JP2010083639A - クレーン装置およびクレーン制御方法 - Google Patents

クレーン装置およびクレーン制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エンジン発電装置の燃費を効果的に削減する。
【解決手段】コントローラ7により、荷物巻き上げ時の高低差と当該荷物の重量とから当該荷物の巻き上げに必要な巻上用電力を算出し、この巻上用電力と蓄電電力の残量との比較結果に基づいてエンジン回転速度を制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジン発電制御技術に関し、特にクレーン装置などで用いる電動機に発電電力を供給するエンジン発電装置の省燃費技術に関する。
港湾などのヤードにおいて、船舶やトレーラに対するコンテナなどの荷物の積み降ろしを行うクレーン装置では、複数の電動機を用いて、荷物の昇降、さらには架台の走行や横行などの動作を行う。これら電動機へ動作電力を供給するため、エンジン駆動発電方式では、ディーゼルエンジンを用いて発電機を駆動するエンジン発電装置を用いて必要な電力を各電動機へ供給する構成となっている。
このようなクレーン装置では、荷物の巻き上げ時などは最大負荷となるが、荷物の巻き下げ時など電力をほとんど必要としない場合もあり、負荷変動が大きい。したがって、最大負荷時に見合った電力を発電機から供給するためにはディーゼルエンジンや発電機として大型のものが必要となるものの、平均負荷を上回る設備規模となるため、設備コストや運転コストの面で非効率であった。
従来、このようなクレーン装置に蓄電装置を設けて、常時、エンジン発電装置で発電するとともに、最大負荷時などに蓄電装置から並列的に電力を供給し、回生時に発生した余剰電力を蓄電装置へ蓄電するものが提案されている(例えば、特許文献1など参照)。これにより、蓄電装置から電動機に対して電力が一時的に供給されるため、ディーゼルエンジンや発電機の規模を縮小でき、設備コストや運転コストの面で効率を改善可能となる。
特開2001−163574号公報
このようなクレーン装置では、電動機で荷物を巻き上げる際に、蓄電装置から一時的に蓄電電力を補充することができるものの、前もって蓄電装置に十分な蓄電電力を蓄電しておく必要がある。そのため大容量の蓄電装置が必要となったり、回生電力が発生しても蓄電量がいっぱいでそれ以上に蓄電できないため、熱として放出して無駄にすることがあった。
前述した従来のクレーン装置では、常時、エンジン発電装置を一定定格回転速度(例えば、1800rpm)で運転しているため、エンジン発電装置で発電した電力を蓄電装置の蓄電に常時用いることができる。しかし、常時、エンジン発電装置を一定定格回転速度で運転した場合、荷物の巻上動作、架台の走行や横行などのクレーン動作を行っていない待機時などの低負荷時には、発電電力が過剰となり、エンジン発電装置の燃費が悪くなるという問題点がある。
一方、このようなエンジン発電装置の燃費を改善する方法として、待機時などの低負荷時にエンジン発電装置の回転速度を低減する方法が考えられ、回転速度を低くすればするほど、エンジン発電装置の燃費を削減することが可能となる。しかしながら、このような方法では、低回転速度に維持した場合は、蓄電装置への蓄電のための発電電力が低いため、必要な蓄電量を確保できなくなる。したがって、効果的な省燃費を実現するためには、必要な蓄電量を計算し、蓄電装置の蓄電に必要な期間だけエンジン発電装置のエンジン発電装置から発電電力を蓄電装置へ供給する必要がある。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、蓄電装置での蓄電要否に応じてエンジン発電装置の発電電力量を精度よく制御でき、効果的な省燃費を実現可能なクレーン装置およびクレーン制御方法を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかるクレーン装置は、エンジンにより発電機を駆動して得られた発電電力を荷物の積み降ろしを行う電動機へ供給するエンジン発電装置と、発電電力を蓄電し、電動機の動作時に当該蓄電電力を補助的に電動機へ供給する蓄電装置と、当該クレーン装置の動作状況に応じてエンジン発電装置のエンジン回転速度を制御するコントローラとを備え、コントローラで、荷物巻き上げ高さと当該荷物の重量とから当該荷物の上限位置までの巻き上げに必要な巻上用電力を算出し、この巻上用電力と蓄電電力の残量との比較結果に基づいてエンジン発電装置の発電電力量を制御するようにしたものである。
