面に固定されている。また、可動モジュールの外周面(すなわち、ケースの外周面)には、四角筒状のヨークが固定されており、可動モジュールの外周面は、このヨークによって覆われている。
また、特許文献1に記載の撮影用光学装置では、手振れ補正機構は、手振れ補正用コイルと手振れ補正用磁石とを備えている。手振れ補正用磁石は、可動モジュールを構成するケースの外周面を覆うヨークの外周面に固定されている。また、撮影用光学装置の外周面を構成する四角筒状の固定体がヨークの外周面を囲むように配置されており、手振れ補正用コイルは、手振れ補正用磁石と対向するように固定体の内周面に固定されている。
特開2009−294393号公報
近年、携帯電話等の携帯機器の市場では、携帯機器の小型化の要求が一段と高まっており、その結果、携帯機器に搭載される撮影用光学装置の小型化の要求も一段と高まっている。一方で、近年、携帯機器の市場では、携帯機器に搭載される撮影用光学装置の高画素化の要求が一段と高まっており、その結果、撮像素子が実装される基板は大型化していく傾向にある。
そこで、本発明の課題は、光学像の振れを補正するための振れ補正機能を有する撮影用光学装置において、撮像素子が実装される基板が大型化しても装置を小型化することが可能な撮影用光学装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の撮影用光学装置は、撮像素子が実装される基板を有する撮影用モジュールと、撮像素子上に結像される光学像の振れを補正するための振れ補正装置とを備え、振れ補正装置は、撮影用モジュールを揺動可能に支持する支持体と、支持体に対して撮影用モジュールの光軸が傾くように撮影用モジュールを揺動させて振れを補正するための振れ補正機構とを備え、振れ補正機構は、撮影用モジュールの側面に固定される複数の振れ補正用磁石と、支持体に固定され振れ補正用磁石に対向配置される振れ補正用コイルとを備え、基板は、略正方形の板状に形成されるとともに撮影用モジュールの光軸方向における撮影用モジュールの一端側に配置され、光軸方向から見たときに、板状の基板の外周端は、撮影用モジュールの側面よりも外側に配置され、複数の振れ補正用磁石の全体が板状の基板と重なっていることを特徴とする。
本発明の撮影用光学装置では、光軸方向から見たときに、板状の基板の外周端は、撮影用モジュールの側面よりも外側に配置されている。したがって、高画素化を図るために撮像素子が実装される基板が大型化しているにもかかわらず、光軸方向から見たときに、基板の外周端が撮影用モジュールの側面よりも内側に配置されるように撮影用モジュールが構成されている場合と比較して、光軸方向に直交する方向で撮影用光学装置を小型化することが可能になる。また、本発明では、光軸方向から見たときに、複数の振れ補正用磁石の全体が板状の基板と重なっている。そのため、基板がより大型化する場合であっても、振れ補正用磁石よりも撮像素子側に形成されるスペースを利用して基板の外周側部分を配置することが可能になる。したがって、基板がより大型化しても撮影用光学装置を小型化することが可能になる。また、撮影用光学装置の組立時の、撮影用モジュールに振れ補正用磁石が固定された状態では、基板の外周端と他の構成部品とが接触しやすくなるため、振れ補正用磁石と他の構成部品とが接触しにくくなる。したがって、撮影用光学装置の組立時の振れ補正用磁石の損傷を抑制することが可能になる。
本発明において、撮影用モジュール側の可動側規制部材または振れ補正用磁石を保持する磁石保持部材あるいは振れ補正用磁石と、支持体側の固定側規制部材または振れ補正用コイルとが接触することで、撮影用モジュールの揺動範囲が規制されることが好ましい。このように構成すると、撮影用モジュールを揺動させたときの支持体と基板との接触を防止することが可能になる。したがって、基板に実装される電子部品の損傷や配線の断線等を防止することが可能になる。
本発明において、振れ補正機構は、撮影用モジュールと支持体とを繋ぐバネ部材を備え、バネ部材は、撮影用モジュールに固定される可動側固定部と、支持体に固定される固定側固定部と、可動側固定部と固定側固定部とを繋ぐとともに撮影用モジュールの揺動動作を可能とするバネ部とを備え、可動側固定部は、基板の被写体側の面の、撮影用モジュールの側面と基板の外周端との間に固定されていることが好ましい。このように構成すると、バネ部材の可動側固定部が基板に固定されているため、可動側固定部が固定される部材が別途設けられる場合と比較して、撮影用光学装置を小型化することが可能になる。また、可動側固定部が、たとえば、基板の反被写体側の面に固定されている場合には、可動側固定部に反被写体側への付勢力が生じると、可動側固定部が剥がれやすくなるが、このように構成すると、可動側固定部が基板の被写体側の面に固定されているため、可動側固定部に反被写体側への付勢力が生じても可動側固定部の剥がれを防止することが可能になる。
本発明において、光軸方向から見たときに、基板の外周端の全体が撮影用モジュールの側面よりも外側に配置されていることが好ましい。このように構成すると、バネ部材の付勢力を撮影用モジュールの全周に亘って作用させることが可能になるため、撮影用モジュールの揺動動作を安定させることが可能になる。
