JP2010093579A - 撮像装置及びその制御方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】特別な操作部材を操作することなく素早く画像の拡大を行えるようにする。
【解決手段】撮像装置であって、被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、撮像装置の姿勢を検知する姿勢検知部と、撮像素子の全範囲の画素の信号を、一定の比率で間引いて読み出す第1の読出しモードと、撮像素子の一部の範囲の画素の信号を、間引かずに読み出す第2の読出しモードとを切り替える切り替え部と、姿勢検知部の検知結果に基づいて、切り替え部の切り替え動作を制御する制御部とを備える。
【選択図】図7A

Description

本発明は、電子スチルカメラ等の撮像装置において、画像を拡大して表示又は記録する技術に関するものである。
画像信号を電気信号に変換して撮像する電子スチルカメラ等の撮像装置では、撮影光束をCCDやCMOSセンサ等の撮像素子で受光し、その撮像素子から出力される光電変換信号を画像データに変換してメモリーカード等の記録媒体に記録する。また近年では、静止画のみならず動画像も記録できる撮像装置が一般的である。
ところで、近年、静止画用の電子スチルカメラでは撮像素子の画素数が多画素化してきており、動画に必要な画素数よりも多くなっている。そのため、動画撮影時には、撮像素子の全画素数よりも少ない画素数に間引いて記録することが行われている。
このような撮像装置において、ピント確認を行いたい場合や拡大動画を記録したい場合は、撮像装置に搭載されている拡大用ボタンや拡大用レバーを操作して電子ズームを行ったり、ズームレンズを装着している場合は、焦点距離を望遠にするなどの操作を行う必要があった。
しかしながら、画像を間引いて信号を読み出している場合、特に電子ズームを行う場合においては、所望の画角範囲に相当する信号を水増しして表示及び記録をするために画質が劣化するという問題点があった。また、拡大操作をする場合、光学的な拡大ではレンズ駆動に時間がかかり、間引き率の変更による拡大では操作部材への操作時間に応じて順次拡大率を変更していくものであったため、所望の倍率に拡大するまでに時間がかかるという問題点があった。これは、ユーザーが希望する倍率がいつも決まった値であった場合でも、操作部材を長く操作して小さい拡大倍率から希望の倍率まで順次拡大していかなければいけないことを意味している。そのため、特に動画記録中において瞬時に拡大を行いたいシーンにおいて、拡大を行うことが出来ないという問題点があった。
このような問題点のうち、画質の問題を解決するための手法として、特許文献1には、拡大倍率に応じて、間引き率を変える方法が提案されている。
特開2007−221273号公報
しかしながら特許文献1では、拡大画像における画質劣化は改善されるが、拡大倍率を変化させている間は拡大することは出来ず、またユーザーが希望する拡大率まで拡大するためには操作に時間がかかるという問題が依然として残っている。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作部材を操作することなく、或いは操作部材の簡単な操作で、素早く画像の拡大を行えるようにすることである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、撮像装置であって、被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、前記撮像素子の全範囲の画素の信号を、一定の間引き率で間引いて読み出す第1の読出しモードと、前記撮像素子の一部の範囲の画素の信号を、前記第1の読み出しモードにおける間引き率よりも低い間引き率で読み出す第2の読出しモードとを切り替える切り替え手段と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係わる撮像装置の制御方法は、被写体像を電気信号に変換する撮像素子を備える撮像装置を制御する方法であって、前記撮像素子の全範囲の画素の信号を、一定の間引き率で間引いて読み出す第1の読出しモードと、前記撮像素子の一部の範囲の画素の信号を、前記第1の読み出しモードにおける間引き率よりも低い間引き率で読み出す第2の読出しモードとを切り替える切り替え工程を備えることを特徴とする。