この際、コントローラで、当該巻上用電力が蓄電電力の残量より大きい場合は、エンジン発電装置の回転速度を上昇させることにより発電電力量を増やして蓄電電力を増やし、当該巻上用電力が蓄電電力の残量以下の場合は、当該クレーン装置の動作状況に応じてエンジン発電装置のエンジン回転速度を低下させることにより発電電力量を抑制するようにしてもよい。
また、本発明にかかるクレーン制御方法は、エンジンにより発電機を駆動して得られた発電電力を電動機へ供給するエンジン発電装置と、発電電力を一時蓄電し、電動機の動作時に当該蓄電電力を補助的に電動機へ供給する蓄電装置と、当該クレーン装置の動作状況に応じてエンジン発電装置の発電電力量を制御するコントローラとを備えるクレーン装置で用いられるクレーン制御方法であって、コントローラにより、荷物巻き上げ高さと当該荷物の重量とから当該荷物の上限位置までの巻き上げに必要な巻上用電力を算出するステップと、コントローラにより、巻上用電力と蓄電電力の残量との比較結果に基づいてエンジン発電装置の発電電力量を制御するステップとを備えている。
この際、コントローラにより、当該巻上用電力が蓄電電力の残量より大きい場合は、エンジン発電装置の回転速度を上昇させることにより発電電力量を増やして蓄電電力を増やすステップと、コントローラにより、当該巻上用電力が蓄電電力の残量以下の場合は、電動機の駆動状況に応じてエンジン発電装置のエンジン回転速度を低下させることにより発電電力量を抑制するステップとをさらに備えてもよい。
本発明によれば、コントローラにより、荷物巻き上げ高さと当該荷物の重量とから当該荷物の上限位置までの巻き上げに必要な巻上用電力が算出され、この巻上用電力と蓄電電力の残量との比較結果に基づいてエンジン発電装置の発電電力量が制御されるため、荷物の巻き上げに必要な蓄電電力に応じた分だけエンジン発電装置の発電電力量を増やすことが可能となる。
これにより、蓄電装置での蓄電要否に応じてエンジン発電装置の発電電力量を精度よく制御できる。したがって、蓄電可能な電力を供給するために、エンジン発電装置を一定定格回転速度で、常時、運転しておく場合と比較して、エンジン発電装置の燃費を効果的に削減でき、環境への影響も削減することが可能となる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[クレーン装置の構成]
まず、図1を参照して、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置について説明する。図1は、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の構成を示す機能ブロック図である。
このクレーン装置は、エンジン駆動で発電した電力を共通母線に供給することにより、共通母線に接続された電動機を駆動して荷物の積み降ろしを行う装置であり、主な構成として、エンジン発電装置1、主巻電動機30、走行電動機31,32、横行電動機33、インバータ(INV)41〜44、蓄電装置6、コントローラ7、および共通母線9が設けられている。
本実施の形態は、エンジン発電装置1により、エンジンにより発電機を駆動して得られた発電電力を荷物の積み降ろしを行う電動機へ供給し、蓄電装置6により、発電電力を蓄電電力として蓄電し、電動機の動作時に当該蓄電電力を補助的に電動機へ供給し、コントローラ7により、当該クレーン装置の動作状況に応じてエンジン発電装置のエンジン回転速度を制御し、荷物巻き上げ高さと当該荷物の重量とから当該荷物の上限位置までの巻き上げに必要な巻上用電力を算出し、この巻上用電力と蓄電電力の残量との比較結果に基づいてエンジン発電装置の発電電力量を制御するようにしたものである。
