JP2009518852A - 研磨選択度調節補助剤及びこれを含有するcmpスラリー - Google Patents

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Abstract

本発明は、陽電荷を帯びた物質と陰電荷を帯びた物質とを同時に研磨する時に使用される研磨選択度調節補助剤、前記研磨選択度調節補助剤を含有するCMPスラリーに関する。前記研磨選択度調節補助剤は、a)陽電荷を帯びた物質に吸着して陰電荷を帯びた物質に対する研磨選択度を高める高分子電解質、b)塩基性物質、及び、c)フッ素系化合物を含む。本発明に係る研磨選択度調節補助剤をCMPスラリーに使用すれば、窒化ケイ素膜に対する酸化ケイ素膜の研磨選択度を高めると共に、前記CMPスラリー内粒子サイズの均一化、外力による粘度変化の安定化、研磨中に発生するマイクロスクラッチの最小化を図ることができ、これによって、微細パターンが要求される超高集積半導体製造工程における信頼性及び生産性を向上させることができる。

Description

本発明は、陽電荷を帯びた物質と陰電荷を帯びた物質とを同時に研磨する時に使用される研磨選択度調節補助剤及びこの研磨選択度調節補助剤を含有するCMPスラリーに関する。
超小型電子素子の集積度が増加し続けるにつれて、これら電子素子の製造に利用される平坦化工程がさらに重要になっている。高集積された電子素子を得るための努力の一環として、半導体ウェハー上に多重連結配線技術及び多層積層技術が一般に行われている。しかしながら、このような技術の一つを実行した後に発生するウェハー表面の非平坦性は、多くの問題点を惹起している。そのため、ウェハー表面における非均一性を最小化するために平坦化技術が超小型電子素子製造プロセスにおいて種々の工程に採用されている。
このような平坦化技術の一つとして、化学機械研磨(CMP)がある。CMP途中のウェハー表面は、表面に対して相対的に回転している研磨パッドに突き合わせてプレスされて、研磨中、CMPスラリーとして知られる化学的試薬が研磨パッドに導入される。このようなCMP技術では、化学的及び物理的作用によってウェハーの表面を平坦化する。換言すれば、CMP技術では、表面に対して相対的に回転している研磨パッドに対してウェハー表面をプレスすること、同時に化学的反応スラリーをパターン形成されたウェハーの表面に供給することにより、ウェハー表面の平坦化が行われる。
CMP工程を適用する実施態様として、浅いトレンチ分離(Shallow Trench Isolation、以下「STI」と略する)がある。STI工程は、最近、最小線幅が0.13μm以下と厳しくなるにつれて、既存のLOCOS工程における問題を解決し、チップ間の絶縁を図るために開発された工程である。これは、既存のLOCOS工程がいわゆるバーズビーク現象を惹起するためであり、一方最小ライン幅標準が0.13μmまたはそれ以下の程度まで、より厳密になっている。前記STI技術では、相対的に浅い素子分離トレンチが形成され、このトレンチは、ウェハー表面上で活性領域を分離させるフィールド領域の形成に利用される。
STI工程では、図1に示されたように、パッドシリコン酸化膜(SiO)層101及びシリコン窒化膜(SiN)層102が半導体ウェハー上に順次積層される。その後、フォトレジストパターンがSiN層上に形成される。次に、フォトレジスト樹脂パターンをマスクとしてSiN層102、パッドシリコン酸化膜101及び半導体基板100が部分的にエッチングされて多数のトレンチ103が形成される。
次に、フィールド領域を形成するため、トレンチ103を埋めながらSiN層102の表面を覆うように、絶縁用シリコン酸化膜104が減圧CVD(LPCVD)法、プラズマ強化CVD(PECVD)法または高密度プラズマCVD(HDPCVD)法で蒸着される。
次に、前記SiN層102が露出するまで絶縁用シリコン酸化膜104が研磨され、また、活性領域間のSiN層102とパッドシリコン酸化膜101とは、エッチング工程で除去され、最後にゲートシリコン酸化膜105が半導体基板の表面上に形成される。
なお、前記絶縁用シリコン酸化膜104を除去するCMP工程において、前記絶縁用シリコン酸化膜104とSiN層102との化学的及び物理的特性の違いによって、前記層が互いに異なった除去速度を示すようになる。
このような絶縁用シリコン酸化膜とシリコン窒化膜SiN層との除去速度の比は、スラリーの除去選択度として示されるようになる。
前記スラリー除去選択度が低くなるほどSiN層の除去量は多くなる。好ましくは、SiN層は、除去されてはならない。即ち、絶縁用シリコン酸化膜のSiN層に対する除去選択度は、30:1以上であることが好ましい。それにもかかわらず、現在使用されているCMPスラリーの絶縁酸化膜のSiN層に対する除去選択度は、およそ4:1程度と低いため、実際工程において、SiN層は、エッチング許容範囲を超過して研磨されている。
