JP4320375B2 - 添加剤組成物、これを含むスラリー組成物及び研磨方法 - Google Patents

添加剤組成物、これを含むスラリー組成物及び研磨方法 Download PDF

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Description

本発明は、スラリー用添加剤組成物、これを含むスラリー組成物及び研磨方法に関するものである。より詳細には、本発明は、重合体酸の塩を含むスラリー用添加剤組成物と、前記スラリー用添加剤組成物を含むスラリー組成物及び前記スラリー組成物を用いる化学機械的研磨方法に関するものである。
コンピュータ等のような情報媒体が急速に普及されるにつれて、半導体装置も飛躍的に発展している。その機能面において、前記半導体装置は高速に動作すると共に、大容量の記憶能力及び高集積度を有するものが要求される。従って、前記半導体装置は、集積度、信頼度及び応答速度等を向上させる方向に製造技術が発展している。
前記集積度等の向上のための製造技術としては、1980年代に開発された化学機械的研磨(chemical mechanical polishing;以下、CMP)が例として挙げられる。前記研磨技術は、基板上に形成した膜の表面を研磨して前記膜の表面を平坦化させる技術である。前記研磨技術は、例えば、シャロートレンチ素子分離(shallow trench isolation;以下、STI)構造物の製造に用いられている。
前記研磨技術を適用したSTI構造物の製造に対する例は、特許文献1に開示されている。
図1A乃至図1Eは、前記研磨技術を適用したSTI構造物の製造方法を示すための断面図である。
図1Aを参照すると、シリコン材質からなる基板10の上部にトレンチ12を形成する。前記トレンチ12は、フォトレジストパターンをエッチングマスクとして用いるフォトリソグラフィ工程を通じて形成される。
図1Bを参照すると、前記トレンチ12及び基板10上に研磨阻止層14を連続的に形成する。研磨阻止層14は、主に窒化シリコン物質からなる窒化シリコン層である。前記研磨阻止層14は、化学気相蒸着工程を通じて形成される。
図1Cを参照すると、前記研磨阻止層14上に前記トレンチ12を埋め立てるように酸化シリコン物質からなる酸化シリコン層16を形成する。
図1Dを参照すると、前記酸化シリコン層16を研磨して前記酸化シリコン層16下部のトレンチ12以外の酸化シリコン層16と基板上に形成されている研磨阻止層14aを露出させる。これにより、前記トレンチ12のリセス部位にのみ酸化シリコン物質16aが残留する。
図1Eを参照すると、前記露出された研磨阻止層14aをエッチングして前記基板10の表面を露出させる。これにより、前記基板10に前記STI構造物16bが形成される。
前記CMP工程では、前記窒化シリコン層の一部を研磨するオーバー研磨(over−polishing)を実施する。前記オーバー研磨では、前記酸化シリコン層の研磨速度と前記窒化シリコン層の研磨速度の差異を用いる。前記オーバー研磨では、前記窒化シリコン層の研磨速度に対して前記酸化シリコン層の研磨速度を速く調整する。前記オーバー研磨により前記窒化シリコン層の上に形成されている前記酸化シリコン層を完全に研磨することができる。
前記研磨速度(polishing rate)の差異は、主に前記研磨に用いられるスラリー組成物により発生する。スラリー組成物として、シリカを研磨粒子に含む酸化剤系列スラリー組成物(silica based oxide slurry composition)が、前記オーバー研磨に一般的に用いられる。前記スラリー組成物を用いる場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は、前記窒化シリコン層の研磨速度に対して4〜5倍程度速く調整される。
図2は、従来の研磨方法によるSTI構造物を製造する間に発生する洗浄現象を説明するための断面図である。この状態は、前記酸化剤系列スラリー組成物(silica based oxide slurry composition)を用いて前記オーバー研磨を実施した後に得られる。従って、基板20上の窒化シリコン層22が露出され、前記トレンチのリセス部位にのみ酸化シリコン層24が存在する。
しかし、前記オーバー研磨を実施する時、前記トレンチの入口部位Aでは、ディッシング(dishing)現象が発生する。前記ディッシング現象は、前記トレンチの入口部位Aに満たされている前記酸化シリコン層が研磨される時に発生する。又、前記トレンチ部位B間に形成されている窒化シリコン層の過剰研磨により隣接するトレンチ部位Bに腐食(erosion)が発生する。特に、微細パターン領域では、前記ディッシング及び腐食が激しく発生する。
前記ディッシング及び腐食は、前記酸化シリコン層の研磨速度が前記窒化シリコン層の研磨速度に対して低い研磨選択比のために発生する。そして、前記結果物の平坦ではない表面特性は、後続工程で不良の原因として作用する。
従って、前記低い研磨選択比を克服するための方法として、ディッシング及び腐食を最小化するために、前記窒化シリコン層をより厚く形成する方法が提案されている。しかし、前記方法は複合層(multi−layer)の構成を有する最近の半導体製造には適当でない。
これにより、最近には前記窒化シリコン層の研磨速度に対して前記酸化シリコン層の研磨速度が非常に速く調整されるスラリー組成物が開発されている。前記研磨速度が非常に速く調整されるスラリー組成物についての例は、特許文献2、特許文献3、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8及び特許文献9に開示されている。
特に、特許文献10には、前記窒化シリコン層の研磨速度に対して前記酸化シリコン層の研磨速度が、28倍程度速く調整されるスラリー組成物が開示されている。
特許文献11には、前記窒化シリコン層の研磨速度に対して、前記酸化シリコン層の研磨速度が最大30倍程度速く調整されるスラリー組成物が開示されている。
特許文献9には、前記研磨速度を最大50倍程度速く調整するために、酸化セリウムスラリー及び添加剤として分散剤と水を含むスラリー組成物が開示されている。
このように、前記スラリー組成物の開発に関する多様な方法が、前記酸化シリコン層の研磨速度:前記窒化シリコン層の研磨速度の比(ratio)とし表される研磨選択度(polishing selectivity)を改善するために報告されている。しかし、0.13μm以下のデザインルール(design rule)を要求する最近の半導体装置の製造では、より大きな研磨選択度を有するスラリー組成物が要求されている。
米国特許第6,165,052号公報 米国特許第5,614、444号公報 特開平1998−106988号公報 特開平1998−154672号公報 特開平1998−270401号公報 特開平2001−31951号公報 特開平2001−35820号公報 特開平2001−319900号公報 大韓民国特許公開2001−108048号公報 米国特許第6,114,249号公報 米国特許第5,938,505号公報
本発明の一例によると、第1重量平均分子量を有する第1重合体酸(アルキレンオキシド付加物である水溶性高分子を除く)塩基性アミン化合物の第1塩基性物質を含む第1重合体酸の塩、及び前記第1重量平均分子量より大きい第2重量平均分子量を有する第2重合体酸(アルキレンオキシド付加物である水溶性高分子を除く)塩基性アミン化合物の第2塩基性物質を含む第2重合体酸の塩を含み、前記第1重量平均分子量は、1000〜10000であり、前記第2重量平均分子量は、100000〜1000000であるスラリー用添加剤組成物が提供される。
