JP2010123831A - インダクタとその製造方法 - Google Patents

インダクタとその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2010123831A
JP2010123831A JP2008297561A JP2008297561A JP2010123831A JP 2010123831 A JP2010123831 A JP 2010123831A JP 2008297561 A JP2008297561 A JP 2008297561A JP 2008297561 A JP2008297561 A JP 2008297561A JP 2010123831 A JP2010123831 A JP 2010123831A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal layer
composition
inductor
metal
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008297561A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Idota
健 井戸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008297561A priority Critical patent/JP2010123831A/ja
Publication of JP2010123831A publication Critical patent/JP2010123831A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

【課題】インダクタ配線を2種類以上の組成の異なる金属により構成することにより、簡単な工程により精度よく再現性よく凹凸を設けることができて高周波領域で動作する時の表皮効果によるQ値の減少を精度よく再現性よく抑制できるインダクタおよびそのインダクタの製造方法を提供する。
【解決手段】本発明のインダクタ100は、半導体基板101と、この半導体基板101の上部に2種類以上の金属元素を含む金属層1111、1112が多層に積層された積層金属層からなるインダクタ配線111とを備え、このインダクタ配線111は、積層金属層を半導体基板101の上部に螺旋状で平面形状に配置され、積層金属層のうち隣接する少なくともいずれか2層の金属層1111、1112は積層方向に垂直な方向の幅が異なって配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、高周波動作に適したインダクタとその製造方法に関する。
近年、携帯電話機などの通信機器の高機能化に伴い高周波回路が多用されており、低損失で動作するなどの高周波回路の高性能化が要求されている。このような高周波回路用のLSIに搭載される重要な回路素子の1つにインダクタがあり、低損失で動作するインダクタが求められている。
以下、従来のインダクタについて図7(a)および図7(b)を参照して説明する。図7は螺旋状のインダクタを示す概略構成図で、(a)は平面図、(b)は(a)の7B−7B線から見た断面図を示している。
図7(a)に示すようにインダクタ20は、インダクタ配線11が螺旋状のコイル形状となった構造を有する。また、その外側の接続端子11aはヴィア12内に設けられた導電性材料を介して下層配線14に接続されている。また、内側の接続端子11bはヴィア13内に設けられた導電性材料を介して下層配線15に接続されている。これらの下層配線14、15によりインダクタ20は電気的に配線の引き出しがなされている。
また、図7(b)に示すように、MOSトランジスタ、バイポーラトランジスタなどの能動素子(図示せず)を有する半導体基板1上には、LSIの多層配線層10が形成され、多層配線層10上には、絶縁層16が設けられている。インダクタ20は、そのインダクタ配線11が絶縁層16上に形成されており、インダクタ配線11を幅方向に切断する断面形状は図7(b)に示すように矩形形状に形成されている。
次に、図7(a)に示す螺旋状のインダクタ20の特性について説明する。一般にインダクタ20の特性を表す指標として、Q値(Quality Factor)が用いられている。このQ値は電気的な損失の少なさを表す指標であり、インダクタンス値をインダクタ配線11の抵抗値で割った値により決定され、次の(式1)の形に表される。
Q=ωL/R …… (式1)
(式1)において、ωは2πf、πは円周率、fは周波数、Lはインダクタンス値、Rはインダクタ配線の抵抗値である。
Q値が大きいことは、回路の低損失化および低雑音低消費電力化に寄与することを示し、高周波信号を扱う携帯電話や無線通信などではQ値が大きいことが要望されている。
ところで、Q値を向上させるためには(式1)からわかるように抵抗値Rを小さくする、すなわち抵抗値Rを低減する必要がある。
しかしながら、駆動周波数が高くなると、表皮効果によりインダクタ配線11の表面11c近傍に電流が集中する。図7(b)のインダクタ配線11のように断面形状が矩形形状であれば、インダクタ配線11の表面11cは上面、下面および両側面のそれぞれの表面からなる。その結果、高周波動作時には、インダクタ配線11の断面形状の矩形形状全体ではなく表面11cの近傍に電流が集中し、電流が流れる断面積が実質的に減少するので抵抗成分が大きくなってしまい、Q値が減少してしまうという課題が生じてしまう。
