JP2010015693A - 車両用前照灯 - Google Patents

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Abstract

【課題】 車両の走行状況等に応じて自動的に配光を変化させることができるとともに、アクチュエータの故障時にも自動でロービーム照射に戻すことができる車両用前照灯を提供する。
【解決手段】 シェード機構15を、車体幅方向に延びる水平軸線Hx回りに回動し得るように構成された回動軸部材から成り、外周面の周方向に4種類のロービーム用配光パターンを生成する第1配光生成部とハイビーム用配光パターンを生成する第2配光生成部とが構成された回転シェード20と、第1回動部材32を介して回転シェード20を回動させることにより、第1配光生成部A1における複数の配光生成部を選択的に上部に配置する回転モータ30と、制御時に回転シェード20をねじりコイルバネ55の回転付勢力に抗して回動させることにより、第2配光生成部B1を上部に配置するソレノイド40と、を備えた構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、車両用前照灯に関し、特に車両の走行状況等に応じて前照灯の配光を変化させることができる可変配光機能を備えたプロジェクタ型の車両用前照灯に関する。
従来より、車両前後方向に延びる光軸上に配置された光源バルブからの光をリフレクタにより前方へ向けて光軸寄りに集光反射させ、この反射光をリフレクタの前方に設けられた投影レンズを介して灯具前方へ照射するように構成されたプロジェクタ型の灯具ユニットを備えた車両用前照灯が知られている。
この様なプロジェクタ型の灯具ユニットを使用する場合、投影レンズとリフレクタとの間にリフレクタからの反射光の一部を遮蔽可能なシェードを設けて、例えばすれ違い配光パターン等の要求される配光パターンに合わせて不要部分を遮蔽することで、所望の配光パターンの上端部にカットオフラインを形成することができる。
ところが、単一のシェードを固定した構成では、形成できる配光パターンが単一となり、例えばシェードをすれ違い配光パターン(ロービーム用配光パターン)に設定したときには、この灯具ユニットはすれ違いビーム専用としてのみ使用可能なものとなり、走行ビーム(ハイビーム用配光パターン)との切換え使用が不可能であった。
そこで、例えば特許文献1には、車幅方向に延びる水平軸線回りに回動し得るように構成された回動軸部材からなるシェード(回転シェード)を備えたプロジェクタ型の灯具ユニットが記載されている。
前記シェードは、外周面における周方向の2箇所が、左配光ロービーム用配光パターンを生成するための第1配光生成部と右配光ロービーム用配光パターンを生成するための第2配光生成部として構成されるとともに、外周面における周方向の一部に形成された凹部が、ハイビーム用配光パターンを生成するための第3配光生成部として構成されている。
そして、前記シェードを車両走行状況に応じて回動させることにより、灯具ユニットからの光照射によって形成される配光パターンを変化させ、視認性の向上を図ることができる。
特開2004−349120号公報
ところで、上記特許文献1に開示された灯具ユニットの構成では、シェードの回動を行うシェード駆動機構の駆動制御を車両走行状況に応じて自動的に行う場合、シェードをモータ等のアクチュエータで選択的に駆動させなければならない。
そこで、モータ自体や制御回路等に故障が発生してモータを駆動することができなくなった際には、シェードの回動を行うことができなくなる可能性がある。特に、走行中のハイビーム照射時にモータが故障した場合には、自動でロービーム照射に戻せないので、対向車へのグレアとなる虞があった。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、車両の走行状況等に応じて自動的に配光を変化させることができるとともに、アクチュエータの故障時にも自動でロービーム照射に戻すことで対向車へのグレアを防止することができる車両用前照灯を提供することである。
本発明の上記目的は、ランプボディとカバーで形成された灯室内に、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、前記投影レンズの後方側に配置された光源と、前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射するリフレクタと、前記投影レンズと前記光源との間に配置されて前記リフレクタからの反射光の一部及び前記光源からの直接光の一部を遮蔽して配光パターンのカットオフラインを形成するシェード機構と、を備えた車両用前照灯であって、
前記シェード機構は、
前記光軸の下方近傍において車体幅方向に延びる水平軸線に沿って配置されると共に該水平軸線回りに回動し得るように構成された回動軸部材から成り、前記回動軸部材の外周面における周方向に、少なくとも2種類のロービーム用配光パターンを生成する為の複数の配光生成部を有する第1配光生成部とハイビーム用配光パターンを生成する為の第2配光生成部とが構成された回転シェードと、