結果的に、SiN層のパターンは、CMP工程中にウェハーの部位別に均一に除去できなくなることがあり、そのため、ウェハーの全般にわたってSiN層の厚さ変化の幅が非常に大きくなり、これは、半導体基板の表面が、密度の大きなパターンと密度の小さなパターンとを同時に持っている場合、特に問題になる。
前述のような問題で、フィールド領域が形成された最終構造は、活性領域とフィールド領域との間の段差を誘発するようになり、これは、後続の素子製造工程のマージンを減少させると共に、トランジスタ及び素子の特性を劣化させる結果をもたらす。従って、SiN層パターンは、CMP工程で酸化膜を除去した後でも、均一な厚さのSiNパターンを得ることが困難であるという問題点がある。
従って、最近、前記SiN層の研磨速度に比べて前記絶縁用シリコン酸化膜の研磨速度が速く調節されるスラリー組成物に関する研究が盛んに行われており、その研究の例としては、米国特許第5614444号、特開平10−106988号、特開平10−154672号、特開平10−270401号、特開2001−37951号、特開2001−35820号、特開2001−319900号、韓国公開特許第2001−108048号、韓国公開特許第2002−15697号、韓国公開特許第2003−39999号、韓国公開特許第2004−57653号、韓国公開特許第2004−13299号、韓国公開特許第2003−39999号などがある。
しかし、上記の技術は、発明の範囲が広すぎて不明瞭に記載され、基本的な研磨速度と選択度のみが明示されているため、その実現が不可能であるという問題点がある。
また、韓国半導体メーカー及びスラリーメーカーは酸化セリウムスラリー組成物の研磨選択度を増加させるための添加剤を開発しており、その添加剤はリニア型高分子物質を単独で又は低分子量の物質と混合して含有する。そのような添加剤は、韓国公開特許第2003−39999号、韓国公開特許第2004−98671号、韓国公開特許第2004−95118号及び韓国公開特許第2005−4051号に記載されている。
しかし、上記の技術では、グラフト型高分子電解質(polyelectrolyte、ionic polymer又はmacroion)を含むCMPスラリーについて明示しておらず、特に、フッ素系化合物を添加して低スクラッチ性及び研磨率を向上させる効果についても明示されていない。
米国特許第5614444号 特開平10−106988号 特開平10−154672号 特開平10−270401号 特開2001−37951号 特開2001−35820号 特開2001−319900号 韓国公開特許第2001−108048号 韓国公開特許第2002−15697号 韓国公開特許第2003−39999号 韓国公開特許第2004−57653号 韓国公開特許第2004−13299号 韓国公開特許第2003−39999号 韓国公開特許第2003−39999号 韓国公開特許第2004−98671号 韓国公開特許第2004−95118号 韓国公開特許第2005−4051号 韓国特許出願第2005−113758号
本発明者らは、陽電荷を帯びた物質の構造物と陰電荷を帯びた物質の構造物とを同時に研磨する際に、陽電荷を帯びた物質の構造物に吸着して陰電荷を帯びた物質の構造物に対する研磨選択度を高める補助剤として高分子電解質を使用する場合、高分子電解質の添加量が多いため、スラリーの分散安定性が低下して凝集現象が発生し、粒子の大きさが1μm以上と増大し、経時的な粒子の大きさの変化が非常に大きくなるという問題点を認識し、また、本発明者らは、フッ素系化合物を併用すれば、粒子サイズと粘度の変化幅が減少することを見出し、本発明を完成するに至った。
本発明は、陽電荷を帯びた物質と陰電荷を帯びた物質とを同時に研磨する時に使用される研磨選択度調節補助剤であって、a)陽電荷を帯びた物質に上に吸着層を形成して、陰電荷を帯びた物質に対する研磨選択度を高める高分子電解質、b)塩基性物質、及び、c)フッ素系化合物を含むことを特徴とする研磨選択度調節補助剤を提供すると共に、前記研磨選択度調節補助剤及び研磨粒子を含むCMPスラリーを提供する。
また、本発明は、前記CMPスラリーを用いた浅いトレンチ素子分離(STI)法を提供する。
次に、本発明の詳細を説明する。
一般に、シリコン窒化物は、表面電荷が陽電荷を帯び、シリコン酸化物は、表面電荷が陰電荷を帯びている。従って、シリコン窒化物よりシリコン酸化物に対する研磨選択度を高めるため、陰電荷を帯びた高分子、例えば高分子電解質を陽電荷を帯びたシリコン窒化物に静電気力で吸着させて前記陽電荷を帯びたシリコン窒化物を研磨から保護することで、研磨時、陰電荷を帯びたシリコン酸化物に対する研磨選択度を高めることができ、これによって、研磨時、陽電荷を帯びた物質に対する陰電荷を帯びた物質の研磨選択度を30:1以上とすることが可能である。
