JP2010096805A - 撮影用光学装置 - Google Patents

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章弘 長田
Toshiyuki Karasawa
敏行 唐沢
Yuichi Takei
勇一 武居
Tadashi Takeda
正 武田
Hisahiro Ishihara
久寛 石原
Shinji Minamizawa
伸司 南澤
Seishi Miyazaki
清史 宮崎
Katsushige Yanagisawa
克重 柳澤
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Abstract

【課題】レンズおよび撮像素子を搭載したレンズ駆動装置を揺動させるための十分な駆動力を得ることが可能な撮影用光学装置を提供すること。
【解決手段】撮影用光学装置1は、レンズと撮像素子とレンズを駆動するレンズ駆動機構とを搭載したレンズ駆動装置2と、レンズ駆動装置2の傾きを検出するセンサ4と、センサ4での検出結果に基づいてレンズ駆動装置2を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構とを備えている。手振れ補正機構は、レンズ駆動装置2を揺動させる揺動駆動機構6を備え、揺動駆動機構6は、駆動用コイル23と駆動用磁石21、22とを備えている。駆動用コイル23が取り付けられるケース体16には、駆動用コイル23を配置するための開口部16aが形成されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、レンズおよび撮像素子を搭載したレンズ駆動装置を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機能を有する撮影用光学装置に関する。
近年、携帯電話等の携帯機器には、撮影用光学装置が搭載されている。携帯機器の場合、撮影時に手振れが発生しやすい。そこで、撮影時の手振れを補正することが可能な光学装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の光学装置は、レンズや撮像素子を搭載した可動部と、光学装置の基台に固定されるとともに可動部の底面に当接するピボット軸と、基台に固定されるとともに可動部を揺動可能に支持する板バネと、可動部を揺動させるための揺動機構とを備えている。この光学装置では、揺動機構の駆動力で、可動部がピボット軸を支点に揺動して、手振れが補正されている。なお、この光学装置では、揺動機構は、駆動用コイルと駆動用磁石とによって構成されている。
特開2007−310084号公報
近年、携帯電話等の携帯機器の市場では、携帯機器の小型化、薄型化の要求が一段と高まっており、その結果、携帯機器に搭載される撮影用光学装置の小型化、薄型化の要求も一段と高まっている。しかしながら、撮影用光学装置が小型化、薄型化すると、レンズや撮像素子を搭載した可動部を揺動させるための駆動用コイルや駆動用磁石の配置スペースが制約されるため、可動部を揺動させるための十分な駆動力を得ることが困難になる。
そこで、本発明の課題は、レンズおよび撮像素子を搭載したレンズ駆動装置を揺動させるための十分な駆動力を得ることが可能な撮影用光学装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の撮影用光学装置は、レンズと撮像素子とレンズを駆動するレンズ駆動機構とを搭載したレンズ駆動装置と、レンズ駆動装置の傾きを検出するセンサと、センサでの検出結果に基づいてレンズ駆動装置を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構とを備え、手振れ補正機構は、レンズ駆動装置を揺動させる揺動駆動機構を備え、揺動駆動機構は、駆動用コイルと駆動用磁石とを備え、駆動用コイルが取り付けられるコイル取付部材には、駆動用コイルを配置するための凹部または開口部が形成されていることを特徴とする。
本発明の撮影用光学装置では、揺動駆動機構を構成する駆動用コイルが取り付けられるコイル取付部材には、駆動用コイルを配置するための凹部または開口部が形成されている。そのため、凹部の窪み分またはコイル取付部材の厚み分だけ駆動用コイルの巻数を増やすことができる。したがって、本発明では、揺動駆動機構の駆動力を向上させることができ、レンズ駆動装置を揺動させるための十分な駆動力を得ることが可能になる。
本発明において、コイル取付部材は、たとえば、撮影用光学装置の外周面を構成するケース体である。また、この場合には、ケース体には、開口部が形成されていることが好ましい。このように構成すると、ケース体に凹部が形成されている場合と比較して、駆動用コイルの巻数を増やすことができる。