本発明において、振れ補正用磁石は、撮影用モジュールの側面に直接固定されていることが好ましい。このように構成すると、従来のように、撮影用モジュールの外周面を覆うように配置されるヨークに振れ補正用磁石が固定される場合と比較して、撮影用光学装置を小型化することが可能になる。また、撮影用モジュールの外周面を覆うようにヨークが配置される場合と比較して、揺動する部分の重量を低減することが可能になる。
本発明において、撮影用モジュールは、たとえば、撮像素子上に光学像を結像させるためのレンズを備えている。また、本発明において、撮影用モジュールは、たとえば、レンズを保持し光軸方向へ移動可能な可動体と、可動体を光軸方向へ移動可能に保持する保持体と、可動体を光軸方向へ駆動するためのレンズ駆動機構とを備えている。
本発明において、レンズ駆動機構は、可動体の外周面に固定されるレンズ駆動用コイルと、保持体に固定されレンズ駆動用コイルに対向配置されるレンズ駆動用磁石とを備え、保持体は、磁性材料で形成されるとともに、撮影用モジュールの側面を構成する略筒状のカバー部材を備え、カバー部材の内周面にレンズ駆動用磁石が直接固定され、カバー部材の外周面に振れ補正用磁石が直接固定されていることが好ましい。このように構成すると、従来のように、カバー部材の側面を覆うように配置されるヨークに振れ補正用磁石が固定される場合と比較して、撮影用光学装置を小型化することが可能になる。また、カバー部材の側面を覆うようにヨークが配置される場合と比較して、揺動する部分の重量を低減することが可能になる。また、このように構成すると、カバー部材がバックヨークとして機能するため、レンズ駆動用磁石に対向配置されるレンズ駆動用コイルを通過する磁束の密度、および、振れ補正用磁石に対向配置される振れ補正用コイルを通過する磁束の密度を高めることが可能になる。また、レンズ駆動用磁石が発生させる磁束と、振れ補正用磁石が発生させる磁束との干渉を抑制することが可能になる。したがって、レンズを光軸方向へ適切に移動させること、および、撮影用モジュールを適切に揺動させることが可能になる。
また、本発明において、レンズ駆動機構は、可動体の外周面に固定されるレンズ駆動用コイルと、保持体に固定されレンズ駆動用コイルの内周面に対向配置される略柱状のレンズ駆動用磁石とを備え、保持体は、磁性材料で形成されるとともに、撮影用モジュールの側面を構成する筒部と撮影用モジュールの被写体側の端面を構成する底部とを有する略有底筒状のカバー部材を備え、底部の反被写体側の面にレンズ駆動用磁石が直接固定され、筒部の外周面に振れ補正用磁石が直接固定されても良い。この場合であっても、従来のように、筒部を覆うようにヨークが配置される場合と比較して、撮影用光学装置を小型化することが可能になり、また、揺動する部分の重量を低減することが可能になる。また、この場合であっても、レンズ駆動用磁石に対向配置されるレンズ駆動用コイルを通過する磁束の密度、および、振れ補正用磁石に対向配置される振れ補正用コイルを通過する磁束の密度を高めることが可能になり、かつ、レンズ駆動用磁石が発生させる磁束と、振れ補正用磁石が発生させる磁束との干渉を抑制することが可能になる。
以上のように、本発明では、撮像素子が実装される基板が大型化しても撮影用光学装置を小型化することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかる撮影用光学装置の斜視図である。 図1のE−E断面の断面図である。 図1に示す撮影用光学装置の分解斜視図である。 図3に示すカメラモジュールの分解斜視図である。 図3に示す板バネの斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(撮影用光学装置の概略構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる撮影用光学装置1の斜視図である。図2は、図1のE−E断面の断面図である。なお、以下の説明では、図1に示すように、互いに直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とし、X方向を左右方向、Y方向を前後方向、Z方向を上下方向とする。また、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。
本形態の撮影用光学装置1は、携帯電話等の携帯機器、ドライブレコーダあるいは監視カメラシステム等に搭載される小型かつ薄型のカメラであり、オートフォーカス機能と振れ補正機能とを備えている。この撮影用光学装置1は、全体として略四角柱状に形成されている。本形態では、撮影用光学装置1は、撮影用のレンズの光軸Lの方向(光軸方向)から見たときの形状が略正方形状となるように形成されており、撮影用光学装置1の4つの側面は、左右方向または前後方向と略平行になっている。
撮影用光学装置1は、図1、図2に示すように、レンズおよび撮像素子を有するとともに揺動可能な撮影用モジュールとしてのカメラモジュール3と、レンズによって撮像素子上に結像される光学像の振れを補正するための振れ補正装置4とを備えている。本形態では、上下方向は、カメラモジュール3が揺動していないときのカメラモジュール3の光軸方向とほぼ一致する。また、本形態では、カメラモジュール3の下端側に撮像素子が搭載されており、上側に配置される被写体が撮影される。すなわち、本形態では、上側(Z1方向側)は被写体側(物体側)であり、下側(Z2方向側)は反被写体側(撮像素子側、像側)である。
