JP2010056167A - 固体撮像素子及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】赤色の光の感度を充分に得ることを可能にする固体撮像素子を提供する。
【解決手段】半導体層3の内部にフォトダイオードを構成する電荷蓄積領域4が形成され、この電荷蓄積領域4の内部又は下に、電荷蓄積領域4を透過した光を反射させて電荷蓄積領域4の中央部に向かわせる反射膜16が設けられている固体撮像素子を構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像素子及びその製造方法に係わる。
CMOSセンサー(CMOS型固体撮像素子)等の固体撮像素子において、画素の微細化が進むに従い、各画素のフォトダイオードの電荷蓄積領域を決めるポテンシャル設計が困難になりつつある。
ポテンシャル設計が困難になる理由として、以下の点が挙げられる。
可視光線のうち、赤色の光は、シリコンにおける吸収係数が低いため、光電変換がフォトダイオードの比較的深い部分でも行われる。
従って、赤色感度を上げるために、シリコンの深い部分にポテンシャルを形成する必要がある。
このような深いポテンシャルを形成するためには、高いエネルギーでイオン注入を行う必要がある。
そして、このように高いエネルギーでイオン注入を行うために、イオン注入のマスクとして使用する、レジストを厚く形成する必要がある。
しかしながら、微細化に伴い、エッチングのマスクとして形成するレジストを厚く形成する必要が生じるので、マスクのレジストが高いアスペクト比になる。
そのため、レジストマスクを精度良く形成することが困難になりつつある。
そして、マスクのレジストのアスペクト比が高くなると、レジストの下部が細くなって倒れやすくなることから、製造歩留まりの低下を招くことになる。
また、イオン注入のプロファイルは、高いエネルギーであるほど、横方向の広がりを持つ。
そのため、画素の微細化が進むほど、分離が困難になり、注入された不純物イオンが隣の画素まで広がってしまうことがある。
高いエネルギーでイオン注入を行うことが困難であることにより、シリコンへ深く進入する赤色の光は、電荷蓄積領域で光電変換される割合が下がり、感度劣化かつ混色の原因となる。
そこで、このような問題点に対して、各画素のフォトダイオードの下方に反射膜を設けて、フォトダイオードよりも深く進入した光を反射して、フォトダイオードに戻す構成が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このような構成とすれば、フォトダイオードを深く形成する必要がなくなり、高いエネルギーのイオン注入も不要となる。
特開2007−27604号公報
ところで、フォトダイオードに入射する光は、入射面に対して垂直な成分だけとは限らない。入射面(シリコンの表面)の法線方向に対して斜めに入射した光は、シリコンに深く進入すると、フォトダイオード領域から外れることになる。
特に赤色の光は、深く進入するので、入射面の法線方向に対して斜めに入射すると、フォトダイオード領域からはずれやすくなる。これにより、赤色の光の感度が低下することになる。
また、前記特許文献1に記載された構成では、反射膜が平坦に形成されているので、入射面の法線方向に対して斜めに入射して、反射膜で反射した光は、画素の中心部から離れるように進み、その画素のフォトダイオード領域から外れやすくなる。そして、フォトダイオード領域から外れて、隣の画素に入って混色の原因となることもある。
さらに、前記特許文献1には、フォトダイオードの下方に反射膜を形成する方法が開示されていないため、どのようにしてフォトダイオードの下方に反射膜を形成するのかが、不明であった。
上述した問題の解決のために、本発明においては、赤色の光の感度を充分に得ることを可能にする、固体撮像素子及びその製造方法を提供するものである。
本発明の固体撮像素子は、半導体層と、この半導体層の内部に形成され、フォトダイオードを構成する電荷蓄積領域と、この電荷蓄積領域の内部又は下に配置された反射面とを含むものである。そして、反射面は、電荷蓄積領域を透過した光を反射させて電荷蓄積領域の中央部に向かわせるように形成されているものである。
上述の本発明の固体撮像素子によれば、電荷蓄積領域を透過した光を反射させて電荷蓄積領域の中央部に向かわせるように、反射面が形成されている。これにより、反射面によって電荷蓄積領域を透過した光(例えば、赤色の光)を反射させて、電荷蓄積領域の中央部に向かわせて、電荷蓄積領域の中央部に集めることができ、感度を向上することが可能になる。
本発明の固体撮像素子の製造方法は、シリコン層に凹部を形成する工程と、このシリコン層の表面に、反射膜を形成する工程と、この反射膜をエッチングして、シリコン層の凹部上で反射膜を分断させてシリコン層を露出させる工程とを有する。
さらに、シリコン層の露出した面から、シリコンのエピタキシャル成長を行い、反射膜を覆ってシリコンエピタキシャル層を形成する工程と、上下を反転させて、別に用意した基体上に接着させる工程とを有する。
さらにまた、反射膜の上方のシリコン層に、フォトダイオードを構成する電荷蓄積領域を形成する工程とを有する。
上述の本発明の固体撮像素子の製造方法によれば、シリコン層に凹部を形成し、そのシリコン層の表面に反射膜を形成し、反射膜をエッチングしてシリコン層の凹部上で反射膜を分断させるので、反射膜がシリコン層の凹部の間の凸部を含んで残る。これにより、残った反射膜が上に凸の形状となる。
そして、上下を反転させて基体上に接着させることにより、反射膜が下に凸の形状となり、反射膜の上面が凹面となる。
さらに、反射膜の上方のシリコン層に電荷蓄積領域を形成することにより、電荷蓄積領域の下に、下に凸の形状で上面が凹面である反射膜が形成される。
これにより、反射膜で電荷蓄積領域を透過した光を反射させて電荷蓄積領域の中央部に向かわせる構成を製造することが可能になる。
本発明の固体撮像素子の製造方法は、シリコン層にこのシリコン層の表面に略垂直で底面が凹面である穴を形成する工程と、異方性成膜法により、シリコン層の表面及び凹面の表面に、反射膜を形成する工程と、穴内を埋めて、シリコン層の上に第2のシリコン層を形成する工程とを有する。
さらに、穴内以外の、反射膜及び第2のシリコン層を除去する工程と、シリコン層の上部及び穴内の第2のシリコン層に対して、シリコンをイオン注入して、非晶質シリコン層を形成する工程と、非晶質シリコン層を結晶化させる工程とを有する。