本発明において、撮影用光学装置は、駆動用コイルを保持する樹脂製のコイルホルダを備え、開口部に、コイルホルダを介して駆動用コイルが取り付けられていることが好ましい。このように構成すると、たとえば、導電性を有する金属材料でケース体を形成することが可能になる。すなわち、比較的剛性の高い金属材料でケース体を形成することが可能になる。したがって、ケース体の内部に配置される各構成を適切に保護することが可能になる。
本発明において、駆動用コイルとコイルホルダとは一体成型されていることが好ましい。このように構成すると、コイルホルダに対する駆動用コイルの固定強度を上げることができ、コイルホルダからの駆動用コイルの外れを防止することが可能になる。
以上のように、本発明の撮影用光学装置では、レンズおよび撮像素子を搭載したレンズ駆動装置を揺動させるための十分な駆動力を得ることが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
(撮影用光学装置の構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかる撮影用光学装置1の斜視図である。図2は、図1のE−E断面の断面図である。なお、以下の説明では、図1に示すように、互いに直交する3方向のそれぞれをX方向、Y方向およびZ方向とする。また、図1のX1方向側を「右」側、X2方向側を「左」側、Y1方向側を「前」側、Y2方向側を「後(後ろ)」側、Z1方向側を「上」側、Z2方向側を「下」側とする。本形態では、Z方向は、撮影用光学装置1の光軸方向である。
本形態の撮影用光学装置1は、携帯電話等の携帯機器に搭載される小型かつ薄型のカメラであり、全体として略直方体状に形成されている。この撮影用光学装置1は、図1、図2に示すように、図示を省略するレンズおよび撮像素子を搭載したレンズ駆動装置2と、レンズ駆動装置2の傾きを検出するセンサ4と、レンズ駆動装置2を支持する支持体5と、レンズ駆動装置2を揺動させる揺動駆動機構6とを備えている。
レンズ駆動装置2には、上述のように、レンズおよび撮像素子が搭載されている。具体的には、レンズ駆動装置2の上端側にレンズが搭載され、レンズ駆動装置2の下端に撮像素子が搭載されている。また、レンズ駆動装置2には、レンズを光軸方向(上下方向)に駆動するためのレンズ駆動機構が搭載されている。このレンズ駆動機構は、たとえば、駆動用のコイルと駆動用の磁石とによって構成されている。
レンズ駆動装置2は、全体として略直方体状に形成されている。このレンズ駆動装置2の前後および左右の側面は、下端が開口する底付きの略四角筒状に形成されたカバー部材9に覆われている。上端側に配置されるカバー部材9の底部には、円形の貫通孔9aが形成されている。また、カバー部材9の下端には、前後方向の外側および左右方向の外側に向かって広がる鍔部9bが形成されている。なお、本形態のカバー部材9は、磁性材料で形成されている。
センサ4は、ジャイロセンサ(角速度センサ)であり、レンズ駆動装置2の下側に配置されている。このセンサ4には、フレキシブルプリント基板(FPC)10が接続されている。このFPC10は、レンズ駆動装置2に搭載されている撮像素子にも接続されている。FPC10は、撮影用光学装置1の下端側で引き回されて、撮影用光学装置1の左側面から引き出されている。
また、センサ4は、上端が開口する底付きで扁平な略四角筒状に形成されたセンサカバー部材11の内部に配置されている。下端側に配置されるセンサカバー部材11の底部の中心には、後述の支点突起15bが当接する当接面11aが平面状に形成されている。また、センサカバー部材11の上端には、カバー部材9の鍔部9bに下側から当接する鍔部11bが形成されている。本形態では、鍔部9bと鍔部11bとが互いに固定されている。すなわち、センサカバー部材11は、カバー部材9の下端に固定されている。
本形態では、レンズ駆動装置2とセンサ4とカバー部材9とセンサカバー部材11とが、支持体5に揺動可能に支持されている。すなわち、レンズ駆動装置2、センサ4、カバー部材9およびセンサカバー部材11によって、支持体5に対して揺動可能な可動モジュール12が構成されている。
支持体5は、撮影用光学装置1の下面を構成するベース体15と、撮影用光学装置1の前後および左右の外周面を構成するケース体16とを備えている。ケース体16には、可動モジュール12を揺動可能に支持する板バネ17が固定されている。また、ケース体16には、可動モジュール12の揺動範囲を規制するためのストッパ部材18が固定されている。