(カメラモジュールの構成)
図3は、図1に示す撮影用光学装置1の分解斜視図である。図4は、図3に示すカメラモジュール3の分解斜視図である。
カメラモジュール3は、全体として略四角柱状に形成されている。本形態では、カメラモジュール3は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されており、カメラモジュール3の4つの側面は、左右方向または前後方向と略平行になっている。
このカメラモジュール3は、図2、図4に示すように、撮像素子上に光学像を結像させるためのレンズと、このレンズを保持し光軸方向へ移動可能な可動体5と、可動体5を光軸方向へ移動可能に保持する保持体6と、保持体6に対して可動体5を光軸方向へ駆動するためのレンズ駆動機構7と、近赤外光をカットするIRカットフィルタ11を保持するフィルタホルダ8とを備えている。可動体5は、可動体5の上端側に配置される板バネ9(図2参照)と、可動体5の下端側に配置される板バネ10(図2参照)とを介して保持体6に移動可能に保持されている。すなわち、可動体5と保持体6とは、板バネ9、10によって繋がれている。
可動体5は、複数のレンズが固定されたレンズホルダ12と、レンズホルダ12を保持するスリーブ13とを備えている。保持体6は、カメラモジュール3の4つの側面(外周面)を構成するカバー部材14と、カメラモジュール3の反被写体側の端面を構成するベース部材15とを備えている。
レンズホルダ12は、略円筒状に形成されている。このレンズホルダ12の内周側には、複数のレンズが固定されている。スリーブ13は、たとえば、略円筒状に形成されている。スリーブ13は、その内周側でレンズホルダ12を保持している。すなわち、スリーブ13の内周面にレンズホルダ12の外周面が固定されている。
カバー部材14は、磁性材料で形成されている。このカバー部材14は、底部14aと筒部14bとを有する底付きの略四角筒状(略有底四角筒状)に形成されている。底部14aは、上側に配置されており、カメラモジュール3の被写体側の端面を構成している。底部14aの中心には、略円形の貫通孔14cが形成されている。カバー部材14は、可動体5およびレンズ駆動機構7の外周側を囲むように配置されている。カバー部材14の底部14aの下面には、図2に示すように、スペーサ部材16が固定されている。スペーサ部材16は、略正方形の枠状に形成されている。スペーサ部材16には、板バネ9の一部が固定されている。
ベース部材15は、樹脂材料で形成されるとともに、略正方形の平板状に形成されている。このベース部材15は、カバー部材14の筒部14bの下端に固定されている。ベース部材15の中心には、図2に示すように、貫通孔15aが形成されている。また、ベース部材15には、板バネ10の一部が固定されている。
レンズ駆動機構7は、可動体5の外周面(具体的には、スリーブ13の外周面)に沿って巻回される2個のレンズ駆動用コイル18と、レンズ駆動用コイル18の外周面に対向配置される4個のレンズ駆動用磁石19とを備えている。
2個のレンズ駆動用コイル18は、その巻回方向が互いに異なるように巻回されている。たとえば、一方のレンズ駆動用コイル18は、図4の時計回りの方向に巻回され、他方のレンズ駆動用コイル18は、図4の反時計回りの方向に巻回されている。2個のレンズ駆動用コイル18は、上下方向に所定の間隔をあけた状態でスリーブ13の外周面に固定されている。
レンズ駆動用磁石19は、光軸方向から見たときの形状が略等脚台形状となる略四角柱状に形成されている。また、レンズ駆動用磁石19は、光軸方向から見たときの形状が略等脚台形状となる四角柱状に形成された磁石片20と磁石片21との2個の磁石片によって構成されている。具体的には、磁石片20の下面と磁石片21の上面とが当接した状態で、磁石片20と磁石片21とが互いに接着固定されることでレンズ駆動用磁石19が形成されている。
4個のレンズ駆動用磁石19は、カバー部材14の筒部14bの内周面に固定されている。具体的には、光軸方向から見たときの形状が略等脚台形状となるレンズ駆動用磁石19の2個の斜面が左右方向または前後方向と略平行になるように、4個のレンズ駆動用磁石19は、筒部14bの四隅の内側のそれぞれに直接固定されている。
4個の磁石片20は、レンズ駆動用コイル18との対向面に形成される磁極がいずれも同じになるように着磁されている。また、4個の磁石片20は、筒部14bへの固定面に形成される磁極がいずれも同じになるように、かつ、筒部14bへの固定面に形成される磁極とレンズ駆動用コイル18との対向面に形成される磁極とが異なる磁極となるように着磁されている。同様に、4個の磁石片21は、レンズ駆動用コイル18との対向面に形成される磁極がいずれも同じになるように着磁されている。また、4個の磁石片21は、筒部14bへの固定面に形成される磁極がいずれも同じになるように、かつ、筒部14bへの固定面に形成される磁極とレンズ駆動用コイル18との対向面に形成される磁極とが異なる磁極となるように着磁されている。
また、磁石片20、21は、レンズ駆動用コイル18との対向面に形成される磁極が互いに異なる磁極となるように、かつ、筒部14bへの固定面に形成される磁極が互いに異なる磁極となるように着磁されている。すなわち、レンズ駆動用磁石19は、異なる2つの磁極が上下方向で重なるように着磁されている。
