JP2010172069A - モータ駆動装置、インホイールモータ駆動装置、および車両用モータ駆動装置 - Google Patents

モータ駆動装置、インホイールモータ駆動装置、および車両用モータ駆動装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ステータを均一に冷却することが可能なモータ駆動装置を提供する。
【解決手段】モータ駆動装置21は、回転軸35と、回転軸35の外周と結合するロータ24と、ロータ24よりも径方向外側に位置するステータ23と、回転軸35の軸線O方向端部を回転自在に支持するポンプケーシング22pおよびモータカバー22tとを備え、回転軸35は、軸線O方向に延びる軸線油路57を含み、ロータ24は、少なくとも径方向に延びるとともに径方向内側端が軸線油路57と接続し径方向外側端がポンプケーシング22pおよびモータカバー22tへ指向する油溝59および油孔60を含み、ステータ23の軸線O方向端と対向するポンプケーシング22pおよびモータカバー22tの内壁は、油孔60から吐き出されるオイルをステータ23へ導く曲面22rを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両の駆動するモータ駆動装置に関し、特にステータおよびロータの冷却に関する。
車両の駆動源に用いられるモータ駆動装置としては従来、例えば、特許第3968333号公報(特許文献1)に記載のごとき技術が知られている。特許文献1に記載のインホイールモータは、モータの回転軸でオイルポンプを駆動してオイルをモータ内部で循環させる。そして、オイルポンプから吐出されるオイルをモータのステータコアに供給してモータを冷却するというものである。
特許第3968333号公報
しかし、上記従来のようなインホイールモータにあっては以下に説明するような問題を生ずる。つまり、ステータコアおよびステータコイルの最も高い位置から重力落下によりステータコアおよびステータコイルにオイルを供給してこれらを冷却することから、オイルがステータコアおよびステータコイルに万遍なく行き亘らず、ステータを均一に冷却することができない。このため、ステータの一部が許容範囲を超えて温度上昇してしまい、モータの機能低下が懸念される。本発明の目的は、ステータを均一に冷却することが可能なモータ駆動装置を提供することである。
この目的のため本発明によるモータ駆動装置は、回転軸と、回転軸の外周と結合するロータと、ロータよりも径方向外側に位置するステータと、回転軸の軸線方向端部を回転自在に支持するケーシングとを備え、回転軸は、軸線方向に延びる軸線油路を含み、ロータは、少なくとも径方向に延びるとともに径方向内側端が軸線油路と接続し径方向外側端がケーシングへ指向するロータ油路を含み、ステータの軸線方向端と対向するケーシングの内壁は、ロータ油路の径方向外側端から吐き出されるオイルをステータへ導く案内面を有する。
かかる本発明によれば、ロータは、少なくとも径方向に延びるとともに径方向内側端が軸線油路と接続し径方向外側端がケーシングへ指向するロータ油路を含み、ステータの軸線方向端と対向するケーシングの内壁は、ロータ油路の径方向外側端から吐き出されるオイルをステータへ導く案内面を有することから、ロータ油路の径方向外側端から吐き出されるオイルがケーシング内壁に当たり径方向外側に撥ね上げられてステータの外径側に均一に飛散する。したがって、オイルをステータへ均一に供給することが可能になり、ステータを均一に冷却することができる。
本発明は一実施形態に限定されるものではなく、案内面は凸曲面であってもよいし、平面を組み合わせたものであってもよいが、好ましくは凹曲面である。より好ましくは、ケーシングは、軸線方向一方端に配置された第1ケーシングと、軸線方向他方端に配置された第2ケーシングとを含み、第1ケーシングは、凹曲面を形成するとともに軸線を中心としてリング状に延びる第1リング状凹部を有し、第2ケーシングは、凹曲面を形成するとともに軸線を中心としてリング状に延びる第2リング状凹部を有し、ステータは、第1リング状凹部と第2リング状凹部とに挟まれる空間に位置する。かかる実施形態によれば、ステータを軸線方向両端から効率よく冷却することができる。
ロータにおけるロータ油路の配置レイアウトはいかなるものであってもよい。好ましい実施形態としてロータは、軸線方向中央部に位置するロータコアと、軸線方向両端にそれぞれ位置しロータコアを挟持する1対のロータ押さえ部材とを含み、ロータ押さえ部材はロータ油路として、ロータコアと接触する内側面に形成された径方向に延びる油溝と、該油溝の径方向外側端からケーシングと対向する外側面まで軸線方向に対し斜め外径方向に延びてロータ押さえ部材を貫通する油孔とを有する。かかる実施形態によれば、ロータコアが積層鋼板によって形成される場合にロータコアを軸線方向両端から挟持して押さえるロータ押さえ部材にロータ油路を配置することが可能になり、ロータ油路を好適に組み立てることができる。
ロータ油路は1本でも複数でもよく、油孔はケーシングへ指向するよう延在するが、ここで好ましくは、ロータ油路は、軸線に対する油孔の延在方向角度が所定の第1角度である第1ロータ油路と、軸線に対する油孔の延在方向角度が第1角度と異なる第2角度である第2ロータ油路とを含む。かかる実施形態によれば、ロータから異なる角度でオイルを吐き出すことが可能になり、ステータにオイルを均一に供給して冷却効果が向上する。
あるいは、ロータ油路は、軸線からロータ油路の径方向外側端までの距離が所定の第1距離である内径側油路と、軸線からロータ油路の径方向外側端までの距離が第1距離よりも大きい第2距離である外径側油路とを含む。かかる実施形態によれば、ロータの異なる径方向位置からオイルを飛散させることが可能になり、ステータにオイルを均等に供給して冷却効果が向上する。
