JP2012004874A - 無線通信システムおよびセル最適化方法 - Google Patents

無線通信システムおよびセル最適化方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セル調整を実施する基地局における処理負荷を軽減可能な無線通信システムを得ること。
【解決手段】移動局4を収容する複数の基地局3、基地局3を収容するMME/GW2、および基地局3を所定の方法でグループ化してセルの最適化を行うSONサーバ1により構成された無線通信システムであって、SONサーバ1は、基地局3をグループ化する処理を実施した場合、各基地局3の処理負荷に基づき、同一グループに分類された基地局3を代表してMME/GE2と通信するマスター基地局を選定し、マスター基地局として選定された基地局3は、自局および自局と同一グループに属している他の基地局3から同一の下り信号が送信されるように、他の基地局3との間で制御情報およびユーザデータの受け渡しを行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、自律的セル調整を行う無線通信システムに関する。
IMT(International Mobile Telecommunication)やIMT−Advancedを構成するWiMAX/Advanced WiMAX、LTE/LTE−Advancedシステムでは、SON(Self-Organizing Network)の機能を使いセルの自己最適化(Self-Optimization)を実行する。
セルの自己最適化制御は、移動局や基地局からの性能情報や制御情報の統計をSONサーバ(SON Server)で取得し、これを基に決定された制御指針に従いゲートウェイや基地局の動作を制御することで実施される。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)では、非特許文献1に示すように、セル最適化を自動で行うための標準化が「Coverage and capacity optimization」として進められている。
また、この標準規格化に向けて寄書が出されており、カバレッジフォール(不感地)やセル干渉対策に向けた提案がなされている(非特許文献2参照)。非特許文献2では、移動局のハンドオーバ成功/失敗に関する情報や測定情報(自局の受信レベルや周辺セルのレベル)、移動局の位置情報等を元に、各基地局の送信電力やアンテナ角を調整することにより、各基地局のカバレッジを改善することが提案されている。
3GPP TR36.902(V9.0.0),2009-09 "Coverage optimization" 3GPP TSG RAN WG3 R3−080755 31st March−3rd April,2008
上記従来のSON技術は、マクロ基地局のためのセルの自己最適化技術となっており、アンテナ角度などを調整することでセルカバレッジの最適化を実現しようとしている。しかしながら、LTE、LTE−Advancedの導入に伴い増大することが予測される小型セル(ピコセルやフェムトセル)を構成するピコ基地局やフェムト基地局では、マクロ基地局と比較して簡単な機構によるセル調整の実現が望まれている。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、セル調整を実施する基地局における処理負荷を軽減可能な無線通信システムおよびセル最適化方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、移動局を収容する複数の基地局、基地局を収容するゲートウェイ装置、および前記基地局を所定の方法でグループ化してセルの最適化を行うSONサーバにより構成された無線通信システムであって、前記SONサーバは、前記基地局をグループ化する処理を実施した場合、各基地局の処理負荷に基づき、同一グループに分類された基地局を代表して前記ゲートウェイ装置と通信するマスター基地局を選定し、前記マスター基地局として選定された基地局は、自局および自局と同一グループに属している他の基地局から同一の下り信号が送信されるように、当該他の基地局との間で制御情報およびユーザデータの受け渡しを行うことを特徴とする。
本発明によれば、マスター基地局以外の基地局からマスター基地局に向けて伝送されるトラフィック量を低く抑えることができ、グループセル内の基地局間のトラフィック量を最適化できる。また、グループセル内におけるトラフィックの転送実施回数が低く抑えられ、転送実施に伴って処理負荷が増加するのを防止できるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1の無線通信システムの構成例を示す図である。 図2は、3GPPのLTEで規定されたサブフレームの構成例を示す図である。 図3は、実施の形態1の無線通信システムの動作例を示す図である。 図4は、実施の形態1の無線通信システムの動作例を示す図である。 図5は、実施の形態1の無線通信システムの動作例を示す図である。 図6は、実施の形態1の無線通信システムの動作例を示す図である。 図7は、実施の形態1の無線通信システムの動作例を示す図である。 図8は、マスター基地局の決定手順の処理フローを示す図である。 図9は、基地局負荷情報の一例を示す図である。 図10は、グループセルの構成例を示す図である。 図11は、基地局負荷情報の一例を示す図である。 図12は、3GPPのLTEで規定された無線フレームの構成を示す図である。 図13は、基地局負荷情報の一例を示す図である。
