JP2010149552A - シートベルト用ピラー構造 - Google Patents

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Suketaka Tsukada
祐嵩 塚田
Mikiya Nakagawa
幹也 中川
Naoki Ishii
直樹 石井
Tsutomu Hoshi
勉 星
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Hino Motors Ltd
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Abstract

【課題】特別な部品を一切使用することなく、安価に且つ確実にシートベルトウェビングの傷付きを防止し得るシートベルト用ピラー構造を提供する。
【解決手段】ピラーインナ1とピラーアウタ2との間に、シートベルトウェビング3が繰り出し自在に巻き取られたシートベルトリトラクタ4を配置したシートベルト用ピラー構造にあって、ピラーインナ1の開口5の縁部に、シートベルトウェビング3が前記開口5のエッジ5aに接触することを防ぐためのビード22を突設する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シートベルト用ピラー構造に関するものである。
一般に、車両には、乗員の姿勢を安定に保持しつつシートに拘束するためのシートベルトが装備されている。
図4〜図6は従来のシートベルト用ピラー構造の一例を示すものであって、ピラーインナ1とピラーアウタ2との間に、シートベルトウェビング3が繰り出し自在に巻き取られたシートベルトリトラクタ4を配置し、該シートベルトリトラクタ4のシートベルトウェビング3をピラーインナ1に穿設された開口5から車室内側へ引き出すようになっている。
ここで、前記シートベルトリトラクタ4は、図5に示される如く、前記ピラーインナ1の下部にピラーアウタ2側へ張り出すよう固着されたインナブラケット6に対し、リトラクタ用アッパステー7を介してボルト・ナット8により締結すると共に、ホイールハウスインナ9のホイールハウスアウタ10との接合部近傍位置に、リトラクタ用ロアステー11を介してボルト・ナット12により締結するようにしてある。
尚、前記リトラクタ用アッパステー7には、シートベルトリトラクタ4から繰り出されるシートベルトウェビング3を通過させるスリット13を設け、該スリット13には、その周縁部とシートベルトウェビング3との摺動による摩擦を緩和するためのベゼル14を取り付けてある。
又、前記ピラーインナ1の上部には、シートベルトウェビング3が掛け回されるスリップジョイント15をショルダアンカボルト16にて揺動自在に取り付け、前記ピラーインナ1並びにホイールハウスインナ9の車室内側は、ピラーガーニッシュ17により覆うようになっていると共に、前記ホイールハウスインナ9の下端部に接続されるフロア18の上面には、カーペット19を敷くようになっており、前記ピラーガーニッシュ17の上部におけるスリップジョイント15近傍には、該スリップジョイント15に掛け回されたシートベルトウェビング3を通過させて車室内側へ導くスリット20を設け、該スリット20には、その周縁部とシートベルトウェビング3との摺動による摩擦を緩和するためのベゼル21を取り付けてある。
因みに、図4には、前記ピラーガーニッシュ17を取り付けていない状態を示している。
尚、前述の如きシートベルト用ピラー構造と関連する一般的技術水準を示すものとしては、例えば、特許文献1がある。
特開2001−58581号公報
しかしながら、前述の如き従来のシートベルト用ピラー構造においては、車両製造時におけるシートベルトウェビング3の組み付け作業時等に、ピラーインナ1に穿設された開口5のエッジ5aに対し、シートベルトウェビング3が接触し、傷付いてしまう虞があった。
又、完成した車両において、乗員がシートベルトの装着を解除し、シートベルトウェビング3が長く引き延ばされた状態から乗員の手が離され、シートベルトリトラクタ4によりシートベルトウェビング3が勢い良く巻き取られたような場合にも、前述と同様、ピラーインナ1に穿設された開口5のエッジ5aに対し、シートベルトウェビング3が接触し、傷付いてしまう虞があった。
こうした不具合を解消するためには、前記開口5のエッジ5aに、図示していないエッジプロテクタ等を取り付けることも可能ではあるが、このようにした場合、余分な部品が必要となって、部品点数が増え、その管理が必要になると共に、その分だけ組み付け工数も増加し、全体としてコストアップにつながることから、あまり好ましい対策とは言えなかった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、特別な部品を一切使用することなく、安価に且つ確実にシートベルトウェビングの傷付きを防止し得るシートベルト用ピラー構造を提供しようとするものである。
本発明は、ピラーインナとピラーアウタとの間に、シートベルトウェビングが繰り出し自在に巻き取られたシートベルトリトラクタを配置し、該シートベルトリトラクタのシートベルトウェビングをピラーインナに穿設された開口から車室内側へ引き出すようにしたシートベルト用ピラー構造であって、
前記ピラーインナの開口の縁部に、シートベルトウェビングが前記開口のエッジに接触することを防ぐためのビードを突設したことを特徴とするシートベルト用ピラー構造にかかるものである。
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
前述の如く構成すると、車両製造時におけるシートベルトウェビングの組み付け作業時等に、シートベルトウェビングは、その面としての繰り出し・巻き取り方向と交差し且つピラーインナに近づく方向における移動がピラーインナの開口の縁部に突設されたビードにより制約を受ける形となり、該開口のエッジに接触することが避けられ、傷付が防止できる。
