JP2010140768A - センサホルダおよびタッチセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】感圧センサの作動領域を十分に確保し、部品点数の削減を図る。
【解決手段】取り付け本体部51にセンサ保持部58を設け、センサ保持部58の一端側と取り付け本体部51との間にセンサ収容部59を設け、センサ保持部58の他端側と取り付け本体部51との間にリード線収容部60を設け、センサ保持部58の他端側に各リード線71a,71bを外部に導出するためのリード線導出孔61を設けた。よって、感圧センサ70の長手方向に沿う途中からリード線導出孔61を介して各リード線71a,71bを外部に導出させることができる。従前の技術に比して、感圧センサ70の作動領域を十分に確保しつつカバーを省略して部品点数を削減できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、被検出物の接触を検出するケーブル状に形成された感圧センサを保持するセンサホルダおよび、これらの感圧センサ,センサホルダを備えたタッチセンサに関する。
自動車等の車両に設けられるスライドドアやサンルーフ等の開閉体を自動的に開閉するようにした開閉装置には、開閉動作する開閉体による障害物(被検出物)の挟み込みを防止するために、挟み込み防止機能が設けられている。挟み込みを検出するためのセンサとしては、コードスイッチとも呼ばれる感圧センサが知られており、この感圧センサはケーブル状に形成されて車体側開口部の端部や開閉体側の端部に装着されるようになっている。
このような車両に設けられる感圧センサを用いた技術としては、例えば、特許文献1に記載された圧力感知装置が知られている。特許文献1に記載された圧力感知装置は、感圧センサとしてのセンサ本体と、当該センサ本体を被覆保持するセンサホルダとしてのプロテクタとを備えている。センサ本体はケーブル状の中空管よりなる外皮部を備え、その内部には所定の間隔で並ぶようにして複数の電極が設けられている。障害物が接触してプロテクタおよび外皮部が弾性変形すると外皮部内の電極が短絡され、この短絡をコンピュータにより検出させて上記挟み込みを検出するようにしている。
センサ本体を車両に取り付けるには、プロテクタをドアパネル(インナパネル)のブラケットに装着するようにしている。そして、プロテクタの長手方向に沿う端部からセンサ本体を延出させるとともに、センサ本体の長手方向に沿う端部からリード線を延出させ、当該リード線を車両のドアパネル(インナパネル)内に引き込んでいる。プロテクタとドアパネルとの間にはセンサ本体が露出されるため、当該露出部分を保護するためにカバーで覆うようにしている。
特開平11−283459号公報(図2)
しかしながら、上述の特許文献1に記載された圧力感知装置によれば、プロテクタの長手方向に沿う端部からセンサ本体をドアパネルの下方側に延出させるようにしている。したがって、ドアパネルの下方側には、センサ本体が作動しない比較的長い距離の非作動領域が形成されるという問題が生じていた。また、ドアパネルには、センサ本体の露出部分を保護するためのカバーを設ける必要があるため、部品点数の増加を招いていた。
本発明の目的は、感圧センサの作動領域を十分に確保し、部品点数の削減を図ることができるセンサホルダおよびタッチセンサを提供することにある。
本発明のセンサホルダは、被検出物の接触を検出するケーブル状に形成された感圧センサを保持するセンサホルダであって、前記感圧センサを対象物に取り付けるための取り付け本体部と、一端が前記取り付け本体部の前記被検出物側に連結され、他端が前記取り付け本体部の前記対象物側に折り返されるセンサ保持部と、前記取り付け本体部の前記対象物側に設けられる被係合部と、前記センサ保持部の他端に設けられ、前記被係合部に係合する係合部と、前記センサ保持部の一端側と前記取り付け本体部との間に設けられ、前記感圧センサを収容するセンサ収容部と、前記センサ保持部の他端側と前記取り付け本体部との間に設けられ、前記感圧センサの端部から延出されて前記感圧センサの長手方向に折り返されたリード線を収容するリード線収容部と、前記センサ保持部の他端側に設けられ、前記リード線を外部に導出するためのリード線導出孔とを備えることを特徴とする。
本発明のセンサホルダは、前記センサ保持部および前記取り付け本体部のうちの少なくとも何れか一方に、前記リード線を保持するフック部を設けることを特徴とする。
本発明のセンサホルダは、前記リード線導出孔に、外部に導出された前記リード線を被覆するカバーチューブを設けることを特徴とする。
本発明のセンサホルダは、前記対象物は車両の側面に設けられるスライドドアであり、前記感圧センサは前記スライドドアによる前記被検出物の挟み込みを検出することを特徴とする。
本発明のタッチセンサは、被検出物の接触を検出するケーブル状に形成された感圧センサと、前記感圧センサを保持するセンサホルダとを有するタッチセンサであって、前記感圧センサを、可撓性を有する第1導電部材と、前記第1導電部材内にその長手方向に沿って設けられ、前記第1導電部材に電気的に接触する第1リード線と、可撓性を有する第2導電部材と、前記第2導電部材内にその長手方向に沿って設けられ、前記第2導電部材に電気的に接触する第2リード線と、前記第1導電部材と前記第2導電部材との間に設けられ、前記被検出物の非接触時に前記第1導電部材と前記第2導電部材との接触を規制し、前記被検出物の接触時に前記第1導電部材と前記第2導電部材との接触を許容する弾性部材とから形成し、前記センサホルダを、前記感圧センサを対象物に取り付けるための取り付け本体部と、一端が前記取り付け本体部の前記被検出物側に連結され、他端が前記取り付け本体部の前記対象物側に折り返されるセンサ保持部と、前記取り付け本体部の前記対象物側に設けられる被係合部と、前記センサ保持部の他端に設けられ、前記被係合部に係合する係合部と、前記センサ保持部の一端側と前記取り付け本体部との間に設けられ、前記感圧センサを収容するセンサ収容部と、前記センサ保持部の他端側と前記取り付け本体部との間に設けられ、前記感圧センサの端部から延出されて前記感圧センサの長手方向に折り返された前記第1リード線および前記第2リード線を収容するリード線収容部と、前記センサ保持部の他端側に設けられ、前記第1リード線および前記第2リード線を外部に導出するためのリード線導出孔とから形成することを特徴とする。
