JP2010007608A - クロスフローファン - Google Patents

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Abstract

【課題】回転バランスを調整し、かつ、送風性能の低下を抑制することができるクロスフローファンの提供。
【解決手段】クロスフローファン10は、円形支持プレート21と、複数の羽根42とを備えている。円形支持プレート21は、ベース部22と、ベース部22よりも厚みが大きい厚肉部23とを有している。複数の羽根42は、円形支持プレート21の外周に配置される。また、厚肉部23は、第1部分24と第2部分25とから構成される。第1部分24とは、厚肉部23において、最も厚みが大きい部分である。また、第2部分25とは、第1部分24に隣接して設けられており、第1部分24の厚みよりも小さくベース部22の厚みよりも大きい部分である。
【選択図】図4

Description

本発明は、クロスフローファンに関する。
従来より、円形のプレートとプレートの外周に配置される複数の羽根とを有する羽根車を備えるクロスフローファンがある。このようなクロスフローファンには、風切音を抑えるために、羽根が不等ピッチに配置されているものが多い。このため、例えば、このクロスフローファンを備える空気調和機の室内機では、クロスフローファンの回転時に回転バランスが崩れることで、振動が大きくなるおそれがある。これによって、室内機から異音が発生するおそれがある。
そこで、図14および図15に示すように、プレートに相当する仕切板421に、仕切板421の厚みt1よりも大きい厚みt2を有する偏肉部424が設けられているクロスフローファンがある(特許文献1参照)。このクロスフローファンでは、仕切板421に偏肉部424が設けられることによって、回転時の回転バランスが調節されている。このため、このクロスフローファンを備える室内機では、クロスフローファンの回転時における振動を抑えることで、異音の発生を抑制することができる。
特開平4−164195号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているクロスフローファンでは、図15および図16に示すように、偏肉部424は仕切板421から凸設されており、偏肉部424の厚みt2は一定である。このため、クロスフローファンの回転時に通風抵抗が上昇することで、クロスフローファンの送風性能を低下させるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、回転バランスを調整し、かつ、送風性能の低下を抑制することができるクロスフローファンを提供することにある。
第1発明に係るクロスフローファンは、プレートと、複数の羽根とを備えている。プレートは、ベース部と、ベース部よりも厚みが大きい厚肉部とを有している。複数の羽根は、プレートの外周に配置される。また、厚肉部は、第1部分と第2部分とを含む。第1部分とは、厚肉部において、最も厚みが大きい部分である。また、第2部分とは、第1部分に隣接して設けられており、第1部分の厚みよりも小さくベース部の厚みよりも大きい部分である。
第1発明に係るクロスフローファンでは、厚肉部には、第1部分と第2部分とが含まれる。このため、例えば、厚肉部が第1部分のみから構成されている場合と比較して、クロスフローファンの回転時において、厚肉部における通風抵抗を低減させることができる。
これによって、回転バランスを調整し、かつ、送風性能の低下を抑制することができる。
第2発明に係るクロスフローファンは、第1発明のクロスフローファンであって、第2部分の厚みは、連続して変化しており、第1部分に近いほど大きくなっている。このため、例えば、第2部分の表面がベース部の表面と平行となるように形成されている場合と比較して、クロスフローファンの回転時に、厚肉部における通風抵抗を減少させることができる。また、クロスフローファンの回転時において、厚肉部における乱流渦の発生を抑制することができる。
これによって、厚肉部における通風抵抗を減少させ、かつ、騒音の発生を抑制することができる。
第3発明に係るクロスフローファンは、第1発明のクロスフローファンであって、第2部分の表面は、ベース部の表面と平行となるように形成されている。このため、例えば、第2部分の表面が凹凸状に形成されている場合と比較して、クロスフローファンの回転時において、厚肉部における通風抵抗を低減させることができる。