好ましくは、ロータ押さえ部材における油孔を有する部分の厚みが軸線付近の厚みよりも大きい。かかる実施形態によれば、油孔の経路が長くなることから、油孔から吐き出されるオイルの方向を安定させることができる。
ここで、軸線油路と接続するオイルクーラをさらに備えるとよい。かかる実施形態によれば、オイルクーラで冷却されたオイルを軸線油路へ供給することが可能になり、モータの冷却効率が向上する。
好ましく実施形態として、上述したモータ駆動装置は回転軸の回転を減速して車輪側回転部材に伝達する減速部をさらに備える。減速部は、回転軸と結合するモータ側回転部材と、モータ側回転部材の軸線から偏心してモータ側回転部材の一端に結合した円盤形状の偏心部材と、内周が偏心部材の外周に相対回転可能に取り付けられ、外周が波形曲線で形成されて径方向に窪んだ曲線凹部を周方向等間隔に複数有する曲線板と、モータ側回転部材の軸線を中心として周方向等間隔に複数配設され、偏心部材の回転に伴って曲線凹部と係合するとともに曲線板を公転および自転させる外側係合部材と、曲線板のうち外周と軸線との間に設けられた孔と係合する内側係合部材と、内側係合部材と結合し、曲線板の自転を取り出す車輪側回転部材とを有し、モータ側回転部材は軸線油路を含み、偏心部材は軸線油路から偏心部材の外周まで延びて曲線板を潤滑する潤滑油路を含む。
かかる実施形態によれば、共通するオイルを用いて減速部を潤滑するとともにモータ駆動装置のステータを冷却することができる。
また、本発明のインホイールモータ駆動装置は、本発明のモータ駆動装置と、車輪側回転部材に固定連結された車輪ハブとを備える。これにより、インホイールモータ駆動装置の冷却効率が向上する。
また、本発明の車両用モータ駆動装置は、本発明のモータ駆動装置と、車輪側回転部材の回転を複数の車輪へ配分する差動装置とを備え、車両の車体に搭載される。これにより、車両用モータ駆動装置の冷却効率が向上する。
このように本発明は、少なくとも径方向に延びるとともに径方向内側端が軸線油路と接続し径方向外側端がケーシングへ指向するロータ油路を含むことから、ロータを均一に冷却することができる。また、ステータの軸線方向端と対向するケーシングの内壁は、ロータ油路の径方向外側端から吐き出されるオイルをステータへ導く案内面を有することから、ロータ油路の径方向外側端から吐き出されるオイルがケーシング内壁に当たり径方向外側に撥ね上げられてステータの外径側に均一に飛散する。したがって、ステータコイルがステータコアから軸線方向両端に向かって突出する形態であっても、ステータの外径側からステータコアを直接冷却することができ、ステータコイルおよびステータコアを効率よく冷却することができる。したがって本発明によれば、ロータおよびステータを均一に冷却することができる。
本発明の一実施例になるモータ駆動装置を示す縦断面図である。 図1のII−IIにおける断面図である。 同実施例のポンプケーシングを軸線方向からみた状態を模式的に示す説明図である。 同実施例のロータ押さえ部材を取り出して軸線方向内側からみた状態を示す背面図である。 同実施例のロータ押さえ部材を取り出して軸線方向外側からみた状態を示す正面図である。 同実施例のロータ押さえ部材の縦断面図である。 図6の二点鎖線で示す範囲を拡大して示す図である。 他の実施例になるロータ押さえ部材を取り出して軸線方向内側からみた状態を示す背面図である。 他の実施例のロータ押さえ部材を取り出して軸線方向外側からみた状態を示す正面図である。 他の実施例のロータ押さえ部材の縦断面図である。 さらに他の実施例のロータ押さえ部材につき、図10の二点鎖線で示す範囲を拡大して示す図である。 本発明のさらに他の実施例になるモータ駆動装置を示す縦断面図である。 同実施例のロータ押さえ部材の縦断面図である。 同実施例のロータ押さえ部材を軸線方向外側からみた正面図である。 本発明のモータ駆動装置を備えたインホイールモータ駆動装置の配置レイアウトを示す平面図である。 本発明のモータ駆動装置を備えた車両用モータ駆動装置の配置レイアウトを示す平面図である。 同実施例の車両用モータ駆動装置を示す展開断面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に示す実施例に基づき詳細に説明する。図1は、本実施例のモータ駆動装置を備えたインホイールモータ駆動装置を示す縦断面図である。図2は、図1のII−IIにおける横断面図である。
インホイールモータ駆動装置21は、駆動力を発生させるモータ駆動装置としてのモータ部Aと、モータ部Aの回転を減速して出力する減速部Bと、減速部Bからの出力を図示しない駆動輪に伝える車輪ハブ軸受部Cとを備える。モータ部Aはモータ部の外郭を形成するモータケーシング22a、ポンプケーシング22p、およびモータカバー22tに収納され、減速部Bは減速部の外郭を形成する減速部ケーシング22bに収納され、車輪ハブ軸受部Cは減速部ケーシング22bに固定された軸受部ケーシング22cに回転自在に支持されて、例えば電気自動車のホイールハウジング内に取り付けられる。あるいは鉄道車両の台車に取り付けられる。これらモータケーシング22a、ポンプケーシング22p、モータカバー22t、減速部ケーシング22b、および軸受部ケーシング22cは相互に結合して1個のケーシング22を構成する。
モータ部Aは、円筒形状のモータケーシング22aの内周に固定されるステータ23と、ステータ23の内側に径方向に開いた隙間を介して対面する位置に配置されるロータ24と、ロータ24の内側に固定連結されてロータ24と一体回転する回転軸35とを備えるラジアルギャップモータである。