フィルタホルダ8は、樹脂材料で形成されるとともに、略正方形の平板状に形成されている。このフィルタホルダ8は、ベース部材15の下面に固定されている。フィルタホルダ8の中心には、貫通孔8aが形成されている。フィルタホルダ8の上面側には、IRカットフィルタ11が固定されている。
撮像素子は、基板22に実装されている。基板22は、略正方形の板状に形成されている。この基板22は、フィルタホルダ8の下面に固定されており、カメラモジュール3の下端に配置されている。本形態の基板22の外形は、カバー部材14の外形、ベース部材15の外形およびフィルタホルダ8の外形よりも大きくなっており、光軸方向から見たときに、基板22の外周端はカメラモジュール3の側面よりも外側に配置されている。具体的には、光軸方向から見たときに、基板22の外周端の全体がカメラモジュール3の側面よりも外側に配置されている。すなわち、基板22の外周側部分は、全周に亘って、カメラモジュール3の側面よりも前後左右方向へ突出している。
基板22には、撮像素子の周辺回路を構成する各種の電子部品が実装されている。また、基板22には、カメラモジュール3の傾きの変化を検出するためのジャイロスコープが実装されている。この基板22には、FPC(フレキシブルプリント基板)23が接続されており、FPC23は、撮影用光学装置1の下端側で引き回されて、撮影用光学装置1の側面から引き出されている。また、基板22の下面には、図2に示すように、後述の球状部材35が当接する当接板24が固定されている。
(振れ補正装置の構成)
図5は、図3に示す板バネ28の斜視図である。
振れ補正装置4は、カメラモジュール3を揺動可能に支持する支持体27と、カメラモジュール3と支持体27とを繋ぐバネ部材としての板バネ28と、手振れ等の振れを補正するために支持体27に対してカメラモジュール3を揺動させる揺動駆動機構29とを備えている。
支持体27は、撮影用光学装置1の前後左右の4つの側面(外周面)を構成するケース体31と、撮影用光学装置1の下面側を構成する下ケース体32と、板バネ28の一部を固定するためのスペーサ部材33とを備えている。ケース体31は、略四角筒状に形成されており、カメラモジュール3を外周側から囲むように配置されている。下ケース体32は、底部32aと筒部32bとを有する底付きの略四角筒状(略有底四角筒状)に形成されている。スペーサ部材33は、略正方形の枠状に形成されている。
下ケース体32の底部32aは、下側に配置されており、撮影用光学装置1の下面を構成している。また、底部32aの中心には、カメラモジュール3の揺動の支点となる球状部材35の下端側が配置される円形状の配置孔32cが形成されている。本形態では、球状部材35と配置孔32cとによって、カメラモジュール3の揺動中心となる支点部36が構成されている。支点部36は、カメラモジュール3の下側に配置されており、球状部材35の上端は、当接板24の下面に当接している。
板バネ28は、図5に示すように、カメラモジュール3に固定される可動側固定部28aと、支持体27に固定される固定側固定部28bと、可動側固定部28aと固定側固定部28bとを繋ぐ4本のバネ部28cとを備えている。本形態では、固定側固定部28bに対してバネ部28cが撓むことで、可動側固定部28aに固定されたカメラモジュール3の揺動動作が可能となっている。
可動側固定部28aおよび固定側固定部28bは、環状に形成されている。具体的には、可動側固定部28aおよび固定側固定部28bは、略正方形状の枠状に形成されている。固定側固定部28bは、可動側固定部28aよりも大きく形成されており、可動側固定部28aの外周側に配置されている。バネ部28cは、可動側固定部28aと固定側固定部28bとの間に配置されている。また、バネ部28cは、略L形状に形成されている。
可動側固定部28aは、カメラモジュール3に直接固定されている。具体的には、図2に示すように、基板22の上面(被写体側の面)の、カメラモジュール3の側面と基板22の外周端との間に可動側固定部28aの下面が固定されている。固定側固定部28bは、図2に示すように、下ケース体32の筒部32bの上端とスペーサ部材33の下面との間に挟まれた状態で、筒部32bとスペーサ部材33とに固定されている。また、下ケース体32は、ケース体31の下端側に固定され、スペーサ部材33は、固定側固定部28bを介して下ケース体32の上側に配置された状態でケース体31に固定されている
板バネ28は、球状部材35の上端と当接板24とを確実に当接させるとともに、球状部材35の下端側と下ケース体32の配置孔32cの縁とを確実に当接させるための与圧が発生するように(すなわち、カメラモジュール3を下方向へ付勢する付勢力が発生するように)、撓んだ状態で固定されている。すなわち、図2に示すように、固定側固定部28bは、可動側固定部28aよりも下側に下がった状態で支持体27に固定されている。
揺動駆動機構29は、4個の振れ補正用コイル38と、4個の振れ補正用コイル38のそれぞれに対向配置される4個の振れ補正用磁石39とを備えている。
