JP2010187917A - 放射線画像撮影装置、及び放射線画像表示装置 - Google Patents

放射線画像撮影装置、及び放射線画像表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】撮影の作業効率を向上させることができる放射線画像撮影装置、及び放射線画像表示装置を提供する。
【解決手段】所定のなす角θで放射線照射部24の放射線源30から放射線を個別に照射して2つの放射線画像を撮影し、2つの放射線画像の撮影で異常が発生したか否かの判断し、異常が発生していた場合に警告を行なう。
【選択図】図1

Description

本発明は、放射線画像撮影装置、及び放射線画像表示装置に係り、特に異なる角度で個別に放射線を照射して放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置、及び撮影された放射線画像を表示する放射線画像表示装置に関する。
従来、医療診断を目的とした放射線撮影を行なう放射線撮影装置が知られている。この種の放射線撮影装置として、例えば、乳がんの早期発見などを目的として被験者の***を撮像するマンモグラフィが挙げられる。
ところで、放射線撮影装置による撮影によって得られる放射線画像は、2次元画像であるため、病変等の立体的分布が判断しずらい。
そこで、診断精度を向上させる技術としてステレオ撮影方法が提案されている。
例えば、特許文献1には、被験者に異なる2方向からX線を曝射してステレオ画像を取得し、取得したステレオ画像から奥行き方向の情報を求めることで3次元情報を求め、3次元情報に直交3軸に関する座標回転処理を施して表示部に疑似3次元表示を行なう技術が記載されている。
特開昭64-2628号公報
ところで、放射線撮影装置では、撮影時に被験者が動く等の様々な要因によって放射線画像の撮影が失敗する場合がある。
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、放射線画像を表示してみなければ撮影の失敗がわからず、撮影が失敗していた場合、再撮影を行なう必要があるため、撮影の作業効率が悪い、という問題点があった。特に、ステレオ撮影では、少なくとも2枚放射線画像を撮影するが何れかの撮影が失敗していた場合、立体視ができなくなる場合があるため、撮影失敗の影響が大きい。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、撮影の作業効率を向上させることができる放射線画像撮影装置、及び放射線画像表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明の放射線画像撮影装置は、被験者の撮影対象部位に対して異なる角度で個別に放射線を照射する放射線照射手段と、前記撮影対象部位を透過して撮影面に個別に照射された放射線により表わされる複数の放射線画像をそれぞれ撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報をそれぞれ生成する生成手段と、前記複数の放射線画像の撮影で異常が発生したか否かを判断する判断手段と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、放射線照射手段は、被験者の撮影対象部位に対して異なる角度で個別に放射線を照射し、生成手段は、前記撮影対象部位を透過して撮影面に個別に照射された放射線により表わされる複数の放射線画像をそれぞれ撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報をそれぞれ生成し、判断手段は、前記複数の放射線画像の撮影で異常が発生したか否かを判断する。
このように、請求項1に記載の発明によれば、複数の放射線画像の撮影で異常が発生したか否かの判断を行なうことにより、再撮影を行なう必要があるか否かを判断できるため、撮影の作業効率を向上させることができる。
なお、本発明は、請求項2に記載の発明のように、前記判断手段により異常が発生したと判断された場合に警告を行なう警告手段をさらに備えることがこのましい。
また、本発明は、請求項3に記載の発明のように、前記判断手段は、前記生成手段により生成された各画像情報により示される複数の放射線画像間で対応点の検出を行い、所定数以上又は所定割合以上の対応点が検出されない場合、前記複数の放射線画像の何れか1つのエッジにぼけが発生していると検出された場合、前記各画像情報の何れか1つのデータ量が所定量以下の場合、前記複数の放射線画像の何れか1つで画素値が予め定めた上限値以上又は予め定めた下限値以下である画素数が所定割合以上の場合、の少なくともいずれか一つの条件が当てはまる場合に異常が発生したと判断してもよい。なお、上記の上限値は例えば画素値の最大値としてもよい。また、上記下限値は画素値の最小値としてもよい。
また、請求項3記載の発明は、請求項4に記載の発明のように、右目用と左目用の画像をそれぞれ表示可能な表示手段と、前記判断手段により異常が発生していない判断された場合に前記生成手段により生成された各画像情報に基づいて前記表示手段に立体視可能な画像を表示し、前記判断手段により異常が発生したと判断された場合に前記各画像情報により示される複数の放射線画像のうち異常の少ない放射線画像を前記表示手段に表示するように制御する制御手段と、をさらに備えてもよい。
また、請求項4記載の発明は、請求項5に記載の発明のように、前記表示手段は、右目用と左目用の画像をそれぞれ表示可能な2つの表示部を有し、前記制御手段は、前記判断手段により異常が発生していない判断された場合に2つの表示部に立体視可能な画像をそれぞれ表示し、前記判断手段により異常が発生したと判断された場合に異常の少ない放射線画像を2つの表示部にそれぞれ表示するように制御してもよい。
