JP2010067363A - 灯火装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照射角度の広い灯火装置1を提供する。
【解決手段】それぞれ鉛直上向きの光軸を有すると共に、基板31上に垂直中心軸Xを中心とした円を形成するように並んで配置された複数の発光体35と、複数の発光体35からなる円内に配置された反射体33と、を有する発光部3を備える。反射体33は、垂直中心軸Xと同軸となるように配置されると共に、その天地を逆転させることで下向きに縮径する反射周面331を有する逆円錐台状であり、各発光体35は、反射体33の上端外周縁から鉛直下向きに降ろした垂線と交差する位置に配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、灯火装置に係り、特にヘリコプター等の飛行体の離着陸場に設置されることにより、夜間に離着陸位置を示す標識灯として最適な灯火装置に関する。
ヘリコプターを、臨時に離着陸させることが可能な離着陸場として、場外離着陸場や緊急離着陸場等が存在するが、これらの離着陸場では、夜間にヘリコプターを安全に離着陸させるために各種の標識灯を設置することが必要となる。
例えば特許文献1には、ヘリコプターの離着陸場に設置される可搬の標識灯が開示されている。この可搬標識灯は、複数個の発光ダイオードを、基板の中心位置で密集するように配置すると共に、その上方位置に、天地を逆にした逆円錐状の反射ミラーを配置して構成されている。これによりこの可搬標識灯では、発光ダイオードから上向きに発光した光を反射ミラーの反射によって径方向の外方に向かって略水平方向に照射するようにしている。ヘリコプターの着陸時における進入角は約30°であるが、前記公報の可搬標識灯は、水平方向から30°上方に至る照射角度で光を照射することができ、それによってヘリコプターの着陸時における標識灯として要求される性能が確保されている。また、この可搬標識灯では、角度の異なる反射ミラーに交換することによって、その照射角度を変更するようにしている。
特開2001−23405号公報
ところで、前述したようにヘリコプターの通常の着陸時は、その進入角が30°であるものの、例えば緊急離着陸場等においては、場所の制約上、進入角をさらに大きくしなければならない場合がある。従って離着陸場に設置される標識灯の照射角度はできるだけ広い方が、様々な状況に対応し得るため好ましく、例えば鉛直上方から水平方向までの90°以上の照射角度があることが望ましい。こうすることで、識別灯の真上においても、所定以上の光度が確保できるようになる。
しかしながら、前記公報に記載された可搬標識灯では、逆円錐状の反射ミラーによって反射させる構成であるため照射角度は比較的狭い角度にしかならず、また、鉛直上方に光を照射することは当然にできない。さらに、照射角度を変更しようとすれば反射ミラーを交換しなければならず、このことにより可搬標識灯を設置する度に、着陸時の進入角度に応じて、標識灯の一つ一つについて、反射ミラーを交換する煩雑な作業を行わなければならなくなり、使い勝手が悪いという不都合がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、照射角度の広い灯火装置を提供することにある。
本発明は、発光体から発光した光を反射体によって反射させることで、径方向の外方に向かって略水平方向に光を照射するだけでなく、発光体から上向きに発光した光の一部は反射させることなくそのまま上向きに照射することによって、発光体からの直接光と反射体による反射光との双方により照射角度を拡大するようにした。
すなわち、本発明の一側面によると、灯火装置は、上下方向に延びる垂直中心軸に対して直交するように配置された基板と、それぞれ鉛直上向きの光軸を有すると共に、前記基板上に前記垂直中心軸を中心とした円を形成するように並んで配置された複数の発光体と、前記複数の発光体からなる円内に配置されて前記基板に対し固定された反射体と、を有する発光部を備え、前記反射体は、前記垂直中心軸と同軸となるように配置されると共に、その天地を逆転させることで下向きに縮径する反射周面を有する逆円錐台状であり、前記各発光体は、前記反射体の上端外周縁から鉛直下向きに降ろした垂線と交差する位置に配置されている。
