JP6771192B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本開示は、異なる合焦位置の複数の画像を一回の操作で撮像可能なフォーカスブラケット撮影機能を有する撮像装置に関する。
特許文献1は、異なる合焦位置の複数の画像を一回の操作で撮像可能なフォーカスブラケット撮影機能を有するデジタルカメラを開示している。
特開2004−135029号公報
本開示は、フォーカスブラケット撮影機能での複数の画像の撮像において、画質や記録時間に対する優先度に応じた撮像を可能とする撮像装置を提供する。
本開示の第一の態様において撮像装置が提供される。撮像装置は、フォーカスレンズを含む光学系と、光学系により形成された被写体像を撮像して画像信号を生成する撮像部と、撮像部により生成された画像信号に所定の処理を行い、画像データを生成する画像処理部と、撮像部および画像処理部を制御する制御部と、を備える。画像データの画像領域を分割して得られる複数の領域を部分領域とする。制御部は、各部分領域に対する合焦位置を検出した後、検出された各合焦位置を含むようにフォーカスレンズを移動させて動画撮影を行う。動画撮影の方式として、各合焦位置でフォーカスレンズを停止させて動画撮影を行う第1方式と、各合焦位置でフォーカスレンズを停止させることなく移動させながら動画撮影を行う第2方式とを有する。
本開示における撮像装置によれば、動画撮影の方式として、各合焦位置でフォーカスレンズを停止させて動画撮影を行う第1方式を設定することで、ピント精度が高く画質のよい画像を撮像できる。また、各合焦位置でフォーカスレンズを停止させることなく移動させながら動画撮影を行う第2方式を設定することで、第1方式よりも動画撮影の記録時間を短縮できる。そのため、画質や記録時間に対する優先度に応じた撮像が可能となる。
本開示に係るデジタルカメラの構成を示す図 デジタルカメラの背面図 ブラケット動作におけるフォーカスレンズの移動を説明した図 画像においてユーザによる合焦領域の指定を説明した図 動画データからの静止画の切り出しを説明した図 複数に分割された画像の領域を説明した図 合焦情報テーブルを説明した図 動画データのヘッダを説明した図 フォーカスブラケット動作を示すフローチャート フォーカスブラケット撮影における動画記録動作を示すフローチャート フォーカスブラケット撮影におけるフォーカスレンズの移動範囲を説明した図 フォーカスレンズの移動速度の切り換えを説明するための図 フォーカスレンズの移動速度の切り換えを説明するための図 動画記録の詳細動作を示すフローチャート 各フォーカスレンズ位置に対応する合焦被写***置の変化量を記録したテーブルを示した図 フォーカスレンズ位置と合焦被写***置との関係を説明した図 フォーカスレンズ位置と合焦被写***置との関係を説明した図 動画データからの静止画生成処理を示すフローチャート 動画データの記録後に表示される画面を示す図 ユーザによる所望の被写体を指定する操作を説明した図 ユーザにより指定された被写体に対応する領域を示す図 ユーザによる所望の被写体を指定する操作を説明した図 ユーザにより指定された被写体に合焦した画像の表示例を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、発明者(ら)は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面および以下の説明を提供するのであって、これらによって特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
以下、図面を用いて本開示に係る撮像装置の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
1.デジタルカメラの構成
実施の形態1に係るデジタルカメラの電気的構成例について図1を用いて説明する。図1は、デジタルカメラ100の構成を示すブロック図である。デジタルカメラ100は、1又は複数のレンズからなる光学系110により形成された被写体像をCMOS140で撮像する撮像装置である。CMOS140で生成された画像データは、画像処理部160で各種処理が施され、メモリカード200に格納される。以下、デジタルカメラ100の構成を詳細に説明する。
光学系110は、フォーカスレンズ111及びズームレンズ112を含む。ズームレンズ112を光軸に沿って移動させることにより、被写体像の拡大、又は縮小をすることができる。また、フォーカスレンズ111を光軸に沿って移動させることにより、被写体像のピント(合焦状態)を調整することができる。また、光学系110は、デジタルカメラ100のブレによる画像のブレを補正するための手振れ補正レンズ113を含む。
レンズ駆動部120は、光学系110に含まれる各種レンズを駆動させる。レンズ駆動部120は、例えばズームレンズ112を駆動するズームモータ122や、フォーカスレンズ111を駆動するフォーカスモータ121や、手振れ補正レンズ113を駆動する手ぶれ補正アクチュエータ123を含む。
絞り部300は、ユーザの設定に応じて又は自動で開口部の大きさを調整し、開口部を透過する光の量を調整する。
シャッタ130は、CMOS140に透過させる光を遮光するための手段である。シャッタ130は、光学系110および絞り部300とともに、被写体像を示す光学情報を制御する光学系部を構成する。また、光学系110および絞り部300はレンズ鏡筒(図示せず)内に収納される。
CMOS140は、光学系110で形成された被写体像を撮像して、画像データを生成する。CMOS140は、カラーフィルタと、受光素子と、AGC(Auto Gain Controller)とを含む。受光素子は、光学系110によって集光された光学的信号を電気信号に変換し、画像情報を生成する。AGCは、受光素子から出力された電気信号を増幅する。CMOS140はさらに、露光、転送、電子シャッタなどの各種動作を行うための駆動回路等を含む。詳細については、後述する。