以下に、本発明にかかる無線通信システムおよびセル最適化方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態にかかる無線通信システムの構成例を示す図である。図示したように、本実施の形態の無線通信システムは、SONサーバ(SON Server)1、MME/GW(Mobility Management Entity/Gateway)2、複数の基地局(eNB:evolved Node B)3、および移動局(UE:User Equipment)4から構成される。
SONサーバ1は、無線伝送性能、ユーザ動線情報、基地局負荷情報およびユーザ分布情報を収集し統計するSON情報収集部11と、システム内の各基地局4をグループ化して移動グループ、干渉グループおよびCoMP(Coordinated Multipoint)グループを生成するSONグループ生成部12と、グループ化された基地局群の中からマスター基地局を選定するマスター基地局選定部13とを備える。
MME/GW2は、ユーザ移動情報およびユーザ分布情報を収集するMME/GW情報収集部21と、RAB(Radio Access Bearer)管理、高信頼データ伝送処理を行うMME/GWグループ制御部22とを備える。
各基地局3は同一構成であり、移動局にて測定された無線性能(移動局測定無線性能と呼ぶ)、基地局で測定された無線性能(基地局測定無線性能と呼ぶ)、ハンドオーバの成否を含むハンドオーバ情報、基地局の動作負荷情報、収容ユーザ数などの収容ユーザ情報等を収集する基地局情報収集部31と、移動局との無線インタフェースを通して伝送制御を行う基地局伝送制御部32と、グループセル(詳細は後述する)を構成する基地局間でコネクション情報、上り帯域要求などのアクセス情報の同期をとるための基地局グループ制御部33とを備える。なお、移動局測定無線性能および基地局測定無線性能は、基地局3と移動局4との間の無線伝送制御を通して収集される。移動局測定無線性能とは下り方向の無線通信品質であり、基地局測定無線性能とは上り方向の無線通信品質である。
移動局4は、基地局3との間で無線伝送制御を行う移動局伝送制御部41を備え、無線伝送制御を通してハンドオーバ制御情報や、受信電力情報(RSSI:Received Signal Strength Indicator,CINR:Carrier Interference Noise Ratioなどの無線性能測定結果)を基地局に通知する。
このように構成された本実施の形態の無線通信システムでは、MME/GE2のMME/GW情報収集部21で収集された情報(収集情報#1)と、基地局3の基地局情報収集部31で収集された情報(収集情報#2)をSONサーバ1に集約する。
本実施の形態の自律的セル調整を行う無線通信システムを構成するSONサーバ1は、これらのMME/GW2および基地局3から収集された情報(収集情報#1,#2)をもとに、複数の基地局3を必要に応じてグループ化して移動グループ,干渉グループ,CoMPグループを生成する。また、基地局3は、同じグループに属している他の基地局とともに1つのセルを形成する。移動グループとは、ユーザ(移動局4)の動線(移動)にあわせて複数のセルを束ねて1つのセルを形成する基地局のグループである。干渉グループとは、強いセル間干渉を作る複数のセルを束ねて1つのセルを形成する基地局のグループである。CoMPグループとは、CoMP(多地点協調)を実行する複数のセルを束ねて1つのセルを形成する基地局のグループである。以下、グループ化された各基地局のセルを束ねて形成されたセルをグループセルと呼ぶ。
図2は、3GPPのLTE(Long Term Evolution)で規定されたサブフレームの構成例を示す図である。このサブフレームは、ユーザバーストの伝送で使用する(ユーザバーストを格納する)データチャネル領域(一部、Synchronization Signalを含む)と、ユーザバーストのマッピング情報を格納するPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、フィードバック情報を伝送するPCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、およびHARQ(Hybrid ARQ)の送達確認情報を伝送するPHICH(Physical Hybrid ARQ Indicator Channel)からなる制御チャネル領域と、を含む。
本実施の形態の無線通信システムでは、グループセルを構成する基地局の中の特定の基地局がマスター基地局として動作し、図2に示した制御チャネル領域やデータチャネル領域の情報がグループ内の基地局間で同一となるようにする(グループ内の各基地局から同一の下り信号が送信されるようにする)。すなわち、SONグループ生成部12にてグループ化された基地局によって形成されたグループセルでは、移動局4がグループセル内のどのセルに移動しても同じ制御チャネル情報を取得することを可能とする。これにより、制御チャネル領域に対して干渉レスとすることに加え、ダイバーシチ効果でカバレッジエリアを拡大できる。