以下、本実施の形態にかかるクレーン装置の構成について詳細に説明する。
エンジン発電装置1は、ディーゼルエンジン(DE)11と発電機(G)12を有し、ディーセルエンジン11で発電機12を駆動することにより交流電力を発電して出力する装置であり、エンジン回転速度を示すコントローラ7からの運転指示10Aに基づいて、ディーゼルエンジン11のエンジン回転速度を制御する機能を有している。
主巻電動機30は、荷物の昇降を行うための交流電動機である。走行電動機31,42は、架台の走行を行うための交流電動機である。横行電動機33は、架台の横行を行うための交流電動機である。
インバータ41は、共通母線9上の発電電力を交流電力に変換して主巻電動機30および走行電動機31へ供給するAC/DC/AC変換器である。
インバータ42は、共通母線9上の発電電力を交流電力に変換して主巻電動機30および走行電動機32へ供給するAC/DC/AC変換器である。
インバータ43は、共通母線9上の発電電力を交流電力に変換して横行電動機33へ供給するAC/DC/AC変換器である。
インバータ44は、共通母線9上の発電電力を交流電力に変換して照明装置、空調装置、あるいはコントローラ7などの制御装置を含む各種補機設備の電源として供給するAC/DC/AC変換器である。
蓄電装置6は、電池やコンデンサなどの蓄電池を内蔵する回路装置であり、インバータ41のDC回路区間に出力された電力を蓄電池に蓄電する機能と、蓄電池に蓄電した蓄電電力をインバータ41から主巻電動機30へ供給する機能とを有している。インバータ41のDC回路区間に出力される電力としては、エンジン発電装置1からの発電電力のほかに、主巻電動機30から荷物の巻き下げ時に発生した回生電力があり、いずれか一方または両方が蓄電装置6へ蓄電される。
コントローラ7は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路を有し、マイクロプロセッサまたは周辺回路に設けられたメモリからプログラムを読み込んで実行することにより、プログラムと上記ハードウェアとを協働させて、クレーン装置全体を制御するための各種機能を有している。
コントローラ7の主な機能としては、操作レバーや操作スイッチを介して検出した操作者の指令入力71に基づいて、各種コマンド4Aをやり取りすることによりインバータ41〜44を制御して、荷物の昇降、架台の走行や横行などの運転を制御するクレーン運転機能、共通母線9に対するエンジン発電装置1からの電力供給状況を確認する電力供給状況確認機能、および入力された各種指令や電力供給状況などから得られる当該クレーン装置の動作状況に基づいて新たなエンジン回転速度を算出し、そのエンジン回転速度を運転指示10Aによりエンジン発電装置1へ指示する回転速度制御機能がある。
共通母線9に対するエンジン発電装置1からの電力供給状況は、例えば共通母線9の供給電圧を監視すれば把握できる。指令入力に基づき荷物の巻き上げや、架台の走行や横行を行う場合、対応する電動機30〜33を駆動した時点で、共通母線9上の発電電力が使用されるため供給電圧が低下する。
したがって、電力供給状況確認機能により、例えばエンジン発電装置1から共通母線9への配線上に設けた検出器からの検出値15Aに基づいて共通母線9の供給電圧を検出し、予めメモリに保存しておいた下限しきい値や上限しきい値を読み出して比較することにより、電力供給状況の過不足を確認できる。
また、コントローラ7は、回転速度制御機能として、巻上用電力算出機能と蓄電用エンジン回転速度制御機能を有している。