本発明のタッチセンサは前記センサ保持部および前記取り付け本体部のうちの少なくとも何れか一方に、前記第1リード線および前記第2リード線を保持するフック部を設けることを特徴とする。
本発明のタッチセンサは、前記リード線導出孔に、外部に導出された前記第1リード線および前記第2リード線を被覆するカバーチューブを設けることを特徴とする。
本発明のタッチセンサは、前記対象物は車両の側面に設けられるスライドドアであり、前記感圧センサは前記スライドドアによる前記被検出物の挟み込みを検出することを特徴とする。
本発明によれば、取り付け本体部の被検出物側に折り返し可能にセンサ保持部を設け、センサ保持部の一端側と取り付け本体部との間に感圧センサを収容するセンサ収容部を設け、センサ保持部の他端側と取り付け本体部との間に感圧センサの端部から延出されて感圧センサの長手方向に折り返されたリード線を収容するリード線収容部を設け、センサ保持部の他端側にリード線を外部に導出するためのリード線導出孔を設けるようにする。したがって、感圧センサの長手方向に沿う途中からリード線導出孔を介してリード線を外部に導出させることができ、感圧センサの作動領域を十分に確保することが可能となる。また、従前の技術で必要となっていたカバーを省略して部品点数の削減を図ることができる。
本発明によれば、センサ保持部および取り付け本体部のうちの少なくとも何れか一方に、リード線を保持するフック部を設けるので、感圧センサをセンサホルダに組み付ける際に、折り返したリード線をフック部に保持させておくことができる。したがって、リード線のセンサホルダに対する捻れ等を防止して、感圧センサのセンサホルダへの組み付け作業性を向上させることができる。
本発明によれば、リード線導出孔に、外部に導出されたリード線を被覆するカバーチューブを設けるので、リード線導出孔と対象物との間に配置されるリード線を保護することができる。また、カバーチューブによって見栄えを良くすることができる。
以下、本発明の第1実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
図1はワンボックスタイプの車両を示す側面図を、図2はタッチセンサを備えた開閉装置の全開状態を示す平面図を、図3は図2の開閉装置の制御体系を示す説明図を、図4はタッチセンサのスライドドアへの取り付け状態を示す斜視図を、図5はタッチセンサの詳細構造を説明する説明図を、図6は図5のA−A線に沿う断面図を、図7は図5のB−B線に沿う断面図を、図8(a),(b)は感圧センサの詳細構造を説明する説明図をそれぞれ表している。
図1に示すように、車両10はワンボックスタイプの乗用車であり、車両10の車体11における側面(車体左側)には、乗員等が出入りするための開口部12が形成されている。開口部12には、当該開口部12を開閉するための開閉体としてのスライドドア13が設けられており、スライドドア13は図中破線矢印に示す方向、つまり車体11の前後方向にスライドするようになっている。
図2に示すように、スライドドア13にはローラアッシー14が設けられており、ローラアッシー14が車体11の側面に固定されたガイドレール15に案内されることで、スライドドア13は、図中実線で示す全開位置と図中二点鎖線で示す全閉位置との間で開閉自在となっている。ガイドレール15の車体前方側には、車室内側(図中上側)に向けて湾曲する曲部15aが設けられており、ローラアッシー14が曲部15aに案内されることにより、スライドドア13は車体11の側面と同一面に収まるよう閉動作の終端で車体11の内側に引き込まれて閉じられるようになっている。つまりスライドドア13は、略J字形状に形成されたガイドレール15の形状に倣って移動するようになっている。
ここで、図示はしないがローラアッシー14はスライドドア13の前端部の上下部分(アッパー部およびロア部)にも設けられており、さらに、これらに対応して車体11の開口部12の上下部分にもガイドレールがそれぞれ設けられている。このようにスライドドア13は車体11に対して計3箇所で支持されており、車体11に対して安定した開閉動作が可能となっている。
図2に示すように、車体11には、スライドドア13を自動的に開閉するための開閉装置20が搭載されている。開閉装置20は、ガイドレール15の車体前後方向の略中央部に隣接して車体11の内部に固定される駆動ユニット21を備え、駆動ユニット21からは車体前方側と後方側とに向けて一対のケーブル22a,22bが引き出されている。
駆動ユニット21から車体前方側に引き出されたケーブル22aは、ガイドレール15の前端に設けられた反転プーリ23aを介して車体前方側からローラアッシー14に接続され、車体後方側に引き出されたケーブル22bは、ガイドレール15の後端に設けられた反転プーリ23bを介して車体後方側からローラアッシー14に接続されている。
駆動ユニット21は、各ケーブル22a,22bを巻き取りまたは送り出すように駆動され、駆動ユニット21を駆動して各ケーブル22a,22bを移動させることで、スライドドア13は車体前方側または後方側の各ケーブル22a,22bに引っ張られて自動的に開閉動作する。つまり開閉装置20は、所謂ケーブル式の開閉装置を採用している。
図3に示すように、駆動ユニット21は、駆動源としての電動モータ24と、電動モータ24に接続される減速機25とを備えており、電動モータ24の回転は減速機25により所定の回転数にまで減速されて出力軸26から出力されるようになっている。なお、電動モータ24としては、例えばブラシ付き直流モータやブラシレス直流モータ等、正逆方向に回転可能なものを利用できる。
