JP2010009417A - 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP2010009417A
JP2010009417A JP2008169446A JP2008169446A JP2010009417A JP 2010009417 A JP2010009417 A JP 2010009417A JP 2008169446 A JP2008169446 A JP 2008169446A JP 2008169446 A JP2008169446 A JP 2008169446A JP 2010009417 A JP2010009417 A JP 2010009417A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
images
frequency
camera
viewpoint
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008169446A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4513906B2 (ja
Inventor
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Tetsushi Kokubo
哲志 小久保
Kenji Tanaka
健司 田中
Hitoshi Mukai
仁志 向井
Takafumi Hibi
啓文 日比
Kazumasa Tanaka
和政 田中
Hiroyuki Morizaki
裕之 森崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2008169446A priority Critical patent/JP4513906B2/ja
Priority to US12/490,672 priority patent/US8189960B2/en
Priority to EP09163844A priority patent/EP2138976A2/en
Priority to CN2009101505727A priority patent/CN101616237B/zh
Priority to KR1020090058293A priority patent/KR20100002231A/ko
Publication of JP2010009417A publication Critical patent/JP2010009417A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4513906B2 publication Critical patent/JP4513906B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4053Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting based on super-resolution, i.e. the output image resolution being higher than the sensor resolution
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T3/00Geometric image transformations in the plane of the image
    • G06T3/40Scaling of whole images or parts thereof, e.g. expanding or contracting
    • G06T3/4038Image mosaicing, e.g. composing plane images from plane sub-images
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/698Control of cameras or camera modules for achieving an enlarged field of view, e.g. panoramic image capture
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/222Studio circuitry; Studio devices; Studio equipment
    • H04N5/262Studio circuits, e.g. for mixing, switching-over, change of character of image, other special effects ; Cameras specially adapted for the electronic generation of special effects
    • H04N5/265Mixing

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Editing Of Facsimile Originals (AREA)

Abstract

【課題】大画面に投影される画像の解像度を高めること。
【解決手段】第1の画像5と第2の画像6a〜6cを受け取り、第1の画像に対する第2の画像の座標位置及び第1のカメラの撮像方向に対する第2のカメラの撮像方向の差を演算する撮像情報演算部11と、座標位置に基づいて、第2の画像の座標位置に対応する第1の画像の一部をズームして低域画像7を生成するズーム変換部12と、第1のカメラの撮像方向に対する第2のカメラの撮像方向の差に基づいて、第2のカメラの視点を第1のカメラの視点に合わせて変換した視点変換画像を生成し、視点変換画像のずれを演算する視点変換部13と、第2の画像から所定の周波数帯域以上の周波数成分からなる高域画像を取り出し、低域画像7に対する視点変換画像のずれをなくすように合成画像を生成する画像合成部14を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、広画角で撮像された画像をスクリーンに投影する場合に適用して好適な画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体に関する。
従来、風景等を広画角で撮像するため、例えば、パノラマ撮像方式、複数台のカメラを複数の場所に設置したマルチカメラによる撮像方式、高解像度の静止画に低解像度の動画を合わせる撮像方式、複数の焦点を有するカメラを用いたマルチ焦点撮像方式などが用いられていた。以下、各撮像方式について簡単に説明する。
パノラマ撮像方式では、複数台のカメラで撮像した画像をつなぎ合わせて、広域の画像を生成する。パノラマ撮像方式には、複数のカメラが1カ所の同じ場所で被写体を撮像するため、つなぎ合わせた画像に境界がない視点一致方式と、複数のカメラが別々の場所で被写体を撮像するため、つなぎ合わせた画像に境界が生じる視点不一致方式が存在する。
視点一致方式の場合、つなぎ合わせる前の各画像の周縁部は、カメラに取り付けられるレンズの特性等によって歪んでしまう。画像の歪みは、つなぎ合わせた画像が劣化する要因となる。歪んだ画像をそのままスクリーンに投影すると、スクリーンの端の画像に生じる歪みがさらに目立ってしまう。また、隣り合うカメラ毎に撮像した画像の境界付近には、隣り合う画像が重なる共通部分が生じる。ここで、図27を参照して隣り合う画像の共通部分について説明する。
図27は、各カメラの撮像方向が一点に交わるようにして配置されたカメラを用いて撮像する方式の例である。
この方式では、仮想焦点102を基準とした撮像方向の延長線上に3台のカメラ101a〜101cが配置される。なお、撮像方向は、各カメラの光軸に一致する。そして、複数の光軸が交わる点を仮想的な「カメラアレイ(複数台のカメラ)の視点」とする。複数のカメラで撮像した画像を合成する場合、「カメラアレイの視点」と、「各カメラの視点」の2つの視点について留意しなければならない。ここで、「各カメラの視点」を一致させる方式は2種類あり、これらの方式を「視点一致方式」とも称している。第1の方式としては、物理的に1枚のレンズでリレー光学系を用いて撮影する方式がある。第2の方式としては、隣り合う画像が重なる共通部分を一切持たないで、各カメラが各画角を担当して撮影する方式がある。これら2種類の視点一致方式以外の方式を用いて「各カメラの視点」を一致させようとしても、カメラ毎にレンズの大きさが異なるため困難となる。
図27の説明に戻ると、カメラ101a〜101cは、同一の画角で遠景103,近景105に位置する被写体を撮像する。そして、カメラ101a〜101cは、前側焦点面104上に焦点を合わせる。このとき、遠景103には、隣り合うカメラ101aとカメラ101bで撮像箇所が重なる共通部分103aが存在する。同様に、遠景103には、隣り合うカメラ101bとカメラ101cで撮像箇所が重なる共通部分103bが存在する。また、前側焦点面104には、隣り合うカメラ101aと101bの撮像箇所が重なる共通部分104aが存在する。同様に、前側焦点面104には、隣り合うカメラ101bとカメラ101cで撮像箇所が重なる共通部分104bが存在する。
カメラ101a〜101cで撮像した画像は、共通部分103a,103b,104a,104bを画素毎に色味を混ぜ合わせる。しかし、複数のカメラの視点が不一致であると、各カメラから被写体までの物体距離が変わる。ある特定の焦点面(本例では、前側焦点面104の面)で撮像された複数の画像をなめらかにつなげるが、カメラから被写体までの物体距離が異なると(本例では、遠景103と近景105が混ざった状態)と画像のつなぎ目に違和感が生じやすい(「近景割れ」とも称される。)。このため、複数の画像の共通部分を混ぜ合わせても、画像を高解像度に保つことは難しい。
近景割れについては、例えば特許文献1に記載されている。
特許文献1は、高品位表現及び低品位表現で学習させた品位向上関数を用いて、画像データ、ビデオデータ及び音声データの品位を向上させる技術について開示されている。
他方、視点不一致方式では、同じ解像度、色味の画像が得られるカメラを複数の場所に配置して被写体を撮像する。カメラ毎の個体差は、ズーム率の違い等によって現れるため、個体差の影響を排除することでカメラの性能を均一化する。このとき、仮想的に特性が均一化されたカメラを用いて被写体を撮像するために、カメラ毎に得られる画像を様々な手段でキャリブレーションしている。
特許文献2には、低解像度で動画を撮像する動画撮像部と高解像度で静止画を撮像する静止画撮像部を一体化し、所望のシャッタチャンスで高画質の画像を得る画像撮像装置について開示されている。
特許文献3には、第1の画像データ列(低解像度かつ高フレームレートの画像データ列)と第2の画像データ列(高解像度かつ低フレームレートの画像データ列)が同一の範囲となるように撮像する技術について開示されている。これら2つの画像データ列を統合して画像処理を行なうと、高解像度かつ高フレームレートな画像が得られる。
特許文献2及び3に開示された方式では、カメラ毎に時間と解像度を分担する。例えば、1台のカメラが狭い範囲を長時間かけて撮像すると、得られる画像の解像度は高い。一方、他のカメラが広い範囲を短時間で撮像すると、得られる画像の解像度は低い。このように、撮像時間と解像度はトレードオフの関係となる。そして、各カメラが設置される位置(視点位置)を共通として、狭い範囲と広い範囲を撮像するカメラを別にして各画像を合成すると、広い範囲でありながら高い解像度で撮像された画像が得られるため、時間と解像度のトレードオフの関係が解消される。
複数の画像を合成する場合、以下のような画像処理装置110が用いられる。
図28は、従来の画像処理装置110の構成例を示すものである。
画像処理装置110は、狭い画角で被写体を撮像する第1のカメラが生成する高解像度画像121を入力とし、所定の周波数帯域以下の低域画像122を抽出する低域抽出部(LPF:Low Pass Filter)111を備える。図28では、各処理ブロックとともに、高解像度画像121と低域画像122について、横軸を周波数、縦軸を周波数のゲインとしたヒストグラムを併記する。