このような課題を解決するには、インダクタ配線11の表面積を大きくして実質的に電流の流れる断面積を大きくすることが高周波動作時に抵抗成分を増大させず効果的である。このようにインダクタ配線11の表面積を大きくするために、インダクタ配線11の側壁に凹凸を設ける方法が、例えば特許文献1に記載されている。
特開平8−288463号公報
しかしながら、上記で説明した従来技術においては凹凸を設ける製造方法が簡単ではなく、凹凸形状を精度よく再現性よく形成することが難しいという課題があり、さらに高周波領域ではインダクタの表皮効果にばらつきが生じてQ値の減少を精度よく再現性よく制御することが難しいという課題があった。
本発明は上記課題を解決するもので、インダクタ配線を2種類以上の組成の異なる金属により構成することにより、簡単な工程により精度よく再現性よく凹凸を設けることができて高周波領域で動作する時の表皮効果によるQ値の減少を精度よく再現性よく抑制できるインダクタおよびそのインダクタの製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明のインダクタは、半導体基板と、この半導体基板の上部に2種類以上の金属元素を含む金属層が多層に積層された積層金属層からなるインダクタ配線とを備え、上記インダクタ配線は、上記積層金属層が上記半導体基板の上部に螺旋状で平面形状に配置され、上記積層金属層のうち隣接する少なくともいずれか2層の金属層は積層方向に垂直な方向の幅が異なって配置されている構成からなる。
このような構成とすることにより、簡単な工程により精度よく再現性よくインダクタ配線の側壁に凹凸を設けることができる。したがって、この凹凸によりインダクタ配線の側壁の表面積を大きくすることができ、動作周波数が高周波領域で動作する時の表皮効果による抵抗成分の増加を抑制することができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタを実現することができる。
また、隣接する少なくともいずれか2層の金属層は、金属元素のうち少なくともアルミニウムおよび銅を含み、アルミニウムおよび銅のうち少なくともいずれかの組成が異なっている構成としてもよい。
このような構成とすることにより、ドライエッチングなどの簡単な工程により精度よく再現性よくインダクタ配線の側壁に凹凸を設けることができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタを実現することができる。
また、本発明のインダクタ製造方法は、半導体基板の上部に2種類以上の金属元素を含む金属層を多層に積層して積層金属層を形成する積層工程と、積層金属層の上面に螺旋状で平面形状のレジストパターンを形成するレジスト工程と、レジストパターンをマスクとして積層金属層をエッチングするエッチング工程とを備え、積層金属層のうち隣接する少なくともいずれか2層の金属層の積層方向に垂直な方向の幅が異なって形成される方法からなる。
このような方法とすることにより、精度よく再現性よくインダクタ配線の側壁に凹凸を設けることができる。したがって、この凹凸を設けることによりインダクタ配線の側壁の表面積を大きくすることができ、動作周波数が高周波領域で動作する時の表皮効果による抵抗成分の増加を抑制することができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタを製造することができる。
また、隣接する少なくともいずれか2層の金属層は、金属元素のうち少なくともアルミニウムおよび銅を含み、アルミニウムおよび銅のうち少なくともいずれかの組成が異なっている方法としてもよい。
このような方法とすることにより、ドライエッチングなどの簡単な工程により精度よく再現性よくインダクタ配線の側壁に凹凸を設けることができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタを製造することができる。
また、エッチング工程は、少なくとも塩素系ガスを含む混合ガスによりドライエッチングを行う工程である方法としてもよい。
このような方法とすることにより、ドライエッチングを行う簡単な工程により精度よく再現性よく選択的にインダクタ配線の側壁に凹凸を設けることができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタを製造することができる。
また、本発明のインダクタの製造方法は、半導体基板上に第1組成の第1金属層を成膜する第1の成膜工程と、第1組成の第1金属層を螺旋状にパターニングする第1のパターニング工程と、第1のパターニング工程ののちに第1組成の第1金属層を覆って絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、第1組成の第1金属層のパターニング幅よりも小さい幅で第1組成の第1金属層に到達する溝を絶縁層を貫通して螺旋状に形成する溝形成工程と、螺旋状に形成された溝を埋め込み、溝と絶縁層との上を覆って第2組成の第1金属層を形成する埋め込み工程と、絶縁層上に形成された第2組成の第1金属層を除去するとともに溝の内部に埋め込まれた第2組成の第1金属層と絶縁層とを平坦化するCMP工程と、CMP工程ののちに第2組成の第1金属層と絶縁層とを覆って第1組成の第2金属層を成膜する第2の成膜工程と、第1組成の第2金属層を第2組成の第1金属層の上部を覆って螺旋状に溝の幅より大きい幅でパターニングする第2のパターニング工程とを備え、第1組成の第1金属層、第2組成の第1金属層および第1組成の第2金属層を含む積層金属層のうち隣接する少なくともいずれか2層の金属層は積層方向に垂直な方向の幅が異なって形成される方法としてもよい。