また、本発明は、請求項6に記載の発明のように、前記判断手段は、放射線画像を撮影した際の撮影条件が前記撮影対象部位に応じて予め定められた撮影条件と異なる場合、放射線画像を撮影した際の撮影条件が記憶手段に記憶された過去に当該被験者の当該撮影対象部位を撮影した際の撮影条件と異なる場合の少なくとも1つ場合に異常が発生したと判断してもよい。
また、本発明は、請求項7に記載の発明のように、前記放射線照射手段は、放射線源を移動させることにより異なる角度で放射線を照射し、前記判断手段は、前記放射線源から個別に放射線を照射する際のなす角が所定角度よりも大きい場合に異常が発生したと判断してもよい。
さらに、本発明は、請求項8に記載の発明のように、前記撮影対象部位を***とし、
***を前記撮影面に押し付ける押圧板をさらに備え、前記判断手段は、前記押圧板による圧力が所定値以上の場合に異常が発生したと判断してもよい。
一方、請求項9に記載の発明の放射線画像表示装置は、被験者の撮影対象部位に対して異なる角度で個別に放射線が照射されて撮影された複数の放射線画像を示す画像情報を取得する取得手段と、右目用と左目用の画像をそれぞれ表示可能な表示手段と、前記複数の放射線画像の撮影で異常が発生したか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により異常が発生していない判断された場合に前記取得手段により取得された各画像情報に基づいて前記表示手段に立体視可能な画像を表示し、前記判断手段により異常が発生したと判断された場合に前記各画像情報により示される複数の放射線画像のうち異常の少ない放射線画像を前記表示手段に表示するように制御する制御手段と、を備えている。
よって、請求項9に記載の発明は、撮影が失敗していても再撮影を行なうことなく診断を継続できるため、撮影の作業効率を向上させることができる。
なお、請求項9記載の発明は、請求項10に記載の発明のように、前記判断手段は、前記取得手段により取得された各画像情報により示される複数の放射線画像間で対応点の検出を行い、対応点が検出されない場合、前記複数の放射線画像の何れか1つのエッジにぼけが発生していると検出された場合、前記各画像情報の何れか1つのデータ量が所定量以下の場合、前記複数の放射線画像の何れか1つの各画素の画素値が所定割合以上最大値又は最小値である場合の少なくとも1つ場合に異常が発生したと判断してもよい。
本発明によれば、撮影の作業効率を向上させることができる、という効果が得られる。
実施の形態に係る撮像装置の構成を示す平面図である。 実施の形態に係る撮像装置のCC撮影時における構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る撮像装置のMLO撮影時における構成を示す斜視図である。 実施の形態に係る放射線源の構成を示す図である。 実施の形態に係る放射線画像撮影システムの構成を示すブロック図である。 実施の形態に係るステレオ表示装置の構成を示す斜視図である。 実施の形態に係るステレオ表示装置の画像を立体視する場合を示す図である。 実施の形態に係る撮影時の放射線照射部と撮影台の位置関係を示す図である。 実施の形態に係る装置異常検出処理プログラムの処理の流れ示すフローチャートである。 第1の実施の形態に係る撮影異常検出処理プログラムの処理の流れ示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る撮影異常検出処理プログラムの処理の流れ示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係る表示制御処理プログラムの処理の流れ示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を放射線画像を撮影し、撮影した放射線画像を再構成してステレオ表示を行なう放射線画像撮影システムに適用した場合について説明する。
[第1の実施の形態]
最初に、図1〜図3を参照して放射線画像を撮影する放射線撮影装置10について説明する。
本実施の形態に係る放射線撮影装置10は、被験者Wが立った立位状態において、その被験者Wの***Nを放射線(例えば、X線)により撮影する装置であり、例えば、マンモグラフィと称される。なお、以下では、撮影の際に放射線撮影装置10に被験者Wが対面した場合の被験者Wに近い手前側を放射線撮影装置10の装置前方側とし、放射線撮影装置10に被験者Wが対面した場合の被験者Wから離れた奥側を放射線撮影装置10の装置後方側とし、放射線撮影装置10に被験者Wが対面した場合の被験者Wの左右方向を放射線撮影装置10の装置左右方向として説明する(図1の矢印参照)。
また、放射線撮影装置10の撮影対象は、***Nに限られず、例えば、身体の他の部位、物体であっても良い。また、放射線撮影装置10としては、被験者Wがいす等に座った座位状態において、その被験者Wの***Nを撮影する装置であってもよく、少なくとも被験者Wの上半身が立位した状態でその被験者Wの***Nが撮影される装置であればよい。
放射線撮影装置10は、図1に示すように、装置前方側に設けられた側面視略C字状(コの字状)の測定部12と、測定部12を装置後方側から支える基台部14と、を備えている。
測定部12は、図1及び図2に示すように、立位状態にある被験者Wの***Nに当接する平面状の撮影面20が形成された撮影台22と、***Nを撮影面20に押し付ける圧迫板26と、撮影台22と圧迫板26とを保持する保持部28と、を備えている。
また、測定部12は、管球などの放射線源30(図6参照。)が設けられその放射線源30から撮影面20に向けて検査用の放射線を照射する放射線照射部24と、保持部28とは分離され放射線照射部24を支持する支持部29とを備えている。