ADC(A/Dコンバータ:アナログ−デジタル変換器)150は、CMOS140で生成されたアナログ画像データをデジタル画像データに変換する。
画像処理部160は、CMOS140で生成され、変換されたデジタル画像データに対して、コントローラ180の制御を受け、各種処理を施す。画像処理部160は、表示モニタ220に表示するための画像データを生成したり、メモリカード200に格納するための画像データを生成したりする。例えば、画像処理部160は、CMOS140で生成された画像データに対して、ガンマ補正、ホワイトバランス補正、傷補正などの各種処理を行う。また、画像処理部160は、CMOS140で生成された画像データを、H.264規格やMPEG2規格に準拠した圧縮形式等により圧縮する。画像処理部160は、DSP(Digital Signal Processor)やマイコンなどで実現可能である。また、画像処理部160は、CMOS140で生成された画像データに基づいて、画素数4000×2000前後の動画の画像データ(4K動画データ)を生成することができる。画像処理部160は、生成した4K動画データに対して後述する種々の処理を行うことができる。
コントローラ180は、デジタルカメラ100の全体を制御する制御手段である。コントローラ180は、半導体素子などで実現可能である。コントローラ180は、ハードウェアのみで構成してもよいし、ハードウェアとソフトウェアとを組み合わせることにより実現してもよい。コントローラ180は、マイコン、CPU、MPU、DSP、ASIC、FPGAなどで実現できる。
バッファ170は、画像処理部160およびコントローラ180のワークメモリとして機能する。バッファ170は、例えば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)、強誘電体メモリなどで実現できる。
カードスロット190は、メモリカード200をデジタルカメラ100に装着するための手段である。カードスロット190は、機械的および電気的にメモリカード200とデジタルカメラ100を接続可能である。
メモリカード200は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどを内部に含み、画像処理部160で生成された画像ファイル等のデータを格納可能である。
内蔵メモリ240は、フラッシュメモリや強誘電体メモリなどで構成される。内蔵メモリ240は、デジタルカメラ100全体を制御するための制御プログラムやデータ等を記憶している。
操作部材210は、ユーザからの操作を受け付けるユーザーインターフェースの総称である。操作部材210は、ユーザからの操作を受け付けるボタン、レバー、ダイヤル、タッチパネル、スイッチ等を含む。また、操作部材210は、レンズ鏡筒の外周に設けられたフォーカスリングを含む。フォーカスリングは、フォーカスレンズ111を移動させるためにユーザにより回転操作される部材である。
表示モニタ220は、CMOS140で生成した画像データが示す画像(スルー画像)や、メモリカード200から読み出した画像データが示す画像を表示可能である。また、表示モニタ220は、デジタルカメラ100の各種設定を行うための各種メニュー画面等も表示可能である。表示モニタ220は、液晶表示デバイスや有機EL表示デバイスで構成される。
図2は、デジタルカメラ100の背面を示した図である。図2では、操作部材210の例として、レリーズボタン211、選択ボタン213、決定ボタン214、タッチパネル222が示されている。操作部材210は、ユーザによる操作を受け付けると、コントローラ180に種々の指示信号を送信する。
レリーズボタン211は、二段押下式の押下式ボタンである。レリーズボタン211がユーザにより半押し操作されると、コントローラ180はオートフォーカス制御(AF制御)やオート露出制御(AE制御)などを実行する。また、レリーズボタン211がユーザにより全押し操作されると、コントローラ180は、押下操作のタイミングに撮像された画像データを記録画像としてメモリカード200等に記録する。
選択ボタン213は、上下左右方向に設けられた押下式ボタンである。ユーザは、上下左右方向のいずれかの選択ボタン213を押下することにより、カーソルを移動したり、表示モニタ220に表示される各種条件項目を選択したりすることができる。
決定ボタン214は、押下式ボタンである。デジタルカメラ100が撮影モードあるいは再生モードにあるときに、決定ボタン214がユーザにより押下されると、コントローラ180は表示モニタ220にメニュー画面を表示する。メニュー画面は、撮影/再生のための各種条件を設定するための画面である。決定ボタン214が各種条件の設定項目が選択されているときに押下されると、コントローラ180は、選択された項目の設定を確定する。
タッチパネル222は、表示モニタ220の表示画面と重畳して配置され、ユーザの指による表示画面上へのタッチ操作を検出する。これにより、ユーザは、表示モニタ220に表示された画像に対する領域の指定等の操作を行える。
1.1 フォーカスブラケット機能
本実施形態のデジタルカメラ100は、合焦位置を変化させながら動画を撮影し、撮影した動画を構成する複数フレームの画像の中から1つのフレームを選択して記録するフォーカスブラケット機能を有する。フォーカスブラケット機能では、画素数4000×2000前後の4K動画が記録される。このように4Kで記録された動画から、ユーザの指定に基づき選択された1つのフレーム画像を切り出して静止画を得る。
