JP2010105084A - ホルダおよびそれを用いた切削工具並びにそれを用いた切削方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】優れた切屑排出性の切削工具を提供する。
【解決手段】切刃部の先端面4および外周面と交差するよう形成されたインサートポケット6と、該インサートポケットの後方に位置する切刃部の外周面に、インサートポケットの近傍から後方に向かって伸びて形成された凹状の壁面7と、切刃部の外周面に開口する第1開口部81とシャンク部の後端面に開口する第2開口部とを備え、切刃部およびシャンク部を各々貫通する第1クーラント穴とを有している。インサートポケットは、切削インサートの下面と当接する座面を有し、壁面の後端側縁部71は、切刃が配置される切刃部の外周面側に近づくように傾斜して設けられているとともに、第1開口部は、切刃が配置される切刃部の外周面であって、壁面およびインサートポケットの座面の下方で、且つインサートポケットの後方に位置する前記切刃部の外周面に開口している。
【選択図】図3

Description

本発明は、ホルダおよびそれを用いた切削工具並びにそれを用いた切削方法に関する。
金属等の被削材を加工する切削工具は、ホルダと該ホルダのインサートポケットに装着された切削インサートとを有している。内径加工に用いられる切削工具においては、生成される切屑の排出性を向上させたり切削時の切刃を冷却したりするために、切削液が切削工具の外部からホルダ内を経由し切削箇所周辺に供給される場合がある。そのため、切削工具は、切削液が供給されるクーラント穴を有するものがある。
特開平6−297211号公報には、インサートポケットの後方に位置する外周面に開口する壁面を有し、該壁面に開口するクーラント穴を有する切削工具が開示されている。
このような構成では、被削材の一方端が閉じた孔の加工、いわゆる、止まり穴加工を行う場合、切屑が加工穴の奥端面に押し付けられて、排出されずに穴内に残ってしまうという問題があった。
また、特許文献1には、インサートポケットの後方に位置する外周面に開口する壁面を有し、切削インサートの切刃が配置される外周面の反対側に位置する外周面であって、前記壁面の下方に位置する外周面に開口するクーラント穴を有する切削工具が開示されている。
このような構成では、仕上げ加工等で生成される薄く延びた切屑が切刃に引っかかってしまうような場合、加工穴から切削工具を引き抜く際に、ホルダに絡み付いて出てくるため、被削材の加工面を傷つけるという問題があった。また、新たな加工を行う場合に、ホルダに絡み付いた切屑を除去しなければならず、加工効率が低下するという問題があった。
特開2007―185765号公報
本発明の課題は、優れた切屑排出性を有するホルダおよびそれを用いた切削工具を提供することである。
本発明に係るホルダは、先端に切刃を有する切削インサートが装着される切刃部と、該切刃部の後方に位置するシャンク部と、を備え、前記切刃部は、該切刃部の先端面および外周面と交差するよう形成されたインサートポケットと、該インサートポケットの後方に位置する前記切刃部の外周面に、前記インサートポケットの近傍から後方に向かって伸びて形成された凹状の壁面と、前記切刃部の外周面に開口する第1開口部と前記シャンク部の後端面に開口する第2開口部とを備え、前記切刃部およびシャンク部を各々貫通する第1クーラント穴と、を有しており、前記インサートポケットは、前記切削インサートの下面と当接する座面を有し、前記壁面の後端側縁部は、前記座面に略垂直な方向からみたときに、後方に向かうにつれて、前記切刃が配置される前記切刃部の外周面側に近づくように傾斜して設けられているとともに、前記第1開口部は、前記切刃が配置される前記切刃部の外周面であって、前記壁面および前記インサートポケットの座面の下方で且つ前記インサートポケットの後方に位置する前記切刃部の外周面に、開口していることを特徴とする。
また、本発明に係る切削工具は、前述のホルダと、前記インサートポケットに装着された切刃を有する切削インサートと、を備えていることを特徴とする。
また、本発明に係る被削材の切削方法は、被削材を切削する方法であって、前記被削材を回転させる工程と、前述の切削工具の前記切刃を前記被削材に近接させる工程と、前記切刃を前記被削材の表面に接触させて前記被削材を切削する工程と、前記切刃を前記被削材から離間させる工程と、を備えていることを特徴とする。
本発明に係るホルダおよび切削工具によれば、切屑の排出スペースが小さい止まり穴加工や、切刃に絡み付き易い薄く延びた切屑が生成される仕上げ加工においても、切屑を壁面に沿って切屑をスムーズに排出することができる。