本発明の他の例によると、第1重量平均分子量を有する第1重合体酸(アルキレンオキシド付加物である水溶性高分子を除く)塩基性アミン化合物の第1塩基性物質を含む第1重合体酸の塩と、前記第1重量平均分子量より大きい第2重量平均分子量を有する第2重合体酸(アルキレンオキシド付加物である水溶性高分子を除く)塩基性アミン化合物の第2塩基性物質を含む第2重合体酸の塩を含み、前記第1重量平均分子量は、1000〜10000であり、前記第2重量平均分子量は、100000〜1000000である添加剤組成物と、研磨粒子組成物及び水を含むスラリー組成物が提供される。
本発明の他の例によると、添加剤組成物を含むスラリー組成物を先に準備する研磨方法が提供される。前記添加剤組成物は、第1重合体酸の塩と第2重合体酸の塩を含む。第1重合体酸の塩は、第1重量平均分子量を有する第1重合体酸(アルキレンオキシド付加物である水溶性高分子を除く)塩基性アミン化合物の第1塩基性物質を含む。そして、第2重合体酸の塩は、第2重量平均分子量を有する第2重合体酸(アルキレンオキシド付加物である水溶性高分子を除く)塩基性アミン化合物の第2塩基性物質を含み、前記第1重量平均分子量は、1000〜10000であり、前記第2重量平均分子量は、100000〜1000000である。この後、前記スラリー組成物を研磨パッド上に提供する。前記研磨パッド表面と加工物表面を接触させて前記加工物表面を研磨する。
以下、本発明の好ましい実施例を詳細に説明する。
(スラリー用添加剤組成物)
本発明のスラリー用添加剤組成物は、第1重合体酸の塩及び第2重合体酸の塩を含む。前記第1重合体酸の塩は、第1重量平均分子量を有する第1重合体酸と第1塩基性物質とを含み、前記第2重合体酸の塩は、前記第1重量平均分子量より大きい第2重量平均分子量を有する第2重合体酸と第2塩基性物質とを含む。
本発明による添加剤組成物は、4.5〜8.8程度のpHを有することが好ましい。添加剤組成物のpHが4.5未満であるか、8.8を超過すると、前記研磨選択度に悪い影響を及ぼすので好ましくない。pHは6.0〜7.5程度の範囲内にあることが更に好ましい。
前記第2重合体酸の重量に対する第1重合体酸の重量の好ましい含量比は1より大きく、100より少ない。好ましくは、第1及び第2重合体酸の合計に基づいて、重量に関して、前記添加剤組成物は、前記第1重合体酸の塩の含量が50〜95重量%であり、前記第2重合体酸の塩の含量が5〜50重量%である。前記添加剤組成物において、前記第1重合体酸の塩の含量が50重量%未満であり、前記第2重合体酸の塩の含量が50重量%を超過すると、生産性が低下し、前記添加剤組成物の製造が容易ではないので、好ましくない。そして、前記第1重合体酸の塩の含量が95重量%を超過し、前記第2重合体酸の塩の含量が5重量%未満であると、前記研磨選択度に悪い影響を及ぼすので、好ましくない。従って、前記添加剤組成物は、前記第1及び第2重合体酸の塩の含量は、前記範囲が好ましい。第1及び第2重合体酸の合計に基づいて、重量に関して、前記第1重合体酸の塩の含量を70〜90重量%とし、前記第2重合体酸の含量を10〜30重量%とすることが更に好ましい。
前記第1重量平均分子量は、1000〜10000程度である。前記第1重量平均分子量が1000未満であると、研磨を行う時、研磨選択比が悪くなる。前記第1重量平均分子量が10000を超過すると、研磨を行う時、研磨速度が低下し、組成物の粘度が高くなる。
前記第2重量平均分子量は、前記第1重量平均分子量より10〜1000倍程度大きい。従って、前記第2重量平均分子量は、100000〜1000000である。
前記添加剤組成物は、溶液状態であることが好ましい。具体的に、前記添加剤組成物は、前記第1重合体酸の塩と前記第2重合体酸の塩が水に分散された分散溶液からなる。前記分散溶液は、前記水の含量が70〜99重量%であり、前記第1重合体酸の塩と前記第2重合体酸の塩の含量は、1〜30重量%であることが好ましい。
第1重合体酸に関し、ポリアクリル酸(poly(acrylic acid))、ポリアクリル酸−コ−マレイン酸(poly(acrylic acid−co−maleic acid))、メチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体(poly(methyl vinyl ether−alt−maleic acid))等が用いられる。これは単独に用いることが好ましいが、2以上の成分を混合して用いても良い。そして、前記第2重合体酸に関し、前記ポリアクリル酸、ポリアクリル酸−コ−マレイン酸、メチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体等が用いられる。これは単独に用いることが好ましいが、2以上の成分を混合して用いることもできる。
本発明の一実施例によると、前記ポリアクリル酸の例としては、アルドリッチ社(Aldrich company)で製造して、現在販売している水溶液形態である192023(製品番号)及びパウダー形態である181285(製品番号)等を挙げられる。前記水溶液形態である場合、ポリアクリル酸の含量は、60重量%程度であり、分子式は、[−CH2CH(CO2R)−]n(nは、正の整数であり、Rはアルキル基を示す)である。そして、前記パウダー形態のポリアクリル酸の分子式は[−CH2CH(CO2H)−]n(nは、正の整数)である。
本発明の一実施例によると、前記メチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体の例としては、アルドリッチ社で製造され、現在販売されている水溶液状態である416053(製品番号)等が挙げられる。前記水溶液状態であるポリアクリル酸−コ−マレイン酸の含量は60重量%程度であり、分子式は、[−CH2CH(CO2H)−]x[−CH(CO2H)CH(CO2H)−]y(x、yは、正の整数)である。
本発明の一実施例によると、前記メチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体の例として、アルドリッチ社で製造され、現在販売されているパウダー状態の191124(製品番号)等が挙げられる。前記パウダー状態のメチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体の分子式は、[−CH 2 −CH(OCH 3 )−CH(COOH)−CH(COOH)−]n(nは、正の整数)である。
本発明で用いることができる第1塩基性物質としては、塩基性アミン等が挙げられる。そして、前記塩基性アミンとしては、水酸化テトラメチルアンモニウム(以下、TMAH)、水酸化テトラエチルアンモニウム(以下、TEAH)、水酸化テトラプロピルアンモニウム(以下、TPAH)、水酸化テトラブチルアンモニウム(以下、TBAH)等が挙げられる。これは、単独又は2以上を混合して用いることができる。そして、前記第2塩基性物質としては、前記、塩基性アミン等が挙げられる。そして、前記塩基性アミンとしては、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化テトラエチルアンモニウム、水酸化テトラプロピルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウム等が挙げられる。これは、単独又は2以上を混合して用いることができる。
本発明の添加剤組成物の第1参考例では、2000重量平均分子量を有するポリアクリル酸と水酸化アンモニウムを含む第1ポリアクリル酸アンモニウム塩及び400000重量平均分子量を有するポリアクリル酸と水酸化アンモニウムを含む第2ポリアクリル酸アンモニウム塩を水に分散させた分散溶液を用いる。
本発明の添加剤組成物の第2参考例では、2000重量平均分子量を有するポリアクリル酸と水酸化アンモニウムを含む第1ポリアクリル酸アンモニウム塩及び400000重量平均分子量を有するメチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体と水酸化アンモニウムを含む第2メチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体アンモニウム塩を水に分散させた分散溶液を用いる。
