JP2010028667A - 無線通信システム、及び系切り替え方法 - Google Patents

無線通信システム、及び系切り替え方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コストを削減した無線通信システム、及び系切り替え方法を提供すること。パケットロスなく無瞬断で系を切り替えることのできる無線通信システム等を提供すること。
【解決手段】無線通信システムにおいて、複数の無線基地局装置と、前記各無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを備え、前記複数の無線基地局装置のうち、いずれか一つはマスタ無線基地局装置であり、前記マスタ無線基地局装置は、前記マスタ無線基地局装置以外の他の前記無線基地局装置と1対n(nは1以上の整数)で接続されるとともに、前記無線基地局制御装置と接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システム、及び系切り替え方法に関する。
近年、屋内外を問わず様々な場所に無線基地局装置が設置される。例えば、一つの設置場所に複数の無線基地局装置を設置することで、より広いエリアをカバーするとともに、設置コストや運用コストをできるだけ抑えるようにしたものもある。
図12は、このような従来の無線通信システム200の構成例を示す図である。無線通信システム200は、無線基地局制御管理装置(以下、「ネットワーク側装置」)50と複数の無線基地局装置100‐1〜100‐5を備える。複数の無線基地局装置100‐1〜100‐5は、それぞれ光ファイバによりネットワーク側装置50と接続される。
図13は、従来の無線通信システム200の他の構成例を示す図である。各無線基地局装置100‐1〜100‐5と同じビル内や近接した場所に光ファイバ終端装置60を設け、終端装置60は一本の光ファイバによりネットワーク側装置50と接続される。
なお、無線通信システムについて以下に示す特許文献1がある。
特開2007‐267267号公報
しかし、図12に示す無線通信システム200において、無線基地局装置100‐1〜100‐5は各々高価な光ファイバによりネットワーク側装置50と接続しなければならず、光ファイバ回線の借用コストや工事コスト等、非常に多くのコストがかかる。
一方、図13に示す無線通信システム200において無線基地局装置100‐1〜100‐5は、光ファイバ終端装置60を介して1本の光ファイバによりネットワーク側装置50と接続されるため、図12の場合と比較してコストは抑えられる。しかし、光ファイバ終端装置60の設置コストや運用コスト等がかかるため、コスト削減には至らない。また、光ファイバ終端装置60に問題が発生した場合、全無線基地局装置100‐1〜100‐5の通信が遮断されてしまう。このような事態は冗長機能を備えた装置で防止することができるが、そのような装置の運用等のために結果としてコストが増大する。
そこで、一目的は、コストを削減した無線通信システム、及び系切り替え方法を提供することにある。
また、他の目的は、パケットロスなく無瞬断で系を切り替えることのできる無線通信システム等を提供することにある。
一態様によれば、無線通信システムにおいて、複数の無線基地局装置と、前記各無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを備え、前記複数の無線基地局装置のうち、いずれか一つはマスタ無線基地局装置であり、前記マスタ無線基地局装置は、前記マスタ無線基地局装置以外の他の前記無線基地局装置と1対n(nは1以上の整数)で接続されるとともに、前記無線基地局制御装置と接続される。
また、他の態様によれば、無線通信システムにおいて、複数の無線基地局装置と、前記各無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを備え、前記複数の無線基地局装置のうち、いずれか一つはマスタ無線基地局装置であり、前記マスタ無線基地局以外の前記複数の無線基地局装置のうち、いずれか一つはスレーブ無線基地局装置であり、前記マスタ無線基地局装置及び前記スレーブ無線基地局装置は、前記無線基地局制御装置と接続されるとともに、前記マスタ無線基地局装置及び前記スレーブ無線基地局装置以外の配下の前記無線基地局装置と1対n(nは1以上の整数)で接続される。