この構成によると、発光部は、複数の発光体を円形状となるように配置すると共に、その内側に下向きに縮径する反射周面を有する、逆円錐台状の反射体を配置することによって構成されており、さらに各発光体を前記反射体の上端外周縁から鉛直下向きに降ろした垂線と交差する位置に配置している。これにより、この発光部を上から見たときには、各発光体の一部が反射体によって覆われて隠れる一方、残りの部分は反射体によって覆われずに露出することになる。
このため、各発光体を発光させたときには、その光の一部は下向きに縮径する反射周面によって反射して径方向の外方に向かって略水平方向に照射される一方、光の一部は反射周面に反射されることなく、そのまま上向きに照射されることになる。こうして、発光体から上向きに照射される光と、前記反射体の反射周面で反射することにより径方向の外方に向かって照射される光との双方が存在することにより、照射角度が拡大する。
また、複数の発光体を円形状に並べて配置すると共に、その発光体に対し水平方向に隣接して逆円錐台状の反射体を配置することによって、垂直中心軸を中心とした360°の全方向に亘って光を照射することができる。
こうして、照射角度が予め拡大しているため、照射角度を変更するために、反射体を交換する等の煩雑な作業は不要であり、灯火装置の使い勝手が大幅に向上する。
前記発光部は、前記発光***置を通る縦断面における照射角度が、当該発光体から上向きに照射される光と、前記反射体の反射周面で反射することにより径方向の外方に向かって照射される光とによって90°以上となるように設定されている、ことが好ましい。つまり、各発光体の指向特性、反射体の反射周面の傾斜角度、及び、各発光体と反射体との相対位置をそれぞれ調整することによって、照射角度が90°以上となるようにすることが好ましい。こうすることで、前記灯火装置の、前記垂直中心軸を通る縦断面において、その垂直中心軸を挟んだ両側それぞれの90°の範囲、つまり、当該縦断面における180°の全域に亘って、所定以上の光度が得られるようになる。その結果、この灯火装置を、例えば飛行体の離着陸場用の標識灯として用いる場合には、種々の状況にも対応し得るようになると共に、その他の用途に用いることも可能となり、灯火装置の汎用性が高まる。
前記灯火装置は、前記発光部を発光させるための電源を含む制御回路を少なくとも収容する本体部と、前記本体部の上面に取り付けられて、その内部に前記発光部を収容する透光グローブと、前記本体部に取り付けられた携行ハンドルと、をさらに備えている、としてもよい。つまり、本発明の灯火装置は、持ち運び可能な可搬灯火装置としてもよい。
前記各発光体は、発光ダイオードであり、前記電源は、リチウムイオン二次電池である、としてもよい。こうすることで、灯火装置の軽量化や、省電力による連続点灯時間の長時間化を図ることができ、可搬でかつ、電源設備の存在しない場所において用いられる灯火装置として適した構成となる。
前記発光体は、互いに発光色の異なる複数種類の発光ダイオードを含み、前記透光グローブは、透明であり、前記発光部は、前記制御回路により発光させる発光ダイオードを切り替えることによって複数色の発光が可能に構成されている、としてもよい。
従来の灯火装置では、単一色の発光体しか備えておらず、そのため、発光色を変更しようとしたときには、その発光体を覆うグローブを、所望の色のグローブに交換していた。従って、前記照射角度の変更と同様に、グローブの交換作業が煩雑であり、使い勝手が悪かった。
これに対し本構成の灯火装置は、発光色の異なる複数種類の発光ダイオードを予め備え、発光させる発光ダイオードを切り替えることによって、透明グローブを通じて複数色の発光が可能に構成されている。これにより、使い勝手が大幅に向上すると共に、灯火装置の用途が拡大する。
前記制御回路は、前記リチウムイオン二次電池の残量を検出する検出回路を含み、前記発光部は、前記検出回路によって検出された前記リチウムイオン二次電池の残量を示す表示部をさらに有している、としてもよい。
