JP2010049475A - 情報処理装置およびプログラム - Google Patents

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涼子 嶋田
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Abstract

【課題】文書データの検索効率を向上させる技術を提供する。
【解決手段】複数の文書データのうち、特定の文書データの内容を拡大して示す画像(ページめくり表示画像PM)を表示領域DR1の中央部分(拡大表示領域DR2)に表示するとともに、表示領域DR1から拡大表示領域DR2を除いた無端帯状の残余領域(サムネイル表示領域DR3)のほぼ全域に亘って、文書データについての内容を示すサムネイル画像Tを表示する。これにより、残余領域にサムネイル画像Tを効率良く配置できるため、情報処理装置における文書データの検索を効率化できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、目的の文書データを検索するために、文書データなどのデータをサムネイル画像表示する技術に関する。
コンピュータにて文書データを管理する場合において、管理する文書データの、例えば第1ページ目の縮小画像(サムネイル画像)を表示して、この画像から文書データの特定を行うことが一般的に行われている。
また、文書データについて、開かれた本がめくられていくような表示(以下において、「ページめくり表示」と称する。)を行う、一種のアニメーションのデータを生成することにより、文書データの内容把握を容易化し、文書データの検索を効率化する技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
一方で、パーソナルコンピュータのOSであるWindows(登録商標)などにおいては、複数の画像データを縮小したサムネイル画像の一覧を表示装置に表示させることにより、目的の画像データの検索を容易化する機能が提供されている。
特開平2008−158676号公報
ところが、検索用のサムネイル画像から目的の文書データを検索する場合に、特定のサムネイル画像を選択して文書データの内容を拡大表示すると、サムネイル画像が拡大表示された画像(拡大画像)により隠れてしまうため、再び検索を開始する際には、サムネイル画像を再度表示させる必要があり、検索効率が低下していた。
一方で、上述のWindowsなどでは、サムネイル画像を表示するエリアがウインドウの下部に確保されており、そのウインドウの上部に、現在選択されているサムネイル画像についての拡大画像が表示される機能が搭載されている。
この場合には、拡大画像によりサムネイル画像が隠されることは抑制されるものの、サムネイル画像を表示するウインドウの下部領域は、縦方向の長さが固定されている。すなわち、サムネイル画像の表示数は、ウインドウの横方向の長さのみに依存するため、結果的に表示数が制限され、画像データの検索効率の向上の点で限界があった。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、文書データの検索効率を向上させる技術を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、請求項1の発明は、表示手段に画像データを表示する情報処理装置であって、複数の文書データを取得する取得手段と、前記複数の文書データについて、それぞれの内容を示す複数のサムネイル画像データを生成するサムネイル画像データ生成手段と、前記複数の文書データのうちから、内容を拡大表示する対象となる対象データを指定する指定手段と、前記対象データについて、その内容を前記表示手段に拡大表示するための拡大データを生成する拡大データ生成手段と、前記表示手段の全表示領域のうち、ユーザが指定する画像を一時的に表示可能な領域として規定された範囲を表示領域として、前記表示領域のうちの一部である拡大表示領域に前記拡大データを表示する拡大領域表示制御手段と、前記表示領域から前記拡大表示領域を除いた残余領域の縦横サイズを算出するとともに、当該残余領域の縦横サイズと前記複数のサムネイル画像データの表示サイズとに基づいて、前記複数のサムネイル画像データを前記残余領域に配置する配置手段とを備えることを特徴とする。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明に係る情報処理装置であって、前記拡大データは、画像をページめくり表示させるためのデータであり、前記表示手段は、前記表示データをページめくり表示することを特徴とする。
また、請求項3の発明は、請求項1または2の発明に係る情報処理装置であって、前記配置手段は、前記拡大表示領域の周囲において、前記複数のサムネイル画像データを縦方向および横方向に沿って配置することを特徴とする。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明に係る情報処理装置であって、前記配置手段は、所定の操作入力に基づいて、前記複数のサムネイル画像データの表示サイズを変動させる表示サイズ変動手段、を含み、前記表示サイズ変動手段により表示サイズを変動させたサムネイル画像データを前記残余領域に配置することを特徴とする。
また、請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかの発明に係る情報処理装置であって、前記配置手段は、前記複数のサムネイル画像をジグザグ配列して、前記残余領域に表示することを特徴とする。
また、請求項6の発明は、請求項1ないし5のいずれかの発明に係る情報処理装置であって、前記指定手段により新たな対象データが指定された場合において、前記拡大領域表示制御手段は、前記拡大表示領域に表示されている拡大データを、新たな対象データについての拡大データに置換するとともに、前記配置手段は、前記残余領域に表示されている新たに指定された前記対象データについてのサムネイル画像データを、前記拡大表示領域に表示されている拡大データについてのサムネイル画像データに置換することを特徴とする。