本発明の添加剤組成物の第3参考例では、2000重量平均分子量を有するポリアクリル酸−コ−マレイン酸と水酸化アンモニウムを含む第1ポリアクリル酸−コ−マレイン酸アンモニウム塩及び400000重量平均分子量を有するポリアクリル酸と水酸化アンモニウムを含む第2ポリアクリル酸アンモニウム塩を水に分散させた分散溶液を用いる。
本発明の添加剤組成物の第4参考例では、2000重量平均分子量を有するポリアクリル酸−コ−マレイン酸と水酸化アンモニウムを含む第1ポリアクリル酸−コ−マレイン酸アンモニウム塩及び400000重量平均分子量を有するメチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体と水酸化アンモニウムを含む第2メチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体アンモニウム塩を水に分散させた分散溶液を用いる。
本発明の添加剤組成物の第5実施例では、3000重量平均分子量を有するポリアクリル酸−コ−マレイン酸と水酸化テトラメチルアンモニウムを含む第1ポリアクリル酸−コ−マレイン酸テトラメチルアンモニウム塩及び250000重量平均分子量を有するポリアクリル酸と水酸化テトラメチルアンモニウムを含む第2ポリアクリル酸テトラメチルアンモニウム塩を水に分散させた分散溶液を用いる。
前記例の分散溶液以外にも、必要に応じて、前記添加剤組成物は多様に構成することができる。
(スラリー組成物)
本発明のスラリー組成物は、前記スラリー用添加剤組成物、研磨粒子組成物及び水を含む。即ち、前記第1重量平均分子量を有する第1重合体酸と第1塩基性物質を含む第1重合体酸の塩、及び前記第1重量平均分子量より大きい第2重量平均分子量を有する第2重合体酸と第2塩基性物質を含む第2重合体酸の塩を含む添加剤組成物と、研磨粒子を含む研磨粒子組成物、そして水を含む。前記添加剤組成物と研磨粒子組成物は、混合前、その自体にそれぞれ水を含む。
前記スラリー組成物は、5.0〜8.0のpHを有することが好ましい。スラリー組成物のpHが5.0未満であるか、8.0を超過すると、前記研磨選択度に悪い影響を及ぼすので、好ましくない。前記スラリー組成物は、6.5〜7.5のpHを有することが更に好ましい。
前記スラリー組成物において、前記添加剤組成物の含量が、0.3〜20の重量%範囲にあることが好ましい。前記研磨粒子組成物の含量が0.3重量%未満であると、研磨効率が低下するので、好ましくない。そして、前記研磨粒子の含量が20重量%を超過すると、研磨表面にスクラッチ等を誘発する原因として作用するので、好ましくない。
又、前記スラリーでの水の含量が60〜99.4重量%であることが好ましい。前記水が60重量%未満であると、前記スラリー組成物の製造が容易でなく、99.4重量%を超過すると、研磨効率が低下するので、好ましくない。
前記の内容を考慮する時、前記スラリー組成物は、0.3〜20重量%の含量を有する添加剤組成物、0.3〜20重量%の含量を有する研磨粒子組成物及び60〜99.4重量%の含量を有する水を含む。
前記スラリー組成物の粘度は、1.0×10−3〜3.0×10−3PaSであることが好ましい。前記スラリー組成物の粘度が1.0×10−3PaS(1PaS=1Ps)未満であるか、3.0×10−3PaSを超過する場合には、スラリー組成物の分散安定性が悪くなる。前記分散安定性が悪い場合、スラリー組成物が均一に蒸着されず、均一に研磨されない。又、前記スラリー組成物の粘度は、第1重量平均分子量と第2重量平均分子量により影響を受けることもできる。
本発明の一実施例によると、前記研磨粒子は、シリカ、アルミナ、酸化セリウム、酸化ジルコニウムを含む群から少なくとも一つ以上選択されたものである。
本発明のスラリー組成物に関する第1参考例によると、前記添加剤は、2000重量平均分子量を有するポリアクリル酸と水酸化アンモニウムを含む第1ポリアクリル酸アンモニウム塩及び400000重量平均分子量を有するポリアクリル酸と水酸化アンモニウムを含む第2ポリアクリル酸アンモニウム塩を含む。前記研磨粒子は、前記酸化セリウムを含む。
本発明のスラリー組成物に関する第2参考例によると、前記添加剤は、2000重量平均分子量を有するポリアクリル酸と水酸化アンモニウムを含む第1ポリアクリル酸アンモニウム塩及び400000重量平均分子量を有するメチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体と水酸化アンモニウムを含む第2メチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体アンモニウム塩を含む。前記研磨粒子は、前記酸化セリウムを含む。
本発明のスラリー組成物に関する第3参考例によると、前記添加剤は3000重量平均分子量を有するポリアクリル酸−コ−マレイン酸と水酸化テトラメチルアンモニウムを含む第1ポリアクリル酸−コ−マレイン酸テトラメチルアンモニウム塩及び250000重量平均分子量を有するポリアクリル酸と水酸化テトラメチルアンモニウムを含む第2ポリアクリル酸テトラメチルアンモニウム塩を含む。前記研磨粒子は、酸化セリウムを含む。
前記例のスラリー組成物以外にも、必要に応じて、前記スラリー組成物は多様に構成することができる。
(研磨方法)
図3は、本発明の一実施例による研磨方法を説明するための工程図である。
まず、前記スラリー組成物を準備する(S30)。前記スラリー組成物は、第1重量平均分子量を有する第1重合体酸と第1塩基性物質とを含む第1重合体酸の塩、及び前記第1重量平均分子量より大きい第2重量平均分子量を有する第2重合体酸と第2塩基性物質とを含む第2重合体酸の塩からなる添加剤組成物、研磨粒子を含む研磨粒子組成物、並びに水を含む。
本発明の第1参考例によると、前記スラリー組成物は、2000重量平均分子量を有するポリアクリル酸と水酸化アンモニウムとを含む第1ポリアクリル酸アンモニウム塩、及び400000重量平均分子量を有するポリアクリル酸と水酸化アンモニウムとを含む第2ポリアクリル酸アンモニウム塩からなる添加剤組成物、前記酸化セリウムを含む研磨粒子組成物、並びに水を含む。そして、好ましくは、前記研磨粒子組成物は、分散安定性のために分散剤を更に含むことができる。
本発明の第2参考例によると、前記スラリー組成物は、2000重量平均分子量を有するポリアクリル酸と水酸化アンモニウムとを含む第1ポリアクリル酸アンモニウム塩、及び400000重量平均分子量を有するメチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体と水酸化アンモニウムとを含む第2メチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体アンモニウム塩からなる添加剤組成物、前記酸化セリウムからなる研磨粒子組成物、並びに水を含む。そして、好ましくは、前記研磨粒子組成物は、分散安定性のために分散剤を更に含むことができる。
そして、前記スラリー組成物を研磨パッド上に提供する(S32)。例えば、前記研磨パッド上部に入口が位置するノズル(nozzle)を通じて前記スラリー組成物を研磨パッド上に提供する。
その後、前記加工物表面を研磨するために、前記研磨パッドに研磨のための加工物表面を接触させる(S34)。
ここで、前記加工物が互いに異なる物質からなる第1物質層及び第2物質層が積層されている基板である場合、前記スラリー組成物を用いることで、前記第1物質層の研磨速度と前記第2物質層の研磨速度とは、互いに異なるように調整される。具体的に、前記第1物質層が窒化シリコン層であり、前記第2物質層が酸化シリコン層である場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は、前記窒化シリコン層の研磨速度に対して、40〜70倍程度速く調整される。