出力軸26には、略円筒形状に形成されたドラム27が固定されており、ドラム27の外周面には、各ケーブル22a,22bが複数回巻き付けられている。これにより、電動モータ24が正転すると、ドラム27が時計方向に回転して閉側のケーブル22aがドラム27に巻き取られ、スライドドア13がケーブル22aに引っ張られて閉動作する。これとは逆に、電動モータ24が逆転すると、ドラム27が反時計方向に回転して開側のケーブル22bがドラム27に巻き取られ、スライドドア13がケーブル22bに引っ張られて開動作する。
減速機25は電磁クラッチ(図示せず)を有しており、スライドドア13を手動で開閉操作する場合には、電磁クラッチを遮断状態として電動モータ24と出力軸26との間の動力伝達経路を遮断するようにし、これによりスライドドア13は軽い負荷で手動操作により開閉できるようになる。ここで、ドラム27とスライドドア13との間にはテンショナ機構(図示せず)が設けられており、テンショナ機構により各ケーブル22a,22bの張力が常時一定に保持されるようになっている。
減速機25は、周方向に多数の磁極が着磁された環状の多極着磁磁石28を備えており、多極着磁磁石28は出力軸26と一体回転するようになっている。また、減速機25の多極着磁磁石28の近傍には、互いに所定の位相差を設けて2つのホールIC29a,29bが配置されている。出力軸26の回転に伴って多極着磁磁石28が回転すると、各ホールIC29a,29bからは、出力軸26の回転数に比例した所定周期のパルス信号が出力されるようになっている。
電動モータ24を正逆方向に回転制御するために、電動モータ24には配線を介して制御装置(コントローラ)30が電気的に接続されている。制御装置30は、図示しないマイクロプロセッサ(CPU)やROM,RAMなどのメモリ等を内部に備えた所謂マイクロコンピュータとしての機能を有しており、電動モータ24の回転方向や回転数等を設定して、電動モータ24の動作を制御するようになっている。
制御装置30には、各ホールIC29a,29bが配線を介して電気的に接続されており、制御装置30は各ホールIC29a,29bから入力される所定周期のパルス信号に基づいて、出力軸26の回転数、つまりスライドドア13の開閉速度を検出するようになっている。また、制御装置30は、各ホールIC29a,29bからのパルス信号の出現タイミングに基づいて、電動モータ24の回転方向、つまりスライドドア13の移動方向を検出するようになっている。さらに、制御装置30は、スライドドア13が基準位置(例えば全閉位置)にあるときを起点として、各ホールIC29a,29bからのパルス信号をカウントすることによりスライドドア13の開閉位置を検出するようになっている。
スライドドア13の開閉動作を指令するために、スライドドア13には開閉スイッチとしてのドアハンドル31が設けられている。乗員等によりドアハンドル31が操作されると、制御装置30には指令信号(トリガ信号)が入力されるようになっている。つまり制御装置30は、ドアハンドル31からの指令信号の入力に基づいて、スライドドア13の開閉位置や開閉速度等をメモリ内に格納された制御プログラムを用いて演算し、演算結果に基づいて電動モータ24の回転制御(スライドドア13の開閉制御)を実行するようになっている。
例えば、スライドドア13が全開状態にある場合にドアハンドル31が操作されると、制御装置30は、ドアハンドル31からの指令信号を受けてスライドドア13が全開位置にあることから電動モータ24を正転駆動させ、スライドドア13を全閉方向に移動させる。これとは逆に、スライドドア13が全閉状態にある場合にドアハンドル31が操作されると、制御装置30は、ドアハンドル31からの指令信号を受けてスライドドア13が全閉位置にあることから電動モータ24を逆転駆動させ、スライドドア13を全開方向に移動させる。
ただし、ドアハンドル31としては、上記のようなON−OFF状態(2位置)に切り替えられる2ポジションスイッチに限らず、例えば、OPEN−OFF−CLOSE状態(3位置)に切り替えられる3ポジションスイッチ等を採用することもできる。
図1に示すように、スライドドア13の車体前方側、つまりスライドドア13が閉じる際に進行方向側となる端部には、タッチセンサ40が取り付けられている。タッチセンサ40は、スライドドア13の図中上下方向の略全域に亘って延びており、スライドドア13と荷物等の障害物(被検出物)DAとの接触や、スライドドア13による障害物DAの挟み込みを検出するために設けられている。
タッチセンサ40は、図2に示すようにスライドドア(対象物)13に一体に設けられた取り付けステー13aに装着されている。取り付けステー13aは、スライドドア13の形状、つまり車体11のボディ形状に倣って波形形状に形成されており、タッチセンサ40は、波形形状の取り付けステー13aに装着可能なように変形可能となっている(図4参照)。
タッチセンサ40は、センサホルダ50と感圧センサ70とを備えている。感圧センサ70はケーブル状に形成され、図3に示すように配線を介して制御装置30に電気的に接続されている。これにより感圧センサ70の弾性変形時に生じる短絡信号が制御装置30に送られて、制御装置30は、スライドドア13と障害物DAとの接触や、スライドドア13による障害物DAの挟み込みを検出することができる。
制御装置30は、感圧センサ70からの短絡信号を受けると、例えば圧電サウンダ等(図示せず)から警告音を発生させ、さらに電動モータ24の回転を停止させたり逆回転させたりする等の制御を行うようになっている。
以下、タッチセンサ40の構造について、図5ないし図8を用いて詳細に説明する。