回転軸35の一端は、転がり軸受63を介してモータカバー22tに回転自在に支持される。また回転軸35の他端は、転がり軸受62を介してポンプケーシング22pに回転自在に支持されて減速部入力軸25の一端と結合する。モータカバー22tはモータケーシング22aの一方端の開口を閉塞する円盤形状の部材であり、モータ部Aの端部であるとともに、インホイールモータ駆動装置21の端部でもある。ポンプケーシング22pはモータケーシング22aの一方端の開口を閉塞する円盤形状の部材であり、後述するオイルポンプ51を備える。
回転軸35の軸線O方向中央部で回転軸35の外周と結合するロータ24は、積層鋼板などの磁性体からなるロータコア24bと、ロータコア24bの軸線O方向両端に取り付けられた1対のロータ押さえ部材24cを有する。1対のロータ押さえ部材24cはロータコア24bを挟持して、ロータコア24bが回転軸35から抜け出ることを防止する。なおロータコア24bは永久磁石を含んでいてもよい。
ロータ24よりも径方向外側に位置するステータ23は、円筒形状のモータケーシング22aの内周と固着するステータコア23bと、ステータコア23bに巻回されるステータコイル23cとを有する。ステータコイル23cの一部は、ステータコア23bから軸線O方向両端にそれぞれ突出し、その径方向外側部23cgがモータケーシング22aから隙間23sを介して離隔している。
減速部Bは、回転軸35と結合する減速部入力軸25と、減速部入力軸25に結合した偏心部材25a,25bと、偏心部材25a,25bに回転自在に保持される公転部材としての曲線板26a,26bと、曲線板26a,26bの外周部に係合する外周係合部材としての複数の外ピン27と、外ピン27の両端を支持する円筒形状の外ピン保持部45と、外ピン保持部45の外周を支持する減速部ケーシング22bと、曲線板26a,26bの自転運動を取り出す内側係合部材としての内ピン31と、内ピン31と結合する車輪側回転部材28と、曲線板26a,26b同士の隙間に取り付けられてこれら曲線板26a,26bの端面に当接して曲線板の傾きを防止するセンターカラー29と、内ピン31の撓みを防止する補強部材61とを有する。
モータ部Aから遠い側にある減速部入力軸25の一端は、軸受64を介して、後述する車輪側回転部材28の端部に回転自在に支持される。またモータ部Aに近い側にある減速部入力軸25の他端は回転軸35の一端と結合する。これら両端間の中程で、減速部入力軸25の外周には、偏心部材25a,25bが形成される。2つの円盤形状の偏心部材25a,25bは、偏心運動による遠心力で発生する振動を互いに打ち消し合うために、周方向180°位相を変えて設けられている。回転軸35および減速部入力軸25は、モータ部Aの駆動力を減速部Bに伝達するモータ側回転部材を構成する。
図2を参照して、偏心部材25bの外周には曲線板26bが同軸に取り付けられている。曲線板26bは、外周部にエピトロコイド等のトロコイド系曲線で構成されて径方向に窪んだ複数の曲線凹部を有し、これら曲線凹部が後述する外ピン27と係合する。また曲線板26bは一方側端面から他方側端面に貫通する複数の貫通孔30a,30bを有する。
貫通孔30aは、曲線板26bの自転軸心Xを中心とする円周上に等間隔に複数個設けられており、内ピン31をそれぞれ受入れる。内ピン31の外周には円筒形状の内ピンカラー31bが同軸に取り付けられ、内ピンカラー31bは針状ころ軸受31aを介して内ピン31に回転自在に支持される。これにより、内ピンカラー31bは貫通孔30aの孔壁面を転走して、内側係合部材が貫通孔30aの内周を転がり接触する。また、貫通孔30bは、曲線板26bの中心Xに設けられており、曲線板26bの内周になる。曲線板26bは、転がり軸受41を介して、偏心部材25bの外周に相対回転可能に取り付けられる。
この転がり軸受41は、偏心部材25bの外周面に嵌合する内輪部材42と、複数のころ44と、周方向で隣り合うころ44の間隔を保持する保持器(図示省略)とを備え、貫通孔30bの孔壁面を外側軌道面とする円筒ころ軸受である。あるいは深溝玉軸受であってもよい。内輪部材42は、ころ44が転走する内輪部材42の内側軌道面42aを挟んで向かい合う1対の鍔部をさらに有し、ころ44を1対の鍔部間に保持する。曲線板26aについても同様である。
複数の内ピン31は、軸線Oと平行に延び、モータ部Aから遠い側にある基端で車輪側回転部材28に共通に支持される。車輪側回転部材28は、軸線Oに沿って延びる軸部28bと、軸部28bの端部に形成されて内ピン31の基端と結合するフランジ部28aとを有する。フランジ部28aの端面には、車輪側回転部材28の回転軸線Oを中心とする円周上の等間隔に内ピン31を固定する穴が形成されている。軸部28bの外周面には、後述する車輪ハブ軸受部Cの車輪ハブ32が固定されている。
フランジ部28aから離れた側にある内ピン31の先端には、補強部材61が設けられている。補強部材61は、複数の内ピン31先端と結合するフランジ形状の円環部61bと、円環部61bの内径部分から軸線O方向にモータ部Aへ延びる円筒部61cとを含む。曲線板26a、26bから一部の内ピン31に負荷される荷重は円環部61bを介して全ての内ピン31によって支持されるため、内ピン31に作用する応力を低減させ耐久性を向上させることができる。円筒部61cの先端は、オイルポンプ51と駆動結合する。
曲線板26a,26bの外周と係合する外ピン27は、減速部入力軸25の回転軸線Oを中心とする円周軌道上に等間隔に複数設けられる。そして、曲線板26a,26bが偏心部材25a,25bに連れ回されて公転運動すると、曲線板26a,26b外周の曲線凹部と外ピン27とが係合して、曲線板26a,26bに自転運動を生じさせる。