こうすることで、リチウムイオン二次電池の残量が容易に認識でき、残量に応じて充電を行って保管することによって、必要時にはそのまま灯火装置を使用することが可能になり、使い勝手がさらに向上する。
以上説明したように、本発明によれば、円形状となるように配置した複数の発光体と、その円の内部に配置した逆円錐台状の反射体とによって、発光体から上向きに照射される光と、反射体の反射周面で反射することにより径方向の外方に向かって照射される光との双方を組み合わせることにより、灯火装置における照射角度を拡大させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1〜3は、本実施形態に係る灯火装置1を示しており、この灯火装置1は特に、ヘリコプターの場外又は緊急離着陸場に設置される標識灯として用いられる、可搬式の灯火装置1である。
この灯火装置1は、本体部2と、この本体部2の上部中央に配置された発光部3と、を備えて構成されている。
本体部2は、互いに直交する上面21、下面22、前面23、後面24及び左右側面25,26を含む矩形箱状であり、その下面22には、その四隅に4つの脚部27が取り付けられて、地面に設置することが可能に構成されていると共に、その内部には、図示は省略するが、電源を含む各種の電気部品からなる制御回路6が収容されている。灯火装置1が屋外で使用されることから、本体部2は防塵防水構造であることが好ましい。
本体部2はまた、幅及び奥行きに比べて、高さが相対的に低い形状を有しており、このことによって、灯火装置1の重心位置を可及的に低い位置に設定している。これは、前述したように、離着陸場の標識灯として地面に設置したときに、ヘリコプターの着陸時の風圧によって倒れたりすることを防止する上で有利な構成である。また、緊急着陸場等においては、灯火装置1が傾斜した地面に置かれることも想定されるが、そうした場合でも、灯火装置1を安定して設置することができる。
この本体部2の上面21には、前方(図1の下方向)に向かって水平方向に延びる携行ハンドル28が一体設けられており、この灯火装置1は、携行ハンドル28を把持することにより、縦向きの状態で持ち運びされることになる。この構成は、複数個の灯火装置1を一度に運ぶ際に有利である。
本体部2の前面23には、灯火装置1を操作するための複数の操作スイッチ4及び、電源としてのリチウムイオン二次電池61(リチウムイオン電池パック61ともいう)を充電する充電器7(図7参照)が接続されるコネクタ44がそれぞれ配設されている。この内、操作スイッチ4には、この灯火装置1の動作モードを切り替えるための機能設定スイッチ41と、発光部3の輝度を調整する輝度調整ボリュームスイッチ42と、手動/遠隔切替スイッチ43と、が含まれる。詳しくは後述するが、この灯火装置1は、これら本体部2に取り付けられた操作スイッチ4を操作することにより所望の動作をさせる手動操作と、リモコン送信機45(図7参照)による遠隔操作とが可能に構成されており、前記手動/遠隔切替スイッチ43は、手動操作と遠隔操作とを切り替えるためのスイッチである。
発光部3は、前述したように、本体部2における上面21の中央に配置されていて、本体部2の上面21に対して取り付けられた透明グローブ5に覆われている。透明グローブ5は、略半球状を有しており、図4に示すように、そのフランジ部51が防水部材52を介して本体部2の上面21に対しネジ止めされることで、防塵防水構造を確保しつつ、本体部2に対して取り付け固定されている。
発光部3は、図4,5に示すように、第1及び第2基板31,32と、その第1及び第2基板31,32の間に配設された反射体33と、を備えて構成されている。
第1基板31は、円形状をした板状の部材であり、本体部2の上面21における中央位置で、その上面21に対して上方に間隔を空けて配置されて、当該上面21に対してネジ34,34により固定されている。これによって第1基板31は、その中心位置が垂直中心軸X上に位置すると共に、この垂直中心軸Xに対し直交するように配設される。
