JP2010177666A - 選択的エッチングおよび二フッ化キセノンの形成 - Google Patents

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Abstract

【課題】剥離するのが困難な窒化チタン膜を二酸化ケイ素および窒化ケイ素被覆された表面から除去するのに用いることができる新規なエッチング剤を提供する。
【解決手段】半導体堆積チャンバーおよび半導体用具、微小電気機械システム(MEMS)における装置、およびイオン注入システムのための洗浄もしくはエッチングにおいて、例えばケイ素、モリブデン、タングステン、チタン、ジルコウム、ハフニウム、バナジウム、タンタル、ニオブ、ホウ素、リン、ゲルマニウム、ヒ素およびそれらの混合物を、二酸化ケイ素、窒化ケイ素、ニッケル、アルミニウム、TiNi合金、フォトレジスト、リンケイ酸ガラス等およびそれらの混合物から、選択的に除去する場合に、Xeをフッ素含有化学物質と反応させてXeFを形成しエッチング剤として用いる。
【選択図】図1

Description

関連出願の相互参照
本出願は、2005年11月22日出願の、表題が「二フッ化キセノンを用いた窒化チタンの選択的エッチング」である米国特許出願第11/285056号の部分継続出願である。
エレクトロニクス産業においては種々の堆積技術が開発されてきており、電子部品、例えば半導体を製造するために、選択された物質が目的の基材上に堆積されている。堆積方法の1つの形式は化学的蒸着(CVD)であり、気体状の反応体が加熱された処理チャンバー中に導入され、所望の基材上に堆積された膜をもたらす。CVDの亜類型の1つはプラズマ増強CVD(PECVD)と称され、CVD処理チャンバー内にプラズマが確立される。
通常は、全ての堆積方法では、目的の基材以外の表面上への膜および粒子状物質の蓄積もたらされ、すなわち、堆積物質は壁、用具表面、サセプタ上、および堆積プロセスで用いられる他の装置上にも堆積される。壁、用具表面、サセプタおよび他の機器上に蓄積したいずれかの物質、膜などは汚染物質と考えられ、また電子製品の部品に欠陥をもたらす可能性がある。
堆積チャンバー、用具および機器は、望ましくない汚染堆積物質を取り除くために、周期的に洗浄されなければならないことは十分に理解される。堆積チャンバー、用具および機器を洗浄する通常の好ましい方法としては、過フッ素化化合物(PFC)、例えばC、CF、C、SFおよびNFの、エッチング用洗浄剤としての使用が挙げられる。これらの洗浄操作においては、通常は処理ガス中に持ち込まれる化学的に活性なフッ素が、不要の汚染残渣を揮発性生成物に変える。従って、この揮発性生成物は処理ガスで反応器から一掃される。
イオン注入法が、制御された量のドーパント不純物を半導体ウエハ中に精確に導入するように集積回路製造に用いられており、またマイクロエレクトロニクス/半導体製造において極めて重要なプロセスである。理想的な場合には、全ての原料分子はイオン化され、そして抽出されるであろうが、しかしながら実際には一定の量の原料の分解が発生しており、これが、イオン源領域、またはイオン注入器の用具の部品、例えば低電圧絶縁体および高電圧絶縁体における表面上への堆積および汚染をもたらす。知られている汚染残渣は、ケイ素、ホウ素、リン、ゲルマニウムまたはヒ素である。注入器の至る所での、特にはイオン源領域中の、注入の間に堆積された不要の残渣の効果的で選択的な除去のための、その場での洗浄方法を提供することは、イオン注入法の当技術分野において重大な進歩となるであろう。このようなその場での洗浄は、人的な安全性を促進し、また安定な、中断のない注入装置の運転に貢献するであろう。ガス相の反応性ハロゲン化物組成物、例えばXeF、NF、F、XeF、SF、C、IFsまたはIFが、十分な時間および十分な条件下で、これらの部品から残渣を少なくとも部分的に取り除くように、そしてイオン注入器の部品がそれから構成されている物質に関して、残渣を選択的に除去するような方法で取り除くように、汚染された部分に導入される。
微小電気機械システム(MEMS)では、犠牲層(通常はアモルファスケイ素を備える)および保護層の混合物、従って装置構造体層が形成される。犠牲物質の選択的な除去が、この構造体剥離エッチング法の重大な手順であり、そこでは何ミクロンかの犠牲物質が、他の構造体を損傷することなく、等方的に除去されなければならない。このエッチング法は、保護層をエッチングしない選択的エッチング法であることが理解されている。MEMSに用いられる通常の犠牲物質は、ケイ素、モリブデン、タングステン、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、タンタル、ニオブである。通常の保護層物質は、ニッケル、アルミニウム、フォトレジスト、酸化ケイ素、窒化ケイ素である。
犠牲物質を効果的に取り除くために、この構造体剥離エッチングは犠牲層の自発的で化学的なエッチング、好ましくは等方的エッチングが可能であるエッチングガスを用いる。二フッ化キセノンの等方的エッチング効果は大きいので、二フッ化キセノン(XeF)が側面のエッチングプロセスにエッチング剤として用いられる。
しかしながら、二フッ化キセノンは高価であり、また取り扱いが困難な物質である。二フッ化キセノンは、空気、光または水蒸気(湿気)との接触で不安定である。全てのフッ化キセノンは、三酸化キセノンおよびフッ化水素の形成を避けるために、湿気、光および空気から保護されなければならない。三酸化キセノンは無色で、非揮発性の固体であり、危険なほどに爆発性である。フッ化水素は危険であるばかりでなく、エッチングの効果を低減させもする。
更に、二フッ化キセノンは低い蒸気圧を有する固体であり、このことが処理チャンバーへの二フッ化キセノンの供給を困難にしている。
