JP2010109757A - 携帯無線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】各整合回路を独立して設計するとともに、回路規模の増大を抑制し、コストを低減すること。
【解決手段】フィルタ102は、アンテナ素子101により受信した信号の周波数帯f2〜f3を抑圧する。フィルタ105は、アンテナ素子101により受信した信号の周波数帯f1を抑圧する。無線部104は、周波数帯f2〜f3を抑圧した信号を復調して周波数帯f1の信号に重畳されたデータを取得する。無線部107は、周波数帯f1を抑圧した信号を復調して周波数帯f2〜f3の信号に重畳されたデータを取得する。整合回路103は、フィルタ102と無線部104との間に接続され、フィルタ102と無線部104とのインピーダンスを整合する。整合回路106は、フィルタ105と無線部107との間に接続され、フィルタ105と無線部107とのインピーダンスを整合する。
【選択図】図1
【解決手段】フィルタ102は、アンテナ素子101により受信した信号の周波数帯f2〜f3を抑圧する。フィルタ105は、アンテナ素子101により受信した信号の周波数帯f1を抑圧する。無線部104は、周波数帯f2〜f3を抑圧した信号を復調して周波数帯f1の信号に重畳されたデータを取得する。無線部107は、周波数帯f1を抑圧した信号を復調して周波数帯f2〜f3の信号に重畳されたデータを取得する。整合回路103は、フィルタ102と無線部104との間に接続され、フィルタ102と無線部104とのインピーダンスを整合する。整合回路106は、フィルタ105と無線部107との間に接続され、フィルタ105と無線部107とのインピーダンスを整合する。
【選択図】図1
Description
本発明は、携帯無線装置に関し、特に1つのアンテナ素子を共有して複数の無線システムを同時に動作させる携帯無線装置に関する。
近年、携帯無線装置に搭載される無線システムの数は、増加の一途を辿っている。また、近年、携帯無線装置は、小型化及び薄型化されており、筐体内に搭載される無線システムの数だけアンテナ素子を収納することは困難である。従って、従来、携帯無線装置は、複数の無線システムにおいてアンテナ素子を共用している。即ち、従来の携帯無線装置は、複数の無線システムに対応可能なアンテナ素子を搭載している。
このような携帯無線装置は、送受信する無線システムに応じて、アンテナ素子と無線システム毎に設けられた受信機との接続を、スイッチを用いて切り替えることにより、アンテナ素子を共用する。しかしながら、このような携帯無線装置は、複数の無線システムを同時に動作させることはできないという課題がある。
このような課題を解決する携帯無線装置として、送受信する無線システムに応じて、異なる通過周波数のフィルタを用いることにより、アンテナ素子を共用するものが知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1の携帯無線装置によれば、複数の無線システムを同時に動作させることが可能である。
特表2004−523993号公報
しかしながら、特許文献1においては、受信系における整合回路をフィルタの前段に配置し、整合回路によるインピーダンス変換後の信号をフィルタに入力するので、各整合回路の独立設計ができないという問題がある。即ち、特許文献1においては、各整合回路の定数を変化させると他の整合回路の最適な定数も変化してしまうので、各整合回路の設計の際に、他の整合回路による影響を考慮する必要がある。また、特許文献1においては、複数の周波数に対応するためにデュプレクサで周波数チューニングを行う必要があるので、回路規模が増大するとともに、製造コストが増大するという問題がある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、各整合回路を独立して設計できるとともに、回路規模の増大を抑制することができ、製造コストを低減することができる携帯無線装置を提供することを目的とする。
本発明の携帯無線装置は、アンテナと、前記アンテナにより受信した信号の第1周波数帯を抑圧する第1の抑圧手段と、前記アンテナにより受信した信号の第2周波数帯を抑圧する第2の抑圧手段と、前記第1周波数帯を抑圧した信号を復調して前記第2周波数帯の信号に重畳されたデータを取得する第1の無線手段と、前記第2周波数帯を抑圧した信号を復調して前記第1周波数帯の信号に重畳されたデータを取得する第2の無線手段と、前記第1の抑圧手段と前記第1の無線手段との間に接続され、前記第1の抑圧手段と前記第1の無線手段とのインピーダンスを整合する第1の整合回路と、前記第2の抑圧手段と前記第2の無線手段との間に接続され、前記第2の抑圧手段と前記第2の無線手段とのインピーダンスを整合する第2の整合回路と、を具備する構成を採る。
本発明によれば、各整合回路を独立して設計できるとともに、回路規模の増大を抑制することができ、製造コストを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯無線装置100の構成を示すブロック図である。
図1は、本発明の実施の形態1に係る携帯無線装置100の構成を示すブロック図である。
携帯無線装置100は、アンテナ101と、フィルタ102と、整合回路103と、無線部104と、フィルタ105と、整合回路106と、無線部107と、から主に構成される。