さらにまた、反射膜の上方に、フォトダイオードを構成する電荷蓄積領域を形成する工程とを有する。
上述の本発明の固体撮像素子の製造方法によれば、シリコン層の表面に略垂直で底面が凹面である穴を形成し、異方性成膜法によりシリコン層の表面及び凹面の表面に反射膜を形成している。これにより、穴がシリコン層の表面に略垂直であり、異方性成膜法により反射膜を形成するので、反射膜は穴の側壁にはほとんど成膜されず、穴の底面に成膜される。また、穴の底面が凹面であるために、反射膜が穴の底面に沿って凹面形状に形成される。
そして、穴内を埋めてシリコン層の上に第2のシリコン層を形成していることにより、シリコン層に形成した穴において、シリコン層と第2のシリコン層との間に反射膜が埋め込まれる。
さらに、穴内以外の反射膜及び第2のシリコン層を除去し、シリコンをイオン注入して非晶質シリコン層を形成し、非晶質シリコン層を結晶化させることにより、反射膜を挟んで結晶質のシリコン層が形成される。
さらにまた、反射膜の上方に、フォトダイオードを構成する電荷蓄積領域を形成することにより、反射膜で電荷蓄積領域を透過した光を反射させて電荷蓄積領域の中央部に向かわせる構成を製造することが可能になる。
本発明の固体撮像素子の製造方法は、シリコン層に溝を形成する工程と、この溝内を埋めて、シリコン層の上に反射膜を形成する工程と、この反射膜をエッチングして、溝の間の部分で反射膜を分断させる工程とを有する。
さらに、上下を反転させて、別に用意した基体上に接着させる工程と、反射膜の上方のシリコン層に、フォトダイオードを構成する電荷蓄積領域を形成する工程とを有する。
上述の本発明の固体撮像素子の製造方法によれば、シリコン層に溝を形成し、この溝内を埋めてシリコン層の上に反射膜を形成し、この反射膜をエッチングして、溝の間の部分で反射膜を分断させている。これにより、反射膜が溝内の部分を含んで残り、溝内の部分の側壁部と、溝以外の部分の平坦部とを有する形状となる。反射膜の側壁部は、溝に沿って下向きになっている。
そして、上下を反転させて基体上に接着させることにより、反射膜の側壁部が上向きになる。
さらに、反射膜の上方のシリコン層に電荷蓄積領域を形成することにより、電荷蓄積領域の下に、平坦部と側壁部とを有する反射膜が形成される。これにより、反射膜で電荷蓄積領域を透過した光を反射させて電荷蓄積領域の中央部に向かわせる構成を製造することが可能になる。
上述の本発明の固体撮像素子によれば、電荷蓄積領域を透過した光を反射させて電荷蓄積領域に集めて、感度を向上させることができる。
また、半導体層の表面に対して斜めに入射した光も、反射させて電荷蓄積領域に集めることが可能になり、隣の画素に侵入して混色を生じることを抑制することが可能になる。
そして、赤色の光のように、半導体層に深く進入する光も、電荷蓄積領域に集めることができるため、半導体層内に電荷蓄積領域を深く形成する必要がなくなり、高いエネルギーでイオン注入を行う必要がなくなる。
これにより、画素の微細化が進んでも、イオン注入マスクのレジストのアスペクト比が高くならず、レジストマスクの破損が生じにくくなる。即ち、マスクの加工が容易になり、製造歩留まりの向上を図ることができる。
従って、本発明により、画素の微細化が進んでも、感度が高く、良好な画質の画像が得られる固体撮像素子を実現することができる。そして、この固体撮像素子を安定して製造することが可能になる。
上述の本発明の製造方法のそれぞれの方法によれば、反射膜で電荷蓄積領域を透過した光を反射させて電荷蓄積領域の中央部に向かわせる構成を製造することができる。
そして、いずれの方法においても、半導体の製造の際に通常行われる工程を応用して製造を行うことができるので、電荷蓄積領域に対して反射膜を設けた固体撮像素子を、容易に安定して製造することができる。
本発明の内容及び本発明の具体的な実施の形態について、以下の項目毎に説明する。
1.本発明の概要
2.本発明の第1の実施の形態の構成及び製造方法
3.本発明の第2の実施の形態の構成及び製造方法
4.本発明の変形例やその他の構成
1.本発明の概要
本発明の固体撮像素子では、受光部を構成するフォトダイオードの電荷蓄積領域の内部又は下(光が入射する側とは反対の側)に反射面を設ける。これにより、深く進入して電荷蓄積領域を透過してしまう光(特に、赤色の光)を反射して、電荷蓄積領域に戻すことができるので、感度を向上することができる。
また、本発明の固体撮像素子では、反射面を、電荷蓄積領域を透過した光を反射させて、電荷蓄積領域の中央部に向かわせるように形成する。
ここで、「電荷蓄積領域の中央部」とは、主として電荷蓄積領域の平面方向の中央部を指すが、電荷蓄積領域の深さ方向の中央部をも意味する。
このような条件を満たす反射面の形状としては、いくつかの形状が考えられる。
大別すると、(1)全体的に電荷蓄積領域側が凹面となった形状の反射面、(2)主要部と半導体層に斜めに入射して電荷蓄積領域の外側に向かう光を電荷蓄積領域の中央部へ向かうように反射させる側面部とを有する反射面、の2種類ある。
反射面は、比較的薄い反射膜自体により、或いは、ある程度の厚さの層の表面により、構成することができる。
以下、主として、反射膜自体で反射面を構成する場合を説明する。
上述の(1)の反射面を、反射膜自体で構成する場合には、反射膜を全体的に電荷蓄積領域側が凹面となる形状に形成する。
このような形状としては、平面の傾斜が中央部から外側に段階的に増大する形状(断面が多角形になる)や、下に凸な曲面形状が挙げられる。
曲面形状とする場合、曲面の法線が光の入射面に垂直もしくは電荷蓄積領域の中心に向かって傾きを持つようにする。例えば、放物線面や楕円球面とする。
上述の(2)の反射面を、反射膜自体で構成する場合には、反射膜を主要部と外側に向かう光を反射させるための側壁部とを有する形状に形成する。
側壁部は、フォトダイオードが形成された半導体層の表面(光の入射面)に垂直な方向に形成することが望ましいが、多少(45度以下)傾斜していても構わない。
ここで、本発明の固体撮像素子の構成を、前記特許文献1に記載されている構成と比較して、本発明の作用効果を説明する。
前記特許文献1に記載されている構成のように、電荷蓄積領域の下方に平坦な反射膜を配置した場合を、図21に示す。
図21に示すように、フォトダイオードPDに斜めに入射した光は、平坦な反射膜101で反射されると、斜め上方へフォトダイオードPDの外側に逃げていくように進む。これにより、受光検出にロスを生じて、感度が低下する。