前記窒化シリコン層及び酸化シリコン層が順次積層されている加工物を研磨する方法が、図4A及び図4Bに具体的に図示されている。図4A及び図4Bは、図3の研磨方法を説明するための断面図である。
図4Aを参照すると、窒化シリコン層42及び酸化シリコン層44がシリコン基板40上に順次積層されている。
図4Bを参照すると、前記酸化シリコン層44が研磨されて窒化シリコン層42aが露出している。具体的に、前記研磨は、研磨パッドによる機械的研磨と、前記スラリー組成物による化学的研磨で構成される。前記研磨は、窒化シリコン層42の一部を研磨するために、オーバー研磨を実施する。
前記オーバー研磨では、酸化シリコン層44の研磨速度と窒化シリコン層42の研磨速度との差異を用いる。即ち、前記オーバー研磨で、酸化シリコン層44の研磨速度が窒化シリコン層42の研磨速度に対して速く調整される。従って、前記オーバー研磨により窒化シリコン層42上に形成されている酸化シリコン層44を完全に研磨することができる。
前記研磨速度(polishing rate)の差異は、前記研磨に用いられるスラリー組成物のために発生する。本発明のスラリー組成物は、前記酸化シリコン層44の研磨速度が前記窒化シリコン層42の研磨速度に対して40〜70倍程度速く調整される。
これにより、前記スラリー組成物を用いる研磨方法は、STI構造物の製造に積極的に応用することができる。特に、前記研磨方法は、0.13μm以下のデザインルールを有する半導体装置のSTI構造物の製造により効率的に応用される。即ち、高い研磨選択度により前記STI構造物のディッシング及び腐食発生を最小化することができる。又、前記酸化シリコン層がより速く研磨されるので、前記窒化シリコン層の厚さを薄く形成することができる。
このように、前記スラリー組成物を用いた研磨は、前記研磨による不良発生を最小化することができる。又、前記窒化シリコン層のような研磨阻止層の厚さをより薄く積層することができる。これは、微細パターンを要求する最近の半導体装置の製造を充分に満足させることができる。
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
(スラリー用添加組成物の製造)
参考例1)
1−i)アルドリッチ社の製品番号192023である水溶液状態のポリアクリル酸を準備した。前記ポリアクリル酸の重量平均分子量は2000であった。前記水溶液状態の溶液のうち、ポリアクリル酸の含量は65重量%であった。
1−ii)アルドリッチ社の製品番号181285であるパウダー状態のポリアクリル酸を準備した。前記ポリアクリル酸の重量平均分子量は450000であった。
1−iii)前記パウダー状のポリアクリル酸を前記パウダー状のポリアクリル酸より3倍程度の重さを有する水に混合した後、攪拌器(stirrer)で約1時間、攪拌を実施して前記水に完全に溶解させた。
1−iv)前記1−i)の溶液を500mlのビーカー(beaker)に入れた後、水酸化アンモニウムを添加してpHを6.5程度に調整した。前記pHを調整する時、マグネチック攪拌器を用いて約200rpm程度に攪拌を実施した。
1−v)前記1−iii)の溶液を前記1−iv)と同一の方法でpHを調整した。
1−vi)前記1−iv)溶液と前記1−v)の溶液の結果物において、水を除外した有機物の重量比率が8:2程度になるように混合した後、全体非揮発性成分の含量(total non−volatile content)が3重量%程度になるように、水を用いて前記混合物を稀釈させた。
このように、前記1−i)乃至1−vi)を実施することにより、スラリー用添加剤組成物を製造した。前記収得した添加剤組成物は、6.5程度のpHを有し、全体非揮発性成分の含量は3重量%であった。
ここで、前記収得した添加剤組成物の全体非揮発性成分の含量は、次の方法で測定した。
まず、空のアルミニウム皿(dish)の重さ(A)を測定した。そして、前記アルミニウム皿に前記添加剤組成物3ml程度を盛った後、重さ(B)を測定した。その後、前記添加剤組成物3ml程度が盛られているアルミニウム皿を110℃程度の温度で1時間の間、乾燥を実施した後、重さ(C)を測定した。従って、前記測定結果を下記の式1に代入して前記添加剤組成物の全体非−揮発性成分の含量(D)を測定した。
D(重量%)=(C−A)/(B−A)×100 (式1)
参考例2)
前記参考例1の1−ii)物質の代わりに、アルドリッチ社の製品番号191124であるパウダー状のメチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体を用いることを除いては、前記参考例1と同一の方法で前記スラリー用添加剤組成物を製造した。前記メチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体の重量平均分子量は216000であった。前記収得した添加剤組成物のpHは6.5程度であり、全体非揮発性成分の含量は3重量%であった。
参考例3)
前記参考例1の1−i)物質の代わりに、アルドリッチ社の製品番号414053であるポリアクリル酸−コ−マレイン酸を用いることを除いては、前記参考例1と同一の方法で前記スラリー用添加剤組成物を製造した。前記メチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体の重量平均分子量は216000であった。前記水溶液状態の溶液のうちで、ポリアクリル酸−コ−マレイン酸の含量は50重量%であった。前記収得した添加剤組成物は6.5程度のpHを有し、全体非揮発性成分の含量は3重量%であった。
参考例4)
前記参考例1の1−i)物質の代わりに、前記参考例3のポリアクリル酸−コ−マレイン酸を用い、前記1−ii)物質の代わりに、前記参考例2のメチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体を用いることを除いては、前記参考例1と同一の方法で前記スラリー用添加剤組成物を製造した。前記水溶液状態の溶液のうち、ポリアクリル酸−コ−マレイン酸の含量は、50重量%であった。前記収得した添加剤組成物は6.5程度のpHを有し、全体非揮発性成分の含量は3重量%であった。
(実施例5)
前記参考例1の1−i)物質の代わりに、3000重量平均分子量を有するポリアクリル酸−コ−マレイン酸を用い、前記参考例1の1−ii)物質の代わりに、250000重量平均分子量を有するポリアクリル酸を用い、塩基性物質として、前記参考例1の水酸化アンモニウムの代わりに、水酸化テトラメチルアンモニウムを用いることを除いては、前記参考例1と同一の方法で前記スラリー用添加剤組成物を製造した。前記収得した添加剤組成物は6.8程度のpHを有し、全体非揮発性成分の含量は3重量%であった。
(スラリー組成物の製造)
参考例6)
スラリー用添加剤組成物として、参考例1の添加剤組成物を準備した。そして、研磨粒子組成物として、日立社(Hitachi Co.)で製造した酸化セリウムスラリー組成物(製品名:HS8005)を準備した。そして、前記研磨粒子組成物、添加剤組成物及び水が1:3:3の体積比を有するように混合して、前記スラリー組成物を製造した。収得したスラリー組成物のpHは7.1程度であった。
(実施例7)
スラリー用添加剤組成物として、実施例5の添加剤組成物を準備した。そして、研磨粒子組成物として、日立社で製造した酸化セリウムスラリー組成物(製品名:HS8005)を準備した。そして、前記研磨粒子組成物、添加剤組成物及び水が1:4:3の体積比を有するように混合して前記スラリー組成物を製造した。収得したスラリー組成物のpHは、7.0±5.0程度であった。
(研磨実験)
参考実験例1)
6000Å程度の酸化シリコン層が積層されている第1加工物を準備した。そして、1500Å程度の窒化シリコン層が積層されている第2加工物を準備した。前記第1加工物と第2加工物のそれぞれを前記参考例6のスラリー組成物を用い、研磨装置としてSTRASBAUGH 6EC(製品名)を用い、下記表1の研磨条件で研磨を実施した。