前記回転シェードを一方向へ回転付勢する弾性部材と、
前記回転シェードに対して相対回転可能に配設された第1回動部材と、
前記第1回動部材の係合部を介して前記回転シェードを回動させることにより、前記第1配光生成部における複数の配光生成部を選択的に上部に配置する第1アクチュエータと、
制御時に前記回転シェードを前記弾性部材の回転付勢力に抗して他方向へ回動させることにより、前記第2配光生成部を上部に配置する第2アクチュエータと、
を備えることを特徴とする車両用前照灯により達成される。
上記構成の車両用前照灯によれば、弾性部材により一方向へ回転付勢された回転シェードは、第1アクチュエータが第1回動部材を回動させると、弾性部材の付勢力により第1回動部材の係合部に係合した状態で一体的に回転させられる。
そこで、第1アクチュエータが第1回動部材を介して回転シェードを回動させて、その第1配光生成部における複数の配光生成部を選択的に上部に配置すれば、そのリフレクタ反射光遮蔽作用により生成されたロービーム用配光パターンを切り換えることができる。また、第2アクチュエータが制御時に回転シェードを弾性部材の回転付勢力に抗して他方向へ回動させて、その第2配光生成部を上部に配置すれば、そのリフレクタ反射光遮蔽作用の解除または大幅緩和によりハイビーム用配光パターンを生成することができる。この際、回転シェードは第1回動部材の係合部から離れて非係合状態となる。
そして、本発明の車両用前照灯は、走行中のハイビーム照射時に第2アクチュエータへの電力供給が途絶える等の故障が発生した場合、弾性部材により一方向へ回転付勢されている回転シェードが第1回動部材の係合部に係合するまで回転して戻るので、自動でロービーム照射に戻すことができる。
尚、上記構成の車両用前照灯において、前記第1アクチュエータが回転モータ、前記第2アクチュエータがソレノイドであることが望ましい。
このような構成の車両用前照灯によれば、切り換え時間を短くしたいハイ/ロービーム用配光パターンの切り換えはソレノイドで行うことができ、ロービーム用配光パターンを切り換える回転モータは動作を遅くすることができる。そこで、第1アクチュエータは回転シェードの停止位置の精度向上が可能となる。
また、上記構成の車両用前照灯において、前記ソレノイドは、増速ギア機構を介して前記回転シェードを回転駆動することが望ましい。
このような構成の車両用前照灯によれば、ロービーム用配光パターンの数が多く、ロービーム用配光パターンからハイビーム用配光パターンへ切り換える際の回転シェードの回転角度が大きい場合でも、増速ギア機構を介することでソレノイドの直線運動をそのまま回転シェードの回転運動に変換することができる。
また、上記構成の車両用前照灯において、前記第2配光生成部は、前記回動軸部材の外周面における周方向に、少なくとも2種類のハイビーム用配光パターンを生成する為の複数の配光生成部を有し、
前記シェード機構は、前記回転シェードに対して相対回転可能に配設された第2回動部材と、
制御時の前記第2アクチュエータにより回動される前記回転シェードを前記第2回動部材の係合部を介して所定位置に係止することにより、前記第2配光生成部における複数の配光生成部を選択的に上部に配置する第3アクチュエータと、を備えることが望ましい。
このような構成の車両用前照灯によれば、第3アクチュエータが制御時の第2アクチュエータにより回動される回転シェードを第2回動部材の係合部を介して所定位置に係止して、その第2配光生成部における複数の配光生成部を選択的に上部に配置すれば、そのリフレクタ反射光遮蔽作用の解除または大幅緩和により生成されたハイビーム用配光パターンを切り換えることができる。
以上に説明した本発明の車両用前照灯によれば、車両の走行状況等に応じて自動的に配光を変化させることができるとともに、アクチュエータの故障時にも自動でロービーム照射に戻すことで対向車へのグレアを防止することができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施形態に係る車両用前照灯を詳細に説明する。
図1乃至図5は本発明の一実施形態に係る車両用前照灯を示したもので、図1は本発明の一実施形態に係る車両用前照灯の概略縦断面図、図2は図1の車両用前照灯における灯具ユニットのA−A線に沿う断面図、図3は図2に示したシェード機構の正面図、図4及び図5は図3に示したシェード機構の要部分解斜視図である。
本実施形態の車両用前照灯1は、素通し状の透明カバー(カバー)2とランプボディ3とで区画形成された灯室4内に、灯具ユニット5が収容されている。
灯具ユニット5は、エイミングスクリュウ6a及びエイミングナット6bとで構成されるエイミング機構6を介して、ランプボディ3に支持されている。エイミング機構6は、エイミングナット6bによる締め付けを調整することで灯具ユニット5の取付位置及び取付角度を微調整するための機構で、エイミング調整した段階では、灯具ユニット5の光軸Axは、車両前後方向に対して0.5〜0.6度程度下向きの方向に延びるようになっている。