以下の参考文献は、半導体製造における膜の堆積、および堆積チャンバー、用具および機器の洗浄、および基材のエッチング、MEMSにおける犠牲層のエッチングのため、ならびにマイクロエレクトロニクス装置の製造において用いられるイオン注入システム中のイオン源領域の洗浄のための、方法の事例である。
米国特許第5421957号明細書には、コールドウォールCVDチャンバーの低温洗浄のための方法が開示されている。この方法は、水分のない条件下においてその場で実施される。種々の材料、例えば、エピタキシャルシリコン、ポリシリコン、窒化ケイ素、酸化ケイ素、ならびに耐熱金属、チタン、タングステンおよびそれらのケイ化物の膜の洗浄は、エッチングガス、例えば、三フッ化窒素、三フッ化塩素、六フッ化硫黄および四フッ化炭素を用いて達成される。
米国特許第6051052号明細書には、イオン増強プラズマにおけるエッチング剤としてフッ素化合物、例えば、NFおよびCを用いた導電性材料の異方性エッチングが開示されている。このエッチング剤は、フッ素含有化学物質と、He、Ar、XeおよびKrからなる群より選択された希ガスとからなる。試験基材は基材に結合された集積回路を含む。1つの実施態様においては、チタン層が絶縁層の上に形成され、タングステンプラグと接触している。次いで、アルミニウム−銅の合金層がチタン層の上に形成され、窒化チタン層がその上に形成される。
米国特許出願公開第2003/0047691号明細書には、材料をエッチングもしくは堆積するか、またはリソグラフィマスク中の欠陥を修復するための電子ビーム処理の使用が開示されている。1つの実施態様においては、二フッ化キセノンが電子ビームで活性化され、タングステンおよび窒化タンタルがエッチングされている。
英国特許出願公開第2183204号明細書には、CVD堆積のハードウェア、ボート、チューブおよび石英製品ならびに半導体ウエハのその場洗浄のためのNFの使用が開示されている。NFが、350℃を超えて加熱された反応器中に、窒化ケイ素、多結晶ケイ素、ケイ化チタン、ケイ化タングステン、耐熱金属およびケイ化物を除去するのに十分な時間にわたって導入される。
非特許文献1には、XeFとSi(100)(2X1)を250Kで相互作用させることが開示されており、Fとの比較が与えられている。XeFは室温でSiと速やかにかつ等方的に反応することが見出された。
非特許文献2には、気相で室温の等方性ケイ素エッチング剤としてXeFを使用することが開示されており、微小電気機械システムにおいて用いられる多くの材料、例えば、アルミニウム、フォトレジストおよび二酸化ケイ素に関して高い選択性を有すると述べられている。第119頁において、XeFは、ケイ素基材上にパターニングされた場合に、二酸化ケイ素ならびに銅、金、チタン−ニッケル合金およびアクリルに対して1000:1を超える選択性を有すると述べられている。
非特許文献3には、ケイ素のための等方性気相エッチング剤としてのXeFの使用が開示されている。XeFは、集積回路の製作において多くの金属、誘電体およびポリマーに対して高い選択性を有すると報告されている。著者らはまた、第1637頁において、XeFが、アルミニウム、クロム、窒化チタン、タングステン、二酸化ケイ素および炭化ケイ素をエッチングしなかったと述べている。有意なエッチングはまた、それぞれモリブデン:ケイ素およびチタン:ケイ素に関しても観測された。
非特許文献4には、固体ケイ素をエッチングする際に、CFのフッ化炭素プラズマ誘起解離において発生したF原子とCFラジカルを用いて揮発性のSiF種を生成することが開示されている。この論文は、XeFを使用して300K、1.4×10−2Torrでケイ素をエッチングすることに向けられている。他の実験で、XeFがモリブデン、チタンおよび場合によりタングステンを速やかにエッチングすることも示されている。SiO、SiおよびSiCのエッチングはXeFに関して有効ではなかったが、エッチングは電子またはイオン衝撃の存在下では有効であった。著者らは、これらの材料のエッチングにはF原子だけでなく放射線または高温も必要とされると結論付けた。
米国特許第6870654号明細書および米国特許第7078293号明細書の両方には、二フッ化キセノンを置換するためにフッ素系または塩素系を有するエッチング剤を用いることにより、二フッ化キセノンの使用によりもたらされる困難さを回避する、構造体剥離エッチングが開示されている。しかしながら、そのエッチング効果は、二フッ化キセノンの使用のようには効果的でない。従って、米国特許第6870654号明細書および米国特許第7078293号明細書には、構造体剥離エッチング法を、処理時間などが二フッ化キセノンの場合と相応するように促進するような特別な構造を開示している。
米国特許出願公開第2006/0086376号明細書には、マイクロエレクトロニクス装置の製造において、イオン注入器の部品から、残渣(ケイ素、ホウ素、リン、ゲルマニウムまたはヒ素)を洗浄するためのXeFの使用を開示している。
具体的には、米国特許出願公開第2006/0086376号は、真空チャンバーおよび/または部品をガス相反応性ハロゲン化物組成物、例えばXeFと、十分な時間および十分な条件下で、これらの部品から残渣を少なくとも部分的に取り除くように、そしてイオン注入器の部品がそれから構成されている物質に関して、残渣を選択的に除去するような方法で取り除くように、接触させることによって、真空チャンバーおよびその中に含まれている部品からの、残渣のその場での除去に関する
米国特許第5421957号明細書 米国特許第6051052号明細書 米国特許出願公開第2003/0047691号明細書 英国特許出願公開第2183204号明細書 米国特許第6870654号明細書 米国特許第7078293号明細書 米国特許出願公開第2006/0086376号明細書
