JP2010058910A - スカートガード及びスカートガードの制御方法 - Google Patents

スカートガード及びスカートガードの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乗客が踏段とスカートガードとの隙間に挟まれてもスカートガードによって負傷する可能性を低減させることができる安全性の高いスカートガード及びスカートガードの制御方法を提供する。
【解決手段】乗客コンベア1の踏段3を挟んで対向する位置であり、踏段3の移動方向に沿って複数のパネルPが連続して設けられることによって構成されるスカートガード9であって、踏段3上の物体が踏段3の領域を超えてパネルPに接触し押し込まれたことが検出されると、パネルPが踏段3から離れる方向に向けて移動する。
【選択図】図2

Description

本発明は、乗客コンベアに設けられるスカートガード及びスカートガードの制御方法に関する。
エスカレータ等の乗客コンベアには、その内側板下部にあって踏段の側面とわずかな隙間を保ってスカートガードが設けられている。これは、踏段に乗った乗客や異物が乗客コンベア内に入り込むことを防止するために設けられているものである。通常、踏段とスカートガードとの隙間に靴や異物が挟まれスカートガードが変位すると、例えば、スカートガードスイッチといった検出手段がその変位を検出し、乗客コンベアを直ちに停止させる。
従って、スカートガードは乗客コンベアにおける安全装置の一部であると言えるが、このようなスカートガードに関し、例えば、以下の特許文献1の考案では、スカートガードの押す位置に関係なく同一の動作力、すなわち、乗客の乗り方に関係なく同一の動作力で作動する安全装置が開示されている。従って、踏段とスカートガードとの隙間に異物が挟まった場合に如何に迅速確実にそのことを検出するか、という点に重点が置かれている。
また、特許文献2では、停止スイッチと同期する電磁スイッチを設け、この電磁スイッチが作動することによってスカートガードパネルの一端を自由に動かせるようにされている。従って、乗客の靴等の異物がスカートガードパネルと踏段との間に挟まってエスカレータが運転を停止した場合でも速やかに異物を排除し乗客を安全に救出して安全性の向上を図ることが可能であるとされる。
実開昭64−12080号公報 特開平3−8693号公報
しかしながら、特許文献1に開示された考案、或いは、特許文献2に開示された発明では、踏段とスカートガードとの隙間に異物が挟まったことを前提に、如何にそのことを検出するか、或いは、速やかに異物を排除する等、を目的としており以下の点については考慮されていない。
すなわち、スカートガードが押されて安全装置が作動する状態下では、踏段とスカートガードとの隙間に踏段上の物体(乗客の足や荷物等が含まれる。以下、「乗客の足等」と表わす)が挟まれている。従って乗客コンベアの運行を即座に停止させる必要があるが、乗客コンベアが動いているか否かに拘わらず乗客等は踏段とスカートガードとの隙間に自らの足等が挟まれた状態のままとなっている。一般にスカートガードは鉄板等でできているため、足等ぐらいでは一旦スカートガードが踏段から離れる方向に向けて移動したとしても足等を挟んだまま踏段に向けてスカートガードが戻ろうとする力が働く。このスカートガードによる力が足等を強く挟むことになり、乗客が負傷する理由のひとつとなる。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、乗客が踏段とスカートガードとの隙間に挟まれてもスカートガードによって負傷する可能性を低減させることができる安全性の高いスカートガード及びスカートガードの制御方法を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、乗客コンベアの踏段を挟んで対向する位置であり、踏段の移動方向に沿って複数のパネルが連続して設けられることによって構成されるスカートガードであって、踏段上の物体が踏段の領域を超えてパネルに接触し押し込まれたことが検出されると、パネルが踏段から離れる方向に向けて移動する。
本発明の実施の形態に係る第2の特徴は、スカートガードの制御方法において、踏段上の物体によって踏段の領域を超えてスカートガードを構成するパネルの一部が接触され押し込まれたことを検出手段が検出するステップと、検出手段からの検出信号に基づいて押し込まれたパネルを確認するステップと、踏段の進行方向を確認するとともに、押し込まれたパネルの踏段進行方向において隣接するパネルを特定するステップと、特定されたパネルを踏段から離れる方向に向けて移動させる指示を出すステップとを備える。