第4発明に係るクロスフローファンは、第3発明のクロスフローファンであって、第2部分は、少なくとも2つの異なる厚みを有する。また、第2部分の厚みは、第1部分に近いほど大きくなっている。このため、第2部分の厚みが一定である場合と比較して、クロスフローファンの回転時において、厚肉部における通風抵抗をより低減させることができる。
第5発明に係るクロスフローファンは、第1発明から第4発明のいずれかのクロスフローファンであって、第2部分と第1部分とは、プレートの周方向に沿って順に配置されている。このため、例えば、第1部分と第2部分とが、クロスフローファンの回転方向に沿って順に配置されている場合、クロスフローファンの回転による通風抵抗を減少させることができる。
これによって、送風性能の低下を抑制することができる。
第6発明に係るクロスフローファンは、第1発明から第5発明のいずれかのクロスフローファンであって、第2部分と第1部分とは、プレートの半径方向に沿って順に配置されている。このため、例えば、プレートの半径方向に沿って、第1部分、第2部分の順に配置されている場合と比較して、クロスフローファンの回転時において、クロスフローファンを通過する空気の通風抵抗を減少させることができる。
これによって、送風性能の低下を抑制することができる。
第1発明に係るクロスフローファンでは、回転バランスを調整し、かつ、送風性能の低下を抑制することができる。
第2発明に係るクロスフローファンでは、厚肉部における通風抵抗を減少させ、かつ、騒音の発生を抑制することができる。
第3発明に係るクロスフローファンでは、厚肉部における通風抵抗を低減させることができる。
第4発明に係るクロスフローファンでは、厚肉部における通風抵抗をより低減させることができる。
第5発明に係るクロスフローファンでは、送風性能の低下を抑制することができる。
第6発明に係るクロスフローファンでは、送風性能の低下を抑制することができる。
以下に、本発明の一実施形態に係るクロスフローファンを備える機器の一例としての空気調和機の室内機1について、図1を用いて説明する。
<室内機の構成>
この室内機1は、室内の壁面等に取り付けられる壁掛け型の室内機であって、主として、室内機ケーシング5と、室内熱交換器8と、クロスフローファン10とを備えている。
室内機ケーシング5には、室内熱交換器8およびクロスフローファン10等が収納されている。また、室内機ケーシング5には、空調のための空気取込口6と空気吹出口4とが形成されている。
空気取込口6は室内機ケーシング5の上部および前部に設けられており、室内の空気を室内機ケーシング5の内側に取り込むための開口である。
空気吹出口4は、室内機ケーシング5の前面下部に設けられている。また、空気吹出口4近傍には、空気吹出口4を覆うように水平フラップ7が設けられている。水平フラップ7は、フラップモータ(図示せず)によって回転駆動され、空気の案内方向を変更したり、空気吹出口4を開閉したりする。
室内熱交換器8は、長手方向両端で複数回折り返されてなる伝熱管と、伝熱管から挿通される複数のフィンとからなり、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内熱交換器8は、暖房運転時には凝縮器として機能し、冷房運転時には蒸発器として機能する。
クロスフローファン10は、駆動機構としてのモータ(図示せず)と、モータにより空図1に示すA1方向に回転駆動される羽根車17とを有している。また、クロスフローファン10は、空気取込口6から室内機ケーシング5内に空気を吸入し、室内熱交換器8を通過させた後に、空気吹出口4から室内機ケーシング5外に空気を吹き出すことができるように配置されている。具体的には、クロスフローファン10は、室内機ケーシング5内における空気の流れ方向において、室内熱交換器8と空気吹出口4との間に配置されている。また、羽根車17の背面側には、案内部9が配置されている。案内部9は、室内熱交換器8と羽根車17との間の空間S1から羽根車17を貫流した後に羽根車17と空気吹出口4との間の空間S2に吹き出された空気流を空気吹出口4に案内する。さらに、羽根車17の前面側には、空間S2に吹き出された空気流が空間S1に逆流することを防止するための舌部2が設けられている。