これに対して、本発明の固体撮像素子の構成の場合を、図22A及び図22Bに示す。
図22Aに示す構成は、反射膜51が、フォトダイオードPDの下の平坦部51Aと、フォトダイオードPDの外側(横)の側壁部51Bとを有している構成である。
平坦部51Aは、光の入射面(シリコン層の表面)に対して略平行に形成されている。側壁部51Bは、光の入射面(シリコン層の表面)に対して略垂直に形成されている。
このような構成により、フォトダイオードPDに斜めに入射した光を、反射膜51の側壁部51Bで反射させて、フォトダイオードPDの中央部へ向かわせることができる。
図22Aでは、いったん反射膜51の平坦部51Aで反射してから、側壁部51Bで反射する光を図示している。図示しないが、直接側壁部51Bに斜めに入射する光も、側壁部51Bと平坦部51Aでそれぞれ反射させて、フォトダイオードPDの中央部へ向かわせることができる。
なお、図22Aでは、フォトダイオードPDの外側に接するように、反射膜51の平坦部51A及び側壁部51Bが形成されている。
本発明では、反射膜51の平坦部51A又は側壁部51Bが、フォトダイオードPDから少し離れていたり、フォトダイオードPDの内部に少し入り込んでいたりしていても、構わない。
また、反射膜51の側壁部51Bは、図22Aのように光の入射面(シリコン層の表面)に対して略垂直でなくてもよく、入射面に対してある程度(例えばシリコン層の表面に垂直な方向から45度以下)傾斜していても良い。
また、側壁部を有する反射膜の側壁部以外の部分は、図22Aの平坦部51Aのようなシリコン層の表面に略平行な形状でなくてもよく、シリコン層の表面に対して傾斜した形状(例えばV字形状)や、曲面形状(例えばU字形状)であっても構わない。
なお、図22Aの反射膜51と同じ形状を、ある程度厚い層で形成することも可能であるが、側壁部を厚く形成すると、場所を取って画素の微細化の妨げとなるため、少なくとも側壁部は、薄い反射膜により形成することが望ましい。さらに、全体を薄い反射膜とすれば、平坦部と側壁部を同時に形成することができる利点を有する。
図22Bに示す構成は、フォトダイオードPDの下の反射膜52が、フォトダイオードPDの側に凹面52Aを有している構成である。
このような構成により、フォトダイオードPDに斜めに入射した光を、反射膜52の凹面52Aで反射させて、フォトダイオードPDの中央部へ向かわせることができる。
図22Bに示すように、曲面の曲率を内側と外側とで変えた構成の他にも、凹面52Aの形状は、様々な形状が可能である。平面の傾斜角を外側に向かうに従い段階的に多くした構成(断面形状が多角形になる)、回転放物面や楕円球面等の一様な曲面とした構成、等が考えられる。
なお、図22Bでは、フォトダイオードPDの下に接するように、反射膜52の凹面52Aが形成されている。
本発明では、反射膜52の凹面52Aが、フォトダイオードPDから少し離れていたり、フォトダイオードPDの内部に少し入り込んでいたりしていても、構わない。
このように、本発明の固体撮像素子では、反射膜の形状を選定することによって、入射面の法線に対して傾斜した方向に入射した光も、フォトダイオードで光電変換されるようにすることができる。
ここで、図23に示すように、焦点Fからの点光源に近似されるように、光が入射する場合を考える。
この場合には、焦点F(0,0,f)に対して、反射膜による反射面53が下記の式で決まる回転放物面であれば、反射光はすべて入射面に垂直な方向、もしくは電荷蓄積領域の中心に向かうようになる。
z=(x+y)/(4a) (ただし、a≦f)
これは、焦点F(0,0,f)を与える回転放物面の式が、z=(x+y)/(4f)で与えられるので、この回転放物面よりも曲率を大きくしてやればよいからである。
反射膜の材料としては、金属(金属元素又は合金)、フォトダイオードを形成する半導体層(シリコン等)と屈折率差を有する絶縁体、屈折率が異なる2種類の絶縁体の薄膜(酸化膜や窒化膜)を交互に積層した多層膜(所謂、誘電体多層膜)が挙げられる。
ただし、多層膜は、複雑な形状に膜厚を安定して形成することが難しいので、一様な曲面形状や単純な凹面形状の場合に適している。
いずれの材料を使用する場合においても、反射膜で反射させたい波長の光(例えば赤色の光)に対する反射率が比較的大きくなるように、材料を選定する。
また、シリコンの屈折率をn1、反射膜の屈折率をn2とすると、反射面に垂直に入射した光の反射率Rは、R={(n1−n2)/(n1+n2)}で示されるため、n2とn1の差分が大きい方が良い。
赤色領域の波長に対するシリコンの屈折率n1=3.9程度(波長620nm)であり、反射膜にシリコン酸化膜を用いた場合にはn2=1.4(波長620nm)であるため、R=0.22(22%)となる。
また、反射膜に用いる金属として、アルミニウムを用いた場合には、n2=1.3(波長620nm)であるため、R=0.25(25%)となる。
反射膜に用いる金属として、銅を用いた場合には、n2=0.47(波長620nm)であるため、R=0.62(62%)となる。
反射膜に用いる金属として、金を用いた場合には、n2=0.13(波長620nm)であるため、R=0.88(88%)となる。
反射膜に用いる金属として、銀を用いた場合には、n2=0.27(波長620nm)であるため、R=0.76(76%)となる。
反射膜に用いる金属として、マグネシウムを用いた場合には、n2=0.48(波長578.0886nm)であるため、R=0.61(61%)となる。
反射膜に用いる金属として、リチウムを用いた場合には、n2=0.22(波長635.8974nm)であるため、R=0.80(80%)となる。
続いて、本発明の具体的な実施の形態を説明する。
2.本発明の第1の実施の形態の構成及び製造方法
本発明の固体撮像素子の第1の実施の形態の概略構成図(断面図)を、図1A及び図1Bに示す。図1Aは画素領域の断面図を示し、図1Bは周辺回路部の断面図を示している。本実施の形態は、本発明をCMOSセンサー(CMOS型固体撮像素子)に適用した場合である。
図1A及び図1Bに示すように、シリコン基板1、酸化シリコン層2、シリコン層3の順に積層されて基体が構成され、シリコン層3の内部及び上に、画素や周辺回路を構成するフォトダイオードやトランジスタ等が形成されている。