4個の振れ補正用コイル38は、図3に示すように、FPC40に実装されて形成されている。また、振れ補正用コイル38は、図3に示すように、略長方形状に巻回されて形成されており、互いに略平行な2個の長辺部38aを備えている。FPC40は、4個の振れ補正用コイル38のそれぞれが、ケース体31の内周面を構成する4つの内側面のそれぞれに配置されるように、ケース体31の内周面に沿って配置されている。また、FPC40は、長辺部38aが前後方向または左右方向と略平行になるように(すなわち、略長方形状に巻回された振れ補正用コイル38の短手方向と上下方向とが略一致するように)、ケース体31の内周面に固定されている。FPC40は、中継用のFPC41を介して、FPC23に接続されている。なお、振れ補正用コイル38は、空芯状に巻回された空芯コイルであっても良い。
振れ補正用磁石39は、略長方形の平板状に形成されている。4個の振れ補正用磁石39のそれぞれは、カバー部材14の筒部14bの外周面を構成する4つの側面のそれぞれに固定されている。すなわち、振れ補正用磁石39は、カメラモジュール3の側面に直接固定されている。具体的には、振れ補正用磁石39は、その厚さ方向が筒部14bの厚さ方向と一致し、かつ、その長手方向が左右方向または前後方向と略一致するように(すなわち、その短手方向が上下方向と略一致するように)、筒部14bの側面に直接固定されている。
上述のように、光軸方向から見たときに、基板22の外周端の全体がカメラモジュール3の側面よりも外側に配置されている。そのため、光軸方向から見たときに、振れ補正用磁石39の少なくとも一部と基板22の外周側とが重なっている。すなわち、図2に示すように、基板22の外周側の上方に振れ補正用磁石39の少なくとも一部が配置されている。本形態では、光軸方向から見たときに、基板22の外周端は、振れ補正用磁石39の外側面よりも外側に配置されているか、あるいは、振れ補正用磁石39の外側面と略一致している。そのため、本形態では、光軸方向から見たときに、振れ補正用磁石39の全体が基板22の外周側と重なっている。
振れ補正用磁石39は、略長方形の平板状に形成された磁石片42と磁石片43との2個の磁石片によって構成されている。具体的には、磁石片42の下面と磁石片43の上面とが当接した状態で、磁石片42と磁石片43とが互いに接着固定されることで振れ補正用磁石39が形成されている。
磁石片42は、一方の側面に形成される磁極と他方の側面に形成される磁極とが異なるように着磁されている。すなわち、筒部14bに固定される磁石片42の前後左右の内側面に形成される磁極と、振れ補正用コイル38に対向する磁石片42の前後左右の外側面に形成される磁極とが異なる磁極となるように、磁石片42は着磁されている。また、4個の磁石片42は、外側面に形成される磁極がいずれも同じになるように(すなわち、内側面に形成される磁極がいずれも同じになるように)着磁されている。
同様に、磁石片43は、筒部14bに固定される磁石片43の前後左右の内側面に形成される磁極と、振れ補正用コイル38に対向する磁石片43の前後左右の外側面に形成される磁極とが異なる磁極となるように着磁されている。また、4個の磁石片43は、外側面に形成される磁極がいずれも同じになるように(すなわち、内側面に形成される磁極がいずれも同じになるように)着磁されている。
また、磁石片42、43は、磁石片42の内側面の磁極と磁石片43の内側面の磁極とが異なる磁極となるように着磁されている。すなわち、磁石片42、43は、磁石片42の外側面の磁極と磁石片43の外側面の磁極とが異なる磁極となるように着磁されている。
(撮影用光学装置の概略動作)
以上のように構成された撮影用光学装置1では、レンズ駆動用コイル18に電流が供給されると、可動体5とともにレンズが光軸方向へ移動する。また、撮影用光学装置1では、基板22に実装されるジャイロスコープでカメラモジュール3の傾きの変化が検出されると、ジャイロスコープでの検出結果に基づいて、振れ補正用コイル38に電流が供給される。振れ補正用コイル38に電流が供給されると、支点部36を中心に、左右方向および/または前後方向を軸方向として、カメラモジュール3が光軸Lを傾けるように揺動して、振れが補正される。
本形態では、支点部36を中心にカメラモジュール3が傾いていくと、振れ補正用磁石39の上端側の外側面が振れ補正用コイル38に接触する。すなわち、本形態では、振れ補正用磁石39と振れ補正用コイル38とが接触することで、カメラモジュール3の揺動範囲が規制されている。なお、本形態では、板バネ28、揺動駆動機構29および支点部36等によって、支持体27に対して光軸Lが傾くようにカメラモジュール3を揺動させて振れを補正する振れ補正機構が構成されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、光軸方向から見たときに、基板22の外周端は、カメラモジュール3の側面よりも外側に配置されている。したがって、高画素化を図るために撮像素子が実装される基板22が大型化しているにもかかわらず、基板22の外周端がカメラモジュール3の側面よりも内側に配置されるようにカメラモジュール3が構成される場合と比較して、本形態では、前後左右方向で撮影用光学装置1を小型化することが可能になる。