測定部12には、基台部14に回動可能に支えられている回動軸16が設けられている。回動軸16は、支持部29に対して固定されており、回動軸16と支持部29は一体に回動するようになっている。
保持部28に対しては、回動軸16が連結されて一体に回動する状態と、回動軸16が分離されて空転する状態とに切り替え可能とされている。具体的には、回動軸16及び保持部28にそれぞれギアが設けられ、このギア同士の噛合状態・非噛合状態を切替えるようになっている。
なお、回動軸16の回動力の伝達・非伝達の切替えは、種々の機械要素を用いることができる。
保持部28は、撮影面20と放射線照射部24とが所定間隔離れるように撮影台22と放射線照射部24とを保持するとともに、圧迫板26と撮影面20との間隔が可変であるように圧迫板26をスライド移動可能に保持している。
***Nが当接する撮影面20は、放射線透過性や強度の観点から、例えば、カーボンで形成されている。撮影台22の内部には、***N及び撮影面20を通過した放射線が照射され、その放射線を検出する放射線検出器42が配置されている。放射線検出器42が検出した放射線が可視化されて放射線画像が生成される。
本実施形態に係る放射線撮影装置10は、少なくとも、***NをCC撮影(頭尾方向の撮影)とMLO撮影(内外斜位方向の撮影)との両者を行うことができる装置とされている。図1及び図2は、CC撮影時における放射線撮影装置10の姿勢を示し、図3は、撮影装置のMLO撮影時における放射線撮影装置10の姿勢を示している。
図1に示すように、CC撮影時においては、撮影面20が上方を向いた状態に保持部28の姿勢が調整されると共に、放射線照射部24が撮影面20に対して上方に位置する状態に支持部29の姿勢が調整される。これにより、立位状態の被験者Wの頭側から足側に向かって、放射線照射部24から***Nへ放射線が照射されて、CC撮影(頭尾方向の撮影)がなされる。
また、撮影台22の装置前方側の面には、CC撮影時において、被験者Wの***Nよりも下方の胸部分を当接させる胸壁面25が形成されている。胸壁面25は平面状とされている。
また、MLO撮影時では、図3に示すように、一般的に、CC撮影時に比べて撮影台22を45°以上90°未満回転させた状態に保持部28の姿勢が調整され、撮影台22の装置前方側の側壁角部22Aに被験者Wの腋窩を当てるようにポジショニングされる。これにより、被験者Wの胴体の軸中心側から外側へ向かって、放射線照射部24から***Nへ放射線が照射されて、MLO撮影(内外斜位方向の撮影)がなされる。
放射線撮影装置10では、図2に示すように、ステレオ撮影を行う場合、保持部28に対して回動軸16が空転して撮影台22と圧迫板26が動かず、支持部29が回動することにより放射線照射部24のみが円弧状に移動する。
このように、放射線照射部24のみを回動させることにより、視差がある複数位置に放射線照射部24を位置させることが可能となる。
これにより、視差のある複数位置で撮影された複数の画像の一方を右目で視認させ、他方を左目で視認させることで画像の立体視が可能となる。
本実施の形態に係る放射線照射部24は、複数の放射線源30を内蔵しており、切替機構により選択的に使用する放射線源30を切替えることが可能とされている。
図4には、本実施の形態に係る放射線源30の詳細な構成が示されている。
放射線源30は、筐体30A内に、フィラメントを含んで構成された陰極30Bと、ターゲット(陽極)30Cとを備えており、陰極30Bから放出された熱電子が陰極・陽極間の電位差により加速・集束されてターゲット30Cに衝突し放射線が発生する。
複数の放射線源30は、ターゲット30Cとして用いられる金属が、例えば、タングステン、モリブデン、ロジウム等とそれぞれ異なっている。
放射線源30から放射線は、筐体30Aに設けられた窓30Dから外部へ照射される。
放射線照射部24は、この窓30D部分にはモリブデンやロジウム、アルミニウム、銀の膜によりそれぞれ構成されたフィルタ24Aが設けられている。
本実施の形態に係る放射線照射部24は、放射線源30、フィルタ24Aが機械的な機構により交換可能とされている。放射線源30、フィルタ24Aが交換されると放射線照射部24から照射される放射線の特性が変化する。なお、放射線源30全体ではなく、ターゲット30Cを交換するようにしてもよい。
図5には、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム5の詳細な構成を示すブロック図が示されている。
放射線画像撮影システム5は、上述した撮像装置10と、撮影した放射線画像の再構成を行なう画像処理装置50と、再構成した画像のステレオ表示を行なうステレオ表示装置80と、を備えている。
撮像装置10は、放射線検出器42と、撮影条件、姿勢情報などの各種の操作情報や各種の操作指示が入力される操作パネル44と、装置全体の動作を制御する撮像装置制御部46と、操作メニューや各種情報等を表示するディスプレイ47と、LAN等のネットワーク56に接続され、当該ネットワーク56に接続された他の機器との間で各種情報を送受信する通信I/F部48と、さらにを備えている。
撮像装置制御部46は、CPU46A、ROM46B、RAM46C、HDDやフラッシュメモリ等から成る不揮発性の記憶部46Dを備えており、放射線照射部24、放射線検出器42、操作パネル44、ディスプレイ47、及び通信I/F部48と接続されている。
記憶部46Dには、撮影の際に押圧板26で押圧された***Nの厚さD毎に、撮影で使用可能なターゲット30Cとフィルタ24Aの組合わせや管電圧の範囲等の撮影条件が記憶されている。
操作パネル44で指定される撮影条件には、使用するターゲット30C、フィルタ24A、管電圧、管電流、照射時間等の情報が含まれており、姿勢情報には、撮影姿勢がCC撮影かMLO撮影かを表す情報が含まれている。なお、この撮影条件、姿勢情報などの各種の操作情報や各種の操作指示は、他の制御装置から得るようにしてもよい。