タッチセンサ40は、感圧センサ70の周囲を被覆して当該感圧センサ70を保護するとともに保持し、感圧センサ70を取り付けステー13aに取り付けるためのセンサホルダ50を備えている。センサホルダ50は、ゴム等の絶縁体を押し出し成形することにより可撓性を有するよう所定の肉厚で長尺に形成されている。
センサホルダ50は、感圧センサ70を取り付けステー13aに取り付けるための取り付け本体部51を備えている。取り付け本体部51は、図6,7に示すように断面が略U字形状に形成されており、取り付けステー13aを跨ぐようにして取り付けステー13aに取り付けられている。
取り付け本体部51は、取り付けステー13aの延出方向と直交する方向に延びる水平部52と、当該水平部52の両端側にそれぞれ一体に設けられる第1脚部53および第2脚部54とから形成されている。各脚部53,54は水平部52の両端側から垂下されており、各脚部53,54は、取り付けステー13aを挟んでそれぞれ対向している。
第1脚部53の取り付けステー13a側には、タッチセンサ40の取り付けステー13aからの抜け止めを行う一対の抜け止め片53aが一体に設けられており、各抜け止め片53aは、第1脚部53と取り付けステー13aとの間で弾性変形され、各抜け止め片53aの先端側は水平部52側に向けて延ばされている。
取り付け本体部51のスライドドア13側で、第2脚部54の取り付けステー13a側には、センサ保持部58の凸部58aが入り込む凹部(被係合部)54aが設けられている。凹部54aにセンサ保持部58の凸部58aが嵌合することで、センサ保持部58の凸部58a側を第2脚部54に対して強固に固定できる。
取り付け本体部51の内部には、センサホルダ50の長手方向に延びる長尺の芯金部材55が設けられている。芯金部材55は、薄板鋼材等をプレス加工することにより断面が略U字形形状に形成されており、センサホルダ50を押し出し成形する際に取り付け本体部51の内部に埋設される。芯金部材55は、取り付け本体部51を補強しつつ、取り付けステー13aの波形形状(図4参照)に倣って変形可能となっている。
取り付け本体部51の被検出物側、つまり取り付けステー13a側とは反対側には、第1壁部56および第2壁部57が略垂直方向に延びるよう一体に設けられている。各壁部56,57は、感圧センサ70を挟むようにしてそれぞれ対向しており、各壁部56,57の取り付け本体部51からの突出高さは、第1壁部56(h1)の方が第2壁部57(h2)よりも高い高さ寸法に設定(h1>h2)されている。ここで、第1壁部56の高さ寸法h1は感圧センサ70の半径寸法よりも大きい寸法に設定され、第2壁部57の高さ寸法h2は感圧センサ70の半径寸法と略同じ寸法に設定されている。
第1壁部56は、水平部52の略中央部分に配置されており、水平部52から離れるに従って徐々に薄肉となるよう形成されている。第1壁部56の肉厚寸法は、第1壁部56の高さ寸法h1の範囲内においてはセンサ保持部58の肉厚寸法tよりも厚くなっており、したがって、第1壁部56の剛性はセンサ保持部58の剛性よりも高くなっている。
第2壁部57は、水平部52の第2脚部54側に配置されており、水平部52から離れるに従って徐々に薄肉となるよう形成されている。第2壁部57の肉厚寸法は、第2壁部57の高さ寸法h2の範囲内においてはセンサ保持部58の肉厚寸法tよりも厚くなっており、したがって、第2壁部57の剛性についてもセンサ保持部58の剛性よりも高くなっている。
第1壁部56の先端側(図6,7中上側)には、各壁部56,57の肉厚寸法よりも薄肉の肉厚寸法tに設定、つまり各壁部56,57の剛性よりも低い剛性に設定されたセンサ保持部58の一端が接続されている。センサ保持部58の一端は、第1壁部56を介して水平部52に連結され、センサ保持部58の他端は、第2壁部57を跨いで第2脚部54側に折り返されている。センサ保持部58の一端側の内側には、感圧センサ70が収容されるセンサ収容部59が設けられている。
センサ保持部58の他端には、第2脚部54の凹部54aに係合する凸部(係合部)58aが一体に設けられており、凸部58aは、凹部54aに入り込めるよう凹部54aと同様の形状に形成されている。凸部58aは、センサ保持部58の他端をさらに折り返すことで凹部54aに嵌合するようになっている。
センサ保持部58の凸部58a側と取り付けステー13aとの間には、タッチセンサ40の取り付けステー13aからの抜け止めを行う一対の抜け止め片58bが一体に設けられており、各抜け止め片58bは、センサ保持部58と取り付けステー13aとの間で弾性変形され、各抜け止め片58bの先端側は水平部52側に向けて延ばされている。
このように、センサ保持部58の凸部58aを第2脚部54の凹部54aに嵌合した状態のもとで、タッチセンサ40を取り付けステー13aに装着することで、取り付けステー13aにより凸部58aが凹部54aに押圧されて、その結果、凸部58aおよび凹部54aは外れることなく強固に固定される。また、凸部58aと凹部54aとによる段差係合により両者にずれ(弛み)が生じることも無い。
図5は、タッチセンサ40を長手方向側面から見た図であり、タッチセンサ40の車体下方側(図中右側)には、感圧センサ70の端部から延出された第1リード線(配線)71aおよび第2リード線(配線)71bが配置されている。各リード線71a,71bにおける感圧センサ70の端部から延出された部分は、絶縁膜(図示せず)によって被覆されており、各リード線71a,71bの先端側は制御装置30に電気的に接続されている。
各リード線71a,71bは、感圧センサ70の端部で180°折り返されて、感圧センサ70の長手方向に延ばされている。折り返された各リード線71a,71bは、図7に示すように、センサ保持部58の他端側(凸部58a側)と第2脚部54との間に設けられたリード線収容部60に収容されている。