本発明によれば、操作部材を操作することなく、或いは操作部材の簡単な操作で、素早く画像の拡大を行うことが可能となる。
以下、本発明の好適な一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の実施に必須のものとは限らない。
<カメラの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置としての電子スチルカメラのブロック構成を示す図である。
図1において、100は交換可能な撮影レンズであるレンズユニットであり、200は撮像装置本体を表している。
レンズユニット100に搭載されているレンズ5は、通常複数枚のレンズから構成されるが、ここでは簡略化して一枚のレンズのみで示している。6はレンズユニット100がカメラ本体200と通信を行うための通信端子であり、10はカメラ本体200がレンズユニット100と通信を行うための通信端子である。レンズユニット100は、この通信端子6,10を介してマイクロコンピュータ39と通信し、内部のレンズシステム制御回路4によって絞り駆動回路2を介して絞り1の制御を行う。また、AF駆動回路3を介して、レンズ5の位置を変位させることで焦点を合わせる。
15はAEセンサーで、レンズユニット100を通した被写体の輝度を測光する。
11はAFセンサーで、マイクロコンピュータ39に、デフォーカス量情報を出力し、それに基づいてレンズユニット100を制御する。
12はクイックリターンミラーで、露光の際にマイクロコンピュータ39から指示されて、不図示のアクチュエータによりアップダウンされる。
13はフォーカシングスクリーンで、撮影者は、ペンタプリズム14とアイピースユニット16を介して、フォーカシングスクリーンを観察することで、レンズユニット100を通した被写体の光学像の焦点や構図の確認が可能となる。
17はフォーカルプレーンシャッターで、マイクロコンピュータ39の制御で撮像素子20の露光時間を自由に制御できる。
18は光学フィルターで、一般的にローパスフィルターなどから構成され、フォーカルプレーンシャッター17より入射する光の高周波成分をカットして、撮像素子20に被写体像を導光する。
撮像素子20としては、一般的にCCDやCMOSセンサ等の撮像素子が用いられ、レンズユニット100を通して撮像素子20上に結像された被写体象を光電変換して電気信号を出力する。
21はA/D変換回路で、撮像素子20によって電気信号に変換されたアナログ信号をデジタル信号に変換する。
22は画像処理回路で、A/D変換回路21によってデジタル信号に変換された画像データに対して、フィルター処理、色変換処理、ガンマー/ニー処理を行い、メモリーコントローラ26に出力する。また、この画像処理回路22は、D/A変換回路も内蔵している。そして、A/D変換回路21によってデジタル信号に変換された画像データやメモリーコントローラ26により入力される画像データをアナログ信号に変換して液晶駆動回路23を介して液晶表示部24に出力することも可能である。これらの画像処理回路22による画像処理及び表示処理は、マイクロコンピュータ39により切り替えられる。また、マイクロコンピュータ39は、撮影画像のカラーバランス情報をもとにホワイトバランス調整を行う。
メモリーコントローラ26は、画像処理回路22から入力された未処理の画像データをバッファメモリー25に格納したり、或いは画像処理済みの画像データをメモリー27に格納したりする。また、逆にバッファメモリー25やメモリー27から画像データを取り込んで画像処理回路22に出力したりもする。また、メモリーコントローラ26は、USB(Universal Serial Bus)、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)などの外部インタフェース28を介して送られてくる画像データをメモリー27に格納したり、逆にメモリー27に格納されている画像データを外部インタフェース28を介して外部に出力することも可能である。また、メモリー27は、着脱可能な様態でもよく、図1では、着脱可能な場合のメモリーとして図示している。具体的には、コンパクトフラッシュ(登録商標)メモリーを用いることができる。
31は、タイミング制御回路であり、この回路を介してマイクロコンピュータ39は、撮像素子20の駆動タイミングを制御する。
