JP2010130648A - 緊急通報システム、緊急通報装置、および緊急通報用プログラム - Google Patents

緊急通報システム、緊急通報装置、および緊急通報用プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】電話番号を論理的に切替えるサービスの利便性を維持しつつ緊急時の利便性を向上できるようにする。
【解決手段】車載通信モジュールは電話番号の切替指示が与えられる(S4)と、電話番号の切替指令を基地局に送信し(S5)、携帯電話機に割り当てられた電話番号(#2)で音声通信接続可能にする(S7)。この場合、緊急状態が発生すると(S20:YES)、車載通信モジュールは自動的に電話番号の切替解除指令を基地局に送信し(S11)、予め車載通信モジュールに割当てられた電話番号(#1)に切替えられた状態で音声通信接続を可能とする(S14)。
【選択図】図4

Description

本発明は、外部に緊急通報を行う緊急通報装置と、当該装置を用いた緊急通報システムおよび緊急通報用プログラムに関する。
複数の無線通信端末間の通信技術として、携帯電話機(通信端末)と車載通信装置の電話番号をネットワークで論理的に切替え、同一の電話番号を使用できるようにしたサービスが提供されている(例えば、特許文献1参照)。これは例えば(株)NTTドコモではスイッチホン(登録商標)と称されている。ユーザは、このサービスを利用することで所有する携帯電話機の電話番号を車載通信装置に切り替え、携帯電話機に割り当てられた電話番号を利用して車載通信装置を通じて通信でき、ハンズフリー通話が可能となる。また、電話機能の切替技術としては、他に特許文献2記載の技術思想が開示されている。
他方、一般に、緊急通報サービスが提供されている。この緊急通報サービスは、緊急通報ボタンの押下、もしくは車両衝突を検知することによって、緊急通報センタに車載通信装置のID情報や位置情報などの緊急通報データを送信し、その後、緊急通報センタとの間で音声通話を行うことによって適切な救援措置を受けられるサービスである。
特開2008−042477号公報 特開2007−228236号公報
しかしながら、前記した両サービスは相互の関連性が考慮されていないため、これらのサービスを組み合わせた場合には不具合を生じる虞がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、電話番号を論理的に切替えるサービスの利便性を維持しつつ緊急時の利便性を向上できるようにした緊急通報システムと、このシステムに用いられる緊急通報装置および緊急通報用プログラムを提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、次のように作用する。通常時には、車載通信装置は第1電話番号で基地局を通じて外部と音声通信接続可能に設定されており、通信端末は第2電話番号で基地局を通じて外部と音声通信接続可能に設定されている。車載通信装置は、第1電話番号に代えて前記通信端末の第2電話番号に切替指示が与えられると当該第2電話番号で前記基地局を通じて外部と音声通信接続可能になり、電話番号を論理的に切替えるサービスを実現している。しかも、緊急時において、車載通信装置は、通信端末の第2電話番号に切替られた状態で緊急状態が発生したときには、切替えられた第2電話番号に代えて第1電話番号により基地局を通じて緊急用音声通信装置との間で音声通信接続可能にしているため、緊急時の利便性を向上できる。請求項4、7記載の発明もほぼ同様の作用効果を奏する。
請求項2記載の発明によれば、緊急通報センタにはデータ通信装置が設けられており、車載通信装置は、通信端末の第2電話番号に切替えられた状態で緊急状態が発生したときには、緊急通報データをデータ通信装置にデータ通信し当該データ通信装置から正常応答を受付けたことを条件として、前記切替えられた第2電話番号に代えて第1電話番号により基地局を通じて緊急通報センタの緊急用音声通信装置との間で音声通信接続可能にしているため、緊急時の利便性を向上できる。請求項5、8記載の発明もほぼ同様の作用効果を奏する。
請求項3記載の発明のように、車載通信装置が電話番号の切替解除指令を基地局に送信することで、基地局が車載通信装置の音声通信接続可能な電話番号として第2電話番号に代えて第1電話番号に切替えるようにすると良い。請求項6、9記載の発明もほぼ同様である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1ないし図5を参照しながら説明する。図1は、緊急通報システムを概略的なブロック図により示している。