また、携帯無線装置100において、アンテナ101と、フィルタ102と、整合回路103と、無線部104とからなる系列(以下「第1系列」と記載する)は、周波数f1の信号にデータを重畳する送信処理と周波数f1の信号に重畳されたデータを取得する受信処理の双方の処理を行う。また、携帯無線装置100において、アンテナ101と、フィルタ105と、整合回路106と、無線部107とからなる系列(以下「第2系列」と記載する)は、周波数f2〜周波数f3の信号に重畳されたデータを取得する受信処理のみを行う。
ここで、第1系列で処理される信号に重畳されるデータは、例えばブルートゥース(登録商標)のデータであり、第2系列で処理される信号に重畳されるデータは、例えばディジタルテレビ放送のデータである。
以下に、携帯無線装置100の各構成について詳細に説明する。
アンテナ101は、例えばモノポールアンテナとして機能し、4分の1波長以下の電気長のアンテナ素子を有する。アンテナ101は、周波数f1を用いる無線システム1の信号及び周波数f2〜周波数f3の信号を用いる無線システム2の信号を受信して、受信した各信号をフィルタ102及びフィルタ105へ出力する。また、アンテナ101は、フィルタ102から入力した周波数f1を用いる無線システム1の信号を送信する。ここで、無線システム2は、無線システム1よりも広帯域である。また、周波数f1は、例えば2450MHzである。また、周波数f2は、例えば475MHzである。また、周波数f3は、例えば650MHzである。
フィルタ102は、例えばバンドエリミネーションフィルタ(BEF)であり、アンテナ101から入力した信号の周波数f2〜周波数f3を抑圧し、周波数f2〜周波数f3を抑圧した信号を整合回路103へ出力する。また、フィルタ102は、整合回路103から入力した信号の周波数f2〜周波数f3を抑圧し、周波数f2〜周波数f3を抑圧した信号をアンテナ101へ出力する。即ち、フィルタ102は、第1系列で処理する無線システム1以外の、第2系列で処理する無線システム2において用いる周波数f2〜周波数f3を抑圧する。なお、フィルタ102は、周波数f1の通過損失が極力低いものを用いることが好ましい。
整合回路103は、フィルタ102と後述する無線部104との間に直列に接続され、フィルタ102と無線部104とのインピーダンスを整合する。具体的には、整合回路103は、フィルタ102から入力した信号のインピーダンスを特性インピーダンスAΩに変換する。
無線部104は、整合回路103から入力した信号を復調して周波数f1に重畳されたデータを取得する。また、無線部104は、周波数f1にデータを重畳する変調を行って、変調した信号を整合回路103へ出力する。
フィルタ105は、例えばバンドエリミネーションフィルタ(BEF)であり、アンテナ101から入力した信号の周波数f1を抑圧し、周波数f1を抑圧した信号を整合回路106へ出力する。即ち、フィルタ105は、第2系列で処理する無線システム2以外の、第1系列で処理する無線システム1において用いる周波数f1を抑圧する。なお、フィルタ105は、周波数f2〜周波数f3の通過損失が極力低いものを用いることが好ましい。
整合回路106は、フィルタ105と後述する無線部107との間に直列に接続され、フィルタ105と無線部107とのインピーダンスを整合する。具体的には、整合回路106は、整合回路106の出力インピーダンスと無線部107の入力インピーダンスとが複素共役の関係になるように、フィルタ105から入力した信号のインピーダンスを変換して無線部107へ出力する。
無線部107は、整合回路106から入力した信号を復調して周波数f2〜周波数f3に重畳されたデータを取得する。
図2は、フィルタ102の通過特性を示す図であり、図3は、フィルタ105の通過特性を示す図である。
次に、整合回路103及び整合回路106の動作について説明する。
図4は、整合回路103により特性インピーダンスに変換する動作を説明する図である。
図4に示すように、例えば、無線部104のインピーダンスがZ=50±j0Ωの場合、整合回路103の出力におけるインピーダンスを整合する際には、インピーダンスZ=50±j0Ωになるようにインピーダンスの変換を行う。その結果、整合回路103により特性インピーダンスAΩにインピーダンスを変換した後には、スミスチャート上の点は、スミスチャートの中心であるf1の位置にプロットされることになる。
図5は、整合回路106により複素共役のインピーダンスに変換する動作を説明する図である。
図5に示すように、例えば、無線部107の入力インピーダンスが、所定の周波数においてZ2=A−jBΩの場合、整合回路106の出力インピーダンスを整合する際には、整合回路106は、出力インピーダンスZ1がZ1=A+jBΩになるようにインピーダンスの変換を行う。整合回路106の出力インピーダンスZ1と無線部107の入力インピーダンスZ2とが複素共役の関係になるようにインピーダンスを変換した後、スミスチャート上の点は、周波数f2についてはf2a及びf2bの位置にプロットされるとともに、周波数f3についてはf3a及びf3bの位置にプロットされる。また、プロットされたf2aとf2bとは、横軸#503に対して対称の位置にプロットされる。同様に、プロットされたf3aとf3bとは、横軸#503に対して対称の位置にプロットされる。