また、画像処理装置110は、入力された高解像度画像121と低域画像122から、低域画像122に対する高解像度画像121の対応関係を学習する学習部112と、各種のパラメータを設定するパラメータ設定部113を備える。そして、画像処理装置110は、不図示の第2のカメラで撮像された広画角で低解像度の画像123に対して、パラメータ設定部113から供給された高解像度画像121を重ね合わせ合成画像124を生成するマッピング部114を備える。マッピング部114は、合成画像124を外部の出力装置に出力する。
図29は、画像処理装置110が行う従来の画像処理の例を示す。
始めに、低域抽出部111は、広画角で撮像された低解像度の画像123の低域まで狭画角で撮像された高解像度画像121の帯域を落として、低域画像122を抽出する(ステップS101)。次に、学習部112は、高解像度画像121と、低域抽出部111で抽出された低域画像122の間で学習を行い、パラメータ設定部113は、パラメータを求める(ステップS102)。
マッピング部114は、パラメータ設定部113で設定されたパラメータを用いて、広画角で低解像度の画像123の対応する位置に、高解像度画像121を重ね合わせるマッピングを行う(ステップS103)。低解像度の画像123に高解像度画像121がマッピングされた画像が合成画像として出力される。
特許文献4には、多焦点で撮像する技術について開示されている。この技術は、遠景と近景のいずれにも焦点が合った画像を得ることを目的としている。そして、複数台のカメラが有するレンズは、遠景に焦点を合わせる外側のレンズと、近景に焦点を合わせる中心のレンズを含む構成としている。
特開2005−522108号公報 特開平7−143439号公報 特開2005−318548号公報 特開平9−139878号公報
ところで、特許文献1に記載される技術では、隣り合う画像が重なる共通部分の幅を可変にして近景割れに対処するが、カメラの撮像範囲内に複数の物体が存在したり、上下左右に複数のカメラが配置されたりすると、画像をなめらかにつなげない。
DRC(Digital Reality Creation:登録商標)のように、様々な処理で劣化した低解像度の画像であっても高解像度の画像に変換する処理が存在する。しかし、DRCを使っても、得られる高解像度の帯域には限度があるため、例えば、画像を拡大すると画素毎に粗が目立ってしまう。
また、特許文献2及び3に記載された技術は、MPEG(Moving Picture Experts Group)に用いられるIピクチャ、Pピクチャの構造に基づく処理である。Iピクチャは高解像度の画像であり、Pピクチャは被写体の動きに関する情報が含まれる。この技術では、高解像度の画像を撮像するカメラと、動き情報を算出するカメラの分担が固定されるため、解像度を高めることは容易でない。このため、画像の解像度は、静止画を撮像するカメラに設けられる固体撮像素子(例えば、CMOS:Complementary Metal Oxide Semiconductor、CCD:Charge Coupled Device)の解像度より高めることができない。
また、特許文献4に記載される技術において、各レンズは遠景と近景に合わせた焦点を分担して撮像を行っているが、多数のカメラに共通する焦点がない。このため、カメラ毎に焦点がずれやすく、つなぎ合わせた画像に違和感が生じやすい。
本発明はこのような状況に鑑みて成されたものであり、複数のカメラで撮像された複数の画像をつなぎ合わせて広い範囲の合成画像を得る場合に、各画像の周縁部に違和感を生じさせないようにしながら合成画像を高解像度にすることを目的とする。
本発明は、第1の画角で所定の範囲を撮像する第1のカメラが生成した第1の画像を取得すると共に、第1の画角より狭い第2の画角で所定の範囲の一部を撮像する複数の第2のカメラが生成した、第1の画像より高解像度である複数の第2の画像を取得し、第1の画像に対する第2の画像の座標位置及び第1のカメラの撮像方向に対する第2のカメラの撮像方向の差を撮像情報として演算する。
撮像方向の差に基づいて、複数の第2の画像を、第2のカメラの視点を第1のカメラの視点に合わせて変換した視点変換画像を生成し、第1の画像及び視点変換画像をマッチングして、第1の画像に対する視点変換画像の位相のずれを演算する。
第2の画像から所定の周波数帯域以上の周波数成分からなる高域画像を取り出し、第1の画像に対する視点変換画像のずれをなくすように、第1の画像に対応する座標位置に高域画像を貼り合わせて合成画像を生成する。
このような構成により、広い範囲でありながら各画像の周縁部に違和感を生じさせない高解像度の合成画像が得られる。
本発明によれば、広い範囲でありながら各画像の周縁部に違和感を生じさせない高解像度の合成画像が得られるため、大画面に合成画像が表示されても、画像の繋ぎ目がなめらかになるという効果がある。
以下、本発明の一実施の形態例について、図1〜図25を参照して説明する。本実施の形態例では、本発明の画像処理装置10を用いて、広い範囲の撮像領域でありながら高解像度の合成画像を生成する画像処理システム1に適用した例について説明する。
<画像処理システム1の構成例>
図1は、本例の画像処理システム1の構成例を示す。
画像処理システム1は、第1の画角で所定の範囲を撮像し、第1の画像5を生成する第1のカメラ2と、第1の画角に比べて狭い第2の画角で所定の範囲の一部を撮像し、第2の画像6a〜6cを生成する第2のカメラ3a〜3cを備える。第1の画像5と第2の画像6a〜6cは、複数の画像を合成して広い範囲でありながら高解像度の画像を生成する画像処理装置10に供給される。画像処理装置10が生成した合成画像は、プロジェクタ装置等からなる表示装置20に出力される。表示装置20は、入力された合成画像30をスクリーンに投影する。
第1のカメラ2と第2のカメラ3a〜3cには、高解像度カメラやHD(High Definition)カメラ等が用いられる。これらのカメラにはそれぞれ個体差が存在しており、個体差を調整するキャリブレーションを行うと非常にコストがかかる。しかし、本例では、第1のカメラ2の視点、色味、輝度、フォーカスを基準とする「共通情報」に基づいて、第2のカメラ3a〜3cのキャリブレーションを行うことで、低コストかつ容易にカメラ毎の個体差を調整している。第2のカメラ3a〜3cの個体差は、「個別情報」として別途管理する。また、本例の画像処理装置10は、各カメラが撮像する領域毎の輝度分布によるが、例えば、8ビットの階調で撮像できる第1のカメラ2、第2のカメラ3a〜3cを用いて、10ビットの階調を持つ画像を作成できる。
<画像処理装置10の内部構成例>
図2は、画像処理装置10の内部構成例を示す。
画像処理装置10は、第1のカメラ2から入力された第1の画像5と、第2のカメラ3a〜3cから入力された第2の画像6a〜6cを取得する撮像情報演算部11を備える。撮像情報演算部11は、第1の画像5に対する第2の画像6a〜6cの座標位置を演算する。また、撮像情報演算部11は、第2の画像6a〜6cに基づいて、第1のカメラ2の撮像方向に対する第2のカメラ3a〜3cの撮像方向の差を演算する。これら座標位置と撮像方向の差を「撮像情報」と称する。
また、画像処理装置10は、撮像情報演算部11で演算された座標位置に基づいて、第2の画像6a〜6cの座標位置に対応する第1の画像5の一部をズームして低域画像7を生成するズーム変換部12を備える。
また、画像処理装置10は、撮像情報演算部11で演算された撮像方向の差に基づいて、第2のカメラ3a〜3cの視点を第1のカメラ2の視点に合わせて変換した視点変換画像を生成する視点変換部13を備える。ここで、各カメラの「視点」は、撮像方向上にある。通常、第1のカメラ2の撮像方向に対して、所定の角度を有する撮像方向上に第2のカメラ3a〜3cが設置される。そして、第1のカメラ2の撮像方向と第2のカメラ3a〜3cの撮像方向が一致した点を、仮想的に各カメラで一致する視点とすることができる。このとき、視点変換部13は、各カメラで一致した視点で撮像される理想的な画像を視点変換画像として生成する。そして、視点変換部13は、低域画像7と視点変換画像をマッチングして、低域画像7に対する視点変換画像の位相のずれを演算する。
また、画像処理装置10は、低域画像7に対応する座標位置に、所定の周波数帯域以上の周波数成分からなる高域画像9a〜9cを貼り合わせる画像合成部14を備える。このとき、画像合成部14は、第2の画像6a〜6cから抽出した高域画像9a〜9cを用いて、低域画像7に対する視点変換画像のずれをなくすように、低域画像7に対応する座標位置に高域画像9a〜9cを貼り合わせ、合成画像を生成する。
視点変換部13は、第2の画像6a〜6cから所定の周波数帯域未満の周波数成分を分離して、低域画像8a〜8cを生成する帯域分離部15を備える。低域画像8a〜8cは、低域画像7に帯域を合わせた画像である。帯域分離部15は、所定の周波数帯域未満の画像を生成するローパスフィルタとして機能する。この視点変換部13は、ズーム変換部12から供給される低域画像7に対応する座標位置で低域画像8a〜8cをマッチングするマッチング部16を備える。また、視点変換部13は、マッチング部16でマッチングされた低域画像7に対する低域画像8a〜8cの位相のずれを補償ベクトルとして演算し、画像合成部14に補償ベクトルを供給する補償ベクトル演算部17を備える。
画像合成部14は、第2の画像6a〜6cの周波数成分から帯域分離部15で分離された低域画像8a〜8cの周波数成分を減じて高域画像9a〜9cを生成する減算部18を備える。この高域画像9a〜9cは、所定の周波数帯域以上の周波数成分からなる画像である。また、画像合成部14は、補償ベクトル演算部17から供給された補償ベクトルに基づいて画像の位相のずれを補正して、低域画像7の対応する位置に高域画像9a〜9cをマッピングした合成画像を生成するマッピング部19を備える。マッピング部19で生成された合成画像は、表示装置20(図1参照)に出力される。
ここで、各処理ブロックの動作例について説明する。
まず、撮像情報演算部11は、第1の画像5と第2の画像6a〜6cに含まれる周波数成分に基づいて画像間の相関を計測する。ここで、「相関」とは、第1の画像5に対する第2の画像6a〜6cの位置関係を表す。そして、撮像情報演算部11は、第1の画像5に対する第2の画像6a〜6cの座標位置を求める。また、第1のカメラ2の撮像方向に対する第2のカメラ3a〜3cの撮像方向を求める。第1の画像5のうち、第2の画像6a〜6cに対応する画素領域に画角を合わせ、第1の画像5の一部をズームするためのズーム率を求める。撮像情報演算部11は、求めたズーム率をズーム変換部12と帯域分離部15に供給する。
このとき、撮像情報演算部11は、第2の画像6a〜6cが第1の画像5に含まれる範囲のうち、どの部分を拡大した画像であるかをマッチングして求める。マッチングを行うと、第2のカメラ3a〜3cから被写体までの距離に応じて、第2の画像6a〜6cの位相が第1の画像5の位相とずれる。本例では、DRC等の技術を用いて、第2のカメラ3a〜3cであっても、第1のカメラ2の視点で撮像されたように高解像度な画像を取得することが可能となる。
また、第1の画像5に対する第2の画像6a〜6cの座標とズーム率を求めるためには、例えば、非特許文献(An FFT-Based Technique for Translation, Rotation, Scale-Invariant Image Registration, IEEE Transaction on Image Processing vol5 no8 August1996)に記されたフーリエ変換と位相相関を用いた技術を用いればよい。この結果、撮像情報演算部11は、座標値とズーム率を取得できる。
ズーム変換部12は、撮像情報演算部11から供給される座標位置とズーム率に基づいて、第2の画像6a〜6cに対応する第1の画像5の画素領域をズーム変換した低域画像7を生成する。
帯域分離部15は、撮像情報演算部11から供給されるズーム率に基づいて、第2の画像6a〜6cをズームする。このズーム率は可変であり、第2の画像6a〜6c毎に異なる値となる。また、帯域分離部15は、ズーム率に基づいて第2の画像6a〜6cにどれだけのローパスフィルタをかければ、生成される低域画像8a〜8cと第1の画像5の周波数帯域が一致するか分かる。例えば、撮像情報演算部11から供給されたズーム率に基づいて第1の画像5の一部をズームして低域画像7を生成する場合を想定する。