巻上用電力算出機能は、エンジン発電装置1を所望の回転速度まで加速するのに必要な巻上用電力を算出する機能である。蓄電用エンジン回転速度制御機能は、巻上用電力と蓄電装置6の蓄電残量との比較結果に基づいてエンジン回転速度を制御することによりエンジン発電装置1での発電電力量する機能である。これら機能により、次の荷物巻き上げ動作に必要な蓄電電力に応じた分だけエンジン発電装置1を所定の蓄電回転速度で運転することが可能となる。
[本実施の形態の動作]
次に、図2〜図5を参照して、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の動作について説明する。図2は、荷物の巻上用電力を示す説明図である。図3は、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の巻上用電力算出処理フロー図である。図4は、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置のエンジン回転速度制御処理を示すフローチャートである。図5は、エンジン発電装置の発電電力とエンジン回転速度の関係を示す動作特性である。
[巻上用電力算出動作]
まず、図2および図3を参照して、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置における巻上用電力算出処理について説明する。
荷物巻上用電動機に対して蓄電装置6から蓄電電力を補助的に供給するクレーン装置において、荷物を所望の高さ位置まで巻き上げるのに必要な巻上仕事量を蓄電装置6の蓄電量とする場合、荷物の高さ位置と蓄電装置6の蓄電量は、図2のような関係で示すことができる。
図2において、特性21は、定格重量の荷物を所定の荷物高さ位置Hから最高高さ位置Hmax(上限位置)まで巻き上げる際の、荷物高さ位置Hと蓄電量との関係を示し、特性22は、空荷(吊具のみ)の場合の荷物高さ位置Hと蓄電量との関係を示している。例えば、特性21によれば、定格重量の荷物を所定の荷物高さ位置Hから最高高さ位置Hmaxまで巻き上げる際、蓄電量はPhでよいことを示している。これは、荷物高さ位置Hと最高高さ位置Hmaxでの荷物の位置エネルギーの差に基づくものであり、HがHmaxに近いほど位置エネルギーの差は小さくなり、蓄電量も少なくて済む。
これに対して、従来のクレーン装置では、蓄電装置が最大蓄電容量まで蓄電された時点で初めて蓄電を停止するものとなっていたため、荷物高さ位置Hと最高高さ位置Hmaxの関係にかかわらず、常に、最大蓄電容量まで蓄電されていた。このため、特性21によれば、荷物高さ位置がHの場合は蓄電量Phで十分なのに最大蓄電量Pmaxまで蓄電していたことになり、Pmax−Phが余剰な蓄電量となる。したがって、この余剰蓄電量Pmax−Phの蓄電に相当するエンジン発電装置1の運転を停止すれば、省燃費を実現できる。
一般に、任意の高さ位置にある荷物を所望の高さ位置まで巻き上げるのに必要なエネルギーすなわち巻上用電力は、図3に示すように、現在の荷物高さ位置7Aと巻上終了時の荷物高さ位置7Bにおける当該荷物に関する位置エネルギーの差で求めることができる。
巻上用電力算出機能は、現在の荷物高さ位置7Aと巻上終了時の荷物高さ位置7Bの差を加算機200で求め、荷物重量7Cと吊具重量7Dの和を加算機201で求める。次に、高さ位置の差、重量の和、および重力加速度7Eを乗算器202,203で乗算することにより、巻き上げに必要なエネルギーすなわち巻上用電力を求める。
この際、巻上げ終了時の荷物高さ位置7Bおよび荷物重量7Cは、操作者からの指令入力から得ることができ、吊具重量7Dや重力加速度7Eは固有値として予めコントローラ7のメモリに設定しておけばよい。また現在の荷物高さ位置7Aは、例えば主巻電動機30での荷物の巻上速度と巻上時間から求めることができる。
[エンジン回転速度制御動作]
次に、図4および図5を参照して、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置のエンジン回転制御動作について説明する。
