JP2009298180A - 自動車荷室のボード昇降装置 - Google Patents

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哲哉 亀島
Yuki Watabe
裕貴 渡部
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正実 坂田
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Abstract

【課題】本発明は、ボード部材の係合位置を上下位置で変更できるように構成した自動車荷室のボード昇降装置において、ボード部材の前部を折り曲げることなく、ボード部材の前方に補助ボード部材をできるだけ設けずに、ボード部材の上側位置の開口を広く確保して、荷室空間を有効に使用できる自動車荷室のボード昇降装置を提供することを目的とする。
【解決手段】トランクボード5の軸部材12より前方には、前方側に延びる略横長長方形形状の延設部50を設けている(ハッチング領域)。この延設部50は、軸部材12から前部中央補助ボード8の間を塞ぐべく、前方側(リヤシート2側)へ延びるように設定している。このように、延設部50を設けることにより、軸部材12より前方側に延びるボード部材をトランクボード5側に設けることができる。
【選択図】図2

Description

この発明は、自動車荷室のボード昇降装置に関し、特に、ボード部材の係合位置(支持位置)を、上下位置で自由に変更できるように構成した自動車荷室のボード昇降装置に関する。
従来より、車両の荷室内の最大容量を増加させつつも、荷物の出し入れのしやすさも達成するために、荷室フロアの位置を、昇降式のボード部材を用いることで、上下方向で自由に変更できるボード昇降装置が知られている。
例えば、下記特許文献1においては、ボード部材の前側の側部に車幅外方側に延びるスライダピン(突出部)を設け、このスライダピンを荷室側面に設けたスライド係合溝に嵌め込んで、斜め上下方向にスライド移動させることで、ボード部材の係合位置(支持位置)を上下方向で自由に変更できるボード昇降装置が記載されている。
また、下記特許文献2においては、ボード部材を前側フロア部と後側フロア部とで構成して、後側フロア部を下側位置に移動させた場合には、前側フロア部が同時に下側に折れ曲るように構成したボード昇降装置が記載されている。
特開2005−219702号公報 特開2007−91100号公報
ところで、こうしたボード昇降装置においては、ボード部材を下側位置に降ろした状態で、ボード部材の上側位置の開口をできるだけ広く確保して、荷室空間を有効に使用したいという要求がある。このため、ボード部材の前方には、余計な補助ボードが存在しないようにすることが求められる。
しかし、特許文献1のように、ボード部材をスライド係合溝に沿ってスライド移動させるものでは、ボード部材の操作性を考慮して、スライド係合溝を前下がりに傾斜させる必要があり、また、前方に後部シートのシートブラケット等があることから、スライド係合溝を十分に前側にレイアウトできない。よって、ボード部材と後部シートとの間には隙間が生じて、この隙間を塞ぐ補助ボードを設けなければならないという問題がある。
一方、特許文献2のように、前側フロア部を下側に折れ曲るように構成した場合には、前部フロア部自体が、ボード部材の前方の隙間を塞ぐ補助ボードとして機能し、別途補助ボード部材を設ける必要がないため、ボード部材の上側位置の開口を広く確保することができる。
しかしながら、ボード部材の前部を折れ曲るように構成すると、リンク機構やスプリング機構等の構成要素が、別途、必要となり、部品点数の増加や構成要素の複雑化が進むという問題が生じる。
また、ボード部材の前部が下方に折れ曲ると、ボード部材を下側位置に降ろした状態で、ボード部材の前部が縦壁のように荷室前方に位置するため、後部シートの下方空間を、有効に利用することができないという問題も生じる。
そこで、本発明は、ボード部材の係合位置を上下位置で変更できるように構成した自動車荷室のボード昇降装置において、ボード部材の前部を折り曲げることなく、ボード部材の前方に補助ボード部材をできるだけ設けずに、ボード部材の上側位置の開口を広く確保して、荷室空間を有効に使用できる自動車荷室のボード昇降装置を提供することを目的とする。
この発明の自動車荷室のボード昇降装置は、自動車の後部に開口を有する荷室内に水平方向に延びるボード部材を設け、該ボード部材を荷室の上側位置と下側位置との間で昇降可能に支持する昇降機構を該ボード部材の前部左右両側位置に設けた自動車荷室のボード昇降装置であって、前記ボード部材には、下側位置にあるときに、前記昇降機構よりも前方側に延長する延設部を設け、前記荷室の下側空間の前方には、前記昇降機構よりも前方側に延びる延長空間を備えたものである。
上記構成によれば、前方側に延長した延設部をボード部材に設け、この延設部を昇降できる延長空間を、荷室の下側空間の前方に備えることで、延設部を設けたボード部材を、下側位置に自由に降ろすことができる。
このため、ボード部材の上側位置の開口を、延設部の分だけ前方に広く確保することができ、また、延設部をボード部材と一体ものとして下側位置に降ろすことができる。
この発明の一実施態様においては、前記荷室の前方には、シートが設置されており、前記延長空間が、該シートの下方位置であって、該シートの一部と前後方向で重複するように設定されているものである。
上記構成によれば、シートの下方空間を利用して、ボード部材の延設部を降ろすことができる。
よって、前方のシート位置近傍まで、ボード部材の上側位置の開口を拡大することができ、より有効に荷室空間を使用することができる。
この発明の一実施態様においては、前記延長空間内に、前記シートの構成部材が配置され、前記ボード部材の延設部に、該構成部材を避ける回避部を設定したものである。
上記構成によれば、シートの構成部材であるシートブラケットやシートベルトアンカー等が、シート下方の延長空間内に配置されたとしても、ボード部材の延設部に回避部を設定しているため、ボード部材を下側位置に降ろした場合に、回避部がシートの構成部材を避けることになる。
よって、ボード部材を下側位置に降ろした際に、延設部がシートの構成部材と干渉しないため、延設部を前方への長さを十分に確保してボード部材に設けることができる。
この発明の一実施態様においては、前記昇降機構を、前記ボード部材の前部左右両側に突出するように設けたスライダ部材と、該スライダ部材を、前記荷室の側壁で上側位置と下側位置の間で案内するように略上下方向に延びるように設けたガイド溝とによって構成したものである。
上記構成によれば、昇降機構を、スライダ部材とガイド溝といった単純な構成要素で構成したことにより、昇降機構の構造の簡略化や部品点数の削減を図ることができる。
また、荷室側面の形状等によって設定位置が制限されるガイド溝であったとしても、延設部によって、ボード部材の前端を前方に延ばすことができるため、単純な昇降機構を用いながらも、ボード部材の上側位置の開口を拡大することができる。