リード線収容部60は、センサ保持部58と第2脚部54との間に各リード線71a,71bを挟み込み、センサ保持部58の凸部58aを第2脚部54の凹部54aに嵌合することによって形成される。つまり、リード線収容部60は、センサ保持部58が弾性変形することで形成される。リード線収容部60の長さ寸法は、図5に示すように、タッチセンサ40の車体下方側からタッチセンサ40の長手方向に向けて距離L1となるよう設定されており、センサ保持部58の車体下方側から距離L1に対応する箇所には、各リード線71a,71bをセンサ保持部58の外部に導出するためのリード線導出孔61が形成されている。なお、リード線導出孔61においても、図7に示すように、センサ保持部58の他端側(凸部58a側)に設けられている。
リード線導出孔61には、外部に導出された各リード線71a,71bを被覆するカバーチューブ62の一端が取り付けられている。カバーチューブ62は、センサホルダ50と同様にゴム等の可撓性を有する材料により中空状に形成されている。カバーチューブ62は、各リード線71a,71bを保護するとともに、各リード線71a,71bのセンサホルダ50から導出された部分の見栄えを良くしている。
カバーチューブ62の他端は、図4に示すように、スライドドア13の車体下方側でタッチセンサ40の近傍に設けられた配線挿通孔13bに取り付けられている。また、配線挿通孔13bとカバーチューブ62との間には、ゴム製の環状グロメット63が装着されており、環状グロメット63は、スライドドア13の内部(ドアパネル内)への雨水や埃等の進入を防止している。
カバーチューブ62は、センサホルダ50を成形した後に、別工程でアウトサート成形等によりセンサホルダ50のリード線導出孔61に取り付けられる。カバーチューブ62のセンサホルダ50への取り付け位置や取り付け方向は、スライドドア13の形状や仕様等に応じて、リード線収容部60の長さ寸法(距離L1)に合わせて決定される。ここで、カバーチューブ62のセンサホルダ50への取り付けは、アウトサート成形等に限らず、接着剤等により取り付けることもできる。
センサ収容部59には感圧センサ70が収容されており、感圧センサ70の中心位置は、取り付けステー13aの中心位置から車体11の車室内側(図6,7中右側)に所定量オフセットされている。このように、感圧センサ70を取り付けステー13aの中心位置から所定量オフセットさせることで、スライドドア13の閉動作の終端において当該スライドドア13が車体11の内側に引き込まれる際に、タッチセンサ40が車体11を形成するピラー11a(図1参照)に接触するのを回避している。これにより、タッチセンサ40の不要な弾性変形を回避し、タッチセンサ40の誤作動や早期劣化等を防止している。
図5に示すように、センサホルダ50の長手方向に沿う両端側には、一対の封止ゴム64が設けられており、各封止ゴム64によりセンサホルダ50の端末処理を施すことで、センサホルダ50の内部への雨水や埃等の進入を阻止している。なお、各封止ゴム64は、加硫接着等の接着手段によりセンサホルダ50に一体化されている。
図8(a),(b)に示すように、感圧センサ70は、内側電極(第1導電部材)72と外側電極(第2導電部材)73とを有しており、内側電極72は、例えば、導電性ゴム(エチレン−プロピレン−ジエンゴム(EPDM))等の可撓性を有する導体により線状(円柱状)に形成されている。外側電極73は、内側電極72と同様に導電性ゴムなどの可撓性を有する導体により中空状(チューブ状)に形成されており、内側電極72の外周側に当該内側電極72と同軸に配置されている。
内側電極72と外側電極73との間には、例えば、ゴム等の絶縁体により螺旋状に形成された3本のスペーサ部材(弾性部材)74が配置され、各スペーサ部材74により内側電極72と外側電極73との間には隙間が形成されている。各スペーサ部材74は互いに周方向に等間隔で配置されており、これにより、感圧センサ70の長手方向および周方向の各位置における内側電極72と外側電極73との間の隙間寸法を、略均一化するようにしている。
図中破線矢印に示す外力Fが負荷されない通常時、つまり障害物DA(図1参照)の非接触時においては、内側電極72および外側電極73は、各スペーサ部材74により互いに接触が規制されて電気的に絶縁されている。一方、外力Fが負荷された異常時、つまり障害物DAの接触時においては、各スペーサ部材74が弾性変形しつつ隣り合う各スペーサ部材74の隙間を介して内側電極72および外側電極73の接触が許容される。
内側電極72の内部には、その長手方向に沿って第1リード線(内側導線)71aが埋設されている。第1リード線71aは内側電極72に接触して電気的に接続された状態となっており、内側電極72を長手方向に貫くとともに、その一端は制御装置30に電気的に接続されている。
外側電極73の内部には3本の第2リード線(外側導線)71bが周方向に等間隔で埋設されている。図8(a)に示すように、各第2リード線71bは、それぞれ第1リード線71aを中心に配置された各スペーサ部材74の間に位置するとともに、各スペーサ部材74と同じピッチで螺旋状に配置されている。つまり、各スペーサ部材74および各第2リード線71bは、第1リード線71aを中心に、その周方向に沿って交互かつ等間隔に並んで配置されている。
各第2リード線71bは、外側電極73に接触して電気的に接続されるとともに、外側電極73を長手方向に貫いており、その一端は制御装置30に電気的に接続されている。そして、外力Fによって外側電極73が内側電極72に接触すると、各第2リード線71bは外側電極73および内側電極72を介して第1リード線71aに短絡される。
次に、以上のように形成したタッチセンサ40の組み立て手順について、図面を用いて詳細に説明する。図9(a),(b)はタッチセンサの組み立て手順を説明する説明図を表している。