Holt,J.R.ら、Comparison of the Interactions of XeF2 and F2 with Si(100)(2X1)、J. Phys. Chem. B、2002年、第106巻、p.8399〜8406 Chang,F.I.、Gas-Phase Silicon Micromachining With Xenon Difluoride、SPIE、第2641巻、p.117〜127 Issac,W.C.ら、Gas Phase Pulse Etching of Silicon For MEMS With Xenon Difluoride、1999 IEEE、p.1637〜1642 Wintersら、The Etching of Silicon With XeF2 Vapor、Appl. Phys. Lett.、第34巻、第1号、1979年1月、p.70〜73
工業的な目的の1つは、剥離するのが困難な窒化チタン(TiN)膜を二酸化ケイ素(SiO)および窒化ケイ素(SiN)被覆された表面から除去するのに用いることができる新規なエッチング剤を見出すことである。これらの表面は半導体堆積チャンバー、特には石英チャンバーおよび石英製品、半導体用具および機器の壁面に認められる。TiN膜を攻撃する慣用のフッ素を主成分とするエッチング剤はまた、SiOおよびSiN表面をも攻撃し、従って半導体堆積チャンバーおよび機器からのTiN堆積生成物の除去には受け入れることが出来ない。
他の工業的な目的は、二酸化ケイ素(石英)表面、例えば半導体堆積チャンバーおよび半導体用具、ならびにMEMSの装置に通常認められるような二酸化ケイ素表面からの、ケイ素の選択的な除去方法を提供することである。
更に、より低い所有者費用に必要な、その場で二フッ化キセノンを発生させる、または形成させる方法を提供するという更なる目的がある。
本発明は、二酸化ケイ素(石英)表面、例えば半導体堆積チャンバーおよび半導体用具ならびに半導体用具部品などに通常認められる窒化ケイ素(SiN)表面からの、窒化チタン(TiN)膜および堆積生成物の選択的な除去のための改善された方法に関する。表面を汚染する不要な成分を除去するための基本的な方法では、エッチング剤は、接触領域において不要な成分と接触され、不要な成分が揮発性種に転化される。次いで、この揮発性種が接触領域から除去される。接触領域において不要なTiN堆積材料をSiO2およびSiNからなる群より選択される表面から除去するための基本的な方法における改善は、エッチング剤として二フッ化キセノン(XeF2)を用いることにある。条件は、SiO2およびSiNからなる群より選択される表面が揮発性成分に転化されないように制御される。
半導体堆積チャンバー(反応チャンバーと称されることもある)、用具部品、機器などから除去することが非常に難しい堆積材料およびTiN膜を選択的にエッチングするという観点で有意な利点としては、
堆積チャンバーの洗浄において見られる、石英、即ち、SiO2およびSiNでコーティングされた表面からTiN膜を選択的に除去できること、
適度な温度で石英表面からTiN膜を除去できること、ならびに
遠隔プラズマ中でフッ素原子の攻撃により通常生じる負の効果なしで、遠隔プラズマ中でペルフルオロエッチング剤を活性化してSiO2およびSiN表面からTiN膜を除去できること、
が挙げられる。
また、本発明は、
チャンバー内に第1の材料および第2の材料を含む構造体を供給すること、
キセノン(Xe)、不活性ガスおよびフッ素含有化学物質を含むエッチングガスを該チャンバー中に供給すること、
この構造体を該エッチングガスと接触させ、そして第1の材料を揮発性種へと選択的に転化すること、ならびに
この揮発性種を該チャンバーから除去すること、
を含む第1の材料を第2の材料に対して選択的にエッチングする方法を開示しており、ここで、第1の材料は、ケイ素、モリブデン、タングステン、チタン、ジルコウム、ハフニウム、バナジウム、タンタル、ニオブ、ホウ素、リン、ゲルマニウム、ヒ素およびそれらの混合物からなる群から選ばれ;また第2の材料は二酸化ケイ素、窒化ケイ素、ニッケル、アルミニウム、TiNi合金、フォトレジスト、リンケイ酸ガラス、ホウ素リンケイ酸ガラス、ポリイミド、金、銅、白金、クロム、酸化アルミニウム、炭化ケイ素およびそれらの混合物からなる群から選ばれる。
また、本発明は、
NF、C、CF、C、SF、上流プラズマ発生器から発生されるF原子含有プラズマ、およびそれらの混合物からなる群から選ばれるフッ素含有化学物質をチャンバーへ供給すること;および
キセノンをフッ素含有化学物質と該チャンバー内で反応させることによって二フッ化キセノンを形成すること、
を含む、チャンバー中で二フッ化キセノンを形成する方法を開示している。
SiOと比べたSi、MoまたはTiNの向上された選択性、およびXeFを形成する開示したプロセスは、多くの用途、例えばその上に不要なSi、MoもしくはTiN堆積を有するSiOでコーティングされた部品および半導体用品の洗浄;MEMSにおける犠牲層のエッチング;およびマイクロエレクトロニクス装置の製造で用いられるイオン注入装置のイオン源領域の中での残渣洗浄、において重要である。