撮像情報演算部11は、始めに第2の画像6a〜6cの画枠が第1の画像5のどこに位置するかという情報を求める(後述の図18参照)。この情報から、撮像情報演算部11は、例えば第2の画像6a〜6cのズーム率が第1の画像5の8倍であることが分かる。つまり、ズーム率が縦横8倍であれば、帯域分離部15は、ズーム率の逆数である値(1/8)を第2の画像6a〜6cの周波数成分に乗じたローパスフィルタを施す。この結果、第2の画像6a〜6cは、帯域が1/8とされた低域画像8a〜8cとなる。なお、第2の画像6a〜6cや32×32のブロック毎に求めた最高の周波数値(又は平均の周波数値)を、ローパスフィルタを施す基準となる帯域としてもよい。
マッチング部16は、低域画像7と低域画像8a〜8cをマッチングする。このとき、マッチングされる低域画像7は、低域画像8a〜8c毎に異なる。本例では、画素毎に32×32(ピクセル)のブロックマッチングを行う。
そして、補償ベクトル演算部17は、マッチング部16で行ったブロックマッチングから補償ベクトルを演算する。この結果、第2のカメラ3a〜3cの視点を、第1のカメラ2の視点に合わせることができる。
補償ベクトル演算部17は、低域画像7と低域画像8a〜8cの画像に含まれる周波数成分の位相のずれを補償ベクトルとして算出する。この補償ベクトルが求まると、低域画像7に含まれる被写体に対する低域画像8a〜8cの被写体のずれが判明する。
減算部18は、第2の画像6a〜6cから低域画像8a〜8cをそれぞれ減ずる。この結果、高域成分のみからなる高域画像9a〜9cが得られる。
マッピング部19は、補償ベクトル演算部17で演算された補償ベクトルに基づいて、低域画像7に対する高域画像9a〜9cのずれを補正しながら、高域画像9a〜9cを低域画像7の対応する座標位置にマッピングする。このマッピングによって、第1の画像5の低域成分と第2の画像6a〜6cの高域成分を混ぜることができる。そして、第1の画像5に含まれる色成分を利用しながら、輝度成分の高域のみをマッチングすると合成画像の色が劣化しない。そして、マッピング部19は、生成した合成画像を表示装置20に出力する。
本例の画像処理装置10は、カメラ毎に得意な属性を融通し合う処理を行う。ここで、解像度が低く視点が基準となる第1のカメラ2で撮像された第1の画像5と、解像度が高いが基準となる視点に対して視差が存在する第2のカメラ3aで撮像された第2の画像6aを想定する。この場合に、第1のカメラ2に視点を合わせた状態でありながら、高い解像度の画像を生成する処理を行う。この処理によって、第2の画像6aの解像度が高いという属性と、第1のカメラ2の視点を基準とする属性を包含した合成画像が得られる。
同様に、第1のカメラ2と第2のカメラ3aで共通する輝度を設定した上で、解像度が低い第1の画像5と、輝度(カメラ個体差)がずれていて、解像度が高い第2の画像6aを想定する。この場合、他のカメラ(第2のカメラ3b,3c)と共通の輝度でありながら、解像度が高い画像を出力画像として生成できる。
図3は、第1の画像5と第2の画像6aの輝度ヒストグラムを用いた輝度分布の例を示す。
第1の画像5の輝度は、輝度ヒストグラム31として示される。輝度ヒストグラム31には、第1の画像5全体の輝度分布32と、第2の画像6aが撮像する範囲の輝度分布33が示される。第2の画像6a全体の輝度は、輝度ヒストグラム35として示される。輝度分布33,36はスケールが異なるものの同じ輝度分布を表している。
輝度ヒストグラム31に示すように、第1のカメラ2だけでは、高輝度な被写体であったり、ダイナミックレンジが広い被写体であったりすると、階調不足により撮像できない部分が生じる場合がある。図3の例では、輝度分布32における輝度値の中間付近では、輝度分布36に比べて輝度が不足している。このため、第2のカメラ3a〜3cで撮像したが画像6a〜6cを第1の画像5に重ねると、本来被写体が有する輝度を再現できる。そして、詳細な輝度情報が得られるため、第1のカメラ2より多ビットで画像を表示装置に表示できたり、画像を調整できたりすることが可能となる。
図4は、ズーム率の変化による画角の例である。
図4において、第1のカメラ2と第2のカメラ3a〜3cの配置は、図1と同様である。例えば、被写体を詳しく見るときは、第2のカメラ3bをズームし、他の第2のカメラ3a,3cをズームアウトしてもよい。そして、第1のカメラ2で広範囲を撮像している範囲内で動く物体を見つけた場合に、第2のカメラ3bをズームしてこの物体を撮像できる。このため、カメラ毎にズーム率を変えられることが必要となる。
また、第1のカメラ2が撮像した広い範囲の画像から、部分的に低解像度の画像を得られるため、第2のカメラ3a〜3cの撮像範囲が連続していないときは、撮像範囲の隙間に第1のカメラ2で撮像した第1の画像5を埋めて合成画像を生成できる。また、ある被写体を重点的に撮像する場合、第2のカメラ3a〜3cのズーム率を変える。この被写体を検出するためには、撮像した画像にハイパスフィルタをかけて高周波成分からなる画像を得る。この画像において、細かい模様等が含まれる領域には、多くの高周波成分が含まれる。その後、多くの高周波成分が含まれる領域を撮像するように、ズーム率、画枠を変えることによって、細かい模様等が含まれる領域を解像度を高めて撮像することが可能となる。
本例では、第1のカメラ2で撮像した画像を画像合成時の基準とするため、第1のカメラ2のズーム率は変えない。このため、第1のカメラ2の画角は変わらない。
一方、第2のカメラ3a〜3cは、それぞれズーム率を変えた画角は、元のズーム率における画角に比べて狭くなる。このため、元のズーム率で撮像可能であった領域22に比べて、ズーム率の変化後の領域21は狭くなるが、より高解像度の画像が得られる。
そして、マッチング部16は、少なくとも色、輝度及び焦点のいずれかに関する情報を、低域画像7に対する低域画像8a〜8cの画素毎の特徴量が定まるパラメータとして求める。このように、パラメータを用いて第2のカメラ3a〜3cの特性を変えることで、互いのカメラで撮像した画像に不足する情報を補える。このとき補う情報を「パラメータ」と称する。パラメータには、解像度、輝度、焦点、ホワイトバランス、視点等がある。以下、このパラメータについて説明する。
(1)解像度の場合
第2のカメラ3a〜3cは、ズーム率を変えることで、撮像領域毎に解像度を自由に変えて撮像できる。
(2)視点の場合
第2のカメラ3a〜3cは、対象となる被写体に合わせて視点を自由に変えて撮像できる。
(3)ホワイトバランス(色味)の場合
第2のカメラ3a〜3cは、被写体の色彩に合わせて撮像領域毎にホワイトバランスを自由に変えて撮像できる。
(4)輝度の場合
第2のカメラ3a〜3cは、オートゲインなどを用いて撮像領域毎に輝度を自由に変えて撮像できる。
(5)フォーカスの場合
第2のカメラ3a〜3cは、被写体までの距離に応じて撮像領域毎に焦点を自由に変えて撮像できる。
第2のカメラ3a〜3cは、ズーム率によって撮像領域毎に解像度と輝度を変える。そして、被写体までの距離に応じて撮像領域毎に焦点を変え、撮像した画像の色彩に合わせて撮像領域毎にホワイトバランスを変え、被写体に対する視点を変える。
図5は、共通情報と個別情報の例を示す。
本例では、第1のカメラ2のパラメータに関する情報を「共通情報」としている。共通情報とは第1のカメラ2と第2のカメラ3a〜3cの全体で基準となる情報であり、主に、第1のカメラ2に対する第2のカメラ3a〜3cの差を示す。この共通情報を用いると、各カメラで撮像した複数の画像を繋ぐときにカメラ毎の個体差、視差等の影響を除くことができる。ただし、共通情報は広範囲を撮像して得られる情報であるため解像度は非常に低くなる。
一方、共通情報に対する第2のカメラ3a〜3cのパラメータに関する情報を「個別情報」としている。個別情報とは、カメラアレイ全体の共通情報と異なるが情報の質(解像度の分解能、輝度の分解能、色味の分解能、フォーカスが合う場所等)が高い情報である。上記のとおり、共通情報とは、個別情報とは逆に解像度などの情報の質は高いものの、カメラ間の個体差を考慮していない情報である。そして、共通情報と個別情報は、複数台のカメラに関する情報であるため、撮像情報演算部11によって管理される。共通情報に対する個別情報の差を求めることで、第1のカメラ2に対する第2のカメラ3a〜3cのパラメータの変化量が判明する。そして、判明したパラメータの変化量は、画像合成部14が画像を合成する際に、画像のずれや色味の補正等を行うために用いられる。
図5(a)は、共通情報と個別情報の管理の仕方の例を示す。
本例では、第1のカメラ2の視点と第1の画像5の色味を基準として、第2の画像6a〜6cを重ねる。第1のカメラ2の画角は広いため、第1の画像5は低解像度である。一方、第2のカメラ3a〜3cは、画角が狭く、第1の画像5の一部をズームして撮像するため、第2の画像6a〜6cは高解像度である。
第1のカメラ2の視点、色味、輝度、フォーカスは、第1の画像5に第2の画像6a〜6cを重ねる際の基準となる共通情報として用いられる。また、第2のカメラ3a〜3cの色味、輝度、フォーカスは、カメラ毎に特性が異なる。
図5(b)は、共通情報と個別情報の両方を用いて生成する情報の例を示す。
個別情報は、第1のカメラ2に第2のカメラ3a〜3cの特性を合わせるために用いられる解像度、視点、色味、輝度、フォーカスに関する情報である。
本例において、第2のカメラ3a〜3cと同じ高解像度の画像を得ることを目的とする。また、第1のカメラ2が設置された位置を一つの視点とした場合に、第2のカメラ3a〜3cが設置された位置を第1のカメラ2の視点に一致させる。そして、低解像度の第1の画像5に比べて、第2の画像6a〜6cは詳細な色情報を有する。また、低輝度の輝度情報しか持たない第1の画像5に比べて、第2の画像6a〜6cは高輝度の輝度情報を持つ。また、第2のカメラ3a〜3cは、被写体が含まれる撮像領域毎にフォーカスを合わせる。
従来、狭い画角で被写体を撮像するカメラを複数台並べて、画像をつなぎ合わせた場合、各カメラの視点が一致していないため、画像のつなぎ目に違和感が生じていた。本例では、第1のカメラ2と第2のカメラ3a〜3cを用意し、共通情報と個別情報に分けて被写体を撮像する。共通情報と個別情報には、解像度、視点、色味、輝度、フォーカスの情報が含まれる。共通情報と個別情報を用いると、各カメラの特性を生かした画像が得られる。
図6は、合成画像の作成処理の例を示すメインフローチャートである。
始めに、画像処理装置10は、第1のカメラ2から第1の画像5を取得し、第2のカメラ3a〜3cから第2の画像6a〜6cを取得する(ステップS1)。
次に、画像処理装置10は、第1の画像5と第2の画像6a〜6cに基づいて、合成画像を作成する(ステップS2)。そして、画像処理装置10は、ユーザによって撮像終了命令がされたか否かを判断する(ステップS3)。
撮像終了命令は、不図示のリモートコントロール装置や、画像処理装置の操作ボタンによって行われる。撮像終了命令がされた場合、画像処理装置10は、合成画像の作成処理を終了する。一方、撮像終了命令がされていない場合、画像処理装置10は、引き続き合成画像の作成処理を続ける。
図7は、合成画像の作成処理の例を示すフローチャートである。
始めに、画像処理装置10は、第1のカメラ2から第1の画像5を取得し、第2のカメラ3a〜3cから第2の画像6a〜6cを取得する(ステップS11)。
次に、撮像情報演算部11は、第1の画像5に第2の画像6a〜6cをマッチングして、第1のカメラ2の視点と、第1の画像5に対する第2の画像6a〜6cの座標、第2の画像6a〜6cに対する第1の画像5の一部のズーム率を求める(ステップS12)。このとき、撮像情報演算部11は、上述した位相相関等の技術を用いて座標を求める。
次に、ズーム変換部12は、求めた座標、ズーム率に応じて、第2の画像6a〜6cが撮像した部分が含まれる第1の画像5の一部をズームし、低域画像7を生成する(ステップS13)。一方、帯域分離部15は、求めた座標、ズーム率に応じて、第2の画像6a〜6cの低域成分を分離して低域画像8a〜8cを生成する(ステップS14)。
次に、補償ベクトル演算部17は、低域画像7と低域画像8a〜8cをマッチングし、補償ベクトルを求める(ステップS15)。そして、減算部18は、第2の画像6a〜6cから低域成分(低域画像8a〜8c)を除去した高域画像9a〜9cを求める(ステップS16)。
次に、マッピング部19は、低域画像7に対して、高域画像9a〜9cを補償ベクトルに応じてマッチングし、低域画像7に高域画像9a〜9cを加えて合成画像を生成する(ステップS17)。