以下に、図3〜図7を参照しながら本実施の形態の無線通信システムの動作について説明する。図3〜図7は、本実施の形態の無線通信システムの動作例を示す図である。
<マスター基地局が生成した制御情報をグループセル内に送信する場合の動作>
図3は、グループセルを構成する複数基地局3のうちの1つをマスターとした場合の動作例を示しており、具体的には、報知情報等の基地局3のみでコントロール可能な制御情報をグループセル内の基地局間で伝送し、各基地局が無線区間へ送信する場合の動作を示している。図3では、説明の便宜上、グループ化された各基地局を基地局3a〜3dとし、それらの構成要素にもa〜dを付与して区別している。また、説明する動作に直接関係する構成要素のみを記載している。図4〜図7においても同様である。簡単化のために移動局は1つだけ記載しているが、通常は複数存在する。
図3に示した動作例においては、基地局3aがマスターとして動作する。すなわち、基地局3aの基地局伝送制御部32aがグループ内の基地局で共通の制御情報101を生成し、この制御情報101をその送信タイミングとともに基地局グループ制御部33aに通知する。また基地局伝送制御部32aは、通知した送信タイミングに従って、制御情報101をサブフレームの制御チャネル領域(図2参照)に格納して無線区間(セル内)へ送信する。
基地局伝送制御部32aから制御情報101およびその送信タイミングの情報を受け取った基地局グループ制御部33aは、グループセルを構成する他の基地局3b,3c,3dの基地局グループ制御部33b,33c,33dに対して、基地局伝送制御部32aから受け取った情報(制御情報101およびその送信タイミングの情報)を伝送する。
基地局3b,3c,3dの基地局グループ制御部33b,33c,33dは、基地局グループ制御部33aから受け取った情報を基地局伝送制御部32b,32c,32dに渡し、基地局伝送制御部32b,32c,32dは、受け取った制御情報101を、指定されたタイミング(基地局グループ制御部33aから受け取った情報が示す送信タイミング)で無線区間に送信する。
<グループセルを構成している基地局が移動局から制御情報を受信した場合の動作>
図4は、グループセルを構成している基地局が配下の移動局から制御情報を受信した場合の動作例を示す図であり、基地局3dが移動局4から制御情報を受信した場合の動作を示している。図3と同様に、基地局3aがマスター基地局であるものとする。
移動局4から送信された制御情報102を受信すると、基地局3dの基地局伝送制御部32dは、基地局グループ制御部33d経由で制御情報102をマスター基地局(基地局3a)に伝送する。
基地局3aでは、基地局3dから伝送された制御情報102を基地局グループ制御部33aが受信し、この制御情報102を基地局伝送制御部32aに渡す。基地局伝送制御部32aは、受け取った制御情報102の内容に応じた処理を実行するとともに、その応答として制御情報103を生成する。そして、この制御情報103をその送信タイミングとともに基地局グループ制御部33aに通知する。また基地局伝送制御部32aは、通知した送信タイミングに従って、制御情報103を無線区間へ送信する。
基地局伝送制御部32aから制御情報103およびその送信タイミングの情報を受け取った基地局グループ制御部33aは、制御情報103およびその送信タイミングの情報グループセルを構成する他の基地局3b,3c,3dの基地局グループ制御部33b,33c,33dへ伝送する。この情報を受け取った基地局3b,3c,3dの基地局グループ制御部33b,33c,33dは、基地局グループ制御部33aから受け取った情報を基地局伝送制御部32b,32c,32dに渡し、基地局伝送制御部32b,32c,32dは、受け取った制御情報103を、指定されたタイミング(基地局グループ制御部33aから受け取った情報が示す送信タイミング)で無線区間に送信する。
<グループセルを構成している基地局が上りデータの伝送用帯域の割り当て要求を受信した場合の動作>
図5は、グループセルを構成している基地局が、上り帯域の割り当て要求を配下の移動局から受けた場合の動作例を示す図であり、基地局3cおよび3dが移動局4からユーザデータを送信するための上り帯域要求を受信した場合の動作を示している。図3と同様に、基地局3aがマスター基地局であるものとする。
移動局4から送信された上り帯域要求104を受信した場合、基地局3dの基地局伝送制御部32dは、基地局グループ制御部33d経由で上り帯域要求104をマスター基地局(基地局3a)に伝送する。同様に、基地局3dが受信したものと同じ上り帯域要求104を受信した基地局3cの基地局伝送制御部32cは、基地局グループ制御部33c経由で上り帯域要求104を基地局3aに伝送する。