第1基板31は、多数の発光体が配設される基板であり、この灯火装置1では、発光体として高輝度チップLED35が採用されている。チップLED35は、その光軸を鉛直上向きにした向きで、第1基板31上に配置されている。
この灯火装置1(発光部3)はまた、白色、赤色、黄色及び緑色の4色の発光色で発光することが可能に構成されており、チップLED35には、互いに発光色の異なる複数種類のチップLED35W,35R、35Y、35Gが含まれている。具体的に、白色、赤色、黄色及び緑色の各色を発光するチップLED35W,35R、35Y、35Gは、それぞれ6個備えられており、合計24個のチップLED35は、図5に示すように、垂直中心軸Xを中心とした円周上に、白色35W、黄色35Y、緑色35G、赤色35Rの順番となるように、互いに等間隔を空けて並んで配置されている。こうして、第1基板31上には、複数のチップLED35が、垂直中心軸Xを中心とした円形状を形成するように配置されることになる。尚、図示は省略するが、各チップLED35は、本体部2の上面21に設けられた開口211を通じて制御回路6に接続されている。
反射体33は、図4等に示すように、天地を逆転させることで、下向きに縮径する周面を有する、上下両端がそれぞれ開口した逆円錐台状に構成されており、その下向きに縮径する周面が光を反射し得る鏡面とされて、反射周面331を構成している。ここで、反射周面の傾斜角度(水平方向に対する傾斜角度)θは、本実施形態では63°に設定されているが、これに限定されるものではなく、その角度は適宜設定すればよい。
逆円錐台状の反射体33は、第1基板31上に形成された、前記チップLED35からなる円の内側で、垂直中心軸Xと同軸となるように配置されている。この反射体33は、第1基板31を本体部2に対して固定するためのネジ34によって、第1基板31に対して取り付け固定されている。
ここで、反射体33と各チップLED35との位置関係について、図4〜6を参照しながら詳細に説明すると、各チップLED35は、逆円錐台状の反射体33の上端縁から下向きに降ろした垂線(一点鎖線参照)が、各チップLED35と交差するように、より詳細には、各チップLED35の光軸と略一致するように配設されている。これによって、発光部3を上から見たときには(図5参照)、各チップLED35の径方向の内方の一部が反射体33に覆われて隠れるのに対し、各チップLED35の径方向の外方の一部が反射体33に覆われずに露出するようになる。
ここで、高輝度チップLED35は、その照射角度(指向特性)が比較的広い(例えば鉛直上向きの光軸を中心として120°)。このことにより、各チップLED35により発光した光の一部は、反射体33の反射周面331によって反射して、径方向の外方に向かって略水平方向に照射される(図6の破線の矢印参照)一方、光の一部は反射周面331に反射されることなく、鉛直上向きから約60°の角度範囲に亘って照射されることになる(図6の実線の矢印参照)。こうして、チップLED35から上向きに照射される光と、反射体33の反射周面331で反射することにより径方向の外方に向かって照射される光との双方が存在するようになり、発光部3の照射角度αは拡大する。具体的にこの灯火装置1では、照射角度αが90°以上になる。
また、各チップLED35に対して反射周面331が水平方向に隣接して配置されていることにより、各色のチップLED35を円周上に多数個並べなくても、少なくとも60°の角度間隔で6個配置すれば、反射周面331による反射によって、垂直中心軸X回りの360°に亘って照射させることが可能である。従って、この灯火装置1では、前述したように、各色につき、6個のチップLED35を60°の角度間隔で配置している(図5参照)。
第2基板32は、第1基板31よりも小径の円形状であって、反射体33の上端開口を閉塞するように、反射体33の上端に配設されている。第2基板32は、第1基板31との間に介設されたスペーサ36に対して、その中央部がビス止めされることによって、第1基板31に対して固定されている。