灯具ユニット5は、プロジェクタ型の灯具ユニットであり、車両前後方向に延びる光軸Ax上に配置された投影レンズ8と、バルブ軸を光軸Axに一致させて投影レンズ8の後方側焦点Fよりも後方に配置された放電バルブやハロゲンバルブ等の光源バルブ(光源)10と、この光源バルブ10が挿入固定されて光源バルブ10から放射された光L1,L2を前方に向けて光軸Ax寄りに反射させるリフレクタ13と、後方側焦点F近傍において光軸Ax近傍に上端縁が位置するように配置されてリフレクタ13からの反射光の一部及び光源バルブ10からの直接光の一部を遮蔽して配光パターンのカットオフラインを形成するシェード機構15と、投影レンズ8とリフレクタ13の前端開口縁との間に介在して両者の連結手段となる略円筒状のホルダ17とを備えている。
本実施形態において、ホルダ17には、補助シェード37が一体形成されている。この補助シェード37は、ホルダ内空間の上部に位置する上部補助シェード37aと、ホルダ内空間の下部側で、光軸Axよりも低い位置に設けられた下部補助シェード37bとで構成されている。
この補助シェード37は、シェード機構15の下方を通過しようとするリフレクタ反射光を遮蔽するとともに、投影レンズ8に入射しようとする迷走光を遮蔽するようになっている。
投影レンズ8は、前方側表面が凸面で後方側表面が平面の平凸レンズからなり、その後方側焦点Fを含む焦点面上の像を反転像として前方へ投影するようになっている。
本実施形態の場合、光源バルブ10は、放電により発光する発光部10aをバルブ軸(中心軸)上に有するメタルハライドバルブであって、バルブ軸を前記光軸Axに一致させた状態で、光軸Axの後方から前記リフレクタ13に挿入固定されている。
リフレクタ13は、図2に示すように、発光部10aを通る光軸Axを中心軸とする略楕円球面状の反射面13aを有している。
この反射面13aは、光軸Axを含む断面形状が発光部10aの中心位置を第1焦点(F1)とすると共に投影レンズ8の後方側焦点F近傍を第2焦点とする略楕円形に設定されており、発光部10aからの光を前方へ向けて光軸Ax寄りに集光反射させるようになっている。また、この反射面13aの離心率は、鉛直断面から水平断面へ向けて徐々に大きくなるように設定されている。
本実施形態のシェード機構15は、図3〜図5に示すように、光軸Axの下方近傍において車体幅方向に延びる水平軸線Hxに沿って配置されると共に該水平軸線Hx回りに回動し得るように構成された回動軸部材から成る回転シェード20と、回転シェード20を一方向へ回転付勢する弾性部材としてのねじりコイルバネ55と、回転シェード20に対して相対回転可能に配設された第1回動部材32と、第1回動部材32の係合部33を介して回転シェード20を回動させることにより、第1配光生成部A1における複数の配光生成部α1,α2,α3,α4を選択的に上部に配置する第1アクチュエータとしての回転モータ30と、制御時に回転シェード20をねじりコイルバネ55の回転付勢力に抗して他方向へ回動させることにより、第2配光生成部B1を上部に配置する第2アクチュエータとしてのソレノイド40と、を備える。
回転シェード20は、水平軸線Hx上に配置された支軸21a,21bを両端に有する略半円筒状の金属部材から成る。この回転シェード20は、その外周面20Aが水平軸線Hxに関して略中心角180度の角度範囲にわたって形成されると共に、残りの略中心角180度の角度範囲が凹部20Bとして形成されている。
回転シェード20の一端側に突設された支軸21aは、回転モータ30のモータ軸に連結された第1回動部材32の軸受部32aに相対回転可能に支持されている。また、第1回動部材32は、対向する回転シェード20の端部に形成された係止部22に係合する係合部33を有しており、該係合部33が係止部22に係合することによって第1回動部材32と回転シェード20との相対回転が規制される(図4参照)。
回転シェード20の他端側に突設された支軸21bは、ホルダ17に回動可能に支持されており、その基端部には平ギア51が設けられている。また、回転シェード20の他端側には、ねじりコイルバネ55が巻装されるバネ取付部20bと、ねじりコイルバネ55の一端55aを係止する係止孔20aとが設けられている(図5参照)。尚、ねじりコイルバネ55の他端55bは、図示しないホルダ17の係止部に係止される。
本実施形態の第1アクチュエータは、ステップモータ等の回転モータ30から成り、第1回動部材32の係合部33を介して回転シェード20を回動させる。本実施形態の第2アクチュエータはソレノイド40であり、増速ギア機構50を介して回転シェード20を回転駆動する。
そして、これら回転モータ30及びソレノイド40は、図示しないコントロールユニットにより車両走行状況或いはビーム切換えスイッチ操作に応じて駆動制御されるようになっている。