具体的には、フォーカスブラケット機能では、図3Aに示すように至近端側から無限端側(またはその逆)に向かってフォーカスレンズ111を移動させながら、すなわち、合焦位置を変化させながら動画撮影を行う。その後、図3Bに示すように、ユーザ50は、撮影された画像においてピントを合わせたい被写体52(すなわち領域)を指定する。デジタルカメラ100は、図4に示すように、動画を構成する複数フレーム画像の中から、ユーザの指定に基づき1つのフレーム画像を選択して、静止画として切り出して記録する。これにより、ユーザが指定した被写体(領域)に合焦した高画質の静止画を得ることができる。
以上のようなフォーカスブラケットのために、本実施形態では、画像領域400を図5に示すような複数の領域に分割する。そして、分割した領域毎に、動画を構成する複数フレームの中から、その領域にピントが合っているフレーム(以下「合焦フレーム」という)を求め、求めた合焦フレームに関する情報を合焦情報テーブルに記録する。なお、デジタルカメラ100は、フォーカスブラケット動作において動画を記録(撮影)する前にプリスキャン動作を行い、分割した各領域の合焦フレームを検出して合焦情報テーブルを生成する。画像領域400を分割して得られる複数の領域を部分領域ともいう。
図6Aは、合焦情報テーブルのデータ構造を示した図である。合焦情報テーブル60は、プリスキャン動作において最も至近端側でピントがあったときのフォーカスレンズ位置(Pnear)と、最も無限端側でピントがあったときのフォーカスレンズ位置(Pfar)と、分割した各領域に対する合焦フレームのフレーム番号とを格納する。合焦情報テーブル60は、図6Bに示すように、動画撮影により得られた動画データ65のヘッダ部63に格納される。なお、以下において、適宜、フォーカスレンズ位置(Pnear)を合焦位置(Pnear)といい、フォーカスレンズ位置(Pfar)を合焦位置(Pfar)という。
2.フォーカスブラケット動作
以上のような構成を有するデジタルカメラ100のフォーカスブラケット動作を以下に説明する。
図7のフローチャートを参照して、デジタルカメラ100のフォーカスブラケット動作における動画記録動作を説明する。デジタルカメラ100において予めフォーカスブラケット機能が有効に設定された状態で、ユーザによりレリーズボタン211が全押しされると、フォーカスブラケット動作が開始される。フォーカスブラケット動作は、動画記録動作(S01)と、静止画生成動作(S02)とを含む。動画記録動作では、フォーカスレンズ111を移動させながら動画を記録(撮影)する。静止画生成動作では、動画記録動作にて記録した動画データから、ユーザが指定する被写体(領域)に合焦された静止画を生成する。以下、それぞれの動作について詳細を説明する。
2.1 動画記録動作
図8は、動画記録動作(ステップS01)を説明したフローチャートである。コントローラ180はまず、画像における分割した領域のそれぞれについて合焦位置を検出して合焦情報テーブルを作成するためのプリスキャン動作を行う(S11)。
プリスキャン動作では、コントローラ180は、フォーカスレンズ111を至近端から無限端に(またはその逆に)移動させながら、画像の分割した領域毎にコントラスト値を検出する(図5参照)。
そして、コントローラ180は、プリスキャンの結果に基づき合焦情報テーブル60を作成する。具体的には、コントローラ180は、フォーカスレンズ111を至近端から無限端に移動させたときに、部分領域毎に、得られる複数の画像においてコントラスト値が最大となるフォーカスレンズ位置を求め、フォーカスレンズ位置を合焦情報テーブル60に記録する(図6Aのc参照)。なお、一の領域について、いずれのフレームのコントラスト値も所定の閾値よりも低い場合、当該領域については、合焦フレーム(すなわち合焦位置)が定まらないとし、合焦情報テーブル60には、合焦位置が不明であることを示す所定の値を記録する。
コントローラ180はさらに、フォーカスレンズ111を至近端から無限端に移動させたときの、最も至近端に近いフォーカスレンズ111の合焦位置(Pnear)と、最も無限端に近いフォーカスレンズ111の合焦位置(Pfar)とを求め、それらの値を合焦情報テーブル60に記録する(図6Aのa参照)。これにより、プリスキャン動作を終了する。なお、この状態では、合焦情報テーブル60においてまだ合焦フレーム番号の情報は含まれていない。
プリスキャン動作終了後、コントローラ180は、フォーカスレンズ111を至近端側に戻し、フォーカスレンズ111を所定の範囲内を移動させながら動画記録を行う(S12)。ここで、所定の範囲とは、図9に示すように、最も至近端に近いフォーカスレンズ111の合焦位置(Pnear)から、最も無限端に近いフォーカスレンズ111の合焦位置(Pfar)までの範囲である。フォーカスレンズ111の移動範囲をこのような範囲に制限することにより、合焦が得られない範囲においての動画記録が行われなくなり、動画記録の時間を低減できる。なお、動画記録は、動画データ用の所定のフォーマットに従い動画が記録される。例えば、MP4規格(H.264/MPEG-4 AVC方式)に従い動画が記録される。
動画記録が終了すると、ヘッダ部63に合焦情報テーブル60を記録した動画データ65をメモリカード200に記録して(S13)、動画記録動作を終了する。
本実施形態では、フォーカスブラケットにおける動画撮影方式として、少なくとも1つの合焦位置の各々でフォーカスレンズ111を停止させて動画撮影を行う第1方式と、フォーカスレンズ111をCMOS140の露光区間の一部又は全部において常に移動させて動画撮影を行う第2方式とを有する。
デジタルカメラ100は、動画撮影方式を設定するためのモードとして手動モードと自動モードとを有する。手動モードでは、利用者が操作部材210を操作することで第1方式と第2方式とのうち所望の動画撮影方式を手動で設定できる。自動モードでは、コントローラ180により、被写体の動きの有無や合焦位置における被写界深度に応じて第1方式と第2方式とのうちいずれかの動画撮影方式が自動的に設定される。