この図1に示すように、緊急通報装置、車載通信装置としての車載通信モジュール(Data Communication Module:DCM)1は、通信手段としての無線通信部2と、この無線通信部2に接続された制御部3とを備えている。制御部3は、第1制御手段、第2制御手段として機能する。無線通信部2にはアンテナ4が接続されており、無線通信部2は、制御部3の制御に基づいて無線通信部2からアンテナ4を通じて外部に設置された通信機器と通信可能に構成されている。車載通信モジュール1の制御部3は、RAM、ROMなどのメモリ3aを備えており、その他図示しないが周知のCPU、入出力インターフェースなどを備えている。
車載通信モジュール1の外部には、基地局5と、当該基地局5にネットワーク(図示せず)を介して接続された緊急通報センタ6とが設置されている。基地局5は、所定の無線周波数帯域を用いて車載通信モジュール1と無線通信接続可能になっている。
緊急通報センタ6は、緊急通信受付機器、緊急用音声通信装置、データ通信装置としての通信装置6aを備えている。基地局5は、緊急通信センタ6内の通信装置6aと有線通信接続可能になっている。緊急通報センタ6は、外部から緊急通報があると緊急時に対処する方法を音声通信により提供し、さらに、緊急時に適切な救援措置を提供するサービスを提供しており、所謂緊急通報サービスを実現している。
尚、緊急通報センタ6内には、図示しないデータベースが設置されており、当該データベースの記憶内容に基づいて、緊急通報を発呼した端末が緊急通報サービス契約期間中であるか否かを判定し、契約期間中であることを条件として緊急時の対処方法(救援要請に対する応答など)を提供するようになっている。
車載通信モジュール1の無線通信部2は、電話網、パケット通信網などの網(図示せず)、および基地局5(交換局)を介して、外部の通信機器との間で音声通信、データ通信によって無線通信する。緊急通報センタ6の通信装置6aは網を介して基地局5に接続されており、これにより、緊急通報センタ6の通信装置6aと車載通信モジュール1の無線通信部2とは、基地局5、網を通じて接続されている。
車載通信モジュール1の無線通信部2と緊急通報センタ6とは、電話による音声通信、および、パケットによるデータ通信が可能になっている。緊急通報センタ6の通信装置6aは、緊急時の音声通信端末として緊急用音声通信装置の機能を備えていると共に、車載通信モジュール1などからパケット通信により緊急通報データなどを受付けるデータ通信装置としての機能を備えている。
車載通信モジュール1には、例えばエアバッグの作動信号などの車両衝突を検知するセンサ信号が車両信号7として与えられるようになっている。図1では、この車両信号7は車載通信モジュール1に直接与えられるようになっているが、例えば衝突検知用のセンサ信号が車載通信モジュール1に直接入力されるようになっていても良いし、図示しないECUおよび車内LANなどを介して入力されるようになっていても良い。
また、車載通信モジュール1には、操作部8、表示部9、マイク10、スピーカ11が接続されている。操作部8は、多数のキーやスイッチなどを備えて構成されている。マイク10およびスピーカ11はハンズフリー通話するためのものである。また、携帯電話機12が、基地局5および網に無線接続可能になっており、当該携帯電話機12は外部の一般的な通信機器との間で通信できる通信端末、携帯端末を構成している。
車載通信モジュール1と携帯電話機12とは、同一の電話番号で通信可能となるサービスを利用可能に設定されている。このサービスは、ユーザが車載通信モジュール1を操作することにより電話番号の切替指示を行うと、基地局5側で電話番号を論理的に切替えることにより、車載通信モジュール1が携帯電話機12の電話番号で音声通信可能となり、ユーザが車載通信モジュール1からマイク10およびスピーカ11を介してハンズフリー通話可能になる。これにより、ユーザは、例えば屋内や屋外の所定場所から携帯電話機12を使用して音声通話を行うことができ、車両搭乗時には車載通信モジュール1を使用して携帯電話機12の電話番号で音声通話を行うことができる。
まず、電話番号の切替/切替解除機能の基本的動作について図2および図3を参照して説明する。