なお、減速部ケーシング22b内部に配設された外ピン27は、減速部ケーシング22bに直接保持されていてもよいが、好ましくは減速部ケーシング22bの内壁に嵌合固定されている外ピン保持部45に保持されている。より具体的には、外ピン27の軸線方向両端部を外ピン保持部45に取り付けられた針状ころ軸受27aによって回転自在に支持されている。このように、外ピン27を外ピン保持部45に回転自在に取り付けることにより、曲線板26a,26bとの係合による接触抵抗を低減することができる。
インホイールモータ駆動装置21の軽量化の観点から、ケーシング22は、アルミ合金やマグネシウム合金等の軽金属で形成する。一方、高い強度が求められる外ピン保持部45は、炭素鋼で形成するのが望ましい。
車輪ハブ軸受部Cは、車輪側回転部材28に固定連結された車輪ハブ32と、車輪ハブ32を回転自在に保持する車輪ハブ軸受33と、車輪ハブ軸受33を支持する軸受部ケーシング22cとを備える。車輪ハブ軸受33は複列アンギュラ玉軸受であって、その外輪が円筒形状の軸受部ケーシング22cの内周に嵌合固定され、その内輪が車輪ハブ32の外径面に嵌合固定される。車輪ハブ32は、車輪側回転部材28の軸部28bを受け入れる円筒形状の中空部32aと、中空部32aの減速部Bから遠い側の軸線O方向端に形成されたフランジ部32bとを有する。フランジ部32bにはボルト32cによって図示しない駆動輪のロードホイールが連結固定される。
上記構成のインホイールモータ駆動装置21の作動原理を詳しく説明する。
モータ部Aは、例えば、ステータコイル23cに交流電流を供給することによって生じる電磁力を受けて、磁性体または永久磁石を含むロータ24が回転する。これにより、ロータ24に接続された回転軸35が回転すると、回転軸35とともに減速部入力軸25が回転し、減速部入力軸25と結合する偏心部材25a,25bが軸線Oを中心として偏心運動する。
そうすると曲線板26a,26bはモータ側回転部材の回転軸線Oを中心として公転運動する。このとき、外ピン27が、曲線板26a,26bの外周に形成された曲線凹部と転がり接触しつつ係合して、曲線板26a,26bをモータ側回転部材の回転とは逆向きに自転運動させる。
貫通孔30aに挿通される内ピンカラー31b外周は、貫通孔30aの内径よりも十分に細く、曲線板26a,26bの自転運動に伴って貫通孔30aの孔壁面と当接する。これにより、曲線板26a,26bの公転運動が内ピン31に伝わらず、曲線板26a,26bの自転運動のみが車輪側回転部材28を介して車輪ハブ軸受部Cに伝達される。
このとき、軸線Oと同軸に配置された車輪側回転部材28は、減速部Bの出力軸として曲線板26a,26bの自転を取り出す。減速部Bの減速比は、外ピン27の数をZ、曲線板26a,26bの波形の数をZとすると、(Z−Z)/Zで算出される。図2に示す実施形態では、Z=12、Z=11であるので、減速比は1/11と、非常に大きな減速比を得ることができる。これにより、減速部入力軸25の回転が減速部Bによって減速されて車輪側回転部材28に伝達されるので、低トルク、高回転型のモータ部Aを採用した場合でも、駆動輪に必要なトルクを伝達することが可能となる。
このように、多段構成とすることなく大きな減速比を得ることができる減速部Bを採用することにより、コンパクトで高減速比のインホイールモータ駆動装置21を得ることができる。また、外ピン27を外ピン保持部45に対して回転自在とし、内ピン31の曲線板26a,26bに当接する位置に針状ころ軸受31aを設けたことにより、摩擦抵抗が低減されるので、減速部Bの伝達効率が向上する。
本実施例に係るインホイールモータ駆動装置21を電気自動車に採用することにより、ばね下重量を抑えることができる。その結果、走行安定性に優れた電気自動車を得ることができる。
また、本実施例においては、減速部Bの曲線板26a,26bを180°位相を変えて2枚設けたが、この曲線板の枚数は任意に設定することができ、例えば、曲線板を3枚設ける場合は、120°位相を変えて設けるとよい。
また、本実施例においては、車輪側回転部材28に固定された内ピン31と、曲線板26a,26bに設けられた貫通孔30aとで構成される例を示したが、これに限ることなく、減速部Bの回転を車輪ハブ32に伝達可能な任意の構成とすることができる。例えば、曲線板に固定された内ピンと、車輪側回転部材に形成された穴とで構成される運動変換機構であってもよい。
なお、本実施例における作動の説明は、各部材の回転に着目して行ったが、実際にはトルクを含む動力がモータ部Aから駆動輪に伝達される。したがって、上述のように減速された動力は高トルクに変換されたものとなっている。
また、本実施例における作動の説明では、モータ部Aに電力を供給してモータ部Aを駆動させ、モータ部Aからの動力を駆動輪に伝達させたが、これとは逆に、車両が減速したり坂を下ったりするようなときは、駆動輪側からの動力を減速部Bで高回転低トルクの回転に変換してモータ部Aに伝達し、モータ部Aで発電しても良い。さらに、ここで発電した電力は、バッテリーに蓄電しておき、後でモータ部Aを駆動させてもよいし、車両に備えられた他の電動機器等の作動に用いてもよい。
次に減速部Bの潤滑構造につき、詳しく説明する。