この発明の一実施態様においては、前記ガイド溝には、前記ボード部材が下側定位置の際に前記スライダ部材を保持する下側保持部と、前記ボード部材を前記延設部の前端を回動支点として回動させた際に、前記スライダ部材が前記下側保持部から上方に上昇可能な上昇許容空間とを備えるものである。
上記構成によれば、ガイド溝が下側保持部と上昇許容空間とを備えることで、ボード部材を下側定位置から上昇させる場合等において、一旦、ボード部材を延設部の前端を回動支点として回動させてから、上昇等させることになる。
このため、ボード部材の前端が延設部で前方に長くなったとしても、延設部を引き摺ることなく、ボード部材の後端を上側に引き上げることができる。
よって、延設部を設けたボード部材の上昇作業を、スムーズ且つ容易に行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、前記ガイド溝には、前記上昇許容空間の後方に前記スライダ部材を後方側上方に案内する上昇ガイド部を設け、該上昇ガイド部の下端を、前記下側保持部から上方に離間した位置に設定したものである。
上記構成によれば、ガイド溝には、スライダ部材を後方側上方に案内する上昇ガイド部を設けて、この上昇ガイド部を下側保持部から離間した上方位置に設定することになる。
このため、上昇ガイド部が下側保持部よりも上方に離れた位置から始まるので、ガイド溝の前後長さを比較的コンパクトにすることができる。また、前後長さが短くても上昇ガイド部の傾斜角を緩やかにすることもできる。
よって、ガイド溝の前後長さをコンパクトにして、昇降機構の占有スペースをコンパクトにしつつも、ボード部材の引き上げ操作力を軽減することができる。
この発明の一実施態様においては、前記ガイド溝には、前記ボード部材が上側定位置の際に前記スライダ部材を保持する上側保持部と、該上側保持部と前記上昇ガイド部との間から前記下側保持部に向かって略上下方向に延びる降下ガイド部とを備え、該降下ガイド部の上部には、前記スライダ部材の上昇ガイド部からの進入を阻止し、上側保持部からの進入を許容する弁部材を設けたものである。
上記構成によれば、上側保持部と上昇ガイド部との間から下側保持部に向かって延びる降下ガイド部を設けて、この降下ガイド部の上部に、弁部材を設けているため、スライダ部材が上昇ガイド部から上側保持部に移行する場合には、スライダ部材が降下ガイド部に進入することがなく、スライダ部材が上側保持部から移行する場合には、降下ガイド部に進入することになる。
このため、ボード部材を上側位置へ上昇させる際には、緩やかに傾斜した上昇ガイド部を利用して、上側保持部にスライダ部材を移動させることができ、ボード部材を下側位置へ降ろす際には、略上下方向に延びる降下ガイド部を利用して、下側保持部にスライダ部材を移動させることができる。
よって、ボード部材の上昇作業は、操作力を軽減して行うことができつつも、ボード部材の降下作業は、容易且つ迅速に行なうことができる。
この発明の一実施態様においては、前記ガイド溝の上部には、前記上側保持部を上方から覆う蓋部材を設けて、該蓋部材の上面が、荷室床面の一部を構成するように設定すると共に、該蓋部材の上面の直下で、該蓋部材を前記ガイド溝の底面に当接するように設定して、該蓋部材を、上方に回動させてガイド溝を開放するように設定したものである。
上記構成によれば、上側保持部を覆う蓋部材を、上面が荷室床面の一部となるように設定すると共に、その直下でガイド溝の底面に当接するように設定したことで、蓋部材によって、ガイド溝を完全に封鎖することができ、この蓋部材に荷重をかけても、容易に変形しないようにできる。
よって、蓋部材を設けることで、スライダ部材をガイド溝から容易に取り外すことができつつも、荷室床面の見栄えを向上することができ、荷室床面の積載重量を高めることができる。
この発明の一実施態様においては、前記スライダ部材は、側面視で前記ボード部材と重複するように設置され、該スライダ部材の上下高さは、前記ボード部材の厚みと略一致するように設定されたものである。
上記構成によれば、スライダ部材を、厚みと略一致する上下高さ(太さ)に設定することで、スライダ部材の剛性を高めることができる。また、スライダ部材を、側面視でボード部材と重視するように設置することで、ボード部材を含んだ移動体の厚みを薄くできるため、ボード部材の昇降移動量を最大限確保することができる。
よって、延設部を設けることで、積載重量が増加するボード部材を確実に支持しつつ、ボード部材の上下位置の移動量を確保して、昇降式のボード部材の利便性を十分に確保できる。
この発明によれば、ボード部材の上側位置の開口を、延設部の分だけ前方に広く確保することができ、また、延設部をそのままの状態でボード部材を下側位置に降ろすことができる。
よって、ボード部材の係合位置を上下位置で変更できるように構成した自動車荷室のボード昇降装置において、ボード部材の前部を折り曲げることなく、ボード部材の前方に補助ボード部材をできるだけ設けずに、ボード部材の上側位置の開口を広く確保して、荷室空間を有効に使用できる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳述する。
図1は本発明の自動車荷室のボード昇降装置を採用した第一実施形態の荷室の後方斜視図である。図2は荷室の平面図であり、図3は図2のA−A線矢視断面図であり、図4は図2のB−B線矢視断面図である。
図1に示すように、自動車Vの後部には、後方にリヤゲート開口部1を備えた荷室Tを設けている。この荷室Tは、前部がリヤシート2のシートバック2aで区画されており、側部がリヤサイドパネル等の側壁3で区画されており、上部がルーフパネル4で区画されており、さらに、下部がトランクボード5で区画されており、これら構成要素によって、略矩形ボックス形状の収容空間を構成している。
この荷室Tは、図示しないが、リヤシート2のシートバック2aを前方に倒すことで荷室Tの前後方向長さを拡大して収容空間を増加することができたり、また、後述するように、トランクボード5を上下方向に昇降移動させることで、荷室Tの荷室床面TFの位置を、上下方向で自由に変更できるように構成している。
このように、荷室Tの前後方向長さや荷室床面TFの高さを自由に変更できるように構成することで、荷室Tを様々な用途に用いることが可能となり、荷室Tの利便性を高めることができる。
このうち、トランクボード5は、比較的剛性の高い樹脂製の略矩形形状の平板部材で構成しており、上方には、様々な重量物を載置することができるように構成している。そして、このトランクボード5は、後述するように、その位置を上側位置と下側位置との間で昇降自在となるように構成している。
図2に示すように、このトランクボード5の周囲には、様々なボード部材等を敷き詰めることで、上側の荷室床面TF1を水平方向に広がるように構成している。
トランクボード5の左右両側方位置には、略台形形状の後部補助ボード6,6をそれぞれ配置しており、その前方には、前後方向に延びるリヤサイドトリム7(図1参照)の下面部7aを配置している。
また、トランクボード5の前方側には、車幅方向に延びる略矩形形状の前部中央補助ボード8と、両端で前後方向に延びる幅広矩形形状の前部側方補助ボード9,9を配置しており、これらの補助ボード(8)で平面視略コ字状の前部補助ボード10を構成している。
