JP2010052538A - ワイパ装置 - Google Patents

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Akira Nakazawa
章 中澤
Masaomi Hiroi
真臣 廣井
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Abstract

【課題】サブアームの形状を簡素化し、部品点数の削減および見栄えの向上を図ることができるワイパ装置の提供。
【解決手段】サブアーム14を、第3円柱軸受27と第4円柱軸受28との間で延びる長尺板状に形成し、サブアーム14を捻ることによりその両端部を第3円柱軸受27および第4円柱軸受28にそれぞれ支持させた。したがって、従前の構造で必要としていたサブシャンクや複数のリベットを廃止することができ、サブアーム14を簡素化してワイパ装置10を構成する部品点数の削減と、ワイパ装置10の見栄えの向上とを実現することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両に設けられるウィンドシールドを払拭するワイパブレードを備えたワイパ装置に関する。
従来、自動車等の車両のフロント側やリヤ側には、運転者の視界を確保するためのワイパ装置が搭載されている。ワイパ装置は、ウィンドシールドに付着した埃や雨水等を払拭するワイパブレードを備えており、ワイパブレードは、操作スイッチを操作して電動モータ(駆動源)を回転駆動することより、ウィンドシールド上を揺動運動するようになっている。
ワイパ装置としては、ワイパアームを1本備えた1本アーム形ワイパ装置や、ワイパアームを2本備えた2本アーム形ワイパ装置等があり、後者の2本アーム形ワイパ装置は、パンタグラフ式ワイパ装置とも呼ばれている。パンタグラフ式ワイパ装置は、例えば、バス等の比較的大きなウィンドシールドを有する車両の左右側に2つ対向するよう設けられたり、また、軽自動車等の比較的小さなウィンドシールドを有する車両には1つ設けられたりする。つまり、パンタグラフ式ワイパ装置は、1本アーム形ワイパ装置に比して、ワイパブレードを大きな払拭範囲で揺動運動させることができるというメリットがある。
このようなパンタグラフ式ワイパ装置としては、例えば、特許文献1に記載された技術が知られている。特許文献1に記載されたパンタグラフ式ワイパ装置(以下、単にワイパ装置という)は、略平行に設けられたメインアームとサブアームとを備えている。そして、各アームの一端側は、所定距離離間して設けられた一対の枢着部(第1支持部材,第3支持部材)にそれぞれ回動自在に支持されており、各アームの他端側は、所定距離離間して設けられた一対の枢着部(第2支持部材,第4支持部材)を介して連結部材(アームサポート)に回動自在に支持されている。
サブアームは長尺板状に形成されており、当該サブアームの一端側には、サブアーム用のサブシャンクが複数のリベットにより固定されている。このようにサブシャンクを設けることにより、サブアームの両端側を、それぞれ傾斜した軸心を有する各枢着部(第3支持部材,第4支持部材)に回動自在に支持させ、ワイパ装置の払拭動作およびロックバック動作を可能としている。ここで、ロックバック動作とは、ワイパアームを把持することにより車両に対して起立させ、ワイパブレードをウィンドシールドから離間させる動作のことである。
実開平02−080054号公報(第1図)
ところで、ワイパ装置は車両の外部に露出されているため、そのデザイン性を向上させることが望ましく、特に、上記のように構成部品の多いワイパ装置(パンタグラフ式ワイパ装置)は、その形状をできる限り簡素化して見栄えを向上させることが望ましい。しかしながら、上述の特許文献1に記載されたワイパ装置によれば、サブアームの一端側には、サブシャンクが複数のリベットにより固定されているため、部品点数が多くなって製造コストの上昇を招き、また、サブアーム,サブシャンクおよびリベットの一体感が無く見栄えが悪いという問題があった。
本発明の目的は、サブアームの形状を簡素化し、部品点数の削減および見栄えの向上を図ることができるワイパ装置を提供することにある。