また、本発明に係る被削材の切削方法によれば、切屑が、切刃に絡みついたり、ホルダと被削材の加工壁面との間に詰まったりすることを抑制でき、加工効率が高く、仕上げ面精度の高い加工物を得ることができる。
<切削工具・ホルダ>
図1乃至図3を用いて、本発明に係る第1の実施形態における切削工具1および切削工具1に用いられるホルダ3について、詳細に説明する。
図1は、本実施形態の切削工具1の全体斜視図、図2は、(a)平面図(図1のX方向から見た図)、(b)側面図(図1のY方向から見た図)、(c)正面図(図1のZ方向から見た図)である。そして、図3は、(a)図2(a)の切削工具1を構成するホルダ3の要部拡大図、(b)図2(b)の切削工具1を構成するホルダ3の要部拡大図である。図4は、図3(a)の(a)A−A断面図、(b)B−B断面図、(c)C−C断面図である。
切削工具1(以下、工具1と略す。)は、切削インサート2(以下、インサート2と略す。)と、ホルダ3を備えている。
インサート2は、コーナー部22に切刃21を有している。本実施形態のインサート2は、多角形板状をなしている。具体的には、インサート1の上面は、菱形形状をなし、4つのコーナー部を有している。そして、4つのコーナー部のうち、鋭角をなすコーナー部22に、切刃21が形成されている。
切刃21は、コーナー部22において、インサート2の側面と上面との交差部に形成されている。このとき、側面は、逃げ面として機能し、上面は、すくい面として機能する。
ホルダ3は、図1に示すように、先端に位置する切刃部31と、該切刃部31の後方に位置するシャンク部32と、を備えている。シャンク部32は、切削加工時に、外部機器に把持される部分である。切刃部31は、インサートポケット6を有している。
インサートポケット6は、先端面4および外周面5と交差するよう形成されている。そして、インサートポケット6は、インサート2が装着される部分であり、インサート2の下面と当接する座面61を有している。
インサート2は、上述したようにインサートポケット6に装着される。このとき、切刃21は、ホルダ3の先端面4および外周面5よりも外方へ突出している。
本実施形態においては、ホルダ3の外周面のうち、切刃21が突出して配置される外周面部分を、便宜上、外周面5Aとする。そして、本実施形態のホルダ3は、略円柱状をなしていることから、該外周面5Aに対して径方向反対側に位置する外周面部分を、便宜上、外周面5Bとする。なお、ホルダ3が略角柱状をなす場合は、ここでいう径方向とは、シャンク部32の軸線Lに対して、略垂直な方向をいう。
そして、ホルダ3は、凹状の壁面7と、切刃部31およびシャンク部32を各々貫通する第1クーラント穴8と、を有している。
壁面7は、図1に示すように、インサートポケット6の近傍から後方に向って、インサートポケット6の後方に位置する切刃部31の外周面5A側に近づくように、延びて形成されている。該壁面7の後端側縁部71は、図2(a)に示すように、座面61に略垂直な方向からみたときに、後方に向かうにつれて、切刃21が配置される外周面5A側に近づくように傾斜して設けられている。
本実施形態においては、切屑ポケットを構成する壁面7は、外周面5Aおよびホルダ3の外周面のうち上方に位置する面部分と交差している。したがって、図2(a)に示すように、壁面7の後端側縁部71は、ホルダ3の外周面のうち上方に位置する面部分との交差部に位置している。
このような構成により、壁面7は、外周面5A側に切屑を排出するための排出経路となる切屑ポケットとして機能する。
なお、ここでいう上方とは、インサート2の下面から上面側に向く方向をいう。
第1クーラント穴8は、切刃部31の外周面に開口する第1開口部81と、シャンク部32の後端面に開口する第2開口部82とを有している。
図2(b)および図3(b)に示すように、第1開口部81は、外周面5Aであって、壁面7およびインサートポケット6の座面61の下方で、且つ、インサートポケット6の後方に位置する切刃部31の外周面に開口している。
このような構成により、第1クーラント穴8から切削液が被削材の壁面に向って噴出され、切刃21に引っかかった切屑を、切刃部31の先端側に送ることができる。したがって、生成してくる切屑を、インサート2の切刃21が配置される外周面5A側にスムーズに排出させると同時に、切刃21に引っかかった切屑を、切刃部31の先端側に向って履きだすことができる。特に、仕上げ加工においては、加工時に、薄く延びた切屑がインサート1の切刃21に引っかかって垂れ下がった状態になり易いが、そのような場合でも、第1クーラント穴8を通り第1開口部81から噴出された切削液が、被削材の壁面から跳ね返って、切刃21に引っかかって延びて下方に垂れた切屑を、切刃部31の先端側に押し流すことができる。また、切屑の排出スペースが小さい止まり穴加工においても、第1クーラント穴8から噴出された切削液が、後端側から先端側へと向って流れる対流を生じさせるため、切刃21に引っかかっていた切屑は、切削液によって先端側に押し出され、その後、対流に乗って外周面5B側から排出される。