図2は、論理的な電話番号の切替/切替解除機能についての基本的なシーケンスを示している。尚、初期状態においては、車載通信モジュール1には「電話番号(#1)」(例えば、AAA−AAAA−AAAA)が割当てられており、車載通信モジュール1が基地局5を通じて外部通信機器(図示せず)との間で電話番号(#1)により音声通信接続可能になっている(S1)。
また、携帯電話機12には電話番号(#2)(これは電話番号(#1)とは異なる電話番号(例えば、BBB−BBBB−BBBB))が割当てられており、携帯電話機12は基地局5を通じて外部通信機器(図示せず)との間で電話番号(#2)により音声通信接続可能になっており(S2)、音声通信可能状態となっている(S3)。尚、以下に説明する車載通信モジュール1の制御動作は制御部3が主に実施するものである。
図2に示すように、ユーザによる操作部8の操作により電話番号の切替指示が車載通信モジュール1に与えられると(S4)、車載通信モジュール1は電話番号の切替指令を基地局5に送信する(S5)。基地局5は当該切替指令を受け付けると電話番号の切替処理を行い、車載通信モジュール1に応答信号を送信する(S6)。すると、車載通信モジュール1が基地局5に発呼要求する場合や着呼する場合には携帯電話機12の電話番号(#2)で音声通信接続可能になる(S7)。逆にユーザが携帯電話機12を用いて基地局5に発呼要求しても当該基地局5は発呼要求を受付けず、さらに基地局5から着呼もしないため、携帯電話機12と基地局5との間では音声通信接続不可状態となる(S8)。したがって、携帯電話機12はスリープ状態(非アクティブ状態)に移行し電話番号(#2)による音声通信接続が不可状態となる(S9)。
この後、ユーザによる操作部8の操作により電話番号の切替解除指示があると(S10)、車載通信モジュール1は電話番号の切替解除指令を基地局5に送信する(S11)。基地局5は切替解除指令を受付けると、車載通信モジュール1に応答信号を送信する(S12)。すると、基地局5は電話番号の切替解除処理を行い、車載通信モジュール1は携帯電話機12の電話番号(#2)に代えて予め割当てられた電話番号(#1)により音声通信接続可能となる(S14)。基地局5が電話番号の切替解除処理を行っているため、携帯電話機12が発呼要求すると基地局5はこの発呼要求を受付け、携帯電話機12は基地局5を通じて着呼も可能となり、携帯電話機12と基地局5との間で音声通信接続可能状態となる(S15)。したがって、携帯電話機12は、アクティブ状態に移行し電話番号(#2)による音声通信接続が可能となる(S16)。
図3は、電話番号の切替/切替解除のシーケンスを変形例によって示している。
図3に示す変形例では、電話番号の切替処理(S1〜S9)は図2と同様であり、ユーザによる電話番号の切替解除指示が携帯電話機12に行われた場合の切替解除処理(S10、S14〜S18)に特徴がある。
この図3に示すように、ユーザによる電話番号の解除指示が携帯電話機12に対して行われた場合(S10)には、携帯電話機12は電話番号の切替解除指令を基地局5に行う(S17)ことで、基地局5が電話番号の切替解除処理を行い、応答処理を行う(S18)。すると、携帯電話機12はアクティブ状態に移行しステップS15、S16において電話番号(#2)による音声通信接続が可能となる。このようにしても、電話番号の切替解除後には、車載通信モジュール1は電話番号(#1)で音声通信接続可能となり(S14)、携帯電話機12は電話番号(#2)で音声通信接続可能となる(S15、S16)。
このような図2および図3に示す制御処理方法とすると、以下に示す不具合を生じる虞がある。一般的な緊急通報サービスは、契約時に、車載通信モジュール1の識別情報(ID番号)と車載通信モジュール1に予め割当てられた電話番号(#1)とが対応付けられ、緊急通信センタ6内に設置されたデータベース(図示せず)には、この情報が対応付けられて記憶されている。
このため、電話番号の切替機能を利用し、車載通信モジュール1の電話番号(#1)が携帯電話機12の電話番号(#2)に切り替えられた状態で緊急状態が発生し、そのまま車載通信モジュール1と緊急通報センタ6の通信装置6aとの間で音声通信接続が行われると、以下の問題が発生する虞があることが発明者らによって確認されている。
第1に、緊急時の対応のため、着呼側の緊急通報センタ6の通信装置6aには発呼側の車載通信モジュール1の電話番号が通知されるものの、緊急通報センタ6に通知される電話番号(#2)が、予め車載通信モジュール1の識別情報と対応付けられた車載通信モジュール1の電話番号(#1)と異なるため、緊急通報センタ6はユーザの特定を行うことができない。