また、請求項7の発明は、前記コンピュータが前記プログラムを読み取り、前記コンピュータのCPUが前記プログラムをメモリにて実行することによって、複数の文書データを取得する取得手段と、前記複数の文書データについて、それぞれの内容を示す複数のサムネイル画像データを生成するサムネイル画像データ生成手段と、前記複数の文書データのうちから、内容を拡大表示する対象となる対象データを指定する指定手段と、前記対象データについて、その内容を前記表示手段に拡大表示するための拡大データを生成する拡大データ生成手段と、前記表示手段の全表示領域のうち、ユーザが指定する画像を一時的に表示可能な領域として規定された範囲を表示領域として、前記表示領域のうちの一部である拡大表示領域に前記拡大データを表示する拡大領域表示制御手段と、前記表示領域から前記拡大表示領域を除いた残余領域の縦横サイズを算出するとともに、当該残余領域の縦横サイズと前記複数のサムネイル画像データの表示サイズとに基づいて、前記複数のサムネイル画像データを前記残余領域に配置する配置手段とを備える情報処理装置として機能させることを特徴とする。
請求項1ないし7に記載の発明によれば、残余領域の縦横サイズと、サムネイル画像データの表示サイズとに基づいて、サムネイル画像データを表示手段に表示することにより、残余領域にサムネイル画像を効率的に表示できる。したがって、情報処理装置において、複数の文書データから、目的の文書データを効率的に検索できる。
また、請求項2に記載の発明では、文書データの内容を示す拡大データをページめくり表示することにより、文書データの内容を容易に把握できる。したがって、情報処理装置における文書データの検索をさらに効率化できる。
また、請求項3に記載の発明では、文書データの内容を示すサムネイル画像データを、配置手段が拡大データの周囲に表示することにより、残余領域をサムネイル画像データの表示のために有効利用できる。したがって、情報処理装置における文書データの検索をさらに効率化できる。
また、請求項4に記載の発明では、表示サイズ変動手段により、サムネイル画像データの表示サイズを大きくする場合には、サムネイル画像データでの文書データの内容把握を容易化できる。また、表示サイズ変動手段により、サムネイル画像データの表示サイズを小さくする場合には、文書データの内容を示すサムネイル画像データの表示数を増加させることができる。したがって、情報処理装置における文書データの検索をさらに効率化できる。
また、請求項5に記載の発明では、サムネイル画像データをジグザグ配列することにより、隣り合うサムネイル画像データを視覚的に区別し易くなる。したがって、情報処理装置における文書データの検索をより効率化できる。
また、請求項6に記載の発明では、新たに対象データが指定された場合において、残余領域に表示されている新たに指定された対象データについてのサムネイル画像データを、拡大表示領域表示されている拡大データについてのサムネイル画像データに置換することにより、当該拡大データについてのサムネイル画像データが隠れる(表示されない)ことを抑制できる。したがって、当該拡大データについてのサムネイル画像データの再検索を容易化できる。
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付の図面を参照しつつ、詳細に説明する。
<1. 実施の形態>
<1.1. 情報処理装置100の構成および機能>
[概略構成]
図1は、本発明の第1の実施の形態における情報処理装置100の外観図である。また、図2は、情報処理装置100のハードウェア構成を示す図である。
情報処理装置100は、CPU10、記憶部11、操作部12、表示部13、ディスク読取部14および通信部15を主に備え、一般的なコンピュータとしての機能を備えている。
CPU10は、記憶部11に記憶されているプログラム2にしたがって動作することによって、各種データの演算や制御信号の生成を実行し、情報処理装置100の各構成を制御する。CPU10によって実現される機能ブロックについては後述する。
記憶部11は、CPU10の一時的なワーキングエリアとなるRAM及びハードディスクや、読み取り専用のROMを備えている(図示せず)。記憶部11は、プログラム2や各種データを記憶する記録媒体としての機能を有する。なお、プログラム2は、記録媒体9からディスク読取部14を介して記憶部11に転送されてもよいし、通信部15を介して記憶部11に転送されてもよい。
操作部12は、情報処理装置100に対してユーザの指示を入力するために使用される。すなわち、操作部12は、情報処理装置100における入力装置として機能する。具体的に操作部12は、例えばキーボードやマウスおよび各種ボタン類などが該当する。
表示部13は、各種データの画像や、ユーザが所定の指示入力を行うためのユーザインターフェースを表示する機能を持つ。すなわち表示部13は、情報処理装置100における表示装置として機能する。具体的に表示部13は、例えばCRTモニタや液晶ディスプレイなどが該当するが、タッチパネルディスプレイのように、操作部12の機能を一部有しているものでもよい。
ディスク読取部14は、可搬性の記録媒体9に記憶されているデータを読み取って記憶部11に転送する装置である。すなわち、ディスク読取部14は情報処理装置100におけるデータ入力装置として機能する。
なお、本実施の形態における情報処理装置100は、ディスク読取部14としてCD−ROMドライブを備えている。しかし、ディスク読取部14はこれに限られるものではなく、例えばFDドライブ、DVDドライブ、MO装置などであってもよい。なお、ディスク読取部14が記録媒体9にデータを記録させる機能を有する場合には、ディスク読取部14に記憶部11の機能の一部を代行させることも可能である。
通信部15は、情報処理装置100と図示しない他の装置群との間でネットワークを介した通信を行うためのインターフェースとして機能する。
図3は、情報処理装置100の機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。図3に示す情報取得部20、サムネイル化部21、指定部22、拡大データ生成部23、表示モード設定部24、および、表示制御部25は、主にCPU10がプログラム2に従って動作することにより実現される機能ブロックである。