これにより、加工が終わったときには、切屑がインサート2の切刃21から外れている状態にすることができる。そのため、工具1を加工穴から抜き出したときに、ホルダ3に切屑が絡み付いて出てくることを抑制することができる。したがって、被削材の加工壁面を傷つけることを抑制でき、かつ、切屑除去工程を経ずに新たな加工を行うことができる。その結果、加工精度の向上および作業効率の向上を図ることができる。
特に、本実施形態のように、インサート2のコーナー部21がシャープである形状の場合、切刃21に切屑が引っかかり易いが、第1クーラント穴8が上述したような第1開口部81を有することで、切刃21に引っかかった切屑を切削液によって切刃21から除去することができる。したがって、コーナー部22がシャープな形状をなすインサート2を用いた切削加工においても、切屑の切刃21およびホルダ3への絡み付きを抑制することができる。
また、第1クーラント穴8は、先端領域83と後端領域84と、を有している。図2(b)および図3(b)に示すように、先端領域83は、先端側に位置するとともに第1開口部81に向かうにつれて下方に位置するよう傾斜して形成されている。また、後端領域84は、後端側に位置するとともにシャンク部32の軸線Lに沿って形成されている。
このような構成をなす先端領域83および後端領域84によって、切刃部31の強度を維持することができるとともに、第1クーラント穴8の製造が容易となる。
また、図3(b)に示すように、座面61に略平行な方向であって、シャンク部32の軸線Lに略垂直な方向からみたとき、第1クーラント穴8の先端領域83とシャンク部32の軸線とのなす角度θ83yは、鋭角である。
このような構成により、第1クーラント穴8から噴出された切削液が、勢い良く被削材の壁面に噴出されることで、切削液によって発生する対流が、被削材の内壁面の周方向に沿って流れ、壁面7に沿って排出される切屑の排出方向をさえぎることを抑制することができる。すなわち、第1開口部81から、切削液が、加工時に切刃21に引っかかった切屑に向って安定して噴出される。これにより、切刃21に引っかかっていた切屑が切刃21から先端側に押し流され、ホルダ3の外方へとスムーズに排出されるようになる。
なお、本実施形態においては、先端領域83は、ホルダ3のシャンク部32の軸線Lに沿う後端領域84と隣接して形成されている。具体的には、本実施形態においては、図1および図2に示すように、後端領域84は、シャンク部32の全長に渡って設けられている。そして、先端領域83は、後端領域84の先端側に隣接して、切刃部31の後端から延びて設けられている。
そのため、本実施形態においては、角度θ83yは、図3(b)に示すように、先端領域83と後端領域84との接続部における先端領域83とシャンク部32の軸線Lとのなす角度である。なお、第1クーラント穴8が、先端領域83と後端領域84との間に他の領域、例えば、高さが略一定である中間領域を有する場合においては、先端領域83の仮想直線と軸線Lとのなす角度とすればよい。
さらに、図3(a)に示すように、座面61に略垂直な方向からみたとき、第1クーラント穴8の先端領域83とシャンク部32の軸線Lとのなす角度θ83xも鋭角である。
このような構成により、第1クーラント穴8から噴出された切削液が、勢い良く被削材の壁面に噴出されることで、切削液によって発生する対流が、被削材の内壁面の周方向に沿って流れ、壁面7に沿って排出される切屑の排出方向をさえぎることを抑制することができる。同時に、切削液によって発生する対流の後端側から先端側へと向かう勢いが弱くなり、切屑が先端側へ押し出される効果が低減することを抑制することができる。すなわち、第1開口部81から供給される切削液が、加工時に切刃21に引っかかった切屑に向って、好適な勢いで安定して噴出される。これにより、切刃21に引っかかっていた切屑が切刃21から先端側に押し流され、ホルダ3の外方へとスムーズに排出される。
なお、θ83xについても、本実施形態においては、先端領域83と後端領域84との接続部における先端領域83と軸線Lとのなす角度をいう。また、θ83yと同様、第1クーラント穴8が前記中間領域を有する場合は、θ83xは、先端領域83の仮想直線と後端領域84とのなす角度とする。
また、本実施形態においては、上述したように、先端領域83は、座面61に略平行な方向および座面61に略垂直な方向の両方向からみた場合にも、シャンク部32の軸線Lに対する傾斜角度(θ83xおよびθ83y)が鋭角をなす。このような構成により、第1クーラント穴8から噴出された切削液が、壁面7に沿って排出される切屑の排出方向をさえぎることを抑制するとともに、切刃21にひっかかった切屑をスムーズに先端側に押し出すことができる。