図10Aは、第1方式におけるフォーカスブラケット動作のタイムチャートである。図10Bは、第2方式におけるフォーカスブラケット動作のタイムチャートである。これらの図は、プリスキャン動作において合焦位置が8つ検出された場合を示している。検出された合焦位置を至近端から無限端へ順番に並べて、図10A、図10Bに黒丸1〜8で示している。黒丸1で表される合焦位置(1番目の合焦位置)は、最も至近端に近いフォーカスレンズ111の合焦位置(Pnear)である。黒丸8で表される合焦位置(8番目の合焦位置)は、最も無限端に近いフォーカスレンズ111の合焦位置(Pfar)である。動画記録動作中は、最も至近端に近いフォーカスレンズ111の合焦位置(Pnear)から、最も無限端に近いフォーカスレンズ111の合焦位置(Pfar)までの範囲においてフォーカスレンズ111を移動させる。
図10A、図10Bに示すように、デジタルカメラ100において、同期信号が所定の周期(T)でコントローラ180から出力される。同期信号は、デジタルカメラ100における撮像動作の同期を制御する信号であり、例えば垂直同期信号である。所定の周期(T)は、撮像画像のフレームレートに基づいて設定され、例えば1/30秒や1/60秒である。図10A、図10Bでは、露光時間と周期Tが同じである場合を示している。また、同期信号が出力される時刻をt1〜t24で示している。なお、図10A、図10Bの露光には、露光データの転送(読み出し)の時間を含めている。
図10Aに示す第1方式では、コントローラ180は、少なくとも各フレームの画像を露光中(露光時間の間)は、各々の合焦位置にフォーカスレンズ111を完全に停止させる。そして、露光が終わるとフォーカスレンズ111を次の合焦位置に所定速度Vpで移動させる。フォーカスレンズ111を次の合焦位置に移動させている間については、コントローラ180は、CMOS140に露光動作を行わせない。所定速度Vpは、例えば、フォーカスレンズ111のアクチュエータ(フォーカスモータ121)が出せる最高速度に設定されても良い。
図10Aにおける撮像動作例を具体的に説明すると、コントローラ180は、フォーカスレンズ111を合焦位置1に停止させた状態で、時刻t0から時刻t2までCMOS140にフレーム1の露光を行わせる。時刻t2にフレーム1の露光が終わると、コントローラ180は、フォーカスレンズ111を次の合焦位置2に所定速度Vpで移動させる。この移動が含まれる時刻t2からt3の間は、コントローラ180は、CMOS140に露光動作を行わせない。
フォーカスレンズ111が合焦位置2に到達した後、次の同期信号が出力される時刻t3から時刻t5までフレーム2の露光を行う。時刻t5にフレーム2の露光が終わるとフォーカスレンズ111を次の合焦位置3に所定速度Vpで移動させる。この移動が含まれる時刻t5からt6の間は、コントローラ180は、CMOS140に露光動作を行わせない。
以後、合焦位置3〜8の各合焦位置に関して同様の動作を繰り返す。このように第1方式では、各フレームの画像を露光中は、各合焦位置でフォーカスレンズ111を停止させ、露光完了後に、次の合焦位置にフォーカスレンズ111を移動させる。そして、フォーカスレンズ111が移動している間、コントローラ180は、CMOS140に露光動作を行わせない。そのため、図10Aのように8フレーム分の画像を撮像する場合、撮像時間は8フレーム分の露光時間(8*2T)と、各合焦位置の間の7回分の移動に伴う非露光時間(8*T)の合計の24*Tとなる。なお、時刻t8からt10の間の1回の移動で2T分が使われているので、非露光時間は7*Tでなく8*Tとなる。
図10Bに示す第2方式では、コントローラ180は、CMOS140の露光区間の一部又は全部において、具体的には、CMOS140における露光の重心位置ではフォーカスレンズ111を合焦位置で停止させることなく移動させながら、各フレームの画像を露光する。ここで露光の重心位置とは、図10Bに示すフレーム1〜8の露光領域(平行四辺形)の重心の位置であり、例えば、フレーム1の重心位置は露光開始から1T後のt1上に位置することになる。なおCMOS140の性能が高い場合の重心位置は露光開始から1T未満となり、その場合のフレーム1の重心位置はt0〜t1上に位置することになる。コントローラ180は、隣接する合焦位置間では、第1速度V1でフォーカスレンズ111を移動させる。第1速度V1の大きさについては後述する。一方、隣接していない合焦位置間では、第1速度V1よりも速い第2速度V2でフォーカスレンズ111を移動させる。第2速度V2は、例えば、フォーカスレンズ111のアクチュエータ(フォーカスモータ121)が出せる最高速度に設定されても良い。
図10Bの例を具体的に説明すると、コントローラ180は、時刻t0から時刻t4までの間、CMOS140に、隣接する合焦位置1,2,3に対応するフレーム1,2,3の露光(転送を含む)を連続的に行わせる。時刻t4にフレーム3の露光が終わると、コントローラ180は、フォーカスレンズ111を、合焦位置3に隣接していない次の合焦位置4に向けて移動させる。この移動が含まれる時刻t4からt6の間、コントローラ180は、CMOS140に露光動作を行わせない。コントローラ180は、時刻t6から時刻t11までの間、CMOS140に、隣接する合焦位置4,5,6,7,8に対応するフレーム4,5,6,7,8の露光(転送を含む)を連続的に行わせる。
この場合において、1番目の合焦位置1と3番目の合焦位置3との間を含むαからβの区間、および、4番目の合焦位置4と8番目の合焦位置8との間を含むγからθの区間では、第1速度V1でフォーカスレンズ111を移動させる。一方、上記βと上記γとの区間では、第1速度V1よりも速い第2速度V2でフォーカスレンズ111を移動させる。このように、第2方式では、1番目の合焦位置から8番目の合焦位置まで、t5〜t6の一部の期間を除いてフォーカスレンズ111を停止させることなく常に移動させながら動画撮影を行う。そのため、図10Bのように8フレーム分の画像を撮像する場合、撮像時間は8フレーム分の露光時間(10*T)と、3番目の合焦位置と4番目の合焦位置との間の第2速度V2での移動に伴う非露光時間(2*T)の合計の12*Tとなる。
