JPH10124235A - 座標入力装置 - Google Patents

座標入力装置

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JPH10124235A
JPH10124235A JP29808996A JP29808996A JPH10124235A JP H10124235 A JPH10124235 A JP H10124235A JP 29808996 A JP29808996 A JP 29808996A JP 29808996 A JP29808996 A JP 29808996A JP H10124235 A JPH10124235 A JP H10124235A
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JP
Japan
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resistance layer
resistance
input device
coordinate input
electrodes
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP29808996A
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English (en)
Inventor
Takeshi Watanabe
武 渡辺
Hideto Sasagawa
英人 笹川
Takayuki Ito
隆幸 伊藤
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10124235A publication Critical patent/JPH10124235A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極間の抵抗を高くすることで省電力化を図
る。 【解決手段】 上基板1の表面に透明な第一抵抗層3を
設けるとともに第一抵抗層3の両端に第一電極6、7を
設け、下基板2の表面に透明な第二抵抗層4を設けると
ともに第二抵抗層4の両端に、第一電極6、7間を結ぶ
方向とほぼ直交する方向に第二電極を設け、上基板1と
下基板2とを、第一抵抗層3と第二抵抗層4とが対向す
るように配置し、少なくとも第一抵抗層3または第二抵
抗層4に複数の抵抗層除去部5を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力ペンで位置し
た座標をコンピュ−タに入力する座標入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の座標入力装置を、図3により説明
する。図3は、従来の、抵抗層を用いた座標入力装置の
要部断面図であり、ポリエチレンテレフタレ−ト等から
なって透明で可撓性のある上基板21と、透明なガラス
性の下基板22との対向面に抵抗層23、24を印刷等
によって形成し、抵抗層23、24間に複数の絶縁性の
ドットスペ−サ25を設けて両抵抗層23、24間を所
定の間隔に隔てている。そして、一方の抵抗層23の端
部の対向する2辺にはX軸電極が設けられ、他方の抵抗
層24の端部には前記X軸と直交するY軸電極が設けら
れている。そして、可撓性の上基板21の上面を入力ペ
ン26で押圧して、上基板21の抵抗層23と下基板2
2の抵抗層24とを接触させ、この接触位置を電気的に
検出するようにしているが、接触位置の検出方法は、図
示しない処理回路により、上下の電極と電極とに交互に
電圧が時分割的に印加し、電圧が印加されいない方の抵
抗層の電極から電圧を検知してそれぞれの方向の位置を
検出するようにしている。
【0003】そして、この種の電圧分割方式の座標入力
装置にあっては、抵抗層23、24に用いる抵抗材料と
して、高抵抗で透過率(透明度)のよいものが望まれて
いるが、高抵抗と高透過率とを両立させる材料は得難い
ため、目的に応じて材料の選択をしていた。例えば、高
抵抗を重視する場合はSnO2等を用い、高透過率を重
視する場合はITO(酸化インジウム)等を用いるよう
にしている。そして、この場合、抵抗層23、24の膜
厚は、SnO2を用いる場合は、ほぼ250オングスト
ロ−ム、ITOを用いる場合は、ほぼ100オングスト
ロ−ムにしていた。この結果、抵抗層23、24の面積
抵抗は、SnO2を用いた場合で1200オ−ム、IT
Oを用いた場合でほぼ800オ−ムを得ていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、昨今、この種
の座標入力装置においては、省電力に対する要求がます
ます強くなっており、そのためには、抵抗層23、24
の厚みを薄くすれば抵抗層の面積抵抗を高くすることが
でき、さらに、それによって透明度も高めることができ
るが、例えば、ITOで100オングストロ−ム以下の
膜厚にすると抵抗層の形成面の位置による厚みのバラツ