Figure 0004320375
表1の条件で研磨を実施した後、前記第1加工物の研磨速度と前記第2加工物の研磨速度を測定した。
前記研磨速度は、次ぎの方法で測定した。まず、前記研磨を実施する前に、前記酸化シリコン層の厚さ(D1)と窒化シリコン層の厚さ(D2)を測定する。又、前記研磨を実施した後の前記酸化シリコン層の厚さ(D3)と窒化シリコン層の厚さ(D4)を測定した後、これを減算(D1−D3、D2−D4)し、単位研磨時間で除した値が研磨速度である。そして、前記厚さの測定は、光学−プローブ(opti−probe)を用いて49箇所を測定した。
前記49箇所の測定結果、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨速度の比として表現される研磨選択比は、約70:1程度であることを確認した。
参考実験例2)
トレンチを有するシリコン基板上に窒化シリコン層及び酸化シリコン層を順次形成した。ここで、前記トレンチは、3500Å程度の深さを有する。そして、前記窒化シリコン層は、1000Å程度の厚さを有し、窒化シリコン層は前記トレンチ側壁、低部及びシリコン基板の表面上に連続的に積層されている。前記窒化シリコン層の表面から8000Å程度の厚さを有するように前記酸化シリコン層が積層されている。前記酸化シリコン層は、前記トレンチ内に充分に満たされている。
そして、カボット社(CABOT company)のSS25(製品名)を12%に稀釈させたスラリー組成物を用いて予備研磨(pre−polishing)を1分間実施した。前記予備研磨は、前記酸化シリコン層が有する段差を解消するために実施する。
その後、前記参考実験例1の前記研磨方法と同一の方法で30秒間隔で3分間研磨を実施した。前記研磨を実施した結果、前記トレンチ内にのみ前記酸化シリコン層が満たされており、前記基板上には950Å程度の厚さを有する窒化シリコン層が存在した。そして、前記窒化シリコン層をエッチングすることにより、STI構造物を製造した。
前記STI構造物を検査した結果、ディッシング及び腐食が全く発生しなかった。
従って、前記スラリー組成物を用いた研磨を、STI構造物の製造に適用する場合、酸化シリコン層のディッシング及び窒化シリコン層の腐食を最小化することができると判断される。
以下、前記スラリー組成物が有する特性を説明する。
(研磨特性)
前記スラリー組成物に含まれる添加剤組成物は、前記研磨を実施する時、前記窒化シリコン層に選択的に結合する。従って、前記窒化シリコン層の研磨が抑制される。
図5は、本発明の添加剤組成物のpHによる酸化シリコン層のゼータ電位及び窒化シリコン層のゼータ電位を示すグラフである。
図5を参照すると、前記スラリー組成物の全てのpH帯域で前記窒化シリコン層のゼータ電位(zeta−potential)(□)が、前記酸化シリコン層のゼータ電位(◇)より高い。特に、pHが5〜8程度の帯域で、前記酸化シリコン層のゼータ電位は、負電荷を有するが、前記窒化シリコン層のゼータ電位は正電荷を有する。従って、前記窒化シリコン層の研磨が効果的に抑制される。従って、前記添加剤組成物を含むスラリー組成物は、前記窒化シリコン層の研磨を相対的に阻止するので、前記酸化シリコン層:前記窒化シリコン層の研磨選択度を70:1程度に確保することができる。
(スラリー組成物のpH帯域による研磨選択度と研磨速度特性)
図6は、本発明のスラリー組成物のpH帯域による研磨選択度及び研磨速度を示すグラフである。窒化シリコン層の研磨速度及び酸化シリコン層の研磨速度が説明されている。前記スラリー組成物は、pH値を異なるようにすることを除いては、前記参考例6のスラリー組成物が用いられる。
図6を参照すると、pHが5.3であるスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は、500Å/minを示し、前記窒化シリコン層の研磨速度は50Å/min程度であることを確認することができる。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は10:1程度であることを確認することができる。
pHが6.1であるスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は、1800Å/min程度を示し、前記窒化シリコン層の研磨層度は60Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は、30:1程度であることを確認することができる。
pHが7.1であるスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は3300Å/min程度を示し、前記窒化シリコン層の研磨速度は55Å/min程度を示した。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は、60:1程度であることを確認することができる。
pHが8.0であるスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は、3500Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は100Å/min程度を示した。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は、35:1程度であることを確認することができる。
pHが8.8であるスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は、3000Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は150Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は、20:1程度であることを確認することができる。
前記実験例から、前記スラリー組成物のpHが酸性になるほど、前記酸化シリコン層の研磨速度が低下し、前記スラリー組成物のpHが塩基性になるほど、前記窒化シリコン層の研磨速度が増加すると判断することができる。
従って、前記スラリー組成物のpHは、5.0〜8.0程度が好ましい。
(添加剤組成物の種類による研磨選択度と研磨速度特性)
図7は、本発明の添加剤組成物の種類によるスラリーの研磨選択度と研磨速度を示すグラフである。図7には、窒化シリコン層の研磨速度及び酸化シリコン層の研磨速度が説明されている。
図7を参照すると、結果物Iは、ポリアクリル酸アンモニウム塩を添加剤組成物として含むスラリー組成物を用いて、酸化シリコン層及び窒化シリコン層を研磨した後に得られた。添加剤組成物は、6.5程度のpHを有し、ポリアクリル酸は2000程度の重量平均分子量を有する。前記酸化シリコン層の研磨速度は、3700Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は57Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は65:1程度であることを確認することができる。
結果物IIは、ポリアクリル酸−コ−マレイン酸アンモニウム塩を有する添加剤組成物を含むスラリー組成物を用いて、酸化シリコン層及び窒化シリコン層を研磨した後に得られた。添加剤組成物は、6.5程度のpHを有し、ポリアクリル酸−コ−マレイン酸は2000程度の重量平均分子量を有する。前記酸化シリコン層の研磨速度は、3600Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は、65Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は、55:1程度であることを確認することができる。