撮像装置制御部46は、姿勢情報で指定された撮影姿勢がCC撮影であれば、撮影面20が上方を向いた状態に保持部28の姿勢を調整すると共に放射線照射部24が撮影面20に対して上方に位置する状態に支持部29の姿勢を調整し、姿勢情報で指定された撮影姿勢がMLO撮影であれば、撮影台22を45°以上90°未満回転させた状態に保持部28の姿勢を調整すると共に放射線照射部24が撮影面20に対して上方に位置する状態に支持部29の姿勢を調整する。そして、撮像装置制御部46は、支持部29を回動させて放射線照射部24を円弧状に移動させて撮影条件に基づいて放射線照射部24に設けられた放射線源30から撮影面20に対して異なる角度で個別に放射線Xを照射させる。
放射線検出器42は、画像情報を担持する放射線の照射を受けて画像情報を記録し、記録した画像情報を出力するものであり、例えば、放射線感応層を配置し、放射線をデジタルデータに変換して出力するFPD(Flat Panel Detector)として構成されている。放射線検出器42は、放射線が照射されると、照射された放射線画像を示す画像情報を撮像装置制御部46へ出力する。
撮像装置制御部46は、通信I/F部48及びネットワーク56を介して画像処理装置50と通信が可能とされており、画像処理装置50との間で各種情報の送受信を行なう。
このネットワーク56には、管理サーバ57がさらに接続されている。管理サーバ57は、データベース57Aを含んで構成されている。データベース57Aには、各被験者Wの属性情報(例えば、氏名、ID番号等)や各被験者Wの過去に撮影した放射線画像、各被験者Wの過去の撮影の際の撮影部位及び撮影条件等が記憶されている。
撮像装置制御部46は、通信I/F部48及びネットワーク56を介して管理サーバ57と通信が可能とされており、管理サーバ57のデータベース57Aにアクセスすることが可能とされている。
一方、画像処理装置50は、サーバ・コンピュータとして構成されており、操作メニューや各種情報等を表示するディスプレイ52と、複数のキーを含んで構成され、各種情報や操作指示が入力される操作入力部54と、を備えている。
また、画像処理装置50は、装置全体の動作を司るCPU60と、制御プログラムを含む各種プログラム等が予め記憶されたROM62と、各種データを一時的に記憶するRAM64と、各種データを記憶して保持するHDD66と、ディスプレイ52への各種情報の表示を制御するディスプレイドライバ68と、操作入力部54に対する操作状態を検出する操作入力検出部70と、ネットワーク56を介して撮像装置10に接続され、撮像装置10との間で各種情報の送受信を行う通信I/F部72と、ディスプレイケーブル58を介してステレオ表示装置80に対して画像信号を出力する画像信号出力部74と、を備えている。
CPU60、ROM62、RAM64、HDD66、ディスプレイドライバ68、操作入力検出部70、通信I/F部72、及び画像信号出力部74は、システムバスBUSを介して相互に接続されている。従って、CPU60は、ROM62、RAM64、HDD66へのアクセスを行うことができる。また、CPU60は、ディスプレイドライバ68を介したディスプレイ52への各種情報の表示の制御、通信I/F部72を介した撮像装置10との各種情報の送受信の制御、及び画像信号出力部74を介したステレオ表示装置80に表示される画像の制御、を行うことができる。さらに、CPU60は、操作入力検出部70を介して操作入力部54に対するユーザの操作状態を把握することができる。
図6には、本実施の形態に係るステレオ表示装置80の構成の一例が示されている。
同図に示すように、ステレオ表示装置80は、2つの表示部82が上下に並んで配置されており、上側に表示部82が前方に傾斜して固定されている。2つの表示部82は、表示光の偏光方向が直交しており、上側の表示部82が右目用の画像を表示する表示部82Rとされ、下側の表示部82が左目用の画像を表示する表示部82Lとされている。この表示部82L、82Rの間には、表示部82Lからの表示光を透過し、表示部82Rからの表示光を反射するビームスプリッターミラー84が設けられている。ビームスプリッターミラー84は、観察者が正面からステレオ表示装置80を見た際に、表示部82Lに表示される画像と表示部82Rに表示される画像が重なるように角度が調整されて固定されている。
観察者は、図7に示すように、右のレンズと左のレンズで偏光方向を直交させた偏光メガネ85をかけてステレオ表示装置80を見ることにより、右目と左目で表示部82Lに表示された画像と表示部82Rに表示された画像を別々に見ることができる。
次に、本実施の形態に係る放射線画像撮影システム5の作用について説明する。
放射線画像の撮影を行なう場合、撮像装置10は、操作パネル44に対して被験者Wの属性情報(例えば、ID番号等)や撮影条件、姿勢情報が入力される。
放射線撮影装置10は、姿勢情報で指定された撮影姿勢がCC撮影の場合、図2に示すように、撮影面20が上方を向いた状態に保持部28の姿勢を調整すると共に放射線照射部24が撮影面20に対して上方に位置する状態に支持部29の姿勢を調整し、姿勢情報で指定された撮影姿勢がMLO撮影の場合、図3に示すように、撮影台22を45°以上90°未満回転させた状態に保持部28の姿勢を調整すると共に放射線照射部24が撮影面20に対して上方に位置する状態に支持部29の姿勢を調整する。また、放射線撮影装置10は、放射線照射部24の放射線源30及びフィルタ24Aを撮影条件で指定されたものに切替える。
被験者Wは、撮像装置10の撮影面20に***Nを当接させる。撮像装置10は、この状態で操作パネル44に対して圧迫開始の操作指示が行なわれると、押圧板26が撮影面20に向けて移動する。押圧板26が***Nに当接して更に押圧し、押圧板26の押圧力が設定押圧力に到達すると、撮像装置制御部46の制御により押圧板26の移動が停止する。