コントローラ7は、操作者によるクレーン装置の装置全体の起動操作に応じて、図4のエンジン回転速度制御処理を開始する。
コントローラ7は、まず、エンジン回転速度制御機能により、操作者からクレーン動作の開始/終了を示す指令入力71の有無を確認し(ステップ100)、指令入力71があった場合(ステップ100:YES)、その指令入力71で入力された荷重および指令速度に応じたエンジン回転速度Nを示す運転指示10Aをエンジン発電装置1へ出力し(ステップ101)、ステップ100へ戻る。
エンジン発電装置1は、発電電力Pとエンジン回転速度Nについて、図5に示すような動作特性を有している。この種の動作特性は、一般的に、エンジン回転速度Nの増加に応じて発電電力Pが単調増加し、所定の最大電力値に達した後に減衰する傾向がある。したがって、コントローラ7のメモリにこのような動作特性を関数や表形式で予め保存しておけば、所望の発電電力Pすなわち指令供給電力を供給するのに必要なエンジン回転速度Nを算出できる。
したがって、荷重および指令速度から指令供給電力(=荷重×指令速度)を算出できることから、上記動作特性を参照して、指令供給電力に対応するエンジン回転速度を算出し、運転指示10Aによりエンジン発電装置1へ指示すればよい。
これにより、エンジン発電装置1のディーゼルエンジン11がエンジン回転速度Nで運転され、操作者から指令入力された荷重および指令速度に対応する指令供給電力が発電機12で発電される。
一方、ステップ100において、操作者からの指令入力71がなかった場合(ステップ100:NO)、コントローラ7は、蓄電用エンジン回転速度制御機能により、前述した図3の巻上用電力算出処理を実行してエンジン発電装置1の巻上用電力を算出する(ステップ102)。この際、次回の荷物巻上動作を想定して、巻上終了時の荷物高さ位置7Bおよび荷物重量7Cを決定する。
例えば、次回の荷物巻上動作の予定として、荷物を最高高さ位置まで巻上げる可能性がある場合には、巻上終了時の荷物高さ位置7Bとして最高高さ位置を用いればよい。特に、港湾などのヤードにおいて、トレーラに対するコンテナの積み降ろしを行うクレーン装置では、積み上げてあるコンテナの上を越えてトレーラに対するコンテナの積み降ろしが行われる。この際、コンテナの積み上げ可能数は、コンテナの強度に応じて制限されている。したがって、このような場合には、操作者からの指令入力71で入力された積み上げ可能数に対応する最高高さ位置を使用してもよい。
コントローラ7は、このようにして算出したエンジン発電装置1の巻上用電力と、蓄電装置6の蓄電残量を比較する(ステップ103)。この際、蓄電残量については、例えば蓄電装置6から供給した電力の電流を累積し、蓄電容量から減算して蓄電残量を求める、などの公知の技術を用いればよい。
ここで、巻上用電力が蓄電残量より大きい場合には(ステップ103:YES)、蓄電が必要なことから、エンジン回転速度を所定の蓄電回転速度Ns以上に維持し(ステップ104)、ステップ100へ戻る。
蓄電回転速度Nsとは、蓄電装置6に対して蓄電を行うのに必要な電力をエンジン発電装置1で発電するためのエンジン回転速度であり、予めコントローラ7のメモリに設定しておけばよい。
ステップ104では、メモリに記憶しておいた直前の指令入力に応じたエンジン回転速度Nと蓄電回転速度Nsとを比較し、エンジン回転速度Nが蓄電回転速度Nsより低い場合にのみ、蓄電回転速度Nsを示す運転指示10Aをエンジン発電装置1へ出力し、エンジン回転速度Nが蓄電回転速度Ns以上の場合はエンジン回転速度Nを維持する。
通常、蓄電のための電力は、電動機の発電電力に比較して小さいため、エンジン発電装置1のエンジン回転速度Nが蓄電回転速度Ns以上に維持されている場合には、エンジン回転速度Nで蓄電に必要な電力を得ることができる。このため、上記判断処理を行うことにより、エンジン発電装置1に対するエンジン回転速度の指令を的確に実行できる。
一方、巻上用電力が蓄電残量以下の場合には(ステップ103:NO)、蓄電が必要ないことから、直前の指令入力に応じたエンジン回転速度Nを示す運転指示10Aをエンジン発電装置1へ出力し(ステップ105)、ステップ100へ戻る。