ここで、第1速度V1は、各フレームの合焦位置をその露光時間の中央のタイミングで通過する速度に設定される。なお、第2方式は、各フレームの露光時間中におけるフォーカスレンズ111の移動に伴う合焦被写***置(合焦する被写体の位置)の変化の量(合焦被写***置の移動距離)が、各フレームの合焦位置に対応する合焦被写***置における被写界深度の範囲内である場合に設定され、被写界深度の範囲を超える場合には第1方式が設定される。
上述したように、第2方式では、最も至近端側の合焦位置(Pnear)から最も無限端側の合焦位置(Pfar)まで、CMOS140における露光の重心位置ではフォーカスレンズ111を停止させることなく常に移動させながらフォーカスブラケット撮影を行うため、合焦位置の各々でフォーカスレンズ111を停止させてフォーカスブラケット撮影を行う第1方式と比べ、フォーカスブラケット撮影に要する時間を短縮できる。なお、第2方式では、撮影中もフォーカスレンズ111を常に移動させることで、合焦位置が常に変化することとなるが、各フレームの露光時間中におけるフォーカスレンズ111の移動に伴う合焦被写***置の変化量が、各フレームの合焦位置に対応する合焦被写***置における被写界深度の範囲内である場合に実行される。これにより、フォーカスブラケット撮影にフォーカスレンズ111を停止させることなく常に移動させた場合でも、一定のピント精度を有するフレーム画像を得ることができる。
第1方式では、合焦位置の各々でフォーカスレンズ111を停止させてフォーカスブラケット撮影を行うため、撮影された各フレーム画像は、第2方式よりも、ピント精度が一層優れたものとなる。そのため、ピント精度に関する画質面で第2方式よりも優れた画像が得られることとなる。
ここで、被写体が動いている場合、つまり静止していない場合には、第1方式で動画撮影を行うと、被写体自体の動きにより各フレーム画像に記録された被写体がぶれ、得られた画像は被写体のピントが若干ぼやけたような画像となりやすい。また、被写体が移動していると、異なるフォーカスブラケット撮影で得られた画像で被写体の位置が変化する。そのため、自動モードでは、被写体が静止していない場合には、撮影時間をできるだけ短縮するために第2方式で動画撮影を行う。
次に、図10Cのフローチャートを参照して、上記の動画撮影動作(図8のステップS12の動作に対応)についてより詳しく説明する。コントローラ180は、操作部材210を介して動画撮影開始操作があった場合、動画撮影方式を設定するためのモードとして自動モードと手動モードのどちらが設定されているかを判断する(S31)。手動モードが設定されている場合、コントローラ180は、第1方式と第2方式のうち利用者により手動で設定された方式で動画撮影を行う。
一方、自動モードが設定されている場合、コントローラ180は、被写体の動きを検出して(S33)、被写体が静止しているか否かを判断する(S34)。コントローラ180は、例えば、動き検出する複数の領域のそれぞれの領域内の代表点が一定時間経過後に移動した量(動きベクトルとする)を検出し、すべての動き検出領域で、動きベクトルが0であれば、被写体が静止していると判断する。一定時間は、例えば、30fps動画であれば、1/30秒の倍数となる時間とする。
被写体が静止していると判断した場合(S34でYES)、コントローラ180は、第1方式で動画撮影を行う。
一方、被写体が静止していない、すなわち動いていると判断した場合(S34でNO)、コントローラ180は、第2方式でフォーカスレンズ111を移動(フォーカスレンズ位置を一定速度で変化)させるときの第1速度V1を求める(S37)。第1速度V1としては、図10Bに示すように、フォーカスレンズ111に対して、隣接する各合焦位置をそのフレームの露光時間のほぼ中央のタイミングで通過させることができる速度に設定される。
コントローラ180は、求めた第1速度V1がフォーカスモータ121の最低駆動速度以上か否かを判断する(S37)。
求めた第1速度V1がフォーカスモータ121の最低駆動速度以上である場合(S37でYES)、コントローラ180は、被写界深度を求める(S38)。被写界深度は、光学系110の焦点距離、絞り部300の絞り値、合焦位置等に基づいて公知の方法により求めることができる。
求めた第1速度V1がフォーカスモータ121の最低駆動速度よりも小さい場合(S37でNO)、コントローラ180は、第1方式で動画撮影を行う(S35)。
コントローラ180は、各フレーム画像の露光時間中におけるフォーカスレンズ111の移動、つまりフォーカスレンズ位置の移動による合焦被写***置の変化の量(合焦被写***置の移動距離)が、各合焦被写***置の前後に存在する被写界深度の範囲内か否かを判断する(S39)。合焦被写***置の変化量が、各合焦被写***置における被写界深度の範囲内か否かを判断するのは、露光時間中における合焦被写***置の変化の量が被写界深度の範囲を超えると、被写体のピントがぼやけたようなフレーム画像が撮像されるからである。なお、各フォーカスレンズ位置に対応する合焦被写***置の変化量は、例えば図10Dに示すようなテーブルで予め対応付けて記録しておくことで取得することができる。
合焦被写***置の変化量が被写界深度の範囲内である場合(S39でYES)、コントローラ180は、第2方式で動画撮影を行い(S40)、合焦被写***置の変化量が被写界深度の範囲を超える場合(S39でNO)、コントローラ180は、第1方式で動画撮影を行う(S35)。