[情報取得部20]
情報取得部20は、入力装置である操作部12からの操作入力に基づいて、ディスク読取部14から複数の文書データDDを取得して、記憶部11に転送する。
なお、本実施の形態における文書データDDとは、主にディスク読取部14が記録媒体9を読み取ることによって入力されるページ記述言語で表現されたデータであって、1以上のページからなる文書を表現したデータである場合のほか、ラスタ形式やベクトル形式の画像データが含まれる。
ただし、文書データDDの取得方法は、外部の装置により生成されて、上述のように情報処理装置100に入力されるものに限定されるものではない。すなわち、ワープロソフトや描画ソフトなどを使用するとともに、操作部12が操作されることにより情報処理装置100上で文書データDDが生成されてもよい。
[サムネイル化部21]
サムネイル化部21は、情報取得部20により取得された複数の文書データDDを参照し、各文書データDDのページ記述言語を解析しつつ、RIP処理を実行することにより、複数の文書データDDから、それぞれの内容を示す複数のサムネイル画像データDTを生成する。なお、本実施の形態において、作成されるサムネイル画像データDTは、プレビュー用のサムネイル画像データである。
一般に、文書データDDではページサイズ(印刷用紙サイズ)は各ファイルごとにバラバラであるが、本実施の形態では、サムネイル画像データDTでは、ページサイズが統一される。なお、サムネイル化部21は、文書データDDの一部のページについての画像データを生成し、当該画像データの幅方向および高さ方向について所定倍率で縮小することにより、ページの画像と相同な縮小画像(サムネイル画像)を生成する。
[指定部22]
指定部22は、ユーザの操作部12を介した操作入力に基づいて、ユーザにより指定されたサムネイル画像データDTに関する指定情報DSを取得する機能を有する。なお、指定情報DSとは、複数のサムネイル画像データDTのうちから、ユーザにより指定された特定のサムネイル画像データDTのファイル名などの識別情報である。
本実施の形態では、指定部22により指定されたサムネイル画像Tに対応する文書データDDが、拡大表示の対象であるデータ(対象データ)となる。
なお、ここでいう「拡大表示」とは、表示部13の画面上において、同時に表示されるサムネイル画像データDTの画像サイズと比較して、相対的に大きなサイズで画像を表示することをいう。したがって、対象データのオリジナルサイズ(文書データDDのページサイズ)よりも大きなサイズで表示する場合だけではなく、オリジナルサイズと同一、または、それよりも小さいサイズで表示する場合であっても、サムネイル画像のサイズより大きなサイズでの表示の場合には、ここでの「拡大表示」の概念に含まれる。また、以下において、狭義の「拡大」を指すときには、「実拡大」という用語を使用することにより、ここで定義した(広義の)「拡大」と区別する。
[拡大データ生成部23]
拡大データ生成部23は、指定情報DS(特定のサムネイル画像データDTの識別情報)に基づいて、これに対応する特定の文書データDDを参照し、当該特定の文書データDDについて、その内容を拡大表示するための拡大データDPMを生成する。なお、本実施の形態では、拡大データ生成部23は、ページめくり表示データを拡大データDPMとして生成する。
なお、ページめくり表示データとは、特定の文書データDDに含まれる、少なくとも1以上のページが見開き状態でページめくりされる画像を表現するデータをいう。すなわち、ページめくり表示データとは、特定の文書データDDの各ページが順次めくられていく様子を表示するために必要な、一種のアニメーションを構成する画像データである。
そして、本実施の形態では、拡大データDPMの表示サイズ(表示部13にて表示する際の画像サイズ)は、少なくともサムネイル画像データDTの表示サイズよりも大きく、ユーザが表示部13の画面上で、文書データDDの内容を視認できる程度のサイズとされる。
[表示モード設定部24]
表示モード設定部24は、ユーザの操作部12を介した操作入力に基づいて、ユーザにより指定された複数のサムネイル画像データDTの表示モードに関する情報(表示モード情報DM)を取得する機能を有する。
なお、詳細は後述するが、本実施の形態における情報処理装置100では、サムネイル画像データDTの表示モードは、
(1) サムネイル画像データDTを一覧表示するモード(以下、一覧表示モード、図5参照)、
(2) サムネイル画像データDTを拡大データDPMの周囲に1重表示するモード(以下、第1表示モード、図7参照)、および、
(3) サムネイル画像データDTを拡大データDPMの周囲に2重表示するモード(以下、第2表示モード、図8参照)、
の3つの表示モードを含む。
[表示制御部25]
表示制御部25は、拡大データDPMやサムネイル画像データDTを表示部13に表示する機能を有する。なお、表示制御部25は、拡大領域表示制御部251および配置部252を主に備える。
拡大領域表示制御部251は、表示部13の全画面領域のうち、各種画像データを表示するために割り当てられた表示領域DR1の一部(拡大表示領域DR2、図6参照)に拡大データ生成部23により生成された拡大データDPMを表示する機能を有する。
配置部252は、表示領域DR1から拡大表示領域DR2を除いた残余領域(サムネイル表示領域DR3、図6参照)の縦横サイズを算出するサイズ算出部253と、サムネイル画像データDTの表示サイズを変動させる表示サイズ変動部254とを備える。
詳細には、配置部252は、サイズ算出部253により算出されるサムネイル表示領域DR3の縦横サイズ(横方向および縦方向の長さ(画素数))と、サムネイル画像データDTの表示サイズとに基づいて、サムネイル画像データDTの配置順序および位置を決定し、サムネイル表示領域DR3にサムネイル画像データDTを表示する。
また、配置部252は、表示モード情報DMに基づいて、表示サイズ変動部254により、サムネイル画像データDTの表示サイズの縦横長さの縮尺を変更する。
<1.2. 画像データ表示処理>