ここで、陰電荷を帯びた高分子の分子量が小さい場合は、陽電荷を帯びた物質の構造物にまばらに吸着したり、厚さの薄い被覆層として吸着されてしまい、陽電荷を帯びた物質の構造物を研磨から十分に保護することができない。研磨から完璧に保護するために、陰電荷を帯びた高分子は、分子量が大きければ大きいほど良いが、分子量が大きくなると、ファンデルワールス力で研磨粒子にも一部吸着して前記粒子の凝集が発生し、この凝集した粒子たちは、研磨時にスクラッチ傷のような問題を惹起する。
また、前記高分子電解質の製造時に、主モノマーとしてアクリル酸を使用し、通常、水を使用して重合する場合、高分子の生成時、粘度が高くて攪拌ができなくなり、また、粘度を下げるために固形分量を減らすと、経済性が低下するという問題点がある。
さらには、高分子電解質を研磨選択度調節補助剤として使用する場合、研磨選択度は向上させることができるが、全般的な研磨速度が下がることがあり得る。
従って、本発明は、高分子電解質を研磨選択度調節補助剤として使用する場合、フッ素系化合物を追加して使用することで、粒子サイズが一様でかつ外力による粘度変化が安定しており、研磨中に発生するマイクロスクラッチを極力抑制しながら生産性を向上させようとするものである。
本発明において使用される高分子電解質は、重量平均分子量が2,000〜50,000であるリニア型高分子電解質、重量平均分子量が1,000〜20,000であり主鎖及び側鎖を含むグラフト型高分子電解質又はこれらの混合物であることが好ましい。
陰電荷を帯びた高分子電解質において、静電気力による、陽電荷を帯びた物質の構造物への吸着を最大化しながらファンデルワールス力による吸着を最小化するため、本発明では、分子量が調節されたリニア型高分子電解質を使用し、又は、主鎖及び側鎖を含むグラフト型の高分子電解質を使用し、又は、これらの混合物を使用する。
同じ分子量の範囲内にあるリニア型高分子電解質とグラフト型高分子電解質とを比較すると、グラフト型高分子電解質は、主鎖の長さが、リニア型高分子電解質の鎖の長さより短いため、凝集現象を極力抑制することが可能である。また、グラフト型高分子電解質は、主鎖にグラフトされた側鎖によって、陽電荷を帯びた物質の構造物に吸着する際に、リニア型高分子電解質より側鎖の長さに比例して、単位面積当たりの重合体密度が大きく、より厚く被覆層を形成することができる(図2参照)。グラフト型高分子電解質を使用する場合、分子量を大きくすることなく、グラフト型高分子電解質が選択的に陽電荷を帯びた物質の構造物に厚く吸着されることができる。従って、静電気力によって選択的に吸着された陽電荷を帯びた物質の構造物を研磨から保護することで、陽電荷を帯びた物質の構造物(例えば、シリコン窒化物)に対する陰電荷を帯びた物質の構造物(例えば、シリコン酸化物)の研磨選択度を高めることができる。
なお、本発明に係る補助剤を使用する場合は、前記陰電荷を帯びる物質だけでなく、電荷を帯びない物質の研磨選択度を高めることができるため、電荷を帯びない物質をも本発明において陰電荷を帯びる物質の等価物とみなされる。
なお、CMP工程において要求される選択度は、30:1以上である。
本発明に係る高分子電解質として重量平均分子量が2,000〜50,000であるリニア型高分子電解質を使用する場合、陽電荷を帯びる物質の構造物(例えば、シリコン窒化物)に対する陰電荷を帯びる物質の構造物(例えば、シリコン酸化物)の研磨選択度の範囲を30:1以上に調節することができる。
また、本発明に係る重量平均分子量が1,000〜20,000であり主鎖及び側鎖を含むグラフト型の高分子電解質を使用する場合、前記研磨選択度の範囲は、前記リニア型高分子電解質を使用する場合に比べて遥かに大きい。従って、「重量平均分子量が2,000〜50,000であるリニア型高分子電解質」及び「重量平均分子量が1,000〜20,000であり主鎖及び側鎖を含むグラフト型高分子電解質」を適切に混合して使用すれば、研磨選択度の範囲を50:1〜100:1の範囲内で調節することが可能である。
本発明において使用されるリニア型高分子電解質は、カルボキシル基を含む化合物が好ましく、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸又はマレイン酸などを使用することができる。市販のリニア型高分子電解質としては、韓国サンノプコ株式会社のCerasprese5468、アルドリッチ社のリニアポリマーなどが挙げられる。