図1は、NF遠隔プラズマ中のArに対するXeの量の関数としてのケイ素基材のエッチング速度のプロットである。 図2は、NF遠隔プラズマ中のArに対するXeの量の関数としてのSiOのエッチング速度のプロットである。 図3は、NF遠隔プラズマ中のArに対するXeの量の関数としてのケイ素/二酸化ケイ素のエッチング選択性を比較するプロットである。 図4は、NF遠隔プラズマ中のAr/NFおよびXe/NFからのフーリエ変換赤外スペクトル(FTIR)のプロットである。 図5は、NF遠隔プラズマ中のXe/NFからのフーリエ変換赤外スペクトル(FTIR)のプロットである。 図6は、NF遠隔プラズマ中のXe/(Xe+Ar)の関数としてのXeFおよびXeFフーリエ変換赤外スペクトル(FTIR)のピーク高さのプロットである。 図7は、NF遠隔プラズマ中のXe/NF流量の関数としてのXeFおよびXeFフーリエ変換赤外スペクトル(FTIR)のピーク高さのプロットである。 図8は、NF遠隔プラズマ中のXe/(Xe+Ar)の関数としてのXeFフーリエ変換赤外スペクトル(FTIR)のピーク高さおよびケイ素/二酸化ケイ素のエッチング選択性のプロットである。 図9は、NF遠隔プラズマ中のArに対するXeの温度および量の関数としてのTiNのエッチング速度のプロットである。 図10は、NF遠隔プラズマ中のArに対するXeの温度および量の関数としての二酸化ケイ素のエッチング速度のプロットである。 図11は、NF遠隔プラズマ中のArに対するXeの量の関数としてのTiN/二酸化ケイ素のエッチング選択性を比較するプロットである。
窒化チタン(TiN)の堆積は、集積回路、電気部品などの製作においてエレクトロニクス産業で通常実施されている。堆積プロセスでは、TiNの幾らかは、ターゲット基材の表面以外の表面、例えば、堆積チャンバー内の壁や表面に堆積する。XeF2は、TiNで汚染された二酸化ケイ素(SiO2)および窒化ケイ素(SiN)表面のための選択的エッチング剤として有効であることが見出されている。この知見では、表面、例えば、二酸化ケイ素(石英)または窒化ケイ素でコーティングまたはライニングされた半導体の反応器もしくは堆積チャンバー、用具、機器、部品およびチップにおいて見出される表面を汚染する不要なTiN膜および堆積材料を除去するためのエッチング剤として二フッ化キセノン(XeF2)を使用することができる。
SiO2およびSiN表面、例えば、堆積チャンバーの表面からの不要なTiN残渣の除去において、XeF2はTiNを揮発性TiF4に転化するための条件下で接触領域においてこの表面と接触され、次いで、この揮発性種が接触領域から除去される。XeF2は、不活性ガス、例えば、N2、Ar、Heなどとともに添加される場合が多い。
TiN堆積材料をSiNおよびSiO2表面から除去するための方法の実施においては、XeF2は接触領域への導入前に前もって形成することができるか、または本発明の目的のためにおよび本明細書での規定により、XeF2は2つの方法によって形成することができる。
XeF2のその場形成の1つの実施態様では、キセノン(Xe)はフッ素含有化学物質に添加され、遠隔プラズマ発生器に充填される。そこでXeは得られた遠隔プラズマ中に存在するF原子と反応してXeF2を形成する。
その場の実施態様の変形態様である他の実施態様の1つでは、フッ素含有化学物質が遠隔プラズマ発生器に添加され、次いで、XeおよびF原子を含有する遠隔プラズマが遠隔プラズマ発生器の下流のチャンバーに添加される。このチャンバー中で、XeはF原子と反応してXeFを形成する。このチャンバーはいずれの種類のチャンバー、例えば処理チャンバー、堆積チャンバー、洗浄チャンバー、反応器およびプラズマ発生器であってもよいが、これらには限定されない。
XeF2を形成するためのこのフッ素含有化学物質の例としては、F、NF、ペルフルオロカーボン、例えば、C、CF、C、硫黄誘導体、例えば、SF、および上流プラズマ発生器から発生されたF原子を含む遠隔プラズマ、が挙げられる。好ましい実施態様においては、NFがXeFの形成のためのフッ素含有化学物質として用いられる。
フッ素含有化学物質はその場で発生させることができる。例えば、Fは、ハロゲン発生器を用いてその場で発生させることができ、次いでこのFをプロセスへと導入することができる。このことが、フッ素の取り扱いに伴う危険性を軽減する可能な方法となるであろう。
フッ素含有化学物質に対して広い範囲のXeをXeFのその場形成プロセスに用いることができる。フッ素含有化学物質に対するXeのモル比は、遠隔プラズマ中のF原子の量に関連して形成されるXeFの量に依る。
理論に拘束される訳ではないが、遠隔プラズマは、フッ素源として導入されるフッ素含有化学物質の励起および電離の原因として作用すると信じられる。このフッ素ラジカルは、次いでプラズマ発生区域の直ぐ後の領域で、存在しているXeと反応する。この区域の通過長さは、フッ素含有化学物質ならびにXeを励起するのに用いられるエネルギーに加えて、XeFの優先とXeFの低減の釣り合いを取るのに重要なパラメータであると信じられる。
更に、もしもXeがプラズマ励起区域の直ぐ後の空間に導入されたならば、Xeは励起されないので、XeF形成のなお更なる低減をもたらすと信じられている。キセノンは非常に低い準安定状態を有することが知られている。この準安定状態はこの区域内で形成されるXeF分子間の更なる衝突反応をもたらす可能性がある。これらの衝突はXeFのXeFおよびFラジカルへの電離をもたらす可能性があった。これらの種は、次いで他のXeF分子との更なる反応をもたらしてXeFを形成する可能性があった。従って、Xeをプラズマ励起の後に導入することによって、このXe準安定原子は形成されない。従って、XeFの形成は低減されるであろう。このことは第2の実施態様、すなわちその場の実施態様の変形、において開示されており、そこではXeは、プラズマ発生器の中で上流で発生されたF原子を含む遠隔プラズマに加えられる。
好ましいモル比は、Xeとフッ素含有化学物質が1:10〜10:1である。場合によっては、不活性ガス、例えば、アルゴンを、SiOおよびSiNに対するTiN、ならびにSiOおよびSiNに対するSiの選択的エッチングを調整する手段として、XeFの遠隔プラズマ発生において含めることができる。