図4は、情報処理装置100による画像データ表示処理の動作を示す流れ図である。なお、以下の動作は、特に断らない限り、CPU10の制御により実現される。
ユーザが操作部12を介して、画像データ表示処理の開始指示を入力すると、情報処理装置100は、当該指示を受け付けて、画像データの表示処理を開始する。まず、ユーザから、新たな複数の文書データDD(例えば、記録媒体9に含まれる特定のフォルダ内に保存された文書データDD)を取得するように指示があると、情報取得部20は、ユーザが指定したフォルダ内に格納されている文書データDDを取得する(ステップS1)。取得された文書データDDは、記憶部11に格納される。
なお、文書データDDの取得方法は、このようなものに限られるものではなく、ネットワーク上から取得する態様でもよいし、あるいは、情報処理装置100上で文書データDDを生成し、当該文書データDDを記憶部11に格納してもよい。
文書データDDを取得すると、情報処理装置100は、サムネイル化部21により、文書データの内容を示すサムネイル画像データDTを生成する(ステップS2)。生成されたサムネイル画像データDTは、記憶部11に格納される。
サムネイル画像データDTを生成すると、情報処理装置100は、表示制御部25により画像表示ウインドウWを表示部13に表示するとともに、配置部252により表示領域DR1に複数のサムネイル画像データDTの画像(サムネイル画像T)を一覧表示するための表示領域DR1の縦横サイズ(ここでは、縦方向の長さDR1xおよび横方向の長さDR1y、図6参照)を算出する(ステップS3)。そして配置部252は、ステップS3にて算出された表示領域DR1サイズに応じて、複数のサムネイル画像Tを一覧表示する(ステップS4)。
図5は、一覧表示モードにおける画像表示ウインドウWを示す図である。画像表示ウインドウWは、表示部13にて表示制御部25によりユーザに提示される画面であり、主として、表示領域DR1、モード選択ボタン30、スクロールバー40および終了ボタン50を有する。
なお、表示領域DR1は、図5に示すように、表示部13の全表示領域(図示せず)のうち、ユーザが指定する画像を一時的に表示可能な領域(すなわち、ウインドウ枠や各種ボタン類が配置されるメニューバー、スクロールバー配置領域などのユーティリティ要素を表示する領域を除いた自由表示領域)として規定される範囲である。
ステップS2にて複数のサムネイル画像データDTを生成すると、情報処理装置100は、配置部252により図5中、二点鎖線にて示す表示領域DR1の縦横サイズを算出する。そして、配置部252は、表示領域DR1のサイズと、配置するサムネイル画像データDTの表示サイズと、配置するサムネイル画像T間の横方向の間隔Dxおよび縦方向の間隔Dyとに基づいて、当該表示領域DR1にサムネイル画像T(サムネイル画像T)の配置位置を決定する。なお、この間隔Dx,Dyは、あらかじめ設定された値でもよいし、ユーザが適宜に変更できるようにしてもよい。
図5に示すモード選択ボタン30は、一覧表示モードボタン31と、第1表示モードボタン32と、第2表示モードボタン33とを備えている。これらのボタンのそれぞれは、上述の一覧表示モード、第1表示モードおよび第2表示モードにそれぞれ対応している。
すなわち、操作部12の操作(例えば、マウス操作)に連動して移動するカーソルCSを各ボタン上に配置して、ユーザが所定の入力操作(例えば、クリック操作)を実行することにより、表示制御部25は、モード選択ボタン30の中から選択されたボタンに応じた表示モードにてサムネイル画像Tを表示する。
このユーザによる操作入力に基づいて、表示モード設定部24は、表示モード情報DMを生成する。したがって、表示モード設定部24は、ユーザからの表示モード変更についての入力がある度に、表示モード情報DMを適宜更新する。
なお、図5に示すように、ステップS4の時点における画像表示ウインドウWでは、サムネイル画像Tを一覧表示するモード(一覧表示モード)であるため、一覧表示モードボタン31がアクティブ状態となっている。
また、図5に示すスクロールバー40は、表示領域DR1にて表示するサムネイル画像Tの表示切換えを行う機能を有する。すなわち、ユーザが、カーソルCSをスクロールバー40に合わせてスクロールバー40を移動させることにより、表示領域DR1にて表示されない隠れたサムネイル画像T(サムネイル画像T1〜T24以外のサムネイル画像T)が表示領域DR1に表示される。
なお、操作部12にいわゆるホイールマウスを設けることにより、スクロールバー40の移動を、ホイールマウスに備えられたホイール部を回転させる操作に連動させてもよい。この場合には、ホイール部の回転量をスクロールバー40の移動量に反映させることができる。
また、図5に示す終了ボタン50は、情報処理装置100の画像データ表示処理を強制的に終了させるためのボタンである。ユーザがカーソルCSを終了ボタン50に合わせて所定の操作を行うことにより、情報処理装置100は、表示処理動作を終了する。
再び図4に戻って、サムネイル画像Tの一覧表示(ステップS4)を完了すると、情報処理装置100は、複数のサムネイル画像Tのうちから、拡大表示する対象となるサムネイル画像Tがユーザにより指定されているか否かを判定する(ステップS5)。この判定は、ユーザの指定に基づいて生成される指定情報DSを参照することにより実行される。
なお、拡大表示の対象とすべきサムネイル画像Tのユーザによる指定は、カーソルCSを拡大表示したい特定のサムネイル画像T上に配置し、所定操作を行うことで当該サムネイル画像Tを選択することで実現される。
特定のサムネイル画像Tが指定されていない場合には(ステップS5にてNO)、情報処理装置100は、ステップS4に戻り、特定のサムネイル画像Tが選択されるまで待機する。一方、特定のサムネイル画像Tが指定されている場合(ステップS5にてYES)には、次のステップS6へ進む。
図6は、画像表示ウインドウWが有する各領域について説明するための図である。ステップS5にて、特定のサムネイル画像Tが指定されている場合、情報処理装置100は、図6に示すように、拡大データDPMの画像(ここでは、ページめくり表示画像PM)を表示する領域(拡大表示領域DR2)の位置およびサイズを算出する。