基地局3cおよび3dから上り帯域要求104を受信した基地局3aの基地局グループ制御部33aは、受信した各上り帯域要求104を基地局伝送制御部32aに渡す。基地局伝送制御部32aは、受け取った2つの上り帯域要求104を確認し、これらが1つの移動局4からの上り帯域要求104であると判断し、1つの上り帯域要求として処理する。また、自身を含むグループセル内の基地局から通知される他の移動局4の上り帯域要求の処理も行ない、各移動局4に対しての応答信号105を生成する。そして、この応答信号105をその送信タイミングとともに基地局グループ制御部33aに通知する。
その後、応答信号105およびその送信タイミングは基地局グループ制御部33aから他の基地局の基地局グループ制御部33b,33c,33dを経由して基地局伝送制御部32b,32c,32dへ伝送され、基地局伝送制御部32b,32c,32dは、基地局伝送制御部32aから指定されたタイミングで応答信号105を無線区間へ送信する。また基地局伝送制御部32aは、上記通知した送信タイミングに従って、応答信号105を無線区間へ送信する。
<グループセルを構成している移動局から上りユーザデータを受信した場合の動作>
図6は、グループセルを構成している基地局が、移動局からユーザデータを受信した場合の動作例を示す図であり、基地局3cおよび3dが移動局4からユーザデータを受信した場合の動作を示している。図3と同様に、基地局3aがマスター基地局であるものとする。
移動局4から送信されたユーザデータ106を受信した場合、基地局3dの基地局伝送制御部32dは、基地局グループ制御部33d経由でユーザデータ106をマスター基地局(基地局3a)に伝送する。同様に、基地局3dが受信したものと同じユーザデータ106を受信した基地局3cの基地局伝送制御部32cは、基地局グループ制御部33c経由で上り帯域要求104を基地局3aに伝送する。このとき、移動局4からユーザデータ106を直接受信した基地局3cおよび3dは、受信したユーザデータ106に対する送達確認処理を実施しない。
基地局3cおよび3dからユーザデータ106を受信した基地局3aの基地局グループ制御部33aは、受信した各ユーザデータ106を基地局伝送制御部32aに渡す。基地局伝送制御部32aは、受け取った2つのユーザデータ106に対する処理を行い、PDCP34aにユーザデータ106を転送するとともに、受信したユーザデータ106についての送達確認107を生成する。そして、この送達確認107をその送信タイミングとともに基地局グループ制御部33aに通知する。また基地局伝送制御部32aは、通知した送信タイミングに従って、送達確認107を無線区間へ送信する。
図1では記載を省略していたPDCP34aは、PDCP機能を提供する構成要素であり、基地局伝送制御部32aから受信したユーザデータ106をMME/GW2に転送する。また、基地局グループ制御部33aは、グループセルを構成する他の基地局3b,3c,3dの基地局グループ制御部33b,33c,33dに対して、送信すべき送達確認107とその送信タイミング(送信タイミングの情報)を伝送する。基地局3b,3c,3dの基地局グループ制御部33b,33c,33dは、基地局伝送制御部32b,32c,32dに送達確認107とその送信タイミングを渡し、基地局伝送制御部32b,32c,32dは、指定されたタイミングで送達確認107を無線区間に送信する。なお、PDCP34aを基地局伝送制御部32aに含めるようにしてもよい。
<下りユーザデータをグループセル内に送信する場合の動作>
図7は、下りユーザデータをグループセル内に送信する場合の動作例を示す図であり、移動局4が基地局3cおよび3dからユーザデータを受信する場合の動作を示している。図3と同様に、基地局3aがマスター基地局であるものとする。
MME/GW2は、マスター基地局3aに対してユーザデータ108を送信する。基地局3aにおいては、PDCP34aが、MME/GW2から送信されたユーザデータ108を受信し、基地局伝送制御部32aに送信する。基地局伝送制御部32aは、PDCP34aから受け取ったユーザデータ108とその送信タイミングを基地局グループ制御部33aに通知する。また、基地局グループ制御部33aに通知した送信タイミングに従って、ユーザデータ108を無線区間に送信する。
基地局グループ制御部33aは、グループセルを構成する他の基地局3b,3c,3dの基地局グループ制御部33b,33c,33dに対して、送信すべきユーザデータ108とその送信タイミングを伝送する。基地局3b,3c,3dの基地局グループ制御部33b,33c,33dは、基地局伝送制御部32b,32c,32dにユーザデータ108とその送信タイミングを渡し、基地局伝送制御部32b,32c,32dは、指定されたタイミングでユーザデータ108を移動局4に向けて無線区間に送信する。
ここで、複数存在する基地局のうち、どの基地局をマスターとするのが最も効率的かについて考える。図3〜図7を用いて説明した各動作では、マスター基地局3aに処理が集中し負荷が高くなる。またマスター基地局3aに上りの情報(移動局からの情報)を集約するため、基地局3a宛のトラフィック量が増える。
図3に示した動作の場合、基地局3a〜3dの中のどの基地局がマスターとなっても基地局間の処理負荷に差は生じない。すなわち、どの基地局がマスターとなった場合においても、マスター基地局とその他の基地局との間の処理負荷の差は一定である。また、基地局間のトラフィック量にも差は生じない。