なお、トランクボード5の後方で、車幅方向に略湾曲状に延びるのは、荷室開口下縁11である。
このように、トランクボード5の周囲に、補助ボード(8)等を敷き詰めることで、荷室床面TF1の全域を略面一の床面とすることができ、荷物の出し入れ作業を容易に行うことができる。
トランクボード5の前部には、車幅方向に延びる金属製の円柱状の軸部材12を貫通配置している。そして、この軸部材12のトランクボード5から露出した両端部12aを、後述する昇降機構のスライダピンとして構成している。
トランクボード5の軸部材12より前方には、前方側に延びる略横長長方形形状の延設部50を設けている(図2のハッチング領域)。この延設部50は、軸部材12から前部中央補助ボード8の間を塞ぐべく、前方側(リヤシート2側)へ延びるように設定している。
このように、延設部50を設けることにより、軸部材12より前方側に延びるボード部材をトランクボード5側に設けることになる。
また、この延設部50の車幅方向6:4比の中央位置には、後端を回転中心とした上下方向に揺動自在の略正方形の蓋部材51を設けている。また、この蓋部材51に対応するように、延設部50には、矩形形状の切欠部52を設けている。
そして、トランクボード5の後部中央には、トランクボード5の引き上げ操作等を行なう開口ハンドル部53を設けている。この開口ハンドル部53は、作業者が手を差込み把持することで、トランクボード5を昇降操作し易いようにしている。
また、前部中央補助ボード8の下方空間には、リヤシート2のシートバック2aが起伏可能なように、シートバック2aを回動自在に支持するシートブラケット13を設けている。
このシートブラケット13は、車両後方側に向かってテーパー状に細くなるように形成されており、そして、シートバック2aの車幅方向両端外方に設けているのが、シートサイドブラケット13aであり、シートバック2aの車幅方向6:4比の中央位置に設けているが、シートセンタブラケット13bである。これらのシートブラケット13a,13bは、それぞれ、車体下部のフロアパネル14(図3参照)に強固に締結固定されている。
また、図3に示すように、リヤシート2の後方位置には、フロアパネル14が下方に一段凹設したスペアタイヤパン15を形成している。このスペアタイヤパン15の内部には、図示しないスペアタイヤ等を収納するように構成している。
スペアタイヤパン15の上方には、樹脂製のサブトランクボード16を設置している。このサブトランクボード16は、前部をフロアパネル14に支持されて、後部を樹脂製のトランクエンドパネル17に支持されている。
このように、サブトランクボード16を設置して、凹設したスペアタイヤパン15を覆うことで、荷室Tの下部で、下側の荷室床面TF2を水平方向に広がるように構成している。
この下側の荷室床面TF2は、トランクボード5が上側定位置にある場合(実線で示す)には、荷室Tの下部空間をトランクボックスTBとして使用することができる。
トランクエンドパネル17は、前述したように、樹脂で成形しており、荷室開口下縁11を構成する吐出し部17aを最上部に形成して、その前方にトランクボード5後端を係合支持する上側載置部17bを形成し、さらにその前方にサブトランクボード5を支持する下側載置部17cを形成している。そして、上側載置部17bと下側載置部17cとの間には、前下がりに傾斜した傾斜面17eを形成している。
また、このトランクエンドパネル17は、車体側部材であるリヤエンドクロスメンバー18の上方に設置されており、図示しない固定具によってリヤエンドクロスメンバー18に固定されている。
トランクボード5の前方には、前述した前部中央補助ボード8を設けている。この前部中央補助ボード8は、図示するように、トランクボード5の延設部50と略面一になるように設定されており、リヤシート2のシートバック2aとの間の隙間を塞いでいる。
なお、前述したように、トランクボード5に延設部50を設けているため、前部中央補助ボード8の前後長さを、延設部50の分、短く構成することができる。
この前部中央補助ボード8の下方には、荷室の下部空間であるトランクボックスTBから前方側に延びる延長下部空間TCを構成している。この延長下部空間TCは、トランクボード5を昇降させる際に、延設部50が昇降できる空間として構成している。
また、トランクボード5の延設部50の蓋部材51は、閉鎖状態で、前部中央補助ボード8と略面一になるように設定している。一方、トランクボード5が下側定位置(破線に示した位置)にあるときは、シートセンタブラケット13bの後側に乗り上げて開放状態となるように設定している。
このように、蓋部材51が開放状態となることで、トランクボード5に延設部50を設けても、シートセンタブラケット13bに干渉しないため、トランクボード5をより前側に位置する下側定位置で支持することができる。
なお、19は車体後端に設けたリヤバンパーで、20は開閉自在となったリヤゲートである。
また、図4に示すように、フロアパネル14は、車幅方向両側部で車体前後方向に延びるリヤサイドフレーム21,21と接合しており、車体骨格部材に対して強固に固定している。そして、このフロアパネル14の中央には、前述したスペアタイヤパン15を凹設している。
荷室Tの両側端部には、上下方向に延びる樹脂製のリヤサイドトリム7,7を設けている。このリヤサイドトリム7,7は、車体パネルのホイールハウスインナの22を避けるように、車幅内方側に屈曲形成しており、その下部には、さらに車幅内方側に突出するボード支持壁7bを形成している。
このボード支持壁7bには、荷室Tの側面で上下方向に延びて、表面にスライダピン12aを係合支持するスライド係合溝30を形成している。このスライド係合溝30は、前述したスライダピン12aと共にトランクボード5の昇降機構Mを構成している。なお、この昇降機構Mの詳細構造については、後述する。
この図4から分かるように、トランクボード5が上側定位置で係合支持された場合(実線に示す)には、リヤサイドトリム7の下面部7aが、トランクボード5と略面一になるように設定している。
一方、トランクボード5が下側定位置で係合支持された場合(破線で示す)には、リヤサイドトリム7の下面部7aが、トランクボード5の上側位置の開口縁部となり、荷室Tの下部空間(TB)へのアクセス開口として機能するように構成している。
次に、図5〜図8を利用して、トランクボードの昇降機構である、スライダピンとスライド係合溝について説明する。図5はスライド係合溝等を形成したボード支持壁の前方斜視図であり、図6はスライダピンの係合位置を制御するガイド部材の斜視図であり、図7はスライダピンとスライド係合溝の係合関係を示した全体側面図であり、図8は図7のC−C線矢視断面図である。
まず、スライド係合溝30は、図5に示すように、リヤサイドトリム7のボード支持壁7bの表面に凹設されており、スライダピン12a(図4参照)が円滑にスライド移動できる幅と深さを有する凹状溝で構成している。
そして、このスライド係合溝30は、上部で前後方向に延びる水平溝部31と、水平溝部31の中央から前下がりに傾斜して延びる傾斜溝部32と、傾斜溝部32の前端からほぼ直下に延びる上下溝部33と、を備えている。
また、このスライド係合溝30の水平溝部31の中央には、スライダピン12aの係合位置を開閉動作によって制御するガイド部材40を設けている。