さらに、他の態様によれば、複数の無線基地局装置と、前記無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを有する無線通信システムにおける系切り替え方法において、前記複数の無線基地局装置のうちいずれか一つの無線基地局装置であるマスタ無線基地局装置は、接続された前記無線基地局装置及び1対n(nは1以上の整数)で接続された配下の前記無線基地局と通信ができないとき、系切り替えパケットを生成し、前記マスタ無線基地局装置は、前記マスタ無線基地局装置以外の前記複数の無線基地局のうちいずれか一つの無線基地局装置であるスレーブ無線基地局装置に前記系切り替えパケットを送信し、 前記スレーブ無線基地局は、系切り替えパケットに基づいて、前記マスタ無線基地局から送信されるべきパケットを損失することなく、接続された前記無線基地局制御装置及び1対nで接続された前記配下の無線基地局装置に前記パケットを送信する。
コストを削減した無線通信システム、及び系切り替え方法を提供することができる。また、パケットロスなく無瞬断で系を切り替えることのできる無線通信システム等を提供できる。
以下、図面を参照して実施するための最良の形態を説明する。
図1は無線通信システム1の構成例を示す図である。無線通信システム1は、複数の無線基地局装置(以下、「無線基地局」)10‐1〜10‐5と、ネットワーク側装置50を備える。
各無線基地局10‐1〜10‐5は配下の端末装置と無線通信を行う。なお、複数の無線基地局10‐1〜10‐5により複数セクタの無線基地局が構成される。
複数の無線基地局10‐1〜10‐5のうちいずれか一つはマスタ無線基地局装置(以下、「マスタ無線基地局」)10‐1である。
マスタ無線基地局10‐1は、長距離伝送が可能な光ファイバによりネットワーク側装置50と接続され、IP(Internet Protocol)により通信を行う。また、マスタ無線基地局10‐1は、例えばツイストペアケーブルにより配下の無線基地局10‐2〜10‐5と接続される。マスタ無線基地局10‐1は、配下の無線基地局10‐2〜10‐5からのパケットをネットワーク側装置50に出力したり、ネットワーク側装置50からのパケットを配下の無線基地局10‐2〜10‐5に出力する。そのため、マスタ無線基地局10‐1は、内部にスイッチングを備える。詳細は後述する。
ネットワーク側装置50は、複数の無線基地局100‐1〜100‐5を制御したり管理する無線基地局制御装置であり、例えば、ASN‐GW(Access Service Network-Gateway)などである。なお、ネットワーク側装置50はインターネットに接続され、他の装置と通信を行う。
本無線通信システム1におけるパケット転送は以下のようになる。すなわち、下り方向(ネットワーク側装置50から各無線基地局10‐1〜10‐5への方向)において、ネットワーク側装置50はIPパケットを送信する。
マスタ無線基地局10‐1は、IPパケットを受信し、例えばMACレイヤスイッチなどのスイッチにより自局配下の端末装置に送信したり、配下の無線基地局10‐2〜10‐5に転送する。配下の無線基地局10‐2〜10‐5はIPパケットに対して信号処理を行い、配下の端末装置に送信する。
一方、上り方向(各無線基地局10‐1〜10‐5からネットワーク側装置50への方向)において、配下の無線基地局10‐2〜10‐5は各々端末装置から送信された信号を受信しIPパケットに変換して、マスタ無線基地局10‐1に送信する。また、マスタ無線基地局10‐1も自局配下の端末装置からの信号をIPパケットに変換する。
マスタ無線基地局10‐1は、例えばMACレイヤスイッチによりIPパケットをネットワーク側装置50に転送する。
このように図1に示す無線通信システム1は、複数の無線基地局装置10‐2〜10‐5とネットワーク側装置50がマスタ無線基地局10‐1を介して、1対n(nは1以上の整数)により接続される。このため、光ファイバが一本にまとめられ、複数の光ファイバを設置するよりもコスト削減を図ることができる。また、本無線通信システム1は、光ファイバ終端装置等の特別な装置が必要でないため、かかる装置を設置する場合と比較してコスト削減を図ることができる。
図2は無線通信システム1の他の構成例を示す図である。マスタ無線基地局10‐1以外の他の無線基地局10‐2〜10‐6のうちいずれか一つをスレーブ無線基地局10‐2とする。
スレーブ無線基地局10‐2は、マスタ無線基地局10‐1と同様にネットワーク側装置50と接続されるとともに配下の無線基地局装置10‐3〜10‐6と接続され、1対n接続される。また、スレーブ無線基地局10‐2はマスタ無線基地局10‐1とも接続される。各無線基地局10‐1〜10‐6間の接続は、例えば安価なツイストペアケーブルにより接続される。
また、スレーブ無線基地局10‐2はマスタ無線基地局10‐1と同様にMACレイヤスイッチなどのスイッチを内部に備える。その詳細は後述する。
ただし、スレーブ無線基地局10‐2は通常動作中、配下の無線基地局10‐3〜10‐6側ポートを論理的に遮断しており、各無線基地局10‐3〜10‐6からのパケットを受信するものの当該パケットを廃棄する。また、スレーブ無線基地局10‐2はネットワーク側装置50側のポートも論理的に遮断しており、ネットワーク側装置50からのパケットを受信するものの当該パケットを廃棄する。