第2に、緊急通報センタ6がデータベースを参照し、車載通信モジュール1の識別情報に対応付けられている車載通信モジュール1の電話番号(#1)に音声による発信要求を行っても、当該車載通信モジュール1は携帯電話機12の電話番号(#2)に切替わっているため、車載通信モジュール1は着信不能となる。
したがって、緊急通報時において、電話番号が切替わっている場合には、電話番号の切替解除処理を行う必要を生じるものの、緊急時にはユーザに時間的および心情的な余裕がなく、このような問題を生じる虞がある。このため、本実施形態においては、緊急通報時においてユーザに代わり車載通信モジュール1が自動的に電話番号の切替解除指令を基地局5側に対して行うようにしている。
図4は、緊急時の対応を考慮した通信シーケンスを図2に対応して概略的に示しており、図5は、緊急時の対応を考慮した車載通信モジュールの主動作のみを概略的に示している。尚、緊急通報センタ6内の動作は通信装置6aが主に行うものである。説明は、図4を主に参照して行う。また、図2に示したステップと同一の動作については同一符号を付して説明を行う。
図4に示すように、ユーザによるスイッチホンの切替指示が車載通信モジュール1に対して行われると(S4)、車載通信モジュール1は、電話番号の切替指令を基地局5に送信する(図4および図5のS5)。すると前述したように、車載通信モジュール1は電話番号(#2)で音声通信接続可能となり(S7)、携帯電話機12は音声通信接続不可となる(S8、S9)。
車載通信モジュール1は、電話番号が切替えられた後には緊急通報トリガの有無を逐次確認する(図4および図5のS20)。このトリガは、車両信号7による衝突検知トリガ、または、ユーザによる操作部8の所定操作に応じて発生するもので、ステップS20におけるトリガ有無の確認は所定の割込みによって行われる。
車載通信モジュール1は、緊急状態が発生したと判定する(S20:YES)と、電話番号の切替解除指令を基地局5に送信する(S11)。基地局5は電話番号の切替解除を行って応答処理を行い(S12)、車載通信モジュール1は電話番号の切替解除が行われた状態となる。すると、車載通信モジュール1は電話番号(#1)で音声通信接続可能となり(S14)、携帯電話機12は電話番号(#2)で音声通信接続可能となる(S15、S16)。
次に、車載通信モジュール1は、基地局5を通じて緊急通報データを緊急通報センタ6に自動的に送信する(図4および図5のS21、S22)。緊急通報センタ6の通信装置6aはこのデータを受信すると、基地局5を通じて受信応答する(S23、S24)。
ステップS21〜S24の処理後には、車載通信モジュール1と緊急通報センタ6の通信装置6aとは音声通話できるようになる(図4および図5のS25)。この場合、車載通信モジュール1の電話番号が、予め車載通信モジュール1の識別番号に対応付けられた電話番号(#1)に切替わっているため、緊急通報センタ6は当該電話番号(#1)に対応付けられた車載通信モジュール1の識別番号からユーザを特定することができ、緊急時にたとえユーザが時間的および心情的に余裕のない場合でも緊急通報センタ6は通常のサービスをユーザに提供することができる。
また、車載通信モジュール1が緊急通報データを送信し(S21)、緊急通報センタ6が緊急通報データを受付けるときには、既に電話番号が切替解除されている(S11〜S16)ため、緊急通報センタ6がデータベースに記憶された車載通信モジュール1に対応した電話番号(#1)に音声発信したとしても車載通信モジュール1は着信することができ、緊急通報センタ6と車載通信モジュール1との間で音声通話できる(S25)。
本実施形態によれば、車載通信モジュール1は携帯電話機12の電話番号(#2)に切替えられた状態で緊急状態が発生したときには、当該電話番号(#2)に代えて電話番号(#1)による音声通信接続可能状態とし、無線通信部2を通じて緊急通報センタ6の通信装置6aとの音声通話を可能としているため、たとえユーザが時間的および心情的に余裕のない場合でも緊急通報センタ6は通常のサービスをユーザに提供することができる。これにより、電話番号を論理的に切替えるサービスの利便性を維持しつつ緊急時の利便性を向上できる。
(第2の実施形態)
図6および図7は、本発明の第2の実施形態を示すもので、前述実施形態と異なるところは、緊急通報データを緊急通信センタにパケット通信し緊急通信センタの通信装置から正常応答を受け付けたことを条件として電話番号の切替解除指令を行い、電話番号の切り替解除が行われた状態で緊急通報センタの通信装置と音声通信接続しているところにある。前述実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、また、同一動作には同一ステップ番号を付して説明を省略し、以下、異なる部分について説明する。