本発明のワイパ装置は、車両に設けられるウィンドシールドを払拭するワイパブレードを備えたワイパ装置であって、駆動源により揺動運動する第1軸部材に一端側が固定されるメインサポートと、前記メインサポートの他端側に設けられ、前記第1軸部材の軸心に対して傾斜した方向に延びる第1支持部材と、前記第1支持部材を介して前記メインサポートに一端側が回動自在に支持されるメインアームと、前記メインアームの他端側に設けられ、前記第1支持部材の軸心に対して傾斜した方向に延びる第2支持部材と、前記車両に回動自在に設けられる第2軸部材に一端側が固定されるサブサポートと、前記サブサポートの他端側に設けられ、前記第2軸部材の軸心に対して傾斜した方向に延びる第3支持部材と、前記第3支持部材を介して前記サブサポートに一端側が回動自在に支持されるサブアームと、前記サブアームの他端側に設けられ、前記第3支持部材の軸心に対して傾斜した方向に延びる第4支持部材と、前記第2支持部材および前記第4支持部材を介して前記メインアームおよび前記サブアームのそれぞれに回動自在に支持され、前記ワイパブレードを回動自在に支持するアームサポートとを有し、前記サブアームを、前記第3支持部材と前記第4支持部材との間で延びる長尺板状に形成し、前記サブアームを捻ることによりその両端部を前記第3支持部材および前記第4支持部材にそれぞれ支持させることを特徴とする。
本発明のワイパ装置は、前記サブアームの捻り位置を、前記第3支持部材寄りに設けることを特徴とする。
本発明のワイパ装置は、前記サブサポートを覆うカバー部材を設けることを特徴とする。
本発明のワイパ装置は、前記カバー部材には、前記第3支持部材の軸心を中心とする前記サブアームの回動を許容する切欠部を設けることを特徴とする。
本発明によれば、サブアームを、第3支持部材と第4支持部材との間で延びる長尺板状に形成し、サブアームを捻ることによりその両端部を第3支持部材および第4支持部材にそれぞれ支持させるので、従前の構造で必要としていたサブシャンクや複数のリベットを廃止することができる。したがって、サブアームを簡素化してワイパ装置を構成する部品点数を削減することができ、ワイパ装置の見栄えを向上させることができる。
本発明によれば、サブアームの捻り位置を、第3支持部材寄りに設けるので、サブアームの長手方向の略全域を、車両の水平方向に寝かせることができる。したがって、車両の走行風等によるサブアームの浮き上がり等を抑制することができる。
本発明によれば、サブサポートを覆うカバー部材を設けるので、ワイパ装置の見栄えをより向上させることができる。
本発明によれば、カバー部材には、第3支持部材の軸心を中心とするサブアームの回動を許容する切欠部を設けるので、ワイパ装置のロックバック時にカバー部材がサブアームの邪魔になることが無く、ワイパ装置をスムーズにロックバックさせることができる。
以下、本発明の一実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係るワイパ装置を搭載した車両を説明する説明図を、図2は図1に示すワイパ装置のワイパブレードを省略して表側から見た斜視図を、図3は図2のワイパ装置を裏側から見た斜視図を、図4(a),(b)はサブサポートの詳細構造を説明する説明図を、図5(a),(b),(c)はサブアームの一端側を示す部分拡大図を、図6(a),(b)はカバー部材の詳細構造を説明する説明図を、図7(a),(b)はワイパ装置のロックバック動作時におけるサブアームの動作を説明する説明図をそれぞれ表している。
図1に示すように、ワイパ装置10は、自動車等の車両(図示せず)に設けられるフロントウィンドシールド11を、1本のワイパブレード12により払拭するようにした所謂パンタグラフ式ワイパ装置となっている。ワイパ装置10は、メインアーム13とサブアーム14とを備えており、メインアーム13およびサブアーム14は、車両に対して略平行となるよう設けられている。ワイパ装置10は、フロントウィンドシールド11上の比較的大きな払拭範囲15(図中二点鎖線範囲)を払拭するようになっている。
ワイパ装置10は、駆動源としてのワイパモータ(電動モータ)16により揺動駆動され、ワイパ装置10とワイパモータ16との間には、ワイパモータ16の回転運動をワイパ装置10の揺動運動に変換するリンク機構(図示せず)が設けられている。ワイパモータ16には、配線17を介してコントローラ18が電気的に接続されており、車室内等(図示せず)に設けられるワイパスイッチ19を操作することによりワイパモータ16は回転駆動される。