θ83yとしては、15度〜30度が好ましく、θ83xとしては、15度〜30度が好ましい。本実施形態においては、θ83y=15度、θ83x=20度である。
また、図1乃至図3に示すように、第1クーラント穴8の先端領域83の直径は、後端領域84の直径よりも小さい。
またさらに、図3に示すように、本実施形態において、座面61は、外方に突出するコーナー部611と、第1辺612と第2辺613とを有している。
本実施形態においては、上述したように、インサート2のコーナー部21はシャープな形状をなす。具体的には、インサート2のコーナー部21は略55度をなす。そのため、図3に示すように、座面61のコーナー部611もまた、略55度をなす。また、第1辺612は、コーナー部611から一方に延びるとともに切刃部31の先端面4に沿っている。第2辺613は、コーナー部611から他方に延びるとともに切刃部31の外周面5Aに沿っている。
そして、本実施形態においては、図3(a)に示すように、座面61に略垂直な方向からみたとき、第2辺613とシャンク部32の軸線Lとのなす角度θ613は、前記θ83x以上である。このような構成により、切削液によって切刃21を冷却する効果が高まる。したがって、優れた切屑排出性と高い冷却効果を兼ね備えることができる。
なお、θ613は、第2辺613の仮想延長線と軸線Lとのなす角度をいう。本実施形態においては、θ613>θ83xである。
本実施形態において、ホルダ3は、図1乃至図4に示すように、第2クーラント穴9を更に有している。第2クーラント穴9は、切刃部31の外周面5Aに開口する第3開口部91と、シャンク部32の後端面に開口する第4開口部92と、を有している。
そして、第3開口部91は、図2(b)および図3(b)に示すように、壁面7の下方で、且つ、第1開口部81の上方で、且つ、第1開口部81の先端側に位置する外周面5Aに開口している。
このような構成により、第3開口部91から噴出された切削液を安定して切刃21に噴出させることができる。したがって、第1クーラント穴8から噴出された切削液によって切屑排出性の向上が図れるとともに、第2クーラント穴9から噴出された切削液によって切刃21の冷却効果の向上が図れる。
本実施形態のように第1クーラント穴8および第2クーラント穴9の双方を有する形態は、切り込み量が小さく、被削材の加工壁面に大きな段差が生じないため、冷却効果が得られにくい加工条件においても、切刃21を切削液によって好適に冷却することができるため、特に好適である。
なお、図1乃至図3に示すように、第1クーラント穴8の後端領域84は、第2クーラント穴9の後端領域94を兼ねている。したがって、本実施形態においては、図1および図2に示すように、第1クーラント穴8の第2開口部82と、第2クーラント穴9の第4開口部92とは、同一である。このように、後端領域が共通した形態は、切刃部31およびシャンク部32の直径が小さい場合でも、剛性を高く維持することができる。
ここで、本実施形態においては、図1乃至図3に示すように、第1クーラント穴8の先端領域83の直径は、第2クーラント穴9の先端領域93の直径よりも大きい。また、図3(b)に示すように、第1クーラント穴8の先端領域83の後端は、第2クーラント穴9の先端領域93の後端よりも後方に位置している。すなわち、第1クーラント穴8の先端領域83は、第2クーラント穴9の先端領域93よりも後方で、後端領域84(94)と接続している。
このような構成により、第1クーラント穴8を流れる切削液の流量が、第2クーラント穴9に流れる切削液の流量よりも多くなる。これにより、切刃21の冷却効果を維持した上で、切屑を先端側に安定して押し流すだけの勢いを有した対流を発生させることができる。そのため、優れた切屑排出性と冷却効果の両方を好適に兼ね備えることができる。
さらに、図1乃至図3に示すように、外周面5Aに、壁面7に接続して、インサートポケット6の後方からシャンク部32に向って延びる第2壁面10が設けられている。そして、図2(b)および図3(b)に示すように、第2壁面10の下方側縁部101は、座面61に略平行な方向であってシャンク部32の軸線Lに略垂直な方向からみたとき、後方に向かうにつれて下方に傾斜している。
このような構成により、壁面7および第2壁面10に沿って、より安定して、切刃21によって生成された切屑を、ホルダ3の外周面5A側にスムーズに排出させることができる。特に、ホルダ3の外周面のうち上方に位置する面部分に乗り上げることを抑制することができる。