通常時のパケット転送は以下のようにして行われる。すなわち、下り方向において、ネットワーク側装置50は同一パケットをマスタ無線基地局10‐1とスレーブ無線基地局10‐2に送信する。
マスタ無線基地局10−1は、受信パケットをスイッチングして、配下の無線基地局10‐3〜10‐6、スレーブ無線基地局10‐2、または自局の配下の端末装置に送信する。
配下の無線基地局10‐3〜10‐6は、マスタ無線基地局10‐1からの受信パケットを信号処理し無線信号として配下の端末装置に送信する。
一方、スレーブ無線基地局10‐2は、マスタ無線基地局10‐1からの受信パケットを受信し、当該受信パケットが配下の無線基地局10‐3〜10‐6宛てのパケットのとき、無線基地局10‐3〜10‐6側のポートが論理的に遮断しているため当該パケットを廃棄する。よって、スレーブ無線基地局10‐2は重複して配下の無線基地局10‐3〜10‐6にパケットを送信することはない。ただし、スレーブ無線基地局10‐2は、自身宛てのパケットのとき当該パケットを無線信号に変換し、配下の端末装置に送信する。
上り方向は以下のように動作する。すなわち、各無線基地局10‐3〜10‐6はそれぞれ配下の端末装置から信号を受信しパケットに変換して、マスタ無線基地局10‐1とスレーブ無線基地局10‐2に送信する。
マスタ無線基地局10‐1は配下の無線基地局10‐3〜10‐6からのパケット、または自局配下の端末装置からのパケットをスイッチングによりネットワーク側装置50に転送する。
スレーブ無線基地局10‐2は、配下の無線基地局10‐3〜10‐6からのパケットを受信するものの、ポートは遮断しているため当該パケットを廃棄する。これにより、ネットワーク側装置50はマスタ無線基地局10‐1とスレーブ無線基地局10‐2からの同一パケットを重複して受信することはない。
なお、スレーブ無線基地局10‐2は配下の端末装置からのパケットをマスタ無線基地局10‐1に転送し、マスタ無線基地局10‐1は当該パケットをネットワーク側装置50に送信する。
図3はマスタ無線基地局10‐1において、光ファイバが切断したり光モジュールが故障したり、装置内のアラームが発生する等、何らかの問題が発生したときの動作例を示す図である。
マスタ無線基地局10‐1で通信ができなくなる等の問題が発生したとき、本無線通信システム1は系の切り替えを行う。そのため、マスタ無線基地局10‐1は系切り替えパケットをスレーブ無線基地局10‐2に送信する。ここで系切り替えパケットは、例えばTTC(Telecommunication Technology Committee)標準TS‐100(光加入者線インタフェース標準規格)パケットなどである。
このときマスタ無線基地局10‐1はネットワーク側装置50側と、配下の無線基地局10‐3〜10‐6側のポートを論理的に遮断する。マスタ無線基地局10‐1は新たにスレーブ無線基地局として動作する。
スレーブ無線基地局10‐2は系切り替えパケットと受信するとこれを契機にして、遮断した配下の無線基地局10‐3〜10‐6とネットワーク側装置50のポートを開放する。スレーブ無線基地局10‐2は新たにマスタ無線基地局として動作する。
このような切り替えにおいて、マスタ無線基地局10‐1とスレーブ無線基地局10‐2は、パケットロスなく無瞬断で系を切り替えることが望ましい。
以降において、各無線基地局10‐1〜10‐6の構成を説明し、次いで、系切り替え処理の動作を説明する。
図4及び図5は、マスタ無線基地局10‐1及びスレーブ無線基地局10‐2の構成例を示す図である。マスタ無線基地局10‐1とスレーブ無線基地局10‐2は同一構成である。図4は上り方向におけるマスタ無線基地局及びスレーブ無線基地局10‐1,10‐2(以下、「マスタ・スレーブ無線基地局10」)の構成例を示す図である。
マスタ・スレーブ無線基地局10は、自局主信号/制御信号パケットバッファ(以下、「パケットバッファ」)11‐1と、個別バッファ11‐3〜11‐6と、MACレイヤスイッチ12と、遮断タイムスタンプ判定部13と、保守パケット処理&パケット読み出し制御部(以下、「読み出し制御部」)14、及びCPU15を備える。
パケットバッファ11‐1は、マスタ・スレーブ無線基地局10配下の端末装置からのパケットを一時記憶する。例えば、端末装置からの主信号や制御信号等を他の処理部(又はCPU15)においてパケットに変換されパケットバッファ11‐1に記憶される。このときパケットは、CPU15の制御によりタイムスタンプ情報やMACアドレス(送信元アドレスや送信先アドレス)が付加されてパケットバッファ11‐1に記憶される。パケットバッファ11‐1に記憶されたパケットは、CPU15の制御により適宜読み出されてMACレイヤスイッチ12に出力される。