このような方法とすることにより、精度よく再現性よくインダクタ配線の側壁に凹凸を設けることができる。したがって、この凹凸を設けることによりインダクタ配線の側壁の表面積を大きくすることができ、動作周波数が高周波領域で動作する時の表皮効果による抵抗成分の増加を抑制することができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタを製造することができる。
また、第2のパターニング工程ののちに絶縁層形成工程、溝形成工程、埋め込み工程およびCMP工程により第1組成の第2金属層の上部に第2組成の第2金属層を螺旋状に形成したのち、第2の成膜工程および第2のパターニング工程により第2組成の第2金属層の上部に第1組成の第3金属層を螺旋状に形成する方法としてもよい。
このような方法とすることにより、精度よく再現性よくインダクタ配線の積層金属層の側壁に凹凸を連続して設けることができる。したがって、この凹凸を連続して設けることによりインダクタ配線の側壁の表面積を大きくすることができ、動作周波数が高周波領域で動作する時の表皮効果による抵抗成分の増加を抑制することができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタを製造することができる。
また、第1組成の第1金属層、第1組成の第2金属層および第1組成の第3金属層のうちの少なくともいずれかがアルミニウムを含む金属層で形成され、第2組成の第1金属層および第2組成の第2金属層のうちの少なくともいずれかが銅の金属層で形成される方法としてもよい。
このような方法とすることにより、ドライエッチングを行う簡単な工程により精度よく再現性よく選択的にインダクタ配線の側壁に凹凸を設けることができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタを製造することができる。
本発明のインダクタおよびその製造方法によれば、精度よく再現性よくインダクタ配線の側壁に凹凸を設けることができるので、インダクタ配線の側壁の表面積を増加させることができる。よって、高周波動作時の表皮効果によるインダクタ配線の側壁表面近傍への電流集中が生じても、インダクタ配線の側壁の表面積が大きく電流集中による抵抗成分の増加を抑制することができるので、Q値の減少を抑制することができる高周波特性のよいインダクタを実現することできる。
以下、本発明の実施の形態にかかるインダクタについて、図面を参照しながら説明する。なお、各実施の形態および各図面において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。また、図面は、理解しやすくするためにそれぞれの構成要素を主体に模式的に示している。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1にかかるインダクタ100を示す概略構成図で、(a)はインダクタ100の平面形状を示す平面図、(b)は(a)の1B−1B線から見たインダクタ100の断面図である。
図1(a)に示すようにインダクタ100は、インダクタ配線111が螺旋状の巻き線からなるコイル形状となっている。インダクタ配線111は、螺旋状の巻き線の外側の一端において外側端子111aを有しており、この外側端子111aはヴィア112内に設けられた導電性材料からなるプラグ(図示せず)を介して下層配線114に接続している。同様に、螺旋状の巻き線の内側の一端においてインダクタ配線111は内側端子111bを有しており、この内側端子111bはヴィア113内に設けられた導電性材料からなるプラグ113aを介して下層配線115に接続している。
また、図1(b)に示すように、MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタの能動素子を有する半導体基板101上には、LSIの多層配線層110が形成されており、この多層配線層110上には絶縁層116が設けられている。
ここでインダクタ配線111は、例えばアルミニウム(Al)と銅(Cu)との2種類以上の金属元素を含む金属層が多層に積層された積層金属層から構成されている。すなわち、ここではAl0.90Cu0.10金属層1111とAl0.99Cu0.01金属層1112との多層構造になっている例が示されており、組成が異なるアルミニウムと銅とからなる隣接する2層が繰り返して積層されて積層金属層からなるインダクタ配線111が形成されていることが示されている。
図1(b)に示すように、Al0.90Cu0.10金属層1111の断面における幅はAl0.99Cu0.01金属層1112の断面における幅より大きくなっている。このように螺旋状のインダクタ配線111を構成する2つの金属層1111、1112の幅が異なることにより、インダクタ配線111の横断面側壁の形状は凹凸状となり表面積が大きくなっている。