第2基板32上には、後述する無線受信機(図7参照)に接続される合計4個のアンテナ37と、リチウムイオン二次電池61の残量を表示するためのバッテリーモニター38とが配設されている。4個のアンテナ37は、垂直中心軸Xを中心として、この垂直中心軸X回りに等間隔となるようにそれぞれ配置されている。このように、無線受信機用のアンテナ37を透明グローブ5内に配設することによって、透明グローブ5によりアンテナ37を保護することが可能になり、灯火装置1の取り扱いが容易になるという利点がある。
また、バッテリーモニター38は、緑、黄及び赤色の3つのLED38G、38Y、38Rが並んで配置されることによって構成されており、後述する電池残量検出回路67によって検出されたリチウムイオン二次電池61の残量に応じて、残量が十分であり、充電の必要がないときには緑色のLED38Gが点灯し、残量が少なくなっており、充電時期に近づいているときには黄色のLED38Yが点灯し、残量がほとんど無く、充電する必要があるときには赤色のLED38Rが点灯することで、リチウムイオン二次電池61の残量を視覚的に示すように構成されている。
図7は、前記本体部2内に収容されて、前記発光部3を駆動するための制御回路6の構成を示すブロック図である。この制御回路6は、電源として、過充電、過放電保護機能付きのリチウムイオン電池パック61を備えている。このように灯火装置1の電源としてリチウムイオン電池パック61を採用することにより、大容量であっても小型、軽量化を図ることができる。その結果、灯火装置1を小型、軽量化することができる。また、リチウムイオン電池パック61は、自然放電が極めて少ないため、予め充電しておいた状態で灯火装置1を保管しておいても、必要時にはそのまま使用することが可能であるという利点もある。
リチウムイオン電池パック61は、DC/DCコンバータ62に接続されており、このDC/DCコンバータ62によって昇圧することで、チップLED35等の消費電力を抑制するようにしている。
DC/DCコンバータ62には、機能設定回路63が接続されている。機能設定回路63は、発光部3を、機能設定スイッチ41によって選択された機能に応じて動作させるための回路であり、発振回路64、リレー回路65及び輝度調整回路66を介して第1基板31(チップLED35)に接続されている。
ここで、この灯火装置1では、機能設定スイッチ41により選択可能な機能として、「白色点灯」、「白色点滅」、「赤色点灯」、「赤色点滅」、「黄色点灯」、「黄色点滅」、「緑色点灯」及び「緑色点滅」の、合計8個の点灯モードを備えている。また、機能設定スイッチ41によって、リチウムイオン二次電池61を充填する際に選択する充電モード、リチウムイオン二次電池61の残量を検出するバッテリーモニターモードがそれぞれ選択可能である。また、機能設定スイッチ41は、灯火装置1を停止させるオフスイッチも兼用している。
リチウムイオン二次電池61及び機能設定回路63はまた、電池残量検出回路(比較回路)67に接続されている。この電池残量検出回路67は、前述したように、リチウムイオン二次電池61の残量を検出する回路である。電池残量検出回路67は、第2基板32(バッテリーモニター38)に接続されており、前述したように、検出した電池残量に応じて、バッテリーモニター38の緑、黄及び赤色の何れかのLED38G,38Y,38Rを点灯させる。
この灯火装置1はまた、前述したように、本体部2に設けられた操作スイッチ4を操作することによる手動操作と、リモコン送信機45を利用した遠隔操作との双方の操作が可能に構成されている。
すなわち、この制御回路6には、DC/DCコンバータ62に接続されて電力が供給される無線受信機68と、この無線受信機68が接続される手動/遠隔切替回路69とをさらに備えており、手動/遠隔切替回路69は前記リレー回路65に接続されている。そうして、詳しくは後述するが、リモコン送信機45を操作したときには、その無線受信機68及び手動/遠隔切替回路69を介して、発光部3が前記8個の点灯モードの何れかによって動作することになる。