また、図4に示した動作の場合、マスター基地局3aがグループセル内の全ての移動局4から送信される制御信号の処理を行うので、制御信号の処理負荷に関しては、どの基地局がマスターになっても変わらない。しかし、マスターとなる基地局3aに移動局4からの制御信号を集約することから、基地局3aが直接移動局4からの制御信号を受信する量が多い方が、グループセル内の基地局間の制御メッセージのトラフィック量を減らすことが可能となる。図5に示した動作の場合も図4に示した動作の場合と同様である。
さらに、図6の場合も、基本的には図4に示した動作の場合と同様でマスター基地局3aが移動局4からのユーザデータを直接受信するほうが、グループセル内の基地局間の上りのユーザデータのトラフィック量を減らすことが可能となる。
図7に示した動作の場合には、図3に示した動作の場合と同様に、基地局3a〜3dの中のどの基地局がマスターとなっても基地局間の処理負荷、および基地局間のトラフィック量に差は生じない。
以上より、グループセル内の基地局群のうちマスターとする基地局は、移動局4からの制御信号、および、ユーザデータを受信する量が最も多い基地局3とすることが、グループセル間のトラフィック量を削減できることになる。そのため、本実施の形態の無線通信システムにおいて、SONサーバ1のマスター基地局選定部13(図1参照)は、以下に示す手順でマスター基地局を決定する。
図8は、マスター基地局の決定手順の処理フローを示した図である。図示したように、本実施の形態の無線通信システムでは、まず、SON情報収集部11がグループセル生成トリガを検出し、SONグループ生成部12にグループセルの生成(基地局のグループ化)を指示する(ステップS1)。なお、グループセル生成トリガについては特に規定しない。どのような手法を用いてもよい。たとえば、システムで収容している移動局の数、ハンドオーバの実行回数、セル間干渉の測定結果、などに基づいてトリガ検出(グループセルの生成開始判定)を行えばよい。
次に、SONグループ生成部12が、SON情報収集部11からグループセル生成指示を受けた際に通知される生成トリガ種別(グループ生成種別:移動/干渉/CoMP)に従ってグループ化を実施し、グループ化した基地局群をマスター基地局選定部13に通知する(ステップS2)。
マスター基地局選定部13は、通知された基地局群の各基地局の負荷状態(基地局負荷情報)をSON情報収集部11から取得し(ステップS3)、取得した各基地局負荷情報に基づいてマスター基地局を選定して選定結果をSONグループ生成部12に通知する(ステップS4)。
SONグループ生成部12は、グループセルを構成する基地局群の各基地局にグループを構成する基地局とその中でマスターとなる基地局を通知してグループセルの形成を指示する(ステップS5)。
なお、図1には、マスター基地局を選定するための独立した構成要素(マスター基地局選定部13)を備える場合の例を示したが、マスター基地局の選定をSONグループ生成部12が実施するようにしてもよい。
図9は、SON情報収集部11が保持している基地局負荷情報の一例を示す図である。マスター基地局選定部13は、上記のステップS3およびS4の処理において、SONグループ生成部12から通知された基地局群の各基地局の負荷情報として図9に例示した基地局負荷情報を取得したのであれば、上り制御メッセージおよび、上りデータ処理の負荷が高いのは基地局3aであると判断し、基地局3aをマスターと選定して、グループセルを構成する各基地局3に通知する。これにより、グループセル内の基地局間のトラフィック量の最適化を行うことが可能となる。
このように、本実施の形態の無線通信システムでは、グループセルを形成する基地局の中からマスター基地局を選定する場合、SONサーバは、グループ内の各基地局の処理負荷に基づいて選定することとした。具体的には、移動局から直接受信するトラフィック量が最も多い基地局を選定することとした。これにより、マスター基地局以外の基地局からマスター基地局に向けて伝送されるトラフィック量を低く抑えることができ、グループセル内の基地局間のトラフィック量を最適化できる。また、グループセル内におけるトラフィックの転送実施回数が低く抑えられ、転送実施に伴って処理負荷が増加するのを防止できる。
なお、本実施の形態では、マスター基地局の選定をSONサーバ1のマスター基地局選定部13で行う場合について説明したが、グループ化された基地局間でお互いの負荷状況を通知し、基地局間でマスター基地局を決定するようにしてもよい。
また、各基地局における処理負荷の変動に応じてマスター基地局を適宜変更するようにしてもよい。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2の無線通信システムについて説明する。なお、システム構成については実施の形態1と同様である(図1参照)。