SiOおよびSiN表面からのTiNの除去に適した圧力は、0.5〜50Torr、好ましくは1〜10Torrの範囲である。二酸化ケイ素表面(石英)およびSiN表面からのTiN膜の選択的なエッチングをもたらすための温度は、主としてプロセスが実施される方法に依存している。それは、XeFが前もって形成されて接触領域に直接的に添加される場合には、温度は、100℃以上、例えば100〜800℃、好ましくは150〜500℃まで上げるべきであることを意味している。XeFの圧力は、0.1Torr以上、例えば0.1〜20Torr、好ましくは0.2〜10Torrであるべきである。エッチング(Siエッチング)の速度が温度の上昇とともに減少する従来技術のプロセスとは対照的に、ここでのエッチング速度は温度の上昇とともに増加する。TiFはこれらの条件下では揮発性であり、SiOおよびSiN表面から容易に除去されるので、温度を上げるとTiNのエッチング速度が増加すると考えられる。より低い温度では、SiOおよびSiN表面付近のTiF種がXeFの攻撃をブロックしたままになってしまう。
XeF2を形成するその場プロセスでは、洗浄またはエッチングは遠隔プラズマの存在下で行われる。遠隔プラズマが存在する場合の温度は、周囲温度〜500℃、好ましくは周囲温度〜300℃の範囲であることができる。
開示したXeFを形成するプロセスは、その場での洗浄プロセスに著しい進歩を提供する。この場合、これらはより安い費用でXeFを生成するプロセスを提供するだけでなく、大きな中断の必要もなしで、不要な残渣の効果的で、選択的な除去をも提供し、さらに維持費用も低減させる。更に、開示したプロセスは、低い蒸気圧の固体よりもむしろ高い蒸気圧のガスを用いる。このことが、より高いガス流量、そして従ってより高いエッチング速度を可能にするので、生産性を高める。
開示したXeF形成プロセスを用いることによる更なる利点は、XeFに加えて幾つかの遊離フッ素ラジカルもまた供給され、それが単にXeFとの接触だけでは反応性でない可能性がある残渣の除去を促進することを援ける可能性がある。このことは全ての選択的洗浄/エッチング用途、例えば不要に堆積されたいくらかの残渣を有するSiOで被覆された部品および半導体用具の洗浄;MEMSにおける犠牲層のエッチング、およびマイクロエレクトロニクス装置の製造で用いられるイオン注入システムのイオン源領域での残渣の洗浄、に有利である。
以下の例は、本発明の種々の実施態様を説明するために与えられるものであり、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
実施例1
種々の温度および圧力での堆積材料のエッチングにおけるXeFの有効性
この実施例では、XeFをエッチング剤として用いて、種々の温度および圧力で、TiN、SiO、およびSiNのエッチング速度を測定した。実験試料は、TiN、SiOおよびSiNの薄膜でコーティングしたSiウエハから調製した。エッチング速度は、最初の膜厚と、エッチングまたは処理条件に所定時間曝した後の膜厚との間の薄膜の厚さ変化によって計算した。
エッチングを達成するために、大量のXeFガスを、シリンダーから未使用の遠隔プラズマ発生器を介して反応器へ導入した。反応器チャンバー中のXeFガスの圧力は、所望の圧力に達するとすぐにシリンダーからの流れを止めることにより一定に保持した。
試験片は、異なる基材温度を維持するのに使用する台座加熱器の表面上に置いた。結果を下表1に示す。
Figure 2010177666
上記の結果は、0.5〜1Torrの圧力では、XeFは、150〜300℃の高温でTiN膜をエッチングするのに有効であり、また25℃の室温で有効でないことを示している。驚くべきことに、XeFは、用いられたいずれの温度および圧力でもSiOまたはSiN表面をエッチングしなかったが、このような温度でTiN膜をエッチングした。これらの高温でXeFがSiOおよびSiN表面をエッチングせず、TiN膜をエッチングしたことから、XeFはSiOおよびSiN表面からのTiN膜および粒子のための選択的なエッチング剤として使用することができると結論付けられた。
実施例2
SiのSIOに対する選択的エッチング
この実施例では、MKS Astron遠隔プラズマ発生器を反応チャンバーの上部に取り付けた。Astron発生器の出口と試料片との距離は約15cm(6インチ)であった。遠隔プラズマ発生器をオンにし、しかしながら、反応チャンバー中の台座加熱器はオフにした。チャンバーを室温で維持した。遠隔プラズマを用いたSiとSiO両方の基材のエッチング速度を測定した。
遠隔プラズマに対するプロセスガスはNFであり、それを種々の量で第2のガス流と混合した。第2のガス流は、Xe、アルゴン(Ar)のいずれかまたはそれらの組み合わせから構成した。反応器チャンバーへの合計のガス流量は400sccmで固定し、NFの流量を80sccmで固定した。第2のガス流の合計流量を320sccmで維持しながら、Xeの流量と第2のガス流の合計流量の比(Xe/(Ar+Xe))を0(追加のプロセスガスとしてArのみ)と1(追加のプロセスガスとしてXeのみ)の間で変化させた。Si基材のエッチングの結果を図1に示し、またSiO基材のエッチングの結果を図2に示す。
図1に示すように、プロセスガスNFに対してXeを添加することで、Siのエッチング速度が向上した。意外であったのは、遠隔プラズマ発生器にNFとともにXeを添加することで、Siのエッチングを向上させるプラズマが発生するということである。
図2は、NF/アルゴンプラズマにXeを添加することでSiO基材のエッチング速度が抑制されたことを示しており、このことは予想外であった。遠隔プラズマ中に存在するF原子はSiOに基づく基材を攻撃する。