ベース体15は、略矩形状に形成されている。このベース体15の略中心には、上側に向かって突出する突出部15aが形成されている。また、突出部15aの上面には、可動モジュール12の揺動の支点となる支点突起15bが形成されている。すなわち、本形態では、可動モジュール12の下側に可動モジュール12の揺動の支点が配置されている。この支点突起15bは、たとえば、半球面状に形成されており、センサカバー部材11の当接面11aに当接している。
ケース体16は、上端および下端が開口する略四角筒状に形成されている。ケース体16の上端側の前後の側面および左右の側面には、揺動駆動機構6を構成する後述の駆動用コイル23を配置するための開口部16aがそれぞれの側面を貫通するように形成されている。この開口部16aは、略矩形状に形成されている。なお、本形態のケース体16は、非磁性材料で形成されている。また、ケース体16は、金属材料で形成されている。
板バネ17は、全体として略矩形状に形成されている。板バネ17の4隅はケース体16に固定され、板バネ17の中心部には可動モジュール12(具体的にはセンサカバー部材11)が固定されており、板バネ17は、ケース体16に固定される固定部と、可動モジュール12を保持する保持部と、固定部と保持部とを繋ぐバネ部とを備えている。
なお、板バネ17は、センサカバー部材11の当接面11aとベース体15の支点突起15bとを確実に当接させるための与圧が発生するように(すなわち、可動モジュール12を下方向へ付勢する付勢力が発生するように)、撓んだ状態でケース体16に固定されている。また、本形態の板バネ17は、具体的には、ストッパ部材18を介してケース体16に固定されている。すなわち、ケース体16の内周面に固定されたストッパ部材18に板バネ17の4隅が固定されている。
ストッパ部材18は、ケース体16の下端側の内周面に固定されている。具体的には、ストッパ部材18は、センサカバー部材11の鍔部11bの下面に当接可能な位置で、ケース体16の内周面に固定されており、ストッパ部材18と鍔部11bとによって、可動モジュール12の揺動範囲が規制されている。
揺動駆動機構6は、駆動用磁石21、22と、駆動用磁石21、22に対向配置される駆動用コイル23とを備えている。本形態の揺動機構6は、4個の駆動用磁石21と、4個の駆動用磁石22と、4個の駆動用コイル23とを備えている。
駆動用磁石21、22は、略矩形の板状に形成されている。また、駆動用磁石21と駆動用磁石22とは、幅が同じになるように形成されている。なお、駆動用磁石21の厚さと駆動用磁石22の厚さとは、後述のように、異なっている。
駆動用磁石21および駆動用磁石22は、カバー部材9の前後の側面および左右の側面のそれぞれに1個ずつ固定されている。具体的には、駆動用磁石21の下面と駆動用磁石22の上面とが当接した状態で、カバー部材9の前後の側面および左右の側面のそれぞれに駆動用磁石21、22が固定されている。上述のように、カバー部材9は、磁性材料で形成されており、カバー部材9は、駆動用磁石21、22のバックヨークの機能を果たしている。
本形態では、カバー部材9の左右の側面に固定される駆動用磁石21、22は、駆動用磁石21、22の右面と左面とに形成される磁極が異なるように着磁されている。また、カバー部材9の左右の側面に固定される駆動用磁石21、22は、左右方向における駆動用磁石21の外側面と駆動用磁石22の外側面とに形成される磁極が異なるように(すなわち、左右方向における駆動用磁石21の内側面と駆動用磁石22の内側面とに形成される磁極が異なるように)着磁されている。
たとえば、カバー部材9の左右の側面に固定される駆動用磁石21の左右方向の外側面はN極に着磁され、この駆動用磁石21の左右方向の内側面はS極に着磁されている。また、カバー部材9の左右の側面に固定される駆動用磁石22の左右方向の外側面はS極に着磁され、この駆動用磁石22の左右方向の内側面はN極に着磁されている。
同様に、カバー部材9の前後の側面に固定される駆動用磁石21、22は、駆動用磁石21、22の前面と後面とに形成される磁極が異なるように着磁されている。また、カバー部材9の前後の側面に固定される駆動用磁石21、22は、前後方向における駆動用磁石21の外側面と駆動用磁石22の外側面とに形成される磁極が異なるように着磁されている。
たとえば、カバー部材9の前後の側面に固定される駆動用磁石21の前後方向の外側面はS極に着磁され、この駆動用磁石21の前後方向の内側面はN極に着磁されている。また、カバー部材9の前後の側面に固定される駆動用磁石22の前後方向の外側面はN極に着磁され、この駆動用磁石22の前後方向の内側面はS極に着磁されている。