ステップ105では、メモリに記憶しておいた直前の指令入力に応じたエンジン回転速度Nと現エンジン回転速度Nnとを比較し、エンジン回転速度Nが現エンジン回転速度Nnより低い場合にのみ、現エンジン回転速度Nnを示す運転指示10Aをエンジン発電装置1へ出力し、エンジン回転速度Nが現エンジン回転速度Nn以上の場合は現エンジン回転速度Nnを維持する。
これにより、蓄電終了時には、エンジン発電装置1のエンジン回転数を、現エンジン回転速度Nnすなわち蓄電回転速度Nsから、クレーン動作の終了時に指令されたより低いエンジン回転速度Nへ低下させることができる。したがって、エンジン発電装置1を一定回転速度に維持する場合と比較して、大幅に燃費を改善できる。この際、蓄電終了後から所定の待機期間だけ待機し、この待機期間中に新たな指令入力が入力されなかった場合にのみ、クレーン装置でいずれのクレーン動作を行っていないアイドリング状態における最低エンジン回転速度への変更を示す運転指示10Aをエンジン発電装置1へ出力してもよく、さらなる省燃費を実現できる。
[本実施の形態の動作例]
次に、図6を参照して、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の動作例について説明する。図6は、本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の動作例を示すタイミングチャートである。ここでは、荷物を高さ位置0(ゼロ=地面)から高さ位置Hbまで巻き上げた後、高さ位置0まで巻き下げを行う場合を例として説明する。
時刻T0以前においては、クレーン動作は行われておらず、荷物は高さ位置0(ゼロ=地面)にあり、エンジン発電装置1のディーゼルエンジンは、エンジン回転速度Naで運転されている。このとき、エンジン発電装置1からは規定発電電力PMaが出力されている。また、蓄電装置6の蓄電電力61は、蓄電容量と等しいPBaまで蓄電されているものとする。この際、蓄電電力61はPBaであることから、高さ位置0からHbまでの巻き上げに必要なエンジン発電装置1の巻上用電力は、蓄電残量以下となるため、蓄電は行われない。
次に、時刻T0において、荷物の巻き上げ指令を示す指令入力71が行われた場合、コントローラ7は、その操作指令に応じたエンジン回転速度Nbを示す運転指示10Aをエンジン発電装置1へ出力する。これによりエンジン発電装置1のエンジン回転速度がNaからNbへ徐々に上昇し、エンジン発電装置1からの発電電力15が増加し、この発電電力15と蓄電装置6からの蓄電電力61がインバータ41,42を介して主巻電動機30へ供給される。
その後、時刻T1に、エンジン回転速度NがNbに到達して一定となり、発電電力15として最大発電電力PMbが出力される。この際、時刻T0〜T1の期間では、蓄電装置6から蓄電電力が徐々に放電されるものの、個々の時点における高さ位置Hbまでの巻き上げに必要な巻上用電力は、個々の時点における蓄電残量以下となることから、蓄電は行われない。一方、時刻T1〜T2の期間では、次回のクレーン動作として荷物の巻き下げが予想され、これ以上の巻き上げは必要ないことから高さ位置の差はゼロとなり、巻上用電力は蓄電電力以下となるため、蓄電は行われない。
また、時刻T2に、荷物の巻き下げ指令を示す指令入力71が行われた場合、コントローラ7は、その操作指令に応じたエンジン回転速度Naを示す運転指示10Aをエンジン発電装置1へ出力する。これによりエンジン発電装置1のエンジン回転速度がNbからNaへ徐々に低下し、エンジン発電装置1からの発電電力15が低減する。この際、時刻T2以降は、次回のクレーン動作として荷物の巻き上げすなわち高さ位置Hbへの巻き上げが予想されるため、巻上用電力が蓄電電力より大きくなる。したがって、エンジン発電装置1からの発電電力15がインバータ41を介して蓄電装置6へ供給されて蓄電が行われる。