キが抵抗値のバラツキに大きく影響し、入力位置に対す
る正確な電圧を検知出来なくなるという問題があった。
そこで本発明では、面積抵抗がそれほど高くはないが高
透過率のITOを用いて電極間の抵抗値を高め、これに
よって省電力が可能な座標入力装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の座標入力装置は、上基板の表面に透明な第
一抵抗層を設けるとともに前記第一抵抗層の両端に第一
電極を設け、下基板の表面に透明な第二抵抗層を設ける
とともに前記第二抵抗層の両端に、前記第一電極間を結
ぶ方向とほぼ直交する方向に第二電極を設け、前記上基
板と前記下基板とを、前記第一抵抗層と前記第二抵抗層
とが対向するように配置し、少なくとも前記第一抵抗層
または前記第二抵抗層に複数の抵抗層除去部を設けた。
【0006】また、本発明の座標入力装置は、前記抵抗
層除去部を、前記電極間を結ぶ方向及び前記電極間を結
ぶ方向とほぼ直交する方向に規則的に設けた。
【0007】また、本発明の座標入力装置は、前記抵抗
層除去部を六角形、四角形、三角形または円形に形成し
た。
【0008】また、本発明の座標入力装置は、前記抵抗
層除去部の幅を0.01mm乃至0.3mmとした。
【0009】また、本発明の座標入力装置は、前記抵抗
層除去部を0.02mm乃至0.4mmのピッチで設け
た。
【0010】さらに、本発明の座標入力装置は、前記抵
抗層にITOを用いた。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。ここで、図1は、本発明
の座標入力装置における抵抗層の平面図、図2は本発明
の座標入力装置の要部断面図である。
【0012】図1および図2において、上基板1および
下基板2は従来と同様に、それぞれポリエチレンテレフ
タレ−ト等からなる透明なフィルムおよび透明ガラスか
らなり、この上基板1および下基板2の表面にITO
(酸化インジュウム)からなる抵抗層3、4が印刷によ
ってほぼ100オングストロ−ム(0.01μm)の厚
さに形成されている。以下、図1では上基板1について
説明するが下基板2についても上基板1と全く同様であ
る。そして、抵抗層3には、この抵抗層3を、エッチン
グ等によって除去した複数の抵抗層除去部5が、抵抗層
3の両端に設けた電極6、7間方向(X軸方向)とこの
X軸方向と直交する方向(Y軸方向)とに沿って所定間
隔で規則的に(例えばマトリックス状に)設けられてい
る。このように、複数の抵抗層除去部5を形成すること
によって、電極6、7間を流れる電流の通路が狭められ
て電極6、7間の抵抗値が高くなるようにしている。ま
た、この抵抗層除去部5を規則的に形成することで電極
6、7間での入力ペンの位置に対する抵抗値が直線的に
なるようにし、さらに、Y軸方向での抵抗値の違いが生
じないようにしている。なお、下基板2の抵抗層4の両
端設ける電極(図示せず)はY軸方向に形成されてい
る。
【0013】この抵抗層除去部5は四角形状になってお
り、その大きさ(一辺の長さ)Lはおよそ0.01mm
乃至0.3mmとなっている。この一辺の長さLは、入
力ペン8の先端がこの抵抗層除去部5上に位置した際に
も上基板1の抵抗層3が、対向する下基板2上の抵抗層
4(図2参照)と接触するように考慮され、例えば、入
力ペン8の先端の径が0.8mm(R=0.8)程度の
場合、抵抗層23、24同士の接触部の径がほぼ0.5
mm程度になることがわかり、抵抗層除去部5の一辺の
長さLはそれより小さく0.01mm乃至0.3mmに
設定するようにした。また、隣接する抵抗層除去部5間
の間隔、即ち、ピッチPは、小さくするほど電極6、7
間の抵抗値を高くすることができるが、あまり小さくす
ると入力ペン8のわずかな移動で接触が離れるおそれが
あり、また、あまり大きくすると抵抗値の増加の効果が
なく、およそ0.02mm乃至0.4mmにしている。
これによって、抵抗層3、4同士の連続的な接触と抵抗
値の適宜の増加が得られるようにしている。
【0014】このように、抵抗層3、抵抗層除去部5を
形成した上基板1と抵抗層4、抵抗層除去部5を形成し
た下基板2を、図3に示す従来の座標入力装置と同様
に、抵抗層3、4同士が対向するように配置し、互いに
向かい合った上基板1と下基板2間にドットスペ−サ9
を設けて所定の間隔に隔てている。このドットスペ−サ
9は、高さがおよそ0.004mm(4μm)、径がお
よそ0.05mm(50μm)であり、このドットスペ
−サ9がほぼ1mm間隔でマトリックス状に配列されて
座標入力装置を構成している。
【0015】このように構成した本発明の座標入力装置
において、電極6、7間の抵抗値を測定した結果によれ
ば、抵抗層3あるいは4の全体での等価的な面積抵抗
は、従来の800オ−ムに対して2.5倍の2Kオ−ム
を達成することが出来た。これによって電極6、7間で
消費される電力を少なくすることができた。また、抵抗
層3、4にITOを用いていることから抵抗層3、4の
透過率を損なうこともない。
【0016】以上の実施の形態では、抵抗層除去部5は