前記リニア型高分子電解質は、重量平均分子量が2,000〜50,000であることが好ましく、重量平均分子量が2,000を下回る場合は、シリコン窒化膜の研磨率が増加して選択度が低下するという問題点があり、また、50,000を上回る場合は、シリコン酸化膜の研磨率が低下するという問題点がある。
なお、本発明において使用されるグラフト型の高分子電解質は、図2に示されるように、主鎖部200と側鎖部201から構成されることができる。
本発明においてグラフト型高分子電解質は、重量平均分子量が、好ましくは、1,000〜20,000、より好ましくは、3,000〜15,000である。前記グラフト型高分子電解質の重量平均分子量が1,000を下回るか20,000を上回る場合は、安定したスラリー組成物を得ることが困難である。また、20,000を上回る場合は、研磨作用をすべき粒子を凝集させてしまい、陽電荷を帯びる物質の構造物(例えば、シリコン窒化物)だけでなく、陰電荷を帯びる物質の構造物(例えば、シリコン酸化物)にも高分子電解質が吸着され、研磨作用に対して保護層として作用するため、陽電荷を帯びる物質の構造物と陰電荷を帯びる物質の構造物とのいずれにおいても研磨率及び研磨選択度が低下するようになる。
本発明に係るグラフト型高分子電解質において、側鎖の長さは、分子量が500〜2,000であることが好ましく、主鎖の長さは、分子量が500〜15,000であることが好ましい。側鎖の長さが短すぎると、吸着時に被覆厚さが薄くなって保護機能を十分に果たすことができなく、長すぎると、凝集現象が起こることがあり得る。主鎖の長さが短すぎると、吸着がうまく行われないことがあり、長すぎると、粒子の凝集現象を起こすことがあり得る。
高分子電解質の主鎖は、静電気力による吸着を主に担っているものであるため、陽電荷を帯びる物質の構造物への吸着がうまく行われるように、陰電荷を帯びる単位体が多く含まれていることが好ましい。例えば、陰電荷を帯びる単位体は、カルボン酸などの作用基を有するものである。
鎖側は、静電気力による吸着面において、主鎖に比べてその影響力が小さいため、必ずしも陰電荷を帯びる必要がないが、陽電荷を帯びてはならず、主に吸着膜を厚く形成する働きをする。
前記グラフト型高分子電解質の側鎖は、水酸基、カルボキシル基及び/又はスルホン酸基を含有するエチレン性不飽和モノマーの重合又は共重合由来のマクロ単位体(macro−unit)を含むことが好ましく、前記グラフト型高分子電解質の主鎖は、カルボキシル基を含有するエチレン性不飽和モノマー由来の単位体を含むことが好ましい。
研磨用スラリーは、分散媒として主に水を使用しているため、グラフト型高分子電解質は、水に可溶のものが好ましく、グラフト型高分子電解質において側鎖を形成するマクロ単位体も親水性のものであることが好ましく、水への親和性が高いもの、例えば、水酸基、カルボキシル基、スルホン酸基が含有されたエチレン性不飽和モノマー由来の単位体を含むことが好ましい。マクロ単位体は、短鎖のポリマーであって、サブモノマーが8〜16個程度重合され、末端に作用基を有するマクロモノマー由来のものである。マクロ単位体を含む側鎖が長すぎる場合は、凝集現象が起こり、短すぎる場合は、保護機能を果たすことができない。
本発明において使用されるグラフト型高分子電解質の製造方法は、韓国特許出願第2005−113758号を参照されたい。同号明細書に記載の内容は、本明細書に援用する。
なお、前記グラフト型高分子電解質の製造に使用される主モノマーは、アクリル酸などのカルボン酸であって、通常水を使用して重合する場合、高分子の生成時、粘度が高くて攪拌ができなくなり、粘度を低めるため固形分量を減らすと、経済性が低下するという問題点がある。従って、本発明は、グラフト型の高分子電解質の製造時に固形分量を40%程度に維持しながら、希望の分子量が得られるように水とイソプロピルアルコールとを適切に混合して使用し、重合温度をイソプロピルアルコールの沸点にして重合を行う。また、前記イソプロピルアルコールは、連鎖移動剤としての役割を果たし、希望の分子量を有するグラフト型高分子電解質を得るために効果がある。
このようなグラフト型高分子電解質は、下記の式1で表されるアルコキシポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートエステルモノマーを側鎖に含有することが好ましい。
Figure 2009518852
[式中、Rは、水素原子又はメチルを示し、
Oは、炭素数2〜4のオキシアルキレンの1種又は2種以上の混合物を示し(但し、2種以上の混合物である場合はブロック状又はランダムに付加されることができる)、
は、炭素数1〜4のアルキルを示し、
mは、オキシアルキレン基の平均付加モル数で、1〜50の整数である]