一般に、475MHz〜650MHzの広帯域の無線システム2の信号を受信するためには、波長の1/4の長さである16cm〜12cmの長さのアンテナ素子を必要とする。しかし、本実施の形態では、整合回路106は、475MHz〜650MHzの広帯域の無線システム2において、整合回路106の出力インピーダンスと無線部107の入力インピーダンスとが複素共役の関係になるように、フィルタ105から入力した信号のインピーダンスを変換する。これにより、本実施の形態では、アンテナ素子単体で所望の全ての帯域において一定の値である特性インピーダンスを得る必要がなくなるので、約5cmの長さのアンテナ素子を有するアンテナ101により無線システム2の信号を受信することができる。
このように、本実施の形態によれば、他の無線システムで使用する周波数を抑圧するフィルタを整合回路とアンテナとの間に設けることにより、複数の異なる無線システムの信号を同時に送信または受信する場合において、各無線システムの整合回路が他の無線システムのインピーダンスの影響を受けないので、各整合回路を独立して設計できるとともに、回路規模の増大を抑制することができ、製造コストを低減することができる。また、本実施の形態によれば、広帯域な無線システムの信号を複素共役のインピーダンスに変換することにより、広帯域な無線システムの信号を通常よりも短い電気長のアンテナ素子により受信することができるので、筐体内部にアンテナ素子を収納する際に、筐体をより小型化及び薄型化することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の実施の形態2に係る携帯無線装置600の構成を示すブロック図である。
図6は、本発明の実施の形態2に係る携帯無線装置600の構成を示すブロック図である。
図6に示す携帯無線装置600は、図1に示す実施の形態1に係る携帯無線装置100に対して、アンプ601を追加する。なお、図6において、図1と同一構成である部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
携帯無線装置600は、アンテナ101と、フィルタ102と、整合回路103と、無線部104と、フィルタ105と、整合回路106と、アンプ601と、無線部107と、から主に構成される。
また、携帯無線装置600において、アンテナ101と、フィルタ105と、整合回路106と、アンプ601と、無線部107とからなる系列は、周波数f2〜周波数f3の信号に重畳されたデータを取得する受信処理のみを行う。
整合回路106は、フィルタ105と後述するアンプ601との間に直列に接続され、フィルタ105とアンプ601とのインピーダンスを整合する。具体的には、整合回路106は、フィルタ105から入力した信号のインピーダンスが無線部107の入力インピーダンスと複素共役の関係になるように、フィルタ105から入力した信号のインピーダンスを変換してアンプ601へ出力する。
アンプ601は、整合回路106から入力した信号を増幅して無線部107へ出力する。この際、アンプ601において、入力インピーダンスは複素数のインピーダンスであり、出力インピーダンスは特性インピーダンスBΩである。また、アンプ601は、周波数f2〜周波数f3で0dB以上の利得を有し、周波数f2〜周波数f3において、できるだけ高い利得を有し且つ低い雑音指数(NF)を有するものを用いることが好ましい。
無線部107は、アンプ601から入力した信号を復調して周波数f2〜周波数f3に重畳されたデータを取得する。
図7〜図9は、第1系列におけるインピーダンスの変化をスミスチャートにて表現した図であり、図10〜図13は、第2系列におけるインピーダンスの変化をスミスチャートにて表現した図である。
図7は、アンテナ101の出力におけるインピーダンスを示す図であり、図8は、フィルタ102の出力におけるインピーダンスを示す図であるとともに、図9は、整合回路103の出力におけるインピーダンスを示す図である。
また、図10は、アンテナ101の出力におけるインピーダンスを示す図であり、図11は、フィルタ105の出力におけるインピーダンスを示す図であり、図12は、整合回路106の出力におけるインピーダンスを示す図であるとともに、図13は、アンプ601の入力におけるインピーダンスを示す図である。
図7では、m1が、周波数=2.450GHzでインピーダンス=10.993+j22.494Ωである。また、図8では、m1が、周波数=2.450GHzでインピーダンス=36.954−j35.859Ωである。また、図9では、m1が、周波数=2.450GHzでインピーダンス=49.982+j0.104Ωである。
また、図10では、m1が、周波数475.0MHzでインピーダンス=5.815−j70.250Ωであるとともに、m2が、周波数=650.0MHzでインピーダンス=3.708−j35.137Ωである。また、図11では、m1が、周波数=475.0MHzでインピーダンス=2.873+j51.631Ωであるとともに、m2が、周波数=650.0MHzでインピーダンス=335.853+j19.710Ωである。また、図12では、m1が、周波数=475.0MHzでインピーダンス=788.899−j40.139Ωであるとともに、m2が、周波数=650.0MHzでインピーダンス=20.671+j78.636Ωである。また、図13では、m1が、周波数=475.0MHzでインピーダンス=336.234−j14.243Ωであるとともに、m2が、周波数=650.0MHzでインピーダンス=29.228−j71.516Ωである。