個別バッファ11‐3〜11‐6は、配下の無線基地局10‐3〜10‐6からのパケットをそれぞれ一時記憶する。一時記憶されたパケットは読み出し制御部14の制御により適宜読み出されてMACレイヤスイッチ12に出力される。
なお、マスタ・スレーブ無線基地局10がマスタ無線基地局10‐1の場合でもスレーブ無線基地局10‐2の場合でも、個別バッファ11‐3〜11‐6は配下の無線基地局10‐3〜10‐6からのパケットを一時記憶する。ただし、スレーブ無線基地局10‐2の個別バッファ11‐3〜11‐4に記憶されたパケットは、読み出し制御部14により読み出されるものの廃棄される。
MACレイヤスイッチ12は、パケットバッファ11‐1と個別バッファ11‐3〜11‐6からのパケットを、読み出し制御部14の制御によりスイッチングして順次パケットを遮断タイムスタンプ判定部13に出力する。
遮断タイムスタンプ判定部13は、MACレイヤスイッチ12からのパケットのタイムスタンプ情報を読み出すとともに、当該タイムスタンプ情報をパケットから外してネットワーク側装置50に送信する。遮断タイムスタンプ判定部13は最も直近にネットワーク側装置50に送信したパケットのタイムスタンプ情報を読み出すため、マスタ無線基地局10‐1が系切り替えを行う直前(遮断する直前)の送出パケットのタイムスタンプ情報を読み出すことができる。
読み出し制御部14は、パケットバッファ11‐1と個別バッファ11‐3〜11‐6に記憶されたパケットの読み出し制御を行うとともに、当該パケットのタイムスタンプ情報を読み出す。また、読み出し制御部14は、遮断直前の送出パケットのタイムスタンプ情報を遮断タイムスタンプ判定部13から受け取る。さらに、読み出し制御部14はMACレイヤスイッチ12のスイッチングを制御する。
マスタ・スレーブ無線基地局10がマスタ無線基地局10‐1の場合、読み出し制御部14はCPU15からの制御により、系を切り替えるための系切り替えパケットを生成し、当該系切り替えパケットに遮断タイムスタンプ判定部13からのタイムスタンプ情報を付加してスレーブ無線基地局10‐2に送信する。
なお、読み出し制御部14は、系切り替えパケットに付加したタイムスタンプ情報の次のタイムスタンプ情報を持つパケットがパケットバッファ11‐1に記憶されているとき、当該パケットを読み出して、MACレイヤスイッチ12を介してスレーブ無線基地局10‐2に送信する。
また、マスタ・スレーブ無線基地局10がスレーブ無線基地局10‐2の場合、読み出し制御部14はマスタ無線基地局10‐1から系切り替えパケットを受信する。読み出し制御部14は、CPU15の制御により、系切り替えパケットに付加されたタイムスタンプ情報の次のタイムスタンプ情報を持つパケットをパケットバッファ11‐1や個別バッファ11‐3〜11‐6から読み出す。なお、読み出し制御部14は、マスタ無線基地局10‐1から順次パケットを受信したときは当該パケットをMACレイヤスイッチ12に出力し、当該パケット(一または複数のパケット)の次(+1番など)のタイムスタンプ情報を持つパケットを個別バッファ11‐3〜11‐6から読み出す。
CPU15は、マスタ・スレーブ無線基地局10がマスタ無線基地局10‐1の場合、光ファイバ切断等の問題発生を検出し、読み出し制御部14に系切り替えのための制御信号を出力する。
また、マスタ・スレーブ無線基地局10がスレーブ無線基地局10‐2の場合、CPU15は、読み出し制御部14で受信した系切り替えパケットを受け取り、系切り替えを認識し、系切り替えパケットに付加されたタイムスタンプ情報の次のタイムスタンプ情報を持つパケットを取得するように読み出し制御部14を制御する。
図5は、下り方向におけるマスタ・スレーブ無線基地局10の構成例を示す図である。マスタ・スレーブ無線基地局10は、さらに、MAC DA毎FCS監視部(以下、「監視部」)16と、テーブル17と、DA毎個別バッファ18‐1〜18‐4を備える。
監視部16は、ネットワーク側装置50からのパケットに対して、送信先アドレス(DA:Destination Address)を読み出し、当該アドレスごとに設けられたDA毎個別バッファ18‐1〜18‐4にそれぞれパケットを出力する。
また、監視部16は、パケットに含まれるFCS値を読み出してテーブル17に出力する。下りパケットには上りパケットのようなタイムスタンプが含まれるとは限らない。受信パケット自体はIPパケットのため、監視部16はMACフレーム上のFCS値を監視して各パケットを識別する。図6はIPパケットの例を示す図である。FCSはCRC‐32を用いており、確率的に同一のFCS値を有するパケットが存在する可能性は低い。
テーブル17は、FCS値をパケットの受信順に保持する。図7(A)はマスタ無線基地局10‐1におけるテーブル17、同図(B)はスレーブ無線基地局10‐2におけるテーブル17のそれぞれの例を示す図である。これらの図に示すように、パケット受信順にFCS値が記憶される。