実施の形態1では、グループセル内の1つの基地局3をマスターとする場合について説明したが、この場合、マスター基地局の負荷が高くなる。ここで、図3にて説明した制御チャネルの報知情報など、基地局3のみでコントロール可能な制御情報(移動局からの応答を必要としない、単にセル内に報知する制御情報)の送信は、図4〜図7に示した移動局4との間で送受信する制御メッセージやユーザデータの送受信とは独立して処理することが可能である。また、実施の形態1でも示したように、基地局3のみでコントロール可能な制御情報の処理は、グループセル内のどの基地局3が実施しても、基地局間の処理負荷およびトラフィック量に差は生じない。
そのため、本実施の形態の無線通信システムでは、SONサーバ1のマスター基地局選定部13は、マスター基地局を決定する際、SON情報収集部7で保持されている基地局負荷情報を確認し、処理負荷の最も低い基地局を、制御チャネルの報知情報など、基地局のみでコントロール可能な制御情報の送信処理動作(図3に示した動作)におけるマスター基地局として選定する。また、その他の動作(図4〜図7に示した動作)におけるマスター基地局は、実施の形態1と同様に、移動局から直接受信するトラフィック量が最も多い基地局を選定する。たとえば、マスター基地局を決定する際の基地局負荷情報が図9に示したものである場合、基地局のみでコントロール可能な制御情報の送信処理動作におけるマスター基地局を基地局3bとし、その他の動作におけるマスター基地局を基地局3aとする。
このように、本実施の形態では、基地局のみでコントロール可能な制御情報の送信動作におけるマスター基地局を処理負荷の最も低い基地局に割り当てることとした。これにより、グループセル内の基地局間のトラフィック量を最適化できるとともに、1つの基地局に集中していた負荷を分散することができる。
なお、本実施の形態では、マスター基地局の選定をSONサーバ1のマスター基地局選定部13にて実施したが、グループ化された基地局間でお互いの負荷状況を通知し、基地局3のみでコントロール可能な制御情報(図3に示す制御チャネルの報知情報等)の処理を行うマスター基地局、および移動局との制御情報やユーザデータの送受信を行うマスター基地局を決めても良い。
実施の形態3.
つづいて、実施の形態3の無線通信システムについて説明する。なお、システム構成については実施の形態1と同様である(図1参照)。
実施の形態2では、基地局3のみでコントロール可能な制御情報(制御チャネルの報知情報など)の処理を行う場合のマスター基地局とその他の動作を行うマスター基地局とを異なる基地局に設定して処理負荷を分散させるようにした。しかし、基地局3のみでコントロール可能な制御情報の処理は一般的に上り制御メッセージや上りデータの処理に比べて、負荷は低く、上り制御メッセージおよび、上りデータの処理を行うマスターは基地局3aの負荷は高い。そこで、本実施の形態では、実施の形態1で示した図3〜図7の動作において、マスター基地局として複数の基地局を設定することにより負荷を分散させる場合について示す。なお、以下の説明においてはマスター基地局を2つとする場合について示すが、3つ以上としてもよい。
図10は、グループセルの構成例を示す図であり、基地局3a,3b,3c,3d,3e,3fがそれぞれ構成するセル30a,30b,30c,30d,30e,30fの6つでグループセルを構成する場合を示している。
図11は、SON情報収集部11が保持している基地局負荷情報の一例を示す図である。図11に示した基地局負荷情報によれば、基地局3aと基地局3fの負荷率が高いので、この2つの基地局が上り制御メッセージおよび上りデータの処理(図4〜図7に示した各動作)を分散して行うマスター基地局の候補となる。
図12は、3GPPのLTEで規定された無線フレームの構成を示した図である。上り・下りともに、1無線フレームは10msであり、1msのサブフレーム10個で構成されている。本実施の形態では、3GPPのLTEを例に説明する。基地局3aおよび3fがマスター基地局として動作するようにした場合、例えば、図12のサブフレーム#0からサブフレーム#4までを基地局3aがマスターとして処理し、サブフレーム#5からサブフレーム#9までを基地局3fがマスターとして処理するようにする。グループセル内の各基地局は、移動局4からの上り帯域要求をどのサブフレームで受信したかにより、2つのマスターのうち、基地局3aと3fのどちらに転送するかを判断する。
ただし、例外も認める。たとえば、基地局3fのセル30fと基地局3eのセル30eの境界付近に位置している移動局4が、基地局3aが処理することになっているサブフレーム#0から#4にて上り帯域要求を通知した場合、その上り割当要求を基地局3eと3fが受信する可能性がある。この時、通常であれば、基地局3eは基地局3aに上り帯域要求を通知する。すなわち、移動局4はマスターとなる基地局3fとデータの送受信を直接行えるにもかかわらず、基地局3aをマスターとしてデータの送受信を行うことになり、グループセル内の基地局間に無駄なトラフィックを発生させることになる。そのため、マスター基地局3fは自身の管理対象外のタイミングで、移動局4からの上り割当要求を受信した場合、自身のリソースを用いて以降のデータ送受信を管理する旨を基地局3aに通知し、基地局3eから基地局3aに通知された移動局4の上り帯域要求処理を止める。これにより、以降の基地局間の不要なユーザデータの転送を抑えることができる。