図1Aに示す画素領域では、受光部となるフォトダイオードを構成する領域として、シリコン層3の内部にN型の電荷蓄積領域4が形成されており、この電荷蓄積領域4の上方のシリコン層3の表面付近に、P型(P)のホール蓄積領域5が形成されている。これら電荷蓄積領域4及びホール蓄積領域5により、所謂HAD(Hole Accumulated Diode)構造の受光部が構成されている。
フォトダイオードに隣接して、ゲート電極13及びその側壁のサイドウォール絶縁層15とから成る、読み出しゲート電極が形成されている。
読み出しゲート電極に対して、フォトダイオードとは反対の側に、N型のドレイン領域8が形成されている。このドレイン領域8は、フォトダイオードから読み出した電荷を貯めておいて、電荷量を電圧に変換する、所謂フローティングディフュージョンに相当するものである。
これらフォトダイオード、読み出しゲート電極、ドレイン領域8を囲って、シリコン層3内に埋め込まれた絶縁層(酸化シリコン層等)によって、素子分離層11が形成されている。
そして、フォトダイオードに対して素子分離層11を隔てた部分に、リセットトランジスタやアンプトランジスタやセレクトトランジスタ等の、各画素に設けられたトランジスタが配置される。
これらのトランジスタは、例えば、図1Aの右の部分に示すように、ゲート電極14と、ゲート電極14の側壁のサイドウォール絶縁層15と、ゲート絶縁膜12と、N型のソース・ドレイン領域9とを有して構成される。即ち、N型のMOSトランジスタ(NMOSトランジスタ)で構成される。
図1Bに示す周辺回路領域では、P型ウエル領域6内にN型のソース・ドレイン領域9が形成されたNMOSトランジスタと、N型ウエル領域7内にP型のソース・ドレイン領域10が形成されたPMOSトランジスタとが形成されている。これらのMOSトランジスタは、それぞれ、素子分離層11で分離された領域内に形成されている。いずれのMOSトランジスタも、ゲート電極14の側壁にサイドウォール絶縁層15が形成されている。
なお、図1A及び図1BのそれぞれのMOSトランジスタには、左右のソース・ドレイン領域9,10の内側(チャネル側)に、ソース・ドレイン領域9,10よりも不純物濃度が低い領域(いわゆるLDD領域)9L,10Lが形成されている。
本実施の形態においては、特に、画素領域のフォトダイオードを構成する電荷蓄積領域4の下に反射膜16が形成され、この反射膜16の上面、即ち電荷蓄積領域4側の面が凹面となっている。
このように反射膜16の上面が凹面となっていることにより、図22Bに示した反射膜52の場合と同様に、凹面によって斜めに入射した光を反射して、電荷蓄積領域4の中央部へ向かわせることができる。
また、反射膜16は、電荷蓄積領域4の下に連続して形成されており、反射膜16の下には絶縁層17を有している。
反射膜16の材料としては、赤色の光の反射率の高い金属(例えば、金、銀、銅、マグネシウム等の前述した金属材料)や、赤色の光の屈折率がシリコンの屈折率と大きな差を有する材料(シリコン酸化物等)を使用することができる。また、赤色の光の反射率が高くなるように設計された誘電体多層膜も、使用することができる。
なお、図示しないが、必要に応じて、画素領域のフォトダイオードの上方にカラーフィルタや層内レンズやオンチップレンズを形成したり、画素領域のトランジスタや周辺回路領域の上方に配線層を形成したりしてもよい。
本実施の形態の固体撮像素子は、例えば、以下のようにして製造することができる。
図2に示すように、シリコン基板21、酸化シリコン層22、シリコン層23が積層されて成るSOI基板20を用意する。シリコン層23の厚さは、例えば2μmとする。
次に、SOI基板20のシリコン層23に対して、凹凸を形成する加工を行う。ここで、図2の破線で囲った領域の拡大図を、図3A及び図3Bに示す。
まず、図3Aに示すように、レジスト24をパターニングして、テーパー状の裾を有する第1のマスクを形成して、この第1のマスクを用いてシリコン層3の加工を行う。第1のマスクのレジスト24のパターンの大きさは、例えば、1.4μm角とする。
第1のマスクのレジスト24を除去した後に、図3Bに示すように、レジスト25をパターニングして、テーパー状の裾を有する第2のマスクを形成して、この第2のマスクを用いてシリコン層3の加工を行う。これにより、図3Bに示す台形状(もしくは、図示しないが、円錐形状や放物面形状)の凹部を、シリコン層23に形成する。例えば、シリコン層23の深さを、最深部で200nm程度とする。
さらに、第2のマスクのレジスト25を除去する。
次に、シリコン層23の表面を洗浄する。
その後、図4の拡大断面図に示すように、シリコン層23の表面に反射膜26を形成する。反射膜26の厚さは、例えば、20nmとする。
この反射膜26としては、金属膜や、熱酸化膜や、誘電体多層膜等が挙げられる。
なお、熱酸化膜を形成した後に、希フッ酸で熱酸化膜を剥離して、シリコン層23の角を丸めた後に、再度熱酸化膜を形成してこの熱酸化膜を反射膜26としても良い。
次に、図5の拡大断面図に示すように、反射膜26の上に絶縁層27を形成する。例えば、減圧CVD法によって、TEOS(テトラエトキシシラン)層を300nmの厚さに形成する。
その後、CMP(化学的機械的研磨)法等により、図5に示すように、絶縁層27の表面を平坦化する。
次に、図6の拡大断面図に示すように、平坦化された絶縁層27上に形成したレジスト28を、シリコン層23の凸部上の部分が残るようにパターニングして、マスクを形成する。そして、このマスクを用いて、フォトダイオードが形成される領域以外の絶縁層27及び反射膜26をエッチングで除去する。
これにより、シリコン層23が露出すると共に、フォトダイオードが形成される領域に残るように、シリコン層23の凹部上で反射膜26が分断され、反射膜26がシリコン層23の凹部の間の凸部を含んで残る。残った反射膜26は、図6に示すように、上に凸の形状となっている。
なお、周辺回路領域や画素領域のトランジスタの部分では、反射膜26が不要であるため、この工程で反射膜26を除去する。
次に、図7の拡大断面図に示すように、シリコン層23の露出した面からシリコンのエピタキシャル成長を行い、例えば、厚さ500nm成長させて、反射膜26及び絶縁層27の上を覆うように、シリコンエピタキシャル層29を形成する。
このとき、絶縁層27の上に鎖線で示すように、成長したシリコン層29の繋ぎ目による欠陥が生じるが、この欠陥の部分は電荷蓄積領域4には使わないので、特に問題とはならない。
次に、図8の拡大断面図に示すように、シリコンエピタキシャル層29の表面に、熱酸化膜30を、例えば100nmの厚さで形成する。