このように、この室内機1では、クロスフローファン10の羽根車17を回転駆動することによって、室内機ケーシング5内の空気が羽根車17の回転軸線Oに対して直交するように貫流して空気吹出口4から吹き出される流れである空間S1から空間S2に向かう空気流を生じさせることができる。これにより、この室内機1では、空気取込口6から室内機ケーシング5内に空気が吸入されることとなり、この室内機ケーシング5に吸入された空気は、室内熱交換器8を通過することによって冷却または加熱され、クロスフローファン10の羽根車17を介して、空気吹出口4から室内機ケーシング5外に吹き出される。
次に、クロスフローファン10の有する羽根車17の構成について説明する。
<羽根車の構成>
羽根車17は、図2に示すように、羽根車17の回転軸線O方向である回転軸方向に細長いロータ状の外観形状を有している。また、羽根車17は、主として、円形端面プレート12と、第1羽根車構成体13と、第2羽根車構成体14とを有しており、これらが相互に接合されて構成されている。なお、円形端面プレート12は、回転軸方向の一端を構成している。また、第1羽根車構成体13は、回転軸方向の他端を構成している。第2羽根車構成体14は、円形端面プレート12と第1羽根車構成体13との間に1つ以上(ここでは、8つ)配置されている。
円形端面プレート12は、円板状の円形支持プレート41を有している。円形支持プレート41は、樹脂製であって、羽根車17の回転軸(すなわち、回転軸線O)を中心として回転する。また、円形支持プレート41の中央には、羽根車17の回転軸としての軸部18が設けられている。
第2羽根車構成体14は、上述のように、クロスフローファン10の長手方向の中間部分を構成する部材であり、円形端面プレート12と、第1羽根車構成体13との間に配置されている。また、第2羽根車構成体14は、図2および図3に示すように、円板状の円形支持プレート21と、樹脂製の複数の羽根42とを有している。円形支持プレート21は、樹脂製であって、羽根車17の回転軸(すなわち、回転軸線O)を中心として回転する。また、複数の羽根42は、円形支持プレート21の外周部に羽根車17の回転軸と平行となるように円周方向に不等ピッチで配置されている。なお、円形支持プレート21と複数の羽根42とは射出成形により一体に形成されている。
また、円形支持プレート21は、図4および図5に示すように、ベース部22と、ベース部22の厚みt1よりも厚みの大きい厚肉部23とを有している。厚肉部23は、円形支持プレート21に複数の羽根42が不等ピッチで配置されていることによって発生するクロスフローファン10の回転バランスを修正するために設けられている。また、円形支持プレート21には、複数の羽根42に対応する位置に凹部42aが設けられている。この凹部42aには、他の第2羽根車構成体14の羽根42の先端が嵌め合わされる。具体的には、一方の第2羽根車構成体14の凹部42aと、他方の第2羽根車構成体14の羽根42の先端とが嵌め合わされ超音波溶着等で溶着されることで、第2羽根車構造体14同士が接合される。このようにして、第2羽根車構成体14が複数個組み合わされる。
また、厚肉部23は、第1部分24と第2部分25とから構成されている。第1部分24は、図5に示すように、厚肉部23において、最も大きい厚みt2を有している。また、第2部分25は、第1部分24の厚みt2よりも小さく、ベース部22の厚みt1よりも大きい厚みt3を有している。また、第1部分24の表面および第2部分25の表面は、ベース部22の表面と平行となるように形成されている。
さらに、厚肉部23において第1部分24が設けられている部分では、図4および図5に示すように、円形支持プレート21の半径方向に沿って、第2部分25、第1部分24の順に配置されている。