図9(a)に示すように、まず、押し出し成形により所定形状に形成したセンサホルダ50を準備するとともに、別工程で形成したカバーチューブ62を準備する。次いで、破線矢印(1)に示すように、センサ保持部58のリード線導出孔61に対応させて、アウトサート成形によりカバーチューブ62の一端を取り付ける(カバーチューブ取り付け工程)。
次に、別工程で組み立てた感圧センサ70を準備し、破線矢印(2)に示すように、第1壁部56と第2壁部57との間に感圧センサ70を装着する。このとき、各壁部56,57間に、感圧センサ70を一端側から他端側に向けて徐々に装着していく。感圧センサ70の他端側を各壁部56,57間に装着していく際に、感圧センサ70の一端側は第2壁部57により支持されるので、各壁部56,57間から脱落することは無い。また、感圧センサ70に捻れや撓み等が発生することも無い(感圧センサ仮保持工程)。
その後、図9(b)の破線矢印(3)に示すように、感圧センサ70を包み込むようにしてセンサ保持部58を第2脚部54に向けて折り返す。このとき、センサ保持部58の折り返しとともに、破線矢印(4)に示すように、各リード線71a,71bの先端側をリード線導出孔61およびカバーチューブ62の内部に挿通する。そして、各リード線71a,71bのリード線導出孔61およびカバーチューブ62への挿通とともに、破線矢印(5)に示すように、センサ保持部58の凸部58a側を開き、これに続いて、破線矢印(6)に示すように、センサ保持部58の凸部58aを第2脚部54の凹部54aに固定する。
これにより、図7に示すように、リード線収容部60が形成されて、当該リード線収容部60に各リード線71a,71bを収容することができる。ここで、リード線収容部60の内部において、各リード線71a,71bが捻れたり撓んだりしないようにするために、カバーチューブ62の他端から延出された各リード線71a,71bを、所定の荷重(各リード線71a,71bが断線しない程度の荷重)で引っ張るようにする(感圧センサ保持工程)。
このように、上記各工程を経ることにより、図6および図7に示すように、センサ保持部58の折り返した内側にセンサ収容部59が形成されて、当該センサ収容部59に感圧センサ70を収容することができ、タッチセンサ40の組み立てが完了する。
完成したタッチセンサ40をスライドドア13に装着するには、タッチセンサ40の第1脚部53とセンサ保持部58の凸部58aを含む第2脚部54との間に、取り付けステー13aが入り込むようにする。このとき、各抜け止め片53a,58bはそれぞれ取り付けステー13aとの間で弾性変形される(図6,7参照)。
次いで、各リード線71a,71bの先端側およびカバーチューブ62の他端を、スライドドア13の配線挿通孔13b(環状グロメット63)に挿通する。そして、各リード線71a,71bの先端側を制御装置30の所定のインターフェースにそれぞれ電気的に接続し、これにより、タッチセンサ40の車体11への取り付けが完了する(タッチセンサ取り付け工程)。
次に、感圧センサ70による障害物DAの接触(挟み込み)の検出について説明する。
スライドドア13が閉動作しているときに、例えば、図1に示すようにセンサホルダ50の端部に障害物DAが接触すると、センサホルダ50および感圧センサ70の外側電極73が変形し、外側電極73が内側電極72に接触する(図8(a)破線部参照)。ここで、感圧センサ70の変形量は、センサホルダ50の各壁部56,57(図6,7参照)により所定量に規制され、これにより、感圧センサ70が必要以上に弾性変形して各リード線71a,71bが断線したりするのを抑制している。
外側電極73が内側電極72に接触すると、各リード線71a,71bが各電極72,73を介して短絡し、各リード線71a,71bに短絡電流が流れる。この短絡電流が検出信号となって、制御装置30は障害物DAの接触を検出する。その後、制御装置30は、スライドドア13を停止または開動作させ、これにより、スライドドア13による障害物DAの挟み込みを未然に防ぐことができる。
なお、感圧センサ70は、内側電極72と外側電極73との間に、上記のように略均一化された隙間を備えているので、感圧センサ70に対して障害物DAが周方向のいずれの方向から接触した場合であっても、その検出感度に大きな差が生じることは無く、挟み込みの検出精度が低下するようなことは無い。
以上詳述したように、第1実施の形態に係るタッチセンサ40(センサホルダ50)によれば、取り付け本体部51にセンサ保持部58を設け、センサ保持部58の一端側と取り付け本体部51との間にセンサ収容部59を設け、センサ保持部58の他端側と取り付け本体部51との間にリード線収容部60を設け、センサ保持部58の他端側に各リード線71a,71bを外部に導出するためのリード線導出孔61を設けている。
したがって、感圧センサ70の長手方向に沿う途中からリード線導出孔61を介して各リード線71a,71bを外部に導出させることができ、従前の技術に比して感圧センサ70の作動領域を十分に確保することが可能となる。また、従前の技術で必要となっていたカバーを省略して部品点数を削減することができ、製造コストの低減やメンテナンス作業の作業性向上等を図ることができる。
また、第1実施の形態に係るタッチセンサ40(センサホルダ50)によれば、リード線導出孔61に、外部に導出された各リード線71a,71bを被覆するカバーチューブ62を設けたので、リード線導出孔61とスライドドア13との間に配置される各リード線71a,71bを保護することができる。また、カバーチューブ62によって見栄えを良くすることができる。
次に、本発明の第2実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、上述した第1実施の形態と同様の機能を有する部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図10は第2実施の形態に係るタッチセンサの詳細構造を説明する説明図を、図11は図10のC−C線に沿う断面図を、図12は図10のD−D線に沿う断面図をそれぞれ表している。