図1の分析とともに、プラズマにXeを添加することで、Si基材のエッチングは向上するが、しかしながら実施例1で言及したようにSiO基材のエッチングは低減または抑制されると推量される。
図3は、NFプロセスガスへのXeの添加の、SiOに対するSiのエッチング選択性への効果を比較するために与えられる。図1と図2の結果を比較することで分かるように、図3は、SiOに対するSiのエッチング選択性が、プロセスガス中のXe量を増加するにつれて向上したことを示している。具体的には、ガス流中のXeの割合が0%から100%にまで増えたときに、選択性は30から250(8倍超)にまで向上した。
MEMSにおける通常の犠牲材料は、ケイ素、モリブデン、タングステン、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、タンタル、ニオブである。通常の保護材料は、ニッケル、アルミニウム、フォトレジスト、酸化ケイ素、窒化ケイ素である。
実施例3
SiOに対するモリブデン(Mo)の選択的エッチング
長さ2.5m、直径25cmの大きな円筒形のSSエッチングチャンバーを用いて、MEMS用途における他の一般的な犠牲材料:モリブデン(Mo)のエッチング速度を測定した。遠隔プラズマを、水冷したMKS Astron AX7670 6 slpm装置を用いて発生させた。このプラズマ源を、4cmの内径を備えた10cmの長さの移送管によってチャンバーと連結した。試料を、この管の充填/取出し端から61cm(2フィート)離れたところに配置した。
2.75Torrにおいて、NF流量が275sccmそしてXeもしくはAr流量が600sccmで、Moのエッチング速度=1.1μm/分であった。NF/Arガス混合物ではSiOのエッチング速度は82nm/分、またNF/Xe混合物では26nm/分であった。従って、Xe/NF混合物の選択性は、Ar/NF混合物の選択性の3倍以上であった。Moエッチング速度は表面の酸化物によって制限されることに注目しなければならない。元々ある酸化物を壊すための表面の前処理で、Moのエッチング速度は2.7μm/分超まで向上させることができる。
実施例4
XeおよびNFの反応を通したXeFのその場形成
この実施例では実施例2の手順を踏襲した。6slpm MKS Astron eX遠隔プラズマ発生器を取り付けた、Applied MaterialsのP5000 DxZ2 PECVDチャンバーを、フーリエ変換赤外スペクトル(FTIR)検討のために用いた。このFTIR測定は、チャンバーポンプの下流で、周囲圧力で行なった。5.6mの経路長さのセルを150℃で用いた。機器の分解能は2cm−1であった。
図4は、実施例2におけるのと同じ条件(圧力は4Torr、合計ガス流量は400sccm、NF流量は80sccm、XeおよびArの合計流量は320sccm)の下で採取されたFTIRスペクトルを示している。Xe/NFスペクトルでは明確な主要ピークが500〜600cm−1の範囲に見られ、一方で、Ar/NFスペクトルはこの領域にピークを示さなかった。551.5cm−1および570.3cm−1の2つの主要ピークは、XeFのピークであると識別された。XeF製造者からの参照スペクトルは550.8cm−1および566.4cm−1のピーク位置を示している。
図5は、XeおよびNFが存在する場合には、3つの主要ピークが551、570および590cm−1に観察された。XeFは551、567cm−1のピークによって識別され、一方でXeFが580、590cm−1に検出される。従って、567cm−1のピークは567および580cm−1のピークの合成であった。従って、XeFとXeFの両方がXe/NF混合物中に形成されていた。FTIRからは、XeFおよびXeOFの形成の証拠は見出されなかった。
表IIには、圧力が0.5〜5Torrで変わり、Xe流量が200〜1000sccmで変わり、またNF流量が50〜500sccmで変わった、幾つかの条件を示している。全ての場合で、XeFピークが検出された。ピーク値をここに記録した。
Figure 2010177666
これらのピークは幾つかの条件下で飽和する傾向にあり、従って520.1cm−1のXeFピークの立ち上がり部分および603.1cm−1のXeFピークの立下り部分を更に解析した。XeF/XeF比を530cm−1および603cm−1のピーク高さ値の比率で定義した。
応答表面の退行を用いた実験結果を以下の表IIIにまとめた。
Figure 2010177666
ここでの全ての条件下で、Xeの流量はNFの流量よりも大きいこと、従ってNFはより強い因子であることに注目しなければならない。NF流量が大きければ大きいほど、XeFおよびXeFの両方のピークが増大し、そしてXeはこれらのピークには弱い影響を有している(過剰のXeが存在しているため)。圧力は、XeFピークには弱い影響を有しているが、しかしながらXeFピークには強い影響を有している。Astronの作動圧力は通常は1〜10Torrである。
従って、圧力はXeFの形成を制御するための鍵となるパラメータである。XeFは加水分解してXeOを生成する可能性があり、これは爆発性でありまた衝撃に敏感な化合物である。現在の実験条件下では、XeF/XeF比は、高Xe、低NF、および低圧力の条件下で、最大化する可能性がある。例えば、Xeの流量が1000sccm、NFの流量が50sccm、圧力が0.5Torrである。
図6は、Xe/(Xe+Ar)の関数としての、XeFのFTIRピーク高さおよびXeFのFTIRピーク高さを示している。ピーク高さの単位は任意である。Xeの流量の比率が増加すると、生成ざれるXeFが増加し、そしてXeFの比率が減少する。高Xe流量が、XeFに比較してXeFの形成を最大化するのに望ましい。図7に、Xe/NF流量の比率の関数としてのXeF/XeFのFTIRピーク高さの比率を示している。明らかに、Xe/NFの高い比率が、XeFに比較してXeFの形成を最大化するのに望ましい。