ポンプケーシング22pに設けられて上下方向に延びる吸入油路52は、オイルポンプ51の吸入口と減速部Bの下部に設けられたオイル溜まり53とを接続する。ポンプケーシング22pに設けられて上下方向に延びる吐出油路54は、下端でオイルポンプ51の吐出口と接続し、上端でモータケーシング22aに設けられた冷却油路55の一端と接続する。冷却油路55は、モータケーシング22aに設けられたウォータージャケット65と交差する。ウォータージャケット65は冷却水入口65iと、冷却水入出口65oと、モータ部Aを周回するよう配設された冷却水路65wを備える。ウォータージャケット65は軸線油路57と接続するオイルクーラとして機能し、冷却水入口65iから流入した冷却水は、冷却水路65wを流れる過程でモータ部Aおよび冷却油路55を流れる潤滑油を冷却し、冷却水入出口65oから流出する。
冷却油路55の他端は、モータカバー22tに設けられた連絡油路56の一端と接続する。連絡油路56の他端は、管状の回転軸35および減速部入力軸25の内部に設けられて軸線Oに沿って延びる軸線油路57と接続する。軸線油路57は、軸線Oから偏心部材25a内を径方向外側に向かって延びる潤滑油路58aと、軸線Oから偏心部材25b内を径方向外側に向かって延びる潤滑油路58bとに分岐する。潤滑油路58a,58bの径方向外側端は、転がり軸受41の内輪部材42を貫通するよう内側軌道面42aに設けられた孔43と接続する。
図3は、ポンプケーシング22pを軸線O方向からみた状態を模式的に示す説明図である。ポンプケーシング22pの中央に取り付けられ、補強部材61の円筒部61cによって駆動されるオイルポンプ51は、例えばサイクロイドポンプで構成され、オイル溜まり53に貯留した潤滑油を吸入油路52下端の入口52iから吸入し、吐出油路54に潤滑油を吐出する。ポンプケーシング22pの下部には、モータケーシング22aの内部空間とオイル溜まり53とを連通する孔53iが設けられる。潤滑油が孔53iからオイル溜まり53へ流下するよう、孔53iは入口52iよりも上方に設けられている。
潤滑油は、吐出油路54と冷却油路55とを順次通過し、冷却油路55で冷却される。次に潤滑油は、連絡油路56と、軸線油路57とを順次通過し、減速部Bで潤滑油路58a、58bにそれぞれ分岐して径方向外方へ流れ、偏心部材25aに設けられた転がり軸受41と、偏心部材25bに設けられた転がり軸受41とをそれぞれ潤滑する。また、潤滑油は遠心力の作用によって径方向外方へ流れるため、曲線板26a、26bと、外ピン27とをそれぞれ潤滑する。その後、潤滑油は落下して、減速部Bの下部に設けられたオイル溜まり53に貯留する。潤滑油の循環経路は以上のように構成される。
次にモータ部Aの冷却構造につき、詳しく説明する。
回転軸35の中央部には軸線油路57と回転軸35の外周とを接続する油孔35hが形成される。回転軸35外周のうち油孔35hが設けられた部分は、ロータコア24bと隙間を介して対向し、かかる隙間は油室84を形成する。油室84はロータ押さえ部材24cまで延在する。
図4はロータ押さえ部材24cを取り出して軸線O方向内側からみた状態を示す背面図であり、図5はロータ押さえ部材24cを軸線O方向外側からみた正面図であり、図6はロータ押さえ部材24cの縦断面図であり、図7は図6の二点鎖線で示す範囲を拡大して示す図である。ロータ押さえ部材24cはいずれも軸線O方向に厚みを有する円盤形状であり、ポンプケーシング22pに近い側に配置されるロータ押さえ部材24cは、ロータコア24bと接触する内側面86と、ポンプケーシング22pと対向する外側面87を有する。なお、モータカバー22tに近い側に配置されるロータ押さえ部材24cの外側面87はモータカバー22tと対向する。
ロータ押さえ部材24cの中心には、回転軸35が貫通するための貫通孔85が形成される。また、ロータ押さえ部材24cの両面のうちロータコア24bと接触する内側面86には、貫通孔85を包囲する環状段差88を形成する。環状段差88は、内側面86よりも窪んでおり、油室84の軸線O方向端を形成する。
内側面86にはさらに、径方向に延びる油溝59を周方向等間隔に配設する。油溝59の長さは、図4に示すように周方向で隣り合う油溝59lと油溝59sとで互いに異なる。
図7に示すようにそれぞれの油溝59の外径端59oには、ロータ押さえ部材24cを貫通する油孔60を穿設する。油孔60は外径端59oから斜め外径方向に向かって延在する。油孔60はいずれも、油溝59の径方向外側端59oから外側面87まで軸線O方向に対し斜め外径方向に第1角度θで延びる。
図5に示すように、短い方の油溝59sと接続する油孔60の出口は、一点鎖線で示す仮想円γ上に等間隔に配設される。これに対し長い方の油溝59lと接続する油孔60の出口は、一点鎖線で示され仮想円γよりも大きな仮想円δ上に等間隔に配設される。このように、周方向で隣り合うロータ油路になる油溝59sと油溝59lにおいて、短い方の油溝59sと接続する油孔60の出口から軸線Oまでの距離は短く(第1距離)、長い方の油溝59lと接続する油孔60の出口から軸線Oまでの距離は長い(第2距離)。
内側面86がロータコア24bと密着することによって油溝59は管路となり、油室84と、油孔60とともにロータ油路を構成する。
ステータ23の軸線O方向端と対向するポンプケーシング22pの内壁およびモータカバー22tの内壁は、図1に示すように軸線O方向に窪んだ曲面22rにそれぞれ形成されている。曲面22rは、油孔60の出口から吐き出される潤滑油をステータコイル23cの径方向外側部23cgへ導く案内面である。また曲面22rは、軸線Oと中心とするリング状凹部であって、曲面22rの外径部分はステータコイル23cと対向する。
オイルポンプ51から吐出された潤滑油は、吐出油路54と、冷却油路55と、を順次通過し、冷却油路55で冷却される。次に潤滑油は、連絡油路56と、軸線油路57とを順次通過し、油孔35hに分岐して径方向外方へ流れる。次に潤滑油は、油室84に流れ込み、油室84の軸線O方向両端から油溝59と油孔60とを順次通過して油孔60から吐き出される。これよりロータ24は好適に冷却される。