以降の工程は、図2の破線の領域を拡大しない、図2と同様の縮尺の断面図で示す。
図9中右側に示すように、シリコン基板1上に酸化シリコン層(熱酸化膜等)2が形成された基体を用意する。また、図8までの工程で形成した積層体を、図9中左に示す。
そして、この図9中左側に示す積層体を上下反転させて、積層体の熱酸化膜30を右側の基体の酸化シリコン層2に、プラズマ接着等により接着させる。
この接着させた状態を、図10に示す。図10に示すように、積層体の上下を反転させたことにより、反射膜26が下に凸の形状となり、反射膜26の上面が凹面となる。
なお、接着方法は、プラズマ接着に限らないが、後続の熱処理工程に充分耐えうる方法を採用する必要がある。
次に、SOI基板20のシリコン基板21及び酸化シリコン層22を除去して、図11に示すように、シリコン層23を露出させる。例えば、グラインダー及び化学的機械的研磨法によりシリコン基板21を研削した後に、希フッ酸処理により酸化シリコン層22を剥離する。
シリコン層23及びシリコンエピタキシャル層29が、図1に示したシリコン層3となる。反射膜26は図1の反射膜16となり、絶縁層27は図1の絶縁層17となる。
次に、図示しないが、シリコン層23に素子分離層11用の凹部を形成し、凹部内を埋めて例えば酸化シリコン層を形成して、素子分離層11とする。
その後、シリコン層23の反射膜26(16)の上の部分に、イオン注入により、電荷蓄積領域4やホール蓄積領域5を形成して、HAD構造のフォトダイオードを構成する。
また、トランジスタを形成する領域に、イオン注入により、P型ウエル領域6やN型ウエル領域7を形成する。
続いて、シリコン層23(3)の内部や上に、トランジスタ等の回路素子の各部品を形成する。シリコン層23(3)上に、図1のゲート絶縁膜12を介して、ゲート電極13,14を形成し、シリコン層23(3)の内部にLDD領域9L,10Lを形成する。
さらに、ゲート電極13,14の側壁にサイドウォール絶縁層15を形成し、シリコン層23(3)の内部にMOSトランジスタのソース・ドレイン領域9,10を形成する。
これにより、図1に示した構成を形成することができる。
必要に応じて、さらにその後に、層内レンズ、カラーフィルタ、オンチップレンズ、配線層等をそれぞれ形成する工程を行う。
このようにして、本実施の形態の固体撮像素子を形成することができる。
上述の製造方法では、反射膜26(16)を形成したシリコン層23を使用して、フォトダイオードの電荷蓄積領域4及びホール蓄積領域5を形成している。これにより、電荷蓄積領域4及びホール蓄積領域5のポテンシャル形成を行うイオン注入のエネルギーを、1.5MeV以下に抑えることが可能になる。
なお、図3A及び図3Bでは、第1のマスクのレジスト24と、第2のマスクのレジスト25とを別々としたが、これらを同一のレジストで同一のマスクとしても、シリコン層23に凹部を形成することが可能である。
図3A及び図3Bに示したように、別々のマスクを形成した方が、形成可能な凹部の形状の範囲を広げることができる。
上述した製造方法では、基体を新たに用意して接着を行ったが、接着を行わないで製造することも可能である。その製造方法を、図12A〜図12Eを参照して説明する。
単結晶のシリコン層(シリコン基板、シリコン基板上のシリコンエピタキシャル層、SOI基板の単結晶シリコン層等)を用意する。
まず、図示しないが、このシリコン層に対して、レジストパターンをマスクとした加工により、シリコン層の表面に略垂直であり、底面が凹面である形状の穴を形成する。
その後、図12Aに示すように、この穴を形成したシリコン層31上に、スパッタリング等の異方性成膜法により、反射膜32を形成する。これにより、シリコン層31の、平坦部の表面及び穴の表面に、それぞれ反射膜32が形成される。異方性成膜法により成膜しているので、シリコン層の表面に略垂直な穴の側壁には反射膜32がほとんど成膜されない。
この反射膜32としては、金属膜等が挙げられる。
なお、この成膜方法では、多層膜を均一に形成することが難しいので、誘電体多層膜には適していない。反射膜として誘電体多層膜を形成する場合には、前述した図2〜図11に示した製造方法を適用した方が良い。
次に、図12Bに示すように、シリコン層31の穴を埋めて、全面的にシリコン層(単結晶ではない、アモルファスシリコン層又は多結晶シリコン層)33を形成する。例えば、CVD法によりアモルファスシリコン層を形成する。これにより、穴の内部においては、シリコン層31とシリコン層33の間に反射膜32が埋め込まれる。
次に、CMP法又はエッチバックにより、シリコン層31の平坦面上の、反射膜32及びシリコン層33を除去する。これにより、図12Cに示すように、シリコン層31の穴内のみに、反射膜32及びシリコン層33が残る。
次に、シリコン層33が埋め込まれた穴の周辺の領域に、シリコンのイオン注入34を行う。例えば、2.5MeVのエネルギーで、ドーズ量を1×1015/cmとする。
これにより、図12Dに示すように、イオン注入34がなされた部分のシリコン層31及びシリコン層33が、アモルファスシリコン層35となる。
その後、レーザーアニールで再結晶化させる。これにより、アモルファスシリコン層35が結晶化すると共に、図12Dで残っているシリコン層33も結晶化する。
このようにして、図12Eに示すように、反射膜32以外の部分を結晶化したシリコン層36として、反射膜32を挟んで結晶質のシリコン層が形成される。この図12Eのシリコン層36を図1のシリコン層3として使用して、反射膜32を図1の反射膜16とする。この製造方法の場合は、図1の絶縁層17は形成されず、反射膜16の下にシリコン層3が接して形成される。
次に、図示しないが、シリコン層3に素子分離層11用の凹部を形成し、凹部内を埋めて例えば酸化シリコン層を形成して、素子分離層11とする。
その後、シリコン層36(3)の反射膜32(16)の上の部分に、イオン注入により、電荷蓄積領域4やホール蓄積領域5を形成して、HAD構造のフォトダイオードを構成する。
また、トランジスタを形成する領域に、イオン注入により、P型ウエル領域6やN型ウエル領域7を形成する。
続いて、シリコン層36(3)の内部や上に、トランジスタ等の回路素子の各部品を形成することにより、図1に示した構成を形成することができる。
必要に応じて、さらにその後に、層内レンズ、カラーフィルタ、オンチップレンズ等をそれぞれ形成する工程を行う。