DA毎個別バッファ18‐1〜18‐4は、DA毎にパケットを一時記憶する。例えば、DA毎個別バッファ18‐1〜18‐4は、配下の無線基地局10‐3〜10‐6及び自局ごとにパケットを一時記憶する。
なお、読み出し制御部14は、マスタ・スレーブ無線基地局10がマスタ無線基地局10‐1の場合、CPU15から系切り替えの制御信号が通知されると、MACレイヤスイッチ12に対してDA毎個別バッファ18‐1〜18‐4から読み出されたパケットを廃棄するように指示し、ネットワーク側装置50と配下の無線基地局10‐3〜10‐6側のポートを遮断する。このとき、読み出し制御部14は、最後に受信したパケットのFCS値をテーブル17(又はDA毎個別バッファ18‐1〜18‐4)から読み出し、系切り替えパケットに付加してスレーブ無線基地局10‐2に送信する。
マスタ・スレーブ無線基地局10がスレーブ無線基地局10‐2の場合、読み出し制御部14は、系切り替えパケットのFCS値を取り出しテーブル17をサーチし、当該FCS値の次のパケット番号のFCS値を読み出す。そして、読み出し制御部14は読み出したFCS値を有するパケットをDA毎個別バッファ18‐1〜18‐4から読み出して、MACレイヤスイッチ12に出力する。さらに、読み出し制御部14は、ネットワーク側装置50と配下の無線基地局10‐3〜10‐6のポートを開放するため、MACレイヤスイッチ12に読み出されたパケットをスイッチングして出力させるように制御する。
図6は配下の無線基地局10‐3〜10‐6の構成例を示す図である。配下の無線基地局10‐3〜10‐6は、パケットバッファ11‐1とMACレイヤスイッチ12とCPU15を備える。
CPU15は、パケットバッファ11‐1へのパケットの記憶や読み出しを制御する。CPU15は、上り方向の場合、パケットバッファ11‐1に記憶されるパケットにタイムスタンプ情報を付与する。
MACレイヤスイッチ12はCPU15の制御により、マスタ無線基地局10‐1及びスレーブ無線基地局10‐2にパケットを送信するようにしたり、マスタ無線基地局10‐1又はスレーブ無線基地局10‐2からのパケットをバケットバッファ11‐1に出力したりする。
図9は系切り替え処理の例を示すシーケンス図である。
マスタ無線基地局10‐1で光ファイバーの断線、装置内の光モジュールが故障、装置内のアラーム等、何らかの問題が発生すると(S20)、マスタ無線基地局10‐1の読み出し制御部14は系切り替えパケットをスレーブ無線基地局10‐2に送信する(S21)。読み出し制御部14は、上り方向のパケットについては最後に送信したパケットのタイムスタンプ情報(カウンタ情報)、下り方向のパケットについては最後に受信したパケットのFCS値を系切り替えパケットに付加して送信する。
スレーブ無線基地局10‐2のCPU15は、系切り替えパケットの受信により、系の切り替えを認識する(S30)。
一方、マスタ無線基地局10‐1の読み出し制御部14は、送信側のポートを遮断する(S22)。すなわち、読み出し制御部14は、配下の無線基地局10‐3〜10‐6から受信したパケットを個別バッファ11‐3〜11‐6からMACレイヤスイッチ12に対して転送を停止させ、個別バッファ11‐3〜11‐6から読み出したパケットを強制廃棄する。
次いで、読み出し制御部14は、受信側のポートを遮断する(S23)。すなわち、読み出し制御部14は、DA毎個別バッファ18‐1〜18‐4からMACレイヤスイッチ12に対して転送を停止させ、DA毎個別バッファ18‐1〜18‐4から読み出したパケットを強制廃棄する。
マスタ無線基地局10‐1は、S22及びS23の処理により、ネットワーク側装置50側と配下の無線基地局10‐3〜10‐6側のポートを遮断し、スレーブ無線基地局として動作する(S24)。
一方、系切り替えを認識したスレーブ無線基地局10‐2は、読み出し制御部14により送信側のポートを開放する(S31)。すなわち、読み出し制御部14は、系切り替えパケットから最終送信カウンタ値(最終送信タイムスタンプ情報)を読み出し、当該カウンタ値の次のカウンタ値を有するパケットをパケットバッファ11‐1及び個別バッファ11‐3〜11‐6から抽出する。そして、読み出し制御部14の制御により、MACレイヤスイッチ12は当該パケットをネットワーク側装置50に送信開始する(S31)。
次いで、読み出し制御部14は受信側のポートを開放する(S32)。すなわち、読み出し制御部14は、系切り替えパケットから最終FCS値を読み出し、テーブル17を参照して最終FCS値に対応するパケット番号の次のパケット番号のFCS値を読み出す。そして、読み出し制御部14は当該FCS値を有するパケットをDA毎個別バッファ18‐1〜18‐4から読み出して、配下の無線基地局10‐3〜10‐6及び自局配下の端末装置に送信を開始する。