また、カバー部材9の左右の側面に固定される駆動用磁石21、22の外側面は、下方向に向かうにしたがって左右方向の外側へ緩やかに広がるように傾斜しており、この駆動用磁石21、22は、前後方向から見たときの形状が略台形状になるように形成されている。同様に、カバー部材9の前後の側面に固定される駆動用磁石21、22の外側面は、下方向に向かうにしたがって前後方向の外側へ緩やかに広がるように傾斜しており、この駆動用磁石21、22は、左右方向から見たときの形状が略台形状になるように形成されている。
駆動用コイル23は、導線の周りを被覆する絶縁被膜と、絶縁被膜の周りをさらに被覆する融着被膜とを備える融着線が空芯状に巻回された(すなわち、ボビン等の巻芯を備えていない)空芯コイルである。この駆動用コイル23は、融着線が略長方形状に巻回されて形成されている。
また、駆動用コイル23は、樹脂製のコイルホルダ24を介してケース体16の開口部16aに固定されている。すなわち、駆動用コイル23は、コイルホルダ24に保持された状態で、開口部16aに固定されている。本形態のケース体16は、駆動用コイル23が取り付けられるコイル取付部材である。なお、ケース体16の外側から開口部16aを覆うようにフィルム状のシールが貼り付けられても良い。
本形態では、駆動用コイル23とコイルホルダ24とは、一体成型されている。具体的には、駆動用コイル23の外周面の全周をコイルホルダ24が覆うように、駆動用コイル23とコイルホルダ24とがインサート成型によって一体で形成されている。
コイルホルダ24には、図2に示すように、開口部16aに嵌合される段差部が形成されており、この段差部が開口部16aに嵌め合わされることで、上下方向および右方向(左方向、前方向または後ろ方向)において、コイルホルダ24および駆動用コイル23がケース体16に対して位置決めされて、固定されている。なお、必要に応じて、開口部16aの縁に接着剤を塗布して、コイルホルダ24をケース体16に接着固定しても良い。
図2に示すように、駆動用磁石21、22と駆動用コイル23とは所定の隙間をあけた状態で対向配置されている。具体的には、支点突起15bを支点として可動モジュール12が揺動しても、駆動用磁石21、22と駆動用コイル23とが接触しないように、駆動用磁石21、22と駆動用コイル23とが所定の隙間をあけた状態で対向配置されている。
上述のように、カバー部材9の左右の側面に固定される駆動用磁石21、22の外側面は、下方向に向かうにしたがって左右方向の外側へ緩やかに広がるように傾斜し、カバー部材9の前後の側面に固定される駆動用磁石21、22の外側面は、下方向に向かうにしたがって前後方向の外側へ緩やかに広がるように傾斜しているため、駆動用磁石21、22と駆動用コイル23との隙間は、下方向に向かうにしたがって狭くなっている。
また、本形態では、図2に示すように、上下方向における駆動用コイル23の中心位置が駆動用磁石21と駆動用磁石22との当接面よりも上側に配置されるように、駆動用磁石21、22と駆動用コイル23とが対向配置されている。
以上のように構成された撮影用光学装置1では、センサ4で手振れが検出されると、センサ4での検出結果に基づいて、駆動用コイル23に電流が供給され、可動モジュール12が支点突起15aを中心に揺動して、手振れが補正される。なお、本形態では、揺動駆動機構6、板バネ17、当接面11aおよび支点突起15bによって、センサ4での検出結果に基づいてレンズ駆動装置2を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構が構成されている。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、駆動用コイル23が取り付けられるケース体16に、駆動用コイル23を配置するための開口部16aが形成されている。そのため、ケース体16に開口部16aが形成されずに、ケース体16の内周面に駆動用コイル23が固定される場合と比較して、少なくともケース体16の厚み分だけ駆動用コイル23の巻数を増やすことができる。したがって、本形態では、揺動駆動機構6の駆動力を向上させることができ、レンズ駆動装置2を揺動させるための十分な駆動力を得ることが可能になる。
なお、本願発明者の検討によると、ケース体16に開口部16aが形成されずに、ケース体16の内周面に駆動用コイル23が固定される場合と比較して、ケース体16の開口部16aに駆動用コイル23が固定されると、たとえば、駆動用コイル23の厚みを0.3mm厚くすることができ、揺動駆動機構6の駆動力を24%向上させることができる。
本形態では、駆動用コイル23が樹脂製のコイルホルダ24を介してケース体16の開口部16aに固定されている。そのため、金属材料で形成されるケース体16と駆動用コイル23との間を絶縁することができる。すなわち、剛性の高い金属材料でケース体16を形成することができ、ケース体16の内部に配置されるレンズ駆動装置2やセンサ4等を適切に保護することができる。