また、円形支持プレート21において第1部分24が設けられている部分では、図6に示すように、円形支持プレート21の周方向の一方である羽根車17の回転方向(すなわち、A1方向)に沿って、ベース部22、第2部分25、第1部分24、第2部分25、ベース部22の順に配置されている。なお、本実施形態では、円形支持プレート21において第1部分24が設けられている部分では、羽根車17の回転方向(すなわち、A1方向)に沿って、ベース部22、第2部分25、第1部分24、第2部分25、ベース部22の順に配置されているが、これに代えて、図7Aに示すように、円形支持プレート121において第1部分124が設けられている部分では、羽根車の回転方向に沿って、ベース部122、第2部分125、第1部分124、ベース部122の順に配置されていてもよい。なお、図7Aにおいて、符号114は第2羽根車構成体を、符号123は厚肉部を、符号142aは凹部を、それぞれ示している。また、図7Bに示すように、円形支持プレート521において第1部分524が設けられている部分では、羽根車の回転方向に沿って、ベース部522、第1部分524、ベース部522の順に配置されていてもよい。なお、図7Bにおいて、符号514は第2羽根車構成体を、符号523は厚肉部を、符号525は第2部分を、符号542aは凹部を、それぞれ示している。
また、各羽根42は、円形支持プレート21において、羽根車17の回転方向(ここでは、図4に示すA1方向)に向かって所定角度傾斜するように配置されている。
第1羽根車構成体13は、図2に示すように、円板状の円形支持プレート31と、樹脂製の複数の羽根32とを有している。円板状の円形支持プレート31は、樹脂製であって、羽根車17の回転軸(すなわち、回転軸線O)を中心として回転する。また、複数の羽根32は、円形支持プレート31の外周部に羽根車17の回転軸と平行となるように円周方向に不等ピッチで配置されている。また、円形支持プレート31の中央には、羽根車17の回転軸としての軸部(図示せず)が設けられている。なお、円形支持プレート31と複数の羽根32とは、射出成形により一体に形成されている。また、第1羽根車構成体13は、第1羽根車構成体13を構成する円形支持プレート31の中央に軸部が設けられていること以外は第2羽根車構成体14と同様であるため、説明を省略する。
<特徴>
(1)
従来より、円形のプレートとプレートの外周に配置される複数の羽根とを有する羽根車を備えるクロスフローファンがある。このようなクロスフローファンには、風切音を抑えるために、羽根が不等ピッチに配置されているものが多い。このため、例えば、このクロスフローファンを備える空気調和機の室内機では、クロスフローファンの回転時に回転バランスが崩れることで、振動が大きくなるおそれがある。これによって、室内機から異音が発生するおそれがある。
そこで、特開平4−164195号公報に開示されているクロスフローファンでは、プレートに相当する仕切板421に、仕切板421の厚みt1よりも大きい厚みt2を有する偏肉部424が設けられている。このクロスフローファンでは、仕切板421に偏肉部424が設けられることによって、回転時の回転バランスが調節されている。このため、このクロスフローファンを備える室内機では、クロスフローファンの回転時における振動を抑えることで、異音の発生を抑制することができる。
しかしながら、このクロスフローファンでは、偏肉部424は仕切板421から凸設されており、偏肉部424の厚みは一定である。このため、クロスフローファンの回転時に通風抵抗が上昇することで、クロスフローファンの送風性能を低下させるおそれがある。
そこで、上記実施形態では、厚肉部23は、厚肉部23において最も厚みの大きい厚みt2を有する第1部分24と、第1部分24の厚みt2よりも小さくベース部22の厚みt1よりも大きい厚みt3を有する第2部分25とから構成されている。このため、例えば、厚肉部が第1部分のみから構成されている場合と比較して、クロスフローファン10の回転時において、厚肉部23における通風抵抗を低減させることができる。
これによって、回転バランスを調整し、かつ、送風性能の低下を抑制することができている。
(2)
上記実施形態では、第1部分24の表面および第2部分25の表面は、ベース部22の表面と平行となるように形成されている。このため、例えば、厚肉部の表面が凹凸形状に形成されている場合と比較して、クロスフローファン10の回転時に、厚肉部23における通風抵抗を低減させることができている。
(3)
上記実施形態では、厚肉部23において第1部分24が設けられている部分では、円形支持プレート21の半径方向に沿って、第2部分25、第1部分24の順に配置されている。このため、例えば、円形支持プレートの半径方向に沿って、第1部分、第2部分の順に配置されている場合と比較して、クロスフローファン10の回転時において、羽根車17を通過する空気の通風抵抗を減少させることができる。