図6は、緊急時の対応を考慮した通信シーケンスを概略的に示しており、図7は、緊急時の対応を考慮した車載通信モジュールの主動作のみを概略的に示している。
図6に示すように、車載通信モジュール1は、電話番号の切替指示が与えられると(S4)、電話番号の切替指令を基地局5に送信する(図6および図7のS5)が、電話番号が切替えられた後には緊急通報トリガの有無を逐次確認する(図6および図7のS20)。
当該トリガが発生し緊急状態が生じた場合(S20:YES)には、緊急通報データを緊急通報センタ6の通信装置6aにパケット通信する(S21〜S22)。緊急通報センタ6の通信装置6aはこのデータを受信すると、当該受信に応答する(S23〜S24)。
車載通信モジュール1は、受信応答情報を受信すると、当該受信応答情報が正常であるか否かを判定する(図6および図7のS26)。このとき、車載通信モジュール1は、受信応答情報が正常である(S26:YES)ことを条件として、ステップS11の電話番号の切替解除指令処理を行い、車載通信モジュール1が電話番号(#1)で音声通信接続可能となる(S14)と共に、携帯電話機12が電話番号(#2)で音声通信接続可能とした(S15、S16)後、緊急通報センタ6との間で音声通話を行う(S25)。
他方、車載通信モジュール1は、ステップS23〜S24において応答を受信したときに異常応答を受付ける場合もある。これは、ユーザが、緊急通報センタ6との間で契約を解除している場合などであり、このときには、緊急通報センタ6の通信装置6aは異常応答を車載通信モジュール1に送信する。このような場合、車載通信モジュール1は、ステップS11、S25の処理を行うことなく、例えば異常であることを車両(車室)内に報知する(図6および図7のS27)。これにより、ユーザは緊急通報が緊急通報センタ6に受付けられず、異常であることを知ることができる。
本実施形態によれば、車載通信モジュール1は電話番号(#2)が設定された状態において緊急状態が発生したときに、緊急通報データを緊急通報センタ6の通信装置6aにパケット通信し、正常応答を受付けたことを条件として、例えば電話番号の切替解除指令を基地局5に送信することによって、電話番号(#1)で緊急通報センタ6との間で音声通信接続を可能とするため、緊急時の利便性を向上できると共に、通信の信頼性を向上できる。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
図8に示すように、車載通信モジュール1と各入出力機器8〜11との間にナビゲーション装置などのインタフェースとなる外部機器13を介して接続する形態に適用しても良い。すなわち、前述実施形態の車載通信モジュール1の制御部3の制御動作は、外部機器13側で行うようにしても良く、外部機器13が例えば電話番号の切替指令、電話番号の切替解除指令を行うようにしても良い。
本発明の第1の実施形態に係り、緊急通報システムを概略的に示すブロック図 電話番号切替の基本動作を概略的に示すシーケンス図(その1) 電話番号切替の基本動作を概略的に示すシーケンス図(その2) 緊急時の対応を考慮した電話番号切替動作を概略的に示すシーケンス図 緊急時の対応を考慮した車載通信モジュールの主動作を概略的に示すフローチャート 本発明の第2の実施形態について示す図4相当図 図5相当図 本発明の変形例を概略的に示す図1相当図
符号の説明
図面中、1は車載通信モジュール(緊急通報装置)、2は無線通信部(通信手段)、3は制御部(第1制御手段、第2制御手段)、4はアンテナ、5は基地局、6は緊急通報センタ、6aは通信装置(緊急用音声通信装置、データ通信装置)、7は車両信号、8は操作部、9は表示部、10はマイク、11はスピーカ、12は携帯電話機(通信端末)を示す。

Claims (9)

  1. 基地局と、
    通常時には第1電話番号で前記基地局を通じて外部と音声通信接続可能に設定された車載通信装置と、
    通常時には前記第1電話番号とは異なる第2電話番号で前記基地局を通じて外部と音声通信接続可能に設定された通信端末と、
    緊急通報センタに設けられた緊急用音声通信装置とを備え、