本実施形態に係る放射線撮影装置10は、この状態で操作パネル44に対して曝射開始の操作指示が行なわれると、図2及び図3に示すように、支持部29のみを回動させて放射線照射部24を円弧状に移動させて、図8に示すように、撮影面20に対して所定のなす角θ(例えば、10°)で放射線照射部24の放射線源30から放射線を個別に照射する。このなす角θは、固定値としてもよく、また、例えば、撮影対象部位や観察する病変部、撮影対象部位の厚さなど応じて変更するようにしてもよい。放射線照射部24から個別に照射された放射線は、それぞれ***Nを透過した後に放射線検出器42に到達する。
放射線検出器42は、放射線が照射されると、照射された放射線画像を示す画像情報をそれぞれ撮像装置制御部46へ出力する。
撮像装置制御部46は、2つの放射線画像の撮影の際に装置異常が発生したかの検出を行なう。
図9には撮影が開始された際にCPU46Aにより実行される装置異常検出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、当該プログラムはROM46Bの所定の領域に予め記憶されている。
同図のステップ100では、押圧板26の押圧力が所定値以上であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ102へ移行し、否定判定となった場合はステップ110へ移行する。
ここで、撮像装置10は、押圧板26の動作が正常の場合、上記設定押圧力で押圧力を行なうが、例えば、押圧板26を移動させる移動機構に異常が発生する場合もある。よって、押圧板26の押圧力から装置に異常が発生したか否かを判断することことができる。
上記所定値は、装置に異常の発生していると判断可能な圧力として予め定めている。
ステップ102では、2つの放射線画像の撮影が完了したか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ104へ移行し、否定判定となった場合はステップ100へ移行する。
ステップ104では、2つの放射線画像の撮影で放射線源30から放射線を個別に照射した際の放射線源30のなす角θが所定角度よりも大きいか否かを判定し、肯定判定となった場合は処理終了となり、否定判定となった場合はステップ110へ移行する。
ここで、撮像装置10は、正常に撮影動作が行なわれた場合、撮影面20の中央を中心として上記所定のなす角θで2つの放射線画像の撮影を行なうが、例えば、支持部29を回動させる機構に異常が発生する場合もある。よって、なす角θから装置に異常が発生したか否かを判断することことができる。
上記所定角度は、装置に異常の発生していると判断可能な角度として予め定めている。
ステップ110では、ディスプレイ47に装置異常の発生原因に応じて装置異常が発生した旨のメッセージを表示して警告を行い、処理終了となる。
撮像装置制御部46は、2つの放射線画像の撮影が完了すると、放射線検出器42から入力される各画像情報に基づいて2つの放射線画像の撮影で撮影異常が発生したか検出を行なう。
図10には撮影された2つの放射線画像を示す画像情報が入力した際にCPU46Aにより実行される撮影異常検出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、当該プログラムはROM46Bの所定の領域に予め記憶されている。
同図のステップ150では、撮影された2つの放射線画像を示す各画像情報の何れか1つのデータ量が所定量以下であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ180へ移行し、否定判定となった場合はステップ152へ移行する。
ここで、放射線画像を示す画像情報は、正常に撮影が行なわれた場合、放射線画像のサイズに応じたデータ量となるが、例えば、放射線検出器42等で異常が発生して画像情報が分断された場合、正常に撮影された場合よりもデータ量が小さくなる。よって、画像情報のデータ量から異常が発生したか否かを判断することことができる。
上記所定量は、異常の発生していると判断可能なデータ量として実機による実験や設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって予め定めている。
ステップ152では、撮影された2つの放射線画像の何れか1つで各画素の画素値が所定割合以上最大値又は最小値であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ180へ移行し、否定判定となった場合はステップ154へ移行する。
ここで、放射線画像は、正常に撮影が行なわれて***の像が含まれる場合、様々な画素値の画素が含まれるが、例えば、撮影面20に何も当接させずに撮影された場合、放射線画像に像が含まれないため各画素の画素値が最大値や最小値となる割合が高くなる。また、放射線検出器42等で異常が発生して放射線画像の各画素の画素値が全て最大値や最小値となってしまう場合もある。よって、放射線画像の各画素の画素値が最大値や最小値となって割合から異常が発生したか否かを判断することことができる。この画素値は、8ビットの値(0〜255)とした場合、最大値は255となり、最小値は0となる。なお、本実施の形態では、各画素の画素値が最大値や最小値となる割合を求めるが、例えば、画素値の上限値(例えば、250)と下限値(例えば、5)を定めて、上限値以上又は下限値以下である画素数の割合が所定値を超えた場合、の少なくともいずれか一つの条件が当てはまる場合に異常が発生したと判断するようにしてもよい。
上記所定割合は、放射線画像に像が含まれないと判断可能な割合として実機による実験や設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって予め定めており、本実施の形態では、例えば、90%とする。