これによって、送風性能の低下を抑制することができている。
(4)
上記実施形態では、円形支持プレート21において第1部分24が設けられている部分では、円形支持プレート21の周方向の一方である羽根車17の回転方向(すなわち、A1方向)に沿って、ベース部22、第2部分25、第1部分24、第2部分25、ベース部22の順に配置されている。このため、クロスフローファン10の回転による通風抵抗を低減させることができる。
これによって、送風性能の低下を抑制することができている。
<変形例>
(A)
上記実施形態では、第2部分25は、第1部分24の厚みt2よりも小さくベース部22の厚みt1よりも大きい厚みt3を有している。また、第2部分の厚みt3は、一定である。
これに代えて、第2部分が2以上の異なる厚みを有していてもよい。
例えば、第2部分が2つの異なる厚みt3,t4を有する円形支持プレート221によって構成されている第2羽根車構成体214について説明する。なお、以下に説明するクロスフローファンにおいて、第2羽根車構成体214以外の構成は上記実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第2羽根車構成体214は、クロスフローファンの長手方向の中間部分を構成する部材であり、円形端面プレートと、第1羽根車構成体との間に配置されている。また、第2羽根車構成体214は、図8および図9に示すように、円板状の円形支持プレート221と、樹脂製の複数の羽根242とを有している。円形支持プレート221は、樹脂製であって、羽根車の回転軸(すなわち、回転軸線O)を中心として回転する。また、複数の羽根242は、円形支持プレート221の外周部に羽根車の回転軸と平行となるように円周方向に不等ピッチで配置されている。なお、円形支持プレート221と複数の羽根242とは射出成形により一体に形成されている。
また、円形支持プレート221は、図8および図9に示すように、ベース部222と、ベース部222の厚みt1よりも厚みの大きい厚肉部223とを有している。また、円形支持プレート221には、複数の羽根242に対応する位置に凹部242aが設けられている。この凹部242aには、他の第2羽根車構成体214の羽根242の先端が嵌め合わされる。具体的には、一方の第2羽根車構成体214の凹部242aと、他方の第2羽根車構成体214の羽根242の先端とが嵌め合わされ超音波溶着等で溶着されることで、第2羽根車構造体214同士が接合される。このようにして、第2羽根車構成体214が複数個組み合わされる。
厚肉部223は、第1部分224と、第2部分225,226とから構成されている。また、第1部分224の表面および第2部分225,226の表面は、ベース部222の表面と平行となるように形成されている。さらに、厚肉部223において第1部分224が設けられている部分では、図8および図9に示すように、円形支持プレート221の半径方向に沿って、第2部分225,226、第1部分224の順に配置されている。
第1部分224は、厚肉部223において最も大きい厚みt2を有している。第2部分225,226は、第1部分224の厚みt2よりも小さく、ベース部222の厚みt1よりも大きい厚みt3,t4を有している(以下、第2部分において、厚みt4を有する部分を第1中間厚部分226といい、厚みt3を有する部分を第2中間厚部分225という)。第1中間厚部分226は、図9に示すように、厚肉部223において最も小さい厚みt4を有している。また、第2中間厚部分225は、第1部分224の厚みt2よりも小さく、第1中間厚部分226の厚みt4よりも大きい厚みt3を有している。また、厚肉部223において第2中間厚部分225が配置されている部分では、図8および図9に示すように、円形支持プレート21の半径方向に沿って、第1中間厚部分226、第2中間厚部分225の順に配置されている。このため、厚肉部223の厚みは、第1部分224に近いほど大きくなっている。また、円形支持プレート221において第1部分224が設けられている部分では、図10に示すように、円形支持プレート221の周方向の一方である羽根車の回転方向(すなわち、A1方向)に沿って、ベース部22、第1中間厚部分226、第2中間厚部分225、第1部分224、第2中間厚部分225、第1中間厚部分226、ベース部222の順に配置されている。