車両の車体フレーム(図示せず)には、図2に示すように、第1軸部材としての第1ピボット軸20が設けられており、第1ピボット軸20は、リンク機構を介してワイパモータ16により揺動運動するようになっている。第1ピボット軸20には、アルミ材等を鋳造加工することにより所定形状に形成されたメインサポート21の一端側(車両右方側)が、締結ボルト(図示せず)により固定されている。
メインサポート21の一端側には、図2および図3に示すように、第1ピボット軸20の端部が差し込まれる差し込み孔21aが一体に設けられている。メインサポート21の他端側(車両左方側)には、第1ピボット軸20の軸心に対して傾斜した方向に延びる第1円柱軸受(第1支持部材)22が設けられている。第1円柱軸受22の軸心と第1ピボット軸20の軸心とは、それぞれ略直角(略90°)となっている。
メインサポート21の他端側には、第1円柱軸受22を介してメインアーム13の一端側が回動自在に支持されている。メインアーム13は、鋼板等をプレス加工することにより断面が略U字形状に形成されたアームシャンク13aと、アームシャンク13aの他端側に固定される長尺板状のアームピース13bとを備えている。アームピース13bは、アームシャンク13aの他端側を変形させてかしめることにより、アームシャンク13aに固定されている。
メインサポート21とメインアーム13との間には、コイルスプリング23が設けられている。コイルスプリング23の一端側は、メインサポート21に固定された係止部材21bに係止され、コイルスプリング23の他端側は、アームシャンク13aの内側においてアームピース13bの一端側に係止されている。コイルスプリング23は引っ張りスプリングにより形成されており、コイルスプリング23のばね力は、ワイパブレード12をフロントウィンドシールド11に向けて弾圧的に接触させるようになっている。
ここで、ワイパブレード12を把持する等してフロントウィンドシールド11から持ち上げることにより、コイルスプリング23は引っ張られる。そして、図3中矢印に示すように、ワイパブレード12のフロントウィンドシールド11に対する起立角度をさらに急にしていくことにより、ワイパブレード12をフロントウィンドシールド11に対して起立させた状態でロックさせることができる(ロックバック状態)。これとは逆に、ワイパブレード12のロックバック状態を元に戻す場合には、ロック状態にあるワイパブレード12を把持する等して、その起立角度を徐々に緩やかにすれば良い。
メインアーム13の他端側、つまりアームピース13bの他端側には、第2円柱軸受(第2支持部材)24が設けられている。第2円柱軸受24は、第1円柱軸受22の軸心に対して傾斜した方向に延ばされており、第2円柱軸受24の軸心と第1円柱軸受22の軸心とは、それぞれ略直角(略90°)となっている。
車両の車体フレームには、第2軸部材としての第2ピボット軸25が回動自在に設けられており、第2ピボット軸25と第1ピボット軸20とは、それぞれ略平行となるよう延ばされている。第2ピボット軸25と第1ピボット軸20とは、車両の左右方向に所定距離離間(例えば50mm等)して配置されている。第2ピボット軸25には、アルミ材料等を鋳造加工することにより所定形状に形成されたサブサポート26の一端側が固定されている。サブサポート26は、樹脂材料により形成されたC字形状のストッパ部材(C型止め輪,図示せず)を、第2ピボット軸25の先端側外周に形成された凹部(図示せず)に嵌合することにより第2ピボット軸25に固定されている。
図4に示すように、サブサポート26は、当該サブサポート26の一端側を形成する本体部26aと、サブサポート26の他端側を形成する腕部26bとを備えている。本体部26aは略円筒状に形成されており、その内側には、第2ピボット軸25の端部が差し込まれる差し込み孔26cが設けられている。腕部26bについても略円筒状に形成されており、その内側には、差し込み孔26cの軸心に対して略90°の角度で傾斜した方向に延びる装着孔26dが設けられている。装着孔26dには、図3に示すように、第3円柱軸受(第3支持部材)27が設けられるようになっており、したがって、第3円柱軸受27は、第2ピボット軸25の軸心に対して傾斜した方向に延びて設けられることになる。