また、本形態では、光軸方向から見たときに、振れ補正用磁石39と基板22とが重なっている。そのため、基板22の外周端がカメラモジュール3の側面よりも外側に配置されている場合であっても、振れ補正用磁石39の下側に形成されるデッドスペースを利用して基板22の外周側部分を配置することができる。したがって、本形態では、基板22が大型化しても撮影用光学装置1を小型化することが可能になる。また、本形態では、基板22の外周端は、振れ補正用磁石39の外側面よりも外側に配置されているか、あるいは、振れ補正用磁石39の外側面と略一致しているため、撮影用光学装置1の組立時の、カメラモジュール3に振れ補正用磁石39が固定された状態では、振れ補正用磁石39と他の構成部品とが接触しにくくなる。したがって、本形態では、撮影用光学装置1の組立時の振れ補正用磁石39の損傷を抑制することが可能になる。
本形態では、振れ補正用磁石39と振れ補正用コイル38とが接触することで、カメラモジュール3の揺動範囲が規制されている。そのため、カメラモジュール3が揺動しても、支持体27と基板22とが接触しない。したがって、基板22に実装される電子部品の損傷や配線の断線等を防止することが可能になる。
本形態では、振れ補正用磁石39は、カメラモジュール3の側面に直接固定されている。そのため、本形態では、従来のように、カメラモジュール3の側面を覆うように配置されるヨークに振れ補正用磁石39が固定される場合と比較して、撮影用光学装置1を小型化することが可能になる。特に本形態では、板バネ28の可動側固定部28aが基板22の上面に直接固定されているため、可動側固定部28aが固定される部材が別途設けられる場合と比較して、撮影用光学装置1をより小型化することが可能になる。
また、本形態では、カメラモジュール3の側面を覆うようにヨークが配置される場合と比較して、揺動する部分の重量を低減することが可能になる。また、本形態では、撮影用光学装置1の大きさが従来の撮影用光学装置と同じであれば、ヨークの分だけ、振れ補正用磁石39や振れ補正用コイル38を大きくすることが可能になるため、揺動駆動機構29の駆動力を高めることが可能になる。
本形態では、磁性材料で形成されたカバー部材14の筒部14bの内周面にレンズ駆動用磁石19が固定され、筒部14bの外周面に振れ補正用磁石39が固定されている。そのため、カバー部材14がバックヨークとして機能する。したがって、レンズ駆動用磁石19に対向配置されるレンズ駆動用コイル18を通過する磁束の密度、および、振れ補正用磁石39に対向配置される振れ補正用コイル38を通過する磁束の密度を高めることが可能になる。また、レンズ駆動用磁石19が発生させる磁束と、振れ補正用磁石39が発生させる磁束との干渉を抑制することが可能になる。したがって、レンズ駆動機構7によって、レンズを光軸方向へ適切に移動させること、および、揺動駆動機構29によって、カメラモジュール3を適切に揺動させることが可能になる。
本形態では、板バネ28の可動側固定部28aは、基板22の上面に固定されている。可動側固定部28aが基板22の下面に固定されている場合には、バネ部28cが撓むと、基板22の下面から可動側固定部28aが剥がれやすくなるが、本形態では、可動側固定部28aが基板22の上面に固定されているため、バネ部28cが撓んでも、基板22からの可動側固定部28aの剥がれを防止することができる。
本形態では、板バネ28の固定側固定部28bは、可動側固定部28aよりも下側に下がった状態で支持体27に固定されている。そのため、板バネ28を利用して、カメラモジュール3の下側に配置される支点部36に向かって、カメラモジュール3を付勢することができ、カメラモジュール3の揺動動作を安定させることが可能になる。特に本形態では、光軸方向から見たときに、基板22の外周端の全体がカメラモジュール3の側面よりも外側に配置されており、略正方形状の枠状に形成された可動側固定部28aが、基板22の上面の、カメラモジュール3の側面と基板22の外周端との間に固定されている。そのため、バネ部28cの付勢力をカメラモジュール3の全周に亘って作用させることが可能になり、カメラモジュール3の揺動動作をより安定させることが可能になる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、光軸方向から見たときに、基板22の外周端は、振れ補正用磁石39の外側面よりも外側に配置されているか、あるいは、振れ補正用磁石39の外側面と略一致しており、振れ補正用磁石39の全体が基板22の外周側と重なっている。この他にもたとえば、光軸方向から見たときに、基板22の外周端が振れ補正用磁石39の外側面よりも内側に配置されても良い。すなわち、振れ補正用磁石39の一部のみが基板22の外周側と重なっていても良い。
上述した形態では、光軸方向から見たときに、基板22の外周端の全体がカメラモジュール3の側面よりも外側に配置されている。この他にもたとえば、光軸方向から見たときに、基板22の外周端の一部がカメラモジュール3の側面よりも外側に配置されるように基板22が形成されても良い。
上述した形態では、レンズ駆動機構7は、レンズ駆動用コイル18とレンズ駆動用磁石19とを備えるいわゆるボイスコイルモータである。この他にもたとえば、レンズ駆動機構7は、レンズ駆動用コイル18およびレンズ駆動用磁石19に代えて、レンズを光軸方向へ移動させるための圧電素子を備えていても良いし、形状記憶合金を備えていても良い。
上述した形態では、レンズ駆動用磁石19は、カバー部材14の筒部14bの内周面に固定され、レンズ駆動用コイル18の外周面に対向している。この他にもたとえば、略柱状に形成されたレンズ駆動用磁石がレンズ駆動用コイル18の内周面に対向するように、カバー部材14の底部14aの下面に固定されても良い。すなわち、カメラモジュール3は、本出願人による先の出願「特願2010−70526号」に記載されているレンズ駆動装置と同様に構成されても良い。