なお、複数のマスター基地局を選定する際に、同じ移動局4からの上り帯域要求を複数のマスター基地局が受信すると上記処理に矛盾が生じるため、マスター基地局選定部13は、同じ移動局4からのデータを受信することのない基地局を選定する(マスター基地局のセル同士が重なり合わないように考慮し、隣接する基地局を選定しないようにする)。マスター基地局を2局選定する場合、マスター基地局選定部13は、たとえば、処理負荷の最も高い基地局を1番目のマスター基地局として選定し、次に1番目のマスター基地局に隣接していない基地局の中で処理負荷の最も高い基地局を2番目のマスター基地局として選定する。3局以上を選定する場合、2番目のマスター基地局を選定後、選定済みの基地局いずれにも隣接していない基地局の中で処理負荷の最も高い基地局を追加選定していけばよい。
また、基地局3aと3fのどちらがどの区間でマスター基地局として動作するのかについては、マスター基地局選定部13が決定する。
以上のように、マスター基地局3aおよび3fは、他の基地局経由で自身に通知された上り帯域要求、および移動局から直接受信した上り帯域要求に対して、自身の管理対象のリソースを割当て、以降の上り制御メッセージの処理、上りデータの処理、および下りデータの処理を行い、グループセル内の基地局に送信データおよび、送信タイミングを通知する。
このように、本実施の形態の無線通信システムでは、たとえば、マスター基地局として動作する基地局を1無線フレーム内で切り替えるなど、各マスター基地局が管理するリソースを明確に分離し、マスター基地局としての処理を複数の基地局で分散して実施するようにしたので、先の実施の形態と同様にグループセル内の基地局間のトラフィック量を最適化できるとともに、上り制御メッセージおよび上りデータの処理負荷を複数の基地局に分散することができる。
なお、実施の形態2と同様に、基地局のみでコントロール可能な制御情報の処理を行う際のマスター基地局を処理負荷の最も低い基地局に設定しても良い。
また、本実施の形態では3GPPのLTEのサブフレーム単位でマスター基地局を切り替える例について示したが、サブフレーム内の周波数軸、あるいは、時間軸でリソースを分割し、それぞれのリソースを異なるマスター基地局が取り扱うように構成してもよい。また、LTEに特化するものではない。
実施の形態4.
つづいて、実施の形態4の無線通信システムについて説明する。なお、システム構成については実施の形態1と同様である(図1参照)。
図13は、SON情報収集部11が保持している基地局負荷情報の一例を示す図である。図13に示した基地局負荷情報によれば、基地局3aと基地局3dの負荷率が高いので、この2つの基地局がマスター基地局の候補となる。
ここで、グループセルの構成が図10に示したものとすると、基地局3aと基地局3dは互いに隣接するため、実施の形態3で説明した制御を適用すると、矛盾が発生する可能性がある。そのため、基地局3aと基地局3dのうち、負荷率の低い基地局3dは候補から外れ、次に負荷の高い基地局3fが候補となる。しかしこの場合には、基地局3aの負荷率は3fの2倍となっており、両者の処理負荷(負荷率)が大きく異なる。そこで、本実施の形態の無線通信システムでは、このようにマスター基地局の負荷率に差がある場合、マスター基地局選定部13が、分担するリソースを元々の負荷の比率を考慮し、負荷の高いほうにより多くのリソースを分配する。これにより、より効率的なリソースの活用が可能となる。
以上のように、本発明にかかる無線通信システムは、セル最適化を実施して複数の基地局で1つのセルを形成する機能を備えたシステムとして有用であり、特に、複数の小型基地局(ピコ基地局やフェムト基地局)で1つのセルを形成する無線通信システムに適している。
1 SONサーバ(SON Server)
2 MME/GW
3,3a,3b,3c,3d,3e,3f 基地局(eNB)
4 移動局(UE)
11 SON情報収集部
12 SONグループ生成部
13 マスター基地局選定部
21 MME/GW情報収集部
22 MME/GWグループ制御部
31 基地局情報収集部
30a,30b,30c,30d,30e,30f セル
32,32a,32b,32c,32d 基地局伝送制御部
33,33a,33b,33c,33d 基地局グループ制御部
34a PDCP
41 移動局伝送制御部

Claims (12)

  1. 移動局を収容する複数の基地局、基地局を収容するゲートウェイ装置、および前記基地局を所定の方法でグループ化してセルの最適化を行うSONサーバにより構成された無線通信システムであって、
    前記SONサーバは、前記基地局をグループ化する処理を実施した場合、各基地局の処理負荷に基づき、同一グループに分類された基地局を代表して前記ゲートウェイ装置と通信するマスター基地局を選定し、
    前記マスター基地局として選定された基地局は、自局および自局と同一グループに属している他の基地局から同一の下り信号が送信されるように、当該他の基地局との間で制御情報およびユーザデータの受け渡しを行う