本実施の形態においては、送信を行う無線システムの信号は第1系列で処理し、受信のみを行う無線システムの信号且つアンプ601の帯域内の帯域を使用する無線システムの信号は第2系列で処理する。
このように、本実施の形態によれば、他の無線システムで使用する周波数を抑圧するフィルタを整合回路とアンテナとの間に設けることにより、複数の異なる無線システムの信号を同時に受信する場合において、各無線システムの整合回路が他の無線システムのインピーダンスの影響を受けないので、各整合回路を独立して設計できるとともに、回路規模の増大を抑制することができ、製造コストを低減することができる。また、本実施の形態によれば、広帯域な無線システムの信号を複素共役のインピーダンスに変換することにより、広帯域な無線システムの信号を通常よりも短い電気長のアンテナ素子により受信することができるので、筐体内部にアンテナ素子を収納する際に、筐体をより小型化及び薄型化することができる。
(実施の形態3)
図14は、本発明の実施の形態3に係る携帯無線装置1400の構成を示すブロック図である。
図14は、本発明の実施の形態3に係る携帯無線装置1400の構成を示すブロック図である。
携帯無線装置1400は、アンテナ1401と、フィルタ1402と、整合回路1403と、無線部1404と、フィルタ1405と、整合回路1406と、無線部1407と、フィルタ1408と、整合回路1409と、アンプ1410と、無線部1411と、から主に構成される。
また、携帯無線装置1400において、アンテナ1401と、フィルタ1402と、整合回路1403と、無線部1404とからなる系列(以下「第3系列」と記載する)は、周波数f11の信号にデータを重畳する送信処理と周波数f11の信号に重畳されたデータを取得する受信処理の双方の処理を行う。また、携帯無線装置1400において、アンテナ1401と、フィルタ1405と、整合回路1406と、無線部1407とからなる系列(以下「第4系列」と記載する)は、周波数f12の信号にデータを重畳する送信処理と周波数f12の信号に重畳されたデータを取得する受信処理の双方の処理を行う。また、携帯無線装置1400において、アンテナ1401と、フィルタ1408と、整合回路1409と、アンプ1410と、無線部1411とからなる系列(以下「第5系列」と記載する)は、周波数f13〜周波数f14の信号に重畳されたデータを取得する受信処理のみを行う。
以下に、携帯無線装置1400の各構成について詳細に説明する。
アンテナ1401は、例えばモノポールアンテナとして機能し、4分の1波長以下の電気長のアンテナ素子を有する。アンテナ1401は、周波数f11を用いる無線システム11の信号と、周波数f12を用いる無線システム12の信号と、周波数f13〜周波数f14を用いる無線システム13の信号とを受信して、受信した各信号をフィルタ1402とフィルタ1405とフィルタ1408とへ出力する。また、アンテナ1401は、フィルタ1402から入力した周波数f11を用いる無線システム11の信号、またはフィルタ1405から入力した周波数f12を用いる無線システム12の信号を送信する。ここで、無線システム13は、無線システム11及び無線システム12よりも広帯域である。
フィルタ1402は、例えばバンドエリミネーションフィルタ(BEF)であり、アンテナ1401から入力した信号の周波数f12、及び周波数f13〜周波数f14を抑圧し、周波数f12、及び周波数f13〜周波数f14を抑圧した信号を整合回路1403へ出力する。また、フィルタ1402は、整合回路1403から入力した信号の周波数f12、及び周波数f13〜周波数f14を抑圧し、周波数f12、及び周波数f13〜周波数f14を抑圧した信号をアンテナ1401へ出力する。即ち、フィルタ1402は、第3系列で処理する無線システム11以外の、第4系列で処理する無線システム12において用いる周波数f12と、第5系列で処理する無線システム13において用いる周波数f13〜周波数f14とを抑圧する。なお、フィルタ1402は、周波数f11の通過損失が極力低いものを用いることが好ましい。
整合回路1403は、フィルタ1402と後述する無線部1404との間に直列に接続され、フィルタ1402と無線部1404とのインピーダンスを整合する。具体的には、整合回路1403は、フィルタ1402から入力した信号のインピーダンスを特性インピーダンスCΩに変換する。
無線部1404は、整合回路1403から入力した信号を復調して周波数f11に重畳されたデータを取得する。また、無線部1404は、周波数f11にデータを重畳する変調を行って、変調した信号を整合回路1403へ出力する。
フィルタ1405は、例えばバンドエリミネーションフィルタ(BEF)であり、アンテナ1401から入力した信号の周波数f11、及び周波数f13〜周波数f14を抑圧し、周波数f11、及び周波数f13〜周波数f14を抑圧した信号を整合回路1406へ出力する。また、フィルタ1405は、整合回路1406から入力した信号の周波数f11、及び周波数f13〜周波数f14を抑圧し、周波数f11、及び周波数f13〜周波数f14を抑圧した信号をアンテナ1401へ出力する。即ち、フィルタ1405は、第4系列で処理する無線システム12以外の、第3系列で処理する無線システム11において用いる周波数f11と、第5系列で処理する無線システム13において用いる周波数f13〜周波数f14とを抑圧する。なお、フィルタ1405は、周波数f12の通過損失が極力低いものを用いることが好ましい。