上基板1と下基板2の双方に形成しているが、座標入力
装置として必ずしも双方に形成する必要は無く、この座
標入力装置が接続される処理回路との関係でいずれか一
方に形成したものであってもよい。また、抵抗層除去部
5の形状も、四角形に形成することで説明したが、四角
形に限ることはなく、六角形、三角形あるいは円形であ
ってもよい。このような単純な形状にすることでエッチ
ングで形成した抵抗層除去部5の形状が均一にすること
ができ、従って、抵抗層除去部5おける抵抗層3、4同
士の接触が均一に保たれる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、少なくとも第一抵
抗層または第二抵抗層に複数の抵抗層除去部を設けたの
で、抵抗層を流れる電流の通路が狭くなることから電極
間の抵抗値が高くなり、これによって電流を少なくする
ことができ、座標入力装置の省電力化が図れる。
【0018】また、本発明の座標入力装置は、抵抗層除
去部を、電極間を結ぶ方向及びこの電極間を結ぶ方向と
ほぼ直交する方向に規則的に設けたので、電極間での入
力ペンの位置に対する抵抗の値が直線的にすることがで
き、さらに、電極間方向と直交する方向での抵抗の違い
が生じないようにできる。
【0019】また、本発明の座標入力装置は、抵抗層除
去部を六角形、四角形、三角形または円形に形成するよ
うにしたので、この抵抗層除去部の形状は単純となり、
従って、エッチングで形成した場合の抵抗層除去部の形
状が均一にすることができ、抵抗層除去部における抵抗
層同士の接触が均一に保たれる。
【0020】また、本発明の座標入力装置は、抵抗層除
去部の幅を0.01mm乃至0.3mmとしたので、入
力ペンが抵抗層除去部上に位置したときでも抵抗層同士
を確実に接触させることができる。
【0021】また、本発明の座標入力装置は、抵抗層除
去部を0.02mm乃至0.4mmのピッチで設けたの
で、入力ペンが隣接する抵抗層除去部間に位置したとき
でも抵抗層同士の接触が離れるおそれがなく、これによ
って、抵抗層同士の連続的な接触と抵抗値の適宜の増加
が得られるようなる。
【0022】さらに、本発明の座標入力装置は、抵抗層
にITOを用いたので、ITOの持つ高透過率の特徴を
生かしたまま、エッチングによって簡単に抵抗層除去部
を形成することで省電力化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の座標入力装置における抵抗層の平面図
である。
【図2】本発明の座標入力装置の要部断面図である。
【図3】従来の座標入力装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 上基板 2 下基板 3.4 抵抗層 5 抵抗層除去部 6.7 電極 8 入力ペン 9 ドットスペ−サ L 抵抗層除去部の長さ P 抵抗層除去部のピッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上基板の表面に透明な第一抵抗層を設け
    るとともに前記第一抵抗層の両端に第一電極を設け、下
    基板の表面に透明な第二抵抗層を設けるとともに前記第
    二抵抗層の両端に、前記第一電極間を結ぶ方向とほぼ直
    交する方向に第二電極を設け、前記上基板と前記下基板
    とを、前記第一抵抗層と前記第二抵抗層とが対向するよ
    うに配置し、少なくとも前記第一抵抗層または前記第二
    抵抗層に複数の抵抗層除去部を設けたことを特徴とする
    座標入力装置。
  2. 【請求項2】 前記抵抗層除去部を、前記電極間を結ぶ
    方向及び前記電極間を結ぶ方向とほぼ直交する方向に規
    則的に設けたことを特徴とする請求項1記載の座標入力
    装置。
  3. 【請求項3】 前記抵抗層除去部を六角形、四角形、三
    角形または円形に形成したことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の座標入力装置。
  4. 【請求項4】 前記抵抗層除去部の幅を0.01mm乃
    至0.3mmとしたことを特徴とする請求項1、2また
    は3記載の座標入力装置。
  5. 【請求項5】 前記抵抗層除去部を0.02mm乃至
    0.4mmのピッチで設けたことを特徴とする請求項4
    載の座標入力装置。
  6. 【請求項6】 前記抵抗層にITOを用いたことを特徴
    とする請求項1、2、3、4または5記載の座標入力装
    置。
JP29808996A 1996-10-23 1996-10-23 座標入力装置 Withdrawn JPH10124235A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020730

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

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