なお、本実施の形態では、拡大表示領域DR2の位置は、表示領域DR1の中心としている。したがって、表示領域DR1の中心と、拡大表示領域DR2の中心は、一致している。また、拡大表示領域DR2のサイズについては、あらかじめ定めたサイズとしてもよいし、あるいは、表示領域DR1のサイズに応じて変化する可変サイズとしてもよい。
図4に戻って、拡大表示領域DR2の位置およびサイズを算出すると、情報処理装置100は、拡大データ生成部23により、指定されている特定のサムネイル画像Tに対応する文書データDDに基づいて、拡大データDPMを生成する(ステップS7)。本実施の形態では、この拡大データDPMは、ステップS6にて算出された拡大表示領域DR2に収まるサイズとなるように生成される。
拡大データDPMを生成すると、情報処理装置100は、拡大領域表示制御部251により、拡大表示領域DR2に拡大データDPMの画像(ページめくり表示画像PM)を表示する(ステップS8)。
拡大データDPMを表示すると、情報処理装置100は、サイズ算出部253により、サムネイル表示領域DR3の縦横サイズを算出する(ステップS9)。詳細には、表示領域DR1から拡大表示領域DR2を除いた無端帯状の残余領域(=サムネイル表示領域DR3)についての縦横サイズ(本実施の形態では、表示領域DR1の横方向の長さDR1x並びに縦方向の長さDR1y、および、サムネイル表示領域DR3の帯部分の横方向の太さDRx並びに縦方向の太さDRy、図6参照)が算出される。
サムネイル表示領域DR3の縦横サイズを算出すると、情報処理装置100は、表示モード情報DMを取得する(ステップS10)。なお、本実施の形態における情報処理装置100では、この時点で第1表示モードが自動的に選択されるものとするが、ユーザによりあらかじめ第2表示モードが選択されている場合には、情報処理装置100は、以降のステップにおいて、第2表示モードでのサムネイル画像表示のための諸準備を行う。
表示モード情報DMの取得を完了すると、情報処理装置100は、配置部252により、サムネイル表示領域DR3におけるサムネイル画像Tの表示可能数を算出する(ステップS11)。詳細には、ステップS9にて算出したサムネイル表示領域DR3の縦横サイズと、ステップS2にて生成したサムネイル画像Tのサイズとに基づいて、サムネイル表示領域DR3におけるサムネイル画像Tの表示可能数を算出する。
より具体的には、上述の横方向の長さDR1yおよびサムネイル画像Tの横方向の長さに基づいて、サムネイル表示領域DR3における拡大表示領域DR2の上隣りおよび下隣りの各部分において、横方向に表示可能なサムネイル画像Tの最大数が算出される。また、これと同様に、縦方向の長さDR1xおよびサムネイル画像Tの縦方向の長さに基づいて、サムネイル表示領域DR3における拡大表示領域DR2の左隣りおよび右隣りの各部分において、縦方向に表示可能なサムネイル画像Tの最大数が算出される。
また、太さDRxとサムネイル画像Tの横方向の長さとの比較により、サムネイル表示領域DR3において、横方向にサムネイル画像Tを配置可能かどうかが判定される。またこれと同様に、太さDRyとサムネイル画像Tの縦方向の長さとの比較により、縦方向にサムネイル画像Tを配置可能かどうかが判定される。
このようにして、サムネイル表示領域DR3において、サムネイル画像Tを縦横2次元的に最大限配置するための数量が決定される。
なお、ステップS11においては、サムネイル表示領域DR3の最外周囲に残す所定の余白の幅や、互いに隣接するサムネイル画像T間の間隔も考慮した上での最大表示数の計算がなされる。すなわち、多数のサムネイル画像Tを同時表示できる方がよいものの、あまりに画像を密接させると、視覚的に混乱が生じるおそれがあるため、余白やサムネイル画像T間の間隔などの空白部分が適宜設けられる。ただし、このような空白を設けずに、配置部252が最大表示数を決定するように構成してもよい。
サムネイル画像Tの表示可能数を算出すると、配置部252は、例えば、文書データDDのファイル名や、データサイズ、あるいは、作成日時などの識別情報に基づいて、算出されたサムネイル画像数の配置順序を決定するとともに、当該配置順序にしたがって、サムネイル画像Tをサムネイル表示領域DR3の全域に亘って配置する。
図7は、第1表示モードにおける画像表示ウインドウWを示す図である。なお、ここでは、図5中、一覧表示されたサムネイル画像Tのうち、サムネイル画像T14(文字「B」が表記されている。)が拡大表示の対象としてユーザにより指定されているものとする(ステップS5参照)。また、サムネイル画像Tの表示方法として、第1表示モードが選択されている。
図7に示すように、画像表示ウインドウWの表示領域DR1のうち、中央の拡大表示領域DR2には、特定の文書データDDから生成されたページめくり表示画像PM14(サムネイルT14に対応)が表示されている。そして、拡大表示領域DR2周囲の残余領域(サムネイル表示領域DR3)には、サムネイル画像T01〜T23がこの順序で右回りの連鎖として縦横に配置されている。
また、図7に示すように、第1表示モードでは、無端帯状のサムネイル表示領域DR3のうち、拡大表示領域DR2の上隣り、下隣り、左隣りおよび右隣り(上下左右隣り)のそれぞれの部分において、縦方向あるいは横方向に沿って延びる直線(例えば、拡大表示領域DR2上隣りの部分であれば、横方向に延びる配置線L1)上にサムネイル画像Tの中心位置が合わせられた状態で、サムネイル画像Tが表示される(1重表示)。
また、図7に示すように、本実施の形態では、ページめくり表示画像PM14に対応するサムネイル画像T14を、サムネイル表示領域DR3には表示しないものとしている。このように、拡大表示されている文書データDDについてのサムネイル画像T14を表示しないことにより、残りの文書データDDについてのサムネイル画像Tを表示するためのスペースをより多く確保できるため、ユーザによる文書データDDの検索効率を向上できる。