上述した形態では、撮影用光学装置1は、オートフォーカス機能を備えているが、撮影用光学装置1は、オートフォーカス機能を備えていなくても良い。すなわち、本発明の撮影用モジュールには、カメラモジュール3からレンズ駆動機構7を取り除くことで構成されるモジュールも含まれる。なお、この場合には、たとえば、スリーブ13が保持体6に固定される。
上述した形態では、振れ補正用磁石39と振れ補正用コイル38とが接触することで、カメラモジュール3の揺動範囲が規制されている。この他にもたとえば、振れ補正用磁石39を保持する磁石保持部材をカメラモジュール3が備えている場合には、この磁石保持部材と振れ補正用コイル38とが接触することで、カメラモジュール3の揺動範囲が規制されても良い。また、カメラモジュール3の揺動範囲を規制するための可動側規制部材がカメラモジュール3に固定または形成されている場合には、この可動側規制部材と振れ補正用コイル38とが接触することで、カメラモジュール3の揺動範囲が規制されても良い。また、カメラモジュール3の揺動範囲を規制するための固定側規制部材が支持体27に固定または形成されている場合には、可動側規制部材または磁石保持部材あるいは振れ補正用磁石39とこの固定側規制部材とが接触することで、カメラモジュール3の揺動範囲が規制されても良い。なお、基板22と支持体27とが接触することで、カメラモジュール3の揺動範囲が規制されても良い。
上述した形態では、振れ補正用磁石39は、カメラモジュール3の側面に直接固定されている。この他にもたとえば、上述の特許文献1と同様に、カメラモジュール3の側面を覆うようにヨークが固定され、このヨークの外側面に振れ補正用磁石39が固定されても良い。すなわち、振れ補正用磁石39は、ヨークを介してカメラモジュール3の側面に固定されても良い。
上述した形態では、板バネ28の可動側固定部28aは、基板22の上面に固定されている。この他にもたとえば、可動側固定部28aは、フィルタホルダ8に固定されても良いし、振れ補正用磁石39の下面に固定されても良い。また、可動側固定部28aは、所定の取付部材を介して、振れ補正用磁石39、フィルタホルダ8または基板22に固定されても良い。また、上述した形態では、可動側固定部28aは、環状に形成されているが、可動側固定部28aは、環状に形成されていなくても良い。たとえば、可動側固定部28aは、4本のバネ部28cのそれぞれに繋がるように4分割されていても良い。
上述した形態では、カバー部材14は、磁性材料で形成されている。この他にもたとえば、カバー部材14は、非磁性材料で形成されても良い。また、カバー部材14の一部が磁性材料で形成され、カバー部材14の他の部分が非磁性材料で形成されても良い。
上述した形態では、略四角柱状に形成されたレンズ駆動用磁石19がカバー部材14の筒部14bの四隅の内側に固定されている。この他にもたとえば、略矩形の平板状に形成されたレンズ駆動用磁石19が筒部14bを構成する4つの側面の内側に固定されても良い。また、上述した形態では、レンズ駆動用コイル18は、スリーブ13の外周面に巻回されているが、レンズ駆動用コイル18は、略長方形状に巻回された空芯コイルであっても良い。この場合には、たとえば、空芯状の4個のレンズ駆動用コイル18がスリーブ13の外周面に固定される。
上述した形態では、カバー部材14の筒部14bの側面を構成する4つの外側面のそれぞれに振れ補正用磁石39が固定されている。この他にもたとえば、筒部14bの前後の側面の一方と左右の側面の一方との2つの側面に振れ補正用磁石39が固定されても良い。なお、筒部14bの外周面を構成する4つの外側面のうちの3つの外側面のそれぞれに振れ補正用磁石39が固定されても良い。
上述した形態では、レンズ駆動用磁石19は、磁石片20、21の2個の磁石片によって構成されているが、レンズ駆動用磁石19は、1個の磁石片によって構成されても良い。この場合には、たとえば、レンズ駆動用コイル18との対向面が上下方向で2つの磁極に分割されるように、レンズ駆動用磁石19が着磁される。同様に、振れ補正用磁石39は、1個の磁石片によって構成されても良い。この場合には、たとえば、振れ補正用コイル38との対向面が上下方向で2つの磁極に分割されるように、振れ補正用磁石39が着磁される。
上述した形態では、撮影用光学装置1は、光軸方向から見たときの形状が略正方形状となるように形成されているが、撮影用光学装置1は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となるように形成されても良い。また、撮影用光学装置1は、光軸方向から見たときの形状がその他の多角形状となるように形成されても良いし、光軸方向から見たときの形状が円形状や楕円形状となるように形成されても良い。同様に、カメラモジュール3は、光軸方向から見たときの形状が略長方形状となるように形成されても良い。また、カメラモジュール3は、光軸方向から見たときの形状がその他の多角形状となるように形成されても良いし、光軸方向から見たときの形状が円形状や楕円形状となるように形成されても良い。