本発明によれば、乗客が踏段とスカートガードとの隙間に挟まれてもスカートガードによって負傷する可能性を低減させることができる安全性の高いスカートガード及びスカートガードの制御方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態におけるスカートガードを備える乗客コンベア1の一例を示す全体斜視図である。図1においては、乗客コンベア1としてエスカレータを表わしている。この乗客コンベア1は、下階側の乗降口2aと上階側の乗降口2bとの間に亘って無端状に連結されて循環移動する踏段3を備えている。この踏段3の両側には欄干4が立設されている。この欄干4には、本発明の実施の形態においては透光性を備えるガラスパネル5と、このガラスパネル5に摺動可能に取り付けられ、踏段3と同一方向に同期して循環移動する無端状の移動手摺り6とを備えている。
さらに、欄干4の下部には、ガラスパネル5の下端部にてガラスパネル5と踏段側で接続される内レッジ7と、ガラスパネル5の下端部にて内レッジ7とは反対側でガラスパネル5と接続する外デッキ8と、内レッジ7と接続し踏段3を挟み込むように対向した位置に設けられるスカートガード9とを備えている。スカートガード9は、通常鋼板等によって形成されるとともに踏段3の移動方向に沿って連続して設けられる複数のパネルPによって構成される。図1では特にこれら複数のパネルPは示していない。
図2は、欄干4下部に設けられているスカートガード(パネルP)等各構成の関係をわかりやすく説明するとともに、スカートガード(パネルP)の動きを説明するための断面図である。欄干4は欄干支持材4aに接続固定されることによって立設されている。本発明の実施の形態においては、欄干4は欄干支持材4aにボルト及びナットを用いて接続固定されている。また、この欄干支持材4aには、踏段3側になだらかに下降するように内レッジ7が同じくボルト、ナットを用いて固定されている。内レッジ7は、踏段側端部7a付近の領域が踏段3と直交するように折り曲げられ、この踏段側端部7aが接続具10を介してスカートガード9(パネルP)と接続されている。
スカートガード9(パネルP)は踏段3に直交する向きに踏段3との間に隙間が生ずるように接続具10に固定されている。スカートガード9をこのような位置に設けることによって、踏段3の運行を妨げることなく踏段3に乗った乗客や異物が乗客コンベア1内に入り込むことを防止することができる。また、乗客の足等が踏段3の領域を超えてスカートガード9(パネルP)に接触し押し込まれると、スカートガード9(パネルP)が踏段3から離れる方向に向けて押し込まれて移動する。このようにスカートガード9(パネルP)が踏段3から離れる方向に移動することで、例えば検出スイッチ等の検出手段11がスカートガード9(パネルP)が押し込まれたことを検出する。
なお、検出手段11の構成はどのようなものでも良く、例えば、機械的なスイッチや、電磁スイッチ等、電気的な構成を持つスイッチであっても良い。本発明の実施の形態においては、スカートガード9(パネルP)が検出手段11に接触することでその移動を検出する構成を採用している。
スカートガード9(パネルP)のうち、踏段3側の面を表面とすると、検出手段11が設けられている側の面は反対面(裏面)と表わすことができる。本発明の第1の実施の形態におけるスカートガード9(パネルP)はその裏面から表面に向けて裏面側に切り込み9aが設けられている。この切り込み9aが設けられていることによって、踏段3上の乗客の足等が踏段3の領域を超えてスカートガード9(パネルP)を表面側から裏面側へと押し込む際に、その押し込む力は少なくて済む。
すなわち、小さな力でスカートガード9(パネルP)を踏段3から離れる方向へと移動させることができ、かつ、当該方向へと移動したスカートガード9(パネルP)が上述したように鋼板等で形成されていることからすれば、一旦押し込まれたスカートガード9(パネルP)が踏段3から離れる方向へと移動した後すぐに反対向き(踏段3に近づく方向)に移動することは少ない。
なお、この切り込み9aを形成する位置、換言すれば接続具10から切り込み9aまでの距離は、スカートガード9(パネルP)を押し込む踏段3上の乗客の足等の高さに合わせて任意に設定することができる。
乗客の足等によって踏段3から離れる方向(図2の矢印に示す方向)に移動させられたスカートガード9(パネルP)は、所定の位置で検出手段11のスイッチを切り替えさせ、この検出手段11からの信号に基づいて乗客コンベア1はその運行を停止する。
以上説明したような構成を採用することによって、乗客が踏段とスカートガードとの隙間に挟まれてもスカートガードによって負傷する可能性を低減させることができる安全性の高いスカートガードを提供することができる。