ここで、第1表示モードにおけるスクロール処理について説明する。図8は、図7に示す画像表示ウインドウWにおいて、スクロール処理を行った後の状態を示す図である。本実施の形態では、図8に示すように、図7に示す画像表示ウインドウWの状態から、スクロールバー40を(下方に)移動させると、配置部252は、当該スクロールバー40の移動量に応じて、サムネイル表示領域DR3に表示するサムネイル画像Tを更新する。
例えば図8に示す例では、上記スクロール処理によりサムネイル画像T01〜T04までが隠れる(消失する)とともに、サムネイル画像T24〜T27が出現する。そして、サムネイル画像T05〜T23は、消失した画像(4つのサムネイル画像T)分だけ左回りにずれた位置に表示される。すなわち、サムネイル画像T05が、元のサムネイル画像T01が表示されていた位置に移動している。
このように、ユーザは、スクロールバー40を移動させることにより、サムネイル表示領域DR3に表示されていない隠されたサムネイル画像Tについても、容易に検索できる。なお、上述のホイールマウスが操作部12に備えられている場合には、ホイールを回転させることにより、隠されたサムネイル画像Tを容易に検索できる。
図7および図8では、第1表示モードが選択されている(すなわち、第1表示モードボタン32がアクティブ状態である)場合について説明したが、ステップS10にて第2表示モードが選択されていると判断した場合には、情報処理装置100は、第2表示モードにてサムネイル画像Tを表示する。そこで、第2表示モードについて、図9を参照しつつ具体的に説明する。
図9は、第2表示モードにおける画像表示ウインドウWを示す図である。図9に示すように、第2表示モードにおいても、第1表示モードと同様に、画像表示ウインドウWの表示領域DR1の中央の拡大表示領域DR2には、ステップS5にて指定されている特定の文書データDDについて画像(ここでは、ページめくり表示画像PM14)が表示される。
一方、第2表示モードでは、拡大表示領域DR2周囲のほぼ全域に相当するサムネイル表示領域DR3に、サムネイル画像T01〜T45が右回りに沿って配置される。さらに、各サムネイル画像Tは、第1表示モードにおけるサムネイル画像Tに比べて、表示サイズ変動部254により、所定倍率で縮小表示される。また、図9に示すように、隣り合うサムネイル画像Tどうしの位置(中心位置)が所定方向(斜め方向)沿ってずれた状態で、複数のサムネイル画像Tがサムネイル表示領域DR3にジグザグ配列として表示される。
そして、図9に示すように、第2表示モードでは、無端帯状のサムネイル表示領域DR3のうち、拡大表示領域DR2の上下左右隣りのそれぞれの部分において、縦方向あるいは横方向に沿って延びる2本の直線(例えば、拡大表示領域DR2上側の部分であれば、横方向に延びる配置線L2,L3)上に、サムネイル画像Tの中心位置が合わせられた状態で、サムネイル画像Tが表示される(2重表示)。
このように、第2表示モードでは、表示サイズ変動部254がサムネイル画像Tを縮小して表示することにより、サムネイル表示領域DR3に表示するサムネイル画像Tの数を増加できる。したがって、1つのサムネイル画像Tが示す文書内容の情報量は第1表示モードのときに比べて少なくなるものの、表示するサムネイル画像Tの数を倍増させることができるため、オペレータによる文書データDDの検索効率を向上できる。
また、ジグザグ状にサムネイル画像Tを配置することにより、隣り合うサムネイル画像データを視覚的に区別し易くなる。したがって、情報処理装置における文書データDDの検索をより効率化できる。
再び図4に戻って、サムネイル画像Tの配置を完了すると、情報処理装置100は、指定情報DSが更新されたか否かを判定する(ステップS13)。ユーザが、別の文書データDDについて拡大表示したい場合、ユーザの指示入力により、指定部22が指定情報DSを更新する。そこで、情報処理装置100は、指定情報DSを参照することにより、ユーザが別の文書データDDを拡大表示すべきかどうか(換言すれば、新たな拡大表示の対象となる対象データの指定があるか否か)を判断する。
指定情報DSが更新されている場合には(ステップS13にてYES)、情報処理装置100は、ステップS7に戻り、指定された文書データDD(対象データ)に基づいて、新たな拡大データDPMを生成する。一方、指定情報DSが更新されていない場合には、情報処理装置100は、次のステップS14へ進む。ここで、指定情報DSが更新された場合の具体例について、図7および図10を参照しつつ説明する。
図10は、図7に示す画像表示ウインドウWにおいて、新たなページめくり表示画像PM10が表示された状態を示す図である。なお、ここでは、ユーザが、サムネイル画像T10(文字「A」が表記されている。)を、新たな拡大表示対象として選択した場合について説明する(図7参照)。
ユーザが図7に示す画像表示ウインドウWにおいて、カーソルCSをサムネイル画像T10に合わせて当該画像を指定すると、図10に示すように、サムネイル画像T10に対応する文書データDDから拡大データDPMが生成され、拡大データDPMが表現する画像(ページめくり表示画像PM10)が拡大表示領域DR2に表示される。
そして、配置部252は、サムネイル表示領域DR3に表示されている新たに指定された文書データDD(対象データ)についてのサムネイル画像T10を、拡大表示領域DR2に表示されている拡大データDPMについてのサムネイル画像T14に置換する(置換配置)。したがって、図10に示すように、サムネイル画像T14は、サムネイル画像T10が表示されていた位置(図7参照)に、表示されることとなる。
このように、サムネイル画像Tを置換配置することにより、拡大表示されていたページめくり表示画像PM14についてのサムネイル画像T14を、サムネイル表示領域DR3に確実に表示させることができる。したがって、サムネイル画像T14の再検索を容易化できる。
再び図4に戻って、指定情報DSが更新されていない場合(ステップS13にてNO)、情報処理装置100は、サムネイル画像Tの表示モード(第1表示モード、あるいは、第2表示モード)について、変更があるか否かを判定する(ステップS14)。なお、ユーザが表示モード変更の指示入力を行った場合には、表示モード設定部24により表示モード情報DMが更新されるため、情報処理装置100は、表示モード情報DMを参照することにより、ステップS14の判定を実行する。