特に、高分子電解質内のアルコキシポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートエステルモノマーは、10重量%〜50重量%含有されることが好ましい。その含量が10重量%を下回る場合は、グラフト型によって可能になる高選択度の特性を得ることが困難であるという問題点があり、50重量%を上回る場合は、高選択度の添加剤として使用する時、最終スラリー組成物において気泡発生を増加させるおそれがあるという問題点がある。
このような重量平均分子量が2,000〜50,000であるリニア型高分子電解質と重量平均分子量が1,000〜20,000であるグラフト型高分子電解質とは、それぞれ単独で使用されることができ、又は、混合して使用することもできる。
本発明に係るリニア型高分子電解質、グラフト型高分子電解質又はこれらの混合物は、それぞれ塩基性物質を利用して水相から高分子電解質塩に変化させることができる。なお、高分子電解質が塩でなく他の形態として使用される場合も、同じく本発明の範囲に含まれる。
本発明の高分子電解質塩のpHは、好ましくは、4.5〜8.8、より好ましくは、6.0〜8.0の範囲である。前記pHが4.5を下回るか、8.8を上回る場合は、研磨選択度に悪影響を与えることがあるという問題点があり得る。
本発明に係る補助剤がCMPスラリーに使用される場合、塩基性物質としては、水酸化アンモニウム(NHOH)又は塩基性アミン(例えば、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化テトラプロピルアンモニウム又は水酸化テトラブチルアンモニウムなど)などを単独又は2種以上を混合して使用することができる。
本発明に使用されるフッ素系化合物は、高分子電解質による研磨粒子の凝集を抑制することで、粒子のサイズ及び外力によるスラリーの粘度変化を均一に維持し、研磨時に均一性を高めると共に、マイクロスクラッチの発生率を最小化する作用を果たす。
さらに、フッ素系化合物は、酸化膜研磨率を増大させる働きをする。
前記フッ素系化合物は、フッ素塩、フッ化水素酸を含む酸、フッ素重合体、有機/無機のフッ素含有酸などを使用することができ、具体的には、フッ化水素酸(HF)、フッ化カリウム(KF)、フッ化ナトリウム(NaF)、フルオロケイ酸(HSiF)、フルオロホウ酸(HBF)、フッ化アンモニウム(NHF)、ヘキサフルオロケイ酸アンモニウム((NHSiF)、テトラフルオロホウ酸アンモニウム(NHBF)、テトラフルオロホウ酸カリウム(KBF)、二フッ化水素アンモニウム(NHHF)、フッ化テトラエチルアンモニウム(TEAF、(CNF・xHO)及びフッ化テトラメチルアンモニウム(TMAF、(CHNF)などを使用することができる。
前記フッ素系化合物は、前記高分子電解質100重量部に対して0.01重量部〜5.0重量部で含まれることが好ましく、その含量が0.01重量部を下回る場合は、スラリーの粒子サイズの均一化及び粘度変化の均一化においてその作用効果が小さくなり、5.0重量部を上回る場合は、スラリーの分散安定性及び貯蔵安定性に影響を与え、マイクロスクラッチが増加するようになる。
なお、本発明は、a)前述の補助剤、b)研磨粒子、及びc)水を含むCMPスラリーを提供する。
ここで、前記フッ素系化合物は、補助剤に含有された状態で添加することができ、又は、別にCMPスラリーに添加されることができる。両方とも本発明の範疇に入る。
前記高分子電解質は、CMPスラリーに0.1重量%〜10重量%で含まれることが好ましい。その含量が0.1重量%を下回る場合は、シリコン窒化膜の研磨率が増大して研磨選択度が低下し、パターン研磨時にディッシングが発生する問題点があり、10重量%を上回る場合は、シリコン酸化膜の研磨率が低下して工程時間が長くなり、選択度が低くなり、研磨粒子の凝集現象が発生するという問題点がある。
前記研磨粒子は、CMPスラリーに0.1重量%〜10重量%で含まれることが好ましく、その含量が0.1重量%を下回る場合は、酸化物層の除去速度が十分でなく、10重量%を上回る場合は、スラリーの安定性が低下する。
研磨粒子としては、シリカ、アルミナ、酸化ジルコニウム、酸化チタン、酸化セリウムなどのナノサイズのセラミック研磨粒子を使用でき、酸化セリウムが好ましい。
CMPスラリーは、溶媒(例えば、水)に溶解された高分子電解質塩と分散媒(例えば、水)に分散された研磨粒子とを用いて製造することができる。この時、高分子電解質塩水溶液の濃度は、3重量%〜3.5重量%であることが好ましく、研磨粒子水分散液の濃度は、4重量%〜6重量%であることが好ましい。
従って、CMPスラリー内の水は、高分子電解質塩又は研磨粒子組成物そのものに含有される形態で含まれることができる。CMPスラリー内の水の含量は、スラリー組成物全体が100重量%になるように調節することができ、94重量%〜99.8重量%で含まれることが好ましい。その含量が94重量%を下回る場合は、スラリーの安定性が低下し、99.8%を上回る場合は、研磨率が低下する。