増速ギア機構50は、回転シェード20の他端側に一体に設けられた平ギア51と、支軸53cを介してホルダ17に揺動自在に支持された扇形ギア53とを備える。扇形ギア53は、一端側のギア歯53aが平ギア51に歯合するとともに、他端側の係合部53bがソレノイド40の可動鉄心41に形成された係止部41aに係合する。
そして、増速ギア機構50は、ソレノイド40の可動鉄心41に係合する係合部53bがギア歯53aよりも揺動中心となる支軸53cに近くなるように構成されているので、ソレノイドの直線運動をそのまま回転角度が大きい回転シェード20の回転運動に変換することができる。
図6に示すように、回転シェード20の外周面20Aは、その周方向に関して4つのロービーム用配光パターンを生成する為の配光生成部α1,α2,α3,α4を有する第1配光生成部A1として構成されている。
第1配光生成部A1における配光生成部α1,α2,α3,α4は、それぞれ外周面20Aの所定角度領域において水平軸線Hxから外周面20Aまでの径方向距離が変化する所定の外面形状を有している。更に、水平軸線Hxから回転シェード20の外周面20Aまでの径方向距離は、回転シェード20の右半分と左半分とで互いに異なる値に設定されている。なお、本実施形態において、「右」・「左」の方向は、車両前方を向いた状態における方向である。
即ち、本実施形態の場合、回転シェード20の第1配光生成部A1は、配光生成部α1が右配光モータウェイ用配光パターンPMRを生成し、配光生成部α2が右配光すれ違い用配光パターンPRを生成し、配光生成部α3が左配光すれ違い用配光パターンPLを生成し、配光生成部α4が左配光モータウェイ用配光パターンPMLを生成するように構成されている(図10参照)。尚、これら配光生成部α1,α2,α3,α4の各境界領域には、配光パターンを切り換える際の過渡的な配光パターンを生成するための配光切換え部を構成することもできる。
更に、回転シェード20において外周面20Aが形成されていない凹部20Bは、ハイビーム用配光パターンPHを生成する為の第2配光生成部B1として構成されている。
本実施形態の車両用前照灯1において、ねじりコイルバネ55により一方向(図6中時計周り方向)へ回転付勢された回転シェード20は、回転モータ30が第1回動部材32を回動させると、ねじりコイルバネ55の付勢力により第1回動部材32の係合部33に係止部22が係合した状態で一体的に回転させられるようになっている。
そして、回転モータ30が第1回動部材32を介して回転シェード20を回動させて、その第1配光生成部A1における複数の配光生成部α1,α2,α3,α4を選択的に上部に配置すれば、そのリフレクタ反射光遮蔽作用により生成されたロービーム用配光パターンを切り換えることができる。この際、回転シェード20の平ギア51に歯合している扇形ギア53を介してソレノイド40の可動鉄心41が移動されるが、非制御時のソレノイド40は大きな抵抗となることがないので、回転シェード20の回転に支障をきたすことはない。
例えば、図6(a)に示すように、第1配光生成部A1の配光生成部α1が水平軸線Hxの上方に位置するように回転モータ30の回動制御が行われると、投影レンズ8の後方側焦点Fの焦平面に配光生成部α1が配置される。すると、リフレクタ13の反射面13aからの反射光の一部が遮蔽され、投影レンズ8から前方へ出射する上向き光の大半が除去されることとなる。
図10(a)は、このとき車両用前照灯1から前方へ照射される光により、路面上に形成される配光パターン例を示す図と、灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターン例を透視的に示す図である。
同図に示すように、この配光パターンは、上端部にカットオフラインCMRを有する右配光モータウェイ用配光パターンPMRであって、対向車線側に対して自車線側が一段高くなってH−H線よりもやや上方において水平方向に延びる段違い水平カットオフラインとして形成されている。
また、図6(b)に示すように、第1配光生成部A1の配光生成部α2が水平軸線Hxの上方に位置するように回転モータ30の回動制御が行われると、投影レンズ8の後方側焦点Fの焦平面に配光生成部α2が配置される。すると、リフレクタ13の反射面13aからの反射光の一部が遮蔽され、投影レンズ8から前方へ出射する上向き光の大半が除去されることとなる。
図10(b)は、このとき車両用前照灯1から前方へ照射される光により、路面上に形成される配光パターン例を示す図と、灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターン例を透視的に示す図である。
同図に示すように、この配光パターンは、上端部にカットオフラインCPRを有する右配光すれ違い用配光パターンPRであって、対向車線側に対して自車線側が一段高くなってH−H線に沿う段違い水平カットオフラインとして形成されている。