    前記車載通信装置は、前記第1電話番号に代えて前記通信端末の第2電話番号に切替指示が与えられると当該第2電話番号で前記基地局を通じて外部と音声通信接続可能になるものであって、前記通信端末の第2電話番号に切替られた状態で緊急状態が発生したときには、前記切替えられた第2電話番号に代えて前記第1電話番号により前記基地局を通じて前記緊急用音声通信装置との間で音声通信接続可能にすることを特徴とする緊急通報システム。
  2. 前記緊急通報センタにはデータ通信装置が設けられ、
    前記車載通信装置は、前記通信端末の第2電話番号に切替えられた状態で緊急状態が発生したときには、緊急通報データを前記データ通信装置にデータ通信し当該データ通信装置から正常応答を受付けたことを条件として、前記切替えられた第2電話番号に代えて前記第1電話番号により前記基地局を通じて前記緊急通報センタの緊急用音声通信装置との間で音声通信接続可能にすることを特徴とする請求項1記載の緊急通報システム。
  3. 前記車載通信装置が電話番号の切替解除指令を前記基地局に送信することで、前記基地局が前記車載通信装置の音声通信接続可能な電話番号として前記第2電話番号に代えて第1電話番号に切替えることを特徴とする請求項1または2記載の緊急通報システム。
  4. 通常時には第1電話番号で基地局を通じて外部と音声通信接続可能に設定された車載用の緊急通報装置であって、
    前記第1電話番号に代えて当該第1電話番号とは異なる通信端末の第2電話番号に切替指示がなされると、外部と通信手段を介して前記第2電話番号で音声通信接続可能にする第1制御手段と、
    前記通信端末の第2電話番号に切替えられた状態で緊急状態が発生したときには、前記切替えられた第2電話番号に代えて前記第1電話番号により前記基地局を通じて緊急通報センタの緊急用音声通信装置との間で音声通信接続可能にする第2制御手段とを備えたことを特徴とする緊急通報装置。
  5. 前記第2制御手段は、前記通信端末の第2電話番号に切替えられた状態で緊急状態が発生したときには、緊急通報データを前記緊急通報センタのデータ通信装置にデータ通信し当該緊急通報センタのデータ通信装置から正常応答を受付けたことを条件として、前記切替えられた第2電話番号に代えて前記第1電話番号により前記基地局を通じて前記緊急通報センタの緊急用音声通信装置との間で音声通信接続可能にすることを特徴とする請求項4記載の緊急通報装置。
  6. 前記第2制御手段は、電話番号の切替解除指令を前記基地局に送信することで、前記切替えられた第2電話番号に代えて前記第1電話番号により前記基地局を通じて緊急通報センタの通信装置との間で音声通信接続可能にすることを特徴とする請求項4または5記載の緊急通報装置。
  7. 通常時には第1電話番号で基地局を通じて外部と音声通信接続可能に設定され、前記第1電話番号に代えて当該第1電話番号とは異なる通信端末の第2電話番号に切替指示がなされると、外部と通信手段を介して前記第2電話番号で音声通信接続可能にする緊急通報装置に搭載される緊急通報用プログラムであって、
    緊急通報装置の制御手段に、
    前記通信端末の第2電話番号に切替えられた状態で緊急状態が発生したときには、前記切替えられた第2電話番号に代えて前記第1電話番号により前記基地局を通じて緊急通報センタの緊急用音声通信装置との間で音声通信接続可能にする手順を実行させることを特徴とする緊急通報用プログラム。
  8. 前記制御手段に、
    前記通信端末の第2電話番号に切替えられた状態で緊急状態が発生したときには、緊急通報データを前記緊急通報センタのデータ通信装置にデータ通信し当該緊急通報センタのデータ通信装置から正常応答を受付けたことを条件として、前記切替えられた第2電話番号に代えて前記第1電話番号により前記基地局を通じて前記緊急通報センタの緊急用音声通信装置との間で音声通信接続可能にする手順を実行させることを特徴とする請求項7記載の緊急通報用プログラム。
  9. 前記制御手段に、
    前記通信端末の第2電話番号に切替えられた状態で緊急状態が発生したときには、前記基地局に電話番号の切替解除指令を送信する手順を実行させることを特徴とする請求項7または8記載の緊急通報用プログラム。
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JP2007228236A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Denso Corp 電話通信システム及び通信装置

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