サブサポート26の本体部26aと腕部26bとの間には、差し込み孔26cの軸方向に延びるよう所定高さに設定された凸部26eが一体に設けられている。凸部26eに形成される平面部26fは、カバー部材29の内側が当接するようになっており、平面部26fは、カバー部材29のサブサポート26に対する位置決めを行うようになっている。
サブサポート26の腕部26bには、第3円柱軸受27を介してサブアーム14の一端側が回動自在に支持されている。サブアーム14の他端側には、図2および図3に示すように、第4円柱軸受(第4支持部材)28が設けられており、この第4円柱軸受28は、第3円柱軸受27の軸心に対して傾斜する方向に延ばされている。第4円柱軸受28の軸心と第3円柱軸受27の軸心とは、それぞれ略直角(略90°)となっている。
サブアーム14は、第3円柱軸受27と第4円柱軸受28との間で延びる長尺板状の鋼材により所定形状に屈曲成形されており、図5に示すように、アーム本体14aとアーム端部14bとを備えている。サブアーム14の一端側(図中右側)に設けられるアーム端部14bには、第3円柱軸受27が貫通する貫通孔14cが形成されている。また、図5(c)に示すように、アーム端部14bはアーム本体14aに対して、図中矢印に示す方向(反時計方向)に捻られており、アーム端部14bとアーム本体14aとの相対角度は略直角(略90°)となっている。このように、サブアーム14を略直角に捻ることにより、その両端部を第3円柱軸受27および第4円柱軸受28にそれぞれ支持させている。
ここで、サブアーム14を捻ることにより形成された捻り部(捻り位置)14dは、図3に示すように、第3円柱軸受27寄りに設けられている。これにより、サブアーム14の殆どを占めるアーム本体14aを、車両の水平方向に寝かせて設けることができる。つまり、断面が略長方形形状に形成されたアーム本体14aの短辺を車両前方に向けて、車両の走行風等によるサブアーム14の浮き上がり等を抑制するようにしている。
サブサポート26は、当該サブサポート26の外郭形状に倣うよう有底状に形成されたカバー部材29により覆われている。カバー部材29は、プラスチック等の樹脂材料により形成されており、図6に示すように、カバー本体29aとカバー腕部29bとを備えている。カバー部材29の内側を形成する底壁29cは、サブサポート26における凸部26eの平面部26fに当接するようになっている。
カバー腕部29bには、サブサポート26の腕部26bにおける一側面、つまり腕部26bの装着孔26dの軸方向一側面(図4(a)中下側)を外部に露出させる切欠部29dが設けられている。切欠部29dは、図7に示すように、サブアーム14のアーム端部14bおよび第3円柱軸受27を外部に露出させるようになっている。これにより、切欠部29dは、ワイパ装置10をロックバック動作させた際に、このロックバック動作に伴う図7中矢印方向へのサブアーム14の回動、つまり第3円柱軸受27の軸心を中心とするサブアーム14の回動を許容するようになっている。
切欠部29dは、図2および図3に示すように、サブサポート26へのカバー部材29の装着状態のもとで、メインサポート21側に向けられている。これにより、カバー部材29は、アーム端部14bの一部および第3円柱軸受27を車両前方側から見た際に覆い隠すことができ、また、車両の走行時等において第3円柱軸受27が風雨等に曝されるのを抑制して第3円柱軸受27の劣化や、サブアーム14の回動抵抗の増加を抑制することができる。
メインアーム13におけるアームピース13bの他端側、およびサブアーム14のアーム本体14aの他端側には、図2および図3に示すように、第2円柱軸受24および第4円柱軸受28を介して、アームサポート30が回動自在に支持されている。アームサポート30は、鋼板等をプレス加工することにより略L字形状に形成されており、サポート本体30aとサポート腕部30bとを備えている。
サポート本体30aには、第2円柱軸受24および第4円柱軸受28が所定間隔(例えば50mm等)で並ぶよう設けられている。サポート本体30aは、弾性ブッシュ24a,28aを介して第2円柱軸受24および第4円柱軸受28に支持されており、フロントウィンドシールド11の払拭面を基準として所定角度範囲(例えば10°の範囲)で揺動可能となっている。これにより、回動支点が異なるメインアーム13およびサブアーム14を、それぞれ同期して払拭動作させ、かつロックバック動作させることが可能となっている。