その後、時刻T3に、荷物が高さ位置0に到達して巻き下げが停止し、エンジン回転速度Nが蓄電回転速度Nsに到達して一定となり、発電電力15として規定発電電力PMsが出力される。この際、時刻T3以降も、時刻T2以降と同様に巻上用電力が蓄電電力より大きくなるため、蓄電が行われる。また、時刻T2から時刻T3までの期間には、荷物の巻き下げに応じて主巻電動機30で回生電力が発生し、インバータ41から蓄電装置6へ蓄電される。時刻T3に回生電力がなくなった後は、エンジン発電装置1は蓄電回転速度Nsで運転されるため、発電された発電電力15により蓄電装置6が蓄電される。
一方、時刻T4において、蓄電が進んで蓄電電力61がPBaまで達して巻上用電力と等しくなり、蓄電装置6の蓄電が完了した場合、コントローラ7は、時刻T2の荷物の巻き下げ指令に応じたエンジン回転速度Naを示す運転指示10Aをエンジン発電装置1へ出力する。これにより、エンジン発電装置1では、ディーゼルエンジン11の回転速度が低下して、エンジン回転速度Naとなり、発電電力15もPMaとなる。
[本実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、エンジン発電装置1により、エンジンにより発電機を駆動して得られた発電電力を荷物の積み降ろしを行う電動機へ供給し、蓄電装置6により、発電電力を蓄電電力として蓄電し、電動機の動作時に当該蓄電電力を補助的に電動機へ供給し、コントローラ7により、当該クレーン装置の動作状況に応じてエンジン発電装置のエンジン回転速度を制御し、荷物巻き上げ高さと当該荷物の重量とから当該荷物の上限位置までの巻き上げに必要な巻上用電力を算出し、この巻上用電力と蓄電電力の残量との比較結果に基づいてエンジン発電装置の発電電力量を制御している。
具体的には、コントローラ7で、当該巻上用電力が蓄電電力の残量より大きい場合は、エンジン発電装置の回転速度を上昇させることにより発電電力量を増やして蓄電電力を増やし、当該巻上用電力が蓄電電力の残量以下の場合は、当該クレーン装置の動作状況に応じてエンジン発電装置のエンジン回転速度を低下させることにより発電電力量を抑制している。
これにより、荷物の巻き上げを行う場合にのみ、その荷物の巻き上げに必要な蓄電電力に応じた分だけエンジン発電装置1の発電電力量を増やすことが可能となり、蓄電装置6での蓄電要否に応じてエンジン発電装置の発電電力量を精度よく制御できる。したがって、蓄電可能な電力を供給するために、エンジン発電装置1を一定定格回転速度で、常時、運転しておく場合と比較して、エンジン発電装置1の燃費を効果的に削減でき、環境への影響も削減することが可能となる。
[実施の形態の拡張]
上記実施の形態では、エンジン発電装置1で交流電力を発電して共通母線9へ供給する場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、エンジン発電装置1で直流電力を発電して共通母線9へ供給してもよい。この場合、共通母線9には、直流電力が供給されるため、インバータ41〜44として、DC/AC変換器が用いられる。
また、直流電力を共通母線9へ供給する場合、蓄電装置6を共通母線9へ接続して、エンジン発電装置1からの発電電力15やインバータ41を介した主巻電動機30からの回生電力を蓄電するようにしてもよい。これにより、蓄電電力を主巻電動機30だけでなく例えば補機設備の電源としても利用することができる。
また、上記実施の形態では、巻上用電力のすべてを蓄電装置6で補う場合を例として説明したが、これに限定されるものではなく、巻上用電力より小さい電力分を蓄電装置6で補うようにしてもよく、あるいは巻上用電力より大きい電力分を蓄電装置6で補うようにしてもよい。この場合、コントローラ7の蓄電用エンジン回転速度制御機能により、図4のステップ102において、巻上用電力算出処理(図3参照)で求めた巻上用電力に対して、差分電力を加減算し、あるいは負担比率を乗算することにより、巻上用電力を調整し、続くステップ103により、調整後の巻上用電力と蓄電残量とを比較すればよい。これにより、巻上用電力から所定の差分や比率で求められる電力を蓄電装置6で補う場合でも、上記実施の形態を適用でき、同様の作用効果が得られる。