このようにして、本実施の形態の固体撮像素子を形成することができる。
上述の製造方法では、反射膜32(16)を形成したシリコン層36(3)を使用して、フォトダイオードの電荷蓄積領域4及びホール蓄積領域5を形成している。これにより、電荷蓄積領域4及びホール蓄積領域5のポテンシャル形成を行うイオン注入のエネルギーを、1.5MeV以下に抑えることが可能になる。
いずれの製造方法で製造した場合にも、画素領域の電荷蓄積領域4の下に、反射膜を容易に形成することができる。
上述の本実施の形態の固体撮像素子の構成によれば、電荷蓄積領域4の下に反射膜16が設けられ、反射膜16の電荷蓄積領域4側の面(上面)が凹面である。そのため、図22Bに示した反射膜52の場合と同様に、凹面によって斜めに入射した光を反射して、電荷蓄積領域4の中央部へ向かわせることができる。
これにより、反射膜16によって電荷蓄積領域を透過した光(例えば、赤色の光)を電荷蓄積領域4の中央部に集めることができ、感度を向上することが可能になる。
また、シリコン層3の表面に対して斜めに入射した光も、反射させて電荷蓄積領域4に集めることが可能になり、隣の画素に侵入して混色を生じることを抑制することが可能になる。
そして、シリコン層3内に電荷蓄積領域4を深く形成する必要がなくなり、高いエネルギーでイオン注入を行う必要がなくなる。
これにより、画素の微細化が進んでも、イオン注入マスクのレジストのアスペクト比が高くならず、レジストマスクの破損が生じにくくなるので、マスクの加工が容易になり、製造歩留まりの向上を図ることができる。
また、高いエネルギーでイオン注入するための特別な装置を使用しなくてもよくなり、工程数を削減することも可能になる。
従って、画素の微細化が進んでも、感度が高く、良好な画質の画像が得られる固体撮像素子を実現することができる。そして、この固体撮像素子を安定して製造することが可能になる。
なお、反射膜16を金属膜とする場合において、製造時の熱処理工程の際に、拡散によってシリコン層3の電荷蓄積領域4となる部分に金属が入り込むことや、シリコン層3と金属との反応によってシリサイド化することが問題となることがある。
そのような金属を使用する場合には、図示しないが、反射膜16とシリコン層3との間に、拡散やシリサイド化に対するバリアとなる絶縁膜を形成してもよい。
バリアとなる絶縁膜を形成する場合には、例えば、図2〜図11に示した製造方法において、図4の反射膜26を形成する工程の前に、シリコン層23の表面にバリアとなる絶縁膜を形成し、その上に反射膜26を形成する。また、シリコン層23の表面を熱酸化して、バリアとなる絶縁膜とすることも可能である。
3.本発明の第2の実施の形態の構成及び製造方法
本発明の固体撮像素子の第2の実施の形態の概略構成図(断面図)を、図13に示す。本実施の形態も、本発明をCMOSセンサー(CMOS型固体撮像素子)に適用した場合である。
図13に示すように、シリコン基板41、絶縁層42、シリコン層45の順に積層されて、基体が構成されている。
そして、受光部として、シリコン層45の内部にフォトダイオード46が形成されている。
このフォトダイオード46に隣接して、ゲート電極48及びその側壁のサイドウォール絶縁層49とから成る、読み出しゲート電極が形成されている。
シリコン層45と読み出しゲート電極との間には、薄いゲート絶縁膜47が形成されている。
受光部のフォトダイオード46は、図示しないが、図1に示した電荷蓄積領域4及びホール蓄積領域5が形成されている。
また、図示しない他の部分には、図1A及び図1Bに示したような、各種MOSトランジスタや読み出し用のドレイン領域が形成されている。
本実施の形態は、図22Aで説明した反射膜51(51A,51B)と同様に、反射膜43が、フォトダイオード46の下の平坦部43Aと、フォトダイオード46の外側の側壁部43Bとを有している構成である。
このように反射膜43がフォトダイオード46の外側の側壁部43Bを有していることにより、図22Aに示した反射膜51の場合と同様に、側壁部43Bによって斜めに入射した光を反射して、フォトダイオードの中央部へ向かわせることができる。
反射膜43の材料としては、赤色の光の反射率の高い金属(例えば、金、銀、銅、マグネシウム等の前述した金属材料)や、赤色の光の屈折率がシリコンの屈折率と大きな差を有する材料(シリコン酸化物等)を使用することができる。
また、フォトダイオード46と反射膜43との間には、絶縁膜44が形成されている。この絶縁膜44は、製造時に、拡散やシリサイド化に対するバリアとなる絶縁膜である。
なお、図示しないが、必要に応じて、画素領域のフォトダイオード46の上方にカラーフィルタや層内レンズやオンチップレンズを形成したり、画素領域のトランジスタや周辺回路領域の上方に配線層を形成したりしてもよい。
本実施の形態の固体撮像素子は、例えば、以下のようにして製造することができる。
図14に示すように、図2と同様のSOI基板20を用意して、SOI基板20のシリコン層23を加工して、後にフォトダイオード46となる領域の端部に、溝23Aを形成する。
次に、図15に示すように、まず、シリコン層23の表面に、バリアとなる絶縁膜44を、溝23Aの大きさよりも充分に薄く形成する。例えば、CVD法により、窒化シリコン膜を50nmの厚さに形成する。
さらに、溝23Aの内部を埋めて全面的に、反射膜43を形成する。この反射膜43としては、金属膜が挙げられる。
これにより、反射膜43が、表面にあるシリコン層23の表面に略平行な部分と、溝23Aの内部にあるシリコン層23の表面に略垂直な部分とを有する。
なお、反射膜43を酸化膜や窒化膜により形成する場合には、後述するように工程を変更する。
次に、図16に示すように、レジスト61をパターニングして、マスクを形成し、このマスクを用いて、フォトダイオードが形成される領域以外の反射膜43をエッチングで除去する。
これにより、フォトダイオードが形成される領域に残るように、溝23Aの間の部分で反射膜43が分断されると共に、反射膜43が溝内の部分の側壁部と、溝以外の部分の平坦部とを有する形状となる。反射膜43の側壁部は、溝に沿って下向きになっている。
なお、周辺回路領域や画素領域のトランジスタの部分では、反射膜43が不要であるため、この工程で反射膜43を除去する。
次に、図17に示すように、表面を覆って、絶縁層42を形成する。例えば、CVD法等により、窒化シリコン層を形成する。この絶縁層42は、反射膜43よりも充分に厚く形成する。