サポート腕部30bには、略U字形状に屈曲成形されたフック部30cが一体に設けられており、フック部30cには、ワイパブレード12(図1参照)の長手方向における略中央部分が回動自在に支持されるようになっている。これにより、ワイパブレード12は、フロントウィンドシールド11の曲面形状に倣ってアームサポート30に対して回動し、フロントウィンドシールド11の払拭面を拭きムラ無く払拭することが可能となっている。
以上詳述したように、本実施の形態に係るワイパ装置10によれば、サブアーム14を、第3円柱軸受27と第4円柱軸受28との間で延びる長尺板状に形成し、サブアーム14を捻ることによりその両端部を第3円柱軸受27および第4円柱軸受28にそれぞれ支持させたので、従前の構造で必要としていたサブシャンクや複数のリベットを廃止することができる。したがって、サブアーム14を簡素化してワイパ装置10を構成する部品点数を削減することができ、ワイパ装置10の見栄えを向上させることができる。
また、本実施の形態に係るワイパ装置10によれば、サブアーム14の捻り部14dを、第3円柱軸受27寄りに設けたので、サブアーム14の長手方向の略全域となるアーム本体14aを、車両の水平方向に寝かせることができる。したがって、車両の走行風等によるサブアーム14の浮き上がり等を抑制することができる。
さらに、本実施の形態に係るワイパ装置10によれば、サブサポート26を覆うカバー部材29を設けたので、ワイパ装置10の見栄えをより向上させることができる。
また、本実施の形態に係るワイパ装置10によれば、カバー部材29には、第3円柱軸受27の軸心を中心とするサブアーム14の回動を許容する切欠部29dを設けたので、ワイパ装置10のロックバック時にカバー部材29がサブアーム14の邪魔になることが無く、ワイパ装置10をスムーズにロックバックさせることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、図5(c)に示すように、アーム端部14bをアーム本体14aに対して反時計方向に捻るようにし、アーム端部14bを車両後方に傾斜させたものを示したが、本発明はこれに限らず、アーム端部14bをアーム本体14aに対して時計方向に捻るようにし、アーム端部14bを車両前方に傾斜させるようにしても良い。この場合、アーム端部14bにおいても車両の走行風等によるサブアーム14の浮き上がり等を抑制できるようになる。
また、上記実施の形態においては、本発明における第2支持部材および第4支持部材として、それぞれ第2円柱軸受24および第4円柱軸受28としたものを示したが、本発明はこれに限らず、アームサポート30を揺動可能に支持できるものであれば、例えば、球状軸受(ボールジョイント)等を用いることもできる。
さらに、上記実施の形態においては、メインアーム13を、アームシャンク13aおよびアームピース13bの2部品から形成したものを示したが、本発明はこれに限らず、プラスチック等の樹脂材料を射出成形することにより、メインアームを一の部品により形成するようにしても良い。この場合、ワイパ装置を構成する部品点数をさらに削減することができるとともに、アームシャンクとアームピースとの間の段差を無くしてワイパ装置の見栄えをさらに向上させることができる。
また、上記実施の形態においては、本発明におけるワイパ装置の適用対象を、1本のワイパブレード12によりフロントウィンドシールド11の払拭範囲15を払拭する車両としたものを示したが、本発明はこれに限らず、2本のワイパブレードによりフロントウィンドシールドの払拭範囲を払拭するバス等の大型の車両等を適用対象とすることもできる。この場合、本発明に係るワイパ装置10を、車両の左右側でそれぞれ対向するよう設ければ良い。
さらに、上記実施の形態においては、本発明におけるワイパ装置を、フロントウィンドシールド11を払拭するワイパ装置10としたものを示したが、本発明はこれに限らず、リヤウィンドシールドを払拭するワイパ装置とすることもできる。
本発明に係るワイパ装置を搭載した車両を説明する説明図である。 図1に示すワイパ装置のワイパブレードを省略して表側から見た斜視図である。 図2のワイパ装置を裏側から見た斜視図である。 (a),(b)は、サブサポートの詳細構造を説明する説明図である。 (a),(b),(c)は、サブアームの一端側を示す部分拡大図である。 (a),(b)は、カバー部材の詳細構造を説明する説明図である。 (a),(b)は、ワイパ装置のロックバック動作時におけるサブアームの動作を説明する説明図である。