スレーブ無線基地局10‐2は、S31及びS32の処理により、ネットワーク側装置50側と配下の無線基地局10‐3〜10‐6側の各ポートを開放し、新たにマスタ無線基地局として動作する(S33)。
本実施例の無線通信システム1は、マスタ無線基地局10‐1に何らかの問題が発生したときに系を切り替え、スレーブ無線基地局10‐2が新たにマスタ無線基地局として動作する。この場合でも、各無線基地局10‐1〜10‐6が各々ネットワーク側装置50と光ファイバを接続する場合と比較して、光ファイバの接続本数を少なくでき、コスト削減を図ることができる。また、終端装置などの特別な装置が必要ないため、コスト削減を図ることができる。さらに、マスタ無線基地局10‐1は系切り替えのときに最後にネットワーク側装置50に送信したパケットやネットワーク側装置50から受信したパケットを識別する情報を系切り替えパケットに付加してスレーブ無線基地局10‐2に送信する。よって、スレーブ無線基地局10‐2は識別情報に基づいてこれまで受信したパケットを送信できるため、本無線通信システム1はパケットロスなく無瞬断で系を切り替えることができる。
上述した例において、マスタ・スレーブ無線基地局10はテーブル17を用いてFCS値を保持した。この場合、マスタ無線基地局10‐1とスレーブ無線基地局10‐2は、各々テーブル17に関して、同一時間で同一内容となっている(同期している)ことが望ましい。IPネットワーク側においてパケットの順序が逆転したり、パケットが損失する場合があり、系切り替えのときに無瞬断で正確にパケットを送信するためである。
そこで、本無線通信システム1は、マスタ無線基地局10‐1のテーブル17の内容を系切り替えパケットに格納し定期的にスレーブ無線基地局10‐2に送信して、マスタ無線基地局10‐1とスレーブ無線基地局10‐2とでテーブル17内容を同期させるようにする。
なお、この場合の系切り替えパケット(以下、「同期パケット」)は、上述した系を切り替えるためのパケットと区別するため、例えばパケット内に識別フラグを設けたり、或いはパケット内にテーブル内容が格納されているか否かで識別するようにしてもよい。
図10は無線通信システム1において、同期パケットがマスタ無線基地局10‐1からスレーブ無線基地局10‐2に送信される様子を示す図である。
図11はテーブル17の同期化処理の例を示すフローチャートである。
スレーブ無線基地局10‐2の読み出し制御部14は、同期パケット受信により処理を開始する(S10)。
読み出し制御部14は、受信した同期パケットに含まれるテーブルのうち先頭FCS値で、テーブル17をサーチする(S11)。
一致するとき(S12でY)、読み出し制御部14は同期パケットに含まれるテーブルのうち次のパケット番号のFCS値と、テーブル17の次のパケット番号のFCS値と一致するか否か判断する(S14)。
一致するとき(S14でY)、読み出し制御部14は継続して次々とFCS値を比較し、最後のFCS値まで比較する(S16)。
結果として全て一致するとき(S16でY)、テーブル17はマスタ無線基地局10‐1のテーブル17と完全に同期する(S17)。そして、読み出し制御部14は一連の処理と終了する(S18)。
一方、FCS先頭値で一致しないとき(S12でN)、読み出し制御部14は次のFCS値で再度サーチし一致するまで行う。
また、途中でFCS値が一致しないとき(S14でN,S16でN)、読み出し制御部14は受信パケットに順序逆転が発生しているとしてテーブル17の順番を入れ換える(S15)。
例えば、図7(A)に示すマスタ無線基地局10‐1のテーブル17と、同図(B)に示すスレーブ無線基地局10‐2のテーブル17とはパケット番号「7」及び「8」で順番が異なる。よって、このような場合、スレーブ無線基地局10‐2の読み出し制御部14はパケット番号の順序を入れ換えてテーブル17を保持する。
このように本無線通信システム1は、マスタ無線基地局10‐1とスレーブ無線基地局10‐2のテーブル17を同期させるようにしているため、パケットの順序が逆転したりすることなく正確にかつ無瞬断で配下の無線基地局10‐3〜10‐6にパケットを送信できる。
以上まとめると付記のようになる。
(付記1)
無線通信システムにおいて、
複数の無線基地局装置と、
前記各無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを備え、
前記複数の無線基地局装置のうち、いずれか一つはマスタ無線基地局装置であり、
前記マスタ無線基地局装置は、前記マスタ無線基地局装置以外の他の前記無線基地局装置と1対n(nは1以上の整数)で接続されるとともに、前記無線基地局制御装置と接続されることを特徴する無線通信システム。
(付記2)
無線通信システムにおいて、