整合回路1406は、フィルタ1405と後述する無線部1407との間に直列に接続され、フィルタ1405と無線部1407とのインピーダンスを整合する。具体的には、整合回路1406は、フィルタ1405から入力した信号のインピーダンスを特性インピーダンスDΩに変換する。
無線部1407は、整合回路1406から入力した信号を復調して周波数f12に重畳されたデータを取得する。また、無線部1407は、周波数f12にデータを重畳する変調を行って、変調した信号を整合回路1406へ出力する。
フィルタ1408は、例えばバンドエリミネーションフィルタ(BEF)であり、アンテナ1401から入力した信号の周波数f11及び周波数f12を抑圧し、周波数f11及び周波数f12を抑圧した信号を整合回路1409へ出力する。即ち、フィルタ1408は、第5系列で処理する無線システム13以外の、第3系列で処理する無線システム11において用いる周波数f11と、第4系列で処理する無線システム12において用いる周波数f12とを抑圧する。なお、フィルタ1408は、周波数f13〜周波数f14の通過損失が極力低いものを用いることが好ましい。
整合回路1409は、フィルタ1408と後述するアンプ1410との間に直列に接続され、フィルタ1408とアンプ1410とのインピーダンスを整合する。具体的には、整合回路1409は、整合回路1409の出力インピーダンスとアンプ1410の入力インピーダンスとが複素共役の関係になるように、フィルタ1408から入力した信号のインピーダンスを変換してアンプ1410へ出力する。
アンプ1410は、整合回路1409から入力した信号を増幅して無線部1411へ出力する。この際、アンプ1410の入力インピーダンスと整合回路1409の出力インピーダンスとは複素共役の関係であり、アンプ1410の出力インピーダンスは特性インピーダンスEΩである。また、アンプ1410は、周波数f13〜周波数f14で0dB以上の利得を有し、周波数f13〜周波数f14において、できるだけ高い利得を有し且つ低い雑音指数(NF)を有するものを用いることが好ましい。
無線部1411は、アンプ1410から入力した信号を復調して周波数f13〜周波数f14に重畳されたデータを取得する。
本実施の形態においては、送信を行う無線システムの信号は第3系列または第4系列で処理し、受信のみを行う無線システムの信号且つアンプ1410の帯域内の帯域を使用する無線システムの信号は第5系列で処理する。
このように、本実施の形態によれば、送受信処理を行う第3系列及び第4系列と、受信処理のみを行う第5系列との3つの処理系列からなる携帯無線装置においても上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態によれば、受信帯域において、できるだけ高い利得を有し且つ低い雑音指数(NF)を有するアンプを用いることにより、雑音の増加を極力抑えた上で、所望の受信信号を増幅することができ、受信感度を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、無線システム13の信号をアンプにより増幅したが、本実施の形態はこれに限らず、アンプを削除しても良い。
(実施の形態4)
図15は、本発明の実施の形態4に係る携帯無線装置1500の構成を示すブロック図である。
図15は、本発明の実施の形態4に係る携帯無線装置1500の構成を示すブロック図である。
携帯無線装置1500は、アンテナ1501と、フィルタ1502と、整合回路1503と、無線部1504と、フィルタ1505と、整合回路1506と、アンプ1507と、無線部1508と、フィルタ1509と、整合回路1510と、アンプ1511と、無線部1512と、から主に構成される。
また、携帯無線装置1500において、アンテナ1501と、フィルタ1502と、整合回路1503と、無線部1504とからなる系列(以下「第6系列」と記載する)は、周波数f21の信号にデータを重畳する送信処理と周波数f21の信号に重畳されたデータを取得する受信処理の双方の処理を行う。また、携帯無線装置1500において、アンテナ1501と、フィルタ1505と、整合回路1506と、アンプ1507と、無線部1508とからなる系列(以下「第7系列」と記載する)は、周波数f22〜周波数f23の信号に重畳されたデータを取得する受信処理のみを行う。また、携帯無線装置1500において、アンテナ1501と、フィルタ1509と、整合回路1510と、アンプ1511と、無線部1512とからなる系列(以下「第8系列」と記載する)は、周波数f24〜周波数f25の信号に重畳されたデータを取得する受信処理のみを行う。
以下に、携帯無線装置1500の各構成について詳細に説明する。
アンテナ1501は、例えばモノポールアンテナとして機能し、4分の1波長以下の電気長のアンテナ素子を有する。アンテナ1501は、周波数f21を用いる無線システム21の信号と、周波数f22〜周波数f23を用いる無線システム22の信号と、周波数f24〜周波数f25を用いる無線システム23の信号とを受信して、受信した各信号をフィルタ1502とフィルタ1505とフィルタ1509とへ出力する。また、アンテナ1501は、フィルタ1502から入力した周波数f21を用いる無線システム21の信号を送信する。ここで、無線システム22及び無線システム23は、無線システム21よりも広帯域である。