第2実施の形態に係るタッチセンサ40は、センサ保持部58の第2脚部54側に、タッチセンサ40の長手方向に沿って所定間隔で並ぶよう3つのフック部80を備えている。各フック部80は、例えば、センサ保持部58にリード線導出孔61を形成する際にセンサ保持部58の所定箇所に取り付けられるようになっている。各フック部80は、リード線収容部60の内部に配置され、各リード線71a,71bを保持するようになっている。リード線収容部60の長さ寸法は、図10に示すように、タッチセンサ40の車体下方側からタッチセンサ40の長手方向に向けて距離L2となるよう設定されている(L2>L1)。
各フック部80は、図12に示すように、本体部81,第1辺部82および第2辺部83を備えており、各辺部82,83の一端は、本体部81の両端側(図中上下側)に一体に接続されている。第1辺部82の他端はセンサ保持部58に一体に接続され、第2辺部83の他端はセンサ保持部58と非接続の関係となっている。つまり、各フック部80の第2辺部83側は、各フック部80を弾性変形させることで開口するようになっており、当該開口部分から各リード線71a,71bを挟み込むことで、各リード線71a,71bを各フック部80に引っ掛けることができる。
各リード線71a,71bを各フック部80に引っ掛ける手順としては、センサ保持部58を第2脚部54に向けて折り返す前の工程で行うようにする。つまり、図9(a)の破線矢印(2)に示す工程と図9(b)の破線矢印(3)に示す工程との間に、各リード線71a,71bを各フック部80に引っ掛ける「リード線引っ掛け工程」を設けるようにする。
以上のように構成した第2実施の形態に係るタッチセンサ40(センサホルダ50)においても、上述した第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。これに加えて、第2実施の形態においては、センサ保持部58に各リード線71a,71bを保持する各フック部80を設けたので、感圧センサ70をセンサホルダ50に組み付ける際に、折り返した各リード線71a,71bを各フック部80に保持させておくことができる。
したがって、リード線収容部60の長さ寸法を、距離L2のように第1実施の形態に比して長く設定(図5,10参照)した場合であっても、各リード線71a,71bのセンサホルダ50に対する捻れ等を防止することができ、感圧センサ70のセンサホルダ50への組み付け作業性を向上させることができる。
本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記各実施の形態においては、スライドドア(対象物)13の取り付けステー13aにタッチセンサ40を取り付けたものを示したが、本発明はこれに限らず、車体11の開口部12(対象物)側に設けられる取り付けステー(図示せず)にタッチセンサ40を取り付けることもできる。
また、上記各実施の形態においては、対象物としてスライドドア13としたものを示したが、本発明はこれに限らず、ヒンジ式ドア,バックドア,ウインドガラス,サンルーフ,トランクリッド等の開閉体を対象物とし、これらの対象物にタッチセンサ40を取り付けるようにしても良い。また、これらの開閉体により開閉される開口部を対象物として、当該開口部の端部にタッチセンサ40を取り付けるようにしても良い。
さらに、上記各実施の形態においては、感圧センサとして、障害物DAが接触することにより弾性変形し、各リード線71a,71bの短絡により短絡信号を発生するものを示したが、本発明はこれに限らず、例えば、外力が加えられた際に所定電圧を発生する圧電素子(ピエゾ素子)を感圧センサとして用いることもできる。
また、上記各実施の形態においては、タッチセンサ40を組み立てる際に、予めリード線導出孔61にカバーチューブ62を取り付けておき、その後、各リード線71a,71bをリード線導出孔61およびカバーチューブ62に挿通するものを示したが、本発明はこれに限らない。例えば、リード線導出孔61に各リード線71a,71bを挿通しつつ凸部58aを凹部54aに固定し、その後、カバーチューブ62に各リード線71a,71bを挿通してリード線導出孔61にカバーチューブ62を取り付けるようにしても良い。この場合、各リード線71a,71bを引っ張る際の荷重をより小さくすることができる。
さらに、上記第2実施の形態においては、各フック部80を、センサ保持部58の第2脚部54側に設けたものを示したが、本発明はこれに限らず、第2脚部54のセンサ保持部58側に設けることもできる。この場合、センサ保持部58を折り返す前に、各リード線71a,71bを第2脚部54の長手方向に予め沿わせることができるので、組み付け作業性をより向上させることができる。
また、上記第2実施の形態においては、フック部80を、リード線収容部60の長手方向に沿って3つ設けたものを示したが、本発明はこれに限らず、リード線収容部60の長さ寸法や各リード線71a,71bの撓み剛性等に応じて、2つ以下や4つ以上設けることもできる。
ワンボックスタイプの車両を示す側面図である。 タッチセンサを備えた開閉装置の全開状態を示す平面図である。 図2の開閉装置の制御体系を示す説明図である。 タッチセンサのスライドドアへの取り付け状態を示す斜視図である。 タッチセンサの詳細構造を説明する説明図である。 図5のA−A線に沿う断面図である。 図5のB−B線に沿う断面図である。 (a),(b)は、感圧センサの詳細構造を説明する説明図である。 (a),(b)は、タッチセンサの組み立て手順を説明する説明図である。 第2実施の形態に係るタッチセンサの詳細構造を説明する説明図である。 図10のC−C線に沿う断面図である。 図10のD−D線に沿う断面図である。
符号の説明
10 車両
11 車体
11a ピラー
12 開口部
13 スライドドア(対象物)
13a 取り付けステー
13b 配線挿通孔