また、本発明は、前記CMPスラリーが適用される浅いトレンチ素子分離(STI)法を提供する。
本発明に係るCMPスラリーによれば、シリコン窒化膜に対するシリコン酸化膜の除去選択度が高いため、CMP工程中にウェハー部位別にSiN層を均一に除去して厚さ変化幅を極力抑制することができる。これによって、活性領域とフィールド領域との間の段差がなくなるため、トランジスタのような超小型電子素子の特性に影響を与えないことができる。また、フッ素系化合物を使用することで、粒子サイズが均一でかつ外力による粘度変化が安定しているため、研磨中に発生するマイクロスクラッチを極力抑制して微細パターンが求められる超高集積半導体の製造工程における信頼性及び生産性を向上させることができる。
次に、本発明の理解を助けるために好適な実施例を提示するが、これらは、本発明を例示するものに過ぎず、本発明を限定するものではない。
<実施例1>
(リニア型高分子電解質の製造)
温度計、攪拌器、滴下漏斗、窒素導入管及び還流冷却器を備えた2Lのガラス反応器に蒸留水160重量部及びイソプロピルアルコール240重量部を注入した後、攪拌下、反応器の内部を窒素に置換し、窒素雰囲気下で80℃まで加熱した。
前記反応器にアクリル酸300重量部と蒸留水250重量部とを混合したモノマー水溶液と、開始剤として9.7重量%の過酸化アンモニウム水溶液90重量部を3時間滴下した。滴下終了後、2時間の間80℃の温度を維持しながら熟成して重合反応を完了した。
重合完了後、常圧からゆっくり100torrまで圧力を上昇させながら2〜3時間イソプロピルアルコール及び蒸留水を抽出した。次に、室温まで冷却し、1時間の間29重量%のアンモニア水溶液で中和させてリニア型の高分子電解質を製造した。
前述のように得られたリニア型高分子電解質塩をゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)法で重量平均分子量を測定した結果、15,239であった。また、前記リニア型高分子電解質塩は、相対分子量が24166、分子量分布が1.76、固形分量が40.72重量%であった。
(CMPスラリー用研磨選択度調節補助剤組成物の製造)
前述のように製造したリニア型高分子電解質塩に水を加えて3重量%になるように希釈した。前記高分子電解質塩溶液にフッ化アンモニウム(NHF)を全体溶液の15ppmで添加した後、この溶液のpHが7.0〜8.0になるように塩基性物質として水酸化アンモニウムを添加することで、CMPスラリー用研磨選択度調節補助剤組成物を製造した。
(CMPスラリー)
前述のように製造したCMPスラリー用研磨選択度調節補助剤組成物を用いて、補助剤組成物:研磨粒子組成物:水を、1:3:3の体積比になるように混合してCMPスラリーを製造した。なお、スラリー組成物のpHは、7.5〜8.0程度に調節した。
<実施例2〜4>
前記実施例1において使用されたリニア型高分子電解質ではなく、下記表1に示されたように分子量特性の異なったリニア型高分子電解質を使用したことを除いては、前記実施例1と同様にCMPスラリー用研磨選択度調節補助剤組成物及びCMPスラリーを製造した。
Figure 2009518852
<実施例5>
前記実施例1においてリニア型高分子電解質としてCerasprese5468(韓国サンノプコ株式会社製、リニア型高分子電解質)を使用したことを除いては、前記実施例1と同様にCMPスラリー用研磨選択度調節補助剤組成物及びCMPスラリーを製造した。
<実施例6>
(グラフト型高分子電解質の製造)
前記実施例1のリニア型高分子電解質の製造時に、モノマー水溶液としてアクリル酸300重量部の代わりにアクリル酸210重量部及びメトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート(エチレンオキサイドの平均付加モル数:6モル)90重量部が含まれることを除いては、同様にアクリル酸−メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレートのグラフト型高分子電解質を製造した。
前述のように製造したグラフト型高分子電解質の重量平均分子量は、17,896であった。
(スラリー用研磨選択度調節補助剤組成物の製造)
前述のように製造したグラフト型高分子電解質、及び塩基性物質として水酸化アンモニウムに水を加えて3重量%になるように希釈した。前記高分子電解質塩溶液にフッ化アンモニウム(NHF)を全体溶液の15ppmで添加した後、この溶液のpHが7.0〜8.0になるように、塩基性物質として水酸化アンモニウムを添加してCMPスラリー用研磨選択度調節補助剤を製造した。
(CMPスラリー)