図10Eは、フォーカスレンズ位置の移動時の合焦被写***置の変化をより詳しく説明した図である。図10Eでは、フォーカスレンズ111が、隣接する2個のフォーカスレンズ位置(合焦位置)i及びi+1を通過しながら移動する例を示している。合焦位置iでは合焦被写***置diに存在する被写体に合焦し、合焦位置i+1では合焦被写***置di+1に存在する被写体に合焦する。フォーカスレンズ位置(合焦位置)iに対応するフレーム画像の露光時間Ci中にフォーカスレンズ位置はiaからibまで変化し、このとき、合焦被写***置はdaからdbまで変化する。また、フォーカスレンズ位置(合焦位置)i+1に対応するフレーム画像の露光時間Ci+1中にフォーカスレンズ位置はibからicまで変化し、このとき、合焦被写***置はdbからdcまで変化する。合焦位置iにおける被写界深度は前後にXiの範囲であり、合焦位置i+1における被写界深度は前後にXi+1の範囲である。この場合、フォーカスレンズ位置(合焦位置)iに対応するフレーム画像の露光時間Ci中の合焦被写***置の変化量(移動距離)はCfi(=da―db)であり、合焦位置iにおける被写界深度Xiの範囲内である。また、フォーカスレンズ位置(合焦位置)i+1に対応するフレーム画像の露光時間Ci+1中の合焦被写***置の変化量(移動距離)はCfi+1(=db―dc)であり、合焦位置i+1における被写界深度Xi+1の範囲内である。この場合、第2方式で動画撮影を行う。
図10Fは、フォーカスレンズ位置の移動時の合焦被写***置の変化をより詳しく説明した図である。図10Fは、図10Eとほぼ同一であるが、フォーカスレンズ位置(合焦位置)iに対応するフレーム画像の露光時間Ci中の合焦被写***置の変化量(移動距離)Cfi(=da―db)が、合焦位置iにおける被写界深度Xiの範囲を超している。また、フォーカスレンズ位置(合焦位置)i+1に対応するフレーム画像の露光時間Ci+1中の合焦被写***置の変化量(移動距離)Cfi+1(=db―dc)が、合焦位置i+1における被写界深度Xi+1の範囲を超している。この場合、第2方式でなく第1方式で動画撮影を行う。
上記のように、コントローラ180は、各部分領域に対する合焦位置を検出した後、各合焦位置にフォーカスレンズ111を移動させて動画撮影を行う。また、デジタルカメラ100は、合焦位置でフォーカスレンズ111を停止させて動画撮影を行う第1方式と、フォーカスレンズ111を常に移動させて動画撮影を行う第2方式とを有する。そのため、動画撮影の方式として第1方式を設定することで、ピント精度が高く画質のよい画像を撮像できる。また、動画撮影の方式として第2方式を設定することで、第1方式よりも動画撮影の記録時間を短縮できる。そのため、画質や記録時間に対する優先度に応じた撮像が可能となる。
2.2 動画データからの静止画生成
図11のフローチャートを用いて、静止画生成動作(ステップS02)について説明する。静止画生成動作では、動画記録動作にて撮影した動画から、ユーザが指定する被写体(領域)に合焦された静止画が生成される。
コントローラ180は、直前に記録した動画を表示モニタ220に表示する(S21)。例えば、図12に示すように、直前に記録した動画が表示モニタ220に表示される。このとき、記録した動画を構成する複数のフレーム画像の中の1つ(静止画)を表示してもよい。
ユーザは、カメラ背面に設けられたタッチパネル222を操作して、表示されている画像上で、ピントを合わせたい被写体(すなわち領域)を指定する。例えば、図13Aに示すように、ユーザ50は被写体52をタッチすることで、合焦させたい対象(領域)として被写体52を指定する。
ユーザにより被写体(すなわち領域)が指定されると(S22でYES)、コントローラ180は、合焦情報テーブル60を参照して、ユーザにより指定された領域に対する合焦フレームを特定する(S23)。例えば、図13Aに示すように、被写体52がユーザにより指定された場合、図13Bに示すように、コントローラ180は被写体52に対応する領域42を特定し、合焦情報テーブル60を参照して、その領域42に対する合焦フレームのフレーム番号を取得する。
そして、コントローラ180は、特定したフレーム番号のフレーム画像を表示モニタ220に表示する(S24)。例えば、図14Aに示す画像において被写体52がユーザ50により指定されると、図14Bに示すように、指定された被写体52に合焦した画像が表示される。
ユーザは、表示モニタ220に表示された画像が所望のものである場合、決定ボタン214の押下により、その画像を記録すべき静止画として確定することができる。一方、ユーザは表示モニタ220に表示された画像が所望のものでない場合、選択ボタン213の操作により、表示モニタ220に表示させる画像を時間的に前後のフレームの画像に切り替えることができる。
ユーザによる画像を切り替える操作がなされると(S27)、コントローラ180は、表示モニタ220に表示される画像を操作に応じて切り替える(S28)。ユーザは、切り替え操作を適宜行うことで所望の画像を表示モニタ220に表示させることができる。
ユーザにより決定ボタン214が押下されると(S25)、表示中の画像(フレーム画像)が静止画として切り出されて、メモリカード200に記録される(S26)。例えば、決定ボタン214が押下されると、表示モニタ220にユーザに対する確認メッセージが表示され、確認メッセージに対してユーザの指示(「はい」)が入力されると、コントローラ180は、動画データから表示中のフレーム画像のデータを抽出し、静止画としてメモリカード200に記録するようにしてもよい。なお、静止画データは、メモリカード200に代えて又はそれに加えて、内蔵メモリ240や他の記録媒体に記録されてもよい。
動画データは動画用フォーマット(MP4)により記録されており、フレーム間圧縮が行われている。このため、動画データのフレームを切り出して静止画として切り出す際に、コントローラ180は、フレーム画像のデータを静止画用のフォーマット(例えば、JPEG)に変換して記録する。
以上のようにして、ユーザが指定した領域にピントが合った静止画データを動画データから切り出すことができる。すなわち、ユーザは所望の被写体に合焦した画像を得ることができる。