また、後の接着工程の際のボイドの発生を抑制するために、絶縁層42を形成した後に、化学的機械的研磨等の表面平坦化処理を行ってもよい。
次に、図18に示すように、シリコン基板41上に、図17までの工程で形成した積層体を上下反転させて、プラズマ接着等により接着する。接着方法は、プラズマ接着に限らないが、後続の熱処理工程に充分耐えうる方法を採用する必要がある。
積層体のシリコン層23が、図13のシリコン層45となる。また、積層体の上下を反転させたことにより、反射膜43の側壁部が上向きになる。
次に、SOI基板20のシリコン基板21及び酸化シリコン層22を除去して、図19に示すように、シリコン層45を露出させる。例えば、グラインダー及び化学的機械的研磨法によりシリコン基板21を研削した後に、希フッ酸処理により酸化シリコン層22を剥離する。
次に、図20に示すように、シリコン層45の反射膜43の平坦部43Aの上の部分に、イオン注入により、電荷蓄積領域やホール蓄積領域を形成して、HAD構造のフォトダイオード46を形成する。また、シリコン層45の上に、ゲート絶縁膜47を介して、ゲート電極48やサイドウォール絶縁層49を形成する。
続いて、シリコン層45の内部や上に、トランジスタ等の回路素子の各部品を形成することにより、図13に示した構成を形成することができる。
必要に応じて、さらにその後に、層内レンズ、カラーフィルタ、オンチップレンズ、配線層等をそれぞれ形成する工程を行う。
このようにして、本実施の形態の固体撮像素子を形成することができる。
なお、反射膜43を酸化膜や窒化膜とする場合には、バリアとなる絶縁膜44は不要である。その場合には、図15の工程において、シリコン層23上に直接、溝23Aを埋めて、反射膜43を形成する。この場合、その後の工程は、図16〜図20に示したと同様に行うことができる。
また、図16に示した工程において、その後形成するフォトダイオード46に1対1で対応するように、即ち画素毎に、反射膜43を分断した。
この工程において、反射膜43は、必ずしも画素毎に分断しなくてもよく、隣接するいくつかの画素で反射膜43が連続していても構わない。少なくともフォトダイオードが形成される領域に反射膜43が残るようにすればよい。
ただし、画素領域には、フォトダイオードのイオン注入のマスクの位置を合わせるために、アライメントマークを形成する必要がある。そのため、最低限アライメントマークを形成する部分では、反射膜43を除去する。
上述の本実施の形態の固体撮像素子の構成によれば、フォトダイオード46の下の反射膜43が、フォトダイオード46の下の平坦部43Aと、フォトダイオード46の外側の側壁部43Bとを有している。そのため、図22Aに示した反射膜51の場合と同様に、反射膜43の側壁部43Bによって、斜めに入射した光を反射して、電荷蓄積領域4の中央部へ向かわせることができる。
これにより、反射膜43によってフォトダイオード46の電荷蓄積領域を透過した光(例えば、赤色の光)を電荷蓄積領域の中央部に集めることができ、感度を向上することが可能になる。
また、シリコン層45の表面に対して斜めに入射した光も、反射させて電荷蓄積領域に集めることが可能になり、隣の画素に侵入して混色を生じることを抑制することが可能になる。
そして、シリコン層45内に電荷蓄積領域を深く形成する必要がなくなり、高いエネルギーでイオン注入を行う必要がなくなる。
これにより、画素の微細化が進んでも、イオン注入マスクのレジストのアスペクト比が高くならず、レジストマスクの破損が生じにくくなるので、マスクの加工が容易になり、製造歩留まりの向上を図ることができる。
また、高いエネルギーでイオン注入するための特別な装置を使用しなくてもよくなり、工程数を削減することも可能になる。
従って、画素の微細化が進んでも、感度が高く、良好な画質の画像が得られる固体撮像素子を実現することができる。そして、この固体撮像素子を安定して製造することが可能になる。
4.本発明の変形例やその他の構成
図13に示した実施の形態の構成において、反射膜43を誘電体多層膜とすることも考えられる。
しかし、図15に示したように溝23Aを埋めて反射膜43を形成することから、画素が大きいときには誘電体多層膜とすることが可能であるが、画素が微細化されるほど、誘電体多層膜で反射膜43を形成することが難しくなっていく。
なお、図14〜図20に示した製造工程を応用することにより、前記特許文献1に記載されたような平坦な反射膜(図21に示した反射膜101)も、容易に形成することができる。
即ち、以下のようにして、固体撮像素子を製造する。
まず、図14に示した工程でシリコン層23に溝を形成せず、図15に示した工程でシリコン層23上に絶縁膜44と反射膜43を順次成膜する。
そして、レジスト61のマスクでエッチングして、反射膜43を分断する。
さらに、分断した反射膜43の上に絶縁層42を形成し、絶縁層42をシリコン基板41に接着する。
その後、反射膜43上にフォトダイオードの電荷蓄積領域やホール蓄積領域を形成する。
この場合、シリコン層に溝を形成しないので、反射膜の下のシリコン層として、図14のSOI基板の代わりに、シリコン基板をそのまま使用することも可能である。
上述の各実施の形態では、いずれも、反射膜を形成して、深く進入する光を反射させる反射面を構成していた。
本発明は、比較的薄い反射膜に限らず、ある程度厚さのある層を形成して、その表面に反射面を構成してもよい。例えば、酸化シリコンや窒化シリコン等の絶縁体の層を、その表面が凹面となるように形成して、この凹面を反射面にしてもよい。
上述の各実施の形態は、本発明をCMOS型固体撮像素子に適用した場合であったが、CCD固体撮像素子等のその他の構成の固体撮像素子にも、同様に本発明を適用することができる。
CCD固体撮像素子においても、受光部となるフォトダイオードの電荷蓄積領域の内部又は下方に反射膜を設けることにより、反射膜により赤色の光を反射させて、赤色の光の感度を向上することができる。
上述の各実施の形態では、フォトダイオードを形成する半導体層をシリコン層としていたが、その他の半導体層(Ge層や化合物半導体層等)にフォトダイオードを形成する固体撮像素子にも、本発明を適用することが可能である。
また、本発明を、赤外光をフォトダイオードの電荷蓄積領域で受光検出する固体撮像素子にも適用することができる。この場合、反射面における赤外光の反射率が充分に得られるように、反射面を構成する材料(反射膜等)を選定する。