図8には、Xe/(Xe+Ar)の関数としての、XeFのFTIRピーク高さ(右側のY軸)およびSi/SiOのエッチング選択性(左側のY軸)を示している。Si/SiOのエッチング選択性は明らかにXeFのその場形成と相互に関係がある。
XeFを生成するためのプラズマ励起の利用を、XeFが作られる処とは直接には関係しないプロセス中でエッチング剤として用いるためのXeFの製造に用いることができる。このデータは、XeFの生成に明らかに利益になり、またXeFの生成を最小限化する条件があることを示している。XeFの生成は最小限化することが非常に望ましいが、何故ならばもしもそれが続いて反応してXeOを形成した場合のその爆発性の故である。XeFは、プラズマ発生器の後の反応区域中で形成されるので、それは低温トラップを用いて低温の表面上にこの物質を凝縮させることによってこの区域から取り除くことができる。固体のXeFは、次いでこの処理チャンバーから抜き出し、そしてエッチングプロセスでの使用のために供給シリンダー中に再充填することができる。XeFの生成を低減するために過剰のキセノンが導入されるので、XeFの製造のために必要とされる全てのキセノンを生産的に用いることを確実にするために、キセノン再生またはキセノンの再生利用を利用することは非常に有益である。
実施例5
TiNとSiOのエッチング速度への遠隔プラズマおよび温度の効果
この実施例では、遠隔プラズマ発生器と台座加熱器の両方をオンにし、種々の基材温度で遠隔プラズマを用いてTiNとSiO両方のエッチング速度の測定を可能にしたこと以外は、実施例2の手順に従った。
実験の第1の組において、NFとXeの混合物をプロセスガスとして使用し、TiNとSiOのエッチング速度を測定した。Xeの流量は320sccmで固定した。温度は100℃から150℃まで変化させた。これらの実験の結果をTiNとSiOに関してそれぞれ図9と図10に四角の点として示した。
実験の第2の組において、NFとアルゴン(Ar)の混合物をプロセスガスとして使用し、TiNとSiOのエッチング速度を測定した。Arの流量は320sccmで固定した。温度は100℃から150℃まで変化させた。これらの実験の結果をTiNとSiOに関してそれぞれ図4と図5に菱形の点として示した。
図9に示すように、プロセスガスにXeを添加することで、TiNのエッチング速度が一般的に130℃を超える温度で向上した。図10は、NFにXeを添加することで、NFへのArの添加に対して検討された全ての温度でSiOのエッチング速度が抑制されたことを示している。プロセスガスへのXeの添加のエッチング選択性に対する効果は、図9と図10中の結果を比較することで知ることができる。
図11は、SiOに対するTiNのエッチング選択性を示し、このグラフは、Arに比較して、NFプロセスガスへのXeの添加で、TiNの選択性が約110℃よりも高い温度で、また120℃よりも高い温度で急激に、上昇し始めることを示している。
まとめると、実施例1は、エッチングが高温で実施される場合には、XeFが二酸化ケイ素および窒化ケイ素基材に関してTiN膜の選択的なエッチング剤であることを示している。
実施例2および3は、遠隔プラズマ発生器(または反応器またはチャンバー)中のNFプロセスガスにXeを添加することで、NFのみをプロセスガスとして用いた場合のエッチング選択性と比べて、SiOに対するSiまたはMoのエッチング選択性を高めることができることを示している。
実施例4は、キセノンおよびフッ素含有ガス、例えばNFがプラズマ発生器(または反応器またはチャンバー)に導入された場合には、XeFのその場形成が観察されたことを示している。洗浄プロセスのために、直接にXeFを用いるよりもむしろキセノンをフッ素含有ガス、例えば、NFと組み合わせることが経済的に有利な場合がある(即ち、所有者コストがより低い)。開示したXeF形成プロセスを用いることによる更なる利点は、このプロセスはXeFに加えて幾つかの遊離フッ素ラジカルを供給し、それが単にXeFとの接触だけでは反応性でない可能性がある残渣の除去を促進することを援けることにある。
実施例5は、遠隔プラズマ中のNFプロセスガスへのXeの添加は、高い温度(高温)においてSiOに比べたTiNのエッチング選択性を、プロセスガスとしてNFのみが用いられた場合のエッチング選択性と比較して、高めることが出来ることを示している。SiOに対するTiNの向上した選択性は、石英管炉の用途において、また、TiNの堆積物をその上に有するSiOでコーティングされた部品および半導体用品にとって重要である。この方法では、プロセス反応器上に遠隔下流プラズマ装置を連結し、プロセスガスを通すことにより、堆積サイクルの間に堆積反応器の洗浄を促進することができる。このような洗浄プロセスのために、XeFを用いるよりもむしろキセノンをフッ素含有ガス、例えば、NFと組み合わせることが経済的に有利な場合がある(即ち、所有者コストがより低い)。
本実施例中に記載した洗浄プロセスは、再使用の前にプロセス反応器の部品を洗浄することが唯一の目的であるオフラインプロセスの反応器においても使用することができる。この場合、遠隔下流プラズマ反応器はオフラインプロセス反応器上に連結され、その中に部品(堆積反応器からの部品)が配置される。次いで、キセノンとフッ素含有ガス、例えば、NFを遠隔下流装置に導入した後、洗浄すべき部品を含むチャンバー中にプロセスガスが通される。