複数の無線基地局装置と、
前記各無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを備え、
前記複数の無線基地局装置のうち、いずれか一つはマスタ無線基地局装置であり、
前記マスタ無線基地局以外の前記複数の無線基地局装置のうち、いずれか一つはスレーブ無線基地局装置であり、
前記マスタ無線基地局装置及び前記スレーブ無線基地局装置は、前記無線基地局制御装置と接続されるとともに、前記マスタ無線基地局装置及び前記スレーブ無線基地局装置以外の配下の前記無線基地局装置と1対n(nは1以上の整数)で接続されることを特徴とする無線通信システム。
(付記3)
前記マスタ無線基地局装置は、前記無線基地局制御装置及び前記配下の無線基地局装置と通信ができない場合、系切り替えパケットを前記マスタ無線基地局装置に送信し、
前記スレーブ無線基地局装置は、前記系切り替えパケットに基づいて、前記マスタ無線基地局装置から送信されるべきパケットを損失することなく、前記配下の無線基地局装置又は前記無線基地局制御装置に前記パケットを送信することを特徴とする付記2記載の無線通信システム。
(付記4)
前記マスタ無線基地局装置は、前記通信できなくなる前に最後に送受信したパケットのタイムスタンプ情報又はFCS情報を前記系切り替えパケットに付加して、前記系切り替えパケットを送信することを特徴とする付記3記載の無線通信システム。
(付記5)
前記スレーブ無線基地局装置は、前記配下の無線基地局装置側及び前記無線基地局制御装置側のポートを遮断することを特徴とする付記3記載の無線通信システム。
(付記6)
前記マスタ無線基地局装置は、前記通信ができないとき、前記配下の無線基地局装置側及び前記無線基地局装置側のポートを遮断し、
前記スレーブ無線基地局装置は、前記系切り替えパケットを受信したとき、前記配下の無線基地局側及び前記無線基地局装置側のポートを開放することを特徴とする付記5記載の無線通信システム。
(付記7)
前記配下の無線基地局装置と前記スレーブ無線基地局装置はパケットにタイムスタンプ情報を付加して前記マスタ無線基地局装置に前記パケットを送信することを特徴とする付記2記載の無線通信システム。
(付記8)
前記スレーブ無線基地局装置は、前記タイムスタンプ情報を有する、前記配下の無線基地局装置から受信したパケットを記憶する記憶部を備え、
前記スレーブ無線基地局装置は、前記系切り替えパケットに付加された前記タイムスタンプ情報に基づいて、当該タイムスタンプ情報の次のタイムスタンプ情報を有するパケットを前記記憶部から読み出して前記無線基地局制御装置に送信することで、前記マスタ無線基地局装置から送信されるべき前記パケットを損失することなく前記無線基地局制御装置に送信することを特徴とする付記4記載の無線通信システム。
(付記9)
前記スレーブ無線基地局装置は、前記FCS値を有する、前記無線基地局制御装置から受信したパケットを記憶する記憶部を備え、
前記スレーブ無線基地局装置は、前記切り替えパケットに付加された前記FCS値に基づいて、当該FCS値の次に受信したFCS値を有する前記パケットを前記記憶部から読み出して前記配下の無線基地局装置に送信することで、前記マスタ無線基地局装置から送信されるべき前記パケットを損失することなく前記配下の無線基地局制御装置に送信することを特徴とする付記4記載の無線通信システム。
(付記10)
前記スレーブ無線基地局装置は、前記パケットの受信順に前記FCS値を記憶するテーブルを備え、
前記スレーブ無線基地局装置は、前記テーブルに基づいて、前記切り替えパケットに付加された前記FCS値の次に受信したFCS値を有するパケットを検索することで前記パケットを前記記憶部から読み出すことを特徴とする付記9記載の無線通信システム。
(付記11)
前記マスタ無線基地局装置は、前記FCS値を有するパケットを前記無線基地局制御装置から受信した順に前記FCS値を記憶するテーブルを備え、前記テーブルの情報を前記スレーブ無線基地局装置に定期的に送信することを特徴とする付記4記載の無線通信システム。
(付記12)
複数の無線基地局装置と、前記無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを有する無線通信システムにおける系切り替え方法において、
前記複数の無線基地局装置のうちいずれか一つの無線基地局装置であるマスタ無線基地局装置は、接続された前記無線基地局装置及び1対n(nは1以上の整数)で接続された配下の前記無線基地局と通信ができないとき、系切り替えパケットを生成し、
前記マスタ無線基地局装置は、前記マスタ無線基地局装置以外の前記複数の無線基地局のうちいずれか一つの無線基地局装置であるスレーブ無線基地局装置に前記系切り替えパケットを送信し、