結果物IIIは、メチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体アンモニウム塩を有する添加剤組成物を含むスラリー組成物を用いて酸化シリコン層及び窒化シリコン層を研磨した後に得られた。添加剤組成物は、6.5程度のpHを有し、メチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体は、2000程度の重量平均分子量を有する。前記酸化シリコン層の研磨速度は、2000Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は、28Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は、70:1程度であることを確認することができる。
図7の結果により、ポリアクリル酸、ポリアクリル酸−コ−マレイン酸又はメチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体を含む添加剤組成物が、本発明のスラリー組成物で適切な特性を有することを確認することができる。
(塩基性物質の種類による研磨選択度と研磨速度特性)
図8は、塩基性物質として水酸化ナトリウムと水酸化アンモニウムを含むスラリー組成物を用いる場合の研磨選択度及び研磨速度を示すグラフである。前記研磨に用いられたスラリー組成物は、前記塩基性物質を除いては、前記参考例6のスラリー組成物と同一の成分を有する。2000程度の重量平均分子量を有するポリアクリル酸が含まれる。
塩基性物質として水酸化ナトリウムを含むスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は3600Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は120Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は30:1程度であることを確認することができる。
塩基性物質として水酸化アンモニウムを含むスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は3700Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は50Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は75:1程度であることを確認することができる。
図9は、塩基性物質として水酸化カリウムと水酸化アンモニウムを含むスラリー組成物を用いる場合の研磨選択度と研磨速度を示すグラフである。前記研磨に用いられたスラリー組成物は、前記塩基性物質を除いては、前記参考例6のスラリー組成物と同一の構成を有する。3000程度の重量平均分子量を有するポリアクリル酸−コ−マレイン酸が含まれる。
塩基性物質として水酸化カリウムを含むスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は4800Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は160Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は30:1程度であることを確認することができる。
塩基性物質として水酸化アンモニウムを含むスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は4500Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は75Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は60:1程度であることを確認することができる。
図10は、TMAH、TEAH、TPAH、TBAHを含む添加剤組成物の種類による研磨選択度及び研磨速度を示す。前記研磨に用いられたスラリー組成物は、前記塩基性物質を除いては、参考例6のスラリー組成物と同一の成分を有する。3000程度の重量平均分子量を有するポリアクリル酸−コ−マレイン酸が含まれる。
塩基性物質として、TMAHを含むスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は、4500Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は、75Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は60:1程度であることを確認することができる。
塩基性物質としてTEAHを含むスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は、3950Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は、62Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は64:1程度であることを確認することができる。
塩基性物質としてTPAHを含むスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は、2950Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は、40Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は74:1程度であることを確認することができる。
塩基性物質としてTBAHを含むスラリー組成物を用いた場合、前記酸化シリコン層の研磨速度は、2550Å/min程度であり、前記窒化シリコン層の研磨速度は、31Å/min程度であった。従って、前記酸化シリコン層:窒化シリコン層の研磨選択度は82:1程度であることを確認することができる。
従って、前記塩基性物質として水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化アンモニウム、TMAH、TEAH、TPAH、TBAH等が適切に用いられることができることを確認することができる。特に、前記水酸化アンモニウム、TMAH、TEAH、TPAH、TBAHであることが好ましいことを確認することができる。
図11は、本発明の添加剤組成物と塩基性物質を含むスラリー組成物を用いて研磨を行う場合に発生するスクラッチ個数を示すグラフである。100タイプのスラリー組成物と、110タイプのスラリー組成物及び120タイプのスラリー組成物が、前記研磨のために用いられることができる。
ここで、前記100タイプの参考スラリー組成物は、添加剤組成物として3000重量平均分子量を有するポリアクリル酸−コ−マレイン酸アンモニウム塩を含む。前記110タイプの参考スラリー組成物は、添加剤組成物として3000重量平均分子量を有するポリアクリル酸−コ−マレイン酸アンモニウム塩及び250000重量平均分子量を有するポリアクリル酸アンモニウム塩を含む。前記120タイプのスラリー組成物は、添加剤組成物として3000重量平均分子量を有するポリアクリル酸−コ−マレイン酸テトラメチルアンモニウム塩及び250000重量平均分子量を有するポリアクリル酸テトラメチルアンモニウム塩を含む。
図11における前記結果は、それぞれのスラリー組成物タイプに対して、基板2枚を研磨した後に確認された。
前記確認結果、前記100タイプのスラリー組成物を用いて基板を研磨した場合、前記スクラッチ個数は91個又は109個が発見された。前記110タイプのスラリー組成物を用いて基板を研磨した場合、前記スクラッチ個数は、78個又は88個が発見された。そして、前記120タイプのスラリー組成物を用いて基板を研磨した場合、前記スクラッチ個数は49個又は59個が発見された。
これにより、前記120タイプのスラリー組成物を用いて基板を研磨した時、前記スクラッチが最少に発生することが分かる。