なお、絶縁層116にはヴィア112、113がそれぞれ絶縁層116を貫通して設けられている。これにより、インダクタ配線111は、ヴィア112、113内に設けられた導電性材料からなるプラグ113aなどを介してそれぞれ下層配線114、115に接続されている。
すなわち、上述したように本発明の実施の形態1にかかるインダクタ100は、半導体基板101と、この半導体基板101の上部に2種類以上の金属元素を含む金属層1111、1112が多層に積層された積層金属層からなるインダクタ配線111とを備えている。そして、このインダクタ配線111は、積層金属層を半導体基板101の上部に螺旋状で平面形状に配置され、積層金属層のうち隣接する少なくともいずれか2層の金属層1111、1112は積層方向に垂直な方向の幅が異なって配置されている。
このような構成とすることにより、簡単な工程により精度よく再現性よくインダクタ配線111の側壁に凹凸を設けることができる。したがって、この凹凸によりインダクタ配線111の側壁の表面積を大きくすることができ、動作周波数が高周波領域で動作する時の表皮効果による抵抗成分の増加を抑制することができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタ100を実現することができる。
また、隣接する少なくともいずれか2層の金属層、ここではAl0.90Cu0.10金属層1111、Al0.99Cu0.01金属層1112は、金属元素のうち少なくともアルミニウムおよび銅を含み、アルミニウムおよび銅のうち少なくともいずれかの組成が異なっている構成としている。
このような構成とすることにより、ドライエッチングなどの簡単な工程により精度よく再現性よくインダクタ配線111の側壁に凹凸を設けることができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタ100を実現することができる。
以下、本実施の形態1にかかるインダクタ100の製造方法について、図2を参照しながら説明する。
図2はインダクタ100の製造方法についてのフローチャートを示す断面図で、(a)から(c)は各工程の断面図を示している。
まず、図2(a)に示すように、MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタの能動素子を有する半導体基板101上に、LSIの多層配線層110、下層配線115、絶縁層116が順番に積層されている。そして、絶縁層116を貫通するヴィア113を下層配線115に到達するまで形成し、このヴィア113内に導電性材料からなるプラグ113aを順に形成している。さらに絶縁層116上に、例えば2つの異なる組成のAl0.90Cu0.10金属層1111とAl0.99Cu0.01金属層1112とを交互に、例えばスパッタ法により形成して積層金属層とする。
次に、図2(b)のように、Al0.90Cu0.10金属層1111とAl0.99Cu0.01金属層1112との積層金属層上に、平面形状が螺旋状であるパターンのレジストパターン117を通常のフォトリソグラフィー工程によって形成する。
そして、レジストパターン117をマスクとして、少なくとも塩素系ガスを含む混合ガス、例えば三塩化ホウ素(BCl)ガス、塩素(Cl)ガスを含む混合ガスによりドライエッチングを行うことにより積層金属層のエッチングを施す。ここで、塩素系ガスを含む混合ガスによるドライエッチングを施すことで、積層金属層の側壁に形成されるAl塩化物とCu塩化物との蒸気圧の違いによってエッチング速度が異なるのでサイドエッチ量が異なり、インダクタ配線111の側壁の凹凸形状が安定に再現性よく形成される。そしてドライエッチングが行われたのち、レジストパターン117を除去して、図2(c)に示すような積層金属層の側壁が凹凸形状になり表面積が大きくなったインダクタ配線111が得られる。
このような方法とすることにより、ドライエッチングを行う簡単な工程により精度よく再現性よく選択的にインダクタ配線111の側壁に凹凸を設けることができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタ100を製造することができる。
すなわち、上述したように本発明の実施の形態1にかかるインダクタ100の製造方法は、半導体基板101の上部に2種類以上の金属元素を含む金属層1111、1112を多層に積層して積層金属層を形成する積層工程と、積層金属層の上面に螺旋状で平面形状のレジストパターン117を形成するレジスト工程と、レジストパターン117をマスクとして積層金属層をエッチングするエッチング工程とを備えている。この積層金属層のうち隣接する少なくともいずれか2層の金属層1111、1112の積層方向に垂直な方向の幅が異なって形成される方法からなる。
このような方法とすることにより、精度よく再現性よくインダクタ配線111の側壁に凹凸を設けることができる。したがって、この凹凸を設けることによりインダクタ配線111の側壁の表面積を大きくすることができ、動作周波数が高周波領域で動作する時の表皮効果による抵抗成分の増加を抑制することができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタ100を製造することができる。
また、隣接する少なくともいずれか2層の金属層1111、1112は、金属元素のうち少なくともアルミニウムおよび銅を含み、アルミニウムおよび銅のうち少なくともいずれかの組成が異なっている方法としている。
このような方法とすることにより、ドライエッチングなどの簡単な工程により精度よく再現性よくインダクタ配線111の側壁に凹凸を設けることができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタ100を製造することができる。
なお、本実施の形態1では、インダクタ配線111を組成比の異なる2種類のAlCuからなる金属層1111、1112を積層金属層としたが、3種類以上の金属層により積層金属層を構成してもよく3種類以上の金属層により積層金属層を形成する方法としてもよい。また、金属層はAlCuに限ることはなく、AlCuSiを用いてもよくTiやTiNなどをこれらの金属層に加えたものを用いてもよい。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2にかかるインダクタ100の製造方法について、図3から図5を参照しながら説明する。
図3は、本発明の実施の形態2にかかるインダクタ100の製造方法のフローチャートを示す。図4および図5は同様にインダクタ100の製造方法についての前半および後半のフローチャートを示す断面図で、各図の(a)および(b)は各工程の断面図を示している。
図3に示すようにインダクタ100の製造方法は、第1の成膜工程S1、第1のパターニング工程S2、絶縁層形成工程S3、溝形成工程S4、埋め込み工程S5、CMP工程S6、第2の成膜工程S7および第2のパターニング工程S8とを備えた方法から構成される。
これらの工程の具体的な内容の一部は後述するが、第1の成膜工程S1は、半導体基板101上に第1組成の第1金属層1113を成膜する工程であり、第1のパターニング工程S2は、第1組成の第1金属層1113を螺旋状にパターニングする工程である。そして、絶縁層形成工程S3は、第1のパターニング工程S2ののちに第1組成の第1金属層1113を覆って絶縁層118が形成される工程であり、溝形成工程S4は、第1組成の第1金属層1113のパターニング幅よりも小さい幅で第1組成の第1金属層1113に到達する溝119が絶縁層118を貫通して螺旋状に形成される工程である。埋め込み工程S5は、螺旋状に形成された溝119を埋め込み、溝119と絶縁層118との上を覆って第2組成の第1金属層1114が形成される工程であり、CMP工程S6は、絶縁層118上に形成された第2組成の第1金属層1114を除去するとともに溝119の内部に埋め込まれた第2組成の第1金属層1114と絶縁層118とを平坦化する工程である。そして、第2の成膜工程S7は、CMP工程S6ののちに第2組成の第1金属層1114と絶縁層118とを覆って第1組成の第2金属層1115を成膜する工程であり、第2のパターニング工程S8は、第1組成の第2金属層1115を第2組成の第1金属層1114の上部を覆って螺旋状に溝119の幅より大きい幅でパターニングする工程である。
そして、インダクタ100の製造方法は、上述のS1からS8の工程を備えるとともに、第1組成の第1金属層1113、第2組成の第1金属層1114および第1組成の第2金属層1115を含む積層金属層のうち隣接する少なくともいずれか2層の金属層は積層方向に垂直な方向の幅が異なって形成される方法としている。なお、2種類以上の金属元素は、例えばアルミニウム(Al)、銅(Cu)、チタン(Ti)、シリコン(Si)などである。
このような方法とすることにより、精度よく再現性よくインダクタ配線111の側壁に凹凸を設けることができる。したがって、この凹凸を設けることによりインダクタ配線111の側壁の表面積を大きくすることができ、動作周波数が高周波領域で動作する時の表皮効果による抵抗成分の増加を抑制することができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタ100を製造することができる。
次にこれらの工程の一部について具体的に説明する。
まず、図4(a)に示すように、MOSトランジスタまたはバイポーラトランジスタの能動素子を有する半導体基板101上に、LSIの多層配線層110、下層配線115、絶縁層116、およびヴィア113内に導電性材料からなるプラグ113aを順に形成する。そして、絶縁層116上に、例えば2種類の金属元素からなるAlCu膜をスパッタによって形成後、フォトリソグラフィーとAlCu膜のドライエッチングによって平面形状が螺旋状である第1組成の第1金属層(AlCu層)1113が形成されている。
次に、図4(b)に示すような、例えばSOGなどの絶縁層118を形成し、第1組成の第1金属層(AlCu層)1113の上部に位置する絶縁層118に、フォトリソグラフィーと絶縁層118のドライエッチングによって第1組成の第1金属層(AlCu層)1113のパターニング幅より小さい幅で平面形状が螺旋状の溝119を有する絶縁層118が形成されている。
次に、メッキ電極となる、例えば窒化タンタル(TaN)などで形成されるシード層をスパッタし、さらにシード層を電極としてCuをメッキすることにより、溝119内にCuを埋め込む。そののち、CMP(化学的機械的研磨)により、絶縁層118上のCuを除去して絶縁層118を露出させるとともに、絶縁層118の上面120と溝119にCuにより埋め込まれた第2組成の第1金属層1114の上面を平坦化して、図5(a)に示す断面形状を得ている。
そして、絶縁層118の上面120および第2組成の第1金属層1114の上面にAlCu膜をスパッタによって形成する。そののちに、フォトリソグラフィーとAlCu膜のドライエッチングによって、図5(b)に示すような平面形状が螺旋状である第1組成の第2金属層(AlCu層)1115を形成する。このとき、Cuからなる第2組成の第1金属層1114の幅より、第1組成の第2金属層(AlCu層)1115の幅が大きくなるように形成している。
以上のようにして、第1組成の第1金属層(AlCu層)1113、Cuからなる第2組成の第1金属層1114および第1組成の第2金属層(AlCu層)1115の3層構造からなるインダクタ配線111が形成され、インダクタ配線111の側壁は凹凸形状に形成されている。
なお、本実施の形態2では、インダクタ配線111の材料を、例えばAlCu、Cuとしたが、AlCuのようにドライエッチングが可能な材料と、CuのようにCMPが可能な材料であれば、AlCu、Cuの材料に限られることはない。また、本実施の形態2では、第1組成の第1金属層(AlCu層)1113、Cuからなる第2組成の第1金属層1114、第1組成の第2金属層(AlCu層)1115からなる3層構造としたが、上述の工程をさらに繰り返して4層以上として凹凸形状を拡張してさらにインダクタ配線111の表面積を大きくしてもよい。
すなわち、第2のパターニング工程S8ののちに絶縁層形成工程S3、溝形成工程S4、埋め込み工程S5およびCMP工程S6により第1組成の第2金属層の上部に第2組成の第2金属層を螺旋状に形成したのち、第2の成膜工程S7および第2のパターニング工程S8により第2組成の第2金属層の上部に第1組成の第3金属層を螺旋状に形成する方法としてもよい。このようにインダクタ配線111を構成する積層金属層を4層や5層あるいはそれ以上の多層構造として凹凸形状を拡張してさらにインダクタ配線111の表面積を大きくしてもよい。
このような方法とすることにより、精度よく再現性よくインダクタ配線111の積層金属層の側壁に凹凸を連続して設けることができる。したがって、この凹凸を連続して設けることによりインダクタ配線111の側壁の表面積を大きくすることができ、動作周波数が高周波領域で動作する時の表皮効果による抵抗成分の増加を抑制することができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタを製造することができる。
また、第1組成の第1金属層1113、第1組成の第2金属層1115および第1組成の第3金属層のうちの少なくともいずれかがアルミニウムを含む金属層で形成され、第2組成の第1金属層1114および第2組成の第2金属層のうちの少なくともいずれかが銅の金属層で形成された方法としてもよい。
このような方法とすることにより、ドライエッチングとCMPを行う簡単な工程により精度よく再現性よく選択的にインダクタ配線の側壁に凹凸を設けることができるので、Q値の減少を精度よく再現性よく抑制することができる高周波特性のよいインダクタを製造することができる。
図6はインダクタ配線11、111の断面図で、(a)は従来の技術により構成されたインダクタ配線11の断面図、(b)は本発明の実施の形態1または2により作製されたインダクタ配線111の断面図である。
図6(a)に示す従来の技術により構成されたインダクタ配線11の断面形状が、幅3μm、高さ=3μmの場合と、図6(b)に示す本発明の実施の形態により作製されたインダクタ配線111の断面形状が幅3μm、高さ1μmの第1組成の第1金属層1111、1115および第1組成の第2金属層1111、1115と幅2μm、高さ1μmの第2組成の第1金属層1112、1114と第2層の場合とで、60GHz動作時の配線抵抗を比較している。60GHzの高周波で動作する場合には、図6(a)および図6(b)に示すように表皮効果により高周波電流はインダクタ配線11、111の表面近傍の領域130および領域131に集中する。したがって、図6(a)の従来構造に対して、図6(b)のインダクタ配線111の側壁に凹凸のある本発明の実施の形態による構造では、配線抵抗が約15%低減している。その結果、この配線抵抗の低減によりQ値は約18%向上している。
このように、本発明によると、高周波動作時の表皮効果によるインダクタ配線の抵抗の増加を抑制して損失を低減し、その結果Q値の減少を抑制できる高周波特性のよいインダクタを実現することができる。
本発明のインダクタおよび本発明のインダクタの製造方法により製造されたインダクタは、高周波動作時の表皮効果によるインダクタ配線の側壁表面近傍への電流集中が生じても、インダクタ配線の側壁の表面積が大きく電流集中による抵抗成分の増加を抑制することができる。したがって、Q値の減少を抑制することができる高周波特性のよいインダクタを実現することでき、通信機器などに用いられるLSIなどの各種半導体装置に応用することができ有用である。
本発明の実施の形態1にかかるインダクタを示す概略構成図で、(a)はインダクタの平面形状を示す平面図、(b)は(a)の1B−1B線から見たインダクタの断面図 本発明の実施の形態1にかかるインダクタの製造方法についてのフローチャートを示す断面図で、(a)から(c)は各工程の断面図 本発明の実施の形態2にかかるインダクタの製造方法のフローチャートを示す図 本発明の実施の形態2にかかるインダクタの製造方法についての前半のフローチャートを示す断面図で、(a)および(b)は各工程の断面図 本発明の実施の形態2にかかるインダクタの製造方法についての後半のフローチャートを示す断面図で、(a)および(b)は各工程の断面図 インダクタ配線の断面図で、(a)は従来の技術により構成されたインダクタ配線の断面図、(b)は本発明の実施の形態1または2により作製されたインダクタ配線の断面図 従来の螺旋状のインダクタを示す概略構成図で、(a)は平面図、(b)は(a)の7B−7B線から見た断面図
符号の説明
100 インダクタ
101 半導体基板
110 多層配線層
111 インダクタ配線
111a 外側端子
111b 内側端子
112,113 ヴィア
113a プラグ
114,115 下層配線
116,118 絶縁層
117 レジストパターン
119 溝
120 上面
130,131 領域
1111 Al0.90Cu0.10金属層(金属層)
1112 Al0.99Cu0.01金属層(金属層)
1113 第1組成の第1金属層(金属層)
1114 第2組成の第1金属層(金属層)
1115 第1組成の第2金属層(金属層)

Claims (8)

  1. 半導体基板と、
    この半導体基板の上部に2種類以上の金属元素を含む金属層が多層に積層された積層金属層からなるインダクタ配線とを備え、
    前記インダクタ配線は、前記積層金属層が前記半導体基板の上部に螺旋状で平面形状に配置され、前記積層金属層のうち隣接する少なくともいずれか2層の金属層は積層方向に垂直な方向の幅が異なって配置されていることを特徴とするインダクタ。
  2. 前記隣接する少なくともいずれか2層の金属層は、金属元素のうち少なくともアルミニウムおよび銅を含み、アルミニウムおよび銅のうち少なくともいずれかの組成が異なっていることを特徴とする請求項1に記載のインダクタ。
  3. 半導体基板の上部に2種類以上の金属元素を含む金属層を多層に積層して積層金属層を形成する積層工程と、
    前記積層金属層の上面に螺旋状で平面形状のレジストパターンを形成するレジスト工程と、
    前記レジストパターンをマスクとして前記積層金属層をエッチングするエッチング工程とを備え、
    前記積層金属層のうち隣接する少なくともいずれか2層の金属層の積層方向に垂直な方向の幅が異なって形成されることを特徴とするインダクタの製造方法。
  4. 前記隣接する少なくともいずれか2層の金属層は、金属元素のうち少なくともアルミニウムおよび銅を含み、アルミニウムおよび銅のうち少なくともいずれかの組成が異なっていることを特徴とする請求項3に記載のインダクタの製造方法。
  5. 前記エッチング工程は、少なくとも塩素系ガスを含む混合ガスによりドライエッチングを行う工程であることを特徴とする請求項3または4に記載のインダクタの製造方法。
  6. 半導体基板上に第1組成の第1金属層を成膜する第1の成膜工程と、
    前記第1組成の第1金属層を螺旋状にパターニングする第1のパターニング工程と、
    前記第1のパターニング工程ののちに前記第1組成の第1金属層を覆って絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、
    前記第1組成の第1金属層のパターニング幅よりも小さい幅で前記第1組成の第1金属層に到達する溝を前記絶縁層を貫通して螺旋状に形成する溝形成工程と、
    螺旋状に形成された前記溝を埋め込み、前記溝と前記絶縁層との上を覆って第2組成の第1金属層を形成する埋め込み工程と、
    前記絶縁層上に形成された前記第2組成の第1金属層を除去するとともに前記溝の内部に埋め込まれた前記第2組成の第1金属層と前記絶縁層とを平坦化するCMP工程と、
    前記CMP工程ののちに前記第2組成の第1金属層と前記絶縁層とを覆って第1組成の第2金属層を成膜する第2の成膜工程と、
    前記第1組成の第2金属層を前記第2組成の第1金属層の上部を覆って螺旋状に前記溝の幅より大きい幅でパターニングする第2のパターニング工程とを備え、
    前記第1組成の第1金属層、前記第2組成の第1金属層および前記第1組成の第2金属層を含む積層金属層のうち隣接する少なくともいずれか2層の金属層は積層方向に垂直な方向の幅が異なって形成されることを特徴とするインダクタの製造方法。
  7. 前記第2のパターニング工程ののちに前記絶縁層形成工程、前記溝形成工程、前記埋め込み工程および前記CMP工程により前記第1組成の第2金属層の上部に第2組成の第2金属層を螺旋状に形成したのち、前記第2の成膜工程および前記第2のパターニング工程により前記第2組成の第2金属層の上部に第1組成の第3金属層を螺旋状に形成することを特徴とする請求項6に記載のインダクタの製造方法。
  8. 前記第1組成の第1金属層、前記第1組成の第2金属層および前記第1組成の第3金属層のうちの少なくともいずれかがアルミニウムを含む金属層で形成され、前記第2組成の第1金属層および前記第2組成の第2金属層のうちの少なくともいずれかが銅の金属層で形成されることを特徴とする請求項6または7に記載のインダクタの製造方法。