なお、上述のように、ユーザは、第1表示モードボタン32および第2表示モードボタン33のいずれかを表示部13の画面上で選択することにより、サムネイル画像Tの表示モードを第1表示モードと第2表示モードとの間で選択することができる。
表示モード情報DMが更新されている場合(ステップS14にてYES)、情報処理装置100は、ステップS10に戻って、選択されている表示モードでのサムネイル画像Tの表示を実行する。一方、表示モード情報DMが更新されていない場合には(ステップS14にてNO)、情報処理装置100は、次のステップS15に進む。
表示モード情報DMが更新されていない場合(ステップS14にてNO)、情報処理装置100は、サムネイル画像Tを一覧表示するか否かを判定する(ステップS15)。例えば、ユーザが一覧表示モードボタン31を選択していた場合には、表示モード情報DMが一覧表示モードに更新される。そこで、情報処理装置100は、表示モード情報DMを参照することにより、ステップS15の判定を実行する。
表示モード情報DMが一覧表示モードを示している場合には(ステップS15にてYES)、情報処理装置100は、ステップS4に戻って、サムネイル画像Tを一覧表示する。一方、表示モード情報DMが一覧表示モードを示していない場合には、情報処理装置100は、次のステップS16へ進む。
ユーザが操作部12を介して画像データ表示処理の実行終了指示を入力すると、情報処理装置100は、当該入力を受け付けて、表示制御部25に表示制御を終了させる指示を与え、画像データ表示処理を終了する(ステップS16)。なお、ユーザによる実行終了指示は、例えば、ユーザがカーソルCSを終了ボタン50にあわせて所定操作(クリック操作)を実行することにより実現される。
以上が、情報処理装置100による画像データ表示処理における動作の説明である。
<1.3. 効果>
本実施の形態では、残余領域(=サムネイル表示領域DR3)の縦横サイズと、サムネイル画像データDTの表示サイズとに基づいて、サムネイル画像データDTを残余領域に表示する。したがって、残余領域のほぼ全域を利用して縦横にサムネイル画像Tを効率的に表示できるため、情報処理装置100において、複数の文書データDDから、目的の文書データDDを効率的に検索できる。
また、本実施の形態では、文書データDDの内容を示す拡大データDPMを、ページめくり表示画像PMとしている。これにより、文書データDDの内容を容易に把握できるため、情報処理装置100における文書データDDの検索をさらに効率化できる。
また、本実施の形態では、文書データDDの内容を示すサムネイル画像データを、配置部252がページめくり表示画像PMの周囲(上下左右隣りの各部分)に表示することにより、残余領域をサムネイル画像Tの表示のために有効利用できる。したがって、情報処理装置100における文書データDDの検索をさらに効率化できる。
<2. 変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、表示領域DR1の中央に拡大表示領域DR2を設定するとしているが、これに限られるものではなく、所定方向に偏った位置に設定してもよい。例えば、拡大表示領域DR2の位置を表示領域DR1のうちの左側部分に設定した場合において、無端帯状のサムネイル表示領域DR3のうちの拡大表示領域DR1左隣部分が狭い(サムネイル画像Tの横幅よりも狭い)場合には、サムネイル表示領域DR3におけるサムネイル画像Tの配置可能な領域がコの字状(すなわち、拡大表示領域DR1の上下右隣りの領域)となる。
また、上記実施の形態では、サムネイル画像データDTの表示サイズは、統一されるものとして説明したが、これに限られるものではなく、表示サイズは必ずしも統一される必要はない。
また、上記実施の形態では、表示サイズ変動部254は、2重表示のためにサムネイル画像Tを縮小表示する場合について主に説明したが、太さDRx,DRyの大きさに応じて、サムネイル画像Tを実拡大(または縮小)させてもよい。表示サイズ変動部254により、サムネイル画像Tの表示サイズを大きくする場合には、サムネイル画像Tでの文書データDDの内容把握を容易化できる。また、表示サイズ変動部254により、サムネイル画像Tの表示サイズを小さくする場合には、文書データDDの内容を示すサムネイル画像Tの表示数を増加させることができる。
また、上記実施の形態では、拡大表示の対象とされる文書データDDのサムネイル画像Tを、サムネイル表示領域DR3に表示しないものとしているが(図7など参照)、もちろんサムネイル表示領域DR3に表示させるように構成してもよい。
また、上記実施の形態では、1重表示や2重表示について説明したが、サムネイル画像Tの表示方法は、これに限られるものではない。すなわち、無端帯状のサムネイル表示領域DR3のうち、拡大表示領域DR2の上下左右隣りのそれぞれの部分において、縦方向あるいは横方向に沿って延びるn本(n≧3)の直線上に、サムネイル画像Tの中心位置が合わせられた状態で、サムネイル画像Tをジグザグ配列で表示してもよい(n重表示)。
また、上記実施の形態では、表示領域DR1のうち、画像表示のために使用されない空白部分については、特に機能を持たせていないが、例えば、ユーザが当該空白部分上にカーソルCSを合わせて所定の入力(例えば、クリック操作)を行うことにより、配置部252が一覧表示モードにてサムネイル画像Tを表示する(図5参照)ように情報処理装置100を構成してもよい。
また、上記実施の形態では、拡大表示領域DR2に表示する拡大データDPMのみをページめくり表示するものとして説明したが、サムネイル表示領域DR3に表示するサムネイル画像データDTについてもページめくり表示するように情報処理装置100を構成してもよい。
また、上記実施の形態では、文書データDDは、所定のページ記述言語で表現されたデータの場合について主に説明したが、本発明は、文書データが画像データである場合でも同様に適用できる。この場合には、拡大表示領域DR2において、ページめくり表示ではなく、選択されている画像データを拡大表示するように情報処理装置100を構成すればよい。