以上のように、本実施形態のデジタルカメラ100は、フォーカス位置を変更しながら撮像した動画データから、ユーザにより指定された領域にピントが合ったフレーム画像(合焦フレーム)を抽出し、静止画として記録する。よって、ユーザは、画像の領域をタッチにより指定することで、所望の画像領域(被写体)にピントが合った静止画を容易に得ることができる。また、フォーカス位置を変化させながら撮影した動画から静止画を生成するため、動画撮影時の画角内に含まれる任意の被写体に対してピントがあった画像を得ることができる。
3.効果、等
本実施形態のデジタルカメラ100は、フォーカスレンズ111を含む光学系110と、光学系110により形成された被写体像を撮像して画像信号を生成するCMOS140(撮像部の一例)と、CMOS140により生成された画像信号に所定の処理を行い、画像データを生成する画像処理部160と、CMOS140および画像処理部160を制御するコントローラ180(制御部の一例)と、を備える。画像データの画像領域を分割して得られる複数の領域を部分領域とする。コントローラ180は、フォーカスレンズ111を移動しながら各部分領域に対する合焦位置を検出し、検出された各合焦位置にフォーカスレンズ111を移動させて動画撮影を行う。デジタルカメラ100は、動画撮影の方式として、各合焦位置でフォーカスレンズ111を停止させて動画撮影を行う第1方式と、各合焦位置でフォーカスレンズ111を停止させることなく移動させて動画撮影を行う第2方式とを有する。
本実施形態のデジタルカメラ100によれば、動画撮影の方式として第1方式を設定することで、ピント精度が高く画質のよい画像を撮像できる。また、動画撮影の方式として第2方式を設定することで、第1方式よりも動画撮影の記録時間を短縮できる。そのため、画質や記録時間に対する優先度に応じた撮像が可能となる。
また、コントローラ180は、画像データに基づいて被写体が静止しているか否かを検出し、被写体が静止しているときは、動画撮影の方式として第1方式を設定し、被写体が静止していないときは、動画撮影の方式として第2方式を設定する。これにより、被写体が静止しているか否かに応じて、適切な動画撮影の方式を自動で設定できる。
また、コントローラ180は、第2方式でフォーカスレンズ111を移動させながら動画撮影を行ったとした場合に、各合焦位置に対応するフレームの露光時間中の合焦被写***置の変化量が、各合焦位置における被写界深度の範囲を超えるときは、第1方式で動画撮影を行う。これにより、被写界深度に応じて適切な動画撮影の方式を設定できる。
また、コントローラ180は、第2方式でフォーカスレンズ111を移動させるときの移動速度が、設定可能な最低駆動速度よりも低速であるときは、動画撮影の方式として第1方式を設定する。これにより、被写界深度が特に浅いような場合には第2方式でなく第1方式により動画撮影されることとなる。そのため、被写界深度が特に浅いような場合でも適切にピントが合った画像を得ることができる。
また、デジタルカメラ100は、動画撮影の方式として第1方式と第2方式とのいずれかの方式をコントローラ180に対して手動で設定するための操作部材210をさらに備える。これにより、ユーザにおいて、意図に応じて第1方式と第2方式とのいずれかを選択的に利用可能となる。
また、ユーザの操作を受け付ける操作部材210をさらに備え、操作部材210は、ユーザによる画像上の領域の指定を受け付ける。コントローラ180は、記録した動画データを構成する複数のフレーム画像の中から、ユーザにより指定された領域にピントが合ったフレーム画像(合焦フレーム)を抽出し、静止画としてメモリカード200(所定の記録媒体の一例)に記録する。これにより、ユーザにおいて、所望のフレーム画像を、静止画としてメモリカード200に記録することが可能となる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、適宜、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用可能である。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
(1)上記の実施形態では、フォーカスブラケット動作において、動画記録の前にプリスキャン動作を行って合焦情報テーブル60を作成した。プリスキャン動作により合焦が得られる境界の合焦位置を認識できるため、動画記録時にフォーカスレンズ111を移動させる有効な範囲を設定できるので、効率良く動画記録ができるというメリットがある。また、プリスキャン動作ではなく、位相差センサ、または、対象画素における測距を行うDepth from Defocus(DFD)技術のような画像認識技術を用いて、合焦情報テーブル60を作成してもよい。
(2)上記の実施形態では、合焦情報テーブル60は、最も至近端に近い合焦位置(Pnear)と最も無限端に近い合焦位置(Pfar)とを格納した。しかし、これらの合焦位置(Pnear、Pfar)は、必ずしも合焦情報テーブル60に格納される必要はなく、合焦情報テーブル60とは独立して保持されてもよい。
(3)上記の実施形態では、合焦情報テーブル60は、画像の領域毎に、その領域に合焦したフレーム(合焦フレーム)を示す情報(フレーム番号)を格納した。しかし、合焦情報テーブル60の構成はこれに限定されない。合焦情報テーブルは、画像の領域毎に、各領域にピントがあったときのフォーカスレンズ111の位置を格納してもよい。この場合は、さらに、動画記録時にフォーカスレンズ位置と、各フレームとの関係を示す第2のテーブルを作成すればよい。静止画切り出し時には、合焦情報テーブルと第2のテーブルとを参照することで、動画から切り出すフレーム画像を特定できる。
(4)上記の実施形態では、オートフォーカス方式としてコントラストAFを用いたが、位相差AFを用いてもよい。