そして、短い方の油溝59sと接続する油孔60から吐き出された潤滑油は、矢印αに沿って進み、曲面22rに当たり径方向外側に矢印βに沿って撥ね上げられてステータコイル23cの径方向外側部23cgに均一に飛散する。そして潤滑油は隙間23sに沿ってステータ23の軸線O方向中央部へ流入し、ステータ23の外径側からステータコア23bを直接冷却することができる。
また、長い方の油溝59lと接続する油孔60から吐き出された潤滑油は、矢印αに沿って進み、曲面22rに当たり径方向外側に矢印βに沿って撥ね上げられてステータコイル23cの径方向外側部23cgに均一に飛散する。そして潤滑油は隙間23sに沿ってステータ23の軸線O方向中央部へ流入し、ステータ23の外径側からステータコア23bを直接冷却することができる。
したがって、潤滑油をステータ23へ均一に供給することが可能になり、ステータ23を均一に冷却することができる。なお、長い方の油溝59lと接続する油孔60から潤滑油をステータコイル23cの内径側に直接当ててステータ23の内径側を均一に冷却してもよい。
ステータ23に均一に供給された潤滑油は、モータ部Aの下部に集まり、孔53iから減速部Bのオイル溜まり53へ流下する。そして潤滑油は再びオイルポンプ51に吸入されてモータ部Aを循環冷却する。
本実施例によれば、軸線方向一方端に配置された第1ケーシングに相当するポンプケーシング22pと、軸線方向他方端に配置された第2ケーシングに相当するモータカバー22tとを含む。かかる第1ケーシングは凹曲面を形成するとともに軸線Oを中心としてリング状に延びる第1リング状凹部としての曲面22rを有し、かかる第2ケーシングは、凹曲面を形成するとともに軸線Oを中心としてリング状に延びる第2リング状凹部としての曲面22rを有する。そして、ステータ23は、かかる第1リング状凹部とかかる第2リング状凹部とに挟まれる空間に位置する。これにより、潤滑油が第1リング状凹部および第2リング状凹部にそれぞれ当たり径方向外側に撥ね上げられてステータ23の外径側に均一に飛散する。したがって、ステータ23を軸線O方向両端から効率よく冷却することができる。
次に本発明の他の実施例になるモータ駆動装置について説明する。他の実施例ではロータ押さえ部材24cの油溝59の長さがすべて等しく、他の部分の構成はすべて上述した実施例と共通する。図8は他の実施例のロータ押さえ部材24cを取り出して軸線O方向内側からみた状態を示す背面図であり、図9はロータ押さえ部材24cを軸線O方向外側からみた正面図であり、図10はロータ押さえ部材24cの縦断面図である。
油孔60の出口はすべて、図9に示すように仮想円γ上に等間隔に配置される。油溝59の長さがすべて等しい実施例であっても、ロータ24は好適に冷却される。また、油孔60の出口から吐き出された潤滑油は、矢印αに沿って進み、曲面22rに当たり径方向外側に矢印βに沿って撥ね上げられてステータコイル23cの径方向外側部23cgに均一に飛散する。したがって、潤滑油をステータ23へ均一に供給することが可能になり、ステータ23を均一に冷却することができる。
次に本発明のさらに他の実施例になるモータ駆動装置について説明する。さらに他の実施例ではロータ押さえ部材24cの油溝59の長さがすべて等しく、周方向で隣り合う油孔60の延在方向が互いに異なり、他の部分の構成はすべて上述した実施例と共通する。すなわち、周方向で隣り合う一方の油孔60は、図7に示すように内側面86から外側面87まで軸線O方向に対し斜め外径方向に角度θで延びる。また、周方向で隣り合う他方の油孔60は、図11に示すように内側面86から外側面87まで斜め外径方向に角度θで延びる。角度θは角度θよりも小さい。
角度θよりも小さい角度θで延びる油孔60につき具体的に説明すると、ポンプケーシング22pへ指向する油孔60から吐き出された潤滑油は矢印αに沿って進み、ポンプケーシング22p内壁の曲面22rに当たり径方向外側に矢印βに沿って撥ね上げられてステータコイル23cの径方向外側部23cgに均一に飛散する。モータカバー22tへ指向する油孔60から吐き出された潤滑油も同様に矢印αに沿って進み、モータカバー22t内壁の曲面22rに当たり矢印βに沿って径方向外側に撥ね上げられてステータコイル23cの径方向外側部23cgに均一に飛散する。なお、角度θで延びる油孔60から潤滑油をステータコイル23cに直接当ててステータ23の内径側を均一に冷却してもよい。
また、角度θよりも大きい角度θで延びる油孔60につき具体的に説明すると、油孔60から吐き出された潤滑油も同様に矢印αに沿って進み、モータカバー22t内壁およびポンプケーシング22p内壁の曲面22rにそれぞれ当たり径方向外側に矢印βに沿って撥ね上げられてステータコイル23cの径方向外側部23cgに均一に飛散する。したがって、潤滑油をステータ23へ均一に供給することが可能になり、ステータ23を均一に冷却することができる。
次に本発明のさらに他の実施例になるモータ駆動装置について説明する。さらに他の実施例ではロータ押さえ部材24cの厚みが内径側と外径側で異なる。また、潤滑油を濾過するフィルタを備える。他の部分の構成はすべて上述した実施例と共通する。図12は本発明のさらに他の実施例になるモータ駆動装置を示す縦断面図である。図13はロータ押さえ部材24cの縦断面図である。図14はロータ押さえ部材24cを軸線O方向外側からみた正面図である。図13に示すように、ロータ押さえ部材24cにおける油孔60を有する部分の厚みが軸線O付近の厚みよりも大きい。