ステップ154では、撮影された2つの放射線画像間で対応点を検出し、所定数以上対応点が検出されない場合はステップ180へ移行し、対応点が検出された場合はステップ156へ移行する。
ここで、2つの放射線画像は、それぞれ***Nを異なる角度から撮影したものであるため、対応する像が含まれる。従って、例えば、2つの放射線画像のうち一方の放射線画像の像が存在する位置を基準位置として、他方の放射線画像の当該基準位置から押圧板26と撮影面20との厚さDに応じて定めた範囲内をマッチングによって検索することにより、対応点を検出することができる。なお、対応関係を精度良く求めるには、例えば、一方の放射線画像の像を他方の放射線画像内で検索すると共に、他方の放射線画像の像を一方の放射線画像内で検索して、両方で対応点を見つけるようにしてもよい。なお、例えば、CAD(computer aided detection)によって***N内の特定の部位(例えば、微小石灰化クラスタ)による2つの放射線画像の像を特定し、特定した像について対応関係を求めるようにしてもよい。
上記所定数は、異常の発生していると判断可能な対応点の数として実機による実験や設計仕様に基づくコンピュータ・シミュレーション等によって予め定めている。なお、上記ステップ154は、撮影された2つの放射線画像間で対応点を検出し、所定割合以上の対応点が検出された否かを判定するようにしてもよい。この場合、所定割合は異常の発生していると判断可能な割合に定められる。
ステップ156では、撮影された2つの放射線画像の何れか1つでエッジにぼけが発生しているか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ180へ移行し、否定判定となった場合はステップ158へ移行する。
ここで、放射線画像は、撮影時に被験者Wが動いた場合、像のエッジにぼけが発生する。よって、放射線画像のエッジにぼけの発生状況から撮影時に被験者Wが動いたか否かを判断することことができる。このエッジのぼけは、例えば、2つの放射線画像の対応する像うちの一方の像のエッジ部分の濃度変化の傾きに対して他方の像のエッジ部分の濃度変化の傾きが所定値以上小さい場合にエッジのぼけが発生していると検出できる。
ステップ158では、2つの放射線画像の撮影の際の撮影条件が記憶部46Dに記憶された***Nの厚さDに応じた撮影条件を満たすか否かを判定し、否定判定となった場合はステップ180へ移行し、肯定判定となった場合はステップ160へ移行する。
撮影の際の***Nの厚さDに応じて適切な撮影条件が定まるため、実際の撮影条件が適切な撮影条件であるか否かを判断することことができる。
ステップ160では、管理サーバ57のデータベース57Aにアクセスし、被験者Wの属性情報に基づいてデータベース57Aに被験者Wの今回撮影した撮影部位の過去の撮影条件が記憶されているか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ162へ移行し、肯定判定となった場合はステップ170へ移行する。
ステップ162では、今回の撮影条件がデータベース57Aに記憶された過去の撮影条件と同一であるか否かを判定し、肯定判定となった場合はステップ170へ移行し、否定判定となった場合はステップ180へ移行する。
これにより、同じ撮影部位の経過観察を行なう場合、同じ撮影条件で撮影されたか否かを判断することができる。
ステップ170では、異常が発生していないと判断して、撮影された2つの放射線画像を示す画像情報や被験者Wの属性情報、放射線画像を撮影する際の撮影条件を関連付けて通信により画像処理装置50へ送信し、処理終了となる。
一方、ステップ180では、ディスプレイ47に撮影異常の発生原因に応じて撮影異常が発生した旨のメッセージを表示して警告を行い、処理終了となる。
画像処理装置50は、画像情報や属性情報、撮影条件を通信I/F部72で受信することにより、撮影された2つの放射線画像を示す画像情報をそれぞれ取得する。画像処理装置50は、受信した各画像情報に対してシェーディング補正などの各種の画像補正処理を行ない、補正後の2つの放射線画像を属性情報、撮影条件等と関連付けて1回の撮影で得られた撮影情報としてHDD66に記憶する。
その後、画像処理装置50は、操作入力部54に対して画像表示開始の所定の操作指示が行なわれると、HDD66に1回の撮影情報として記憶した2つの放射線画像に基づいて3次元情報を生成し、当該3次元情報に基づいて右目用の画像と左目用の画像を作成し、作成した右目用の画像を表示部82Rに表示させると共に、作成した左目用の画像を表示部82Lに表示させる。
これにより、医師などの観察者は、放射線画像の読影や診断等を行うことが可能となる。観察者は、偏光メガネ85をかけてステレオ表示装置80を見ることにより、病変等を立体的に見ることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、所定のなす角θで放射線照射部24の放射線源30から放射線を個別に照射して2つの放射線画像を撮影し、2つの放射線画像の撮影で異常が発生したか否かの判断し、異常が発生していた場合に警告を行なうことにより、撮影の作業効率を向上させることができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態に係る放射線画像撮影システム5、撮像装置10、放射線源30及びステレオ表示装置80の構成は、上記第1の実施の形態(図1〜図7参照)と同一であるので、ここでの説明は省略する。
図11には本実施の形態に係る撮影異常検出処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、上記第1の実施の形態(図10参照)と同一部分には同一の符号を付してここでの説明は省略する。