上述した形態では、レンズを有するカメラモジュール3が搭載された撮影用光学装置1を例に本発明の実施の形態を説明したが、本発明の構成は、カメラモジュール3からレンズを取り除いたモジュールが搭載された撮影用光学装置にも適用可能である。すなわち、本発明の撮影用モジュールには、カメラモジュール3からレンズホルダ12を取り除くことで構成されるモジュール(すなわち、レンズは備えていないが、レンズを光軸方向へ移動させるための機能を備えているモジュール)も含まれており、本発明の構成は、このモジュールと、上述の振れ補正装置4とを備える撮影用光学装置にも適用可能である。この場合であっても、上述した形態と同様の効果を得ることができる。
1 撮影用光学装置
3 カメラモジュール(撮影用モジュール)
4 振れ補正装置
5 可動体
6 保持体
7 レンズ駆動機構
14 カバー部材
18 レンズ駆動用コイル
19 レンズ駆動用磁石
22 基板
27 支持体
28 板バネ(バネ部材、振れ補正機構の一部)
28a 可動側固定部
28b 固定側固定部
28c バネ部
29 揺動駆動機構(振れ補正機構の一部)
36 支点部(振れ補正機構の一部)
38 振れ補正用コイル
39 振れ補正用磁石
L 光軸
Z 光軸方向
Z1 被写体側

Claims (9)

  1. 撮像素子が実装される基板を有する撮影用モジュールと、前記撮像素子上に結像される光学像の振れを補正するための振れ補正装置とを備え、
    前記振れ補正装置は、前記撮影用モジュールを揺動可能に支持する支持体と、前記支持体に対して前記撮影用モジュールの光軸が傾くように前記撮影用モジュールを揺動させて振れを補正するための振れ補正機構とを備え、
    前記振れ補正機構は、前記撮影用モジュールの側面に固定される複数の振れ補正用磁石と、前記支持体に固定され前記振れ補正用磁石に対向配置される振れ補正用コイルとを備え、
    前記基板は、略正方形の板状に形成されるとともに前記撮影用モジュールの光軸方向における前記撮影用モジュールの一端側に配置され、
    前記光軸方向から見たときに、板状の前記基板の外周端は、前記撮影用モジュールの側面よりも外側に配置され、複数の前記振れ補正用磁石の全体が板状の前記基板と重なっていることを特徴とする撮影用光学装置。
  2. 前記撮影用モジュール側の可動側規制部材または前記振れ補正用磁石を保持する磁石保持部材あるいは前記振れ補正用磁石と、前記支持体側の固定側規制部材または前記振れ補正用コイルとが接触することで、前記撮影用モジュールの揺動範囲が規制されることを特徴とする請求項記載の撮影用光学装置。
  3. 前記振れ補正機構は、前記撮影用モジュールと前記支持体とを繋ぐバネ部材を備え、
    前記バネ部材は、前記撮影用モジュールに固定される可動側固定部と、前記支持体に固定される固定側固定部と、前記可動側固定部と前記固定側固定部とを繋ぐとともに前記撮影用モジュールの揺動動作を可能とするバネ部とを備え、
    前記可動側固定部は、前記基板の被写体側の面の、前記撮影用モジュールの側面と前記基板の外周端との間に固定されていることを特徴とする請求項1または2記載の撮影用光学装置。
  4. 前記光軸方向から見たときに、前記基板の外周端の全体が前記撮影用モジュールの側面よりも外側に配置されていることを特徴とする請求項記載の撮影用光学装置。
  5. 前記振れ補正用磁石は、前記撮影用モジュールの側面に直接固定されていることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の撮影用光学装置。
  6. 前記撮影用モジュールは、前記撮像素子上に光学像を結像させるためのレンズを備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の撮影用光学装置。
  7. 前記撮影用モジュールは、レンズを保持し前記光軸方向へ移動可能な可動体と、前記可動体を前記光軸方向へ移動可能に保持する保持体と、前記可動体を前記光軸方向へ駆動するためのレンズ駆動機構とを備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の撮影用光学装置。
  8. 前記レンズ駆動機構は、前記可動体の外周面に固定されるレンズ駆動用コイルと、前記保持体に固定され前記レンズ駆動用コイルに対向配置されるレンズ駆動用磁石とを備え、
    前記保持体は、磁性材料で形成されるとともに、前記撮影用モジュールの側面を構成する略筒状のカバー部材を備え、
    前記カバー部材の内周面に前記レンズ駆動用磁石が直接固定され、前記カバー部材の外周面に前記振れ補正用磁石が直接固定されていることを特徴とする請求項記載の撮影用光学装置。
  9. 前記レンズ駆動機構は、前記可動体の外周面に固定されるレンズ駆動用コイルと、前記保持体に固定され前記レンズ駆動用コイルの内周面に対向配置される略柱状のレンズ駆動用磁石とを備え、
    前記保持体は、磁性材料で形成されるとともに、前記撮影用モジュールの側面を構成する筒部と前記撮影用モジュールの被写体側の端面を構成する底部とを有する略有底筒状のカバー部材を備え、
    前記底部の反被写体側の面に前記レンズ駆動用磁石が直接固定され、前記筒部の外周面に前記振れ補正用磁石が直接固定されていることを特徴とする請求項記載の撮影用光学装置。
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