ところで、画素毎の補償ベクトルに応じて画素を移動させる場合、単に線形写像を利用しても合成画像が得られない。このため、本例の画像処理装置10は、「非線形な画素演算」を行うことで合成画像を得る。また、低域画像7の対応する画素毎に、高域画像9a〜9cの画素を足し合わせることを、「低域と高域の画素を混ぜ合わせる」と称する。なお、「画素を足し合わせる」とは、輝度値を足し合わせることを指す。補償ベクトルの精度が悪い場合、高解像度の画像を低域画像にそのまま貼り付けると画像のずれが大きくなり、合成画像に違和感が生じやすい。しかし、広い範囲を撮像した低域画像7を基準として用いることで、演算された補償ベクトルが乱れても合成画像に違和感が生じにくくなる。
ここで、「線形写像」とは加算、乗算で線形性が保たれることを指す。線形写像は、逆変換を施すことによって、一度変換された画像が変換前の画像に戻ることが特徴として挙げられる。アフィン変換のように、画像全体を一定のパラメータで変換する演算が、線形写像に該当する。
本例の画像処理装置10では、カメラと物体の距離に応じて、物体の移動量が変わる。このため、2つ以上の物体間でオクルージョンが生じた際、アフィン変換のように1つのパラメータだけを用いて画像変換することはできない。さらに、画素毎、もしくはブロック毎に補償ベクトルの値を任意に変化させる必要があるため、非線形に画像変換を行うことになる。また、オクルージョンが生じた物体Aの視差を解消するため、物体Aの画像に物体Bの画像を上書きすると、物体Aの画像(画素)が消えてしまう。このため、単に逆変換を施しても元の画像(例えば、物体A)に戻せない。
そして、複数の物体毎、ブロック毎、画素毎など、画像の構成要素によって補償ベクトルが変化すると、線形写像を用いて画像変換するだけでは適当な合成画像が得られない。そこで、本例の画像処理装置10は、低解像度の第1の画像5に対して、高解像度の第2の画像6a〜6cの高域成分の輝度値を加算することで合成画像を得る(後述する図11参照)。ただし、第2の画像6aの輝度値と、第2の画像6aの低域成分の輝度値を任意の倍率で、第1の画像5の輝度値に乗じて合成画像の輝度値を求めてもよい。なお、「輝度値」とは、1画素の輝度を表し、後述する輝度グラフに画素毎の輝度値を表現することが可能である。また、「輝度値」は、「画素値」とも称される場合がある。
ここで、各画像の輝度値と、複数の輝度値の足し合わせの例について、図8〜図14を参照して説明する。以下の輝度グラフにおいて、横軸を第1の画像5または第2の画像6aにおける水平ライン上の画素の座標を示すX座標、縦軸を輝度とする。所定の間隔で示される破線はX座標上で隣り合う画素毎の間隔を示す。なお、第2の画像6b,6cについても、同様に輝度グラフを求め、第1の画像5に貼り付けるが、ここでは第2の画像6aについてのみ説明する。
図8は、画像処理装置10で作成する合成画像で、目標輝度値で示される輝度グラフの例である。画像処理装置10は、画像合成処理を行って第1の画像5のように広い領域が含まれながら、高解像度である画像の輝度を目標輝度値としている。この目標輝度値は、撮像した画像から直接得ることはできないものの、生成された合成画像から求めることが可能である。
始めに、被写体として、暗い物体Aと明るい物体BがX座標上に隣接して配置されている場合について検討する。画像処理装置10で作成する合成画像の目標輝度値は、図8のヒストグラムで表される。輝度グラフの下方には、物体A,Bが実際に映っている状態を単純化して示している。図9より、物体A,Bの境界は明瞭であり、コントラスト比が高いため、輝度グラフは、物体Aが含まれる座標位置で低く、物体Bが含まれる座標位置で高くなることが分かる。そして、物体A,Bの境界付近では、輝度値が急激に高くなる。
図9は、第1の画像5の輝度グラフの例である。
図9では、第1の画像5の輝度グラフを実線で示し、目標輝度値の輝度グラフを破線で示す。第1の画像5は低解像度であるため、物体A,Bの境界は不明瞭である。このため、第1の画像5の輝度グラフは、物体A,Bの境界付近では、輝度値が緩やかに高くなる。
図10は、第2の画像6aの輝度グラフの例である。
図10では、第2の画像6aの輝度グラフを実線で示す。本例における第2の画像6aは、物体Aに注目して撮像しているとすると、物体Aの画像が第2の画像6aに多く含まれる。そして、物体A,Bは、高解像度の画像として撮像されるため、物体A,Bの境界付近の輝度は急激に変化する。つまり、物体A,Bのコントラスト比が高いと言える。
図11は、輝度値の足し合わせの例を示す。
ここでは、第1の画像5と第2の画像6aに共通する座標に含まれる1つの輝度値を足し合わせる例について説明する。目標輝度値41は、第1の画像5に示される撮像領域を撮像した場合に求められる理想的な輝度値を示す。そして、第1の画像5の輝度値44に、第2の画像6aの高域成分の差分値43を加算することで合成画像の輝度値42が求まる。
図12は、第2の画像6aにローパスフィルタをかけた画像の輝度グラフの例を示す。
図12では、第2の画像6aの輝度グラフを破線で示し、第2の画像6aの低域成分の輝度グラフを実線で示す。そして、各X座標において、第2の画像6aの輝度値に対する第2の画像6aの低域成分の輝度値の差分を差分値として、上下方向の矢印で示す。
本例では、帯域分離部15を用いて、第2の画像6aの低域成分を取り出すことによって、図10に示した第2の画像6aの輝度グラフの起伏が緩やかに変化することが分かる。
図13は、差分値として求まる高域成分の例を示す。
図13では、X座標毎に、図12に示した差分値を示す。ここで、第2の画像6aの輝度値から第2の画像6aの低域成分の輝度値を減じて得られる高域成分が、プラスの値であれば、輝度がゼロより高く、マイナスの値であれば、輝度がゼロより低くなる。
図14は、第1の画像5の所定の位置に第2の画像6aの高域成分を貼り付ける場合の輝度グラフの例を示す。
図14では、第1の画像5の輝度グラフを実線で示し、合成画像の輝度グラフを太い破線で示し、目標輝度値の輝度グラフを細い破線で示す。矢印45は、補償ベクトルを表す。合成画像の輝度値は、図9で求めた第1の画像5の輝度グラフに対して、図13で求めた高域成分を足し合わせて得られる。このとき、合成画像の輝度グラフが目標輝度値の輝度グラフにほぼ一致することが分かる。このため、高解像度、かつ、コントラスト比が高い状態でありながら、広い領域を撮像した画像が得られる。
ここで、図15〜図17を参照して、本例の画像処理装置10が行うマッチングの処理の例について説明する。ここでは、補償ベクトルを所定の画素毎にずらして画像をマッチングする方式について説明する。この方式は、目標輝度値に対する合成画像の輝度値の二乗誤差を有効に用いることが可能な点が特徴として挙げられる。
図15は、図14に示す補償ベクトル45を1画素ずらして得られる輝度グラフの例を示す。ここでは、第2の画像6aが第1の画像5に貼付けられる際、本来の座標に位置する画素に対して1画素ずれて貼付けられた場合に、目標輝度値に対してどれだけ合成画像の輝度値がずれるかを示している。
図15(a)は、合成画像の輝度グラフの例を示す。
図15(b)は、目標輝度に対する合成画像の差分の例を示す。
図15(a)では、第1の画像5の輝度グラフを実線で示し、合成画像の輝度グラフを太い破線で示し、目標輝度値の輝度グラフを細い破線で示す。複数台のカメラである被写体を撮像する場合、カメラ毎に視差が異なるため、単に画像を貼り合わせただけでは、第1の画像5に対して第2の画像6aがずれてしまう。
ここで、図15(a)に示すように、補償ベクトル45が1画素間違って指定されたとする。この場合、目標輝度値に対する合成画像の輝度値の差分値46は、物体A,Bの境界付近で大きくなる。しかし、この差分値46は、従来のリファレンス方式による差分値よりも小さい。このため、得られる画像の歪みを抑えることができる。
図16は、従来のリファレンス方式によって第1の画像5に第2の画像6aをマッチングした場合における輝度グラフの例を示す。
図16では、第1の画像5に第2の画像6aをマッチングして得られる合成画像の輝度グラフを太い破線で示し、目標輝度値の輝度グラフを細い破線で示す。
このとき、合成画像の輝度グラフが目標輝度値の輝度グラフにほぼ一致することが分かる。ここで、第1の画像5に第2の画像6aをマッチングする場合に、補償ベクトル45を用いてマッチングの精度を上げることを検討する。補償ベクトルに応じて画像をマッチングする方式は、MPEG等に用いられる。この方式では、目標輝度値に対して、各輝度値の高低は問題とならず、目標輝度値にマッチング前の輝度値が近づくかどうかを判断することが重要となる。
図17は、図16に示す補償ベクトル45が1画素ずれた場合における輝度グラフの例を示す。
図16(a)は、合成画像の輝度グラフの例を示す。
図16(b)は、目標輝度に対する合成画像の差分の例を示す。
図16(a)では、合成画像の輝度グラフを太い破線で示し、目標輝度値の輝度グラフを細い破線で示す。
図15に示した場合と同様に、補償ベクトルが1画素ずれていると、コントラスト比が高い箇所では目標輝度値に対する合成画像の輝度値の差分値47が大きくなる。この場合、従来のリファレンス方式によって得られる合成画像は、本発明に係る画像処理によって得られる合成画像に比べて、画像に歪みが生じる場合がある。この画像の歪みは、例えば後述する図25に示される。
本例の画像処理装置10が生成する合成画像は、低域である第1の画像5に高域である第2の画像6a〜6cを貼り付けて作成される。このため、補償ベクトルが1画素ずれてマッチングされていても、従来のリファレンス方式を用いた場合に比べて画像の歪みを抑えることができる。本例の画像処理装置10は、低域成分と高域成分の画像をマッチングして、両方の輝度値を足し合わせて合成画像を生成するため、補償ベクトルがずれていても、目標輝度値に対する画像の歪みが少ない。
また、第2のカメラ6a〜6cの固体差がある場合に、図14と図15に示した本発明に係る方式が一番高い効果を得られる。例えば2枚の高精細画像(第2の画像6a,6b)を、第1の画像5の輝度値に合わせるとき、カメラ毎の固体差が生じる高精細画像の低域成分を除去することで、カメラ間の固体差を無視できる。従来のように高精細画像そのものをマッチングすると、各画像の固体差が除去されないため、固体差を除去する処理が必要であった。本例の画像処理装置10は、固体差を除去する処理が不要となるため、構成を簡素化できる。
ここで、各ブロックで処理される画像の例について、図18〜図25を参照して説明する。
図18は、第1の画像5の例である。
第1の画像5は、第1のカメラ2が被写体を撮像した画像である。本例の第1の画像5には、風景の写真を背景として、着物を着た人形と、クマのぬいぐるみが配置された被写体を撮像したものである。なお、第1の画像5には、第2の画像6a(後述の図19参照)の位置を示す黒枠を加えている。ただし、この黒枠は説明の便宜上設けるものであって、実際の第1の画像5に黒枠は表示されない。
図19は、第2の画像6aの例である。
第2の画像6aは、第2のカメラ3aが被写体(クマのぬいぐるみ)を撮像した画像である。このとき、第2のカメラ3aは、第1のカメラ2に比べて狭い画角でズームして被写体を撮像する。このため、第2の画像6aは、第1の画像5に比べて高解像度となる。
図20は、第1の画像5に第2の画像6aを重ねた例である。
このときの画像は、撮像情報演算部11でマッチングする際の画像に相当する。図20においても、第2の画像6aを示す黒枠は便宜上設けるものであって、第1の画像5に黒枠は表示されない。この場合、クマのぬいぐるみが含まれる領域は、周りの領域と比べて高解像度であることが分かる。ただし、第1の画像5に対して、第2の画像6aは、位相がずれる(後述の図21参照)ため、輪郭は不鮮明となる。
図21は、図20における第2の画像6aが重ねられた第1の画像5をズームした例である。このとき、第1の画像5と第2の画像6aは、少し位相がずれており、不鮮明となっていることが分かる。
図22は、低域成分からなる第2の画像6aの例である。
本例では、帯域分離部15によって、第2の画像6aの低域成分が抽出されると、低域画像8aが生成される。低域画像8aは、輪郭がぼやけた状態の画像となる。
図23は、高域成分からなる第2の画像6a(高域画像9a)の例である。
本例では、減算部18によって、第2の画像6aの高域成分が抽出されると、高域画像9aが生成される。高域画像9aは輪郭が見える程度の画像となる。
図24は、高域成分の第2の画像9aを第1の画像8aにマッピングした例である。
この画像は、画像処理装置10から表示装置20に出力される。高域成分からなる第2の画像6a(図23参照)を第1の画像5にマッピングしたものである。
図25は、高域成分の第2の画像9aのみをマッピングした例である。
この場合、被写体の一部画像25で視差が生じ、被写体と背景の境界が不明確となる。