また、各羽根242は、円形支持プレート221において、羽根車の回転方向の一方(ここでは、図8に示すA1方向)に向かって所定角度傾斜するように配置されている。
このクロスフローファンは、このような構成によって、第2部分の厚み(例えば、厚みt3)が一定である場合と比較して、クロスフローファンの回転時において厚肉部223における通風抵抗を更に低減させることができる。
これによって、送風性能を向上させることができる。
なお、ここでは、厚肉部223の第2部分225,226が2つの異なる厚みt3,t4を有している例について説明しているが、厚肉部の第2部分の厚みが、2つ以上(例えば、3つ)の異なる厚みを有していてもよい。なお、第2部分が異なる厚みを複数有する場合においても、第2部分の厚みが第1部分に近いほど大きくなるように、第2部分が形成される。
(B)
上記実施形態では、第2部分25の表面は、ベース部22の表面と平行となるように形成されている。
これに代えて、第2部分の厚みが、連続して変化していてもよい。
例えば、図11に示すように、第2部分325の厚みが連続して変化している円形支持プレート321によって構成されている第2羽根車構成体314について説明する。なお、以下に説明するクロスフローファンにおいて、第2羽根車構成体314以外の構成は上記実施形態と同様であるため、説明を省略する。
第2羽根車構成体314は、クロスフローファンの長手方向の中間部分を構成する部材であり、円形端面プレートと、第1羽根車構成体との間に配置されている。また、第2羽根車構成体314は、図11および図12に示すように、円板状の円形支持プレート321と、樹脂製の複数の羽根342とを有している。円形支持プレート321は、樹脂製であって、羽根車の回転軸(すなわち、回転軸線O)を中心として回転する。また、複数の羽根342は、円形支持プレート321の外周部に羽根車の回転軸と平行となるように円周方向に不等ピッチで配置されている。なお、円形支持プレート321と複数の羽根342とは射出成形により一体に形成されている。
また、円形支持プレート321は、図11および図12に示すように、ベース部322と、ベース部322の厚みt1よりも厚みの大きい厚肉部323とを有している。また、円形支持プレート321には、複数の羽根342に対応する位置に凹部342aが設けられている。この凹部342aには、他の第2羽根車構成体314の羽根342の先端が嵌め合わされる。具体的には、一方の第2羽根車構成体314の凹部342aと、他方の第2羽根車構成体314の羽根342の先端とが嵌め合わされ超音波溶着等で溶着されることで、第2羽根車構造体314同士が接合される。このようにして、第2羽根車構成体314が複数個組み合わされる。
厚肉部323は、第1部分324と、第2部分325とから構成されている。また、厚肉部323において第1部分324が設けられている部分では、図11および図12に示すように、円形支持プレート321の半径方向に沿って、第2部分325、第1部分324の順に配置されている。
第1部分324は、厚肉部323において最も大きい厚みt2を有している。第2部分325は、第1部分324の厚みt2よりも小さく、ベース部322の厚みt1よりも大きい厚みt3を有している。また、第2部分325の厚みt3は、図12に示すように、連続して変化しており、第1部分324に近いほど大きくなっている。具体的には、第2部分325は所定の角度で傾斜しており、その傾斜角度は45度以下である。また、円形支持プレート321において第1部分324が設けられている部分では、図13に示すように、円形支持プレート221の周方向の一方である羽根車の回転方向(すなわち、A1方向)に沿って、ベース部322、第2部分325、第1部分324、第2部分325、ベース部322の順に配置されている。
また、各羽根342は、円形支持プレート321において、羽根車の回転方向の一方(ここでは、図11に示すA1方向)に向かって所定角度傾斜するように配置されている。
このような構成によって、このクロスフローファンでは、第2部分の表面がベース部の表面と平行となるように設けられており第2部分の厚みが一定である場合と比較して、クロスフローファンの回転時において、厚肉部323における通風抵抗を減少させることができる。また、クロスフローファンの回転時において、厚肉部323における乱流渦の発生を抑制することができる。