前述の水平溝部31の前端には、トランクボード5の上側定位置を係止して規定する上側支持部34を設けている。また、水平溝部31の後端には、トランクボード5の引き上げ後端位置を規定する上側反転部35を設けている。そして、上下溝部の下端には、トランクボード5の下側定位置を係止して規定する下側支持部36を設けている。
このように、スライド係合溝30に構成することで、スライダピン12aの係合位置やスライド位置を確実に規定して、トランクボード5の位置を、確実に規定するようにしている。
一方、水平溝部31の上方には、水平溝部31と平行に延びる上壁37を設けている。この上壁37の上面が、前述のリヤサイドトリム7の下面部7aであり、上側定位置のトランクボード5と略面一となるように形成している。
この上壁37には、前後位置に二箇所離間して、上方に窪んだ略三角形状の係止凹部38a,38bを形成している。この係止凹部38a,38bは、後述するガイド部材40の開閉ハネ部41,42が開閉動作する際に、ストッパーとして機能するように構成している。
また、傾斜溝部32は、前方下方側に大きく延びており、比較的緩やかな傾斜角(後述するようにα=約10度)で傾斜している。そして、この傾斜溝部32の上部には、ガイド部材40を挟んで前後位置に、スライダピン12aが通過する前側通路32aと後側通路32bを形成している(図7参照)。
さらに、上下溝部33は、略上下方向に延びており、下側支持部36から上方に延びる上昇許容空間39を設けている。この上昇許容空間39は、延設部50の前端を支点としてトランクボード5を上方に回動させる際に、スライダピン12aが円弧を描いて上昇できる空間を確保している。
そして、上下溝部33と傾斜溝部32が交差する部位の下側面には、円弧状に面取りされた降下面部39Aを設けている。この降下面部39Aは、後述するように、トランクボード5を下側定位置に降ろす場合に、スライダピン12aを下方に案内するように設定している。
また、傾斜溝部32の下端32cは、下側支持部36から上方に離間した位置に設定しており、後述するように、傾斜溝部32の全長を短くすると共に、傾斜溝部32の傾斜角度を緩やかにするようにしている。
前述のガイド部材40は、図5に示すように、後方側に位置する後ハネ部42と、前方側に位置する前ハネ部41と、回動軸となる軸支ボルト部材43と、後ハネ部42と前ハネ部41を所定姿勢に保持するスプリング部材44と、で構成している。
図6に示すように、後ハネ部42は、樹脂製の羽根状片で構成しており、円筒ボス部42aと略矩形の翼状部42bとを備えている。また、前ハネ部41も、樹脂製の羽根状片で構成しており、円筒ボス部42aと略矩形の翼状部42bとを備えている。
また、後ハネ部42の翼状部42bと前ハネ部41の翼状部41bは、後ハネ部42の翼状部42bの方を長く形成している。これは、後ハネ部42が通路開口の長い後側通路32a(図7参照)を閉鎖するためである。また、この結果、後ハネ部42の方が前ハネ部41よりも重くなっており、通常時には、後ハネ部42の方が水平状態となるようになっている。
スプリング部材44は、両端部が略L字状に延びる金属製のコイルスプリングで成形している。このスプリング部材44は、後ハネ部42と前ハネ部41とを、所定の姿勢状態に維持する付勢力を有している。
軸支ボルト部材43は、一般的なボルトで構成しており、後ハネ部42の円筒ボス部42a、前ハネ部41の円筒ボス部41a、それにスプリング部材44を、それぞれ貫通して、水平溝部31の穿設したネジ孔45(図5参照)に締結固定している。
このように、スライド係合溝30とガイド部材40を構成することで、スライド係合溝30を利用してスライダピン12aをスライド移動させることができ、トランクボード5を上下方向に昇降させることができる。
すなわち、図7に示すように、スライド係合溝30にスライダピン12aを係合させて、トランクボード5を係止することにより、トランクボード5の係止位置を規定することができるのである。
この図7に示した状態は、トランクボード5を下側定位置から上方へ回動した状態であるが、この図に示すように、トランクボード5を下側定位置に位置させた場合には、トランクボード5の延設部50が、スライド係合溝30よりも前方側に位置することになる。
このため、前述したように、前部中央補助ボード8の後端を前方に位置させることができ、広いアクセス開口と確保することができる。
また、トランクボード5の延設部50に、蓋部材51を設けているため、前方にシートセンタブラケット13bが設置されていても、延設部50との干渉を避けることができ、延設部50を前方側に位置させることができる。
また、このように延設部50を設けたとしても、スライド係合溝30の上下溝部33に上昇許容空間39を形成しているために、トランクボード5を引き上げ操作する際に、一旦、トランクボード5を前方側に回動させて、その後に、引き上げ操作を行うことができる。このため、延設部50の前端を引き摺ることなく、トランクボード5を容易に上方に引き上げることができる。
この上昇許容空間39は、図8に示すように、スライダピン12aの上方に設定されており、スライド係合溝30の上側壁(天井)39Bを、スライダピン12aよりも高い位置に設定している。このため、スライダピン12aを上方に上昇させることが容易になる。
なお、スライダピン12aの奥に見えるのは、上下溝部33の上部に形成された降下面部39Aである。
また、図7に示すように傾斜溝部32の下端32cが、上下溝部33の下端(下側支持部36)から上方に離間して設定されているため、傾斜溝部32の傾斜角αは、一点鎖線で示した傾斜ラインの傾斜角α´よりも緩やかになる。このため、トランクボード5の引き上げ操作力を軽減することができる。
一方、仮に、同じ傾斜角αで傾斜溝部32をボード支持壁7bの下端(下側支持部36)から形成した場合には、傾斜溝部32の前後方向長さが長くなり、昇降機構のための前後方向スペースが大きくなるが、本実施形態では、傾斜溝部32の下端32cが、上方に離間しているため、こうした問題も生じない。
次に、図9、図10でトランクボードの詳細構造について説明する。図9はトランクボードの平面図であり、図10の(a)は図9のD−D線矢視断面図で、(b)はE−E線矢視断面図である。
トランクボード5は、前述したように、略矩形形状の樹脂製の平板部材で構成しており、上方に重量物を設置しても容易に変形しない程度の剛性に設定している。
このトランクボード5は、図10に示すように、上下二枚の樹脂板5A,5Bを貼着することで構成しており、上側樹脂板5Aがトランクボード5の表皮材となり、下側樹脂板5Bがトランクボード5のベース材となるように設定している。
スライダピン12aとなる軸部材12は、図10(b)に示すように、下側樹脂板5Bに貫通配置されることで、強固にトランクボード5に固設している。
蓋部材51は、上側樹脂板5Aに形成しており、図10(a)に示すように、下側樹脂板5Bに設けた切欠部52の側縁52aによって、両側端が支持されるように構成している。