また、図6(c)に示すように、第1配光生成部A1の配光生成部α3が水平軸線Hxの上方に位置するように回転モータ30の回動制御が行われると、投影レンズ8の後方側焦点Fの焦平面に配光生成部α3が配置される。すると、リフレクタ13の反射面13aからの反射光の一部が遮蔽され、投影レンズ8から前方へ出射する上向き光の大半が除去されることとなる。
図10(c)は、このとき車両用前照灯1から前方へ照射される光により、路面上に形成される配光パターン例を示す図と、灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターン例を透視的に示す図である。
同図に示すように、この配光パターンは、上端部にカットオフラインCPLを有する左配光すれ違い用配光パターンPLであって、対向車線側に対して自車線側が一段高くなってH−H線に沿う段違い水平カットオフラインとして形成されている。
また、図6(d)に示すように、第1配光生成部A1の配光生成部α4が水平軸線Hxの上方に位置するように回転モータ30の回動制御が行われると、投影レンズ8の後方側焦点Fの焦平面に配光生成部α4が配置される。すると、リフレクタ13の反射面13aからの反射光の一部が遮蔽され、投影レンズ8から前方へ出射する上向き光の大半が除去されることとなる。
図10(d)は、このとき車両用前照灯1から前方へ照射される光により、路面上に形成される配光パターン例を示す図と、灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターン例を透視的に示す図である。
同図に示すように、この配光パターンは、上端部にカットオフラインCMLを有する左配光モータウェイ用配光パターンPMLであって、対向車線側に対して自車線側が一段高くなってH−H線よりもやや上方において水平方向に延びる段違い水平カットオフラインとして形成されている。
一方、本実施形態の車両用前照灯1において、ねじりコイルバネ55により一方向(図7中時計周り方向)へ回転付勢された回転シェード20は、増速ギア機構50を介して制御時のソレノイド40により他方向(図7中反時計周り方向)へ回動させられるようになっている。
そして、図7に示すように、ソレノイド40が増速ギア機構50を介して回転シェード20を直接回動させて、その第2配光生成部B1を上部に配置すれば、そのリフレクタ反射光遮蔽作用の解除によりハイビーム用配光パターンPHを生成することができる。この際、回転シェード20の係止部22は、第1回動部材32の係合部33から離れて非係合状態となる。
図6(e)に示すように、第2配光生成部B1における凹部20Bの周方向中心部が水平軸線Hxの上方に位置するようにソレノイド40の駆動制御が行われると、投影レンズ8の後方側焦点Fの焦平面に凹部20Bが配置される。すると、リフレクタ13の反射面13aからの反射光は、回転シェード20によってほとんど遮蔽されることなく投影レンズ8に入射することとなる。
図10(e)は、このとき車両用前照灯1から前方へ照射される光により、路面上に形成される配光パターン例を示す図と、灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターン例を透視的に示す図である。
同図に示すように、この配光パターンは、H−H線の上方にも大きく広がるハイビーム用配光パターンPHである。
この様に、本実施形態の車両用前照灯1によれば、図示しないコントロールユニットにより車両走行状況或いはビーム切換えスイッチ操作に応じて回転モータ30及びソレノイド40を駆動制御し、回転シェード20を車両走行状況に応じて回動させることにより、灯具ユニット5からの光照射によって形成される配光パターンを変化させ、視認性の向上を図ることができる。
また、本実施形態の車両用前照灯1は、走行中のハイビーム照射時にソレノイド40への電力供給が途絶える等の故障が発生した場合、ねじりコイルバネ55により一方向へ回転付勢されている回転シェード20は第1回動部材32の係合部33に係止部22が係合するまで回転して戻るので、自動でロービーム照射に戻すことができる。
従って、車両用前照灯1は、車両の走行状況等に応じて自動的に配光を変化させることができるとともに、アクチュエータの故障時にも自動でロービーム照射に戻すことで対向車へのグレアを防止することができる。
更に、本実施形態の車両用前照灯1は、第1アクチュエータが回転モータ30、第2アクチュエータがソレノイド40で構成されている。
そこで、切り換え時間を短くしたいハイ/ロービーム用配光パターンの切り換えはソレノイド40で行うことができ、ロービーム用配光パターンを切り換える回転モータ30は動作を遅くすることができる。そこで、第1アクチュエータである回転モータ30は回転シェード20の停止位置の精度向上が可能となる。