フィルタ1502は、例えばバンドエリミネーションフィルタ(BEF)であり、アンテナ1501から入力した信号の周波数f22〜周波数f23、及び周波数f24〜周波数f25を抑圧し、周波数f22〜周波数f23、及び周波数f24〜周波数f25を抑圧した信号を整合回路1503へ出力する。また、フィルタ1502は、整合回路1503から入力した信号の周波数f22〜周波数f23、及び周波数f24〜周波数f25を抑圧し、周波数f22〜周波数f23、及び周波数f24〜周波数f25を抑圧した信号をアンテナ1501へ出力する。即ち、フィルタ1502は、第6系列で処理する無線システム21以外の、第7系列で処理する無線システム22において用いる周波数f22〜周波数f23と、第8系列で処理する無線システム23において用いる周波数f24〜周波数f25とを抑圧する。なお、フィルタ1502は、周波数f21の通過損失が極力低いものが好ましい。
整合回路1503は、フィルタ1502と後述する無線部1504との間に直列に接続され、フィルタ1502と無線部1504とのインピーダンスを整合する。具体的には、整合回路1503は、フィルタ1502から入力した信号のインピーダンスを特性インピーダンスFΩに変換する。
無線部1504は、整合回路1503から入力した信号を復調して周波数f21に重畳されたデータを取得する。また、無線部1504は、周波数f21にデータを重畳する変調を行って、変調した信号を整合回路1503へ出力する。
フィルタ1505は、例えばバンドエリミネーションフィルタ(BEF)であり、アンテナ1501から入力した信号の周波数f21、及び周波数f24〜周波数f25を抑圧し、周波数f21、及び周波数f24〜周波数f25を抑圧した信号を整合回路1506へ出力する。即ち、フィルタ1505は、第7系列で処理する無線システム22以外の、第6系列で処理する無線システム21において用いる周波数f21と、第8系列で処理する無線システム23において用いる周波数f24〜周波数f25とを抑圧する。なお、フィルタ1505は、周波数f22〜周波数f23の通過損失が極力低いものを用いることが好ましい。
整合回路1506は、フィルタ1505と後述するアンプ1507との間に直列に接続され、フィルタ1505とアンプ1507とのインピーダンスを整合する。具体的には、整合回路1506は、整合回路1506の出力インピーダンスとアンプ1507の入力インピーダンスとが複素共役の関係になるように、フィルタ1505から入力した信号のインピーダンスを変換してアンプ1507へ出力する。
アンプ1507は、整合回路1506から入力した信号を増幅して無線部1508へ出力する。この際、アンプ1507の入力インピーダンスと整合回路1506の出力インピーダンスとは複素共役の関係であり、アンプ1507の出力インピーダンスは特性インピーダンスGΩである。また、アンプ1507は、周波数f22〜周波数f23で0dB以上の利得を有し、周波数f22〜周波数f23において、できるだけ高い利得を有し且つ低い雑音指数(NF)を有するものを用いることが好ましい。
無線部1508は、アンプ1507から入力した信号を復調して周波数f22〜周波数f23に重畳されたデータを取得する。
フィルタ1509は、例えばバンドエリミネーションフィルタ(BEF)であり、アンテナ1501から入力した信号の周波数f21及び周波数f22〜周波数f23を抑圧し、周波数f21及び周波数f22〜周波数f23を抑圧した信号を整合回路1510へ出力する。即ち、フィルタ1509は、第8系列で処理する無線システム23以外の、第6系列で処理する無線システム21において用いる周波数f21と、第7系列で処理する無線システム22において用いる周波数f22〜周波数f23とを抑圧する。なお、フィルタ1509は、周波数f24〜周波数f25の通過損失が極力低いものを用いることが好ましい。
整合回路1510は、フィルタ1509と後述するアンプ1511との間に直列に接続され、フィルタ1509とアンプ1511とのインピーダンスを整合する。具体的には、整合回路1510は、整合回路1510の出力インピーダンスとアンプ1511の入力インピーダンスとが複素共役の関係になるように、フィルタ1509から入力した信号のインピーダンスを変換してアンプ1511へ出力する。
アンプ1511は、整合回路1510から入力した信号を増幅して無線部1512へ出力する。この際、アンプ1511の入力インピーダンスと整合回路1510の出力インピーダンスとは複素共役の関係であり、アンプ1511の出力インピーダンスは特性インピーダンスHΩである。また、アンプ1511は、周波数f24〜周波数f25で0dB以上の利得を有し、周波数f24〜周波数f25において、できるだけ高い利得を有し且つ低い雑音指数(NF)を有するものを用いることが好ましい。
無線部1512は、アンプ1511から入力した信号を復調して周波数f24〜周波数f25に重畳されたデータを取得する。
本実施の形態においては、送信を行う無線システムの信号は第6系列で処理し、受信のみを行う無線システムの信号且つアンプ1507の帯域内の帯域を使用する無線システムの信号は第7系列で処理するとともに、受信のみを行う無線システムの信号且つアンプ1511の帯域内の帯域を使用する無線システムの信号は第8系列で処理する。