次に、この灯火装置1の動作について説明する。先ずリチウムイオン二次電池61の充電を行うときには、機能設定スイッチ41を「充電」位置に切り替えると共に、本体部2のコネクタ44に充電器7を接続する。そうして、充電器7に設けられたスタートスイッチ(図示省略)を押すことによってリチウムイオン二次電池61の充電が開始する。この灯火装置1では、1時間の充電によって、運用可能な容量である90%の充電が可能であり、フル充電は4時間で完了する。
次に、本体部2の操作スイッチ4を操作することによる手動操作について説明する。この手動操作は、先ず、手動/遠隔切替スイッチ43を「手動」に切り替えると共に、機能設定スイッチ41を、「白色点灯」、「白色点滅」、「赤色点灯」、「赤色点滅」、「黄色点灯」、「黄色点滅」、「緑色点灯」及び「緑色点滅」の8個の点灯モードの内の何れかに切り替える。このことによって、対応する発光色のチップLED35が点灯又は点滅することになる。また、輝度調整ボリュームスイッチ42を操作することによって、輝度調整回路66を通じて各チップLED35の輝度を調節する。そうして所望の輝度で、チップLED35を点灯又は点滅させる。
これに対し、リモコン送信機45により遠隔操作を行う場合には、機能設定スイッチ41を「白色点灯」、「白色点滅」、「赤色点灯」、「赤色点滅」、「黄色点灯」、「黄色点滅」、「緑色点灯」及び「緑色点滅」の8個の動作モードの内の何れかを選択した状態で、手動/遠隔切替スイッチ43を「遠隔」に切り替える。これにより、全てのチップLED35は消灯し、本体部2はスタンバイ状態となる。こうすることにより電力消費が節約される。
リモコン送信機45には、図示は省略するが、手動点灯ボタンが備えられており、本体部2をスタンバイ状態にして手動点灯ボタンを操作したときには、本体部2の機能設定スイッチ41によって選択されている動作モードで、発光部3が動作する。つまり、選択されている発光色のチップLED35が点灯又は点滅する。
また、リモコン送信機45には、色ボタン及び点灯/点滅ボタン(図示省略)が備えられており、色ボタンによって「白」、「赤」、「黄」、及び「緑」の何れかを選択操作したときには、本体部2の機能設定スイッチ41の設定内容に拘わらず、リモコン送信機45において選択した発光色のチップLED35が点灯すると共に、点灯/点滅ボタンをさらに操作したときには、当該発光色のチップLED35が点滅する。このように、リモコン送信機45を利用した遠隔操作でも、8個の動作モードの内から所望の動作モードで、発光部3を動作させることができる。
次に、リチウムイオン二次電池61の残量を確認する場合は、機能設定スイッチ41によって、「バッテリーモニター」モードを選択すると共に、手動/遠隔切替スイッチ43を「手動」に切り替える。これにより、前述したように、第2基板32上のバッテリーモニター38の何れかのLED38G,38Y,38Rが点灯することになり、電池残量を確認することができる。
このように、本実施形態に係る灯火装置1によると、その発光部3において、複数のチップLED35と、逆円錐台状の反射体33とを組み合わせることにより、発光部3を縦断面で見たときに(図6参照)、その照射角度θを、水平方向から垂直方向に至る90°以上に拡大させることができる。このことにより、この灯火装置1としては、その縦断面において垂直中心軸Xを中心とした両側それぞれ90°(全体として180°)の範囲に亘ってかつ、垂直中心軸Xを中心とした360°に亘って、光を照射することができる。このため、この灯火装置1は、水平から真上にも光を照射することができるため、離着陸場の識別灯として用いたときには、そのままの状態で、ヘリコプターの進入角の変更にも対応することができる。また、灯火装置1を設置する地面が、水平でなく傾斜しているときでも、識別灯として必要な照射角度を確保することができる。従って、反射体の交換作業等が省略できて、灯火装置1の使い勝手が向上する。
また、発光部3に4色のチップLED35W,35G,35Y,35Rを配置して、スイッチ操作だけで、発光部3の発光色を切り替えることができるから、従来のようにグローブの交換は不要であり、灯火装置1の使い勝手がさらに向上する。
またこうして発光色が変更可能であることにより、この灯火装置1は、例えば白色点灯によって、ヘリコプターの進入経路誘導灯として利用したり、例えば赤色点灯によって、立ち入り制限灯として利用したりすることが可能になる。