図8及び図9は本発明の他の実施形態に係る車両用前照灯を示したもので、図8は本発明の他の実施形態に係る車両用前照灯のシェード機構を示す概略平面図、図9は図8に示した回転シェードを説明するための横断面図である。尚、本実施形態の車両用前照灯は、上記実施形態の車両用前照灯1におけるシェード機構15に代えてシェード機構65を用いた以外は、略同様の構成であるので、他の構成部分については詳細な説明を省略する。また、シェード機構65についても、シェード機構15と同様の構成部材については同符号を付して詳細な説明を省略する。
図8に示すように、本実施形態のシェード機構65は、光軸Axの下方近傍において車体幅方向に延びる水平軸線Hxに沿って配置されると共に該水平軸線Hx回りに回動し得るように構成された回動軸部材から成る回転シェード70と、回転シェード70を一方向へ回転付勢するねじりコイルバネ55と、回転シェード70に対して相対回転可能に配設された第1回動部材32と、第1回動部材32の係合部33を介して回転シェード70を回動させることにより、第1配光生成部A1における複数の配光生成部α1,α2,α3,α4を選択的に上部に配置する回転モータ30と、回転シェード70に対して相対回転可能に配設された第2回動部材82と、制御時のソレノイド40により回動される回転シェード70を第2回動部材82の係合部83を介して所定位置に係止することにより、第2配光生成部B1における複数の配光生成部β1,β2を選択的に上部に配置する第3アクチュエータとしての回転モータ80と、を備える。
回転シェード70は、水平軸線Hx上に配置された支軸71a,71bを両端に有する略半円筒状の金属部材から成る。この回転シェード70は、その外周面70Aが水平軸線Hxに関して略中心角220度の角度範囲にわたって形成されると共に、残りの略中心角140度の角度範囲が凹部70Bとして形成されている。
回転シェード70の他端側に突設された支軸71bは、ホルダ17に回動可能に支持されており、ホルダ17を貫通したその先端部には連結部材73が設けられている。連結部材73には、第2回動部材82の係合部83に係合する係止部72が形成されており、該係止部72が係合部83に係合することによって第2回動部材82と回転シェード70との相対回転が規制される。
図9に示すように、回転シェード70の外周面70Aは、その周方向に関して4つのロービーム用配光パターンを生成する為の配光生成部α1,α2,α3,α4を有する第1配光生成部A1と、第1のハイビーム用配光パターンを生成する為の配光生成部β1を有する第2配光生成部B1の一部として構成されている。
第1配光生成部A1における配光生成部α1,α2,α3,α4及び第2配光生成部B1における配光生成部β1は、それぞれ外周面70Aの所定角度領域において水平軸線Hxから外周面70Aまでの径方向距離が変化する所定の外面形状を有している。更に、水平軸線Hxから回転シェード70の外周面70Aまでの径方向距離は、回転シェード70の右半分と左半分とで互いに異なる値に設定されている。
更に、回転シェード70において外周面70Aが形成されていない凹部70Bは、第2のハイビーム用配光パターンを生成する為の第2配光生成部B1における配光生成部β2として構成されている。
即ち、本実施形態の場合、回転シェード70の第1配光生成部A1は、配光生成部α1が右配光モータウェイ用配光パターンPMRを生成し、配光生成部α2が右配光すれ違い用配光パターンPRを生成し、配光生成部α3が左配光すれ違い用配光パターンPLを生成し、配光生成部α4が左配光モータウェイ用配光パターンPMLを生成し、配光生成部β1が右配光ハイビーム用配光パターンPHRを生成し、配光生成部β2がハイビーム用配光パターンPHを生成するように構成されている。尚、これら配光生成部α1,α2,α3,α4,β1の各境界領域には、配光パターンを切り換える際の過渡的な配光パターンを生成するための配光切換え部を構成することもできる。
本実施形態の第3アクチュエータは、ステップモータ等の回転モータ80から成り、第2回動部材82を回動させる。第2回動部材82の係合部83は、制御時のソレノイド40により回動される回転シェード70を所定位置に係止する。そして、これら回転モータ30、ソレノイド40及び回転モータ80は、図示しないコントロールユニットにより車両走行状況或いはビーム切換えスイッチ操作に応じて駆動制御されるようになっている。
そして、回転モータ30が第1回動部材32を介して回転シェード70を回動させて、その第1配光生成部A1における複数の配光生成部α1,α2,α3,α4を選択的に上部に配置すれば、そのリフレクタ反射光遮蔽作用により生成されたロービーム用配光パターンを切り換えることができる。
例えば、図9(a)に示すように、第1配光生成部A1の配光生成部α1が水平軸線Hxの上方に位置するように回転モータ30の回動制御が行われると、投影レンズ8の後方側焦点Fの焦平面に配光生成部α1が配置される。すると、リフレクタ13の反射面13aからの反射光の一部が遮蔽され、投影レンズ8から前方へ出射する上向き光の大半が除去されることとなる。そこで、図10(a)に示したように、上端部にカットオフラインCMRを有する右配光モータウェイ用配光パターンPMRが形成される。