また、図10(b)に示すように、この蓋部材51の後端には、回転ヒンジとなる変形脆弱部51aを設けており、先端から上方向きの荷重が作用した場合には、変形脆弱部51aを中心として、蓋部材51が上方に開放するように設定している。なお、この変形脆弱部51aの代わりに、一般的な回転ヒンジを設定してもよい。
このように、蓋部材51を構成していることで、前述したように、トランクボード5を下側定位置に降ろした場合に、蓋部材51が上方に回転してシートセンタブラケット13bとの干渉を避けることができる。
なお、図11は、トランクボードを下側定位置に降ろした状態の自動車荷室の平面図である。この図に示すように、トランクボード5を下側定位置に降ろすと、延設部50は、前部中央補助ボード8の下側に潜り込んでしまい、上方側から見ることができない。これは、スライド係合溝30が前方に傾斜しており、トランクボード5の上側定位置より下側定位置の方が前方側に位置しているからである(図2参照)。
次に、図12〜図14によって、このトランクボード5の昇降作動について説明する。図12はトランクボードを上側定位置から下側定位置に降ろす場合の作動図、図13はトランクボードを下側定位置から上側定位置に上げる場合の前半の作動図、図14はトランクボードを下側定位置から上側定位置に上げる場合の後半の作動図である。
図12に示すように、トランクボード5を上側定位置から下側定位置に降ろす場合には、まず、(a)に示すようにトランクボード5の上側定位置から、(b)に示すように、トランクボード5の後端を上方に回転させる。この回転はスライダピン12aを回転中心として行う。
次に、(c)に示すように、トランクボード5を一旦後方に引っ張ってから、スライダピン12aを、スライド係合溝30のガイド部材40の前側通路32aを経由させて、傾斜溝部32にスライド移動させる。このとき、スライダピン12aは、傾斜溝部32の下面をスライドして円滑に下方に落ち込むことになる。
その後、(d)に示すように、さらにトランクボード5を前方に押込むと、スライダピン12aは、降下面部39Aを滑り落ちて、スライド係合溝30の上下溝部33の下端に嵌り込むことになる。そして、トランクボード5の後端を降ろし、トランクエンドパネル17の下側載置部17cに載置することで、トランクボード5が下側定位置に位置することになる。
こうして、トランクボード5は、上側定位置から下側定位置に、その位置を変更することになる。
図13、図14に示すように、トランクボード5を下側定位置から上側定位置に上げる場合には、まず、(a)に示すように、トランクボード5の後端を上方に回転させる。この回転は、延設部50の前端50aを回転中心として行う。このとき、スライダピン12aは上昇許容空間39を利用して円弧状の軌跡を描いて上昇する。
次に、(b)に示すように、トランクボード5を後方に引っ張る。これにより、スライダピン12aが、ガイド係合溝30の傾斜溝部32に移動するため、スライダピン12aを斜溝部32で案内することができる。
その後、(c)に示すように、トランクボード5をさらに後方に引っ張ると、スライダピン12aが、傾斜溝部32に沿って上方に案内される。このとき、傾斜溝部32の傾斜角αが前述のように緩やかであるため、トランクボード5の引上げ力を軽減できる。
また、こうして、トランクボード5を後方に引っ張ることで、スライダピン12aがガイド部材40の後ハネ部42を跳ね上げて水平溝部31に移動する。このとき、ガイド部材40は、自重で後ハネ部42が水平状態に位置しているだけであるため、スライダピン12aの移動を阻害することなく、跳ね上げ方向(図13で反時計回り)に回転する。
そして、(d)に示すように、さらにトランクボード5を後方に引っ張ると、スライダピン12aが、スライド係合溝30の水平溝部31の後端である上側反転部35に移動する。この移動によって、トランクボード5が最も後方に位置することになる。そして、ガイド部材40も元の状態に戻る。
その後、(e)に示すように、トランクボード5を前方に押込むと、スライダピン12aが、ガイド部材40の後ハネ部42上を通過し、前ハネ部41を前方(図14で反時計回り)に回転させて、水平溝部31を前方に移動する。このとき、前ハネ部41は、後ハネ部42の自重でその起立状態を維持しているだけであるため、スライダピン12aの移動を阻害することなく、前方に回転する。
最後に、(f)に示すように、トランクボード5を前方に押込み、スライダピン12aを、水平溝部31の前端である上側支持部34まで移動させた後に、トランクボード5の後端を下方に降ろし、トランクエンドパネル17の上側載置部17bに載置することで、トランクボード5が上側定位置に位置することになる。
こうして、トランクボード5は、下側定位置から上側定位置に、その位置を変更することになる。
次に、このように構成した本実施形態の作用効果について説明する。
この実施形態では、トランクボード5には、下側定位置にあるときに、スライド係合溝30よりも前方側に延長した延設部50を設け、荷室Tの下側空間(TB)の前方には、スライド係合溝30よりも前方側に延びる延長下部空間TCを備えている。
これにより、前方側に延長した延設部50をトランクボード5に設け、この延設部50が昇降できる延長下部空間TCを、荷室の下側空間(TB)の前方に備えることで、延設部50を設けたトランクボード5を、下側定位置に自由に降ろすことができる。
このため、トランクボード5の上側定位置の開口縁部OS(図3参照)を、延設部50の分だけ前方に広く確保することができ、また、延設部50をトランクボード5に一体に構成して下側定位置に降ろすことができる。
よって、トランクボード5の係合位置を上下位置で変更できるように構成した自動車荷室のボード昇降装置において、トランクボード5の前部を折り曲げることなく、トランクボード5の前方の前部中央補助ボード8をできるだけ小さく構成して、トランクボード5の上側定位置の開口縁部OSを広く確保して、荷室T空間を有効に使用できる。
また、この実施形態では、荷室Tの前方には、リヤシート2が設置されており、延長下部空間TCを、リヤシート2の下方位置で、シートバンク2aの一部と前後方向で重複するように設定している(図3参照)。
これにより、リヤシート2の下方空間を有効利用して、トランクボード5の延設部50を降ろすことができる。
よって、前方のリヤシート2の近傍まで、トランクボード5の上側定位置の開口縁部OSを拡大することができ、より有効に荷室T空間を使用することができる。
また、この実施形態では、延長下部空間TC内に、シートセンタブラケット13bを配置して、トランクボード5の延設部50に、シートセンタブラケット13bを避ける蓋部材51と切欠部52を設定している。
これにより、シートセンタブラケット13bを延長下部空間TC内に配置しても、トランクボード5を下側位置に降ろした場合に、蓋部材51と切欠部52がシートセンタブラケット13bを避けることになる。
よって、トランクボード5を下側定位置に降ろした際に、延設部50がシートセンタブラケット13bと干渉しないため、延設部50を前方への長さを十分に確保した上でトランクボード5に設けることができる。
また、この実施形態では、トランクボード5を昇降する昇降機構Mを、トランクボード5の前部左右両側に突出するスライダピン12aと、このスライダピン12aを、係合支持するスライド係合溝30とによって構成している。