本発明を適用することにより、フォトダイオードを透過した赤外光を反射面で反射させて、フォトダイオードの中央部に戻して、赤外光の感度を向上させることができる。
本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取り得る。
A、B 本発明の固体撮像素子の第1の実施の形態の概略構成図(断面図)である。 図1の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 A、B 図1の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図1の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図1の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図1の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図1の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図1の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図1の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図1の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図1の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 A〜E 図1の固体撮像素子の他の製造方法を示す製造工程図である。 本発明の固体撮像素子の第2の実施の形態の概略構成図(断面図)である。 図13の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図13の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図13の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図13の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図13の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図13の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 図13の固体撮像素子の製造方法を示す製造工程図である。 反射膜が平坦な場合の反射光を示す図である。 A 反射膜が側壁部を有する場合の反射光を示す図である。 B 反射膜が凹面を有する場合の反射光を示す図である。 反射膜の凹面、反射光とその焦点の関係を示す図である。
符号の説明
1,21,41 シリコン基板、3,23,31,45 シリコン層、4 電荷蓄積領域、5 ホール蓄積領域、8 ドレイン領域、9,10 ソース・ドレイン領域、11 素子分離層、13,14,48 ゲート電極、15,49 サイドウォール絶縁層、16,26,32,43,51,52 反射膜、17,27 絶縁層、20 SOI基板、24,25,28,61 レジスト、29 シリコンエピタキシャル層、30 熱酸化膜、34 イオン注入、35 アモルファスシリコン層、36 シリコン層、44 絶縁膜、46,PD フォトダイオード、51A 平坦部、51B 側壁部、52A 凹面

Claims (9)

  1. 半導体層と、
    前記半導体層の内部に形成され、フォトダイオードを構成する電荷蓄積領域と、
    前記電荷蓄積領域の内部又は下に配置され、前記電荷蓄積領域を透過した光を反射させて前記電荷蓄積領域の中央部に向かわせるように形成されている、反射面とを含む
    固体撮像素子。
  2. 前記反射面が、反射膜により形成されている請求項1に記載の固体撮像素子。
  3. 前記反射面の前記電荷蓄積領域側が凹面である請求項1に記載の固体撮像素子。
  4. 前記反射膜が、前記半導体層に斜めに入射した光を反射して前記電荷蓄積領域の中央部に向かわせる、側壁部をさらに有している請求項2に記載の固体撮像素子。
  5. 前記反射面が、反射膜により形成されている請求項3に記載の固体撮像素子。
  6. 前記半導体層がシリコン層である請求項1に記載の固体撮像素子。
  7. シリコン層に凹部を形成する工程と、
    前記シリコン層の表面に、反射膜を形成する工程と、
    前記反射膜をエッチングして、前記シリコン層の前記凹部上で前記反射膜を分断させて前記シリコン層を露出させる工程と、
    前記シリコン層の露出した面から、シリコンのエピタキシャル成長を行い、前記反射膜を覆ってシリコンエピタキシャル層を形成する工程と、
    上下を反転させて、別に用意した基体上に接着させる工程と、
    前記反射膜の上方の前記シリコン層に、フォトダイオードを構成する電荷蓄積領域を形成する工程とを有する
    固体撮像素子の製造方法。
  8. シリコン層に、前記シリコン層の表面に略垂直で底面が凹面である穴を形成する工程と、
    異方性成膜法により、前記シリコン層の表面及び前記凹面の表面に、反射膜を形成する工程と、
    前記穴内を埋めて、前記シリコン層の上に第2のシリコン層を形成する工程と、
    前記穴内以外の、前記反射膜及び前記第2のシリコン層を除去する工程と、
    前記シリコン層の上部及び前記穴内の前記第2のシリコン層に対して、シリコンをイオン注入して、非晶質シリコン層を形成する工程と、
    前記非晶質シリコン層を結晶化させる工程と、
    前記反射膜の上方に、フォトダイオードを構成する電荷蓄積領域を形成する工程とを有する
    固体撮像素子の製造方法。
  9. シリコン層に溝を形成する工程と、
    前記溝内を埋めて、前記シリコン層の上に反射膜を形成する工程と、
    前記反射膜をエッチングして、前記溝の間の部分で前記反射膜を分断させる工程と、
    上下を反転させて、別に用意した基体上に接着させる工程と、
    前記反射膜の上方の前記シリコン層に、フォトダイオードを構成する電荷蓄積領域を形成する工程とを有する
    固体撮像素子の製造方法。
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