14 ローラアッシー
15 ガイドレール
15a 曲部
20 開閉装置
21 駆動ユニット
22a,22b ケーブル
23a,23b 反転プーリ
24 電動モータ
25 減速機
26 出力軸
27 ドラム
28 多極着磁磁石
29a,29b ホールIC
30 制御装置
31 ドアハンドル
40 タッチセンサ
50 センサホルダ
51 取り付け本体部
52 水平部(取り付け本体部)
53 第1脚部(取り付け本体部)
53a 抜け止め片
54 第2脚部(取り付け本体部)
54a 凹部(被係合部)
55 芯金部材
56 第1壁部
57 第2壁部
58 センサ保持部
58a 凸部(係合部)
58b 抜け止め片
59 センサ収容部
60 リード線収容部
61 リード線導出孔
62 カバーチューブ
63 環状グロメット
64 封止ゴム
70 感圧センサ
71a 第1リード線(リード線)
71b 第2リード線(リード線)
72 内側電極(第1導電部材)
73 外側電極(第2導電部材)
74 スペーサ部材(弾性部材)
80 フック部
81 本体部(フック部)
82 第1辺部(フック部)
83 第2辺部(フック部)
DA 障害物(被検出物)
F 外力

Claims (8)

  1. 被検出物の接触を検出するケーブル状に形成された感圧センサを保持するセンサホルダであって、
    前記感圧センサを対象物に取り付けるための取り付け本体部と、
    一端が前記取り付け本体部の前記被検出物側に連結され、他端が前記取り付け本体部の前記対象物側に折り返されるセンサ保持部と、
    前記取り付け本体部の前記対象物側に設けられる被係合部と、
    前記センサ保持部の他端に設けられ、前記被係合部に係合する係合部と、
    前記センサ保持部の一端側と前記取り付け本体部との間に設けられ、前記感圧センサを収容するセンサ収容部と、
    前記センサ保持部の他端側と前記取り付け本体部との間に設けられ、前記感圧センサの端部から延出されて前記感圧センサの長手方向に折り返されたリード線を収容するリード線収容部と、
    前記センサ保持部の他端側に設けられ、前記リード線を外部に導出するためのリード線導出孔とを備えることを特徴とするセンサホルダ。
  2. 請求項1記載のセンサホルダにおいて、前記センサ保持部および前記取り付け本体部のうちの少なくとも何れか一方に、前記リード線を保持するフック部を設けることを特徴とするセンサホルダ。
  3. 請求項1または2記載のセンサホルダにおいて、前記リード線導出孔に、外部に導出された前記リード線を被覆するカバーチューブを設けることを特徴とするセンサホルダ。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンサホルダにおいて、前記対象物は車両の側面に設けられるスライドドアであり、前記感圧センサは前記スライドドアによる前記被検出物の挟み込みを検出することを特徴とするセンサホルダ。
  5. 被検出物の接触を検出するケーブル状に形成された感圧センサと、前記感圧センサを保持するセンサホルダとを有するタッチセンサであって、
    前記感圧センサを、
    可撓性を有する第1導電部材と、
    前記第1導電部材内にその長手方向に沿って設けられ、前記第1導電部材に電気的に接触する第1リード線と、
    可撓性を有する第2導電部材と、
    前記第2導電部材内にその長手方向に沿って設けられ、前記第2導電部材に電気的に接触する第2リード線と、
    前記第1導電部材と前記第2導電部材との間に設けられ、前記被検出物の非接触時に前記第1導電部材と前記第2導電部材との接触を規制し、前記被検出物の接触時に前記第1導電部材と前記第2導電部材との接触を許容する弾性部材とから形成し、
    前記センサホルダを、
    前記感圧センサを対象物に取り付けるための取り付け本体部と、
    一端が前記取り付け本体部の前記被検出物側に連結され、他端が前記取り付け本体部の前記対象物側に折り返されるセンサ保持部と、
    前記取り付け本体部の前記対象物側に設けられる被係合部と、
    前記センサ保持部の他端に設けられ、前記被係合部に係合する係合部と、
    前記センサ保持部の一端側と前記取り付け本体部との間に設けられ、前記感圧センサを収容するセンサ収容部と、
    前記センサ保持部の他端側と前記取り付け本体部との間に設けられ、前記感圧センサの端部から延出されて前記感圧センサの長手方向に折り返された前記第1リード線および前記第2リード線を収容するリード線収容部と、
    前記センサ保持部の他端側に設けられ、前記第1リード線および前記第2リード線を外部に導出するためのリード線導出孔とから形成することを特徴とするタッチセンサ。
  6. 請求項5記載のタッチセンサにおいて、前記センサ保持部および前記取り付け本体部のうちの少なくとも何れか一方に、前記第1リード線および前記第2リード線を保持するフック部を設けることを特徴とするタッチセンサ。
  7. 請求項5または6記載のタッチセンサにおいて、前記リード線導出孔に、外部に導出された前記第1リード線および前記第2リード線を被覆するカバーチューブを設けることを特徴とするタッチセンサ。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載のタッチセンサにおいて、前記対象物は車両の側面に設けられるスライドドアであり、前記感圧センサは前記スライドドアによる前記被検出物の挟み込みを検出することを特徴とするタッチセンサ。
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JP2016215852A (ja) * 2015-05-21 2016-12-22 西川ゴム工業株式会社 センサー付きプロテクター

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