また、図9(b)に示すように、第1配光生成部A1の配光生成部α2が水平軸線Hxの上方に位置するように回転モータ30の回動制御が行われると、投影レンズ8の後方側焦点Fの焦平面に配光生成部α2が配置される。すると、リフレクタ13の反射面13aからの反射光の一部が遮蔽され、投影レンズ8から前方へ出射する上向き光の大半が除去されることとなる。そこで、図10(b)に示したように、上端部にカットオフラインCPRを有する右配光すれ違い用配光パターンPRが形成される。
また、図9(c)に示すように、第1配光生成部A1の配光生成部α3が水平軸線Hxの上方に位置するように回転モータ30の回動制御が行われると、投影レンズ8の後方側焦点Fの焦平面に配光生成部α3が配置される。すると、リフレクタ13の反射面13aからの反射光の一部が遮蔽され、投影レンズ8から前方へ出射する上向き光の大半が除去されることとなる。そこで、図10(c)に示したように、上端部にカットオフラインCPLを有する左配光すれ違い用配光パターンPLが形成される。
また、図9(d)に示すように、第1配光生成部A1の配光生成部α4が水平軸線Hxの上方に位置するように回転モータ30の回動制御が行われると、投影レンズ8の後方側焦点Fの焦平面に配光生成部α4が配置される。すると、リフレクタ13の反射面13aからの反射光の一部が遮蔽され、投影レンズ8から前方へ出射する上向き光の大半が除去されることとなる。そこで、図10(d)に示したように、上端部にカットオフラインCMLを有する左配光モータウェイ用配光パターンPMLが形成される。
一方、ねじりコイルバネ55により一方向へ回転付勢された回転シェード70は、増速ギア機構50を介して制御時のソレノイド40により他方向へ回動させられるようになっている。
更に、回転モータ80は、第2回動部材82を回動し、回転シェード70の係止部72に係合する係合部83を複数の所定位置に移動させることができる。そして、ソレノイド40が増速ギア機構50を介して回転シェード70を直接回動させると、回転シェード70は第2回動部材82の係合部83を介して所定回転位置に係止される。
そこで、回転モータ80が第2回動部材82の係合部83を適宜所定位置に移動させることで、ソレノイド40に回動された回転シェード70は、第2配光生成部B1における複数の配光生成部β1,β2が選択的に上部に配置される。即ち、回転モータ80及びソレノイド40を適宜駆動制御すれば、回転シェード70のリフレクタ反射光遮蔽作用の解除または大幅緩和により生成されたハイビーム用配光パターンを切り換えることができる。
例えば、図9(e)に示すように、回転モータ80により第2回動部材82の係合部83が右配光ハイビーム用配光パターンを形成する為の位置に移動された状態で、ソレノイド40の駆動制御が行われると、投影レンズ8の後方側焦点Fの焦平面に配光生成部β1が配置される。すると、リフレクタ13の反射面13aからの反射光の一部が遮蔽され、投影レンズ8から前方へ出射する対向車線側の上向き光の大半が除去されることとなる。
図10(f)は、このとき車両用前照灯から前方へ照射される光により、路面上に形成される配光パターン例を示す図と、灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターン例を透視的に示す図である。
同図に示すように、この配光パターンは、自車線側のH−H線の上方に大きく広がる右配光ハイビーム用配光パターンPHRである。
また、図9(f)に示すように、回転モータ80により第2回動部材82の係合部83がハイビーム用配光パターンを形成する為の位置に移動された状態で、ソレノイド40の駆動制御が行われると、投影レンズ8の後方側焦点Fの焦平面に配光生成部β2が配置される。すると、リフレクタ13の反射面13aからの反射光は、回転シェード70によってほとんど遮蔽されることなく投影レンズ8に入射することとなる。そこで、図10(e)に示したように、H−H線の上方にも大きく広がるハイビーム用配光パターンPHを生成することができる。
この様に、本実施形態のシェード機構65を備えた車両用前照灯によれば、図示しないコントロールユニットにより車両走行状況或いはビーム切換えスイッチ操作に応じて回転モータ30,ソレノイド40及び回転モータ80を駆動制御し、回転シェード70を車両走行状況に応じて回動させることにより、灯具ユニット5からの光照射によって形成される配光パターンを変化させ、視認性の向上を図ることができる。
また、本実施形態の車両用前照灯でも、走行中のハイビーム照射時にソレノイド40への電力供給が途絶える等の故障が発生した場合、ねじりコイルバネ55により一方向へ回転付勢されている回転シェード70は第1回動部材32の係合部33に係止部22が係合するまで回転して戻るので、自動でロービーム照射に戻すことができる。