例えば、第1の画像5の低域成分の輝度値が100、第2の画像6aの輝度値が140、第2の画像6aの高域成分の輝度値が130である場合を想定する。このとき、従来のリファレンス方式を用いると、輝度値が140となる。しかし、本例の画像処理装置10が行う画像合成方式では、輝度値が100+140−130=110となる。
以上説明した本実施の形態例に係る画像処理装置10によれば、複数台のカメラ3a〜3cで撮像する際、カメラ3a〜3cの属性(解像度、視点、色、輝度、焦点)を分担させて撮像できる。そして、属性(解像度、視点、色、輝度、焦点)が異なるカメラ3a〜3cで撮像した複数の画像から新しい画像を合成する際に、各画像で持つ詳細なパラメータの情報を融通する。
この結果、第1の画像5と第2の画像6a〜6cから高解像度の合成画像が得られる。このとき、第2の画像6a〜6cの高域成分のみを第1の画像5の低域成分に貼り合わせるため、第1の画像5に含まれる色味を生かした状態で違和感なく画像が合成される。そして、本例で生成する合成画像は、静止画、動画のいずれであってもよい。
また、複数台のカメラの視点が不一致であっても、共通情報に対する個別情報を第2のカメラ3a〜3c毎に把握できる。そして、個別情報に基づいて、パラメータを調整するため、各画像をなめらかにつなげた合成画像が得られる。このため、第2のカメラ3a〜3cの台数制限や配置の制約がない。
また、第1のカメラ2のみを用いて輝度の差が大きい被写体を撮像すると、得られる第1の画像5は低輝度または高輝度な部分を正確に撮像しきれない。しかし、これらの部分は、第2のカメラ3a〜3cで撮像した第2の画像6a〜6cで補うことができる。このため、得られる合成画像は、多階調(ハイダイナミックレンジ)の画像となる。
なお、上述した実施の形態例に係る画像処理装置は、この構造は多段に重ねることが可能で、カメラの機構が許す限りの高い解像度で撮像することが可能になる。ここでは、他の実施の形態例について、図26を参照して説明する。
図26は、複数のカメラユニットの配置例である。
図4に示した、第1のカメラ2と第2のカメラ3a〜3cの1つのユニットとして、複数のユニットを並べて配置したものである。本例では、さらに、第1のカメラ2より広い画角で被写体を撮像する第3のカメラ9を備える。ただし、基本的な動作は、第1のカメラ2と第2のカメラ3a〜3cの1つのユニットを用いた場合と同様である。
このとき、第3のカメラ9で撮像した画像40を基準として、画像40に対するずれを補正した状態で、各ユニットが撮像し、合成した画像が配置される。そして、多段構成でありながら高い解像度の合成画像が得られる。このため、高解像度でありながら歪みが生じないステレオ画像が得られるという効果がある。
また、上述した実施の形態例における一連の処理は、ハードウェアにより実行することができるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで各種の機能を実行することが可能な例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに所望のソフトウェアを構成するプログラムをインストールして実行させる。
また、上述した実施の形態例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU等の制御装置)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合のプログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施の形態例の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の形態例の機能が実現される場合も含まれる。
また、本明細書において、ソフトウェアを構成するプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
さらに、本発明は上述した実施の形態例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成を取り得ることは勿論である。
本発明の一実施の形態例における画像処理システムの例を示す構成図である。 本発明の一実施の形態例における画像処理装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施の形態例における各画像の輝度分布の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるズーム率の変化の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における共通情報と個別情報の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における合成画像の作成処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例における合成画像の作成処理の例を示すフローチャートである。 本発明の一実施の形態例における作成したい画像の輝度グラフの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における第1の画像の輝度グラフの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における第2の画像の輝度グラフの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における輝度値の足し合わせの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における第2の画像にローパスフィルタをかけた画像の輝度グラフの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における高域成分(差分)の輝度値の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における第1の画像に第2の画像の高域成分を貼り付ける場合の輝度グラフの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における第1の画像に第2の画像をマッチングした場合における輝度グラフの例を示す説明図である。 従来のリファレンス方式における第1の画像に第2の画像をマッチングした場合における輝度グラフの例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における従来のリファレンス方式における第2の画像をマッチングした画像(1画素補償ベクトル間違い)の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における第1の画像の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における第2の画像の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における第1の画像に第2の画像を重ねた場合の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例におけるズームした第1の画像の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における低域成分の第2の画像の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における高域成分の第2の画像の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における高域成分の第2の画像を第1の画像にマッピングした画像の例を示す説明図である。 本発明の一実施の形態例における第2の画像をマッピングした画像の例を示す説明図である。 本発明の他の実施の形態例における合成画像の出力例を示す説明図である。 従来の視点一致方式によるカメラの配置例を示す説明図である。 従来の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 従来の画像処理の例を示すフローチャートである。
符号の説明
1…画像処理システム、2…第1のカメラ、3a〜3c…第2のカメラ、5…第1の画像、6a〜6c…第2の画像、10…画像処理装置、11…撮像情報演算部、12…ズーム変換部、13…視点変換部、14…画像合成部、15…帯域分離部、16…マッチング部、17…補償ベクトル演算部、18…減算部、19…マッピング部、20…表示装置、30…合成画像

Claims (11)

  1. 第1の画角で所定の範囲を撮像する第1のカメラが生成した第1の画像を取得すると共に、前記第1の画角より狭い第2の画角で前記所定の範囲の一部を撮像する複数の第2のカメラが生成した、前記第1の画像より高解像度である複数の第2の画像を取得し、前記第1の画像に対する前記複数の第2の画像の座標位置及び前記第1のカメラの撮像方向に対する前記複数の第2のカメラの撮像方向の差を撮像情報として演算する撮像情報演算部と、
    前記撮像情報演算部で演算された前記撮像方向の差に基づいて、前記複数の第2の画像を、前記複数の第2のカメラの視点を前記第1のカメラの視点に合わせて変換した視点変換画像を生成し、前記第1の画像及び前記視点変換画像をマッチングして、前記第1の画像に対する前記視点変換画像の位相のずれを演算する視点変換部と、
    前記複数の第2の画像から所定の周波数帯域以上の周波数成分からなる高域画像を取り出し、前記視点変換部で演算された前記第1の画像に対する前記視点変換画像の位相のずれをなくすように、前記第1の画像に対応する前記座標位置に前記高域画像を貼り合わせて合成画像を生成する画像合成部を備える
    画像処理装置。
  2. 請求項1記載の画像処理装置において、
    前記撮像情報演算部で演算された前記座標位置及び前記第1の画像の一部をズームするズーム率に基づいて、前記第2の画像の座標位置に対応する前記第1の画像の一部をズームしたズーム画像を生成するズーム変換部を備え、
    前記視点変換部は、前記ズーム画像及び前記視点変換画像をマッチングして、前記第1の画像に対する前記視点変換画像の位相のずれを演算する
    画像処理装置。
  3. 請求項2記載の画像処理装置において、
    前記視点変換部は、
    前記複数の第2の画像から前記所定の周波数帯域未満の複数の低域画像を分離する帯域分離部と、
    前記ズーム変換部によってズームされた前記ズーム画像と前記帯域分離部によって分離された前記複数の低域画像をマッチングするマッチング部と、
    前記マッチング部でマッチングされた前記ズーム画像及び複数の低域画像の位相のずれを補償ベクトルとして演算し、前記画像合成部に前記補償ベクトルを供給する補償ベクトル演算部を備え、
    前記画像合成部は、
    前記第2の画像の周波数成分から、前記帯域分離部で分離された前記複数の低域画像の周波数成分を減じて、前記高域画像を生成する減算部と、
    前記補償ベクトル演算部から供給された前記補償ベクトルに基づいて位相のずれを補正して、前記ズーム画像に対応する前記座標位置に前記高域画像をマッピングするマッピング部を備える
    画像処理装置。
  4. 請求項3記載の画像処理装置において、
    前記マッチング部は、少なくとも色、輝度及び焦点のいずれかに関する情報を、前記ズーム画像に対する前記複数の低域画像の画素毎の特徴量が定まるパラメータとして求める
    画像処理装置。
  5. 請求項4記載の画像処理装置において、
    前記撮像情報演算部は、前記パラメータを、前記第1のカメラを基準とした共通情報として管理すると共に、前記共通情報に対する前記複数の第2のカメラの情報を個別情報として管理する
    画像処理装置。
  6. 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記複数の低域画像は、前記ズーム画像に帯域を合わせた画像である
    画像処理装置。
  7. 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記ズーム変換部で変換される前記第1の画像のズーム率は可変であって、
    前記帯域分離部が分離する前記所定の周波数の値は、前記撮像情報演算部によって演算されるズーム率の逆数を乗じた値である
    画像処理装置。
  8. 請求項6記載の画像処理装置において、