また、上記実施の形態に示した各機能ブロックは、ソフトウェアにより実現されるものとして説明したが、これらの機能ブロックの一部または全部を専用の論理回路によりハードウェアとして実現してもよい。
また、上記実施形態および各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
本発明の実施の形態における情報処理装置の外観図である。 情報処理装置のハードウェア構成を示す図である。 情報処理装置の機能ブロックをデータの流れとともに示す図である。 情報処理装置による画像データ表示処理の動作を示す流れ図である。 一覧表示モードにおける画像表示ウインドウを示す図である。 画像表示ウインドウが有する各領域について説明するための図である。 第1表示モードにおける画像表示ウインドウを示す図である。 図7に示す画像表示ウインドウにおいて、スクロール処理を行った後の状態を示す図である。 第2表示モードにおける画像表示ウインドウを示す図である。 図7に示す画像表示ウインドウWにおいて、新たなページめくり表示画像が表示された状態を示す図である。
符号の説明
100 情報処理装置
10 CPU
11 記憶部
12 操作部
13 表示部
15 通信部
2 プログラム
20 情報取得部
21 サムネイル化部
22 指定部
23 拡大データ生成部
24 表示モード設定部
25 表示制御部
251 拡大領域表示制御部
252 配置部
253 サイズ算出部
254 表示サイズ変動部
30 モード選択ボタン
DD 文書データ
DM 表示モード情報
DPM 拡大データ
DR1 表示領域
DR2 拡大表示領域
DR3 サムネイル表示領域
DS 指定情報
DT サムネイル画像データ
PM ページめくり表示画像
T サムネイル画像
W 画像表示ウインドウ

Claims (7)

  1. 表示手段に画像データを表示する情報処理装置であって、
    複数の文書データを取得する取得手段と、
    前記複数の文書データについて、それぞれの内容を示す複数のサムネイル画像データを生成するサムネイル画像データ生成手段と、
    前記複数の文書データのうちから、内容を拡大表示する対象となる対象データを指定する指定手段と、
    前記対象データについて、その内容を前記表示手段に拡大表示するための拡大データを生成する拡大データ生成手段と、
    前記表示手段の全表示領域のうち、ユーザが指定する画像を一時的に表示可能な領域として規定された範囲を表示領域として、前記表示領域のうちの一部である拡大表示領域に前記拡大データを表示する拡大領域表示制御手段と、
    前記表示領域から前記拡大表示領域を除いた残余領域の縦横サイズを算出するとともに、当該残余領域の縦横サイズと前記複数のサムネイル画像データの表示サイズとに基づいて、前記複数のサムネイル画像データを前記残余領域に配置する配置手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1に記載の情報処理装置であって、
    前記拡大データは、画像をページめくり表示させるためのデータであり、前記表示手段は、前記表示データをページめくり表示することを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の情報処理装置であって、
    前記配置手段は、前記拡大表示領域の周囲において、前記複数のサムネイル画像データを縦方向および横方向に沿って配置することを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記配置手段は、
    所定の操作入力に基づいて、前記複数のサムネイル画像データの表示サイズを変動させる表示サイズ変動手段、を含み、
    前記表示サイズ変動手段により表示サイズを変動させたサムネイル画像データを前記残余領域に配置することを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記配置手段は、
    前記複数のサムネイル画像をジグザグ配列して、前記残余領域に表示することを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の情報処理装置であって、
    前記指定手段により新たな対象データが指定された場合において、
    前記拡大領域表示制御手段は、
    前記拡大表示領域に表示されている拡大データを、前記新たな対象データについての拡大データに置換するとともに、
    前記配置手段は、
    前記残余領域に表示されている前記新たな対象データについてのサムネイル画像データを、前記拡大表示領域に表示されている拡大データについてのサムネイル画像データに置換することを特徴とする情報処理装置。
  7. コンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
    前記コンピュータが前記プログラムを読み取り、前記コンピュータのCPUが前記プログラムをメモリにて実行することによって、
    複数の文書データを取得する取得手段と、
    前記複数の文書データについて、それぞれの内容を示す複数のサムネイル画像データを生成するサムネイル画像データ生成手段と、
    前記複数の文書データのうちから、内容を拡大表示する対象となる対象データを指定する指定手段と、
    前記対象データについて、その内容を前記表示手段に拡大表示するための拡大データを生成する拡大データ生成手段と、
    前記表示手段の全表示領域のうち、ユーザが指定する画像を一時的に表示可能な領域として規定された範囲を表示領域として、前記表示領域のうちの一部である拡大表示領域に前記拡大データを表示する拡大領域表示制御手段と、
    前記表示領域から前記拡大表示領域を除いた残余領域の縦横サイズを算出するとともに、当該残余領域の縦横サイズと前記複数のサムネイル画像データの表示サイズとに基づいて、前記複数のサムネイル画像データを前記残余領域に配置する配置手段と、
    を備える情報処理装置として機能させることを特徴とするプログラム。
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