特にスカートガード9(パネルP)のうち、切り込み9aから踏段3に近い部分のみが踏段3から離れる方向へと移動し、切り込み9aから接続具10に接続されている端部まではその位置が動くことがない。従って、スカートガード9(パネルP)の部分において不必要な開口部を作出することがないため、踏段3上の物体がさらにスカートガード9(パネルP)側に落ち込むことを防止することができる。
(第2の実施の形態)
次に本発明における第2の実施の形態について説明する。なお、第2の実施の形態において、上述の第1の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
図3に示すように、第2の実施の形態におけるスカートガード19(パネルP)の構成が第1の実施の形態におけるスカートガード9(パネルP)との構成と相違する。
すなわち、スカートガード19(パネルP)は、その一方端部が接続具10を介して内レッジ7と接続される第1の部材19aと、スカートガード19(パネルP)の踏段3近傍に位置する他方端部を備える第2の部材19bとの2つの部材から構成される。第1の部材19aと第2の部材19bとは、踏段3側を表面とした場合におけるその裏面において板バネAによって連結されている。板バネAは、所定の荷重が掛かると折れ曲がり、掛けられた荷重に応じて曲がった位置にとどまる性質を備えている。従って、乗客の足等によって踏段3から離れる方向に向けて移動させられた第2の部材19bが再び踏段3側へ戻ってくることがないため、乗客の足等が第2の部材19bによって踏段3との間で挟まれることを防止することができる。
なお、接続具10からスカートガード19(パネルP)を構成する第1の部材19aと第2の部材19bとが連結される位置(距離)は、第2の部材19bを押し込む踏段3上の乗客の足等の高さに合わせて任意に設定することができる。
乗客の足等によって踏段3から離れる方向(図2の矢印に示す方向)に移動させられる第2の部材19bは、所定の位置で検出手段11のスイッチを切り替えさせ、この検出手段11からの信号に基づいて乗客コンベア1はその運行を停止する。
以上説明したような構成を採用することによって、乗客が踏段とスカートガードとの隙間に挟まれてもスカートガードによって負傷する可能性を低減させることができる安全性の高いスカートガードを提供することができる。
さらに、スカートガード19(パネルP)を構成する第2の部材19bのみが踏段3から離れる方向へと移動し、第1の部材19aはその位置が動くことがない。従って、スカートガード19(パネルP)の部分において不必要な開口部を作出することがないため、踏段3上の物体がさらにスカートガード19(パネルP)側に落ち込むことを防止することができる。
(第3の実施の形態)
次に本発明における第3の実施の形態について説明する。なお、第3の実施の形態において、上述の第1または第2の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
第3の実施の形態では、上述した第1の実施の形態におけるスカートガード9(パネルP)の切り込み9aから踏段3近傍までの部分、或いは、第2の実施の形態におけるスカートガード19(パネルP)の第2の部材19bにおける部分の断面積が広くなっている点が異なる。
第1の実施の形態、或いは、第2の実施の形態では踏段3上にある乗客の足等がスカートガード(パネルP)を押し込んだ際に、押し込まれたスカートガード(パネルP)が踏段3から離れる方向へと移動し、その位置で止まることによってスカートガード(パネルP)を押し込んだ乗客の足等が踏段3との間で挟まれることを防止するスカートガード(パネルP)を提供する。
踏段3とスカートガード(パネルP)との間で挟み込みが発生した場合、上述したように、スカートガード(パネルP)の裏面に設けられている検出手段11からの信号によって踏段3は緊急停止し、乗客コンベア1はその運行を止める。
但し、乗客の足等の踏段3とスカートガード(パネルP)との挟み込みが、例えば、複数のパネルPから構成されるスカートガードの隣接するパネルP1とパネルP2との間で発生した場合、挟み込まれた乗客の足等がさらに負傷する可能性が考えられる。
すなわち、踏段3が緊急停止するまでの間に乗客の足等は乗っている踏段3に合わせて移動する。従って最初に挟み込まれたパネルP1が第1の実施の形態や第2の実施の形態で説明したように踏段3から離れる方向へと移動し挟み込まれることが防止されたとしても、このパネルP1に隣接するパネル2は踏段3から離れる方向へと移動しないため、乗客の足等はこのパネルP2に激突する。このような状態において、パネルP2の断面が鋭利な状態にあるとパネルP1に挟み込まれた乗客の足等が新たな負傷を負ってしまう可能性がある。
踏段3から乗客コンベア1内への異物等の進入を防ぐというスカートガード(パネルP)の役割から、通常は、その異物の進入を防ぐことのできる厚みを持ったスカートガード(パネルP)が設置される。そこで、第3の実施の形態におけるスカートガード(パネルP)は、通常用いられるスカートガード(パネルP)よりもその断面積を広く、厚みを増したスカートガード(パネルP)を採用する。