34は電源制御回路であり、電力はAC電源部29、もしくは2次電池部30より供給され、マイクロコンピュータからの指示を受けて電源のオンオフを行う。また、電源状態検知回路33により検知された現在の電源状態の情報や電源種類検知回路32により検知された現在の電源の種類の情報をマイクロコンピュータ39に通知することも行う。
35は、電子スチルカメラの姿勢検知回路であり、現在の電子スチルカメラの姿勢状態の情報をマイクロコンピュータ39に通知する。
図2は、姿勢検知回路35の回路図である。
フォトセンサHV1、HV2は互いに90°程度の角度で配置され、それぞれ電子スチルカメラの水平軸からも角度をもって配置されている。本実施形態では、電子スチルカメラが水平な状態で両方のフォトセンサHV1、HV2のLED出力を遮蔽物(BALL1、BALL2)が遮るような構成になっているが、フォトセンサHV1、HV2は必ずしもこのような位置構成である必要はない。カメラの姿勢によってこれらの遮蔽物が移動することにより、出力される信号(HVSW1、HVSW2)が変化し、これらの信号の組み合わせによって、カメラの姿勢が決定される。なお、上記の信号の組み合わせから、同じ縦向きであってもレリーズボタン201が上側にある縦向きか、レリーズボタン201が下側にある縦向きかも判断することができる。
図1の説明に戻ると、36はシャッター制御回路であり、この回路を介してマイクロコンピュータ39はフォーカルプレーンシャッター17を制御する。
図3A、図3Bは、レンズユニット100及び撮像装置本体200の外観図で、図1と共通する部分は、同じ記号で示している。
201はレリーズボタンである。レリーズボタン201を半押しすることで、被写体の輝度の測定や焦点合わせが行われる。また、レリーズボタン201を全押しすることでシャッターが切られ画像の撮影が行われる。
202は、カメラのモードの設定を行うためのモードダイヤルである。ユーザーは、このモードダイヤル202を回すことで、スポーツモード、風景モードなどの撮影モードの設定を行うことができる。
203は、電子ダイヤルである。ユーザーは、この電子ダイヤル203を回すことでシャッター速度や絞り値などの設定を行うことができる。
204は、十字キー及び選択ボタンである。液晶表示部24に表示されている設定内容、サムネイル画像などの選択を行う際、キー204aを押下することにより、左右方向に選択範囲が動き、キー204bを押下することにより、上下方向に選択範囲が動く。また、選択された箇所で選択ボタン204cを押下することにより、選択した内容を設定することができる。
205は、電源スイッチである。電源スイッチ205を回すことで電源のON及びOFFを行うことができる。
206は、各種設定を行うためのスイッチ群である。これらのスイッチ群には、カメラ内外の記録媒体に保存されている画像を液晶表示部24に表示させる再生指示ボタンや、各種設定画面を液晶表示部24に表示させるための設定画面表示指示ボタンなどがある。ユーザーはこれらのスイッチを押下することにより、各種設定を行うための画面を表示させたり、撮影画像の確認を行うことなどが可能となる。
次に、図4のフローチャートを用いて、本実施形態の電子スチルカメラにおいて第1の読出しモードと第2の読出しモードを切り替えて動画記録を行う動作について説明する。
まずステップS10で、現在の電子スチルカメラの状態がライブビュー状態か否か、判定を行う。ライブビューとは、構図の確認を行うために液晶表示部24に表示されるリアルタイム画像のことである。判定の結果、ライブビュー状態であった場合、ステップS11に進む。また、ライブビュー状態でなかった場合には、そのまま終了する。
ステップS11では、動画記録開始ボタンが押下されたかどうかの判定を行い、押下されたならステップS12に進み、押下されなかったならそのまま終了する。
ステップS12では、姿勢検知回路35の検知結果に基づいて、カメラの姿勢を判定し、カメラの姿勢が横向きであったならステップS13に進み、縦向きであったならステップS14に進む。なおここでは、横長の静止画(例えば、横5616画素、縦3744画素分の画像)が記録される向きを「横向き」、縦長の静止画(例えば、横3744画素、縦5616画素分の画像)が記録される向きを「縦向き」とする。
ステップS13では、マイクロコンピュータ39は、第1の読出しモードで撮像素子20を駆動するように、タイミング制御回路31を介して撮像素子20を制御する。第1の読出しモードに関しての詳細は、後述する。
ステップS14では、マイクロコンピュータ39は、第2の読出しモードで撮像素子20を駆動するように、タイミング制御回路31を介して撮像素子20を制御する。第2の読出しモードに関しての詳細は、後述する。