ロータ押さえ部材24cの外側面87は、リング形状の内径部分87iがリング形状の外径部分87oよりも窪んだ形状であり、軸線Oを中心とする環状段差89が形成される。環状段差89と外径部分87oとの境界部分には面取90が全周に亘って設けられる。
ロータ24を回転軸35に取り付けた状態で、回転軸35の外周に形成された突出部35tが一方のロータ押さえ部材24cの内径部分87iを支持するとともに、外径部分87oは突出部35tよりも軸線O方向外側へ張り出す。また、ロータ24を回転軸35に取り付けた状態で、回転軸35の外周に連結固定された抜け止め部材35rが他方のロータ押さえ部材24cの内径部分87iと接触してロータ24が回転軸35から抜け出ることを防止するとともに、外径部分87oは抜け止め部材35rよりも軸線O方向外側へ張り出す。
このようにさらに他の実施例によれば、油孔60を有する部分のロータ押さえ部材24cの厚みが大きく油孔60の経路が長くなることから、油孔60から吐き出される潤滑油の方向を安定させることができる。また油孔60の出口を曲面22rの近傍に配置して、ステータコイル径方向外側部23cgを効果的に冷却することができる。
さらに他の実施例は、図12に示すように、モータカバー22tの中央に貫通孔68が形成される。貫通孔68は、軸線油路57と接続するが、モータカバー22tの外側に着脱可能に取り付けられる蓋部材67によって封止される。
モータ部Aにおける軸線油路57にはフィルタ部材66が挿入固定される。フィルタ部材66は、軸線油路57を流れる潤滑油を濾過することから、減速部Bへ清浄な潤滑油を供給することができる。しかも蓋部材67を取り外すことによってフィルタ部材66を容易に交換することが可能となり、インホイールモータ駆動装置21のメンテナンスが容易になる。
図15はインホイールモータ駆動装置21の配置レイアウトを示す平面図である。車両の車体11は、前後左右に4個の車輪を具備する。このうち左輪12Lおよび右輪12Rは駆動輪である。左輪12Lは車両左側に配置されたインホイールモータ駆動装置21Lの車輪ハブ32と結合する。インホイールモータ駆動装置21Lは図示しないサスペンション装置で車体11の床下に懸架されている。同様に右輪12Rも車両右側に配置されたインホイールモータ駆動装置21Rの車輪ハブ32と結合する。インホイールモータ駆動装置21Rも図示しないサスペンション装置で車体11の床下に懸架されている。インホイールモータ駆動装置21L,21Rはいずれも上述したインホイールモータ駆動装置21であり、車両前後方向に延びる車体11の中心線に関して対称に配置される。
この配置レイアウトによれば、インホイールモータ駆動装置21L,21Rのモータ部Aが油溝59、油孔60、および曲面22rを有することから、左右のインホイールモータ駆動装置21L,21Rの冷却効率がともに向上する。
これまでに説明したモータ部Aは、車輪に直接取り付けられるインホイールモータ駆動装置21に適用可能である他、車体に搭載されて車輪とドライブシャフトを介して駆動結合される車両モータ駆動装置にも適用可能である。
図16は上述したモータ部Aを備えた車両用モータ駆動装置71の配置レイアウトを示す平面図である。また図17は同実施例の車両用モータ駆動装置71を取り出して示す展開断面図である。この実施例につき、上述した実施例と共通する構成については同一の符号を付して説明を省略し、異なる構成について以下に説明する。
左輪12Lは図示しないサスペンション装置で車体11の床下にそれぞれ懸架されている。左輪12Lの車幅方向内側は、車幅方向に延びるドライブシャフト13Lの車幅方向外側端と結合する。ドライブシャフト13Lの車幅方向内側端は車両用モータ駆動装置71と駆動結合する。右輪12Rも左輪12Lと同様であり、車両前後方向に延びる車体11の中心線に関して左右対称に配置される。なお図示はしないが、左側ドライブシャフト13Lと右側ドライブシャフト13Rとの長さを異ならせて、左右非対称に配置してもよい。
車両用モータ駆動装置71は、モータ部Aとサイクロイド減速機になる減速部Bとをそれぞれ1個ずつ備え、減速部Bに隣接配置されたディファレンシャルギヤ装置72をさらに備える。
ディファレンシャルギヤ装置72は、リングギヤ75と、ディファレンシャルギヤケース76と、ピニオンメートシャフト77と、1対のピニオンメートギヤ78,79と、2個のサイドギヤ82,83とを有し、車輪側回転部材28の回転を左右輪12L,12Rへ駆動伝達する差動装置である。
軸線Oに沿って延びる車輪側回転部材28の軸部28bは、フランジ部28a側を軸受73aでケーシング22に回転自在に支持され、先端側を軸受73bでケーシング22に回転自在に支持される。これら軸受73aおよび軸受73bはいずれも転がり軸受である。軸部28bの外周は軸受73aおよび軸受73b間で歯車74の中心と結合し、歯車74は車輪側回転部材28と一体回転する。
歯車74はディファレンシャルギヤ装置72のリングギヤ75と噛合する。リングギヤ75は、軸受80,81を介してケーシング22に回転自在に支持されたディファレンシャルギヤケース76の外側に固定されている。ディファレンシャルギヤケース76内には、その回転軸Pに対し直交するようピニオンメートシャフト77を貫通設置し、このシャフト77上に1対のピニオンメートギヤ78,79を回転自在に支持してディファレンシャルギヤケース76内に設ける。
ディファレンシャルギヤケース76内には更に、ピニオンメートギヤ78,79間にあってこれらに噛合する1対のサイドギヤ82,83を回転自在に配置する。左側のサイドギヤ82は、左側ドライブシャフト13Lと結合して一体回転する。また右側のサイドギヤ83は、右側ドライブシャフト13Rと結合して一体回転する。