    前記第2のカメラは、前記ズーム率によって撮像領域毎に解像度及び輝度を変え、被写体までの距離に応じて撮像領域毎に焦点を変え、撮像した画像の色彩に合わせて撮像領域毎にホワイトバランスを変え、被写体に対する視点を変える
    画像処理装置。
  9. 第1の画角で所定の範囲を撮像する第1のカメラが生成した第1の画像を取得すると共に、前記第1の画角より狭い第2の画角で前記所定の範囲の一部を撮像する複数の第2のカメラが生成した、前記第1の画像より高解像度である複数の第2の画像を取得し、前記第1の画像に対する前記複数の第2の画像の座標位置及び前記第1のカメラの撮像方向に対する前記複数の第2のカメラの撮像方向の差を撮像情報として演算するステップと、
    前記撮像方向の差に基づいて、前記複数の第2の画像を、前記複数の第2のカメラの視点を前記第1のカメラの視点に合わせて変換した視点変換画像を生成し、前記第1の画像及び前記視点変換画像をマッチングして、前記第1の画像に対する前記視点変換画像の位相のずれを演算するステップと、
    前記複数の第2の画像から所定の周波数帯域以上の周波数成分からなる高域画像を取り出し、前記第1の画像に対する前記視点変換画像の位相のずれをなくすように、前記第1の画像に対応する前記座標位置に前記高域画像を貼り合わせて合成画像を生成するステップと、を含む
    画像処理方法。
  10. 第1の画角で所定の範囲を撮像する第1のカメラが生成した第1の画像を取得すると共に、前記第1の画角より狭い第2の画角で前記所定の範囲の一部を撮像する複数の第2のカメラが生成した、前記第1の画像より高解像度である複数の第2の画像を取得し、前記第1の画像に対する前記複数の第2の画像の座標位置及び前記第1のカメラの撮像方向に対する前記複数の第2のカメラの撮像方向の差を撮像情報として演算するステップと、
    前記撮像方向の差に基づいて、前記複数の第2の画像を、前記複数の第2のカメラの視点を前記第1のカメラの視点に合わせて変換した視点変換画像を生成し、前記第1の画像及び前記視点変換画像をマッチングして、前記第1の画像に対する前記視点変換画像の位相のずれを演算するステップと、
    前記複数の第2の画像から所定の周波数帯域以上の周波数成分からなる高域画像を取り出し、前記第1の画像に対する前記視点変換画像の位相のずれをなくすように、前記第1の画像に対応する前記座標位置に前記高域画像を貼り合わせて合成画像を生成するステップと、を含む処理を
    コンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 請求項10に記載のプログラムを記録した
    記録媒体。
JP2008169446A 2008-06-27 2008-06-27 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体 Expired - Fee Related JP4513906B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008169446A JP4513906B2 (ja) 2008-06-27 2008-06-27 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
US12/490,672 US8189960B2 (en) 2008-06-27 2009-06-24 Image processing apparatus, image processing method, program and recording medium
EP09163844A EP2138976A2 (en) 2008-06-27 2009-06-26 Synthesis of a panoramic high-resolution image from multiple images
CN2009101505727A CN101616237B (zh) 2008-06-27 2009-06-26 图像处理装置、图像处理方法
KR1020090058293A KR20100002231A (ko) 2008-06-27 2009-06-29 화상 처리 장치, 화상 처리 방법, 프로그램 및 기록 매체

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008169446A JP4513906B2 (ja) 2008-06-27 2008-06-27 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010009417A true JP2010009417A (ja) 2010-01-14
JP4513906B2 JP4513906B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=41130495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008169446A Expired - Fee Related JP4513906B2 (ja) 2008-06-27 2008-06-27 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体

Country Status (5)

Country Link
US (1) US8189960B2 (ja)
EP (1) EP2138976A2 (ja)
JP (1) JP4513906B2 (ja)
KR (1) KR20100002231A (ja)
CN (1) CN101616237B (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105657268A (zh) * 2016-01-11 2016-06-08 塔里木大学 一种基于多分辨率的多视点视频拼接融合算法
JP2018519773A (ja) * 2015-06-15 2018-07-19 コヒーレント シンクロ エス.エル. ビデオ信号を構成する方法、装置および設備
JPWO2017179295A1 (ja) * 2016-04-13 2019-02-21 ソニー株式会社 信号処理装置および撮像装置

Families Citing this family (96)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW201001334A (en) * 2008-06-20 2010-01-01 Altek Corp Adjustment method of color tone for digital image and electronic apparatus thereof
US20110199491A1 (en) * 2008-10-28 2011-08-18 Takashi Jikihira Calibration index determination device, calibration device, calibration performance evaluation device, system, method, and program
JP2011080845A (ja) * 2009-10-06 2011-04-21 Topcon Corp 3次元データ作成方法及び3次元データ作成装置
US20110115916A1 (en) * 2009-11-16 2011-05-19 Eiji Yafuso System for mosaic image acquisition
US10402847B2 (en) * 2009-11-20 2019-09-03 Mobisave Llc System and method of electronically verifying required proof-of-performance to secure promotional rewards
KR101214536B1 (ko) * 2010-01-12 2013-01-10 삼성전자주식회사 뎁스 정보를 이용한 아웃 포커스 수행 방법 및 이를 적용한 카메라
US8687044B2 (en) * 2010-02-02 2014-04-01 Microsoft Corporation Depth camera compatibility
CN102782664A (zh) * 2010-03-02 2012-11-14 日本电气株式会社 协同操作设备、协同操作方法、协同操作控制程序及设备协作***
JP2011250177A (ja) * 2010-05-27 2011-12-08 Toshiba Corp カメラモジュール及び画像記録方法
JP5609742B2 (ja) * 2011-03-31 2014-10-22 カシオ計算機株式会社 撮像装置、画像合成方法、及びプログラム
JP2012244196A (ja) * 2011-05-13 2012-12-10 Sony Corp 画像処理装置及び方法
US20120328202A1 (en) * 2011-06-21 2012-12-27 Cisco Technology, Inc. Method and apparatus for enrolling a user in a telepresence system using a face-recognition-based identification system
US9188973B2 (en) * 2011-07-08 2015-11-17 Restoration Robotics, Inc. Calibration and transformation of a camera system's coordinate system
JP2013034081A (ja) * 2011-08-02 2013-02-14 Sony Corp 画像処理装置、その制御方法およびプログラム
US8488907B1 (en) 2011-08-19 2013-07-16 Google Inc. Hybrid images for maps combining low frequency map data and high frequency satellite image data
JP2013046209A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Sony Corp 画像処理装置、および、画像処理装置の制御方法ならびに当該方法をコンピュータに実行させるためのプログラム
EP2779625B1 (en) * 2011-11-08 2016-03-02 Fujifilm Corporation Image pick-up device and control method therefor
US9163938B2 (en) 2012-07-20 2015-10-20 Google Inc. Systems and methods for image acquisition
US9117267B2 (en) * 2012-10-18 2015-08-25 Google Inc. Systems and methods for marking images for three-dimensional image generation
JP2014085922A (ja) * 2012-10-25 2014-05-12 Sony Corp 情報処理装置および方法、並びにプログラム
CN112911252B (zh) 2012-11-28 2023-07-04 核心光电有限公司 多孔径成像***
US20140160231A1 (en) * 2012-12-12 2014-06-12 Daniel C. Middleton Multi-focal image capture and display
KR102082365B1 (ko) * 2013-02-26 2020-02-27 삼성전자주식회사 이미지 처리 방법 및 그 전자 장치
US9064304B2 (en) * 2013-03-18 2015-06-23 General Electric Company Image quality assessment of microscopy images
WO2014199338A2 (en) 2013-06-13 2014-12-18 Corephotonics Ltd. Dual aperture zoom digital camera