なお、上記実施形態では、第2回動部材82を回動させる為の第3アクチュエータとして回転モータ30とは別の回転モータ80を新たに設けたが、第1回動部材32を回動させる為の第1アクチュエータを二軸出力として第2回動部材82を回動させることにより、一つの回転モータを第1アクチュエータ及び第3アクチュエータとして兼用することもできる。
また、上記実施形態では、4つのロービーム用配光パターンと2つのハイビーム用配光パターンを切り換える構成としたが、回転シェードの切り換え数は、上記実施形態に限定するものではない。即ち、本発明の前照灯を装備する車両の用途、走行環境等を考慮して、要求される配光パターン種に応じて、回転シェードの外周面に形成される配光生成部の数を設定すれば良い。
また、上記実施形態における回転シェード、弾性部材、第1及び第2回動部材、第1〜第3アクチュエータ並びにシェード機構などの具体的な構成も、上記実施形態に限定するものではない。必要とされる回転動作が得られるなら、適宜に設計変更可能である。
本発明の一実施形態に係る車両用前照灯の概略縦断面図である。 図1の車両用前照灯における灯具ユニットのA−A線に沿う断面図である。 図2に示したシェード機構の正面図である。 図3に示したシェード機構の要部分解斜視図である。 図3に示したシェード機構の要部分解斜視図である。 図3に示した回転シェードを説明するための横断面図である。 図3に示した第2アクチュエータを説明するための要部側面図である。 本発明の他の実施形態に係る車両用前照灯のシェード機構を示す概略平面図である。 図8に示した回転シェードを説明するための横断面図である。 車両用前照灯から前方へ照射される光により、路面上に形成される配光パターン例を示す図と、灯具前方25mの位置に配置された仮想鉛直スクリーン上に形成される配光パターン例を透視的に示す図である。
符号の説明
1 車両用前照灯
2 透明カバー(カバー)
3 ランプボディ
5 灯具ユニット
8 投影レンズ
10 光源バルブ(光源)
10a 発光部
13 リフレクタ
15 シェード機構
17 ホルダ
20 回転シェード
20A 外周面
20B 凹部
30 回転モータ(第1アクチュエータ)
32 第1回動部材
33 係合部
40 ソレノイド(第2アクチュエータ)
50 増速ギア機構
55 ねじりコイルバネ(弾性部材)
α1,α2,α3,α4 配光生成部
A1 第1配光生成部
B1 第2配光生成部

Claims (4)

  1. ランプボディとカバーで形成された灯室内に、車両前後方向に延びる光軸上に配置された投影レンズと、前記投影レンズの後方側に配置された光源と、前記光源からの光を前方に向けて前記光軸寄りに反射するリフレクタと、前記投影レンズと前記光源との間に配置されて前記リフレクタからの反射光の一部及び前記光源からの直接光の一部を遮蔽して配光パターンのカットオフラインを形成するシェード機構と、を備えた車両用前照灯であって、
    前記シェード機構は、
    前記光軸の下方近傍において車体幅方向に延びる水平軸線に沿って配置されると共に該水平軸線回りに回動し得るように構成された回動軸部材から成り、前記回動軸部材の外周面における周方向に、少なくとも2種類のロービーム用配光パターンを生成する為の複数の配光生成部を有する第1配光生成部とハイビーム用配光パターンを生成する為の第2配光生成部とが構成された回転シェードと、
    前記回転シェードを一方向へ回転付勢する弾性部材と、
    前記回転シェードに対して相対回転可能に配設された第1回動部材と、
    前記第1回動部材の係合部を介して前記回転シェードを回動させることにより、前記第1配光生成部における複数の配光生成部を選択的に上部に配置する第1アクチュエータと、
    制御時に前記回転シェードを前記弾性部材の回転付勢力に抗して他方向へ回動させることにより、前記第2配光生成部を上部に配置する第2アクチュエータと、
    を備えることを特徴とする車両用前照灯。
  2. 前記第1アクチュエータが回転モータ、前記第2アクチュエータがソレノイドであることを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯。
  3. 前記ソレノイドは、増速ギア機構を介して前記回転シェードを回転駆動することを特徴とする請求項2に記載の車両用前照灯。
  4. 前記第2配光生成部は、前記回動軸部材の外周面における周方向に、少なくとも2種類のハイビーム用配光パターンを生成する為の複数の配光生成部を有し、
    前記シェード機構は、前記回転シェードに対して相対回転可能に配設された第2回動部材と、
    制御時の前記第2アクチュエータにより回動される前記回転シェードを前記第2回動部材の係合部を介して所定位置に係止することにより、前記第2配光生成部における複数の配光生成部を選択的に上部に配置する第3アクチュエータと、を備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の車両用前照灯。
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