本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の構成を示す機能ブロック図である。 エンジン発電装置の巻上用電力算出処理フロー図である。 本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の巻上用電力算出処理フロー図である。 本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置のエンジン回転速度制御処理を示すフローチャートである。 エンジン発電装置の発電電力とエンジン回転速度の関係を示す動作特性である。 本発明の一実施の形態にかかるクレーン装置の動作例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1…エンジン発電装置、10A…運転指示、11…ディーゼルエンジン、12…発電機、15…発電電力、30…主巻電動機、31,32…走行電動機、33…横行電動機、41〜44…インバータ、6…蓄電装置、7…コントローラ、71…指令入力、9…共通母線。

Claims (4)

  1. エンジンにより発電機を駆動して得られた発電電力を荷物の積み降ろしを行う電動機へ供給するエンジン発電装置と、
    前記発電電力を蓄電し、前記電動機の動作時に当該蓄電電力を補助的に前記電動機へ供給する蓄電装置と、
    当該クレーン装置の動作状況に応じて前記エンジン発電装置のエンジン回転速度を制御するコントローラと
    を備え、
    前記コントローラは、荷物巻き上げ高さと当該荷物の重量とから当該荷物の上限位置までの巻き上げに必要な巻上用電力を算出し、この巻上用電力と前記蓄電電力の残量との比較結果に基づいて前記エンジン発電装置の発電電力量を制御することを特徴とするクレーン装置。
  2. 請求項1に記載のクレーン装置において、
    前記コントローラは、当該巻上用電力が前記蓄電電力の残量より大きい場合は、前記エンジン発電装置の回転速度を上昇させることにより発電電力量を増やして前記蓄電電力を増やし、当該巻上用電力が前記蓄電電力の残量以下の場合は、当該クレーン装置の動作状況に応じて前記エンジン発電装置のエンジン回転速度を低下させることにより発電電力量を抑制することを特徴とするクレーン装置。
  3. エンジンにより発電機を駆動して得られた発電電力を電動機へ供給するエンジン発電装置と、前記発電電力を一時蓄電し、前記電動機の動作時に当該蓄電電力を補助的に前記電動機へ供給する蓄電装置と、当該クレーン装置の動作状況に応じて前記エンジン発電装置の発電電力量を制御するコントローラとを備えるクレーン装置で用いられるクレーン制御方法であって、
    前記コントローラにより、前記荷物巻き上げ高さと当該荷物の重量とから当該荷物の上限位置までの巻き上げに必要な巻上用電力を算出するステップと、
    前記コントローラにより、前記巻上用電力と前記蓄電電力の残量との比較結果に基づいて前記エンジン発電装置の発電電力量を制御するステップと
    を備えることを特徴とするクレーン制御方法。
  4. 請求項3に記載のクレーン制御方法において、
    前記コントローラにより、当該巻上用電力が前記蓄電電力の残量より大きい場合は、前記エンジン発電装置の回転速度を上昇させることにより発電電力量を増やして前記蓄電電力を増やすステップと、
    前記コントローラにより、当該巻上用電力が前記蓄電電力の残量以下の場合は、前記電動機の駆動状況に応じて前記エンジン発電装置のエンジン回転速度を低下させることにより発電電力量を抑制するステップと
    をさらに備えることを特徴とするクレーン制御方法。
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