CN105359006B (zh) 2013-07-04 2018-06-22 核心光电有限公司 小型长焦透镜套件
CN108718376B (zh) 2013-08-01 2020-08-14 核心光电有限公司 具有自动聚焦的纤薄多孔径成像***及其使用方法
CN103559698B (zh) * 2013-10-16 2017-05-10 中国科学院深圳先进技术研究院 一种基于混合迭代的同轴相衬成像相位恢复方法及***
JP6278716B2 (ja) * 2014-01-22 2018-02-14 キヤノン株式会社 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
CN105205796A (zh) * 2014-06-30 2015-12-30 华为技术有限公司 广域图像获取方法和装置
CN104104911B (zh) * 2014-07-04 2017-09-29 华中师范大学 全景图像生成过程中的时间戳消除和重置方法及***
US9392188B2 (en) 2014-08-10 2016-07-12 Corephotonics Ltd. Zoom dual-aperture camera with folded lens
WO2016108093A1 (en) 2015-01-03 2016-07-07 Corephotonics Ltd. Miniature telephoto lens module and a camera utilizing such a lens module
KR102160867B1 (ko) 2015-04-02 2020-09-29 코어포토닉스 리미티드 듀얼 광학 모듈 카메라의 듀얼 보이스 코일 모터 구조체
KR101866482B1 (ko) 2015-04-16 2018-06-11 코어포토닉스 리미티드 소형 접이식 카메라의 오토 포커스 및 광학 이미지 안정화
CN107533208B (zh) 2015-05-28 2019-09-13 核心光电有限公司 用于双孔径数字照相机中的光学图像稳定和自动对焦的双向刚度
KR102143309B1 (ko) 2015-08-13 2020-08-11 코어포토닉스 리미티드 비디오 지원 및 스위칭/비스위칭 동적 제어 기능이 있는 듀얼-애퍼처 줌 카메라
EP3474070B1 (en) 2015-09-06 2020-06-24 Corephotonics Ltd. Auto focus and optical image stabilization with roll compensation in a compact folded camera
CN108353118B (zh) 2015-12-29 2019-04-02 核心光电有限公司 具有自动可调节长焦视场的双孔径变焦数字摄影机
CN105787871A (zh) * 2016-03-24 2016-07-20 广州酷狗计算机科技有限公司 图片合成方法及装置
JP6757184B2 (ja) * 2016-03-24 2020-09-16 キヤノン株式会社 画像処理装置、撮像装置およびこれらの制御方法ならびにプログラム
KR102063411B1 (ko) 2016-05-30 2020-01-07 코어포토닉스 리미티드 회전식 볼-가이드 음성 코일 모터
DE102016110686A1 (de) * 2016-06-10 2017-12-14 Rheinmetall Defence Electronics Gmbh Verfahren und Vorrichtung zur Erstellung eines Panoramabilds
WO2017221106A1 (en) 2016-06-19 2017-12-28 Corephotonics Ltd. Frame synchronization in a dual-aperture camera system
US10706518B2 (en) 2016-07-07 2020-07-07 Corephotonics Ltd. Dual camera system with improved video smooth transition by image blending
KR102226315B1 (ko) 2016-07-07 2021-03-12 코어포토닉스 리미티드 폴디드 옵틱용 선형 볼 가이드 음성 코일 모터
CN106157376B (zh) * 2016-08-03 2019-01-11 北京恒创增材制造技术研究院有限公司 一种彩色三维模型色彩平滑方法及装置
TWI764898B (zh) * 2016-08-03 2022-05-21 日商新力股份有限公司 資訊處理裝置、資訊處理方法及程式
JP6590773B2 (ja) * 2016-09-08 2019-10-16 富士フイルム株式会社 画像処理装置、方法およびプログラム
JP6671267B2 (ja) * 2016-09-08 2020-03-25 富士フイルム株式会社 画像処理装置、方法およびプログラム
CN110140078B (zh) 2016-12-28 2021-11-19 核心光电有限公司 具有延伸光折叠元件扫描范围的折叠相机结构
US10789671B2 (en) * 2016-12-28 2020-09-29 Ricoh Company, Ltd. Apparatus, system, and method of controlling display, and recording medium
CN109417589B (zh) 2017-01-12 2021-10-22 核心光电有限公司 紧凑型折叠式摄影机及其组装方法
EP3596543B1 (en) 2017-03-15 2024-04-10 Corephotonics Ltd. Camera with panoramic scanning range
US10681271B2 (en) * 2017-03-15 2020-06-09 Ricoh Company, Ltd. Image processing apparatus, image capturing system, image processing method, and recording medium
EP3606057B1 (en) * 2017-03-27 2021-07-21 Sony Corporation Image processing device and image processing method
EP3635332A2 (en) * 2017-05-10 2020-04-15 Mobileye Vision Technologies Ltd. Cross field of view for autonomous vehicle systems
WO2019048904A1 (en) 2017-09-06 2019-03-14 Corephotonics Ltd. STEREOSCOPIC DEPTH CARTOGRAPHY AND COMBINED PHASE DETECTION IN A DOUBLE-OPENING CAMERA
US10951834B2 (en) 2017-10-03 2021-03-16 Corephotonics Ltd. Synthetically enlarged camera aperture
US10580121B2 (en) * 2017-11-16 2020-03-03 Axis Ab Image noise reduction based on a modulation transfer function of a camera dome
CN110140076B (zh) 2017-11-23 2021-05-21 核心光电有限公司 紧凑型折叠式摄影机结构
CN111656394B (zh) * 2017-12-22 2023-11-14 日本电气株式会社 图像比对设备
US10976567B2 (en) 2018-02-05 2021-04-13 Corephotonics Ltd. Reduced height penalty for folded camera
WO2019155289A1 (en) 2018-02-12 2019-08-15 Corephotonics Ltd. Folded camera with optical image stabilization
CN110278368A (zh) * 2018-03-15 2019-09-24 株式会社理光 图像处理装置、摄影***、图像处理方法
JP2019164782A (ja) * 2018-03-15 2019-09-26 株式会社リコー 画像処理装置、撮影システム、画像処理方法、及びプログラム
US10694168B2 (en) 2018-04-22 2020-06-23 Corephotonics Ltd. System and method for mitigating or preventing eye damage from structured light IR/NIR projector systems
EP4109174A1 (en) 2018-04-23 2022-12-28 Corephotonics Ltd. An optical-path folding-element with an extended two degree of freedom rotation range
EP3652728B1 (en) 2018-08-04 2023-06-07 Corephotonics Ltd. Switchable continuous display information system above camera
US11635596B2 (en) 2018-08-22 2023-04-25 Corephotonics Ltd. Two-state zoom folded camera
JP2020034344A (ja) * 2018-08-28 2020-03-05 株式会社Screenホールディングス 可動部位置検出方法、基板処理方法、基板処理装置および基板処理システム
CN109636874B (zh) * 2018-12-17 2023-05-26 浙江科澜信息技术有限公司 一种三维模型透视投影方法、***及相关装置
CN109698908A (zh) * 2018-12-29 2019-04-30 努比亚技术有限公司 智能调用前后摄像头成像的方法、终端及存储介质
WO2020144528A1 (en) 2019-01-07 2020-07-16 Corephotonics Ltd. Rotation mechanism with sliding joint
CN109729253B (zh) * 2019-02-22 2024-04-30 王熙 一种基于彩色和独立红绿蓝光学图像叠合增强的方法
KR102268094B1 (ko) 2019-03-09 2021-06-22 코어포토닉스 리미티드 동적 입체 캘리브레이션을 위한 시스템 및 방법
WO2021010020A1 (ja) 2019-07-17 2021-01-21 ソニー株式会社 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、プログラム
KR102254947B1 (ko) 2019-07-31 2021-05-24 코어포토닉스 리미티드 카메라 패닝 또는 모션에서 배경 블러링을 생성하는 시스템 및 방법
JP7289921B2 (ja) * 2019-08-29 2023-06-12 富士フイルム株式会社 撮像装置、撮像装置の動作方法、及びプログラム
US11659135B2 (en) 2019-10-30 2023-05-23 Corephotonics Ltd. Slow or fast motion video using depth information
KR20210059457A (ko) * 2019-11-15 2021-05-25 엘지전자 주식회사 이동 단말기
WO2021116851A2 (en) 2019-12-09 2021-06-17 Corephotonics Ltd. Systems and methods for obtaining a smart panoramic image
US11949976B2 (en) 2019-12-09 2024-04-02 Corephotonics Ltd. Systems and methods for obtaining a smart panoramic image