図11に示すように、本実施の形態に係る撮影異常検出処理プログラムでは、ステップ158〜ステップ160に関する異常の検出のみを行なう。
上述したように、異常が発生していないと判断された場合、画像情報や属性情報、撮影条件が関連付けられて画像処理装置50へ送信され、画像処理装置50のHDD66に記憶される。
本実施の形態に係る画像処理装置50では、操作入力部54に対して画像表示開始の所定の操作指示が行なわれると、HDD66に1回の撮影情報として記憶した2つの放射線画像に異常があるかの検出を行い、検出結果に応じて画像表示を行なう。
図12には操作入力部54に対して画像表示開始の所定の操作指示が行なわれた際にCPU60により実行される表示制御処理プログラムの処理の流れを示すフローチャートが示されている。なお、当該プログラムはROM62の所定の領域に予め記憶されている。また、上記第1の実施の形態の撮影異常検出処理プログラム(図10参照)と同一部分には同一の符号を付してここでの説明は省略する。
図12のステップ172では、2つの放射線画像に基づいて3次元情報を生成し、当該3次元情報に基づいて右目用の画像と左目用の画像を作成し、作成した右目用の画像を表示部82Rに表示させると共に、作成した左目用の画像を表示部82Lに表示させる。
一方、ステップ182では、2つの放射線画像のうち異常の少ない放射線画像を表示部82Rと表示部82Lに表示させる。
これにより、2つの放射線画像に共に異常が無い場合は病変等の立体的に見ることができる。また、2つの放射線画像の何れかに異常がある場合は異常の少ない放射線画像を表示部82Rと表示部82Lに表示させることにより、病変等を立体的に見ることはできないが平面的な画像で診断を行なうことができる。
以上のように、本実施の形態によれば、2つの放射線画像の何れかに異常がある場合に異常の少ない放射線画像を表示部82Rと表示部82Lに表示させることにより、撮影が失敗していても再撮影を行なうことなく診断を継続できるため、撮影の作業効率を向上させることができる。
なお、上記各実施の形態では、マンモグラフィにより撮影された放射線画像に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の放射線画像撮影装置に適用してもよい。
また、上記第1の実施の形態では、2つの放射線画像を示す画像情報が入力した際に撮影異常検出処理プログラムを実行して、画像情報のデータ量(ステップ150)や各画素の画素値が最大値又は最小値である割合(ステップ152)、放射線画像のエッジにぼけの発生状況(ステップ156)から撮影異常を検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つの放射線画像が撮影されて当該放射線画像を示す画像情報が入力した時点で撮影異常の検出を行い、異常が検出された場合に警告を行なうようにしていもよい。
また、上記各実施の形態では、ディスプレイ47にメッセージを表示して警告を行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、スピーカから音声を出力したり、ランプを点灯させることにより警告を行なうようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、撮像装置10と画像処理装置50を設け、ステレオ表示装置80を画像処理装置50に接続した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、撮像装置10と画像処理装置50を1つの装置で構成し、当該装置にステレオ表示装置80を接続してもよい。
また、上記各実施の形態では、2つの表示部82が上下に並んで配置されたステレオ表示装置80を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、奇数ラインと偶数ラインで表示光の偏光方向が直交した1つの表示部の奇数ラインと偶数ラインに右目用の画像と左目用の画像を別々に表示するようにしてもよい。また、右目用の画像と左目用の画像で表示する色を変え、右のレンズと左のレンズで別々の色を透過するメガネを用いて立体視するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、所定のなす角θで2つの放射線画像を撮影する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、2角度を変えて2以上の放射線画像を撮影し、2以上の放射線画像から3次元情報を生成するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態では、今回撮影した撮影条件が過去の撮影条件と同一であるか否かを判定する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、撮影の際に管理サーバ57のデータベース57Aにアクセスして過去の撮影条件をディスプレイ47に表示したり、あるいは、過去の撮影条件と同じ撮影条件で自動的に撮影を行なうようしてもよい。
また、上記各実施の形態では、放射線検出器42によって放射線画像を示すデジタルの画像情報を直接得る場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、イメージングプレートやX線フィルム等を内蔵したカセットなどに放射線を照射し、カセットに内蔵されたイメージングプレートやX線フィルムを読み取ることにより、デジタルの画像情報を得るようにしてもよい。
その他、上記実施の形態で説明した放射線画像撮影システム5、撮像装置10、放射線源30、画像処理装置50、及びステレオ表示装置80の構成(図1〜図7参照。)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