さらに、図2(b)および図3(b)に示すように、第3開口部91は、インサートポケット6と第2壁面10との間に設けられている。これにより、第3開口部91から排出される切削液によって、壁面7に沿って排出される切屑の排出方向をふさぐことを抑制する。加えて、切刃21により近接した位置に第3開口部91が設けられるため、冷却効果も高まる。したがって、高い切屑排出性と冷却効果の両方を兼ね備えることができる。
またさらに、第2壁面10の最下点は、第1開口部81および第3開口部91よりも下方に位置していることが好ましい。これにより、第1クーラント穴8および第2クーラント穴9によって得られる切屑排出性および冷却効果を高める効果を維持した上で、第2壁面10に沿って切屑をスムーズに切刃部31の外方へと排出させることができる。
またさらに、第2クーラント穴9も、先端領域93と後端領域94とを有している。図1乃至図3に示すように、先端領域93は、先端側に位置するとともに第3開口部91に向うにつれてシャンク部32の軸線Lから外周面5Aに向かって延びて形成されている。そして、後端領域94は、後端側に位置するとともにシャンク部32の軸線Lに沿って形成されている。
このような構成をなす先端領域93および後端領域94によって、切刃部31の強度を維持することができるとともに、第2クーラント穴9の製造が容易となる。
さらに、図2(a)に示すように、座面61に略垂直な方向からみたとき、第2クーラント穴9の先端領域93は、座面61のコーナー部611に向って延びている。具体的には、先端領域93の仮想延長線Nが、座面61のコーナー部611と交差するよう配置されている。
このような構成により、第2クーラント穴9から噴出された切削液が、安定して切刃21に到達することができる。これにより、冷却効果がより一層高まる。
また、図2(b)および図3(b)に示すように、座面61に略平行な方向であって、シャンク部32の軸線Lに略垂直な方向からみたとき、第2クーラント穴9の先端領域93は、シャンク部32の軸線Lに沿って設けられている。
このような構成により、第2クーラント穴9の第3開口部91を、切刃21により近接した位置に設けることができる。そのため、第2クーラント穴9から噴出される切削液によって得られる冷却効果が高まる。
なお、第1クーラント穴8および第2クーラント穴9は、軸線Lに対して略垂直な方向および軸線Lに略平行な方向の両方向からみたときにも、互いに交差しないよう配置されている。
さらに、図3(a)に示すように、座面61に略垂直な方向からみたとき、第2クーラント穴9の先端領域93とシャンク部32の軸線Lとのなす角度θ93xは、前記θ83x以上である。
このような構成により、第1クーラント穴8から噴出される切削液によって得られる切屑排出性の向上と、第2クーラント穴9から噴出される切削液によって得られる冷却効果の向上の両方を好適に兼ね備えることができる。
なお、ここでいうθ93xも、上述したθ83xと同様にして求めることができる。具体的には、本実施形態においては、第2クーラント穴9は、第1クーラント穴8と同様、先端領域93と後端領域94とは隣接して設けられている。したがって、前記θ93xは、先端領域93と後端領域94との接続部における先端領域93と軸線Lとのなす角度である。
本実施形態においては、θ93x=30度である。なお、θ613≧θ93x≧83xであればよい。
またさらに、本実施形態においては、図3(a)に示すように、壁面7の後端側縁部71は、座面61に略垂直な方向からみたとき、略直線状に上述した方向に傾斜している。このような構成により、切刃部31の強度を大きく低下させることなく、切屑をスムーズに外周面5A側に排出させることができる。
さらには、本実施形態においては、図2(a)および図3(a)に示すように、座面61に略垂直な方向からみたとき、座面61のコーナー部611の二等分線をMとする。このとき、上述した略直線状をなす壁面7の後端側縁部71は、図3(a)に示すように、前記二等分線Mに対して略垂直となるよう配置されている。これにより、切刃21によって生成された切屑を壁面7に沿ってスムーズにカールし、排出させることができる。
さらに、本実施形態においては、図1乃至図3に示すように、壁面7の先端側は、外周面5Bとも交差するよう設けられている。すなわち、壁面7の先端側は、切刃部31の径方向の全長に渡って設けられている。これにより、壁面7によって構成される切屑ポケットの空間をより広く確保することができる。特に、切刃部31の先端側における切屑の排出スペースを広く確保することができるため、止まり穴加工時に切屑がホルダ3に絡み付くことを抑制する効果が高まる。
また、本実施形態においては、図2(a)および図3(a)に示すように、ホルダ3のシャンク部32の軸線Lを含み、座面61に略垂直な断面において、壁面7の先端側は、座面61に略平行となるよう形成されている。また、壁面7の後端側は、略凹曲面をなすよう形成されている。このような構成により、切屑が壁面7に沿って、安定してカールされ、よりスムーズに外周面5Aの外方に排出される。