又、完成した車両において、乗員がシートベルトの装着を解除し、シートベルトウェビングが長く引き延ばされた状態から乗員の手が離され、シートベルトリトラクタによりシートベルトウェビングが勢い良く巻き取られたような場合にも、前述と同様、シートベルトウェビングは、その面としての繰り出し・巻き取り方向と交差し且つピラーインナに近づく方向における移動がピラーインナの開口の縁部に突設されたビードにより制約を受ける形となり、該開口のエッジに接触することが避けられ、傷付が防止できる。
しかも、前記開口のエッジにエッジプロテクタ等を取り付けなくて済むため、余分な部品が必要とならず、部品点数が増えず、その管理が不要になると共に、組み付け工数も増加せず、全体としてコストアップにつながることも避けられ、好ましい対策となる。
本発明のシートベルト用ピラー構造によれば、特別な部品を一切使用することなく、安価に且つ確実にシートベルトウェビングの傷付きを防止し得るという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1〜図3は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図4〜図6と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図4〜図6に示す従来のものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1〜図3に示す如く、ピラーインナ1の開口5の縁部に、シートベルトウェビング3が前記開口5のエッジ5aに接触することを防ぐためのビード22を突設した点にある。
本図示例の場合、前記シートベルトウェビング3のビード22に対する間隔a(図2及び図3参照)は、該シートベルトウェビング3のエッジ5aに対する間隔b(図2参照)より小さく、
a<b
となるようにしてある。
又、図3に示す如く、前記ビード22の幅W1は、シートベルトウェビング3の幅W0より広くしてある。
次に、上記図示例の作用を説明する。
前述の如く構成すると、車両製造時におけるシートベルトウェビング3の組み付け作業時等に、シートベルトウェビング3は、ピラーインナ1の開口5の縁部に突設されたビード22に対する間隔aとエッジ5aに対する間隔bとの関係をa<bとしてあるため、その面としての繰り出し・巻き取り方向Xと交差し且つピラーインナ1に近づく方向における移動が前記ビード22により制約を受ける形となり、該開口5のエッジ5aに接触することが避けられ、傷付が防止できる。
又、完成した車両において、乗員がシートベルトの装着を解除し、シートベルトウェビング3が長く引き延ばされた状態から乗員の手が離され、シートベルトリトラクタ4によりシートベルトウェビング3が勢い良く巻き取られたような場合にも、前述と同様、シートベルトウェビング3は、ピラーインナ1の開口5の縁部に突設されたビード22に対する間隔aとエッジ5aに対する間隔bとの関係をa<bとしてあるため、その面としての繰り出し・巻き取り方向Xと交差し且つピラーインナ1に近づく方向における移動が前記ビード22により制約を受ける形となり、該開口5のエッジ5aに接触することが避けられ、傷付が防止できる。
更に又、図3に示す如く、前記ビード22の幅W1は、シートベルトウェビング3の幅W0より広くしてあるため、該シートベルトウェビング3がその繰り出しや巻き取り時において幅方向へ多少振れたとしても、前記開口5のエッジ5aに対する接触を確実に防止することが可能となる。
しかも、前記開口5のエッジ5aにエッジプロテクタ等を取り付けなくて済むため、余分な部品が必要とならず、部品点数が増えず、その管理が不要になると共に、組み付け工数も増加せず、全体としてコストアップにつながることも避けられ、好ましい対策となる。
こうして、特別な部品を一切使用することなく、安価に且つ確実にシートベルトウェビング3の傷付きを防止し得る。更に、ビード22によりピラーインナ1の開口5周辺を補強できる。
尚、本発明のシートベルト用ピラー構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態の一例を示す斜視図である。 本発明を実施する形態の一例を示す側断面図であって、図1のII−II断面相当図である。 本発明を実施する形態の一例を示す平断面図であって、図1のIII−III断面相当図である。 従来のシートベルト用ピラー構造の一例を示す斜視図である。 従来のシートベルト用ピラー構造の一例を示す側断面図であって、図4のV−V断面相当図である。 従来のシートベルト用ピラー構造の一例を示す平断面図であって、図4のVI−VI断面相当図である。
符号の説明
1 ピラーインナ
2 ピラーアウタ
3 シートベルトウェビング
4 シートベルトリトラクタ
5 開口
5a エッジ
22 ビード
a 間隔
b 間隔
X 繰り出し・巻き取り方向

Claims (1)

  1. ピラーインナとピラーアウタとの間に、シートベルトウェビングが繰り出し自在に巻き取られたシートベルトリトラクタを配置し、該シートベルトリトラクタのシートベルトウェビングをピラーインナに穿設された開口から車室内側へ引き出すようにしたシートベルト用ピラー構造であって、
    前記ピラーインナの開口の縁部に、シートベルトウェビングが前記開口のエッジに接触することを防ぐためのビードを突設したことを特徴とするシートベルト用ピラー構造。
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6178064U (ja) * 1984-10-29 1986-05-24
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