これにより、昇降機構Mを、スライダピン12aとスライド係合溝30といった単純な構成要素で構成することで、昇降機構Mの簡略化や部品点数の削減を図ることができる。
また、荷室T側面の形状等によって設置位置が制限されるスライド係合溝30であったとしても、前方側に延びる延設部50を設けているため、単純な昇降機構Mを用いながらも、トランクボード5の上側定位置の開口縁部OSを、拡大することができる。
また、この実施形態では、スライド係合溝30には、トランクボード5が下側定位置の際にスライダピン12aを保持する下側支持部36と、スライダピン12aが下側支持部36から上方に上昇可能な上昇許容空間39とを備えるように形成している。
これにより、トランクボード5を下側定位置から上昇させる場合において、一旦、トランクボード5を、延設部50の前端を回転支点として回転させてから、上方へ上昇させることになる。
このため、トランクボード5の前端に延設部50を設けたとしても、延設部50の前端を引き摺ることなく、トランクボード5を上方に引き上げることができる。
よって、延設部50を設けたトランクボード5の上昇作業を、スムーズ且つ容易に行なうことができる。
また、この実施形態では、スライド係合溝30の上昇許容空間39の後方に、スライダピン12aを後方側上方に案内する傾斜溝部32を設け、この傾斜溝部32の下端32cを、下側支持部36から上方に離間した位置に設定している。
これにより、傾斜溝部32が下側支持部36よりも上方に離れた位置から始まるので、スライド係合溝30の前後長さを比較的コンパクトにすることができる。また、前後長さが短くても傾斜溝部32の傾斜角αを緩やかにすることもできる。
よって、スライド係合溝30の前後長さをコンパクトにして、昇降機構Mの占有スペースをコンパクトにしつつも、トランクボード5の引き上げ操作力を軽減することができる。
なお、この実施形態では、トランクボード5に設けたスライド部材をスライダピン12aで構成したが、例えば、スライダピン12aの代わりにローラ部材を設けてスライドローラで構成してもよい。また、昇降機構についても、スライダピン12aとスライド係合溝30で構成するものだけでなく、回動軸とリンクを用いてリンクを回動させることで、トランクボードを昇降させるものであってもよい。
次に、第二実施形態について、図15〜図18で説明する。図15は第二実施形態のボード昇降装置の概略側面図、図16はボード昇降装置の分解斜視図、図17はトランクボードを上側定位置から下側定位置に降ろす場合の作動図、図18はトランクボードを下側定位置から上側定位置に上げる場合の作動図である。
この第二実施形態のボード昇降装置は、トランクボード105に設けるスライダピン112aを、トランクボード105の厚みt1とほぼ一致する太い径d1の金属部材で構成して、トランクボード105の支持剛性を高めている。
また、スライダピン112aを案内するスライド係合溝130を、側面視で略二等辺三角形状の経路を有するように構成して、スライダピン112aの昇降経路が、上昇時と降下時とで異なるように設定して、トランクボード105の上昇作業時の操作力軽減と降下作業時の作業時間の短縮化を図るようにしている。
まず、大径のスライダピン112aは、トランクボード105の前部側面で側面視で重複するように設けている。これにより、トランクボード105を含めた移動体の厚みを厚くすることなく、トランクボード105の支持剛性を高めている。
これは、前述のようにトランクボード105に延設部50を設けたことで、一般的なトランクボードより積載量が増加するため、トランクボードの支持剛性を高めているのである。
また、スライド係合溝130は、前述したように、略二等辺三角形状の経路で形成した上昇溝部131及び降下溝部132と、その上端から後方に延びる水平溝部133とで形成している。上昇溝部131は、さらに下部に設定した円弧上昇溝131aと、上部に設定した傾斜上昇溝131bとから構成している。
このうち、傾斜上昇溝131bは、降下溝部132の傾斜角β′よりも緩やかな傾斜角βで形成しており、トランクボード105を引き上げ作業する際の操作力を軽減している。
そして、このスライド係合溝130は、水平溝部133の後端を上側支持部34として設定し、降下溝部132の下端を、下側支持部36として設定している。これにより、スライダピン112aを下側支持部36で支持した際には、トランクボード105を下側定位置(一点鎖線)に位置させることができ、スライダピン112aを上側支持部34で支持した際には、トランクボード105を下側定位置(実線)に位置させることができる。
また、このスライド係合溝130の水平溝部133と降下溝部132の間には、台形厚肉形状の蓋体140を設置している。
この蓋体140は、図16に示すように、樹脂製の台形厚肉形状の本体部材141と、この本体部材141の前端開口穴141aに車幅方向で貫通して固定される円筒形状のカラー部材142と、このカラー部材142を貫通して水平溝部133の前側位置に締結固定される回転軸ボルト143と、本体部材141の下面に貼着されるマグネットゴムシート144と、によって構成している。なお、水平溝部133の底面には、マグネットゴムシート144に対応するように鉄板145を貼着している。
この蓋体140を、スライド係合溝130の上部に組付けることで、図16に示すように、上方が開放している水平溝部133を、上方から塞ぐことができる。
また、蓋体140をスライド係合溝130に組付けると、図15に示すように、閉鎖状態で蓋体140の下面が水平溝部133の底面に当接する。このため、蓋体140上面の支持剛性が高まり、積載重量を高めることができる。
特に、スライダピン112aが上側定位置にあるときには、スライダピン112aも介して、蓋体140上面の支持剛性を高めることができるため、さらに、蓋体140の積載重量を高めることができる。
また、蓋体140を、回転軸ボルト143を回転中心として、開放状態にした場合には、蓋体140が、水平溝部133を全て開放するため、スライダピン112aの出し入れも容易になる。
なお、この蓋体140は、磁力によって閉鎖状態を維持するため、スライダピン112aがスライド係合溝130の上側支持部34に支持された状態で、スライダピン112aを保持する機能も有している。
この際、マグネットゴムシート144は、蓋体140を閉じる際や走行振動による衝撃を吸収し、打音を抑制して静粛性を高める機能も有している。
また、スライド係合溝130の上昇溝部131と降下溝部132の間には、斜め上方に延びる平板ハネ状の制御弁体150を設置している。
この制御弁体150は、図16に示すように、樹脂製の矩形平板形状の翼状部材151と、この翼状部材151に開閉動作の付勢力を与えるコイルスプリング152と、翼状部材の下端開口穴に車幅方向に貫通して固定される円筒形状のカラー部材153と、ドーナツ板形状のワッシャ154と、このコイルスプリング152とカラー部材153とワッシャ154とを貫通して上昇溝部131と降下溝部132の間に締結固定する回転軸ボルト155と、によって構成している。
この制御弁体150を、スライド係合溝130に組付けることで、図15に示すように、その先端150aが上昇溝部131の上壁131cに当接しているため、上昇溝部131と降下溝部132を、上側で分断することになる。