本形態では、駆動用コイル23とコイルホルダ24とが一体成型されている。そのため、コイルホルダ24に対する駆動用コイル23の固定強度を上げることができ、コイルホルダ24からの駆動用コイル23の外れを防止することが可能になる。
本形態では、コイルホルダ24に形成された段差部が開口部16aに嵌め合わされることで、上下方向および右方向(左方向、前方向または後ろ方向)において、コイルホルダ24および駆動用コイル23がケース体16に対して位置決めされて、固定されている。そのため、対向配置される駆動用磁石21、22と駆動用コイル23との間で位置ずれが生じにくい。したがって、本形態では、揺動駆動機構6の駆動力を向上させるとともに、駆動精度を確保することが可能なる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態では、駆動用コイル23を配置するための開口部16aがケース体16に形成されている。この他にもたとえば、ケース体16に、駆動用コイル23を配置するための凹部がケース体16の内周面から外周面に向かって窪むように形成されても良い。この場合であっても、この凹部の窪み分だけ、駆動用コイル23の巻数を増やすことができる。
上述した形態では、駆動用磁石21、22がカバー部材9に取り付けられ、駆動用コイル23がケース体16に取り付けられている。この他にもたとえば、駆動用磁石21、22がヨークを介してケース体16に取り付けられ、駆動用コイル23がカバー部材9に取り付けられても良い。この場合には、カバー部材9に、駆動用コイル23を配置するための凹部または開口部が形成される。また、この場合には、カバー部材9は、駆動用コイル23が取り付けられるコイル取付部材である。
上述した形態では、駆動用コイル23は、空芯コイルであるが、駆動用コイル23は、ボビン付きのコイルであっても良い。この場合には、コイルホルダ24と同様の機能をボビンに持たせても良い。
上述した形態では、駆動用コイル23とコイルホルダ24とが一体成型されている。この他にもたとえば、ケース体16とコイルホルダ24とが一体成型されても良い。また、ケース体16と駆動用コイル23とコイルホルダ24とが一体成型されても良い。
上述した形態では、ストッパ部材18によって、可動モジュール12の揺動範囲が規制されている。この他にもたとえば、コイルホルダ24の形状を変更して、コイルホルダ24に可動モジュール12の揺動範囲の規制機能を持たせても良い。この場合には、ストッパ部材18は不要になる。
上述した形態では、揺動駆動機構6は、駆動用磁石21、22の2個の駆動用磁石を備えている。この他にもたとえば、揺動駆動機構6は、駆動用磁石21、22に代えて、駆動用磁石21、22と同様の機能を備える1個の駆動用磁石を備えていても良い。すなわち、左右または前後の両面に形成される磁極が異なるように着磁されるとともに、左右または前後の両面のそれぞれにおいて、上下方向で重なる2極の磁極が形成されるように着磁された1個の駆動用磁石を揺動駆動機構6が備えていても良い。
本発明の実施の形態にかかる撮影用光学装置の斜視図である。 図1のE−E断面の断面図である。
符号の説明
1 撮影用光学装置
2 レンズ駆動装置
4 センサ
6 揺動駆動機構
16 ケース体(コイル取付部材)
16a 開口部
21、22 駆動用磁石
23 駆動用コイル
24 コイルホルダ

Claims (5)

  1. レンズと撮像素子と前記レンズを駆動するレンズ駆動機構とを搭載したレンズ駆動装置と、前記レンズ駆動装置の傾きを検出するセンサと、前記センサでの検出結果に基づいて前記レンズ駆動装置を揺動させて手振れを補正する手振れ補正機構とを備え、
    前記手振れ補正機構は、前記レンズ駆動装置を揺動させる揺動駆動機構を備え、
    前記揺動駆動機構は、駆動用コイルと駆動用磁石とを備え、
    前記駆動用コイルが取り付けられるコイル取付部材には、前記駆動用コイルを配置するための凹部または開口部が形成されていることを特徴とする撮影用光学装置。
  2. 前記コイル取付部材は、前記撮影用光学装置の外周面を構成するケース体であることを特徴とする請求項1記載の撮影用光学装置。
  3. 前記ケース体には、前記開口部が形成されていることを特徴とする請求項2記載の撮影用光学装置。
  4. 前記駆動用コイルを保持する樹脂製のコイルホルダを備え、
    前記開口部に、前記コイルホルダを介して前記駆動用コイルが取り付けられていることを特徴とする請求項3記載の撮影用光学装置。
  5. 前記駆動用コイルと前記コイルホルダとは一体成型されていることを特徴とする請求項4記載の撮影用光学装置。
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