また、本実施形態においては、壁面7は、2つの方向において、下方に傾斜するよう設けられている。具体的には、まず、図4(a)に示すように、軸線Lを含み座面61に略垂直な断面において、壁面7は、後方に向かうにつれて下方に傾斜している。次に、図4(b)および(c)に示すように、軸線Lに略垂直な断面において、壁面7は、外周面5Bから外周面5Aに向かうにつれて下方に傾斜している。
壁面7がこのような構成をなすことで、より安定して切屑を壁面7に沿って外周面5A側に排出することができる。
また、本実施形態においては、図4(b)および(c)に示すように、ホルダ3のシャンク部32の軸線Lに略垂直な断面において、第2壁面10は、凹曲面をなすよう形成されている。このような構成をなすことで、切屑が第2壁面10に沿って、よりスムーズに外周面5Aの外方に排出される。
なお、本実施形態においては、上述の構成をなす壁面7が、凹曲面をなす第2壁面10に隣接して設けられている。したがって、上述の2つの方向において、壁面7は、壁面7の後方で且つ下方に位置する第2壁面10に向かって、下方に傾斜して形成されていることとなる。これにより、生成された切屑は、壁面7および第2壁面10を通り、スムーズに外周面5A側に排出される。
(第2の実施形態)
以下、本発明に係る第2の実施形態による切削工具1’(以下、工具1’と略す。)およびホルダ3’について、図5を用いて、詳細に説明する。
図5は、第2の実施形態による工具1’の(a)平面図、(b)側面図、(c)正面図である。なお、第1の実施形態の工具1と同様の構成については、同一の符号を付す。
本実施形態の工具1’は、工具1と同様、インサート2とホルダ3’とを備えている。本実施形態の工具1’は、ホルダ3’の構成が工具1と異なる。
具体的には、本実施形態においては、図5に示すように、ホルダ3’は、切削液の流路となるクーラント穴として第1クーラント穴8’のみを有する。すなわち、ホルダ3’は、上述した第2クーラント穴9を有していない。
本実施形態の第1クーラント穴8’も、第1の実施形態と同様、図5(a)に示すように、第1開口部81’と、第2開口部82’とを有している。そして、第1開口部81’は、切刃21が配置される外周面5Aであって、壁面7およびインサートポケット6の座面61の下方で、且つ、インサートポケット6の後方に位置する外周面に開口している。
このように第1クーラント穴8’を有することで、上述したように、止まり穴加工や薄く延びた切屑が生成される切削加工において、優れた切屑排出性を発揮することができる。その結果、加工精度や加工効率の向上が図れる。
なお、本実施形態においては、外周面5Aに凹部51が設けられている。凹部51は、図5(a)および(b)に示すように、第1クーラント穴8’の延びる方向に略垂直な平坦面52を有している。本実施形態においては、第1開口部81’は、この平坦面52に開口するよう設けられている。
このような構成により、切削液を安定してインサート2の切刃21の下方に噴出することができる。したがって、薄く延びた切屑が生成した際に、切屑が切刃21に引っかかることを抑制できる。そのため、ホルダ3’への切屑の絡み付きを抑制することができる。
また、このような構成により、切削液が噴出する際に第1開口部81’にかかる圧力を、第1開口部81’の全周に渡って略均等にすることができる。したがって、第1開口部81’から噴出される切削液の直進性が増す。すなわち、第1クーラント穴8’から供給される切削液の噴出方向が安定する。したがって、切屑へ的確に切削液を噴出させることができる。そのため、切屑排出性が更に高まる。
またさらに、本実施形態においては、凹部51は、平坦面52の縁部に沿って延びる周面を有している。平坦面52は、略円形をなすため、周面は曲面形状をなす。このような周面を有することで、第1開口部81’から噴出された切削液は、周面をガイドとして該周面5Aの外方へと噴出される。したがって、第1開口部81’から噴出された切削液の噴出方向が更に安定する。
なお、本実施形態においては、第1開口部81’は、第1の実施形態の第1開口部81よりも、切刃21に近接して配置されている。これにより、第1クーラント穴8’から噴出された切削液によって、切刃21を冷却する効果を向上させることができる。
また、本実施形態においても、θ83xおよびθ83yは双方とも鋭角をなしている。さらに、本実施形態においても、θ83x≦θ613を満たしている。
以上、上述した実施形態においては、壁面7および第2壁面19の両方を有する形態を例示したが、これに限らず、壁面7のみを有する形態であっても良い。