前記スレーブ無線基地局は、系切り替えパケットに基づいて、前記マスタ無線基地局から送信されるべきパケットを損失することなく、接続された前記無線基地局制御装置及び1対nで接続された前記配下の無線基地局装置に前記パケットを送信する、
ことを特徴とする系切り替え方法。
図1は無線通信システムの構成例を示す図である。 図2は無線通信システムの他の構成例を示す図である。 図3は系切り替え時の無線通信システムの構成例を示す図である。 図4はマスタ・スレーブ無線基地局の構成例を示す図である。 図5はマスタ・スレーブ無線基地局の構成例を示す図である。 図6はIPパケットの例を示す図である。 図7(A)及び同図(B)はテーブルの例を示す図である。 図8は配下の無線基地局の構成例を示す図である。 図9は系切り替え処理の例を示すフローチャートである。 図10は同期パケットが送信されるときの無線通信システムの構成例を示す図である。 図11はテーブル同期化処理の例を示すフローチャートである。 図12は従来の無線通信システムの構成例を示す図である。 図13は従来の無線通信システムの構成例を示す図である。
符号の説明
1 無線通信システム、 10 無線基地局装置、 10‐1 マスタ無線基地局装置、 10‐2 スレーブ無線基地局装置、 10‐3〜10‐6 配下の無線基地局装置、 11‐1 パケットバッファ、 11‐3〜11‐6 個別バッファ、 12 MACレイヤスイッチ、 13 遮断タイムスタンプ判定部、 14 保守パケット処理&パケット読み出し制御部(読み出し制御部)、 15 CPU、 16 MAC DA毎FCS監視部(監視部)、 17 テーブル、 18‐1〜18‐4 DA毎個別バッファ、 50 ネットワーク側装置

Claims (5)

  1. 無線通信システムにおいて、
    複数の無線基地局装置と、
    前記各無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを備え、
    前記複数の無線基地局装置のうち、いずれか一つはマスタ無線基地局装置であり、
    前記マスタ無線基地局装置は、前記マスタ無線基地局装置以外の他の前記無線基地局装置と1対n(nは1以上の整数)で接続されるとともに、前記無線基地局制御装置と接続されることを特徴する無線通信システム。
  2. 無線通信システムにおいて、
    複数の無線基地局装置と、
    前記各無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを備え、
    前記複数の無線基地局装置のうち、いずれか一つはマスタ無線基地局装置であり、
    前記マスタ無線基地局以外の前記複数の無線基地局装置のうち、いずれか一つはスレーブ無線基地局装置であり、
    前記マスタ無線基地局装置及び前記スレーブ無線基地局装置は、前記無線基地局制御装置と接続されるとともに、前記マスタ無線基地局装置及び前記スレーブ無線基地局装置以外の配下の前記無線基地局装置と1対n(nは1以上の整数)で接続されることを特徴とする無線通信システム。
  3. 前記マスタ無線基地局装置は、前記無線基地局制御装置及び前記配下の無線基地局装置と通信ができない場合、系切り替えパケットを前記マスタ無線基地局装置に送信し、
    前記スレーブ無線基地局装置は、前記系切り替えパケットに基づいて、前記マスタ無線基地局装置から送信されるべきパケットを損失することなく、前記配下の無線基地局装置又は前記無線基地局制御装置に前記パケットを送信することを特徴とする請求項2記載の無線通信システム。
  4. 前記マスタ無線基地局装置は、前記通信できなくなる前に最後に送受信したパケットのタイムスタンプ情報又はFCS情報を前記系切り替えパケットに付加して、前記系切り替えパケットを送信することを特徴とする請求項3記載の無線通信システム。
  5. 複数の無線基地局装置と、前記無線基地局装置を制御する無線基地局制御装置とを有する無線通信システムにおける系切り替え方法において、
    前記複数の無線基地局装置のうちいずれか一つの無線基地局装置であるマスタ無線基地局装置は、接続された前記無線基地局装置及び1対n(nは1以上の整数)で接続された配下の前記無線基地局と通信ができないとき、系切り替えパケットを生成し、
    前記マスタ無線基地局装置は、前記マスタ無線基地局装置以外の前記複数の無線基地局のうちいずれか一つの無線基地局装置であるスレーブ無線基地局装置に前記系切り替えパケットを送信し、
    前記スレーブ無線基地局は、系切り替えパケットに基づいて、前記マスタ無線基地局から送信されるべきパケットを損失することなく、接続された前記無線基地局制御装置及び1対nで接続された前記配下の無線基地局装置に前記パケットを送信する、
    ことを特徴とする系切り替え方法。
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