従って、前記スラリー組成物は、前記塩基性物質として前記水酸化テトラメチルアンモニウムを含むことが好ましい。そして、研磨速度の観点においても、前記スラリー組成物は、前記塩基性物質として塩基性アミンを含むことが更に好ましい。
(添加剤組成物の種類による窒化シリコン層の腐食程度)
図12は、本発明の添加剤組成物の種類による窒化シリコン層の腐食程度を示すグラフである。2000程度の重量平均分子量を有するポリアクリル酸を添加剤組成物として用いることを除いては、前記参考例6と同一の成分を有するスラリー組成物(以下、「第1組成物」という)が用いられ、前記参考例6と同一のスラリー組成物(以下、「第2組成物」という)がSTI構造物を形成する時、窒化シリコン層の腐食程度を測定するために使用された。考案された結果は、第1及び第2組成物を用いてSTI構造物を形成する時、窒化シリコン層の腐食程度を示す。
ここで、前記窒化シリコン層が占める面積は、前記STI構造物全体面積の20%程度である。前記線幅は、前記STI構造物において、トレンチ入口と隣接するトレンチ入口との間の長さを意味する。前記窒化シリコン層の積層厚さは、1000Å程度である。
まず、前記第1組成物と第2組成物を用いて、120秒間研磨(◇、◆)を実施した。前記グラフを参照すると、前記線幅が4.8μm程度である場合には、前記第1組成物と第2組成物に対して、類似な腐食結果を得た。しかし、前記線幅が16μmである場合には、前記第1組成物が前記第2組成物より良好な腐食結果を示し、前記線幅が64μm程度である場合には、前記第2組成物が前記第1組成物より良好な腐食結果を示した。
前記第1組成物と第2組成物を用いて、150秒間研磨(□、■)を実施した。前記グラフを参照すると、全ての線幅区間において、前記第2組成物が前記第1組成物より良好な腐食結果を示した。
前記第1組成物と第2組成物を用いて、180秒間研磨(△、▲)を実施した。前記グラフを参照すると、全ての線幅区間において、前記第2組成物が前記第1組成物より良好な腐食結果を示した。
従って、前記スラリー組成物に含まれる前記添加剤組成物は、第1重量平均分子量を有する第1重合体酸の塩及び前記第1重量平均分子量より大きい第2重量平均分子量を有する第2重合体酸の塩を含む場合、更に良好な研磨結果を得ることができる。
(添加剤組成物の種類による酸化シリコン層のディッシング程度)
図13は、本発明の添加剤組成物の種類による酸化シリコン層のディッシング程度を示すグラフである。図12で説明した結果を得るために用いられ、STI構造物を形成する時に用いられた第1組成物と第2組成物が更に利用された。前記線幅は、前記STI構造物において、トレンチ入口と隣接するトレンチ入口との間の長さを意味する。
まず、前記第1組成物と第2組成物を用いて、120秒間研磨(◇、◆)を実施した。前記グラフを参考すると、全ての線幅区間で、前記第1組成物と第2組成物が類似なディッシング結果を示した。
前記第1組成物と第2組成物を用いて、150秒間研磨(□、■)を実施した。前記グラフを参考すると、全ての線幅区間で、前記第2組成物が前記第1組成物より良好なディッシング結果を示した。
前記第1組成物と第2組成物を用いて、180秒間研磨(△、▲)を実施した。前記グラフを参考すると、全ての線幅区間で、前記第2組成物が前記第1組成物より良好なディッシング結果を示した。
従って、前記スラリー組成物に含まれる前記添加剤組成物は、第1重量平均分子量を有する第1重合体酸の塩及び前記第1重量平均分子量より大きい第2重量平均分子量を有する第2重合体酸の塩を含む場合に、より良好な研磨結果を得ることができる。
(添加剤組成物の含量比による研磨選択度と研磨速度特性)
図14は、本発明の添加剤組成物の含量比による酸化シリコン層の研磨選択度及び研磨速度を示すグラフである。研磨速度は「□」で表示し、研磨選択度は「◇」で表示する。
図15は、前記添加剤組成物の含量比により変化する窒化シリコン層の腐食深さを示すグラフである。
ここで、前記酸化シリコン層の研磨速度及び研磨選択度、そして窒化シリコン層の腐食深さは、STI構造物を形成する時に測定される。前記STI構造物の形成は、2000重量平均分子量を有するポリアクリル酸(以下、「第1物質」という)の含量変化を除いては、前記参考例6と同一の成分を有するスラリー組成物を用いた。450000重量平均分子量を有するポリアクリル酸(以下、「第2物質」という)が用いられた。前記含量比は、第1物質/第2物質の比率を意味する。又、窒化シリコン層が占める面積は、前記STI構造物の全体面積の20%程度である。
図14を参照すると、前記含量比が増加する場合、前記酸化シリコン層の研磨速度が増加し、前記研磨選択度が高くなる。しかし、図15を参照すると、前記含量比が増加する場合、前記窒化シリコン層の腐食が深くなる。
従って、前記第1物質と第2物質の含量比は、100未満であることが好ましい。前記含量比が1程度である場合には、前記酸化シリコン層の研磨速度が2000Å/min程度である。前記研磨速度が2000Å/min以下である場合には、生産性が悪くなる。従って、前記添加剤組成物において、前記第1物質と第2物質の含量比は1を超過することが好ましい。
具体的に、前記添加剤組成物において、前記第1重合体酸の塩が50〜95重量%を占め、前記第2重合体酸の塩が5〜50重量%を占めることが好ましい。
(スラリー組成物による研磨欠点に対する特性)
図16は、本発明のスラリー組成物を用いて研磨を実施する場合に発生する欠点個数を示すグラフである。前記欠点は、全体欠点及び前記研磨により主に発生するμ−スクラッチ欠点を含む。そして、前記欠点は、前記研磨を実施した後、研磨加工物を1%に稀釈させたHFを用いて、100秒間洗浄させた後、KLA(製品名)を用いて測定した。又、第1タイプのスラリー組成物は2000程度の重量平均分子量を有するポリアクリル酸を添加剤組成物として用いることを除いては、前記参考例6と同一のスラリー組成物である。第2タイプのスラリー組成物は、前記参考例6と同一のスラリー組成物である。そして、第3タイプのスラリー組成物は、2000程度の重量平均分子量を有するポリアクリル酸−コ−マレイン酸と450000程度の重量平均分子量を有するポリアクリル酸を添加剤組成物として用いることを除いては、前記参考例6と同一のスラリー組成物である。
前記欠点測定結果、前記第2タイプの組成物及び第3タイプの組成物が前記第1タイプの組成物に対して良好であることを確認することができる。
従って、前記研磨による欠点を考慮する場合にも、前記添加剤組成物は第1重合体酸の塩及び第2重合体酸の塩からなることが好ましい。
(添加剤組成物の種類によるスラリー組成物の安定性特性)
図17は、本発明のスラリー組成物の安定性を説明するためのグラフである。変形高さ(arbitrary height)は、スラリー組成物を大気中に放置する場合に測定される。第10タイプのスラリー組成物(◇)は、2000程度の重量平均分子量を有するポリアクリル酸を添加剤組成物として用いることを除いては、前記参考例6と同一のスラリー組成物である。そして、第11タイプのスラリー組成物(□)は、前記参考例6と同一のスラリー組成物である。前記変形高さは、時間によって変化する前記スラリー組成物の高さを、前記スラリー組成物の最初高さで除する値を示す。従って、前記変形高さが低くなるほど、前記スラリー組成物内で研磨粒子が塊になる現象がより多く発生することを確認することができる。
前記第10タイプのスラリー組成物と第11タイプのスラリー組成物を大気中に放置する場合、第11タイプの変形高さが第10タイプの変形高さより高い。従って、前記第11タイプのスラリー組成物が第10タイプのスラリー組成物より良好な安定性を有する。即ち、前記第11タイプのスラリー組成物が前記第10タイプのスラリー組成物に対して塊(agglomeration)現象が少なく発生した。
従って、スラリー組成物の製造及び保管を考慮する時、前記第1重合体酸の塩及び第2重合体酸の塩からなる添加剤組成物を含むスラリー組成物が適合する。