また、本実施形態においては、上述したように、壁面7が外周面5Aおよび外周面5Bの両方と交差して形成されている形態を例示したが、これに限らない。上述したように、壁面7は、切刃21で生成された切屑が、壁面7を通り、外周面5A側に排出されるよう形成されていればよい。したがって、例えば、外周面5Bと交差しない壁面7であっても構わない。すなわち、壁面7の後端側縁部71が、少なくとも座面61に略垂直な方向からみたとき、上述のように傾斜して設けられていれば良い。
また、第1クーラント穴および第2クーラント穴の両方を有する上述の第1の実施形態においては、第1クーラント穴の後端領域と第2クーラント穴の後端領域とが共通である形態を例示したが、これに限らない。すなわち、第1クーラント穴と第2クーラント穴は、各々、一端から他端まで個別に設けられた形態であってもよい。
<被削材の切削方法>
最後に、本発明に係る被削財の切削方法の一実施例について、図6を用いて詳細に説明する。
本実施形態に係る被削材の切削方法は、以下の(I)〜(IV)の工程を有している。
(I)図6(a)に示すように、被削材を回転させる工程
(II)図6(a)に示すように、上述した本実施形態の工具1を矢印Eの方向に移動させて切刃21を被削材に近接させる工程
(III)図6(b)に示すように、切刃21を被削材の表面に接触させて被削材を切削する工程
(IV)図6(c)に示すように、工具1を矢印Fの方向に移動させて切刃21を被削材から離間させる工程
このような本実施形態の切削方法は、上述した優れた切屑排出性を有した工具1を用いて加工されるため、切削加工中に、切屑が切刃21に引っかかって滞留することを抑制できる。また、止まり穴加工においても、切屑が加工穴内に詰まることを抑制することができる。そのため、切屑が被削材の加工壁面を傷つけることを抑制することができる。その結果、加工精度の高い切削加工を実現することができる。
また、加工穴から工具1を引き抜く際に、切屑が切刃21に引っかかった状態となることを抑制できる。そのため、新たな加工を行う場合に、従来しなければならなかった切刃21に引っかかっていた切屑を除去する工程が低減でき、作業効率の向上が図れる。
図6に示すように、本実施形態においては、(II)および(IV)の両工程においても、被削材を固定した状態で、工具1を移動させてなる。(II)および(IV)の両工程は、他の実施形態として、工具1を固定した状態で被削材を移動させた形態であっても良い。すなわち、(II)の工程においては、工具1の切刃21と被削材とが相対的に近接すればよく、(IV)の工程においては、工具1の切刃21と被削材とが相対的に離間すれば良い。
以上、本発明にかかるいくつかの実施形態について例示したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意のものとすることができることは言うまでもない。
本発明に係る第1の実施形態による切削工具1の全体斜視図である。 切削工具1の(a)平面図、(b)側面図、(c)正面図である。 (a)図2(a)の切削工具1を構成するホルダ3の要部拡大図、(b)図2(b)の切削工具1を構成するホルダ3の要部拡大図である。 図3(a)の(a)A−A断面図、(b)B−B断面図、(c)C−C断面図である。 本発明に係る第2の実施形態による切削工具1’の(a)平面図、(b)側面図、(c)正面図である。 本発明に係る被削材の切削方法の一実施形態の各工程を説明する図である。
符号の説明
1 切削工具
2 切削インサート
21 切刃
22 コーナー部
3 ホルダ
4 先端面
5 外周面
5A 切刃が突出して配置されるホルダ3の外周面
5B 切刃が突出して配置されるホルダ3の外周面に対して径方向反対側に位置するホルダ3の外周面
6 インサートポケット
61 座面
611 コーナー部
612 第1辺
613 第2辺
7 壁面
71 壁面の後端側縁部
8 第1クーラント穴
81 第1開口部
82 第2開口部
83 先端領域
84 後端領域
9 第2クーラント穴
91 第3開口部
92 第4開口部
93 先端領域
94 後端領域
10 第2壁面
101 第2壁面の下方側端部
L ホルダのシャンク部32の軸線
M コーナー部の二等分線

Claims (15)

  1. 先端に切刃を有する切削インサートが装着される切刃部と、該切刃部の後方に位置するシャンク部と、を備え、
    前記切刃部は、
    該切刃部の先端面および外周面と交差するよう形成されたインサートポケットと、
    該インサートポケットの後方に位置する前記切刃部の外周面に、前記インサートポケットの近傍から後方に向かって伸びて形成された凹状の壁面と、