SiOと比べたSi、MoまたはTiNの向上された選択性、およびXeFを形成する開示したプロセスは、多くの用途、例えばその上に不要なSi、MoもしくはTiN堆積を有するSiOでコーティングされた部品および半導体用品の洗浄;MEMSにおける犠牲層のエッチング;およびマイクロエレクトロニクス装置の製造で用いられるイオン注入装置のイオン源領域の中での残渣洗浄、において重要である。
この適用は、他の不要の物質、例えばタングステン、チタン、ジルコニウム、ハフニウム、バナジウム、タンタル、ニオブ、ホウ素、リン、ゲルマニウム、ヒ素および混合物;のSi、Al、Al、Au、Ga、Ni、Pt、Cu、Cr、TiNi合金、SiC、フォトレジスト、リンケイ酸ガラス、ホウ素リンケイ酸ガラス、ポリイミド、金、銅、白金、クロム、酸化アルミニウム、炭化ケイ素およびそれらの組み合わせ、からの洗浄に拡張することができる。

Claims (25)

  1. 第2の材料に対して第1の材料を選択的にエッチングする方法であって、
    チャンバー内に第1の材料および第2の材料を含む構造体を供給すること、
    キセノン(Xe)、不活性ガスおよびフッ素含有化学物質を含むエッチングガスを該チャンバー中に供給すること、
    この構造体を前記の該エッチングガスと接触させ、そして第1の材料を揮発性種へと選択的に転化すること、ならびに
    この揮発性種を該チャンバーから除去すること、
    (ここで、第1の材料は、ケイ素、モリブデン、タングステン、チタン、ジルコウム、ハフニウム、バナジウム、タンタル、ニオブ、ホウ素、リン、ゲルマニウム、ヒ素およびそれらの混合物からなる群から選ばれ;また第2の材料は二酸化ケイ素、窒化ケイ素、ニッケル、アルミニウム、TiNi合金、フォトレジスト、リンケイ酸ガラス、ホウ素リンケイ酸ガラス、ポリイミド、金、銅、白金、クロム、酸化アルミニウム、炭化ケイ素およびそれらの混合物からなる群から選ばれる)を含む方法。
  2. 前記のフッ素含有化学物質が、F、NF、C、CF、C、SF、上流プラズマ発生器から発生されたF原子を含むプラズマ、およびそれらの混合物からなる群から選ばれる、請求項1記載の方法。
  3. 前記のフッ素含有化学物質が上流プラズマ発生器から発生されたF原子を含むプラズマである、請求項1記載の方法。
  4. 前記の不活性ガスがXe、Ar、Heおよびそれらの混合物からなる群から選ばれる、請求項1記載の方法。
  5. 前記のチャンバーが遠隔プラズマ発生器を含んでいる、請求項1記載の方法。
  6. 前記のチャンバー内の温度が周囲温度〜500℃の範囲である、請求項1記載の方法。
  7. 前記のチャンバー内の圧力が0.1〜10Torrである、請求項1記載の方法。
  8. Xeとフッ素含有化学物質とのモル比が1:10〜10:1である、請求項1記載の方法。
  9. 前記の構造体が半導体装置または半導体処理チャンバーである、請求項1記載の方法。
  10. 前記の構造体が微小電気機械装置である、請求項1記載の方法。
  11. 前記の構造体がイオン注入システム中のイオン注入器用具である、請求項1記載の方法。
  12. チャンバー中で二フッ化キセノンを形成する方法であって、
    Xeガスを該チャンバー中に供給すること、
    NF、C、CF、C、SF、上流プラズマ発生器から発生されたF原子を含むプラズマ、およびそれらの混合物からなる群から選ばれるフッ素含有化学物質を該チャンバーに供給すること、ならびに
    該チャンバー中でキセノンを該フッ素含有化学物質と反応させることによって二フッ化キセノンを形成すること、を含む方法。
  13. 前記のフッ素含有化学物質が上流プラズマ発生器から発生されたF原子を含むプラズマである、請求項12記載の方法。
  14. Xeとフッ素含有化学物質とのモル比が1:10〜10:1である、請求項12記載の方法。
  15. 前記のチャンバーがプラズマ発生器を含んでいる、請求項12記載の方法。
  16. 前記のプラズマ発生器が遠隔プラズマ発生器である、請求項15記載の方法。
  17. 前記のチャンバー内の温度が周囲温度〜500℃の範囲である、請求項12記載の方法。
  18. 前記のチャンバー内の圧力が0.1〜10Torrである、請求項12記載の方法。
  19. 二酸化ケイ素、窒化ケイ素もしくは二酸化ケイ素−窒化ケイ素に対してケイ素、モリブデンもしくはケイ素−モリブデンを選択的にエッチングする方法であって、
    ケイ素、モリブデンもしくはケイ素−モリブデンおよび二酸化ケイ素、窒化ケイ素もしくは二酸化ケイ素−窒化ケイ素を含む構造体をチャンバー中に供給すること;
    キセノン(Xe)、不活性ガスおよびフッ素含有化学物質を含むエッチングガスを該チャンバー中に供給すること;
    この構造体を該エッチングガスと接触させ、そして該ケイ素、モリブデンもしくはケイ素−モリブデンを揮発性種へと選択的に転化すること;ならびに
    この揮発性種を該チャンバーから除去すること、を含む方法。
  20. 前記のフッ素含有化学物質が、F、NF、C、CF、C、SF、上流プラズマ発生器から発生されたF原子を含むプラズマ、およびそれらの混合物からなる群から選ばれる、請求項19記載の方法。
  21. 前記のフッ素含有化学物質が上流プラズマ発生器から発生されたF原子を含むプラズマである、請求項19記載の方法。
  22. 前記の不活性ガスがXe、Ar、Heおよびそれらの混合物からなる群から選ばれる、請求項19記載の方法。
  23. 前記のチャンバーが遠隔プラズマ発生器を含んでいる、請求項19記載の方法。
  24. 前記の構造体が半導体装置または半導体処理チャンバーである、請求項19記載の方法。
  25. 前記の構造体がイオン注入システム中のイオン注入器用具である、請求項19記載の方法。
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