このため、後述するように、トランクボード105を上側定位置から下側定位置に降ろす際には、スライダピン112aが制御弁体150で案内されて、降下溝部132を通過することになる。一方、トランクボード105を下側定位置から上側定位置に上げる際には、上昇溝部131で案内されてきたスライダピン112aが、制御弁体150を前方から押圧することから、制御弁体150が開放して、スライダピン112aを、上昇溝部131から水平溝部133に案内することになる。
なお、図15に示すように、前部中央補助ボード8の下面には、前後方向に延びる梁部材101を設置している。このように、梁部材101を設けることで、前部中央補助ボード8の撓みを防いで、トランクボード105との略面一状態を維持するようにしている。
また、その他の構成要素については、第一実施形態と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
次に、図17で、トランクボード105を上側定位置から下側定位置へ降ろす作動について説明する。
まず、(a)に示すように、上側定位置にあるトランクボード105の後端を、スライダピン112aを回転中心として上方に回転させる。
そして、(b)に示すように、トランクボード105を前方に押込むと、スライダピン112aが、蓋体140を後方から押上げ、上方に開放させる。これにより、蓋体140の保持状態からスライダピン112aが外れて、水平溝部133内を、前方に移動する。
その後、(c)に示すように、トランクボード105を前側下方に落とし込むと、スライダピン112aが降下溝部132に案内されて下方に落ちることになる。このとき、トランクボード105の傾きを徐々に水平状態になるように、トランクボード105を落とし込むことで、円滑にトランクボード105を下側定位置に移動させることができる。
そして、スライダピン112aを下側支持部36に位置させて、トランクボード105の後端をトランクエンドパネル17の下側載置部17cに載置することにより、トランクボード105が下側定位置に位置することになる。
また、図18で、トランクボード105を下側定位置から上側定位置へ上げる作動について説明する。
まず、(a)に示すように、下側定位置にあるトランクボード105の後端を、延設部50の前端を回転中心として上方に回転させる。このとき、スライダピン112aは、円弧上昇溝131a内の上昇許容空間39に沿って円弧状の軌跡を描いて上昇する。
次に、(b)に示すように、トランクボード105を後方に引っ張ると、スライダピン112aが、傾斜上昇溝131bに案内されて上昇する。そして、スライダピン112aが制御弁体150を前方から押圧するため、制御弁体150が後方に倒れて、スライダピン112aがその上方をスライド移動していくことになる。
その後、(c)に示すように、さらにトランクボード105を後方に引っ張ると、スライダピン112aが、蓋体140を前方から押上げ、上方に開放させる。これにより、水平溝部133が開放するため、スライダピン112aを上側支持部34に移動させることができる。
そして、(d)に示すように、スライダピン112aを上側支持部34に位置させて、トランクボード105の後端をトランクエンドパネル17の上側載置部17bに載置することにより、トランクボード105が上側定位置に位置することになる。
このように、このトランクボード105は、昇降作動の際のスライダピン112aの経路が異なるように設定している。
次に、この実施形態の作用効果について説明する。
この実施形態では、スライド係合溝130には、降下溝部132と上昇溝部131とを備え、この降下溝部132と上昇溝部131との上部には、スライダピン112aの上昇溝部131から降下溝部132への進入を阻止し、上側支持部34から降下溝部132への進入を許容する制御弁体150を設けている。
これにより、トランクボード105を上側定位置へ上昇させる際には、緩やかに傾斜した上昇溝部131を利用して、上側支持部34にスライダピン112aを移動させることができ、トランクボード105を下側定位置へ降ろす際には、略上下方向に延びる降下溝部132を利用して、下側支持部36にスライダピン112aを移動させることができる。
よって、トランクボード105の上昇作業は、操作力を軽減して行うことができつつも、トランクボード105の降下作業は、容易且つ迅速に行なうことができる。
また、この実施形態では、スライド係合溝130の上方に、水平溝部133を上方から覆う開閉可能な蓋体140を設けて、この蓋体140の上面が荷室床面の一部を構成するように設定すると共に、蓋体140の上面の直下で、蓋体140がスライド係合溝130の下面に当接するように設定している。
これにより、蓋体140によって、スライド係合溝130を完全に封鎖することができ、また、蓋体140に上方から荷重をかけても、容易に変形しないようにできる。
よって、スライダピン112aをスライド係合溝130から容易に取り外すことができつつも、荷室床面TFの見栄えを向上することができ、また、荷室床面TFの積載重量も高めることができる。
また、この実施形態では、スライダピン112aは、側面視でトランクボード105と重複するように設置され、このスライダピン112aの直径d1を、トランクボード105の厚みt1と略一致するように設定している。
これにより、スライダピン112aを、トランクボード105の厚みt1と略一致する直径d1に設定することで、スライダピン112aの剛性を高めることができる。また、スライダピン112aを、側面視でトランクボード105と重視するように設置することで、トランクボード105を含んだ移動体の厚みを薄くできるため、トランクボード105の昇降移動量を最大限確保することができる。
よって、延設部50を設けることで、積載重量が増加するトランクボード105の支持剛性を高めることができ、トランクボード105の上下位置の移動量を確保して、昇降式のボード昇降装置の利便性を十分に確保できる。
次に、第三実施形態について、図19により説明する。この図19は、第三実施形態のボード昇降装置の作動状態も含めて示した概略側面図である。
この第三実施形態では、スライド係合溝230を、側面視「略て字」状の溝で構成して、トランクボード205をほとんど前後方向に移動させることなく、上下方向で、係合位置を変化させるようにしたものである。
具体的には、スライド係合溝230を、上下方向に円弧状に延びる上下溝部231と、その上端で水平方向に短く延びる水平溝部232とによって構成して、この水平溝部232の後端を上側支持部34として設定し、上下溝部231の下端を下側支持部36として設定することで、スライダピン112aの係合位置やスライド位置を規定するようにしている。
また、スライド係合溝230には、第二実施形態と同様の蓋体140を設けている。この蓋体140によって、上側支持部34でスライダピン112aを保持すると共に、水平溝部232の上方を覆うようにしている。
なお、その他の構成要素については、他の実施形態と同様なので、同一の符合を付して説明を省略する。