ステップS15では、ステップS13、又はステップS14により決定された読出しモードにより読み出される画像信号に対して、動画記録処理が行われる。
(第1の読出しモード)
以下では、撮像素子の全画素から所定の間引き率で間引いて読み出す方法を用いている。ここで、いわゆる「間引き処理」の方法にはいくつかの種類があるが、本実施形態の目的は、動画の規格に合わせて最終的に記録する画素数が、撮像素子で撮像に用いた範囲(すなわち記録される被写体の範囲)の画素数よりも少なくなっていればよく、そのような処理を総称して間引きと呼ぶものである。したがって、いくつかの画素の平均値を1画素として記録するものも間引きと呼ぶこととする。
図5Aは、撮像素子で撮像に用いた範囲の画素のうち、第1の読出しモードで読み出される画素を表した模式図である。ここでは撮像素子で撮像に用いる範囲を撮像素子の全面とし、そのうち図の斜線で塗りつぶされている画素が読み出される画素となっている。また、本実施形態では、アスペクト比3:2の撮像素子を示しており、横30画素、縦20画素と仮定している。
また、実際には各画素は、図9に示すようなR(赤)、G(緑)、B(青)の各画素が周期的に並んだベイヤー配列で配置されているが、本実施形態では、簡略化のため、ベイヤー配列の4画素1組を1画素として扱い、色概念を省くこととする。
第1の読出しモードでは、図5Aの斜線部に示すように、水平方向は、2画素に対して1画素を読み飛ばす1/2間引き読み出しを行う。また、垂直方向も同様に、2画素に対して1画素を読み飛ばす1/2間引き読み出しを行う。言い換えれば、第1の読み出しモードでは、撮像素子の撮像面の全範囲の画素の信号を一定の比率で間引いて読み出す。この第1の読出しモードによって、例えば、撮像素子20が、横5616画素、縦3744画素であった場合、横2808画素、縦1872画素の画像信号が出力されることになる。
図5Bは、この第1の読出しモードで出力された画像信号サイズの模式図である。アスペクト比3:2の撮像素子20全体から、間引いて信号を読み出しているために、画像信号サイズのアスペクト比は変わらず、3:2となり、例えば、撮像素子20が、横5616画素、縦3744画素であった場合、横2808画素、縦1872画素の画像信号サイズとなる。
図6は、TVモニターの表示パネルを表しており、本実施形態では、アスペクト比は16:9、横1980画素、縦1080画素としている。また、この時、図5Bで示した出力される画像信号サイズ(横2808画素、縦1872画素)は、TVモニターが表示可能な解像度(横1980画素、縦1080画素)に対して、十分大きなサイズを持っているので、画質を劣化させることなく、フルHDの動画像サイズ(横1980画素、縦1080画素)に変換させて、表示することが可能となる。
(第2の読出しモード)
図7Aは、カメラを縦に構えた状態の、第2の読出しモードで読み出される画素を表した模式図を示している。図の斜線で塗りつぶされている画素が読み出される画素であり、且つ撮像素子のうち撮像に用いた範囲の画素となっている。
本実施形態において、第2の読出しモードでは、図7Aの斜線部に示すように、撮像素子20の中心部からアスペクト比16:9の範囲の信号を間引かずに読出す(間引き率=0)こととする。この第2の読出しモードによって、例えば、カメラを縦に構えたときに、撮像素子20が、横3744画素、縦5616画素であった場合、横1980画素、縦1080画素の画像信号を出力させることが可能になる。
図7Bは、この第2の読出しモードで出力された画像信号サイズの模式図である。アスペクト比3:2の撮像素子20の中心部16:9の範囲の信号を読み出しているために、画像信号サイズのアスペクト比は、16:9となる。例えば、カメラを縦に構えたときに、撮像素子20が、横3744画素、縦5616画素であった場合、横1980画素、縦1080画素の画像信号サイズとすることが可能になる。
図8は、TVモニターの表示パネルを表しており、本実施形態では、アスペクト比は16:9、横1980画素、縦1080画素としている。また、この時、図7Bで示した出力される画像信号サイズ(横1980画素、縦1080画素)は、TVモニターが表示可能な解像度(横1980画素、縦1080画素)に対して、同等のサイズを持っているので、画質を劣化させることなく、フルHDの動画像サイズ(横1980画素、縦1080画素)に変換させて、表示することが可能になる。