但し、このスカートガード(パネルP)の厚みについてはその乗客コンベアが設置される場所や利用する乗客の種類等を勘案して任意に設定することが可能である。例えば、素足にサンダルを引っかけただけの状態で利用する乗客が多い場合と、安全靴等の大きく頑丈な靴を履いた乗客が多い場合とでは必然的に求められる厚みは異なる。
さらに、スカートガード(パネルP)において厚みを増した部分は、スカートガード(パネルP)のうち踏段3から離れる方向へと押し込まれる領域全面にわたって設けられても良い。或いは、パネルPの踏段3の進行方向両端部の一部分のみに設けても良い。
以上説明したような構成を採用することによって、乗客が踏段とスカートガードとの隙間に挟まれてもスカートガードによって負傷する可能性を低減させることができる安全性の高いスカートガードを提供することができる。
特に、スカートガード(パネル)が少なくとも互いに隣接するパネルの踏段の進行方向両端部付近においてその厚みを増したパネルで形成されていることにより、乗客の足等が押し込まれたパネルの踏段の進行方向において隣接するスカートガード(パネル)(このスカートガード(パネル)は押し込まれていない)に足等を激突させて負傷することを適切に防止することができる。
(第4の実施の形態)
次に本発明における第4の実施の形態について説明する。なお、第4の実施の形態において、上述の第1ないし第3の実施の形態において説明した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、同一の構成要素の説明は重複するので省略する。
第4の実施の形態におけるスカートガード(パネルP)は、第3の実施の形態において説明したように、乗客の足等で押し込まれたスカートガード(パネルP1)の踏段の進行方向において隣接するスカートガード(パネルP2)が踏段から離れる方向に向けて移動しないことによって、乗客の足等がそのパネルP2に激突し負傷することを防止することが可能な制御がなされる点にポイントがある。
図5は、乗客コンベア1を制御するための制御手段20の内部構成を示すブロック図である。乗客コンベア1の制御のためには制御手段20内に図5に示す以外のいくつかの手段が設けられているが、図5では本発明の実施の形態において必要とされる手段のみを表わしている。
また、図6は第4の実施の形態における乗客コンベア1(スカートガード(パネルP))の制御方法を示すフローチャートである。以下、図5に示す各手段の役割に言及しつつ乗客コンベア1(スカートガード(パネルP))の制御方法を説明する。
まず検出手段11がスカートガードを構成するいずれかのパネルPが押し込まれたこと、すなわち、踏段3上にある乗客の足等が踏段3を超えてスカートガード(パネルP)に力が掛かったことを検出する(ST1)。そのため、スカートガード(パネルP)の裏面側にはパネルごとに検出手段11が設けられている。また、1枚のパネルの複数箇所に検出手段11が設けられていても良い。このように検出手段11を設置することによって、スカートガード(パネルP)のいずれにおいても乗客の足等によって押し込まれたことをすぐに検出することができる。
検出手段11からの信号を受けた制御手段20の受信手段21は、この信号を停止手段22及び確認移動手段23に提供する。検出手段11から送信された信号は乗客の足等が踏段3とスカートガード(パネルP)との間に挟まった可能性が高いことを示すものであるので、制御手段20はすぐに乗客コンベア1を停止させる。すなわち、停止手段22が乗客コンベア1の駆動を緊急停止させるための信号を作成して送信手段24から送信し(ST2)、その指示に従って、図示しない駆動手段等が緊急停止する(ST3)。
この制御と同時に、受信手段21から信号を受け取った確認移動手段23は、まずスカートガード(パネルP)のうち、いずれのパネルPが押し込まれたかを確認する(確認されたパネルを以下、「パネルP1」と表わす)(ST4)。これは検出手段11から送信される信号内にその信号を送信した検出手段11に関する情報(どの位置に設置された検出手段11であるか等)を示す情報が含まれていることから確認できる。
さらに、検出手段11がスカートガード(パネルP)が押し込まれたことを検出した際の踏段3の進行方向を確認する(ST5)。通常、乗客コンベア1は下階から上階へ向けて、或いは上階から下階へ向けていずれの方向へも運行可能だからである。さらに確認移動手段23は、検出手段11が押し込まれたことを検出したパネルP1の踏段3の進行方向1つ先において隣接するスカートガード(パネルP)(このパネルを以下、「パネルP2」と表わす)を確認した踏段3の進行方向に関する情報を基に特定する(ST5)。