この実施形態でトランクボード205を昇降する場合には、トランクボード205を破線の水平状態(上側定位置又は下側定位置)から、実線の傾斜状態にトランクボード205の後端を上方に持ち上げて、前方又は後方にトランクボード205を移動させることで、昇降作業を行なう。
そして、スライダピン112aを、上下溝部231内の上昇許容空間38を利用して、上下方向にスライド移動させる場合には、延設部50の前端50aを回転中心として、トランクボード205を上下方向に回転させることで移動させることなる。
このように、この実施形態では、トランクボード205の昇降作業を、トランクボード205の延設部50の前端50aを回転中心として回転させることだけにより、行なう。
このため、トランクボード205の昇降作業を、きわめて容易に行うことができる。
また、上下溝部231と短い水平溝部232でスライド係合溝230を構成しているため、スライド係合溝230を前後方向にコンパクトに構成することができ、昇降機構Mの前後スペースを、さらにコンパクトにすることができる。
さらに、この実施形態では、トランクボード205の位置をほとんど前後方向に移動させなくてもよいため、荷室T空間をより効率的に使用することができる。
その他の作用効果については、他の実施形態と同様である。
以上、この発明の構成と前述の実施形態との対応において、
この発明のボード部材は、実施形態のトランクボード5,105,205に対応し、
以下、同様に、
延長空間は、延長下部空間TCに対応し、
シートは、リヤシート2に対応し、
シートの構成部材は、シートセンタブラケット13bに対応し、
回避部は、蓋部材51及び切欠部52に対応し、
スライダ部材は、スライダピン12a,112aに対応し、
ガイド溝は、スライド係合溝30,130,230に対応し、
上側保持部は、上側支持部34に対応し、
下側保持部は、下側支持部36に対応し、
上昇ガイド部は、傾斜溝部32、上昇溝部131に対応し、
降下ガイド部は、降下溝部132に対応し、
弁部材は、制御弁体150に対応し、
蓋部材は、蓋体140に対応するも、
この発明は、前述の実施形態に限定されるものではなく、あらゆる自動車荷室のボード昇降装置に適用する実施形態を含むものである。
本発明を採用した第一実施形態の荷室の後方斜視図。 自動車荷室の平面図。 図2のA−A線矢視断面図。 図2のB−B線矢視断面図。 スライド係合溝等を形成したボード支持壁の前方斜視図。 スライダピンの係合位置を制御するガイド部材の斜視図。 スライダピンとスライド係合溝の係合関係を示した全体側面図。 図7のC−C線矢視断面図。 トランクボードの平面図 (a)は図9のD−D線矢視断面図で、(b)はE−E線矢視断面図。 トランクボードを下側定位置に降ろした状態の自動車荷室の平面図。 トランクボードを上側定位置から下側定位置に降ろす場合の作動図。 トランクボードを下側定位置から上側定位置に上げる場合の前半の作動図。 トランクボードを下側定位置から上側定位置に上げる場合の後半の作動図。 第二実施形態のボード昇降装置の概略側面図。 ボード昇降装置の分解斜視図。 トランクボードを上側定位置から下側定位置に降ろす場合の作動図。 トランクボードを下側定位置から上側定位置に上げる場合の作動図。 第三実施形態のボード昇降装置の作動状態も含めて示した概略側面図。
符号の説明
2…リヤシート
5,105,205…トランクボード
12a,112a…スライダピン
13b…シートセンタブラケット
30,130,230…スライド係合溝
39…上昇許容空間
50…延設部
51…蓋部材
52…切欠部
140…蓋体
150…制御弁体
TC…延長下部空間

Claims (9)

  1. 自動車の後部に開口を有する荷室内に水平方向に延びるボード部材を設け、該ボード部材を荷室の上側位置と下側位置との間で昇降可能に支持する昇降機構を該ボード部材の前部左右両側位置に設けた自動車荷室のボード昇降装置であって、
    前記ボード部材には、下側位置にあるときに、前記昇降機構よりも前方側に延長する延設部を設け、
    前記荷室の下側空間の前方には、前記昇降機構よりも前方側に延びる延長空間を備えた
    自動車荷室のボード昇降装置。
  2. 前記荷室の前方には、シートが設置されており、
    前記延長空間が、該シートの下方位置であって、該シートの一部と前後方向で重複するように設定されている
    請求項1記載の自動車荷室のボード昇降装置。
  3. 前記延長空間内に、前記シートの構成部材が配置され、
    前記ボード部材の延設部に、該構成部材を避ける回避部を設定した
    請求項2記載の自動車荷室のボード昇降装置。
  4. 前記昇降機構を、前記ボード部材の前部左右両側に突出するように設けたスライダ部材と、
    該スライダ部材を、前記荷室の側壁で上側位置と下側位置の間で案内するように略上下方向に延びるように設けたガイド溝とによって構成した
    請求項1〜3いずれか記載の自動車荷室のボード昇降装置。
  5. 前記ガイド溝には、前記ボード部材が下側定位置の際に前記スライダ部材を保持する下側保持部と、
    前記ボード部材を前記延設部の前端を回動支点として回動させた際に、前記スライダ部材が前記下側保持部から上方に上昇可能な上昇許容空間とを備える
    請求項4記載の自動車荷室のボード昇降装置。
  6. 前記ガイド溝には、前記上昇許容空間の後方に前記スライダ部材を後方側上方に案内する上昇ガイド部を設け、
    該上昇ガイド部の下端を、前記下側保持部から上方に離間した位置に設定した
    請求項5記載の自動車荷室のボード昇降装置。
  7. 前記ガイド溝には、前記ボード部材が上側定位置の際に前記スライダ部材を保持する上側保持部と、
    該上側保持部と前記上昇ガイド部との間から前記下側保持部に向かって略上下方向に延びる降下ガイド部とを備え、
    該降下ガイド部の上部には、前記スライダ部材の上昇ガイド部からの進入を阻止し、上側保持部からの進入を許容する弁部材を設けた
    請求項6記載の自動車荷室のボード昇降装置。
  8. 前記ガイド溝の上部には、前記上側保持部を上方から覆う蓋部材を設けて、
    該蓋部材の上面が、荷室床面の一部を構成するように設定すると共に、
    該蓋部材の上面の直下で、該蓋部材を前記ガイド溝の底面に当接するように設定して、
    該蓋部材を、上方に回動させてガイド溝を開放するように設定した
    請求項4〜7いずれか記載の自動車荷室のボード昇降装置。
  9. 前記スライダ部材は、側面視で前記ボード部材と重複するように設置され、
    該スライダ部材の上下高さは、前記ボード部材の厚みと略一致するように設定された
    請求項8記載の自動車荷室のボード昇降装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2899070A1 (de) * 2014-01-28 2015-07-29 Volkswagen Aktiengesellschaft Vorrichtung zur Höhenverstellung eines Ladebodens in einem Fahrzeug

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