また、例えば、撮像素子20が、横5616画素、縦3744画素(カメラを横に構えた場合)であった場合、この第2の読出しモードでは、第1の読出しモードが図5Aに示すように全画角を読み出しているのに対して、図7Aに示すように、横1980画素、縦1080画素の信号を読み出しているので、画角は3倍となり、カメラを縦に構えたことにより、約3倍の画角の拡大動画像を表示することが可能になる。
なお、上記の第2の読み出しモードでは、そのまま記録すると、縦向きの画像が記録されてしまう。そのため、第2の読み出しモードでは、以下の(1)〜(3)のいずれかの処理を行う。
(1)撮像素子の各画素から信号を読み出す順番を変えて、横向き(横長)の画像データを記録する。
(2)撮像素子から得られた画像データに回転処理を施し、横向き(横長)の画像データを記録する。
(3)撮像素子から得られるデータはそのまま縦向き(縦長)とし、どの向きで撮影されたフレームであるかを属性情報として付加して記録する。そして、再生時に撮影時のカメラの向きの属性情報を参照して、縦向きで撮影された縦長フレームを再生装置で回転処理する。
また、上記の説明では、第2の読み出しモードでは、画素を間引かずに読み出すように説明したが、第2の読み出しモードでは、第1の読み出しモードにおける間引き率よりも低い間引き率で間引いて読み出すようにしてもよい。この場合、間引かないで読み出すことは、間引き率=0と考えることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、動画像記録時、撮像装置が横位置にある状態と、縦位置にある状態とで画像信号の読み出し方を変え、且つ縦位置時の読み出し方は、中心部の信号を間引かずに信号を読み出すことで、撮像装置を縦位置に構えるだけで、画質劣化を起こさずに、且つ瞬時に拡大動画に切り替えることが可能になる。加えて、拡大動画への切り替えが、撮像装置の姿勢に応じて行われるため、操作部材を操作した際に発生する物理的な操作音が動画像に記録されてしまうこともなく、静かに切り替えを行うことができる。
なお、上記の実施形態では、撮像装置が縦位置にされた場合に、自動的に横1980画素×縦1080画素のテレビモニターの表示画面に合わせて画素を間引かずに、例えば3倍の拡大画像を記録及び表示するように説明した。しかし、縦横の検知のみならず、ワンタッチズームボタンのようにユーザーによる押すだけの手動操作で、例えば3倍などの予め設定された倍率に自動的に拡大するようにしてもよい。
また、縦横検知あるいはワンタッチズームなどにより拡大するために予め設定される倍率は、例えば、ユーザーが事前にメニュー画面などから設定可能としておけばよい。設定する倍率としては、上記のような横1980画素×縦1080画素のフルHDに対応する倍率、横1366画素×縦768画素のXGAに対応する倍率、横640画素×縦480画素のVGAに対応する倍率などが考えられる。
また、上記の実施形態では、撮像装置が縦位置にされた場合に、自動的に画素を間引かずに拡大する場合について説明した。しかし、画素を間引かないことに限定されず、拡大率に応じて間引き率を変更するようにしてもよい。この場合、横1980画素×縦1080画素のフルHD、横1366画素×縦768画素のXGA、横640画素×縦480画素のVGA等に対応して間引き率を変更するとよい。この間引き率の設定及び間引きをするかしないかの設定は、拡大率に応じて自動的に決定されるようにしてもよいし、ユーザーが事前にメニュー画面などから設定できるようにしてもよい。
(他の実施形態)
また、各実施形態の目的は、次のような方法によっても達成される。すなわち、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、本発明には次のような場合も含まれる。すなわち、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