この車両用モータ駆動装置71によれば、車両用モータ駆動装置71のモータ部Aが油溝59、油孔60、および曲面22rを有することから、車両用モータ駆動装置71の冷却効率が向上する。なお左輪12Lおよび右輪12Rは、前輪または後輪のいずれであってもよい。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
11 車体、12L 左輪、12R 右輪、13L,13R ドライブシャフト、21,21L,21R インホイールモータ駆動装置、22 ケーシング、22a モータケーシング、22p ポンプケーシング、22t モータカバー、22r 曲面、23 ステータ、23b ステータコア、23c ステータコイル、24 ロータ、24b ロータコア、24c ロータ押さえ部材、25 減速部入力軸、25a,25b 偏心部材、26a,26b 曲線板、27 外ピン、28 車輪側回転部材、31 内ピン、32 車輪ハブ、33 車輪ハブ軸受、35 回転軸、35h 油孔、51 オイルポンプ、53 オイル溜まり、53i 孔、55 冷却油路、57 軸線油路、59 油溝、60 油孔、61 補強部材、65 ウォータージャケット、66 フィルタ部材、67 蓋部材、68 貫通孔、71 車両用モータ駆動装置、72 ディファレンシャルギヤ装置、84 油室、85 貫通孔、86 内側面、87 外側面、87i 内径面、87o 外径面、88,89 環状段差、90 面取。

Claims (11)

  1. 回転軸と、前記回転軸の外周と結合するロータと、前記ロータよりも径方向外側に位置するステータと、前記回転軸の軸線方向端部を回転自在に支持するケーシングとを備え、
    前記回転軸は、軸線方向に延びる軸線油路を含み、
    前記ロータは、少なくとも径方向に延びるとともに径方向内側端が前記軸線油路と接続し径方向外側端が前記ケーシングへ指向するロータ油路を含み、
    前記ステータの軸線方向端と対向する前記ケーシングの内壁は、前記ロータ油路の径方向外側端から吐き出されるオイルを前記ステータへ導く案内面を有する、モータ駆動装置。
  2. 前記案内面は凹曲面である、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記ケーシングは、軸線方向一方端に配置された第1ケーシングと、軸線方向他方端に配置された第2ケーシングとを含み、
    前記第1ケーシングは、前記凹曲面を形成するとともに軸線を中心としてリング状に延びる第1リング状凹部を有し、
    前記第2ケーシングは、前記凹曲面を形成するとともに軸線を中心としてリング状に延びる第2リング状凹部を有し、
    前記ステータは、前記第1リング状凹部と前記第2リング状凹部とに挟まれる空間に位置する、請求項2に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記ロータは、軸線方向中央部に位置するロータコアと、軸線方向両端にそれぞれ位置し前記ロータコアを挟持する1対のロータ押さえ部材とを含み、
    前記ロータ押さえ部材は前記ロータ油路として、前記ロータコアと接触する内側面に形成された径方向に延びる油溝と、該油溝の径方向外側端から前記ケーシングと対向する外側面まで軸線方向に対し斜め外径方向に延びてロータ押さえ部材を貫通する油孔とを有する、請求項1〜3のいずれかに記載のモータ駆動装置。
  5. 前記ロータ油路は、軸線に対する前記油孔の延在方向角度が所定の第1角度である第1ロータ油路と、軸線に対する前記油孔の延在方向角度が前記第1角度と異なる第2角度である第2ロータ油路とを含む、請求項4に記載のモータ駆動装置。
  6. 前記ロータ油路は、軸線からロータ油路の径方向外側端までの距離が所定の第1距離である内径側油路と、軸線からロータ油路の径方向外側端までの距離が前記第1距離よりも大きい第2距離である外径側油路とを含む、請求項4または5に記載のモータ駆動装置。
  7. 前記ロータ押さえ部材における前記油孔を有する部分の厚みが軸線付近の厚みよりも大きい、請求項4〜6のいずれかに記載のモータ駆動装置。
  8. 前記軸線油路と接続するオイルクーラをさらに備える、請求項1〜7のいずれかに記載のモータ駆動装置。
  9. 前記回転軸の回転を減速して車輪側回転部材に伝達する減速部をさらに備え、
    前記減速部は、前記回転軸と結合するモータ側回転部材と、前記モータ側回転部材の軸線から偏心してモータ側回転部材の一端に結合した円盤形状の偏心部材と、
    内周が前記偏心部材の外周に相対回転可能に取り付けられ、外周が波形曲線で形成されて径方向に窪んだ曲線凹部を周方向等間隔に複数有する曲線板と、
    前記モータ側回転部材の軸線を中心として周方向等間隔に複数配設され、前記偏心部材の回転に伴って前記曲線凹部と係合するとともに前記曲線板を公転および自転させる外側係合部材と、
    前記曲線板のうち外周と前記軸線との間に設けられた孔と係合する内側係合部材と、
    前記内側係合部材と結合し、前記曲線板の自転を取り出す車輪側回転部材とを有し、
    前記モータ側回転部材は前記軸線油路を含み、
    前記偏心部材は前記軸線油路から偏心部材の外周まで延びて前記曲線板を潤滑する潤滑油路を含む、請求項1〜8のいずれかに記載のモータ駆動装置。
  10. 請求項9に記載のモータ駆動装置と、前記車輪側回転部材に固定連結された車輪ハブとを備える、インホイールモータ駆動装置。
  11. 請求項9に記載のモータ駆動装置と、前記車輪側回転部材の回転を複数の車輪へ駆動伝達する差動装置とを備え、車両の車体に搭載される車両用モータ駆動装置。
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