これによって、厚肉部323における通風抵抗を減少させ、かつ、騒音の発生を抑制することができる。
本発明は、回転バランスを調整し、かつ、送風性能の低下を抑制することができるため、クロスフローファンへの適用が有効である。
本発明の実施形態に係るクロスフローファンを備える室内機の概略断面図。 本発明の実施形態に係るクロスフローファンの備える羽根車の外観斜視図。 羽根車を構成する第2羽根車構成体の一つを示す斜視図。 第2羽根車構成体を構成する円形支持プレートを示す概略平面図。 第2羽根車構成体を構成する円形支持プレートの概略断面図(図4のV-V断面に相当)。 第2羽根車構成体を構成する円形支持プレートの概略断面図(図4のVI-VI断面に相当)。 第2羽根車構成体を構成する円形支持プレートを示す概略平面図。 第2羽根車構成体を構成する円形支持プレートを示す概略平面図。 変形例(A)の第2羽根車構成体を構成する円形支持プレートを示す概略平面図。 変形例(A)の第2羽根車構成体を構成する円形支持プレートの概略断面図(図8のIX-IX断面に相当)。 変形例(A)の第2羽根車構成体を構成する円形支持プレートの概略断面図(図8のX-X断面に相当)。 変形例(B)の第2羽根車構成体を構成する円形支持プレートを示す概略平面図。 変形例(B)の第2羽根車構成体を構成する円形支持プレートの概略断面図(図11のXII-XII断面に相当)。 変形例(B)の第2羽根車構成体を構成する円形支持プレートの概略断面図(図11のXIII-XIII断面に相当)。 従来のクロスフローファンを構成する羽根車の円形支持プレートを示す概略平面図。 従来のクロスフローファンを構成する羽根車の円形支持プレートの概略断面図(図14のXV-XV断面に相当)。 従来のクロスフローファンを構成する羽根車の円形支持プレートの概略断面図(図14のXVI-XVI断面に相当)。
符号の説明
10 クロスフローファン
21,121,221,321 円形支持プレート(プレート)
22,122,222,322 ベース部
23,123,223,323 厚肉部
24,124,224,324 第1部分
25,125,225,226,325 第2部分
42,142,242,342 羽根

Claims (6)

  1. ベース部(22,122,222,322)と、前記ベース部よりも厚みが大きい厚肉部(23,123,223,323)とを有するプレート(21,121,221,321)と、
    前記プレートの外周に配置される複数の羽根(42,142,242,342)と、を備え、
    前記厚肉部は、前記厚肉部において最も厚みが大きい第1部分(24,124,224,324)と、前記第1部分に隣接して設けられ前記第1部分の厚みよりも小さく前記ベース部の厚みよりも大きい第2部分(25,125,225,226,325)とを含む、
    クロスフローファン(10)。
  2. 前記第2部分(325)の厚みは、連続して変化しており、前記第1部分(324)に近いほど大きくなっている、
    請求項1に記載のクロスフローファン。
  3. 前記第2部分(25,125,225,226)の表面は、前記ベース部(22,122,222)の表面と平行となるように形成されている、
    請求項1に記載のクロスフローファン。
  4. 前記第2部分(225,226)は、少なくとも2つの異なる厚みを有し、
    前記第2部分(225,226)の厚みは、前記第1部分(224)に近いほど大きくなっている、
    請求項3に記載のクロスフローファン。
  5. 前記第2部分(25,125,225,226,325)と前記第1部分(24,124,224,324)とは、前記プレート(21,121,221,321)の周方向に沿って順に配置されている、
    請求項1から4のいずれかに記載のクロスフローファン。
  6. 前記第2部分(25,125,225,226,325)と前記第1部分(24,124,224,324)とは、前記プレート(21,121,221,321)の半径方向に沿って順に配置されている、
    請求項1から5のいずれかに記載のクロスフローファン。
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