前述のように製造したCMPスラリー用研磨選択度調節補助剤組成物を用いて、補助剤組成物:研磨粒子組成物:水を、1:3:3の体積比になるように混合してCMPスラリーを製造した。なお、スラリー組成物のpHは、7.5〜8.0程度に調節した。
<実施例7>
前記実施例1のリニア型高分子電解質の代わりに、前記実施例1で製造したリニア型高分子電解質75重量%と前記実施例6で製造したグラフト型高分子電解質25重量%とを混合した高分子電解質を使用したことを除いては、前記実施例1と同様にCMPスラリー用研磨選択度調節補助剤組成物及びCMPスラリーを製造した。
<実施例8>
前記実施例1のリニア型高分子電解質の代わりに、前記実施例1で製造したリニア型高分子電解質50重量%と前記実施例6で製造したグラフト型高分子電解質50重量%とを混合した高分子電解質を使用したことを除いては、前記実施例1と同様にCMPスラリー用研磨選択度調節補助剤組成物及びCMPスラリーを製造した。
<比較例1〜8>
前記実施例1〜8のCMPスラリー用研磨選択度調節補助剤組成物の製造においてそれぞれフッ化アンモニウムを使用しないことを除いては、前記実施例1〜8と同様にCMPスラリー用研磨選択度調節補助剤組成物及びCMPスラリーを製造した。
<実験>
前記実施例1〜8及び比較例1〜8で製造したCMPスラリーを用いて、下記の方法で凝集粒度、粘度及び研磨性能を測定し、その結果を表2に示した。
イ)凝集粒度
Microtrap UPA150(ハネウェル社製、米国)で測定した。この時、CMPスラリーに前記実施例1〜8及び比較例1〜8で製造したCMPスラリー用研磨選択度調節補助剤組成物を混合した後、120秒間隔で600秒間凝集粒度を測定した後、最高値と最低値との差を凝集粒度の幅とした。
ロ)粘度
ARES Rheometer(レオメトリックサイエンティフィック社製、米国)で測定した。この時、せん断弾性率(shear modulus)を100に固定した後、10秒間隔で600秒間測定し、粘度の最高値と最低値との差を粘度の幅とした。
ハ)研磨性能
CMP研磨装置は、GnP Technology社製のPOLI−400を使用し、対象ウェハーは、7,000Åを蒸着したオキシドウェハーとLPCVDで1,500Åを蒸着したナイトライドウェハー(nitride wafer)を使用した。なお、研磨性能試験の基準は、次の通りである。
Figure 2009518852
このような条件で前記実施例1〜8及び比較例1〜8で製造したCMPスラリーで1分間研磨した後、研磨により除去された厚さの変化から研磨速度と除去選択度を測定し、その結果を表2に示した。
Figure 2009518852
本発明によって研磨選択度調節補助剤として高分子電解質を使用し、フッ素系化合物を共に使用して製造した実施例1〜8のCMPスラリーは、フッ素系化合物を含有しない比較例1〜8と比較して、凝集粒度変化や粘度変化の幅が低いため、混合液の安定性が増大している。
特に、リニア型の高分子物質を単独で使用した場合に比べて、グラフト型高分子電解質を混合して使用する場合、凝集粒度及び粘度変化が両方とも小さいため、混合液の安定性及び低スクラッチ性が得られることがわかる。
本発明に係る研磨選択度調節補助剤をCMPスラリーに使用すれば、窒化ケイ素膜に対する酸化ケイ素膜の研磨選択度を高めると共に、前記CMPスラリー内粒子サイズの均一化、外力による粘度変化の安定化、研磨中に発生するマイクロスクラッチの最小化を図ることができ、また、微細パターンが要求される超高集積半導体製造工程における信頼性及び生産性を向上させることができる。
以上、本発明の具体例について詳細に説明してきたが、本発明の技術思想範囲内で様々な変形及び修正が可能であることは当業者にとって明らかであり、その変形及び修正が本願特許請求の範囲に属することは言うまでもない。
一般のSTI工程を示す図である。 本発明の一実施例で使用するグラフト型高分子電解質の構造を示す模式図である。
符号の説明
100 半導体基板、101 パッドシリコン酸化膜(SiO)、102 シリコン窒化膜(SiN)、103 トレンチ、104 絶縁用シリコン酸化膜、105 ゲートシリコン酸化膜、200 主鎖部、201 側鎖部

Claims (19)

  1. 陽電荷を帯びた物質と陰電荷を帯びた物質とを同時に研磨する時に使用される研磨選択度調節補助剤であって、
    a)陽電荷を帯びた物質に上に吸着層を形成して、陰電荷を帯びた物質に対する研磨選択度を高める高分子電解質、
    b)塩基性物質、及び、
    c)フッ素系化合物
    を含むことを特徴とする研磨選択度調節補助剤。
  2. 前記高分子電解質が、重量平均分子量が2,000〜50,000であるリニア型高分子電解質、重量平均分子量が1,000〜20,000であり主鎖及び側鎖を含むグラフト型高分子電解質、又はこれらの混合物であることを特徴とする、請求項1に記載の研磨選択度調節補助剤。