また、例えば発光色を互いに異ならせるようにして複数の離着陸場を設営することも実現し得る。
さらに、この灯火装置1の発光部3は、消費電力の少ないチップLED35を採用すると共に、電源として大容量のリチウムイオン電池パック61を採用しているため、連続点灯時間を長くすることができ、電源設備の存在しない場所においても利用可能で、利便性が高い。また、前述したように、満充電の状態で保管しておいて、そのまま使用することも可能である。
加えて、この灯火装置1は、リチウムイオン電池パック61の採用等によって、軽量化が図られているため、運搬作業及び設置作業の容易化を図ることができる。
尚、この灯火装置1は、前述した離着陸場の識別灯としての用途の他にも、例えば空港の灯火設備として利用することも可能である。また、例えばがけ崩れ等の危険地帯を示す灯火装置1としても応用可能であり、各種の用途に用いることができる。
以上説明したように、本発明は、円形状に配置した複数の発光体と、逆円錐台状の反射体との組み合わせによって、照射角度を広くすることができるから、離着陸場の識別灯を始めとして、各種用途の灯火装置として有用である。
灯火装置の平面図である。 灯火装置の正面図である。 灯火装置の側面図である。 図1のIV−IV断面図である。 発光部の拡大平面図である。 発光部からの照射範囲を説明する拡大断面図である。 制御回路のブロック図である。
符号の説明
1 灯火装置
2 本体部
28 携行ハンドル
3 発光部
31 第1基板
33 反射体
331 反射周面
35 チップLED(発光体)
38 バッテリーモニター(表示部)
5 透明グローブ(透光グローブ)
6 制御回路
61 リチウムイオン二次電池
67 電池残量検出回路
X 垂直中心軸

Claims (6)

  1. 上下方向に延びる垂直中心軸に対して直交するように配置された基板と、
    それぞれ鉛直上向きの光軸を有すると共に、前記基板上に前記垂直中心軸を中心とした円を形成するように並んで配置された複数の発光体と、
    前記複数の発光体からなる円内に配置されて前記基板に対し固定された反射体と、を有する発光部を備え、
    前記反射体は、前記垂直中心軸と同軸となるように配置されると共に、その天地を逆転させることで下向きに縮径する反射周面を有する逆円錐台状であり、
    前記各発光体は、前記反射体の上端外周縁から鉛直下向きに降ろした垂線と交差する位置に配置されている灯火装置。
  2. 請求項1に記載の灯火装置において、
    前記発光部は、前記発光***置を通る縦断面における照射角度が、当該発光体から上向きに照射される光と、前記反射体の反射周面で反射することにより径方向の外方に向かって照射される光とによって90°以上となるように設定されている灯火装置。
  3. 請求項1又は2に記載の灯火装置において、
    前記発光部を発光させるための電源を含む制御回路を少なくとも収容する本体部と、
    前記本体部の上面に取り付けられて、その内部に前記発光部を収容する透光グローブと、
    前記本体部に取り付けられた携行ハンドルと、をさらに備えている灯火装置。
  4. 請求項3に記載の灯火装置において、
    前記各発光体は、発光ダイオードであり、
    前記電源は、リチウムイオン二次電池である灯火装置。
  5. 請求項4に記載の灯火装置において、
    前記発光体は、互いに発光色の異なる複数種類の発光ダイオードを含み、
    前記透光グローブは、透明であり、
    前記発光部は、前記制御回路により発光させる発光ダイオードを切り替えることによって複数色の発光が可能に構成されている灯火装置。
  6. 請求項4に記載の灯火装置において、
    前記制御回路は、前記リチウムイオン二次電池の残量を検出する検出回路を含み、
    前記発光部は、前記検出回路によって検出された前記リチウムイオン二次電池の残量を示す表示部をさらに有している灯火装置。
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