このように、添加剤組成物としては第1重合体酸の塩及び第2重合体酸の塩を含む物質を用いることが好ましい。スラリー組成物としては、前記第1重合体酸の塩及び第2重合体酸の塩からなる添加剤組成物を含む物質を用いることが好ましい。そして、研磨を実施する時、前記スラリー組成物を用いることが好ましい。
(産業上の利用可能性)
本発明によると、前記研磨選択度がより高いスラリー組成物を用いた研磨が可能である。従って、0.13μm以下のデザインルール(design rule)を要求する最近の半導体装置等の微細パターンを要求する半導体装置の製造に積極的に用いることができる。このため、半導体装置の製造による信頼度及び生産性が向上される効果を期待することができる。
以上、本発明の実施例によって詳細に説明したが、本発明はこれに限定されず、本発明が属する技術分野において通常の知識を有するものであれば本発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正または変更できる。
従来の研磨方法でSTI構造物を製造する方法を説明するための断面図である。 従来の研磨方法でSTI構造物を製造する方法を説明するための断面図である。 従来の研磨方法でSTI構造物を製造する方法を説明するための断面図である。 従来の研磨方法でSTI構造物を製造する方法を説明するための断面図である。 従来の研磨方法でSTI構造物を製造する方法を説明するための断面図である。 従来の研磨方法でSTI構造物を製造する時に発生するディッシング現象を説明するための断面図である。 本発明の一実施例による研磨方法を説明するための工程図である。 図3の研磨方法を説明するための断面図である。 図3の研磨方法を説明するための断面図である。 本発明の添加剤組成物のpHによる酸化シリコン層のゼータ電位及び窒化シリコン層のゼータ電位を示すグラフである。 本発明のスラリー組成物のpH帯域による研磨選択度と研磨速度を示すグラフである。 本発明の添加剤組成物の種類によるスラリーの研磨選択度と研磨速度を示すグラフである。 本発明の塩基性物質の種類によるスラリーの研磨選択度と研磨速度を示すグラフである。 本発明の塩基性物質の種類によるスラリーの研磨選択度と研磨速度を示すグラフである。 本発明の添加剤組成物の種類によるスラリーの研磨選択度と研磨速度を示すグラフである。 本発明の添加剤組成物と塩基性物質を含むスラリー組成物を用いて研磨を行う場合に発生するスクラッチ個数を示すグラフである。 本発明の添加剤組成物の種類による窒化シリコン層の腐食程度を示すグラフである。 本発明の添加剤組成物の種類による酸化シリコン層のディッシング程度を示すグラフである。 本発明の添加剤組成物において、二成分の含量比による酸化シリコン層の研磨選択度と研磨速度を示すグラフである。 本発明の添加剤組成物において、二成分の含量比による窒化シリコン層の腐食程度を示すグラフである。 本発明のスラリー組成物を用いて研磨を実施する場合に発生する欠点個数を示すグラフである。 本発明のスラリー組成物の安定性を説明するためのグラフである。

Claims (9)

  1. ポリアクリル酸(poly(acrylic acid))、ポリアクリル酸−コ−マレイン酸(poly(acrylic acid−co−maleic acid))、及びメチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体(poly(methylvinyl ether−alt−maleic acid))(いずれもアルキレンオキシド付加物である水溶性高分子を除く)から選択され、第1重量平均分子量を有する少なくとも1つの第1重合体酸と塩基性アミン化合物の第1塩基性物質とからなる第1重合体酸の塩と、
    ポリアクリル酸(poly(acrylic acid))、ポリアクリル酸−コ−マレイン酸(poly(acrylic acid−co−maleic acid))、及びポリメチルビニルエーテル−アルト−マレイン酸(poly(methylvinyl ether−alt−maleic acid))(いずれもアルキレンオキシド付加物である水溶性高分子を除く)から選択され、第2重量平均分子量を有する少なくとも1つの第2重合体酸と塩基性アミン化合物の第2塩基性物質とからなる第2重合体酸の塩と、
    を含み、
    前記第1重量平均分子量は、1000〜10000であり、前記第2重量平均分子量は、100000〜1000000であり、前記第1重合体酸の塩(a)と前記第2重合体酸の塩(b)の含量比(a/b)は1を超過して100未満である添加剤組成物と、
    研磨粒子組成物と、
    水と、
    を含み、
    5.0乃至8.0のpHを有することを特徴とするスラリー組成物。
  2. 前記スラリー組成物は、前記研磨粒子組成物の含量が0.3〜20重量%であり、前記第1重合体酸の塩及び前記第2重合体酸の塩の含量が0.3〜20重量%であり、前記水の含量が60〜99.4重量%であることを特徴とする請求項1記載のスラリー組成物。
  3. 前記研磨粒子組成物は、水に混合される研磨粒子を含み、
    前記研磨粒子は、シリカ、酸化セリウム、酸化ジルコニウム及びアルミナからなる群から選択される少なくともいずれか一つであることを特徴とする請求項1記載のスラリー組成物。
  4. 前記第2重量平均分子量は、前記第1重量平均分子量より10〜1000倍大きいことを特徴とする請求項1記載のスラリー組成物。
  5. ポリアクリル酸(poly(acrylic acid))、ポリアクリル酸−コ−マレイン酸(poly(acrylic acid-co-maleic acid))、及びメチルビニルエーテルとマレイン酸の交互共重合体(poly(methylvinyl ether-alt-maleic acid))(いずれもアルキレンオキシド付加物である水溶性高分子を除く)から選択され、第1重量平均分子量を有する少なくとも1つの第1重合体酸と塩基性アミン化合物の第1塩基性物質とからなる第1重合体酸の塩と、
    ポリアクリル酸(poly(acrylic acid))、ポリアクリル酸−コ−マレイン酸(poly(acrylic acid-co-maleic acid))、及びポリメチルビニルエーテル−アルト−マレイン酸(poly(methylvinyl ether-alt-maleic acid))(いずれもアルキレンオキシド付加物である水溶性高分子を除く)から選択され、第2重量平均分子量を有する少なくとも1つの第2重合体酸と塩基性アミン化合物の第2塩基性物質とからなる第2重合体酸の塩と、
    を含み、
    前記第1重量平均分子量は、1000〜10000であり、前記第2重量平均分子量は、100000〜1000000であり、前記第1重合体酸の塩(a)と前記第2重合体酸の塩(b)の含量比(a/b)は1を超過して100未満である添加剤組成物と、
    研磨粒子組成物と、
    水と、
    を含み、
    5.0乃至8.0のpHを有することを特徴とするスラリー組成物
    を準備する段階と、
    前記スラリー組成物を研磨パッド表面上に提供する段階と、
    前記研磨パッド表面と加工物表面を接触させて前記加工物表面を研磨する段階と、
    を含むことを特徴とする研磨方法。
  6. 前記加工物は、互いに異なる物質からなる第1物質層及び第2物質層を含む基板であることを特徴とする請求項5記載の研磨方法。
  7. 前記第1物質層は窒化シリコン層であり、前記第2物質層は酸化シリコン層であることを特徴とする請求項6記載の研磨方法。
  8. 前記加工物は、第1物質層及び前記第1物質層上に積層されている第2物質層を有する基板であることを特徴とする請求項5記載の研磨方法。
  9. 前記第1物質層は窒化シリコン層であり、前記第2物質層は酸化シリコン層であることを特徴とする請求項8記載の研磨方法。
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