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記他の基地局は、収容している移動局から制御情報およびユーザデータを前記マスター基地局へ転送する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記SONサーバは、処理負荷が最大の基地局をマスター基地局として選定する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  4. 前記SONサーバは、処理負荷が最小の基地局を第1のマスター基地局として選定し、さらに、処理負荷が最大の基地局を第2のマスター基地局として選定し、
    前記第1のマスター基地局として選定された基地局は、自局と同一グループに属している他の基地局との間で、セル内に報知する制御情報の受け渡しを行い
    前記第2のマスター基地局として選定された基地局は、自局と同一グループに属している他の基地局との間で、前記セル内に報知する制御情報以外の制御情報およびユーザデータの受け渡しを行う
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  5. 前記SONサーバは、処理負荷が最大の基地局を含む2つ以上の基地局をマスター基地局として選定し、さらに、選定した各基地局がマスター基地局として動作するそれぞれの期間を各期間が重複しないように決定し、
    前記マスター基地局として選定された各基地局は、前記SONサーバにより決定された、自局がマスター基地局として動作する期間、においてマスター基地局として動作する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信システム。
  6. 前記SONサーバは、マスター基地局を選定する場合、まず処理負荷が最大の基地局をマスター基地局として選定し、その後、マスター基地局として選定した基地局と隣接していない基地局の中で処理負荷が最大の基地局をマスター基地局として追加選択し、以降、マスター基地局として選定済みの基地局に隣接しない基地局の中で処理負荷が最大の基地局をマスター基地局として追加選択する処理をマスター基地局の選定数が所望数に達するまで繰り返す
    ことを特徴とする請求項5に記載の無線通信システム。
  7. 前記SONサーバは、選定した各基地局がマスター基地局として動作するそれぞれの期間を決定する場合、選定した各基地局の処理負荷に基づいて各期間の長さを決定する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の無線通信システム。
  8. 移動局を収容する複数の基地局、基地局を収容するゲートウェイ装置、および前記基地局を所定の方法でグループ化してセルの最適化を行うSONサーバにより構成された無線通信システムで実行するセル最適化方法であって、
    前記SONサーバが、セルの最適化処理で使用する統計情報を前記基地局およびゲートウェイ装置から収集する情報収集ステップと、
    前記SONサーバが、前記収集した統計情報に基づいて前記基地局のグループ化を行い、さらに、各基地局の処理負荷に基づき、同一グループに分類された基地局を代表して前記ゲートウェイ装置と通信するマスター基地局を選定するグループ化ステップと、
    を含み、
    前記マスター基地局として選定された基地局は、自局および自局と同一グループに属している他の基地局から同一の下り信号が送信されるように、当該他の基地局との間で制御情報およびユーザデータの受け渡しを行う
    ことを特徴とするセル最適化方法。
  9. 前記グループ化ステップでは、処理負荷が最大の基地局をマスター基地局として選定する
    ことを特徴とする請求項8に記載のセル最適化方法。
  10. 前記グループ化ステップでは、処理負荷が最小の基地局を第1のマスター基地局として選定し、さらに、処理負荷が最大の基地局を第2のマスター基地局として選定し、
    前記第1のマスター基地局として選定された基地局は、自局と同一グループに属している他の基地局との間で、前記セル内に報知する制御情報の受け渡しを行い
    前記第2のマスター基地局として選定された基地局は、自局と同一グループに属している他の基地局との間で、前記セル内に報知する制御情報以外の制御情報およびユーザデータの受け渡しを行う
    ことを特徴とする請求項8に記載のセル最適化方法。
  11. 前記グループ化ステップでは、処理負荷が最大の基地局を含む2つ以上の基地局をマスター基地局として選定し、さらに、選定した各基地局がマスター基地局として動作するそれぞれの期間を各期間が重複しないように決定し、
    前記マスター基地局として選定された各基地局は、前記グループ化ステップで決定された、自局がマスター基地局として動作する期間、においてマスター基地局として動作する
    ことを特徴とする請求項8に記載のセル最適化方法。
  12. 前記グループ化ステップでは、選定した各基地局がマスター基地局として動作するそれぞれの期間を決定する場合、選定した各基地局の処理負荷に基づいて各期間の長さを決定する
    ことを特徴とする請求項11に記載のセル最適化方法。
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