CN111147742B (zh) * 2019-12-29 2020-07-14 张美燕 360度拍照方法、装置、计算机设备和存储介质
CN114641805A (zh) 2020-02-22 2022-06-17 核心光电有限公司 用于微距摄影的分屏特征
CN111405200B (zh) * 2020-03-31 2022-07-29 深圳市奥拓电子股份有限公司 一种视频缩小装置、方法、***及其电子设备
US11693064B2 (en) 2020-04-26 2023-07-04 Corephotonics Ltd. Temperature control for Hall bar sensor correction
KR20210141070A (ko) 2020-05-15 2021-11-23 삼성전자주식회사 복수의 카메라를 이용한 이미지 촬영 방법 및 그 전자 장치
CN117372249A (zh) 2020-05-17 2024-01-09 核心光电有限公司 全视场参考图像的图像拼接
CN117518313A (zh) 2020-05-30 2024-02-06 核心光电有限公司 用于获得超微距图像的***
US11637977B2 (en) 2020-07-15 2023-04-25 Corephotonics Ltd. Image sensors and sensing methods to obtain time-of-flight and phase detection information
KR20230004887A (ko) 2020-07-15 2023-01-06 코어포토닉스 리미티드 스캐닝 폴디드 카메라에서의 시점 수차-보정
US11946775B2 (en) 2020-07-31 2024-04-02 Corephotonics Ltd. Hall sensor—magnet geometry for large stroke linear position sensing
EP4038432A4 (en) 2020-08-12 2022-12-14 Corephotonics Ltd. OPTICAL IMAGE STABILIZATION IN A FOLDED SCANNING CAMERA
WO2022047701A1 (zh) * 2020-09-03 2022-03-10 深圳市大疆创新科技有限公司 图像处理方法和装置
EP4204885A4 (en) 2021-06-08 2024-03-06 Corephotonics Ltd SYSTEMS AND CAMERAS FOR TILTING A FOCAL PLANE OF A SUPER MACRO-IMAGE

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06178203A (ja) * 1992-12-01 1994-06-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像重畳方法
JP2003134375A (ja) * 2001-10-26 2003-05-09 Matsushita Electric Works Ltd 画像撮影システム
JP2004135209A (ja) * 2002-10-15 2004-04-30 Hitachi Ltd 広視野高解像度映像の生成装置及び方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3240339B2 (ja) 1993-11-16 2001-12-17 コニカ株式会社 画像撮影装置及び画像処理装置
JPH09139878A (ja) 1995-11-16 1997-05-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像処理システム
US6269175B1 (en) * 1998-08-28 2001-07-31 Sarnoff Corporation Method and apparatus for enhancing regions of aligned images using flow estimation
JP2005522108A (ja) 2002-03-25 2005-07-21 ザ トラスティーズ オブ コロンビア ユニヴァーシティ イン ザ シティ オブ ニューヨーク データ品位を向上する方法及びシステム
US20050219642A1 (en) 2004-03-30 2005-10-06 Masahiko Yachida Imaging system, image data stream creation apparatus, image generation apparatus, image data stream generation apparatus, and image data stream generation system
JP4453976B2 (ja) 2004-03-30 2010-04-21 正彦 谷内田 画像生成装置、画像データ列生成システム、及び画像伝送システム
US7447382B2 (en) * 2004-06-30 2008-11-04 Intel Corporation Computing a higher resolution image from multiple lower resolution images using model-based, robust Bayesian estimation
US7809155B2 (en) * 2004-06-30 2010-10-05 Intel Corporation Computing a higher resolution image from multiple lower resolution images using model-base, robust Bayesian estimation
CN100355272C (zh) * 2005-06-24 2007-12-12 清华大学 一种交互式多视点视频***中虚拟视点的合成方法
CN1750593A (zh) * 2005-10-13 2006-03-22 上海交通大学 具有图像拼接功能的数码相机
JP5196102B2 (ja) 2007-01-12 2013-05-15 上村工業株式会社 アルミニウム酸化皮膜用除去液及びアルミニウム又はアルミニウム合金の表面処理方法
US7881511B2 (en) * 2007-01-19 2011-02-01 Korea Advanced Institute Of Science And Technology Method for super-resolution reconstruction using focal underdetermined system solver algorithm
US7941004B2 (en) * 2008-04-30 2011-05-10 Nec Laboratories America, Inc. Super resolution using gaussian regression

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06178203A (ja) * 1992-12-01 1994-06-24 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 画像重畳方法
JP2003134375A (ja) * 2001-10-26 2003-05-09 Matsushita Electric Works Ltd 画像撮影システム
JP2004135209A (ja) * 2002-10-15 2004-04-30 Hitachi Ltd 広視野高解像度映像の生成装置及び方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018519773A (ja) * 2015-06-15 2018-07-19 コヒーレント シンクロ エス.エル. ビデオ信号を構成する方法、装置および設備
CN105657268A (zh) * 2016-01-11 2016-06-08 塔里木大学 一种基于多分辨率的多视点视频拼接融合算法
JPWO2017179295A1 (ja) * 2016-04-13 2019-02-21 ソニー株式会社 信号処理装置および撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20090324135A1 (en) 2009-12-31
US8189960B2 (en) 2012-05-29
JP4513906B2 (ja) 2010-07-28
EP2138976A2 (en) 2009-12-30
CN101616237B (zh) 2011-06-29
KR20100002231A (ko) 2010-01-06
CN101616237A (zh) 2009-12-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4513906B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム及び記録媒体
JP4513905B2 (ja) 信号処理装置、信号処理方法、プログラム及び記録媒体
JP4898761B2 (ja) オブジェクト追跡を用いたデジタル画像の手ぶれ補正装置および方法
JP6347675B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、撮像方法及びプログラム
JP4703710B2 (ja) オブジェクト追跡を用いたデジタル画像の手ぶれ補正装置及び方法
JP4760973B2 (ja) 撮像装置及び画像処理方法
JP5179398B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム
JP6157242B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP6308748B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法
JP6906947B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法およびコンピュータのプログラム
JP2009147727A (ja) 撮像装置及び画像再生装置
JP2009194896A (ja) 画像処理装置及び方法並びに撮像装置
JP5210198B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム
JP2013020527A (ja) 画像処理装置および方法、並びにプログラム
JP2011114823A (ja) 画像処理装置及び撮像装置
CN108513057B (zh) 图像处理方法及装置
JP5843599B2 (ja) 画像処理装置および撮像装置並びにその方法
JP2010193476A (ja) 撮像装置及び画像再生装置
JP6802848B2 (ja) 画像処理装置、撮像システム、画像処理方法および画像処理プログラム
JP2017103695A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、及びそのプログラム
JP7262940B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム
JP2011082614A (ja) 画像処理装置及び撮像装置
CN111698389A (zh) 图像处理设备、摄像设备、图像处理方法以及存储介质
JP7409604B2 (ja) 画像処理装置、撮像装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP2014049895A (ja) 画像処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100420

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100503

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130521

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees