JP2010009096A - 入力装置および入力機能付き表示装置 - Google Patents

入力装置および入力機能付き表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】面状電極に開口部を形成してシート抵抗値を高めた場合でも、開口部の存在が目立つことのない抵抗膜型入力装置、および入力機能付き表示装置を提供すること。
【解決手段】入力装置の抵抗膜型入力パネル2の第1透光性基板10および第2透光性基板20において、第1面状電極15および第2面状電極25に開口部150、250を形成してシート抵抗値を高めてある。それ故、入力位置検出回路で得られる電気信号と接触位置とのリニアリティが高い。また、第1面状電極15および第2面状電極25において開口部150、250の内側には、開口部150、250の内周縁に所定の隙間152、252を隔てて、島状パターン151、251が形成されている。このため、開口部150、250の存在が目立たない。
【選択図】図2

Description

本発明は、指などが接触した位置を検出可能な抵抗膜型入力装置、および該抵抗膜型入力装置を備えた入力機能付き表示装置に関するものである。
携帯電話、カーナビゲーション、パーソナルコンピュータ、券売機、銀行の端末などの電子機器では、近年、液晶装置などの表面に、タッチパネルと称せられる入力装置が配置され、液晶装置の画像表示領域に表示された画像を参照しながら、情報の入力が行えるものがある。このような入力装置のうち、抵抗膜型入力装置では、対向配置された第1透光性基板および第2透光性基板の各々に、入力領域の全体にわたって面状電極が形成されており、かかる面状電極の各々の端部には、帯状電極が電気的に接続されている。
このような抵抗膜型入力装置では、帯状電極を介して面状電極に電圧を印加して接触位置を検出する。このため、面状電極の抵抗値と帯状電極の抵抗値との間に十分な抵抗差がないと、入力位置検出回路で得られる電気信号と位置とのリニアリティが低下する。しかしながら、近年、入力領域の外周側で額縁と称せられる領域を狭くする傾向にあり、それに伴って、帯状電極の幅寸法を狭くせざるを得ない状況にある。このため、面状電極の抵抗値と帯状電極の抵抗値との間に十分な抵抗差を確保できなるという問題点がある。かといって、面状電極の膜厚を薄くすると、面内抵抗のばらつきが増加してしまうことに加えて、入力操作を繰り返すうちの面状電極が損傷して入力位置の検出を正確に行なえなくなるなど、信頼性が低下するという問題点がある。
そこで、面状電極に70μm角の複数の開口部を形成し、面状電極のシート抵抗値を2.4倍〜2.5倍程度、高めた構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−34419号公報
しかしながら、特許文献1に記載のように、70μm角の開口部を形成した場合、抵抗膜型入力装置を平面視した際、開口部の存在が目立ってしまい、入力装置としての品位が低下する。特に抵抗膜型入力装置の背面に画像生成装置を配置して入力機能付き表示装置を構成した場合、開口部の存在が目立つと、画像生成装置で生成した画像を品位が高い状態で視認することができない。しかも、このような問題は、面状電極のシート抵抗値をさらに高めることを目的に開口部を大きくすると一層顕著となるため、面状電極のシート抵抗値をさらに高めることが不可能である。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、面状電極に開口部を形成してシート抵抗値を高めた場合でも、開口部の存在が目立つことのない抵抗膜型入力装置、およびかかる抵抗膜型入力装置を備えた入力機能付き表示装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、対向配置された第1透光性基板と第2透光性基板とを備え、前記第1透光性基板および前記第2透光性基板の基板面において互いに交差する方向をX方向およびY方向としたとき、前記第1透光性基板において前記第2透光性基板と対向する面側には、入力領域の全体にわたって形成された透光性の第1面状電極と、該第1面状電極よりも低いシート抵抗値をもって前記第1面状電極においてY方向で対向する両端部の各々に対してX方向の全体にわたって電気的に接続する第1帯状電極と、が形成され、前記第2透光性基板において前記第1透光性基板と対向する面側には、入力領域の全体にわたって形成された透光性の第2面状電極と、該第2面状電極よりも低いシート抵抗値をもって前記第2面状電極においてX方向で対向する両端部の各々に対してY方向の全体にわたって電気的に接続する第2帯状電極と、が形成された抵抗膜型入力装置において、前記第1面状電極および前記第2面状電極のうちの少なくとも一方の面状電極には、複数の開口部が形成され、当該開口部の内側には、当該面状電極と同等の屈折率を備えた島状パターンが形成されていることを特徴とする。
本発明では、面状電極に開口部が形成されているため、面状電極のシート抵抗値を高めることができる。従って、面状電極の抵抗値と帯状電極の抵抗値との間に十分な抵抗差を確保することができるので、入力位置検出回路で得られる電気信号と位置とのリニアリティを向上することができる。また、面状電極において開口部の内側には、面状電極と同等の屈折率を備えた島状パターンが形成されているため、開口部の存在が目立たない。従って、入力装置としての品位が高い。また、抵抗膜型入力装置の背面に画像生成装置を配置して入力機能付き表示装置を構成した場合、開口部の存在が目立たないので、画像生成装置で生成した画像を品位が高い状態で視認することができる。しかも、島状パターンは、開口部の内側で帯状電極から完全に孤立している構成、および開口部の内側で一部が繋がっている構成のいずれであっても、開口部の内周縁との間に隙間を隔てているので、面状電極の抵抗値を低減させてしまうことはない。また、面状電極のシート抵抗値をさらに高めることを目的に開口部を大きくしても、開口部の存在が目立つという事態が発生しない。
本発明において、前記島状パターンは、前記面状電極と同一の透光性導電膜によって、前記開口部の内周縁との間に間隔を隔てて形成されることが好ましい。このように構成すると、新たな工程を追加しなくても、面状電極と同等の屈折率を備えた島状パターンを形成することができる。
本発明では、前記第1面状電極および前記第2面状電極のうち、少なくとも、入力操作が行われる側に配置された面状電極に前記開口部および前記島状パターンが形成されていることが好ましい。抵抗膜型入力装置では、入力操作が行われる際、入力操作が行われる側に配置された面状電極が撓むことになるので、かかる面状電極に損傷が発生しやすいことになるが、開口部を形成すれば、面状電極が撓みやすくなるので、面状電極に損傷することを防止することができる。
本発明において、前記第1面状電極および前記第2面状電極の双方に前記開口部および前記島状パターンが形成されていることが好ましい。このように構成すると、前記第1面状電極および前記第2面状電極の双方においてシート抵抗を高めることができる。
この場合、前記第1面状電極と前記第2面状電極とにおいて前記開口部の形成位置が平面視で重なっていることが好ましい。開口部が形成されている位置は、第1面状電極および第2面状電極のいずれの側に形成されていても入力位置の検出に利用できないことになるが、第1面状電極に形成した開口部と第2面状電極に形成した開口部とが平面視で重なっていれば、開口部の存在によって入力位置の検出に利用できない部分の面積を狭くすることができる。それ故、入力装置としての感度を高めることができる。
本発明は、前記第1透光性基板および前記第2透光性基板のうち、前記開口部および前記島状パターンが形成されている絶縁基板はアルカリガラス基板である場合に適用すると、シミの発生を防止することができる。すなわち、アルカリガラス基板は、露出している部分が広いと、ナトリウム分の滲み出しによってシミが発生しやすいが、本発明では、開口部の内側に島状パターンを形成した分、アルカリガラス基板が露出している部分が狭い。それ故、アルカリガラス基板からのナトリウム分の滲み出しに起因するシミの発生を防止することができ、たとえ、シミが発生しても目立たない。
本発明において、前記開口部の大きさは、50μmから200μmであることが好ましい。このような大きさの開口部であれば、面状電極の抵抗値を効果的に高めることができる。
ここで、前記開口部の大きさは、前記島状パターンよりも大きければよく、開口部の大きさと、島状パターンの大きさとの比は、2:1以上、さらには3:1以上であることが好ましい。
本発明において、前記隙間の幅寸法は、5μmから30μmであることが好ましい。このような隙間寸法であれば、隙間の存在が目立たない。すなわち、隙間の幅寸法が30μmを超えると、他の条件によっては、隙間の存在が見えるようになることから、隙間の幅寸法は30μm以下であることが好ましい。また、隙間の幅寸法が5μmを下回ると、抵抗膜型入力装置の背面に液晶装置などの画像生成装置を配置した際、液晶装置での画素ピッチと隙間寸法とが近くなる結果、隙間の存在が目立たないとはいえ干渉縞が発生する可能性増えるので好ましくない。また、前記島状パターンと前記開口部との間で意図しないショートがしてしまい、前記第1面状電極あるいは前記第2面状電極の一部の領域で抵抗値が変化してしまう可能性が増すので好ましくない。従って、隙間の幅寸法は5μm以上、特に10μm以上であることが好ましい。
本発明において、前記第1透光性基板と前記第2透光性基板との間にはスペーサが配置されており、当該スペーサは前記開口部と平面視で重なる位置、かつ、前記開口部の内側に配置されていることが好ましい。開口部の形成位置、およびスペーサの配置位置は、入力位置の検出に利用できないが、開口部とスペーサとを平面視で重なる領域に配置すれば、入力位置の検出に利用できない領域を狭くすることができる。
本発明を適用した抵抗膜型入力装置は、入力機能付き表示装置に用いることができ、この場合、前記第1透光性基板に対して前記第2透光性基板側とは反対側に画像生成装置が重ねて配置される。
本発明を適用した入力機能付き表示装置は、携帯電話、カーナビゲーション、パーソナルコンピュータ、券売機、銀行の端末などの電子機器に用いられる。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の説明で参照する図においては、各層や各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各層や各部材毎に縮尺を異ならしめてある。
[実施の形態1]
(全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明を適用した入力機能付き表示装置の全体構成を模式的に示す説明図、およびその断面構成を模式的に示す説明図である。なお、図1(b)において、入力装置の各電極、および液晶装置の画素電極や対向電極などについては数などを簡略化して示してある。
図1(a)、(b)において、本形態を適用した入力機能付き表示装置100は、概ね、画像生成装置としての液晶装置5と、この液晶装置5において表示光を出射する側の面に重ねて配置された入力装置1とを有している。
液晶装置5は、透過型、反射型あるいは半透過反射型のアクティブマトリクス型の液晶パネル5aを備えている。本形態において、液晶パネル5aは、透過型であるため、表示光の出射側とは反対側にバックライト装置(図示せず)が配置される。また、液晶装置5において、液晶パネル5aに対して表示光の出射側には第1偏光板81が重ねて配置され、その反対側に第2偏光板82が重ねて配置されている。液晶パネル5aは、表示光の出射側に配置された透光性の素子基板50と、この素子基板50に対して対向配置された透光性の対向基板60とを備えている。対向基板60と素子基板50とは、枠状のシール材71により貼り合わされており、対向基板60と素子基板50との間においてシール材71で囲まれた領域内に液晶層55が保持されている。
素子基板50において、対向基板60と対向する面には複数の画素電極58が形成され、対向基板60において、素子基板50と対向する面には共通電極68が形成されており、液晶装置5においてカラー表示を行なう場合、対向基板60にはカラーフィルタ(図示せず)が形成される。なお、共通電極68は素子基板50の側に形成されることもある。また、対向基板60が表示光の出射側に配置されることもある。素子基板50において、対向基板60の縁から張り出した張出領域59には駆動用IC75がCOG実装されているとともに、張出領域59にはフレキシブル基板73が接続されている。なお、素子基板50には、素子基板50上のスイッチング素子と同時に駆動回路を形成することもある。
(入力装置1の詳細構成)
図2(a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態1に係る入力装置の抵抗膜型入力パネルに形成した電極の平面的なレイアウトを模式的に示す説明図、この抵抗膜型入力パネルの第1透光性基板に形成した電極の平面的構成を模式的に示す説明図、および当該抵抗膜型入力パネルの第2透光性基板に形成した電極の平面的構成を模式的に示す説明図である。なお、図2(a)には、第1透光性基板に形成された帯状電極を実線で示し、第2透光性基板に形成された帯状電極を点線で示し、図2(b)、(c)において、絶縁基板に形成された面状電極については、その形成範囲を一点鎖線で示してある。また、以下の説明では、抵抗膜型入力パネルに用いた第1透光性基板および第2透光性基板の基板面で互いに交差する方向(本形態では、直交する方向)を各々X方向およびY方向として説明する。
本形態の入力装置1は、液晶装置5に重ねて配置された抵抗膜型入力パネル2を備えた抵抗膜型入力装置であり、抵抗膜型入力パネル2の中央領域が入力領域2aとして利用される。かかる抵抗膜型入力パネル2は、ガラス板やプラスチック板などからなる透光性の第1透光性基板10と、ガラス板、プラスチック板、プラスチックシートなどからなる透光性の第2透光性基板20とを備えており、本形態では、第1透光性基板10および第2透光性基板20のいずれにもアルカリガラス板が用いられている。ここで、第1透光性基板10と第2透光性基板20とは、第1面11、21同士が所定の隙間を介して対向するように、枠状のシール材31によって貼り合わされている。第2透光性基板20は入力操作側に配置され、第1透光性基板10は液晶装置5の側に配置されている。このため、第2透光性基板20は、第2面22を入力操作側に向けており、第1透光性基板10は、第2面12を液晶装置5の側に向けている。このように構成した抵抗膜型入力パネル2では、入力を行なう際、第2透光性基板20が撓む必要があるので、第2透光性基板20は、第1透光性基板10より厚さが薄く、可撓性を備えている。
ここで、第1透光性基板10および第2透光性基板20はいずれも、X方向に延在する基板辺10x1、10x2、20x1、20x2が長辺で、Y方向に延在する基板辺10y1、10y2、20y1、20y2が短辺の長方形であり、第1透光性基板10および第2透光性基板20の縦横比は、例えば4:1である。
第1透光性基板10の第1面11において、第2透光性基板20の縁からY方向に張り出した張出領域13にはフレキシブル基板33が接続されている。かかるフレキシブル基板33は、抵抗膜型入力パネル2と入力位置検出回路(図示せず)とを電気的に接続するための配線部材である。
抵抗膜型入力パネル2では、第1透光性基板10の第1面11の入力領域2aの全体にわたってITO膜(Indium Tin Oxide)からなる透光性の第1面状電極15が形成され、第2透光性基板20の第1面21にも、入力領域2aの全体にわたってITO膜からなる透光性の第2面状電極25が形成され、その内側は空気層になっている。
また、第1透光性基板10の第1面11では、第1面状電極15においてY方向で対向する両端部の各々に対してX方向の全体にわたって電気的に接続する一対の第1帯状電極16a、16b(第1帯状電極対)が形成されており、かかる第1帯状電極16a、16bは、入力領域2aより外周側に形成されている。本形態において、第1帯状電極16a、16bは、第1面状電極15においてY方向で対向する両端部の上層に積層された金属電極であり、銀や銀合金などからなる。このため、第1帯状電極16a、16bのシート抵抗は0.2Ω/□であるのに対して、第1面状電極15のシート抵抗は500Ω/□であり、第1帯状電極16a、16bは、第1面状電極15に比較してシート抵抗が低い。
ここで、第1透光性基板10の角部には4つの端子16e、16f、16g、16hが形成されており、一対の第1帯状電極16a、16bのうち、一方の第1帯状電極16aは端子16gの一方端から、Y方向の一方側に位置する基板辺10y1に平行に延在している。また、端子16eからは中継電極16sがX方向の一方側に位置する基板辺10x1に沿って延在しており、他方の第1帯状電極16bは、中継電極16sの先端部からY方向の他方側に位置する基板辺10y2に沿って延在している。
また、第2透光性基板20の第1面21では、第2面状電極25においてX方向で対向する両端部の各々に対してY方向の全体にわたって電気的に接続する一対の第2帯状電極26a、26b(第2帯状電極対)が形成されており、かかる第2帯状電極26a、26bも、第1帯状電極16a、16bと同様、入力領域2aより外周側に形成されている。本形態において、第2帯状電極26a、26bは、第2面状電極25においてX方向で対向する両端部の上層に積層された金属電極であり、第1帯状電極16a、16bと同様、銀や銀合金などからなる。このため、第2帯状電極26a、26bのシート抵抗は、第2面状電極25に比較してシート抵抗が低い。ここで、第2透光性基板20の端部には2つの端子26f、26hが形成されており、一対の第2帯状電極26a、26bのうち、一方の第2帯状電極26aは端子26fの一方端から、X方向の一方側に位置する基板辺20x1に沿って延在している。また、端子26hからは中継電極26sがY方向の一方側に位置する基板辺20y1に沿って延在しており、他方の第2帯状電極26bは、中継電極26sの先端部からX方向の他方側に位置する基板辺20x2に沿って延在している。なお、第1透光性基板10および第2透光性基板20のうち、一方には、第1透光性基板10と第2透光性基板20との離間距離を規定する小突起がスペーサとして形成されることもある。
このように構成した第1透光性基板10に第2透光性基板20を対向配置すると、第2透光性基板20に形成された端子26f、26hは、第1透光性基板10に形成された端子16f、16hと重なる。また、第1透光性基板10の第1面11では、端子16e、16f、16g、16hにおいて張出領域13に位置する他方側端部にフレキシブル基板33(図1参照)が接続される。また、図1(b)に示すシール31には、表面に金属層が形成されたプラスチックビーズなどからなる基板間導通材30が配合されており、基板間導通材30は、第1透光性基板10の第1面11と第2透光性基板20の第1面21との間に介在して、第2透光性基板20に形成されている端子26f、26hと、第1透光性基板10に形成されている端子16f、16hとを導電接続する。
従って、第1帯状電極16aは、端子16gおよびフレキシブル基板33を介して入力位置検出回路に電気的に接続される。それ故、第1帯状電極16aにおいて、入力位置検出回路への電気的な接続位置に近い一方側端部16a1は、第1帯状電極16aと端子16gとが繋がっている部分である。これに対して、第1帯状電極16bは、中継電極16s、端子16eおよびフレキシブル基板33を介して入力位置検出回路に電気的に接続される。それ故、第1帯状電極16bにおいて、入力位置検出回路への電気的な接続位置に近い一方側端部16b1は、第1帯状電極16bと中継電極16sとが繋がっている部分である。
一方、第2帯状電極26aは、端子26f、端子16fおよびフレキシブル基板33を介して入力位置検出回路に電気的に接続される。それ故、第2帯状電極26aにおいて、入力位置検出回路への電気的な接続位置に近い一方側端部26a1は、第2帯状電極26aと端子26fとが繋がっている部分である。これに対して、第2帯状電極26bは、中継電極26s、端子26h、端子16hおよびフレキシブル基板33を介して入力位置検出回路に電気的に接続される。それ故、第2帯状電極26bにおいて、入力位置検出回路への電気的な接続位置に近い一方側端部26b1は、第2帯状電極26bと中継電極26sとが繋がっている部分である。
(面状電極の詳細構成)
図3(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る入力装置の抵抗膜型入力パネルの面状電極に形成した開口部の平面形状を示す説明図、およびそのC1−C1′線に相当する位置で抵抗膜型入力パネルを切断したときの断面構成を模式的に示す説明図である。
本形態の入力装置1において、第1透光性基板10の第1面状電極15には、複数の開口部150が形成され、第2透光性基板20の第2面状電極25にも、第1面状電極15と同様、複数の開口部250が形成されている。このため、第1面状電極15および第2面状電極25は、開口部150、250が形成されている分だけ、シート抵抗が高くなっている。
本形態では、図3(a)、(b)に示すように、第1透光性基板10に形成された開口部150の内側には、開口部150の内周縁との間に隙間152を隔てて矩形形状の島状パターン151が形成されている。ここで、島状パターン151は、第1面状電極15と同時形成されたITO膜(透光性導電膜)からなり、第1面状電極15と同等の屈折率を備えている。本形態において、開口部150は、1辺が50μmから200μmの正方形であり、開口部150の大きさと、島状パターン151の大きさとの比は、好ましくは2:1以上、さらに好ましくは3:1以上に設定されている。また、島状パターン151と開口部150の内周縁とは、幅寸法が5μmから30μmの隙間152を隔てている。
また、第2透光性基板20でも、第1透光性基板10と同様は、開口部250の内側に、開口部250の内周縁との間に隙間252を隔てて矩形形状の島状パターン251が形成されている。ここで、島状パターン251は第2面状電極25と同時形成されたITO膜(透光性導電膜)からなる。本形態において、開口部250は、1辺が50μmから200μmの正方形であり、開口部250の大きさと、島状パターン251の大きさとの比は、好ましくは2:1以上、さらに好ましくは3:1以上に設定されている。また、島状パターン251と開口部250の内周縁とは、幅寸法が5μmから30μmの隙間252を隔てている。
このように構成した開口部150と開口部250とは平面視で重なる位置に、同一の形状や寸法をもって形成されている。
(本形態の作用および主な効果)
図4(a)、(b)は、本発明を適用した抵抗膜型入力装置において、X方向における接触位置を検出する原理を示す説明図、およびY方向における接触位置を検出する原理を示す説明図である。本形態の抵抗膜型入力装置1では、図4(a)に示すように、入力位置検出回路から第2帯状電極26a、26bを介して第2面状電極25にX方向の電圧を印加し、入力位置検出回路において、第1透光性基板10の側を介して電位Vsxを検出すれば、X方向での接触位置を検出することができる。また、図4(b)に示すように、入力位置検出回路から第1帯状電極16a、16bを介して第1面状電極15にY方向の電圧を印加し、入力位置検出回路において、第2透光性基板20の側を介して電位Vsyを検出すれば、Y方向での接触位置を検出することができる。
ここで、図2を参照して説明した第1帯状電極16a、16b、および第2帯状電極26a、26bでは、一方側端部16a1、16b1、26a1、26b1から他方側端部16a2、16b2、26a2、26b2に到達するまでの抵抗分が累積していく以上、第1帯状電極16a、16b、および第2帯状電極26a、26bにおいて、他方側端部16a2、16b2、26a2、26b2までの抵抗は、一方側端部16a1、16b1、26a1、26b1までの抵抗よりも大きい。このため、第1帯状電極16a、16bおよび第2帯状電極26a、26bでの電圧降下によって、一方側端部16a1、16b1と他方側端部16a2、16b2との間、および一方側端部26a1、26b1と他方側端部26a2、26b2との間に電位差が発生しようとする。かかる電位差は、入力領域2aの外周側領域が狭くなって、第1帯状電極16a、16b、および第2帯状電極26a、26bの幅寸法が狭くなると、より顕著となる。
しかるに本形態では、第1面状電極15および第2面状電極25に開口部150、250が形成されているため、第1面状電極15および第2面状電極25を構成するITO膜の膜厚を薄くしなくても、第1面状電極15および第2面状電極25の抵抗値が高い。従って、第1帯状電極16a、16bおよび第2帯状電極26a、26bの幅寸法を狭くした場合でも、第1面状電極15および第2面状電極25の抵抗値は、第1帯状電極16a、16bおよび第2帯状電極26a、26bの抵抗値に比して十分高い。従って、第1帯状電極16a、16bおよび第2帯状電極26a、26bでの位置毎の抵抗ばらつきが、第1面状電極15および第2面状電極25の抵抗で吸収される。従って、第1帯状電極16a、16bの間、および第2帯状電極26a、26bの間に均一な電場を生成することができるので、第1帯状電極16a、16bの間に形成される等電位線に乱れが発生しない。それ故、入力位置検出回路で得られる電気信号と接触位置とのリニアリティが高いので、入力装置1の検出精度を向上することができる。
ここで、開口部150、250の大きさが50μm未満であると、第1帯状電極16a、16bおよび第2帯状電極26a、26bの抵抗を効率よく高めることができる。一方、開口部150、250の大きさが200μmを超えると、入力位置を検出できない領域が増大し、感度が低下してしまう。しかるに本形態では、開口部150、250の大きさを50μm以上、200μm以下に設定したため、第1帯状電極16a、16bおよび第2帯状電極26a、26bに開口部150、250を形成して抵抗を高めても、入力装置1の感度が低下しない。
また、第1面状電極15および第2面状電極25において開口部150、250の内側には、開口部150、250の内周縁に所定の隙間152、252を隔てて、第1面状電極15および第2面状電極25と同等の屈折率を備えた島状パターン151、251が形成されているため、開口部150、250の存在が目立たない。従って、入力装置1としての品位が高く、かつ、入力装置1の背面に液晶装置5を配置して入力機能付き表示装置100を構成した場合でも、開口部150、250の存在が目立たないので、液晶装置5で生成した画像を品位が高い状態で視認することができる。
ここで、隙間152、252の幅寸法が30μmを超えると、他の条件によっては、隙間152、252の存在が見えるようになるが、本形態では、隙間152、252の幅寸法が30μm以下に設定されているので、隙間152、252の存在が見えない。また、隙間152、252の幅寸法が5μm未満であると、液晶装置5(画像生成装置)の画素ピッチと隙間152、252の幅寸法とが近い値になる結果、隙間152、252の存在が目立たないとはいえ干渉縞が発生する可能性があるが、本形態では、隙間152、252の幅寸法が5μm以上に設定されているので、液晶装置5との干渉縞が発生しない。また、島状パターン151、251と開口部150、250との間で意図しないショートが発生し、第1面状電極15あるいは第2面状電極25の一部の領域で抵抗値が変化してしまう可能性が増すので好ましくない。しかも、島状パターン151、251は、開口部150、250の内周縁との間に隙間152、252を隔てている以上、第1面状電極15および第2面状電極25において開口部150、250によって高めた抵抗値を、島状パターン151、251が低下させることがない。さらに、かかる島状パターン151、251を備えた開口部150、250であれば、第1面状電極15および第2面状電極25のシート抵抗値をさらに高めることを目的に開口部150、250を大きくしても、開口部150、250の存在が目立つという問題点が発生しない。
また、入力操作が行われる側に配置される第2透光性基板20では、入力操作が行われる際、第2面状電極25が撓むことになるので、かかる第2面状電極25に大きな応力が加わりやすいが、開口部250を形成すれば、ITO膜からなる第2面状電極25であっても撓みやすくなるので、第2面状電極25に大きな応力が発生せず、第2面状電極25が損傷するのを防止することができる。
さらに、第1面状電極15と第2面状電極25とにおいて開口部150、250の形成位置が平面視で重なっているため、入力装置1としての感度を高めることができる。すなわち、開口部150、250が形成されている位置は、入力位置の検出に利用できないことになるが、第1面状電極15に形成した開口部150と第2面状電極25に形成した開口部250とが平面視で重なっていれば、開口部150、250の存在によって入力位置の検出に利用できない部分の面積を狭くすることができる。
さらにまた、本形態では、第1透光性基板10および第2透光性基板20として安価なアルカリガラス基板を用いたが、シミの発生を防止することができる。すなわち、アルカリガラス基板は、露出している部分が広いと、ナトリウム分の滲み出しによってシミが発生しやすいが、本形態では、開口部150、250の内側に島状パターン151、251を形成した分、アルカリガラス基板が露出している部分が狭い。それ故、アルカリガラス基板からのナトリウム分の滲み出しに起因するシミの発生を防止することができ、たとえ、シミが発生しても目立たない。
[実施の形態2]
図5(a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2に係る入力装置の抵抗膜型入力パネルの面状電極に形成した開口部の平面形状を示す説明図、およびそのC2−C2′線に相当する位置で抵抗膜型入力パネルを切断したときの断面構成を模式的に示す説明図である。なお、本形態の基本的な構成は、実施の形態1と同様であるため、共通する部分には同一の符号を付してそれらの説明を省略する。
図5(a)、(b)に示すように、本形態の入力装置1においても、抵抗膜型入力パネル2において、第1帯状電極16a、16b、および第2帯状電極26a、26bには開口部150、250が形成されているため、第1面状電極15および第2面状電極25のシート抵抗が高い。このため、第1帯状電極16a、16bおよび第2帯状電極26a、26bでの位置毎の抵抗ばらつきを、第1面状電極15および第2面状電極25の抵抗で吸収できる。また、開口部150、250の内側には、第1面状電極15および第2面状電極25と同等の屈折率を備えた島状パターン151、251が形成されているため、開口部150、250の存在が目立たない。それ故、入力位置検出回路で得られる電気信号と接触位置とのリニアリティが高いので、入力装置1の検出精度を向上することができるとともに、液晶装置5で生成した画像を品位が高い状態で視認することができるなど、実施の形態1と同様な効果を奏する。
ここで、第1面状電極15と第2面状電極25とにおいて開口部150、250の形成位置は、実施の形態1と同様、平面視で重なっているため、開口部150、250の存在によって入力位置の検出に利用できない部分の面積を狭くすることができる。
また、本形態では、第1透光性基板10と第2透光性基板20との間には、第1透光性基板10と第2透光性基板20との基板間隔の制御などを目的にスペーサ40が配置されており、かかるスペーサ40は、第1透光性基板10において開口部150の一部と平面視で重なる位置に形成されている。このため、スペーサ40は、第2面状電極25に形成した開口部250とも重なる。
スペーサ40は、第1透光性基板10に第1面状電極15を形成した後、その表面に感光性樹脂を塗布し、しかる後に露光、現像した樹脂製の突起である。ここで、スペーサ40は、島状パターン151の形成領域から隙間152まではみ出している。
その他の構成は実施の形態1と同様であるため、説明を省略するが、本形態において、スペーサ40は、開口部150、250と平面視で重なる位置、かつ、開口部150、250の内側に形成されているため、入力装置1としての感度を高めることができる。すなわち、開口部150、250が形成されている位置、およびスペーサ40が形成されている位置は、入力位置の検出に利用できないことになるが、第1面状電極15に形成した開口部150、第2面状電極25に形成した開口部250、およびスペーサ40が平面視で重なっていれば、開口部150、250およびスペーサ40の存在によって入力位置の検出に利用できない部分の面積を狭くすることができる。
また、スペーサ40は、島状パターン151の形成領域から隙間40まではみ出しており、一部が第1絶縁基板10に直接、接しているため、固着強度が高い。すなわち、スペーサ40を樹脂により形成した際、スペーサ40が、ITO膜からなる第1面状電極15のみと接していると、剥離などの問題が発生しやすいが、本形態では、スペーサ40の一部が第1絶縁基板10に直接、接しているため、固着強度が高い。それ故、入力操作毎のスペーサ40に応力が加わっても、スペーサ40が損傷しないことから、抵抗膜型の入力装置1の信頼性を向上することができる。
[実施の形態3]
上記実施の形態1、2では、第1面状電極15および第2面状電極25の双方に開口部150、250および島状パターン151、251を形成したが、第1面状電極15および第2面状電極25の一方のみに開口部および島状パターンを形成してもよい。この場合、第1面状電極15および第2面状電極25のうち、入力操作が行われる側に位置する第2面状電極25に開口部250および島状パターン251を形成することが好ましい。このように構成すると、入力操作が行われる際、第2面状電極25が撓むことになるので、開口部250を形成しておけば、第2面状電極25が撓みやすくなるので、第2面状電極25に大きな応力が発生せず、第2面状電極25が損傷するのを防止することができる。
[実施の形態4]
上記の実施の形態1、2において、島状パターン151、251は、隙間152、252によって、第1面状電極15および第2面状電極25から完全に分離されている構成であったが、島状パターン151、251が第1面状電極15および第2面状電極25と一部で繋がっている構造を採用してもよい。このように構成した場合も、隙間152、252が存在する以上、開口部150、250によって第1面状電極15および第2面状電極25の抵抗を高めた効果が、島状パターン151、251の形成によって損なわれることはない。但し、その場合は、繋がっている領域が、第1面状電極15および第2面状電極25の一部の領域に偏って配置されていると、第1面状電極15および第2面状電極25において一部の領域の抵抗値が変化してしまう可能性があり好ましくない。従って、繋がっている領域が、第1面状電極15および第2面状電極25において、均一な密度で配置されることが好ましい。そのことによって、第1面状電極15および第2面状電極25の一部の領域で抵抗値が変化してしまうことが防止できる。
[実施の形態5]
上記実施の形態1〜4では、第1面状電極15および第2面状電極25と同等の屈折率を備えた島状パターン151、251を形成するにあたって、第1面状電極15および第2面状電極25と島状パターン151、251とを同一の透光性導電膜により形成したが、屈折率が同等であれば、第1面状電極15および第2面状電極25と、島状パターン151、251とを異なる透光膜にとより形成してもよい。
[他の実施の形態]
上記の実施の形態では、画像生成装置としての液晶装置5を用いたが、有機エレクトロルミネッセンス装置やプラズマ表示装置を画像生成装置として用いてもよい。
[電子機器への搭載例]
次に、上述した実施形態に係る入力機能付き表示装置100を適用した電子機器について説明する。図6(a)に、入力機能付き表示装置100を備えたモバイル型のパーソナルコンピュータの構成を示す。パーソナルコンピュータ2000は、表示ユニットとしての入力機能付き表示装置100と本体部2010を備える。本体部2010には、電源スイッチ2001及びキーボード2002が設けられている。図6(b)に、入力機能付き表示装置100を備えた携帯電話機の構成を示す。携帯電話機3000は、複数の操作ボタン3001及びスクロールボタン3002、並びに表示ユニットとしての入力機能付き表示装置100を備える。スクロールボタン3002を操作することによって、入力機能付き表示装置100に表示される画面がスクロールされる。図6(c)に、入力機能付き表示装置100を適用した情報携帯端末(PDA:Personal Digital Assistants)の構成を示す。情報携帯端末4000は、複数の操作ボタン4001及び電源スイッチ4002、並びに表示ユニットとしての入力機能付き表示装置100を備える。電源スイッチ4002を操作すると、住所録やスケジュール帳といった各種の情報が入力機能付き表示装置100に表示される。
なお、入力機能付き表示装置100が適用される電子機器としては、図6に示すものの他、デジタルスチルカメラ、液晶テレビ、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末、銀行端末などの電子機器などが挙げられる。そして、これらの各種電子機器の表示部として、前述した入力機能付き表示装置100が適用可能である。
(a)、(b)は各々、本発明を適用した入力機能付き表示装置の全体構成を模式的に示す説明図、およびその断面構成を模式的に示す説明図である。 (a)、(b)、(c)は各々、本発明の実施の形態1に係る入力装置の抵抗膜型入力パネルに形成した電極の平面的なレイアウトを模式的に示す説明図、この抵抗膜型入力パネルの第1透光性基板に形成した電極の平面的構成を模式的に示す説明図、および当該抵抗膜型入力パネルの第2透光性基板に形成した電極の平面的構成を模式的に示す説明図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態1に係る入力装置の抵抗膜型入力パネルの面状電極に形成した開口部の平面形状を示す説明図、およびそのC1−C1′線に相当する位置で抵抗膜型入力パネルを切断したときの断面構成を模式的に示す説明図である。 (a)、(b)は、本発明を適用した抵抗膜型入力装置において、X方向における接触位置を検出する原理を示す説明図、およびY方向における接触位置を検出する原理を示す説明図である。 (a)、(b)は各々、本発明の実施の形態2に係る入力装置の抵抗膜型入力パネルの面状電極に形成した開口部の平面形状を示す説明図、およびそのC2−C2′線に相当する位置で抵抗膜型入力パネルを切断したときの断面構成を模式的に示す説明図である。 本発明に係る入力機能付き表示装置を用いた電子機器の説明図である。
符号の説明
1・・入力装置、2・・抵抗膜型入力パネル、2a・・入力領域、5・・液晶装置(画像生成装置)、10・・第1透光性基板、15・・第1面状電極、16a、16b・・第1帯状電極、20・・第2透光性基板、25・・第2面状電極、26a、26b・・・第2帯状電極、40・・スペーサ、100・・入力機能付き表示装置、150、250・・開口部、151、251・・島状パターン、152、252・・隙間

Claims (10)

  1. 対向配置された第1透光性基板と第2透光性基板とを備え、前記第1透光性基板および前記第2透光性基板の基板面において互いに交差する方向をX方向およびY方向としたとき、
    前記第1透光性基板において前記第2透光性基板と対向する面側には、入力領域の全体にわたって形成された透光性の第1面状電極と、該第1面状電極よりも低いシート抵抗値をもって前記第1面状電極においてY方向で対向する両端部の各々に対してX方向の全体にわたって電気的に接続する第1帯状電極と、が形成され、
    前記第2透光性基板において前記第1透光性基板と対向する面側には、入力領域の全体にわたって形成された透光性の第2面状電極と、該第2面状電極よりも低いシート抵抗値をもって前記第2面状電極においてX方向で対向する両端部の各々に対してY方向の全体にわたって電気的に接続する第2帯状電極と、が形成された抵抗膜型入力装置において、
    前記第1面状電極および前記第2面状電極のうちの少なくとも一方の面状電極には、複数の開口部が形成され、
    当該開口部の内側には、当該面状電極と同等の屈折率を備えた島状パターンが形成されていることを特徴とする抵抗膜型入力装置。
  2. 前記島状パターンは、前記面状電極と同一の透光性導電膜によって、前記開口部の内周縁との間に間隔を隔てて形成されることを特徴とする請求項1に記載の抵抗膜型入力装置。
  3. 前記第1面状電極および前記第2面状電極のうち、少なくとも、入力操作が行われる側に配置された面状電極に前記開口部および前記島状パターンが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の抵抗膜型入力装置。
  4. 前記第1面状電極および前記第2面状電極の双方に前記開口部および前記島状パターンが形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の抵抗膜型入力装置。
  5. 前記第1面状電極と前記第2面状電極とにおいて前記開口部の形成位置が平面視で重なっていることを特徴とする請求項4に記載の抵抗膜型入力装置。
  6. 前記第1透光性基板および前記第2透光性基板のうち、前記開口部および前記島状パターンが形成されている絶縁基板は、アルカリガラス基板であることを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載の抵抗膜型入力装置。
  7. 前記開口部の大きさは、50μmから200μmであることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の抵抗膜型入力装置。
  8. 前記隙間の幅寸法は、5μmから30μmであることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の抵抗膜型入力装置。
  9. 前記第1透光性基板と前記第2透光性基板との間にはスペーサが配置されており、
    当該スペーサは前記開口部と平面視で重なる位置、かつ、前記開口部の内側に配置されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の抵抗膜型入力装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか一項に記載の抵抗膜型入力装置を備えた入力機能付き表示装置であって、
    前記第1透光性基板に対して前記第2透光性基板側とは反対側に画像生成装置が重ねて配置されていることを特徴とする入力機能付き表示装置。
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