符号の説明
10 ワイパ装置
11 フロントウィンドシールド(ウィンドシールド)
12 ワイパブレード
13 メインアーム
13a アームシャンク
13b アームピース
14 サブアーム
14a アーム本体
14b アーム端部
14c 貫通孔
14d 捻り部
15 払拭範囲
16 ワイパモータ
17 配線
18 コントローラ
19 ワイパスイッチ
20 第1ピボット軸(第1軸部材)
21 メインサポート
21a 差し込み孔
21b 係止部材
22 第1円柱軸受(第1支持部材)
23 コイルスプリング
24 第2円柱軸受(第2支持部材)
24a 弾性ブッシュ
25 第2ピボット軸(第2軸部材)
26 サブサポート
26a 本体部
26b 腕部
26c 差し込み孔
26d 装着孔
26e 凸部
26f 平面部
27 第3円柱軸受(第3支持部材)
28 第4円柱軸受(第4支持部材)
29 カバー部材
29a カバー本体
29b カバー腕部
29c 底壁
29d 切欠部
30 アームサポート
30a サポート本体
30b サポート腕部
30c フック部

Claims (4)

  1. 車両に設けられるウィンドシールドを払拭するワイパブレードを備えたワイパ装置であって、
    駆動源により揺動運動する第1軸部材に一端側が固定されるメインサポートと、
    前記メインサポートの他端側に設けられ、前記第1軸部材の軸心に対して傾斜した方向に延びる第1支持部材と、
    前記第1支持部材を介して前記メインサポートに一端側が回動自在に支持されるメインアームと、
    前記メインアームの他端側に設けられ、前記第1支持部材の軸心に対して傾斜した方向に延びる第2支持部材と、
    前記車両に回動自在に設けられる第2軸部材に一端側が固定されるサブサポートと、
    前記サブサポートの他端側に設けられ、前記第2軸部材の軸心に対して傾斜した方向に延びる第3支持部材と、
    前記第3支持部材を介して前記サブサポートに一端側が回動自在に支持されるサブアームと、
    前記サブアームの他端側に設けられ、前記第3支持部材の軸心に対して傾斜した方向に延びる第4支持部材と、
    前記第2支持部材および前記第4支持部材を介して前記メインアームおよび前記サブアームのそれぞれに回動自在に支持され、前記ワイパブレードを回動自在に支持するアームサポートとを有し、
    前記サブアームを、前記第3支持部材と前記第4支持部材との間で延びる長尺板状に形成し、前記サブアームを捻ることによりその両端部を前記第3支持部材および前記第4支持部材にそれぞれ支持させることを特徴とするワイパ装置。
  2. 請求項1記載のワイパ装置において、前記サブアームの捻り位置を、前記第3支持部材寄りに設けることを特徴とするワイパ装置。
  3. 請求項1または2記載のワイパ装置において、前記サブサポートを覆うカバー部材を設けることを特徴とするワイパ装置。
  4. 請求項3記載のワイパ装置において、前記カバー部材には、前記第3支持部材の軸心を中心とする前記サブアームの回動を許容する切欠部を設けることを特徴とするワイパ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014532584A (ja) * 2011-11-02 2014-12-08 ヴァレオ、オートシステミ、エスピー.ゼット.オー.オー.Valeo Autosystemy Sp.Z.O.O. 風防ガラスワイパ用、特に自動車ワイパ用のパンタグラフ、およびパンタグラフ用のアダプタ
JP2015037930A (ja) * 2013-07-02 2015-02-26 ヴァレオ、オートシステミ、エスピー.ゼット.オー.オー.Valeo Autosystemy Sp.Z.O.O. ワイパパンタグラフ、特に自動車ワイパパンタグラフ用の接続アダプタ
JP2016064697A (ja) * 2014-09-24 2016-04-28 株式会社ミツバ パンタグラフ式ワイパ装置
KR102600142B1 (ko) * 2023-05-15 2023-11-09 디와이오토 주식회사 센서 클리닝용 와이퍼 시스템

Cited By (4)

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