さらに、次のような場合も本発明に含まれる。すなわち、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明した手順に対応するプログラムコードが格納されることになる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置としての電子スチルカメラのブロック構成を示す図である。 姿勢検知回路の構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る電子スチルカメラの正面外観図である。 本発明の一実施形態に係る電子スチルカメラの背面外観図である。 第1の読出しモードと第2の読出しモードを切り替えて動画記録を行う動作を示すフローチャートである。 第1の読出しモードの読出し画素を示す模式図である。 第1の読出しモードにおける読出し信号サイズを示す図である。 第1の読出しモードにおける読出し信号サイズを基に出力された動画像を表示した時のフルHD出力対応テレビジョンの画面を示す図である。 第2の読出しモードの読出し画素を示す模式図である。 第2の読出しモードにおける読出し信号サイズを示す図である。 第2の読出しモードにおける読出し信号サイズを基に出力された動画像を表示した時のフルHD出力対応テレビジョンの画面を示す図である。 ベイヤー配列を示す図である。
符号の説明
1 絞り
2 絞り駆動回路
3 AF駆動回路
4 レンズシステム制御回路
5 レンズ
6 通信端子
10 通信端子
11 AFセンサー
12 クイックリターンミラー
13 フォーカシングスクリーン
14 ペンタプリズム
15 AEセンサー
16 アイピースユニット
17 フォーカルプレーンシャッター
18 光学フィルター
20 撮像素子
21 A/D変換回路
22 画像処理回路
23 液晶駆動回路
24 液晶表示部
25 バッファメモリー
26 メモリーコントローラ
27 メモリー
28 外部インタフェース
29 AC電源部
30 2次電池部
31 タイミング制御回路
32 電源種類検知回路
33 電源状態検知回路
34 電源制御回路
35 姿勢検知回路
36 シャッター制御回路
38 外部機器信号検知回路
39 マイクロコンピュータ

Claims (7)

  1. 撮像装置であって、
    被写体像を電気信号に変換する撮像素子と、
    前記撮像素子の全範囲の画素の信号を、一定の間引き率で間引いて読み出す第1の読出しモードと、前記撮像素子の一部の範囲の画素の信号を、前記第1の読み出しモードにおける間引き率よりも低い間引き率で読み出す第2の読出しモードとを切り替える切り替え手段と、
    を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像装置の姿勢を検知する姿勢検知手段をさらに備え、前記切り替え手段は、前記姿勢検知手段により前記撮像装置が横向きであることが検知された場合は、前記第1の読出しモードに切り替え、前記姿勢検知手段により前記撮像装置が縦向きであることが検知された場合は、前記第2の読出しモードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像装置が動画記録を開始する前に前記姿勢検知手段により前記撮像装置が縦向きであることが検知された場合には、前記第2の読み出しモードでは、前記撮像素子の一部の範囲の画素の信号を間引かずに読み出すことを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置
  4. 前記切り替え手段に、前記第1の読み出しモードと第2の読み出しモードを切り替えるように指示するための手動による操作手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記第1の読み出しモードにおける間引き率及び前記第2の読み出しモードにおける間引き率はユーザーにより設定可能であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 被写体像を電気信号に変換する撮像素子を備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記撮像素子の全範囲の画素の信号を、一定の間引き率で間引いて読み出す第1の読出しモードと、前記撮像素子の一部の範囲の画素の信号を、前記第1の読み出しモードにおける間引き率よりも低い間引き率で読み出す第2の読出しモードとを切り替える切り替え工程を備えることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  7. 請求項6に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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