このように、本実施の形態によれば、送受信処理を行う第6系列と、受信処理のみを行う第7系列及び第8系列との3つの処理系列からなる携帯無線装置においても上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。また、本実施の形態によれば、受信帯域において、できるだけ高い利得を有し且つ低い雑音指数(NF)を有するアンプを用いることにより、雑音の増加を極力抑えた上で、所望の受信信号を増幅することができ、受信感度を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、無線システム22及び無線システム23の信号をアンプにより増幅したが、本実施の形態はこれに限らず、無線システム22及び無線システム23のいずれか一方または双方のアンプを削除しても良い。
(実施の形態5)
図16は、本発明の実施の形態5に係る携帯無線装置1600の構成を示すブロック図である。
図16は、本発明の実施の形態5に係る携帯無線装置1600の構成を示すブロック図である。
携帯無線装置1600は、アンテナ1601と、フィルタ1602と、整合回路1603と、無線部1604と、フィルタ1605と、整合回路1606と、アンプ1607と、無線部1608と、無線部1609と、から主に構成される。
また、携帯無線装置1600において、アンテナ1601と、フィルタ1602と、整合回路1603と、無線部1604とからなる系列(以下「第9系列」と記載する)は、周波数f31の信号にデータを重畳する送信処理と周波数f31の信号に重畳されたデータを取得する受信処理の双方の処理を行う。また、携帯無線装置1600において、アンテナ1601と、フィルタ1605と、整合回路1606と、アンプ1607と、無線部1608とからなる系列(以下「第10系列」と記載する)は、周波数f32〜周波数f33の信号に重畳されたデータを取得する受信処理のみを行う。また、携帯無線装置1600において、アンテナ1601と、フィルタ1605と、整合回路1606と、アンプ1607と、無線部1609とからなる系列(以下「第11系列」と記載する)は、周波数f34〜周波数f35の信号に重畳されたデータを取得する受信処理のみを行う。
以下に、携帯無線装置1600の各構成について詳細に説明する。
アンテナ1601は、例えばモノポールアンテナとして機能し、4分の1波長以下の電気長のアンテナ素子を有する。アンテナ1601は、周波数f31を用いる無線システム31の信号と、周波数f32〜周波数f33を用いる無線システム32の信号と、周波数f34〜周波数f35を用いる無線システム33の信号とを受信して、受信した各信号をフィルタ1602及びフィルタ1605へ出力する。また、アンテナ1601は、フィルタ1602から入力した周波数f31を用いる無線システム31の信号を送信する。ここで、無線システム32及び無線システム33は、無線システム31よりも広帯域である。
フィルタ1602は、例えばバンドエリミネーションフィルタ(BEF)であり、アンテナ1601から入力した信号の周波数f32〜周波数f35を抑圧し、周波数f32〜周波数f35を抑圧した信号を整合回路1603へ出力する。また、フィルタ1602は、整合回路1603から入力した信号の周波数f32〜周波数f35を抑圧し、周波数f32〜周波数f35を抑圧した信号をアンテナ1601へ出力する。即ち、フィルタ1602は、第9系列で処理する無線システム31以外の、第10系列で処理する無線システム32において用いる周波数f32〜周波数f33と、第11系列で処理する無線システム33において用いる周波数f34〜周波数f35とを抑圧する。なお、フィルタ1602は、周波数f31の通過損失が極力低いものを用いることが好ましい。
整合回路1603は、フィルタ1602と後述する無線部1604との間に直列に接続され、フィルタ1602と無線部1604とのインピーダンスを整合する。具体的には、整合回路1603は、フィルタ1602から入力した信号のインピーダンスを特性インピーダンスIΩに変換する。
無線部1604は、整合回路1603から入力した信号を復調して周波数f31に重畳されたデータを取得する。また、無線部1604は、周波数f31にデータを重畳する変調を行って、変調した信号を整合回路1603へ出力する。
フィルタ1605は、例えばバンドエリミネーションフィルタ(BEF)であり、アンテナ1601から入力した信号の周波数f31を抑圧し、周波数f31を抑圧した信号を整合回路1606へ出力する。即ち、フィルタ1605は、第10系列及び第11系列で処理する無線システム32及び無線システム33以外の、第11系列で処理する無線システム31において用いる周波数f31を抑圧する。なお、フィルタ1605は、周波数f32〜周波数f35の通過損失が極力低いものが好ましい。
整合回路1606は、フィルタ1605と後述するアンプ1607との間に直列に接続され、フィルタ1605とアンプ1607とのインピーダンスを整合する。具体的には、整合回路1606は、整合回路1606の出力インピーダンスとアンプ1607の入力インピーダンスとが複素共役の関係になるように、フィルタ1605から入力した信号のインピーダンスを変換してアンプ1607へ出力する。
アンプ1607は、整合回路1606から入力した信号を増幅して無線部1608及び無線部1609へ出力する。この際、アンプ1607の入力インピーダンスと整合回路1606の出力インピーダンスとは複素共役の関係であり、アンプ1607の出力インピーダンスは特性インピーダンスJΩである。また、アンプ1607は、周波数f32〜周波数f35で0dB以上の利得を有し、周波数f32〜周波数f35において、できるだけ高い利得を有し且つ低い雑音指数(NF)を有するものを用いることが好ましい。
無線部1608は、アンプ1607から入力した信号を復調して周波数f32〜周波数f33に重畳されたデータを取得する。
無線部1609は、アンプ1607から入力した信号を復調して周波数f34〜周波数f35に重畳されたデータを取得する。
本実施の形態においては、送信を行う無線システムの信号は第9系列で処理し、受信のみを行う無線システムの信号且つアンプ1607の帯域内の帯域を使用する無線システムの信号は第10系列または第11系列で処理する。
このように、本実施の形態によれば、送受信処理を行う第9系列と、受信処理のみを行うとともにアンプを共用する第10系列及び第11系列との3つの処理系列からなる携帯無線装置においても上記実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
なお、本実施の形態において、無線システム32の信号及び無線システム33の信号をアンプにより各々増幅したが、本実施の形態はこれに限らず、アンプを削除しても良い。また、本実施の形態において、第10系列で処理する信号と第11系列で処理する信号とは異なる周波数帯にしたが、本実施の形態はこれに限らず、同一または一部重複する周波数帯を使用する無線システムの信号を第10系列と第11系列とで各々処理しても良い。
上記実施の形態1〜実施の形態5において、使用する帯域に応じて、複数の無線システムの各信号を特性インピーダンスと、複素共役の関係となるインピーダンスとに各々変換したが、本発明はこれに限らず、複数の無線システムの全ての信号を特性インピーダンスに変換しても良いし、複数の無線システムの全ての信号を複素共役の関係となるインピーダンスに変換して各回路を接続しても良い。
また、上記実施の形態1〜実施の形態5において、広帯域の無線システムの系列を受信専用にしたが、本発明はこれに限らず、広帯域の無線システムの系列を送信と受信の双方、または送信のみの処理を行うようにしても良い。なお、この場合、アンプを削除する必要がある。
また、上記実施の形態1〜実施の形態5において、狭帯域の無線システムの信号と広帯域の無線システムの信号とを各々処理したが、本発明はこれに限らず、広帯域の複数の無線システムの信号のみを各々処理しても良いし、狭帯域の複数の無線システムの信号のみを各々処理しても良い。
また、上記実施の形態1〜実施の形態5において、狭帯域の無線システムの処理系列では送信と受信の双方の処理を行うことにしたが、本発明はこれに限らず、送信と受信のいずれか一方のみを行うようにしても良い。
本発明にかかる携帯無線装置は、特に1つのアンテナ素子を共有して複数の無線システムを同時に動作させるのに好適である。
100、600、1400、1500、1600 携帯無線装置
101 アンテナ
102、105 フィルタ
103、106 整合回路
104、107 無線部
101 アンテナ
102、105 フィルタ
103、106 整合回路
104、107 無線部
Claims (7)
- アンテナと、
前記アンテナにより受信した信号の第1周波数帯を抑圧する第1の抑圧手段と、
前記アンテナにより受信した信号の第2周波数帯を抑圧する第2の抑圧手段と、
前記第1周波数帯を抑圧した信号を復調して前記第2周波数帯の信号に重畳されたデータを取得する第1の無線手段と、
前記第2周波数帯を抑圧した信号を復調して前記第1周波数帯の信号に重畳されたデータを取得する第2の無線手段と、
前記第1の抑圧手段と前記第1の無線手段との間に接続され、前記第1の抑圧手段と前記第1の無線手段とのインピーダンスを整合する第1の整合回路と、
前記第2の抑圧手段と前記第2の無線手段との間に接続され、前記第2の抑圧手段と前記第2の無線手段とのインピーダンスを整合する第2の整合回路と、
を具備する携帯無線装置。 - 前記第2の無線手段は、前記第2周波数帯よりも広帯域の前記第1周波数帯の信号に重畳されたデータを取得する請求項1記載の携帯無線装置。
- 前記第1の無線手段は、前記第2周波数帯の信号に重畳されたブルートゥースのデータを取得し、
前記第2の無線手段は、前記第1周波数帯の信号に重畳されたディジタルテレビ放送のデータを取得する請求項2記載の携帯無線装置。 - 前記第1の無線手段は、前記復調、または前記第2周波数帯の信号にデータを重畳する変調の少なくともいずれか1つの処理を行い、
前記第2の無線手段は、前記復調のみを行い、
前記第1の抑圧手段は、前記第1の無線手段により前記変調を行う場合に、前記変調された信号の前記第1周波数帯を抑圧し、
前記アンテナは、前記第1周波数帯を抑圧された信号を送信する請求項1記載の携帯無線装置。 - 前記第2の整合回路によりインピーダンスを整合した信号を増幅する増幅手段を具備し、
前記第2の無線手段は、前記増幅した信号を復調して前記第1周波数帯の信号に重畳されたデータを取得する請求項1記載の携帯無線装置。 - 前記第1の整合回路は、前記第1の抑圧手段と前記第1の無線手段とのインピーダンスが特性インピーダンスになるように整合し、
前記第2の整合回路は、前記第2の抑圧手段と前記第2の無線手段とのインピーダンスが複素共役になるように整合する請求項1記載の携帯無線装置。 - 前記アンテナは、4分の1波長以下のアンテナ素子を有する請求項1記載の携帯無線装置。
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