JP2008297561A 2008-11-21 2008-11-21 インダクタとその製造方法 Pending JP2010123831A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297561A JP2010123831A (ja) 2008-11-21 2008-11-21 インダクタとその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008297561A JP2010123831A (ja) 2008-11-21 2008-11-21 インダクタとその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010123831A true JP2010123831A (ja) 2010-06-03

Family

ID=42324892

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008297561A Pending JP2010123831A (ja) 2008-11-21 2008-11-21 インダクタとその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010123831A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105493246A (zh) * 2013-04-18 2016-04-13 于利奇研究中心有限公司 具有改善传导能力的高频导体
JP2020191408A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 株式会社村田製作所 コイル部品

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105493246A (zh) * 2013-04-18 2016-04-13 于利奇研究中心有限公司 具有改善传导能力的高频导体
JP2020191408A (ja) * 2019-05-23 2020-11-26 株式会社村田製作所 コイル部品
JP7226094B2 (ja) 2019-05-23 2023-02-21 株式会社村田製作所 コイル部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4772495B2 (ja) インダクター及びインダクター形成方法
CN105591025B (zh) 无掩模建立自对准磁性穿隧接面的拓朴方法
JP3895126B2 (ja) 半導体装置の製造方法
US7943476B2 (en) Stack capacitor in semiconductor device and method for fabricating the same including one electrode with greater surface area
US8404580B2 (en) Methods for fabricating semiconductor devices
TWI537995B (zh) 電感結構與其形成方法
JP2007300143A (ja) 半導体基体中に形成されたスパイラル形状インダクタ及びそのインダクタを形成するための方法
JP2007537585A (ja) 平面インダクターおよびその製造方法
JP4229642B2 (ja) 半導体集積回路用インダクタ及びその製造方法
US7786586B2 (en) Inductor of semiconductor device and method for manufacturing the same
TWI712071B (zh) 半導體裝置的形成方法
WO2011135641A1 (ja) 半導体装置およびその製造方法
TWI482182B (zh) 半導體變壓器
JP5090688B2 (ja) 半導体装置
JP2010123831A (ja) インダクタとその製造方法
US8736021B2 (en) Semiconductor device comprising a metal system including a separate inductor metal layer
JP5303139B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2010141097A (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2010080551A (ja) 半導体装置
JP2008252044A (ja) Mim容量素子を備える半導体装置及びその製造方法
JP2011055015A (ja) 半導体装置
US20050086780A1 (en) Method of fabricating circular or angular spiral MIM capacitors
JP2006253268A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP2012222197A (ja) 半導体集積回路装置及びその製造方法
JP4907609B2 (ja) 半導体集積回路用インダクタ及びその製造方法