また、上記実施の実施の形態で説明した装置異常検出処理プログラム、撮影異常検出処理プログラム及び表示制御処理プログラムの処理の流れ(図9〜図12参照。)も一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることは言うまでもない。
5 放射線画像撮影システム
10 撮像装置(放射線画像撮影装置)
20 撮影面
24 放射線照射部(放射線照射手段)
26 押圧板
30 放射線源
42 放射線検出器(生成手段)
46D 記憶部
46A CPU(判断手段)
46B ROM
47 ディスプレイ(警告手段)
50 画像処理装置
52 ディスプレイ
54 操作入力部
57A データベース(記憶手段)
60 CPU(判断手段、制御手段)
72 通信I/F部(取得手段)
80 ステレオ表示装置(表示手段)
82 表示部
W 被験者

Claims (10)

  1. 被験者の撮影対象部位に対して異なる角度で個別に放射線を照射する放射線照射手段と、
    前記撮影対象部位を透過して撮影面に個別に照射された放射線により表わされる複数の放射線画像をそれぞれ撮影し、当該撮影した放射線画像を示す画像情報をそれぞれ生成する生成手段と、
    前記複数の放射線画像の撮影で異常が発生したか否かを判断する判断手段と、
    を備えた放射線画像撮影装置。
  2. 前記判断手段により異常が発生したと判断された場合に警告を行なう警告手段をさらに備えた請求項1記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記判断手段は、前記生成手段により生成された各画像情報により示される複数の放射線画像間で対応点の検出を行い、所定数以上又は所定割合以上の対応点が検出されない場合、前記複数の放射線画像の何れか1つのエッジにぼけが発生していると検出された場合、前記各画像情報の何れか1つのデータ量が所定量以下の場合、前記複数の放射線画像の何れか1つで画素値が予め定めた上限値以上又は予め定めた下限値以下である画素数が所定割合以上の場合、の少なくともいずれか一つの条件が当てはまる場合に異常が発生したと判断する
    請求項1又は請求項2記載の放射線画像撮影装置。
  4. 右目用と左目用の画像をそれぞれ表示可能な表示手段と、
    前記判断手段により異常が発生していない判断された場合に前記生成手段により生成された各画像情報に基づいて前記表示手段に立体視可能な画像を表示し、前記判断手段により異常が発生したと判断された場合に前記各画像情報により示される複数の放射線画像のうち異常の少ない放射線画像を前記表示手段に表示するように制御する制御手段と、
    をさらに備えた請求項3記載の放射線画像撮影装置。
  5. 前記表示手段は、右目用と左目用の画像をそれぞれ表示可能な2つの表示部を有し、
    前記制御手段は、前記判断手段により異常が発生していない判断された場合に2つの表示部に立体視可能な画像をそれぞれ表示し、前記判断手段により異常が発生したと判断された場合に異常の少ない放射線画像を2つの表示部にそれぞれ表示するように制御する
    請求項4記載の放射線画像撮影装置。
  6. 前記判断手段は、放射線画像を撮影した際の撮影条件が前記撮影対象部位に応じて予め定められた撮影条件と異なる場合、放射線画像を撮影した際の撮影条件が記憶手段に記憶された過去に当該被験者の当該撮影対象部位を撮影した際の撮影条件と異なる場合の少なくとも1つ場合に異常が発生したと判断する
    請求項1〜請求項5の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
  7. 前記放射線照射手段は、放射線源を移動させることにより異なる角度で放射線を照射し、
    前記判断手段は、前記放射線源から個別に放射線を照射する際のなす角が所定角度よりも大きい場合に異常が発生したと判断する
    請求項1〜請求項6の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
  8. 前記撮影対象部位を***とし、
    ***を前記撮影面に押し付ける押圧板をさらに備え、
    前記判断手段は、前記押圧板による圧力が所定値以上の場合に異常が発生したと判断する
    請求項1〜請求項7の何れか1項記載の放射線画像撮影装置。
  9. 被験者の撮影対象部位に対して異なる角度で個別に放射線が照射されて撮影された複数の放射線画像を示す画像情報を取得する取得手段と、
    右目用と左目用の画像をそれぞれ表示可能な表示手段と、
    前記複数の放射線画像の撮影で異常が発生したか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により異常が発生していない判断された場合に前記取得手段により取得された各画像情報に基づいて前記表示手段に立体視可能な画像を表示し、前記判断手段により異常が発生したと判断された場合に前記各画像情報により示される複数の放射線画像のうち異常の少ない放射線画像を前記表示手段に表示するように制御する制御手段と、
    を備えた放射線画像表示装置。
  10. 前記判断手段は、前記取得手段により取得された各画像情報により示される複数の放射線画像間で対応点の検出を行い、対応点が検出されない場合、前記複数の放射線画像の何れか1つのエッジにぼけが発生していると検出された場合、前記各画像情報の何れか1つのデータ量が所定量以下の場合、前記複数の放射線画像の何れか1つの各画素の画素値が所定割合以上最大値又は最小値である場合の少なくとも1つ場合に異常が発生したと判断する
    請求項9記載の放射線画像表示装置。
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