  3. 前記リニア型高分子電解質がカルボキシル基を含む化合物であることを特徴とする、請求項2に記載の研磨選択度調節補助剤。
  4. 前記カルボキシル基が、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸及びマレイン酸からなる群から選択される少なくとも1種に由来することを特徴とする、請求項3に記載の研磨選択度調節補助剤。
  5. 側鎖が分子量500〜2,000に相当する長さであり、主鎖が分子量500〜15,000に相当する長さであることを特徴とする、請求項2に記載の研磨選択度調節補助剤。
  6. 前記グラフト型高分子電解質が、側鎖として、水酸基、カルボキシル基及びスルホン酸基からなる群から選択される少なくとも1種の作用基を含有するエチレン性不飽和モノマーの重合又は共重合由来のマクロ単位体を含み、主鎖として、カルボキシル基を含有するエチレン性不飽和モノマー由来の単位体を含むことを特徴とする、請求項2に記載の研磨選択度調節補助剤。
  7. 前記グラフト型高分子電解質が、次の式1で表されるアルコキシポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートモノマーを側鎖に含有することを特徴とする、請求項2に記載の研磨選択度調節補助剤:
    Figure 2009518852
    [式中、Rは、水素原子又はメチルを示し;
    Oは、炭素数2〜4のオキシアルキレンの1種又は2種以上の混合物を示し(但し、2種以上の混合物である場合はブロック状又はランダムに付加されることができる)、
    は、炭素数1〜4のアルキルを示し;
    mは、オキシアルキレン基の平均付加モル数で、1〜50の整数である]。
  8. 前記アルコキシポリアルキレングリコールモノ(メタ)アクリレートモノマーが、グラフト型高分子電解質内において10〜50重量%で含有されることを特徴とする、請求項7に記載の研磨選択度調節補助剤。
  9. 前記グラフト型高分子電解質の主鎖に存在するカルボキシル基を含有するエチレン性不飽和モノマー由来の単位体が、メタクリル酸またはアクリル酸由来のものであることを特徴とする、請求項6に記載の研磨選択度調節補助剤。
  10. 前記グラフト型高分子電解質の主鎖に存在するカルボキシル基を含有するエチレン性不飽和モノマー由来の単位体が、主鎖成分全体に対して65重量部以上100重量部以下で使用されていることを特徴とする、請求項6に記載の研磨選択度調節補助剤。
  11. 前記塩基性物質(b)が、水酸化アンモニウム又は塩基性アミンであることを特徴とする請求項1に記載の研磨選択度調節補助剤。
  12. pHが4.5〜8.8の範囲であることを特徴とする、請求項1に記載の研磨選択度調節補助剤。
  13. 前記フッ素系化合物が、フッ化水素酸(HF)、フッ化カリウム(KF)、フッ化ナトリウム(NaF)、フルオロケイ酸(HSiF)、フルオロホウ酸(HBF)、フッ化アンモニウム(NHF)、ヘキサフルオロケイ酸アンモニウム((NHSiF)、テトラフルオロホウ酸アンモニウム(NHBF)、テトラフルオロホウ酸カリウム(KBF)、二フッ化水素アンモニウム(NHHF)、フッ化テトラエチルアンモニウム(TEAF、(CNF・xHO)及びフッ化テトラメチルアンモニウム(TMAF、(CHNF)からなる群から選択される少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1に記載の研磨選択度調節補助剤。
  14. 前記フッ素系化合物が、前記高分子電解質100重量部に対して0.01重量部〜5.0重量部で使用されることを特徴とする、請求項1に記載の研磨選択度調節補助剤。
  15. 化学機械研磨(CMP)スラリー用添加剤として使用されることを特徴とする、請求項1〜14のいずれか1つに記載の研磨選択度調節補助剤。
  16. a)請求項1〜14のいずれか一項で定義される研磨選択度調節補助剤、
    b)研磨粒子、及び
    c)水、
    を含む、化学機械研磨(CMP)スラリー。
  17. 研磨選択度調節補助剤0.1重量%〜10重量%、研磨粒子0.1重量%〜10重量%を含有し、スラリー全体が100重量%になるような水の含量が含有されていることを特徴とする、請求項16に記載のCMPスラリー。
  18. 研磨粒が酸化セリウムであることを特徴とする、請求項16に記載のCMPスラリー。
  19. 請求項16で定義されるCMPスラリーを使用する、浅いトレンチ素子分離(STI)法。
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