(5)上記の実施形態に開示したフォーカスブラケット機能は、レンズ交換式カメラおよびレンズ一体型カメラの双方の種類のデジタルカメラに対して適用できる。
(6)上記の実施形態では、撮像装置の一例としてデジタルカメラを説明したが、撮像装置はこれに限定されない。本開示の思想は、デジタルビデオカメラ、スマートフォン、ウェアラブルカメラ等の動画が撮影できる種々の撮像装置に対して適用することができる。
(7)上記の実施形態では、撮像部の撮像素子がCMOSで構成されている場合について説明したが、本開示において撮像部の撮像素子はこれに限定されない。本開示において、撮像部の撮像素子はNMOSイメージセンサやCCDSイメージセンサであってもよい。この場合、上記の実施形態において、CMOS140をNMOSイメージセンサやCCDイメージセンサと読み替えればよい。
(8)上記の実施形態では、被写体が静止しているか動いているかで、第1の方式と第2の方式を切り換えたが、カメラがぶれ検出をしているかどうかで判断しても良い。また、交換レンズシステムの場合は、装着している交換レンズに応じて、第1の方式と第2の方式を切り換えても良い。なお、装着されている交換レンズの焦点距離や絞り値の情報は、交換レンズのコントローラ等から取得すればよい。一例として説明すると、装着している交換レンズによってはフォーカスレンズの移動に時間がかかる場合があるが、このような場合には、第2の方式を優先的に適用することで撮影時間を短縮できる。また、開放絞り値が小さい交換レンズでは、被写界深度が非常に浅くなる場合があるが、このような場合には、第2の方式では露光時間中の合焦被写***置の変化量が、各フレーム画像の合焦被写***置における被写界深度の範囲を超えやすいので、実施形態1で説明したように第1の方式で撮影動作を行えばよい。
(9)上記の実施形態では、フォーカスレンズ111を最も至近端側の合焦位置(Pnear)から最も無限端側の合焦位置(Pfar)に移動させるまでの間、第1方式または第2方式のいずれかの方式で移動させる。しかし、フォーカスレンズ111を最も至近端側の合焦位置(Pnear)から最も無限端側の合焦位置(Pfar)に移動させるまでの間、例えば、被写体が静止しているか否かを監視し、被写体が静止しているか否かに応じて第1方式と第2方式を切り替え可能としてもよい。
以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、動画を撮影できる撮像装置に対して適用可能である。具体的には、デジタルビデオカメラ、スマートフォン、ウェアラブルカメラ等の動画が撮影できる種々の撮像装置に対して適用することができる。
100 デジタルカメラ
110 光学系
111 フォーカスレンズ
112 ズームレンズ
113 手振れ補正レンズ
120 レンズ駆動部
121 フォーカスモータ
122 ズームモータ
123 手ぶれ補正アクチュエータ
130 シャッタ
140 CMOS
150 A/Dコンバータ
160 画像処理部
170 バッファ
180 コントローラ
190 カードスロット
200 メモリカード
210 操作部材
220 表示モニタ
240 内蔵メモリ
300 絞り部

Claims (7)

  1. 光学系により形成された被写体像を撮像して画像信号を生成する撮像部と、
    前記撮像部により生成された画像信号に所定の処理を行い、画像データを生成する画像処理部と、
    前記撮像部および前記画像処理部を制御する制御部と、を備え、
    前記画像データの画像領域を分割して得られる複数の領域を部分領域とするとき、
    前記制御部は、各部分領域に対する合焦位置を検出し、検出された各合焦位置にフォーカスレンズを移動させて動画撮影を行い、
    前記動画撮影の方式として、各合焦位置で前記フォーカスレンズを停止させて動画撮影を行う第1方式と、各合焦位置で前記フォーカスレンズを停止させることなく移動させながら動画撮影を行う第2方式とを有する、
    撮像装置。
  2. 前記制御部は、
    前記画像データに基づいて被写体が静止しているか否かを検出し、
    被写体が静止しているときは、動画撮影の方式として前記第1方式を設定し、
    被写体が静止していないときは、動画撮影の方式として前記第2方式を設定する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御部は、前記第2方式でフォーカスレンズを移動させながら動画撮影を行ったとした場合に、各合焦位置に対応するフレームの露光時間中の合焦被写***置の変化量が、各合焦位置における被写界深度の範囲を超えるときは、前記第1方式で動画撮影を行う、
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記制御部は、前記第2方式でフォーカスレンズを移動させるときの移動速度が、設定可能な最低駆動速度よりも低速であるときは、動画撮影の方式として前記第1方式を設定する、
    請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記動画撮影の方式として前記第1方式と前記第2方式とのいずれかの方式を前記制御部に対して手動で設定するための操作部をさらに備える、
    請求項1に記載の撮像装置。
  6. ユーザの操作を受け付ける操作部をさらに備え、
    前記操作部は、ユーザによる画像上の領域の指定を受け付け、
    前記制御部は、記録した動画データを構成する複数のフレーム画像の中から、ユーザにより指定された領域にピントが合ったフレーム画像を抽出し、静止画として所定の記録媒体に記録する、
    請求項1に記載の撮像装置。
  7. フォーカスレンズを含む光学系を備える、
    請求項1に記載の撮像装置。
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