確認移動手段23は、特定されたパネルP2を踏段3から離れる方向へと移動させるための指示を作成し送信手段24を介してパネルP2を駆動する駆動手段へと指示を出す(ST6)。この指示を受けた図示しないパネルP2の駆動手段はパネルP2を移動させる(ST7)。
以上説明したような制御方法を採用することによって、乗客が踏段とスカートガードとの隙間に挟まれてもスカートガードによって負傷する可能性を低減させることができる安全性の高いスカートガードの制御方法を提供することができる。
特に踏段上の乗客の足等が押し込んだスカートガード(パネルP)に挟まれて負傷することを防ぐだけではなく、さらに、踏段の進行方向においてこの押し込まれたスカートガード(パネルP)に隣接するスカートガード(パネルP)も移動させることによって、踏段が止まらず移動し続ける状態であっても隣接するスカートガード(パネルP)に足等を接触させることを防止することができ、さらに負傷する可能性を著しく低減させることができる。
なお、この発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成できる。例えば、実施の形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施の形態におけるスカートガードを備える乗客コンベアの一例を示す全体斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係るスカートガード(パネル)の動きを説明するための断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るスカートガード(パネル)の動きを説明するための断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係るスカートガード(パネル)の動きを説明するための断面図である。 本発明の第4の実施の形態に係るスカートガード(パネルP)の制御を行う制御手段の内部構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施の形態に係るスカートガード(パネルP)の制御方法を示すフローチャートである。
符号の説明
1 乗客コンベア
2 乗降口
3 踏段
4 欄干
5 ガラスパネル
6 移動手摺り
7 内レッジ
8 外デッキ
9 スカートガード(パネルP)
10 接続具
11 検出手段
19 スカートガード(パネルP)
19a 第1の部材
19b 第2の部材
20 制御手段
21 受信手段
22 停止手段
23 確認移動手段
24 送信手段
29 スカートガード(パネルP)

Claims (4)

  1. 乗客コンベアの踏段を挟んで対向する位置であり、前記踏段の移動方向に沿って複数のパネルが連続して設けられることによって構成されるスカートガードであって、
    前記踏段上の物体が前記踏段の領域を超えて前記パネルに接触し押し込まれたことが検出されると、前記パネルが前記踏段から離れる方向に向けて移動することを特徴とするスカートガード。
  2. 前記パネルには、前記踏段側の面と反対面に前記踏段の移動方向と平行になるように前記反対面から前記踏段側の面に向けて切り込みが設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスカートガード。
  3. 前記パネルは、内レッジに固定される第1の部材と、前記第1の部材と連続面を構成するとともに前記踏段上の物体が前記踏段の領域を超えて接触し押し込まれたことが検出されると、前記踏段から離れる方向に向けて移動する第2の部材から構成され、
    前記第1の部材と前記第2の部材とは板バネにより連結されていることを特徴とする請求項1に記載のスカートガード。
  4. 踏段上の物体によって踏段の領域を超えてスカートガードを構成するパネルの一部が接触され押し込まれたことを検出手段が検出するステップと、
    前記検出手段からの検出信号に基づいて押し込まれた前記パネルを確認するステップと、
    前記踏段の進行方向を確認するとともに、押し込まれた前記パネルの前記踏段進行方向において隣接するパネルを特定するステップと、
    前記特定されたパネルを前記踏段から離れる方向に向けて移動させる指示を出すステップと、
    を備えることを特徴とするスカートガードの制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103449295A (zh) * 2012-05-30 2013-12-18 株式会社日立制作所 乘客传送设备

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