    前記切刃部の外周面に開口する第1開口部と前記シャンク部の後端面に開口する第2開口部とを備え、前記切刃部およびシャンク部を各々貫通する第1クーラント穴と、を有しており、
    前記インサートポケットは、前記切削インサートの下面と当接する座面を有し、
    前記壁面の後端側縁部は、前記座面に略垂直な方向からみたときに、後方に向かうにつれて、前記切刃が配置される前記切刃部の外周面側に近づくように傾斜して設けられているとともに、
    前記第1開口部は、前記切刃が配置される前記切刃部の外周面であって、前記壁面および前記インサートポケットの座面の下方で且つ前記インサートポケットの後方に位置する前記切刃部の外周面に、開口しているホルダ。
  2. 前記第1クーラント穴は、先端側に位置するとともに前記第1開口部に向かうにつれて下方に位置するよう傾斜して形成された先端領域と、後端側に位置するとともに前記切刃部の中心軸に沿って形成された後端領域と、を有している請求項1に記載のホルダ。
  3. 前記座面に略平行な方向であって前記シャンク部の軸線に略垂直な方向からみたとき、前記第1クーラント穴の先端領域と前記シャンク部の軸線とのなす角度は、鋭角である請求項2に記載のホルダ。
  4. 前記座面に略垂直な方向からみたとき、前記第1クーラント穴の先端領域と前記シャンクの軸線とのなす角度は、鋭角である請求項2または3に記載のホルダ。
  5. 前記座面は、外方に突出するコーナー部と該コーナー部から一方に延びるとともに前記切刃部の先端面に沿う第1辺と前記コーナー部から他方に延びるとともに前記切刃部の外周面に沿う第2辺と、を有し、
    前記座面に略垂直な方向からみたとき、前記第2辺と前記シャンク部の軸線とのなす角度は、前記第1クーラント穴の先端領域と前記シャンク部の軸線とのなす角度以上である請求項2乃至4のいずれかに記載のホルダ。
  6. 前記切刃部の外周面に開口する第3開口部と、前記シャンク部の後端面に開口する第4開口部と、を有する第2クーラント穴を更に有し、
    前記第3開口部は、前記切刃が配置される前記切刃部の外周面であって、前記壁面の下方で且つ前記第1開口部の上方で且つ前記第1開口部の先端側に位置する前記切刃部の外周面に、開口している請求項1乃至5のいずれかに記載のホルダ。
  7. 前記切刃が配置される前記切刃部の外周面に、前記壁面に接続して、前記インサートポケットの後方から前記シャンク部に向かって延びる第2壁面が設けられており、
    該第2壁面の下方側縁部は、前記座面に略平行な方向であって前記シャンク部の軸線に略垂直な方向からみたとき、後方に向かうにつれて下方に傾斜している請求項6に記載のホルダ。
  8. 前記第3開口部は、前記インサートポケットと前記第2壁面との間に設けられている請求項7に記載のホルダ。
  9. 前記第2壁面の最下点は、前記第1開口部および第3開口部よりも下方に位置している請求項7または8に記載のホルダ。
  10. 前記第2クーラント穴は、先端側に位置するとともに前記第3開口部に向かうにつれて前記切刃部の中心軸から外周面に向かって延びて形成された先端領域と、後端側に位置するとともに前記切刃部の中心軸に沿って形成された後端領域と、を有していることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載のホルダ。
  11. 前記座面は、前記切削インサートの切刃の下方に対応する位置にコーナー部が設けられているとともに、
    前記座面に略垂直な方向からみたとき、前記第2クーラント穴の先端領域は、前記座面のコーナー部に向かって延びている請求項10に記載のホルダ。
  12. 前記座面に略平行な方向であって、前記シャンク部の軸線に略垂直な方向からみたとき、前記第2クーラント穴の先端領域は、前記シャンク部の軸線に沿って設けられている請求項10または11に記載のホルダ。
  13. 前記座面に略垂直な方向からみたとき、前記第2クーラント穴の先端領域と前記シャンク部の軸線とのなす角度は、前記第1クーラント穴の先端領域と前記シャンク部の軸線とのなす角度以上である請求項10乃至12のいずれかに記載のホルダ。
  14. 請求項1乃至13のいずれかに記載のホルダと、
    前記インサートポケットに装着された切刃を有する切削インサートと、を備えた切削工具。
  15. 被削材を切削する方法であって、
    前記被削材を回転させる工程と、
    請求項14に記載の切削工具の前記切刃を前記被削材に近接させる工程と、
    前記切刃を前記被削材の表面に接触させて前記被削材を切削する工程と、
    前記切刃を前記被削材から離間させる工程と、を備えた被削材の切削方法。
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